JP2020201449A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

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Tomoko Akagawa
朋子 赤川
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Abstract

【課題】光利用効率の高い光源装置及びプロジェクターを提供する。【解決手段】本発明の光源装置は、励起光を射出する光源部と、第1光入射面と第1光射出面と第1側面とを有する蛍光体と、第2光入射面と第2光射出面と第2側面とを有する導光体と、導光体の第2光射出面に対向して配置され、第2光射出面から射出された蛍光のうちの第1の偏光方向の第1偏光を反射し、第2光射出面から射出された蛍光のうちの第2の偏光方向の第2偏光を透過させる反射型偏光素子と、蛍光を反射する反射部材と、を備える。蛍光体は、第1光射出面と第2光入射面とが対向する位置に配置され、蛍光体および導光体よりも低い屈折率を有する第1低屈折率層が設けられている。反射部材は、第1側面に対向する第1反射面と、導光体の第2側面に対向する第2反射面と、第1低屈折率層に対向する第3反射面と、を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
従来、プロジェクターに用いる光源装置として、励起光を射出するレーザー光源と、励起光で励起されて蛍光を発する蛍光体と、導光体と、反射型偏光素子と、を有したものがある(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2011−138627号公報
反射型偏光素子においては、導光体内を伝播して光射出面から射出された光のうち所定の偏光成分のみを透過させ、それ以外の偏光成分を導光体内に向けて反射する。反射型偏光素子で反射された光は、導光体或いは蛍光体で反射されることによって、その一部が所定の偏光成分の光となり、反射型偏光素子を透過するようになる。これを複数回繰り返すことで、導光体の光射出面から射出される光の偏光方向が反射型偏光素子を透過可能な偏光方向に揃うことで、光の利用効率を高めている。
しかしながら、上記特許文献に記載の光源装置においては、反射型偏光素子で反射された光の一部が導光体の内面で全反射されず、外部に射出されることで光損失を生じさせるという問題があった。また、反射型偏光素子で反射されることで導光体の光入射面から射出された蛍光が、蛍光体に入射することなく光源装置の光学系の外部へ放出されるという問題があった。さらに、蛍光体から射出された蛍光が導光体に入射せずに光源装置の光学系の外部へ放出されるという問題があった。
上記の課題を解決するために、本発明の第1態様の光源装置は、励起光を射出する光源部と、前記励起光が入射する第1光入射面と、前記励起光により励起されて生成される蛍光が射出される第1光射出面と、前記第1光入射面及び前記第1光入射面に交差する第1側面と、を有する蛍光体と、第2光入射面と、第2光射出面と、前記第2光入射面及び前記第2光射出面に交差する第2側面とを有し、内部に入射した光を伝播させる導光体と、前記導光体の前記第2光射出面に対向して配置され、前記第2光射出面から射出された前記蛍光のうちの第1の偏光方向の第1偏光を反射し、前記第2光射出面から射出された前記蛍光のうちの前記第1の偏光方向とは偏光方向が異なる第2の偏光方向の第2偏光を透過させる反射型偏光素子と、前記蛍光を反射する反射部材と、を備え、前記蛍光体は、前記蛍光体の前記第1光射出面と前記導光体の前記第2光入射面とが対向する位置に配置され、前記蛍光体の前記第1光射出面と前記導光体の前記第2光入射面との間に、前記蛍光体および前記導光体よりも低い屈折率を有する第1低屈折率層が設けられており、前記反射部材は、前記蛍光体の前記第1側面に対向して設けられる第1反射面と、前記導光体の前記第2側面に対向して設けられる第2反射面と、前記第1低屈折率層に対向して設けられる第3反射面と、を有している。
上記第1態様の光源装置において、前記蛍光体の前記第1側面と前記反射部材の前記第1反射面との間に、前記蛍光体よりも低い屈折率を有する第2低屈折率層が設けられ、前記反射部材は、前記第2低屈折率層に対向して設けられる第4反射面を有していてもよい。さらに、前記導光体の前記第2側面と前記反射部材の前記第2反射面との間に、前記導光体よりも低い屈折率を有する第3低屈折率層が設けられ、前記反射部材は、前記第3低屈折率層に対向して設けられる第5反射面と、前記第4反射面に対向して設けられる第6反射面と、を有するのが望ましい。
上記第1態様の光源装置において、前記蛍光体の前記第1光射出面の大きさは、前記導光体の前記第2光入射面の大きさよりも小さく、前記反射部材は、前記導光体の前記第2光入射面に対向して設けられる第7反射面を有してもよい。
上記第1態様の光源装置において、前記蛍光体の前記第1光射出面の大きさは、前記導光体の前記第2光入射面の大きさよりも大きく、前記反射部材は、前記蛍光体の前記第1光射出面に対向して設けられる第8反射面を有してもよい。
上記第1態様の光源装置において、前記第1低屈折率層が第1の空気層で構成されてもよい。
上記第1態様の光源装置において、前記第2低屈折率層が第2の空気層で構成されてもよい。
上記第1態様の光源装置において、前記第3低屈折率層が第3の空気層で構成されてもよい。
上記第1態様の光源装置において、前記反射部材の前記第2反射面は、前記導光体の中間部よりも前記第2光入射面側に設けられていてもよい。
上記第1態様の光源装置において、前記導光体は、前記第2側面が前記第2光入射面及び前記第2光射出面に対して傾斜した形状を有するテーパーロッドであってもよい。
上記第1態様の光源装置において、前記光源部はレーザー光源を有してもよい。
本発明の第2態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える。
第1実施形態の光源装置の斜視図である。 光源装置の断面図である。 第2実施形態に係る光源装置の断面図である。 第3実施形態に係る光源装置の断面図である。 第4実施形態に係る光源装置の断面図である。 第5実施形態に係る光源装置の断面図である。 第6実施形態に係る光源装置の断面図である。 第7実施形態のプロジェクター100を示す概略構成図である。 変形例に係る反射型偏光素子及びその周辺構造を示した図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、第1実施形態の光源装置の斜視図である。図2は光源装置の断面図である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1および図2に示すように、第1実施形態の光源装置10は、光源部11と、蛍光体12と、導光体13と、反射型偏光素子14と、反射ミラー(反射部材)15、を備えている。光源部11、蛍光体12、導光体13及び反射型偏光素子14は、光源装置10の照明光軸axに沿って配置される。
光源部11は、レーザー光源17と、集光光学系18とを有する。レーザー光源17は、蛍光体12を励起する所定波長帯の励起光Lを射出する半導体レーザーから構成されている。レーザー光源17は、1つの半導体レーザーを有していてもよいし、複数の半導体レーザーを有していてもよい。なお、レーザー光源17は、異なる波長範囲のレーザー光を射出する半導体レーザーで構成されていてもよい。
集光光学系18は、レーザー光源17からの光を集光して蛍光体12に入射させる。集光光学系18は、1枚あるいは2枚以上のレンズから構成されている。
蛍光体12は、励起光Lが入射する光入射面(第1光入射面)12aと、蛍光を射出する光射出面(第1光射出面)12bと、光入射面12a及び光射出面12bに交差する4つの側面(第1側面)12cと、を有する。蛍光体12は、光源部11から射出された励起光Lを吸収して励起される。励起光Lにより励起された蛍光体12は、例えば400〜550nmの波長帯の青色光(蛍光)Lbを射出する。本実施形態の蛍光体12は、例えば、気孔を有する多結晶蛍光体で構成される。
青色光Lbは非偏光の光である。本実施形態では、励起光Lを射出する励起光源としてレーザー光源17を用いるので、所定波長帯を有する励起光Lによって蛍光体12を励起することで青色光Lbを効率良く生成することができる。
蛍光体12の光入射面12aには、青色光Lbを反射し、励起光Lを透過させるダイクロイック膜5が設けられている。この構成によれば、蛍光体12内で生成されて光入射面12a側に向かった青色光Lbがダイクロイック膜5を反射することで、光射出面12bから外部に効率良く取り出すことができる。よって、青色光Lbの利用効率が向上する。
なお、蛍光体12から射出される蛍光は青色光に限定されず、励起光の波長帯との組み合わせで、例えば450〜650nmの波長帯の緑色光や550〜700nmの波長帯の赤色光であってもよい。
導光体13は、光入射面(第2光入射面)13aと、光射出面(第2光射出面)13bと、光入射面(第2光入射面)13a及び光射出面13bに交差する4つの側面(第2側面)13cと、を有する。導光体13は、光入射面13aから内部に入射した光を側面13cで全反射させることで伝播させつつ、内部を伝播した光の一部を光射出面13bから射出する。なお、導光体13の中心軸13Cは、光源装置10の照明光軸axに一致している。
光入射面13aは中心軸13Cに交差(直交)する面であって、中心軸13Cの一端側に位置する。光入射面13aには蛍光体12から射出された青色光Lbが入射する。光射出面13bは中心軸13Cに直交する面であって、中心軸13Cの他端側に位置する。光射出面13bは導光体13内を伝播してきた光を外部に射出させる。
ここで、導光体13における4つの側面13cをそれぞれ側面13c1、側面13c2、側面13c3、側面13c4と称す。側面13c1と側面13c2とは互いに対向し、側面13c3と側面13c4とは互いに対向している。
側面13c1は光入射面13a及び光射出面13b各々の対応する1辺同士、具体的に照明光軸ax方向に平面視した場合(以下、「単に平面視した場合」と称す)における上側の辺同士を接続する面である。側面13c2は光入射面13a及び光射出面13b各々の対応する1辺同士、すなわち平面視した場合における下側の辺同士を接続する面である。
側面13c3は光入射面13a及び光射出面13b各々の対応する1辺同士、すなわち平面視した場合における右側の辺同士を接続するとともに、側面13c1及び側面13c2各々の対応する1辺同士、すなわち平面視した場合における右側の辺同士を接続する面である。
側面13c4は光入射面13a及び光射出面13b各々の対応する1辺同士、すなわち平面視した場合における左側の辺同士を接続するとともに、側面13c1及び側面13c2各々の対応する1辺同士、すなわち平面視した場合における左側の辺同士を接続する面である。
本実施形態の導光体13は、図1に示すように、中心軸13Cに交差(直交)する断面形状が矩形となっており、矩形状の断面における面積が、光入射面13aから光射出面13bに向かうにつれて次第に拡大するテーパー状となっている。すなわち、互いに向き合う側面13c同士の間隔は、光入射面13a側よりも光射出面13b側の方が拡がっている。本実施形態の導光体13は、側面13c(側面13c1〜13c4)が光入射面13a及び光射出面13bに対して傾斜した形状を持つテーパーロッドで構成される。
本実施形態の導光体13は、例えばBK7等のホウケイ酸ガラス、石英ガラス、合成石英ガラス等を含む光学ガラス、水晶、およびサファイア等の透光性部材で構成されている。
反射型偏光素子14は、導光体13の光射出面13bから射出された青色光Lbを偏光分離する機能を有する。具体的に、反射型偏光素子14は、青色光Lbのうちの反射型偏光素子14に対するS偏光Lbs(第1の偏光方向の第1偏光)を反射し、青色光Lbのうちの反射型偏光素子14に対するP偏光Lbp(第2の偏光方向の第2偏光)を透過させる。
反射型偏光素子14は、例えば、ワイヤーグリッドで構成される。なお、反射型偏光素子14は、上述の偏光分離特性を有していれば、有機や無機或いは結晶タイプの反射偏光板で構成してもよい。
本実施形態において、導光体13の光射出面13bと反射型偏光素子14との距離は例えば100μm以下に設定され、より好ましくは10μm以下に設定される。光射出面13bと反射型偏光素子14との距離を上記範囲に設定することで、導光体13から射出された青色光Lbを反射型偏光素子14に効率良く入射させることができる。よって、青色光Lbを効率良く利用することができる。
本実施形態の光源装置10では、蛍光体12の光射出面12bと導光体13の光入射面13aとの間に生じる空間に第1低屈折率層1が設けられている。第1低屈折率層1は、蛍光体12および導光体13よりも低い屈折率を有する。本実施形態において、第1低屈折率層1は空気層(第1の空気層)1aで構成される。
第1低屈折率層1の厚さは例えば100μm以下、より好ましくは10μm以下に設定される。蛍光体12から射出される青色光Lbの放射角は大きいため、第1低屈折率層1の厚さが大きくなり過ぎると、光入射面13aに取り込まれない成分が増えて光損失を生じるためである。
第1低屈折率層1は、導光体13内を伝播して光入射面13aに所定角度で入射した光を全反射させる。なお、空気層1aに代えて、蛍光体12および導光体13よりも屈折率の低い樹脂材料を第1低屈折率層1として光射出面12bと光入射面13aとの間に生じる空間に配置してもよい。この場合、樹脂材料は、導光体13に対して蛍光体12を貼り付ける貼り付け部材としても利用可能である。
本実施形態において、蛍光体12における光射出面12bを平面視した場合の大きさは、導光体13における光入射面13aを平面視した場合の大きさと略同一である。
反射ミラー15は青色光Lbを反射する。反射ミラー15は、例えば銀、アルミニウム等の反射率の高い材料で構成されている。また、反射ミラー15は誘電体多層膜で構成されても良い。
本実施形態の反射ミラー15は、第1部分31と、第2部分32と、第3部分33と、第4部分34と、を有している。本実施形態において、各部分31〜34は一体に形成されているが、各部分31〜34は別体で形成されていてもよい。
第1部分31は蛍光体12の側面12cを枠状に囲むように配置された部分である。第1部分31は、蛍光体12の各側面12cに対向して設けられる第1反射面31aを有している。
本実施形態の光源装置10では、蛍光体12の側面12cと第1部分31の第1反射面31aとの間に第2低屈折率層2が設けられている。第2低屈折率層2は、蛍光体12よりも低い屈折率を有する。本実施形態において、第2低屈折率層2は空気層(第2の空気層)2aで構成される。これにより、蛍光体12の側面12cは、蛍光体12内を伝播する青色光Lbを全反射可能となっている。
なお、空気層2aに代えて、蛍光体12よりも屈折率の低い樹脂材料を第2低屈折率層2として側面12cと第1反射面31aとの間に生じる空間に配置してもよい。この場合、樹脂材料を蛍光体12に対して第1部分31を固定する固定部材として用いることもできる。
第2部分32は導光体13の側面13cを枠状に囲むように設けられている。第2部分32は、導光体13の側面13cに対向して設けられる第2反射面32aを有している。第2反射面32aは各側面13c(側面13c1〜13c4)各々の一部に対向するように設けられる。
本実施形態において、第2反射面32aは、導光体13の側面13cにおける導光体13の中間部13Mよりも光入射面13a側に位置するように設けられている。なお、導光体13の中間部13Mとは、図2中において破線で示される位置に相当する部分であり、中心軸13Cに沿う方向の中間部分を意味する。
本実施形態の光源装置10では、導光体13の側面13cと第2部分32の第2反射面32aとの間に第3低屈折率層3が設けられている。第3低屈折率層3は導光体13よりも低い屈折率を有する。本実施形態において、第3低屈折率層3の厚さは例えば1μmに設定する。第3低屈折率層3は空気層(第3の空気層)3aで構成される。
第3部分33は、第1部分31及び第2部分32を接続する部分である。第3反射面33aは第1低屈折率層1の周囲を枠状に囲むように設けられている。第3部分33は、第1低屈折率層1に対向して設けられる第3反射面33aを有している。
なお、上記空気層3aに代えて、導光体13よりも屈折率の低い樹脂材料を第3低屈折率層3として側面13cと第2反射面32aとの間に生じる空間に配置してもよい。この場合、導光体13の側面13cに塗布した樹脂材料を反射ミラー15の保持部材として用いることができる。
第4部分34は、第3部分33の一端(図2中の左端)から中心軸13Cに直交する方向に延びる部分である。第4部分34は、第2低屈折率層2に対向して設けられる第4反射面34aを有する。第4反射面34aの一部は、蛍光体12の光入射面12aに対向する。第4反射面34aと蛍光体12の光入射面12aとは隙間を隔てて配置される。第4反射面34aと蛍光体12の光入射面12aとの上記隙間には第2低屈折率層2が設けられている。すなわち、第2低屈折率層2として、空気層(第2の空気層)2aが設けられている。なお、第4部分34は、蛍光体12の光入射面12aに入射する励起光Lの入射領域に干渉しない場所に設けられている。
続いて、本実施形態の光源装置10による作用について説明する。
上記構成の光源装置10において、光源部11から射出された励起光Lは、蛍光体12の光入射面12aに入射し、青色光Lbを生成する。青色光Lbは光入射面13aから導光体13に入射し、側面13cで全反射されつつ、光射出面13bに向かって進行する。
本実施形態の光源装置10では、第2部分32の第2反射面32aと導光体13の側面13cとの間に第3低屈折率層3(空気層3a)を設けるため、光の全反射を利用することで、反射ミラー15の光吸収によるロスを低減できる。
導光体13内を進む青色光Lbは、テーパー状の各側面13cで全反射されるごとに角度変換されるため、光射出面13bから射出される際、照明光軸axに略平行な光として射出される。本実施形態の導光体13によれば、テーパー形状を採用したので、光射出面13bから青色光Lbを略平行化して射出することができる。
導光体13内に入射した青色光Lbは、導光体13内を全反射しながら伝播することで照度分布の均一性が向上した状態で光射出面13bから射出される。導光体13によって照度分布の均一性が高められた青色光Lbは反射型偏光素子14に入射する。
青色光LbのP偏光Lbpは反射型偏光素子14を透過する。反射型偏光素子14を透過したP偏光Lbpは光源装置10による照明光としての青色光WLを生成する。青色光WLは直線偏光(P偏光)で構成される。
一方、青色光LbのS偏光Lbsは反射型偏光素子14で反射され、導光体13内に戻される。反射型偏光素子14で反射されたS偏光Lbsは、側面13cで全反射されつつ導光体13内を光入射面13a側に向かって進行する。
以下、反射型偏光素子14で反射されて導光体13内に入射したS偏光Lbsを青色反射光Rbと称す。
ここで、本実施形態の導光体13はテーパー形状を有するため、青色反射光Rbはテーパー状の各側面13cで反射されるごとに角度変換される。これにより、青色反射光Rbは光入射面13aに近づくにつれて側面13cに対する入射角が大きくなる。したがって、反射型偏光素子14で反射されて導光体13内を伝播する青色反射光Rbの一部は、光入射面13aの近傍において全反射条件を満たさなくなる場合がある。
ここで、光入射面13aの近傍において全反射条件を満たさず導光体13の側面13cを透過した青色反射光Rbの一部の光を透過青色光Rb1と称す。
本実施形態の導光体13では、光入射面13aの近傍において透過青色光Rb1が導光体13の側面13cから外部に射出された場合でも、透過青色光Rb1を反射ミラー15における第2部分32の第2反射面32aで反射して導光体13内に戻すことができる。よって、透過青色光Rb1の外部への漏れを抑制することで、光損失の発生を低減することができる。
第2部分32の第2反射面32aで反射されて導光体13内に戻された透過青色光Rb1は導光体13内を全反射によって伝播した後に光射出面13bから射出されて反射型偏光素子14に入射する。
ここで、反射ミラー15で反射された透過青色光Rb1は、反射ミラー15の反射によって異なる偏光状態(非偏光)に変化する。よって、反射型偏光素子14は、透過青色光Rb1のうちのS偏光Rb1sを反射し、透過青色光Rb1のうちのP偏光Rb1pを透過させるので、P偏光Rb1pを青色光WLとして再利用することができる。
また、反射型偏光素子14で反射されて導光体13内を伝播する青色反射光Rbの一部は、光入射面13aを透過して蛍光体12に入射することもある。蛍光体12に入射した青色反射光Rbは、蛍光体12内部に存在する複数の気孔により後方散乱され、後方散乱光Rb2として導光体13に入射する。後方散乱光Rb2は導光体13内を伝播した後に光射出面13bから射出されて反射型偏光素子14に入射する。
後方散乱光Rb2は、蛍光体12による後方散乱時に異なる偏光状態(非偏光)に変化される。反射型偏光素子14は、後方散乱光Rb2のうちのS偏光Rb2sを反射し、後方散乱光Rb2のうちのP偏光Rb2pを透過させるので、後方散乱のうちのP偏光Rb2pを青色光WLとして再利用することができる。
また、反射型偏光素子14で反射されて導光体13内に入射する上述のS偏光Rb1s及びS偏光Rb2sは導光体13内を伝播するとともに第2部分32の第2反射面32aによる反射又は蛍光体12による後方散乱によって異なる偏光状態(非偏光)に変化されるので、同様に一部が青色光WLとして再利用可能となる。
本実施形態の光源装置10は、反射型偏光素子14で反射した青色光Lbの一部を青色光WLとして再利用するため、高い光利用効率を実現することができる。
本実施形態の光源装置10において、反射型偏光素子14で反射されて導光体13内を伝播して光入射面13aから射出された青色反射光Rbの一部、例えば、光入射面13aと側面13cとの接続部分から射出された光は蛍光体12の光入射面12aと異なる方向に射出されるため、光入射面12aに入射し難くなる。ここで、光入射面13aから光入射面12aと異なる方向に射出される青色反射光Rbの一部を青色反射光Rb3と称す。
本実施形態の光源装置10において、光入射面13aから射出された青色反射光Rb3は反射ミラー15の第3部分33に入射する。第3部分33の第3反射面33aは、青色反射光Rb3を反射して蛍光体12内に戻すことができる。蛍光体12に入射した青色反射光Rb3は、上述したように蛍光体12内部に存在する複数の気孔により後方散乱され、非偏光として導光体13内を伝播した後に光射出面13bから射出されて導光体13内を伝播して反射型偏光素子14に再び入射する。
本実施形態の光源装置10によれば、蛍光体12で後方散乱された青色反射光Rb3の一部(P偏光)を青色光WLとして再利用できる。このように本実施形態の光源装置10は、光入射面13aから射出されて蛍光体12の光入射面12aに入射しない青色反射光Rbの一部を青色光WLとして再利用するので、光損失の発生を低減できる。
また、本実施形態の光源装置10において、光入射面13aから射出された青色反射光Rbの一部が蛍光体12の光入射面12aに入射することなく、第2低屈折率層2に直接入射する場合もある。ここで、光入射面13aから射出されて蛍光体12の光入射面12aに入射することなく第2低屈折率層2に入射した青色反射光Rbの一部を青色反射光Rb4と称す。
本実施形態の光源装置10は、光入射面13aから射出されて第2低屈折率層2に入射した青色反射光Rb4が反射ミラー15における第1部分31の第1反射面31aで反射して蛍光体12内に戻すことができる。蛍光体12に入射した青色反射光Rb4は、上述したように蛍光体12内で後方散乱されることで非偏光として導光体13内を伝播した後に光射出面13bから射出されて反射型偏光素子14に入射する。よって、蛍光体12で後方散乱された青色反射光Rb4の一部(P偏光)を青色光WLとして再利用することができる。よって、光入射面13aから射出されて蛍光体12の光入射面12aに入射しない青色反射光Rbの一部を青色光WLとして再利用することで、光損失の発生を低減することができる。
また、青色反射光Rb4の一部が蛍光体12内に戻らず、第2低屈折率層2内をレーザー光源17側に向かって伝播することも考えられる。このとき、本実施形態の反射ミラー15によれば、第2低屈折率層2内をレーザー光源17側に伝播した青色反射光Rb4の一部を第2低屈折率層2に対向して設けられる第4部分34の第4反射面34aで反射して蛍光体12の側面12c又は導光体13の光入射面13aに戻すことができる。なお、第4反射面34aで反射された青色反射光Rb4の一部は異なる偏光状態(非偏光)に変化しているため、反射型偏光素子14において一部(P偏光)が青色光WLとして再利用される。
よって、本実施形態の光源装置10によれば、光入射面13aから射出されて蛍光体12の光入射面12aに入射しない青色反射光Rbの一部(青色反射光Rb4)を青色光WLとして再利用することで、光損失の発生を低減することができる。
また、本実施形態の光源装置10において、蛍光体12の光射出面12bと導光体13の光入射面13aとの間には第1低屈折率層1が設けられるため、光射出面12bと光入射面13aとの間に隙間が生じている。そのため、蛍光体12の光射出面12bから射出された青色光Lbの一部は導光体13の光入射面13aに入射しないおそれもある。
ここで、仮に反射ミラー15が第2部分32のみで構成されていた場合について考える。この場合、青色光Lbの一部は導光体13内に入射せず、照明光として取り出すことができず、光損失を生じるおそれがある。あるいは、青色光Lbの一部は第2部分32と導光体13の側面13cとの間に設けられた第3低屈折率層3内を伝播することで光源装置の光学系の外部に射出され、光損失を生じるおそれもある。
これに対し、本実施形態の光源装置10によれば、光射出面12bから射出されて導光体13の光入射面13aに直接入射しない青色光Lbの一部を第3部分33の第3反射面33aで反射して導光体13の光入射面13aに入射させることができる。よって、蛍光体12の光射出面12bから射出した青色光Lbを導光体13に効率良く取り込むことで光損失の発生を低減できる。
また、本実施形態の光源装置10において、蛍光体12内で生成された青色光Lbは全反射条件を満たさず蛍光体12の側面13cを透過するおそれもある。この場合に、本実施形態の光源装置10は、側面13cを透過した青色光Lbを第1部分31の第1反射面31aで反射して蛍光体12内に戻すことで光損失の発生を低減できる。
また、本実施形態の光源装置10では、導光体13がテーパー形状で構成されているため、青色光Lbがテーパー状の各側面13cで反射されるごとに角度変換されるため、光射出面13bから照明光軸axに略平行な青色光WLとして射出することができる。
また、導光体13がテーパー形状で構成されている場合、反射型偏光素子14で反射されて光入射面13a側に戻る光はテーパー状の各側面13cで反射されるごとに角度変換されて側面13cに対する入射角が大きくなる。これにより全反射条件を満たさなくなった光が導光体13の側面13cを透過して外部に射出されるおそれもある。
本実施形態の光源装置10によれば、反射型偏光素子14で反射されて光入射面13a側に戻った光が全反射条件を満たさなくなる位置、具体的に導光体13の中間部13Mよりも光入射面13a側に設けた反射ミラー15の第2反射面32aで反射して導光体13内に戻されるので、光損失の発生を低減できる。
また、本実施形態の光源装置10では、光入射面13a側に戻る光が全反射条件を満たさなくなる位置である光入射面13aの近傍に第2反射面32aを配置する構成としたので、第2反射面32aを導光体13の側面13cの全体に設ける場合に比べて反射ミラー15が小型となり、コスト低減が図られる。
また、本実施形態の光源装置10では、第3低屈折率層3を介して反射ミラー15の第2反射面32aが導光体13の側面13cに対向配置されるため、第2反射面32aを側面13cに直接設ける構成に比べて、第2反射面32aの光吸収による損失の発生を低減できる。本実施形態の光源装置10では、導光体13よりも低い屈折率を有する第3低屈折率層3として空気層3aを設けるため、全反射を利用して効率良く光を反射させることができる。
また、本実施形態の光源装置10では、光源部11がレーザー光源17を有するので、所定波長帯を有する励起光Lによって蛍光体12を励起することで青色光Lbを効率良く生成することができる。
また、本実施形態の光源装置10は、導光体13の光射出面13bの形状が矩形状であるため、後述するようにプロジェクター用の光源装置として用いた場合に、矩形状の表示領域を有する光変調装置を照明するのに好適である。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態に係る光源装置について図面を用いて説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置との違いは反射ミラーの構成であり、それ以外の構成は共通である。以下の説明において、上記実施形態と共通の部材及び構成については同じ符号を付し、その詳細については説明を省略する。
図3は第2実施形態に係る光源装置の断面図である。
図3に示すように、本実施形態の光源装置10Aは、光源部11と、蛍光体12と、導光体13と、反射型偏光素子14と、反射ミラー(反射部材)115、を備えている。
本実施形態の反射ミラー115は、第1部分31と、第2部分32と、第3部分133と、第4部分34と、を有している。第3部分133は、第1部分31及び第2部分32を接続する部分である。本実施形態の第3部分133は、第1実施形態の第3部分33に比べて照明光軸axに近い位置に突出した形状を有している。本実施形態の第3部分133は、第1低屈折率層1、第2低屈折率層2及び第3低屈折率層3に対向する部分を含む。
具体的に第3部分133は、第3反射面133aと、第5反射面133bと、第6反射面133cと、を有している。第3反射面133aは、第1低屈折率層1に対向して設けられる面である。第5反射面133bは、第3低屈折率層3に対向して設けられる面である。第6反射面133cは、第2低屈折率層2を挟んで第4反射面34aに対向する面である。
第3反射面133aは蛍光体12の側面12cと略面一となるように配置されている。蛍光体12における光射出面12bの大きさは、導光体13における光入射面13aの大きさと略同一である。そのため、第3反射面133aは導光体13の光入射面13aの端部と面一に配置されている。本実施形態において、第3反射面133aは、照明光軸axに沿う方向において、蛍光体12の側面12cと導光体13の光入射面13aの端部13a1とを結ぶ線上に位置する。第3反射面133aは、光射出面12bと導光体13の光入射面13aとの間に生じる空間を塞ぐように設けられている。
本実施形態の光源装置10Aによれば、蛍光体12の光入射面12aと異なる方向に向かって光入射面13aから射出された青色反射光Rb3が反射ミラー115における第3部分133の第3反射面133aに入射して反射される。また、本実施形態の光源装置10Aによれば、照明光軸ax側に突出する第3部分133が第2低屈折率層2を覆うため、光入射面13aから射出された青色反射光Rb3における第2低屈折率層2への入り込みを防止できる。
これにより、光入射面13aから射出された青色反射光Rb3が蛍光体12内に戻される。よって、光入射面13aから射出された青色反射光Rb3を効率良く利用できるので、光損失の発生を低減できる。
また、本実施形態の光源装置10Aによれば、導光体13の光入射面13aと異なる方向に向かって蛍光体12の光射出面12bから射出された青色光Lbを第3反射面133aで反射して導光体13に入射させることで光損失の発生を低減できる。具体的に本実施形態の光源装置10Aによれば、反射ミラー115を設けない場合に比べて光損失を9%程度低減できた。
また、本実施形態の光源装置10Aによれば、全反射条件を満たさず導光体13の側面13cを透過した透過青色光Rb1の一部を反射ミラー15における第5反射面133bで反射して導光体13内に戻すことができる。
また、本実施形態の光源装置10Aによれば、全反射条件を満たさず蛍光体12の側面13cを透過した青色光Lbを第1反射面31a、第4反射面34a或いは第6反射面133cで反射して蛍光体12内に戻すことで光損失の発生を低減できる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態に係る光源装置について図面を用いて説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置との違いは反射ミラーの構成及び蛍光体の光射出面の大きさと導光体の光入射面の大きさとの関係であり、それ以外の構成は共通である。以下の説明において、上記実施形態と共通の部材及び構成については同じ符号を付し、その詳細については説明を省略する。
図4は第3実施形態に係る光源装置の断面図である。
図4に示すように、本実施形態の光源装置10Bは、光源部11と、蛍光体12と、導光体13と、反射型偏光素子14と、反射ミラー(反射部材)215、を備えている。本実施形態において、蛍光体12の光射出面12bの大きさは、導光体13の光入射面13aの大きさよりも小さい。
本実施形態の反射ミラー215は、第1部分31と、第2部分32と、第3部分233と、第4部分34と、を有している。第3部分233は、第1部分31及び第2部分32を接続する部分である。本実施形態の第3部分233は、第1部分31の他端(図4中の右端)から照明光軸axに直交し、且つ照明光軸axから離れる方向に延びた後、第2部分32に向かって折れ曲がって第2部分32の一端(図4中の左端)に接続される。
第3部分233は、第1低屈折率層1に対向する第3反射面233aを有している。本実施形態において、第3反射面233aは、第2反射面32aと面一に設けられる。
本実施形態の光源装置10Bでは、蛍光体12の光射出面12bの大きさが導光体13の光入射面13aの大きさよりも小さい。
そのため、反射型偏光素子14で反射されて導光体13の光射出面13bから射出された青色反射光Rbの一部が蛍光体12の光入射面12aに直接入射しない場合がある。
これに対し、本実施形態の光源装置10Bによれば、青色反射光Rb3を第3反射面233aで反射して蛍光体12に入射させることができる。よって、本実施形態の光源装置10Bにおいても青色反射光Rb3を青色光WLとして再利用するので、高い光利用効率を得ることができる。
また、本実施形態の光源装置10Bは、他の実施形態の光源装置と同様、蛍光体12で生成した青色光Lbを反射ミラー215で反射することで効率良く導光体13内に取り込むことで高い光利用効率を実現できる。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態に係る光源装置について図面を用いて説明する。本実施形態の光源装置と第3実施形態の光源装置との違いは反射ミラーの構成であり、それ以外の構成は共通である。以下の説明において、上記実施形態と共通の部材及び構成については同じ符号を付し、その詳細については説明を省略する。
図5は第4実施形態に係る光源装置の断面図である。
図5に示すように、本実施形態の光源装置10Cは、光源部11と、蛍光体12と、導光体13と、反射型偏光素子14と、反射ミラー(反射部材)315、を備えている。本実施形態において、蛍光体12の光射出面12bの大きさは、導光体13の光入射面13aの大きさよりも小さい。
本実施形態の反射ミラー315は、第1部分31と、第2部分32と、第3部分333と、第4部分34と、を有している。第3部分333は、第1部分31及び第2部分32を連結する部分である。第3部分333は、第1部分31の他端(図5中の右端)から照明光軸axに沿って延びた後、照明光軸axに直交し、且つ照明光軸axから離れる方向に折れ曲がって第2部分32の一端(図5中の左端)に接続される。
第3部分333は、第1部分31の他端から照明光軸axに沿って延びる部分に設けられた第3反射面333aを有している。第3反射面333aは、第1低屈折率層1に対向して設けられる。本実施形態において、第3反射面333aは、第1反射面31aと面一となるように設けられている。第3反射面333aは、照明光軸axに直交する方向において、導光体13の光入射面13aの端部13a1よりも照明光軸axの近い位置に設けられている。
また、第3部分333は、第2部分32の一端から照明光軸axに直交且つ照明光軸axに近づく方向に延び、導光体13の光入射面13aに沿って延びる部分を有する。第3部分333は、第3反射面333aの他に、上述した光入射面13aに沿って延びる部分に設けられた第5反射面333b及び第7反射面333cを有している。第5反射面333b及び第7反射面333cは互いに面一に設けられている。
本実施形態において、第3反射面333aは、照明光軸axに対して直交する方向において、蛍光体12の側面12cと導光体13の光入射面13aの端部13a1との間に位置するように設けられている。すなわち、第3反射面333aは、光射出面12bと導光体13の光入射面13aとの間に生じる空間に入り込むように設けられる。
本実施形態の光源装置10Cによれば、導光体13の光射出面13bから蛍光体12の光射出面12bと異なる方向に射出された青色反射光Rbの一部を第7反射面333cで反射して導光体13内に戻すことができる。第7反射面333cで反射された青色反射光Rbは非偏光に変化するので、一部の成分が青色光WLとして再利用される。よって、高い光利用効率を実現することができる。
また、本実施形態の光源装置10Cによれば、全反射条件を満たさず導光体13の側面13cを透過した透過青色光Rb1の一部を反射ミラー315における第5反射面333bで反射して導光体13内に戻すことができる。
また、本実施形態の光源装置10Cによれば、導光体13の光射出面13bから蛍光体12の光射出面12bと異なる方向に射出された青色反射光Rb3の一部を第3反射面333aで反射することで蛍光体12内に取り込むことができる。
また、本実施形態の光源装置10Cによれば、蛍光体12の光射出面12bから射出された青色光Lbのうち導光体13の光入射面13aに直接入射しない成分の光を第3部分333の第3反射面333aで反射することで導光体13内に取り込むことができる。
本実施形態の反射ミラー315では、照明光軸axに沿う方向に平面視した場合に、第3低屈折率層3を覆うように第3部分333が設けられている。そのため、光射出面12bから射出された青色光Lbは第3低屈折率層3に入射する前に第3反射面333aで反射されるので、光射出面12bから射出された青色光Lbが第3低屈折率層3内に入り込むことを抑制できる。よって、青色光Lbが第3低屈折率層3内を伝播して光源装置10Cの光学系の外部に射出されることによる光損失の発生を抑制できる。
(第5実施形態)
以下、本発明の第5実施形態に係る光源装置について図面を用いて説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置との違いは蛍光体の光射出面の大きさと導光体の光入射面の大きさとの関係であり、それ以外の構成は共通である。以下の説明において、上記実施形態と共通の部材及び構成については同じ符号を付し、その詳細については説明を省略する。
図6は第5実施形態に係る光源装置の断面図である。
図6に示すように、本実施形態の光源装置10Dにおいて、蛍光体12の光射出面12bの大きさは、導光体13の光入射面13aの大きさよりも大きい。
本実施形態の光源装置10Dでは、蛍光体12の光射出面12bの大きさが導光体13の光入射面13aの大きさよりも大きいため、蛍光体12の光射出面12bから射出された青色光Lbが導光体13の光入射面13aに直接入射せず、光利用効率の低下を生じるおそれがある。
これに対し、本実施形態の光源装置10Dによれば、蛍光体12の光射出面12bが導光体13の光入射面13aよりも大きい構成においても、第3反射面33aによって光射出面12bから射出された青色光Lbを反射して導光体13の光入射面13aに良好に入射させることで青色光WLとして利用可能とする。よって、高い光利用効率を実現できる。
(第6実施形態)
以下、本発明の第6実施形態に係る光源装置について図面を用いて説明する。本実施形態の光源装置と第2実施形態の光源装置との違いは蛍光体の光射出面の大きさと導光体の光入射面の大きさとの関係であり、それ以外の構成は共通である。以下の説明において、上記実施形態と共通の部材及び構成については同じ符号を付し、その詳細については説明を省略する。
図7は第6実施形態に係る光源装置の断面図である。
図7に示すように、本実施形態の光源装置10Eは、光源部11と、蛍光体12と、導光体13と、反射型偏光素子14と、反射ミラー(反射部材)415、を備えている。本実施形態の光源装置10Eにおいて、蛍光体12の光射出面12bの大きさは、導光体13の光入射面13aの大きさよりも大きい。
本実施形態の反射ミラー415は、第1部分31と、第2部分32と、第3部分433と、第4部分34と、を有している。第3部分433は、第1部分31及び第2部分32を連結する部分である。第3部分433は、第2部分32よりも照明光軸ax側に突出した形状を有する。すなわち、第3部分433は、第1低屈折率層1、第2低屈折率層2及び第3低屈折率層3に対向する部分を含む。
具体的に第3部分433は、第3反射面433aと、第5反射面433bと、第6反射面433cと、第8反射面433dと、を有している。第3反射面433aは、第1低屈折率層1に対向する面である。第5反射面433bは、第3低屈折率層3に対向する面である。第6反射面433cは、第4部分34における第4反射面34aに対向する面である。第8反射面433dは、蛍光体12の光射出面12bに対向する面である。本実施形態において、第6反射面433c及び第8反射面433dは互いに面一となっている。
本実施形態の光源装置10Eによれば、蛍光体12の光射出面12bが導光体13の光入射面13aよりも大きい場合でも、光射出面12bから導光体13の光入射面13aと異なる方向に射出された青色光Lbを反射ミラー415の第6反射面433c又は第8反射面433dで反射して蛍光体12に入射させることができる。よって、青色光Lbが青色光WLとして再利用されるので、高い光利用効率を実現できる。
また、本実施形態の光源装置10Eは、光入射面13aと異なる方向に射出された青色光Lbを反射ミラー415の第3反射面433aで反射して導光体13の光入射面13aに入射させることができる。よって、高い光利用効率を実現できる。
また、本実施形態の反射ミラー415では、照明光軸axに沿う方向に沿って反射ミラー415を平面視した場合に、第3低屈折率層3が第3部分433で覆われている。これにより、蛍光体12の光射出面12bから射出されて第3低屈折率層3に向かう青色光Lbは第3部分433の第8反射面433d又は第3反射面433aで反射される。よって、青色光Lbにおける第3低屈折率層3への入り込みが抑制される。
本実施形態の光源装置10Eによれば、光射出面12bから射出された青色光Lbが第3低屈折率層3内を伝播して光源装置10Eの光学系の外部に射出されることで光損失を生じるといった不具合の発生を抑制できる。
また、本実施形態の光源装置10Eによれば、第5実施形態の光源装置10Dと同様、蛍光体12の光射出面12bが導光体13の光入射面13aよりも大きい構成においても、第3反射面433aによって光射出面12bから射出された青色光Lbを反射して導光体13の光入射面13aに良好に入射させることで青色光WLとして利用可能とする。よって、高い光利用効率を実現できる。
(第7実施形態)
以下、本発明の第7実施形態について、図8を用いて説明する。
第7実施形態では、上記実施形態の光源装置を備えたプロジェクターの一例を示す。
図8は、第7実施形態のプロジェクター100を示す概略構成図である。
図8において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のプロジェクター100は、赤色光用光源装置(光源装置)101Rと、緑色光用光源装置(光源装置)101Gと、青色光用光源装置(光源装置)101Bと、赤色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)102Rと、緑色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)102Gと、青色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)102Bと、赤色光用光射出側偏光板106R、緑色光用光射出側偏光板106G及び青色光用光射出側偏光板106Bと、1/2波長板108と、色合成素子103と、投射光学装置104と、を備えている。
本実施形態において、赤色光用光源装置101R、緑色光用光源装置101Gおよび青色光用光源装置101Bの各々には、第1実施形態の光源装置10が用いられている。
本実施形態のプロジェクター100は、概略すると以下のように動作する。
赤色光用光源装置101Rから射出された赤色光LRは、赤色光用液晶ライトバルブ102Rに入射して変調される。
緑色光用光源装置101Gから射出された緑色光LGは、緑色光用液晶ライトバルブ102Gに入射して変調される。
青色光用光源装置101Bから射出された青色光LBは、青色光用液晶ライトバルブ102Bに入射して変調される。なお、赤色光LR、緑色光LG及び青色光LBはいずれも直線偏光(P偏光)である。
赤色光用液晶ライトバルブ102Rにより変調された赤色光LR、緑色光用液晶ライトバルブ102Gにより変調された緑色光LG、および青色光用液晶ライトバルブ102Bにより変調された青色光LBは、色合成素子103に入射して合成される。
色合成素子103により合成された光は、画像光として射出され、投射光学装置104によりスクリーンSCRに拡大投射される。このようにして、フルカラーの投射画像が表示される。
以下、本実施形態のプロジェクター100の各構成要素について説明する。
赤色光用光源装置101R、緑色光用光源装置101G、および青色光用光源装置101Bは、射出光の色が異なるだけであって、装置構成は同様である。
一例として、赤色光用光源装置101Rは、蛍光体を励起することで概ね585nm〜720nmの波長域を有する蛍光からなる赤色光LRを効率良く生成する。緑色光用光源装置101Gは、蛍光体を励起することで概ね495nm〜585nmの波長域を有する蛍光からなる緑色光LGを効率良く生成する。青色光用光源装置101Bは、蛍光体を励起することで概ね380nm〜495nmの波長域を有する蛍光からなる青色光LBを効率良く生成する。
赤色光用液晶ライトバルブ102R、緑色光用液晶ライトバルブ102G、および青色光用液晶ライトバルブ102Bの各々は、図示を省略するが、一対のガラス基板の間に液晶層が挟持した液晶パネルから構成される。
液晶層のモードは、TNモード、VAモード、横電界モード等、特に限定されない。赤色光用液晶ライトバルブ102R、緑色光用液晶ライトバルブ102G、および青色光用液晶ライトバルブ102Bの各々は、赤色光用光源装置101R、緑色光用光源装置101G、および青色光用光源装置101Bの各々から射出された光を画像情報に応じて変調する。
赤色光用光射出側偏光板106R、緑色光用光射出側偏光板106G及び青色光用光射出側偏光板106Bは、赤色光用液晶ライトバルブ102R、緑色光用液晶ライトバルブ102G、および青色光用液晶ライトバルブ102Bの各々の光射出側に設けられている。赤色光用光射出側偏光板106R、緑色光用光射出側偏光板106G及び青色光用光射出側偏光板106Bは、赤色光用光源装置101R、緑色光用光源装置101G、および青色光用光源装置101Bの各々から射出された光と異なる偏光方向の光(S偏光)を透過させる。
色合成素子103は、クロスダイクロイックプリズム等により構成されている。クロスダイクロイックプリズムは、4つの三角柱プリズムが互いに貼り合わされた構造を有する。三角柱プリズムにおいて貼り合わされる面は、クロスダイクロイックプリズムの内面になる。クロスダイクロイックプリズムの内面では、赤色光が反射して緑色光が透過するダイクロイック面と、青色光が反射して緑色光が透過するダイクロイック面と、が互いに直交している。
クロスダイクロイックプリズムに入射した緑色光LGは、2つのダイクロイック面を透過してそのまま射出される。クロスダイクロイックプリズムに入射した赤色光LRおよび青色光LBは、いずれか一方のダイクロイック面で選択的に反射されて緑色光LGの射出方向と同じ方向に射出される。このようにして、色合成素子103において、3つの色光が重ね合わされて合成され、合成された色光が投射光学装置104に向けて射出される。
色合成素子103において、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBを効率良く合成するためには、色合成素子103に入射する時点において、一方のダイクロイック面で反射する赤色光LRおよび青色光LBがS偏光とされ、双方のダイクロイック面を透過する緑色光LGがP偏光とされていることが望ましい。
ところが、赤色光用光源装置101R、緑色光用光源装置101G、および青色光用光源装置101Bの各々から射出されて上記赤色光用光射出側偏光板106R、緑色光用光射出側偏光板106G及び青色光用光射出側偏光板106Bの各々から射出される光は全てS偏光である。そのため、本実施形態において、3つの色光の光路のうち、緑色光用液晶ライトバルブ102Gと色合成素子103との間には、1/2波長板108が設けられている。これにより、色合成素子103に入射する3つの色光のうち、緑色光LGのみをP偏光とすることができる。
投射光学装置104は、例えば複数のレンズにより構成されており、赤色光用液晶ライトバルブ102R、緑色光用液晶ライトバルブ102G、および青色光用液晶ライトバルブ102Bの各々により変調された光を投射する。すなわち、投射光学装置104は、色合成素子103から射出された画像光を被投射面であるスクリーンSCR上に投射する。
本実施形態のプロジェクター100は、第1実施形態の光源装置10を備えるので、光利用効率が高く明るい画像をスクリーンSCR上に表示することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、反射型偏光素子の構成はワイヤーグリッドに限定されず、偏光ビームスプリッターで構成してもよい。以下、反射型偏光素子の変形例について説明する。
図9は変形例に係る反射型偏光素子及びその周辺構造を示した図である。
図9に示すように、変形例の反射型偏光素子114は、2つの三角柱プリズム21、22と、2つの三角柱プリズム21、22の間に設けられた偏光分離膜23と、直角プリズム22の側面22aに設けられた反射ミラー24と、を有する偏光ビームスプリッターで構成されている。
偏光分離膜23は、導光体13の光射出面13bから射出された青色光Lbを偏光分離する機能を有する。具体的に、偏光分離膜23は、青色光Lbのうちの反射型偏光素子14に対するS偏光Lbs(第1の偏光方向の第1偏光)を反射し、青色光Lbのうちの反射型偏光素子14に対するP偏光Lbp(第2の偏光方向の第2偏光)を透過させる。
導光体13の光射出面13bと反射型偏光素子114との距離は例えば100μm以下に設定され、より好ましくは10μm以下に設定される。反射ミラー24は、例えば銀、アルミニウム等の反射率の高い材料で構成される。
本変形例において、青色光LbのP偏光Lbpは反射型偏光素子114において偏光分離膜23を透過する。一方、青色光LbのS偏光Lbsは反射型偏光素子114において偏光分離膜23で反射される。なお、偏光分離膜23で反射されたS偏光Lbsは、図3に示すように反射ミラー24で反射された後に再び偏光分離膜23で反射されて導光体13に戻る成分の他、直接導光体13内に戻る成分も含む。反射型偏光素子114で反射されたS偏光Lbsは、導光体13内で全反射されつつ光入射面に向かって進行する。
このように本変形例の反射型偏光素子114においても、上記実施形態の反射型偏光素子14と同様、青色光Lbを偏光分離することができる。
光源装置を構成する各構成要素の形状、大きさ、数、配置、材料等の具体的な構成については、上記実施形態に限定されることなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、反射ミラー15,115,215,315,415を導光体13の各側面13cにおける一部に設ける場合を例に挙げたが、反射ミラー15,115,215,315,415を導光体13の各側面13cにおける全体に設けてもよい。
また、上記実施形態においては、透過型のプロジェクターに本発明の光源装置を適用した場合の例について説明したが、本発明の光源装置は反射型のプロジェクターにも適用することも可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過する形態であることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射する形態であることを意味する。なお、光変調装置は、液晶ライトバルブに限られず、例えばデジタルマイクロミラーデバイスが用いられてもよい。
また、上記実施形態において、3つの液晶パネルを用いたプロジェクターの例を挙げたが、本発明は、1つの液晶ライトバルブのみを用いたプロジェクター、4つ以上の液晶ライトバルブを用いたプロジェクターにも適用可能である。
また、上記実施形態では、本発明の光源装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限定されない。本発明の光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1…第1低屈折率層、1a,2a,3a…空気層、1a…空気層(第1の空気層)、2…第2低屈折率層、2a…空気層(第2の空気層)、3…第3低屈折率層、3a…空気層(第3の空気層)、10,10A,10B,10C,10D,10E…光源装置、11…光源部、12…蛍光体、12a,12b,13b…光射出面、12a,12b,13a…光入射面、12a…光入射面(第1光射出面)、12b…光射出面(光射出面)、12c,13c,22a,13c1,13c2,13c3,13c4…側面、12c…側面(第1側面)、13…導光体、13a…光入射面(第2光入射面)、13a…入射面、13b…光射出面(第2光射出面)、13c…側面(第2側面)、13M…中間部、14,114…反射型偏光素子、15,115,215,315,415…反射ミラー(反射部材)、17…レーザー光源、31a…第1反射面、32a…第2反射面、33a,133a,233a,333a,433a…第3反射面、34a…第4反射面、100…プロジェクター、101B…青色光用光源装置(光源装置)、101G…緑色光用光源装置(光源装置)、101R…赤色光用光源装置(光源装置)、102B…青色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)、102G…緑色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)、102R…赤色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)、104…投射光学装置、133b,333b,433b…第5反射面、133c,433c…第6反射面、333c…第7反射面、433d…第8反射面、L…励起光、Lb…青色光(蛍光)。

Claims (12)

  1. 励起光を射出する光源部と、
    前記励起光が入射する第1光入射面と、前記励起光により励起されて生成される蛍光が射出される第1光射出面と、前記第1光入射面及び前記第1光入射面に交差する第1側面と、を有する蛍光体と、
    第2光入射面と、第2光射出面と、前記第2光入射面及び前記第2光射出面に交差する第2側面とを有し、内部に入射した光を伝播させる導光体と、
    前記導光体の前記第2光射出面に対向して配置され、前記第2光射出面から射出された前記蛍光のうちの第1の偏光方向の第1偏光を反射し、前記第2光射出面から射出された前記蛍光のうちの前記第1の偏光方向とは偏光方向が異なる第2の偏光方向の第2偏光を透過させる反射型偏光素子と、
    前記蛍光を反射する反射部材と、を備え、
    前記蛍光体は、前記蛍光体の前記第1光射出面と前記導光体の前記第2光入射面とが対向する位置に配置され、
    前記蛍光体の前記第1光射出面と前記導光体の前記第2光入射面との間に、前記蛍光体および前記導光体よりも低い屈折率を有する第1低屈折率層が設けられており、
    前記反射部材は、
    前記蛍光体の前記第1側面に対向して設けられる第1反射面と、
    前記導光体の前記第2側面に対向して設けられる第2反射面と、
    前記第1低屈折率層に対向して設けられる第3反射面と、を有している
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記蛍光体の前記第1側面と前記反射部材の前記第1反射面との間に、前記蛍光体よりも低い屈折率を有する第2低屈折率層が設けられ、
    前記反射部材は、前記第2低屈折率層に対向して設けられる第4反射面を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記導光体の前記第2側面と前記反射部材の前記第2反射面との間に、前記導光体よりも低い屈折率を有する第3低屈折率層が設けられ、
    前記反射部材は、
    前記第3低屈折率層に対向して設けられる第5反射面と、
    前記第4反射面に対向して設けられる第6反射面と、を有している
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記蛍光体の前記第1光射出面の大きさは、前記導光体の前記第2光入射面の大きさよりも小さく、
    前記反射部材は、前記導光体の前記第2光入射面に対向して設けられる第7反射面を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  5. 前記蛍光体の前記第1光射出面の大きさは、前記導光体の前記第2光入射面の大きさよりも大きく、
    前記反射部材は、前記蛍光体の前記第1光射出面に対向して設けられる第8反射面を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  6. 前記第1低屈折率層が第1の空気層で構成される
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 前記第2低屈折率層が第2の空気層で構成される
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の光源装置。
  8. 前記第3低屈折率層が第3の空気層で構成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  9. 前記反射部材の前記第2反射面は、前記導光体の中間部よりも前記第2光入射面側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の光源装置。
  10. 前記導光体は、前記第2側面が前記第2光入射面及び前記第2光射出面に対して傾斜した形状を有するテーパーロッドである
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光源装置。
  11. 前記光源部はレーザー光源を有する、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の光源装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
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