JP2021002464A - ニッケル水素二次電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の活性化を好適に行うことを可能にするニッケル水素二次電池の製造方法を提供する。【解決手段】ニッケル水素二次電池の製造方法は、ニッケル水素二次電池の電池ケースに極板群とアルカリ電解液とを収容した後、極板群の活物質を充放電により活性化させる活性化工程を含む。活性化工程は、充電開始前、又は充電途中で少なくとも1回の充電休止期間を有する活性化充電工程を有する。活性化充電工程の充電率の上限値は、過充電により発生するガスの圧力が前記電池ケースの排気弁を開弁させない充電率に設定されている。なくとも1回の充電休止期間は、期間の総長が活性化充電工程の充電率が高充電範囲になるときニッケル水素二次電池の温度が所定の温度以下になる期間に設定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ニッケル水素二次電池の製造方法に関する。
一般に、ポータブル機器や携帯機器などの電源として、また電気自動車やハイブリッド自動車用の電源として、エネルギー密度が高く信頼性に優れた二次電池であるニッケル水素二次電池が広く用いられている。ニッケル水素二次電池は、水酸化ニッケルを主成分とした正極と、水素吸蔵合金を主成分とした負極と、アルカリ電解液とから構成されている。
こうしたニッケル水素二次電池は、電池組立直後の水素吸蔵合金の活性が低く、初期出力が低下する傾向にある。そこで、水素吸蔵合金を活性化させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、ニッケル水素二次電池の正極中の水酸化ニッケルの活性化を含む正極活物質の活性化を行い、正極活性された二次電池に対する1乃至複数回の充放電サイクルの実行によって負極の活物質である水素吸蔵合金の活性化を行う。そしてこの水素吸蔵合金の活性化に際し、1乃至複数回の充放電サイクル中、少なくとも1サイクルは、当該二次電池の充電状態が過充電状態になるまで充電を行う。
特開2010−153261号公報
特許文献1に記載の技術では、1乃至複数回の充放電サイクルで流れる電流によって負極の活物質である水素吸蔵合金が活性化される。
ところで、ニッケル水素二次電池は、温度上昇に応じて電池性能が低下するため、適切に活性化されないおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池の活性化を好適に行うことを可能にするニッケル水素二次電池の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するニッケル水素二次電池の製造方法は、ニッケル水素二次電池の電池ケースに極板群とアルカリ電解液とを収容した後、前記極板群の活物質を充放電により活性化させる活性化工程を含み、前記活性化工程は、充電開始前、又は充電途中で少なくとも1回の充電休止期間を有する活性化充電工程を有しており、前記活性化充電工程の充電率の上限値は、過充電により発生するガスの圧力が前記電池ケースの排気弁を開弁させない充電率に設定され、少なくとも1回の前記充電休止期間は、期間の総長が前記活性化充電工程の充電率が高充電範囲になるとき前記ニッケル水素二次電池の温度が所定の温度以下になる期間に設定されている。
このような方法によれば、充電休止期間でニッケル水素二次電池の温度が低下するため、活性化充電工程で二次電池を上限値まで充電するときであっても、ニッケル水素二次電池の最高温度が低く抑えられる。ニッケル水素二次電池は電池温度が低い程、極板群の充電受け入れ性が良化するため、3価の「β−NiOOH」(オキシ水酸化ニッケル)よりも価数の高い、3.5価の「γ−NiOOH」が生成しやすくなる。3.5価の「γ−NiOOH」の割合が増加すると、充電量に対する極板群の端子間電圧が卑にシフトするため、端子間電圧が酸素発生電位へ到達するまでに要する充電量が大きくなる。これに伴って充電量の多さに対応する副反応である「O」の発生が抑制される。よって、充電量が多くなっても、充電に伴う主反応の促進が維持されるので電池容量が増加する。つまり、電池の活性化が好適に行われるようになる。
また、上限値の充電率までの充電は、水素吸蔵合金の表面により多くの割れを生じさせて、水素吸蔵合金表面を微粉化して反応面積を拡大させる。これにより、負極の活性化において更なる内部抵抗の低減が図られる。
好ましい方法として、前記活性化充電工程の充電率の上限値は、前記ニッケル水素二次電池の用途における適正な使用域の最大値よりも大きい。
このような方法によれば、ニッケル水素二次電池の充電率が使用域の最大値の充電率よりも大きい領域において、負極及び正極が活性化されて活物質の利用率が高められることにより、ニッケル水素二次電池の寿命を延ばすことができる。
例えば、充電率が低いと未使用のまま活性化されずに残る活物質の量が多くなるが、充電率が使用域の最大値よりも大きくされることで、活性化される活物質の量を多くすることができる。
好ましい方法として、前記活性化充電工程の充電率が前記適正な使用域の最大値よりも大きくなるとき、前記所定の温度が50℃以下である。
このような方法によれば、50℃を超えると充電効率が低下するニッケル水素二次電池について、充電で到達する最高温度を低く抑えて、充電効率の低下を抑制することができる。
好ましい方法として、前記所定の温度は、前記ニッケル水素二次電池が20℃のときの充電効率を基準としたとき、前記充電効率が98%以上に維持される温度である。
このような方法によれば、活性化充電工程における充電効率が98%以上に維持されるため、活性化される活物質の量を多くすることができる。
好ましい方法として、前記活性化工程は、前記ニッケル水素二次電池の充電率の下限値と上限値とを1往復する充放電サイクルを1回以上行うものであり、1回以上の前記充放電サイクルのうちの少なくとも1つの充放電サイクルの充電が前記活性化充電工程である。
このような方法によれば、充放電サイクルに活性化充電工程を含ませることができる。
好ましい方法として、前記充放電サイクルのうち、充電が前記活性化充電工程ではない前記充放電サイクルを第1充放電サイクルとするとともに、充電が前記活性化充電工程である前記充放電サイクルを第2充放電サイクルとするとき、前記第1充放電サイクルは、前記第1充放電サイクルの開始直前に終了した放電の後から、前記第1充放電サイクルの充電が完了するまでの間連続して充電が行われる。
このような方法によれば、充放電サイクルで、充電休止期間を有する第2充放電サイクルと、充電が連続して行われる第1充放電サイクルとを組み合わせることができる。
好ましい方法として、前記第2充放電サイクルの充電率の上限値が、前記第1充放電サイクルの充電率の上限値よりも高い。
このような方法によれば、第2充放電サイクルと第1充放電サイクルとの充放電範囲を目的に応じて相違させることができる。
本発明によれば、電池の活性化を好適に行うことを可能にすることができる。
ニッケル水素二次電池の製造方法で製造されるニッケル水素二次電池の一実施形態について部分断面構造を含む斜視図。 同実施形態における二次電池の製造方法の手順を示すフローチャート。 同実施形態における活性化工程の手順を示すフローチャート。 同実施形態における充電率の範囲を示す説明図。 同実施形態で各充放電サイクルと、第1充放電サイクルと第2充放電サイクルと対応関係を示す図。 同実施形態における電池の温度と充電効率との関係を示すグラフ。 活性化工程の休止時間と電池温度との関係を示すグラフ。 活性化工程の充電率の上限値と25℃DC−IR低減率との関係を示すグラフ。 活性化工程の充電率の上限値と容量向上率との関係を示すグラフ。
図1〜図9を参照して、ニッケル水素二次電池の製造方法で製造されるニッケル水素二次電池の一実施形態について説明する。
図1に示すように、ニッケル水素二次電池は、密閉型電池であり、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の電源として用いられる電池である。車両に搭載されるニッケル水素二次電池としては、所要の電力容量を得るべく、複数の単電池30を電気的に直列接続して構成された電池モジュール11からなる角形密閉式の二次電池が知られている。
電池モジュール11は、複数の単電池30を収容可能な角形ケース13と同角形ケース13の開口部16を封止する蓋体14とによって構成される直方体状の電池ケースとしての一体電槽10を有している。また、角形ケース13の表面には電池使用時の放熱性を高めるべく複数の凹凸(図示略)が形成されている。
一体電槽10を構成する角形ケース13及び蓋体14は、アルカリ性の電解液に対して耐性を有する樹脂材料であるポリプロピレン(PP)及びポリフェニレンエーテル(PPE)を含んで構成されている。そして一体電槽10の内部には、複数の単電池30を区画する隔壁18が形成されており、この隔壁18によって区画された部分が、単電池30毎の電槽15となる。一体電槽10は、例えば、6つの電槽15のそれぞれが単電池30を構成している。
こうして区画された電槽15内には、極板群20と、その両側に接合された正極の集電板24及び負極の集電板25とが水酸化カリウム(KOH)を主成分とする水系電解質であるアルカリ電解液とともに収容されている。
極板群20は、矩形状の正極板21及び負極板22がセパレータ23を介して積層して構成されている。このとき、正極板21、負極板22及びセパレータ23が積層された方向が積層方向である。極板群20の正極板21及び負極板22は、極板の面方向であって互いに反対側の側部に突出されることで構成される正極板21のリード部の側端縁に集電板24がスポット溶接等により接合され、負極板22のリード部の側端縁に集電板25がスポット溶接等により接合されている。
また、隔壁18の上部には各電槽15の接続に用いられる貫通孔32が形成されている。貫通孔32は、集電板24の上部に突設されている接続突部、及び集電板25の上部に突設されている接続突部の2つの接続突部同士が該貫通孔32を介してスポット溶接等により溶接接続されることで、各々隣接する電槽15の極板群20を電気的に直列接続させる。貫通孔32のうち、両端の電槽15の各々外側に位置する貫通孔32は、一体電槽10の端側壁上方で正極の接続端子29a又は負極の接続端子(図示略)が装着される。正極の接続端子29aは、集電板24の接続突部と溶接接続される。負極の接続端子は、集電板25の接続突部と溶接接続される。こうして直列接続された極板群20、すなわち複数の単電池30の総出力が正極の接続端子29a及び負極の接続端子から取り出される。
一方、蓋体14には、一体電槽10の内部圧力を開弁圧以下にする排気弁141と、極板群20の温度を検出するためのセンサを装着するセンサ装着穴142とが設けられている。排気弁141は、隔壁18の上部の図示しない連通孔で連通される一体電槽10の内部圧力の値が許容される閾値を超えた開弁圧以上になった場合には、開弁されることで一体電槽10内部に発生したガスを排出する。
(極板群の構成)
正極板21は、金属多孔体である発泡ニッケル基板と、発泡ニッケル基板に充填された水酸化ニッケル、オキシ水酸化ニッケル等のニッケル酸化物を主成分とする正極活物質、添加剤(導電剤等)を有する。導電剤は、金属化合物であり、ここではオキシ水酸化コバルト(CoOOH)等のコバルト化合物であってニッケル酸化物の表面を被覆している。導電性の高いオキシ水酸化コバルトは、正極内において導電性ネットワークを形成し、正極の利用率(「放電容量/理論容量」の百分率)を高める。
負極板22は、パンチングメタルなどからなる電極芯材と、電極芯材に塗布された水素吸蔵合金(MH)とを有する。水素吸蔵合金は、電極芯材に塗布されている。
セパレータ23は、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の不織布、もしくは必要に応じてこれにスルホン化などの親水処理を施したものである。
こうした正極板21及び負極板22及びセパレータ23が使用されて電池モジュール11が製造される。
(電池モジュール)
製造された電池モジュール11は、充電率がSOC(State Of Charge)[%]で示される。SOCは、電池モジュール11の満充電に対する割合として算出される。SOCは、電池モジュール11に実際に充電されている電気量の定格容量に対する割合である。SOCは、電池モジュール11に対する充放電履歴に基づいて算出可能である他、解放された端子間の端子間電圧(OCV等)やインピーダンス、起電圧の推定等の周知の方法でも算出することができる。
また、ニッケル水素二次電池の正極及び負極における充電反応は、活物質の反応が半反応式(1)、(3)のようになり、水の電気分解が半反応式(2)、(4)のようになる。放電時には、逆方向に反応が進行する。負極では、充電時には水素吸蔵合金が水素化し、放電時には水素吸蔵合金が脱水素化する。
・正極
Ni(OH)+OH→NiOOH+HO+e…(1)
OH→1/4O+1/2HO+e…(2)
・負極
M+HO+e→MH+OH…(3)
O+e→1/2H+OH…(4)
半反応式(2)、(4)を合わせると、反応式(5)に示すように、水の電気分解で酸素ガス(酸素分子:O)と水素ガス(水素分子:H)とが生じる反応となる。このとき、酸素ガスと水素ガスとの比率(H/O比率)であるガス比率は「2」となる。
2HO→2H+O…(5)
ところで、発明者らは、ニッケル水素二次電池は、電池温度が低い程、極板群の充電受け入れ性が良化するため、3.5価の「γ−NiOOH」が多く生成されるとともに、副反応である「O」の発生が抑制されて、電池容量が向上することを見出した。詳述すると、NiOOH(オキシ水酸化ニッケル)には、3価の「β−NiOOH」と、「β−NiOOH」よりも価数の高い、3.5価の「γ−NiOOH」とがある。電池モジュール11を電池温度が低いときに充電すると、電池温度が高いときと比較して3.5価の「γ−NiOOH」がより多く生成された。そして、3.5価の「γ−NiOOH」の多く生成されたニッケル水素二次電池は、充電量に対する極板群の端子間電圧が卑にシフトすることで端子間電圧が低下することから、端子間電圧が酸素発生電位へ到達するまでに要する充電量が大きくなる。これに伴って、酸素発生リスクが低下するため、より多くの充電が可能になることが見出された。また、3.5価の「γ−NiOOH」が多いことによる端子間電圧の酸素発生電位への到達に要する充電量の増加は、酸素発生電位における充電の副反応である「O」の発生を抑制するとともに、充電に伴う主反応の促進が充電量が多くなっても維持されるため電池容量が向上するということを見出した。
(電池モジュール11の製造方法)
図2及び図3を参照して、電池モジュール11の製造方法について説明する。
電池モジュール11の製造方法では、電池モジュール組立工程(図2のステップS10)と、活性化工程(図2のステップS11)と、不良品判定工程(図2のステップS12)と、組電池組立工程(図2のステップS13)とを備える。
まず、電池モジュール組立工程(図2のステップS10)では、極板群20と電解液とが収容された角形ケース13の開口部16が蓋体14で封止されることで電池モジュール11が組み立てられる。
詳しくは、極板群20は、正極板21及び負極板22及びセパレータ23が、正極板21のリード部と負極板22のリード部とを互いに反対側に突出する態様でセパレータ23を介して交互に積層されることで直方体状に構成される。
2つの集電板24,25の溶接された極板群20は、角形ケース13内の各電槽15に収容されて、隣接する極板群20の正極の集電板24と負極の集電板25とがそれらの上部に突設された接続突部同士で接続されることで、互いに隣接する極板群20が電気的に直列接続される。
各電槽15内には、アルカリ電解液が所定量注入された状態で、蓋体14で角形ケース13の開口部16が封止されることで、複数の単電池30からなる例えば定格容量「6.5Ah」の電池モジュール11が構成される(組み立てられる)。
次に、活性化工程(図2のステップS11)では、正極及び負極の活性化を行う。
その後、不良品判定工程(図2のステップS12)では、電池モジュール11の初期不良についての判定を行う。二次電池の不良品判定は、例えば、OCV検査、又は、カレントインタラプタ法に基づいて行われる。
そして、組電池組立工程(図2のステップS13)で、こうして製造された複数の電池モジュール11から図示しない組電池が組み立てられる。組電池は、使用先である車両等に設置される電池パックを構成する。組電池は、不良品ではない活性化済みの複数の電池モジュール11を電気的に直列又は並列に接続させるとともに、機械的に固定連結させることで構成される。
これにより、電池モジュール11の製造が終了する。
(活性化工程)
まず、図4を参照して、活性化工程の前提を説明する。
活性化工程では、電池モジュール11に1又は複数回の充放電サイクルが実行される。充放電サイクルは、充電率を下限値から上限値までの間で1往復させるように電池モジュール11を充放電する。充放電サイクルには、第1充放電サイクルC1と、第2充放電サイクルC2とが含まれる。第1充放電サイクルC1は、充電率の下限値C11をSOC「0%」とするとともに、充電率の第1上限値C12を上限値R42とする充放電サイクルである。第2充放電サイクルC2は、充電率の下限値C21をSOC「0%」とするとともに、充電率の上限値を第1上限値C12よりも高い第2上限値C22とする充放電サイクルである。また、第2充放電サイクルC2の充電が活性化充電工程を構成する。
電池モジュール11に対してSOCの範囲は、常用範囲R1と、高充電範囲としての第2充放電範囲R2、開弁範囲R3と、第1充放電範囲R4とに分けられる。そして、第1充放電サイクルC1は、第1充放電範囲R4の下限値R41と上限値R42との間での充放電を行う充放電サイクルである。第2充放電サイクルC2は、第1充放電範囲R4の下限値R41と第2充放電範囲R2の上限値R22との間で充放電を行う充放電サイクルである。
常用範囲R1は、電池モジュール11の使用用途における使用範囲である。常用範囲R1のSOCは、下限値R11と上限値R12とで規定される範囲に含まれる値である。ここで、電池モジュール11は、使用用途が車両に搭載される電力源であり、常用範囲R1の下限値R11となるSOCが「30%」の値に、上限値R12となるSOCが「80%」以下の値に設定される。
開弁範囲R3は、電池モジュール11の電池ケース内のガス圧が、排気弁141を開弁させるガス圧となる範囲である。開弁範囲R3のSOCは、下限値R31よりも大きい範囲に含まれる値である。ここで、車両に搭載される電池モジュール11は、開弁範囲R3の下限値R31となるSOCが「140%」よりも高い値である。
第2充放電範囲R2は、常用範囲R1と開弁範囲R3との間に区画される。第2充放電範囲R2は、常用範囲R1の上限値R12より大きく、かつ、開弁範囲R3の下限値R31以下となる範囲であり、その一部または全部が第2充放電サイクルC2に含まれる範囲である。第2充放電範囲R2中のSOCである第2上限値C22は、上限値R12と下限値R31とで規定される範囲に含まれる値である。第2充放電範囲R2の下限値R21となるSOCは、常用範囲R1の上限値R12(80%)の値に設定される(R21=R12)。また、第2充放電範囲R2の上限値R22となるSOCは、開弁範囲R3の下限値R31(140%)の値に設定される(R22=R31)。
第1充放電範囲R4は、SOC「0%」と第2充放電範囲R2との間に区画される。第1充放電範囲R4は、第1充放電サイクルC1や第2充放電サイクルC2に含まれる範囲である。第1充放電範囲R4は、下限値R41となるSOCが「0%」、上限値R42となるSOCが「80%」である。なお、本実施形態では、第1充放電範囲R4の上限値R42と、常用範囲R1の上限値R12とが同じ値であるが、この値は、相違した値であってもよい。
続いて、活性化工程(図2のステップS11)の詳細について説明する。
正極の活性化では、正極中の水酸化ニッケルの活性化を含む正極活物質を活性化する充放電を行う。これにより、発泡ニッケル基板の表面に、電気化学的に活性なコバルトによる導電性ネットワークを形成する。例えば、「0.05C〜0.2C(1C=電池の定格容量/1時間)」の範囲内の電流でSOCが「10%〜30%」になるまで電池モジュール11を充電する。
負極の活性化では、正極が活性化された電池モジュール11に負極活物質を活性化させる充放電を行うことで、負極中の水素吸蔵合金の反応面積を拡大させる。水素吸蔵合金表面は、負極の充放電によって、いわゆる割れ(クラック)が生じるようになり、次第に微粉化されるようになる。これにより、水素吸蔵合金の表面積は、電極材料としての反応面積を拡大させる。
また、活性化工程では正極活物質が使用される。つまり、正負極の活性化で流れる電流に使用される正極活物質によって電池内部の電流経路が決定されるため、より多くの正極活物質が使用されるように第2充放電範囲R2を含む範囲でより高い充電率まで充放電が行われることが好ましい。
充電率が低いと未使用のまま活性化されずに残る活物質の量が多くなるが、充電率が第2充放電範囲R2とされることで、活性化される活物質の量を多くすることができる。よって、負極及び正極が活性化されて活物質の利用率が高められることにより、ニッケル水素二次電池の寿命が延びるようになる。
図3に示すように、活性化工程は、第2充放電サイクルC2を実行するか否かの判定(図3のステップS20)と、第2充放電サイクル用充電率設定(図3のステップS21)と、充電休止処理(図3のステップS22)と、第1充放電サイクル用充電率設定(図3のステップS23)とが含まれる。また、活性化工程は、充電(図3のステップS24)と、放電(図3のステップS25)と、活性化工程を終了するか否かの判定(図3のステップS26)とを含む。
まず、第2充放電サイクルC2を実行するか否かが判定される(図3のステップS20)。この判定では、現在の充放電サイクルの回数が、第2充放電サイクルC2を実行すると規定された回数と一致することに基づいて、第2充放電サイクルC2を実行すると判定される。活性化工程では、この電池モジュール11に対して、充放電サイクルの回数が規定されているとともに、各充放電サイクルが第1充放電サイクルC1であるか、第2充放電サイクルC2であるかが規定されている。本実施形態では、1又は複数回の充放電サイクルのうちの少なくとも1つの充放電サイクルが第2充放電サイクルC2として規定されているとともに、その他の充放電サイクルが第1充放電サイクルC1として規定されている。
例えば、図5に示すように、電池モジュール11は、充放電サイクルの回数が10回に規定されている。このとき、1〜5回目及び7〜10回目は、第1充放電サイクルC1として規定され、6回目は、第2充放電サイクルC2として規定されている。
第2充放電サイクルC2を実行すると判定したとき(図3のステップS20でYES)、充放電サイクルの下限値に第2充放電サイクルC2の下限値C21が、上限値に第2充放電サイクルC2の第2上限値C22が設定される(図3のステップS21)。例えば、下限値C21は「0%」であり、第2上限値C22は第2充放電範囲R2に含まれる値のうち上限値R22である。
電池モジュール11は、第1上限値C12よりも大きい第2上限値C22まで充電されることで、第1上限値C12による充電に比べて、水素吸蔵合金の表面に割れが生じるようになり、水素吸蔵合金表面が微粉化されて反応面積が拡大する。よって、負極の活性化において更なる内部抵抗の低減が図られる。また、第2上限値C22までの充電することによって、正極活物質の使用率が高まり、電池内部により多くの電流経路が決定されるため、これによっても内部抵抗の低減が図られる。
そして、第2充放電サイクルC2の充電開始前に充放電が所定の期間休止される(図3のステップS22)。例えば、5回目の第1充放電サイクルC1が終了した後、6回目の第2充放電サイクルC2が開始されると、所定の条件で設定された充電を休止する休止期間(充電休止期間)だけ充放電を休止してから充電が開始される。ここでは、SOCが「0%」のとき、電池モジュール11の充放電が休止期間の間、休止されることになる。
休止期間は、電池モジュール11の温度を所定の温度(例えば50℃)以下にする期間である。このとき、所定の温度を、第2充放電サイクルC2で充電率が常用範囲R1の上限値R12よりも大きいときの温度としている。なお、所定の温度を、第2充放電サイクルC2で充電率が常用範囲R1の上限値R12以下のときの温度としてもよいが、充電率が第2充放電範囲R2にあるときに所定の温度以下とする必要があるので温度上昇を加味した値に設定するとよい。
例えば、1回目から5回目までの第1充放電サイクルC1で温度上昇した電池モジュール11が、この休止期間に自然冷却、又は強制冷却される。そして、6回目の第2充放電サイクルC2で電池モジュール11の電池温度が高温になることが抑制される。つまり、第1充放電サイクルC1よりも充電量と充電時間とが長く、温度上昇が継続する第2充放電サイクルC2で充電率が第2充放電範囲R2の領域において、電池温度が高温になるおそれが抑制される。また、電池温度が低く維持されることで、温度上昇による充電効率の低下が抑制され、電池モジュール11の第2充放電サイクルC2を低下の少ない充電効率の下で行うことができる。
一方、第2充放電サイクルC2を実行しないと判定されたとき(図3のステップS20でNO)、充放電サイクルの下限値に第1充放電サイクルC1の下限値C11が設定され、上限値に第1充放電サイクルC1の第1上限値C12が設定される(図3のステップS23)。例えば、下限値C11は「0%」であり、第1上限値C12は第1充放電範囲R4に含まれる値のうち上限値R42である。
電池モジュール11は、第1上限値C12まで充電されることで、水素吸蔵合金が活性化されて、負極の活性化の度合いが高まり内部抵抗が低減する。
充電処理(図3のステップS24)は、電池モジュール11を設定された充放電サイクルの上限値まで充電する。上限値は、第1充放電サイクルC1であれば第1上限値C12であり、第2充放電サイクルC2であれば第2上限値C22である。例えば、SOC「0%」から第1上限値C12までの充電電流量は「2C〜5C」であり、第1上限値C12から第2上限値C22までの充電電流は「0.2C〜2C」である。
放電処理(図3のステップS25)は、電池モジュール11を設定された充放電サイクルの下限値まで放電する。下限値は、第1充放電サイクルC1であれば下限値C11であり、第2充放電サイクルC2であれば下限値C21である。例えば、第2上限値C22から第1上限値C12までの放電電流量は「0.2C〜2C」であり、第1上限値C12からSOC「0%」までの放電電流量は「2C〜5C」である。
活性化の終了判定(図3のステップS26)では、充放電サイクルの実行回数と、定められた充放電サイクルの回数との比較に基づいて活性化工程を終了するか否かが判定される。なお、電池モジュール11の電圧や電流、温度等の測定結果等によるその他の終了条件が定められていてもよい。
充放電サイクルの実行回数が、定められた充放電サイクルの回数以上であると判定されると(図3のステップS26でYES)、活性化工程が終了される。
一方、充放電サイクルの実行回数が、定められた充放電サイクルの回数未満であると判定されると(図3のステップS26でNO)、処理がステップS20に戻り、ステップS20以降の活性化処理が実行される。
(活性化工程による作用)
図6〜図9を参照して活性化工程による作用を説明する。
図6のグラフL61に示すように、ニッケル水素二次電池の充電効率が、電池温度によって変化することを発明者らは見出した。具体的には、ニッケル水素二次電池は、高温環境では充電効率が低下することが見出された。つまり、ニッケル水素二次電池は、負極を活性化させる充放電サイクルに伴う温度上昇に応じて生じる充電効率の低下によって活性化度が低下することが発明者らによって見出された。
例えば、電池温度が50℃以下であれば、充電効率が98%以上に維持されているが、電池温度が50℃を超えると、充電効率が急低下する。よって、第1充放電サイクルC1及び第2充放電サイクルC2においては、電池温度を50℃以下に維持することで、充電電流に応じた活性化が期待される一方、電池温度が50℃を超えると、充電電流に応じた活性化が期待できなくなる。そこで、第2充放電サイクルC2において、電池温度が50℃以下に維持されることが望ましい。
図7を参照して休止期間の作用について説明する。
グラフB71は、休止期間が0分であったとき、第2充放電サイクルC2で充電率が下限値R21(過充電前)であるときの電池温度を示している。つまり、第2充放電サイクルC2の下限値R21、換言すると、第1充放電サイクルC1の上限値R12で休止期間が「0分」の電池温度は、51〜52℃である(グラフB71)。第1充放電サイクルC1であれば、充電効率が高い期間が十分に長い状態で第1充放電サイクルC1が終了する。また、グラフB72は、充電率が下限値R21(過充電前)にあって休止期間が10分であったとき、第2充放電サイクルC2中の電池温度が49〜48℃であることを示している。また、グラフB73は、充電率が下限値R21(過充電前)にあって休止期間が30分であったとき、第2充放電サイクルC2中の電池温度が43〜42℃であることを示している。
よって、連続した第1充放電サイクルC1に対して、各充放電サイクル終了直後の電池温度が50℃以下に収まるように充電電流を設定することができる。
一方、第2充放電サイクルC2は、第1上限値C12までは、第1充放電サイクルC1と同様の充電が行われ、第1上限値C12から第2上限値C22までは、第1充放電サイクルC1と同様の充電、又は、別に規定された充電が行われる。すると、第2充放電サイクルC2が実行されると、第1充放電範囲R4(第1上限値C12まで)の充電で電池温度が50℃近くまで上昇することが避けられず、それに引き続いて行われる、第2充放電範囲R2の充電で電池温度が50℃を大きく超えてしまうおそれがある。例えば、図6のグラフL61に示すように、電池温度が50℃を超えると充電効率が急激に低下するおそれがある。充電効率の低下は、正極及び負極の活性化度を低下させる。よって、電池温度を考慮しない充電の場合、第2充放電サイクルC2において、特に第2充放電範囲R2の充電率範囲での活性化が低く抑えられることになる。
そこで、本実施形態の活性化工程では、第2充放電サイクルC2の充電開始前、又は、充電中に、休止期間を設けて、電池モジュール11の電池温度を低下させることにした。第2充放電サイクルC2における温度上昇を考慮して電池温度を低下させれば、少なくとも高充電範囲になるとき電池温度を50℃以下にすることができる。よって、第2充放電サイクルC2において、第1充放電範囲R4の充電を第1充放電サイクルC1と同様に行い、続けて充電休止期間を挟んで、電池温度が50℃以下である状態を含むようにして第2充放電範囲R2の充電を行なうことができる。これにより、第2充放電サイクルC2が行われたときでも、第1充放電サイクルC1が行われたときと同様の実行結果と、充電効率が高く維持されて活性化度の高い第2充放電サイクルC2の実行結果とが得られる。
図8は、充放電サイクルの実行結果として、電池モジュール11の25℃DC−IR(直流内部抵抗)の低減率を示す。
グラフB81は、充放電サイクルの全てを第1充放電サイクルC1で実行した場合の電池モジュール11の内部抵抗値を示し、これを「100%」とする。これに対して、グラフB82は、充放電サイクルの6回目を休止期間のない第2充放電サイクルC2を実行し、その他は第1充放電サイクルC1を実行した場合、内部抵抗値が「99%」に低下する(良好になる)ことを示している。また、グラフB83は、充放電サイクルの6回目に休止期間のある第2充放電サイクルC2を実行し、その他は第1充放電サイクルC1を実行した場合、内部抵抗値が「98%」に低下する(良好になる)ことを示している。
つまり、充放電サイクルに第2充放電サイクルC2を含む活性化工程は、休止期間がない場合で内部抵抗値が「99%」程度に低下し、休止期間を設けることで、内部抵抗値が「98%」程度に低下する。すなわち、電池モジュール11の電池性能が向上し、電池寿命が延びる。
図9は、充放電サイクルの実行結果として、電池モジュール11の容量向上率を示す。
グラフB91は、充放電サイクルの全てを第1充放電サイクルとして実行した場合の電池モジュール11の容量向上率であり、これを「100%」とする。これに対して、グラフB92は、充放電サイクルの6回目を休止期間のない第2充放電サイクルC2を実行し、その他は第1充放電サイクルC1を実行した場合、容量向上率が「100.4%」程度に上昇する(良好になる)ことを示している。また、グラフB93は、充放電サイクルの6回目を休止期間のある第2充放電サイクルC2を実行し、その他は第1充放電サイクルC1を実行した場合、容量向上率が「100.8%」程度に上昇(良好になる)することを示している。
つまり、充放電サイクルに第2充放電サイクルC2を含む活性化工程は、休止期間がない場合で容量向上率が「0.4%」程度高められ、休止期間を設けることで、容量向上率「0.8%」程度高められる。すなわち、電池モジュール11の電池容量が増加する。
本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)充電休止期間で電池モジュール11の温度が低下するため、第2充放電サイクルC2の充電で第1上限値C12を超えて第2上限値C22まで電池モジュール11を充電するときであっても、電池モジュール11の最高温度が低く抑えられる。電池モジュール11は電池温度が低い程、極板群20の充電受け入れ性が良化するため、3価の「β−NiOOH」よりも価数の高い、3.5価の「γ−NiOOH」が生成しやすくなる。3.5価の「γ−NiOOH」の割合が増加すると、充電量に対する極板群20の端子間電圧が卑にシフトするため、端子間電圧が酸素発生電位へ到達するまでに要する充電量が大きくなる。これに伴って充電量の多さに対応する副反応である「O」の発生が抑制される。よって、充電量が多くなっても、充電に伴う主反応の促進が維持されるので電池容量が増加する。つまり、電池の活性化が好適に行われるようになる。
また、第1上限値C12までの充電に比べて第2上限値C22までの充電は、水素吸蔵合金の表面により多くの割れを生じさせて、水素吸蔵合金表面を微粉化して反応面積を拡大させる。これにより、負極の活性化において更なる内部抵抗の低減が図られる。
(2)電池モジュール11の充電率が使用域としての常用範囲R1の最大値である上限値R12の充電率よりも大きい領域において、負極及び正極が活性化されて活物質の利用率が高められることにより、電池モジュール11の寿命を延ばすことができる。
例えば、充電率が低いと未使用のまま活性化されずに残る活物質の量が多くなるが、充電率が使用域の最大値よりも大きくされることで、活性化される活物質の量を多くすることができる。
(3)電池温度が50℃を超えると充電効率が低下する電池モジュール11について、充電で到達する最高温度を低く抑えて、充電効率の低下を抑制することができる。
(4)活性化充電工程における充電効率が98%以上に維持されるため、活性化される活物質の量を多くすることができる。
(5)充放電サイクルが第1充放電サイクルC1と第2充放電サイクルとを含むことで、充放電サイクルに活性化充電工程を含ませることができる。
(6)充放電サイクルで、充電休止期間を有する第2充放電サイクルC2と、充電が連続して行われる第1充放電サイクルC1とを組み合わせることができる。
(7)第2充放電サイクルC2の第2上限値C22と第1充放電サイクルC1の第1上限値C12とが相違するので、第2充放電サイクルC2と第1充放電サイクルC1との充放電範囲を目的に応じて相違させることができる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、不良品判定がOCV検査、又は、カレントインタラプタ法で行われる場合について例示したが、これに限らず、二次電池の良品と不良品とを判定することができるのであれば、その他の判定方法で判定するようにしてもよい。このとき、二次電池が第2充放電範囲にある状態や、第2充放電範囲から充電率が低下される過程にある状態に基づいて、不良品を判定してもよい。
・上記実施形態では、第2充放電サイクルC2の第2上限値C22が第1充放電サイクルC1の第1上限値C12よりも大きい場合について例示した。しかしこれに限らず、高充電範囲において、第2上限値と第1上限値とが同じ、又は、第2上限値よりも第1上限値が大きくてもよい。たとえ、第2充放電サイクルの充電率と第1充放電サイクルの充電率とがそれぞれ高充電範囲にあったとしても、第2充放電サイクルのときの電池温度が第1充放電サイクルのときの電池温度よりも低いことから、第1充放電サイクルでは活性化されない部分が第2充放電サイクルにより活性化されるようになる。
・上記実施形態では、第1充放電サイクルC1は、第1充放電サイクルC1の開始直前に終了した放電の後から、第1充放電サイクルC1の充電が完了するまでの間連続して充電が行われる場合について例示した。しかしこれに限らず、第1充放電サイクルは、電池温度を大きく低下させない期間、充電が一時的に停止されてもよい。
・上記実施形態では、充放電サイクルの回数が10回である場合について例示したが、これに限らず、充放電サイクルの回数は1回以上であればよく、10回より多くてもよい。
・上記実施形態では、10回の充放電サイクルのうちの1回が第2充放電サイクルC2である場合について例示したが、これに限らず、第2充放電サイクルが2回以上であってもよい。また、第2充放電サイクルの回数は、全ての充放電サイクル中の10%未満であってもよいし、10%より多くもよい。
・上記実施形態では、第2充放電範囲R2の下限値R21のSOCが「80%」以上である場合について例示した。しかしこれに限らず、下限値R21のSOCが「100%」よりも高くてもよい。例えば、使用範囲の上限値がSOC「100%」である場合、第2充放電範囲の下限値をSOC「100%」よりも高い値、いわゆる過充電の範囲に設定してもよい。
・上記実施形態では、第2充放電範囲R2の下限値がSOC「80%」である場合について例示したが、これに限らず、二次電池の用途における適正な使用域の上限がSOC「80%」以外である場合、その用途における適正な使用域の上限値よりも大きくてもよい。例えば、SOC「80%」より大きくても、SOC「80%」未満であってもよい。用途における適正な使用域の上限がSOC「90%」であれば、第2充放電範囲の下限値をSOC「90%」に変更することができる。
・上記実施形態では、第2上限値C22が第2充放電範囲R2に含まれる値のうち上限値R22(140%)である場合について例示したが、これに限らず、第2上限値は、第2充放電範囲に含まれる値のうち下限値より高く、上限値より低い値であってもよい。
・上記実施形態では、第2充放電範囲R2の上限値がSOC「140%」である場合について例示したが、これに限らず、電池ケースの排気弁を開弁させないSOCが「140%」以外である場合、電池ケースの排気弁を開弁させる充電率の下限値よりも低ければよい。例えば、SOC「140%」より高くてもよいし、SOC「140%」未満であってもよい。
・上記実施形態では、所定の温度が50℃以下である場合について例示したが、所定の温度を50℃よりも低くしてもよいし、逆に、所定の温度を50℃よりも高くしてもよい。いずれにしても、休止期間を設けて、電池モジュールの温度を低くすることにより、相対的に高い充電効率で充放電サイクルを実行することができるようになる。
・上記実施形態では、充電効率が98%以上である場合について例示したが、充電効率を98%よりも低くしてもよいし、逆に、充電効率を98%よりも高くしてもよい。休止期間に長短があったとしても、休止期間を設けて、電池モジュールの温度を低くすることにより、相対的に高い充電効率で充放電サイクルを実行することができるようになる。
・充電効率の基準となる温度は、基準とすることができるのであれば、20℃より高くてもよいし、低くてもよい。
・下限値は、活性化を可能とする充放電サイクルを確保することができるのであれば、0%よりも高くてもよい。
・上限値は、活性化に適したSOCであれば、ニッケル水素二次電池の用途における適正な使用域の最大値と相違する値であってもよい。
・上記実施形態では、第2充放電サイクルの充電前に休止期間を設ける場合について例示したが、これに限らず、第2充放電範囲の開始前や充電の途中に休止期間を設けてもよい。また、第2充放電サイクルでSOCが第1充放電範囲中にあるときに休止期間を設けてもよい。
・上記実施形態では、第2充放電サイクルにおける休止期間が1回である場合について例示したが、これに限らず、休止期間は複数回であってもよい。休止期間が複数回である場合、複数回の休止期間を全て加算した期間の総長が、充電率が第1充放電サイクルの第1上限値を超える高充電範囲になるとき、電池の温度が所定の温度(例えば50℃)以下になる期間に設定されるようになっていればよい。
・上記実施形態では、積層型の極板群20である場合について例示した。しかしこれに限らず、極板群は、長尺の正極板及び長尺の負極板を長尺のセパレータを介して扁平に捲回した捲回型等の積層型ではない形状であってもよい。
・上記実施形態では、複数の単電池からなる電池モジュール11である場合について例示した。しかしこれに限らず、単電池であってもよい。
・上記実施形態では、ニッケル水素二次電池が電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の電源として用いられる場合について例示した。しかしこれに限らず、ニッケル水素二次電池は、その他の装置の電源として適用されるものであってもよい。
10…一体電槽、11…電池モジュール、13…角形ケース、14…蓋体、15…電槽、16…開口部、18…隔壁、20…極板群、21…正極板、22…負極板、23…セパレータ、24…集電板、25…集電板、29a…接続端子、30…単電池、32…貫通孔、141…排気弁、142…センサ装着穴。

Claims (7)

  1. ニッケル水素二次電池の電池ケースに極板群とアルカリ電解液とを収容した後、前記極板群の活物質を充放電により活性化させる活性化工程を含み、
    前記活性化工程は、充電開始前、又は充電途中で少なくとも1回の充電休止期間を有する活性化充電工程を有しており、
    前記活性化充電工程の充電率の上限値は、過充電により発生するガスの圧力が前記電池ケースの排気弁を開弁させない充電率に設定され、
    少なくとも1回の前記充電休止期間は、期間の総長が前記活性化充電工程の充電率が高充電範囲になるとき前記ニッケル水素二次電池の温度が所定の温度以下になる期間に設定されている
    ニッケル水素二次電池の製造方法。
  2. 前記活性化充電工程の充電率の上限値は、前記ニッケル水素二次電池の用途における適正な使用域の最大値よりも大きい
    請求項1に記載のニッケル水素二次電池の製造方法。
  3. 前記活性化充電工程の充電率が前記適正な使用域の最大値よりも大きくなるとき、前記所定の温度が50℃以下である
    請求項2に記載のニッケル水素二次電池の製造方法。
  4. 前記所定の温度は、前記ニッケル水素二次電池が20℃のときの充電効率を基準としたとき、前記充電効率が98%以上に維持される温度である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のニッケル水素二次電池の製造方法。
  5. 前記活性化工程は、前記ニッケル水素二次電池の充電率の下限値と上限値とを1往復する充放電サイクルを1回以上行うものであり、
    1回以上の前記充放電サイクルのうちの少なくとも1つの充放電サイクルの充電が前記活性化充電工程である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のニッケル水素二次電池の製造方法。
  6. 前記充放電サイクルのうち、充電が前記活性化充電工程ではない前記充放電サイクルを第1充放電サイクルとするとともに、充電が前記活性化充電工程である前記充放電サイクルを第2充放電サイクルとするとき、
    前記第1充放電サイクルは、前記第1充放電サイクルの開始直前に終了した放電の後から、前記第1充放電サイクルの充電が完了するまでの間連続して充電が行われる
    請求項5に記載のニッケル水素二次電池の製造方法。
  7. 前記第2充放電サイクルの充電率の上限値が、前記第1充放電サイクルの充電率の上限値よりも高い
    請求項6に記載のニッケル水素二次電池の製造方法。
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