JP2020501926A - ボールノーズエンドミルインサート、ボールノーズエンドミル工具ボディ、およびボールノーズエンドミル - Google Patents
ボールノーズエンドミルインサート、ボールノーズエンドミル工具ボディ、およびボールノーズエンドミル Download PDFInfo
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Abstract
ボールノーズエンドミルインサートは、軸方向中心軸(C2)を有するインサートボディと、2つの対向した実質的に平らなインサート側面(23、24)と、2つのインサート側面(23、24)をつなぐ周面(25)であって、インサート(2)の第1の軸方向前方端(28)における2つの弧状面(26、27)、およびインサートの第2の軸方向後方端(29)におけるインサート支持面を備え、弧状面(26、27)は、第1の軸方向前方端(28)の軸方向中央エリアから軸方向後方に延在し、インサートの軸方向中央エリアに対して正反対の側に対称的に置かれる、周面(25)とを備える。周側面(32、33)は、弧状面をつなぐ。インサート貫通穴(37)は、インサート側面(23、24)と交差する。インサート支持面は、インサートの軸方向中心軸(C2)の正反対の側に面部分(34A,34B)を有する軸方向インサート支持面(34)、および径方向インサート支持面(35)を備える。軸方向インサート支持面(34)および径方向インサート支持面(35)は、鋭角(β)を共に形成する。【選択図】図7
Description
本発明は、金属切削の技術分野に属する。より具体的には、本発明は、コンピュータ数値制御(すなわち、CNC)マシンなどのマシンにおける金属切削に使用される交換可能なボールノーズエンドミルインサートを有するボールノーズエンドミルの分野に属する。
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載のボールノーズエンドミルインサート、請求項14のプリアンブルに記載のボールノーズエンドミル工具ボディ、ならびにそのようなボールノーズエンドミルインサートおよびそのようなボールノーズエンドミル工具ボディを備えるボールノーズエンドミルに関する。
そのようなボールノーズエンドミルは、ボールノーズエンドミルを中心軸周りに回転させるとともに、ボールノーズエンドミルインサートが工作物と材料除去係合状態になるように中心軸を概ね横断する方向にボールノーズエンドミルを繰り出すことによって工作物に形態が生成される様々な種類のフライス加工作業に使用される。ボールノーズエンドミルは、倣いフライス加工作業、すなわち、2次元および3次元における凹形状および凸形状が得られるフライス加工作業に特によく適している。例えば、ボールノーズエンドミルは、ダイおよび金型における3次元の形態の機械加工し、工作物にアール形状、弓状形状、または湾曲形状を与えるのに使用することができる。
日本国特許第4203212(B2)号は、導入部で定められたタイプのボールノーズエンドミルインサートおよびボールノーズエンドミル工具ボディを有するボールノーズエンドミルを開示する。しかしながら、開示されたボールノーズエンドミルは、改善されることが望ましいいくつかの特性を有する。例えば、ボールノーズエンドミル工具ボディ内のボールノーズエンドミルインサートのポジショニング、ボールノーズエンドミル工具ボディ内のボールノーズエンドミルインサートの固着、およびボールノーズエンドミルインサートがボールノーズエンドミル工具ボディ内に受け入れられたときの切削抵抗に耐えるボールノーズエンドミルの能力を改善することが望ましい。
本発明の主目的は、すでに知られているそのようなボールノーズエンドミルインサートおよびボールノーズエンドミル工具ボディに対して少なくともいくつかの観点で改善された導入部に定められたタイプのボールノーズエンドミルインサートおよびボールノーズエンドミル工具ボディを提供することである。さらなる目的は、ボールノーズエンドミル工具ボディ内でボールノーズエンドミルインサートのより信頼できるおよび/または安定した締め付けを可能にするボールノーズエンドミルインサートおよびボールノーズエンドミル工具ボディを提供することである。さらに別の目的は、材料除去機械加工中に、ボールノーズエンドミルインサートおよびボールノーズエンドミル工具ボディの中心軸を横断する方向の切削抵抗、特に切削抵抗に耐えることに関する改善された特性を有するボールノーズエンドミルインサートおよびボールノーズエンドミル工具ボディを提供することである。さらなる目的は、ボールノーズエンドミル工具ボディによって受け入れられるときに、ボールノーズエンドミルインサートのより正確なポジショニングを得るボールノーズエンドミルインサートおよびボールノーズエンドミル工具ボディを提供することである。いっそうさらなる目的は、経済的なやり方で製造することができるボールノーズエンドミルインサートおよびボールノーズエンドミル工具ボディを提供することである。
少なくとも主目的は、添付の請求項1の特徴部分に挙げられた特徴を有するそのようなボールノーズエンドミルインサートを提供することによって、および添付の請求項14の特徴部分に挙げられた特徴を有するそのようなボールノーズエンドミル工具ボディを提供することによって得られる。
軸方向インサート支持面と径方向インサート支持面が共に鋭角を形成することにより、軸方向インサート支持面および径方向インサート支持面は、共に鋭角を形成する軸方向工具ボディ支持面と径方向工具ボディ支持面を有する対応して設定されたボールノーズエンドミル工具ボディ、すなわち、ボールノーズエンドミル工具ボディ内にそのようなインサートが受け入れられるときに、材料除去機械加工中にボールノーズエンドミルインサートの中心軸を概ね横断する方向に作用する切削抵抗の少なくとも一部を受け入れることができるくさび状構成を作り出す。このように、ボールノーズエンドミル工具ボディ内でボールノーズエンドミルインサートを締め付けるのに使用される締め具の荷重が減少する。それによって、そのようなボールノーズエンドミルインサートを備えるボールノーズエンドミルの耐用年数が改善される。これは、日本国特許第4203212(B2)号に示唆および開示されたようなボールノーズエンドミルインサートを用いて可能でない。これは、軸方向インサート支持面と径方向インサート支持面が直角に配置される、すなわち、軸方向インサート支持面と径方向インサート支持面が共に90°を形成するからである。さらに、軸方向インサート支持面および径方向インサート支持面によって作り出されるくさび状構成は、対応して設定されたボールノーズエンドミル工具ボディにおいて、ボールノーズエンドミルインサートのより良いポジショニングを可能にする。ボールノーズエンドミルインサートが、ボールノーズエンドミル工具ボディによって受け入れられるとき、インサートは、多かれ少なかれ自動的に指定した場所に落ちる。
さらに、例えば日本国特許第4203212(B2)号の図6および図7の示されるような、2つのインサート支持面が共に鈍角を形成する他の従来技術の解決策は、他の問題に関連している。インサート支持面が、共に鈍角を形成するので、ボールノーズエンドミル工具ボディの対応する支持面は、鈍角を形成するように配置される必要もある。ボールノーズエンドミル工具ボディにおけるそのような配置は、製造がかなりより難しい。必要に迫られて、鈍角を形成する支持面を有するボールノーズエンドミル工具ボディの概ね凹形設定を製造するために、破損がより起きやすいより小さいおよび/またはより細長い工具が、機械加工される全ての面に届くために使用されなければならない。
本発明の一実施形態によれば、鋭角は、88°以下である。この配置は、ボールノーズエンドミルインサートの軸方向中心軸を横断する方向の切削抵抗に耐えるための十分な支持をもたらす。また、そのような鋭角については、ボールノーズエンドミルインサートをボールノーズエンドミル工具ボディに置くときに、ボールノーズエンドミルインサートの十分に改善されたポジショニングが実現される。
本発明の一実施形態によれば、鋭角は、85°以下である。この配置は、ボールノーズエンドミルインサートの軸方向中心軸を横断する方向の切削抵抗に耐えるためのさらに改善された支持をもたらす。また、そのような鋭角については、ボールノーズエンドミルインサートをボールノーズエンドミル工具ボディに置くときに、ボールノーズエンドミルインサートのさらに良いポジショニングが実現される。
本発明の一実施形態によれば、鋭角は、少なくとも70°である。そのようなボールノーズエンドミルインサートを受け入れるボールノーズエンドミル工具ボディが、不利益な摩耗によりなりがちであるので、70°未満の角度は、好ましくない。
本発明の一実施形態によれば、軸方向インサート支持面は、実質的に平坦な面である。このように、作業中の軸方向力の均一な分布が実現される。
本発明の一実施形態によれば、軸方向インサート支持面は、少なくとも2つの別個の接触エリアを画定する湾曲面である。この配置は、いっそうより正確なポジショニングを与える。
本発明の一実施形態によれば、軸方向インサート支持面は、径方向インサート支持面に直接接続され、これによりボールノーズエンドミルインサートの製造を簡単化する。
本発明の一実施形態によれば、軸方向インサート支持面は、インサート支持面の大部分にわたり延在する。言い換えれば、軸方向インサート支持面は、径方向支持面よりも大きい、または径方向支持面よりも長く延在する。これによって、作業中にボールノーズエンドミルインサートに作用する軸方向切削抵抗は、より大きい面にわたって分散することができ、したがってそのような軸方向切削抵抗によって引き起こされる摩耗は減少する。
本発明の一実施形態によれば、軸方向インサート支持面は、第1の周側面から径方向インサート支持面へ延在する。これにより、ボールノーズエンドミルインサートの簡単かつ効率的な生産が可能になる。
本発明の一実施形態によれば、径方向インサート支持面は、軸方向中心軸と平行である。このようにして、径方向の正確なポジショニングが得られる。さらに、ボールノーズエンドミルインサートの中心軸を横断する方向の切削抵抗に耐えるのに有利な径方向支持および能力が実現される。
本発明の一実施形態によれば、周面は、径方向インサート支持面と周側面の1つを接続する横断面を備える。これにより、ボールノーズエンドミルインサートの簡単かつ効率的な生産が可能になる。
本発明の一実施形態によれば、インサート支持面は、軸方向インサート支持面と径方向インサート支持面とからなる。これにより、ボールノーズエンドミルインサートの簡単かつ効率的な生産が可能になる。
ボールノーズエンドミルインサートの特徴を参照して上述した利点は、それぞれ対応する特徴を有するボールノーズエンドミル工具ボディ、およびボールノーズエンドミルにも当てはまり、繰り返さない。
次に、本発明の様々な実施形態を説明するとともに、添付図面を参照することによって、本発明をより詳細に説明する。
図1の参照を行うと、図1は、第1の実施形態による、倣いフライス加工作業、すなわち、材料除去機械加工作業を実行するためのボールノーズエンドミル1の形態における金属切削工具の正面図を示す。ボールノーズエンドミル1は、ボールノーズエンドミルインサート2と、ボールノーズエンドミル工具ボディ3と、ボールノーズエンドミル工具ボディ3中の指定した位置にボールノーズエンドミルインサート2を固定する締め具4とを備える。図1は、ボールノーズエンドミル1の組付け位置にボールノーズエンドミル1を示す。典型的には、ボールノーズエンドミル工具ボディ3は、金属合金の一部品から作製されている。第1の実施形態では、ボールノーズエンドミル工具ボディ3は、鋼鉄で作製されている。ボールノーズエンドミルインサート2は、ボールノーズエンドミル工具ボディ3の材料よりも硬い超硬合金などの硬質材料から作製されている。
ボールノーズエンドミル1は、概ね細長い形状を有し、ボールノーズエンドミル1の軸方向中心軸C1周りに回転可能である。軸方向中心軸C1は、ボールノーズエンドミル1の長手方向に延在する。ボールノーズエンドミル1は、ボールノーズエンドミルインサート2が置かれる軸方向前方端部5と、ボールノーズエンドミル工具ボディ3が図示しないCNCマシンのマシンスピンドルなどのマシン工具に直接または間接的に(すなわち、さらなる延長ボディによって)結合されるのに適している軸方向後方端部6とを有する。
かくして、ボールノーズエンドミル工具ボディ3は、概ね細長い形状を有し、ボールノーズエンドミル工具ボディ3の軸方向中心軸C3周りに回転可能である。図1に示す組付け位置において、工具ボディ軸方向中心軸C3は、ボールノーズエンドミル1の軸方向中心軸C1と一致する。工具ボディ軸方向中心軸C3は、ボールノーズエンドミル工具ボディ3の長手方向に延在する。図1〜図5に示された実施形態では、ボールノーズエンドミル工具ボディ3は、円柱基本形状の前方工具ボディセクション7と、円柱基本形状の後方工具ボディセクション9と、前方工具ボディセクション7と後方工具ボディセクション9を接続する円錐状の概ね先細り形状を有する中間工具ボディセクション8とを有する。後方工具ボディセクション9は、前方工具ボディセクション7の直径よりも大きい直径を有するのに対して、中間工具ボディセクション8の直径は、後方工具ボディセクション9から前方工具ボディセクション7へ長手方向に減少する。図示しない別の実施形態によれば、ボールノーズエンドミル工具ボディ3は、円柱形状を有し、工具ボディ3の全長に沿って実質的に一定の直径を有する。
図3〜図4を参照すると、ボールノーズエンドミル工具ボディ3は、ボールノーズエンドミルインサート2を受け入れるようになされたスロット11を備える。スロット11は、ボールノーズエンドミル1の軸方向前方端部5に位置する。したがって、スロット11は、前方工具ボディセクション7に位置する。スロット11は、ボールノーズエンドミル工具ボディ3の前方端部12と交差する。この前方端部12は、先端を切った平らな最前方部分を備えた概ねドーム形の設定を有する。さらに、スロット11は、工具ボディ軸方向中心軸C3の2つの対向側部14、15の工具ボディ3のエンベロープ面13、すなわち、前方工具ボディセクション7の円柱エンベロープ面と交差する。言い換えれば、図1および図3の正面図に示したように、スロット11は、エンベロープ面13、すなわち、工具ボディ中心軸C3の左側14および工具ボディ中心軸C3の右側15で工具ボディ3の外面と交差するように工具ボディ3の前方部分を切り通す。図1〜図4に示された実施形態によれば、前方工具ボディセクション7は、工具ボディ軸方向中心軸C3の対向する前側および後側に切屑流出溝10を備える。切屑流出溝10は、概ね軸方向に延在し、スロット11に至る。切屑流出溝10の長手方向延在部分は、前方工具ボディセクション7の軸方向延在部分よりも短い。
さらに、図4に示されるような側面図では、スロット11は、概ね凹形またはU形の設定を有する。スロット11は、向かい合う2つの対向した実質的に平坦な工具ボディ内側面16、17を備える。より具体的には、図4に示されるように、スロット11は、図4の工具ボディ中心軸C3の左の方の後側面16と、工具ボディ中心軸C3の右の方の前側面17とを有する。さらに、スロット11は、軸方向後工具ボディ支持面18を備え、この軸方向後工具ボディ支持面18が、工具ボディ内側面16、17に相互に接続し、対応するインサート支持面30に接続するようになされている。かくして、工具ボディ内側面16、17は、軸方向後工具ボディ支持面18の軸方向前方に位置し、工具ボディ3の前方端部12に至る。図4にも見ることができるように、スロット11は、ボールノーズエンドミル工具ボディ3の中央に位置し、スロット11の工具ボディ内側面16、17が工具ボディ中心軸C3と実質的に平行に延在するようになっている、かつ、後工具ボディ支持面18が工具ボディ中心軸C3を概ね横断して延在するとともに工具ボディ中心軸C3に交差するようになっている。図4の側面図に示すように、後工具ボディ支持面18は、工具ボディ中心軸C3によって中央で、すなわち、工具ボディ内側面16、17の中間で交差される。スロット11の中央配置は、スロット11内にボールノーズエンドミルインサート2を固定するときにバランスの良い工具を可能にする。さらに、図示する実施形態では、スロットの幅W1、すなわち、工具ボディ内側面16、17間で工具ボディ中心軸C3に直交する方向の距離は、実質的に一定である。図1〜図5に示された実施形態では、幅W1は、軸の方向に、ならびに工具ボディ中心軸C3に直交するとともに工具ボディ内側面16、17に平行な方向に実質的に一定である。図示しない別の実施形態によれば、スロット11は、ボールノーズエンドミルインサート2の挿入を助けるために前方端部12に向けて広くなることができる。
さらに、図3〜図5に示されるように、ボールノーズエンドミル工具ボディ3は、工具ボディ3内でインサート2を締め付けるための締め具4を受け入れるようになされた横方向工具ボディ貫通穴40を備える。工具ボディ貫通穴40は、ボールノーズエンドミルインサート2の貫通穴37と位置合わせするようになされており、かくして、インサート2を締め付けるときに、締め具4がインサート貫通穴37に受け入れられることを可能にする。工具ボディ貫通穴40は、エンベロープ面13および工具ボディ内側面16、17と交差する。工具ボディ貫通穴40は、工具ボディ中心軸C3を概ね横断して延在する。図4の側面図に示されるように、工具ボディ貫通穴40は、概ね円柱形状を有し、穴中心軸A1を規定する後工具ボディ貫通穴部分41と、後工具ボディ貫通穴部分41と概ね位置合わせされた前工具ボディ貫通穴部分42とを有し、軸A1は、前工具ボディ貫通穴部分42の中心軸でもあるようになっている。示された実施形態では、穴中心軸A1は、工具ボディ中心軸C3と実質的に直交する。後工具ボディ貫通穴部分41は、エンベロープ面13の後部および後工具ボディ内側面16と交差するのに対して、前工具ボディ貫通穴部分42は、エンベロープ面13の前方部分および前方工具ボディ内側面17と交差する。
図1〜図2に見ることができるように、本実施形態によれば、締め具4は、頭部4A、中間シャンク部4B、およびねじ部4Cを有する締め付けねじである。スロット11内でボールノーズエンドミルインサート2を締め付けると、ねじ部4Cの雄ねじは後工具ボディ貫通穴部分41の雌ねじに係合し、シャンク部4Bはインサート貫通穴37を通じて延在し、一方、頭部4Aは前工具ボディ貫通穴部分42の皿頭43に接触する。皿頭43は、工具ボディ中心軸C3と実質的に直交する中心軸A2を規定する。
図5に示されるように、工具ボディ支持面18は、軸方向工具ボディ支持面19と、径方向工具ボディ支持面20とを備える。軸方向工具ボディ支持面19は、工具ボディ3の軸方向中心軸C3の正反対の側(すなわち、両側)に面部分19A、19Bを有する。より具体的には、軸方向工具ボディ支持面19は、図5の左に見えるエンベロープ面13により遮られることなく、工具ボディ軸方向中心軸C3をはるばる横切って、図5の工具ボディ軸方向中心軸C3の右の方に全体として位置する径方向工具ボディ支持面20まで延在する。したがって、軸方向工具ボディ支持面19は、径方向工具ボディ支持面20に直接、すなわち、これらの2つの工具ボディ支持面19、20の間に何らの凹部、突出部、または他の中間部分なしで接続される。示された実施形態によれば、軸方向工具ボディ支持面19と径方向工具ボディ支持面20との間の移行部は、スロット11内にインサートが繰り返し配置されることによる摩耗を減少させるために斜角付き部分39である。図示しない別の実施形態によれば、この移行部は、鋭いエッジである。図示しないさらに別の実施形態によれば、移行部は、弧状である。
軸方向工具ボディ支持面19および径方向工具ボディ支持面20は、鋭角αを共に形成する。1つの実施形態によれば、鋭角αは88°以下である。別の実施形態によれば、鋭角αは85°以下である。別の実施形態によれば、鋭角αは少なくとも70°である。図1〜図5に示された実施形態では、鋭角αは80°である。
鋭角αは、使用者の要求に基づいて軸方向工具ボディ支持面19および径方向工具ボディ支持面20を適切に配置することにより様々なやり方で実現することができる。図1〜図5に示された実施形態では、径方向工具ボディ支持面20は、工具ボディ3の軸方向中心軸C3と平行であるのに対して、軸方向工具ボディ支持面19は、工具ボディ軸方向中心軸C3を概ね横断して延在するが、工具ボディ軸方向中心軸C3に直交しない。より具体的には、軸方向工具ボディ支持面19は、エンベロープ面13から径方向工具ボディ支持面20へ軸前方方向に傾斜している。言い換えれば、前方端部12と(軸方向工具ボディ支持面19とエンベロープ面13との間の)交点との間の軸方向距離D1は、前方端部12と(軸方向工具ボディ支持面19と径方向工具ボディ支持面20との間の)移行部との間の軸方向距離D2よりも大きい。かくして、鋭角αの結果として、軸方向工具ボディ支持面19および径方向工具ボディ支持面20は、互いに反対側を向く。より具体的には、図5の正面図に示されるように、軸方向工具ボディ支持面19は、左に向かって上方に向いているのに対して、径方向工具ボディ支持面20は、右に向かって向いている。
さらに、軸方向工具ボディ支持面19は、工具ボディ支持面18の大部分にわたり延在する。言い換えれば、軸方向工具ボディ支持面19のエリアは、工具ボディ支持面18の残りの小部分のエリアよりも大きい。図5に示された実施形態では、工具ボディ支持面18は、軸方向工具ボディ支持面19と径方向工具ボディ支持面20とからなる。したがって、軸方向工具ボディ支持面19のエリアは、径方向工具ボディ支持面20のエリアよりも大きい。さらに、図5から明らかなように、工具ボディ中心軸C3に直交する方向の軸方向工具ボディ支持面19の延在部分は、工具ボディ中心軸C3と平行な方向の径方向工具ボディ支持面20の延在部分よりも大きい。スロット11の幅W1は一定であるので、図4の側面図に見られるように、軸方向工具ボディ支持面19は幅W1を有し、径方向工具ボディ支持面20は幅W1を有する。スロット11は、径方向工具ボディ支持面20とエンベロープ面13とを接続する横断スロット面38をさらに備える。横断スロット面38は、工具ボディ中心軸C3を概ね横断して延在する。図5に示されるように、横断スロット面38は、工具ボディ中心軸C3の右に、かつ軸方向工具ボディ面19および軸方向工具ボディ面20の軸方向後ろ以下のレベルに位置する。言い換えれば、前方端部12と横断スロット面38との間の軸方向距離D3は、前方端部12と(軸方向工具ボディ支持面19と径方向工具ボディ支持面20との間の)移行部との間の軸方向距離D2よりも大きい。また、前方端部12と横断スロット面38との間の軸方向距離D3は、前方端部12と(軸方向工具ボディ支持面19とエンベロープ面13との間の)交点との間の軸方向距離D1よりも大きい。したがって、工具ボディ支持面18および横断スロット面38は、スロット11の底を形成する。図5に示されるように、工具ボディ支持面18は、前方工具ボディセクション7の直径の大部分を延在するのに対して、横断スロット面38は、前方工具ボディセクション7の直径の小部分にわたり延在する。示された実施形態によれば、工具ボディ支持面18は工具ボディセクション7の直径の80%を超えて延在するとともに、横断スロット面38は前方工具ボディセクション7の直径の20%未満にわたり延在する。
図6〜図8では、図1および図2のボールノーズエンドミルインサート2が、より詳細に示される。ボールノーズエンドミルインサート2は、軸方向中心軸C2を有するインサートボディ22を備える。ボールノーズエンドミルインサート2は、概ね板状の形状を有し、2つの対向した実質的に平らな(すなわち、平坦な)インサート側面23、24(すなわち、前インサート側面23および後インサート側面24)を備える。さらに、ボールノーズエンドミルインサート2は、2つのインサート側面23、24をつなぐ周面25を備える。周面25は、インサート2の第1の軸方向前方端28における2つの弧状面26、27と、インサート2の第2の軸方向後方端29におけるインサート支持面30とを備える。弧状面26、27は、第1の軸方向前方端28の軸方向中央エリア31から、すなわち、軸方向中心軸C2を中心とした面部分から後方へ軸方向に延在する。弧状面26、27は、インサート2の軸方向中央エリア31に対して正反対の側に対称的に置かれる。かくして、弧状面26、27は、軸方向中心軸C2に対して正反対の側に対称的に置かれる。ボールノーズエンドミルインサート2は、それぞれの弧状面26、27の交点に形成された2つの切削刃46、47と、それぞれのインサート側面23、24中の切屑制御溝48、49とをさらに備える。したがって、第1の切削刃46は、図6〜図7のインサート中心軸C2の左の方に、第1の弧状面26とインサート側面23中の切屑制御溝48の外側部分50の交点に形成される。第2の切削刃47は、図7中および図8の平面図中のインサート中心軸C2の右の方に示されるように、第2の弧状面27とインサート側面24中の切屑制御溝49の外側部分51との交点に形成される。さらに、図8に見ることができるように、2つの切削刃46、47は、ボールノーズエンドミルインサート2の前方端28の軸方向最前方点であるインサートの軸方向中心(すなわち、軸方向中心軸C2が周面25と交差するところで)相まみえる。
インサート支持面30は、軸方向インサート支持面34と、径方向インサート支持面35とを備える。軸方向インサート支持面34は、インサート軸方向中心軸C2を概ね横断して延在する、インサート軸方向中心軸C2と非直角に交差する。さらに、軸方向インサート支持面34は、インサート軸方向中心軸C2の正反対の側(すなわち、両側)に面部分34A、34Bを有する。径方向インサート支持面35は、インサート軸方向中心軸C2と実質的に平行に延在する。周面25は、インサート2の軸方向後方端29で横断面36をさらに備える。インサート横断面36は、インサート軸方向中心軸C2と実質的に直交して延在する。
さらに、ボールノーズエンドミルインサート2は、弧状面26、27と隣り合う周側面32、33を備える。より具体的には、図6のインサート軸方向中心軸C2の左の方の第1の周側面32は、弧状面26を軸方向インサート支持面34と接続させるのに対して、図6のインサート軸方向中心軸C2の右の方の第2の周側面33は、弧状面27を横断面36と接続する。第1および第2の周側面32、33は、インサート軸方向中心軸C2に向かう方向にそれぞれの弧状面26、27から傾斜している。横断面36は、第2の周側面33に対向する横断面36の端で、径方向インサート支持面35にやはり接続される。かくして、横断面36は、インサート軸方向中心軸C2の一方の側に(すなわち、図6の右の方に)全体として位置する。示された実施形態によれば、インサート横断面36は、ボールノーズエンドミルインサート2の軸方向最も後ろの部分である。言い換えれば、軸方向前方端28とインサート横断面36との間の軸方向距離H1は、軸方向前方端28と(軸方向インサート支持面34と第1の周側面32との間の)交点との間の軸方向距離H2よりも大きい。図示しない別の実施形態によれば、軸方向距離H1は、軸方向距離H2に実質的に等しい。図示しないさらに別の実施形態によれば、軸方向前方端28とインサート横断面36との間の軸方向距離H1は、軸方向前方端28と(軸方向インサート支持面34と第1の周側面32との間の)交点との間の軸方向距離H2よりも短い。
図6〜図7に示されるように、軸方向インサート支持面34は、図6の左に見える第1の周側面32により遮られることなく、インサート軸方向中心軸C2をはるばる横切って、図6のインサート軸方向中心軸C2の右の方に全体として位置する径方向インサート支持面35まで延在する。したがって、軸方向インサート支持面34は、径方向インサート支持面35に直接、すなわち、これらの2つのインサート支持面34、35の間に何ら凹部、突出部、または他の中間部分なしで接続される。示された実施形態によれば、軸方向インサート支持面34と径方向インサート支持面35との間の移行部は、弓状部分44である。図示しない別の実施形態によれば、この移行部は、鋭いエッジである。図示しないさらに別の実施形態によれば、移行部は、斜角付き部分である。
軸方向インサート支持面34および径方向インサート支持面35は、鋭角βを共に形成する。1つの実施形態によれば、鋭角βは88°以下である。別の実施形態によれば、鋭角βは85°以下である。別の実施形態によれば、鋭角βは少なくとも70°である。好ましくは、軸方向インサート支持面34および径方向インサート支持面35によって形成される鋭角βは、軸方向工具ボディ支持面19および径方向工具ボディ支持面20によって形成された対応する鋭角αと実質的に同じである。図6〜図8に示された実施形態では、鋭角βは80°である。
鋭角βは、使用者の要求に基づいて軸方向インサート支持面34および径方向インサート支持面35を適切に配置することにより様々なやり方で実現することができる。図6〜図8に示された実施形態では、径方向インサート支持面35は、インサート軸方向中心軸C2と平行であるのに対して、軸方向インサート支持面34は、インサート軸方向中心軸C2を概ね横断して延在するが、インサート軸方向中心軸C2に直交しない。より具体的には、軸方向インサート支持面34は、第1の周側面32から径方向インサート支持面35へ軸前方方向に傾斜している。言い換えれば、前方端28と(軸方向インサート支持面34と第1の周側面32との間の)交点との間の軸方向距離H2は、前方端28と(軸方向インサート支持面34と径方向インサート支持面35との間の)移行部との間の軸方向距離H3よりも大きい。かくして、鋭角βの結果として、軸方向インサート支持面34および径方向インサート支持面35は、互いに面している。より具体的には、図6の正面図に示されるように、軸方向インサート支持面34は、右に向かって下方に向いているのに対して、径方向インサート支持面35は、左に向かって面している。
さらに、軸方向インサート支持面34は、インサート支持面30の大部分にわたり延在する。言い換えれば、軸方向インサート支持面34のエリアは、インサート支持面30の残りの小部分のエリアよりも大きい。図6〜図8に示された実施形態では、インサート支持面30は、軸方向インサート支持面34と径方向インサート支持面35とからなる。したがって、軸方向インサート支持面34のエリアは、径方向インサート支持面35のエリアよりも大きい。図6から明らかなように、インサート中心軸C2に直交する方向の軸方向インサート支持面34の延在部分は、インサート中心軸C2と平行な方向の径方向インサート支持面35の延在部分よりも大きい。示された実施形態によれば、横断面36のエリアは、径方向インサート支持面35のエリアと同様であるが、等しくない。さらに、横断面36は、実質的に平坦な面である。図示しない別の実施形態によれば、横断面36のエリアは、径方向インサート支持面35のエリアよりも大きい。図示しないさらに別の実施形態によれば、横断面36のエリアは、径方向インサート支持面35のエリアよりも小さい。
図示しない1つの実施形態によれば、軸方向インサート支持面34は、実質的に平坦な面であり、すなわち、第1の周側面32から径方向インサート支持面35まで軸方向インサート支持面34の延在部分に沿って平らまたは平坦な設定を有する。図6〜図8に示された実施形態では、軸方向インサート支持面34は、ボールノーズエンドミルインサート2がボールノーズエンドミル工具ボディ3内に固定されるときに軸方向工具ボディ支持面19に接続するようになされている2つの別個の接触エリア52、53を画定する湾曲(すなわち、平坦でない)面である。より具体的には、軸方向インサート支持面34は、第1の周側面32により近い図7のインサート中心軸C2の左の方の第1の接触エリア52と、横断面36により近いとともに径方向接触面35に接続されている図7のインサート中心軸C2の右の方の第2の接触エリア53とを有する。さらに、軸方向インサート支持面34は、軸方向インサート支持面34の少なくとも一部に沿って、概ね凹形設定を有し、それにより2つの別個の接触エリア52、53の間に位置するとともにインサート中心軸C2と交差する軸方向インサート支持面34の中央部分54は、全体として、接触エリア52、53よりもボールノーズエンドミルインサート2のインサート貫通穴37により近い。このようにして、ボールノーズエンドミル工具ボディ3のスロット11内でボールノーズエンドミルインサート2を締め付けるとき、軸方向インサート支持面34の中央部分54は、軸方向工具ボディ支持面19に接触しない。これは、図9に示されており、そこには、中央部分54と軸方向工具ボディ支持面19との間に間隙が存在し、軸方向インサート支持面34の接触エリア52、53だけが、軸方向工具ボディ支持面19と接触している。さらに、図7に示されるように、軸方向インサート支持面34は、第1の接触エリア52と第1の周側面32への移行部との間のコーナ部分55は、インサート2の前方端28に向かう方向(すなわち、図6中の上方)に第1の接触エリア52から離れるように湾曲している。したがって、軸方向インサート支持面34のコーナ部分55は、ボールノーズエンドミル工具ボディ3のスロット11内でボールノーズエンドミルインサート2を締め付けるとき、軸方向工具ボディ支持面19に接触しない。これは、図9に示されており、そこでは、コーナ部分55と軸方向工具ボディ支持面19との間に間隙が存在する。ボールノーズエンドミルインサート2がボールノーズエンドミル工具ボディ3のスロット11内で締め付けられるときに、横断面36が工具ボディ3に接触しないことは、図9からも明らかである。かくして、組付け位置には、インサート2の横断面36とボールノーズエンドミル工具ボディ3の横断スロット面38との間の間隙がある。
さらに、インサート貫通穴37は、インサート側面23、24と交差する。インサート貫通穴37は、インサート軸方向中心軸C2と実質的に直交する中心軸A3を規定する。インサート貫通穴37は、ボールノーズエンドミル工具ボディ3のスロット11内でボールノーズエンドミルインサート2を締め付けるための締め具4を受け入れるようになされている。かくして、インサート貫通穴37は、締め具4、すなわち、締め具4の少なくとも各部4B、4Cを受け入れるのに十分大きい。また、インサート貫通穴37は、ボールノーズエンドミルインサート2を締め付けるときに、軸方向インサート支持面34を押し込んで軸方向工具ボディ支持面19と接触させるとともに、径方向インサート支持面35を押し込んで径方向工具ボディ支持面20と接触させるように、締め具の少なくとも一部4Bとの協働を可能にするように設定されている。
示された実施形態によれば、径方向インサート支持面35は、実質的に平坦な面であり、すなわち、軸方向インサート支持面34から横断面36まで径方向インサート支持面35の延在部分に沿って平らな設定を有する。図示しない別の実施形態によれば、径方向インサート支持面35は、1つまたは複数の別個の接触エリアを画定する湾曲面である。
図8に示されるように、ボールノーズエンドミルインサート2は、スロット11の幅W1よりもほんのわずかに小さい厚さTを有する。厚さTとともに幅W1は、使用者の要求に基づいて設定することができる。1つの実施形態によれば、厚さTは、1.5mmよりも大きいが、6mm以下である。別の実施形態によれば、厚さTは、2mmよりも大きいが、5mm以下である。図1〜図9に示された実施形態では、厚さTは、3mmである。さらに、1つの実施形態によれば、幅W1は、厚さTよりも大きい20μm以下である。別の実施形態によれば、幅W1は、厚さTよりも大きい10μm以下である。
ボールノーズエンドミル1の組付け位置では、図1に示されるように、インサート中心軸C2が工具ボディ中心軸C3と位置合わせされつつ、ボールノーズエンドミルインサート2は工具ボディ3のスロット11内に受け入れられる。さらに、インサート貫通穴37は、工具ボディ貫通穴40と位置合わせされ、締め具4は、インサート2を工具ボディ3に固定した状態で、工具ボディ貫通穴40およびインサート貫通穴37を通じて延在し、それによって軸方向インサート支持面34は、軸方向工具ボディ面19に接触するとともに、径方向インサート支持面35は、径方向工具ボディ支持面20に接触する。さらに、組付け位置では、図1に示されるとともに図9にも見えるように、ボールノーズエンドミルインサート2は、ボールノーズエンドミル1の側周部および前周部を構成する。かくして、ボールノーズエンドミル中心軸C1に直交する方向のインサート周側面32、33間の距離は、前方工具ボディセクション7の直径よりも大きい。また、組付け位置において、インサート2の前方端部28は、工具ボディ前方端部12の軸方向前に位置する。
図1〜図9に示された実施形態によれば、工具ボディ貫通穴40およびインサート貫通穴37は、工具ボディ3内のインサート2の有利な締め付けを実現するように配置される。工具ボディ貫通穴部分41、42は揃えられ、かくして共通の穴中心軸A1を有する。しかしながら、前工具ボディ貫通穴部分43の皿頭43の中心軸A2は、中心軸A1に対してわずかにずれている。言い換えれば、これら2つの中心軸A1、A2は、完全には揃えられていない。示された実施形態では、皿頭43の中心軸A2は、工具ボディ貫通穴部分41、42の中心軸A1と平行であるが、工具ボディ貫通穴部分41、42の中心軸A1に対して変位している。図3では、皿頭43の中心軸A2の位置は、工具ボディ貫通穴部分41、42に対して左下の方向に変位している。これは、皿頭軸A2の位置が穴部分軸A1の位置の下方または軸方向後方にある図4において誇張された寸法で示されてもいる。2つの軸A1、A2間のずれは、使用者の要求に基づいて選択することができる。1つの実施形態によれば、これらの2つの軸A1およびA2間のずれ(すなわち、最短距離)は、0.2mm以下である。別の実施形態によれば、2つの軸A1、A2間のずれは、少なくとも0.1mmである。図1〜図9に示された実施形態では、2つの軸A1、A2間のずれは、0.15mmである。さらに、1つの実施形態によれば、ずれは、締め具4をしっかり締めると、工具ボディ軸方向中心軸C3に対して角度ωで図9に示されるように左下方向にインサート2を工具ボディ3に押し付ける結果として得られる締め付け力Fを実現するように選択される。示された実施形態では、角度ωは10°である。この角度は、工具ボディ3のスロット11内でインサート2の信頼できる締め付けを得るのに有効であると証明している。しかしながら、良い効果は、10°よりも大きい値および10°よりも小さい値を含む角度ωの他の値についても観察されている。
スロット11内にインサート2を置くとき、インサート貫通穴中心軸A3は、工具ボディ貫通穴40と位置合わせされ、かくして前および後工具ボディ貫通穴部分42、41の中心軸A1と平行である。スロット11内にボールノーズエンドミルインサート2を締め付けるとき、締め具4は、第1に前工具ボディ貫通穴部分42を通じて、第2にインサート貫通穴37を通じて、および第3に後工具ボディ貫通穴部分41の中に挿入され、それによってねじ部4Cの雄ねじは、後工具ボディ貫通穴部分41の雌ねじに係合する。皿頭の中心軸A2が貫通穴部分41、42の中心軸A1に対してずれているので、締め具をしっかり締め付け、締め具の頭部4Aが皿頭43に係合するときに、締め具は、幾分傾斜し、すなわち、インサート貫通穴の中心軸A3と完全には平行でない。したがって、締め具4をしっかり締めると、締め具のシャンク部4Bは、インサート貫通穴37の面56に接触し、それによって同時に、軸方向インサート支持面34をその接触エリア52、53で軸方向工具ボディ支持面19に押し付けるとともに、径方向インサート支持面35を径方向工具ボディ支持面20に押し付ける。1つの実施形態によれば、図7に示されるように、インサート貫通穴37は、完全には円柱ではなく、すなわち、面56は、真の円柱面ではない。むしろ、インサート貫通穴37は、幾分楕円であり、インサート貫通穴37の直径は、インサート中心軸C2と平行な方向のインサート貫通穴37の直径よりも、インサート中心軸C2を概ね横断する(すなわち、インサート中心軸C2と実質的に直交する)方向に幾分より大きいようになっている。より具体的には、インサート貫通穴37の面56は、2つの部分的な面56A、56Bを含み、それぞれは円柱状設定を有する。これらの2つの部分的な面56A,56Bは、インサート貫通穴37に楕円形を共に与え、これにより、締め具4をしっかり締めている間、締め具4が、面56の軸方向後部に接触だけすることを可能にする。このように、横方向(すなわち、径方向、またはボールノーズエンドミル工具ボディ3の軸方向中心軸C3を概ね横断する方向)のボールノーズエンドミルインサート2のポジショニングは、工具ボディ支持面18とインサート支持面30の相互作用によって主に制御され、締め具シャンク部4Bとインサート貫通穴37の面56との間の相互作用によってそれほど制御されない。図示しない別の実施形態によれば、インサート貫通穴37は、実質的に円柱である。
図1〜図9を参照した上記説明から明らかなように、第1に、ボールノーズエンドミルインサート2は、中心軸C2または軸方向中央エリア31に対して対称的に配置される前方端28における特徴を有する。例えば、弧状面26、27は、第1の軸方向前方端28の軸方向中央エリア31から軸方向後方に延在し、インサート2の軸方向中央エリア31に対して正反対の側に対称的に置かれる。第2に、ボールノーズエンドミルインサート2は、中心軸C2に対して非対称的に配置される後部29における他の特徴を有する。具体的には、後端29における周面25の設定全体は、中心軸C2に対して非対称である。また、インサート支持面30は、中心軸C2に対して非対称である。
対応するやり方において、ボールノーズエンドミル工具ボディ3は、工具ボディ3の中心軸C3に対して非対称に配置されるボールノーズエンドミル工具ボディ3の前方工具ボディセクション7の特徴を有する。具体的には、工具ボディ支持面18の設定全体は、工具ボディ中心軸C3に対して非対称である。
組み立てられるとき、ボールノーズエンドミル1は、ボールノーズエンドミル1の中心軸C1周りにボールノーズエンドミル1を回転させるとともに、中心軸C1を概ね横断するボールノーズエンドミル1を繰り出し、それによって、ボールノーズエンドミルインサートが通常1mm未満切除深さDCを用いる工作物と材料除去係合状態にすることによって、形態が工作物(図示せず)に形成される倣いフライス加工作業を実行するのに特によく適している。したがって、ボールノーズエンドミル1は、仕上げ作業に特によく適している。
上述したようなボールノーズエンドミルの直径は、使用者の要求に基づいて設定することができる。例えば、組立状態におけるボールノーズエンドミル1の全長は、90mm以上とすることができるが、通常300mm以下である。ボールノーズエンドミル工具ボディ3の直径の例には、6mmから50mmまでの直径が含まれる。さらに、好ましくは、工具ボディの直径dと全長Lの間の関係は、L/dが少なくとも6であるように設定されるが、20以下である。
本発明は、開示された実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲の記載範囲内で変更および修正されてもよい。
上記の実施形態によるボールノーズエンドミルは、冷媒などの流体を切削ゾーン、すなわち、切削刃の作用部の方に方向付ける手段なしで説明されたが、ボールノーズエンドミルは、そのような流体方向付け手段と共に使用するのにも適している。そのような流体方向付け手段は、例えば、ボールノーズエンドミルから離間配置された外部の流体供給管、または内部の流体供給管とすることができる。内部流体方向付け手段の場合には、そのような手段は、ボールノーズエンドミル工具ボディ内に1つまたは複数の流体供給チャンネルを備えることができる。さらに、内部流体方向付け手段は、他の方法で概ね平らな設定であるボールノーズエンドミルインサート側面23、24に配置されたおよび/またはボールノーズエンドミル工具ボディ内側面16、17に配置された流体供給チャンネルを含んでもよい。また、上記実施形態によるボールノーズエンドミル工具ボディは、一部品工具ボディとして説明されてきたが、他の考えられる実施形態によれば、ボールノーズエンドミル工具ボディは、スロットが位置する前方工具ボディ部分が例えばねじ接続によって後工具ボディ部分に着脱可能に取り付けられる2つの工具ボディ部分を含む。
さらに、ボールノーズエンドミルインサートは、さらなるおよび/または他の切屑制御もしくは切屑破断形状を用いて設定されてもよい。
さらに、異なって設定された締め付けねじなどの他のタイプの締め具や、またはクランプ部材も考えられる。
本出願では、「含む、備える(including)」などの用語の使用は、オープンエンドであり、「備える、含む(comprising)」などの用語と同じ意味を有することが意図され、他の構造、材料、または行為の存在を除外しない。同様に、「できる(can)」または「できる(may)」などの用語の使用は、オープンエンドであることが意図され、構造、材料、または行為が必須でないことを反映するが、そのような用語を使用しないことは、構造、材料、または行為が不可欠であることを反映することが意図されるものではない。構造、材料、または行為が現在不可欠であるとみなされる程度まで、これら構造、材料、または行為は、そのようなものとして識別される。「上側(upper)」、「下側(lower)」、「上(top)」、「下、底(bottom)」、「前方(forward)」、および「後(rear)」などの用語は、現在の図面に示す特徴および当業者が気づく特徴を指す。
Claims (24)
- 軸方向中心軸(C2)を有するインサートボディ(22)と、
2つの対向した実質的に平坦なインサート側面(23、24)と、
前記2つのインサート側面(23、24)をつなぐ周面(25)であって、前記インサートの第1の軸方向前方端(28)における2つの弧状面(26、27)、および前記インサートの第2の軸方向後方端(29)におけるインサート支持面(30)を含み、前記弧状面(26、27)が、前記第1の軸方向前方端(28)の軸方向中央エリア(31)から軸方向後方に延在し、前記インサートの前記軸方向中央エリア(31)に対して正反対の側に対称的に置かれる、周面(25)と、
前記弧状面(26、27)をつなぐ周側面(32、33)と、
前記インサート側面(23、24)と交差するインサート貫通穴(37)とを備え、
前記インサート支持面(30)が、前記インサートの前記軸方向中心軸(C2)の正反対の側に面部分(34A,34B)を有する軸方向インサート支持面(34)、および径方向インサート支持面(35)を備える、ボールノーズエンドミルインサート(2)において、
前記軸方向インサート支持面(34)と前記径方向インサート支持面(35)が共に鋭角(β)を形成することを特徴とする、ボールノーズエンドミルインサート(2)。 - 前記鋭角(β)が、88°以下であることを特徴とする、請求項1に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記鋭角(β)が、85°以下であることを特徴とする、請求項2に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記鋭角(β)が、少なくとも70°であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記軸方向インサート支持面(34)が、実質的に平坦な面であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記軸方向インサート支持面(34)が、少なくとも2つの別個の接触エリア(52、53)を画定する湾曲面であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記軸方向インサート支持面(34)が、前記径方向インサート支持面(35)に直接接続されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記軸方向インサート支持面(34)は、前記インサート支持面(30)の大部分にわたり延在することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記軸方向インサート支持面(34)は、第1の周側面(32)から前記径方向インサート支持面(35)まで延在することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記径方向インサート支持面(35)は、前記軸方向中心軸(C2)と平行であることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記周面(25)は、前記径方向インサート支持面(35)と前記周側面(33)のうちの1つを接続する横断面(36)を備えることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 前記インサート支持面(30)は、前記軸方向インサート支持面(34)と前記径方向インサート支持面(35)とからなることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- それぞれの弧状面(26、27)の交点に形成された2つの切削刃(46、47)と、前記それぞれのインサート側面(23、24)中の切屑制御溝(48、49)とをさらに備えることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート。
- 請求項1から13のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート(2)を受け入れるボールノーズエンドミル工具ボディ(3)であり、
概ね細長い形状を有するとともに、軸方向中心軸(C3)周りに回転可能であり、前記軸方向中心軸は、前記工具ボディの長手方向に延在する、ボールノーズエンドミル工具ボディ(3)であって、
前記インサート(2)を受け入れるスロット(11)であって、前記軸方向中心軸(C3)の2つの対向側部上で、前記工具ボディの前方端部(12)と交差するとともに、前記工具ボディのエンベロープ面(13)と交差し、向かい合う2つの対向した実質的に平らな工具ボディ内側面(16、17)、および対応するインサート支持面(30)に接触する軸方向後工具ボディ支持面(18)を備え、前記工具ボディ支持面(18)が、前記工具ボディの前記軸方向中心軸(C3)の正反対の側に面部分(19A、19B)を有する軸方向工具ボディ支持面(19)、および径方向工具ボディ支持面(20)を備える、スロット(11)と、
前記エンベロープ面(13)および前記工具ボディ内側面(16、17)と交差する横方向工具ボディ貫通穴(40)であって、前記インサート貫通穴(37)と位置合わせするようになされ、前記工具ボディ(3)内で前記インサート(2)を締め付けるための締め具(4)を受け入れる工具ボディ貫通穴(40)と、
を備える前記工具ボディ(3)において、
前記軸方向工具ボディ支持面(19)と前記径方向工具ボディ支持面(20)が共に鋭角(α)を形成することを特徴とするボールノーズエンドミル工具ボディ(3)。 - 前記鋭角(α)が、88°以下であることを特徴とする、請求項14に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 前記鋭角(α)が、85°以下であることを特徴とする、請求項15に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 前記鋭角(α)が、少なくとも70°であることを特徴とする、請求項14から16のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 前記軸方向工具ボディ支持面(19)が、前記径方向工具ボディ支持面(20)に直接接続されることを特徴とする、請求項14から17のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 前記軸方向工具ボディ支持面(19)が、前記工具ボディ支持面(18)の大部分にわたり延在することを特徴とする、請求項14から18のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 前記軸方向工具ボディ支持面(19)が、前記エンベロープ面(13)から前記径方向工具ボディ支持面(20)まで延在することを特徴とする、請求項14から19のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 前記径方向工具ボディ支持面(20)が、前記工具ボディの前記軸方向中心軸(C3)と平行であることを特徴とする、請求項14から20のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 前記スロット(11)が、前記径方向工具ボディ支持面(20)と前記エンベロープ面(13)を接続する横断スロット面(38)を備えることを特徴とする、請求項14から21のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 前記工具ボディ支持面(18)が、前記軸方向工具ボディ支持面(19)と前記径方向工具ボディ支持面(20)とからなることを特徴とする、請求項22に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ。
- 請求項1から13のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミルインサート(2)と、
請求項14から23のいずれか一項に記載のボールノーズエンドミル工具ボディ(3)と、
締め具(4)と
を備えたボールノーズエンドミル(1)であって、
組付け位置で、
前記インサート(2)が、前記工具ボディ(3)の前記スロット(11)内に受け入れられ、
前記インサート中心軸(C2)が、前記工具ボディ中心軸(C3)と位置合わせされ、
前記インサート貫通穴(37)が、前記工具ボディ貫通穴(40)と位置合わせされ、 前記締め具(4)が、前記インサートを前記工具ボディに固定した状態で、前記工具ボディ貫通穴(40)および前記インサート貫通穴(37)を通じて延在し、
前記軸方向インサート支持面(34)が前記軸方向工具ボディ支持面(19)に接触し、前記径方向インサート支持面(35)が前記径方向工具ボディ支持面(20)に接触する、ボールノーズエンドミル(1)。
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