JP2020195538A - コンパクト容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】中皿の交換時における作業性を向上させることができるコンパクト容器を提供する。【解決手段】本発明の一態様に係るコンパクト容器1は、内容物が収容される中皿5と、内側に中皿5が収容される容器本体2と、容器本体2内において、中皿5を保持する中枠4と、を備えている。中枠4は、容器本体2に上下動可能に支持された第1支持部41と、中皿5を支持するとともに、接続部42を介して第1支持部に回動可能に接続された第2支持部43と、を備えている。中枠4は、使用位置と、第1支持部41の下方移動に伴い第2支持部43が接続部42回りの上方に回動することで、中皿5を使用位置よりも上方に持ち上げる取出位置と、の間を移行する。【選択図】図6

Description

本発明は、コンパクト容器に関する。
コンパクト容器として、内容物が収容される中皿と、上方に開口する開口部を通じて中皿が収容される容器本体と、を備える構成が知られている。この種のコンパクト容器において、中皿を交換する際には、例えば容器本体の底壁部に形成された貫通孔を通して中皿を押し上げたり、中皿の上端縁に爪等を引っ掛けて引き上げたりする等の必要があった。そのため、コンパクト容器の使用者にとっては、作業性がよいとは言い切れなかった。
そこで、例えば下記特許文献1では、中皿が離脱部材を介して容器本体に支持された構成が開示されている。この構成によれば、中皿及び離脱部材を容器本体に対して回転させることで、離脱部材及び容器本体間の係合、並びに中皿及び容器本体の係合が解除されるとされている。
実用新案登録第2544666号公報
しかしながら、上述したコンパクト容器では、容器本体に対して中皿や離脱部材等を相対回転させる必要があるので、中皿の交換時の作業性について未だ改善の余地があった。
そこで、本発明は、中皿の交換時における作業性を向上させることができるコンパクト容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の一態様に係るコンパクト容器は、内容物が収容される中皿と、内側に前記中皿が収容される容器本体と、前記容器本体内において、前記中皿を保持する中枠と、を備え、前記中枠は、前記容器本体に上下動可能に支持された第1支持部と、前記中皿を支持するとともに、接続部を介して前記第1支持部に回動可能に接続された第2支持部と、を備え、前記中枠は、使用位置と、前記第1支持部の下方移動に伴い前記第2支持部が前記接続部回りの上方に回動することで、前記中皿を前記使用位置よりも上方に持ち上げる取出位置と、の間を移行する。
本態様によれば、第1支持部の押込み動作によって中枠を使用位置から取出位置に移行させることで、中皿を上方に持ち上げることができる。これにより、従来のように容器本体の下方から中皿を押し込んだり、中皿を上方から直接引き上げたりする等に比べ、中皿の交換時における作業性を向上させることができる。
上記態様に係るコンパクト容器において、前記第2支持部は、前記中皿の底壁部と前記容器本体の底壁部との間に配置され、前記中皿を下方から支持してもよい。
本態様によれば、中枠が使用位置から取出位置に移行する過程において、第2支持部が上方に回動する際、第2支持部と中皿とが水平面内で干渉するのを抑制できる。よって、第2支持部を使用位置と取出位置との間でスムーズに移動させることができる。
また、中皿の底壁部と容器本体の底壁部との間に第2支持部が配置されるので、例えばコンパクト容器の落下衝撃等によって容器本体に加えられた衝撃力等の荷重を第2支持部において吸収できる。これにより、中皿に伝わる荷重を軽減できるので、中皿内に収容された内容物の破損や飛散等を抑制できる。
上記態様に係るコンパクト容器において、前記第2支持部は、前記容器本体の底壁部上に当接する容器当接部と、前記容器当接部から上方に延び、前記容器本体の底壁部から離間した状態で前記中皿を支持する撓み変形可能な中皿当接部と、を備えていてもよい。
本態様によれば、容器本体に加えられた荷重に応じて中皿当接部が撓み変形するので、中皿に伝わる荷重をより効果的に軽減できる。
上記態様に係るコンパクト容器において、前記第1支持部は、前記使用位置で前記中皿に形成された被係止部に上下方向で係止される係止部を備え、前記係止部は、前記中枠が前記使用位置から前記取出位置に移行するのに伴い、前記被係止部との係止が解除されてもよい。
本態様によれば、使用位置から取出位置に移行するのに伴い被係止部と係止部との係止が解除されるので、中皿の交換時の作業性を維持した上で、使用位置において、中皿ががたついたり、中皿が中枠から外れたりする等を抑制できる。
上記態様に係るコンパクト容器によれば、中皿の交換時における作業性を向上させることができる。
蓋体を取り外した状態における実施形態に係るコンパクト容器の平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1のV−V線に沿う断面図である。 中皿の交換作業を説明するための説明図であって、図1のIV−IV線に対応する部分の断面図である。 中皿の交換作業を説明するための説明図であって、図1のIV−IV線に対応する部分の断面図である。 中皿の交換作業を説明するための説明図であって、図1のIV−IV線に対応する部分の断面図である。 蓋体を取り外した状態における実施形態の他の構成に係るコンパクト容器の平面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係るコンパクト容器を説明する。なお、以下で説明する各実施形態について対応する構成については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図1、図2に示すように、本実施形態のコンパクト容器1は、平面視円形状の扁平容器である。具体的に、コンパクト容器1は、容器本体2と、蓋体3(図2参照)と、中枠4と、中皿5と、を備えている。以下の説明では、容器本体2の中心軸線を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向という。この場合、コンパクト容器1において、上下方向に沿う容器本体2の底壁部11側を下方とし、蓋体3の天壁部21側を上方とする。また、上下方向から見た平面視で、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2は、平面視円形状で、上方に向けて開口する箱型に形成されている。容器本体2における周方向の一部には、上述した蓋体3がヒンジ部7を介して回転可能に接続されている。以下の説明では、径方向のうち、図2に示す容器軸Oとヒンジ部7とを結ぶ方向を前後方向L1といい、前後方向に直交する方向を左右方向L2という。また、コンパクト容器1において、前後方向L1でヒンジ部7に接近する側を後方といい、前後方向でヒンジ部7から離間する側を前方という。
容器本体2の周壁部12は、底壁部11の外周縁から上方に延在している。周壁部12の前端部には、係合空間13が形成されている。係合空間13は、前方及び上方に開口している。係合空間13には、プッシュピース15が保持されている。プッシュピース15は、係合空間13内を前後動可能に周壁部12に支持されている。周壁部12のうち、係合空間13の後方に面する部分には、前方に向けて突出する係合突部16が形成されている。
図2、図3に示すように、周壁部12において、上下方向の中央部には、径方向の内側に向けて突出する容器係止爪18が形成されている。容器係止爪18は、上下方向に沿う縦断面視で三角形状に形成されている。具体的に、容器係止爪18は、下方に向かうに従い径方向の内側への突出量が漸次増加している。容器係止爪18の下面は、容器軸Oに直交する平坦面に形成されている。なお、容器係止爪18は、周壁部12の全周に亘って形成されていてもよく、周方向に間隔をあけて複数形成されていてもよい。
図1、図4、図5に示すように、周壁部12の上端縁には、径方向の内側に向けて張り出すフランジ部12aが形成されている。フランジ部12aのうち、周方向の一部には、径方向の外側に窪む凹部19が形成されている。具体的に、凹部19は、容器本体2において、左右方向L2で対向する位置に形成されている。但し、凹部19の位置や大きさ等については適宜変更が可能である。
図2に示すように、蓋体3は、周壁部12の後端部に、上述したヒンジ部7を介して回転可能に支持されている。蓋体3は、有頂筒状に形成されている。蓋体3は、容器本体2の上端開口部を、容器本体2の上方から開閉可能に閉塞する。
蓋体3における天壁部21の下面には、ミラーMが取り付けられている。
蓋体3における周壁部22の前端部には、後方に向けて係合片23が突出している。係合片23は、蓋体3の閉位置において、容器本体2の上方から係合空間13に進入して、係合空間13内で係合突部16に係合している。係合片23は、上述したプッシュピース15の後方移動に伴い、係合突部16との係合が解除される。なお、プッシュピース15は必須の構成ではない。
図1、図2に示すように、中枠4は、容器本体2内で中皿5を着脱可能に保持する。中枠4は、枠本体(第1支持部)41と、接続部42と、中皿支持部(第2支持部)43と、を備えている。
枠本体41は、平面視において、容器軸Oと同軸に配置された筒状に形成されている。枠本体41は、容器本体2内に上下動可能に保持されている。本実施形態において、枠本体41は、中枠4の内側で中皿5を保持する使用位置と、使用位置から中皿5を上昇させる取出位置(図8に示す状態)と、の間を移行する。具体的に、枠本体41は、外筒51と、操作部52と、内筒53と、を備えている。
外筒51は、平面視において、容器本体2の開口部に倣って形成された円形状に形成されている。具体的に、外筒51は、上述した各凹部19の内周面に倣って延びる張出部51aと、張出部51a同士の間を接続する円弧部51bと、を備えている。
中枠4は、外筒51の張出部51aが凹部19内に配置されることで、容器本体2に対する容器軸O回りの相対回転が規制されている。
図3〜図5に示すように、外筒51の外面には、径方向の内側に向けて窪むガイド溝57が形成されている。ガイド溝57は、外筒51の下端縁で開口するとともに、外筒51の全周に亘って形成されている。ガイド溝57の内面のうち、下方を向く面は、下方規制部61を構成している。下方規制部61は、容器軸Oに直交する平坦面とされている。下方規制部における径方向の外側端縁は、操作部52の外面に連なっている。なお、ガイド溝57は、周方向に間欠的に設けられていてもよい。
ガイド溝57の下部には、上方規制部62が形成されている。上方規制部62は、ガイド溝57の内面から径方向の外側に突出している。上方規制部62は、上方に向かうに従い径方向への突出量が漸次増加する三角形状に形成されている。具体的に、上方規制部62の上面は、容器軸Oに直交する平坦面とされている。上方規制部62の下面は、下方に向かうに従い径方向の内側に傾斜する傾斜面とされている。本実施形態において、上方規制部62は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。但し、上方規制部62は、周方向に連続的に設けられていてもよい。
ガイド溝57内には、上述した容器係止爪18が収容されている。すなわち、容器係止爪18は、中枠4の上下動に伴いガイド溝57内を上下動する。容器係止爪18は、枠本体41が最上端位置にあるとき、上方規制部62に上方から近接又は当接する。これにより、容器本体2に対する中枠4の上方移動が規制される。一方、容器係止爪18は、枠本体41が最下端位置にあるとき、下方規制部61に下方から近接又は当接する。これにより、容器本体2に対する中枠4の下方移動が規制される。なお、枠本体41の下方移動は、枠本体41の下端縁が容器本体2の底壁部11に突き当たることで規制されていてもよい。
内筒53は、外筒51の内側において、容器軸Oと同軸に配置されている。内筒53は、下方に位置するものほど内径が小さい多段筒状に形成されている。具体的に、内筒53は、大径部64と、大径部64の下方に段差部65を介して連なる小径部66と、を備えている。小径部66における周方向の一部には、切欠き部68が形成されている。図5に示すように、切欠き部68は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。段差部65の内周縁において、切欠き部68と周方向で重なる位置には、係止片70が形成されている。
係止片70は、段差部65の内周縁から下方に向けて片持ちで延在している。係止片70は、切欠き部68内に配置されて径方向に弾性変形可能に構成されている。係止片70の下端部には、径方向の内側に向けて突出する中皿係止部71が形成されている。中皿係止部71は、上下方向の両側から中央部に向かうに従い径方向への突出量が漸次増加する台形状に形成されている。係止片70において、中皿係止部71よりも下方に位置する部分には、中皿押さえ部72が形成されている。中皿押さえ部72は、係止片70から径方向の内側に膨出している。中皿押さえ部72における径方向の内側端面は、縦断面視において上下方向に真っすぐ形成されている。
図3〜図5に示すように、操作部52は、外筒51及び内筒53の上端部同士を接続している。本実施形態において、操作部52における少なくとも上端部は、容器本体2の上端縁よりも上方に位置している。操作部52は、ガイド筒75と、接続壁部76と、を備えている。
ガイド筒75は、内筒53(大径部64)から上方に延在している。ガイド筒75は、縦断面視で径方向の外側かつ下方を向けて突の円弧状に形成されている。具体的に、ガイド筒75は、上方に向かう径方向の外側に向けて延在している。
接続壁部76は、外筒51の上端縁とガイド筒75の上端縁とを接続している。具体的に、接続壁部76は、外筒51の上端縁のうち、張出部51aに連なる幅広部76a(図4参照)と、円弧部51bに連なる幅狭部76b(図3参照)と、を備えている。
図1、図4に示すように、幅広部76aは、張出部51aの上端縁とガイド筒75の上端縁とを接続している。幅広部76aは、中枠4のうち、容器軸Oを間に挟んで左右方向で対向する位置に形成されている。幅広部76aの外周部分は、幅狭部76bに対して径方向の外側に張り出している。幅広部76aは、中枠4を操作する際に、枠本体41を押し込む押圧部として機能する。なお、接続壁部76は、周方向の全周に亘って一様な幅であってもよい(幅広部76a及び幅狭部76bを有さない構成であってもよい。)。
縦断面視において、幅広部76aの外周部分は、径方向の外側、かつ上方に向けて突の円弧状に形成されている。一方、幅広部76aにおける内周部分の上面は、容器軸Oに直交する平坦面に形成されている。但し、幅広部76aの上面の形状は、適宜変形が可能である。
図1、図3に示すように、幅狭部76bは、円弧部51bの上端縁と内筒53の上端縁とを接続している。幅狭部76bは、平面視において、各幅広部76a同士の間を接続する円弧状に形成されている。幅狭部76bは、縦断面視において、径方向の外側かつ上方に向けて突の円弧状に形成されている。
図3、図4に示すように、接続部42は、内筒53の下端内周縁に連なっている。具体的に、接続部42は、下方に向かうに従い径方向の内側に向けて延在している。接続部42の最大厚さは、内筒53の最小厚さよりも薄くなっている。したがって、接続部42は、内筒53に比べ弾性変形が容易になっている。接続部42及び中皿支持部43は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。図1の例において、接続部42及び中皿支持部43は、内筒53のうち、前後方向で対向する部分に1つずつ、左右方向で対向する部分に3つずつ形成されている。但し、接続部42及び中皿支持部43の配列は適宜変更が可能である。
中皿支持部43は、接続部42における径方向の内側端部に連なっている。中皿支持部43は、接続部42を起点にして枠本体41に対して回動可能に連結されている。中皿支持部43は、縦断面視において、下方に向けて延在した後、径方向の内側に向けて延在するL字状に形成されている。具体的に、中皿支持部43は、回り込み部81と、容器当接部82と、中皿当接部83と、を備えている。
回り込み部81は、接続部42における径方向の内側端部に連なっている。回り込み部81は、中皿5(後述する中皿本体91)における周壁部96と底壁部95との角部を回り込んで、底壁部95の下方まで達している。図示の例において、回り込み部81は、径方向の内側に向かうに従い漸次厚さが増加している。
容器当接部82は、回り込み部81における径方向の内側端部に連なっている。容器当接部82は、容器本体2の底壁部11上面に沿って径方向の内側に延在している。容器当接部82の下面は、底壁部11上面に当接している。したがって、容器当接部82は、容器本体2に対して下方への回動が規制されている。
中皿当接部83は、容器当接部82における径方向の内側端部に連なっている。中皿当接部83は、容器当接部82から径方向の内側に向かうに従い上方に傾斜して延在した後、さらに径方向の内側に向けて延在している。中皿当接部83の最大厚さは、容器当接部82の最小厚さよりも薄くなっている。すなわち、中皿当接部83は、容器当接部82に比べて弾性変形が容易になっている。
図6〜図8に示すように、中皿支持部43は、枠本体41の上下動に伴い、接続部42を起点にして回動可能に構成されている。すなわち、中皿支持部43は容器本体2に対する下方移動が規制されているため、枠本体41及び接続部42の下方移動に伴い、接続部42を起点に回動する。具体的に、中皿支持部43は、容器本体2の底壁部11上を径方向の内側に向けて摺動しつつ、接続部42回りの上方に向けて回動する。これにより、中皿支持部43は、容器当接部82のうち外周部分(回り込み部81付近)が容器本体2の底壁部11上に支持された状態で、内周部分が容器本体2の底壁部11から浮き上がる。
図3〜図5に示すように、中皿5は、中枠4の内側に着脱可能に取り付けられる。中皿5は、中皿本体91と、フランジ部92と、を備えている。
中皿本体91は、上方に開口する有底筒状に形成されている。中皿本体91内には、例えば化粧料等の内容物が収容される。中皿本体91の底壁部95は、外周縁において上述した中皿当接部83に支持されている。すなわち、中皿本体91は、容器本体2の底壁部11から上方に離間した状態で、容器本体2内に収容されている。
中皿本体91の周壁部96には、径方向の内側に向けて窪む被係止部97が形成されている。被係止部97は、上下方向の両側から中央部に向かうに従い径方向の内側への凹み量が漸次増加している。被係止部97には、中皿係止部71が係止されている。また、中皿係止部71が被係止部97内に係止された状態において、中皿押さえ部72は周壁部96のうち被係止部97よりも下方に位置する部分に径方向の外側から近接又は当接している。なお、被係止部97は、周壁部96における全周に亘って連続的に形成されていても、周方向に間隔をあけて形成されていてもよい。
フランジ部92は、周壁部96の上端部から径方向の外側に向けて張り出している。フランジ部92は、上述した段差部65の上方において、大径部64の内側に収容されている。中皿5の使用位置において、フランジ部92の上面とガイド筒75の内周面とは、滑らかに連なっていることが好ましい。蓋体3の内面、フランジ部92の上面及びガイド筒75の内周面は、パフ等の塗布具Pを収容する塗布具収容空間Sを画成している。
次に、上述したコンパクト容器1の使用方法として、中皿5の交換方法について説明する。
中皿5を交換する際には、まず蓋体3を開位置にする。
続いて、図6に示すように、枠本体41を下方に押し込む。具体的には、各幅広部76aに指を押し当て、枠本体41を下方に向けて押し込む。すると、枠本体41や接続部42が容器本体2に対して下方に移動する。この際、図6〜図8に示すように、中皿支持部43は、容器本体2に対する下方移動が規制されているため、枠本体41及び接続部42の下方移動に伴い、接続部42を起点に上方に向けて回動する。これにより、中皿支持部43は、容器当接部82のうち外周部分(回り込み部81)が容器本体2の底壁部11上に支持された状態で、内周部分(容器当接部82及び中皿当接部83)が容器本体2の底壁部11から浮き上がる。
中皿支持部43が接続部42回りの上方に向けて回動すると、中皿支持部43に支持された中皿5が上昇する。すなわち、本実施形態では、枠本体41の下方への押込み操作に伴い、中皿5を上昇させることができる。中皿5が上昇する過程において、中皿係止部71と被係止部97との係止が解除される。その後、下方規制部61が容器係止爪18に上方から近接又は当接する位置まで枠本体41を押し込む。これにより、中枠4が取出位置まで移動し、中皿5が取り出し可能な状態となる。
取出位置では、中皿5の上端縁が枠本体41や容器本体2よりも上方に位置するとともに、中皿係止部71と被係止部97との係止が解除されている。本実施形態において、取出位置は、枠本体41が最下端位置にあり、中皿支持部43の内周部分が上方に浮き上がった状態である。すなわち、取出位置において、中皿5は、中皿当接部83のみによって下方から支持された状態となる。そのため、中皿5は、フランジ部92等を把持して、簡単に取り外すことができる。
なお、新たな中皿5を装着する場合には、始めに新たな中皿5を中皿当接部83上にセットする。すなわち、中皿5の底壁部95が中皿当接部83によって支持された状態とする。続いて、中皿5の上端縁等を介して中皿5を下方に押し込む。すると、中皿5を介して中皿支持部43が下方に押し込まれることで、中皿支持部43が接続部42を起点に下方に向けて回動する。中皿支持部43が接続部42回りの下方に向けて回動することで、中皿5が下方に向けて移動するとともに、枠本体41が上方に向けて移動する。
中皿5の下方移動に伴い、被係止部97内に中皿係止部71が係止されることで、枠本体41に対する中皿5の上下動が規制される。その後、容器当接部82が容器本体2の底壁部11上に当接する位置まで中皿5を押し込む。これにより、中枠4が使用位置まで移動する。使用位置では、中皿5の上端縁が枠本体41の上端縁より下方に位置するとともに、被係止部97内に中皿係止部71が係止されている。本実施形態において、使用位置は、枠本体41が最上端位置にあり、容器当接部82が容器本体2の底壁部11に当接した状態である。また、本実施形態では、使用位置において、フランジ部92が大径部64と段差部65との間に収容されている。
以上により、中皿5の交換作業が終了する。
なお、本実施形態において、取出位置は、枠本体41が使用位置よりも下方に位置し、かつ中皿支持部43が上方に回動していればよい。すなわち、本実施形態において、中枠4は、取出位置において中皿5を使用位置よりも上方に持ち上げていればよい。この場合、取出位置において、中皿5の上端縁は、枠本体41の上端縁と上下方向で同じ位置、若しくは下方に配置されていてもよい。
このように、本実施形態では、枠本体41の上下動に伴い、中皿支持部43が中皿5を上下動させる構成とした。
この構成によれば、枠本体41の押込み動作によって中皿5を上方に持ち上げることができる。これにより、従来のように容器本体の下方から中皿を押し込んだり、中皿を上方から直接引き上げたりする等に比べ、中皿5の交換時における作業性を向上させることができる。
本実施形態では、中皿支持部43が中皿5の底壁部95と容器本体2の底壁部11との間に配置され、中皿5を下方から支持する構成とした。
この構成によれば、中枠4が使用位置から取出位置に移行する過程において、中皿支持部43が上方に回動する際、中皿支持部43と中皿5とが水平面内で干渉するのを抑制できる。よって、中皿支持部43を使用位置と取出位置との間でスムーズに移動させることができる。
また、中皿5の底壁部95と容器本体2の底壁部11との間に中皿支持部43が配置されるので、例えばコンパクト容器1の落下衝撃等によって容器本体2に加えられた衝撃力等の荷重を中皿支持部43において吸収できる。これにより、中皿5に伝わる荷重を軽減できるので、中皿5内に収容された内容物の破損や飛散等を抑制できる。
本実施形態では、中皿支持部43が容器本体2の底壁部11から離間した状態で中皿5を支持する撓み変形可能な中皿当接部83を備える構成とした。
この構成によれば、容器本体2に加えられた荷重に応じて中皿当接部83が撓み変形するので、中皿5に伝わる荷重をより効果的に軽減できる。
本実施形態では、枠本体41が使用位置において中皿5の被係止部97に係止される中皿係止部71を備える構成とした。
この構成によれば、使用位置から取出位置に移行するのに伴い被係止部97と中皿係止部71との係止が解除されるので、中皿5の交換時の作業性を維持した上で、使用位置において、中皿5ががたついたり、中皿5が中枠4から外れたりする等を抑制できる。
本実施形態では、使用位置において、中皿5のフランジ部92が、中枠4のうち、段差部65の上方において大径部64の内側に収容される構成とした。
この構成によれば、使用位置において、中皿5と枠本体41との間に指等が挿入し難くなる。これにより、使用位置で中皿5が取り出し難くなるので、中皿5が不意に取り出される等のおそれを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、中皿支持部43が中皿5の底壁部95を支持する構成について説明したが、この構成に限られない。中皿支持部(第2支持部)は、例えば中皿5の周壁部96を支持する構成等であってもよい。この場合には、中皿5の底壁部95は、容器本体2の底壁部11に接触していてもよい。
上述した実施形態では、中皿5が容器当接部82から延びる中皿当接部83を介して支持された構成について説明したが、この構成に限られない。
上述した実施形態では、中皿5と中枠4とが使用位置において係止される構成について説明したが、この構成に限られない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…コンパクト容器
2…容器本体
4…中枠
5…中皿
11…底壁部
41…枠本体(第1支持部)
42…接続部
43…中皿支持部(第2支持部)
82…容器当接部
83…中皿当接部
91…中皿本体
95…底壁部

Claims (4)

  1. 内容物が収容される中皿と、
    内側に前記中皿が収容される容器本体と、
    前記容器本体内において、前記中皿を保持する中枠と、を備え、
    前記中枠は、
    前記容器本体に上下動可能に支持された第1支持部と、
    前記中皿を支持するとともに、接続部を介して前記第1支持部に回動可能に接続された第2支持部と、を備え、
    前記中枠は、使用位置と、前記第1支持部の下方移動に伴い前記第2支持部が前記接続部回りの上方に回動することで、前記中皿を前記使用位置よりも上方に持ち上げる取出位置と、の間を移行するコンパクト容器。
  2. 前記第2支持部は、前記中皿の底壁部と前記容器本体の底壁部との間に配置され、前記中皿を下方から支持している請求項1に記載のコンパクト容器。
  3. 前記第2支持部は、
    前記容器本体の底壁部上に当接する容器当接部と、
    前記容器当接部から上方に延び、前記容器本体の底壁部から離間した状態で前記中皿を支持する撓み変形可能な中皿当接部と、を備えている請求項2に記載のコンパクト容器。
  4. 前記第1支持部は、前記使用位置で前記中皿に形成された被係止部に上下方向で係止される係止部を備え、
    前記係止部は、前記中枠が前記使用位置から前記取出位置に移行するのに伴い、前記被係止部との係止が解除される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンパクト容器。
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