JP2020197371A - アキュムレータおよびその組立方法 - Google Patents

アキュムレータおよびその組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性を向上できるとともに製造コストを低減できるアキュムレータを提供する。【解決手段】アキュムレータ1は、開口部12および底部14を有する筒状の胴体10と、開口部12に固着されるヘッダ20と、ヘッダ20から底部14に向かい延びるように配置された二重管30と、を有している。胴体10には、乾燥剤65が封入されたバッグ60が収容される。そして、バッグ60が、胴体10と二重管30とに挟まれて保持されている。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルを循環する冷媒を貯留するアキュムレータ、および、アキュムレータの組立方法に関する。
従来のアキュムレータの一例を図16、図17に示す。従来のアキュムレータ901は、タンク本体905を有する。タンク本体905は、有底円筒状の胴体910と、胴体910の開口部912を封止する円盤状のヘッダ920と、を有する。胴体910にはバッグ960が収容されている。バッグ960には、乾燥剤965が封入されている。乾燥剤965は、胴体910内に貯溜される冷媒中の水分を吸着する。
ヘッダ920には、冷媒流入孔922と、冷媒流出孔924と、が設けられている。ヘッダ920には、冷媒流出孔924に連なり、胴体910の底部914の近くまで延びる二重管930が取り付けられている。
バッグ960に封入される乾燥剤965は、冷媒中の水分を吸着する機能に加えて、液相冷媒の気化を促す機能も有する。冷凍サイクルの通常動作時において、液相冷媒の気化は気液境界面で生じる。しかしながら、冷凍サイクルの起動時において、圧縮機の起動によりタンク本体905内の圧力が低下すると、乾燥剤965が液相冷媒に浸かっていることから液相冷媒中で気化が生じることがある。そこで、多量の液相冷媒の気化が一度に生じること(突沸)を抑制するために、バッグ960を上下方向に沿う姿勢で二重管930に取り付けて、バッグ960の上部が液相冷媒に浸からないように配置している。例えば特許文献1には、このような従来のアキュムレータ901と同様に、バッグ960を上下方向に沿う姿勢で配置した構成を有するものが開示されている。
特開2017−198404号公報
しかしながら、上述したアキュムレータ901は、バッグ960が樹脂製の結束バンド936で二重管930に取り付けられている。そのため、部品点数および作業工数が増えてしまい、製造コストの上昇の要因となっている。また、結束バンド936の劣化によりバッグ960が二重管930から脱落してしまうおそれがあり、信頼性について改善の余地がある。
そこで、本発明は、信頼性を向上できるとともに製造コストを低減できるアキュムレータ、および、アキュムレータの組立方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るアキュムレータは、開口部および底部を有する筒状の胴体と、前記開口部に固着されるヘッダと、前記胴体に収容され、乾燥剤が封入されたバッグと、前記ヘッダから前記底部に向かい延びるように配置された冷媒管と、を有するアキュムレータであって、前記バッグが、前記胴体と前記冷媒管とに挟まれて保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、乾燥剤が封入されたバッグが、胴体と冷媒管とに挟まれて保持されている。このようにしたことから、結束バンドを用いることなく、バッグを保持することができる。そのため、部品点数および作業工数を減少できる。また、胴体と、胴体に固着されたヘッダに取り付けられた冷媒管とでバッグを保持するので、結束バンドに比べて劣化のおそれが少なく、バッグの脱落を効果的に抑制できる。
本発明において、前記バッグが、幅方向の中央で互いに区画された2つの乾燥剤封入部を有し、前記乾燥剤封入部の厚さが、前記胴体と前記冷媒管との距離より大きいことが好ましい。このようにすることで、乾燥剤封入部が胴体と冷媒管との間を通り抜けてしまうことをより確実に防ぐことができる。そのため、バッグの脱落をより効果的に抑制できる。
本発明において、前記ヘッダの下方に傘状の気液分離部材が配置され、前記バッグの上端部が前記気液分離部材の内側に配置されていることが好ましい。このようにすることで、胴体とヘッダとを溶接により固着する際に生じる熱の影響をバッグが受けてしまうことを抑制できる。
本発明において、前記気液分離部材が、周壁部と、前記周壁部における前記ヘッダ側の端部に連設された上壁部と、前記周壁部または前記上壁部から内側に突出する押さえ部と、を有し、前記押さえ部が、前記バッグの上下方向の移動を規制するように当該バッグの上端部に当接されていることが好ましい。このようにすることで、バッグ60の上下方向の移動による衝撃で乾燥剤65が粉化してしまうことを抑制できる。
本発明において、前記冷媒管が、インナーパイプと、前記インナーパイプが内側に配置されたアウターパイプと、前記アウターパイプから外側に突出する押さえ部と、を有し、前記押さえ部が、前記バッグの上下方向の移動を規制するように当該バッグの上端部に当接されていることが好ましい。このようにすることで、バッグ60の上下方向の移動による衝撃で乾燥剤65が粉化してしまうことを抑制できる。
上記目的を達成するために、本発明の他の一態様に係るアキュムレータの組立方法であって、ヘッダに取り付けられた冷媒管を水平に配置して、当該冷媒管に乾燥剤が封入されたバッグを載せ、前記冷媒管および前記バッグを筒状の胴体に挿入して、前記バッグを前記胴体と前記冷媒管とによって挟み、前記胴体の開口部を前記ヘッダで封止し、前記ヘッダを前記開口部に固着することを特徴とする。
本発明によれば、乾燥剤が封入されたバッグを、胴体と冷媒管とによって挟んで保持する。このようにしたことから、結束バンドを用いることなく、バッグを保持することができる。そのため、部品点数および作業工数を減少できる。また、胴体と、胴体に固着されたヘッダに取り付けられた冷媒管とでバッグを保持するので、結束バンドに比べて劣化のおそれが少なく、バッグの脱落を効果的に抑制できる。
本発明において、前記バッグが、幅方向の中央で互いに区画された2つの乾燥剤封入部を有し、前記バッグを前記冷媒管に載せるとき、前記バッグの幅方向の中央を前記冷媒管に沿って配置することが好ましい。このようにすることで、2つの乾燥剤封入部が、バッグの幅方向の中央の両側に自重により垂れ下がり、冷媒管上に安定して保持される。そのため、作業性を効果的に高めることができる。
本発明によれば、信頼性を向上できるとともに製造コストを低減できる
本発明の一実施例に係るアキュムレータの断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のアキュムレータの組立方法を説明する断面図であり、ヘッダに二重管を取り付ける前の状態を示す。 図1のアキュムレータの組立方法を説明する断面図であり、ヘッダに二重管を取り付け、二重管にストレーナを取り付けた状態を示す。 図1のアキュムレータの組立方法を説明する断面図であり、二重管にバッグを載せて胴体に挿入する状態を示す。 図1のアキュムレータの第1変形例の構成を示す断面図である。 図6のA1−A1線に沿う断面図である。 図6のアキュムレータが有する気液分離部材の底面図である。 図1のアキュムレータの第2変形例の構成を示す断面図である。 図9のA2−A2線に沿う断面図である。 図9のアキュムレータが有する気液分離部材の底面図である。 図1のアキュムレータの第3変形例の構成を示す断面図である。 図12のA3−A3線に沿う断面図である。 図1のアキュムレータの第4変形例の構成を示す断面図である。 図14のA4−A4線に沿う断面図である。 従来のアキュムレータの断面図である。 図16のB−B線に沿う断面図である。
以下、本発明の一実施例に係るアキュムレータについて、図1〜図5を参照して説明する。
本実施例のアキュムレータ1は、冷凍サイクルを循環する冷媒を貯溜して、冷媒の気液分離を行うとともに冷媒中の水分を除去する機能を有する。
図1は、本発明の一実施例に係るアキュムレータの軸方向に沿う断面図(縦断面図)である。図2は、図1のA−A線に沿う断面図(横断面図)である。図3〜図5は、図1のアキュムレータの組立方法を説明する断面図である。図3〜図5は、順に、ヘッダに二重管を取り付ける前の状態、ヘッダに二重管を取り付け、二重管にストレーナを取り付けた状態、および、二重管にバッグを載せて胴体に挿入する状態を示す。
図1に示すように、アキュムレータ1は、タンク本体5と、冷媒管としての二重管30と、気液分離部材40と、ストレーナ50と、バッグ60と、を有している。
タンク本体5は、有底の円筒状の胴体10と、円盤状のヘッダ20と、を有する。
胴体10は、一端に開口部12を有し、他端に底部14を有している。底部14は、胴体10の他の部分より厚さが大きい。胴体10は、底部14の厚さを大きくすることにより、剛性を確保している。ヘッダ20は、胴体10の開口部12を封止する。胴体10とヘッダ20とは溶接箇所Mにおいて溶接により固着されている。胴体10には、バッグ60が収容されている。
ヘッダ20は、冷媒流入孔22と、冷媒流出孔24と、が設けられている。冷媒流入孔22と冷媒流出孔24とは、ヘッダ20を厚さ方向に貫通している。冷媒流入孔22には、気相冷媒と液相冷媒とが混合した冷媒(混合冷媒)が流れる。冷媒流出孔24には、混合冷媒から分離された気相冷媒および圧縮機用の潤滑油が流れる。
二重管30は、インナーパイプ31と、インナーパイプ31が内側に配置されたアウターパイプ32と、を一体に有している。インナーパイプ31は、アウターパイプ32より上方に突出している。インナーパイプ31は、冷媒流出孔24に接続されている。
インナーパイプ31は、外径が大きいパイプ本体部31aと、パイプ本体部31aに連設された外径が小さい薄肉部31bと、を一体に有している。パイプ本体部31aと薄肉部31bとは、内径が同じである。パイプ本体部31aと薄肉部31bとの間には段部31cが設けられている。薄肉部31bは、冷媒流出孔24に挿入されるとともに拡径するように変形されることで、ヘッダ20に取り付けられている。アウターパイプ32の下端部32aには、中心に流通孔33aが設けられた逆円錐状のキャップ33がカシメにより取り付けられている。
気液分離部材40は、冷媒流入孔22からタンク本体5内に流れ込んだ混合冷媒を、密度の高い液相冷媒および潤滑油と、密度の低い気相冷媒と、に分離する。気液分離部材40は、平面視円形の傘状に形成されている。気液分離部材40は、円筒状の周壁部41と、周壁部41におけるヘッダ20側の端部に連設された円形平板状の上壁部42と、を有している。気液分離部材40は、タンク本体5内においてヘッダ20の下方に配置されている。気液分離部材40の上壁部42は、インナーパイプ31の薄肉部31bの外径と同じ径の貫通孔40aが設けられている。上壁部42は、アウターパイプ32の上端と上下方向に間隔をあけて配置されている。気液分離部材40は、貫通孔40aから放射方向に延びる複数の補強リブ43を有している。なお、図1、図3〜図5において、複数の補強リブ43は記載を省略している。気液分離部材40は、貫通孔40aに薄肉部31bが挿入され、二重管30とともにヘッダ20に取り付けられている。本実施例において、胴体10、ヘッダ20、二重管30および気液分離部材40は、アルミニウム合金等の金属で構成されている。
ストレーナ50は、合成樹脂製であり、周壁にメッシュ部を有するカップ状に形成されている。ストレーナ50は、タンク本体5の下部に溜まった潤滑油がキャップ33およびインナーパイプ31を通じて吸引される際に、潤滑油を濾過して異物を取り除く。ストレーナ50は、キャップ33を覆うようにしてアウターパイプ32の下端部32aに嵌合されている。ストレーナ50は、胴体10の底部14上に配置されている。
バッグ60は、冷媒中の水分を吸着する乾燥剤65が封入されている。バッグ60は、例えば、ポリエチレン繊維などの合成樹脂製の不織布で構成されている。バッグ60は、胴体10とアウターパイプ32とに挟まれることにより、タンク本体5内において上下方向に沿う姿勢で保持されている。バッグ60は、アウターパイプ32の上端から胴体10の底部14までの距離と略同じ長さを有している。バッグ60の上端部60aは、気液分離部材40の内側に配置されている。バッグ60の下端部60bは、胴体10の底部14に接している。
バッグ60は、例えば、平面視長方形状の2枚の布を重ね、四辺を縫い付けて内部空間が閉じた袋状にしたものである。バッグ60は、重ねられた2枚の布を幅方向の中央に沿って縫い付けることにより、縫い目61によって区画された2つの乾燥剤封入部62、62が設けられている。バッグ60は、縫い付けに代えて、重ねられた2枚の布を溶着してもよい。乾燥剤封入部62、62のそれぞれの厚さTは、胴体10とアウターパイプ32との距離Dより大きい。このようにすることで、バッグ60が、胴体10とアウターパイプ32との間をすり抜けてしまうことを防ぐことができる。
次に、上述したアキュムレータ1の動作の一例について説明する。
冷凍サイクルにおいて、アキュムレータ1は、図示しない蒸発器と圧縮機との間に配置される。アキュムレータ1は、胴体10の底部14が下方となり、開口部12が上方となる姿勢で配置される。アキュムレータ1は、蒸発器からの冷媒に含まれる水分を除去してガス冷媒(気相冷媒)を生成する。そして、アキュムレータ1は、生成したガス冷媒を圧縮機へ戻す。
蒸発器から排出された混合冷媒は、冷媒流入孔22からタンク本体5内に流れ込む。混合冷媒は、気液分離部材40に衝突して、密度の高い液相冷媒および潤滑油と、密度の低い気相冷媒とに分離される。
液相冷媒および潤滑油は、重力により下方に移動する。その過程で、液相冷媒とオイルとの分離が進み、タンク本体5の下部に潤滑油が溜まり、潤滑油の上に液相冷媒が溜まる。このとき、液相冷媒の液面高さは、バッグ60の一部が浸かる高さ位置となるように調整されている。これにより、液相冷媒に含まれる水分と、気相冷媒に含まれる水分(湿分)と、がともに乾燥剤65に吸着される。
気相冷媒は、アウターパイプ32に上端から流入し、アウターパイプ32内を下方に移動する。そして、気相冷媒は、アウターパイプ32の底部で折り返されてインナーパイプ31に流入し、インナーパイプ31内を上昇する。このとき、キャップ33の流通孔33aを通じて胴体10の底に溜まった潤滑油が吸引され、吸引された潤滑油が気相冷媒に混合される。潤滑油が混合された気相冷媒が、冷媒流出孔24から流出して、圧縮機に供給される。
また、バッグ60は、上下方向に沿う姿勢で保持されているので、タンク本体5内に貯留される液相冷媒と接する乾燥剤65の割合が少なくなる。これにより、液相冷媒の気化の発生が少なくなり、気化に伴う異音が減少する。
次に、上述したアキュムレータ1の組立方法の一例について、図3〜図5を参照して説明する。
図3に示すように、ヘッダ20、気液分離部材40および二重管30を順に並べる。次に、図4に示すように、二重管30の薄肉部31bを、気液分離部材40の貫通孔40aおよびヘッダ20の冷媒流出孔24に順に挿入する。そして、気液分離部材40をヘッダ20とインナーパイプ31の段部31cとで挟み、この状態で薄肉部31bを拡径するように変形させる。これにより、二重管30とともに気液分離部材40が、ヘッダ20に取り付けられる。また、アウターパイプ32の下端部32aにキャップ33をカシメにより取り付ける。そして、アウターパイプ32の下端部32aにストレーナ50を嵌合させる。
次に、図5に示すように、二重管30を水平に配置し、バッグ60をアウターパイプ32に載せる。このとき、バッグ60の幅方向の中央をアウターパイプ32に沿って配置する。具体的には、バッグ60の幅方向の中央を、水平に配置されたアウターパイプ32の外周面における最も上方に位置する箇所に沿って配置する。これにより、乾燥剤封入部62、62が、バッグ60の幅方向の中央の両側に自重により垂れ下がり、アウターパイプ32上に安定して保持される。そして、ストレーナ50を先頭にして、バッグ60、二重管30および気液分離部材40を胴体10に挿入する。胴体10に挿入されたバッグ60は、胴体10と二重管30とによって挟まれて保持される。そして、ヘッダ20により開口部12を封止する。最後に、胴体10とヘッダ20とを溶接して固着し、アキュムレータ1が完成する。
以上より、本実施例のアキュムレータ1によれば、乾燥剤65が封入されたバッグ60が、胴体10と二重管30とに挟まれて保持されている。このようにしたことから、結束バンドを用いることなく、バッグ60を保持することができる。そのため、部品点数および作業工数を減少できる。また、胴体10と、胴体10に固着されたヘッダ20に取り付けられた二重管30とでバッグ60を保持するので、結束バンドに比べて劣化のおそれが少なく、バッグ60の脱落を効果的に抑制できる。特に、胴体10、ヘッダ20および二重管30は金属製であるので、合成樹脂製の結束バンドより、剛性が高く、劣化のおそれが少ない。
また、バッグ60が、幅方向の中央で互いに区画された2つの乾燥剤封入部62、62を有している。そして、乾燥剤封入部62、62の厚さTが、胴体10と二重管30のアウターパイプ32との距離Dより大きい。このようにすることで、乾燥剤封入部62、62が胴体10とアウターパイプ32との間を通り抜けてしまうことをより確実に防ぐことができる。そのため、バッグ60の脱落をより効果的に抑制できる。
また、ヘッダ20の下方に傘状の気液分離部材40が配置されている。そして、バッグ60の上端部60aが気液分離部材40の内側に配置されている。このようにすることで、気液分離部材によって胴体10とヘッダ20とを溶接により固着する際に生じる熱を遮ることができ、当該熱の影響で合成樹脂製の不織布で構成されたバッグ60が溶融してしまうことを抑制できる。
上述した実施例では、バッグ60が幅方向の中央で区画された2つの乾燥剤封入部62を有する構成であったが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、バッグ60が1つの内部空間を有する袋状であってもよい。
上述した実施例では、直線状に延びる冷媒管としての二重管を採用した構成であったが、これ以外にも、例えば、特許文献1に示されるU字状の冷媒管を採用した構成に本発明を適用してもよい。すなわち、胴体とともに乾燥剤入りバッグを挟む冷媒管は、ヘッダから胴体の底部に向けて延びるように配置された部分を含むものであればよい。
図6〜図8に、図1のアキュムレータ1の第1変形例であるアキュムレータ1Aの構成を示す。図6は、縦断面図であり、図7は、図6のA1−A1線に沿う断面図であり、図8は、気液分離部材40Aの底面図である。図6〜図8において、上述したアキュムレータ1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。図6において、気液分離部材40Aの複数の補強リブ43は記載を省略している。
図6に示すアキュムレータ1Aは、気液分離部材40Aを有している。アキュムレータ1Aは、気液分離部材40A以外は、上述したアキュムレータ1と同一の構成を有する。
気液分離部材40Aは、アルミニウム合金等の金属で構成されている。気液分離部材40Aは、周壁部41と、上壁部42と、複数の補強リブ43と、を有している。また、気液分離部材40Aは、押さえ部としての押さえ片44Aを2つ有している。押さえ片44Aは、周壁部41から気液分離部材40Aの内側に突出している。押さえ片44Aは、四角平板状に形成されている。押さえ片44Aは、周壁部41の下方側の端部の一部が内側に折り曲げられることにより形成されている。押さえ片44Aは、溶接などにより周壁部41に固着されていてもよい。押さえ片44Aは、上壁部42と上下方向に間隔をあけて配置されている。押さえ片44Aは、バッグ60の上端部60aに当接している。2つの押さえ片44Aは、乾燥剤封入部62、62のそれぞれに対応して配置されている。押さえ片44Aは、バッグ60の上下方向の移動を規制している。そのため、バッグ60の上下方向の移動による衝撃で乾燥剤65が粉化してしまうことを抑制できる。また、押さえ片44Aがバッグ60の上端部60aに当接されることによって、バッグ60と上壁部42とが間隔をあけて配置される。そのため、胴体10とヘッダ20とを溶接により固着する際に生じる熱の影響をバッグ60が受けてしまうことをより効果的に抑制できる。
図9〜図11に、図1のアキュムレータ1の第2変形例であるアキュムレータ1Bの構成を示す。図9は、縦断面図であり、図10は、図9のA2−A2線に沿う断面図であり、図11は、気液分離部材40Bの底面図である。図9〜図11において、上述したアキュムレータ1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。図9において、気液分離部材40Bの複数の補強リブ43は記載を省略している。
図9に示すアキュムレータ1Bは、気液分離部材40Bを有している。アキュムレータ1Bは、気液分離部材40B以外は、上述したアキュムレータ1と同一の構成を有する。
気液分離部材40Bは、合成樹脂で構成されている。気液分離部材40Bは、周壁部41と、上壁部42と、複数の補強リブ43と、を有している。また、気液分離部材40Bは、押さえ部としての押さえリブ44Bを4つ有している。押さえリブ44Bは、周壁部41および上壁部42から気液分離部材40Aの内側に突出している。押さえリブ44Bは、四角平板状に形成されている。押さえリブ44Bの上下方向に沿う一辺が周壁部41の内周面に接続されている。押さえリブ44Bの水平方向に沿う上辺が上壁部42の下面に接続されている。押さえリブ44Bの水平方向に沿う下辺は、バッグ60の上端部60aに当接している。4つの押さえリブ44Bのうちの2つの押さえリブ44Bが、乾燥剤封入部62、62のそれぞれに対応して配置されている。押さえリブ44Bは、バッグ60の上下方向の移動を規制している。また、押さえリブ44Bの下辺がバッグ60の上端部60aに当接されることによって、バッグ60と上壁部42とが間隔をあけて配置される。アキュムレータ1Bは、押さえリブ44Bを有しているので、上述した第1変形例のアキュムレータ1Aと同様の作用効果を奏する。
図12、図13に、図1のアキュムレータ1の第3変形例であるアキュムレータ1Cの構成を示す。図12は、縦断面図であり、図13は、図12のA3−A3線に沿う断面図である。図12、図13において、上述したアキュムレータ1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。図12において、気液分離部材40の複数の補強リブ43は記載を省略している。
図12に示すアキュムレータ1Cは、冷媒管としての二重管30Cを有している。アキュムレータ1Cは、二重管30C以外は、上述したアキュムレータ1と同一の構成を有する。
二重管30Cは、アルミニウム合金等の金属で構成されている。二重管30Cは、インナーパイプ31と、アウターパイプ32と、を有している。また、二重管30Cは、押さえ部としての押さえ片34Cを1つ有している。押さえ片34Cは、アウターパイプ32の上端から外側(アウターパイプ32の径方向外側)に突出している。押さえ片34Cは、アウターパイプ32の上端から上方に突出した四角平板状の突出片が外側に折り曲げられることにより形成されている。押さえ片34Cは、溶接などによりアウターパイプ32に固着されていてもよい。押さえ片34Cは、上壁部42と上下方向に間隔をあけて配置されている。押さえ片34Cは、バッグ60の上端部60aに当接している。押さえ片34Cは、乾燥剤封入部62、62の間の縫い目61に対応して配置されている。押さえ片34Cは、バッグ60の上下方向の移動を規制している。また、押さえ片34Cがバッグ60の上端部60aに当接されることによって、バッグ60と上壁部42とが間隔をあけて配置される。アキュムレータ1Cは、押さえ片34Cを有しているので、上述した第1変形例のアキュムレータ1Aと同様の作用効果を奏する。
図14、図15に、図1のアキュムレータ1の第4変形例であるアキュムレータ1Dの構成を示す。図14は、縦断面図であり、図15は、図14のA4−A4線に沿う断面図である。図14、図15において、上述したアキュムレータ1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。図14において、気液分離部材40の複数の補強リブ43は記載を省略している。
図14に示すアキュムレータ1Dは、冷媒管としての二重管30Dを有している。アキュムレータ1Dは、二重管30D以外は、上述したアキュムレータ1と同一の構成を有する。
二重管30Dは、アルミニウム合金等の金属で構成されている。二重管30Dは、インナーパイプ31と、アウターパイプ32と、を有している。また、二重管30Dは、押さえ部としての押さえ片34Dを2つ有している。押さえ片34Dは、アウターパイプ32の上端から外側(アウターパイプ32の径方向外側)に突出している。押さえ片34Dは、アウターパイプ32の上端から上方に突出した四角平板状の突出片が外側に折り曲げられることにより形成されている。押さえ片34Dは、溶接などによりアウターパイプ32に固着されていてもよい。押さえ片34Dは、上壁部42と上下方向に間隔をあけて配置されている。押さえ片34Dは、バッグ60の上端部60aに当接している。2つの押さえ片34Dは、乾燥剤封入部62、62のそれぞれに対応して配置されている。押さえ片34Dは、バッグ60の上下方向の移動を規制している。また、押さえ片34Dがバッグ60の上端部60aに当接されることによって、バッグ60と上壁部42とが間隔をあけて配置される。アキュムレータ1Dは、押さえ片34Dを有しているので、上述した第1変形例のアキュムレータ1Aと同様の作用効果を奏する。
上記に本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
1、1A、1B、1C、1D…アキュムレータ
5…タンク本体
10…胴体
12…開口部
14…底部
20…ヘッダ
22…冷媒流入孔
24…冷媒流出孔
30、30C、30D…二重管
31…インナーパイプ
31a…パイプ本体部
31b…薄肉部
31c…段部
32…アウターパイプ
32a…下端部
33…キャップ
33a…流通孔
34C、34D…押さえ片
40、40A、40B…気液分離部材
40a…貫通孔
41…周壁部
42…上壁部
43…補強リブ
44A…押さえ片
44B…押さえリブ
50…ストレーナ
60…バッグ
60a…上端部
61…縫い目
62…乾燥剤封入部
M…溶接箇所
T…乾燥剤封入部の厚さ
D…胴体と二重管との距離

Claims (7)

  1. 開口部および底部を有する筒状の胴体と、前記開口部に固着されるヘッダと、前記胴体に収容され、乾燥剤が封入されたバッグと、前記ヘッダから前記底部に向かい延びるように配置された冷媒管と、を有するアキュムレータであって、
    前記バッグが、前記胴体と前記冷媒管とに挟まれて保持されていることを特徴とするアキュムレータ。
  2. 前記バッグが、幅方向の中央で互いに区画された2つの乾燥剤封入部を有し、
    前記乾燥剤封入部の厚さが、前記胴体と前記冷媒管との距離より大きい、請求項1に記載のアキュムレータ。
  3. 前記ヘッダの下方に傘状の気液分離部材が配置され、
    前記バッグの上端部が前記気液分離部材の内側に配置されている、請求項1または請求項2に記載のアキュムレータ。
  4. 前記気液分離部材が、周壁部と、前記周壁部における前記ヘッダ側の端部に連設された上壁部と、前記周壁部または前記上壁部から内側に突出する押さえ部と、を有し、
    前記押さえ部が、前記バッグの上下方向の移動を規制するように当該バッグの上端部に当接されている、請求項3に記載のアキュムレータ。
  5. 前記冷媒管が、インナーパイプと、前記インナーパイプが内側に配置されたアウターパイプと、前記アウターパイプから外側に突出する押さえ部と、を有し、
    前記押さえ部が、前記バッグの上下方向の移動を規制するように当該バッグの上端部に当接されている、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアキュムレータ。
  6. アキュムレータの組立方法であって、
    ヘッダに取り付けられた冷媒管を水平に配置して、当該冷媒管に乾燥剤が封入されたバッグを載せ、
    前記冷媒管および前記バッグを筒状の胴体に挿入して、前記バッグを前記胴体と前記冷媒管とによって挟み、
    前記胴体の開口部を前記ヘッダで封止し、前記ヘッダを前記開口部に固着することを特徴とするアキュムレータの組立方法。
  7. 前記バッグが、幅方向の中央で互いに区画された2つの乾燥剤封入部を有し、
    前記バッグを前記冷媒管に載せるとき、前記バッグの幅方向の中央を前記冷媒管に沿って配置する、請求項6に記載のアキュムレータの組立方法。
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