JP2014050112A - 直流電源回路およびled点灯回路 - Google Patents

直流電源回路およびled点灯回路 Download PDF

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Abstract

【課題】直流電圧の昇圧と降圧の両方が可能で、電圧変換効率が高く、発熱が小さな直流電源回路を備えた低コストなLED点灯回路を提供する。
【解決手段】直流電源回路は、車載バッテリ12と負荷である光源ブロック13および抵抗Rとの間に、車載バッテリ12の直流電圧を降圧する降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11aと、前記直流電圧を昇圧する昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11bとが直列接続され、前記直流電圧を昇圧または降圧して生成した出力電圧Voを負荷へ供給する昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11を備える。そして、前記直流電圧の昇圧時には、昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11bのみを動作させ、トランジスタQ1をオン状態に保持させることにより、降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11aの動作を停止させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は直流電源回路およびLED点灯回路に係り、詳しくは、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータを備えた直流電源回路と、その直流電源回路を用いたLED点灯回路とに関するものである。
自動車の前照灯(ヘッドランプ )は、走行用前照灯であるハイビームと、すれ違い用前照灯であるロービームとを切替可能にし、ロービームよりもハイビームを明るくする必要がある。
また、自動車のテールランプ(尾灯)をブレーキランプ(ストップランプ)と兼用した場合には、テールランプよりもブレーキランプを明るくする必要がある。
そこで、LEDを用いた前照灯または尾灯では、ロービーム時またはテールランプ時に点灯させるLEDの個数を、ハイビーム時またはブレーキランプ時に比べて少なくするように制御するLED点灯回路を備えたものがある。
そして、特許文献1,2に開示されるように、複数個のLEDを直列接続しておき、ハイビーム時には全てのLEDを点灯させ、ロービーム時には所定個数のLEDを短絡させて残りのLEDのみを点灯させるように制御するLED点灯回路が知られている。
特許文献1には、LED点灯回路の電源として、高周波トランスを用いた絶縁型フライバック式DC−DCコンバータ(スイッチングレギュレータ)を用い、車載バッテリの直流電圧を昇圧した後に、直列接続された複数個のLEDへ供給する技術が開示されている。
特許文献2には、LED点灯回路の電源としてDC−DCコンバータを用いる技術が開示されているが、DC−DCコンバータの回路形式については記載されておらず、DC−DCコンバータが昇圧を行うのか又は降圧を行うのかについても記載されていない。
特開2008−126958号公報 特開2010−143447号公報
近年、LEDの発光効率の向上に伴い、複数個のLEDが直列接続されたLED点灯回路では、直列接続するLEDの個数が少なくても十分な光量が得られるようになってきた。
そのため、LED点灯回路には、車載バッテリの直流電圧を昇圧するだけでなく、降圧することも要求されている。
すなわち、前照灯のハイビーム時や、テールランプをブレーキランプと兼用した場合におけるブレーキランプ時には、直列接続されたLEDの個数が多いため、直列接続された複数個のLEDの順方向電圧の合計値が車載バッテリの直流電圧よりも高くなることから、車載バッテリの直流電圧を昇圧してLEDに供給する必要がある。
一方、前照灯のロービーム時や、テールランプをブレーキランプと兼用した場合におけるテールランプ時には、直列接続されたLEDの個数が少なくなるため、直列接続された複数個のLEDの順方向電圧の合計値が車載バッテリの直流電圧よりも低くなることから、車載バッテリの直流電圧を降圧してLEDに供給する必要がある。
そこで、昇圧と降圧の両方を行うことが可能な昇降圧DC−DCコンバータをLED点灯回路の電源に用いることが考えられる。
昇降圧DC−DCコンバータには、高周波トランスを用いる方式と、チョークコイルを用いる方式とがある。
高周波トランスを用いる方式のDC−DCコンバータには種々の形式(絶縁型フライバック式、絶縁型フォワード式、ハーフブリッジ式、フルブリッジ式など)があるが、いずれの形式でも高周波トランスに起因する欠点がある(高周波トランスの電力損失が大きい。高周波トランスの外形が大きい。高周波トランスが高価など)。
チョークコイルを用いる方式のDC−DCコンバータは、チョッパ方式(チョークコンバータ方式)と呼ばれる。
昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータは、降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ(降圧チョッパ回路)と昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータ(昇圧チョッパ回路)とが直列接続されて構成され、降圧チョッパ回路と昇圧チョッパ回路とを同期動作させてパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御することにより昇圧または降圧を行う。
そのため、昇圧時には、昇圧チョッパ回路を構成するスイッチング素子およびダイオードが動作するだけでなく、降圧チョッパ回路を構成するスイッチング素子およびダイオードも動作する。
その結果、降圧チョッパ回路を構成するスイッチング素子およびダイオードの電力損失により、DC−DCコンバータの電圧変換効率が低下することに加え、そのスイッチング素子およびダイオードの発熱による故障を防止するために、大型の放熱器が必要となることから、コストが増大するという問題がある。
また、降圧時には、降圧チョッパ回路を構成するスイッチング素子およびダイオードが動作するだけでなく、昇圧チョッパ回路を構成するスイッチング素子およびダイオードも動作する。
その結果、昇圧チョッパ回路を構成するスイッチング素子およびダイオードの電力損失により、DC−DCコンバータの電圧変換効率が低下することに加え、そのスイッチング素子およびダイオードの発熱による故障を防止するために、大型の放熱器が必要となることから、コストが増大するという問題がある。
この問題は、直列接続された複数個のLEDを負荷とし、各LEDに直流電圧を供給する直流電源回路としての昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータに限らず、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータであれば、どのような負荷に直流電圧を供給する場合であっても、同じく問題となる。
本発明は、前記問題を解決するためになされたものであって、以下の目的を有するものである。
(1)直流電圧の昇圧と降圧の両方が可能で、電圧変換効率が高く、発熱が小さな直流電源回路を低コストに提供する。
(2)前記(1)の直流電源回路を用いることにより、前記(1)の利点を備えたLED点灯回路を提供する。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明の各局面に想到した。
<第1の局面>
第1の局面は、直流電圧源と負荷との間に、前記直流電圧源の直流電圧を降圧する降圧チョッパ方式DC−DCコンバータと、前記直流電圧を昇圧する昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータとが直列接続され、前記直流電圧を昇圧または降圧して生成した出力電圧を前記負荷へ供給する昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータを備えた直流電源回路であって、前記直流電圧の昇圧時には、前記昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータのみを動作させ、前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる直流電源回路である。
第1の局面によれば、直流電圧の昇圧時には、降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させるため、降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの電力損失分を低減することが可能であり、電圧変換効率が高く発熱が小さな直流電源回路を提供できる。
そして、第1の局面によれば、直流電圧の昇圧時には、降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの電力損失による発熱が低減されるため、その熱を放熱するための放熱器を小型化可能であり、低コスト化を図ることができる。
<第2の局面>
第2の局面は、第1の局面において、
前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータは、
前記直流電圧源から供給された電流をスイッチングする第1スイッチング素子と、
前記直流電圧源から供給された電流の変化を妨げるように誘導電流を発生させるチョークコイルと、
前記スイッチング素子のオフ時に前記チョークコイルに還流電流を流す第1ダイオードとを備え、
前記直流電圧の昇圧時には、前記第1スイッチング素子をオン状態に保持させることにより、前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる。
第2の局面によれば、第1スイッチング素子をオン状態に保持させることにより(全オン状態)、降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させるため、第1スイッチング素子の電力損失を低減可能であり、第1の局面の作用・効果が確実に得られる。
また、第2の局面によれば、第1スイッチング素子をオン状態に保持させるため、第1スイッチング素子のスイッチングノイズがゼロになってノイズ発生源が減ることから、そのスイッチングノイズが伝導ノイズまたは放射ノイズとなるのを防止するために設けるノイズフィルタの構成を簡素化することが可能であり、更なる低コスト化を図ることができる。
<第3の局面>
第3の局面は、第1の局面において、
前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータは、
前記直流電圧源から供給された電流をスイッチングする第1スイッチング素子と、
前記直流電圧源から供給された電流の変化を妨げるように誘導電流を発生させるチョークコイルと、
前記スイッチング素子のオフ時に前記チョークコイルに還流電流を流す第1ダイオードと、
前記第1スイッチング素子に並列接続された第1スイッチとを備え、
前記直流電圧の昇圧時には、前記第1スイッチを閉じて前記第1スイッチング素子を短絡させることにより、前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる。
第3の局面によれば、第1スイッチを閉じて第1スイッチング素子を短絡させることにより、降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させるため、第1スイッチング素子の電力損失をゼロにすることが可能であり、第2の局面よりも更に電力損失が低減されることから、第1の局面の作用・効果が更に確実に得られる。
<第4の局面>
第4の局面は、第2の局面または第3の局面において、前記第1ダイオードに直列接続された第2スイッチを備え、前記直流電圧の昇圧時には、前記第2スイッチを開くことにより、前記第1ダイオードに電流が流れないようにする。
第4の局面によれば、第1ダイオードに電流が流れないようにするため、第1ダイオードの電力損失をゼロにすることが可能であり、第2の局面または第3の局面の作用・効果を高めることができる。
<第5の局面>
第5の局面は、第1〜第4の局面において、前記直流電圧の降圧時には、前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータのみを動作させ、前記昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる。
第5の局面によれば、直流電圧の降圧時には、昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させるため、昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータの電力損失分を低減することが可能であり、電圧変換効率が高く発熱が小さな直流電源回路を提供できる。
そして、第5の局面によれば、直流電圧の降圧時には、昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータの電力損失による発熱が低減されるため、その熱を放熱するための放熱器を小型化可能であり、低コスト化を図ることができる。
<第6の局面>
第6の局面は、第5の局面において、
前記昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータは、
前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの前記チョークコイルを共用し、
前記直流電圧源から供給された電流をスイッチングする第2スイッチング素子と、
前記直流電圧源に前記誘導電流が逆流するのを防止する第2ダイオードとを備え、
前記直流電圧の降圧時には、前記第2スイッチング素子をオフ状態に保持させることにより、前記昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる。
第6の局面によれば、第2スイッチング素子をオフ状態に保持させることにより(全オフ状態)、昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させるため、第2スイッチング素子の電力損失をゼロにすることが可能であり、第5の局面の作用・効果が確実に得られる。
また、第6の局面によれば、第2スイッチング素子をオフ状態に保持させるため、第2スイッチング素子のスイッチングノイズがゼロになってノイズ発生源が減ることから、そのスイッチングノイズが伝導ノイズまたは放射ノイズとなるのを防止するために設けるノイズフィルタの構成を簡素化することが可能であり、更なる低コスト化を図ることができる。
<第7の局面>
第7の局面は、第6の局面において、前記第2ダイオードに並列接続された第3スイッチを備え、前記直流電圧の降圧時には、前記第3スイッチを閉じて前記第2ダイオードを短絡させることにより、前記第2ダイオードに電流が流れないようにする。
第7の局面によれば、第2ダイオードに電流が流れないようにするため、第2ダイオードの電力損失をゼロにすることが可能であり、第6の局面の作用・効果を高めることができる。
<第8の局面>
第8の局面は、第1〜第7の局面の直流電源回路を備えるLED点灯回路であって、前記負荷は、直列接続された複数個のLEDであり、前記直流電圧の降圧時には、前記複数個のLEDのうち所定のLEDを短絡させる短絡回路を備えるLED点灯回路である。
第8の局面によれば、第1〜第7の局面の直流電源回路を用いることにより、第1〜第7の局面の前記利点を備えたLED点灯回路を提供できる。
そして、第8の局面のLED点灯回路を前照灯に適用するには、直流電圧の降圧時をロービーム時に相当させ、直流電圧の昇圧時をハイビーム時に相当させればよい。
また、第8の局面のLED点灯回路を、テールランプをブレーキランプと兼用した照明装置に適用するには、直流電圧の降圧時をテールランプ時に相当させ、直流電圧の昇圧時をブレーキランプ時に相当させればよい。
本発明を具体化した第1実施形態の直流電源回路である昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11を備えたLED点灯回路10の回路図。 図2(A)は、第1実施形態のLED点灯回路10の動作を説明するためのタイミングチャート。図2(B)は、従来のLED点灯回路100の動作を説明するためのタイミングチャート。 従来の直流電源回路である昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ101を備えたLED点灯回路100の回路図。 本発明を具体化した第2実施形態の直流電源回路である昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ31を備えたLED点灯回路30の回路図。 第2実施形態のLED点灯回路30の動作を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態の変形例におけるLED点灯回路30の動作を説明するためのタイミングチャート。 本発明を具体化した第3実施形態の直流電源回路である昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ41を備えたLED点灯回路40の回路図。 図8(A)は、第3実施形態のLED点灯回路40の動作を説明するためのタイミングチャート。図8(B)は、従来のLED点灯回路100の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図2(B)と同じ図面である。
以下、本発明を具体化した各実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各実施形態において、同一の構成部材および構成要素については符号を等しくすると共に、同一内容の箇所については重複説明を省略する。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態のLED点灯回路10は、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11、車載バッテリ12、光源ブロック13、第1光源ブロック14、第2光源ブロック15、LED16、ノイズフィルタ17,18、NMOSトランジスタQ3、抵抗Rを備えており、自動車の前照灯に用いられる。
昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11は、降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ(降圧チョッパ回路)11aと、昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータ(昇圧チョッパ回路)11bとを備える。
降圧チョッパ回路11aは、コンデンサC1,C2、NMOSトランジスタQ1、ダイオードD1、チョークコイルL、スイッチS1、制御回路19を備える。
スイッチS1は機械式の開閉スイッチであり、ダイオードD1に直列接続され、ダイオードD1のアノードと車載バッテリ12のマイナス端子との間に接続されている。
車載バッテリ12のマイナス端子は、アースに接続されている。
昇圧チョッパ回路11bは、コンデンサC1,C2、NMOSトランジスタQ2、ダイオードD2、チョークコイルL、制御回路19を備える。
両チョッパ回路11a,11bは、コンデンサC1,C2、チョークコイルL、制御回路19を共用している。
トランジスタQ1,Q2は、車載バッテリ12から供給された電流をスイッチングする。
チョークコイルLは、車載バッテリ12から供給された電流の変化を妨げるように誘導電流を発生させる。
ダイオードD1は、トランジスタQ1のオフ時にチョークコイルLに還流電流を流す。
ダイオードD2は、チョークコイルLが発生させた誘導電流が車載バッテリ12に逆流するのを防止する。
尚、DC−DCコンバータ11の構成および動作は公知であるため、詳細な説明は省略する。
光源ブロック(LEDモジュール回路)13は、直列接続された第1光源ブロック14および第2光源ブロック15から構成されている。
各光源ブロック14,15はそれぞれ、直列接続された5個のLED16から構成されている。
すなわち、光源ブロック13は直列接続された10個のLED16から構成されている。
光源ブロック15の短絡回路を構成するトランジスタQ3は、光源ブロック15に並列接続されている。
光源ブロック13に流れる各LED16の駆動電流の検出用の抵抗Rは、光源ブロック13に直列接続されている。
光源ブロック13のカソード側およびトランジスタQ3のソース端子は、抵抗Rを介して車載バッテリ12のマイナス側端子に接続されている。
直列接続された光源ブロック13および抵抗Rは、直流電源回路であるDC−DCコンバータ11の負荷である。
DC−DCコンバータ11は、入力側の降圧チョッパ回路11aと、出力側の昇圧チョッパ回路11bとが、車載バッテリ12と負荷(光源ブロック13および抵抗R)との間に直列接続されて構成され、両チョッパ回路11a,11bをPWM制御することにより昇圧または降圧を行う。
すなわち、DC−DCコンバータ11は、車載バッテリ12の直流電圧Vinを入力電圧Vinとしてノイズフィルタ17を介して入力し、その入力電圧Vinを昇圧または降圧して直流電圧である出力電圧Voを生成し、その出力電圧Voをノイズフィルタ18を介して光源ブロック13および抵抗Rへ供給する。
ノイズフィルタ17は、DC−DCコンバータ11の入力側と車載バッテリ12との間に挿入されており、DC−DCコンバータ11が発生するスイッチングノイズが、車載バッテリ12に伝導されて伝導ノイズとなるのを防止する。
ノイズフィルタ18は、DC−DCコンバータ11の出力側と光源ブロック13との間に挿入されており、DC−DCコンバータ11が発生するスイッチングノイズが、光源ブロック13のLED16に伝導されて放射ノイズとなるのを防止する。
尚、ノイズフィルタ17,18は、どのような回路構成によって具体化してもよい。
コンデンサC1は、ノイズフィルタ17を介して車載バッテリ12に並列接続されており、ノイズフィルタ17と同様の作用・効果を奏する。尚、ノイズフィルタ17とコンデンサC1とは、いずれか一方を省いてもよい。
コンデンサC2は、DC−DCコンバータ11の出力電圧Voを平滑する平滑コンデンサである。
制御回路19は、抵抗Rの両端間電圧Vrを検出し、その両端間電圧Vrに基づいて、光源ブロック13に流れる各LED16の駆動電流を検出し、その駆動電流を一定値に保持して各LED16が定電流駆動されるように、各トランジスタQ1〜Q3をPWM制御するための制御信号(ゲート信号)G1〜G3を生成する。
各トランジスタQ1〜Q3のゲートにはそれぞれ制御信号G1〜G3が印加される。
[第1実施形態のLED点灯回路10の動作]
スイッチS1は、運転者が操作するロービームとハイビームの切替スイッチ(図示略)と連動して開閉が切り替えられる。
図2(A)に示すように、第1実施形態のLED点灯回路10において、前照灯のロービーム(Lo)時には、スイッチS1が閉じられ、制御回路19は、制御信号G3をハイレベルにしてトランジスタQ3をオン状態にさせると共に、方形波である各制御信号G1,G2のオンオフ状態を同時に切り替え、各トランジスタQ1,Q2を同期スイッチング動作させてPWM制御する。
すると、第2光源ブロック15の両端間がオン状態のトランジスタQ3によって短絡され、DC−DCコンバータ11の出力電圧Voは、直列接続された第1光源ブロック14および抵抗Rに印加され、第1光源ブロック14のLED16のみが点灯する。
ここで、各制御信号G1,G2のデューティ比Mは、数式1に示すように、各制御信号G1,G2のパルス幅τを周期Tで除算した値となる。
M=τ/T ………(数式1)
そして、前照灯のロービーム時において、DC−DCコンバータ11の出力電圧Voは、数式2に示すように、入力電圧Vinおよびデューティ比Mから算出され、入力電圧Vinよりも低い値となる(Vo<Vin)。
Vo=Vin×M/(1−M) ………(数式2)
すなわち、前照灯のロービーム時には、第1光源ブロック14の5個のLED16の順方向電圧の合計値が車載バッテリ12の直流電圧Vinよりも低くなる。
そのため、DC−DCコンバータ11は、車載バッテリ12の直流電圧Vinを降圧した出力電圧Voを生成して光源ブロック13(第1光源ブロック14)に供給している。
図2(A)に示すように、前照灯のハイビーム(Hi)時には、スイッチS1が開かれ、制御回路19は、制御信号G3をローレベルにしてトランジスタQ3をオフ状態にさせると共に、制御信号G1をハイレベルに固定してトランジスタQ1をオン状態に保持させ、方形波である制御信号G2によってトランジスタQ2のみをスイッチング動作させてPWM制御する。
すると、DC−DCコンバータ11の出力電圧Voは、直列接続された光源ブロック13および抵抗Rに印加され、光源ブロック13の全てのLED16が点灯する。
そして、前照灯のハイビーム時において、DC−DCコンバータ11の出力電圧Voは、数式3に示すように、入力電圧Vinおよびデューティ比Mから算出され、入力電圧Vinよりも高い値となる(Vo>Vin)。
Vo=Vin/(1−M) ………(数式3)
すなわち、前照灯のハイビーム時には、光源ブロック13の10個のLED16の順方向電圧の合計値が車載バッテリ12の直流電圧Vinよりも高くなる。
そのため、DC−DCコンバータ11は、車載バッテリ12の直流電圧Vinを昇圧した出力電圧Voを生成して光源ブロック13(第1光源ブロック14および第2光源ブロック15)に供給している。
[従来のLED点灯回路100の動作]
図3に示すように、従来のLED点灯回路100において、第1実施形態のLED点灯回路10と異なるのは、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11が昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ101に置き換えられている点だけである。
昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ101は、降圧チョッパ回路101aと昇圧チョッパ回路11bとを備える。
降圧チョッパ回路101aにおいて、第1実施形態の降圧チョッパ回路11aの構成と異なるのは、スイッチS1が省かれている点だけである。
図2(B)に示すように、従来のLED点灯回路100において、前照灯のロービーム(Lo)時における動作は、第1実施形態のLED点灯回路10と同じである。
しかし、従来のLED点灯回路100において、前照灯のハイビーム(Hi)時における制御回路19は、制御信号G3をローレベルにしてトランジスタQ3をオフ状態にさせると共に、方形波である各制御信号G1,G2のオンオフ状態を同時に切り替え、各トランジスタQ1,Q2を同期スイッチング動作させてPWM制御する。
すると、DC−DCコンバータ11の出力電圧Voは、直列接続された光源ブロック13および抵抗Rに印加され、光源ブロック13の全てのLED16が点灯する。
[第1実施形態の作用・効果]
第1実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[1]図2(B)に示すように、従来のLED点灯回路100では、前照灯のハイビーム時にも、ロービーム時と同様に、降圧チョッパ回路101aと昇圧チョッパ回路11bとを同期動作させる。
そのため、前照灯のハイビーム時(昇圧時)には、昇圧チョッパ回路11bのトランジスタQ2およびダイオードD2が動作するだけでなく、降圧チョッパ回路101aのトランジスタQ1およびダイオードD1も動作する。
その結果、降圧チョッパ回路101aのトランジスタQ1およびダイオードD1の電力損失により、DC−DCコンバータ101の電圧変換効率が低下することに加え、トランジスタQ1およびダイオードD1の発熱による故障を防止するために、大型の放熱器が必要となることから、コストが増大するという問題がある。
[2]図2(A)に示すように、第1実施形態のLED点灯回路10では、前照灯のハイビーム時に、スイッチS1を開いてダイオードD1に電流が流れなくすると共に、トランジスタQ1をオン状態に保持させることにより(全オン状態)、降圧チョッパ回路11aの動作を停止させ、昇圧チョッパ回路11bのみを動作させる。
従って、第1実施形態では、前照灯のハイビーム時(昇圧時)において、降圧チョッパ回路11aにおけるトランジスタQ1の電力損失を低減すると共に、ダイオードD1の電力損失をゼロにすることが可能であり、DC−DCコンバータ11の電圧変換効率を向上させることができる。
加えて、トランジスタQ1の発熱が低減されると共に、ダイオードD1の発熱がゼロになるため、トランジスタQ1およびダイオードD1の発熱による故障を防止するために設ける放熱器(図示略)を小型化できる。
その結果、第1実施形態のLED点灯回路10によれば、従来のLED点灯回路100に比べて低コスト化を図ることができる。
[3]第1実施形態では、前照灯のハイビーム時(昇圧時)において、トランジスタQ1をオン状態に保持させるため、トランジスタQ1のスイッチングノイズがゼロになってノイズ発生源が減ることから、ノイズフィルタ17,18の構成を簡素化することが可能であり、低コスト化を図ることができる。
<第2実施形態>
図4に示すように、第2実施形態のLED点灯回路30において、第1実施形態のLED点灯回路10と異なるのは、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11が昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ31に置き換えられている点だけである。
昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ31は、降圧チョッパ回路31aと昇圧チョッパ回路11bとを備える。
降圧チョッパ回路31aにおいて、第1実施形態の降圧チョッパ回路11aの構成と異なるのは、スイッチS2がトランジスタQ1に並列接続されている点だけである。
スイッチS2は機械式の開閉スイッチであり、スイッチS1と連動して開閉が切り替えられる。
[第2実施形態のLED点灯回路30の動作]
図5に示すように、前照灯のロービーム(Lo)時には、スイッチS2が開かれるため、第2実施形態のLED点灯回路30は、第1実施形態のLED点灯回路10と同一構成になり、LED点灯回路30の動作はLED点灯回路10と同じになる。
前照灯のハイビーム(Hi)時には、スイッチS1が開かれると共に、スイッチS2が閉じられ、制御回路19は、制御信号G3をローレベルにしてトランジスタQ3をオフ状態にさせると共に、方形波である各制御信号G1,G2のオンオフ状態を同時に切り替え、各トランジスタQ1,Q2を同期スイッチング動作させてPWM制御する。
すると、DC−DCコンバータ11の出力電圧Voは、直列接続された光源ブロック13および抵抗Rに印加され、光源ブロック13の全てのLED16が点灯する。
[第2実施形態の作用・効果]
第2実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[4]図5に示すように、第2実施形態のLED点灯回路30では、前照灯のハイビーム時に、スイッチS1を開いてダイオードD1に電流が流れなくすると共に、スイッチS2を閉じてトランジスタQ1のソース・ドレイン間を短絡させることにより、降圧チョッパ回路11aの動作を停止させ、前照灯のハイビーム時には昇圧チョッパ回路11bのみを動作させる。
従って、第2実施形態では、前照灯のハイビーム時(昇圧時)において、降圧チョッパ回路11aにおけるトランジスタQ1の電力損失をゼロにすると共に、ダイオードD1の電力損失をゼロにすることが可能であり、DC−DCコンバータ11の電圧変換効率を第1実施形態よりも更に向上させることができる。
例えば、前照灯のハイビーム時において、トランジスタQ1の電力損失が1.5W、ダイオードD1,D2の電力損失がそれぞれ0.8W、トランジスタQ2の電力損失が2.1Wの場合、図3に示す従来のLED点灯回路100のDC−DCコンバータ101の電力損失は5.2Wになるのに対して、第2実施形態のLED点灯回路30のDC−DCコンバータ31の電力損失は2.9Wとなり、第2実施形態の電力損失は従来技術の3/5になる。
加えて、第2実施形態では、トランジスタQ1の発熱がゼロになると共に、ダイオードD1の発熱がゼロになるため、トランジスタQ1およびダイオードD1の発熱による故障を防止するために設ける放熱器(図示略)を、第1実施形態よりも更に小型化できる。
但し、第2実施形態では、スイッチS2の設置スペース分だけ装置全体が大型化することに加え、スイッチS2の部品コスト分だけLED点灯回路30が高コストになるという欠点がある。
[5]第2実施形態では、前照灯のハイビーム時(昇圧時)において、方形波である制御信号G1に従ってトランジスタQ1がオンオフ動作するが、スイッチS2を閉じてトランジスタQ1のソース・ドレイン間が短絡されているため、トランジスタQ1はオン状態に保持されているのと同じ状態になり実際のスイッチング動作は行わない。
そのため、トランジスタQ1のスイッチングノイズがゼロになってノイズ発生源が減ることから、ノイズフィルタ17,18の構成を簡素化することが可能であり、低コスト化を図ることができる。
[6]第2実施形態では、前照灯のハイビーム時(昇圧時)において、方形波である制御信号G1に従ってトランジスタQ1をオンオフ動作させている。
しかし、前照灯のハイビーム時には、スイッチS2を閉じてトランジスタQ1のソース・ドレイン間が短絡されている。
そこで、図6に示すように、制御回路19は、制御信号G1をローレベルに固定してトランジスタQ1をオフ状態に保持させるようにしてもよく、その場合でも前記[4][5]と同様の作用・効果が得られる。
<第3実施形態>
図7に示すように、第3実施形態のLED点灯回路40において、第1実施形態のLED点灯回路10と異なるのは、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ11が昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ41に置き換えられている点だけである。
昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ41は、降圧チョッパ回路101aと昇圧チョッパ回路41bとを備える。
降圧チョッパ回路101aは、図3に示す従来のLED点灯回路100の降圧チョッパ回路101aと同じである。
昇圧チョッパ回路41bにおいて、第1実施形態の昇圧チョッパ回路11bの構成と異なるのは、スイッチS3がダイオードD2に並列接続されている点だけである。
スイッチS3は機械式の開閉スイッチであり、運転者が操作するロービームとハイビームの切替スイッチ(図示略)と連動して開閉が切り替えられる。
[第3実施形態のLED点灯回路40の動作]
図8(A)に示すように、第3実施形態のLED点灯回路40において、前照灯のロービーム(Lo)時には、スイッチS3が閉じられ、制御回路19は、制御信号G3をハイレベルにしてトランジスタQ3をオン状態にさせると共に、制御信号G2をローレベルに固定してトランジスタQ2をオフ状態に保持させ、方形波である制御信号G1によってトランジスタQ1のみをスイッチング動作させてPWM制御する。
すると、第2光源ブロック15の両端間がオン状態のトランジスタQ3によって短絡され、DC−DCコンバータ11の出力電圧Voは、直列接続された第1光源ブロック14および抵抗Rに印加され、第1光源ブロック14のLED16のみが点灯する。
図8(A)に示すように、第3実施形態のLED点灯回路40において、前照灯のハイビーム(Hi)時には、スイッチS3が開かれるため、第3実施形態のLED点灯回路40は、従来のLED点灯回路100と同一構成になり、LED点灯回路40の動作はLED点灯回路100と同じになる。
[第3実施形態の作用・効果]
第3実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[7]図8(B)に示すように、従来のLED点灯回路100では、前照灯のロービーム時にも、ハイビーム時と同様に、降圧チョッパ回路101aと昇圧チョッパ回路11bとを同期動作させる。
そのため、前照灯のロービーム時(降圧時)には、降圧チョッパ回路101aのトランジスタQ1およびダイオードD1が動作するだけでなく、昇圧チョッパ回路11bのトランジスタQ2およびダイオードD2も動作する。
その結果、昇圧チョッパ回路11bのトランジスタQ2およびダイオードD2の電力損失により、DC−DCコンバータ101の電圧変換効率が低下することに加え、トランジスタQ2およびダイオードD2の発熱による故障を防止するために、大型の放熱器が必要となることから、コストが増大するという問題がある。
[8]図8(A)に示すように、第3実施形態のLED点灯回路40では、前照灯のロービーム時に、スイッチS3を閉じてダイオードD2のアノード・カソード間を短絡し、ダイオードD2に電流が流れなくすると共に、トランジスタQ2をオフ状態に保持させることにより(全オフ状態)、昇圧チョッパ回路41bの動作を停止させ、降圧チョッパ回路101aのみを動作させる。
従って、第3実施形態では、前照灯のロービーム時(降圧時)において、昇圧チョッパ回路41bにおけるトランジスタQ2の電力損失をゼロにすると共に、ダイオードD2の電力損失をゼロにすることが可能であり、DC−DCコンバータ41の電圧変換効率を向上させることができる。
加えて、トランジスタQ2の発熱がゼロになると共に、ダイオードD2の発熱がゼロになるため、トランジスタQ2およびダイオードD2の発熱による故障を防止するために設ける放熱器(図示略)を小型化できる。
その結果、第3実施形態のLED点灯回路40によれば、従来のLED点灯回路100に比べて低コスト化を図ることができる。
[9]第3実施形態では、前照灯のロービーム時(降圧時)において、トランジスタQ2をオフ状態に保持させるため、トランジスタQ2のスイッチングノイズがゼロになってノイズ発生源が減ることから、ノイズフィルタ17,18の構成を簡素化することが可能であり、低コスト化を図ることができる。
<別の実施形態>
本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、前記各実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
[A]第1実施形態のLED点灯回路10および第2実施形態のLED点灯回路30において、スイッチS1をダイオードD1のカソード側に接続してもよい。
[B]第1実施形態のLED点灯回路10および第2実施形態のLED点灯回路30において、スイッチS1を省いてもよく、その場合でも前照灯のハイビーム時におけるトランジスタQ1の電力損失を低減できる。
[C]第3実施形態のLED点灯回路40において、スイッチS3を省いてもよく、その場合でも前照灯のロービーム時におけるトランジスタQ2の電力損失を低減できる。
[D]NMOSトランジスタQ1,Q2を、PMOSトランジスタに置き換えてもよく、その他のスイッチング素子(バイポーラトランジスタ、静電誘導型トランジスタ、サイリスタなど)に置き換えてもよい。
[E]第1光源ブロック14および第2光源ブロック15を構成するLED16の個数は、5個に限らず適宜な個数にしてもよい。
また、第1光源ブロック14を構成するLED16の個数と、第2光源ブロック15を構成するLED16の個数とを異ならせてもよい。
[F]スイッチS1〜S3は機械式開閉スイッチではなく、半導体スイッチによって具体化してもよい。
[G]第1〜第3実施形態は自動車の前照灯に用いられるLED点灯回路であるが、テールランプをブレーキランプと兼用した場合に用いられるLED点灯回路に適用してもよく、その場合には、前照灯のハイビーム時がブレーキランプ時に相当し、前照灯のロービーム時がテールランプ時に相当する。
[H]本発明は、自動車に用いられるLED点灯回路に限らず、点灯させるLEDの個数を変えることによって明るさを変えるように制御するLED点灯回路であればどのようなものに適用してもよい。
[I]本発明は、直列接続された複数個のLEDを負荷とし、各LEDに直流電圧を供給する直流電源回路としての昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータに限らず、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータであれば、どのような負荷に直流電圧を供給する場合にも適用可能である。
[J]前記各実施形態を適宜組み合わせて実施してもよく、その場合には組み合わせた実施形態の作用・効果を合わせもたせたり、相乗効果を得ることができる。
本発明は、前記各局面および前記各実施形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様も本発明に含まれる。本明細書の中で明示した論文、公開特許公報、特許公報などの内容は、その全ての内容を援用によって引用することとする。
10,30,40,100…LED点灯回路
11…昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ(直流電源回路)
11a,31a,101a…降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ(降圧チョッパ回路)
11b,41b…昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータ(昇圧チョッパ回路)
12…車載バッテリ(直流電圧源)
13…光源ブロック(負荷)
14…第1光源ブロック
15…第2光源ブロック
16…LED
17,18…ノイズフィルタ
19…制御回路
Vin…直流電圧(入力電圧)
Vo…出力電圧
R…抵抗(負荷)
Q1…NMOSトランジスタ(第1スイッチング素子)
Q2…NMOSトランジスタ(第2スイッチング素子)
Q3…NMOSトランジスタ(短絡回路)
C1,C2…コンデンサ
D1…第1ダイオード
D2…第2ダイオード
L…チョークコイル
G1〜G3…制御信号
S1…第2スイッチ
S2…第1スイッチ
S3…第3スイッチ

Claims (8)

  1. 直流電圧源と負荷との間に、前記直流電圧源の直流電圧を降圧する降圧チョッパ方式DC−DCコンバータと、前記直流電圧を昇圧する昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータとが直列接続され、前記直流電圧を昇圧または降圧して生成した出力電圧を前記負荷へ供給する昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータを備えた直流電源回路であって、
    前記直流電圧の昇圧時には、前記昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータのみを動作させ、前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる直流電源回路。
  2. 前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータは、
    前記直流電圧源から供給された電流をスイッチングする第1スイッチング素子と、
    前記直流電圧源から供給された電流の変化を妨げるように誘導電流を発生させるチョークコイルと、
    前記スイッチング素子のオフ時に前記チョークコイルに還流電流を流す第1ダイオードと
    を備え、
    前記直流電圧の昇圧時には、前記第1スイッチング素子をオン状態に保持させることにより、前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる、請求項1に記載の直流電源回路。
  3. 前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータは、
    前記直流電圧源から供給された電流をスイッチングする第1スイッチング素子と、
    前記直流電圧源から供給された電流の変化を妨げるように誘導電流を発生させるチョークコイルと、
    前記スイッチング素子のオフ時に前記チョークコイルに還流電流を流す第1ダイオードと、
    前記第1スイッチング素子に並列接続された第1スイッチと
    を備え、
    前記直流電圧の昇圧時には、前記第1スイッチを閉じて前記第1スイッチング素子を短絡させることにより、前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる、請求項1に記載の直流電源回路。
  4. 前記第1ダイオードに直列接続された第2スイッチを備え、
    前記直流電圧の昇圧時には、前記第2スイッチを開くことにより、前記第1ダイオードに電流が流れないようにする、請求項2または請求項3に記載の直流電源回路。
  5. 前記直流電圧の降圧時には、前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータのみを動作させ、前記昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の直流電源回路。
  6. 前記昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータは、
    前記降圧チョッパ方式DC−DCコンバータの前記チョークコイルを共用し、
    前記直流電圧源から供給された電流をスイッチングする第2スイッチング素子と、
    前記直流電圧源に前記誘導電流が逆流するのを防止する第2ダイオードと
    を備え、
    前記直流電圧の降圧時には、前記第2スイッチング素子をオフ状態に保持させることにより、前記昇圧チョッパ方式DC−DCコンバータの動作を停止させる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の直流電源回路。
  7. 前記第2ダイオードに並列接続された第3スイッチを備え、
    前記直流電圧の降圧時には、前記第3スイッチを閉じて前記第2ダイオードを短絡させることにより、前記第2ダイオードに電流が流れないようにする、請求項6に記載の直流電源回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の直流電源回路を備えるLED点灯回路であって、
    前記負荷は、直列接続された複数個のLEDであり、
    前記直流電圧の降圧時には、前記複数個のLEDのうち所定のLEDを短絡させる短絡回路を備えるLED点灯回路。
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