JP2020515575A - ヘテロ環化合物 - Google Patents
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Abstract
Description
により表される化合物がFLT3阻害剤であり、急性骨髄性白血病などの処置に有用であることが記載されている。
により表される化合物がSyk(脾臓チロシンキナーゼ)阻害剤であり、Sykが介在する疾患または状態(例えば、リウマチ)の処置に有用であることが記載されている。
により表される化合物がmGluR(代謝型グルタミン酸受容体)5モジュレーターであり、mGluR5が関与する疾患または状態(例えば、疼痛障害、不安、うつ病、アルツハイマー病、パーキンソン病など)の処置または予防に有用であることが記載されている。
により表される化合物がキナーゼ阻害剤(特に、VEGF受容体におけるキナーゼドメインの阻害剤(VEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤))であり、血管異常、腫瘍、糖尿病性網膜症、リウマチ、子宮内膜症、乾癬などの処置に有用であることが記載されている。
により表される化合物がキナーゼ(p38キナーゼ、など)阻害剤であり、虚血性細胞死の減少(特に、外傷性神経細胞死の減少)に有用であることが記載されている。
環Aは場合によりさらに置換されている5員または6員芳香環であり;
環Bは場合によりさらに置換されている含窒素6員芳香族ヘテロ環(X1、X2およびX3はそれぞれ、独立して炭素原子または窒素原子である)であり;
環Cは場合によりさらに置換されている6員芳香環(Y1、Y2およびY3はそれぞれ、独立して炭素原子または窒素原子)であり;
Zは場合により置換されているメチレン基、−O−、−N(RZ)−、−S−、−S(O)−または−S(O2)−であり;
RZは水素原子または置換基であり;
R1は水素原子または置換基であり;そして
R2およびR3はそれぞれ、独立して置換基である〕
により表される化合物またはその塩(以下、化合物(I)と称することがある)。
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(iv)5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(i)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(d)ハロゲン原子、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(h)C1−6アルキルスルファニル基、
(i)C1−6アルキルスルホニル基、
(j)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基、
(V)C3−10シクロアルキル基および
(VI)場合によりC1−6アルキル基およびC1−6アルキル−カルボニル基から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(k)場合により次の(i)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(m)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)カルバモイル基、
(V)C1−6アルコキシ基、
(VI)C1−6アルキルスルホニル基、
(VII)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(ii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基および
(III)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(v)オキソ基および
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基、
(n)場合により次の(i)〜(xi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子、
(III)C1−6アルコキシ基、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基および
(V)C3−10シクロアルキル基、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(viii)C3−10シクロアルキル基、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基、
(x)C1−6アルキルスルホニル基および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基および
(o)場合により1〜3個の3〜14員非芳香族ヘテロ環基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環またはC5−6シクロアルケン環を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)C1−6アルコキシ基、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基、
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている、3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(c)C3−10シクロアルキル基、
(d)ホルミル基、
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ基、
(iv)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基、
(v)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基および
(vi)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(f)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(g)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(h)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基および
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基)、
(a)C1−6アルキル基、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(c)場合により1〜3個のハロゲン原子により、置換されているC3−10シクロアルキル基、
(d)アミノ基および
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)ヒドロキシ基、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子および
(II)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(iii)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(iv)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基および
(vi)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(3)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピリミジン環、
(a)C1−6アルコキシ基および
(b)場合により1〜3個の3〜14員非芳香族ヘテロ環基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(4)ピリダジン環、
(5)ピラジン環、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ基、
(c)カルボキシ基、
(d)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基および
(V)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(I)ハロゲン原子および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(III)C1−6アルキルスルホニル基、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C6−14アリール基、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C1−6アルコキシ基、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基に置換されているC1−6アルキル基、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(VI)C3−10シクロアルキル基、
(VII)C7−16アラルキル基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基および
(xiii)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(e)C2−6アルキニル基、
(f)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(g)場合により次の(i)〜(viii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい)、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルバモイル基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(vii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基および
(viii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(II)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(h)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(i)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(j)C6−14アリール基、
(k)C7−16アラルキル基、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(m)場合により次の(i)〜(x)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(A)ハロゲン原子、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基、
(VI)C3−10シクロアルキル基、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル基および
(IV)C1−6アルコキシ基、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基、
(vi)C7−16アラルキル基、
(vii)C1−6アルキル−カルボニル基、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)場合によりハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(III)C3−10シクロアルキル基、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(n)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルオキシ基および
(o)場合により1〜3個の3〜14員非芳香族ヘテロ環基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(8)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基、
(9)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイミダゾール環(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する)、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基、
(10)場合により1〜3個のC1−6アルキル基によりさらに置換されているイソキサゾール環、
(11)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているチアジアゾール環、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基または
(12)場合により1〜3個のシアノ基によりさらに置換されているチオフェン環(チオフェン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してC5−6シクロアルケン環を形成する)
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1は炭素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は窒素原子であるまたはY1は窒素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(a)ハロゲン原子および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基
であり;
R2が、
(1)場合により次の(a)〜(j)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子、
(iii)C1−6アルキル基および
(iv)C7−16アラルキル基、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基、
(c)ハロゲン原子、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(g)5〜14員芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(h)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基または
(6)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基
である、
上記[1]の化合物または塩。
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ基、
(c)カルボキシ基、
(d)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基および
(V)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(I)ハロゲン原子および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(III)C1−6アルキルスルホニル基、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C6−14アリール基、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C1−6アルコキシ基、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(VI)C3−10シクロアルキル基、
(VII)C7−16アラルキル基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基および
(xiii)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(e)C2−6アルキニル基、
(f)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(g)場合により次の(i)〜(viii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい)、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルバモイル基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(vii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基および
(viii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(II)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(h)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(i)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(j)C6−14アリール基、
(k)C7−16アラルキル基、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(m)場合により次の(i)〜(x)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(A)ハロゲン原子、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基、
(VI)C3−10シクロアルキル基、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル基および
(IV)C1−6アルコキシ基、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基、
(vi)C7−16アラルキル基、
(vii)C1−6アルキル−カルボニル基、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)場合によりハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(III)C3−10シクロアルキル基、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(n)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルオキシ基および
(o)場合により1〜3個の3〜14員非芳香族ヘテロ環基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1は炭素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は窒素原子であるまたはY1は窒素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
(1)水素原子または
(2)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基
であり;
R2が、
(1)場合により次の(a)〜(h)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(a)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)C1−6アルキル基、
(b)場合により1〜3個のオキソ基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(c)ハロゲン原子、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(g)場合により次の(i)および(ii)、から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基
(i)C1−6アルキル−カルボニル基および
(ii)C1−6アルキルスルホニル基および
(h)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子、
(3)C1−6アルキル基または
(4)カルバモイル基
である、
上記[1]の化合物または塩。
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)カルボキシ基、
(II)カルバモイル基および
(III)3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(v)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(vi)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基
であり、このピラゾール環は、場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基によりさらに置換されていよく、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(e)C3−10シクロアルキル基および
(f)シアノ基;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基であり;
R2が次の(a)および(b)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されている5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基および
(b)場合により1〜3個のオキソ原子により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基
であり;そして
R3が
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
である、
上記[1]の化合物または塩。
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(A)ハロゲン原子、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基、
(IV)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(V)5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル基および
(IV)C1−6アルコキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(iv)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基、
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基および
(vi)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)場合によりハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(III)C3−10シクロアルキル基、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子
であり、このピラゾール環は、場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基によりさらに置換されていてよく、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(e)C3−10シクロアルキル基および
(f)シアノ基;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基であり;
R2が次の(a)および(b)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基、
(a)5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基および
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
である、
上記[1]の化合物または塩。
(i)ヒドロキシ基、
(ii)場合により次の(I)〜(VII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基、
(V)C3−10シクロアルキル基、
(VI)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基および
(VII)3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子および
(II)C1−6アルコキシ基、
(iv)C7−16アラルキル基、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(vii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C3−10シクロアルキル基
であり、このピラゾール環は、場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基によりさらに置換されていてよく、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(e)C3−10シクロアルキル基および
(f)シアノ基;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基であり;
R2が次の(a)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されている5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基
であり;そして
R3が
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
である、
上記[1]の化合物または塩。
Rx1は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(a)ハロゲン原子および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基または
(5)C3−10シクロアルキル基
であり;
Ry1は、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
であり;そして
Rz1は、
(1)場合により次の(a)および(b)から選択される1個または2個の置換基により置換されている含窒素3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(a)ヒドロキシ基および
(b)C1−6アルキル基
である〕
により表される化合物またはその塩。
Rx2は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(a)ハロゲン原子および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基または
(5)C3−10シクロアルキル基
であり;
Ry2は、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
であり;そして
Rz2は
(1)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ基、
(c)場合により次の(i)〜(iii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基、
(d)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(e)5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基、
(2)場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ基、
(c)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル基および
(d)C1−6アルコキシ基、
(3)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(4)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基、
(5)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基または
(6)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロ環基、
(a)ハロゲン原子、
(b)場合によりハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(c)C3−10シクロアルキル基、
(d)シアノ基および
(e)重水素原子
である〕
で表される化合物またはその塩。
Rx3は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(a)ハロゲン原子および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基または
(5)C3−10シクロアルキル基
であり;そして
Ry3は、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
である〕
で表される化合物またはその塩。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ)−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
2−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリルまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−((1R,5S)−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)シクロヘキシル)−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
1−(trans−4−(4−((5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキシル)−3−メチルアゼチジン−3−オールまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−(1−{2−[(4−2H)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−1−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)プロパン−1−オンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ペルフルオロエチル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−N−(1−(2−(1,3−ジオキサン−5−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−N−(1−(2−(1,4−ジオキセパン−6−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ジフルオロメトキシ)−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;および
(S)−2−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリルまたはその塩
から成る群から選択される化合物。
[12]カルシウム/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼII阻害剤である、上記[11]の医薬。
[13]心疾患の予防または処置のための薬剤である、上記[11]の医薬。
[14]心疾患がカテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全および致死性不整脈から選択される、上記[13]の医薬。
[16]疾患がカテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全および致死性不整脈から選択される、上記[15]の化合物または塩。
[18]有効量の上記[1]の化合物または塩を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における心疾患を予防または処置するための方法。
[19]心疾患がカテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全および致死性不整脈から選択される、上記[18]の方法。
[21]心疾患がカテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全および致死性不整脈から選択される、上記[20]の使用。
本発明は、以下において詳細に説明される。
[置換基群A]
(1)ハロゲン原子、
(2)ニトロ基、
(3)シアノ基、
(4)オキソ基、
(5)ヒドロキシ基、
(6)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(7)C6−14アリールオキシ基(例えば、フェノキシ、ナフトキシ)、
(8)C7−16アラルキルオキシ基(例えば、ベンジルオキシ)、
(9)5〜14員芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、ピリジルオキシ)、
(10)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、モルホリニルオキシ、ピペリジニルオキシ)、
(11)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセトキシ、プロパノイルオキシ)、
(12)C6−14アリール−カルボニルオキシ基(例えば、ベンゾイルオキシ、1−ナフトイルオキシ、2−ナフトイルオキシ)、
(13)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ)、
(14)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ基(例えば、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ)、
(15)C6−14アリール−カルバモイルオキシ基(例えば、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシ)、
(16)5〜14員芳香族ヘテロシクリルカルボニルオキシ基(例えば、ニコチノイルオキシ)、
(17)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニルオキシ基(例えば、モルホリニルカルボニルオキシ、ピペリジニルカルボニルオキシ)、
(18)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキルスルホニルオキシ基(例えば、メチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルホニルオキシ)、
(19)場合によりC1−6アルキル基により置換されているC6−14アリールスルホニルオキシ基(例えば、フェニルスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ)、
(20)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキルチオ基、
(21)5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(22)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(23)ホルミル基、
(24)カルボキシ基、
(25)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(26)C6−14アリール−カルボニル基、
(27)5〜14員芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(28)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(29)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(30)C6−14アリールオキシ−カルボニル基(例えば、フェニルオキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニル)、
(31)C7−16アラルキルオキシ−カルボニル基(例えば、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル)、
(32)カルバモイル基、
(33)チオカルバモイル基、
(34)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基、
(35)C6−14アリール−カルバモイル基(例えば、フェニルカルバモイル)、
(36)5〜14員芳香族ヘテロシクリルカルバモイル基(例えば、ピリジルカルバモイル、チエニルカルバモイル)、
(37)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルバモイル基(例えば、モルホリニルカルバモイル、ピペリジニルカルバモイル)、
(38)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキルスルホニル基、
(39)C6−14アリールスルホニル基、
(40)5〜14員芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(例えば、ピリジルスルホニル、チエニルスルホニル)、
(41)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキルスルフィニル基、
(42)C6−14アリールスルフィニル基(例えば、フェニルスルフィニル、1−ナフチルスルフィニル、2−ナフチルスルフィニル)、
(43)5〜14員芳香族ヘテロシクリルスルフィニル基(例えば、ピリジルスルフィニル、チエニルスルフィニル)、
(44)アミノ基、
(45)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ)、
(46)モノ−またはジ−C6−14アリールアミノ基(例えば、フェニルアミノ)、
(47)5〜14員芳香族ヘテロシクリルアミノ基(例えば、ピリジルアミノ)、
(48)C7−16アラルキルアミノ基(例えば、ベンジルアミノ)、
(49)ホルミルアミノ基、
(50)C1−6アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プロパノイルアミノ、ブタノイルアミノ)、
(51)(C1−6アルキル)(C1−6アルキル−カルボニル)アミノ基(例えば、N−アセチル−N−メチルアミノ)、
(52)C6−14アリール−カルボニルアミノ基(例えば、フェニルカルボニルアミノ、ナフチルカルボニルアミノ)、
(53)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基(例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ、tert−ブトキシカルボニルアミノ)、
(54)C7−16アラルキルオキシ−カルボニルアミノ基(例えば、ベンジルオキシカルボニルアミノ)、
(55)C1−6アルキルスルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ)、
(56)場合によりC1−6アルキル基により置換されているC6−14アリールスルホニルアミノ基(例えば、フェニルスルホニルアミノ、トルエンスルホニルアミノ)、
(57)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(58)C2−6アルケニル基、
(59)C2−6アルキニル基、
(60)C3−10シクロアルキル基、
(61)C3−10シクロアルケニル基および
(62)C6−14アリール基。
ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、イミダゾピリジニル、チエノピリジニル、フロピリジニル、ピロロピリジニル、ピラゾロピリジニル、オキサゾロピリジニル、チアゾロピリジニル、イミダゾピラジニル、イミダゾピリミジニル、チエノピリミジニル、フロピリミジニル、ピロロピリミジニル、ピラゾロピリミジニル、オキサゾロピリミジニル、チアゾロピリミジニル、ピラゾロトリアジニル、ナフト[2,3−b]チエニル、フェノキサチイニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、プリニル、イソキノリル、キノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、カルバゾリル、β−カルボリニル、フェナントリジニル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニルなどのような8〜14員縮合多環式(好ましくは、二環式または三環式)芳香族ヘテロ環基を含む。
ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンゾイミダゾリル、ジヒドロベンゾオキサゾリル、ジヒドロベンゾチアゾリル、ジヒドロベンズイソチアゾリル、ジヒドロナフト[2,3−b]チエニル、テトラヒドロイソキノリル、テトラヒドロキノリル、4H−キノリジニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジニル、テトラヒドロベンズアゼピニル、テトラヒドロキノキサリニル、テトラヒドロフェナントリジニル、ヘキサヒドロフェノチアジニル、ヘキサヒドロフェノキサジニル、テトラヒドロフタラジニル、テトラヒドロナフチリジニル、テトラヒドロキナゾリニル、テトラヒドロシンノリニル、テトラヒドロカルバゾリル、テトラヒドロ−β−カルボリニル、テトラヒドロアクリジニル、テトラヒドロフェナジニル、テトラヒドロチオキサンテニル、ヒドロイソキノリルなどのような9〜14員縮合多環式(好ましくは二環式または三環式)非芳香族ヘテロ環基を含む。
ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンズイソキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、ベンゾトリアゾール、イミダゾピリジン、チエノピリジン、フロピリジン、ピロロピリジン、ピラゾロピリジン、オキサゾロピリジン、チアゾロピリジン、イミダゾピラジン、イミダゾピリミジン、チエノピリミジン、フロピリミジン、ピロロピリミジン、ピラゾロピリミジン、オキサゾロピリミジン、チアゾロピリミジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロトリアジン、ナフト[2,3−b]チオフェン、フェノキサチイン、インドール、イソインドール、1H−インダゾール、プリン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、カルバゾール、β−カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナジン、フェノチアジン、フェノキサジンなどのような8〜14員縮合多環式(好ましくは二環式または三環式)芳香族ヘテロ環を含む。
ジヒドロベンゾフラン、ジヒドロベンゾイミダゾール、ジヒドロベンゾオキサゾール、ジヒドロベンゾチアゾール、ジヒドロベンズイソチアゾール、ジヒドロナフト[2,3−b]チオフェン、テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロキノリン、4H−キノリジン、インドリン、イソインドリン、テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン、テトラヒドロベンズアゼピン、テトラヒドロキノキサリン、テトラヒドロフェナントリジン、ヘキサヒドロフェノチアジン、ヘキサヒドロフェノキサジン、テトラヒドロフタラジン、テトラヒドロナフチリジン、テトラヒドロキナゾリン、テトラヒドロシンノリン、テトラヒドロカルバゾール、テトラヒドロ−β−カルボリン、テトラヒドロアクリジン、テトラヒドロフェナジン、テトラヒドロチオキサンテン、ヒドロイソキノリンなどのような9〜14員縮合多環式(好ましくは二環式または三環式)非芳香族ヘテロ環を含む。
(1)場合によりさらに置換されているベンゼン環(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して各々が場合により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(好ましくはピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(好ましくはシクロペンテン)を形成する)、
(2)場合によりさらに置換されているピリジン環、
(3)場合によりさらに置換されているピリミジン環、
(4)場合によりさらに置換されているピリダジン環、
(5)場合によりさらに置換されているピラジン環、
(6)場合によりさらに置換されているピラゾール環、
(7)場合によりさらに置換されているチアゾール環(チアゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して場合により置換されているベンゼン環を形成する)、
(8)場合によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(9)場合によりさらに置換されているイミダゾール環(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して場合により置換されているベンゼン環を形成する)または
(10)場合によりさらに置換されているイソキサゾール環
である。
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(v)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(I)アミノ基および
(II)ヒドロキシ基、
(vi)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(d)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)アミノ基、
(i)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(j)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(l)場合により次の(i)から選択される置換基により、モノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(m)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))、
(n)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピリジル、オキセタニル))、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(VI)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(v)オキソ基、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(p)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(例えば、ピペリジルスルホニル))
(5員または6員芳香環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン)、C5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)またはベンゼン環(例えば、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、インダン、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(c)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(d)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル))
である。
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(d)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(i)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(k)場合により次の(i)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))、
(m)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピリジル))、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(VI)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(v)オキソ基、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(o)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(例えば、ピペリジルスルホニル))
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)(例えば、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、インダン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員
単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(c)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(d)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル)))または
(a)アミノ基、
(b)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(I)アミノ基および
(II)ヒドロキシ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基および
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(c)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(d)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(e)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、オキセタニル))
(5員または6員芳香族ヘテロ環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する(例えば、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール))
である。
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(d)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(i)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(k)場合により次の(i)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(VI)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(v)オキソ基、
(n)場合により次の(i)〜(xi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、ピペリジルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル、アゼパニルカルボニル、ジアゼパニルカルボニル、オキサゼパニルカルボニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニルカルボニル、2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチルカルボニル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチルカルボニル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチルカルボニル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクチルカルボニル、1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オクチルカルボニル、7−オキサ−4−アザスピロ[2.5]オクチルカルボニル、2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノニルカルボニル、4−オキサ−7−アザスピロ[2.5]オクチルカルボニル、2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプチルカルボニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチルカルボニル、2,7−ジアザスピロ[3.5]ノニルカルボニル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)(例えば、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、インダン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(c)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(d)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル)))、
(a)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(b)アミノ基および
(c)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(3)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピリミジン環、
(a)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(b)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(4)ピリダジン環、
(5)ピラジン環、
(6)場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピラゾール環、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(I)アミノ基および
(II)ヒドロキシ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基および
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(b)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(d)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル))、
(7)チアゾール環(チアゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する(例えば、ベンゾチアゾール環))、
(8)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(9)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)によりさらに置換されているイミダゾール環(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する(例えば、ベンゾイミダゾール環))または
(10)イソキサゾール環
である。
(a)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(b)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))
である。
(1)場合によりさらに置換されているベンゼン環(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環(好ましくはピロール)、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(好ましくはピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン、テトラヒドロオキサゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(好ましくはシクロペンテン)を形成し、これらの各々は場合により置換されている)、
(2)場合によりさらに置換されているピリジン環、
(3)場合によりさらに置換されているピリミジン環、
(4)場合によりさらに置換されているピリダジン環、
(5)場合によりさらに置換されているピラジン環、
(6)場合によりさらに置換されているピラゾール環、
(7)場合によりさらに置換されているチアゾール環(チアゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して場合により置換されているベンゼン環を形成する)、
(8)場合によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(9)場合によりさらに置換されているイミダゾール環(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して場合により置換されているベンゼン環を形成する)、
(10)場合によりさらに置換されているイソキサゾール環、
(11)場合によりさらに置換されているチアジアゾール環または
(12)場合によりさらに置換されているチオフェン環(チオフェン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して場合により置換されているC5−6シクロアルケン環(好ましくはシクロペンテン、シクロヘキセン)を形成する)
である。
(a)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(b)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(vii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(viii)場合により次の(I)〜(VI)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(IV)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(V)C6−14アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイル)および
(VI)カルバモイル基、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(V)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基(例えば、エチル)および
(II)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、ジヒドロキナゾリニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル)、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(VII)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル))および
(xiii)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル))、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)オキソ基、
(iii)ヒドロキシ基、
(iv)カルバモイル基、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(ix)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル))、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(h)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(i)アミノ基、
(j)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(k)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(l)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(n)C2−6アルキニル基(例えば、(プロプ−2−イニル))、
(o)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、塩素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(p)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(q)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル、ピリジル、ピラゾリル、チエニル))、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(ii)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(i)場合により次の(I)〜(XI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)カルバモイル基、
(V)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(VI)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(VII)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(VIII)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(X)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、ピリミジニル))および
(XI)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(vi)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル))、
(viii)場合により次の(I)〜(VII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、テトラヒドロフリル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(IV)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(VII)重水素原子、
(ix)オキソ基、
(x)ヒドロキシ基および
(xi)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))、
(t)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(例えば、ピペリジルスルホニル))および
(5員または6員芳香環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環(例えば、ピロール)、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン、テトラヒドロオキサゼピン)、C5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン)またはベンゼン環(例えば、インドール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、テトラヒドロベンズオキサゼピン、インダン、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、テトラヒドロベンゾチオフェン、シクロペンタチオフェン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、オキセタニル))、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(d)ホルミル基、
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iv)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(v)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ)および
(vi)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(f)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(g)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル))、
(h)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、オキセタニル))および
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル)))
である。
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(d)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(i)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))、
(i)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)カルバモイル基、
(V)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(VI)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(VII)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(v)オキソ基および
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環(例えば、ピロール)、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン、テトラヒドロオキサゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)(例えば、インドール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、テトラヒドロベンズオキサゼピン、インダン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、オキセタニル))、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(d)ホルミル基、
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iv)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(v)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ)および
(vi)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(f)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(g)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル))、
(h)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、オキセタニル))および
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル)))または
(a)アミノ基、
(b)ハロゲン原子(例えば、塩素原子)、
(c)シアノ基、
(d)カルボキシ基、
(e)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(V)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(III)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイル)および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基(例えば、エチル)および
(II)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、ジヒドロキナゾリニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル)、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(VII)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル))および
(xiii)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル))、
(g)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(h)場合により次の(i)〜(ix)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい;例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、インダニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、スピロ[3.3]ヘキシル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)オキソ基、
(iii)ヒドロキシ基、
(iv)カルバモイル基、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(ix)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル))、
(j)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(k)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、塩素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(l)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(m)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、チエニル))、
(n)場合により次の(i)〜(x)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル、アゼチジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、アゼパニル、ジアゼパニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ジヒドロピリジル、8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、2−アザスピロ[3.3]ヘプチル))、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、ピリミジニル))および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、モルホリニル))、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(vi)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(vii)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、トリフルオロアセチル)、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル))および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル、ピペリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(p)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル、モルホリニルカルボニル))
(5員または6員芳香族ヘテロ環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環(例えば、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン)を形成する(例えば、テトラヒドロベンゾチオフェン環、シクロペンタチオフェン環))
である。
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(d)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(i)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(k)場合により次の(i)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(m)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピリジル、モルホリニル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)カルバモイル基、
(V)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(VI)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(VII)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(v)オキソ基および
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環(例えば、ピロール)、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン、テトラヒドロオキサゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)(例えば、インドール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、テトラヒドロベンズオキサゼピン、インダン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、オキセタニル))、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(d)ホルミル基、
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iv)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(v)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ)および
(vi)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(f)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(g)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル))、
(h)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、オキセタニル))および
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル)))、
(a)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ)、
(c)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロヘキシル)、
(d)アミノ基および
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、アゼチジニル、ピペラジニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピラニル))、
(i)ヒドロキシ基、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル))、
(iii)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、トリフルオロアセチル)、
(iv)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(vi)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル))、
(a)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(b)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(4)ピリダジン環、
(5)ピラジン環、
(a)ハロゲン原子(例えば、塩素原子)、
(b)シアノ基、
(c)カルボキシ基、
(d)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(V)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(III)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイル)および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基(例えば、エチル)および
(II)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、ジヒドロキナゾリニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル)、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(VII)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル))および
(xiii)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル))、
(f)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(g)場合により次の(i)〜(viii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい;例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、インダニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、スピロ[3.3]ヘキシル)、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルバモイル基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(vii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(viii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル))、
(h)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(i)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(j)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(k)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、チエニル))、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、ピリミジニル))および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル))、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)
、
(vi)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(vii)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル))および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(o)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル、モルホリニルカルボニル))、
(8)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(9)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイミダゾール環、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)
(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する(例えば、ベンゾイミダゾール環))、
(10)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)によりさらに置換されているイソキサゾール環、
(11)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているチアジアゾール環、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、塩素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)または
(12)場合により1〜3個のシアノ基によりさらに置換されているチオフェン環(チオフェン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン)を形成する(例えば、テトラヒドロベンゾチオフェン環、シクロペンタチオフェン環))
である。
(a)ハロゲン原子(例えば、塩素原子)、
(b)シアノ基、
(c)カルボキシ基、
(d)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(V)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(III)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイル)および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基(例えば、エチル)および
(II)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、ジヒドロキナゾリニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル)、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(VII)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル))および
(xiii)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル))
(f)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(g)場合により次の(i)〜(viii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい;例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、インダニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、スピロ[3.3]ヘキシル)、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルバモイル基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(vii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(viii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル))、
(h)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(i)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(j)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(k)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、チエニル))、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、ピリミジニル))および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル))、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(vi)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(vii)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル))および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(n)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))および
(o)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル、モルホリニルカルボニル))
である。
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)カルボキシ基、
(II)カルバモイル基および
(III)3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル)、
(v)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)
および
(vi)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
かつ、場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基により、(好ましくは3位で)さらに置換されている
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)および
(f)シアノ基
(好ましくは、場合により次の(a)〜(c)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている。
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル、イソプロピル)、
(b)場合によりから選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))。
(i)場合により次の(I)および(II)から選択される1個または2個の置換基により置換されている含窒素3〜8員(好ましくは4〜6員)単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、モルホリニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
かつ、次の(a)〜(e)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
(好ましくは次の(a)〜(c)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル、イソプロピル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))。
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル、イソプロピル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)。
(i)3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基および
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1個または2個の置換基により置換されているアゼチジニル基、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
かつ次の(a)から選択される1個の置換基により置換されている1個のシクロヘキシル基により(好ましくは3位で)さらに置換されている
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ)。
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(IV)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)および
(V)5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル)、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル)および
(vi)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
かつ場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)および
(f)シアノ基
(好ましくは次の(a)〜(e)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)、
(c)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(d)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル))。
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(IV)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)および
(V)5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル)、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル)および
(vi)場合により次の(I)〜(V)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子
から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル)、
かつ次の(a)〜(e)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
(好ましくは、次の(a)〜(e)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)、
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル))。
場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている1個のピペリジル基により(好ましくは1位で)さらに置換されており、
(i)ヒドロキシ基、
(ii)場合により次の(I)〜(VII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソプロピル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル)および
(VII)3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル)、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(vii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
かつ場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)置換されている
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)および
(f)シアノ基
(好ましくは次の(a)〜(d)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、エチル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル)、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ)、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(d)シアノ基)。
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
(好ましくは次の(a)および(b)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、トリフルオロメチル)および
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ))。
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
である。
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)によりさらに置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1は炭素原子であり、Y2は炭素原子でありY3は窒素原子であるまたはY1は窒素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は炭素原子である)
である。
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子、
(3)場合により置換されているC1−6アルキル基、
(4)場合により置換されているカルバモイル基または
(5)場合により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基)
である。
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル)、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル)または
(6)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピロリジニルカルボニル))
である。
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)または
(4)カルバモイル基
である。
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
である。
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、好ましくは塩素原子)または
(3)C1−6アルキル基(例えば、メチル)
である。
(1)シアノ基または
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)
である。
(1)−O−または
(2)−N(RZ)−(RZは、上で定義されるとおりである)
である。
(1)−O−または
(2)−NH−
である。
(1)水素原子、
(2)場合により置換されているC1−6アルキル基または
(3)場合により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
である。
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
である。
(1)水素原子または
(2)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)
である。
(1)場合により置換されているC1−6アルキル基、
(2)場合により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基)または
(3)場合により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基
である。
(1)場合により次の(a)〜(j)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル、ベンゾイミダゾリル)、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(iii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、トリチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、イミダゾリジニル、モルホリニル、トリアゾリニル、ピロリジニル))、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、トリアゾリルオキシ(例えば、1,2,4−トリアゾリルオキシ)))、
(h)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
である。
(1)場合により次の(a)〜(h)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル))、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(b)1〜3個のオキソ基で場合により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピロリジニル))、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)場合により次の(i)および(ii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(ii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(h)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
である。
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されている5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラゾリル、ピラゾリル)および
(b)場合により1〜3個のオキソ基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピロリジニル)
である。
(a)5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラゾリル)および
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、ジフルオロメトキシ)。
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されている5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル)
環Aが、
(1)場合によりさらに置換されているベンゼン環(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(好ましくはピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(好ましくはシクロペンテン)を形成し、これらの各々は、場合により置換されている)、
(2)場合によりさらに置換されているピリジン環、
(3)場合によりさらに置換されているピリミジン環、
(4)場合によりさらに置換されているピリダジン環、
(5)場合によりさらに置換されているピラジン環、
(6)場合によりさらに置換されているピラゾール環、
(7)場合によりさらに置換されているチアゾール環(チアゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して、場合により置換されているベンゼン環を形成する)、
(8)場合によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(9)場合によりさらに置換されているイミダゾール環(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して、場合により置換されているベンゼン環を形成する)または
(10)場合によりさらに置換されているイソキサゾール環
であり;
環Bが、場合によりさらに置換されているピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、場合によりさらに置換されているピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
場合によりさらに置換されているピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、場合によりさらに置換されているベンゼン環または場合によりさらに置換されているピリジン環(Y1は炭素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は窒素原子であるまたはY1は窒素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は炭素原子である)であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−N(RZ)−(RZは、上で定義されるとおりである)
であり;
R1が、
(1)水素原子、
(2)場合により置換されているC1−6アルキル基または
(3)場合により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル);
R2が、
(1)場合により置換されているC1−6アルキル基、
(2)場合により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基)または
(3)場合により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基;および
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子、
(3)場合により置換されているC1−6アルキル基、
(4)場合により置換されているカルバモイル基または
(5)場合により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基)
である、化合物(I)。
環Aが、場合により次の(a)〜(p)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されている5員または6員芳香環(例えば、ベンゼン、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、イソキサゾール)、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(v)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(I)アミノ基および
(II)ヒドロキシ基、
(vi)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(d)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)アミノ基、
(i)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(j)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(l)場合により次の(i)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(n)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピリジル、オキセタニル))、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(VI)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(v)オキソ基、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(5員または6員芳香環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン)、C5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)またはベンゼン環(例えば、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、インダン、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されている
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(c)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(d)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル)))
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、ベンゼン環またはピリジン環(Y1は炭素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は窒素原子であるまたはY1は窒素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は炭素原子である)であり、これらの各々は、場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)でさらに置換されており;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
R1が、
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
であり;
(1)場合により次の(a)〜(j)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル、ベンゾイミダゾリル)、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(iii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、トリチル)
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、イミダゾリジニル、モルホリニル、トリアゾリニル))、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、トリアゾリルオキシ(例えば、1,2,4−トリアゾリルオキシ)))、
(h)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
であり;そして
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル)、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル)または
(6)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピロリジニルカルボニル))
である、化合物(I)。
環Aが、
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(d)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(i)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))、
(m)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピリジル))、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(VI)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(v)オキソ基
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)(例えば、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、インダン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されている
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(c)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(d)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル)))
または
(2)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されている5員または6員芳香族ヘテロ環(例えば、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、イソキサゾール)、
(a)アミノ基、
(b)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(I)アミノ基および
(II)ヒドロキシ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基および
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(c)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(d)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(e)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、オキセタニル))
(5員または6員芳香族ヘテロ環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する(例えば、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール))
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)によりさらに置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1は炭素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は窒素原子であるまたはY1は窒素原子であり、Y2は炭素原子であり、Y3は炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
R1が、
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
であり;
(1)場合により次の(a)〜(j)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル、ベンゾイミダゾリル)、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(iii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、トリチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、イミダゾリジニル、モルホリニル、トリアゾリニル))、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、トリアゾリルオキシ(例えば、1,2,4−トリアゾリルオキシ)))、
(h)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
であり;そして
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル)、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル)または
(6)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピロリジニルカルボニル))
である、化合物(I)。
環Aが、
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル))
、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(i)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(j)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))、
(m)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピリジル))、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(VI)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(v)オキソ基
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)(例えば、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、インダン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されている
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(c)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(d)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル)))、
(a)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(b)アミノ基および
(c)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(3)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピリミジン環、
(a)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(b)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(4)ピリダジン環、
(5)ピラジン環、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(I)アミノ基および
(II)ヒドロキシ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基および
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(b)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(d)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル))
(7)チアゾール環(チアゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する(例えば、ベンゾチアゾール環))、
(8)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(9)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)によりさらに置換されているイミダゾール環(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する(例えば、ベンゾイミダゾール環))または
(10)イソキサゾール環
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)によりさらに置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1が炭素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が窒素原子であるまたはY1が窒素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
であり;
(1)場合により次の(a)〜(j)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル、ベンゾイミダゾリル)、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(iii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、トリチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、イミダゾリジニル、モルホリニル、トリアゾリニル))、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、トリアゾリルオキシ(例えば、1,2,4−トリアゾリルオキシ)))、
(h)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
であり;そして
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル)、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル)または
(6)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピロリジニルカルボニル))
である、化合物(I)。
環Aが、場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環
(a)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(b)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))
であり;
環Bが、ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;
R2が場合により1〜3個の5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル)、テトラゾリル)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;そして
R3が、
(1)シアノ基または
(2)ハロゲン原子(例えば、塩素原子)
である、化合物(I)。
環Aが、
(1)場合によりさらに置換されているベンゼン環(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環(好ましくはピロール)、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(好ましくはピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン、テトラヒドロオキサゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(好ましくはシクロペンテン)を形成し、これらの各々は、場合により置換されている)、
(2)場合によりさらに置換されているピリジン環、
(3)場合によりさらに置換されているピリミジン環、
(4)場合によりさらに置換されているピリダジン環、
(5)場合によりさらに置換されているピラジン環、
(6)場合によりさらに置換されているピラゾール環、
(7)場合によりさらに置換されているチアゾール環(チアゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して、場合により置換されているベンゼン環を形成する)、
(8)場合によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(9)場合によりさらに置換されているイミダゾール環(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して、場合により置換されているベンゼン環を形成する)、
(10)場合によりさらに置換されているイソキサゾール環、
(11)場合によりさらに置換されているチアジアゾール環または
(12)場合によりさらに置換されているチオフェン環(チオフェン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して場合により置換されているC5−6シクロアルケン環(好ましくはシクロペンテン、シクロヘキセン)を形成する)
であり;
環Bが、場合によりさらに置換されているピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、場合によりさらに置換されているピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または場合によりさらに置換されているピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)であり;
環Cが、場合によりさらに置換されているベンゼン環または場合によりさらに置換されているピリジン環(Y1が炭素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が窒素原子であるまたはY1が窒素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が炭素原子である)
であり;
(1)−O−または
(2)−N(RZ)−(RZは、上で定義されるとおりである)
であり;
R1が、
(1)水素原子、
(2)場合により置換されているC1−6アルキル基または
(3)場合により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
であり;
R2が、
(1)場合により置換されているC1−6アルキル基、
(2)場合により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基)または
(3)場合により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子、
(3)場合により置換されているC1−6アルキル基、
(4)場合により置換されているカルバモイル基または
(5)場合により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基)
である、化合物(I)。
環Aが、場合により次の(a)〜(u)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されている5員または6員芳香環(例えば、ベンゼン、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、イソキサゾール、チアジアゾール、チオフェン)、
(a)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ)
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(b)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(vii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(viii)場合により次の(I)〜(VI)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(IV)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(V)C6−14アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイル)および
(VI)カルバモイル基、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(V)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基(例えば、エチル)および
(II)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、ジヒドロキナゾリニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル)、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(VII)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル))および
(xiii)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル))、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)オキソ基、
(iii)ヒドロキシ基、
(iv)カルバモイル基、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(ix)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル))、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(h)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(i)アミノ基、
(j)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(k)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(l)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(n)C2−6アルキニル基(例えば、(プロプ−2−イニル))、
(o)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、塩素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(p)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(q)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル、ピリジル、ピラゾリル、チエニル))、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(ii)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(i)場合により次の(I)〜(XI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(I)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)カルバモイル基、
(V)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(VI)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(VII)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(VIII)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(X)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、ピリミジニル))および
(XI)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(vi)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル))、
(viii)場合により次の(I)〜(VII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、テトラヒドロフリル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(IV)場合によりから選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(VII)重水素原子、
(ix)オキソ基、
(x)ヒドロキシ基および
(xi)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))、
(t)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基(例えば、ピペリジルスルホニル))および
(5員または6員芳香環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環(例えば、ピロール)、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン、テトラヒドロオキサゼピン)、C5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン)またはベンゼン環(例えば、インドール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、テトラヒドロベンズオキサゼピン、インダン、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、テトラヒドロベンゾチオフェン、シクロペンタチオフェン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、オキセタニル))、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(d)ホルミル基、
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iv)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(v)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ)および
(vi)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(f)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(g)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル))、
(h)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、オキセタニル))および
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル)))
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である);
環Cが、ベンゼン環またはピリジン環(Y1が炭素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が窒素原子であるまたはY1が窒素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が炭素原子である)であり、これらの各々は、場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)によりさらに置換されており;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
R1が、
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
であり;
(1)場合により次の(a)〜(j)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル、ベンゾイミダゾリル)、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(iii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、トリチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、イミダゾリジニル、モルホリニル、トリアゾリニル、ピロリジニル))、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、トリアゾリルオキシ(例えば、1,2,4−トリアゾリルオキシ)))、
(h)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル)、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル)または
(6)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピロリジニルカルボニル))
である、化合物(I)。
環Aが、
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)、から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(d)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(i)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(k)場合により次の(i)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))、
(i)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)カルバモイル基、
(V)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(VI)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(VII)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(v)オキソ基および
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環(例えば、ピロール)、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン、テトラヒドロオキサゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)(例えば、インドール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、テトラヒドロベンズオキサゼピン、インダン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、オキセタニル))、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(d)ホルミル基、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iv)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(v)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ)および
(vi)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(f)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(g)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル))、
(h)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、オキセタニル))および
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル)));または
(a)アミノ基、
(b)ハロゲン原子(例えば、塩素原子)、
(c)シアノ基、
(d)カルボキシ基、
(e)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(V)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(III)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイル)および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基(例えば、エチル)および
(II)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、ジヒドロキナゾリニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル)、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(VII)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル))および
(xiii)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル))、
(g)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(h)場合により次の(i)〜(ix)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい;例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、インダニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、スピロ[3.3]ヘキシル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)オキソ基、
(iii)ヒドロキシ基、
(iv)カルバモイル基、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(ix)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル))、
(j)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(k)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、塩素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(l)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(m)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、チエニル))、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、ピリミジニル))および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、モルホリニル))、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(vi)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(vii)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、トリフルオロアセチル)、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル))および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル、ピペリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(p)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル、モルホリニルカルボニル))
(5員または6員芳香族ヘテロ環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環(例えば、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン)を形成する(例えば、テトラヒドロベンゾチオフェン環、シクロペンタチオフェン環))
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)によりさらに置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1が炭素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が窒素原子であるまたはY1が窒素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
R1が、
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
であり;
(1)場合により次の(a)〜(j)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル、ベンゾイミダゾリル)、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(iii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、トリチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、イミダゾリジニル、モルホリニル、トリアゾリニル、ピロリジニル))、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、トリアゾリルオキシ(例えば、1,2,4−トリアゾリルオキシ)))、
(h)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル)、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル)または
(6)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピロリジニルカルボニル))
である、化合物(I)。
環Aが、
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ)、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル))、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)、
(i)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、
(h)C1−6アルキルスルファニル基(例えば、メチルスルファニル)、
(i)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(j)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(VI)場合によりC1−6アルキル基(例えば、メチル)およびC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル)および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロエチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、ピペリジル))、
(k)場合により次の(i)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピラゾリル))、
(i)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)カルバモイル基、
(V)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(VI)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(VII)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)場合により次の(I)〜(IIIから選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロピラニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(v)オキソ基および
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(III)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(viii)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニル)、
(x)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル))および
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環(例えば、ピロール)、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環(例えば、ピロリン、ジヒドロフラン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロアゼピン、テトラヒドロオキサゼピン)またはC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン)(例えば、インドール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロベンゾオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、テトラヒドロベンズオキサゼピン、インダン)を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ)および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、オキセタニル))、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(d)ホルミル基、
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iv)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(v)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ)および
(vi)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(f)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(g)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル))、
(h)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、オキセタニル))および
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル)))、
(a)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ)、
(c)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロヘキシル)、
(d)アミノ基および
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル、アゼチジニル、ピペラジニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピラニル))、
(i)ヒドロキシ基、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、オキセタニル))、
(iii)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、トリフルオロアセチル)、
(iv)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル)および
(vi)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル))、
(a)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)および
(b)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピペリジル))、
(5)ピラジン環、
(6)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピラゾール環、
(a)ハロゲン原子(例えば、塩素原子)、
(b)シアノ基、
(c)カルボキシ基、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(V)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(III)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイル)および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基(例えば、エチル)および
(II)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、ジヒドロキナゾリニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル)、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(VII)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル))および
(xiii)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル))、
(f)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルバモイル基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(vii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(viii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル))、
(i)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(j)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(k)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、チエニル))、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、ピリミジニル))および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル))、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(vi)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(vii)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル))および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル))
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子
(o)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル、モルホリニルカルボニル))、
(8)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(9)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイミダゾール環、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)
(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する(例えば、ベンゾイミダゾール環))、
(10)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)によりさらに置換されているイソキサゾール環、
(11)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているチアジアゾール環、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、塩素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)または
(12)場合により1〜3個のシアノ基によりさらに置換されているチオフェン環(チオフェン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してC5−6シクロアルケン環(例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン)を形成する(例えば、テトラヒドロベンゾチオフェン環、シクロペンタチオフェン環))
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)によりさらに置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1が炭素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が窒素原子であるまたはY1が窒素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
R1が、
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
であり;
(1)場合により次の(a)〜(j)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル、ベンゾイミダゾリル)、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(iii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、トリチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、イミダゾリジニル、モルホリニル、トリアゾリニル、ピロリジニル))、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、トリアゾリルオキシ(例えば、1,2,4−トリアゾリルオキシ)))、
(h)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ))、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
であり;そして
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル)、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル)または
(6)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピロリジニルカルボニル))
である、化合物(I)。
環Aが、場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピラゾール環、
(a)ハロゲン原子(例えば、塩素原子)、
(b)シアノ基、
(c)カルボキシ基、
(d)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2−ジメチルプロピル)、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(V)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(III)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイル)および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基(例えば、エチル)および
(II)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、ジヒドロキナゾリニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル)、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル)、
(VII)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロピラニル))および
(xiii)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、モルホリニルカルボニル))、
(f)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(g)場合により次の(i)〜(viii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい;例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、インダニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、スピロ[3.3]ヘキシル)、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルバモイル基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(vii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル))、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(viii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(II)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル))、
(i)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)、
(j)C6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(k)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、チエニル))、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)、
(VI)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル、ピリミジニル))および
(VIII)3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル))、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(vi)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(vii)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル))および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル))
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(o)場合により1〜3個の3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル))により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基(例えば、ピペリジルカルボニル、モルホリニルカルボニル))
であり;
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である);
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)によりさらに置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1が炭素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が窒素原子であるまたはY1が窒素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
R1が、
(1)水素原子または
(2)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)
であり;
(1)場合により次の(a)〜(h)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソブチル)、
(a)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員(好ましくは5〜10員)芳香族ヘテロ環基(好ましくは5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、ピリジル))、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(b)場合により1〜3個のオキソ基により置換されている3〜14員(好ましくは4〜10員)非芳香族ヘテロ環基(好ましくは3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピロリジニル))、
(c)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ)、
(g)場合により次の(i)および(ii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)および
(ii)C1−6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル)および
(h)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル)、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイル)
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)または
(4)カルバモイル基
である、化合物(I)。
環Aが、ピラゾール環であり、これは、
場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている1個のシクロヘキシル基により(好ましくは1位で)さらに置換されており、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(I)カルボキシ基、
(II)カルバモイル基および
(III)3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、モルホリニル)、
(v)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル)および
(vi)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
かつ、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)および
(f)シアノ基
(好ましくは、場合により次の(a)〜(c)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル、イソプロピル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ));
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;
R2が次の(a)および(b)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されている5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラゾリル、ピラゾリル)および
(b)場合により1〜3個のオキソ基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、ピロリジニル)
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
である、化合物(I)。
環Aがピラゾール環であり、これは、次の(i)から選択される1個の置換基により置換されている1個のシクロヘキシル基により(好ましくは1位で)さらに置換されており、
(i)場合により次の(I)および(II)から選択される1個または2個の置換基により置換されている含窒素3〜8員(好ましくは4〜6員)単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、モルホリニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルキル基(例えば、メチル)
かつ次の(a)〜(e)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されており、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
(好ましくは次の(a)〜(c)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル、イソプロピル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ));
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル);
R2が、1個のテトラゾリル基(好ましくはテトラゾリルメチル基(例えば、テトラゾリル−1−イルメチル))により置換されたC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
である、化合物(I)。
環Aがピラゾール環であり、これは、1個のモルホリニル基により置換された1個のシクロヘキシル基により(好ましくは1位で)さらに置換され、かつ次の(a)〜(c)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されており、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル、イソプロピル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ);
環Bがピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;
R2が1個のテトラゾリル基(好ましくは、テトラゾリルメチル基(例えば、テトラゾリル−1−イルメチル))により置換されたC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;そして
R3が
(1)シアノ基または
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)
である、化合物(I)。
環Aがピラゾール環であり、これは、次の(i)および(ii)から選択される1個の置換基により置換された1個のシクロヘキシル基により(好ましくは1位で)さらに置換され、
(i)3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基および
(ii)場合により次の(I)および(II)、から選択される1個または2個の置換基により置換されているアゼチジニル基
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルキル基(例えば、メチル)、
かつ次の(a)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されており、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ);
環Bは、ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cはベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;
R2が、1個のテトラゾリル基(好ましくは、テトラゾリルメチル基(例えば、テトラゾリル−1−イルメチル))により置換されたC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;そして
R3が、
(1)シアノ基または
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)
である、化合物(I)。
環Aがピラゾール環であり、これは、
場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている1個の2−アザスピロ[3.3]ヘプチル基により(好ましくは1位で)さらに置換されており、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(IV)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)および
(V)5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル)、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル)および
(vi)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子
かつ、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)および
(f)シアノ基
(好ましくは次の(a)〜(e)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)、
(c)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(d)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル));
環Bがピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;
R2が次の(a)および(b)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基(例えば、メチル)、
(a)5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラゾリル)および
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、ジフルオロメトキシ)
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
である、化合物(I)。
環Aがピラゾール環であり、これは、次の(i)〜(vi)から選択される1個の置換基により置換された1個の2−アザスピロ[3.3]ヘプチル基により(好ましくは1位で)置換されており、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(A)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(IV)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)および
(V)5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル)、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(iv)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル)および
(vi)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(III)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
かつ
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
(好ましくは次の(a)〜(e)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)、
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル));
環Bがピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;
R2が1個のテトラゾリル基(好ましくは、テトラゾリルメチル基(例えば、テトラゾリル−1−イルメチル))により置換されたC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
である、化合物(I)。
環Aがピラゾール環であり、これは、
場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている1個のピペリジル基により(好ましくは1位で)さらに置換されており、
(i)ヒドロキシ基、
(ii)場合により次の(I)〜(VII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソプロピル、3,3−ジメチルブチル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(V)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(VI)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、ピロリル、チアゾリル、チエニル)および
(VII)3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル)、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、
(I)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(II)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(iv)C7−16アラルキル基(例えば、ベンジル)、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル)、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)および
(vii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、ピペリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル)、
(I)C1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(II)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
かつ
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)
から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)、
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)および
(f)シアノ基
(好ましくは次の(a)〜(d)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、エチル、イソプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル)、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ)、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)および
(d)シアノ基);
環Bがピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;
R2が次の(a)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されている5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、トリアゾリル(例えば、1,2,4−トリアゾリル)、テトラゾリル、ピラゾリル);そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
である、化合物(I)。
環Aがピラゾール環であり、これは、
1個のテトラヒドロピラニル基により置換された1個のピペリジル基により(好ましくは1位で)さらに置換され、かつ次の(a)〜(e)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されており、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(c)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)および
(e)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
(好ましくは次の(a)および(b)から選択される1個の置換基により(好ましくは3位で)さらに置換されている、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、トリフルオロメチル)および
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ));
環Bがピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;
R2が、1個のテトラゾリル基(好ましくは、テトラゾリルメチル基(例えば、テトラゾリル−1−イルメチル))により置換されたC1−6アルキル基(例えば、メチル)であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
である、化合物(I)。
Rx1は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)または
(5)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
であり;
Ry1は、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
であり;そして
Rz1は、
(1)場合により次の(a)および(b)から選択される1個または2個の置換基により置換されている含窒素3〜8員(好ましくは4〜6員)単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、アゼチジニル、モルホリニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル)、
(a)ヒドロキシ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)
である〕
により表される化合物またはその塩。
Rx1aは、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル、イソプロピル)、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)または
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)
であり;
Ry1aは、
(1)シアノ基または
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)
である〕
により表される化合物またはその塩。
Rx1aが、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル、イソプロピル)または
(2)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、2,2,2−トリフルオロエトキシ)
であり;
Ry1aがハロゲン原子(好ましくは塩素原子)である
化合物であり、特に好ましくは、
Rx1aがトリフルオロメチル基、イソプロピル基または2,2,2−トリフルオロエトキシ基であり;
Ry1aが塩素原子である
化合物である。
Rx1bは、場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ)であり;
Rz1bは、
(1)3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基または
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1個または2個の置換基により置換されているアゼチジニル基、
(a)ヒドロキシ基および
(b)C1−6アルキル基(例えば、メチル)
である〕
により表される化合物またはその塩。
Rx1bが2,2−ジフルオロエトキシ基または2,2,2−トリフルオロエトキシ基であり;
Rz1bが、
(1)3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基または
(2)ヒドロキシ基およびメチル基により置換されたアゼチジニル基
である化合物である。
Rx2は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)または
(5)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
であり;
Ry2は、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
であり;そして
Rz2は、
(1)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(b)ヒドロキシ基、
(c)場合により次の(i)〜(iii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(ii)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ)および
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ)、
(d)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ)および
(e)5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル)、
(2)場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(b)ヒドロキシ基、
(c)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル)および
(d)C1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)、
(3)C1−6アルコキシ−カルボニル基(例えば、tert−ブトキシカルボニル)、
(4)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC6−14アリール基(例えば、フェニル)、
(5)場合により1〜3個のC1−6アルキル基(例えば、メチル)により置換されている5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基(例えば、ピリミジニル、ピリジル)または
(6)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、オキセタニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、オキセパニル、ジオキセパニル、ジオキサニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)、
(b)場合によりハロゲン原子(例えば、フッ素原子)およびC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル)、
(c)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(d)シアノ基および
(e)重水素原子
である〕
により表される化合物またはその塩。
Rx2が、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)または
(2)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、2,2,2−トリフルオロエトキシ)
であり、
Rz2がハロゲン原子(好ましくは塩素原子)であり;そして
Rz2が含酸素4〜6員単環式非芳香族ヘテロ環基(例えば、テトラヒドロピラニル)である
化合物であり、特に好ましくは、
Rx2がトリフルオロメチル基または2,2,2−トリフルオロエトキシ基であり、
Rz2が塩素原子であり;そして
Rz2がテトラヒドロピラニル基である
化合物である。
Rx3は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、
(a)ハロゲン原子(例えば、フッ素原子)および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子(例えば、フッ素原子)により置換されているC3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル)、
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(例えば、オキセタニルオキシ)、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニル)または
(5)C3−10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル)
であり;
Ry3は
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチル)
である〕
により表される化合物またはその塩。
Rx3が、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基(例えば、イソプロピル、トリフルオロメチル)または
(2)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基(例えば、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ)
であり;
Ry3が、
(1)シアノ基または
(2)ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)
である
化合物であり、特に好ましくは、
Rx3がイソプロピル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基または2,2,2−トリフルオロエトキシ基であり;そして
Ry3がシアノ基または塩素原子である
化合物である。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ)−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;および
2−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリルまたはその塩
である。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;および
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩
である
である。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−((1R,5S)−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)シクロヘキシル)−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;および
1−(trans−4−(4−((5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキシル)−3−メチルアゼチジン−3−オールまたはその塩
である。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−(1−{2−[(4−2H)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−1−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)プロパン−1−オンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ペルフルオロエチル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−N−(1−(2−(1,3−ジオキサン−5−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;および
(S)−N−(1−(2−(1,4−ジオキセパン−6−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩
である。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;および
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩
である。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ジフルオロメトキシ)−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;および
(S)−2−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリルまたはその塩
である。
アルコール:メタノール、エタノール、tert−ブチルアルコール、2−メトキシエタノール、ベンジルアルコールなど;
エーテル:ジエチルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンなど;
芳香族炭化水素:クロロベンゼン、トルエン、キシレンなど;
飽和炭化水素:シクロヘキサン、ヘキサンなど;
アミド:N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンなど;
ハロゲン化された炭化水素:ジクロロメタン、四塩化炭素など;
ニトリル:アセトニトリルなど;
スルホキシド:ジメチルスルホキシドなど;
芳香族有機塩基:ピリジンなど;
無水物:無水酢酸など;
有機酸:ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸など;
無機酸:塩酸、硫酸など;
エステル:酢酸エチルなど;
ケトン:アセトン、メチルエチルケトンなど;
水。
無機塩基:水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウムなど;
有機塩基:トリエチルアミン、ジエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、イミダゾール、ピペリジンなど;
金属アルコキシド:ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど;
アルカリ金属ヒドリド:水素化ナトリウムなど;
金属アミド:ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジドなど;
有機リチウム:n−ブチルリチウムなど。
無機酸:塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、リン酸など;
有機酸:酢酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、p−トルエンスルホン酸、10−カンファースルホン酸など;
ルイス酸:三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体、ヨウ化亜鉛、無水塩化アルミニウム、無水塩化亜鉛、無水塩化鉄など。
[スキーム1−1]
L1、L2およびL3は、それぞれ独立して、脱離基であり、
M1およびM2はそれぞれ独立して、ボロン酸基(−B(OH)2)またはホウ酸エステル基(−B(OR)2;RはC1−6アルキル基である)またはその環状基(例えば、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イルなど)であり、そして、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム1−2]
E1はヒドロキシル基または脱離基であり、
Wは−O−、−N(RZ)−または−S−であり、そして、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム1−3]
R4は場合により置換されているC1−6アルキル基であり、
E2はヒドロキシル基または脱離基であり、そして
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム1−4]
[スキーム2−1]
E3はヒドロキシル基または脱離基であり、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム2−2]
[スキーム3]
[スキーム4]
[スキーム5]
[スキーム6]
P0はアミノ基などについての保護基であり、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム7−1]
R5およびR7は、それぞれ独立して置換基であり、
R6は水素原子または置換基であり、
Z1は−O−または結合であり、そして、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム7−2]
T1はアミノ基を含む場合により1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基またはオキソ基を含む場合により1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基またはカルボキシル基を含む場合により1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基または場合によりさらに置換されている5員または6員芳香環であり、
P1はアミノ基またはカルボニル基またはカルボキシル基などについての保護基、R8は水素原子または置換基であり、そして、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム7−3]
Z2は場合により1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基または結合であり、
CyNは、場合により1〜3個の置換基により置換されている含窒素3〜14員非芳香族ヘテロ環基であり、
P2はアミノ基などについての保護基であり、そして、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム7−4]
Cyは、場合によりアミノ基またはカルボキシル基またはヒドロキシル基などのような1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基またはオキソ基を含む場合により1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基であり、
P3はアミノ基またはカルボニル基またはカルボキシル基またはヒドロキシル基などについての保護基であり、
R9およびR10はそれぞれ独立して、水素原子または置換基であり、そして、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム7−5]
[スキーム8−1]
P4は5員単環式芳香族ヘテロ環基などについての保護基であり、E4はヒドロキシル基またはエポキシドを含む基または脱離基であり、そして、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム8−2]
[スキーム8−3]
[スキーム8−4]
[スキーム8−5]
[スキーム8−6]
[スキーム9−1]
[スキーム9−2]
P5はヒドロキシル基などについての保護基であり、
他の記号は上で定義されるとおりである〕
[スキーム9−3]
[スキーム9−4]
R7’は水素原子または置換基であり、
Qは酸素原子またはメチレン基であり、そして
他の記号は上で定義されるとおりである〕
心疾患(心肥大、うっ血性心不全を含む急性心不全および慢性心不全、心筋症、狭心症、心筋炎、心房性/心室性不整脈、頻脈、心筋梗塞など)、心筋虚血、静脈不全、術後心筋梗塞から移行する心不全、高血圧、肺性心、アテローム性動脈硬化症(動脈瘤、冠血管動脈硬化症、脳動脈硬化症、末梢動脈硬化症など)を含む動脈硬化症、血管肥厚、処置(経皮的冠動脈形成術、ステント留置、冠血管内視鏡、血管内超音波検査、冠血管血栓溶解治療など)後の血管肥厚/閉塞および臓器損傷、バイパス手術後の血管再閉塞/再狭窄、人工心肺手術後の心機能低下、呼吸器疾患(かぜ症候群、肺炎、喘息、肺高血圧、肺血栓/肺塞栓など)、骨障害(骨折、再骨折、骨奇形/変形性脊椎症、骨肉腫、骨髄腫、骨形成不全および脊柱側弯症、骨欠損、骨粗鬆症、骨軟化症、くる病、線維性骨炎、腎性骨異栄養症、骨のパジェット病、硬直を伴う脊髄炎、慢性リウマチ性関節炎、変形性関節症ならびに同様の障害における関節組織破壊などのような非代謝性障害)、炎症性疾患(網膜症、腎症、神経損傷、大血管障害などのような糖尿病合併症;慢性リウマチ性関節炎のような関節炎、骨関節症、リウマチ様脊髄炎、髄膜炎など;術後/外傷後炎症;腫脹の減少;咽頭炎;膀胱炎;肺炎;アトピー性皮膚炎;クローン病、潰瘍性大腸炎などのような炎症性腸内疾患;髄膜炎;炎症性眼疾患;肺炎、珪肺症、肺サルコイドーシス、肺結核などのような炎症性肺疾患など)、アレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎、結膜炎、消化器アレルギー、花粉アレルギー、アナフィラキシーなど)、薬物依存症、神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、AIDS脳症など)、中枢神経系損傷(脳出血および脳梗塞ならびにその後遺症および合併症、頭部外傷、脊髄損傷、脳浮腫、感覚機能不全、感覚異常、自律神経機能不全、自律神経機能の異常、多発性硬化症などのような障害)、認知症、記憶障害、意識障害、健忘症、不安症状、神経症状、不快状態、精神障害(うつ病、てんかん、アルコール依存症など)、虚血性末梢循環障害、深部静脈血栓症、閉塞性末梢循環障害、閉塞性動脈硬化症(ASO)、閉塞性血栓性血管炎、糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病など)、糖尿病合併症(神経損傷、腎症、網膜症、白内障、大血管障害、骨減少症、糖尿病性高浸透圧性糖尿病性昏睡、感染症、糖尿病性壊疽、行内乾燥症、聴力の悪化、脳血管損傷、末梢循環障害など)、尿失禁、代謝/栄養障害(肥満、高脂血症、高コレステロール血症、糖尿病、耐糖能障害、高尿酸血症、高カリウム血症、高ナトリウム血症など)、メタボリック症候群、内臓肥満症候群、男性または女性性機能不全などの予防または処置および
味覚異常、嗅覚障害、血圧の概日リズム異常、脳血管損傷(無症候性脳血管障害、一過性脳虚血発作、脳卒中、卒中、脳血管性認知症、高血圧性脳症、脳梗塞など)、脳浮腫、脳循環障害、脳血管損傷(神経症状、精神症状、自覚症状、日常生活の活動機能障害など)の再発および後遺症、腎臓疾患(腎炎、糸球体腎炎、糸球体硬化症、腎不全、血栓性微小血管症、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、高血圧性腎硬化症、透析の合併症、照射による腎症を含む臓器障害など)、移植後の赤血球増加/高血圧/臓器損傷/血管肥厚、移植後の拒絶反応、眼障害(緑内障、眼高血圧など)、血栓症、多臓器不全、内皮機能不全、高血圧性耳鳴り、他の循環疾患(虚血性脳循環障害、レイノー病、ビュルガー病など)、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、カリニ肺炎、結合組織障害(例えば、全身性エリマトーデス、強皮症、多発動脈炎など)、肝臓障害(慢性型を含む肝炎および硬変など)、門脈高血圧、消化器障害(胃炎、胃潰瘍、胃癌、胃手術後障害、消化不良、食道潰瘍、膵炎、結腸ポリープ、胆石症、痔、食道および胃静脈瘤破裂など)、血液/造血障害(赤血球増加症、血管性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、播種性血管内凝固症候群、多発性骨髄腫など)、固形腫瘍、腫瘍(悪性黒色腫、悪性リンパ腫、消化器(例えば、胃、腸など)癌など)、癌およびそれに関連するカヘキシー、癌転移、内分泌障害(アジソン病、クッシング症候群、褐色細胞腫、原発性アルドステロン症など)、クロイツフェルト−ヤコブ病、泌尿器/男性器疾患(膀胱炎、前立腺肥大、前立腺癌、性感染症など)、婦人科疾患(更年期障害、妊娠中毒症、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣疾患、乳腺疾患、性感染症など)、環境/職業因子がもたらす疾患(例えば、放射線障害、紫外線/赤外線/レーザー光線に由来する障害、高山病など)、感染症(例えば、サイトメガロウイルス、インフルエンザウイルスおよびヘルペスウイルスのウイルス感染症、リケッチア感染症、細菌感染症、など)、毒素血症(敗血症、敗血症性ショック、内毒素性ショック、グラム陰性敗血症、毒素性ショック症候群など)、耳鼻咽頭疾患(メニエール病、耳鳴り、味覚障害、回転性めまい、平衡障害、嚥下障害など)、皮膚疾患(ケロイド、血管腫、乾癬など)、透析低血圧、重症筋無力症、慢性疲労症候群などのような全身性疾患、特に心疾患(特に、カテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全、致死性不整脈)などの予防または処置に有用であると考えられる。
(1)本発明の化合物または併用薬物の単一での投与と比較して用量が減少させることができる、
(2)本発明の化合物と組み合わせる薬物が、患者の状態(軽度の場合、重篤な場合など)に応じて選択できる、
(3)本発明の化合物と異なる作用および機構を有する併用薬物を選択することにより、処置期間を長く設定できる、
(4)本発明の化合物と異なる作用および機構を有する併用薬物を選択することにより、持続的な治療効果を設計できる、
(5)本発明の化合物と併用薬物などの組合せ使用により、相乗効果が得られる
のような優れた効果が達成され得る。
(1)本発明の化合物および併用薬物を同時に処理することにより得られる単一製剤の投与、(2)別個に製造された本発明の化合物および併用薬物の2種類の製剤の、同一の投与経路による同時投与、(3)別個に製造された本発明の化合物および併用薬物の2種類の製剤の、同一の投与経路による交互の投与、(4)別個に製造された本発明の化合物および併用薬物の2種類の製剤の、異なる投与経路による同時投与、(5)別個に製造された本発明の化合物および併用薬物の2種類の製剤の、異なる投与経路による交互の投与(例えば、本発明の化合物および併用薬物の順序どおりまたは逆順序での投与)などを含む。
電圧/電流:40kV/50mA
スキャン速度:6°/分
2θのスキャン範囲:2〜35°
実施例の粉末X線回折による結晶化度は、Hermans法により計算した。
mp:融点
MS:質量スペクトル
M:モル濃度
N:規定
CDCl3:ジュウテロクロロホルム
DMSO−d6:ジュウテロジメチルスルホキシド
1H NMR:プロトン核磁気共鳴
LC/MS:液体クロマトグラフィー質量分析
ESI:エレクトロスプレーイオン化、電子スプレーイオン化
APCI:大気圧化学イオン化、大気圧化学イオン化
Boc:tert−ブトキシカルボニル
AcOH:酢酸
DME:1,2−ジメトキシエタン
TFA:トリフルオロ酢酸
DMSO:ジメチルスルホキシド
Pd(PPh3)4:テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
MeOH:メタノール
EtOH:エタノール
n−BuOH:n−ブタノール
THF:テトラヒドロフラン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
CH3CN:アセトニトリル
4−(2−((2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル
A)4−ブロモ−2−(((2S)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル
0℃で、(2S)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール(6.79g)およびDMF(120mL)の混合物に60%水素化ナトリウム(2.56g)を添加した。混合物を0℃で15分間撹拌し、4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(11.75g)を混合物に添加し、混合物を室温で2日間撹拌した。0℃で、混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。固体およびジイソプロピルエーテルの混合物を室温で1時間撹拌した後、沈殿した固体をろ過により回収し、表題化合物(9.60g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.32(3H、d、J=6.1Hz)、4.52(2H、d、J=5.6Hz)、5.05−5.19(1H、m)、7.28(1H、dd、J=8.3、1.7Hz)、7.45(1H、d、J=1.5Hz)、7.64(1H、d、J=8.2Hz)、7.95(1H、s)、8.46(1H、s);MS m/z 306.9 [M+H]+。
室温で、4−ブロモ−2−(((2S)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(5.69g)およびDMSO(60mL)の混合物に4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン(7.06g)、酢酸カリウム(4.55g)およびジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.756g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で一晩撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物を得た。得られた表題化合物を直接次反応に使用した。
MS m/z 355.4 [M+H]+。
室温で、4−フルオロ−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン(21.22g)およびDMF(250mL)の混合物に、4−(ピペリジン−4−イル)モルホリン(21.11g)および炭酸カリウム(42.8g)を添加した。混合物を60℃で一晩撹拌し、その後0℃で混合物に水(750mL)を滴下添加した。得られた沈殿をろ過により回収し、水で洗浄して表題化合物(34.38g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.32−1.52(2H、m)、1.86(2H、d、J=10.7Hz)、2.34−2.58(5H、m)、2.87−3.05(2H、m)、3.47−3.65(4H、m)、3.90(3H、s)、4.04(2H、d、J=13.2Hz)、6.50(1H、d、J=2.5Hz)、6.59(1H、dd、J=9.4、2.6Hz)、7.87(1H、d、J=9.4Hz);MS m/z 322.3 [M+H]+。
常圧の水素雰囲気下、4−(1−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)ピペリジン−4−イル)モルホリン(27.75g)、10%パラジウム−炭素(3.10g)およびMeOH(200mL)/THF(200mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。得られた固体をエタノール/ヘキサンで洗浄し、表題化合物(21.01g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.49(2H、qd、J=11.8、3.6Hz)、1.83(2H、d、J=12.1Hz)、2.09−2.26(1H、m)、2.41−2.56(6H、m)、3.42(2H、d、J=12.2Hz)、3.52−3.62(4H、m)、3.73(3H、s)、4.19(2H、s)、6.29(1H、dd、J=8.3、2.4Hz)、6.44−6.54(2H、m)。
室温で、2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)アニリン(30.98g)およびn−BuOH(350mL)の混合物に5−ブロモ−2−クロロピリミジン(22.62g)およびトリフルオロ酢酸(36.4g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を120℃で一晩撹拌し、減圧下で濃縮した。得られた残渣に水(280mL)および酢酸エチル(700mL)を添加し、混合物を2N 水酸化ナトリウム水溶液で中和した。得られた沈殿をろ過により回収し、水および酢酸エチルで洗浄して表題化合物(32.94g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.39−1.59(2H、m)、1.86(2H、d、J=11.9Hz)、2.16−2.34(1H、m)、2.50(4H、brs)、2.65(2H、t、J=11.7Hz)、3.58(4H、brs)、3.64−3.83(5H、m)、6.47(1H、d、J=8.5Hz)、6.60(1H、s)、7.39(1H、d、J=8.6Hz)、8.36(1H、s)、8.42(2H、s)。
室温で、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(((2S)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(6.56g)およびTHF(80mL)/水(16.00mL)の混合物に5−ブロモ−N−(2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン(6.92g)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.789g)および炭酸セシウム(15.09g)を添加し、窒素雰囲気下、混合物を70℃で3時間撹拌した。室温で混合物に水および酸エチルを添加し、不純物をろ過により除去し、ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル)により精製した。得られた固体および4M塩化水素−酢酸エチル溶液(20mL)の混合物を室温で撹拌し、その後減圧下で濃縮した。得られた残渣(7.78g)および水(100mL)の混合物に2N 水酸化ナトリウム水溶液(25mL)を室温で添加した。混合物を室温で30分間撹拌した。その後、得られた固体をろ過により回収し、水、エタノール/水(1:1)およびジイソプロピルエーテルで洗浄して表題化合物(6.13g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.35(3H、d、J=6.1Hz)、1.50(2H、qd、J=11.9、3.7Hz)、1.87(2H、d、J=11.3Hz)、2.20−2.33(1H、m)、2.41−2.55(4H、m)、2.66(2H、t、J=11.2Hz)、3.51−3.62(4H、m)、3.71(2H、d、J=12.5Hz)、3.79(3H、s)、4.55(2H、d、J=5.4Hz)、5.24(1H、sxt、J=5.8Hz)、6.50(1H、dd、J=8.8、2.4Hz)、6.63(1H、d、J=2.3Hz)、7.32−7.47(2H、m)、7.59(1H、d、J=8.7Hz)、7.73(1H、d、J=8.1Hz)、7.94(1H、s)、8.40(1H、s)、8.49(1H、s)、8.78(2H、s)。
4−(2−((2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル塩酸塩
室温で、4−(2−((2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(5.91g)およびMeOH(100mL)の混合物に4M塩化水素−酢酸エチル溶液(2.73mL)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、減圧下で濃縮した。得られた固体をエタノール/水から結晶化させ、表題化合物(4.74g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.35(3H、d、J=6.1Hz)、1.76(2H、d、J=8.7Hz)、2.16(2H、d、J=10.2Hz)、2.70(2H、t、J=11.8Hz)、2.99−3.20(2H、m)、3.32(1H、s)、3.48(2H、d、J=11.6Hz)、3.68−3.93(7H、m)、4.01(2H、d、J=11.2Hz)、4.56(2H、d、J=5.6Hz)、5.15−5.34(1H、m)、6.50−6.59(1H、m)、6.68(1H、s)、7.34−7.46(2H、m)、7.61(1H、d、J=8.7Hz)、7.74(1H、d、J=8.1Hz)、7.94(1H、s)、8.44(1H、s)、8.50(1H、s)、8.78(2H、s)、10.31(1H、brs)。
4−(2−((2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル
A)メチル(2S)−2−(5−ブロモ−2−シアノフェノキシ)プロパノエート
0℃で、4−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾニトリル(14.5g)、メチル(2R)−2−ヒドロキシプロパノエート(15.25g)、トリフェニルホスフィン(57.6g)およびTHF(乾燥)(150mL)の混合物に2.2M ジエチル(E)−ジアゼン−1,2−ジカルボキシレート−トルエン溶液(116mL)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を室温で一晩撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、表題化合物(20g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.57(3H、d、J=6.8Hz)、3.71(3H、s)、5.40(1H、q、J=6.8Hz)、7.35(1H、dd、J=8.3、1.7Hz)、7.47(1H、d、J=1.6Hz)、7.72(1H、d、J=8.3Hz)。
0℃で、メチル(2S)−2−(5−ブロモ−2−シアノフェノキシ)プロパノエート(20g)およびTHF(乾燥)(100mL)/MeOH(170mL)の混合物に水素化ホウ素ナトリウム(2.66g)を添加し、窒素雰囲気下、混合物を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、0℃で、混合物に水素化ホウ素ナトリウム(2.13g)をさらに添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。0℃で、混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、混合物を減圧下で濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(18g)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.23(3H、d、J=6.1Hz)、3.50−3.57(2H、m)、4.71(1H、sxt、J=5.7Hz)、4.97(1H、t、J=5.5Hz)、7.28(1H、dd、J=8.3、1.7Hz)、7.60(1H、d、J=1.7Hz)、7.66(1H、d、J=8.3Hz)。
0℃で、4−ブロモ−2−(((2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(32.6g)、トリエチルアミン(25.8g)およびTHF(乾燥)(300mL)の混合物にメタンスルホニルクロライド(20.41g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を室温で2時間撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル)により精製して表題化合物(42.5g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.2Hz)、3.21−3.25(3H、m)、4.31−4.40(1H、m)、4.42−4.49(1H、m)、5.07(1H、quind、J=6.2、3.0Hz)、7.34(1H、dd、J=8.3、1.7Hz)、7.66(1H、d、J=1.6Hz)、7.71(1H、d、J=8.3Hz);MS m/z 334.1 [M+H]+。
室温で、(2S)−2−(5−ブロモ−2−シアノフェノキシ)プロピル メタンスルホネート(25g)、1H−テトラゾール(10.48g)およびDMF(乾燥)(100mL)の混合物に、炭酸カリウム(20.68g)を添加し、混合物を80℃で一晩撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(10.25g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.44−1.51(3H、m)、4.64−4.77(1H、m)、4.79−4.89(2H、m)、7.01(1H、d、J=1.6Hz)、7.21(1H、dd、J=8.3、1.7Hz)、7.42(1H、d、J=8.2Hz)、8.88−9.02(1H、m);MS m/z 308.2 [M+H]+。
室温で、4−ブロモ−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(6.3g)およびDMSO(120mL)の混合物に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン(7.79g)およびジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(1.670g)を添加し、窒素雰囲気下、混合物を100℃で3時間撹拌した。室温で反応溶液に水を添加し、不溶性物質をろ過により除去した。ろ液を酢酸エチル−水に分配し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物を得た。得られた表題化合物は、精製せずに次反応に使用した。
MS m/z 356.3 [M+H]+。
室温で、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(4.66g)およびTHF(40mL)−水(4mL)の混合物に5−ブロモ−N−(2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン(3.92g)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.447g)および炭酸セシウム(8.55g)を添加し、窒素雰囲気下、混合物を70℃で2時間撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(2g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.35(3H、d、J=6.2Hz)、1.51(2H、d、J=9.4Hz)、1.87(2H、d、J=9.9Hz)、2.62−2.76(2H、m)、3.25−3.33(5H、m)、3.54−3.61(4H、m)、3.71(2H、d、J=13.3Hz)、3.79(3H、s)、4.79−4.99(2H、m)、5.30−5.40(1H、m)、6.47−6.55(1H、m)、6.63(1H、s)、7.41(1H、d、J=7.0Hz)、7.47(1H、s)、7.58(1H、d、J=8.8Hz)、7.75(1H、d、J=8.1Hz)、8.42(1H、s)、8.80(2H、s)、9.35(1H、s)。
4−(2−((2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル塩酸塩
室温で、4−(2−((2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(5g)およびMeOH(50mL)の混合物に、4M塩化水素−酢酸エチル溶液(2.1mL)を添加した。混合物を室温で20分間撹拌し、反応溶液を濃縮した。得られた固体をエタノール(50mL)/水(12mL)から再結晶させて表題化合物(3.8g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.36(3H、d、J=6.2Hz)、1.90−2.16(2H、m)、2.27(2H、brs)、2.89−3.21(4H、m)、3.47(3H、d、J=11.5Hz)、3.81−4.06(9H、m)、4.74−4.98(2H、m)、5.36(1H、td、J=6.5、3.5Hz)、6.73−6.92(1H、m)、6.93−7.09(1H、m)、7.35−7.45(1H、m)、7.49(1H、s)、7.76(2H、d、J=8.1Hz)、8.57(1H、s)、8.85(2H、s)、9.37(1H、s)、11.32−11.57(1H、m)。
5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)−N−(2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
A)メチル (2S)−2−(5−ブロモ−2−クロロフェノキシ)プロパノエート
0℃で、5−ブロモ−2−クロロフェノール(31g)、メチル(2R)−2−ヒドロキシプロパノエート(31.1g)、トリフェニルホスフィン(118g)およびTHF(乾燥) (250mL)の混合物に2.2M ジエチル (E)−ジアゼン−1,2−ジカルボキシレート−トルエン溶液(238mL)を添加し、窒素雰囲気下、混合物を室温で一晩撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した得られた残渣に、ヘキサンおよびジイソプロピルエーテル(1:1、200mL)を添加し、混合物を0℃で20分間撹拌し、反応溶液を濃縮した。得られた固体にジイソプロピルエーテルおよび酢酸エチル(2:1、400mL)を添加し、混合物を0℃で30分間撹拌した。不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(43.9g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.54(3H、d、J=6.7Hz)、3.70(3H、s)、5.24(1H、q、J=6.8Hz)、7.18(1H、dd、J=8.4、2.1Hz)、7.26(1H、d、J=2.1Hz)、7.41(1H、d、J=8.4Hz)。
0℃で、メチル (2S)−2−(5−ブロモ−2−クロロフェノキシ)プロパノエート(43.9g)およびMeOH(204mL)/THF(乾燥) (120mL)の混合物に、水素化ホウ素ナトリウム(5.66g)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。0℃で混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(40.4g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.22(3H、d、J=6.2Hz)、3.44−3.62(2H、m)、4.47−4.62(1H、m)、4.91(1H、t、J=5.6Hz)、7.12(1H、dd、J=8.4、2.2Hz)、7.37(1H、d、J=8.4Hz)、7.43(1H、d、J=2.2Hz)。
0℃で、(2S)−2−(5−ブロモ−2−クロロフェノキシ)プロパン−1−オール(40.4g)、トリエチルアミン(30.8g)およびTHF(乾燥) (200mL)の混合物に、メタンスルホニルクロライド(24.40g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を室温で1時間撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル)により精製して表題化合物(52g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.30(3H、d、J=6.2Hz)、3.21(3H、s)、4.27−4.37(1H、m)、4.37−4.46(1H、m)、4.85−5.02(1H、m)、7.18(1H、d、J=8.4Hz)、7.40(1H、d、J=8.4Hz)、7.49(1H、s)。
室温で、(2S)−2−(5−ブロモ−2−クロロフェノキシ)プロピル メタンスルホネート(52g)、炭酸カリウム(41.8g)およびDMF(乾燥)(100mL)の混合物に、1H−テトラゾール(21.20g)を添加した。混合物を80℃で一晩撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(26g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.40(3H、d、J=5.9Hz)、4.64−4.87(3H、m)、6.97(1H、s)、7.09(1H、d、J=8.5Hz)、7.21−7.26(1H、m)、8.92(1H、s);MS m/z 317.0 [M+H]+。
室温で、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン(11.99g)、1−((2S)−2−(5−ブロモ−2−クロロフェノキシ)プロピル)−1H−テトラゾール(10g)、酢酸カリウム(9.27g)およびDMSO(100mL)の混合物に、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(2.57g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で2時間撹拌した。室温で、混合物に水および酢酸エチルを添加し、セライトろ過により不溶性物質を除去し、ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(16.88g)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
MS m/z 365.2 [M+H]+。
室温で、5−ブロモ−N−(2−メトキシ−4−(4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン(11.76g)、1−((2S)−2−(2−クロロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ)プロピル)−1H−テトラゾール(11.48g)、炭酸セシウム(17.10g)およびTHF(100mL)/水(20.00mL)の混合物に、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0) (1.341g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を70℃で3時間撹拌した。室温で混合物に水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)の両方により精製した。得られた固体をエタノール/酢酸エチルから再結晶させて表題化合物(9.92g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.1Hz)、1.51(2H、d、J=11.5Hz)、1.85(2H、brs)、2.27(1H、brs)、2.47−2.48(2H、m)、2.54(2H、brs)、2.66(2H、t、J=11.4Hz)、3.58(4H、brs)、3.71(2H、d、J=12.0Hz)、3.80(3H、s)、4.74−4.85(1H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.17(1H、brs)、6.49−6.54(1H、m)、6.64(1H、s)、7.25(1H、d、J=8.8Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.6Hz)、7.65(1H、d、J=8.6Hz)、8.22(1H、s)、8.71(2H、s)、9.37(1H、s)。
4−(2−((2−メトキシ−4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル
A)tert−ブチル 4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
室温で、4−ブロモ−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン(15g)、tert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(19.99g)、炭酸カリウム(9.83g)およびEtOH(150mL)/トルエン(150mL)の混合物に、Pd(PPh3)4(3.74g)を添加し、アルゴン雰囲気下、混合物を100℃で5時間撹拌した。不純物をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。得られた固体をろ過により回収し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて表題化合物(20.6g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.43(9H、s)、2.51−2.56(2H、m)、3.49−3.63(2H、m)、3.96(3H、s)、4.00−4.11(2H、m)、6.33−6.49(1H、m)、7.16(1H、dd、J=8.5、1.7Hz)、7.30(1H、d、J=1.6Hz)、7.87(1H、d、J=8.5Hz);MS m/z 235.3 [M+H−Boc]+。
室温で、tert−ブチル 4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(20.6g)およびCH3CN(200mL)の混合物に、TFA(35.1g)を添加した。混合物を同じ温度で一晩撹拌し、反応溶液を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル−6M 塩酸に分配し、水層を8M 水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた固体をろ過により回収し、表題化合物(10.6g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ2.30−2.43(2H、m)、2.92(2H、t、J=5.6Hz)、3.37−3.46(2H、m)、3.96(3H、s)、6.44−6.53(1H、m)、7.14(1H、dd、J=8.6、1.7Hz)、7.27(1H、d、J=1.6Hz)、7.86(1H、d、J=8.5Hz);MS m/z 235.3 [M+H]+。
室温で、4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(10.6g)およびTHF(乾燥) (200mL)の混合物に、トリフルオロ酢酸無水物(10.45g)を添加した。混合物を同じ温度で1時間撹拌した。混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた固体をろ過により回収して表題化合物(14.1g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ2.60−2.76(2H、m)、3.75−3.88(2H、m)、3.97(3H、s)、4.25−4.37(2H、m)、6.39−6.50(1H、m)、7.19(1H、dd、J=8.5、1.7Hz)、7.33(1H、s)、7.89(1H、d、J=8.5Hz);MS m/z 331.3 [M+H]+。
常圧の水素雰囲気下、2,2,2−トリフルオロ−1−(4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)エタノン(14.1g)、10%パラジウム−炭素(2.272g)、MeOH(100mL)およびTHF(200mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(12.7g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.47−1.66(2H、m)、1.77−1.91(2H、m)、2.63−2.78(1H、m)、2.86−2.99(1H、m)、3.32−3.39(1H、m)、3.75(3H、s)、3.87−3.99(1H、m)、4.36−4.47(1H、m)、4.51(2H、s)、6.54(2H、d、J=0.8Hz)、6.69(1H、s);MS m/z 303.3 [M+H]+。
室温で、1−(4−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)ピペリジン−1−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(12.7g)およびn−BuOH(300mL)の混合物に、5−ブロモ−2−クロロピリミジン(8.13g)およびTFA(47.9g)を添加した。混合物を100℃で一晩撹拌し、反応溶液を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(4.45g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.56−1.77(2H、m)、1.83−1.98(2H、m)、2.79−3.05(2H、m)、3.33−3.43(1H、m)、3.81(3H、s)、3.91−4.03(1H、m)、4.38−4.51(1H、m)、6.82(1H、dd、J=8.2、1.6Hz)、6.96(1H、d、J=1.7Hz)、7.69(1H、d、J=8.2Hz)、8.43(1H、s)、8.50(2H、s);MS m/z 459.2 [M+H]+。
室温で、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(232mg)、1−(4−(4−((5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ)−3−メトキシフェニル)ピペリジン−1−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(200mg)、炭酸セシウム(284mg)およびTHF(5.00mL)/水(0.5mL)の混合物に、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0) (22.26mg)を添加し、混合物を70℃で2時間撹拌し、反応溶液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(120mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.36(3H、d、J=6.2Hz)、1.60−1.79(2H、m)、1.84−1.97(2H、m)、2.79−3.06(2H、m)、3.35−3.43(1H、m)、3.85(3H、s)、3.93−4.03(1H、m)、4.37−4.57(1H、m)、4.77−5.02(2H、m)、5.27−5.45(1H、m)、6.86(1H、dd、J=8.2、1.6Hz)、6.99(1H、d、J=1.7Hz)、7.39−7.46(1H、m)、7.50(1H、s)、7.77(1H、d、J=8.1Hz)、7.90(1H、d、J=8.1Hz)、8.47(1H、s)、8.87(2H、s)、9.35(1H、s);MS m/z 606.2 [M+H]+。
室温で、4−(2−((2−メトキシ−4−(1−(トリフルオロアセチル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(120mg)およびMeOH(5.0mL)の混合物に、2M 水酸化ナトリウム水溶液(0.296mL)を添加した。混合物を同じ温度で1時間撹拌した。混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた固体をろ過により回収して表題化合物(87.5mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.36(3H、d、J=6.1Hz)、1.47−1.64(2H、m)、1.66−1.78(2H、m)、2.34−2.48(2H、m)、2.54−2.67(2H、m)、2.99−3.11(2H、m)、3.84(3H、s)、4.77−5.02(2H、m)、5.29−5.45(1H、m)、6.77−6.85(1H、m)、6.91(1H、s)、7.43(1H、d、J=8.1Hz)、7.50(1H、s)、7.77(1H、d、J=8.2Hz)、7.86(1H、d、J=8.1Hz)、8.46(1H、s)、8.86(2H、s)、9.35(1H、s);MS m/z 512.4 [M+H]+。
室温で、4−(2−((2−メトキシ−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−5−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(85.0mg)、MeOH(5.0mL)およびAcOH(0.5mL)の混合物に、オキセタン−3−オン(59.9mg)および2−メチルピリジン−ボラン(21.33mg)を添加した。混合物を60℃で一晩撹拌し、反応溶液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(73.2mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.36(3H、d、J=6.1Hz)、1.60−1.92(6H、m)、2.43−2.47(1H、m)、2.76−2.87(2H、m)、3.36−3.46(1H、m)、3.84(3H、s)、4.41−4.49(2H、m)、4.51−4.60(2H、m)、4.78−4.99(2H、m)、5.27−5.44(1H、m)、6.85(1H、d、J=8.3Hz)、6.95(1H、s)、7.43(1H、d、J=8.2Hz)、7.50(1H、s)、7.77(1H、d、J=8.1Hz)、7.87(1H、d、J=8.2Hz)、8.46(1H、s)、8.86(2H、s)、9.35(1H、s)。
5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)−N−(2−メトキシ−4−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
A)tert−ブチル 4−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル 4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(10.37g)、10%パラジウム−炭素(3.30g)およびMeOH(250mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。得られた固体をろ過により回収し、エタノール−ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させて表題化合物(7.00g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.34−1.53(12H、m)、1.69(2H、d、J=12.8Hz)、2.65−2.86(2H、m)、3.74(3H、d、J=1.3Hz)、3.96−4.10(2H、m)、4.48(2H、s)、6.48−6.57(2H、m)、6.65(1H、s);MS m/z 251.2 [M+1−t−Bu]+;
室温で、1−((2S)−2−(2−クロロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ)プロピル)−1H−テトラゾール(12.34g)、5−ブロモ−2−クロロピリミジン(9.82g)、炭酸セシウム(33.1g)、DME(100mL)および水(25mL)の混合物に、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(2.76g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で5時間撹拌した。室温で反応溶液に水を添加し、不溶性物質をろ過により除去した。ろ液を酢酸エチル−水に分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(3.18g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.34(3H、d、J=6.3Hz)、4.76−5.00(2H、m)、5.21(1H、td、J=6.6、3.6Hz)、7.37−7.44(1H、m)、7.51−7.61(2H、m)、9.08−9.16(2H、m)、9.33−9.40(1H、m);MS m/z 351.1 [M+H]+。
室温で、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(3g)、tert−ブチル 4−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(3.14g)、炭酸セシウム(5.57g)およびトルエン(100mL)の混合物に、酢酸パラジウム(0.288g)および2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(1.596g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で2時間撹拌した。室温で反応溶液に水を添加し、不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(3.15g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.1Hz)、1.42(9H、d、J=1.6Hz)、1.49−1.63(2H、m)、1.70−1.83(2H、m)、2.66(1H、t、J=12.0Hz)、2.80(2H、brs)、3.85(3H、s)、4.06−4.16(2H、m)、4.74−4.96(2H、m)、5.13−5.25(1H、m)、6.82(1H、d、J=8.4Hz)、6.94(1H、s)、7.28(1H、d、J=8.3Hz)、7.40−7.50(2H、m)、7.97(1H、d、J=8.1Hz)、8.27(1H、s)、8.79(2H、s)、9.35−9.41(1H、m);MS m/z 621.3 [M+H]+。
室温で、tert−ブチル 4−(4−((5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−メトキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(3.15g)および酢酸エチル(10mL)の混合物に、4M 塩化水素−酢酸エチル溶液を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、反応溶液を減圧下で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(2.12g)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.30−1.36(4H、m)、1.61−1.86(4H、m)、2.58−2.80(3H、m)、3.82−3.86(3H、m)、4.75−4.96(2H、m)、5.11−5.25(1H、m)、6.81(1H、d、J=8.3Hz)、6.91(1H、d、J=0.6Hz)、7.28(1H、d、J=8.3Hz)、7.37−7.48(2H、m)、7.94(1H、d、J=8.1Hz)、8.29(1H、s)、8.78(2H、s)、9.39(1H、s)、2Hは帰属させなかった;MS m/z 521.3 [M+H]+。
室温で、5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)−N−(2−メトキシ−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン(2.12g)、オキセタン−3−オン(1.466g)、MeOH(40mL)およびAcOH(4mL)の混合物に、2−メチルピリジン−ボラン錯体(1:1)(0.522g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を60℃で一晩撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。室温で残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加し、混合物を酢酸エチル−THFで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。60℃で、得られた固体および酢酸エチルの懸濁液をジイソプロピルエーテルに添加した。30分間撹拌した後、不溶性固体をろ過により回収して表題化合物(1.04g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.1Hz)、1.67−1.91(6H、m)、2.45−2.56(1H、m)、2.81(2H、d、J=11.4Hz)、3.40(1H、t、J=6.4Hz)、3.85(3H、s)、4.40−4.50(2H、m)、4.52−4.61(2H、m)、4.76−4.98(2H、m)、5.11−5.25(1H、m)、6.84(1H、d、J=8.2Hz)、6.95(1H、s)、7.28(1H、d、J=8.3Hz)、7.41(1H、s)、7.47(1H、d、J=8.4Hz)、7.94(1H、d、J=8.3Hz)、8.28(1H、s)、8.79(2H、d、J=1.1Hz)、9.37(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
0℃で、4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(1.94g)のDMF(40mL)溶液に、60%水素化ナトリウム(505mg)を添加した。0℃で10分間撹拌した後、混合物にtert−ブチル 4−ヨードピペリジン−1−カルボキシレート(4.32g)を添加した。70℃で一晩撹拌した後、混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(956mg)を得た。
MS m/z 265.2 [M+1−(Boc)]+。
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル 4−(4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.58g)および10%パラジウム−炭素(462mg)のMeOH(30mL)およびTHF(30mL)溶液の混合物を、室温で2時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(1.45g)を得た。得られた化合物を精製せずに次反応に使用した。
MS m/z 279.2 [M+1−(tBu)]+。
室温で、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(378mg)、tert−ブチル 4−(4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(300mg)、BINAP(112mg)およびDBU(0.203mL)のDMA(4.00mL)溶液に、Pd2(dba)3(82mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトろ過し、ろ液減圧下で蒸発させた。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(270mg)を得た。
MS m/z 649.3 [M+1]+。
室温で、(S)−tert−ブチル 4−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(170mg)のMeOH(2.00mL)溶液に、4M 塩化水素−酢酸エチル(2.00mL)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチルで洗浄して表題化合物(150mg)を得た。
MS m/z 549.3 [M+1]+。
室温で、(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(ピペリジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン塩酸塩(100mg)のMeOH(4.0mL)溶液に、トリエチルアミン(0.024mL)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌した。混合物にジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(0.047mL)、AcOH(0.102mL)および2−メチルピリジン−ボラン(36.5mg)を添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。0℃で、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(58.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.45(3H、d、J=6.0Hz)、1.61−1.71(2H、m)、1.72−1.84(2H、m)、2.00−2.16(2H、m)、2.18−2.41(4H、m)、2.47−2.63(1H、m)、3.05−3.19(2H、m)、3.40(2H、t、J=11.4Hz)、3.98−4.27(3H、m)、4.66−4.77(1H、m)、4.80−4.93(2H、m)、6.87(1H、s)、7.09(1H、d、J=8.2Hz)、7.15(1H、s)、7.47(1H、d、J=8.1Hz)、8.39(1H、s)、8.55(2H、s)、8.95(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ジフルオロメトキシ)−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
1−(3−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノン(20.0g)、メチル 2−クロロ−2,2−ジフルオロアセテート(23.6g)、エチル 2−クロロ−2,2−ジフルオロアセテート(3.99g)および炭酸カリウム(32.6g)の混合物のDMF(160mL)溶液を、50℃で19.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(623mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ5.98(1H、d、J=2.7Hz)、6.83(1H、t、J=73.0Hz)、7.45(1H、d、J=2.7Hz)、8.06(1H、brs);MS m/z 135.1 [M+1]+。
0℃で、3−(ジフルオロメトキシ)−1H−ピラゾール(620mg)に硫酸(2.85g)を添加した。0℃で混合物に硝酸(1.47g)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。反応混合物を0℃でクエンチした。得られた混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(146mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ7.06(1H、t、J=72.0Hz)、8.27(1H、s)、NHは帰属させなかった。
0℃で、3−(ジフルオロメトキシ)−4−ニトロ−1H−ピラゾール(143mg)のDMF(5.00mL)溶液に60%水素化ナトリウム(38.1mg)を添加した。0℃で混合物にtert−ブチル 4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(267mg)を添加した。混合物を70℃で14時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(195mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.48(9H、s)、1.86(2H、qd、J=12.2、4.4Hz)、2.09−2.17(2H、m)、2.87(2H、t、J=12.9Hz)、4.09−4.20(1H、m)、4.22−4.37(2H、m)、7.05(1H、t、J=71.4Hz)、8.09(1H、s);MS m/z 307.1 [M+1−t−Bu]+。
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル 4−(3−(ジフルオロメトキシ)−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(192mg)および10%パラジウム−炭素(57.9mg)の混合物のMeOH(5.00mL)およびTHF(5.00mL)溶液を、室温で室温2.5時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、その後ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(158mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.47(9H、s)、1.79(2H、qd、J=12.2、4.5Hz)、1.99−2.06(2H、m)、2.65−2.91(4H、m)、3.99(1H、tt、J=11.4、4.0Hz)、4.14−4.28(2H、m)、6.78(1H、t、J=74.0Hz)、6.97(1H、s);MS m/z 277.1 [M+1−t−Bu]+。
アルゴン雰囲気下、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(181mg)、tert−ブチル 4−(4−アミノ−3−(ジフルオロメトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(156mg)、Pd2(dba)3(26.7mg)、BINAP(29.2mg)およびDBU(107mg)の混合物のDMA(4.70mL)溶液を、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、tert−ブチル 4−(4−アミノ−3−(ジフルオロメトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートを含む表題化合物(145mg)を得た。この化合物をさらに精製することなく、次工程で使用した。
MS m/z 647.3 [M+1]+。
室温で、(S)−tert−ブチル 4−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(ジフルオロメトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(54.0mg)の酢酸エチル(1.00mL)溶液に4M 塩化水素−酢酸エチル(1.04mL)を添加した。混合物を室温で3.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(45.5mg)を得た。
MS m/z 547.2 [M+1]+。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ジフルオロメトキシ)−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン(45.3mg)、ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(41.5mg)および2−メチルピリジン−ボラン(26.0mg)の混合物のMeOH(2.00mL)およびAcOH(0.20mL)溶液を、60℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)により精製し、分取HPLC(水/CH3CN(0.1% TFAを含む))により精製した。所望のフラクションを減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよびヘキサンからの再結晶により精製して表題化合物(15.1mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.45(3H、d、J=6.1Hz)、1.86(2H、brs)、2.08(2H、brs)、2.37(3H、brs)、2.75(4H、brs)、3.36−3.56(4H、m)、4.11(2H、dd、J=11.3、2.4Hz)、4.16−4.57(1H、m)、4.67−4.76(1H、m)、4.86(2H、d、J=11.8Hz)、6.59(1H、s)、6.82−6.90(1H、m)、6.97(1H、s)、7.08(1H、d、J=7.2Hz)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、8.10(1H、s)、8.55(2H、s)、8.96(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
0℃で、4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール(520mg)のDMF(10mL)溶液に、60%水素化ナトリウム(118mg)を添加した。0℃で、混合物にtert−ブチル 4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(895mg)を添加した。混合物を70℃で一晩撹拌した。室温で混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(471mg)を得た。
MS m/z 295.1 [M+1−(Boc)]+。
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル 4−(4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(471mg)および10%パラジウム−炭素(63.6mg)の混合物のTHF(5.00mL)およびMeOH(5.00mL)溶液を、室温で3時間撹拌した。触媒ををろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(425mg)を得た。
MS m/z 266.1 [M+1−(Boc)]+。
室温で、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(451mg)、tert−ブチル 4−(4−アミノ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(425mg)、BINAP(145mg)およびDBU(0.264mL)のDMA(5.0mL)溶液に、Pd2(dba)3(107mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で2時間撹拌した。90℃で、混合物にさらにPd2(dba)3(107mg)およびDMA(5.00mL)を添加した。N2下、混合物を100℃で2時間撹拌した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(303mg)を得た。
MS m/z 679.1 [M+1]+。
室温で、(S)−tert−ブチル 4−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(300mg)のMeOH(3.00mL)溶液に、4M 塩化水素−酢酸エチル(3.00mL)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、析出した固体をろ過により回収した。固体をIPEで洗浄し、減圧下で乾燥させて表題化合物(233mg)を得た。
MS m/z 579.1 [M+1]+。
室温で、(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン塩酸塩(100mg)のMeOH(4.00mL)溶液に、トリエチルアミン(0.023mL)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌した。混合物にジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(0.045mL)、AcOH(0.097mL)および2−メチルピリジン−ボラン(34.8mg)を添加した、混合物を室温で一晩撹拌した。0℃で、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(37.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.26−1.53(6H、m)、1.68(2H、d、J=12.7Hz)、1.80−2.06(4H、m)、2.15−2.33(2H、m)、2.89−3.06(2H、m)、3.19−3.36(2H、m)、3.81−3.99(3H、m)、4.69−4.97(4H、m)、5.09−5.25(1H、m)、7.23(1H、d、J=8.3Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.2Hz)、7.81(1H、s)、8.67−8.75(3H、m)、9.37(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
3−ブロモ−1H−ピラゾール(2.76g)、tert−ブチル 4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(5.25g)および炭酸セシウム(12.25g)の混合物のDMF(50mL)溶液を、100℃で15時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(3.43g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.41(9H、s)、1.62−1.81(2H、m)、1.88−2.04(2H、m)、2.76−2.97(2H、m)、3.92−4.10(2H、m)、4.25−4.43(1H、m)、6.35−6.40(1H、m)、7.80−7.85(1H、m)。
tert−ブチル 4−(3−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.1g)および4M 塩化水素−シクロペンチル メチルエーテル(2.50mL)の混合物のMeOH(10mL)溶液を、室温で3日間撹拌した。混合物を8M 水酸化ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して4−(3−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジンを無色油状物として得た。4−(3−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン、ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(1.00g)および2−メチルピリジン−ボラン(0.71g)の混合物のMeOH(10mL)およびAcOH(1.00mL)溶液を、60℃で1時間撹拌した。0℃で、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(0.92g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.29−1.51(2H、m)、1.60−1.74(2H、m)、1.74−1.92(2H、m)、1.92−2.05(2H、m)、2.15−2.31(2H、m)、2.85−3.03(2H、m)、3.20−3.34(6H、m)、3.78−3.93(2H、m)、3.97−4.25(1H、m)、6.23−6.28(1H、m)、7.55−7.61(1H、m)。
室温で、4−(3−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン(920mg)の硫酸(5.00mL)溶液に、発煙硝酸(473mg)を滴下し、混合物を50℃で1時間撹拌した。混合物を氷水に注ぎ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(915mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.29−1.51(2H、m)、1.60−1.74(2H、m)、1.74−1.92(2H、m)、1.92−2.05(2H、m)、2.15−2.31(2H、m)、2.85−3.03(2H、m)、3.20−3.34(6H、m)、3.78−3.93(2H、m)、3.97−4.25(1H、m)、6.23−6.28(1H、m)、7.55−7.61(1H、m);MS m/z 359.1 [M+1]+。
窒素雰囲気下、4−(3−ブロモ−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン(200mg)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(プロプ−1−エン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(187mg)、炭酸セシウム(363mg)およびPd(dppf)Cl2(20.4mg)の混合物のDME(10mL)および水(5.00mL)溶液を80℃で15時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(167mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.34−1.48(2H、m)、1.60−1.75(2H、m)、1.77−2.07(8H、m)、2.14−2.32(2H、m)、2.85−3.07(2H、m)、3.15−3.31(2H、m)、3.79−3.94(2H、m)、4.10−4.29(1H、m)、5.24−5.52(2H、m)、8.56−8.62(1H、m);MS m/z 321.2 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、4−(4−ニトロ−3−(プロプ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン(167mg)および10%パラジウム−炭素(40mg)の混合物のMeOH(10mL)溶液を室温で3日間撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(112mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.09−1.17(6H、m)、1.33−1.50(2H、m)、1.61−1.81(4H、m)、1.84−1.96(2H、m)、2.13−2.27(2H、m)、2.34−2.47(1H、m)、2.76−2.99(3H、m)、3.20−3.30(2H、m)、3.36−3.54(2H、m)、3.69−3.97(4H、m)、6.87−6.91(1H、m);MS m/z 293.3 [M+1]+。
2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(148mg)、3−イソプロピル−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−アミン(112mg)、BINAP(23.9mg)、DBU(87mg)およびPd2(dba)3(17.5mg)の混合物のDMA(5.00mL)溶液を、100℃で3時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(92.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.11−1.20(7H、m)、1.29−1.35(3H、m)、1.35−1.55(2H、m)、1.57−1.74(2H、m)、1.74−1.93(2H、m)、1.93−2.09(3H、m),2.16−2.33(2H、m)、2.39−2.48(1H、m)、2.90−3.11(3H、m)、3.20−3.31(2H、m)、3.81−4.10(3H、m)、4.66−4.97(2H、m)、5.05−5.25(1H、m)、7.14−7.18(1H、m),7.32−7.36(1H、m)、7.40−7.45(1H、m)、7.79−7.84(1H、m)、8.55−8.60(2H、m)、8.75−8.80(1H、m)、9.21−9.26(1H、m)。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(3.55g)、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル メタンスルホネート(4.63g)および炭酸セシウム(12.77g)の混合物のDMF(50mL)溶液を100℃で15時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.85g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.57−1.86(4H、m)、2.00−2.13(4H、m)、3.84−3.93(4H、m)、4.39−4.58(1H、m)、9.21(1H、s);MS m/z 322.2 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、4−ニトロ−1−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(2.85g)および10%パラジウム−炭素(300mg)の混合物のMeOH(50mL)溶液を50℃で1時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をIPEから再結晶させて表題化合物(2.50g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.54−1.81(4H、m)、1.81−2.04(4H、m)、3.84−3.90(4H、m)、4.09−4.28(3H、m)、6.99(1H、s);MS m/z 292.1 [M+1]+。
2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(3.01g)、1−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミン(2.5g)、BINAP(534mg)、DBU(1.96g)およびPd2(dba)3(393mg)の混合物のDMA(30mL)溶液を、120℃で1時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(2.64g)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
MS m/z 606.2 [M+1]+。
(S)−N−(1−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミン(2.64g)および1M 塩化水素水溶液(5.00mL)の混合物のTHF(10mL)を、50℃で15時間撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルから再結晶させて表題化合物(1.50g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.1Hz)、2.17−2.39(7H、m)、2.56−2.76(2H、m)、4.71−4.97(2H、m)、5.06−5.27(1H、m)、7.23−7.28(1H、m),7.39(1H、s)、7.44−7.48(1H、m)、8.23(1H、s)、8.75(2H、s)、9.01(1H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 562.2 [M+1]+。
室温で、(S)−4−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキサノン(200mg)およびモルホリン(154mg)のMeOH(5.00mL)およびAcOH(0.50mL)溶液に2−メチルピリジン−ボラン(114mg)を添加し、混合物を70℃で1時間撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、より極性の高い化合物である表題化合物(85.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.0Hz)、1.68−1.88(2H、m)、1.69−1.70(1H、m)、1.87−2.03(1H、m)、2.05−2.17(2H、m)、2.22−2.41(m、1H)、2.45−2.50(4H、m),3.54−3.60(4H、m)、4.15−4.29(1H、m)、4.75−4.94(2H、m)、5.13−5.22(1H、m)、7.23−7.28(1H、m)、7.39(1H、s)、7.41−7.52(1H、m)、8.14(s、1H)、8.74(s、2H)、8.96(s、1H)、9.37(s、1H)。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
室温で、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル メタンスルホネート(1.50g)および4−ニトロ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール(1.35g)のDMF(29mL)溶液に炭酸セシウム(4.13g)を添加し、混合物を100℃で15時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(961mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.58−1.88(4H、m)、1.93−2.05(4H、m)、3.85−3.93(4H、m)、4.18−4.28(1H、m)、4.98(2H、q、J=9.0Hz)、8.80(1H、s);MS m/z 352.1 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール(4.7g)および10%パラジウム−炭素(430mg)の混合物のEtOH(40mL)および酢酸エチル(40mL)溶液を室温で15時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、その後ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(4.00g)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.56−1.89(8H、m)、3.41(2H、brs)、3.82−3.94(5H、m)、4.69(2H、q、J=9.1Hz)、7.02(1H、s);MS m/z 322.1 [M+1]+。
室温で、1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−アミン(865mg)、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(944mg)、BINAP(167mg)およびDBU(819mg)のDMA(20mL)溶液にPd2(dba)3(123mg)を添加し、窒素雰囲気下、混合物を120℃で2時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(501mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.3Hz)、1.67−1.88(4H、m)、1.88−1.98(4H、m)、3.86−3.92(4H、m),4.40−4.13(1H、m)、4.73−4.94(2H、m)、5.12−5.22(1H、m)、7.21−7.26(1H、m)、7.37(1H、s)、7.44−7.47(1H、m)、7.80(1H、s)、8.71(2H、s)、8.75(1H、s)、9.37(s、1H)。
MS m/z 636.2 [M+1]+。
室温で、(S)−N−(1−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミン(501mg)のMeOH(10mL)に1M 塩化水素水溶液(3.00mL)を添加し、および混合物を2日間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(300mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.32(3H、d、J=6.3Hz)、2.08−2.40(6H、m)、2.52−2.65(2H、m)、4.48−4.58(1H、m)、4.77−4.94(2H、m)、5.14−5.22(1H、m)、7.21−7.27(1H、m)、7.37(1H、s)、7.42−7.47(1H、m)、7.88(1H、s)、8.71(2H、s)、8.77(1H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 592.2 [M+1]+。
室温で、(S)−4−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキサノン(150mg)およびモルホリン(109mg)のMeOH(5.00mL)およびAcOH(0.5mL)溶液に2−メチルピリジン−ボラン(81.2mg)を添加した。混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製してより極性の高い化合物である、表題化合物(48.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.26−1.46(5H、m)、1.60−1.80(2H、m)、1.84−1.97(2H、m)、2.00−2.13(2H、m)、2.20−2.25(1H、m)、2.45−2.50(4H、m)、3.49−3.68(4H、m)、3.91−4.09(1H、m)、4.75−4.96(2H、m)、5.07−5.24(1H、m)、7.13−7.30(1H、m)、7.30−7.40(1H、m)、7.39−7.51(1H、m)、7.74−7.84(1H、m)、8.58−8.80(3H、m)、9.29−9.45(1H、m)。
(S)−2−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリル
室温で、4−(4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(4.31g)のMeOH(20mL)溶液に4M 塩化水素−酢酸エチル(40mL)を添加した。混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して表題化合物(3.60g)を得た。得られた固体を精製せずに次反応に使用した。
MS m/z 295.1 [M+1]+。
0℃で、4−(4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン塩酸塩(3.82g)のMeOH(40mL)溶液にトリエチルアミン(1.59mL)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌した。室温で、混合物にジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(3.45g)、AcOH(6.77mL)および2−メチルピリジン−ボラン(2.46g)を添加した。混合物を室温で14時間撹拌した。0℃で、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.98g)を得た。
MS m/z 379.1 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、4−(4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン(570mg)および10%パラジウム−炭素(32.4mg)の混合物のEtOH(20mL)/酢酸エチル(20mL)溶液を14時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、その後ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(500mg)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
MS m/z 349.2 [M+1]+。
マイクロウェーブ照射下、1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−アミン(100mg)、(S)−2−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−クロロピリミジン−5−イル)ベンゾニトリル(98.0mg)、DBU(65.5mg)、BINAP(35.7mg)およびPd2(dba)3(26.2mg)の混合物のDMA(4.00mL)溶液を100℃で2時間加熱した。室温で混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)およびカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、所望のフラクションを減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶させて表題化合物(26.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.35(3H、d、J=6.1Hz)、1.38−1.51(2H、m)、1.68(2H、d、J=13.4Hz)、1.81−1.91(2H、m)、1.93−2.02(2H、m)、2.21−2.30(2H、m)、2.40−2.47(1H、m)、2.92−3.02(2H、m)、3.22−3.30(2H、m)、3.85−3.99(3H、m)、4.72−4.99(4H、m)、5.29−5.39(1H、m)、7.39(1H、d、J=8.3Hz)、7.47(1H、s)、7.75(1H、d、J=8.1Hz)、7.82(1H、s)、8.80(2H、s)、8.89(1H、s)、9.35(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
0℃で、tert−ブチル 6−ヒドロキシ−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(30.0g)およびトリエチルアミン(29.2mL)のTHF(600mL)溶液にメタンスルホニルクロライド(13.0mL)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を室温で2時間撹拌した。0℃で、混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(40.7g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.43(9H、s)、2.39−2.55(2H、m)、2.61−2.76(2H、m)、2.98(3H、s)、3.93(4H、s)4.89(1H、quin、J=7.18Hz)。
室温で、4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール(28.9g)およびtert−ブチル 6−(メタンスルホニルオキシ)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(32.9g)のDMF(500mL)溶液に炭酸セシウム(92.2g)を添加した。混合物を100℃で14時間撹拌した。0℃で、混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(36.0g)を得た。
MS m/z 407.2 [M+1]+。
0℃で、tert−ブチル 6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(20.0g)のトルエン(200mL)溶液にTFA(32.3mL)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。濃縮してTFAを除去した後、0℃で混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(15.0g)を得た。得られた化合物を精製せずに次反応に使用した。
MS m/z 307.1 [M+1]+。
室温で、6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(15.0g)およびジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(14.6g)のTHF(150mL)およびMeOH(150mL)溶液に、AcOH(13.9mL)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌した。0℃で、混合物に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(12.4g)を分割して添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。濃縮して溶媒体積を減少させた後、0℃で、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(17.7g)を得た。
MS m/z 391.1 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(10.0g)および10%パラジウム−炭素(1.36g)の混合物のMeOH(100mL)およびTHF(100mL)溶液を室温で2時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、その後ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(9.22g)を得た。得られた化合物を精製せずに次反応に使用した。
MS m/z 361.3 [M+1]+。
室温で、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(8.95g)、1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−アミン(9.22g)、BINAP(1.58g)およびPd2(dba)3(1.16g)のDMA(100mL)溶液にDBU(7.60mL)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で1時間撹拌した。0℃で、混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。トルエンと共沸させた後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(6.00g)を得た。得られた化合物(3.05g)を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶させて表題化合物(2.67g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.24−1.47(5H、m)、1.60−1.68(2H、m)、2.09−2.23(1H、m)、2.63(4H、d、J=8.1Hz)、3.20−3.43(6H、m)、3.91−4.02(2H、m)、4.46(1H、quin、J=7.9Hz)、4.58−4.77(3H、m)、4.78−4.90(2H、m)、6.84(2H、d、J=14.8Hz)、7.04−7.11(1H、m)、7.44(1H、d、J=8.3Hz)、7.89(1H、s)、8.52(2H、s)、8.95(1H、s)。
1−(trans−4−(4−((5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキシル)−3−メチルアゼチジン−3−オール
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ0.99−1.14(2H、m)、1.32(3H、d、J=5.3Hz)、1.33(3H、s)、1.59−1.73(2H、m)、1.80(2H、d、J=12.0Hz)、1.92−1.99(3H、m)、2.81(2H、d、J=6.5Hz)、3.14(2H、d、J=6.3Hz)、3.85−3.98(1H、m)、4.70−4.94(4H、m)、5.07(1H、s)、5.12−5.22(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.2Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.78(1H、s)、8.70(2H、s)、8.72(1H、brs)、9.37(1H、s)。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
1−(3−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノン(5.00g)、2,2−ジフルオロエチル トリフルオロメタンスルホネート(12.7g)および炭酸カリウム(8.20g)の混合物のDMF(80mL)溶液を、室温で42時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.85g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ2.59(3H、s)、4.47(2H、td、J=13.3、4.2Hz)、6.13(1H、tt、J=55.1、4.0Hz)、6.01(1H、d、J=2.9Hz)、8.08(1H、d、J=2.9Hz);MS m/z 191.0 [M+1]+。
1−(3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノン(2.84g)および炭酸カリウム(4.11g)の混合物のMeOH(45mL)溶液を、室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(100mL)で希釈した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、その後ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(2.22g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ4.39(2H、td、J=13.4、4.1Hz)、5.80(1H、s)、6.12(1H、tt、J=55.8、4.3Hz)、7.38(1H、s)、9.18(1H、brs);MS m/z 149.1 [M+1]+。
0℃で、3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール(2.21g)に硫酸(9.22g)を添加した。0℃で混合物に硝酸(4.80g)を添加した。混合物を60℃で75分間撹拌した。反応混合物を氷水(約150mL)に注いだ。得られた混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.29g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ4.55(2H、td、J=12.9、4.2Hz)、6.19(1H、tt、J=54.9、3.9Hz)、8.21(1H、s)、NHは帰属させなかった;MS m/z 194.1 [M+1]+。
3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−ニトロ−1H−ピラゾール(1.45g)、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル メタンスルホネート(3.54g)および炭酸セシウム(4.88g)の混合物のDMF(30mL)溶液を120℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.32g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.67−1.79(2H、m)、1.86−1.94(2H、m)、1.96−2.05(2H、m)、2.08−2.17(2H、m)、3.98(5H、s)、4.51(2H、td、J=12.9、4.3Hz)、6.18(1H、tt、J=56.0、5.4Hz)、8.05(1H、s);MS m/z 334.1 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−4−ニトロ−1H−ピラゾール(2.14g)および10%パラジウム−炭素(620mg)の混合物のMeOH(40mL)およびTHF(40mL)溶液を室温で4時間撹拌した。反応混合物セライトろ過した。ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(2.30g)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次工程で使用した。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ 1.70(2H、dd、J=12.9、4.4Hz)、1.81−2.03(6H、m)、2.63(2H、brs)、3.83−3.92(1H、m)、3.97(4H、s)、4.37(2H、td、J=13.4、4.3Hz)、5.92−6.35(1H、m)、6.94(1H、s);MS m/z 304.1 [M+1]+。
アルゴン雰囲気下、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(1.74g)、3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−1H−ピラゾール−4−アミン(1.37g)、Pd2(dba)3(257mg)、BINAP(281mg)およびDBU(1.03g)の混合物のDMA(30mL)溶液を、100℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.12g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.44(3H、d、J=6.1Hz)、1.67−1.78(2H、m)、1.86−1.95(2H、m)、2.05−2.22(4H、m)、3.97−4.04(5H、m)、4.44(2H、td、J=13.3、4.3Hz)、4.67−4.77(1H、m)、4.82−4.91(2H、m)、6.14(1H、tt、J=55.7、4.3Hz)、6.80(1H、s)、6.89(1H、s)、7.08(1H、dd、J=8.3、1.6Hz)、7.45(1H、d、J=8.2Hz)、7.93(1H、s)、8.52(2H、s)、8.97(1H、s);MS m/z 618.2 [M+1]+。
室温で、5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−[3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン(2.11g)のMeOH(40mL)溶液に2M 塩化水素水溶液(19mL)を添加した。混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)および酢酸エチル/ヘキサンからの再結晶により精製して表題化合物(1.10g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.1Hz)、2.11−2.38(6H、m)、2.53−2.66(2H、m)、4.39(2H、td、J=14.6、3.5Hz)、4.48−4.58(1H、m)、4.75−4.85(1H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.13−5.22(1H、m)、6.34(1H、tt、J=55.2、4.0Hz)、7.24(1H、d、J=8.3Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.86(1H、s)、8.71(3H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 574.2 [M+1]+。
4−(4−{[5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキサン−1−オン(200mg)、モルホリン(90.6mg)および2−メチルピリジン−ボラン(109mg、85%)の混合物のMeOH(10mL)およびAcOH(1.00mL)溶液を、60℃で40分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(86.3mg)および実施例805の化合物(120mg、cis型)をそれぞれ得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.1Hz)、1.34−1.46(2H、m)、1.63−1.77(2H、m)、1.93(2H、d、J=12.1Hz)、2.06(2H、d、J=11.0Hz)、2.21−2.32(1H、m)、3.57(4H、d、J=3.7Hz)、3.85−3.97(1H、m)、4.36(2H、td、J=14.6、4.1Hz)、4.74−4.85(1H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.11−5.23(1H、m)、6.33(1H、tt、J=55.3、3.9Hz)、7.24(1H、d、J=9.2Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.77(1H、s)、8.66(1H、s)、8.70(2H、s)、9.37(1H、s)、4HはDMSOの残渣により隠れていた。
2−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリル塩酸塩
常圧の窒素雰囲気下、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)ベンゾニトリル(7.26g)、5−ブロモ−2−クロロピリミジン(5.93g)、Pd(dppf)Cl2−CH2Cl2(1.67g)、炭酸セシウム(19.99g)およびDME(80mL)/水(20mL)の混合物を100℃で5時間撹拌した。混合物を水でクエンチした。不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテルから再結晶させて表題化合物(2.00g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.37(3H、d、J=6.0Hz)、4.79−5.03(2H、m)、5.28−5.45(1H、m)、7.55(1H、d、J=8.3Hz)、7.66(1H、s)、7.89(1H、d、J=8.0Hz)、9.14−9.24(2H、m)、9.35(1H、s);MS m/z 342.1[M+1]+。
マイクロウェーブ照射下、1−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−アミン(500mg)、(S)−2−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−クロロピリミジン−5−イル)ベンゾニトリル(529mg)、BINAP(193mg)、DBU(353mg)およびPd2(dba)3(141mg)の混合物のDMA(10mL)溶液を100℃で2時間撹拌した。室温で混合物を水で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(311mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.35(3H、d、J=6.0Hz)、1.59−1.80(4H、m)、1.88−1.98(4H、m)、3.89(4H、s)、4.06−4.15(1H、m)、4.72−4.99(4H、m)、5.29−5.39(1H、m)、7.40(1H、d、J=8.0Hz)、7.47(1H、s)、7.75(1H、d、J=8.0Hz)、7.81(1H、s)、8.81(2H、s)、8.92(1H、s)、9.35(1H、s);MS m/z 627.4 [M+1]+。
室温で、4−{2−[(1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ]ピリミジン−5−イル}−2−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}ベンゾニトリル(311mg)のMeOH(10mL)溶液に2M 塩化水素水溶液(2.00mL)を添加した。常圧の窒素雰囲気下、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加して、溶液のpHを7〜8に調整し、その後混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(255mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.35(3H、d、J=6.1Hz)、2.11−2.41(6H、m)、2.54−2.66(2H、m)、4.47−4.60(1H、m)、4.73−4.89(3H、m)、4.91−4.99(1H、m)、5.29−5.40(1H、m)、7.40(1H、d、J=7.9Hz)、7.47(1H、s)、7.75(1H、d、J=8.1Hz)、7.89(1H、s)、8.80(2H、s)、8.94(1H、s)、9.35(1H、s);MS m/z 583.4 [M+1]+。
室温で、4−(2−{[1−(4−オキソシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−5−イル)−2−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}ベンゾニトリル(255mg)およびモルホリン(114mg)のMeOH(10mL)/AcOH(1.00mL)溶液に2−メチルピリジン−ボラン(140mg)を添加した。常圧の窒素雰囲気下、混合物を60℃で4時間撹拌した。溶液に2M 水酸化ナトリウム水溶液を添加した、溶液のpHを8〜9に調整し、混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル/水で希釈し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、極性の高い化合物である、2−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリルおよび極性の低い化合物である、2−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(cis−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリルをそれぞれ得た。窒素雰囲気下、各化合物の4M 塩化水素−酢酸エチル溶液(3.00mL)中、室温で10分間撹拌した。各混合物を減圧下で濃縮した。各化合物をEtOH/酢酸エチルから再結晶させて表題化合物(70.0mg)および実施例818(86.0mg、cis型)の化合物をそれぞれ得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.36(3H、d、J=5.8Hz)、1.57(4H、s)、2.10−2.26(3H、m)、3.05−3.19(2H、m)、3.37−3.45(2H、m)、3.79−3.86(3H、m)、3.94−4.10(4H、m)、4.72−4.99(4H、m)、5.28−5.38(1H、m)、7.32−7.41(1H、m)、7.46(1H、s)、7.76(1H、d、J=8.1Hz)、7.83(1H、s)、8.79(2H、s)、8.95(1H、s)、9.35(1H、s)、10.31(1H、brs)。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
エチル 1−アセチル−3−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(3.32g)、オキセタン−3−オール(1.31g)、トリフェニルホスフィン(5.26g)およびトルエン(50mL)の混合物に、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(3.9mL)を添加した。60℃で1時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(4.24g)を得た。
MS m/z 255.1 [M+1]+。
エチル 1−アセチル−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(4.24g)およびMeOH(50mL)の混合物に炭酸カリウム(4.56g)を添加した。室温で30分間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(1.35g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.25(3H、t、J=7.1Hz)、4.17(2H、q、J=7.1Hz)、4.50−4.60(2H、m)、4.77−4.92(2H、m)、5.37(1H、quin、J=5.5Hz)、8.12(1H、s)、12.62(1H、d、J=1.3Hz);MS m/z 213.1 [M+1]+。
0℃で、エチル 3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(1.35g)およびDMF(20mL)の混合物に60%水素化ナトリウム(272mg)を添加した。0℃で10分間撹拌した後、混合物に1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル メタンスルホネート(1.81g)を添加した。50℃で14時間撹拌した後、混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(720mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.33(3H、t、J=7.2Hz)、1.63−1.77(2H、m)、1.80−2.01(4H、m)、2.02−2.15(2H、m)、3.89−4.02(5H、m)、4.27(2H、q、J=7.2Hz)、4.77−4.85(2H、m)、4.88−4.97(2H、m)、5.45(1H、quin、J=5.9Hz)、7.74(1H、s);MS m/z 353.2 [M+1]+。
エチル 1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(719mg)およびEtOH(10mL)の混合物に、8M 水酸化ナトリウム水溶液(0.50mL)を添加した。80℃で2時間撹拌した後、混合物を1M 塩化水素水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。生成物をさらに精製することなく、次工程を行った。
1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(661mg)、トリエチルアミン(0.45mL)、ベンジルアルコール(0.32mL)およびトルエン(10mL)の混合物に、ジフェニルホスホリルアジド(0.65mL)を添加した。室温で1時間撹拌し、その後100℃で2時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(741mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.59−1.76(4H、m)、1.78−1.95(4H、m)、3.87(4H、s)、3.92−4.07(1H、m)、4.48−4.58(2H、m)、4.74−4.84(2H、m)、5.08(2H、s)、5.22−5.34(1H、m)、7.27−7.45(5H、m)、7.61(1H、s)、8.75(1H、brs);MS m/z 430.2 [M+1]+。
ベンジル N−(1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメート(523mg)およびMeOH(10mL)の混合物に、10%パラジウム−炭素(141mg)を添加した。常圧の水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した後、不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣およびDMA(10mL)の混合物に、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(501mg)、BINAP(74mg)、Pd2(dba)3(109mg)およびDBU(0.27mL)を添加した。窒素雰囲気下、100℃で20時間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(267mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.24Hz)、1.57−1.82(4H、m)、1.83−1.96(4H、m)、3.84−3.93(4H、m)、3.98−4.08(1H、m)、4.51−4.59(2H、m)、4.75−4.85(3H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.12−5.24(1H、m)、5.28−5.39(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.25Hz)、7.38(s、1H)、7.45(1H、d、J=8.34Hz)、7.79(1H、s)、8.68−8.77(3H、m)、9.37(1H、s);MS m/z 610.4 [M+1]+。
5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−(1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン(249mg)、AcOH(2.0mL)および水(0.50mL)の混合物を、80℃で3時間撹拌した。その後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次工程を行った。
MS m/z 566.4 [M+1]+。
4−(4−{[5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキサン−1−オン(230mg)、MeOH(5mL)およびAcOH(0.5mL)の混合物に、モルホリン(0.11mL)を添加した。室温で5分間撹拌した後、2−メチルピリジン−ボラン(129mg)を添加した。室温で3時間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、極性の高い化合物である表題化合物(43.0mg)および極性の低い化合物である実施例820(61.0mg、cis型)の化合物をそれぞれ得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.27−1.44(5H、m)、1.55−1.74(2H、m)、1.86−1.96(2H、m)、1.97−2.10(2H、m)、2.24−2.33(1H、m)、2.35−2.48(4H、m)、3.51−3.62(4H、m)、3.79−3.94(1H、m)、4.50−4.60(2H、m)、4.74−4.85(3H、m)、4.86−4.97(1H、m)、5.13−5.23(1H、m)、5.27−5.38(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.3Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.76(1H、s)、8.67−8.76(3H、m)、9.37(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(20.7g)、tert−ブチル 6−(メタンスルホニルオキシ)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(27.1g)およびDMF(300mL)の混合物に、炭酸セシウム(46.1g)を添加した。100℃で24時間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(26.0g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.37(9H、s)、2.62−2.79(4H、m)、3.86(2H、s)、3.95(2H、s)、4.93(1H、quin、J=8.0Hz)、9.26(1H,s)。
0℃で、tert−ブチル 6−[4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(16.0g)およびトルエン(160mL)の混合物にTFA(33mL)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をMeOH(100mL)に溶解し、溶液にAmberlyst(登録商標)A21(18g)を添加した。室温で1時間撹拌した後、不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次工程を行った。
MS m/z 277.1 [M+1]+。
0℃で、6−[4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(11.7g)、MeOH(250mL)およびAcOH(25mL)の混合物にジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(7.8mL)を添加した。室温で10分間撹拌した後、0℃で混合物に2−メチルピリジン−ボラン(9.07g)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(9.05g)を得た。
MS m/z 361.2 [M+1]+。
6−[4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(15.1g)およびMeOH(200mL)の混合物に10%パラジウム−炭素(2.19g)を添加した。常圧の水素雰囲気下、室温で15時間撹拌した後、不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(11.1g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.02−1.19(2H、m)、1.48−1.62(2H、m)、2.04−2.18(1H、m)、2.39−2.49(4H、m)、3.06(2H、s)、3.15(2H、s)、3.19−3.30(2H、m)、3.71−3.86(2H、m)、4.22(2H、s)、4.55−4.73(1H、m)、7.25(1H、s);MS m/z 331.2 [M+1]+。
1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミン(10.1g)、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(11.0g)、Pd2(dba)3(838mg)、BINAP(1.13g)およびDMA(200mL)の混合物に、DBU(9.0mL)を添加した。窒素雰囲気下、100℃で2時間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)により精製し、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶させて表題化合物(8.02g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.03−1.20(2H、m)、1.33(3H、d、J=6.1Hz)、1.51−1.62(2H、m)、2.07−2.19(1H、m)、2.54−2.63(4H、m)、3.10(2H、s)、3.20(2H、s)、3.21−3.30(2H、m)、3.74−3.85(2H、m)、4.74−4.96(3H、m)、5.11−5.24(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.3Hz)、7.38(1H、s)、7.46(1H、d、J=8.2Hz)、8.16(1H、s)、8.73(2H、s)、8.99(1H、s)、9.37(1H、s)。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
4−ニトロ−3−イソプロピル−1H−ピラゾール(3.86g)、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル メタンスルホネート(7.60g)および炭酸セシウム(16.1g)の混合物のDMF(100mL)溶液を、120℃で4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(5.21g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.30(6H、d、J=6.9Hz)、1.75(2H、dd、J=13.2、4.1Hz)、1.84−2.04(4H、m)、2.15−2.25(2H、m)、3.59(1H、spt、J=6.7Hz)、3.98(4H、s)、4.14−4.23(1H、m)、8.15(1H、s);MS m/z 296.2 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−4−ニトロ−3−イソプロピル−1H−ピラゾール(5.20g)および10%パラジウム−炭素(1.70g)の混合物のMeOH(60mL)およびTHF(60mL)溶液を室温で21時間撹拌した。反応混合物をろ過した。ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(4.13g)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次工程で使用した。
MS m/z 266.2 [M+1]+。
2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(5.68g)、1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−3−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−アミン(4.13g)、Pd2(dba)3(886mg)、BINAP(965mg)およびDBU(3.53g)の混合物のDMA(50mL)溶液を、100℃で3.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)およびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(4.93g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.32(6H、d、J=7.0Hz)、1.44(3H、d、J=6.2Hz)、1.71−1.81(2H、m)、1.87−1.95(2H、m)、1.99−2.04(2H、m)、2.16−2.26(2H、m)、2.95−3.00(1H、m)、3.99(4H、s)、4.17−4.28(1H、m)、4.68−4.78(1H、m)、4.82−4.92(2H、m)、6.64(1H、s)、6.89(1H、s)、7.08(1H、d、J=8.4Hz)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.94(1H、s)、8.51(2H、s)、8.97(1H、s);MS m/z 580.4 [M+1]+。
5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−(1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−3−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン(4.93g)のMeOH(100mL)溶液に2M 塩化水素水溶液(25.5mL)を添加した。混合物を室温で15.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)および酢酸エチル/ヘキサンからの再結晶により精製して表題化合物(2.09g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.17(6H、d、J=6.9Hz)、1.33(3H、d、J=6.1Hz)、2.08−2.23(2H、m)、2.25−2.40(4H、m)、2.54−2.68(2H、m)、3.07(1H、dt、J=13.9、6.9Hz)、4.54−4.67(1H、m)、4.75−4.85(1H、m)、4.86−4.95(1H、m)、5.10−5.25(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.6Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.89(1H、s)、8.71(2H、s)、8.85(1H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 536.4 [M+1]+。
4−(4−{[5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−3−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキサン−1−オン(200mg)、モルホリン(96.7mg)および2−メチルピリジン−ボラン(117mg)の混合物のMeOH(10mL)およびAcOH(1.0mL)溶液を、60℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)により精製して、高極性化合物である表題化合物(80.3mg)および低極性化合物である実施例842の化合物(134mg、cis型)をそれぞれ得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.15(6H、d、J=6.9Hz)、1.33(3H、d、J=6.2Hz)、1.35−1.47(2H、m)、1.62−1.79(2H、m)、1.88−1.97(2H、m)、2.07(2H、d、J=11.2Hz)、2.26−2.33(1H、m)、2.44−2.49(4H、m)、2.99−3.10(1H、m)、3.57(4H、d、J=3.4Hz)、3.96−4.06(1H、m)、4.75−4.85(1H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.13−5.23(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.3Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.80(1H、s)、8.71(2H、s)、8.81(1H、s)、9.37(1H、s)。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−((1R,5S)−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)シクロヘキシル)−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.13−1.26(2H、m)、1.33(3H、d、J=6.2Hz)、1.64−1.83(6H、m)、1.96−2.06(4H、m)、2.09−2.19(1H、m)、2.54(2H、brs)、3.37−3.44(2H、m)、3.49−3.56(2H、m)、3.87−4.00(1H、m)、4.29−4.44(2H、m)、4.74−4.84(1H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.10−5.22(1H、m)、6.10−6.57(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.1Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.8Hz)、7.77(1H、s)、8.67(1H、s)、8.70(2H、s)、9.37(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(379mg)、MeOH(10mL)およびAcOH(1mL)の混合物に、オキセタン−3−オン(0.30mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、混合物に2−メチルピリジン−ボラン(584mg)を添加した。室温で2日間撹拌した後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(130mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ2.58(4H、d、J=7.9Hz)、3.19(2H、s)、3.26(2H、s)、3.64(1H、quin、J=5.8Hz)、4.31(2H、t、J=5.8Hz)、4.52(2H、t、J=6.5Hz)、4.70(1H、quin、J=7.9Hz)、5.00(2H、q、J=8.9Hz)、8.85(1H、s);MS m/z 363.2 [M+1]+。
6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(129mg)およびMeOH(3mL)の混合物に、10%パラジウム−炭素(19mg)を添加した。常圧の水素雰囲気下、室温で2時間撹拌した後、不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次工程を行った。
MS m/z 333.2 [M+1]+。
1−[2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−アミン(118mg)、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(145mg)、Pd2(dba)3(16mg)、BINAP(23mg)およびDMA(5.00mL)の混合物に、DBU(0.11mL)を添加した。窒素雰囲気下、100℃で2時間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(14.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.1Hz)、2.52−2.57(4H、m)、3.19(2H、s)、3.27(2H、s)、3.65(1H、quin、J=5.9Hz)、4.32(2H、t、J=5.8Hz)、4.48−4.62(3H、m)、4.72−4.85(3H、m)、4.86−4.95(1H、m)、5.12−5.22(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.3Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.82(1H、s)、8.70(2H、s)、8.75(1H、s)、9.37(1H、s)。
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
6−[4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1.02g)、2,2−ジメチルオキシラン(1.00mL)およびTHF(15mL)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.9mL)を添加した。マイクロウェーブ照射下、100℃で4時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(638mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.02(6H、s)、2.26(2H、s)、2.57−2.66(4H、m)、3.20(2H、s)、3.29(2H、s)、3.99(1H、s)、4.80−4.98(1H、m)、9.24(1H、s);MS m/z 349.2 [M+1]+。
2−メチル−1−{6−[4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}プロパン−2−オール(638mg)およびMeOH(10mL)の混合物に、10%パラジウム−炭素(97mg)を添加した。常圧の水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した後、不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、溶液をNHシリカゲルパッドに通過させ、減圧下で濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次工程を行った。
MS m/z 319.2 [M+1]+。
1−{6−[4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}−2−メチルプロパン−2−オール(582mg)、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(698mg)、Pd2(dba)3(51mg)、BINAP(68mg)およびDMA(15mL)の混合物に、DBU(0.55mL)を添加した。窒素雰囲気下、100℃で2時間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサンおよびMeOH/酢酸エチル)により精製し、EtOH/ヘキサンから結晶化させて表題化合物(300mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.02(6H、s)、1.33(3H、d、J=6.1Hz)、2.27(2H、s)、2.52−2.66(6H、m)、3.22(2H、s)、3.99(1H、s)、4.74−4.85(2H、m)、4.86−4.95(1H、m)、5.12−5.25(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.3Hz)、7.38(1H、s)、7.46(1H、d、J=8.2Hz)、8.15(1H、s)、8.73(2H、s)、8.98(1H、s)、9.37(1H、s)。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ)−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
室温で、エチル 1−アセチル−3−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(2.00g)および[(1S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]メチル 4−ニトロベンゼン−1−スルホネート(2.93g)のDMF(30mL)溶液に炭酸カリウム(1.65g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を80℃で一晩撹拌した。室温で混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(1.70g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.23(3H、t、J=7.1Hz)、1.43−1.56(1H、m)、1.62−1.77(1H、m)、2.15−2.31(1H、m)、4.09−4.20(3H、m)、4.28−4.36(1H、m)、8.09(1H、s)、12.60(1H、brs);MS m/z 247.1 [M+1]+。
室温で、エチル 3−{[(1S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]メトキシ}−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(1.70g)および1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル メタンスルホネート(2.28g)のDMF(30mL)溶液に炭酸セシウム(2.92g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を120℃で一晩撹拌した。室温で混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.55g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.23(2H、t、J=7.1Hz)、1.45−1.81(7H、m)、1.89−1.98(4H、m)、2.13−2.32(1H、m)、3.82−3.92(4H、m)、4.05−4.23(4H、m)、4.26−4.36(1H、m)、8.10(1H、s);MS m/z 387.3 [M+1]+。
室温で、エチル 3−{[(1S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]メトキシ}−1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(2.55g)のEtOH(20mL)溶液に8M 水酸化ナトリウム水溶液(1.63mL)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を50℃で一晩撹拌した。溶液に6M 塩化水素水溶液を添加して溶液のpHを4〜5に調整し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。表題化合物をさらに精製することなく、次反応を行った。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.45−1.81(6H、m)、1.87−1.99(4H、m)、2.21(1H、brs)、3.88(4H、s)、4.08−4.18(2H、m)、4.25−4.34(1H、m)、8.02(1H、s)、11.99(1H、brs);MS m/z 359.3 [M+1]+。
3−{[(1S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]メトキシ}−1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(2.4g)、トリエチルアミン(1.07g)およびベンジルアルコール(1.09g)の混合物のトルエン(30mL)溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(2.73g)を添加した。室温で1時間撹拌した後、混合物を100℃で2時間撹拌した、および混合物を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.20g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.40−1.55(1H、m)、1.58−1.98(9H、m)、2.08−2.26(1H、m)、3.88(4H、s)、3.99−4.09(2H、m)、4.17−4.27(1H、m)、5.07(2H、s)、7.29−7.42(5H、m)、7.59(1H、s)、8.70(1H、brs);MS m/z 464.3 [M+1]+。
室温で、ベンジル N−(3−{[(1S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]メトキシ}−1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメート(2.00g)のEtOH(30mL)溶液に8M 水酸化ナトリウム水溶液(1.07mL)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を80℃で24時間撹拌した。溶液に6M 塩化水素水溶液を添加して溶液のpHを5〜6に調整し、混合物を減圧下で濃縮した。室温で残渣を水に注ぎ、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(900mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.38−1.52(1H、m)、1.57−1.77(5H、m)、1.78−1.90(4H、m)、2.09−2.29(1H、m)、3.81−3.93(6H、m)、3.95−4.09(2H、m)、4.14−4.23(1H、m)、6.96(1H、s);MS m/z 330.2 [M+1]+。
マイクロウェーブ照射下、3−{[(1S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]メトキシ}−1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−1H−ピラゾール−4−アミン(900mg)、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(958mg)、BINAP(339mg)、DBU(249mg)およびPd2(dba)3(43.7mg)の混合物のDMA(15mL)溶液を100℃で2時間撹拌した。室温で混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(440mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.0Hz)、1.39−1.55(1H、m)、1.59−1.82(5H、m)、1.87−1.97(4H、m)、2.13−2.24(1H、m)、3.89(4H、s)、4.06−4.14(2H、m)、4.25(1H、ddd、J=10.4、6.6、3.8Hz)、4.75−4.85(1H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.12−5.22(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.1Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.77(1H、s)、8.65(1H、s)、8.71(2H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 645.4 [M+1]+。
室温で、5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−(3−{[(1S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]メトキシ}−1−{1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン(430mg)のMeOH(5.00mL)溶液に2M 塩化水素水溶液(665μL)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を50℃で4時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を水/酢酸エチルで希釈し、溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加して溶液のpHを8〜9に調整した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(222mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.1Hz)、1.40−1.57(1H、m)、1.60−1.76(1H、m)、2.06−2.41(7H、m)、2.53−2.67(2H、m)、4.06−4.15(1H、m)、4.21−4.31(1H、m)、4.46−4.56(1H、m)、4.75−4.85(1H、m)、4.86−4.95(1H、m)、5.11−5.23(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.4Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.84(1H、s)、8.67(1H、s)、8.71(2H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 601.4 [M+1]+;
室温で、4−(4−{[5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−3−{[(1S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル]メトキシ}−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキサン−1−オン(100mg)およびモルホリン(43.5mg)のMeOH(10mL)/AcOH(2.00mL)溶液に2−メチルピリジン−ボラン(53.4mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を60℃で4時間撹拌した。溶液に8M 水酸化ナトリウム水溶液を添加して溶液のpHを8〜に調整し、その後混合物を減圧下で濃縮した。残渣を水/酢酸エチルで希釈し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、MeOH/酢酸エチル)およびカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(30.0mg)および実施例870の化合物(44.0mg、cis型)をそれぞれ得た。。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ0.86(2H、t、J=6.2Hz)、1.28−1.53(7H、m)、1.59−1.80(4H、m)、1.86−1.98(2H、m)、2.01−2.11(2H、m)、2.13−2.27(2H、m)、3.53−3.63(4H、m)、3.79−3.97(1H、m)、4.03−4.13(1H、m)、4.16−4.29(1H、m)、4.74−4.84(1H、m)、4.86−4.97(1H、m)、5.08−5.26(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.4Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=7.9Hz)、7.75(1H、s)、8.62(1H、s)、8.70(2H、s)、9.37(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.37−1.46(9H、m)、2.39−2.55(1H、m)、2.63(4H、d、J=7.89Hz)、3.27−3.32(2H、m)、3.27−3.32(2H、m)、3.33−3.39(2H、m)、3.53−3.65(2H、m)、3.72−3.83(2H、m)、4.36−4.52(1H、m)、4.58−4.78(3H、m)、4.80−4.93(2H、m)、6.79−6.90(2H、m)、7.02−7.11(1H、m)、7.41−7.48(1H、m)、7.88(1H、s)、8.52(2H、s)、8.96(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
4−ニトロ−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール(4.88g)、tert−ブチル 6−(メタンスルホニルオキシ)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(9.11g)および炭酸セシウム(30.6g)の混合物のDMA(100mL)溶液を100℃で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(7.89g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.30(6H、d、J=7.0Hz)、1.44(9H、s)、2.66−2.80(4H、m)、3.59(1H、dt、J=13.8、6.9Hz)、4.00(2H、s)、4.02(2H、s)、4.59(1H、quintet、J=7.7Hz)、8.10(1H、s);MS m/z 351.3 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル 6−[4−ニトロ−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(7.88g)および10%パラジウム−炭素(2.45g)の混合物のMeOH(110mL)およびTHF(110mL)溶液を、室温で4時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
MS m/z 321.3 [M+1]+。
アルゴン雰囲気下、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(8.63g)、tert−ブチル 6−[4−アミノ−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(7.17g)、Pd2(dba)3(1.02g)、BINAP(1.39g)およびDBU(5.10g)の混合物のDMA(110mL)溶液を、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン、その後MeOH/酢酸エチル、そしてその後NH、酢酸エチル/ヘキサン、その後MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(6.58g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.32(6H、d、J=6.9Hz)、1.41−1.43(2H、m)、1.45(9H、s)、2.69(2H、s)、2.72(2H、s)、2.94−3.02(2H、m)、3.98(2H、s)、4.02(2H、s)、4.53−4.64(1H、m)、4.67−4.77(1H、m)、4.81−4.91(2H、m)、6.63(1H、s)、6.86(1H、s)、7.07(1H、d、J=8.5Hz)、7.44(1H、d、J=7.7Hz)、7.89(1H、s)、8.52(2H、s)、8.96(1H、s);MS m/z 635.4 [M+1]+。
0℃で、tert−ブチル (S)−6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(6.57g)のトルエン(100mL)溶液にTFA(11.7g)を添加した。混合物を室温で13時間撹拌した。0℃で反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した。THFおよび8M 水酸化ナトリウム水溶液をそこに添加した。得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(3.30g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.15(6H、d、J=6.8Hz)、1.33(3H、d、J=6.1Hz)、2.39−2.48(2H、m)、2.53−2.61(2H、m)、3.00−3.10(1H、m)、3.44(2H、s)、3.54(2H、s)、4.49−4.63(1H、m)、4.75−4.86(1H、m)、4.87−4.97(1H、m)、5.14−5.24(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.9Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.4Hz)、7.83(1H、s)、8.71(2H、s)、8.84(1H、s)、9.37(1H、s)、NHは帰属させなかった;MS m/z 535.3 [M+1]+。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン(200mg)、オキセタン−3−オン(268mg)および2−メチルピリジン−ボラン(117mg)の混合物のMeOH(10mL)およびAcOH(1.0mL)溶液を、60℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン、その後MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(57.4mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.16(6H、d、J=6.6Hz)、1.33(3H、d、J=5.7Hz)、2.52−2.61(4H、m)、3.05(1H、dt、J=13.3、6.7Hz)、3.20(2H、s)、3.28(2H、brs)、3.59−3.71(1H、m)、4.32(2H、t、J=5.2Hz)、4.53(2H、t、J=6.3Hz)、4.60−4.70(1H、m)、4.76−4.85(1H、m)、4.87−4.97(1H、m)、5.13−5.25(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.3Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.85(1H、s)、8.71(2H、s)、8.85(1H、s)、9.37(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.02−1.13(2H、m)、1.16(6H、d、J=7.0Hz)、1.33(3H、d、J=6.0Hz)、1.56(2H、d、J=12.9Hz)、2.07−2.19(1H、m)、2.99−3.07(1H、m)、3.09(2H、s)、3.18(2H、s)、3.22−3.30(2H、m)、3.75−3.84(2H、m)、4.62(1H、quin、J=7.9Hz)、4.76−4.85(1H、m)、4.87−4.96(1H、m)、5.12−5.26(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.6Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.5Hz)、7.85(1H、s)、8.71(2H、s)、8.85(1H、s)、9.37(1H、s)、4Hは帰属させなかった。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
tert−ブチル 6−ヒドロキシ−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(10.0g)、tert−ブチル(クロロ)ジフェニルシラン(16.7g)および1H−イミダゾール(6.37g)の混合物のDMF(150mL)溶液を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル、ヘキサンおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(21.1g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.01(9H、s)、1.40(9H、s)、2.12−2.24(2H、m)、2.26−2.40(2H、m)、3.73(2H、s)、3.84(2H、s)、4.12(1H、d、J=7.6Hz)、7.35−7.41(6H、m)、7.63(4H、d、J=6.6Hz);MS m/z 396.2 [M+1−(tBu)]+。
0℃で、tert−ブチル 6−[(tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(2.55g)のトルエン(20mL)溶液にTFA(5.24g)を添加した。混合物を室温で2.5時間撹拌した。0℃で反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。得られた混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して所望の生成物を得た。この生成物を酢酸エチル/ヘキサンからの再結晶により精製して表題化合物(1.28g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.00(9H、s)、2.20−2.28(2H、m)、2.43−2.52(2H、m)、3.84(2H、s)、3.95(2H、s)、4.02−4.14(1H、m)、7.34−7.47(6H、m)、7.59(4H、d、J=6.6Hz)、NHは帰属させなかった;MS m/z 352.2 [M+1]+。
0℃で、6−[(tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1.50g)のAcOH(5.0mL)溶液にジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(426mg)を添加した。そこへトリメチルシランカルボニトリル(422mg)を0℃で添加した。混合物を室温で19.5時間撹拌した。そこへジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(852mg)およびトリメチルシランカルボニトリル(844mg)を室温で添加した。混合物を室温で7.5時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルおよび水に分配した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(1.38g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.02(9H、s)、1.46−1.54(2H、m)、1.66−1.83(2H、m)、2.12−2.25(2H、m)、2.31−2.45(2H、m)、3.17(2H、s)、3.28(2H、s)、3.58(2H、t、J=11.0Hz)、3.83−3.95(2H、m)、4.13−4.20(1H、m)、7.28−7.49(6H、m)、7.63(4H、d、J=6.5Hz);MS m/z 434.3 [M+1−(CN)]+。
0℃で、4−{6−[(tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル(1.37g)のTHF(30mL)溶液に臭化メチルマグネシウムの3M 2−メチルテトラヒドロフラン(2.96mL)溶液を添加した。混合物を0℃で5分間、および室温で3時間撹拌した。そこへ臭化メチルマグネシウムの3M 2−メチルテトラヒドロフラン(1.0mL)溶液を0℃で添加した。混合物を室温で18.5時間撹拌した。0℃で反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物をジエチルエーテルおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(926mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ0.90(3H、s)、1.02(9H、s)、1.16−1.25(2H、m)、1.39(1H、d、J=3.0Hz)、2.09−2.20(2H、m)、2.27−2.38(2H、m)、3.01(2H、s)、3.12(2H、s)、3.42−3.53(2H、m)、3.75−3.85(2H、m)、4.05−4.19(2H、m)、7.34−7.46(6H、m)、7.64(4H、d、J=6.4Hz);MS m/z 450.3 [M+1]+。
室温で、6−[(tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ]−2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(923mg)のTHF(10mL)溶液にフッ化テトラブチルアンモニウムのTHF溶液(1M、6.1mL)を添加した。混合物を室温で61.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和食塩水に分配した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(308mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ0.95(3H、s)、1.27(2H、d、J=7.0Hz)、1.40−1.52(2H、m)、1.67−1.81(1H、m)、1.94−2.04(2H、m)、2.45−2.57(2H、m)、3.16(4H、d、J=4.5Hz)、3.45−3.58(2H、m)、3.76−3.89(2H、m)、4.15−4.26(1H、m);MS m/z 212.2 [M+1]+。
0℃で、2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−オール(305mg)のTHF(10mL)溶液にメタンスルホニルクロライド(180mg)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物をろ過し、THFで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
MS m/z 290.2 [M+1]+。
4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール(303mg)、炭酸セシウム(938mg)および2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル メタンスルホネート(416mg)の混合物のDMA(100mL)溶液を、100℃で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン、その後MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(278mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.02(3H、brs)、1.30−1.41(2H、m)、1.43−1.52(2H、m)、2.56−2.78(4H、m)、3.18−3.49(4H、m)、3.49−3.57(2H、m)、3.81−3.91(2H、m)、4.44−4.56(1H、m)、4.73(2H、q、J=7.8Hz)、8.02(1H、s);MS m/z 405.3 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(275mg)および10%パラジウム−炭素(74.4mg)の混合物のMeOH(6.5mL)およびTHF(6.5mL)溶液を室温で1.5時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
MS m/z 375.4 [M+1]+。
アルゴン雰囲気下、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(262mg)、1−[2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−アミン(254mg)、Pd2(dba)3(31.1mg)、BINAP(42.3mg)およびDBU(155mg)の混合物のDMA(110mL)溶液を100℃で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)および分取HPLC(水/CH3CN(0.1% TFAを含む))により精製して表題化合物(167mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ0.81−0.88(1H、m)、0.91(3H、s)、1.10−1.26(4H、m)、1.32(6H、d、J=5.7Hz)、3.12(2H、s)、3.20(2H、s)、3.39−3.47(2H、m)、3.63−3.73(2H、m)、4.57(1H、t、J=7.7Hz)、4.73−4.83(3H、m)、4.87−4.96(1H、m)、5.12−5.22(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.4Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.2Hz)、7.82(1H、s)、8.70(2H、s)、8.76(1H、s)、9.37(1H、s)。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)シクロブチル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
0℃で、tert−ブチル N−[cis−3−ヒドロキシシクロブチル]カルバメート(3.89g)およびトリエチルアミン(3.13g)のTHF(80mL)溶液にメタンスルホニルクロライド(2.84g)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(5.48g)を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.44(9H、s)、2.13−2.25(2H、m)、2.85−2.96(2H、m)、2.99(3H、s)、3.69−3.94(1H、m)、4.45−4.81(2H、m);MS m/z 210.1 [M+1−(tBu)]+。
4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール(2.11g)、炭酸セシウム(6.48g)およびtert−ブチル N−[cis−3−(メタンスルホニルオキシ)シクロブチル]カルバメート(3.92g)の混合物のDMA(100mL)溶液を、100℃で15.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(2.08g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.46(9H、s)、2.47−2.64(2H、m)、2.77−2.92(2H、m)、4.28−4.48(1H、m)、4.62−4.88(4H、m)、8.05(1H、s);MS m/z 325.2 [M+1−(tBu)]+。
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル N−[trans−3−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]シクロブチル]カルバメート(2.07g)および10%パラジウム−炭素(59.6mg)の混合物のMeOH(30mL)およびTHF(30mL)を室温で8時間撹拌した。反応混合物をろ過した。ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
MS m/z 351.2 [M+1]+。
アルゴン雰囲気下、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(2.10g)、tert−ブチル N−[trans−3−[4−アミノ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]シクロブチル]カルバメート(1.90g)、Pd2(dba)3(249mg)、BINAP(338mg)およびDBU(1.24g)の混合物のDMA(30mL)溶液を100℃で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン、その後MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(2.20g)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.43(3H、d、他のピークは1.46のピークにより隠れていた)、1.46(9H、s)、2.39−2.51(2H、m)、2.80−2.91(2H、m)、4.30−4.48(1H、m)、4.60−4.79(5H、m)、4.83−4.92(2H、m)、6.83(1H、s)、6.89(1H、s)、7.08(1H、d、J=8.3Hz)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.94(1H、s)、8.53(2H、s)、8.97(1H、s);MS m/z 665.3 [M+1]+。
室温で、tert−ブチル (trans−3−(4−((5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロブチル)カルバメート(2.20g)のトルエン(10mL)溶液にTFA(7.52g)を添加した。混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(1.26g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.26−1.36(3H、m)、1.76−1.99(2H、m)、2.06−2.16(2H、m)、2.54−2.61(1H、m)、3.54−3.65(1H、m)、4.72−4.96(5H、m)、5.12−5.26(1H、m)、7.20−7.29(1H、m)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.84(1H、s)、8.71(1H、s)、8.75(1H、brs)、9.37(1H、s)、NH2は検出されなかった;MS m/z 565.3 [M+1]+。
5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−{1−[trans−3−アミノシクロブチル]−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル}ピリミジン−2−アミン(280mg)、ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(52.2mg)および水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(391mg)の混合物のTHF(10mL)およびAcOH(1.0mL)溶液を、室温で20分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン、その後MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(183mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.17−1.29(4H、m)、1.33(3H、d、J=6.1Hz)、1.68−1.75(2H、m)、2.15−2.23(2H、m)、2.54−2.66(2H、m)、3.22−3.30(2H、m)、3.50−3.58(1H、m)、3.82(2H、d、J=11.8Hz)、4.72−4.84(4H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.11−5.21(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.1Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.4Hz)、7.85(1H、s)、8.70(2H、s)、8.75(1H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 649.5 [M+1]+。
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−3−モルホリノシクロブチル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=6.2Hz)、2.29−2.36(4H、m)、2.37−2.46(4H、m)、2.86−2.96(1H、m)、3.61(4H、brs)、4.65−4.74(1H、m)、4.76−4.96(4H、m)、5.13−5.23(1H、m)、7.24(1H、d、J=7.9Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.86(1H、s)、8.70(2H、s)、8.76(1H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 635.5 [M+1]+。
5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−(1−{2−[(4−2H)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル 6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(21g、51.6mmol)および10%パラジウム−炭素(1.12g、5.16mmol)の混合物の酢酸エチル(100mL)/EtOH(100mL)溶液を、室温で10時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、その後ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(15.6g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.36(9H、s)、2.39−2.49(4H、m)、3.48(2H、s)、3.82(2H、brs)、3.90(2H、brs)、4.38(1H、quin、J=7.9Hz)、4.71(2H、q、J=9.1Hz)、7.04(1H、s);MS m/z 377.2 [M+1]+。
室温で、tert−ブチル 6−[4−アミノ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(5.2g)および2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(4.84g)の混合物のDMA(50mL)溶液にBINAP(1.71g)、DBU(3.15g)およびPd2(dba)3(1.26g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で10時間撹拌した。室温で混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)およびカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(3.66g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=5.9Hz)、1.37(9H、s)、2.53−2.67(4H、m)、3.86(2H、brs)、3.94(2H、brs)、4.50−4.63(1H、m)、4.73−4.85(3H、m)、4.86−4.95(1H、m)、5.13−5.22(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.9Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=7.9Hz)、7.82(1H、s)、8.71(2H、s)、8.78(1H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 691.3 [M+1]+。
室温で、tert−ブチル 6−(4−{[5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(2.7g)の混合物のトルエン(50mL)溶液にTFA(4.44g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を室温で10時間撹拌した。混合物を水/酢酸エチルで希釈し、そこへ8M 水酸化ナトリウム水溶液を添加して溶液のpHを11以上に調整し、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。表題化合物(2.4g)をさらに精製することなく、次反応を行った。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6 δ1.33(3H、d、J=5.8Hz)、2.56−2.69(4H、m)、3.75(2H、s)、3.80(2H、s)、4.51−4.63(1H、m)、4.74−4.85(3H、m)、4.87−4.96(1H、m)、5.11−5.21(1H、m)、7.20−7.27(1H、m)、7.35(1H、s)、7.46(1H、d、J=8.5Hz)、7.82(1H、s)、8.70(2H、s)、8.79(1H、s)、9.37(1H、s)、NH(1H、オフセット);MS m/z 591.3 [M+1]+。
N−(1−{2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−アミン(150mg、0.25mmol)およびジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(38mg、0.38mmol、1.5当量)のMeOH(2mL)溶液を、50℃で1時間撹拌した。0℃で溶液にNaBD4を添加し、混合物を1時間撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(48mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.19−1.53(4H、m)、1.53−1.96(4H、m)、2.63(3H、d、J=7.9Hz)、3.10−3.48(6H、m)、3.79−4.13(2H、m)、4.46(1H、t、J=7.9Hz),4.57−4.77(3H、m)、4.77−4.98(2H、m)、6.86(2H、d、J=6.8Hz)、7.07(1H、d、J=7.6Hz)、7.44(1H、d、J=8.3Hz)、7.89(1H、s)、8.52(2H、s)、8.95(1H、s)。
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.02(6H、s)、1.14−1.31(4H、m)、1.32(3H、d、J=5.9Hz)、2.26(2H、s)、3.20(2H、s)、3.29(2H、s)、4.00(1H、s)、4.45−4.61(1H、m)、4.70−4.85(3H、m)、4.86−4.95(1H、m)、5.10−5.24(1H、m)、7.23(1H、d、J=8.3Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=7.7Hz)、7.81(1H、s)、8.70(2H、s)、8.76(1H、s)、9.37(1H、s)。
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.02(6H、s)、1.15(6H、d、J=6.9Hz)、1.33(3H、d、J=6.2Hz)、2.27(2H、s)、2.45−2.49(2H、m)、2.52−2.57(2H、m)、2.99−3.12(1H、m)、3.21(2H、s)、3.30(2H、s)、4.00(1H、s)、4.52−4.66(1H、m)、4.75−4.85(1H、m)、4.86−4.96(1H、m)、5.12−5.25(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.3Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.84(1H、s)、8.71(2H、s)、8.84(1H、s)、9.37(1H、s);MS m/z 607.4 [M+1]+。
1−[6−(4−{[5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル]−2−メチルプロパン−2−イル アセテート
マイクロウェーブ照射下、6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(1.58g)、2,2−ジメチルオキシラン(1.11g)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.99g)の混合物のTHF(15mL)溶液を100℃で1時間撹拌した。そこへ2,2−ジメチルオキシラン(742mg)をさらに追加し、マイクロウェーブ照射下、混合物を100℃で4時間加熱した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。得られた固体を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶させて表題化合物(508mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.11(6H、s)、2.41(2H、s)、2.65(4H、t、J=8.53Hz)、2.95−3.14(1H、m)、3.41(2H、s)、3.46(2H、s)、4.48(1H、t、J=7.89Hz)、4.72(2H、q、J=8.16Hz)、8.01(1H、s);379.2 [M+1]+。
室温で、2−メチル−1−{6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}プロパン−2−オール(200mg)、DMAP(6.45mg)およびピリジン(83.0mg)の混合物の酢酸エチル(1.0mL)溶液に無水酢酸(107mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(170mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.41(6H、s)、1.97(3H、s)、2.64(6H、s)、3.32(2H、s)、3.37(2H、s)、4.37−4.55(1H、m)、4.65−4.80(2H、m)、7.99−8.03(1H、m)。
常圧の水素雰囲気下、2−メチル−1−{6−[4−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}プロパン−2−イル アセテート(170mg)および10%パラジウム−炭素(42.9mg)のMeOH(15mL)溶液を室温で14時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、その後ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(157mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.53(6H、s)、2.02(3H、s)、2.52−2.81(4H、m)、3.00(2H、brs)、3.70−3.94(4H、m)、4.22−4.37(1H、m)、4.49−4.64(2H、m)、6.88(1H、s)、溶媒ピークとの重複のため、アミンの2Hは除外した;MS m/z 391.2 [M+1]+。
1−{6−[4−アミノ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}−2−メチルプロパン−2−イル アセテート(343mg)、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(460mg)、BINAP(54.7mg)およびDBU(266mg)の混合物のDMA(2.0mL)溶液に、Pd2(dba)3(40.2mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で2時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)およびその後のカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)により精製して表題化合物(120mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.42(9H、s)、1.98(3H、s)、2.57−2.63(4H、m)、2.64−2.67(2H、m)、3.30−3.34(2H、m)、3.36−3.40(2H、m)、4.34−4.49(1H、m)、4.56−4.77(3H、m)、4.79−4.93(2H、m)、6.78−6.92(2H、m)、7.01−7.12(1H、m)、7.40−7.49(1H、m)、7.84−7.92(1H、m)、8.52(2H、s)、8.93−8.99(1H、m)。
(S)−1−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)プロパン−1−オン
4−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1.02g)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(689mg)、1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリピロリジノホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート(3.39g)およびDMF(10mL)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.80mL)を添加した。室温で14時間撹拌した後、混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサンおよびNH、MeOH)により精製して表題化合物(926mg)を得た。
MS m/z 201.1 [M+1]+。
N−メトキシ−N−メチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド(925mg)、tert−ブチル 6−(メタンスルホニルオキシ)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(1.37g)およびDMF(20mL)の混合物に、炭酸セシウム(1.80g)を添加した。100℃で7時間撹拌した後、混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(756mg)および336mgの位置異性体を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.44(9H、s)、2.79(4H、d、J=7.9Hz)、3.42(3H、s)、3.54(3H、s)、3.96(2H、s)、4.04(2H、s)、4.60−4.74(1H、m)、8.10(1H、s);MS m/z 396.2 [M+1]+。
tert−ブチル 6−{3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル}−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(721mg)およびトルエン(10mL)の混合物に、TFA(2.0mL)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をMeOHに溶解し、溶液をAmberlyst(登録商標)A21で処理した。不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣、ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(0.35mL)、MeOH(10mL)およびAcOH(1.0mL)の混合物に、2−メチルピリジン−ボラン(389mg)を添加した。室温で3日間撹拌した後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(290mg)を得た。
MS m/z 380.2 [M+1]+;
N−メトキシ−N−メチル−4−ニトロ−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド(290mg)、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.40mL)、トリエチルアミン(0.25mL)およびMeOH(5.0mL)の混合物に、10%パラジウム−炭素(112mg)を添加した。水素雰囲気下、室温で14時間撹拌した後、不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(184mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.25−1.40(2H、m)、1.48(9H、s)、1.59−1.68(2H、m)、2.08−2.24(1H、m)、2.58−2.76(4H、m)、3.20(2H、s)、3.30(2H、s)、3.36(2H、t、J=11.0Hz)、3.48−3.61(3H、m)、3.84(3H、s)、3.92−4.02(2H、m)、4.54−4.75(1H、m)、7.96(1H、s)、8.80(1H、s);MS m/z 450.3 [M+1]+。
窒素雰囲気下、tert−ブチル N−{3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}カルバメート(183mg)およびTHF(5.0mL)の混合物に、0℃で1.0M 臭化エチルマグネシウム/THF(1.0mL)を添加した。窒素雰囲気下、0℃で1時間撹拌した後、混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(133mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.19(3H、t、J=7.3Hz)、1.26−1.41(2H、m)、1.49(9H、s)、1.59−1.69(2H、m)、2.09−2.24(1H、m)、2.59−2.78(4H、m)、3.00(2H、q、J=7.2Hz)、3.23(2H、s)、3.30(2H、s)、3.36(2H、t、J=11.6Hz)、3.89−4.05(2H、m)、4.54−4.73(1H、m)、7.93(1H、s)、8.62(1H、s);MS m/z 419.3 [M+1]+。
tert−ブチル N−{1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−3−プロパノイル−1H−ピラゾール−4−イル}カルバメート(132mg)およびトルエン(2.0mL)の混合物に、TFA(0.50mL)を滴下した。室温で1時間、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をMeOHに溶解し、溶液をAmberlyst(登録商標)A21で処理した。不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次工程を行った。
1−{4−アミノ−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}プロパン−1−オン(100mg)、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(137mg)、Pd2(dba)3(15mg)、BINAP(21mg)およびDMA(3.0mL)の混合物に、DBU(0.10mL)を添加した。窒素雰囲気下、100℃で14時間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチルおよびNH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、酢酸エチル−ヘキサンから結晶化させて表題化合物(109mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.03−1.20(5H、m)、1.34(3H、d、J=5.6Hz)、1.50−1.63(2H、m)、2.06−2.21(1H、m)、2.54−2.69(4H、m)、2.96−3.07(2H、m)、3.13(2H、s)、3.18−3.31(4H、m)、3.74−3.86(2H、m)、4.75−4.86(1H、m)、4.87−4.99(2H、m)、5.14−5.28(1H、m)、7.32(1H、d、J=8.3Hz)、7.43−7.53(2H、m)、8.39(1H、d、J=1.9Hz)、8.91(2H、d、J=1.7Hz)、9.36(2H、d、J=7.0Hz);MS m/z 633.4 [M+1]+。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ペルフルオロエチル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
0℃で、3−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール(1.1g)の混合物の硫酸(1.72g)溶液に硝酸(1.05g)を滴下添加した。混合物を60℃で14時間撹拌した。0℃で混合物を氷水でクエンチした。その後、そこへ8M 水酸化ナトリウム水溶液を添加した溶液のpHを4〜5とし、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(600mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ9.20(1H、s)、14.83(1H、d、J=3.1Hz)。
室温で、4−ニトロ−3−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール(900mg)およびtert−ブチル 6−(メタンスルホニルオキシ)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(1.24g)の混合物のDMF(15mL)溶液に炭酸セシウム(1.77g)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で5時間撹拌した。室温で混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(1.0g)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.36(9H、brs)、2.31−2.42(2H、m)、2.70−2.81(2H、m)、3.82(2H、brs)、3.94(2H、brs)、4.91−4.99(1H、m)、9.31(1H、s);MS m/z 326.2 [M+H−Boc]+。
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル 6−[4−ニトロ−3−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(1.0g)および10%パラジウム−炭素(50.8mg)の混合物の酢酸エチル(20mL)/EtOH(20mL)溶液を室温で10時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、その後ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(700mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.36(9H、s)、2.31−2.43(2H、m)、2.61(2H、d、J=7.9Hz)、3.85(2H、brs)、3.92(2H、brs)、4.25(2H、s)、4.57−4.72(1H、m)、7.29(1H、s);MS m/z 397.2 [M+1]+。
室温で、tert−ブチル 6−[4−アミノ−3−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(700mg)および2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(618mg)の混合物のDMA(10mL)溶液にDBU(401mg)、Pd2(dba)3(161mg)およびBINAP(219mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を100℃で2時間撹拌した。室温で混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(130mg)を得た。
MS m/z 712.3 [M+1]+。
室温で、tert−ブチル 6−(4−{[5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−3−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(130mg)inトルエン(10mL)溶液にTFA(104mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を50℃で10時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣およびAmberlyst(登録商標)A21(200mg)のMeOH(10mL)溶液を室温で15分間撹拌した。不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。この生成物をさらに精製することなく、次反応を行った。
MS m/z 611.2 [M+1]+。
室温で、N−(1−{2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル}−3−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)ピリミジン−2−アミン(111mg)および ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(36.3mg)のMeOH(5.0mL)/AcOH(0.5mL)溶液に2−メチルピリジン−ボラン(21.3mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣カラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、その後所望の生成物(61mg)を分取HPLC(水/CH3CN(0.1% TFAを含む))により精製した。所望のフラクションをトルエンと共沸させた。残渣およびAmberlyst(登録商標)A21(200mg)のMeOH(10mL)溶液を室温で30分間撹拌した。不溶性物質をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル−IPEから再結晶させて表題化合物(35.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.21−1.29(2H、m)、1.33(3H、d、J=6.1Hz)、1.75−1.91(2H、m)、2.60−2.79(4H、m)、3.19−3.30(4H、m)、3.85−3.99(2H、m)、4.03−4.39(3H、m)、4.75−4.85(1H、m)、4.87−4.94(2H、m)、5.10−5.23(1H、m)、7.19−7.28(1H、m)、7.37(1H、s)、7.46(1H、d、J=8.3Hz)、8.27(1H、s)、8.73(2H、s)、8.90(1H、s)、9.37(1H、s)。
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン
4−ニトロ−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール(398mg)、炭酸セシウム(1.67g)および2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル メタンスルホネート(743mg)の混合物のDMA(15mL)溶液を、100℃で18時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(932mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ0.98(3H、s)、1.30(8H、d、J=6.9Hz)、1.43−1.52(2H、m)、2.56−2.64(2H、m)、2.67−2.75(2H、m)、3.24(2H、s)、3.28(2H、s)、3.49−3.64(3H、m)、3.79−3.88(2H、m)、4.60(1H、quin、J=8.1Hz)、8.12(1H、s);MS m/z 349.2 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6−[4−ニトロ−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン(895mg)および10%パラジウム−炭素(280mg)の混合物のMeOH(20mL)およびTHF(20mL)溶液を室温で14時間撹拌した。反応混合物をろ過した。ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物を得た。この生成物をさらに精製することなく、次工程で使用した。
MS m/z 319.3 [M+1]+。
アルゴン雰囲気下、2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(990mg)、1−[2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル]−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−アミン(818mg)、Pd2(dba)3(117mg)、BINAP(160mg)およびDBU(586mg)の混合物のDMA(10mL)溶液を100℃で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水に分配した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(427mg)を得た。この生成物を分取HPLC(水/CH3CN(0.1% TFAを含む))により精製した。所望のフラクションを減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(211mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ0.91(3H、s)、1.16(6H、d、J=6.8Hz)、1.25(2H、brs)、1.33(5H、d、J=6.0Hz)、2.57(4H、brs) (DMSOによりほとんどが隠れていた)、3.00−3.10(1H、m)、3.13(2H、s)、3.21(2H、s)、3.39−3.49(2H、m)、3.64−3.72(2H、m)、4.62(1H、quin、J=8.1Hz)、4.76−4.84(1H、m)、4.87−4.96(1H、m)、5.14−5.24(1H、m)、7.25(1H、d、J=8.6Hz)、7.37(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.3Hz)、7.85(1H、s)、8.71(2H、s)、8.84(1H、s)、9.37(1H、s)。
(S)−N−(1−(2−(1,3−ジオキサン−5−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミン
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.33(3H、d、J=5.9Hz)、2.50(4H、brs)、3.19(2H、s)、3.27(2H、s)、3.32−3.38(2H、m)、3.40−3.48(1H、m)、3.84−3.94(2H、m)、4.48−4.62(1H、m)、4.72−4.94(6H、m)、5.10−5.22(1H、m)、7.24(1H、d、J=8.1Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=8.4Hz)、7.81(1H、s)、8.70(2H、s)、8.76(1H、s)、9.37(1H、s)。
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−イル アセテート
酢酸エチル(1.0mL)中の2−メチル−1−{6−[4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}プロパン−2−オール(0.514g)、DMAP(17.9mg)およびピリジン(232mg)の混合物に、室温で無水酢酸(300mg)を添加した。窒素雰囲気下、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を水に注ぎ酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(510mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.42(6H、s)、1.97(3H、s)、2.64(6H、s)、3.34(2H、s)、3.39(2H、s)、4.58−4.82(1H、m)、8.19−8.30(1H、m);391.2 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、2−メチル−1−{6−[4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}プロパン−2−イル アセテート(510mg)および10%パラジウム−炭素(138mg)の混合物のMeOH(10mL)溶液を、室温で2時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、その後ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(410mg)を得た。
361.2 [M+1]+。
室温で、1−{6−[4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル}−2−メチルプロパン−2−イル アセテート(410mg)および2−クロロ−5−(4−クロロ−3−(((2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリミジン(593mg)の混合物のDMA(2.0mL)溶液にBINAP(70.3mg)、Pd2(dba)3(51.7mg)およびDBU(344mg)を添加した。アルゴン雰囲気下、混合物を100℃で2時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(158mg)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3) δ1.39−1.50(9H、m)、1.98(3H、s)、2.63−2.67(2H、m)、2.70(4H、d、J=8.07Hz)、3.34(2H、s)、3.40(2H、s)、4.57−4.78(2H、m)、4.80−4.95(2H、m)、6.87(1H、s)、7.08(1H、d、J=8.16Hz)、7.15(1H、s)、7.46(1H、d、J=8.16Hz)、8.29(1H、s)、8.56(2H、s)、8.95(1H、s)。
(S)−N−(1−(2−(1,4−ジオキセパン−6−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミン
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.32(3H、d、J=6.1Hz)、2.46−2.66(5H、m)、3.09−3.15(2H、m)、3.17−3.25(2H、m)、3.38−3.50(2H、m)、3.57−3.63(4H、m)、3.64−3.72(2H、m)、4.48(1H、s)、4.72−4.97(4H、m)、5.11−5.22(1H、m)、7.23(1H、d、J=8.2Hz)、7.36(1H、s)、7.45(1H、d、J=7.8Hz)、7.81(1H、s)、8.70(2H、s)、8.76(1H、s)、9.37(1H、s)。
インビトロCaMKII阻害活性の評価(酵素アッセイ)
(i)目的
酵素アッセイにより、インビトロCaMKIIδ阻害活性を評価した。
ヒトCaMKII酵素阻害アッセイ
放射測定アッセイを用いて、CaMKIIについてのキナーゼアッセイを実施した。ヒト完全長CaMKIIδ(カタログ番号02−111)をカルナバイオサイエンス(神戸、日本)から入手した。
5mM 塩化マグネシウム、1mM 塩化カルシウム、10μg/mL カルモジュリン、2mM DTT、0.01% Tween 20および0.5nM CaMKIIδを含む25mM HEPES(pH 7.5)、および0.1μM 自己リン酸化ペプチド(KKALRRQETVDAL)(東レリサーチセンター)を含む500nM ATP(0.2μCi/ウェルの[γ−33P]ATP)中で酵素反応を実施した。
酵素、ペプチドおよび化合物を5分間インキュベートした後、ATPを添加することによりキナーゼ反応を開始させ、総体積50μLで、室温で60分間インキュベートした。10%トリクロロ酢酸(最終濃度)の添加により反応を停止させた。[γ−33P]−リン酸化タンパク質をCell Harvester (PerkinElmer)を備えたHarvest Plate (Merck Millipore)でろ過し、その後遊離の[γ−33P]ATPを3%リン酸で洗い流した。プレートを乾燥させ、40μlのMicroScint0 (PerkinElmer)を添加した。放射活性TopCountシンチレーションカウンター(PerkinElmer)によりカウントした。酵素なしの反応のシグナルを100%阻害活性と定義し、阻害剤なしの反応シグナルを0%阻害活性と定義した。3μMの化合物濃度の%阻害活性によりインビトロCaMKIIδ阻害活性を評価した。
インビトロCaMKIIδ阻害活性アッセイの結果を表3に示す。
インビトロCaMKII阻害活性の評価(結合アッセイ)
(i)目的
結合アッセイにより、インビトロCaMKIIδ阻害活性を評価した。
完全長のグルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GST)タグ化ヒトCaMKIIδをカルナバイオサイエンス(製品番号02−111、神戸、日本)から購入した。完全長ウシカルモジュリンを和光純薬工業(大阪、日本)から購入した。テルビウム標識抗GST抗体(Tb−抗GST Ab)をLife Technologies(カールスバッド、カリフォルニア州、アメリカ合衆国)から購入した。ホウ素−ジピロメテン(BODIPY)標識プローブリガンドを下記のとおり合成した。
窒素雰囲気下、2,4−ジクロロピリミジン(500mg、3.36mmol)、tert−ブチル 4−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.24g)、テトラkis(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(739mg)、炭酸ナトリウム(508mg)、THF(20mL)および水(2.00mL)の混合物を60℃で24時間撹拌した。室温で混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物を得た。
MS m/z 375.1 [M+1]+。
窒素雰囲気下、tert−ブチル 4−(3−(2−クロロピリミジン−4−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(704mg)、3−ニトロアニリン(285mg)、酢酸パラジウム(63.2mg)、BINAP(234mg)、炭酸セシウム(857mg)およびトルエン(10mL)の混合物を90℃で一晩撹拌した。室温で混合物を1M 塩化水素水溶液でクエンチして酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(NH、酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(588mg)を得た。
MS m/z 477.2 [M+1]+。
常圧の水素雰囲気下、tert−ブチル 4−(3−(2−((3−ニトロフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(588mg)および10%パラジウム−炭素(131mg)の混合物のMeOH(15mL)溶液を室温で3時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下で濃縮して表題化合物(167mg)を得た。
MS m/z 447.3 [M+1]+。
室温で、tert−ブチル 4−(3−(2−((3−アミノフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(167mg)、3−(2−カルボキシエチル)−5,5−ジフルオロ−7,9−ジメチル−5H−ジピロロ[1,2−c:2’,1’−f][1,3,2]ジアザボリニン−4−イウム−5−ウイド(109mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.196mL)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(45.7mg)の酢酸エチル(4mL)の溶液に1−プロパンホスホン酸環状無水物(0.440mL)を添加した。乾燥雰囲気(塩化カルシウム管)下、混合物を80℃で5時間撹拌した。室温で混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水および飽和塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製して表題化合物(110mg)を得た。
MS m/z 721.1 [M+1]+。
室温で、3−(3−((3−((4−(3−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)アミノ)−3−オキソプロピル)−5,5−ジフルオロ−7,9−ジメチル−5H−ジピロロ[1,2−c:2’,1’−f][1,3,2]ジアザボリニン−4−イウム−5−ウイド(110mg)の酢酸エチル(2.00mL)溶液に4M 塩化水素−シクロペンチルメチルエーテル(0.382mL)を添加した。乾燥雰囲気(塩化カルシウム管)下、混合物を室温で5時間撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣を分取HPLC(水/CH3CN(0.1% TFAを含む))により精製した。所望のフラクションを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(15.0mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6) δ1.23(3H、s)、2.27(3H、s)、2.72−2.80(3H、m)、2.82−2.94(4H、m)、3.09−3.23(6H、m)、6.31(1H、s)、6.41(1H、d、J=3.9Hz)、7.10(2H、d、J=3.9Hz)、7.21(2H、d、J=7.7Hz)、7.32−7.43(2H、m)、7.49−7.56(1H、m)、7.60(1H、d、J=8.3Hz)、7.71(2H、s)、8.05(1H、s)、8.51(1H、d、J=5.0Hz)、9.61(1H、s)、9.99(1H、s);MS m/z 621.2 [M+1]+。
時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)アッセイ
50mM HEPES(pH 7.6)、10mM MgCl2、1mM EGTA、0.01% Brig−35、0.1mM DTT)から成るキナーゼアッセイ緩衝液中で384ウェル、白色、平底プレート(製品番号784075、Greiner Bio−one、フリッケンハウゼン、ドイツ)を用いて、全てのアッセイを行った。0.21nM Tb−抗GST Ab、1mM CaCl2、10μg/mL カルモジュリンおよび0.5nM GSTタグ化CaMKIIδを含む溶液に、蛍光プローブリガンドを最終濃度300nMで添加した。氷上でタンパク質−プローブ混合物を30分間遮光インキュベートした後、8種類の濃度の4倍希釈の試験阻害剤を含むアッセイプレートにこのプレミックスを分注した。室温で1時間インキュベートした後、EnVisionマイクロプレートリーダー(Perkin Elmer、ウォルサム、マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)を用いてTR−FRETシグナルを2回測定した。励起フィルター(UV(TRF)340、(Perkin Elmer))を通してダイクロイックミラー(D400/D505(Perkin Elmer)により反射させたレーザー(λ=340nM)で各ウェルの溶液を励起し、TbおよびBODIPYからの蛍光を2つの励起フィルター(TbについてはCFP 495(Perkin Elmer)、BODIPYについてはEmission 520(Perkin Elmer))により検出した。
Tは試験化合物を含むウェルの値であり、
μHおよびμLは、それぞれ0%および100%阻害対照ウェルの値である〕
により計算した。0%および100%阻害対照の値は、それぞれ3μMのその親化合物の非存在下および存在下で得られたシグナルである。XLfit(IDBS、ギルフォード、イギリス)を用いてデータをロジスティック方程式と適合させることにより、試験化合物の半数阻害濃度(IC50)を計算した。次の活性ランクに従って、IC50を分類した。
A:10nM未満
B:10nM以上100nM未満
C:100nM以上
結果を表2に示す。
インビボ心臓CaMKII阻害の評価
(i)目的
インビボでの試験化合物の心臓CaMKIIキナーゼ阻害の効能を評価するために、試験化合物を様々な用量で投与したラットの心臓においてホスホランバン(Thr17、PLN)のCaMKII特異的部位のリン酸化レベルを測定した。
試験化合物を0.5%[w/v]メチルセルロース/水溶液中で懸濁し、経口経路(5mL/kg)により雄性CD(SD)IGSラット(6〜8週齢、n=4)に投与した(10または30mg/kg)。投与2〜4時間後、ラットを屠殺して心臓を摘出した。単離した心臓を氷冷した食塩水で洗浄した後、結合組織を氷上で除去し、単離した左心室を液体窒素ガス中で凍結し、−80℃で保存した。
インビボ心臓CaMKII阻害の結果を表4に示す。
本発明の化合物を活性成分として含む医薬は、例えば、次の処方により製造され得る。
Claims (21)
- 式(I):
環Aは、場合によりさらに置換されている5員または6員芳香環であり;
環Bは、場合によりさらに置換されている含窒素6員芳香族ヘテロ環(X1、X2およびX3は、それぞれ独立して、炭素原子または窒素原子である)であり;
環Cは、場合によりさらに置換されている6員芳香環(Y1、Y2およびY3は、それぞれ独立して、炭素原子または窒素原子である)であり;
Zは、場合により置換されているメチレン基、−O−、−N(RZ)−、−S−、−S(O)−または−S(O2)−であり;
RZは水素原子または置換基であり;
R1は水素原子または置換基であり;そして
R2およびR3は、それぞれ独立して、置換基である〕
により表される化合物またはその塩。 - 環Aが次の(1)〜(12)の何れか
(1)場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているベンゼン環、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(b)場合により次の(i)〜(v)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C3−10シクロアルキル基および
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(iv)5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(c)場合により次の(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(i)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(d)ハロゲン原子、
(e)シアノ基、
(f)カルボキシ基、
(g)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(h)C1−6アルキルスルファニル基、
(i)C1−6アルキルスルホニル基、
(j)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(i)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子、
(III)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基、
(V)C3−10シクロアルキル基および
(VI)場合によりC1−6アルキル基およびC1−6アルキル−カルボニル基から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(ii)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(III)カルボキシ基および
(IV)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(iii)場合により1〜3個の場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(k)場合により次の(i)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているスルファモイル基、
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(m)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(III)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)カルバモイル基、
(V)C1−6アルコキシ基、
(VI)C1−6アルキルスルホニル基、
(VII)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(ii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基および
(III)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)C1−6アルキル−カルボニル基および
(III)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(v)オキソ基および
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基、
(n)場合により次の(i)〜(xi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ヒドロキシ基、
(II)ハロゲン原子、
(III)C1−6アルコキシ基、
(IV)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基および
(V)C3−10シクロアルキル基、
(v)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(I)ヒドロキシ基および
(II)C1−6アルコキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(viii)C3−10シクロアルキル基、
(ix)C3−10シクロアルキル−カルボニル基、
(x)C1−6アルキルスルホニル基および
(xi)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基および
(o)場合により1〜3個の3〜14員非芳香族ヘテロ環基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルスルホニル基
(ベンゼン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合して5員または6員単環式芳香族ヘテロ環、3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環またはC5−6シクロアルケン環を形成し、これらの各々は、場合により次の(a)〜(i)から選択される1〜3個の置換基により置換されている、
(a)オキソ基、
(b)場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)C1−6アルコキシ基、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基、
(vi)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基および
(vii)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(c)C3−10シクロアルキル基、
(d)ホルミル基、
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ基、
(iv)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基、
(v)モノ−またはジ−C1−6アルキルアミノ基および
(vi)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(f)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(g)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(h)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員芳香族ヘテロ環基および
(i)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基)、
(2)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピリジン環、
(a)C1−6アルキル基、
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(c)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(d)アミノ基および
(e)場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)ヒドロキシ基、
(ii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子および
(II)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(iii)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(iv)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基および
(vi)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(3)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピリミジン環、
(a)C1−6アルコキシ基および
(b)場合により1〜3個の3〜14員非芳香族ヘテロ環基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基
(4)ピリダジン環、
(5)ピラジン環、
(6)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピラゾール環、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ基、
(c)カルボキシ基、
(d)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基および
(V)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(I)ハロゲン原子および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(III)C1−6アルキルスルホニル基、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C6−14アリール基、
(xi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C1−6アルコキシ基、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(VI)C3−10シクロアルキル基、
(VII)C7−16アラルキル基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基および
(xiii)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(e)C2−6アルキニル基、
(f)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(g)場合により次の(i)〜(viii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい)、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルバモイル基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)〜(VI)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(VI)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(vii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基および
(viii)場合により
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(II)3〜14員非芳香族ヘテロ環基
から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(h)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(i)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(j)C6−14アリール基、
(k)C7−16アラルキル基、
(l)5〜14員芳香族ヘテロ環基1〜3個のC1−6アルコキシ基により、場合により置換されている、
(m)場合により次の(i)〜(x)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(A)ハロゲン原子、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基、
(VI)C3−10シクロアルキル基、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル基および
(IV)C1−6アルコキシ基、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール、
(vi)C7−16アラルキル基、
(vii)C1−6アルキル−カルボニル基、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)場合によりハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(III)C3−10シクロアルキル基、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(n)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルオキシ基および
(o)場合により1〜3個の3〜14員非芳香族ヘテロ環基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(7)チアゾール環(チアゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する)、
(8)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイソチアゾール環、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基、
(9)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているイミダゾール環(イミダゾール環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してベンゼン環を形成する)、
(a)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基、
(10)場合により1〜3個のC1−6アルキル基によりさらに置換されているイソキサゾール環、
(11)場合により次の(a)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているチアジアゾール環、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基または
(12)場合により1〜3個のシアノ基によりさらに置換されているチオフェン環(チオフェン環上の2個の置換基は、場合により互いに結合してC5−6シクロアルケン環を形成する)
であり;
環Bが、
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子によりさらに置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1が炭素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が窒素原子であるまたはY1が窒素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
R1が、
(1)水素原子、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(a)ハロゲン原子および
(b)ヒドロキシ基または
(3)C3−10シクロアルキル基
であり;
R2が、
(1)場合により
(a)場合により次の(i)〜(iv)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(i)シアノ基、
(ii)ハロゲン原子、
(iii)C1−6アルキル基および
(iv)C7−16アラルキル基、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)オキソ基および
(ii)C1−6アルキル基、
(c)ハロゲン原子、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(g)5〜14員芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(h)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(i)場合により次の(i)〜(iii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル基、
(ii)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル−カルボニル基および
(iii)C1−6アルキルスルホニル基および
(j)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基
から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子、
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(4)カルバモイル基、
(5)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基または
(6)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基
である、
請求項1に記載の化合物または塩。 - 環Aが、場合により次の(a)〜(o)から選択される1〜3個の置換基によりさらに置換されているピラゾール環、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ基、
(c)カルボキシ基、
(d)場合により次の(i)〜(xiii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)アミノ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)オキソ基、
(IV)C1−6アルキル基および
(V)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)シアノ基、
(iv)ハロゲン原子、
(v)カルボキシ基、
(vi)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(I)ハロゲン原子および
(II)ヒドロキシ基、
(vii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(viii)C1−6アルキルスルホニル基、
(ix)場合により次の(I)〜(V)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルキル−カルボニル基、
(II)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(III)C1−6アルキルスルホニル基、
(IV)C6−14アリール−カルボニル基および
(V)カルバモイル基、
(x)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているカルバモイル基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C6−14アリール基、
(xi)環場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C1−6アルコキシ基、
(xii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)オキソ基、
(II)ヒドロキシ基、
(III)カルバモイル基、
(IV)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基、
(V)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(VI)C3−10シクロアルキル基、
(VII)C7−16アラルキル基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基および
(xiii)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基、
(e)C2−6アルキニル基、
(f)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)1〜3個のハロゲン原子により場合により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(g)場合により次の(i)〜(viii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基(C3−10シクロアルキル基は、場合によりベンゼン環と縮合しているかまたは場合により架橋しているかまたはスピロ基でよい)、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルバモイル基、
(iv)カルボキシ基、
(v)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ヒドロキシ基、
(II)カルボキシ基、
(III)カルバモイル基および
(IV)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(vii)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基および
(viii)場合により次の(I)および(II)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(I)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(II)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(h)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(i)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(j)C6−14アリール基、
(k)C7−16アラルキル基、
(l)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(m)場合により次の(i)〜(x)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)場合により次の(I)〜(VIII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(A)ハロゲン原子、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基、
(V)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基、
(VI)C3−10シクロアルキル基、
(VII)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(VIII)3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(iv)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル基および
(IV)C1−6アルコキシ基、
(v)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基、
(vi)C7−16アラルキル基、
(vii)C1−6アルキル−カルボニル基、
(viii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(ix)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基および
(x)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)場合によりハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(III)C3−10シクロアルキル基、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子、
(n)3〜14員非芳香族ヘテロシクリルオキシ基および
(o)場合により1〜3個の3〜14員非芳香族ヘテロ環基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロシクリルカルボニル基
であり;
環Bが、
(1)ピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)、
(2)ピラジン環(X1は炭素原子であり、X2は窒素原子であり、X3は炭素原子である)または
(3)ピリジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は炭素原子である)
であり;
環Cが、
(1)場合により1〜3個のハロゲン原子によりさらに置換されているベンゼン環または
(2)ピリジン環(Y1が炭素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が窒素原子であるまたはY1が窒素原子であり、Y2が炭素原子であり、Y3が炭素原子である)
であり;
Zが、
(1)−O−または
(2)−NH−
であり;
R1が、
(1)水素原子または
(2)場合により1〜3個のヒドロキシ基により置換されているC1−6アルキル基
であり;
R2が、
(1)場合により次の(a)〜(h)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(a)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている5〜14員芳香族ヘテロ環基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)C1−6アルキル基、
(b)場合により1〜3個のオキソ基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(c)ハロゲン原子、
(d)ヒドロキシ基、
(e)シアノ基、
(f)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基、
(g)場合により次の(i)および(ii)から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基、
(i)C1−6アルキル−カルボニル基および
(ii)C1−6アルキルスルホニル基
から選択される置換基によりモノ置換またはジ置換されているアミノ基および
(h)モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基、
(a)オキソ基および
(b)C1−6アルキル基
から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜14員非芳香族ヘテロ環基または
(3)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているモノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル基
であり;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子、
(3)C1−6アルキル基または
(4)カルバモイル基
である、
請求項1に記載の化合物または塩。 - 環Aが、場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている1個のシクロヘキシル基によりさらに置換されているピラゾール環
(i)オキソ基、
(ii)ヒドロキシ基、
(iii)カルボキシ基、
(iv)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)カルボキシ基、
(II)カルバモイル基および
(III)3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(v)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(vi)場合により次の(I)〜(III)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基および
(III)場合によりハロゲン原子およびヒドロキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基
であり、このピラゾール環は、場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基によりさらに置換されており、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(e)C3−10シクロアルキル基および
(f)シアノ基;
環Bがピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり;
R1がC1−6アルキル基であり;
R2が次の(a)および(b)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基であり、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されている5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基および
(b)場合により1〜3個のオキソ基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
である、
請求項1に記載の化合物または塩。 - 環Aが、場合により次の(i)〜(vi)から選択される1〜3個の置換基により置換されている1個の2−アザスピロ[3.3]ヘプチル基によりさらに置換されているピラゾール環
(i)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により次の(A)〜(C)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(A)ハロゲン原子、
(B)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(C)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基、
(IV)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(V)5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基、
(ii)場合により次の(I)〜(IV)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル基および
(IV)C1−6アルコキシ基、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(iv)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基、
(v)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基および
(vi)場合により次の(I)〜(V)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(I)ハロゲン原子、
(II)場合によりハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(III)C3−10シクロアルキル基、
(VI)シアノ基および
(V)重水素原子
であり、このピラゾール環は、場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基によりさらに置換されており
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(b)場合により次の(i)および(ii)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(e)C3−10シクロアルキル基および
(f)シアノ基;
環Bがピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
Zが−O−であり、;
R1がC1−6アルキル基であり;
R2が次の(a)および(b)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基であり、
(a)5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基および
(b)場合によりハロゲン化されているC1−6アルコキシ基;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
である、
請求項1に記載の化合物または塩。 - 環Aが、場合により次の(i)〜(vii)から選択される1〜3個の置換基により置換されている1個のピペリジル基によりさらに置換されているピラゾール環
(i)ヒドロキシ基、
(ii)場合により次の(I)〜(VII)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(I)ハロゲン原子、
(II)ヒドロキシ基、
(III)シアノ基、
(IV)C1−6アルコキシ基、
(V)C3−10シクロアルキル基、
(VI)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜6員単環式芳香族ヘテロ環基および
(VII)3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(iii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(I)ハロゲン原子および
(II)C1−6アルコキシ基、
(iv)C7−16アラルキル基、
(v)C1−6アルキル−カルボニル基、
(vi)C1−6アルコキシ−カルボニル基および
(vii)場合により次の(I)および(II)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(I)C1−6アルキル基および
(II)C3−10シクロアルキル基
であり、このピラゾール環は、場合により次の(a)〜(f)から選択される1個の置換基によりさらに置換されており、
(a)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(b)場合により
(i)ハロゲン原子および
(ii)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基
から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(c)3〜8員単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(d)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基、
(e)C3−10シクロアルキル基および
(f)シアノ基;
環Bがピリミジン環(X1は炭素原子であり、X2は炭素原子であり、X3は窒素原子である)であり;
環Cがベンゼン環であり;
R1がC1−6アルキル基であり;
R2が次の(a)から選択される1個の置換基により置換されたC1−6アルキル基であり、
(a)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されている5員または6員単環式芳香族ヘテロ環基;そして
R3が、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
である、
請求項1に記載の化合物または塩。 - 次の式(II−1A):
Rx1は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(a)ハロゲン原子および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基または
(5)C3−10シクロアルキル基
であり;
Ry1は、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
であり;そして
Rz1は、
(1)場合により次の(a)および(b)から選択される1個または2個の置換基により置換されている含窒素3〜8員単環式非芳香族ヘテロ環基、
(a)ヒドロキシ基および
(b)C1−6アルキル基
である〕
により表される化合物またはその塩。 - 次の式(II−2):
Rx2は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(a)ハロゲン原子および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基または
(5)C3−10シクロアルキル基
であり;
Ry2は、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
であり;そして
Rz2は、
(1)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ基、
(c)場合により次の(i)〜(iii)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(i)ハロゲン原子、
(ii)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ基、
(d)C1−6アルキル−カルボニルオキシ基および
(e)5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基、
(2)場合により次の(a)〜(d)から選択される1〜3個の置換基により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ基、
(c)場合により1〜3個のC1−6アルコキシ基により置換されているC1−6アルキル基および
(d)C1−6アルコキシ基、
(3)C1−6アルコキシ−カルボニル基、
(4)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC6−14アリール基、
(5)場合により1〜3個のC1−6アルキル基により置換されている5〜6員含窒素単環式芳香族ヘテロ環基または
(6)場合により次の(a)〜(e)から選択される1〜3個の置換基により置換されている3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロ環基、
(a)ハロゲン原子、
(b)場合によりハロゲン原子およびC1−6アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基により置換されているC1−6アルキル基、
(c)C3−10シクロアルキル基、
(d)シアノ基および
(e)重水素原子
である〕
により表される化合物またはその塩。 - 次の式(II−3):
Rx3は、
(1)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基、
(2)場合により次の(a)および(b)から選択される1〜5個の置換基により置換されているC1−6アルコキシ基、
(a)ハロゲン原子および
(b)場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されているC3−10シクロアルキル基、
(3)3〜8員含酸素単環式非芳香族ヘテロシクリルオキシ基、
(4)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル−カルボニル基または
(5)C3−10シクロアルキル基
であり;そして
Ry3は、
(1)シアノ基、
(2)ハロゲン原子または
(3)場合によりハロゲン化されているC1−6アルキル基
である〕
により表される化合物またはその塩。 - 5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(オキセタン−3−イルオキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ)−1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
2−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(trans−4−モルホリノシクロヘキシル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリルまたはその塩;
5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(trans−4−((1R,5S)−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)シクロヘキシル)−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
1−(trans−4−(4−((5−(3−(((S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキシル)−3−メチルアゼチジン−3−オールまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(オキセタン−3−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
5−(4−クロロ−3−{[(2S)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]オキシ}フェニル)−N−(1−{2−[(4−2H)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル}−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−1−(6−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−3−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールまたはその塩;
(S)−1−(4−((5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)プロパン−1−オンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ペルフルオロエチル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(2−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−N−(1−(2−(1,3−ジオキサン−5−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−N−(1−(2−(1,4−ジオキセパン−6−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−(ジフルオロメトキシ)−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;
(S)−5−(3−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−クロロフェニル)−N−(3−イソプロピル−1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミンまたはその塩;および
(S)−2−((1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル)オキシ)−4−(2−((1−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリルまたはその塩
から成る群から選択される化合物。 - 請求項1に記載の化合物または塩を含む、医薬。
- カルシウム/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼII阻害剤である、請求項11に記載の医薬。
- 心疾患の予防または処置のための薬剤である、請求項11に記載の医薬。
- 心疾患がカテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全および致死性不整脈から選択される、請求項13に記載の医薬。
- 心疾患の予防または処置に使用するための、請求項1に記載の化合物または塩。
- 心疾患がカテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全および致死性不整脈から選択される、請求項15に記載の化合物または塩。
- 有効量の請求項1に記載の化合物または塩を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物においてカルシウム/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼIIを阻害する方法。
- 有効量の請求項1に記載の化合物または塩を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において心疾患を予防または処置するための方法。
- 心疾患がカテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全および致死性不整脈から選択される、請求項18に記載の方法。
- 心疾患の予防または処置のための薬剤を製造するための、請求項1に記載の化合物または塩の使用。
- 心疾患がカテコラミン誘発性多形性心室性頻脈、術後心房細動、心不全および致死性不整脈から選択される、請求項20に記載の方法。
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