JP2020517739A - リンパ節陽性の初期ホルモン受容体陽性かつヒト上皮成長因子受容体2陰性乳癌の補助治療のための内分泌療法とアベマシクリブとの組み合わせ - Google Patents

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Abstract

本発明は、有効量の内分泌療法を有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含む、リンパ節陽性の初期ホルモン受容体陽性(HR+)かつヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2−)乳癌の補助治療を開示する。

Description

本発明は、リンパ節陽性の初期ホルモン受容体陽性(HR+)かつヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2−)乳癌の補助治療の分野に関する。
リンパ節陽性の初期ホルモン受容体陽性(HR+)かつヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2−)乳癌患者に提供される現行で承認されている標準ケアは、補助細胞毒性化学療法および内分泌療法である。残念ながら、現行の標準ケアの補助療法では、初期の疾患と最初に診断されたホルモン受容体陽性(HR+)乳癌の女性のおよそ30%が転移を伴う遠隔再発を経験している。その結果、遠隔再発の可能性が高い初期のHR+乳癌患者においては、より最適な補助療法が不可欠である。
本発明の一態様によると、リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌とすでに診断され、それが切除された患者へ補助治療を提供する方法であって、有効量の内分泌療法を、有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて、遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間投与することを含む、方法が提示される。好ましくは、内分泌療法はタモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩である。好ましくは、内分泌療法はレトロゾールである。好ましくは、内分泌療法はアナストロゾールである。好ましくは、内分泌療法はエキセメスタンである。
本発明の別の態様によると、リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌とすでに診断され、それが切除された患者へ補助治療を提供する上で同時、別個、または連続して使用するための、治療有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と内分泌療法とを含む組み合わせが提示され、アベマシクリブまたはその塩と内分泌療法との投与は、遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間である。好ましくは、内分泌療法はタモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩である。好ましくは、内分泌療法はレトロゾールである。好ましくは、内分泌療法はアナストロゾールである。好ましくは、内分泌療法はエキセメスタンである。
本発明の別の態様によると、リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌とすでに診断され、それが切除された患者へ補助治療を提供する上で治療有効量の内分泌療法と同時、別個、または連続した組み合わせで使用するための、治療有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩が提示され、アベマシクリブまたはその塩と内分泌療法との投与は、遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間である。本発明の別の態様によると、リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌とすでに診断され、それが切除された患者へ補助治療を提供する上で治療有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と同時、別個、または連続した組み合わせで使用するための、治療有効量の内分泌療法が提示され、アベマシクリブまたはその塩と内分泌療法との投与は、遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間である。好ましくは、内分泌療法はタモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩である。好ましくは、内分泌療法はレトロゾールである。好ましくは、内分泌療法はアナストロゾールである。好ましくは、内分泌療法はエキセメスタンである。
本発明の別の態様によると、リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌が切除された当該乳癌の補助治療を提供するための薬剤の製造におけるアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩の使用も提示され、アベマシクリブまたはその塩は、遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間、内分泌療法と同時の、別個の、または連続した組み合わせで投与される。好ましくは、内分泌療法はタモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩である。好ましくは、内分泌療法はレトロゾールである。好ましくは、内分泌療法はアナストロゾールである。好ましくは、内分泌療法はエキセメスタンである。
本発明の別の態様によると、リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌が切除された当該乳癌の補助治療を提供するための薬剤の製造における内分泌療法の使用も提示され、内分泌療法は、遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間、アベマシクリブまたはその薬学的に塩との同時の、別個の、または連続した組み合わせで投与される。好ましくは、内分泌療法はタモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩である。好ましくは、内分泌療法はレトロゾールである。好ましくは、内分泌療法はアナストロゾールである。好ましくは、内分泌療法はエキセメスタンである。
上述のすべての態様について、以下が好ましい投与である。好ましくは、アベマシクリブまたはその薬学的に塩は、1日2回50mg〜200mgの用量で投与される。また、好ましくは、アベマシクリブまたはその薬学的に塩は、1日2回100mg〜150mgの用量で投与される。より好ましくは、アベマシクリブまたはその薬学的に塩は、1日2回200mgの用量で投与される。より好ましくは、アベマシクリブまたはその薬学的に塩は、28日間周期で1日2回150mgの用量で投与される。より好ましくは、アベマシクリブまたはその薬学的に塩は、28日間周期で1日2回100mgの用量で投与される。より好ましくは、アベマシクリブまたはその薬学的に塩は、28日間周期で1日2回50mgの用量で投与される。好ましくは、アベマシクリブは経口投与される。より好ましくは、アベマシクリブはカプセル剤によって投与される。またより好ましくは、アベマシクリブは錠剤によって投与される。
好ましくは、内分泌療法は、特定の内分泌療法の承認されたラベル上に説明されているとおり投与される。例えば、タモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩は、20〜40mg/日で投与され得る。20mgを超える用量については、朝夕の分割用量で投与すべきである。投与は経口が好ましい。例えば、アナストラゾールは1mg/日で投与され得る。投与は経口が好ましい。例えば、レトロゾールは2.5mg/日で投与され得る。投与は経口が好ましい。例えば、エキセメスタンは25mg/日で投与され得る。投与は経口が好ましい。
好ましくは、タモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩は20〜40mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回200mgで投与される。好ましくは、タモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩は20〜40mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回150mgで投与される。好ましくは、タモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩は20〜40mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回100mgで投与される。20mgを超えるタモキシフェンまたはその塩の用量については、朝夕の分割用量で投与すべきである。投与は、タモキシフェンまたはその塩およびアベマシクリブまたはその塩のいずれについても好ましくは経口である。
好ましくは、アナストラゾールは1mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回200mgで投与される。好ましくは、アナストラゾールは1mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回150mgで投与される。好ましくは、アナストラゾールは1mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回100mgで投与される。投与は、アナストラゾールおよびアベマシクリブまたはその塩のいずれについても好ましくは経口である。
好ましくは、レトロゾールは2.5mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2200mgで回投与される。好ましくは、レトロゾールは2.5mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回150mgで投与される。好ましくは、レトロゾールは2.5mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回100mgで投与される。投与は、アナストラゾールおよびアベマシクリブまたはその塩のいずれについても好ましくは経口である。
好ましくは、エキセメスタンは25mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回200mgで投与される。好ましくは、エキセメスタンは25mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回150mgで投与される。好ましくは、エキセメスタンは25mg/日で投与され、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩は1日2回100mgで投与される。投与は、アナストラゾールおよびアベマシクリブまたはその塩のいずれについても好ましくは経口である。
本明細書で使用される場合、「患者」という用語はヒトを指す。
本明細書で使用される場合、「癌」および「癌性」という用語は、典型的には未制御の細胞増殖によって特徴付けられる患者の生理学的状態を指すか、またはこれを説明する。
本明細書で使用される「有効量」という用語は、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩の量または投与量、および診断または治療の下にある患者において有効な応答を提供する内分泌療法の量または投与量を指す。
本明細書で使用される場合、薬剤の組み合わせを用いた治療に対する患者の「有効な応答性」または患者の「応答性」という用語は、アベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と内分泌療法との投与の際に患者へ与えられる臨床上または治療上の利点を指す。
本明細書で使用される場合、「〜と組み合わせて」という用語は、例えば、ある薬剤がその他の薬剤の投与の前、同時、もしくは後に、またはこれらのいずれかの組み合わせで投与されることができるよう、単一の周期または1を超える周期の間の標準的な治療経過としての反復間隔など、いずれかの順序で同時または連続的のいずれかでアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と内分泌療法とを投与することを指す。
アベマシクリブ(LY2835219)、すなわち[5−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−2−イル]−[5−フルオロ−4−(7−フルオロ−3−イソプロピル−2−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンは、CDK4およびCDK6の細胞周期経路を標的とするCDK阻害剤であり、抗腫瘍活性を有している。塩の形態を含むアベマシクリブ、ならびに癌、特に乳癌の治療を含むこの化合物の製造方法および使用方法は、WO2010/075074に開示されている。アベマシクリブは、次の構造を有する。
アベマシクリブは、複数の前臨床薬理学モデル内で抗腫瘍活性を、非臨床種においては許容される毒性特性を示した。アベマシクリブは、乳癌を含むヒト癌についての複数のマウス異種移植モデルにおける腫瘍成長を有意に阻害することが示されてきた。乳癌の既知の分子レベルの下位群を表す46の乳癌細胞株の多様なパネルにわたるインビトロでの成長阻害は、CDK4およびCDK6の阻害に対する感受性が管腔組織学的特徴を持つER+乳癌においてより大きいことを示している。
継続的に投与されたアベマシクリブは、内分泌療法に対して難治性であるHR+転移性乳癌を以前にかなりの程度治療した患者において、投与レベルを通じて33.3%の応答率のJPBA第1b相試験、および応答率が19.7%であるMONARCH1第2相試験(200mg用量を1日2回)のいずれにおいても頑強な単剤臨床活性を実証してきた(Patnaik et al.2016、Dickler et al.2016)。
標準的な内分泌療法(例えば、タモキシフェン、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン)と組み合わせるとき、アベマシクリブはHR+mBCに対する抗腫瘍活性の初期証拠を実証しており(客観的反応率:10%〜40%、疾患制御率:60%〜87.5%)、進行中のJPBH第1b相試験において耐容性があった(Beeram et al.2016)。JPBHにおいて、アベマシクリブと内分泌療法とを受けている患者が経験する最も一般的な有害事象(AE)には、疲労、吐き気、下痢、白血球減少、リンパ球減少、好中球減少、および貧血があり、これらは主として重症度が低く、用量依存的であるようである 。
初期のネオ補助乳癌設定において、進行中のneoMONARCH第2相非盲検無作為試験(I3Y−MC−JPBY)は、単剤療法としてのおよびアナストロゾールとの組み合わせにおける、乳癌腫瘍細胞増殖マーカー(Ki67係数)をアナストロゾール単剤よりも優位に大きな程度まで低減させるアベマシクリブ(1日2回150mg)の許容可能な安全性特性を示した(Hurvitz et al.2016)。
本明細書で使用される場合、「内分泌療法」という用語は、タモキシフェンもしくはその薬学的に許容される塩、アナストロゾール、レトロゾール、またはエキセメスタンを意味する。
タモキシフェンは、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)であり、エストロゲン受容体陽性乳癌の治療および予防のための組織特異的活性を有している。タモキシフェンは、乳腺組織において抗エストロゲン(阻害剤)として作用するが、コレステロール代謝、骨密度、および子宮内膜における細胞増殖ではエストロゲン(刺激剤)として作用する。タモキシフェンの構造は次のとおりである。
アナストロゾールは、閉経後の女性における乳癌の治療において必要とされる薬である。アナストロゾールは、補助療法(すなわち、術後)および転移性乳癌のいずれにおいても使用される。アナストロゾールは、体が作るエストロゲンの量を低下させる。アナストロゾールは、アロマターゼ阻害剤として既知である薬物のクラスに属する。アナストロゾールは、アンドロゲン(副腎内で女性によって産生される)をエストロゲンに転換する原因となる酵素アロマターゼを阻害する。アナストロゾールの構造は次のとおりである。
レトロゾールは、ホルモン応答性乳癌の補助治療のために導入されてきた経口非ステロイド性アロマターゼ阻害剤である。レトロゾールは、次の構造を有している。
エキセメスタンは、閉経後の女性のホルモン応答性(ホルモン受容体陽性、エストロゲン応答性とも呼ばれる)乳癌の補助治療において使用される経口ステロイド性アロマターゼ阻害剤である。エキセメスタンは、アロマターゼ酵素の偽基質として作用し、酵素の活性部位に不可逆的に結合してその不活性化を引き起こす中間体へ加工される。エキセメスタンは、次の構造を有する。
本明細書で使用される場合、「切除」という用語は、乳癌に特徴的な悪性組織を患者から外科的に除去することを意味する。一実施形態によると、切除は、当該患者内に残っている悪性組織の存在が、利用可能な方法では検出できないように、悪性組織を除去することを意味する。本発明の別の実施形態によると、切除は、当該患者に残っている乳癌の存在が検出できないように、乳癌を除去することを意味する。
本明細書で使用される場合、「遠隔再発のない生存」という用語は、アベマシクリブまたはその塩と内分泌療法との組み合わせの治療を開始してから、疾患の再発、遠隔転移、または何らかの原因による死亡までの時間を意味する。
本明細書で使用される場合、「初期」という用語は、近くのリンパ節に広がっている可能性があるが、身体の遠隔部分には広がっていない癌を意味する。
本明細書で使用される場合、「治療する」、「治療」、または補助治療」という用語は、すべての検出可能なおよび切除可能な疾患(例えば、癌)が患者から除去されたが、潜在性疾患による再発の統計的リスクが残っている場合、疾患の再発の可能性もしくは重症度を減らす目的のために、または疾患の再発の生物学的症状の発現を遅らせるために、1種類以上の癌性腫瘍の手術による切除後の患者への1種類または複数種の薬剤の投与を意味する。
「Ki67抗原」または単に「Ki67」(モノクローナル抗体Ki−67によって識別される抗原としても知られる)は、G0期以外の細胞周期のすべての期において発現している、かつ初期乳癌における独立した予後因子として報告されてきたMKI67遺伝子によってコードされる、核タンパク質を意味する(Dowsett et al.2011)。HR+乳癌において、高レベルのKi67に罹患している患者は、術後に補助内分泌療法を受けている間、より高い疾患再発率を有することが示されてきた。BIG1−98研究(Viale et al.2008)において、腋窩リンパ節を包含するHR+初期乳癌に罹患しておりベースラインでのKi67レベルが低い(≦11%)レトロゾールを受けている患者は、より高いKi67値(>11%)の患者について85%であることと比較して、93%の4年間無病生存を有していた。現在、補助内分泌療法中に患者の疾患再発のリスクの高低を区別するであろうKi67の正確なベースラインレベルに関する一致はない。しかしながら、St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2015のパネルの大半は、補助化学療法を受けるのに適切な高リスク群を示すものとして、20%〜29%の範囲内のKi67の閾値を受理するよう準備された(Vasconcelos et al.2016)。
実施例1
高リスク、リンパ節陽性の初期ホルモン受容体陽性かつヒト上皮受容体2陰性乳癌患者における標準補助内分泌療法と組み合わせたアベマシクリブと標準補助内分泌療法単独との無作為化非盲検第3相試験
本試験の第1の目的は、STEEPシステムによって定義されるように、アベマシクリブ150mg1日2回+補助内分泌療法と補助内分泌療法単独に対するHR+かつHER2−初期乳癌患者に対して、侵襲性疾患のない生存(IDFS)の点で、有効性を評価することとする。
本試験の第2の目的は、
・Ki67係数が20%以上のHR+かつHER2−初期乳癌患者に対するIDFSの点での有効性を評価すること(中央実験室によるコホート1とコホート2の両方)、
・遠隔再発のない生存(DRFS)および全生存(OS)の点で、アベマシクリブ+補助内分泌療法と補助内分泌療法単独との有効性を査定すること、
・補助内分泌療法単独と比較したアベマシクリブ+補助的内分泌療法の安全性特性を評価すること、
・アベマシクリブ曝露と臨床的(有効性および安全性)結果との関連性を査定すること、
・全身レベルの腫瘍学および乳癌の自己申告による健康関連の生活の質(Functional Assessment of Cancer Therapy(FACT)−Breast 37項目アンケート)、内分泌療法特異的症状(Functional Assessment of Cancer Therapy−Endocrine Symptoms(第4版)(FACT−ES)19項目下位尺度および2 Functional Assessment of Chronic Illness Therapy Item Library (FACIT)(第2版)を基にした認知症状の項目、ならびに3FACITを基にした膀胱症状についての項目)、ならびにアベマシクリブおよび/または内分泌療法の間に経験した疲労(FACIT−Fatigue 13項目下位尺度)の点で、アベマシクリブ+補助内分泌療法対補助内分泌療法単独を査定すること、ならびに
・健康状態を査定して、EuroQolの5次元5段階アンケートを使用して、健康経済査定についての決定モデルを通知することである。
本試験では、およそ4200名の患者をスクリーニングし、およそ3580名の患者が登録され、2つのコホートに分類される。結節の状態、腫瘍の大きさ、またはKi67の状態とは無関係の等級に基づいて適格であるものをコホート1とし、少なくとも1つの陽性の結節を有し、Ki67状態にのみ基づいて適格であるコホート2(すなわち、腫瘍の大きさまたは等級に基づいて適格ではない患者)とする。コホート1はおよそ3080名の患者を登録し、コホート2はおよそ500名の患者を登録することとする。
いずれの治療群における患者も、医師が選択した標準的な補助内分泌療法(標準診療による卵巣機能抑制の有無の下でのタモキシフェンまたはアロマターゼ阻害剤など)を受けることとする。両群における患者は、無作為化前8週間以内に標準的な補助内分泌療法を開始していた可能性があり、同じまたは別の内分泌療法が本試験の経過中におよび疾患再発なしで継続されることとする。標準的なガイドラインと一致して、アロマターゼ阻害剤は閉経後患者に対する内分泌療法の少なくとも一部であるべきである。フルベストラントを用いた補助治療は、本試験中のいかなるときにおいても許可されていない。無作為化は、最後の非内分泌療法(手術、または化学療法もしくは放射線療法)の完了後12週間以内に行わなければならない。実験群に無作為化された患者は、最長2年間、または疾患の再発の証拠もしくは他の中止基準が満たされるまで、いずれかの早い方で、150mg1日2回のアベマシクリブを経口投与されることとする。内分泌療法は、試験中の治療期間中に処方されたとおりに行うこととする。(1年目および2年目)。3年目以降、標準的な補助内分泌療法は、標準ケアの一環として、治験責任医師の裁量で少なくとも5年間を完了させるために継続するとこととする。

Claims (16)

  1. リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌とすでに診断され、前記乳癌が切除された患者へ補助治療を提供する方法であって、有効量の内分泌療法を有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて、遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間、投与することを含む、方法。
  2. 前記内分泌療法がタモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記内分泌療法がレトロゾールである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記内分泌療法がアナストロゾールである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記内分泌療法がエキセメスタンである、請求項1に記載の方法。
  6. 前記アベマシクリブまたは前記その塩が、150mgで1日2回投与される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記アベマシクリブまたは前記その塩が、100mgで1日2回投与される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  8. リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌とすでに診断され、前記乳癌が切除された患者へ補助治療を提供する上で同時、別個、または連続して使用するための、治療有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と内分泌療法とを含む組み合わせであって、前記アベマシクリブまたは前記その塩と前記内分泌療法との投与が遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間である、組み合わせ。
  9. リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌とすでに診断され、前記乳癌が切除された患者へ補助治療を提供する上で治療有効量の内分泌療法と同時、別個、または連続した組み合わせで使用するための、治療有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩であって、前記アベマシクリブまたは前記その塩と前記内分泌療法との投与が遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間である、治療有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩。
  10. リンパ節陽性の初期HR+かつHER2−乳癌とすでに診断され、前記乳癌が切除された患者へ補助治療を提供する上で治療有効量のアベマシクリブまたはその薬学的に許容される塩と同時、別個、または連続した組み合わせで使用するための、治療有効量の内分泌療法であって、前記アベマシクリブまたは前記その塩と前記内分泌療法との投与が遠隔再発のない生存を延ばすのに十分な期間である、治療有効量の内分泌療法。
  11. 前記内分泌療法がタモキシフェンまたはその薬学的に許容される塩である、請求項8〜10のいずれか1項に記載の組み合わせ、アベマシクリブもしくはその塩、または内分泌療法。
  12. 前記内分泌療法がレトロゾールである、請求項8〜10のいずれか1項に記載の組み合わせ、アベマシクリブもしくはその塩、または内分泌療法。
  13. 前記内分泌療法がアナストロゾールである、請求項8〜10のいずれか1項に記載の組み合わせ、アベマシクリブもしくはその塩、または内分泌療法。
  14. 前記内分泌療法がエキセメスタンである、請求項8〜10のいずれか1項に記載の組み合わせ、アベマシクリブもしくはその塩、または内分泌療法。
  15. 前記アベマシクリブまたは前記その塩が150mgで1日2回投与される、請求項8〜14のいずれか1項に記載の組み合わせ、アベマシクリブもしくはその塩、または内分泌療法。
  16. 前記アベマシクリブまたは前記その塩が、100mgで1日2回投与される、請求項8〜14のいずれか1項に記載の組み合わせ、アベマシクリブもしくはその塩、または内分泌療法。
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