JP7258662B2 - Led駆動装置及び表示装置、並びにled駆動装置の制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、LED駆動装置及びそれを備える表示装置、並びにLED駆動装置の制御装置に関する。
省エネルギ光源としてのLED(Light Emitting Diode)の用途が近年ますます拡大している。LEDの駆動には、LEDの順方向電圧-電流特性と発光特性とから、LEDに定電流を供給するためのLEDドライバが用いられる。
たとえば、特開2018-19498号公報(特許文献1)には、スイッチング電源回路を用いたLEDドライバが開示されている。このLEDドライバは、LEDへ電流を供給するDC/DCコンバータと、LEDに流れる電流を調整するカレントドライバとを含む。DC/DCコンバータは、コイルとスイッチング素子とダイオードとを含む非同期整流型のチョッパ回路によって構成される。このような構成により、高効率(低損失)でLEDを駆動することができる(特許文献1参照)。
特開2018-19498号公報
DC/DCコンバータを構成するチョッパ回路が昇圧型の場合、チョッパ回路を構成するダイオードのオープン故障が発生すると、DC/DCコンバータからLEDへ電流を供給することができず、LEDが点灯不可となる。これに備えて、上記ダイオードを予めスイッチング素子に置き換えた同期整流型のDC/DCコンバータを構成することも考えられる。しかしながら、同期整流型のDC/DCコンバータにすると、装置の消費電力が大きくなるとともに効率も低下する。このような問題について、上記の特許文献1では特に検討されていない。
本開示は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、装置の効率の低下を抑制しつつLEDの点灯不可を回避可能なLED駆動装置及びそれを備える表示装置、並びにLED駆動装置の制御装置を提供することである。
本開示のLED駆動装置は、LEDへ電力を供給するように構成されたDC/DCコンバータと、LEDに流れる電流を調整するように構成された電流ドライバと、DC/DCコンバータを駆動するように構成された駆動装置とを備える。DC/DCコンバータは、コイルと第1のスイッチング素子とダイオードとを含んで構成される非同期整流型の昇圧チョッパ回路である。LED駆動装置は、上記ダイオードに並列に接続される第2のスイッチング素子をさらに備える。第2のスイッチング素子は、ダイオードのオープン故障が発生していない場合にはオフである。オープン故障が発生した場合に、電流ドライバは、オープン故障が発生していない場合に比べてLEDに流れる電流が小さくなるように電流を調整し、駆動装置は、第1のスイッチング素子と同期して第2のスイッチング素子を駆動する。
上記のLED駆動装置においては、DC/DCコンバータは、非同期整流型のチョッパ回路によって構成されるので、同期整流型のDC/DCコンバータが採用される場合に比べて、装置の効率の低下を抑制することができる。DC/DCコンバータのダイオードのオープン故障が発生すると、第1のスイッチング素子と同期して第2のスイッチング素子が駆動されるので、LEDが不点灯となるのを回避することができる。また、ダイオードのオープン故障が発生すると、オープン故障が発生していない場合に比べてLEDに流れる電流を小さくするので、第2のスイッチング素子のサイズを抑えることができる。
第2のスイッチング素子のサイズは、第1のスイッチング素子のサイズよりも小さくてもよい。また、第2のスイッチング素子は、駆動装置内に設けられてもよい。
LED駆動装置は、上記ダイオードのアノード若しくはカソードの電圧、又はダイオードに流れる電流を検出するように構成された検出器をさらに備えてもよい。そして、駆動装置は、検出器の出力に基づいて、ダイオードのオープン故障が発生しているか否かを判定してもよい。
上記のダイオードは、ショットキーバリアダイオードであってもよい。
また、本開示の表示装置は、上述したいずれかのLED駆動装置と、LED駆動装置によって駆動されるLEDとを備える。
また、本開示の制御装置は、LED駆動装置の制御装置である。LED駆動装置は、LEDへ電力を供給するように構成されたDC/DCコンバータと、LEDに流れる電流を調整するように構成された電流ドライバとを含む。DC/DCコンバータは、コイルと第1のスイッチング素子とダイオードとを含んで構成される非同期整流型の昇圧チョッパ回路である。そして、制御装置は、ダイオードに並列に接続される第2のスイッチング素子と、コントローラとを備える。第2のスイッチング素子は、ダイオードのオープン故障が発生していない場合にはオフである。コントローラは、オープン故障が発生した場合に、オープン故障が発生していない場合に比べてLEDに流れる電流が小さくなるように電流ドライバを制御するとともに、第1のスイッチング素子と同期して第2のスイッチング素子を駆動するように構成される。
本開示のLED駆動装置及び表示装置、並びにLED駆動装置の制御装置によれば、装置の効率の低下を抑制しつつLEDの点灯不可を回避することができる。
本開示の実施の形態に従うLEDドライバを用いた表示装置の全体構成を示す図である。 図1に示すLEDドライバの動作例を概略的に示すタイミングチャートである。 コントローラにより実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<LEDドライバの構成>
図1は、本開示の実施の形態に従うLEDドライバを用いた表示装置の全体構成を示す図である。図1を参照して、表示装置1は、LED列10と、DC/DCコンバータ20と、駆動装置50とを備える。DC/DCコンバータ20及び駆動装置50は、LED列10を駆動するLEDドライバを構成する。
LED列10は、直列接続された複数のLED12を含む。この例では、4つよりも多い複数のLED12を含む1列のLED列10が示されているが、LED列の数は複数であってもよく、各LED列に含まれるLED12の数は4つ以下であってもよい。
DC/DCコンバータ20は、電源ノード22と、コイル24と、スイッチング素子Q1と、ダイオード26と、キャパシタ28とを含んで構成される。コイル24は、電源ノード22とスイッチング素子Q1との間に接続される。スイッチング素子Q1は、コイル24と接地ノードとの間に接続される。スイッチング素子Q1のゲートは、駆動装置50の外部端子T2に接続されている。この例では、スイッチング素子Q1は、N型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるが、NPN型バイポーラトランジスタ等であってもよい。
ダイオード26は、コイル24とスイッチング素子Q1との接続点にアノードが接続され、LED列10のアノード側にカソードが接続される。この例では、ダイオード26は、ショットキーバリアダイオード(以下「SBD(Schottky Barrier Diode)」と称する。)である。SBDは、順方向電圧が小さいため、順方向の損失が小さく高効率であり、また、スイッチングが高速である。なお、ダイオード26がSBDであることは必須ではなく、SBD以外のダイオードを採用することも可能である。キャパシタ28は、SBD26のカソードが接続される電力線と接地ノードとの間に接続される。
これらの電源ノード22、コイル24、スイッチング素子Q1、SBD26、及びキャパシタ28によって、いわゆる非同期整流型の昇圧チョッパ回路が形成されている。駆動装置50によってスイッチング素子Q1がスイッチング制御され、電源ノード22から供給される電力が昇圧されてLED列10へ供給される。
駆動装置50は、カレントドライバ60と、コントローラ70と、スイッチング素子Q2と、検出器80とを含む。駆動装置50は、たとえば、これらの各要素を集積化したIC(Integrated Circuit)として構成される。駆動装置50は、外部の要素と電気的に接続するための外部端子T1~T5をさらに備えている。
カレントドライバ60は、スイッチング素子62と、抵抗素子64と、エラーアンプ66とを含む。スイッチング素子62は、LED列10のカソード側が接続される外部端子T5と抵抗素子64との間に接続される。この例では、スイッチング素子62は、N型MOSFETであるが、NPN型バイポーラトランジスタ等であってもよい。抵抗素子64は、スイッチング素子62と接地ノードとの間に接続される。
スイッチング素子62と抵抗素子64との接続点は、エラーアンプ66の反転入力端(-)に接続される。エラーアンプ66の非反転入力端(+)には、コントローラ70から基準電圧Vrefが与えられる。エラーアンプ66の出力端は、スイッチング素子62のゲートに接続される。
エラーアンプ66の反転入力端(-)には、スイッチング素子62に流れる電流(すなわちLED列10に流れる電流)を抵抗素子64によって電圧に変換した検出信号(電圧)が入力される。エラーアンプ66の非反転入力端(+)に入力される基準電圧Vrefは、LED列10に流れる電流の目標値を抵抗素子64の抵抗値によって電圧に変換した信号である。
エラーアンプ66は、基準電圧Vrefと上記検出信号(電圧)との差分を増幅した信号をスイッチング素子62のゲートへ出力することでスイッチング素子62を駆動する。これにより、スイッチング素子62に流れる電流、すなわちLED列10に流れる電流が、基準電圧Vrefに対応する電流目標値に調整される。なお、カレントドライバ60は、ICの外部に設けられてもよい。
コントローラ70は、外部端子T5から入力される電圧Vfb(LED列10のカソード側の電圧)を受け、電圧Vfbに基づいてDC/DCコンバータ20を駆動する。具体的には、コントローラ70は、エラーアンプと、PWM(Pulse Width Modulation)回路とを含んで構成される(いずれも図示せず)。エラーアンプは、電圧Vfbが所定値(たとえば0.5V)となるように、電圧Vfbと所定値との差を増幅して出力する。PWM回路は、エラーアンプの出力に基づいてPWM信号を生成し、その生成されたPWM信号をスイッチング素子Q1のゲートが接続される外部端子T2へ出力する。
なお、コントローラ70は、ハードウェア(電子回路)で実行するものに限られず、ソフトウェアで実行するもので構成されてもよい。具体的には、コントローラ70を、CPU(Central Processing Unit)、メモリ(ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory))、各種信号を入出力するための入出力バッファ等を含んで構成してもよい。CPUは、ROMに格納されているプログラムをRAM等に展開して実行する。ROMに格納されるプログラムは、コントローラ70の処理手順が記されたプログラムである。そして、コントローラ70は、このプログラムに従って各種処理を実行するように構成されてもよい。
また、コントローラ70は、LED列10に流れる電流の目標値を抵抗素子64の抵抗値によって電圧に変換した基準電圧Vrefを、エラーアンプ66の非反転入力端(+)へ出力する。
以上のような構成により、このLEDドライバでは、カレントドライバ60により、LED列10に流れる電流が基準電圧Vrefに対応する電流目標値に調整される。また、LED列10のカソード側の電圧Vfbが所定値となるように、電圧Vfbに基づいてコントローラ70によりDC/DCコンバータ20が駆動される。これにより、LED列10に流れる電流が目標に制御される。
<SBD26のオープン故障>
SBD26のオープン故障が発生すると、DC/DCコンバータ20からLED列10へ電流を供給することができず、LED列10が点灯不可となる。このような故障に備えて、SBD26を予めスイッチング素子に置き換えた同期整流型のDC/DCコンバータを構成することも考えられるが、同期整流型にすると、装置の消費電力が大きくなるとともに効率も低下する。
そこで、本実施の形態に従うLEDドライバでは、SBD26に並列に接続されるスイッチング素子Q2が設けられる。スイッチング素子Q2は、駆動装置50内に設けられ、コントローラ70によって駆動される。この例では、スイッチング素子Q2は、P型MOSFETであるが、PNP型バイポーラトランジスタ等であってもよい。
そして、コントローラ70は、SBD26のオープン故障が発生していない場合は、スイッチング素子Q2をオフにする。SBD26のオープン故障が発生すると、コントローラ70は、スイッチング素子Q1と同期してスイッチング素子Q2をスイッチング駆動する。具体的には、コントローラ70は、スイッチング素子Q1,Q2が相補的にオン/オフするように、スイッチング素子Q1と同期してスイッチング素子Q2を駆動する。
SBD26のオープン故障が発生した場合、コントローラ70は、さらに、オープン故障が発生していない場合に比べて、カレントドライバ60へ出力される基準電圧Vrefを引き下げる。なお、基準電圧VrefによってLED列10に流れる電流の大きさが定まるところ、基準電圧Vrefは、少なくともLED列10が点灯するレベルに引き下げられる。このような基準電圧Vrefの大きさは、LED列10を構成するLED12の特性、個数、接続構成等に基づいて適宜決定される。
SBD26のオープン故障は、検出器80の検出値に基づいて判定される。検出器80は、SBD26のアノードが接続される外部端子T1に接続され、SBD26のアノードの電圧Vd(スイッチング素子Q1のドレイン電圧)を検出する。コントローラ70は、電圧Vdの検出値を検出器80から受け、電圧Vdの異常上昇がみられた場合に、SBD26にオープン故障が発生したものと判定する。
なお、この例では、SBD26のアノードの電圧VdによってSBD26のオープン故障が発生したか否かを判定するものとしたが、電圧Vdに代えて、SBD26のカソードの電圧、又はSBD26に流れる電流を検出器によって検出し、その検出値によってSBD26のオープン故障を判定してもよい。具体的には、SBD26のカソードの電圧の異常低下、又はSBD26に流れる電流の異常低下がみられた場合に、SBD26のオープン故障が発生していると判定することができる。
上記のように、本実施の形態に従うLEDドライバでは、SBD26のオープン故障に備えてDC/DCコンバータ20を予め同期整流型のDC/DCコンバータで構成するのではなく、DC/DCコンバータ20は非同期整流型のチョッパ回路とし、SBD26の故障が生じない限りは、DC/DCコンバータ20を非同期整流で作動させる(スイッチング素子Q2をオフ)。これにより、DC/DCコンバータ20を同期整流型で構成する場合に比べて、装置の効率の低下を抑制することができる。
そして、SBD26のオープン故障が発生した場合には、スイッチング素子Q1と同期して、SBD26に並列に接続されたスイッチング素子Q2が駆動されるので、LED列10の点灯不可を回避することができる。ここで、LED列10が点灯する程度に基準電圧Vrefが引き下げられるので、LED列10ひいてはスイッチング素子Q2に流れる電流が抑制される。そのため、SBD26のオープン故障時に駆動されるスイッチング素子Q2のサイズを抑えることができる。具体的には、仮にDC/DCコンバータ20を同期整流型で構成した場合には、SBD26に代わるスイッチング素子のサイズは、スイッチング素子Q1のサイズと同等に設計され得るけれども、本実施の形態に従うLEDドライバによれば、スイッチング素子Q2のサイズをスイッチング素子Q1のサイズよりも小さくすることができる。
図2は、図1に示したLEDドライバの動作例を概略的に示すタイミングチャートである。図2を参照して、スイッチング素子Q1のオン/オフに応じてSBD26のアノードの電圧Vdが変動し、スイッチング素子Q1のオフ時に電圧Vdが上昇する。
時刻t1において、SBD26のオープン故障が発生したものとする。オープン故障の発生前は、スイッチング素子Q1がオフしても、電圧Vdがしきい値Vthを超えることはない。なお、オープン故障が発生していない時刻t1以前は、カレントドライバ60の基準電圧VrefはV1であり、スイッチング素子Q2はオフされている。
時刻t1において、SBD26のオープン故障が発生すると、時刻t2において、スイッチング素子Q1がオフしたタイミングで、コイル24から出力されるエネルギが行き場を失うことにより電圧Vdが大きく上昇する。そして、電圧Vdがしきい値Vthを超えることによりSBD26のオープン故障が発生したものと判定され、時刻t3において、オープン故障フラグがオンになる。このオープン故障フラグは、SBD26の修理(交換等)によりオープン故障が解消するまでオンのままである。
オープン故障フラグがオンになると、LEDドライバは、故障モードで作動する。すなわち、カレントドライバ60の基準電圧Vrefが、オープン故障発生前のV1からV1よりも低いV2に引き下げられる。そして、基準電圧Vrefが引き下げられると、時刻t4以降、スイッチング素子Q1に同期してスイッチング素子Q2がスイッチング駆動される。これにより、SBD26のオープン故障によってLED列10が不点灯になるのを回避することができる。
なお、スイッチング素子Q2が作動することにより電圧Vdはしきい値Vthを下回るけれども、SBD26のオープン故障が解消するまでオープン故障フラグがオンしているため、故障モードが継続され、基準電圧Vrefの引下げ及びスイッチング素子Q2の駆動が継続される。
図3は、コントローラ70により実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、所定周期毎に繰り返し実行される。
図3を参照して、コントローラ70は、SBD26のオープン故障フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS10)。オープン故障フラグがオンであるときは(ステップS10においてYES)、コントローラ70は、ステップS50(後述)へ処理を移行する。
ステップS10においてオープン故障フラグがオフであると判定されると(ステップS10においてNO)、コントローラ70は、SBD26のアノードの電圧Vdがしきい値Vthよりも高いか否かを判定する(ステップS20)。なお、電圧Vdは、検出器80(図1)により検出される。
ステップS20において電圧Vdがしきい値Vth以下であると判定されると(ステップS20においてNO)、SBD26のオープン故障は発生しておらず、コントローラ70は、カレントドライバ60へ出力される基準電圧VrefをV1(デフォルト値)とする(ステップS30)。
一方、ステップS20において電圧Vdがしきい値Vthよりも高いと判定されると(ステップS20においてYES)、コントローラ70は、SBD26のオープン故障が発生したものと判断し、オープン故障フラグをオンにする(ステップS40)。
オープン故障フラグがオンになると、コントローラ70は、カレントドライバ60へ出力される基準電圧VrefをV2(V2<V1)とする(ステップS50)。そして、コントローラ70は、スイッチング素子Q1に同期してスイッチング素子Q2をスイッチング駆動する(ステップS60)。これにより、LED列10ひいてはスイッチング素子Q2に流れる電流を、SBD26のオープン故障が発生していない場合よりも制限しつつ、LED列10を点灯させることができる。
以上のように、この実施の形態においては、DC/DCコンバータ20は、非同期整流型の昇圧チョッパ回路によって構成されるので、仮にDC/DCコンバータ20が同期整流型で構成された場合に比べて、装置の効率の低下を抑制することができる。そして、DC/DCコンバータ20のSBD26のオープン故障が発生すると、DC/DCコンバータ20のスイッチング素子Q1と同期して、SBD26に並列に接続されるスイッチング素子Q2が駆動されるので、LED列10の点灯不可を回避することができる。
また、SBD26のオープン故障が発生すると、カレントドライバ60の基準電圧VrefがデフォルトのV1からV2に引き下げられ、オープン故障が発生していない場合に比べてLED列10ひいてはスイッチング素子Q2に流れる電流が制限される。これにより、スイッチング素子Q2のサイズを抑えることができる。たとえば、スイッチング素子Q2のサイズをスイッチング素子Q1のサイズよりも小さくすることができ、スイッチング素子Q2が設けられる駆動装置50のサイズの増加を抑えることができる。
なお、上記の表示装置1は、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)の光源に適用することができ、特に、車両の運転状況等をドライバに表示する車載ディスプレイの光源に好適である。上記の表示装置1によれば、SBD26のオープン故障が発生しても、車載ディスプレイが完全に消灯してしまうのを防止し、リンプホーム走行を行なうことができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 表示装置、10 LED列、20 DC/DCコンバータ、22 電源ノード、24 コイル、26 SBD、28 キャパシタ、50 駆動装置、60 カレントドライバ、62,Q1,Q2 スイッチング素子、64 抵抗素子、66 エラーアンプ、70 コントローラ、80 検出器、T1~T5 外部端子。

Claims (7)

  1. LEDへ電力を供給するように構成されたDC/DCコンバータと、
    前記LEDに流れる電流を調整するように構成された電流ドライバと、
    前記DC/DCコンバータを駆動するように構成された駆動装置とを備え、
    前記DC/DCコンバータは、コイルと第1のスイッチング素子とダイオードとを含んで構成される非同期整流型の昇圧チョッパ回路であり、さらに、
    前記ダイオードに並列に接続される第2のスイッチング素子を備え、
    前記第2のスイッチング素子は、前記ダイオードのオープン故障が発生していない場合にはオフであり、
    前記オープン故障が発生した場合に、
    前記電流ドライバは、前記オープン故障が発生していない場合に比べて前記電流が小さくなるように前記電流を調整し、
    前記駆動装置は、前記第1のスイッチング素子と同期して前記第2のスイッチング素子を駆動する、LED駆動装置。
  2. 前記第2のスイッチング素子のサイズは、前記第1のスイッチング素子のサイズよりも小さい、請求項1に記載のLED駆動装置。
  3. 前記第2のスイッチング素子は、前記駆動装置内に設けられる、請求項1又は請求項2に記載のLED駆動装置。
  4. 前記ダイオードのアノード若しくはカソードの電圧、又は前記ダイオードに流れる電流を検出するように構成された検出器をさらに備え、
    前記駆動装置は、前記検出器の出力に基づいて、前記オープン故障が発生しているか否かを判定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のLED駆動装置。
  5. 前記ダイオードは、ショットキーバリアダイオードである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のLED駆動装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のLED駆動装置と、
    前記LED駆動装置によって駆動されるLEDとを備える表示装置。
  7. LED駆動装置の制御装置であって、
    前記LED駆動装置は、
    LEDへ電力を供給するように構成されたDC/DCコンバータと、
    前記LEDに流れる電流を調整するように構成された電流ドライバとを含み、
    前記DC/DCコンバータは、コイルと第1のスイッチング素子とダイオードとを含んで構成される非同期整流型の昇圧チョッパ回路であり、
    前記制御装置は、
    前記ダイオードに並列に接続される第2のスイッチング素子と、
    コントローラとを備え、
    前記第2のスイッチング素子は、前記ダイオードのオープン故障が発生していない場合にはオフであり、
    前記コントローラは、前記オープン故障が発生した場合に、前記オープン故障が発生していない場合に比べて前記電流が小さくなるように前記電流ドライバを制御するとともに、前記第1のスイッチング素子と同期して前記第2のスイッチング素子を駆動するように構成される、LED駆動装置の制御装置。
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