JP2020509301A - ボールジョイント - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョイントの重大な拡大を伴うことなく、ボールジョイントの軸方向の耐負荷性を高める。【解決手段】ハウジング開口部を含むハウジングを有し、軸方向zへ延在し、ハウジング開口部を通って延びる中心軸線がハウジングに割り当てられており、ジョイントボールを含むボールスタッドを有し、該ボールスタッドが、そのジョイントボールにおいて可動にハウジングにおいて支持されており、ハウジングに不動に位置し、中心軸線を包囲しつつ前記ジョイントボールを軸方向zにいて支持する密閉リング13を有し、該密閉リング13が密閉リング開口部25を画定し、該密閉リング開口部25を通ってボールスタッドが延在している、ボールジョイントにおいて、密閉リング開口部25が、中心軸線に対して横方向に延びる長手方向xにおいて、中心軸線及び長手方向xに対して横方向に延びる横方向yにおけるよりも大きい。

Description

本発明は、ハウジング開口部を含むハウジングを有し、軸方向へ延在し、前記ハウジング開口部を通って延びる中心軸線が前記ハウジングに割り当てられており、ジョイントボールを含むボールスタッドを有し、該ボールスタッドが、その前記ジョイントボールにおいて可動に前記ハウジングにおいて支持されているとともに、該ハウジングから前記ハウジング開口部を通って延出しており、前記ハウジングに不動に位置し、前記中心軸線を包囲しつつ前記ジョイントボールを軸方向にいて支持する密閉リングを有し、該密閉リングが密閉リング開口部を画定し、該密閉リング開口部を通って前記ボールスタッドが延在している、ボールジョイントに関するものである。
このようなボールジョイントは、原動機付き車両のシャシにおいて用いられ、例えば特許文献1から知られている。
ジョイントボールの軸方向の支持のために、密閉リングは、ジョイントボール及び/又はジョイントボールを収容するボールシェルを軸方向に覆っている。この重なり部は、ハウジングに対するボールジョイントの所望の偏向が大きくなればなるほど小さくなるため、より大きな偏向性は、そうでなければ変化しないボールジョイントにおけるジョイントボールの軸方向の支持に対するよりわずかな能力が伴う。したがって、重なり部の低減により、軸方向におけるボールジョイントの耐負荷性が低下する。この耐負荷性の低下を補整するために、ボールジョイントはしばしばより大きく構成される。しかし、原動機付き車両における制限された構造空間により、より大きなジョイントは不都合である。また、より大きなジョイントにより、原動機付き車両の質量が増大し、したがって、燃料消費が増大する。結局、増加する材料の使用により、ジョイントの拡大はジョイントの製造コストを上昇させてしまう。
独国特許出願公開第102015211005号明細書
これを起点として、本発明の基礎となる課題は、ジョイントの重大な拡大を伴うことなく、冒頭に挙げたボールジョイントの軸方向の耐負荷性を高めることを可能にすることにある。
この課題は、請求項1によるボールジョイントによって解決される。このボールジョイントの好ましい発展形成は、従属請求項及び以下の説明に記載されている。
ハウジング開口部を含むハウジングを有し、軸方向へ延在し、前記ハウジング開口部を通って延びる中心軸線が前記ハウジングに割り当てられており、ジョイントボールを含むボールスタッドを有し、該ボールスタッドが、その前記ジョイントボールにおいて可動に前記ハウジングにおいて支持されているとともに、該ハウジングから前記ハウジング開口部を通って延出しており、前記ハウジングに不動に位置し、前記中心軸線を包囲しつつ前記ジョイントボールを軸方向にいて支持する密閉リングを有し、該密閉リングが密閉リング開口部を画定し、該密閉リング開口部を通って前記ボールスタッドが延在している、冒頭に挙げたボールジョイントは、前記密閉リング開口部が、前記中心軸線に対して横方向に延びる長手方向において、前記中心軸線及び長手方向に対して横方向に延びる横方向におけるよりも大きいことによって発展形成されている。
したがって、長手方向において、ハウジングに対するボールジョイントの所望の偏向性を実現することが可能である一方、横方向においては、軸方向の重なり部と、したがってボールジョイントの軸方向の耐負荷性とが向上される。このことは、多くの実際の応用においてハウジングに対するボールジョイントの偏向が一方向にのみ最大化され、他の方向においては大きく低下されるため、可能である。したがって、円形状の密閉リングは、必ずしも必要ではない。
横方向における高められた軸方向の重なり部により、特に軸方向に支持を提供する追加的な面割合に至るため、軸方向における面圧を低減することが可能である。このことは、有利には摩耗の低減につながる。さらに、追加的な面割合は、特に摩耗試験によるバネ剛性の測定に有利であるとともに、場合によっては追加の再調整要素とも呼ぶことが可能である。ボールジョイントは、通常、円形状でない密閉リング開口部により配向されて、及び/又は方向付けされて組み込まれるが、このことは、構造空間の利点、質量の利点及びコストの利点により甘受可能である。特に、方向付けられた組み込みは、統合された支持ジョイント(ボールジョイント)においては、組込が純粋に嵌合式になされるとしても問題とならない。
中心軸線は、好ましくはジョイントボールの中心点を通って延びている。中心軸線及び/又は軸方向に対して横方向に延びる1つ又は全ての方向は、特に径方向と呼ばれる。
ハウジングは、好ましくはハウジング内室を含んでいる。好ましくは、ボールジョイントは、そのジョイントボールと共にハウジング内室において可動に支持されている。有利には、ハウジング内室は、特に軸方向において、ハウジング開口部へ移行する。
密閉リングは、例えばハウジング開口部及び/又はハウジング内室に配置されている。好ましくは、密閉リングは、ハウジング開口部へ向いたハウジング内室の範囲に配置されている。例えば、密閉リングは、特に軸方向において、ジョイントボールとハウジング開口部の間に配置されている。好ましくは、密閉リングは、特に軸方向において、ジョイントボールと、特にハウジング開口部の範囲に設けられたハウジングの内部ショルダとの間に配置されている。有利には、密閉リングは、軸方向において、内部ショルダにおいて支持されている。好ましくは、密閉リングは、好ましくは、ジョイントボールとは異なる方向へ向いた端面側で、特に軸方向において内部ショルダに接触する。内部ショルダは、好ましくはリング状である。
好ましくは、密閉リングは、軸方向においてジョイントボールを覆っている。好ましくは、密閉リング開口部は、例えば中心軸線に対して横方向に延びるリング平面において、だ円状、長円状及び/又は長孔として形成されている。好ましくは、密閉リング開口部の突出部は、中心軸線に対して横方向に延びる突出部平面において、だ円状及び/又は長円状及び/又は長孔として形成されている。有利には、中心軸線は、中央でハウジング開口部及び/又は密閉リング開口部を通って延びている。ハウジング開口部は、好ましくは密閉リング開口部よりも大きい。好ましくは、密閉リング開口部及びハウジング開口部は、軸方向において相前後して、及び/又は連続して設けられている。有利には、密閉リング開口部は、軸方向において、ジョイントボールとハウジング開口部の間に配置されている。
一形態によれば、ハウジングは、ハウジング開口部を画定するハウジング縁部を含んでおり、このハウジング縁部は、好ましくは内方へ曲げられており、及び/又は好ましくは軸方向において密閉リングに係合する。したがって、密閉リングは、軸方向において、特に係合式にハウジングにおいて固定されている。ハウジング縁部の曲げは、好ましくは圧縮負荷を受けるローラによってなされ、したがってローリング(スクローリング)とも呼ばれる。内部ショルダは、特に、内方へ曲げられたハウジング縁部によって形成されている。
一形態によれば、ジョイントボールとは異なる方向へ向いた密閉リングの端面側は、中心軸線に対して横方向に延びる端面側平面に位置しており、この端面側平面は、例えば外側の端面側平面とも呼ばれる。このことは、例えばローリングのようなボールジョイントを密閉するための従来技術を用いることが可能であるという利点と関連している。
一発展形成によれば、密閉リングの外周面は、特に中心軸線に関して、回転対称及び/又は円形状及び/又は円筒状となっている。このことは、好ましくは密閉リングの軸方向の全延長にわたって当てはまる。したがって、例えば、ハウジング開口部及び/又はハウジング内室及び/又はハウジング開口部へ向いたハウジング内室の範囲を中心軸線に関して回転対称に形成することが可能であり、このことは、ハウジング製造時のコストの利点に関連している。好ましくは、ハウジング開口部及び/又はハウジング内室及び/又はハウジング開口部へ向いたハウジング内室の範囲は、特に中心軸線に関して回転対称及び/又は円形状及び/又は円筒状となっている。密閉リングの外周面は、好ましくはハウジングの内周面に接触している。有利には、ハウジングのこの内周面は、特に中心軸線に関して、回転対称及び/又は円形状及び/又は円筒状となっている。好ましくは、ハウジングのこの内周面は、ハウジング開口部において、及び/又はハウジング内室において、及び/又はハウジング開口部へ向いたハウジング内室の範囲において設けられている。
一発展形成によれば、ジョイントボールは、ハウジングにおいて、ボールシェルを介在しつつ特に可動に支持されている。好ましくは、ジョイントボールは、ボールシェルにおいて特にすべることができるように配置されている。有利には、ボールシェルは、ハウジング内室に配置されている。ボールスタッドは、そのジョイントボールと共に好ましくはリンク式にハウジングで、及び/又はボールシェルで支持されている。有利には、ボールスタッドは、そのジョイントボールと共に回転可能に、及び/又は偏向可能に、ハウジングで、及び/又はボールシェルで支持されている。好ましくは、ボールシェルは、合成樹脂、特に熱可塑性合成樹脂で構成されている。合成樹脂は、例えば繊維を有していない。これに代えて、合成樹脂は、例えば、例えばガラスファイバを含む繊維を備えており、及び/又は当該繊維で強化されている。有利には、ボールシェルは、特に中心軸線に関して回転対称となっている。
好ましくは、ボールシェルは、特にそのハウジング開口部へ向いた側でボールシェル開口部を含んでおり、当該ボールシェル開口部を通って、ボールスタッドが特にボールシェルから延出している。有利には、ボールシェルは、ボールシェル開口部を包囲し、及び/又は区画する重なり範囲を含んでおり、当該重なり範囲は、ジョイントボールを軸方向において覆っている。好ましくは、重なり範囲は、ハウジング開口部の方向へ中心軸線に対して内方へ傾斜している。特に、重なり範囲は、軸方向において、密閉リングにより覆われるか、又は覆われている。有利には、中心軸線は、特に中央で、ボールシェル開口部を通って延びている。
好ましくは、密閉リングは、特に軸方向において、ボールシェルとハウジング開口部の間に配置されている。好ましくは、密閉リングは、特に軸方向において、ボールシェルとハウジングの内部ショルダの間に配置されている。有利には、ボールシェルは、軸方向において、密閉リングにおいて支持されている。好ましくは、ボールシェルは、好ましくは、重なり範囲で、又は重なり範囲をもって、特に軸方向において密閉リングに接触する。有利には、重なり範囲は、ハウジングの前記内周面又は1つの内周面と共にリング空間を画定している。好ましくは、リング空間は、軸方向において、内部ショルダによって画定されている。好ましくは、リング空間は、ハウジング内室に設けられている。特に、密閉リングはリング空間に配置されており、及び/又は密閉リングは特にリング空間に配置されている。リング空間は、断面において好ましくはくさび状となっている。特に、ボールシェルへ向いた側及び/又はリング空間におけるボールシェルにより規定された側は、断面においてまっすぐに形成されることが可能である。これに代えて、ボールシェルへ向いた側及び/又はリング空間におけるボールシェルにより規定された側は、断面において湾曲して、特に内方へアーチ状に形成されることが可能である。
一形態によれば、密閉リングは、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲と、ジョイントボールへ向いたリング範囲とを備えている。特に、各リング範囲は、リング状に形成されている。好ましくは、ジョイントボールへ向いたリング範囲は、中心軸線を中心に周設された内周面を備えている。有利には、この内周面は、特に中心軸線に関して回転対称となっている。好ましくは、ジョイントボールへ向いたリング範囲は、特に中心軸線に関して、前記回転対称な内周面又は1つの回転対称な内周面を備えている。内周面は、断面においてまっすぐに、又は湾曲されて、特に内方へ、又はボールシェルのアーチ状の輪郭に合わせてアーチ状に形成されることが可能である。移行部は、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲の内周面と、ジョイントボールへ向いたリング範囲の内周面の間に設けられることが可能である。このとき、移行部は、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲の回転対称な内周面と、ジョイントボールへ向いたリング範囲の回転対称でない内周面の間の適応を実現することが可能である。特に、移行部は、回転対称でないように形成されている。
リング空間及び/又は密閉リングは、本質的にくさび型の、又はくさび状の断面を有することが可能である。これに代えて、リング空間及び/又は密閉リングは、少なくとも部分的に本質的に長方形状の断面を有することができる。特に、リング空間及び/又は密閉リングは、本質的に、一平面内で横方向に長方形状の断面を有している。本質的に、一平面内で、長手方向に、リング空間及び/又は密閉リングは、くさび状に形成された端面を有することができる。このとき、この断面は、中心軸線に対して横方向へ向けられた面取り部を備えることが可能である。面取り部は、当該面取り部がジョイントボールの中心点に対する間隔の増大に伴って外方へ拡がるように形成されている。これにより、円すい状に拡がる密閉リングの断面が、長手方向における一平面内に生じる。これにより、特に長手方向におけるボールスタッドの可動性について、より大きな角度範囲を実現することができる。したがって、横方向よりも大きな、ボールスタッドについての長手方向における角度偏向を実現可能である。密閉リングは、扁平リングとして形成されることが可能である。特に、密閉リング又は扁平リングの長さは、密閉リング又は扁平リングの幅よりも小さい。
好ましくは、ジョイントボールへ向いたリング範囲は、中心軸線を中心に周設された外周面を備えている。有利には、ジョイントボールへ向いたリング範囲の前記外周面又は1つの外周面は、特に中心軸線に関して、回転対称及び/又は円形状及び/又は円筒状となっている。好ましくは、ジョイントボールへ向いたリング範囲の内周面は、ジョイントボールの中心点に対する間隔の増大に伴って先細となっている。有利には、ジョイントボールへ向いた密閉リングの端面側及び/又はジョイントボールへ向いたリング範囲の端面側は、中心軸線に対して横方向に延びる端面側平面に位置しており、この端面側平面は、例えば内側の端面側平面とも呼ばれる。上述の措置は、特に個別に、及び/又は組合せにおいて有利である。なぜなら、密閉リングが、従来のようにジョイントボールに対してボールシェルの重なり範囲を押圧し得るためである。このためには、特別に構成されたボールシェル及び/又は特別に構成されたハウジングは不要である。好ましくは、密閉リングのリング範囲は、軸方向において、特に直接相前後して、及び/又は互いに隣り合って、及び/又は連続して配置されている。有利には、密閉リングのリング範囲は、軸方向において互いへ移行する。
好ましくは、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲は、中心軸線を中心に周設された内周面を備えている。有利には、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲の前記内周面又は1つの内周面は、長手方向において、横方向における溶離も大きな直径を有している。好ましくは、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲の内周面は、例えば中心軸線に対して横方向に延びる前記リング平面あるいは1つのリング平面において、だ円状及び/又は長円状及び/又は長孔状に形成されている。好ましくは、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲の内周面の突出部は、中心軸線に対して横方向に延びる前記突出部平面あるいは1つの突出部平面において、だ円状及び/又は長円状及び/又は長孔状に形成されている。好ましくは、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲及び/又はその内周面は、密閉リング開口部及び/又は密閉リング開口部の幾何形状若しくは形状及び/又は密閉リング開口部の寸法を規定している。好ましくは、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲は、中心軸線を中心に周設された外周面を備えている。有利には、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲の前記外周面又は1つの外周面は、特に中心軸線に関して、回転対称及び/又は円形状及び/又は円筒状となっている。
密閉リングは、その周囲に沿って、例えば完全に閉鎖されて形成されている。これに代えて、密閉リングは、開放された、又はスリット付けされたリングとして形成され、及び/又はスリットを有し、及び/又は分割線を有している。例えば、密閉リングは、ワイヤで構成されている。好ましくは、密閉リングは、一部材の、及び/又は均一材料の、及び/又は一体的な物体を形成している。好ましくは、密閉リングは、金属、特に例えば鋼のような鉄材料で構成されている。
一発展形成によれば、ボールシェルの重なり範囲は、特に中心軸線の周囲で、又は中心軸線を包囲するように、又は中心軸線に対して同軸に、ジョイントボールへ向いたリング範囲によって軸方向において覆われている。ボールシェルの重なり範囲の軸方向における更なる重なりは、好ましくは横方向において、又は横方向においてのみ、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲によってなされ、及び/又は横方向において、又は横方向においてのみ、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲によって設定される。特に、更なる重なりは、長手方向に対して直角に、約±60°の角度範囲で得られる。好ましくは、ボールシェル及び/又は重なり範囲は、特に中心軸線の周囲で、ジョイントボールへ向いたリング範囲で、及び/又はその内周面で軸方向に接触する。有利には、ボールシェル及び/又は重なり範囲は、横方向において、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲で軸方向に接触する。好ましくは、ボールシェルは、長手方向においても、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲で軸方向に接触する。特に、横方向における重なり範囲が大きくなればなるほど、よりよいことが重要である。本質的に横方向において生じる重なり範囲は、本質的に長手方向において生じる重なり範囲よりも大きくてよい。これにより、長手方向よりも大きな力を横方向において受けることが可能である。
好ましくは、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲の内面は、横方向において、軸方向に重なった面範囲へ分割されており、これら面範囲のうち第1の面範囲はジョイントボールへ向いており、第2の面範囲はジョイントボールとは異なる方向へ向いている。好ましくは、第1の面範囲の内面は、ジョイントボールの中心点に対する間隔の増大に伴って先細となっている。特に、第1の面範囲は、ジョイントボールへ向いたリング範囲の内周面の連続部及び/又は延長部を形成している。好ましくは、第2の面範囲は、軸方向において、及び/又はジョイントボールから離れる方向において、中心軸線に対して外方へ傾斜している。有利には、ジョイントボールとは異なる方向へ向いたリング範囲の内面は、長手方向において、軸方向において、及び/又はジョイントボールから離れる方向において、中心軸線に対して外方へ傾斜している。
ジョイント及び/又はボールスタッドの角度範囲は、ハウジング縁部、特にロール縁部に基づき、不都合に制限され得る。ジョイント及び/又はボールスタッドのためのより大きな角度偏向又はより大きな角度範囲を可能とするために、ハウジング開口部を規定するハウジング縁部は、密閉リングに関して外方へ、及び/又は密閉リングによって特定される高さ内で変位可能である。特に、密閉リングは、長手方向において、及び/又は横方向において、ジョイント及び/又はボールスタッドのための角度範囲を制限するストッパを形成している。例えば、密閉リングは、ジョイントボールとは異なる方向の段部を備えることが可能である。密閉リングのこの段部には、ハウジング縁部が係合することができる。
ハウジングは、好ましくは合成樹脂又は金属で構成されている。例えば、ハウジングは、鋼のような鉄材料で構成されている。有利には、ハウジングは、特に中心軸線に関して、回転対称又はほぼ回転対称に形成されている。
ボールスタッドは、好ましくは金属で構成されている。例えば、ボールスタッドは、例えば鋼のような鉄材料で構成されている。有利には、ボールスタッドは、中心軸線に関して、回転対称又はほぼ回転対称に形成されている。好ましくは、ボールスタッド軸線は、ジョイントボールの中心点を通って延びている。
ハウジング対して相対的な、及び/又はハウジングに対するボールジョイントの前記偏向又は1つの偏向は、特に、中心軸線とボールスタッド軸線の間でなす又はなされる角度によって設定又は規定されている。ボールスタッドの偏向されていない状態では、ボールスタッド軸線は、好ましくは中心軸線と一致している。
ボールジョイントは、特に、好ましくは原動機付き車両である車両のために設けられている。好ましくは、ボールジョイントは、前記車両又は1つの車両のシャシ、車輪懸架部及び/又はアクスル懸架部に配置されている。有利には、ハウジングは第1の車両部材と結合されており、ボールスタッドは、第2の車両部材に結合されている。特に、当該車両部材は、ボールジョイントによって、好ましくはリンク式に互いに結合されている。好ましくは当該部材のうち1つは、車輪支持部又はアクスル脚部(アクスルジャーナル)によって形成されている。また、当該部材の他のものは、好ましくは、特にシャシコントロールアームであるコントロールアームによって形成されている。好ましくは、コントロールアームは、トランスバースコントロールアーム及び/又は支持コントロールアームを形成している。好ましくはボールジョイントは、支持ジョイントを形成している。
以下に、本発明を、図面を参照しつつ好ましい実施形態に基づいて説明する。
一実施形態によるボールジョイントの断面図である。 図1においてAで示す範囲を密閉リングと共に示す拡大図である。 ボールジョイントの中心軸線を中心に90°回転させた図2による図である。 密閉リングの概略的な平面図である。 変更例による密閉リングの概略的な平面図である。
図1から、一実施形態によるボールジョイント1の断面図が見て取れ、当該ボールジョイントは、内部空間3及びハウジング開口部4を有するハウジング2を備えており、内部空間3は、ハウジング開口部4へ向いた範囲において、中心軸線5の周囲で延びるハウジング2の円筒状の内周面6によって画定されている。ここで、中心軸線5は、軸方向zにおいて延びている。また、長手方向x及び横方向yが図示されており、長手方向xは軸方向zに対して横方向に延びており、横方向yは、軸方向zに対して横方向に、及び長手方向xに対して横方向に延びている。図1によれば、横方向yは、紙面へ入るように延びている。
内部空間3には、ハウジング開口部4へ向けて開口したボールシェル7が配置されており、当該ボールシェル7は、ハウジング開口部4へ向いた側で重なり範囲8を備えており、当該重なり範囲は、ボールシェル7のボールシェル開口部9を画定している。また、重なり範囲8は、ハウジング開口部4の方向において、中心軸線5に対して内方へ傾斜しているとともに、ハウジング2の円筒状の内周面6と共にリング空間10を画定している。ボールシェル7には、ジョイントボール11を含むボールスタッド12がそのジョイントボール11においてすべり運動可能に支持されており、当該ボールスタッドは、ボールシェル開口部9及びハウジング開口部4を通してハウジング2から延出している。ここで、ジョイントボール11の中心点は、符号Mで示されている。
重なり範囲8及びハウジング2の円筒状の内周面6によって画定されたリング空間10には、密閉リング13がはめ込まれており、当該密閉リングは、ボールシェル7と、ハウジング開口部4の範囲に設けられたハウジング2の内部ショルダ14との間で軸方向に固定されており、当該内部ショルダは、内方へ湾曲されたハウジング2のハウジング縁部15によって形成されている。このとき、密閉リング13は、ハウジング開口部4とは反対側で、ボールシェル7において支持されている。また、密閉リング13は、内部ショルダ14によってボールシェル7に対して軸方向に押圧されるため、このボールシェル7は予負荷下にある。密閉リング13は、ハウジング2の円筒状の内周面6に当接する円筒状の外周面16と、ボールシェル7の重なり範囲8に当接し、ハウジング開口部4の方向において中心軸線5に対して外方へ傾斜した当接面17とを備えている。面16及び17は、断面においてくさび部を形成しており、ハウジング2の円筒状の内周面6と、ボールシェル7の重なり範囲8とは、同様に断面においてくさび状の形状を与えている。また、密閉リング13は、ハウジング開口部4へ向き、ハウジング開口部4の方向において中心軸線5に対して外方へ傾斜した自由な開口面18を更に備えている。図1においてAで示された範囲の拡大された図示が図2から明らかである。
特に図2から分かるように、密閉リング13は、ジョイントボール11へ向いた第1のリング範囲19と、ジョイントボール11とは異なる方向へ向いた第2のリング範囲20に分割されることができ、リング範囲10,20は、それぞれリング状に形成されているとともに、移行部21において軸方向xにおいて互いへ移行する。移行部21は、図1及び図2による開口面18への当接面17の移行部によって付与されている。ここで、当接面17は、第1のリング範囲19の内周面を形成しているとともに、中心軸線5について回転対称となっている。これに対して、中心軸線5を中心に周設された第2のリング範囲20の内周面は、横方向yよりも長手方向xにおいてより大きく形成されている。
図1及び図2にはz−x平面においてボールジョイントの断面図が示されている一方、図3には、y−z平面において図2による図示が示されている。図2によれば、第2のリング範囲20の内面が開口面18によって形成されている一方、図3によれば、第2のリング範囲20の内面が2つの面範囲22,23によって付与されており、これら面範囲のうち面範囲22は内側の面範囲22として示されており、面範囲23は外側の面範囲として示されている。このとき、内側の面範囲22はジョイントボールへ向いている一方、外側の面範囲23はジョイントボール11とは異なる方向へ向いている。また、面範囲22,23は、軸方向において、移行部24において、又は移行部24で互いへ移行している。
第2のリング範囲20の内面が第1のリング範囲19を起点としてまず内側の面範囲22においてジョイントボール11の中心点に対する間隔が増大するように先細となっており、外側の面範囲23における第1のリング範囲19に対する軸方向の間隔において初めて中心軸線5に対して外方へ傾斜していることが図3から分かる。このとき、面範囲22は、第1のリング範囲19の当接面17の連続部及び/又は延長部を形成している。したがって、面範囲22及び当接面17を用いて、ジョイントボール11のための支持範囲が実現され、当該支持範囲は、図2による長手方向xにおける当接面17によるもののみの支持範囲よりも横方向yにおいて大きい。
したがって、面範囲22,23の移行部24では、中心軸線5に対する密閉リング13の間隔は、移行部21における間隔よりも小さいため、密閉リング13によって画定された密閉リング開口部25の突出部が、中心軸線5に対して横方向に延びる平面へだ円状の面を形成している。このことは、密閉リング13の概略的な平面図を示す図4から明らかである。
密閉開口部25は、横方向yよりも長手方向xにおいてより大きい。このとき、図4に基づいて平面図において分かる密閉開口部の内周線26は、一平面内になく、長手方向xにおいて、横方向yにおける間隔よりもジョイントボール11の中心点Mに対してわずかな軸方向の間隔を有している。また、ジョイントボール11の軸方向の重なり部は、密閉リング13により、長手方向xよりも横方向yにおいてより大きい。しかしながら、このために、ハウジング2に対するボールスタッド12の偏向性は、横方向yよりも長手方向xにおいてより大きい。
図5には、一変更例による密閉リング13の概略的な平面図が示されており、密閉リングは、スリット27を備えているとともに、スリット付けされた、又は開放されたリングとして形成されている。この差異以外については、図5による密閉リングは図1〜図4による密閉リングと同様であるため、図5による密閉リングの更なる説明については図1〜図4による密閉リングが参照される。特に、図5による密閉リングを、図1〜図4による密閉リングと置き換えることができる。
この実施例では、スリット27は、長手方向xに対して直角に、あるいは横方向yに向けられている。代替的な実施形態では、スリット27は、適宜の他の箇所において、例えば長手方向xに対して横方向に、及び/又は横方向yに対して横方向に配置することが可能である。
1 ボールジョイント
2 ボールジョイントのハウジング
3 ハウジングの内部空間
4 ハウジング開口
5 ハウジングの中心軸線
6 ハウジングの内周面
7 ボールシェル
8 ボールシェルの重なり範囲
9 ボールシェル開口部
10 リング空間
11 ボールスタッドのジョイントボール
12 ボールスタッド
13 密閉リング
14 内部ショルダ
15 ハウジング縁部
16 密閉リングの外周面
17 密閉リングの当接面
18 密閉リングの開口面
19 密閉リングの第1のリング範囲
20 密閉リングの第2のリング範囲
21 リング範囲間の移行部
22 第2のリング範囲の内側の面範囲
23 第2のリング範囲の外側の面範囲
24 面範囲間の移行部
25 密閉リング開口部
26 内周線
27 スリット
x 長手方向
y 横方向
z 軸方向
M ジョイントボールの中心点

Claims (10)

  1. ハウジング開口部(4)を含むハウジング(2)を有し、軸方向(z)へ延在し、前記ハウジング開口部(4)を通って延びる中心軸線(5)が前記ハウジングに割り当てられており、ジョイントボール(11)を含むボールスタッド(12)を有し、該ボールスタッドが、その前記ジョイントボール(11)において可動に前記ハウジング(2)において支持されているとともに、該ハウジングから前記ハウジング開口部(4)を通って延出しており、前記ハウジング(2)に不動に位置し、前記中心軸線(5)を包囲しつつ前記ジョイントボール(11)を軸方向(z)にいて支持する密閉リング(13)を有し、該密閉リングが密閉リング開口部(25)を画定し、該密閉リング開口部を通って前記ボールスタッド(12)が延在している、ボールジョイントにおいて、
    前記密閉リング開口部(25)が、前記中心軸線(5)に対して横方向に延びる長手方向(x)において、前記中心軸線(5)及び長手方向(x)に対して横方向に延びる横方向(y)におけるよりも大きいことを特徴とするボールジョイント。
  2. 前記密閉リング開口部(25)が、だ円状に、長円状に、又は長孔として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボールジョイント。
  3. 前記密閉リング(13)の外周面(16)が、前記中心軸線(5)に関して回転対称であることを特徴とする請求項1又は2に記載のボールジョイント。
  4. 前記密閉リング(13)が、円筒状の外周面(16)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のボールジョイント。
  5. 前記密閉リング(13)における前記ジョイントボール(11)とは反対の端面側が、前記中心軸線(5)に対して横方向に延びる端面側平面内にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のボールジョイント。
  6. 前記密閉リング(13)が、前記ジョイントボール(11)を軸方向(z)において覆っていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のボールジョイント。
  7. 前記ジョイントボール(11)が、ボールシェル(7)を介して前記ハウジング(2)において支持されており、前記ボールシェルが、ボールシェル開口部(9)と、該ボールシェル開口部(9)を画定する重なり範囲(8)とを備えており、該重なり範囲が、軸方向(z)において前記ジョイントボール(11)を覆うとともに、軸方向(z)において前記密閉リング(13)によって覆われており、前記ボールスタッド(12)が、前記ボールシェル開口部(9)を通って延在していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のボールジョイント。
  8. 前記密閉リング(13)が、前記ジョイントボール(11)とは異なる方向へ向いたリング範囲(20)と、前記ジョイントボール(11)へ向いたリング範囲(19)とを備えており、該リング範囲が、前記中心軸線(5)に関して回転対称な内周面(17)を備えている一方、前記ジョイントボール(11)とは異なる方向へ向いた前記リング範囲(20)の内周面が、長手方向(x)において横方向(y)におけるよりも大きな直径を有しており、特に、前記ジョイントボール(11)とは異なる方向へ向いた前記リング範囲(20)の前記内周面と前記ジョイントボール(11)へ向いたリング範囲(19)の内周面との間の移行部(24)が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のボールジョイント。
  9. 前記ボールシェル(7)の前記重なり範囲(8)が、前記ジョイントボール(11)へ向いた前記リング範囲(19)によって前記中心軸線(5)を包囲するように軸方向(z)において覆われており、前記ボールシェル(7)の前記重なり範囲(8)の軸方向(z)における更なる重なりが、横方向(y)においてのみ、特に、前記ジョイントボールとは異なる方向へ向いた前記リング範囲(20)が設定された±60°の角度範囲において、長手方向(x)に対して直角であることを特徴とする請求項7又は8に記載のボールジョイント。
  10. 前記ジョイントボール(11)へ向いた前記リング範囲(19)の前記内周面(17)が、前記ジョイントボール(11)の前記中心点(M)に対する間隔を増大させながら先細となっていることを特徴とする請求項8又は9に記載のボールジョイント。
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