JP2020198242A - Led駆動装置及び表示装置、並びにled駆動装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイオードのショート故障が発生した場合に、LEDが点灯不可となるのを回避可能なLED駆動装置を提供する。【解決手段】DC/DCコンバータ20は、非同期整流型の昇圧チョッパ回路である。スイッチング素子Q2は、駆動装置50内に設けられ、LED列10の一部のLED12に並列に接続される。スイッチング素子Q2は、SBD26のショート故障が発生していない場合にはオフである。コントローラ70は、SBD26のショート故障が発生した場合に、スイッチング素子Q1をオフにするとともにスイッチング素子Q2をオンにする。【選択図】図1

Description

本開示は、LED駆動装置及びそれを備える表示装置、並びにLED駆動装置の制御装置に関する。
省エネルギ光源としてのLED(Light Emitting Diode)の用途が近年ますます拡大している。LEDの駆動には、LEDの順方向電圧−電流特性と発光特性とから、LEDに定電流を供給するためのLEDドライバが用いられる。
たとえば、特開2018−19498号公報(特許文献1)には、スイッチング電源回路を用いたLEDドライバが開示されている。このLEDドライバは、LEDへ電流を供給するDC/DCコンバータと、LEDに流れる電流を調整するカレントドライバとを含む。DC/DCコンバータは、コイルとスイッチング素子とダイオードとを含む非同期整流型のチョッパ回路によって構成される。このような構成により、高効率(低損失)でLEDを駆動することができる(特許文献1参照)。
特開2018−19498号公報
DC/DCコンバータを構成するチョッパ回路が昇圧型の場合、チョッパ回路を構成するダイオードのショート故障が発生すると、以下のような問題が発生する。すなわち、スイッチング素子がオンしたときに、出力側のキャパシタに蓄えられた電力が、ショート故障したダイオードを通じてスイッチング素子へ流れる。これにより、スイッチング素子がASO(Area of Safe Operation)破壊を起こす可能性があるとともに、LEDは不点灯となる。このような問題について、上記の特許文献1では特に検討されていない。
本開示は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ダイオードのショート故障が発生した場合に、LEDが点灯不可となるのを回避可能なLED駆動装置及びそれを備える表示装置、並びにLED駆動装置の制御装置を提供することである。
本開示のLED駆動装置は、直列接続された複数のLEDへ電力を供給するように構成されたDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータを駆動するように構成された駆動装置とを備える。DC/DCコンバータは、コイルと第1のスイッチング素子とダイオードとを含んで構成される非同期整流型の昇圧チョッパ回路である。LED駆動装置は、複数のLEDの一部に並列に接続される第2のスイッチング素子をさらに備える。第2のスイッチング素子は、ダイオードのショート故障が発生していない場合にはオフである。駆動装置は、ショート故障が発生した場合に、第1のスイッチング素子をオフにするとともに第2のスイッチング素子をオンにする。
上記のLED駆動装置においては、DC/DCコンバータのダイオードのショート故障が発生すると、第1のスイッチング素子がオフになる。これにより、DC/DCコンバータの昇圧機能は失われるけれども、DC/DCコンバータから複数のLEDに向けて電力を出力することが可能となる。ここで、第2のスイッチング素子はオンになるので、複数のLEDの一部は点灯しなくなるけれども、残余のLEDによるトータルの順方向電圧は小さくなる。これにより、上記の残余のLEDに電流が流れ、LEDを点灯させることができる。
第2のスイッチング素子が並列接続される一部のLEDは、複数のLEDのうち最下流のLEDを含むようにしてもよい。
或いは、第2のスイッチング素子が並列接続される一部のLEDは、複数のLEDのうち最上流のLEDを含むようにしてもよい。
第2のスイッチング素子は、駆動装置内に設けられてもよい。
LED駆動装置は、第1のスイッチング素子のドレイン電圧若しくはドレイン電流、又はダイオードに流れる電流を検出するように構成された検出器をさらに備えてもよい。そして、駆動装置は、検出器の出力に基づいて、ショート故障が発生しているか否かを判定してもよい。
上記のダイオードは、ショットキーバリアダイオードであってもよい。
また、本開示の表示装置は、上述したいずれかのLED駆動装置と、LED駆動装置によって駆動される、直列接続された複数のLEDとを備える。
また、本開示の制御装置は、LED駆動装置の制御装置である。LED駆動装置は、直列接続された複数のLEDへ電力を供給するように構成されたDC/DCコンバータを含む。DC/DCコンバータは、コイルと第1のスイッチング素子とダイオードとを含んで構成される非同期整流型の昇圧チョッパ回路である。そして、制御装置は、複数のLEDの一部に並列に接続される第2のスイッチング素子と、コントローラとを備える。第2のスイッチング素子は、ダイオードのショート故障が発生していない場合にはオフである。コントローラは、ショート故障が発生した場合に、第1のスイッチング素子をオフにするとともに第2のスイッチング素子をオンにするように構成される。
本開示のLED駆動装置及び表示装置、並びにLED駆動装置の制御装置によれば、DC/DCコンバータにおいてダイオードのショート故障が発生した場合に、LEDが点灯不可となるのを回避することができる。
本開示の実施の形態に従うLEDドライバを用いた表示装置の全体構成を示す図である。 図1に示すLEDドライバの動作例を概略的に示すタイミングチャートである。 コントローラにより実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 変形例に従うLEDドライバを用いた表示装置の全体構成を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<LEDドライバの構成>
図1は、本開示の実施の形態に従うLEDドライバを用いた表示装置の全体構成を示す図である。図1を参照して、表示装置1は、LED列10と、DC/DCコンバータ20と、駆動装置50とを備える。DC/DCコンバータ20及び駆動装置50は、LED列10を駆動するLEDドライバを構成する。
LED列10は、直列接続された複数のLED12を含む。この例では、4つよりも多い複数のLED12を含む1列のLED列10が示されているが、LED列の数は複数であってもよく、各LED列に含まれるLED12の数は4つ以下であってもよい。
DC/DCコンバータ20は、電源ノード22と、コイル24と、スイッチング素子Q1と、ダイオード26と、キャパシタ28とを含んで構成される。コイル24は、電源ノード22とスイッチング素子Q1との間に接続される。スイッチング素子Q1は、コイル24と接地ノードとの間に接続される。スイッチング素子Q1のゲートは、駆動装置50の外部端子T2に接続されている。この例では、スイッチング素子Q1は、N型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるが、NPN型バイポーラトランジスタ等であってもよい。
ダイオード26は、コイル24とスイッチング素子Q1との接続点にアノードが接続され、LED列10のアノード側にカソードが接続される。この例では、ダイオード26は、ショットキーバリアダイオード(以下「SBD(Schottky Barrier Diode)」と称する。)である。SBDは、順方向電圧が小さいため、順方向の損失が小さく高効率であり、また、スイッチングが高速である。なお、ダイオード26がSBDであることは必須ではなく、SBD以外のダイオードを採用することも可能である。キャパシタ28は、SBD26のカソードが接続される電力線と接地ノードとの間に接続される。
これらの電源ノード22、コイル24、スイッチング素子Q1、SBD26、及びキャパシタ28によって、いわゆる非同期整流型の昇圧チョッパ回路が形成されている。駆動装置50によってスイッチング素子Q1がスイッチング制御され、電源ノード22から供給される電力が昇圧されてLED列10へ供給される。
駆動装置50は、カレントドライバ60と、コントローラ70と、スイッチング素子Q2と、検出器80とを含む。駆動装置50は、たとえば、これらの各要素を集積化したIC(Integrated Circuit)として構成される。駆動装置50は、外部の要素と電気的に接続するための外部端子T1〜T5をさらに備えている。
カレントドライバ60は、スイッチング素子62と、抵抗素子64と、エラーアンプ66とを含む。スイッチング素子62は、LED列10のカソード側が接続される外部端子T5と抵抗素子64との間に接続される。この例では、スイッチング素子62は、N型MOSFETであるが、NPN型バイポーラトランジスタ等であってもよい。抵抗素子64は、スイッチング素子62と接地ノードとの間に接続される。
スイッチング素子62と抵抗素子64との接続点は、エラーアンプ66の反転入力端(−)に接続される。エラーアンプ66の非反転入力端(+)には、基準電圧Vrefが与えられる。エラーアンプ66の出力端は、スイッチング素子62のゲートに接続される。
エラーアンプ66の反転入力端(−)には、スイッチング素子62に流れる電流(すなわちLED列10に流れる電流)を抵抗素子64によって電圧に変換した検出信号(電圧)が入力される。エラーアンプ66の非反転入力端(+)に入力される基準電圧Vrefは、LED列10に流れる電流の目標値を抵抗素子64の抵抗値によって電圧に変換した信号である。
エラーアンプ66は、基準電圧Vrefと上記検出信号(電圧)との差分を増幅した信号をスイッチング素子62のゲートへ出力することでスイッチング素子62を駆動する。これにより、スイッチング素子62に流れる電流、すなわちLED列10に流れる電流が、基準電圧Vrefに対応する電流目標値に調整される。なお、カレントドライバ60は、ICの外部に設けられてもよい。
コントローラ70は、外部端子T5から入力される電圧Vfb(LED列10のカソード側の電圧)を受け、電圧Vfbに基づいてDC/DCコンバータ20を駆動する。具体的には、コントローラ70は、エラーアンプと、PWM(Pulse Width Modulation)回路とを含んで構成される(いずれも図示せず)。エラーアンプは、電圧Vfbが所定値(たとえば0.5V)となるように、電圧Vfbと所定値との差を増幅して出力する。PWM回路は、エラーアンプの出力に基づいてPWM信号を生成し、その生成されたPWM信号をスイッチング素子Q1のゲートが接続される外部端子T2へ出力する。
なお、コントローラ70は、ハードウェア(電子回路)で実行するものに限られず、ソフトウェアで実行するもので構成されてもよい。具体的には、コントローラ70を、CPU(Central Processing Unit)、メモリ(ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory))、各種信号を入出力するための入出力バッファ等を含んで構成してもよい。CPUは、ROMに格納されているプログラムをRAM等に展開して実行する。ROMに格納されるプログラムは、コントローラ70の処理手順が記されたプログラムである。そして、コントローラ70は、このプログラムに従って各種処理を実行するように構成されてもよい。
このLEDドライバでは、カレントドライバ60により、LED列10に流れる電流が基準電圧Vrefに対応する電流目標値に調整される。また、LED列10のカソード側の電圧Vfbが所定値となるように、電圧Vfbに基づいてコントローラ70によりDC/DCコンバータ20が駆動される。これにより、LED列10に流れる電流が目標に制御される。
<SBD26のショート故障>
DC/DCコンバータ20において、SBD26のショート故障が発生すると、スイッチング素子Q1がオンしたときに、キャパシタ28に蓄えられた電力が、ショート故障したSBD26を通じてスイッチング素子Q1へ流れる。これにより、スイッチング素子Q1がASO破壊を起こす可能性があるとともに、LED列10は不点灯となる。
そこで、本実施の形態に従うLEDドライバでは、LED列10の一部に並列に接続されるスイッチング素子Q2が設けられる。スイッチング素子Q2は、駆動装置50内に設けられ、コントローラ70によって駆動される。この例では、スイッチング素子Q2は、複数のLED12のうち最下流のLED12を含む2つのLED12に並列に接続されているが、スイッチング素子Q2が並列接続されるLED12の数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。また、この例では、スイッチング素子Q2は、N型MOSFETであるが、NPN型バイポーラトランジスタ等であってもよい。
そして、コントローラ70は、SBD26のショート故障が発生していない場合は、スイッチング素子Q2をオフにする。SBD26のショート故障が発生すると、コントローラ70は、スイッチング素子Q1をオフにするとともに、スイッチング素子Q2をオンにする。
SBD26のショート故障が発生した場合に、スイッチング素子Q1がオフされることにより、DC/DCコンバータ20の昇圧機能は失われるけれども、DC/DCコンバータ20からLED列10に向けて電力を出力することが可能となる。
そして、SBD26のショート故障が発生した場合に、スイッチング素子Q2がオンされることにより、スイッチング素子Q2が並列接続されるLED12(この例では2つ)は点灯しなくなるけれども、残余のLED12によるLED列10の順方向電圧は小さくなる。これにより、LED列10へ電流が流れ、スイッチング素子Q2が並列接続されるLED12を除く残余のLED12を点灯させることができる。
なお、スイッチング素子Q2をいくつのLED12に並列接続するかは、スイッチング素子Q1をオフにしてDC/DCコンバータ20を使用するときのDC/DCコンバータ20の出力電圧、各LED12の特性(順方向電圧等)、LED列10のカソード側の電圧Vfbの調整値等に基づいて適宜決定される。
SBD26のショート故障は、検出器80の検出値に基づいて判定される。検出器80は、スイッチング素子Q1のドレインが接続される外部端子T1に接続され、スイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdを検出する。コントローラ70は、電圧Vdの検出値を検出器80から受け、スイッチング素子Q1のオン中に電圧Vdが十分に低下しない場合に、SBD26にショート故障が発生したものと判定する。
なお、この例では、スイッチング素子Q1のドレイン電圧VdによってSBD26のショート故障が発生したか否かを判定するものとしたが、電圧Vdに代えて、スイッチング素子Q1のドレイン電流、又はSBD26に流れる電流を検出器によって検出し、その検出値によってSBD26のショート故障を判定してもよい。具体的には、スイッチング素子Q1のオン時に、スイッチング素子Q1のドレイン電流の異常上昇がみられる場合、又はSBD26に逆方向の電流が流れた場合に、SBD26のショート故障が発生したものと判定することができる。
図2は、図1に示したLEDドライバの動作例を概略的に示すタイミングチャートである。図2を参照して、スイッチング素子Q1のオン/オフに応じてスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdが変動し、スイッチング素子Q1のオン時に電圧Vdが低下する。
時刻t1において、SBD26のショート故障が発生したものとする。ショート故障の発生前は、スイッチング素子Q1がオンすると、電圧Vdはしきい値Vthよりも低いレベル(たとえば0.1V程度)まで低下する。なお、ショート故障が発生していない時刻t1以前は、スイッチング素子Q2はオフされている。
時刻t1においてSBD26のショート故障が発生し、その後時刻t2においてスイッチング素子Q1がオンになると、SBD26のカソード側のキャパシタ28からショート故障したSBD26を通じてスイッチング素子Q1へ電流が流れる。これにより、スイッチング素子Q1には、最大定格を超える電流が流れ込み、その結果、電圧Vdがしきい値Vthのレベルまで低下しなくなる。
そして、スイッチング素子Q1のオン中に電圧Vdがしきい値Vthよりも高い(電圧Vdがしきい値Vth以下に低下しない)ことにより、SBD26のショート故障が発生したものと判定され、時刻t3において、ショート故障フラグがオンになる。このショート故障フラグは、SBD26の修理(交換等)によりショート故障が解消するまでオンのままである。
ショート故障フラグがオンになると、LEDドライバは、故障モードで作動する。すなわち、スイッチング素子Q1がオフされ、スイッチング素子Q2がオンされる。この状態は、ショート故障フラグがオフされるまで、すなわちSBD26の修理(交換等)によりショート故障が解消するまで継続される。これにより、SBD26のショート故障によってLED列10が不点灯になるのを回避することができる。
図3は、コントローラ70により実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、所定周期毎に繰り返し実行される。
図3を参照して、コントローラ70は、SBD26のショート故障フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS10)。ショート故障フラグがオンであるときは(ステップS10においてYES)、コントローラ70は、ステップS50(後述)へ処理を移行する。
ステップS10においてショート故障フラグがオフであると判定されると(ステップS10においてNO)、コントローラ70は、スイッチング素子Q1のオン中にスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdがしきい値Vthよりも高いか否かを判定する(ステップS20)。なお、電圧Vdは、検出器80(図1)により検出される。
ステップS20において、スイッチング素子Q1のオン中に電圧Vdがしきい値Vth以下に低下したと判定されると(ステップS20においてNO)、SBD26のショート故障は発生しておらず、コントローラ70は、スイッチング素子Q2をオフにする(ステップS30)。なお、スイッチング素子Q1は、電圧Vfbに基づいてスイッチング駆動される。
一方、ステップS20において、スイッチング素子Q1のオン中に電圧Vdがしきい値Vthよりも高い(電圧Vdがしきい値Vth以下まで低下しない)と判定されると(ステップS20においてYES)、コントローラ70は、SBD26のショート故障が発生したものと判断し、ショート故障フラグをオンにする(ステップS40)。
ショート故障フラグがオンになると、コントローラ70は、スイッチング素子Q1をオフにするとともに、スイッチング素子Q2をオンにする(ステップS50)。これにより、ショート故障が発生していない場合に比べて点灯するLED12の数は少ないけれども、LED列10を点灯させることができる。
以上のように、この実施の形態においては、SBD26のショート故障が発生すると、スイッチング素子Q1がオフにされる。これにより、DC/DCコンバータ20の昇圧機能は失われるけれども、DC/DCコンバータ20からLED列10に向けて電力を出力することが可能となる。そして、スイッチング素子Q2はオンにされるので、LED列10の一部は点灯しなくなるけれども、残余のLED12によるLED列10の順方向電圧は小さくなる。これにより、LED列10へ電流が流れ、スイッチング素子Q2が並列接続されるLED12を除く残余のLED12を点灯させることができる。
なお、上記の実施の形態では、SBD26のショート故障が発生した場合に、LED列10の下流側のLED12にスイッチング素子Q2を並列に接続するものとしたが、LED列10の上流側のLED12にスイッチング素子を並列に接続してもよい。
図4は、そのような変形例に従うLEDドライバを用いた表示装置の全体構成を示す図である。図4を参照して、この表示装置1Aは、図1に示した表示装置1において、駆動装置50に代えて駆動装置50Aを備える。駆動装置50Aは、駆動装置50において、スイッチング素子Q2に代えてスイッチング素子Q3を含む。
スイッチング素子Q3も、スイッチング素子Q2と同様に、駆動装置50内に設けられ、コントローラ70によって駆動される。そして、スイッチング素子Q3は、複数のLED12のうち最上流のLED12を含む2つのLED12に並列に接続される。なお、スイッチング素子Q3が並列接続されるLED12の数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。また、この例では、スイッチング素子Q3は、P型MOSFETであるが、PNP型バイポーラトランジスタ等であってもよい。
このような構成によっても、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
また、上記の実施の形態及び図4に示した変形例では、LED列10は1列としたが、LED列10が複数並設されてもよい。この場合、LED列10毎にスイッチング素子Q2又はQ3が設けられ、各LED列10において、他のLED列10と同じ位置のLED12にスイッチング素子Q2又はQ3が並列に接続される。
なお、上記の表示装置1(1A)は、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)の光源に適用することができ、特に、車両の運転状況等をドライバに表示する車載ディスプレイの光源に好適である。上記の表示装置1(1A)によれば、SBD26のショート故障が発生しても、車載ディスプレイが完全に消灯してしまうのを防止し、リンプホーム走行を行なうことができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1A 表示装置、10 LED列、20 DC/DCコンバータ、22 電源ノード、24 コイル、26 SBD、28 キャパシタ、50,50A 駆動装置、60 カレントドライバ、62,Q1,Q2,Q3 スイッチング素子、64 抵抗素子、66 エラーアンプ、70 コントローラ、80 検出器、T1〜T5 外部端子。

Claims (8)

  1. 直列接続された複数のLEDへ電力を供給するように構成されたDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータを駆動するように構成された駆動装置とを備え、
    前記DC/DCコンバータは、コイルと第1のスイッチング素子とダイオードとを含んで構成される非同期整流型の昇圧チョッパ回路であり、さらに、
    前記複数のLEDの一部に並列に接続される第2のスイッチング素子を備え、
    前記第2のスイッチング素子は、前記ダイオードのショート故障が発生していない場合にはオフであり、
    前記駆動装置は、前記ショート故障が発生した場合に、前記第1のスイッチング素子をオフにするとともに前記第2のスイッチング素子をオンにする、LED駆動装置。
  2. 前記複数のLEDの一部は、前記複数のLEDのうち最下流のLEDを含む、請求項1に記載のLED駆動装置。
  3. 前記複数のLEDの一部は、前記複数のLEDのうち最上流のLEDを含む、請求項1に記載のLED駆動装置。
  4. 前記第2のスイッチング素子は、前記駆動装置内に設けられる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のLED駆動装置。
  5. 前記第1のスイッチング素子のドレイン電圧若しくはドレイン電流、又は前記ダイオードに流れる電流を検出するように構成された検出器をさらに備え、
    前記駆動装置は、前記検出器の出力に基づいて、前記ショート故障が発生しているか否かを判定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のLED駆動装置。
  6. 前記ダイオードは、ショットキーバリアダイオードである、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のLED駆動装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のLED駆動装置と、
    前記LED駆動装置によって駆動される、直列接続された複数のLEDとを備える表示装置。
  8. LED駆動装置の制御装置であって、
    前記LED駆動装置は、直列接続された複数のLEDへ電力を供給するように構成されたDC/DCコンバータを含み、
    前記DC/DCコンバータは、コイルと第1のスイッチング素子とダイオードとを含んで構成される非同期整流型の昇圧チョッパ回路であり、
    前記制御装置は、
    前記複数のLEDの一部に並列に接続される第2のスイッチング素子と、
    コントローラとを備え、
    前記第2のスイッチング素子は、前記ダイオードのショート故障が発生していない場合にはオフであり、
    前記コントローラは、前記ショート故障が発生した場合に、前記第1のスイッチング素子をオフにするとともに前記第2のスイッチング素子をオンにするように構成される、LED駆動装置の制御装置。
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