JP2020204149A - 携帯機及びリモートキーレスエントリーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 RKEシステムを搭載した車両に対するリレーアタックを精度よく検出する。【解決手段】 一実施形態に係る携帯機は、信号レベルが一定の部分を有する判定信号を含む車載器信号を受信する受信部と、前記信号レベルが一定の部分を有する前記判定信号の対象部分の波形に基づいて、前記車載器信号が正規の信号であるか判定する制御部と、前記車載器信号の判定結果に応じた携帯機信号を送信する送信部と、を備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、携帯機及びリモートキーレスエントリーシステムに関する。
従来、車両の解錠及び施錠を無線で制御するシステムとして、リモートキーレスエントリーシステム(以下「RKEシステム」という。)が利用されている。RKEシステムでは、車載器が定期的に無線信号を送信し、車両に接近したユーザの携帯機が当該無線信号に応答することにより、車両の解錠及び施錠が制御される。
近年、RKEシステムを搭載した車両に対するリレーアタックが問題となっている。リレーアタックは、不正者が中継器を利用して、車載器からの無線信号を正規のユーザの携帯機まで中継することにより、正規のユーザが車両から離れているにもかかわらず、車両を解錠させる方法である。このようなリレーアタックへの対策として、車載器が送信する無線信号に所定のパターンを有する信号を含め、当該信号のパターンに基づいて、車載器からの信号が中継されたか判定する方法が提案されている。
国際公開第2016/031524
しかしながら、上記従来の方法では、不正者により信号のパターンが模倣された場合、車載器からの信号が中継されたか判定できず、リレーアタックを防げなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、RKEシステムを搭載した車両に対するリレーアタックを精度よく検出することを目的とする。
一実施形態に係る携帯機は、信号レベルが一定の部分を有する判定信号を含む車載器信号を受信する受信部と、前記信号レベルが一定の部分を有する前記判定信号の対象部分の波形に基づいて、前記車載器信号が正規の信号であるか判定する制御部と、前記車載器信号の判定結果に応じた携帯機信号を送信する送信部と、を備える。
本発明の各実施形態によれば、RKEシステムを搭載した車両に対するリレーアタックを精度よく検出することができる。
RKEシステムのハードウェア構成の一例を示す図。 LF信号の一例を示す図。 LF信号の具体例を示す図。 携帯機の機能構成の一例を示す図。 実測レベルの一例を示す図。 車載器が実行する処理の一例を示すフローチャート。 携帯機が実行する処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
一実施形態に係るRKEシステム100について、図1〜図7を参照して説明する。本実施形態に係るRKEシステム100は、無線信号により車両を施錠及び解錠するためのシステムである。
まず、RKEシステム100のハードウェア構成について説明する。図1は、RKEシステム100の一例を示す図である。図1のRKEシステム100は、携帯機1と、車載器2と、を備える。
携帯機1は、RKEシステム100の正規のユーザ(車両のドライバなど)が携帯する装置である。図1の携帯機1は、LF(Low Frequency)受信部11と、UHF(Ultra High Frequency)送信部12と、携帯機制御部13と、を備える。
LF受信部11は、車載器2からのLF信号(車載器信号)を無線で受信する。LF信号の周波数は、例えば、125kHzであるが、これに限られない。LF受信部11は、LFアンテナと、受信回路と、を含む。LFアンテナは、LF信号を受信し、当該LF信号に応じた電気信号を出力するアンテナである。受信回路は、LFアンテナが出力した電気信号に応じたデータ(信号レベル)を携帯機制御部13に入力する回路であり、ローノイズアンプ、フィルタ、ミキサ、及び復調回路を含む。受信回路は、独立したICであってもよいし、携帯機制御部13に組み込まれていてもよい。なお、携帯機1は、LF信号以外の無線信号を受信する受信部を備えてもよい。
UHF送信部12は、UHF信号(携帯機信号)を無線で送信する。UHF信号の周波数は、例えば、315MHzであるが、これに限られない。UHF送信部12は、送信回路と、UHFアンテナと、を含む。送信回路は、携帯機制御部13から入力されたUHF信号に所定の信号処理を行う回路であり、変調回路、ミキサ、フィルタ、及びパワーアンプを含む。送信回路は、独立したICであってもよいし、携帯機制御部13に組み込まれていてもよい。UHFアンテナは、送信回路により信号処理されたUHF信号を無線で送信するアンテナである。なお、携帯機1は、UHF信号以外の無線信号を送信する送信部を備えてもよい。
携帯機制御部13は、携帯機1の全体を制御する回路であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を含む。CPUは、プログラムを実行することにより携帯機1の各構成を制御し、携帯機制御部13の機能を実現する。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種のデータを記憶する。RAMは、CPUに作業領域を提供する。携帯機制御部13は、例えば、マイコンであるが、これに限られない。
また、携帯機制御部13は、LF信号に含まれる判定信号Sdの対象部分の波形に基づいて、LF信号が正規のLF信号(リレーアタックが行われていないLF信号)であるか判定する。判定信号Sd及び判定方法については後述する。
なお、携帯機1の構成は、図1の例に限られない。携帯機1は、LF受信部11、UHF送信部12、及び携帯機制御部13に電力を供給する電池や、ユーザが車両の解錠及び施錠を手動で操作するための解錠ボタン及び施錠ボタンを備えてもよい。
車載器2は、携帯機1からのUHF信号に応じて車両の施錠及び解錠を制御する装置であり、車両に搭載される。車載器2は、車両に搭載されたバッテリから電力を供給される。図1の車載器2は、UHF受信部21と、LF送信部22と、車載器制御部23と、を備える。
UHF受信部21は、携帯機1からのUHF信号(携帯機信号)を無線で受信する。UHF信号の周波数は、例えば、315MHzであるが、これに限られない。UHF受信部21は、UHFアンテナと、受信回路と、を含む。UHFアンテナは、UHF信号を受信し、当該UHF信号に応じた電気信号を出力するアンテナである。受信回路は、UHFアンテナが出力した電気信号に応じたデータを車載器制御部23に入力する回路であり、ローノイズアンプ、フィルタ、ミキサ、及び復調回路を含む。受信回路は、独立したICであってもよいし、車載器制御部23に組み込まれていてもよい。なお、車載器2は、UHF信号以外の無線信号を受信する受信部を備えてもよい。
LF送信部22は、LF信号(車載器信号)を定期的に無線で送信する。LF信号の周波数は、例えば、125kHzであるが、これに限られない。LF送信部22は、送信回路と、LFアンテナと、を含む。送信回路は、車載器制御部23から入力されたLF信号に所定の信号処理を行う回路であり、変調回路、ミキサ、フィルタ、及びパワーアンプを含む。送信回路は、独立したICであってもよいし、車載器制御部23に組み込まれていてもよい。LFアンテナは、送信回路により信号処理されたLF信号を無線で送信するアンテナである。なお、車載器2は、LF信号以外の無線信号を送信する送信部を備えてもよい。
車載器制御部23は、車載器2の全体を制御する回路であり、CPU、ROM、及びRAMを含む。CPUは、プログラムを実行することにより車載器2の各構成を制御し、車載器制御部23の機能を実現する。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種のデータを記憶する。ROMには、車両IDが記憶される。車両IDは、予め登録された車両固有の識別情報である。RAMは、CPUに作業領域を提供する。車載器制御部23は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)などのマイコンであるが、これに限られない。
また、車載器制御部23は、CAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークに接続され、車載ネットワークを介して接続されたドア制御部3と通信し、車両の施錠及び解錠を制御する。ドア制御部3は、車両のドアの施錠及び解錠する回路である。ドア制御部3は、例えば、ECUなどのマイコンであるが、これに限られない。
ここで、リレーアタックについて説明する。図2は、LF送信部22が送信するLF信号の一例を示す図である。図2のLF信号は、先頭から順に、プリアンブル信号Spと、リクエスト信号Srと、判定信号Sdと、を含む。
プリアンブル信号Spは、当該信号がLF信号であることを示す信号であり、所定のパターンを有する。リクエスト信号Srは、携帯機1に対して応答を要求する信号であり、車両IDなどのデータを含む。
判定信号Sdは、当該信号が正規のLF信号(リレーアタックが行われていないLF信号)であるか判定するための信号であり、信号レベルが一定の部分を有する。図2の例では、LF信号には、判定信号Sdとして、それぞれ信号レベルが異なる複数の矩形波が含まれるが、判定信号Sdは、図2の例に限られない。LF信号には、判定信号Sdとして、1つの矩形波が含まれてもよいし、それぞれ信号レベルが同一の複数の矩形波が含まれてもよいし、それぞれ信号レベルが異なる複数の区間を有する階段波が含まれてもよい。
図2からわかるように、判定信号Sdの、波形が垂直に立ち上がる立ち上がり部分及び波形が垂直に立ち下がる立下り部分では、信号レベルが急峻に変化する。このため、携帯機1がLF信号を受信すると、LF受信部11が出力する判定信号Sdの立ち上がり部分及び立下り部分で、波形が歪む。この波形の歪み方は、LF信号を送信したLF送信部22のLFアンテナに固有である。
これに対して、リレーアタックが行われた場合、車載器2が送信したLF信号は、不正者の中継器を介して携帯機1に送信される。このため、携帯機1が不正のLF信号(リレーアタックが行われたLF信号)を受信すると、LF受信部11が出力する判定信号Sdの立ち上がり部分及び立下り部分で生じた波形の歪みが、中継器のLFアンテナのQ値に応じてさらに歪む(鈍る)。特に、中継器では、LF信号の送信距離を延ばすために、Q値が高いLFアンテナが利用されることから、信号レベル(LFアンテナの電流)が急峻に変化する際に波形が歪みやすい。
すなわち、LF受信部11が出力する判定信号Sdの立ち上がり部分及び立下り部分の歪み方は、携帯機1が正規のLF信号を受信した場合と、携帯機1が不正のLF信号を受信した場合と、で異なったものとなる。
図3は、LF受信部11が出力するLF信号の具体例を示す図である。図3の上図は、携帯機1が正規のLF信号を受信した場合のLF信号であり、図3の下図は、携帯機1が不正のLF信号を受信した場合のLF信号である。図3に示すように、携帯機1が正規のLF信号を受信した場合と、不正のLF信号を受信した場合とでは、LF受信部11が出力する判定信号Sdの立ち上がり部分及び立下り部分の歪み方が異なっている。図3の例では、特に、判定信号Sdの立ち上がり部分(丸で囲んだ部分)の歪み方が大きく異なる。
本実施形態に係る携帯機1は、上記のような、LF受信部11が出力する判定信号Sdの波形の歪みに基づいて、受信したLF信号が正規のLF信号(リレーアタックが行われていないLF信号)であるか判定する。
次に、携帯機1の機能構成について説明する。図4は、携帯機1の機能構成の一例を示す図である。図4の携帯機1は、サンプリング部131と、データ記憶部132と、正規化部133と、判定部134と、UHF信号生成部135と、距離算出部136と、を備える。
サンプリング部131、正規化部133、判定部134、UHF信号生成部135、及び距離算出部136は、携帯機制御部13のCPUがプログラムを実行することにより実現されてもよいし、携帯機制御部13が備える専用の回路(ハードウェア)により実現されてもよい。また、データ記憶部132は、携帯機制御部13が備えるROMにより実現される。
サンプリング部131は、LF受信部11から入力されたLF信号に含まれる判定信号Sdの対象部分の信号レベル(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を、対象部分の長さより短いサンプリング間隔でサンプリングする。対象部分は、判定信号Sdの立ち上がり部分及び立下り部分の少なくとも一方と、当該部分に連続する信号レベルが一定の部分と、を含む部分である。対象部分は、判定信号Sdの全体であってもよいし、判定信号Sdの立ち上がり部分のみを含む部分であってもよいし、判定信号Sdの立下り部分のみを含む部分であってもよい。以下、サンプリング部131がサンプリングした一連の信号レベルを実測レベルと称する。
図5は、サンプリング部131によりサンプリングされた実測レベルの一例を示す図である。図5の例では、10個の実測レベルがサンプリング(計測)されており、対象部分は判定信号Sdの立ち上がり部分を含む部分である。図5からわかるように、実測レベルは、判定信号Sdの対象部分の波形に相当する。
なお、サンプリング部131のサンプリング間隔及びサンプリング回数は、任意に設定可能である。また、図2の例のように、LF信号に複数の判定信号Sdが含まれる場合、サンプリング部131は、予め設定されたいずれか1つの判定信号Sdをサンプリングすればよい。また、サンプリング部131がサンプリングする判定信号Sdは、対象部分の歪みが大きい判定信号Sdであるのが好ましい。例えば、図3の例では、2番目〜5番目の判定信号Sdの立ち上がり部分の歪みが大きいため、サンプリング部131は、2番目〜5番目の判定信号Sdのいずれか1つの立ち上がり部分を含む対象部分をサンプリングするのが好ましい。
データ記憶部132は、車両ID及び基準レベルを記憶する。車両IDは、予め登録された車両固有の識別情報である。基準レベルは、携帯機1が正規のLF信号を受信した場合における、判定信号Sdの対象部分の信号レベルを所定のサンプリング間隔でサンプリングした一連の信号レベルである。基準レベルは、予めサンプリングされ、データ記憶部132に予め保存される。なお、基準レベルをサンプリング計測する際のサンプリング間隔及びサンプリング回数は、サンプリング部131が実測レベルをサンプリングする際のサンプリング間隔及びサンプリング回数と同様である。
正規化部133は、実測レベルを正規化する。具体的には、正規化部133は、実測レベルのピーク値と、基準レベルのピーク値と、が一致するように、実測レベルを調整する。これは、携帯機1がLF信号を受信した際の車載器2からの距離により、実測レベルの絶対値は変化するためである。
判定部134は、正規化された実測レベルと、基準レベルと、に基づいて、受信したLF信号が正規のLF信号であるか、すなわち、リレーアタックが行われたか判定する。受信したLF信号が正規のLF信号である場合、正規化された実測レベルと、基準レベルと、は近い値となる。一方、受信したLF信号が不正のLF信号である場合、正規化された実測レベルと、基準レベルと、は離れた値となる。そこで、判定部134は、正規化された実測レベルと基準レベルとの差が予め設定された閾値以下である場合、受信したLF信号が正規のLF信号である(リレーアタックは行われていない)と判定し、閾値より大きい場合、受信したLF信号が不正のLF信号である(リレーアタックは行われた)と判定する。正規化された実測レベルと基準レベルとの差は、例えば、残差平方和であるが、これに限られない。
UHF信号生成部135は、判定部134によるLF信号の判定結果に応じたUHF信号を生成する。UHF信号生成部135が生成したUHF信号は、UHF送信部12により無線で送信される。
例えば、UHF信号生成部135は、受信したLF信号が不正のLF信号であると判定された場合、無信号を生成し、正規のLF信号であると判定された場合、車両ID及び距離Dを示すUHF信号を生成する。距離Dは、携帯機1と車載器2との間の距離である。このようにUHF信号を生成することにより、車載器2の仕様を変更することなく、本実施形態に係るRKEシステム100を、既存のRKEシステムに適用できる。
また、UHF信号生成部135は、受信したLF信号が不正のLF信号であると判定された場合、車両ID及びリレーアタックが行われたことを示す信号を含むUHF信号を生成し、正規のLF信号であると判定された場合、車両ID、距離D、及びリレーアタックが行われたことを示すUHF信号を生成してもよい。このようにUHF信号を生成することにより、車載器2は、リレーアタックが行われたか否かを把握することができる。リレーアタックが行われたことを把握した車載器2は、ユーザや車両の管理システムにその旨を通報してもよい。
距離算出部136は、LF受信部11から入力されたLF信号に含まれる判定信号Sdの信号レベル(RSSI)に基づいて、携帯機1と車載器2(LF信号の送信元)との間の距離Dを算出する。距離Dの算出方法として、既存の任意の方法を利用できる。例えば、距離算出部136は、実測レベルの平均値と、実測レベルの平均値と距離Dとの関係と、に基づいて、距離Dを算出することができる。実測レベルの平均値と距離Dとの関係は、データ記憶部132に予め保存しておけばよい。なお、距離算出部136は、サンプリング部131がサンプリングした実測レベルに基づいて、距離Dを算出することも可能である。
次に、RKEシステム100が実行する処理について説明する。以下では、携帯機1は、リレーアタックが行われたと判定した場合、車両ID及びリレーアタックが行われたことを示すUHF信号を送信し、リレーアタックが行われていないと判定した場合、車両ID、距離D、及びリレーアタックが行われていないことを示すUHF信号を送信するものとする。
図6は、車載器2が実行する処理の一例を示すフローチャートである。車載器2は、図6の処理を定期的に実行する。
図6の処理の実行タイミングが到来すると、まず、車載器制御部23は、プリアンブル信号Sp、リクエスト信号Sr、及び判定信号Sdを含むLF信号を生成する(ステップS101)。車載器制御部23は、生成したLF信号をLF送信部22に入力する。LF送信部22は、車載器制御部23からLF信号を入力されると、当該LF信号を無線で送信する(ステップS102)。
その後、車載器制御部23は、所定期間の間、UHF信号の受信を待機する。所定期間の間にUHF受信部21がUHF信号を受信できなかった場合(ステップS103のNO)、車載器制御部23は、処理を終了する。UHF信号を受信できない場合とは、ユーザ(携帯機1)がLF信号の届く範囲にいない場合に相当する。
一方、車載器制御部23は、所定期間の間にUHF受信部21がUHF信号を受信した場合(ステップS103のYES)、当該UHF信号に含まれる車両IDと、ROMに記憶された車両IDと、が一致するか判定する(ステップS104)。車両IDが一致しない場合(ステップS104のNO)、車載器制御部23は、処理を終了する。
一方、車載器制御部23は、車両IDが一致した場合(ステップS104のYES)、UHF信号を参照して、リレーアタックが行われたか確認する(ステップS105)。UHF信号が、リレーアタックが行われたこと(リレーアタックあり)を示している場合(ステップS105のYES)、車載器制御部23は、処理を終了する。
一方、UHF信号が、リレーアタックが行われていないこと(リレーアタックなし)を示している場合(ステップS105のNO)、車載器制御部23は、ドア制御部3に解錠信号を送信し、車両のドアを解錠する(ステップS106)。
以上の処理により、車載器2は、LF信号に対する携帯機1からの応答(UHF信号)に応じて、車両の施錠及び解錠を制御できる。
図7は、携帯機1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。携帯機1は、LF受信部11がLF信号を受信すると、図7の処理を実行する。
LF受信部11がLF信号を受信し、携帯機制御部13に入力すると、サンプリング部131は、LF受信部11から入力されたLF信号に含まれる判定信号Sdの対象部分をサンプリングし、実測レベルを取得する(ステップS201)。サンプリング部131は、取得した実測レベルを正規化部133に渡す。
正規化部133は、実測レベルを取得すると、データ記憶部132から基準レベルを読み出し、基準レベルに基づいて、実測レベルを正規化する(ステップS202)。正規化部133は、正規化した実測レベルを判定部134に渡す。
判定部134は、正規化された実測レベルを受け取ると、受信したLF信号が正規のLF信号であるか判定する。具体的には、判定部134は、データ記憶部132から基準レベル及び閾値を読み出し、基準レベルと正規化された実測レベルとの差を算出し(ステップS203)、当該差と閾値とを比較する(ステップ204)。
判定部134は、差が閾値以下である場合(ステップS204のYES)、受信したLF信号は正規のLF信号である、すなわち、リレーアタックは行われていない(リレーアタックなし)と判定し(ステップS205)、その旨をUHF信号生成部135及び距離算出部136に通知する。
距離算出部136は、リレーアタックが行われていないことを通知されると、LF受信部11から入力されたLF信号に基づいて、携帯機1と車載器2との間の距離Dを算出する(ステップS206)。距離算出部136は、算出した距離DをUHF信号生成部135に渡す。なお、ステップS206は、ステップS201〜S205と並行して実行されてもよい。
UHF信号生成部135は、リレーアタックが行われていないことを通知され、距離Dを受け取ると、データ記憶部132から車両IDを読み出し、車両ID、距離D、及びリレーアタックが行われていないことを示すUHF信号を生成する(ステップS207)。UHF信号生成部135は、生成したUHF信号をUHF送信部12に入力する。
UHF送信部12は、UHF信号を入力されると、当該UHF信号を無線で送信する(ステップS208)。
一方、判定部134は、差が閾値より大きい場合(ステップS204のNO)、受信したLF信号は不正のLF信号である、すなわち、リレーアタックが行われた(リレーアタックあり)と判定し(ステップS209)、その旨をUHF信号生成部135に通知する。
UHF信号生成部135は、リレーアタックが行われたことを通知されると、データ記憶部132から車両IDを読み出し、車両ID及びリレーアタックが行われたことを示すUHF信号を生成する(ステップS210)。UHF信号生成部135は、生成したUHF信号をUHF送信部12に入力する。その後、処理はステップS208に進む。
以上の処理により、携帯機1は、LF信号に含まれる判定信号Sdの対象部分の波形に基づいて、受信したLF信号が正規のLF信号であるか判定し、当該判定結果に応じたUHF信号を送信できる。
以上説明した通り、本実施形態によれば、携帯機1は、LF信号を受信すると、判定信号Sdの対象部分の波形に基づいて、受信したLF信号が正規のLF信号であるか、すなわち、リレーアタックが行われたか判定する。リレーアタックが行われた場合、中継器のLFアンテナのQ値に応じて判定信号Sdの対象部分の波形が必然的に歪むため、携帯機1は、精度よくリレーアタックを検出できる。結果として、RKEシステム100を搭載した車両のドアが、リレーアタックにより不正に解錠されることを抑制し、車両の防盗性を高めることができる。
なお、本実施形態において、図2の例のように、LF信号に信号レベルが異なる複数の判定信号Sdが含まれる場合、携帯機制御部13は、判定信号Sdのパターンに基づいて、受信したLF信号が正規のLF信号であるか判定してもよい。当該方法を併用することにより、携帯機1は、より精度よくリレーアタックを検出することができる。
また、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1:携帯機
2:車載器
3:ドア制御部
11:LF受信部
12:UHF送信部
13:携帯機制御部
21:UHF受信部
22:LF送信部
23:車載器制御部
131:サンプリング部
132:データ記憶部
133:正規化部
134:判定部
135:UHF信号生成部
136:距離算出部

Claims (7)

  1. 信号レベルが一定の部分を有する判定信号を含む車載器信号を受信する受信部と、
    前記信号レベルが一定の部分を有する前記判定信号の対象部分の波形に基づいて、前記車載器信号が正規の信号であるか判定する制御部と、
    前記車載器信号の判定結果に応じた携帯機信号を送信する送信部と、
    を備える携帯機。
  2. 前記制御部は、
    受信する前記判定信号の前記対象部分の信号レベルをサンプリングするサンプリング部と、
    サンプリングされた前記判定信号の前記対象部分の前記信号レベルを正規化する正規化部と、
    正規化された前記判定信号の前記対象部分の前記信号レベルと、基準レベルと、に基づいて、前記車載器信号が正規の信号であるか判定する判定部と、
    を備える請求項1に記載の携帯機。
  3. 前記判定部は、正規化された前記判定信号の前記対象部分の前記信号レベルと、前記基準レベルと、の差が閾値以下である場合、前記車載器信号は正規の信号であると判定する
    請求項2に記載の携帯機。
  4. 前記判定信号の前記対象部分は、垂直に立ち上がる波形及び垂直に立ち下がる波形の少なくとも一方と、当該波形に連続する前記信号レベルが一定の部分と、を含む
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の携帯機。
  5. 前記判定信号は、矩形波又は階段波である
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯機。
  6. 前記制御部は、前記判定信号に基づいて、前記車載器信号の送信元からの距離を算出する距離算出部を更に備える
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の携帯機。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の携帯機と、
    前記車載器信号を送信し、前記携帯機信号を受信する車載器と、
    を含むリモートキーレスエントリーシステム。
JP2017166055A 2017-08-30 2017-08-30 携帯機及びリモートキーレスエントリーシステム Pending JP2020204149A (ja)

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