JP2020504957A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

無線通信システムは、無線通信のために、及び距離140測定のために構成された、ホストデバイス110とモバイルデバイス120とを備える。ホストデバイスは、接続ボタン115を備えるユーザーインターフェース113を含み、ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するように構成される。接続シーケンスは、まず、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間のそれぞれの距離を特定する。第1のモバイルデバイスは、動きを示して識別される。次に、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションが実行される。モバイルデバイスは、測距プロトコルを実行するために構成され、続いて接続メッセージを受信したときに、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行する。モバイルデバイスのユーザーが選択されたホストデバイスにおける単一のボタンを押して、モバイルデバイスを動かしたとき、接続が効果的に確立される。

Description

本発明は、無線通信のために構成されたホストデバイス及びモバイルデバイス、及び、このようなデバイスにおける使用のための方法及びコンピュータプログラム製品に関する。モバイルデバイスは、モバイル送受信器とモバイルプロセッサとを備え、モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、モバイルプロセッサが、往復時間測定に基づいてホストとモバイルデバイスとの間の距離を特定するための通信プロトコルにおける測距プロトコルを介した距離測定のために構成される。ホストデバイスは、通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器と、測距プロトコルを介した距離測定のために構成されたホストプロセッサと、ユーザーインターフェースとを備える。
本発明は、短距離無線通信システム、例えば、屋内通信システムの分野に関し、とりわけ、距離測定に基づいて無線接続をセットアップするための様々なデバイス及び方法、及び、対応するコンピュータプログラム製品を提供する。
文献WO2013/076625は、無線ドッキングの構成及び制御のためのシステムについて説明している。ポータブルデバイスとドッキングステーションとが連携して自動ドッキングを提供する。ポータブルデバイスは、無線環境においてドッキングステーションを検出し、通信経路が確立される。受信信号特性が測定されて、閾値と比べられる。例えば、測定された信号強度が閾値を上回っている場合、ドッキングが完了している。
自動ドッキングの上述の例は、モバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続をセットアップする一例である。ユーザーは、ホストデバイスの受信範囲内にユーザーのモバイルデバイスを運ぶ必要があるのみである。しかし、知られたシステムでは、特に、複数の候補となるホストデバイス、及び/又は、複数のモバイルデバイスが存在する場合、接続の自動セットアップをユーザーにとって困惑を招くものである。さらに、セットアップは、受信信号強度における想定外の変動に起因して信頼できないものとなる。
モバイルデバイスが無線受信範囲内にあるとき、ホストデバイスとモバイルデバイスとの間の接続を信頼可能にセットアップするためのシステムを提供することが本発明の目的である。
この目的において、添付の特許請求の範囲において規定されるデバイス及び方法が提供される。
本発明の一態様によると、モバイルデバイスとの無線通信のために構成されたホストデバイスであって、
各モバイルデバイスが、モバイル送受信器とモバイルプロセッサとを備え、
モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、
モバイルプロセッサが、往復時間測定に基づいてホストとモバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のために構成され、
ホストデバイスが、
通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器と、
測距プロトコルを介した距離測定のために構成されたホストプロセッサと、
接続ボタンを備えるユーザーインターフェースと、
を備え、
ホストプロセッサが、ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するように構成され、
接続シーケンスが、
無線通信範囲内のそれぞれのモバイルデバイスとともに測距プロトコルを実行することにより、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することであって、それぞれの距離の各々が、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間における距離である、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
第1のモバイルデバイスがホストデバイスに対する動きを示したか否かを検出することと、第1のモバイルデバイスがホストデバイスに対する動きを示した場合、
第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
を有する、
ホストデバイスが提供される。
本発明のさらなる一態様によると、上述のホストデバイスとモバイルデバイスとを備える無線通信システムであって、
モバイルデバイスが、モバイル送受信器とモバイルプロセッサとを備え、
モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、モバイルプロセッサが、
測距プロトコルを実行するために、
測距プロトコルを実行した時点から始まる応答期間内にホストデバイスから接続メッセージを受信するために、及び、接続メッセージに応答して、
モバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行するために、
構成される、
無線通信システムが提供される。
本発明のさらなる一態様によると、モバイルデバイスとの無線通信のためのホストデバイスにおける使用のためのホスト方法であって、
各モバイルデバイスが、モバイル送受信器とモバイルプロセッサとを備え、
モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、
モバイルプロセッサが、往復時間測定に基づいてホストとモバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のために構成され、
ホストデバイスが、
通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器と、
測距プロトコルを介した距離測定のために構成されたホストプロセッサと、
接続ボタンを備えるユーザーインターフェースと、
を備え、
ホスト方法が、
ユーザーが接続ボタンを有効化したことを検出するステップと、
ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するステップと、
を有し、
接続シーケンスが、
無線通信範囲内のそれぞれのモバイルデバイスとともに測距プロトコルを実行することにより、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することであって、それぞれの距離の各々が、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間における距離である、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
第1のモバイルデバイスがホストデバイスに対する動きを示したか否かを検出することと、第1のモバイルデバイスがホストデバイスに対する動きを示した場合、
第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
を有する、
ホスト方法が提供される。
本発明のさらなる一態様によると、
上述のホストデバイスとの無線通信のためのモバイルデバイスにおける使用のためのモバイル方法であって、モバイルデバイスが、モバイル送受信器とモバイルプロセッサとを備え、モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、モバイルプロセッサが、往復時間測定に基づいてホストとモバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のために構成され、モバイル方法が、
測距プロトコルを実行するステップと、
ホストデバイスに対する動きを実施するように、モバイルデバイスのユーザーに指示するステップと、
測距プロトコルを実行した時点から始まる応答期間内にホストデバイスから接続メッセージを受信するステップと、接続メッセージに応答して、
第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行するステップと、
を有する、
モバイル方法が提供される。
本発明のさらなる一態様によると、ネットワークからダウンロード可能な、及び/又は、コンピュータ可読媒体及び/又はマイクロプロセッサにより実行可能な媒体に記憶された、コンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されたときに上述の方法を実施するためのプログラムコード命令を含む、コンピュータプログラム製品が提供される。
本コンテキストにおいて、ホストデバイスは、無線通信を使用して接続をセットアップするための能力をもつ、及び、適切なユーザーインターフェースにおける接続ボタンを含む任意の電子デバイスである。通常、ホストデバイスは、据置型デバイス、例えば、PC、又は、アクセスポイント、又は、無線ドッキングステーション、又は、無線USBハブ、又は、無線ビデオ、又はAVモニターであるが、ホストは、またポータブルデバイス、例えば、ラップトップ、又は、携帯電話である。モバイルデバイスは、無線通信を使用して接続をセットアップするための能力をもつ任意のポータブル電子デバイスである。
ホストとモバイルデバイスとの両方が、測距プロトコルを介して両方のデバイス間の距離を測定することに関与するように構成される。測距プロトコルは、独立した無線プロトコルである。任意選択的に、測距プロトコルは、通信プロトコルの一部である。測距プロトコルは、両方のデバイス間における無線メッセージの伝播時間を推定することを可能にする任意の既定のタイプの無線通信をともなう。さらに、さらなるデバイスが、交換されるメッセージを介して距離を特定するために、測距プロトコルに関与する。このような無線測距プロトコルは、電磁放射が送信器と受信器との間を伝播するためにかかる時間を測定する飛行時間測定に基づく。測距プロトコルは、直接的な無線信号のみを使用して最大数メートル、又は、おそらく数十メートルの比較的短い距離、すなわち、モバイルデバイスのユーザーがホストデバイスの受信範囲内にいるときの距離を特定するためのものである。
最近、IEEE 802.11に規定された無線通信のためのプロトコルの新しいバージョンにおいて、距離測定のためのシステムが開発された。新しいバージョンは、2つのデバイス間の距離を特定するための測距プロトコル含み、正確な距離測定、及び、最大1メートル、又は、さらには、より細かな分解能でデバイスの位置を特定することを可能にする。ファインタイミング測定手順(FTM:Fine Timing Measurement)と呼ばれる測距プロトコルが、[参考文献1] IEEE 802.11 REV−mc、10.24.6章に規定されており、測定メッセージを使用して信号の往復時間(RTT:Round−Trip Time)を正確に測定し、メッセージの測定された伝播時間に基づいて距離を導出する。
例えば、IPデータパケットがネットワークにおいてソースデバイスからシンクデバイスまで移動するためにかかる時間を測定するping時間を使用してIP/HTTPプロトコルを使用して実施される長距離測定に対して、無線測距プロトコルは基本的に異なる。このような移動は、多くの中間デバイスを含む。逆に、無線信号が実質的に光速で自由空間において伝搬されると仮定した場合、放射光が1メートルの距離を進むのに3.3nsかかる。Wi−Fi(登録商標)デバイスは、約0.1nsの時間粒度に到達することが可能である。対照的に、IPプロトコルにおいて、ping距離は、msの程度である(従って、6桁大きい)。例えば、HDCP(高解像度コンテンツ保護)2.0規格では、距離測定は、ping送信に基づいて実施され、往復が20ms未満である場合、受信されたものが非常に近いとみなされる。
無線測距プロトコルでは、メッセージが交換され、往復時間を特定するためにこのようなメッセージを送信及び/又は受信する間の時間インターバルが特定される。例えば、測距プロトコルでは、第1のデバイスが、第1の時点(t1)において測定メッセージを送信し、第2のデバイスが、第2の時点(t2)において測定メッセージを受信し、第2のデバイスが、第3の時点(t3)において測定アクノレッジを送信し、第1のデバイスが、第4の時点(t4)において測定アクノレッジを受信する。例えば、t1及びt4の値であるか、又は、t4−t1の差分値による第1の時間データは、第1の時点と第4の時点との間の時間インターバルを表し、例えば、t2及びt3の値によるか、又は、t3−t2の差分値による第2の時間データは、第2の時点と第3の時点との間の時間インターバルを表す。距離は、第1の時間データと第2の時間データとを使用することにより計算された、第1のデバイスと第2のデバイスとの間におけるメッセージの伝播時間に基づいて特定される。
接続シーケンスは、無線通信システムにおける管理接続に関係した任意のアクションを実行するように構成される。実用的な一例において、ホストデバイスは、ドッキングステーションとして構成され、潜在的ドッキーである受信範囲内における複数のモバイルデバイスを検出する。ドッキングステーションは、接続ボタンを押したときに、最も近いモバイルデバイスに自動的にドッキングするように構成される。別の一例において、接続は、ホストとして機能するアクセスポイントとポータブルデバイスとの間においてセットアップされ、ポータブルデバイスは、アクセスポイントの近傍に一時的に運ぶ。ホストは、同時に複数の接続を含むように構成されるか、又は、まず以前の接続を接続解除してから新しい接続を始動するように構成される。実用的な一例において、ドッキングステーションとして構成されたホストデバイスは、複数のデバイスにそれぞれ無線でドッキングするように構成され、新しい接続は、接続ボタンを押したときにセットアップされる。
上述の特徴は、ユーザーが接続ボタンを押したときに、接続シーケンスが始動されるという効果があり、接続シーケンスでは、ホストが、動いているモバイルデバイスとの接続アクションを最終的に実行する。加えて、ホストは、ホストのユーザーインターフェースに接続ボタン、例えば、物理的なボタン、又は、ディスプレイ、例えばタッチスクリーンにおける仮想ボタンを備え、ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するように構成される。モバイルデバイスは、測距プロトコルを実行するように、及び、距離測定を完了したときに、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係したホストデバイスからの接続アクションに応答するように構成される。例えば、モバイルデバイスは、測距プロトコルを実行してから既定の期間内に接続要求を受信したとき、ドッキングステーションへの接続を自動的にセットアップするように構成される。
従って、複数のモバイルデバイスが存在する環境において接続の直感的なセットアップが可能にされる。ただ1つのユーザーアクションにより、すなわち、接続ボタンを有効化することにより、ホストが無線通信範囲内におけるモバイルデバイスまでの距離を特定することを始動される。次に、ホストに対する動きを示すデバイスが選択され、対応するデバイスが識別され、識別されたデバイスは、特許請求の範囲において第1のデバイスと呼ばれる。接続アクション、例えばホストと第1のデバイスとの間の接続を始動すること、又は終了することは、ユーザーのさらなる関与をともなわずに実行される。従って、有益なことに、ユーザーは、ホスト付近でモバイルデバイスを動かすことにより、接続アクションのためのユーザーのモバイルデバイスを選択することを直感的に可能にする。
一実施形態において、接続シーケンスは、それぞれの距離のうちの最短距離を選択することと、それぞれのデバイスのうちの最も近いモバイルデバイスを識別することであって、最も近いモバイルデバイスが最短距離をもつ、最も近いモバイルデバイスを識別することと、最も近いモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することとを有する。本特徴は、ユーザーが接続ボタンを押したときに、接続シーケンスが始動されるという効果があり、接続シーケンスにおいて、ホストは最終的に、最も近いデバイス、すなわち、ホストに最も近いモバイルデバイスとの接続アクションを実行する。
一実施形態において、接続シーケンスが、通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することを有し、通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在しない場合、接続アクションが、通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における新しい通信セッションを始動することを有する。有益なことに、単一のユーザーアクション時に接続が自動的に始動されるとともに、ユーザーがホストにおける接続ボタンを有効化したとき、接続について及び接続が始動される対象のホストについてユーザーが明確に把握する。
一実施形態において、接続シーケンスは、通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することと、通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在しない場合、通信プロトコルに従ったさらなるモバイルデバイスとホストデバイスとの間におけるさらなる通信セッションが存在するか否かを判定することと、通信プロトコルに従ったさらなるモバイルデバイスとホストデバイスとの間におけるさらなる通信セッションが存在する場合、接続アクションが、さらなるデバイスとホストデバイスとの間におけるさらなる通信セッションを終了することを始動することを有する。有益なことに、単一のユーザーアクション時に、接続が自動的に終了させられる。例えば、ユーザーは、ホストの近くにユーザーのデバイスを運んで、接続ボタンを押すことにより、ホストを制御する。より遠隔にあるさらなるデバイスの既存の接続がこの時点で終了するとともに、新しい接続がセットアップされる。ユーザーのモバイルがホストに最も近い状態で、ユーザーがホストにおける接続ボタンを有効化したとき、接続及び接続が始動される対象のホストについてユーザーが明確に把握する。
任意選択的に、接続シーケンスは、通信プロトコルに従ったさらなるデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することを有し、通信プロトコルに従ったさらなるデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在する場合、接続アクションは、通信プロトコルに従ったさらなるデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションを終了することを始動することを有する。さらに、接続シーケンスは、最も近いデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在する場合に、それぞれの距離のうちで2番目に短い距離を選択することと、それぞれのデバイスのうちの第2のモバイルデバイスを識別することであって、第2のモバイルデバイスが2番目に短い距離をもつ、それぞれのデバイスのうちの第2のモバイルデバイスを識別することと、通信プロトコルに従った第2のデバイスとホストデバイスとの間における新しい通信セッションを始動することとを有する。有益なことに、ユーザーが接続ボタンを押すことにより、ホストへの接続が、2番目に短い距離をもつモバイルデバイスに効果的に伝達されるとともに、最も近い第1のデバイスとの接続を終了する。さらに、接続ボタンを再度押すことにより、ユーザーは、第1のデバイスに戻すように接続をトグルし、ホストデバイスは上述の規定の特徴を使用する。
一実施形態において、接続アクションは、
通信プロトコルに従って第1のデバイスを認証することと、
第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるか否かを判定することと、第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスではない場合、第1のデバイスの成功した認証時に、認証済デバイスリストを更新することと、
新しい通信セッションのために選択されたモバイルデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるか否かを判定することと、新しい通信セッションのために選択されたモバイルデバイスが認証済デバイスリストのデバイスである場合、選択されたデバイスへの接続をセットアップするために以前に確立された認証情報を再使用することと、のうちの少なくとも1つを有する。有益なことに、認証ステータスを特定することと、認証済デバイスのリストを維持することとが、無線通信のセキュリティーを高め、接続をセットアップすることを高速化する。
一実施形態において、接続シーケンスは、新しい通信セッションのために選択されたモバイルデバイスの距離が所定の接続範囲を越えているか否かを判定することを有し、新しい通信セッションのために選択されたモバイルデバイスの距離が所定の接続範囲を越えている場合、
接続シーケンスを停止することと、
モバイルデバイスが所定の接続範囲の外側にあることをユーザーに通知することと、
モバイルデバイスがホストに向けて動かされる必要があることをユーザーに示すことと、
限られた期間において、最短距離が所定の接続範囲未満となるまで、それぞれの距離を特定することと最短距離を選択することとのステージを繰り返し、最短距離が所定の接続範囲未満である場合、接続アクションを実行することに続くことと、
のうちの少なくとも1つに続く。有益なことに、接続アクションが実行される範囲を制限することにより、セキュリティーが高められ、誤ったデバイスに意図せず接続するリスクが低減される。
一実施形態において、接続シーケンスは、所定の接続範囲内におけるモバイルデバイスの総数を特定することを有し、
総数が所定の数を上回っている場合、総数が所定の接続範囲の内側において許容されるデバイスの所定の数を上回っていることをユーザーに通知することと、
総数が所定の数を上回っている場合、接続範囲から1つ又は複数のモバイルデバイスを除去することをユーザーに要求することと、
総数が所定の数を上回っている場合、接続シーケンスを停止することと、
総数が1である場合、選択することと識別することとをスキップするとともに、接続アクションを実行することに続くことと、
のうちの少なくとも1つに続く。有益なことに、接続範囲内において許容されるデバイスの総数を制限することにより、セキュリティーが高められ、誤ったデバイスに意図せず接続するリスクが低減される。
一実施形態において、接続シーケンスは、少なくとも1つのそれぞれのモバイルデバイスがホストデバイスに対する所定の動きを示したか否かを検出することと、所定の動きに応じて、接続シーケンスを適応させることを有する。例えば、所定の動きとは、所定の最低速度で少なくとも所定の距離ぶん動くことである。モバイルデバイスがモバイルデバイスのユーザーに要求される動きを示すように構成されるので、ホストデバイスに対してこのような動きを実施することを、ユーザーが把握する。さらに、ユーザは、それぞれの異なる接続アクション、例えば、セッションを完全に終了すること、又はセッションを単に一時的に中断することを通知するための1つを上回る動きを示される。
動きは、連続した距離測定により検出される。代替的に、動きは、例えば、無線RF信号のドップラーシフトを検出に基づいて、独立した動きディテクターを使用して検出される。有益なことに、ユーザーは、ユーザーのデバイスを意図的に動かすことにより、ユーザーのデバイスに関係して接続アクションが実行されることを確認することを可能にされる。任意選択的に、接続シーケンスは、
最も近いデバイスが動きを示したか否かを検出して、最も近いデバイスが動きを示した場合にのみ、第1のデバイスとホストデバイスとの間における新しい接続をセットアップすることと、
最も近いデバイスが動きを示したか否かを検出して、最も近いデバイスが動きを示した場合にのみ、第1のデバイスを認証することと、
最も近いデバイスが動きを示したか否かを検出して、最も近いデバイスが動きを示さなかった場合にのみ、続いて、
新しい通信セッションを始動するために、最も近いモバイルデバイスを選択することと、
既存の通信セッションを終了するために第1のモバイルデバイスを選択することと、
のうちの少なくとも1つを行うことと、
のうちの少なくとも1つにより適応される。有益なことに、接続シーケンスは、ユーザーがユーザーのデバイスを意図的に動かしたときに適応される。
一実施形態において、測距プロトコルは、それぞれのモバイルデバイスからのそれぞれの認証情報データを伝達することを有し、ホストプロセッサは、それぞれの距離に基づいて選択されたそれぞれのデバイスに対する接続アクションを実行するときに、それぞれの認証情報データを使用するために構成される。効果的に、認証情報データは、この場合、特に、認証情報が公開鍵又は公開鍵のハッシュを含む場合、距離が測定されたデバイスに本質的に結び付けられる。認証情報データを使用することにより、接続アクションがそのデバイスに信頼可能にリンクされる。例えば、モバイルデバイスが以前のセッション中に認証情報データを記憶している場合、前の以前のセッションにおいて同じホストに接続されたモバイルデバイスに対して、新しい接続が簡単にセットアップされる。さらに、ホストとモバイルとは、測距プロトコル中、新しい認証情報データを既に交換済みである。有益なことに、セットアップのセキュリティーが高められる。
任意選択的に、ホストプロセッサは、モバイルデバイスにより測定された少なくとも1つの追加的な距離を受信するために、及び、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間におけるそれぞれの距離を特定するときに、追加的な距離を使用するために構成される。追加的な距離は、モバイルにより測定されたモバイルデバイスとホストとの間の距離、又は、モバイルデバイスとさらなるモバイルデバイスとの間のさらなる距離である。追加的な測定は、例えば、逆方向に測距プロトコルを使用して、又は、iBeaconなどの異なる測距プロトコルを使用して、それぞれのモバイルデバイス自体により実施される。この場合、追加的な測定値が、ホストにより、ホストにより測定されたそれぞれの距離と比較される。合理的な公差内で一致したとき、ホストは、それぞれの距離を検証済みとみなす。悪意のあるモバイルがホストによる測定値と追加的な距離測定値として報告された測定値との両方において、誤った距離を同様に偽造することはいくぶん困難である。さらに、追加的な距離測定は、異なる「第3の」モバイルデバイス、例えば、信頼された、及び認証されたさらなるラップトップ又は携帯電話により実施される。さらに、第3のデバイスは、1つ又は複数のそれぞれのモバイルデバイスの位置の検証及び三角測量を可能にするために、例えば、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの両方に対して、複数回の距離測定を実施する。追加的な距離は、ホストからの要求メッセージに応答して、測定され、及び/又はホストに伝達される。有益なことに、それぞれのデバイスに対する測定された距離は、追加的な距離を使用することにより、より信頼可能にされ得る。
任意選択的に、モバイルデバイスとの無線通信のためのホストデバイスが提供され、各モバイルデバイスは、モバイル送受信器とモバイルプロセッサとを備え、モバイル送受信器は、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、ホストデバイスは、通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器とホストプロセッサとを備え、ホストプロセッサは、ユーザーアクションを検出したときにアクションシーケンスを実行するように構成され、
デバイスは、
無線通信範囲内におけるそれぞれのモバイルデバイスから通信プロトコルに従った無線信号を受信することと、
少なくとも1つのそれぞれのモバイルデバイスがホストデバイスに対するそれぞれの動きを示したか否かを検出することと、
それぞれの動きに応じて、アクションシーケンスを実行することと、
を行うように構成される。
上述の特徴は、ホストデバイスにより実行されるアクションシーケンスが、無線通信のための受信範囲内における少なくとも1つのモバイルデバイスの動きを検出することに基づいて制御されるという効果をもたらす。例えば、ホストの近傍でモバイルデバイスを意図的に動かすことにより、ホストデバイス及び/又はモバイルデバイスにより接続シーケンスが開始される。さらに、ユーザー対話型の用途では、ユーザーは、例えば、モバイルデバイス又はホストのディスプレイを介して通知される規定の期間内に、ユーザーのモバイルデバイスを能動的に動かすことを要求される。動きは、速度、範囲、方向の観点から特異的であることが必要とされ、逐次的な動きのパターンである。動きは、ここまでに規定されるように少なくとも2つの逐次的な距離測定に基づいて、ホストにより検出される。さらに、動きは、モバイルデバイスから受信された無線信号の周波数におけるドップラーシフトを検出に基づいて検出される。モバイルデバイスは、規定の期間内にこのような無線信号を能動的に送信するように制御される。動き検出は、代替的に、又は追加的に、モバイルデバイスにおいて実施される。任意選択的に、検出された動きは、ホストデバイスにより検出された動きをモバイルデバイスにより検出された動きと比較することにより検証される。実用的な一例において、ドッキングステーションとして構成されたホストデバイスは、複数のモバイルデバイスが潜在的ドッキーであることを検出する。ホストは、受信範囲内における1つ又は複数のデバイスに自動的にドッキングするように構成される。ドッキングステーションは、モバイルデバイスのユーザーに、それぞれのモバイルデバイスの動きが、そのそれぞれのモバイルデバイスに対するドッキングシーケンスを開始するために実施されるということについて注意を出す。別の一例において、ホストデバイスは、ユーザーのデバイスを動かすことをユーザーに要求することにより、特定のアクション又は接続ステップを確認することをユーザーに要求する。任意選択的に、モバイルデバイスの動きは、アクションを実行すること、又はホストにおける係属中のアクションを確認することにふさわしいように、範囲、方向、及び/又は速度に関係した所定の閾値を上回るように、又は、例えば往復といった動きのパターンをもつように、フィルタ処理される。特定の動きが測定され、検出されたとき、ホストによる特定のアクションに結合される。
本発明に従った方法は、コンピュータにより実施される方法としてコンピュータにおいて、若しくは、専用ハードウェアにおいて、又は、両方の組み合わせとして実施される。本発明に従った方法のための実行可能コードは、コンピュータプログラム製品に格納される。コンピュータプログラム製品の例として、メモリデバイス、例えば、メモリスティック、光記憶デバイス、例えば、光ディスク、集積回路、サーバー、オンラインソフトウェアなどが挙げられる。コンピュータプログラム製品は、プログラム製品がコンピュータにおいて実行されたときに本発明に従った方法を実施するためのコンピュータ可読媒体に記憶された非一時的なプログラムコード手段を含む。一実施形態において、コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムがコンピュータにおいて動作させられたときに本発明に従った方法のすべてのステップ又はステージを実施するように適応されたコンピュータプログラムコード手段を含む。好ましくは、コンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体において具現化される。ネットワークからダウンロード可能な、及び/又は、コンピュータ可読媒体及び/又はマイクロプロセッサにより実行可能な媒体に記憶されたコンピュータプログラム製品が提供され、本製品は、コンピュータにおいて実行されたときに上述の方法を実施するためのプログラムコード命令を含む。
本発明の別の一態様は、例えば、位置をベースとしたアプリケーションに含まれる、コンピュータプログラムをダウンロード可能にする方法を提供する。この態様は、コンピュータプログラムが、例えば、AppleのApp Store、GoogleのPlay Store、又は、MicrosoftのWindows Storeにアップロードされたとき、及び、コンピュータプログラムがこのようなストアからのダウンロードを利用可能であるときに使用される。
本発明によるデバイス及び方法のさらなる好ましい実施形態が、添付の特許請求の範囲において与えられ、特許請求の範囲の開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下の説明において例示として添付図面を参照しながら説明される実施形態から明確にされ、及び、その実施形態を参照しながら説明される。
無線通信及び距離測定のためのデバイスを示す図である。 測距プロトコルの概略図である。 ホストとモバイルデバイスとを含むドッキングシステムの一例を示す図である。 単一ボタン接続を可能にされたモバイルデバイスのための方法を示す図である。 単一ボタン接続を可能にされたホストデバイスのための方法を示す図である。 コンピュータ可読媒体を示す図である。 プロセッサシステムの概略図である。
図は概略的なものにすぎず、一定の縮尺で描かれない。図中、既に説明されている要素に対応した要素は、同じ参照符号をもつ。
無線接続をセットアップ、変更、又は、終了することは、例えばドッキングといった、様々な用途のコンテキストにおいて発生する。ユーザーは正しいデバイスが接続することを確信するように、提案されるシステムが2つのデバイス間における無線接続を制御することを達成する。しかし、さらなる例は、通常、ドッキングに関係し、システムは、Miracastデバイスなどの何らかのI/O機能をもつ他の無線デバイスにも適用される。
ラップトップに対する、周辺機器、例えば、モニター、キーボード、及びマウスに接続するための、有線ドックへのラップトップの従来のドッキングは、ユーザーがケーブルを物理的に接続する必要があり、又は、コネクタの集合を含むラップトップの開口をドックにおける適合するコネクタの集合に載せる必要がある。同様に、スマートフォンの場合、ドッキングを始めるために、例えば、マイクロUSB又はLightningコネクタをスマートフォンに接続する必要がある。この物理的な接続工程は、2つのデバイス、すなわちポータブルデバイスと据置型デバイスとが接続されることを、ユーザーにとって非常に明確なものにする。さらに、それらの2つのデバイスのみが接続されること、接続が安全であること、及び、そのドッキングステーションに接続された周辺機器を含む特定のドッキングステーションにポータブルデバイスをドッキングする意図をユーザーがもっていることが明確である。
無線ドックと無線でドッキングするとき、どのデバイスが接続されるかがはるかに不明確である。特に、複数のドックと複数のポータブルデバイスとが無線範囲内にある場合、これらのデバイスのうちの任意のデバイスが、互いに接続するので、1対1の関係がユーザーにはるかに不明確である。例えばフレキシブルなオフィスにおいて、複数のドックが互いに非常に近傍にある場合に、ポータブルデバイスがどのドックに接続するか、又は、ユーザーが互いに非常に近傍に複数のポータブルデバイスを有している場合、例えば、ユーザーがユーザーの机にラップトップを置いているだけでなく、ユーザーのポケットにスマートフォンを入れている場合に、ユーザーがどのポータブルデバイスにドッキングすることを意図しているかは、はるかに不明確である。接続が安全であるか否か、又は例えば、中間者攻撃において、ポータブルデバイスが悪意のあるデバイスに、又は、悪意のあるデバイスを通して偶発的に接続されたか否かも、ユーザーにとってより不明確である。さらに、ユーザーが例えば、ポータブルデバイスのグラフィカルユーザーインターフェース(GUI:Graphical User Interface)において、ドックのうちの接続するものを選択することにより、ドッキングに対するユーザー対話の一部として追加的なステップを実施する必要がある可能性がある。ドッキングを始めるためにGUIを操作する必要があるラップトップなどのデバイスの場合、これは、煩わしく、かつ、非実用的である。例えば、ラップトップの蓋は閉じられ、ラップトップの蓋が閉じられることは、通常、出勤時に、又は、作業を続けるためにユーザーの机に到達する前の会議間において、ユーザーがユーザーのかばんに入れてユーザーのラップトップを持ち運ぶとき、すなわち、典型的には、ユーザーがより生産性の高めるために、ユーザーの机において周辺機器、例えば、モニター、キーボード、マウスとドッキングする可能性のある瞬間に起こる。さらに、携帯電話の場合、ユーザーは、すべてのメニューを辿ること、及び、ドッキングを始めるためのアプリ及び/又は設定を探すことを煩わしいと感じる。
例えば、自動車において、ユーザーは、周辺機器、例えば、ディスプレイ、制御装置、オーディオデバイスなどと無線でドッキングすることを望む。例えば、WO2013054232A1の「Wireless Docking Link Efficiency Improvement System」、及び、WO2013114263A1の「Wireless docking with carrier sense control」において説明されているように、無線ドッキングの場合に、ユーザーの意図を非常に明確にするために、及び、ユーザー対話ステップを最小化するために、無線ドックと自動的にドッキングするようにポータブルデバイスを始動するために、クレードルの中に、又はクレードルの上にポータブルデバイスが置かれなければならないクレードルの形態で無線ドックを設計し得る。しかし、このようなシステムは、ラップトップなどの大きなポータブルデバイスにあまり適さず、ポータブルデバイス及びドックをどこに置くかについて、ユーザーの自由度を下げ、設計及び製造することがより複雑である。
導入部で言及されているWO2013076625A1において説明される代替的なアプローチは、ポータブルデバイスが受信範囲内にある場合に、無線ドックに自動的に接続することによりユーザー対話を最小化する。しかし、ユーザーは、ポータブルデバイスがドッキングされることを常に望むとは限らず、例えば、ユーザーは、ポータブルデバイス自体のスクリーン、鍵、及びボタンを使用することによりデバイスを動作させることを望む。さらに、ユーザーは、範囲内にある複数のポータブルデバイスを所有し、それらのデバイスのうちの1つのみがドッキングされる必要がある。特に、ドッキング時に、表示は自動的に現れなければならず、ポータブルデバイスにおける動作モードは、ドッキングモードでは、ドッキングされていないときと異なる可能性があり、例えば、ドッキングされている間はポータブルデバイスにおける表示が黒になり、従って、ドッキングするように意図されないデバイスにこれが発生した場合には、これが非常に困惑を招き苛立たせるものとなる。さらに、不必要なドッキング接続は、ポータブルデバイス電池の不必要な消費をもたらす。
図1は、無線通信及び距離測定のためのデバイスを示す。無線通信のためのシステム100は、ホストデバイス110とモバイルデバイス120とを備え、デバイスは、距離140ぶん物理的に離れている。さらなるモバイルデバイス120’も概略的に示されており、モバイルデバイス120と同様である。ホストデバイスは、ホスト送受信器111とホストプロセッサ112とを含む。同様に、モバイルデバイスは、モバイル送受信器121とモバイルプロセッサ122とを含む。デバイスは、形状130と送受信器111、121を接続する矢印とにより概略的に示されるように、無線通信のために具備されている。デバイスは、ホストデバイスとモバイルデバイスとの間における通信プロトコルに従った無線通信のために構成される。デバイスは、2つのデバイス間の距離を特定するための測距プロトコルに従った距離測定のために構成され、一例が、図2を参照して以下で詳述される。通信プロトコルは、測距プロトコルを含む。本例において、通信プロトコルは、IEEE 802.11[参考文献1]に従ったWi−Fi(登録商標)であるが、往復時間測定に基づく適切な測距プロトコルを含む場合、Bluetooth(登録商標)などの他の無線プロトコルも使用される。
図2は、測距プロトコルの概略図を示す。本プロトコルによると、第1のデバイスDEV1が下方向に時間進行を表す2つの縦方向の時間軸間の矢印により示されるように第2のデバイスDEV2を相手としてメッセージを交換する。第1のデバイスは、ホストデバイスであり、第2のデバイスは、モバイルデバイスであるが、このような役割は、反転される。最初に、モバイルデバイスが以下で説明されるように、メッセージ、時間測定、及び計算のシーケンスである往復時間測定を始めるために、要求メッセージRRQを送信する。要求メッセージは、メッセージACK0によりホストデバイスからモバイルデバイスにアクノレッジされる。測距プロトコルは、代替的に、ホストデバイスにより始動されることに留意されたい。
続いて、ホストデバイスが、M1の出発時点とも呼ばれるホスト時点t1において測定メッセージM1を送信する。モバイルデバイスは、M1の到達時点とも呼ばれる第2の時点t2において測定メッセージM1を受信する。次に、モバイルデバイスが、ACK1の出発時点とも呼ばれる第3の時点t3において測定アクノレッジACK1を送信し、ホストデバイスが、ACK1の到達時点とも呼ばれる第4の時点t4において測定アクノレッジACK1を受信する。t1とt4との間の時間インターバルが往復時間と呼ばれるのに対し、t2とt3との間のインターバルは、応答時間と呼ばれる。時点t1、t4及びt2、t3は、デバイス間の距離140を表した、往復時間測定中にメッセージM1及びACK1が伝播する最大数メートルの距離を計算することを可能にするために、数ナノ秒の時間差を表すには十分高い周波数をもつ、局所クロック信号又は任意の他の利用可能なクロック信号を使用して、それぞれのデバイスプロセッサにより検出される。
ホストデバイスにおいて、ホスト送受信器は、上述のメッセージを送信及び受信するために構成される。ホストプロセッサは、所定のプロトコル及び測距プロトコルに従ってメッセージを処理するために構成される。特に、ホストプロセッサは、第1の時点t1と第4の時点t4との間の時間インターバルを表す第1の時間データを特定する。続いて、メッセージM2において、第1の時間データがモバイルデバイスに送信され、モバイルデバイスは、アクノレッジメッセージACK2を送信する。例えば、メッセージM2における第1の時間データは、t1及びt4の値、又は、t1とt4との間のインターバルを含む。最後に、ホストプロセッサが、報告において、例えば測距報告メッセージRRPにおいて、モバイルデバイスから特定された距離を受信する。
モバイルデバイスにおいて、モバイル送受信器は、メッセージを送信及び受信するために構成される。モバイルプロセッサは、所定のプロトコル及び測距プロトコルに従ってメッセージを処理するために構成される。特に、モバイルプロセッサは、第2の時点t2と第3の時点t3との間の時間インターバルを表す第2の時間データを特定する。続いて、メッセージM2において、モバイルプロセッサは第1の時間データを受信する。次に、モバイルプロセッサは、第1の時間データと第2の時間データとに基づいてメッセージの伝播時間を特定することにより、第1のデバイスとモバイルデバイスとの間における距離を特定する。最後に、モバイルプロセッサは、報告において、例えば測距報告メッセージRRPにおいて、ホストデバイスに特定された距離を伝達する。代替的に、モバイルデバイスは、ホストデバイスに、又は、さらなる距離計算デバイスに第2の時間データを伝達し、それぞれのデバイスが、モバイルデバイスから受信された第2の時間データに基づいて特定された距離の計算を実施する。
2つの無線デバイス間における往復時間を正確に測定するために、それは、例えば、IEEE 802.11 REV−mcに規定された例示的なFTMメカニズムにおいてt1及びt4又はt2及びt3を測定することにより両方の無線デバイスが時間測定に関与すること、及び、他方のデバイスに、瞬間(t1、t2、t3、t4)の測定データ、インターバル(t3−t2、t4−t1)、又は結果として得られる計算された距離を送信することを必要とする。FTMにおいて、デバイスは、ステーションSTAと呼ばれ、受信STAは、送信STAに、タイミング情報の特定の集合、特に、上述のt1及びt4を含むFTMフレームを送信することを要求し得る。送信STAからの受信されたタイミング情報、及び、受信STAにおける局所タイミング情報t2及びt3に基づいて、受信STAは、0.1nsの粒度でRTTを測定することができる。RTT測定値に基づいて、受信STAは、送信STAまでのその距離非常に正確に計算することができる。2つのSTA間におけるFTM工程は、関係構築前、すなわち、接続をセットアップする前に行われ得ることに留意されたい。
図1において、ホストデバイス110は、接続ボタン115を含むユーザーインターフェース113をさらに含む。ユーザーインターフェースは、タッチスクリーン、様々なボタン、マウス、又はタッチパッドなどを含む。接続ボタンは、従来の物理的なボタン、機械スイッチ、タッチセンサー、又は例えばタッチスクリーン上の仮想ボタン、若しくはマウスを介して有効化されるアイコンである。ユーザーインターフェースは、また、遠隔ユーザーインターフェースである。ホストプロセッサは、ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するように構成される。
接続シーケンスは、アクションのシーケンスをともなう。まず、無線通信範囲内におけるそれぞれのモバイルデバイスに通信することにより、1つ又は複数のそれぞれの距離が特定される。それぞれの距離の各々は、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間の距離である。距離は、無線測距プロトコルに従って、上述のように特定される。続いて、算出されたそれぞれの距離のうちから、最短距離が選択される。範囲内に1つのデバイスしか存在せず、及び1つの距離しか特定されない場合、その距離が最短とみなされる。次に、それぞれのデバイスのうちから第1のモバイルデバイスが識別される。第1のモバイルデバイスは、最短距離をもつ。最後に、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した通信プロトコルに従って、接続アクションが実行される。例えば、接続がセットアップされるか、又は、既存の接続が終了される。さらなる例が以下で説明される。ここで、ドッキングシステムのための単一ボタン有効化及び距離ベース制御の実用的な一例が説明される。
無線ドックは、ドッキングのための単一の専用ボタンを備える。このようなボタンBは、無線ドックWに物理的に装着される。Bが押されたとき、ドックは、直感的かつ安全な手法で、ポータブルデバイスをその無線ドックに無線ドッキングするユーザーの意図を捕捉する。後続のステージにおいて、接続シーケンスが実行される。ホストデバイスは、ホストデバイス自体と、無線ドッキングすることが可能な無線範囲内におけるすべてのデバイスとの間の距離を特定する。
任意選択的に、ホストは、どのデバイスが所定の接続範囲内の距離をもつかを特定する。例えば、接続シーケンスは、最短距離が所定の接続範囲を越えているか否かを判定することを有する。最短距離が所定の接続範囲を越えている場合、接続シーケンスは、接続シーケンスを停止することに続く。さらに、接続アクションは、モバイルデバイスが所定の接続範囲の外側にあることをユーザーに通知すること、又は、モバイルデバイスがホストに向けて動かされる必要があることをユーザーに示すことを有する。さらに、接続アクションは、限られた期間において、最短距離が所定の接続範囲未満となるまで、それぞれの距離を特定することと最短距離を選択することとのステージを繰り返すことと、最短距離が所定の接続範囲未満である場合、接続アクションを実行することに続くこととを有する。
任意選択的に、ホストは、どのデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるかを特定する。例えば、接続アクションは、通信プロトコルに従って第1のデバイスを認証することを有する。さらに、接続アクションは、第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるか否かを判定することと、第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスではない場合、第1のデバイスの成功した認証時に、認証済デバイスリストを更新することとを有する。さらに、接続アクションは、第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるか否かを判定することと、第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスである場合、第1のデバイスへの接続をセットアップするために以前に確立された認証情報を再使用することとを有する。単一のデバイスしか探知されない場合、ボタンBを押すことは、単一のデバイスを安全に認証し、及び/又は、単一のデバイスへの接続をセットアップする工程を始動する。単一のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスである場合、以前に確立された認証情報が使用される。単一のデバイスがホストに現在接続されている場合、接続ボタンを押すことは、デバイスを接続解除する。
このように無線ドッキングを実施することにより、ユーザーは、単一ボタンクリックがドッキングアクションを始動するのに十分であることを経験し、他のステップを何も実施する必要がない。接続シーケンス中、すべてが計画通りに進んでいることをユーザーに知らせるために、「接続」メッセージがディスプレイに示される。さらに、ドッキング工程に関係した音声フィードバックが提供される。例えば、ドック又はドッキーは、ドッキングに成功したときにクリック音、例えば、有線ドックに物理的にクリック式に嵌めたときと同様の音を出す。さらに、接続中、接続時のエラーを避けるために、ドッキングステーションは、所定の期間にわたってディスプレイにメッセージを表示して接続が行われる相手のデバイスを示し、確認すること、又は、例えば、存在のドッキング工程をキャンセルするために接続ボタンを2回押すことにより、又は長押しすることによりキャンセルすることをユーザーに要求する。次に、接続が可能な他のデバイスのリストが示される。このようなリストを作成するために、より大きな接続範囲が有効化される。
任意選択的に、2度押し、長押し、又は第2のボタンが、接続解除を始めるために使用される。このような異なる操作は、例えば、ユーザーが別のデバイスが依然として接続状態にあることに気付いていないことに起因した、接続する意図と接続解除する意図との間の混同を防ぐ。
任意選択的に、接続範囲内に許容されるデバイス数は制限される。例えば、接続シーケンスは、所定の接続範囲内におけるモバイルデバイスの総数を特定することを有する。総数が所定の数を上回っている場合、接続シーケンスは、総数が所定の接続範囲の内側において許容されるデバイスの所定の数を上回っていることをユーザーに通知することに続く。さらに、総数が所定の数を上回っている場合、接続シーケンスは、接続範囲から1つ又は複数のモバイルデバイスを除去することをユーザーに要求することに続く。さらに、総数が所定の数を上回っている場合、接続シーケンスは、停止される。さらに、総数が1である場合、接続シーケンスは、選択することと識別することとをスキップするとともに、接続アクションを実行することに続く。デバイスの総数を制限することに基づいて、意図しないデバイスに接続することなどの起こる間違いが少なくなる。さらに、例えば、WPS仕様が要求する約2分に比べて、押しボタンペアリングでは、押しボタンにより有効化される接続シーケンスに必要な期間が比較的短くなり得る。
任意選択的に、過度に多くのデバイスが事前設定範囲内にあり、ドックがどれを選ぶか決定することができない場合、例えば、距離測定が近い範囲内にある複数のデバイスの距離を区別するには十分に正確でない場合(例えば、許容誤差/粒度が例えば1mである場合)、ホスト又はモバイルは、事前設定範囲から外にデバイスを動かすようにユーザーに指示を与える。
実際には、ユーザーは、ドッキングの状態を把握する必要がある。任意選択的に、ボタン及び/又はユーザーインターフェースは、例えば、点滅する光、色の付いた光、点灯又は消灯した絵文字、又は、2つの異なる絵文字などによりドッキングの状態を示し得る。
一実施形態において、ホストデバイスWは、ボタンBを押したときに、以下のように動作する。部分集合Sは、ホストWにより無線通信のために検出された、例えば発見されたモバイルデバイスを含む。Sに含まれるデバイスまでの距離は、測距プロトコルを介して特定される。モバイルデバイスYは、デバイスWに対して最短距離をもち、デバイスYは、ドックにまだ接続されていない。デバイスWは、この時点で、デバイスYへのドッキング接続をセットアップすることを始動する。ホストWは、認証済デバイスのリストALを記憶し、認証済デバイスのための識別データ及び認証情報を記憶する。以前に確立された認証情報は、接続をセットアップするために再使用される。
任意選択的に、ホストデバイスWは、以下のように構成される。ボタンBが押されたとき、ホストデバイスWがモバイルデバイスZ<>Yに接続されているとき、Wは、Zとのそのドッキング接続を接続解除する。そのようにする利点は、2つの認証済デバイスがドックの所定の範囲R内にあるとき、それが、それらの2つのデバイス間を自動的にトグルすることである。2つのデバイスが同時に接続されることを可能にする代わりに、トグルすることは、ドッキングされている間にボタンが押された場合に、ユーザーの意図として可能性の最も高い想定されるドッキング解除挙動を円滑化する。
無線ドックへのドッキングのための上述のデバイス、システム、及び方法は、ポータブルデバイスにおいて動作する接続関連サービスを行う他の無線I/Oデバイスにも適用される。接続時に、例えば、無線I/Oデバイスに提供又は装着されたスクリーンに自動的に示されるポータブルデバイスからのディスプレイ出力により、ポータブルデバイスのサービスと無線デバイスのI/O機能との間の無線接続が成功したことにユーザーが気付きやすい。I/Oデバイス及びサービスのこのような組み合わせの例は、Miracast、Wi−Fi(登録商標)シリアルバス、及びBluetooth(登録商標)オーディオである。
さらに、ポータブルデバイスへのドッキングのための専用ボタンを追加することは、ユーザーを困惑させる。例えば、例えば、フレックスなオフィスにおいて、複数のドックが近い範囲内にある場合、ユーザーがどのドックに接続することを望んでいるかが明確ではない。さらに、ポータブルデバイスにできる限り小さなボタンを搭載する傾向を考慮すると、このような専用ボタンが追加される可能性は低い。
図3は、ホストとモバイルデバイスとを含むドッキングシステムの一例を示す。図中、ホストデバイスW210は、例えば、様々な周辺機器{P1,…,Pn}に結合されたパーソナルコンピュータ(PC:personal computer)である。周辺機器の例として、ディスプレイ、キーボード、マウス、ウェブカメラ、記憶デバイス、マイクロホン、音声スピーカーが挙げられる。ユーザーインターフェース213は、キーボード、ディスプレイ、マウス及び上述のような物理的な接続ボタン225を含む。代替的に、キーボードにおけるボタン又はファンクションキーは、接続ボタン、又は感応性パッド、タッチパネル、指紋センサー、又は、接続シーケンスを開始する仮想接続ボタンとして使用され得る任意の他の面又はアクチュエータとして機能するように割り当てられる。接続ボタンは、また、マウスカーソルが配置されること、及び、マウスのクリックにより有効化されるディスプレイにおけるアイコンにより構成される。デバイスWは、例えば、Miracast、Wi−Fi(登録商標)シリアルバスなどのプロトコルを使用して、デバイスWとポータブルデバイスとの間の無線接続を介してポータブルデバイスによりI/O周辺機器が操作されることを可能にすることが可能な無線ドッキングサーバー機能をホストする。無線接続は、例えば、Wi−Fi(登録商標) Infrastructure接続、Wi−Fi(登録商標) Direct接続、Wi−Fi(登録商標) Awareデータ接続、Bluetooth(登録商標)接続である。
図は、携帯電話220、並びに、第1のラップトップ220’及び第2のラップトップ220’’を含む複数のモバイルデバイス{D1,…,Dn}をさらに示す。図は、さらに、矢印及び破線の境界251により接続範囲250を概略的に示す。第2のラップトップ220’’は、接続範囲250の外側にある。ホストデバイスWは、さらに、無線範囲内におけるデバイスの集合{D1,…,Dn}を検出することが可能であり、これらのデバイスは、無線接続又はドッキングが可能である。これは、例えば、802.11プローブ要求/応答(Probe Request/Response)フレーム、802.11ビーコンフレーム、802.11GAS要求/応答(GAS Request/Response)フレーム、Bluetooth(登録商標)、NFC、Wi−Fi(登録商標) Awareサービス発見(Service Discovery)フレームを使用して、サービスシーカーによるサービス名称のハッシュを、その名称を使用してサービスをホストするアドバタイザーと照合することを実施するアプリケーションサービスプラットフォームメカニズムを使用して、関係構築前サービス発見メカニズムを使用して、無線ドッキング能力を報知することにより達成され得る。サービス発見は、さらに、例えば、UPnP又はmDNSを使用して、関係構築後サービス発見メカニズムを使用することにより実行される。関係構築前サービス発見メカニズムは、典型的には、サービスに関する追加的な情報を報知することを可能にする。これは、デバイスがドックと既にドッキングされているか否か、デバイスがドッキングのために追加的な接続に対応し得るか否か、デバイスがドッキングするための十分な利用可能なリソースを含むか否か、デバイスが(ドッキングしている場合)現在どのドックとドッキングしているか、及び、さらにはデバイスによりサポートされる他の詳細なドッキング能力に関する情報を含む。
ホストデバイスWは、さらに、デバイス{D1,…,Dn}との距離測定を実施することができる。距離測定は、デバイスWとデバイスD1…Dnとの間において直接的にFTM工程を実施することにより、又は、デバイスWが別のデバイス(例えば、デバイスWが接続されている近くのWLANアクセスポイント)にデバイスD1…Dnの距離/位置データを提供するように要求することにより、(例えば、Wi−Fi(登録商標) Location及びWi−Fi(登録商標) Aware測距において使用される)802.11ファインタイミング測定(FTM)距離測定メカニズムを使用することにより達成され得る。距離は、また、例えば、iBeaconを使用することにより、又は、それらのデバイスによりデバイスWに報知されるD1、…Dnに関係したGPSデータを入手すること、又は(好ましくは、約1メートル又はそれより良い最小精度で)精度の良い屋内の位置を提供し得る任意の他のメカニズムにより特定される。これらの距離測定値に基づいて、デバイスWは、デバイスの集合{D1,…,Dn}のどの部分集合Sが所定の範囲R内の距離をもつかを特定する。任意選択的に、別の無線ドックに、又は、(ホストデバイスWではない)別のホストに既に接続されているデバイスは、スキップされ、どのデバイスがデバイスWに最も近いかを特定することに関与せず、部分集合Sに含まれてはならず、すなわち、例えば、フレキシブルなオフィスにおいて、任意の隣接したデバイスに接続することを不必要に誤って要求しない。
さらに、距離測定をサポートしない1つ又は複数のモバイルデバイスが発見される。ホストプロセッサは、デバイスWが距離測定を実施し得るデバイスとデバイスWが距離測定を実施しないデバイスとを区別して、異なる手法でそれらを処理するように構成される。例えば、距離測定がデバイスQによりサポートされていない場合、デバイスQは、1ボタン押下接続工程から除外される。例えば、メッセージがデバイスQのディスプレイに示されるか、又は、そのデバイスへの接続をセットアップするホストが、異なる工程を要求する。
さらなる一実施形態において、デバイスWは、例えば、ポータブルデバイスの発見のために走査される範囲を照らすこと、又は、部屋のマップ及び範囲Rによりカバーされたエリアをディスプレイに示すことにより、モバイルデバイスのユーザーに対して範囲Rを視覚的にマークするように構成される。
無線通信システムの一実施形態は、無線ドックとして動作するホストデバイスWと、モバイルデバイスDxが無線ドッキングサーバーとの無線ドッキング接続をセットアップすることが可能であることを無線ネットワークを介して報知するモバイルデバイスDxとを含む。モバイルデバイスは、他の無線デバイスとの距離測定に関与することが可能である。接続ボタンを押したときに始動される接続シーケンスにおいて、ホストデバイスWは、デバイスWとデバイス{D1,…Dn}との間の距離を特定し、デバイスの集合{D1,…,Dn}のどの部分集合Sが所定の接続範囲R250内の距離をもつかを特定する。デバイスWは、部分集合Sのどの部分集合TがデバイスWのための認証済デバイスリストALの一部のモバイルデバイスであるかをさらに特定する。距離に基づいて、最も近いデバイスDxがドッキーとなるように選択される。無線ドックWから入来する接続要求を受信したとき、モバイルデバイスDxは、ホストデバイスWに接続し、例えば、デバイスWに装着されたI/O周辺機器{P1,…,Pn}のうちの1つ又は複数を使用して、無線ドッキングクライアントとして動作することを開始する。
ボタンBが押され、かつ、部分集合Sが単一のデバイスDxしか含まないとき、デバイスWは以下のように動作する。
デバイスDxが認証済リストALの一部ではない場合、デバイスWは、デバイスWとデバイスDxとの間のドッキング接続を安全に認証及びセットアップする工程を始動するか、又は、その工程に関与する。
デバイスDxがALの一部である場合、デバイスWは、以前に確立された認証情報を再使用して、デバイスDxへのドッキング接続をセットアップすることを始動する。
デバイスDxがデバイスWに現在接続されている場合、デバイスWがデバイスDxから接続解除する。
任意選択的に、接続シーケンスは、少なくとも1つのそれぞれのモバイルデバイスがホストデバイスに対するそれぞれの動きを示したか否かを検出することと、それぞれの動きに応じて接続シーケンスを適応させることとを有する。例えば、デバイスWとデバイスDxとの間において認証工程が実施される。認証工程において、デバイスWは、デバイスDxを動かすようにユーザーに通知し、デバイスWが、デバイスDxが動いていることと、範囲R内のすべての他のデバイスが静止状態に留まっていることとを検出した場合にのみ、デバイスWはデバイス認証工程を続ける。動きを検出することは、複数回の距離測定、又は、受信された信号のドップラーシフトなどの何らかの他のメカニズムに基づく。任意選択的に、Wは、加速度計を使用してそれ自体の運動を測定することにより、静止していることなどをデバイスWが知っているデバイスとの無線測距測定により、それ自体の運動を補償する。任意選択的に、接続シーケンスは、第1のデバイスが動きを示しているか否かを検出することと、第1のデバイスが動きを示している場合にのみ、第1のデバイスとホストデバイスとの間における新しい接続をセットアップすることとにより適応される。さらに、接続シーケンスは、第1のデバイスが動きを示しているか否かを検出することと、第1のデバイスが動きを示している場合にのみ、第1のデバイスを認証することとにより適応される。さらに、接続シーケンスは、それぞれのデバイスのうちの動いているモバイルデバイスを識別することであって、動いているデバイスがそれぞれの動きを示し、第1のモバイルデバイスと異なる、動いているモバイルデバイスを識別することと、続いて、新しい通信セッションを始動するために動いているモバイルデバイスを選択すること、又は、既存の通信セッションを終了するために動いているモバイルデバイスを選択することとにより適応される。
任意選択的に、Sが1つを上回るデバイスを含む場合、Bを押したとき、デバイスWは、さらに、以下のように動作する。デバイスWは、DyがリストALに載っている場合、以前に確立された認証情報を再使用して、(存在する場合には)ドックにまだ接続されていない、ドックへの最短距離をもつ部分集合SのデバイスDyへのドッキング接続をセットアップすることを始動する。任意選択的に、部分集合Sに含まれるがリストALに載っていないデバイスは、接続のために選択されることから除外されるか、又は、最短距離をもつことに基づいて、選択されることについてさらなる確認を必要とする。ボタンBが押されたときに、デバイスWがデバイスDzに接続されている場合、Wは、Dzとのそのドッキング接続を接続解除する。
上述の実施形態において、部分集合Sが単一のデバイスDxしか含まない場合、ボタンBが押されたとき、デバイスWは以下のように動作する。デバイスDxがデバイスWのための認証済デバイスのリストのデバイスではない場合、デバイスWは、デバイスWとデバイスDxとの間のドッキング接続を安全に認証及びセットアップする工程を始動するか、又は、その工程に関与する。デバイスDxがデバイスWに現在接続されている場合、デバイスWは、デバイスDxから接続解除する。
認証することは、WPS押しボタンペアリングを使用することをともない、その結果、WとDxとの両方が手の届く長さにあり、デバイスDxがドッキング接続をセットアップすることが可能な範囲R内の唯一のデバイスであることをデバイスWが既に特定しているので、第2のデバイスを検出するためのタイムアウトがはるかに短くなり得る。別の一実施形態において、デバイスWは、認証用情報を含むPIN又はQRコード(登録商標)、及び/又は、(例えば、Wに装着されたディスプレイに)2つのデバイスをどのようにペアリングするかに関する指示を表示し、これらはWPS又はDPP認証工程の一部である。代替的に、デバイスWは、PIN、NFC、指紋センサー、Ada、WFDSのデフォルトPIN、ディフィー・ヘルマン鍵交換、又は、任意の他のペアリング方法のキーパッド入力を使用する。
上述の認証工程は、接続セットアップ前、又は、接続セットアップ中に実行され、認証メカニズムに応じてデバイスW又はデバイスDxにより開始される。例えば、接続セットアップ要求は、802.11プロビジョン発見要求(Provision Discovery Request)、P2P GO交渉、802.11認証要求(Authentication Request)、及び/又は、この場合にはピアデバイスによりアドバタイズされたドッキングサービスである、デバイスが接続することを望むサービス関する情報を含む802.11関係要求(Association request)により実施される。
一実施形態において、デバイスW及びDxがペア付けされ接続された後、ピアデバイスの情報(例えば、デバイスUUID、MACアドレス、サービスインスタンス名、フレンドリ名、製品コード)、接続に関する情報(例えば、P2Pグループ情報)、及び、認証用情報が、例えば、内部記憶装置内において、又は、外部記憶装置において安全に認証済デバイスのリストを維持するホストデバイス及び/又はモバイルデバイスにより記憶される。このようなリストは、同じポータブルデバイスが同じドックとドッキングするとき、より速い接続セットアップ、及び、より少ないユーザー関与を可能にする。デバイスDxがデバイスWのための認証済デバイスリストのデバイスである場合、ホストデバイスWは、以前に確立された認証情報を再使用して、デバイスDxへのドッキング接続をセットアップすることを始動する。
任意選択的に、測距プロトコルは、それぞれのモバイルデバイスからそれぞれの認証情報データを伝達することを有し、ホストプロセッサは、それぞれの距離に基づいて選択されたそれぞれのデバイスに対する接続アクションを実行するとき、それぞれの認証情報データを使用するために構成される。例えば、認証済デバイスリストALに基づいて、デバイスWは、その内部記憶装置又は外部記憶装置から認証用情報を含む情報を入手する。入手は、発見されたデバイスDxにより報知する識別データに基づく。発見されたデバイスDxに接続要求を発する前に、デバイスWは、デバイスDxが記憶された認証情報に関する知識情報を実際に有すること、及び、デバイスDxが、例えば、以前に記憶されたMACアドレスなどの同じ情報を報知する別の、場合によっては悪意のあるデバイスではないことの証拠をデバイスDxに要求する。これは、DPPピア発見要求(Peer Discovery Request)フレームをデバイスDxに送信して、応答が有効であるか否かを確認するか、又は、概して、以前に記憶された認証情報に基づいて、デバイスWとDxとの間においてチャレンジ・レスポンスメッセージ交換を実施することにより達成され得る。関係構築前にこのようなメッセージを送信することは、デバイスDxがデバイスWと最後にドッキングされてから(例えば、プライバシー上の理由から)、デバイスDxがそのMACアドレスを変更しており、情報の一部のみ(例えば、デバイスUUID又はサービスインスタンス名)が依然として一致する場合にも有用である。さらに、その間にデバイスDxがリセットされている場合があり、もはやその記憶装置に、デバイスWに接続するための以前に確立された認証及び認証情報に関する情報を有しない場合がある。デバイスDxが以前に記憶された認証情報に関する知識情報を実際に有することを立証した後、デバイスWは、持続した接続を再度始める要求を含むプロビジョン発見要求を送信することにより、デバイスDx及び特に、そのドッキングサービスへの接続をセットアップするように要求する。
一実施形態において、ホストは、認証済デバイスに接続するように構成される。複数のモバイルデバイス、例えば、部分集合Sが接続範囲内にあるとき、ホストデバイスWは、部分集合Sのどの部分集合Tが、デバイスWのための認証済デバイスリストALの一部のデバイスであるかを特定する。Sが1つを上回るデバイスを含み、かつ、Tが空でない場合、ボタンBが押されたとき、ホストデバイスは、部分集合Tの各デバイスまでのそれぞれの距離を特定する。次に、デバイスWは、以前に確立された認証情報を再使用して、(存在する場合に)ドックにまだ接続されていない、ドックへの最短距離をもつ部分集合TのデバイスDyへのドッキング接続をセットアップすることを始動する。ボタンBが押されたときにデバイスWがデバイスDzに接続されている場合は、Dzとのそのドッキング接続を接続解除する。
一実施形態において、Sが1つを上回るデバイスを含む場合、ボタンBを押すことが例えば、デバイスWに装着されたディスプレイに示されるユーザーフィードバックを始動し、ドッキングすることが可能な複数のポータブルデバイスがドッキング範囲R内において探知されたこと、及び、どのポータブルデバイスに接続するかについて曖昧さが存在することを記載する。フィードバックは、ユーザーが範囲Rから外にデバイスのうちの1つを動かさなければならないこと、又は、例えば、デバイスを特定の指定された場所に置くこと、特定の動きを行うことにより、ホストデバイスWがどのデバイスに接続しなければならないかを別様に通知して、例えば、デバイスWに関係構築前発見情報の一部として特定の状態を報知するために、又は、ポータブルデバイスからデバイスWへの接続要求を始めるために、デバイスにおけるボタンを押すことを示す。フィードバックは、少なくとも1つの他のホストが近い範囲内にあることも示す。ホストは、混乱を防止するために、送信及びメッセージを連動させるために、例えば、プロトコルメッセージのための時間インターバルを無線接続範囲内における他のホストと通信し、及び/又は、それらの他のホストに情報(例えば、ポータブルデバイスとの近さ)を要求する。
一実施形態において、デバイスYに対して意図しない接続シーケンスを開始することが、以下のように防止される。ホストデバイスは、受信範囲内における様々なデバイスの位置及び/又は動きを監視し、それに基づいて、モバイルデバイスを除外するか、又は優先順位付けする。例えば、デバイスYが最近動かされていない場合、又は、デバイスYが、ホストデバイスが接続されたデバイスZの非常に近くに置かれているわけではない場合、又は、別のドックがデバイスYへの接続を現在始動している場合、モバイルデバイスYは接続シーケンスから除外される。さらに、例えば、デバイスYによりデバイスWに提供される関係構築前デバイス又はサービス発見情報における利用可能性なステータス及び/又はドッキングステータスを精査することにより、又は、デバイスYにより、又は関係構築前デバイス又はサービス発見を通して提供される隣接したドッキングステーションVにより提供されるP2Pグループ(クライアント/グループオーナー)情報を精査することにより、又は、デバイスYと隣接したドッキングステーションVとの間におけるプロビジョン発見、GO交渉、又は関係構築メッセージを精査することにより、又は、専用メッセージ(例えば、管理フレーム)を使用してデバイスY又はドッキングステーションVの現在の接続ステータス又はドッキングステータスに関して、デバイスY又はドッキングステーションVに直接的に情報を要求することにより、デバイスYが既に接続されている場合、デバイスYが除外される。
任意選択的に、ホストは、ユーザーが特定のデバイスにおいてアクティブであった、又は、特定のデバイスとの接続を確立した最後の時点を示した、それぞれのモバイルデバイスに対するタイムスタンプを記憶するように構成される。最も近い時点に使用されたデバイスは、ユーザーがドッキングすることを望むデバイスとして選択される。任意選択的に、例えば、隣接したアクセスポイント又はドックを使用して、机上の正確な位置が特定され、モバイルデバイスが机上のまさしく指定された地点に位置する場合に限り接続する。
接続範囲内においてモバイルデバイスが探知されず、かつ、部分集合Sが空である場合、デバイスWは、デバイスWに装着されたディスプレイにドッキングすることが可能なデバイスが接続範囲R内に置かれなければならないという情報を示す。
モバイルデバイスは、以下のように上述のシステムにおける使用のために構成されたモバイルプロセッサを含む。モバイルデバイスが、例えば、無線ドッキングサーバーとの無線接続をセットアップすることが可能であることを、モバイルデバイスは無線ネットワークを介して報知する。これは、(例えば、ASP P2P、Wi−Fi(登録商標) Aware、UPnP、mDNSを使用して)ドッキングサービスをアドバタイズするデバイスにより実行される。モバイルプロセッサは、さらに、例えば、802.11FTM距離測定手順をサポートすることにより、他の無線デバイスとの距離測定に関与することが可能である。最後に、モバイルプロセッサは、ホストデバイスに接続するように、及び、ホストデバイスに装着されたI/O周辺機器{P0,…,Pn}のうちの1つ又は複数を操作することを開始するように構成される。このような接続シーケンスは、好ましくは、さらなるユーザー対話を一切ともなわずに、無線ドックWから入来する接続要求を受信したときに開始される。
一実施形態において、第1のデバイスと第2のデバイスとの間における測距プロトコルは、認証情報(例えば、公開鍵)、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を含む、例えば、IEEE 802.11[参照符号1]に規定された測距プロトコルに追加される追加的な属性又は追加的なメッセージを含む。第2のデバイスは、測距プロトコルのためのメッセージ交換の一部として、このような認証情報、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を有する必要がある。対称であるために、さらに、第1のデバイスは、このような認証情報、認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を有する必要がある。測距プロトコルのメッセージにおいて認証情報、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を含む好ましいフィールドは、そのフィールドを伝達するそのフィールドの通知又は通知の少なくとも一部が、メッセージの送信又は到達時間を測定するために使用されるフィールドであるので、別のデバイスが、第1デバイスと第2のデバイスとの間の距離を測定するために使用されるメッセージに、その認証情報、又はその認証情報のハッシュ、又はその暗号化された認証情報を挿入することは、不可能ではないとしても非常に困難である。認証情報、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を搬送する通知が、距離を測定するために使用される通知に(時間的に)近いほど、又は、これらの通知間の重なりが大きいほど、より良い。このように、第1のデバイスは、測距プロトコルのメッセージにおける認証情報、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報が実際に、第1のデバイスが測距測定プロトコルを実行する相手方の第2のデバイスのものであることを確信し得る。一実施形態において、第1のメッセージプロセッサは、この認証情報、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を処理するように構成され、それが、例えば、Wi−Fi(登録商標)保護セットアッププロトコル、デバイスプロビジョニングプロトコル、ディフィー・ヘルマン鍵交換、及び/又は、4ウェイWPA2ハンドシェイクを使用して、首尾よくデバイス認証を実施し、及び相互の信頼性を確立した相手方のデバイスによりこれまで使用されてきた認証情報と一致しているか否かを検証する。一致している場合、第1のデバイスは、第1デバイスと第2のデバイスとの間の距離測定値が信頼され、信頼可能とみなされ得ると仮定する。一致しない場合、第1のデバイスは、第1デバイスと第2のデバイスとの間における距離測定値を信頼せず、例えば、他の実施形態において説明されるメカニズムを使用して、距離測定の信頼性を検証するための追加的なステップを実施する。別の一実施形態において、交換される測定値は、共有された鍵を使用して暗号化されるか、又は、第1デバイスと第2のデバイスとの間において実施された、より以前のデバイス認証工程中に立証された第1デバイスと第2のデバイスとの間において共有された認証情報から導出される。
代替的な実施形態において、第2のデバイスは、後の接続セットアップ中に使用される認証情報、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を含む必要がある。第1のメッセージプロセッサは、測定された距離を、その認証情報に関連する特定のデバイスと安全に相関させるために、受信された認証情報、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を、第1のデバイスと第2のデバイスとの間における測定された距離とともに処理及び記憶するように構成される。第1デバイスと第2のデバイスとの間の接続をセットアップしたとき、第1のデバイスは、デバイス認証を実施しているとき、例えば、Wi−Fi(登録商標)保護セットアッププロトコル、デバイスプロビジョニングプロトコル、ディフィー・ヘルマン鍵交換を実施している間に、及び/又は、4ウェイWPA2ハンドシェイクを実施している間に、同じ認証情報又はその導出物が使用されるか否かを検証する。そうすることにより、第1のデバイスは、第1のデバイスが接続しているデバイスが特定の距離測定が行われた対象のデバイスと同じデバイスであるかを特定し得る。特に、認証情報が公開鍵であった場合、及び、第1デバイスと第2のデバイスとの間の接続をセットアップすることが、測距測定における認証情報としての公開鍵に対応する秘密鍵を第2のデバイスが所有していることを、第2のデバイスがデバイス1に首尾よく証明したことを有していた場合、第2のデバイスは第1のデバイスが距離を測定した相手方であり、偽物ではないことを、第1のデバイスが確信し得る。
さらなる一実施形態において、接続のセキュリティーは、以下のように強化される。モバイルデバイスDxは、どのホストデバイスがFTM工程などの測距プロトコルを介した距離測定を実施したかを記録するように構成される。モバイルデバイスは、それ自体の距離測定を実施し、ホストにより測定された距離をそれ自体の距離測定と相関させる。ホスト測定値とモバイル測定値との間に大幅な差が存在する場合、接続セットアップが停止される。モバイルデバイスは、続いて、入来接続又は認証要求が実際にドックから来ているか否か、及び、それが、事前設定された期間内に第2のデバイスによりアプローチされていないことを確認するように構成される。
さらなる一実施形態において、ホストデバイス及びモバイルデバイスは、以下のように、接続をセットアップしている間の強化されたセキュリティーのために構成される。測距プロトコル中、測距メッセージのうちの1つの一部として、ホストデバイス及び/又はモバイルデバイスの識別データ及び/又は認証情報が交換される。このような識別データ又は認証情報は、暗号により保護され、及び/又は、測距プロトコルにおけるプロトコルメッセージの他の部分にリンクされる。後の時点で、接続をセットアップするためにモバイルデバイスが選択されたとき、交換された識別データ及び/又は認証情報が認証のために再度使用される。例えば、ドックからの公開鍵のハッシュは、距離測定中に受信され、チャレンジ・レスポンスプロトコルのために、又は、接続セットアップ中の検証のために使用される。デバイスは、この時点で、距離測定に関与しているデバイスが、この時点で認証されているデバイスと同じデバイスであるか否かを効果的に検証する。距離ベースの測定をより信頼できるものとすることにより、それは、信頼可能な接近ベースのサービスのための実行可能なツールになる。人が近くの無線キーボード、近くの無線記憶デバイス、近くのセンサー、又は、近くの無線ウェブカメラに接続するとき、その人が正しいものに接続しており、その人がしていることを監視、コピー、又は追跡することを望む何らかの中間者デバイスに接続していないことを、その人が確信することを望むことが、一使用例として挙げられる。
さらなる一実施形態において、距離測定は、少なくとも3つのデバイスを関与させて実施される。さらに、例えば、距離測定値又は接続セットアップのために、特定の指定された短い時間枠内において、2つのドックがモバイルデバイスにアプローチすることを不可能にすることにより、悪意のある又は意図しない接続が防止される。
マルチデバイス構成において、第1のデバイスは、第1デバイスと第3のデバイスとの間の接続をセットアップすることを決定するために、第3のデバイスとの距離測定を実施する。この場合、第1のデバイス又は第3のデバイスが、距離測定を実施するために第2のデバイスによりさらにアプローチされた場合、第1のデバイスが、第2のデバイスと第3のデバイスとが独立して動作しているか否か、又は、第2のデバイスと第3のデバイスとが距離測定を実施するために連携しているか否かを(すなわち、第2のデバイスによる第1のデバイスとの、及び/又は、第3のデバイスによる第1のデバイスとの距離測定を実施することによりもたらされる互いに対する/互いからの距離測定データを第2及び第3のデバイスが送信/受信することにより)検証することができる場合、及び、第3のデバイスが、第1のデバイスと第2のデバイスとが独立して動作しているか、距離測定を実施するために連携していているか否かを検証することができる場合、それが有益である。それらが連携していない場合、第2のデバイスは、敵対的デバイスがなりすまされたデバイスと同様の距離にあると測定デバイスに信じさせることにより、第1のデバイス又は第3のデバイスになりすまそうと試みる、又は、それ自体の距離測定を行うことにより、敵対的デバイスがなりすまされたデバイスより実際に近いと測定デバイスに信じさせようと試みる敵対的デバイスである。可能な実施形態において、デバイスが指定された短い期間内に2つ以上の異なるデバイスから距離測定フレームを受信した場合、又は、それらの2つのデバイスのうちの第1のものがその測定要求を送信することを開始した後、事前設定された時点より早い時点で、2つ以上の異なるデバイスからの距離測定要求フレームが到達した場合(例えば、距離測定を実施するために連携する2つのデバイスが互いの後の少なくとも特定の指定された期間にそれらの測定フレームを発し、それらの測定値を相応に連動させる必要があることをプロトコルにおいて合意している場合)、デバイスは、距離測定要求フレームを拒絶するように、及び/又は、他の2つのデバイスからの認証要求を拒絶するように、及び/又は、他の2つのデバイスへの接続をセットアップすることを拒絶するように構成される。
別の可能な実施形態において、2つのデバイスが第3のデバイスと距離測定を実施するために連携している場合、これらのデバイスの両方が、その受信された認証情報に基づく第3のデバイスと第1のデバイスとの間におけるチャレンジ・レスポンス交換、及び、その受信された認証情報に基づく第3のデバイスと第2のデバイスとの間におけるチャレンジ・レスポンス交換を実施することにより、両方のデバイスから距離測定要求フレームを受信したとき、それらの有効性のために第3のデバイスにより検証され得る、それらが第3のデバイスとともに実行する距離測定プロトコルの一部としての共通の認証情報(例えば、共通の対称鍵、公開/秘密鍵ペア)、又は認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を有する必要がある。従って、この実施形態は、加えて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間における無線接続のセットアップを容認するか否かを決定するための方法及び第1のデバイスに関し、第1のデバイスは、距離測定を実施するために第3のデバイスによりさらにアプローチされ、本方法は、
第2のデバイスと第3のデバイスとの各々に対する少なくとも距離測定を実施することにおいて、第2のデバイス及び第3のデバイスと連携することと、
第2のデバイスと第3のデバイス異なるデバイスとから距離測定フレームを受信することと、
次の条件、すなわち、
a)受信された距離測定フレームが所定の期間内に受信されたことと、
b)2つ以上の異なるデバイスからの距離測定要求フレームが、それらの2つのデバイスのうちの第1のものがその測定要求を送信することを開始した後、事前設定された時点より早い時点で到達したことと、
のうちの少なくとも1つが満たされている場合に、無線接続のセットアップを容認しないと決定することと、
を有する。
代替的に、他の2つのデバイスから距離測定要求フレーム、及び、共通の認証情報、認証情報のハッシュ、又は暗号化された認証情報を受信したデバイスは、デバイスと他の2つのデバイスの各々との間においてデバイス認証を実施している間、例えば、Wi−Fi(登録商標)保護セットアッププロトコル、デバイスプロビジョニングプロトコル、ディフィー・ヘルマン鍵交換を実施している間、及び/又は、4ウェイWPA2ハンドシェイクを実施している間に、共通の認証情報、又はその導出物が使用されていないか、使用されることについて正しく検証されることができない場合、それらの2つのデバイスのうちの任意のデバイスとの接続をセットアップすることを拒絶する。第1のデバイスと第2のデバイス又は第3のデバイスとの間における無線接続のセットアップを容認するか否かを決定するための方法は、
第2のデバイスと第3のデバイスとの各々に対する距離測定を実施することにおいて、第2のデバイス及び第3のデバイスと連携することと、
第2デバイス及び第3のデバイスの共通の認証情報を受信することと、
共通の認証情報又はその導出物がデバイスと他の2つのデバイスの各々との間においてデバイス認証を実施している間に、使用されていないか、又は、使用されることが正しく検証されることができない場合、無線接続のセットアップを容認しないと決定することと、
を有する。
図4は、単一ボタン接続を可能にされたモバイルデバイスのための方法を示す。まず、ホストデバイスとして機能するデバイスとモバイルデバイスとして機能するさらなるデバイスとの間において、測距プロトコルに従って、距離測定が実施される。デバイスは、距離140ぶん物理的に離れている。測距プロトコルは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間において距離を特定するためのものである。第1のデバイス及び第2のデバイスは図1に示される第1デバイス及び第2のデバイスと同様であり、図1〜図3を参照しながらさらに説明される。方法は、モバイルデバイスにおいてモバイルプロセッサにより実行される。
測距プロトコル及び距離測定は、また、受信された値に基づいて異なるデバイスにおけるプロセッサにより、及び/又は、異なる時点において実行されてよいことに留意されたい。例えば、本方法は、測距プロトコルに能動的に関与しないが、すべてのメッセージを受信した、及び、第3のデバイスとデバイスとの間の距離を把握した第3のデバイスにおいて実行される。第1のデバイスに近い距離にある場合、第3のデバイスは、測距プロトコルのプロトコルメッセージを受信することによりすべてのデータを検証し得る。
モバイルデバイスにおける方法は、ノードSTART401から始まる。第1のステージRCV402において、モバイルデバイスは、測距プロトコルを始めるために、ホストからメッセージを受信する。ステージRNGP403において、本方法は、図2を参照して説明されるように、測距プロトコルを実行し、時間測定を実施する。本方法は、このステージにおいて、特定された距離を取得して、ホストに距離を伝達する。次に、ステージWAPE404において、本方法は、ホストデバイスから接続メッセージを受信するために、応答期間の間待つ。応答期間は、測距プロトコルを実行した時点から始まる。ホストからの接続メッセージは、ホストとの接続に関係する。メッセージが受信されない場合、本方法は、測距プロトコルに応答するその初期状態を再開する。次に、接続メッセージが受信された場合、ステージCONN405において、本方法は、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することに続く。接続メッセージは、モバイルデバイスにおいて検証及び/又は使用される距離測定データ又は認証情報データを含む。例えば、ホストは、モバイルデバイスに認証情報データを含む接続要求を送信する。モバイルデバイスは、接続メッセージに応答して接続ステップを実行し、認証情報データを使用及び/又は検証する。本方法は、この時点で、ノードEND406において終了する。
図5は、単一ボタン接続を可能にされたホストデバイスのための方法を示す。ホストデバイスは、上述の接続ボタンを含むユーザーインターフェースを備える。距離測定は、上述のように測距プロトコルに従ってモバイルデバイスと通信することにより実施される。
本方法は、ノードSTART501から始まる。第1のステージBUP502において、本方法は、ユーザーインターフェースを制御し、接続ボタンを監視する。ユーザーがボタンを押したとき、本ステージが、ユーザーが接続ボタンを有効化したことを検出する。次に、ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスが実行され、接続シーケンスは、以下のステージを含む。第1のステージRGP−N503において、ホストデバイスは、無線通信範囲内における1つ又は複数のそれぞれのモバイルデバイスと測距プロトコルを実行する。測距プロトコルに従って1つ又は複数のそれぞれの距離が特定される。それぞれの距離の各々は、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間におけるものである。次に、ステージSELS504において、それぞれの距離のうちの最短距離が選択される。次に、ステージIDM505において第1のモバイルデバイスは、それぞれのデバイスのうちから識別され、第1のモバイルデバイスは最短距離をもつ。続いて、ステージCONA506において、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションが実行される。本方法は、この時点で、ノードEND507において終了する。
以下でさらに説明されるように、位置情報を保護するために、コンピュータにおいて実行されたときに上述の方法を実施するためのプログラムコード命令を含む、ネットワークからダウンロード可能な、及び/又は、コンピュータ可読媒体及び/又はマイクロプロセッサにより実行可能な媒体に記憶されたコンピュータプログラム製品が提供される。
上述のシステムは、例えば、屋内及び屋外の短距離無線通信システムにおいて適用され、距離を測定することは、測距プロトコルを介してサポートされる。例えば、システムは、Wi−Fi(登録商標)、Wi−Fi(登録商標) Aware、又はWi−Fi(登録商標) Directをサポートするポータブルデバイス及び据置型デバイスに適用され得る。測距プロトコルは、802.15.7、802.11、802.15.4、ZigBee(登録商標)、Thread、又は、Bluetooth(登録商標) Smartとしても知られるBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)などの確立されたRF通信規格を使用する。
典型的には、接続ボタンを押したときに、距離を測定するために、及び、接続シーケンスを実行するために対話するホストデバイス及びモバイルデバイスの各々が、デバイスに記憶された適切なソフトウェアを実行するプロセッサを備え、例えば、そのソフトウェアは、対応するメモリ、例えば、揮発性メモリ例えばRAM、又は不揮発性メモリ例えばフラッシュ(図示されない)にダウンロード及び/又は記憶されたものである。デバイス及びサーバーは、例えば、マイクロプロセッサ及びメモリ(図示されない)を備える。代替的に、デバイス及びサーバーは、全体的に、又は部分的に、例えば、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)として、プログラム可能論理回路において実施される。デバイス及びサーバーは、全体的に、又は部分的に、いわゆる特定用途向け集積回路(ASIC)、すなわち、それらの特定の使用のためにカスタマイズされた集積回路(IC)として実施されてよい。例えば、回路は、例えば、ハードウェア記述言語、例えば、Verilog、VHDLなどを使用してCMOSにおいて実施される。
当業者に明らかなように、本方法を実行する多くの異なる手法が可能である。例えば、ステージ又はステップの順序は変えられ得るか、又は、いくつかのステージは並行して実行される。さらに、ステップ間に他の方法ステップが挿入されてよい。挿入されたステップは、例えば、本明細書において説明される方法の改良例を表すか、又は、本方法に無関係である。
本発明に従った方法は、ソフトウェアを使用して実行されてよく、ソフトウェアは、プロセッサシステムがそれぞれの方法を実施することをもたらすための命令を含む。ソフトウェアは、システムの特定のサブエンティティにより行われるステップのみを含むものであってよい。ソフトウェアは、適切な記憶媒体、例えば、ハードディスク、フロッピー、メモリなどに記憶される。ソフトウェアは、有線で、又は無線で、又は、データネットワーク、例えば、インターネットを使用して信号として送信される。ソフトウェアは、ダウンロードのために、及び/又は、サーバーにおける遠隔使用のために利用可能とされ得る。本発明に従った方法は、本方法を実施するために、プログラム可能論理回路、例えば、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)を構成するように構成されたビットストリームを使用して実行される。ソフトウェアは、ソースコードの形態、オブジェクトコードの形態、ソースコードとオブジェクトコードとの中間のコード、例えば、部分的にコンパイルされた形態で、又は、本発明に従った方法の実施態様における使用に適した任意の他の形態であることが理解される。コンピュータプログラム製品に関する一実施形態は、記載される方法のうちの少なくとも1つの処理ステップの各々に対応したコンピュータにより実行可能な命令を含む。これらの命令は、サブルーチンに再分割されてよく、及び/又は、静的に、又は動的にリンクされてよい1つ又は複数のファイルに記憶されてよい。コンピュータプログラム製品に関する別の一実施形態は、記載されるシステム及び/又は製品のうちの少なくとも1つの手段の各々に対応したコンピュータにより実行可能な命令を含む。
図6aは、コンピュータプログラム1020を含む書き込み可能部分1010を含むコンピュータ可読媒体1000を示し、コンピュータプログラム1020は、図1〜図5を参照して説明されるように、プロセッサシステムがシステムにおいて上述の方法のうちの1つ又は複数を実施することをもたらすための命令を含む。コンピュータプログラム1020は、物理的なマークとして、又は、コンピュータ可読媒体1000の磁化によりコンピュータ可読媒体1000において具現化されてよい。しかし、任意の他の適切な実施形態もさらに考えられる。さらに、コンピュータ可読媒体1000が本例において光ディスクとして示されるが、コンピュータ可読媒体1000は、任意の適切なコンピュータ可読媒体、例えば、ハードディスク、ソリッドステートメモリ、フラッシュメモリなどであり、書き込み不能、又は書き込み可能であることが理解される。コンピュータプログラム1020は、プロセッサシステムが本方法を実施することをもたらすための命令を含む。
図6bは、図1〜図5を参照して説明されるようなデバイス又はサーバーの一実施形態によるプロセッサシステム1100の概略図を示す。プロセッサシステムは、回路1110、例えば、1つ又は複数の集積回路を備える。回路1110のアーキテクチャは、図に概略的に示される。回路1110は、一実施形態による方法を実行する、及び/又は、そのモジュール又はユニットを実現するコンピュータプログラムコンポーネントを動作させるための処理ユニット1120、例えば、CPUを備える。回路1110は、プログラムコード、データなどを記憶するためのメモリ1122を備える。メモリ1122の一部は、読み出し専用であってよい。回路1110は、通信要素1126、例えば、アンテナ、コネクタ、又はその両方などを備える。回路1110は、本方法において規定される処理の一部又はすべてを実施するための専用集積回路1124を備える。相互接続体1130、例えば、バスを介してプロセッサ1120、メモリ1122、専用IC1124、及び通信要素1126は、互いに接続される。プロセッサシステム1110は、アンテナ及び/又はコネクタを使用して、それぞれ、接触及び/又は非接触通信のために構成されてよい。
要約すると、無線通信システムは、無線通信のために、及び距離測定値のために構成されたホストデバイス及びモバイルデバイスを含む。ホストデバイスは、接続ボタンを備えるユーザーインターフェースを含み、ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するように構成される。接続シーケンスは、まず、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間のそれぞれの距離を特定する。最短距離が選択され、最短距離をもつ第1のモバイルデバイスが識別される。次に、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションが実行される。モバイルデバイスは、測距プロトコルを実行するために、及び、続いて接続メッセージを受信したときに、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行するために構成される。モバイルデバイスのユーザーが選択されたホストデバイスにおける単一のボタンを押したとき、接続が効果的に確立される。
以下の付記項は請求項ではないが、本発明の様々な実施形態に関係する。出願人は、これにより、本出願の、又は、本出願から派生した任意のさらなる出願の手続中に、このような付記項、並びに/又は、このような付記項及び/若しくは説明から得られる特徴の組み合わせに対して新しい請求項が作成されてよいことを通知する。
1.モバイルデバイスとの無線通信のために構成されたホストデバイスであって、
各モバイルデバイス(120、120’)が、モバイル送受信器(121)とモバイルプロセッサ(122)とを備え、
モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、
モバイルプロセッサが、往復時間測定に基づいてホストとモバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のために構成され、
ホストデバイス(110)が、
− 通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器(111)と、
− 測距プロトコルを介した距離測定のために構成されたホストプロセッサ(112)と、
− 接続ボタン(115)を備えるユーザーインターフェース(113)と、
を備え、
ホストプロセッサが、ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するように構成され、
接続シーケンスが、
無線通信範囲内のそれぞれのモバイルデバイスとともに測距プロトコルを実行することにより、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することであって、それぞれの距離の各々が、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間における距離である、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
それぞれの距離のうちの最短距離を選択することと、
それぞれのデバイスのうちの第1のモバイルデバイスを識別することであって、第1のモバイルデバイスが、最短距離をもつ、第1のモバイルデバイスを識別することと、
第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
を有する、
ホストデバイス。
2.接続シーケンスが、
通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することを有し、通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在しない場合、接続アクションが、
通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における新しい通信セッションを始動することを有する、
付記項1に規定されるホストデバイス。
3.接続シーケンスが、
通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することと、通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在しない場合、
通信プロトコルに従ったさらなるモバイルデバイスとホストデバイスとの間におけるさらなる通信セッションが存在するか否かを判定することと、通信プロトコルに従ったさらなるモバイルデバイスとホストデバイスとの間におけるさらなる通信セッションが存在する場合、接続アクションが、
さらなるデバイスとホストデバイスとの間におけるさらなる通信セッションを終了することを始動することを有する、
付記項1又は付記項2に規定されるホストデバイス。
4.接続シーケンスが、
通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することを有し、通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在する場合、接続アクションが、
通信プロトコルに従った第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションを終了することを始動することを有する、
先行する付記項のいずれか一項に規定されるホストデバイス。
5.接続シーケンスが、
第1のデバイスとホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在する場合、
それぞれの距離のうちで2番目に短い距離を選択することと、
それぞれのデバイスのうちの第2のモバイルデバイスを識別することであって、第2のモバイルデバイスが、2番目に短い距離をもつ、第2のモバイルデバイスを識別することと、
通信プロトコルに従った第2のデバイスとホストデバイスとの間における新しい通信セッションを始動することと、
を有する、
付記項4に規定されるホストデバイス。
6.接続アクションが、
通信プロトコルに従って第1のデバイスを認証することと、
第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるか否かを判定することと、第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスでない場合、第1のデバイスの成功した認証時に、認証済デバイスリストを更新することと、
第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるか否かを判定することと、第1のデバイスが認証済デバイスリストのデバイスである場合、第1のデバイスへの接続をセットアップするために以前に確立された認証情報を再使用することと、
のうちの少なくとも1つを有する、
先行する付記項のいずれか一項に規定されるホストデバイス。
7.接続シーケンスが、
最短距離が所定の接続範囲を越えているか否かを判定することと、最短距離が所定の接続範囲を越えている場合、
接続シーケンスを停止することと、
モバイルデバイスが所定の接続範囲の外側にあることをユーザーに通知することと、
モバイルデバイスがホストに向けて動かされる必要があることをユーザーに示すことと、
限られた期間において、最短距離が所定の接続範囲未満となるまで、それぞれの距離を特定することと最短距離を選択することとのステージを繰り返し、最短距離が所定の接続範囲未満となった場合、接続アクションを実行することに続くことと、
のうちの少なくとも1つに続くことと、
を有する、
先行する付記項のいずれか一項に規定されるホストデバイス。
8.接続シーケンスが、
所定の接続範囲内におけるモバイルデバイスの総数を特定することと、
総数が所定の数を上回っている場合に、総数が所定の接続範囲の内側において許容されるデバイスの所定の数を上回っていることをユーザーに通知することと、
総数が所定の数を上回っている場合に、接続範囲から1つ又は複数のモバイルデバイスを除去することをユーザーに要求することと、
総数が所定の数を上回っている場合に、接続シーケンスを停止することと、
総数が1である場合に、選択することと識別することとをスキップするとともに、接続アクションを実行することに続くことと、
のうちの少なくとも1つに続くことと、
を有する、
先行する付記項のいずれか一項に規定されるホストデバイス。
9.接続シーケンスが、
少なくとも1つのそれぞれのモバイルデバイスがホストデバイスに対するそれぞれの動きを示したか否かを検出することと、
それぞれの動きに応じて接続シーケンスを適応させることと、
を有する、
先行する付記項のいずれか一項に規定されるホストデバイス。
10.接続シーケンスが、
第1のデバイスが動きを示しているか否かを検出して、第1のデバイスが動きを示している場合にのみ、第1のデバイスとホストデバイスとの間における新しい接続をセットアップすることと、
第1のデバイスが動きを示しているか否かを検出して、第1のデバイスが動きを示している場合にのみ、第1のデバイスを認証することと、
それぞれのデバイスのうちの動いているモバイルデバイスを識別することであって、動いているデバイスが、それぞれの動きを示し、第1のモバイルデバイスと異なる、動いているモバイルデバイスを識別することに、
新しい通信セッションを始動するために動いているモバイルデバイスを選択することと、
既存の通信セッションを終了するために動いているモバイルデバイスを選択することと、
のうちの少なくとも1つが続くことと、
のうちの少なくとも1つにより適応される、
付記項9に規定されるホストデバイス。
11.測距プロトコルが、それぞれのモバイルデバイスからそれぞれの認証情報データを伝達することを有し、ホストプロセッサが、それぞれの距離に基づいて選択されたそれぞれのデバイスに対する接続アクションを実行するときに、それぞれの認証情報データを使用するために構成される、
又は、
ホストプロセッサが、モバイルデバイスにより測定された少なくとも1つの追加的な距離を受信するために、及び、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間におけるそれぞれの距離を特定するときに、追加的な距離を使用するために構成された、
先行する付記項のいずれか一項に規定されるホストデバイス。
12.ホストデバイス(110)とモバイルデバイス(120、120’)とを備え、
ホストデバイスが、
通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器(111)と、
測距プロトコルを介した距離測定のために構成されたホストプロセッサ(112)と、
接続ボタン(115)を備えるユーザーインターフェース(113)と、
を備え、
ホストプロセッサが、ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するように構成され、
接続シーケンスが、
無線通信範囲内におけるそれぞれのモバイルデバイスに通信することにより、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することであって、それぞれの距離の各々が、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間における距離である、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
それぞれの距離のうちの最短距離を選択することと、
それぞれのデバイスのうちの第1のモバイルデバイスを識別することであって、第1のモバイルデバイスが、最短距離をもつ、第1のモバイルデバイスを識別することと、
第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
を有し、
モバイルデバイスが、モバイル送受信器(121)とモバイルプロセッサ(122)とを備え、
モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、
モバイルプロセッサが、
測距プロトコルを実行するために、
測距プロトコルを実行した時点から始まる応答期間内にホストデバイスから接続メッセージを受信するために、
接続メッセージに応答して、モバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行するために
構成される、
無線通信システム。
13.モバイルデバイス(120、120’)との無線通信のためのホストデバイス(110)における使用のためのホスト方法であって、
各モバイルデバイスが、モバイル送受信器(121)とモバイルプロセッサ(122)とを備え、
モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、
モバイルプロセッサが、往復時間測定に基づいてホストとモバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のために構成され、
ホストデバイスが、
通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器(111)と、
測距プロトコルを介した距離測定のために構成されたホストプロセッサ(112)と、
接続ボタン(115)を備えるユーザーインターフェース(113)と、
を備え、
ホスト方法が、
ユーザーが接続ボタンを有効化したことを検出するステップと、
ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するステップと、
を有し、
接続シーケンスが、
無線通信範囲内のそれぞれのモバイルデバイスとともに測距プロトコルを実行することにより、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することであって、それぞれの距離の各々が、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間における距離である、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
それぞれの距離のうちの最短距離を選択することと、
それぞれのデバイスのうちの第1のモバイルデバイスを識別することであって、第1のモバイルデバイスが、最短距離をもつ、第1のモバイルデバイスを識別することと、
第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
を有する、
ホスト方法。
14.ホストデバイスとの無線通信のためのモバイルデバイスにおける使用のためのモバイル方法であって、
モバイルデバイス(120、120’)が、モバイル送受信器(121)とモバイルプロセッサ(122)とを備え、
モバイル送受信器が、通信プロトコルに従った無線通信のために構成され、
モバイルプロセッサが、往復時間測定に基づいてホストとモバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のために構成され、
ホストデバイス(110)が、
通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器(111)と、
測距プロトコルを介した距離測定のために構成されたホストプロセッサ(112)と、
接続ボタン(115)を備えるユーザーインターフェース(113)と、
を備え、
ホストプロセッサが、ユーザーが接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するように構成され、
接続シーケンスが、
無線通信範囲内のそれぞれのモバイルデバイスとともに測距プロトコルを実行することにより、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することであって、それぞれの距離の各々が、ホストとそれぞれのモバイルデバイスとの間における距離である、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
それぞれの距離のうちの最短距離を選択することと、
それぞれのデバイスのうちの第1のモバイルデバイスを識別することであって、第1のモバイルデバイスが、最短距離をもつ、第1のモバイルデバイスを識別することと、
第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
を有し、
モバイル方法が、
測距プロトコルを実行するステップと、
測距プロトコルを実行した時点から始まる応答期間内にホストデバイスから接続メッセージを受信するステップと、
接続メッセージに応答して、第1のモバイルデバイスとホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行するステップと、
を有する、
モバイル方法。
15.ネットワークからダウンロード可能な、及び/又は、コンピュータ可読媒体及び/又はマイクロプロセッサにより実行可能な媒体に記憶されたコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータプログラム製品が、
コンピュータにおいて実行されたときに付記項13又は付記項14に記載の方法を実施するためのプログラムコード命令を含む、
コンピュータプログラム製品。
明確となるように、上述の説明が異なる機能ユニット及びプロセッサを参照しながら本発明の実施形態を説明していることが理解される。しかしながら、本発明から逸脱することなく、異なる機能ユニット又はプロセッサの間における機能の任意の適切な分散が使用されてよいことが明らかとなる。例えば、独立したユニット、プロセッサ、又は制御装置により実施されることが示される機能は、同じプロセッサ又は制御装置により実施される。従って、特定の機能ユニットへの参照は、厳密な理論的な、又は物理的な構造又は組織を表すわけではなく、説明される機能を提供する適切な手段への参照とみなされるにすぎない。本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせを含む任意の適切な形態で実施されてよい。
本明細書において、「備える(含む、有する、もつ)」という用語は、列記された要素又はステップ以外の要素又はステップのいずれの存在も排除せず、要素に先行する英語の「a(不定冠詞)」又は「an(不定冠詞)」に対応する表現が複数のこのような要素の存在を排除しないこと、いずれの参照符号も請求項の範囲を限定しないこと、本発明がハードウェアとソフトウェアとの両方により実施されてよいこと、及び、いくつかの「手段」又は「ユニット」が同一物であるハードウェア又はソフトウェアにより表されてよく、及び、プロセッサが、場合によってはハードウェア要素と連携して、1つ又は複数のユニットの機能を満たしてよいことに留意されたい。さらに、本発明は、実施形態に限定されず、本発明は、上述の、又は相互に異なる従属請求項に記載された新しい特徴又は特徴の組み合わせの各々に内在する。
参考文献:
[1]IEEE P802.11−REVmc/D4.2、2015年9月
IEEE Standard for Information technology
Telecommunications and information exchange between systems
Local and metropolitan area networks
Specific requirements
Part 11:Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications
10.24.6章、Fine timing measurement procedure、1773〜1784頁

Claims (15)

  1. モバイルデバイスとの無線通信のためのホストデバイスであって、
    各モバイルデバイスが、通信プロトコルに従った無線通信のためのモバイル送受信器と、往復時間測定に基づいて前記ホストデバイスと前記モバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のためのモバイルプロセッサとを備え、
    前記ホストデバイスが、
    前記通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器と、
    前記測距プロトコルを介した距離測定のためのホストプロセッサと、
    接続ボタンを備えるユーザーインターフェースと、
    を備え、
    前記ホストプロセッサは、ユーザーが前記接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行し、
    前記接続シーケンスが、
    無線通信範囲内のそれぞれのモバイルデバイスで前記測距プロトコルを実行することにより、1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することであって、前記それぞれの距離が、前記ホストデバイスとそれぞれのモバイルデバイスとの間における距離である、前記1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
    第1のモバイルデバイスが前記ホストデバイスに対する動きを示したか否かを検出することと、前記第1のモバイルデバイスが前記ホストデバイスに対する動きを示した場合、
    前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
    を有する、
    ホストデバイス。
  2. 前記接続シーケンスは、
    前記それぞれの距離のうちの最短距離を選択することと、
    前記それぞれのモバイルデバイスのうちの前記最短距離をもつ最も近いモバイルデバイスを識別することと、
    前記最も近いモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
    を有する、請求項1に記載のホストデバイス。
  3. 前記接続シーケンスは、
    前記通信プロトコルに従った前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することを有し、前記通信プロトコルに従った前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在しない場合、前記接続アクションが、
    前記通信プロトコルに従った前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における新しい通信セッションを始動すること
    を有する、
    請求項1又は2に記載のホストデバイス。
  4. 前記接続シーケンスは、
    前記通信プロトコルに従った前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することと、前記通信プロトコルに従った前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在しない場合、
    前記通信プロトコルに従ったさらなるモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間におけるさらなる通信セッションが存在するか否かを判定することと、前記通信プロトコルに従った前記さらなるモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間におけるさらなる通信セッションが存在する場合、前記接続アクションが、
    前記さらなるモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における前記さらなる通信セッションを終了することを始動すること
    を有する、
    請求項1又は2に記載のホストデバイス。
  5. 前記接続シーケンスは、
    前記通信プロトコルに従ったさらなるデバイスと前記ホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在するか否かを判定することを有し、前記通信プロトコルに従った前記さらなるデバイスと前記ホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在する場合、前記接続アクションは、
    前記通信プロトコルに従った前記さらなるデバイスと前記ホストデバイスとの間における前記既存の通信セッションを終了することを始動すること
    を有する、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載のホストデバイス。
  6. 前記接続シーケンスは、前記最も近いモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における既存の通信セッションが存在する場合に、
    前記それぞれの距離のうちで2番目に短い距離を選択することと、
    前記それぞれのモバイルデバイスのうちの前記2番目に短い距離をもつ第2のモバイルデバイスを識別することと、
    前記通信プロトコルに従った前記第2のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における新しい通信セッションを始動することと、
    を有する、請求項2に記載のホストデバイス。
  7. 前記接続アクションは、
    前記通信プロトコルに従って前記第1のモバイルデバイスを認証することと、
    前記第1のモバイルデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるか否かを判定し、前記第1のモバイルデバイスが前記認証済デバイスリストのデバイスではない場合、前記第1のモバイルデバイスの成功した認証時に、前記認証済デバイスリストを更新することと、
    新しい通信セッションのために選択された前記モバイルデバイスが認証済デバイスリストのデバイスであるか否かを判定し、前記新しい通信セッションのために選択された前記モバイルデバイスが前記認証済デバイスリストのデバイスである場合、前記選択されたモバイルデバイスへの接続をセットアップするために以前に確立された認証情報を再使用することと、
    のうちの少なくとも1つを有する、請求項1乃至6の何れか一項に記載のホストデバイス。
  8. 前記接続シーケンスは、
    新しい通信セッションのために選択された前記モバイルデバイスの距離が所定の接続範囲を越えているか否かを判定することを有し、前記新しい通信セッションのために選択された前記モバイルデバイスの距離が所定の接続範囲を越えている場合、
    前記接続シーケンスを停止することと、
    前記モバイルデバイスが前記所定の接続範囲の外側にあることを前記ユーザーに通知することと、
    前記モバイルデバイスが前記ホストデバイスに向けて動かされる必要があることを前記ユーザーに示すことと、
    限られた期間において、最短距離が前記所定の接続範囲未満となるまで、前記それぞれの距離を特定することと前記最短距離を選択することとを繰り返し、前記最短距離が前記所定の接続範囲未満である場合、前記接続アクションを実行することに続くことと、
    のうちの少なくとも1つに続く、
    請求項1乃至7の何れか一項に記載のホストデバイス。
  9. 前記接続シーケンスは、
    所定の接続範囲内におけるモバイルデバイスの総数を特定することを有し、
    前記総数が所定の数を上回っている場合、前記総数が前記所定の接続範囲の内側において許容されるデバイスの所定の数を上回っていることを前記ユーザーに通知することと、
    前記総数が所定の数を上回っている場合、前記接続範囲から1つ又は複数のモバイルデバイスを除去することを前記ユーザーに要求することと、
    前記総数が所定の数を上回っている場合、前記接続シーケンスを停止することと、
    前記総数が1である場合、選択することと識別することとをスキップするとともに、前記接続アクションを実行することに続くことと、
    のうちの少なくとも1つに続く、
    請求項1乃至8の何れか一項に記載のホストデバイス。
  10. 前記接続シーケンスは、
    前記最も近いモバイルデバイスが前記動きを示したか否かを検出して、前記最も近いデバイスが前記動きを示した場合にのみ、前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間における新しい接続をセットアップすることと、
    前記最も近いモバイルデバイスが前記動きを示したか否かを検出して、前記最も近いデバイスが前記動きを示した場合にのみ、前記第1のモバイルデバイスを認証することと、
    前記最も近いモバイルデバイスが前記動きを示したか否かを検出して、前記最も近いデバイスが前記動きを示さなかった場合にのみ、続いて、
    新しい通信セッションを始動するために、前記最も近いモバイルデバイスを選択することと、
    既存の通信セッションを終了するために、前記第1のモバイルデバイスを選択することと、
    のうちの少なくとも1つを行うことと、
    のうちの少なくとも1つにより適応される、
    請求項2に記載のホストデバイス。
  11. 前記測距プロトコルが、前記それぞれのモバイルデバイスからそれぞれの認証情報データを伝達することを有し、前記ホストプロセッサが、前記それぞれの距離に基づいて選択された前記それぞれのモバイルデバイスに対する前記接続アクションを実行するときに、前記それぞれの認証情報データを使用するか、
    又は、
    前記ホストプロセッサが、前記モバイルデバイスにより測定された少なくとも1つの追加的な距離を受信し、前記ホストデバイスとそれぞれのモバイルデバイスとの間における前記それぞれの距離を特定するときに、前記追加的な距離を使用する、
    請求項1乃至10の何れか一項に記載のホストデバイス。
  12. ホストデバイスとモバイルデバイスとを備える無線通信システムであって、
    前記ホストデバイスが、
    通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器と、
    測距プロトコルを介した距離測定のためのホストプロセッサと、
    接続ボタンを備えるユーザーインターフェースと、
    を備え、
    前記ホストプロセッサが、ユーザーが前記接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行し、
    前記接続シーケンスが、
    無線通信範囲内におけるそれぞれのモバイルデバイスに通信することにより、前記ホストデバイスと前記それぞれのモバイルデバイスとの間における距離である1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
    第1のモバイルデバイスが前記ホストデバイスに対する動きを示したか否かを検出して、前記第1のモバイルデバイスが前記動きを示した場合に、前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
    を有し、
    前記モバイルデバイスが、前記通信プロトコルに従った無線通信のためのモバイル送受信器と、モバイルプロセッサとを備え、
    前記モバイルプロセッサが、
    前記測距プロトコルを実行し、
    前記測距プロトコルを実行した時点から始まる応答期間内に前記ホストデバイスから接続メッセージを受信し、
    前記接続メッセージに応答して、前記モバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行する、
    無線通信システム。
  13. モバイルデバイスとの無線通信のためのホストデバイスにおける使用のためのホスト方法であって、
    各モバイルデバイスが、通信プロトコルに従った無線通信のためのモバイル送受信器と、往復時間測定に基づいて前記ホストデバイスと前記モバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のためのモバイルプロセッサとを備え、
    前記ホストデバイスが、
    前記通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器と、
    前記測距プロトコルを介した距離測定のためのホストプロセッサと、
    接続ボタンを備えるユーザーインターフェースと、
    を備え、
    前記ホスト方法は、
    ユーザーが前記接続ボタンを有効化したことを検出するステップと、
    前記ユーザーが前記接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行するステップと、
    を有し、
    前記接続シーケンスが、
    無線通信範囲内のそれぞれのモバイルデバイスで前記測距プロトコルを実行することにより、前記ホストデバイスとそれぞれのモバイルデバイスとの間における距離である1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
    第1のモバイルデバイスが前記ホストデバイスに対する動きを示したか否かを検出して、前記第1のモバイルデバイスが前記動きを示した場合に、前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
    を有する、
    ホスト方法。
  14. ホストデバイスとの無線通信のためのモバイルデバイスにおける使用のためのモバイル方法であって、
    前記モバイルデバイスが、通信プロトコルに従った無線通信のためのモバイル送受信器と、往復時間測定に基づいて前記ホストデバイスと前記モバイルデバイスとの間の距離を特定するための測距プロトコルを介した距離測定のためのモバイルプロセッサとを備え、
    前記ホストデバイスが、
    前記通信プロトコルに従った無線通信のためのホスト送受信器と、
    前記測距プロトコルを介した距離測定のためのホストプロセッサと、
    接続ボタンを備えるユーザーインターフェースと、
    を備え、
    前記ホストプロセッサは、ユーザーが前記接続ボタンを有効化したときに接続シーケンスを実行し、
    前記接続シーケンスが、
    無線通信範囲内のそれぞれのモバイルデバイスで前記測距プロトコルを実行することにより、前記ホストデバイスと前記それぞれのモバイルデバイスとの間における距離である、前記1つ又は複数のそれぞれの距離を特定することと、
    第1のモバイルデバイスが前記ホストデバイスに対する動きを示したか否かを検出して、前記第1のモバイルデバイスが前記動きを示した場合に、
    前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行することと、
    を有し、
    前記モバイル方法が、
    前記測距プロトコルを実行するステップと、
    前記ホストデバイスに対する前記動きを実施するように、前記モバイルデバイスのユーザーに指示するステップと、
    前記測距プロトコルを実行した時点から始まる応答期間内に前記ホストデバイスから接続メッセージを受信するステップと、
    前記接続メッセージに応答して、前記第1のモバイルデバイスと前記ホストデバイスとの間の接続に関係した接続アクションを実行するステップと、
    を有する、
    モバイル方法。
  15. ネットワークからダウンロード可能な、並びに/又は、コンピュータ可読媒体及び/若しくはマイクロプロセッサにより実行可能な媒体に記憶されたコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが、コンピュータにおいて実行されたときに請求項13又は14に記載の方法を実施するためのプログラムコード命令を含む、コンピュータプログラム。
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