JP2020200373A - ポリカーボネート樹脂組成物および照明カバー - Google Patents

ポリカーボネート樹脂組成物および照明カバー Download PDF

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Abstract

【課題】光線透過率と分散度に優れ、高度の難燃性を有するポリカーボネート樹脂組成物を提供する。【解決手段】(A)芳香族ポリカーボネート樹脂100質量部に対し、(B)シリコーン系光拡散剤を0.38〜0.62質量部、(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムを0.038〜0.062質量部、(D)ポリテトラフルオロエチレンを0.075〜0.125質量部、(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを0.15〜0.50質量部含有し、さらに(F)ソルベントブルー97及びソルベントバイオレット36を、合計で樹脂組成物中0.1〜0.3質量ppm含有することを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明はポリカーボネート樹脂組成物及びそれからなる照明器具カバーに関し、詳しくは、光線透過率と分散度に優れ、高度の難燃性を有するポリカーボネート樹脂組成物に関する。
ポリカーボネート樹脂は、耐衝撃性、耐熱性、耐候性、難燃性等の物性が優れ、高い光線透過率を有する高機能性樹脂であり、その特性を活かして、例えば自動車、電気電子機器、住宅、照明機器、光学用途その他の工業分野における部品製造用材料等として幅広く利用されている。
特にその優れた光学特性と難燃性を活かし、近年ではLED光源が主流となりつつある照明機器用の透光性カバー部材として利用されるようになってきた。
中でもLEDを光源として用いた照明カバー、照明看板、スクリーン、各種ディスプレイ、表示用カバーやレンズなどの部材では、光拡散性を付与することによって照明光を広げる効果を持たせ、かつ照明効率を落とさないよう高い光透過性を維持することが求められる。またオフィスや家庭用の照明部材では高い難燃性が求められることから、種々の難燃剤や拡散剤を配合したポリカーボネート樹脂が使用されている。
例えば、特許文献1では、難燃剤として有機金属塩系化合物が配合されたポリカーボネート樹脂組成物を提案しているが、光線透過率、光拡散性(分散度)、難燃性は必ずしも十分であるとはいえない。
特開2014−125499号公報
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、光線透過率と分散度に優れ、高度の難燃性を有するポリカーボネート樹脂組成物、およびこのポリカーボネート樹脂組成物を用いた照明カバーを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記のような優れたポリカーボネート樹脂組成物を開発するため鋭意検討を重ねた結果、シリコーン系光拡散剤、トリフルオロメタンスルホン酸カリウム、ポリテトラフルオロエチレン、特定の安定剤と色素を、それぞれ特定の量で組み合わせて含有するポリカーボネート樹脂組成物が、上記課題を解決することを見出し、本発明に到達した。
本発明は、以下のポリカーボネート樹脂組成物、およびこのポリカーボネート樹脂組成物を用いた照明カバーに関する。
[1](A)芳香族ポリカーボネート樹脂100質量部に対し、(B)シリコーン系光拡散剤を0.38〜0.62質量部、(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムを0.038〜0.062質量部、(D)ポリテトラフルオロエチレンを0.075〜0.125質量部、(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを0.15〜0.50質量部含有し、さらに(F)ソルベントブルー97及びソルベントバイオレット36を、合計で樹脂組成物中0.1〜0.3質量ppm含有することを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
[2]前記(B)シリコーン系光拡散剤が、ポリメチルシルセキスキオキサンであることを特徴とする上記[1]に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
[3]前記(B)シリコーン系光拡散剤の質量平均粒子径が1〜5μmであり、かつ含有量が0.39〜0.60重量部であることを特徴とする上記[1]に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
[4]前記(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムの含有量が0.040〜0.060質量部であることを特徴とする上記[1]に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
[5]前記(D)ポリテトラフルオロエチレンの含有量が0.08〜0.12質量部であり、かつ前記(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートの含有量が0.18〜0.30質量部であることを特徴とする上記[1]に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
[6]上記[1]〜[5]のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物により形成された照明カバー。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、光線透過率と分散度に優れ、高度の難燃性を有する。
また、前記ポリカーボネート樹脂組成物を用いて照明カバーを作成、照明器具として使用することで、光取り出し効率に優れるとともに、点灯時のカバー発光面の輝度ムラがなく、耐燃焼性に優れた照明器具を提供可能となる。
以下、本発明について実施形態及び例示物等を示して詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施形態及び例示物等に限定して解釈されるものではない。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、(A)芳香族ポリカーボネート樹脂100質量部に対し、(B)シリコーン系光拡散剤を0.38〜0.62質量部、(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムを0.038〜0.062質量部、(D)ポリテトラフルオロエチレンを0.075〜0.125質量部、(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを0.15〜0.50質量部含有し、さらに(F)ソルベントブルー97及びソルベントバイオレット36を、合計で樹脂組成物中0.1〜0.3質量ppm含有することを特徴とする。
[(A)芳香族ポリカーボネート樹脂]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)を含有する。
芳香族ポリカーボネート樹脂(A)は、芳香族ヒドロキシ化合物と、ホスゲン又は炭酸のジエステルとを反応させることによって得られる芳香族ポリカーボネート重合体である。上記芳香族ポリカーボネート重合体は分岐を有していてもよい。芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、ホスゲン法(界面重合法)、溶融法(エステル交換法)等の従来法によることができる。
芳香族ジヒドロキシ化合物の代表的なものとしては、例えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン等が挙げられる。
上記芳香族ジヒドロキシ化合物の中では、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(即ち、ビスフェノールA)が特に好ましい。
また、上記芳香族ジヒドロキシ化合物は、1種類を単独で用いても、2種類以上を混合して用いてもよい。
芳香族ポリカーボネート樹脂(A)を製造する際に、上記芳香族ジヒドロキシ化合物に加えてさらに分子中に3個以上のヒドロキシ基を有する多価フェノール等を少量添加してもよい。この場合、芳香族ポリカーボネート樹脂は分岐を有するものになる。
上記3個以上のヒドロキシ基を有する多価フェノールとしては、例えばフロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−2、4,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−3、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどのポリヒドロキシ化合物、あるいは3,3−ビス(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール(即ち、イサチンビスフェノール)、5−クロルイサチン、5,7−ジクロルイサチン、5−ブロムイサチン等が挙げられる。この中でも、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシルフェニル)エタン又は1,3,5−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼンが好ましい。上記多価フェノールの使用量は、上記芳香族ジヒドロキシ化合物を基準(100モル%)として好ましくは0.01〜10モル%となる量であり、より好ましくは0.1〜2モル%となる量である。
エステル交換法による重合においては、ホスゲンの代わりに炭酸ジエステルがモノマーとして使用される。炭酸ジエステルの代表的な例としては、ジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネート等に代表される置換ジアリールカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ−tert−ブチルカーボネート等に代表されるジアルキルカーボネートが挙げられる。これらの炭酸ジエステルは、1種類を単独で、又は2種類以上を混合して用いることができる。これらのなかでも、ジフェニルカーボネート、置換ジフェニルカーボネートが好ましい。
また上記の炭酸ジエステルは、好ましくはその50モル%以下、さらに好ましくは30モル%以下の量を、ジカルボン酸又はジカルボン酸エステルで置換してもよい。代表的なジカルボン酸又はジカルボン酸エステルとしては、テレフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸ジフェニル及びイソフタル酸ジフェニル等が挙げられる。このようなジカルボン酸又はジカルボン酸エステルで炭酸ジエステルの一部を置換した場合には、ポリエステルカーボネートが得られる。
エステル交換法により芳香族ポリカーボネート樹脂を製造する際には、通常、触媒が使用される。触媒種に制限はないが、一般的にはアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、塩基性ホウ素化合物、塩基性リン化合物、塩基性アンモニウム化合物、アミン系化合物等の塩基性化合物が使用される。中でもアルカリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属化合物が特に好ましい。これらは、単独で使用してもよく、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。エステル交換法では、上記触媒をp−トルエンスルホン酸エステル等で失活させることが一般的である。
芳香族ポリカーボネート樹脂(A)の好ましい分子量は、粘度平均分子量[Mv]で18,000〜50,000である。粘度平均分子量が18,000未満では、機械的強度が十分ではなく、粘度平均分子量が50,000を超えると、流動性が悪く成形性が悪くなりやすい。粘度平均分子量は、より好ましくは19,000以上であり、さらに好ましくは20,000以上、特に好ましくは21,000以上であり、また、より好ましくは45,000以下、さらに好ましくは40,000以下、特に好ましくは36,000以下であり、最も好ましくは33,000以下である。
なお、本発明において、ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量(Mv)は、溶媒としてメチレンクロライドを使用し、ウベローデ粘度計を用いて温度20℃での極限粘度[η](単位dl/g)を求め、以下のSchnellの粘度式から算出される値である。
[η]=1.23×10−4Mv0.83
[(B)シリコーン系光拡散剤]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、(B)シリコーン系光拡散剤を含有する。シリコーン系光拡散剤を含有することにより、樹脂組成物及びこれを成形した成形品の光拡散性を高めることができる。
(B)シリコーン系光拡散剤しては、シリコーン系樹脂の粒子が挙げられる。特にはシリコーン系樹脂の微粒子が好ましい。
シリコーン系樹脂の微粒子としては、架橋シリコーン樹脂微粒子、シリコーンゴムをシリコーンレジンで被覆したシリコーンゴムパウダー等が挙げられる。中でも、シリコーン樹脂微粒子が好ましく、ポリオルガノシルセスキオキサン粒子がより好ましく、熱安定性に優れる点から、ポリメチルシルセキスキオキサン粒子が特に好ましい。
また、(B)シリコーン系光拡散剤の質量平均粒径は、通常0.5μm以上、好ましくは1μm以上、さらに好ましくは1.5μm以上であり、通常30μm以下、好ましくは20μm以下、より好ましくは10μm以下、さらに好ましくは5μm以下、特に好ましくは3μm以下である。質量平均粒径が小さ過ぎると得られるポリカーボネート樹脂組成物の光拡散性が劣り、照明器具部材等として使用した場合に光源が透けて見えたり、視認性に劣ったりする傾向があり、逆に大き過ぎると含有量に対する拡散効果が低くなる可能性がある。
なお、(B)シリコーン系光拡散剤は、1種を用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
(B)シリコーン系光拡散剤の含有量は、(A)ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、0.38〜0.62質量部である。含有量は、好ましくは0.39質量部以上、より好ましくは0.40質量部以上であり、好ましくは0.61質量部以下、より好ましくは0.60質量部以下である。
[(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウム]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムを含有する。(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムを含有することで、本発明のポリカーボネート樹脂組成物の燃焼時の炭化層形成を促進し、難燃性をより高めることができると共に、(A)ポリカーボネート樹脂そのものが有する耐衝撃性等の機械的物性、耐熱性、電気的特性などの性質を良好に維持できる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物における(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムの含有量は、(A)ポリカーボネート樹脂100質量部に対して、0.038〜0.062質量部であり、好ましくは0.039質量部以上、より好ましくは0.040質量部以上であり、また、好ましくは0.061質量部以下、より好ましくは0.060質量部以下である。(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムの含有量が少なすぎると得られるポリカーボネート樹脂組成物の難燃性が不十分となり、逆に多すぎてもポリカーボネート樹脂の熱安定性や耐加水分解性が低下しやすく、並びに、成形品の外観不良及び機械的強度の低下が生じやすい。
[(D)ポリテトラフルオロエチレン]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、さらに(D)ポリテトラフルオロエチレンを含有する。
(D)ポリテトラフルオロエチレンとしては、フィブリル形成能を有するものが好ましく、フィブリル形成能を有することで、燃焼時の滴下防止性が著しく向上させる傾向にある。
また、(D)ポリテトラフルオロエチレンとして、有機重合体で被覆されたポリテトラフルオロエチレンも好適に使用することができる。有機重合体被覆ポリテトラフルオロエチレンを用いることで、分散性が向上し、成形品の表面外観が向上し、表面異物を抑制できる。
有機重合体被覆ポリテトラフルオロエチレンは、公知の種々の方法により製造でき、例えば(1)ポリテトラフルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水性分散液とを混合して、凝固またはスプレードライにより粉体化して製造する方法、(2)ポリテトラフルオロエチレン粒子水性分散液存在下で、有機系重合体を構成する単量体を重合した後、凝固またはスプレードライにより粉体化して製造する方法、(3)ポリテトラフルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水性分散液とを混合した分散液中で、エチレン性不飽和結合を有する単量体を乳化重合した後、凝固またはスプレードライにより粉体化して製造する方法、等が挙げられる。
ポリテトラフルオロエチレンを被覆する有機系重合体を生成するための単量体としては、ポリカーボネート樹脂に配合する際の分散性の観点から、ポリカーボネート樹脂との親和性が高いものが好ましく、芳香族ビニル系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体、シアン化ビニル系単量体がより好ましい。
(D)ポリテトラフルオロエチレンは、1種類を用いてもよく、2種類以上を任意の組み合わせ及び任意の比率で併用してもよい。
(D)ポリテトラフルオロエチレンの含有量は、(A)ポリカーボネート樹脂100質量部に対し、0.075〜0.125質量部であり、より好ましくは0.080〜0.120質量部である。
[(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを安定剤として含有する。
(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートの含有量は、(A)ポリカーボネート樹脂100質量部に対して、0.15〜0.50質量部であり、より好ましくは0.18〜0.30質量部である。フェノール系安定剤の含有量が前記範囲の下限値未満の場合は、フェノール系安定剤としての効果が不十分となり、フェノール系安定剤の含有量が前記範囲の上限値を超える場合は、効果が頭打ちとなり経済的でなくなる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、上記(E)成分に加えて、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトを含有することが好ましい。トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトを含有する場合の含有量は、(A)ポリカーボネート樹脂100質量部に対して、好ましくは0.02〜0.04質量部である。
[(F)ソルベントブルー97及びソルベントバイオレット36]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、橙色ないし黄色の光線を吸収することにより青色ないし紫色を呈するブルーイング染料として、(F)ソルベントブルー97及びソルベントバイオレット36を含有する。
一般名がソルベントブルー97(Solvent Blue97)の染料としては、具体的にはランクセス株式会社製の商品名「マクロレックスブルーRR」を挙げることができる。
また、一般名がソルベントバイオレット36(Solvent Violet36)の染料としては、具体的にはランクセス株式会社製の商品名「マクロレックスバイオレット3R」を挙げることができる。
(F)ソルベントブルー97及びソルベントバイオレット36の含有量は、樹脂組成物中、両者の合計で0.1〜0.3質量ppmである。含有量が0.1質量ppm以上でない場合は、色相の黄色見が改善できず、0.3質量ppmを超えると、LED照明カバー等にした場合の明るさ(照度)が低下しやすい。
[その他の成分]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、所望の諸物性を著しく損なわない限り、必要に応じて、上記したもの以外に他の成分を含有していてもよい。他成分の例を挙げると、ポリカーボネート樹脂以外の樹脂、上記以外の各種樹脂添加剤などが挙げられる。なお、その他の成分は、1種が含有されていてもよく、2種以上が任意の組み合わせ及び比率で含有されていてもよい。
<その他の樹脂>
その他の樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート樹脂などの熱可塑性ポリエステル樹脂;ポリスチレン樹脂、高衝撃ポリスチレン樹脂(HIPS)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)などのスチレン系樹脂;ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂;ポリアミド樹脂;ポリイミド樹脂;ポリエーテルイミド樹脂;ポリウレタン樹脂;ポリフェニレンエーテル樹脂;ポリフェニレンサルファイド樹脂;ポリスルホン樹脂;ポリメタクリレート樹脂等が挙げられる。
なお、その他の樹脂は、1種が含有されていてもよく、2種以上が任意の組み合わせ及び比率で含有されていてもよい。
なお、(A)ポリカーボネート樹脂以外のその他の樹脂を含有する場合、その含有量は、(A)ポリカーボネート樹脂100質量部に対し、20質量部以下とすることが好ましく、10質量部以下がより好ましく、さらには5質量部以下、特には3質量部以下とすることが好ましい。
<樹脂添加剤>
樹脂添加剤としては、例えば、紫外線吸収剤、蛍光造白剤、離型剤、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、流動性改良剤、可塑剤、分散剤、抗菌剤などが挙げられる。なお、樹脂添加剤は1種が含有されていてもよく、2種以上が任意の組み合わせ及び比率で含有されていてもよい。
[ポリカーボネート樹脂組成物の製造]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物を製造する方法に制限はなく、公知のポリカーボネート樹脂組成物の製造方法を広く採用でき、上記した(A)〜(F)の必須成分、並びに、必要に応じて配合されるその他の成分を、例えばタンブラーやヘンシェルミキサーなどの各種混合機を用い予め混合した後、バンバリーミキサー、ロール、ブラベンダー、単軸混練押出機、二軸混練押出機、ニーダーなどの混合機で溶融混練する方法が挙げられる。
また、例えば、各成分を予め混合せずに、または、一部の成分のみを予め混合し、フィーダーを用いて押出機に供給して溶融混練して、ポリカーボネート樹脂組成物を製造することもできる。
また、例えば、一部の成分を予め混合し押出機に供給して溶融混練することで得られる樹脂組成物をマスターバッチとし、このマスターバッチを再度残りの成分と混合し、溶融混練することによってポリカーボネート樹脂組成物を製造することもできる。
また、例えば、分散し難い成分を混合する際には、その分散し難い成分を予め水や有機溶剤等の溶媒に溶解又は分散させ、その溶液又は分散液と混練するようにすることで、分散性を高めることもできる。
[成形品]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、成形して照明カバーとされる。
照明カバーを製造する方法は、ポリカーボネート樹脂組成物について一般に採用されている成形法を任意に採用できる。その例を挙げると、射出成形法、超高速射出成形法、射出圧縮成形法、二色成形法、ガスアシスト等の中空成形法、断熱金型を使用した成形法、急速加熱金型を使用した成形法、発泡成形(超臨界流体も含む)、インサート成形、IMC(インモールドコーティング成形)成形法、押出成形法、シート成形法、熱成形法、回転成形法、積層成形法、プレス成形法、ブロー成形法などが挙げられ、また、ホットランナー方式を使用した成形法を用いることも出来る。
これらのなかでも、射出成形法、超高速射出成形法、射出圧縮成形法などの射出成形法が好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物の照明カバーとしては、任意形状の各種の透光性部品が挙げられ、特にLED照明用の各種照明カバー等に好適に用いることができる。
以下、実施例を示して本発明について更に具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定して解釈されるものではない。
なお、以下の説明において[部]とは、特に断らない限り質量基準に基づく「質量部」を表す。
実施例および比較例に使用した各成分は、以下の表1の通りである。
(実施例1〜9、比較例1〜10)
[樹脂ペレット製造]
表1に記載した各成分を、後記表3以下に記した割合(全て質量部で表示)となるように配合し、タンブラーミキサーで均一に混合して、混合物を得た。この混合物を、2軸押出機(東芝機械社製「TEM26SX」)に供給し、スクリュー回転数150rpm、吐出量20kg/時、バレル温度280℃の条件で混練し、押出ノズル先端からストランド状に押し出した。押出物を水槽にて急冷し、ペレタイザーを用いてカットしてペレット化し、ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを得た。
[初期色相]
上記で得られた樹脂組成物のペレットについて、日本製鋼所製射出成形機J50を用い、樹脂温度280℃、金型温度80℃の条件下で射出成形を行い、長さ90mm、幅50mm、肉厚が1mm、2mm、3mmの3段プレートを試験片として得た。
このプレートをD65光源下で、目視により色相を以下の基準で、評価した。
○・・・色相良好
△・・・僅かに黄変
×・・・明らかに黄変
[全光線透過率]
初期色相用に作成した3段プレートを試験片とし、日本電色工業社製ヘイズメーター「NDH−4000」を用いて、ASTM−D1003に基づき、D65光源により、試験片の1mm厚部での全光線透過率を測定した。
[分散度]
初期色相用に作成した3段プレートを試験片とし、MURAKAMI COLOR RESEARCH LABORATORY社製「GP−5」GONIOPHOTOMETERを用い、入射光:0°、煽り角:0°、受光範囲:0°〜90°、光束絞り:2.0、受光絞り:3.0の条件で1mm厚みの輝度を測定し、0°の輝度に対して、輝度が半減する角度を分散度(°)として求めた。
[難燃性]
上記で得られた樹脂組成物のペレットについて、住友重機械工業社製射出成形機「SE100DU」を用い、樹脂温度300℃、金型温度80℃の条件下で射出成形を行い、長さ127mm、幅12.7mm、肉厚0.8mmのUL試験用試験片を得た。
得られたUL試験用試験片を、23℃、相対湿度50%の高温室の中で48時間調湿し、米国アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)が定めているUL94試験(機器の部品用プラスチック材料の燃焼試験)に準拠して試験を実施した。
UL94Vとは、鉛直に保持した試験片にバーナーの炎を10秒間接炎した後の残炎時間やドリップ性から難燃性を評価する方法であり、V−0、V−1及びV−2の難燃性を有するためには、以下の表2に示す基準を満たすことが必要となる。
得られたUL試験用試験片を、23℃、相対湿度50%の高温室の中で48時間調湿し、米国アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)が定めているUL94試験(機器の部品用プラスチック材料の燃焼試験)に準拠して試験を実施した。
燃焼性結果は、良好な順からV−0、V−1、V−2、HBとし規格外のものをNGと分類した。また、5試料の全残炎時間とドリップによる綿着火本数を記載した。
[LED電球全光束]
実施例及び比較例で得られた各樹脂組成物について、住友重機械工業社製射出成形機SE100DUを用い、樹脂温度300℃、金型温度80℃の条件下で射出成形を行い、半径25.5mmの半球状で厚み1mmの半球状成形品を得た。
市販のLED電球(PANASONIC社製、EVERLEDS LDA7D−G)の照明カバーを取り外し、上記半球状成形品を取り付け、全光束を、Labsphere社製全光束分光測定システムCSLMS−2021型(積分球20インチ、分光器CDS−2100)により、測定した。
[LED電球粒感]
上記全光束測定の際に使用したLED電球及び半球状成形品を用いて、LED電球点灯時のLEDチップの見え方を目視で評価した。
○・・・LEDチップは見えず、光は均一に拡散
△・・・僅かに光に陰影がある
×・・・明らかにチップの位置がわかる
以上の評価結果を以下の表3〜4に示す。なお、表中、実施例nは「実n」、比較例nを「比n」と記す。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、光線透過率と分散度に優れ、高度の難燃性を有するポリカーボネート樹脂材料であるので、各種の照明部品等に広く好適に利用でき、産業上の利用性は非常に高い。

Claims (6)

  1. (A)芳香族ポリカーボネート樹脂100質量部に対し、(B)シリコーン系光拡散剤を0.38〜0.62質量部、(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムを0.038〜0.062質量部、(D)ポリテトラフルオロエチレンを0.075〜0.125質量部、(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを0.15〜0.50質量部含有し、さらに(F)ソルベントブルー97及びソルベントバイオレット36を、合計で樹脂組成物中0.1〜0.3質量ppm含有することを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
  2. 前記(B)シリコーン系光拡散剤が、ポリメチルシルセキスキオキサンであることを特徴とする請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 前記(B)シリコーン系光拡散剤の質量平均粒子径が1〜5μmであり、かつ含有量が0.39〜0.60重量部であることを特徴とする請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 前記(C)トリフルオロメタンスルホン酸カリウムの含有量が0.040〜0.060質量部であることを特徴とする請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  5. 前記(D)ポリテトラフルオロエチレンの含有量が0.08〜0.12質量部であり、かつ前記(E)オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートの含有量が0.18〜0.30質量部であることを特徴とする請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物により形成された照明カバー。
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