JP2020194082A - 開閉機構および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2開閉部材が装置本体に対して開き過ぎることを簡単な構成で防止できる開閉機構を提供する。【解決手段】開閉機構60は、装置本体12に対して第1回動軸Xまわりに開閉可能な第1開閉部材62、第1開閉部材に対して第2回動軸Yまわりに開閉可能な第2開閉部材64、および第1回動軸Xまわりに回動可能に設けられ、第1開閉部材に対する第2開閉部材の最大開度を規制するアーム部材68を備える。アーム部材は、第2開閉部材のガイド部70にスライド可能に嵌め合わされる係合突起72と、装置本体の側面を基準とする第2開閉部材の最大開度を規制する規制部88とを有する。【選択図】図6

Description

この発明は開閉機構および画像形成装置に関し、特にたとえば、装置本体に設けられた第1開閉部材と第1開閉部材に設けられた第2開閉部材とを備える、開閉機構および画像形成装置に関する。
従来のこの種の開閉機構を備える画像形成装置の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の画像形成装置は、装置本体に対して下部に回動支点を持って上部が開閉する開閉部材(第1開閉部材)と、開閉部材に対して下部に回動支点を持って上部が開閉する手差しトレイ(第2開閉部材)とを備える。そして、特許文献1の技術では、装置本体に開閉部材を開閉可能に連結するリンク部材と、一端側がリンク部材の線状部材固定部に固定され、他端側が手差しトレイに固定された可撓性の線状部材とを備え、手差しトレイが開放状態において開閉部材が閉鎖状態から開放状態に移行したとき、リンク部材の線状部材固定部が線状部材を引っ張るように移動し、手差しトレイに積載されたシートが滑り出さない限度の傾き角度に手差しトレイを保つよう構成されている。
特開2014−144868号公報
特許文献1の技術では、開脚リンク構造の2つのアームによって構成されるリンク部材、ワイヤ部材、およびワイヤ部材を手差しトレイに係止する付勢部材などが必要であるので、部品点数が多くなり、その構造も複雑である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、開閉機構および画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、第2開閉部材が開状態にあるときに第1開閉部材を開いたとしても、第2開閉部材が装置本体に対して開き過ぎることを簡単な構成で防止できる、開閉機構および画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、装置本体の側面に設けられた第1開閉部材と第1開閉部材に設けられた第2開閉部材とを備える開閉機構であって、下部に配置された第1回動軸まわりに上部が回動することで装置本体に対して開閉可能な第1開閉部材、下部に配置された第1回動軸と平行な第2回動軸まわりに上部が回動することで第1開閉部材に対して開閉可能な第2開閉部材、および第1回動軸まわりに回動可能に設けられ、第1開閉部材に対する第2開閉部材の最大開度を規制するアーム部材を備える。また、第2開閉部材は、ガイド部を有し、アーム部材は、ガイド部にスライド可能に嵌め合わされる係合突起と、装置本体の側面を基準とする第2開閉部材の最大開度を規制する規制部とを有する。すなわち、第1開閉部材に対する第2開閉部材の最大開度を規制するアーム部材が、装置本体の側面を基準とする第2開閉部材の最大開度を規制する規制部を備えている。
第1の発明によれば、簡単な構成で、第2開閉部材が開状態にあるときに第1開閉部材を開いたとしても第2開閉部材が装置本体に対して開き過ぎることを適切に防止できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、規制部は、アーム部材の第1回動軸側の端部に設けられ、装置本体に設けられたストッパ部と当接することで装置本体の側面を基準とする第2開閉部材の最大開度を規制する。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、規制部によって規制される装置本体の側面を基準とする第2開閉部材の最大開度は、鉛直方向における上方から90度以内である。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明に従属し、ガイド部は、第2開閉部材の長手方向に沿って形成される。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明に従属し、第1開閉部材に対する第2開閉部材の最大開度は、ガイド部の端部に係合突起が当接することで規制される。
第6の発明は、第2から第5までのいずれかの発明に従属し、規制部とストッパ部とは、第2開閉部材が開状態にあるときに、第1開閉部材を開くと当接する。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明に従属し、第2回動軸は、第1回動軸よりも上方に配置される。
第8の発明は、第1から第7までのいずれかの発明に従属し、アーム部材は、第2開閉部材の第2回動軸の軸方向における両端部のそれぞれに設けられる。
第9の発明は、第1から第8までのいずれかの発明に従属し、第1回動軸は、装置本体が備える支持フレームに取り付けられる軸部材によって形成される。
第10の発明は、第9の発明に従属し、軸部材は、第1開閉部材を支持する第1軸部と、アーム部材を支持する第2軸部とを有する。
第11の発明は、第10の発明に従属し、支持フレームは、第1軸部が挿通される軸部材挿入孔と、第2軸部を支持する軸部材支持部と、ストッパ部とを有する。
第12の発明は、第9から第11のいずれかの発明に従属し、軸部材は、支持フレームの第1回動軸の軸方向における両端部のそれぞれに設けられる。
第13の発明は、第1から第12のいずれかの発明に係る開閉機構を備える、画像形成装置である。
この発明によれば、簡単な構成で、第2開閉部材が開状態にあるときに第1開閉部材を開いたとしても第2開閉部材が装置本体に対して開き過ぎることを適切に防止できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例である画像形成装置の内部構造を概略的に示す図解図である。 画像形成装置の正面側および右側面側の外観を示す斜視図である。 手差しトレイが閉状態のときに右側ドアを開状態にした画像形成装置を示す斜視図である。 右側ドアが閉状態のときに手差しトレイを開状態にした画像形成装置を示す斜視図である。 手差しトレイが開状態のときの開閉機構を示す斜視図である。 開閉機構の背面側部分を一部断面にして示す斜視図である。 右側ドアに対する手差しトレイの取付構造を示す分解斜視図である。 画像形成装置の装置本体に対する右側ドアおよびアーム部材の取付構造を示す分解斜視図である。 右側ドアおよび手差しトレイが共に閉状態のときの開閉機構を模式的に示す図解図である。 右側ドアが閉状態で手差しトレイが開状態のときの開閉機構を模式的に示す図解図である。 図10の状態から右側ドアを開いて手差しトレイが水平状態に達したときの開閉機構を模式的に示す図解図である。 図11の状態から右側ドアをさらに開いて右側ドアが最大開度に達したときの開閉機構を模式的に示す図解図である。 図11の状態のときの画像形成装置を示す正面図である。 図11の状態のときのアーム部周辺の状態を示す斜視図である。 図12の状態のときの画像形成装置を示す正面図である。
[実施例]
図1および図2を参照して、この発明の一実施例である画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機であって、電子写真方式によって用紙(記録媒体)に多色または単色の画像を形成する。詳細は後述するように、画像形成装置10は、装置本体12に設けられた第1開閉部材の一例である右側ドア62と、この右側ドア62に設けられた第2開閉部材の一例である手差しトレイ64とを備える。
先ず、画像形成装置10の構成について概略的に説明する。図1および図2に示すように、画像形成装置10は、画像形成部30を備える装置本体12と、その上方に配置される画像読取装置14とを含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー18の上面には、原稿供給トレイ20が設けられており、その内部には、ADF(自動原稿送り装置)が設けられる。ADFは、原稿供給トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に供給し、原稿排出トレイ24に排出する。なお、図1以外の図面では、簡略化のため、原稿押えカバー18を省略して示している。
また、画像読取装置14に内蔵される画像読取部26は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像読取装置14の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付ける操作パネル28が設けられる。操作パネル28は、上面にディスプレイおよび複数の操作ボタン等を備え、装置本体12に対して後端部を支点として上下方向に回動可能である。
また、装置本体12の筐体58内には、CPUやメモリ等を含む制御部(図示せず)、および画像形成部30などが設けられる。制御部は、操作パネル28への入力操作などに応じて、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、転写装置42および定着ユニット44等を備え、給紙カセット46または手差しトレイ64から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ48に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であり、帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。また、露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。現像器34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化するものである。また、クリーナユニット38は、現像および画像転写後における感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去する。
転写装置42は、感光体ドラム36上に形成されたトナー像を用紙に転写するための装置であって、中間転写ユニット50および転写ユニット(二次転写ユニット)52を含む。ただし、転写装置42は、必ずしも中間転写ユニット50を備える中間転写方式である必要はなく、感光体ドラム36上のトナー像が転写ユニットによって用紙に直接転写される構成を採用することもできる。
中間転写ユニット50は、中間転写ベルト、懸架ローラ、および4つの中間転写ローラなどを備え、感光体ドラム36の上方に配置される。画像形成時には、中間転写ローラに所定の電圧が印加されることによって、感光体ドラム36と中間転写ベルトとの間に転写電界が形成される。そして、この転写電界の作用により、感光体ドラム36の外周面に形成されたトナー像が、周回移動する中間転写ベルトの外周面に順次転写される。
転写ユニット52は、中間転写ベルトを押圧するように設けられる転写ローラを備える。画像形成時には、転写ローラに所定の電圧が印加されることによって、中間転写ベルトと転写ローラとの間に転写電界が形成される。そして、この転写電界の作用により、中間転写ベルトと転写ローラとの間の転写ニップ部を用紙が通過する間に、中間転写ベルトの外周面に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット44は、ヒートローラおよび加圧ローラを備え、転写ユニット52の上方に配置される。ヒートローラは、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラと加圧ローラとの間の定着ニップ部を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
このような装置本体12内には、給紙カセット46または手差しトレイ64から搬送される用紙をレジストローラ54、転写装置42および定着ユニット44を経由させて排紙トレイ48に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着ユニット44を通過した後の用紙を、転写ユニット52の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙に対して補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラ56が適宜設けられる。
また、装置本体12の右側面には、開閉機構60が設けられる。簡単に説明すると、装置本体12の筐体58の右側面には、開口部58aが形成されており、この開口部58aには、右側ドア62が開閉自在に設けられる。図3に示すように、右側ドア62は、下部を支点として右方向に回動することで上部が開く上開きのドアであって、用紙搬送路L1,L2の途中で止まった用紙を取り除くため等に用いられる。右側ドア62は、ワイヤ等の開度規制部材66によって装置本体12と連結されており、この開度規制部材66によって装置本体12に対する右側ドア62の最大開度が規制される。この実施例では、装置本体12に対する右側ドア62の最大開度は55度である。
この右側ドア62の内面側には、転写ユニット52および用紙搬送部材などが取り付けられおり、右側ドア62の外面側には、手差しトレイ64が開閉自在に設けられている。
図4に示すように、手差しトレイ64は、下部を支点として右方向に回動することで上部が開く上開きのトレイであって、開状態にした手差しトレイ64の上面(用紙載置面64a)には、画像を形成するための手差し用紙が載置される。手差しトレイ64は、アーム部材68によって右側ドア62と連結されており、このアーム部材68によって右側ドア62に対する手差しトレイ64の最大開度、すなわち手差し用紙を載置するための用紙載置角度が設定される。この実施例では、右側ドア62に対する手差しトレイ64の最大開度(用紙載置角度)は77度である。
ここで、手差しトレイ64に手差し用紙がセットされた状態(つまり手差しトレイ64が図4に示す開状態のとき)において、用紙ジャム発生時などに右側ドア62を開けると、このままでは手差しトレイ64が装置本体12に対して開き過ぎの状態(右下がりの状態)となり、手差しトレイ64に載置した手差し用紙が落ちてしまうという問題が生じる。
そこで、この実施例では、後述するような右側ドア62および手差しトレイ64の開閉機構60を採用することで、手差しトレイ64が開状態にあるときに右側ドア62を開いたとしても、右側ドア62が装置本体12に対して開き過ぎることを防止できるようにしている。
以下、図2〜4と共に図5〜8を参照して、開閉機構60の構成について具体的に説明する。開閉機構60は、装置本体12の筐体58、第1開閉部材の一例である右側ドア62、第2開閉部材の一例である手差しトレイ64、およびアーム部材68などによって構成される。
右側ドア62は、略矩形板状に形成され、装置本体12の筐体58の右側面に設けられる。右側ドア62の回動軸(第1回動軸X)は、右側ドア62の下端部に配置され、前後方向(右側ドア62の幅方向)に水平に延びる。右側ドア62は、この第1回動軸Xまわりに上部が回動することで装置本体12に対して開閉可能である。第1回動軸Xは、後述する軸部材76によって形成される。
手差しトレイ64は、右側ドア62よりも一回り小さい略矩形板状に形成され、右側ドア62に設けられる。手差しトレイ64の回動軸(第2回動軸Y)は、手差しトレイ64の下端部に配置され、第1回動軸Xと平行、つまり前後方向に水平に延びる。また、第2回動軸Yは、第1回動軸Xよりも上方に配置される。手差しトレイ64は、この第2回動軸Yまわりに上部が回動することで右側ドア62に対して開閉可能である。なお、手差しトレイ64は、下部に支点ボス92を有し、この支点ボス92が右側ドア62の支点ボス受部94と係合することで第2回動軸Yが形成される。
また、手差しトレイ64の両側面(幅方向両端部)のそれぞれには、ガイド部70が形成される。ガイド部70は、手差しトレイ64の長手方向に沿って形成される長孔または長溝であって、このガイド部70には、後述するアーム部材68の係合突起72がスライド可能に嵌め合わされる。この実施例では、ガイド部70は、長孔であって、第2回動軸Y側の端部から反対側の端部に向かうに従い手差しトレイ64の底面に近づくように、手差しトレイ64の長手方向に対して少し斜め方向に形成される。
アーム部材68は、右側ドア62に対する手差しトレイ64の最大開度を規制する部材であって、手差しトレイ64の両側面のそれぞれに設けられて、装置本体12の筐体58と手差しトレイ64の側面とを連結する。すなわち、アーム部材68は、手差しトレイ64の第2回動軸Yの軸方向における両端部のそれぞれに設けられる。アーム部材68は、下端部に配置された回動軸まわりに上部が左右方向に回動可能であり、この実施例では、右側ドア62の回動軸と同じ第1回動軸Xまわりに回動可能に設けられている。また、アーム部材68の上端部(第1回動軸Xと反対側の端部)には、係合突起72が形成されており、この係合突起72が手差しトレイ64のガイド部70に対してスライド可能に嵌め合わされる。右側ドア62に対する手差しトレイ64の最大開度は、ガイド部70の第2回動軸Yと反対側の端部に係合突起72が当接することで規制される。
また、右側ドア62およびアーム部材68は、装置本体12の筐体58が備える支持フレーム74に取り付けられる軸部材76によって支持され、上述の第1回動軸Xは、この軸部材76によって形成される。この軸部材76は、支持フレーム74の第1回動軸Xの軸方向における両端部のそれぞれに設けられる。具体的には、軸部材76は、右側ドア62を支持する第1軸部76aと、アーム部材68を支持する第2軸部76bと、ビス孔が形成された固定部76cとを有する。一方、右側ドア62の下端部には、第1軸部76aと係合する第1軸係合部78が形成され、アーム部材68の下端部には、第2軸部76bと係合する第2軸係合部80が形成される。また、装置本体12の支持フレーム74には、第1軸部76aが挿通される軸部材挿入孔82と、第2軸部76bを支持する軸部材支持部84とが形成される。
装置本体12の支持フレーム74に右側ドア62およびアーム部材68を取り付ける際には、軸部材76の第1軸部76aおよび第2軸部76bを支持フレーム74の軸部材挿入孔82および軸部材支持部84に挿入する。また、第1軸部76aに右側ドア62の第1軸係合部78を嵌め合わせると共に、第2軸部76bにアーム部材68の第2軸係合部80を嵌め合わせる。そして、ビス86等を用いて軸部材76の固定部76cを支持フレーム74に締結することで、支持フレーム74に対して軸部材76を固定する。
そして、この実施例では、アーム部材68の下端部(第1回動軸X側の端部)に規制部88が形成され、支持フレーム74にストッパ部90が形成される。規制部88は、支持フレーム74のストッパ部90と当接することで、装置本体12の筐体58の側面を基準とする手差しトレイ64の最大開度を規制する部位である。すなわち、この実施例では、アーム部材68にストッパ部90と当接する規制部88を形成するという簡単な構成で、右側ドア62に対する手差しトレイ64の最大開度を規制するアーム部材68が、装置本体12の筐体58の側面を基準とする手差しトレイ64の最大開度を規制する部材として兼用されるようにしている。
規制部88によって規制される装置本体12の筐体58の側面を基準とする手差しトレイ64の最大開度は、手差しトレイ64に載置した手差し用紙の落下を適切に防止するために、鉛直方向における上方から90度以内に設定することが好ましい。この実施例では、装置本体12の筐体58の側面を基準とする手差しトレイ64の最大開度は90度であり、手差しトレイ64は少なくとも水平状態を保つ(図13参照)。なお、この実施例では、右側ドア58が配置される筐体58の側面が鉛直方向と平行であり、右側ドア58も筐体58の側面に沿うように閉じるため、手差しトレイ64の最大開度は鉛直方向の上方から90度としている。ただし、筐体58の側面が鉛直方向に対して傾きを持っている場合は、その傾きに応じて手差しトレイ64が最大でも水平となる角度までしか開かないように手差しトレイ64の最大開度を設定すればよい。
また、この実施例では、規制部88およびストッパ部90は、右側ドア62が閉状態にあるときに手差しトレイ64を開いても当接せず、手差しトレイ64が開状態にあるときに右側ドア62を開くと当接するように形成される。具体的には、右側ドア62が閉状態であってかつ手差しトレイ64が開状態にあるとき、規制部88とストッパ部90とがなす角度は、たとえば13度に設定される。このようにすることで、手差しトレイ64および右側ドア62を共に開状態にしたときに、右側ドア62に対する手差しトレイ64の角度を所定以上の大きさに保ちつつ、装置本体12に対する右側ドア62の最大開度を大きくすることができる。すなわち、右側ドア62を開けたときに、手差しトレイ64に載置された手差し用紙が右側ドア62との間で挟まってしまうことを適切に防止できる。
続いて、図9〜図12と共に図2、図4、図13〜図15を適宜参照して、手差しトレイ64および右側ドア62を開くときの開閉機構60の各部位の動作について説明する。
図9は、右側ドア62および手差しトレイ64が共に閉状態にあるときの開閉機構60を模式的に示す図解図であり、図2は、そのときの画像形成装置10の外観を示す斜視図である。図2および図9に示すように、右側ドア62および手差しトレイ64が共に閉状態にあるときには、右側ドア62、手差しトレイ64およびアーム部材68の外面(開状態時の下面)、ならびに筐体58の側面は、それぞれ面一であって、これらは鉛直方向に延びている。また、アーム部材68の係合突起72は、手差しトレイ64のガイド部70の第2回動軸Y側の端部に位置する。
次に、図4および図10に示すように、手差しトレイ64を開いていくと、これに伴い、アーム部材68が第1回動軸Xを支点として右方向に回動すると共に、アーム部材68の係合突起72が手差しトレイ64のガイド部70に沿って第2回動軸Yから離れる方向に移動していく。そして、係合突起72がガイド部70の第2回動軸Yと反対側の端部(端縁)に当接することで、手差しトレイ64は、右側ドア62に対して最大開度Z1(この実施例では77度)となる位置にセットされる。つまり、アーム部材68によって右側ドア62に対する手差しトレイ64の最大開度Z1が規制される。なお、この状態では、アーム部材68の規制部88と支持フレーム74のストッパ部90とは当接しておらず、規制部88とストッパ部90とがなす角度は、13度となっている。
続いて、図11、図13および図14に示すように、手差しトレイ64を開状態としたまま右側ドア62を開いていくと、右側ドア62の回動に連動して手差しトレイ64およびアーム部材68も回動する。つまり、手差しトレイ64と右側ドア62とは、右側ドア62に対する手差しトレイ64の最大開度Z1を維持したまま、同時に回動する。そして、筐体58に対する右側ドア62の開度Z2が13度に達したとき、アーム部材68の規制部88が支持フレーム74のストッパ部90に当接することで、手差しトレイ64は、筐体58の側面を基準とした最大開度Z3(この実施例では90度、つまり水平状態)となる位置で、右方向の回動を停止する。つまり、アーム部材68によって筐体58の側面を基準とする手差しトレイ64の最大開度Z3が規制される。また、アーム部材68も規制部88がストッパ部90に当接した時点で、第1回動軸Xを支点とする回動を停止する。
その後、図12および図15に示すように、さらに右側ドア62を開いていくと、アーム部材68の回動停止は継続する一方で、右側ドア62の回動に伴って第2回動軸Yが第1回動軸Xまわりに右方向に移動していく。このため、アーム部材68の係合突起72が手差しトレイ64のガイド部70に沿って第2回動軸Y側に移動し、手差しトレイ64は、第2回動軸Yを支点として左方向に回動して起き上がっていく。そして、右側ドア62が筐体58に対して最大開度Z4(この実施例では55度)に達すると、開度規制部材66によって右側ドア62の回動が規制されて右側ドア62が停止する。また、これと同時に、手差しトレイ64は、右側ドア62との間に所定の角度を保った状態で停止する。
以上のように、この実施例によれば、装置本体12のストッパ部90に当接する規制部88をアーム部材68に設けるという簡単な構成で、手差しトレイ64が開状態にあるときに右側ドア62を開いたとしても、手差しトレイ64が装置本体12に対して開き過ぎることを防止でき、手差しトレイ64に載置した手差し用紙の落下を適切に防止することができる。
なお、上述の実施例では、第1開閉部材および第2開閉部材として筐体58の右側面に設けられる右側ドア62および手差しトレイ64を例示したが、開閉機構60は、筐体58の他の側面に設けられていてもよい。
また、上述の実施例では、画像形成装置10として、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等を組み合わせた複合機を例示したが、画像形成装置10は、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等のいずれか、またはこれらの少なくとも2つを組み合わせた複合機であってもよい。また、画像形成装置10は、モノクロ機であってもよい。
さらに、開閉機構60は、装置本体の側面に回動可能に設けられた第1開閉部材と、第1開閉部材に回動可能に設けられた第2開閉部材とを備える装置であれば、画像形成装置10以外の装置にも適用可能である。
なお、上で挙げた具体的な数値および部品形状などは、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …画像形成装置
12 …装置本体
14 …画像読取装置
30 …画像形成部
58 …筐体
60 …開閉機構
62 …右側ドア(第1開閉部材)
64 …手差しトレイ(第2開閉部材)
66 …開度規制部材
68 …アーム部材
70 …ガイド部
72 …係合突起
74 …支持フレーム
76 …軸部材
88 …規制部
90 …ストッパ部
X …第1回動軸
Y …第2回動軸

Claims (13)

  1. 装置本体の側面に設けられた第1開閉部材と前記第1開閉部材に設けられた第2開閉部材とを備える開閉機構であって、
    下部に配置された第1回動軸まわりに上部が回動することで前記装置本体に対して開閉可能な前記第1開閉部材、
    下部に配置された前記第1回動軸と平行な第2回動軸まわりに上部が回動することで前記第1開閉部材に対して開閉可能な前記第2開閉部材、および
    前記第1回動軸まわりに回動可能に設けられ、前記第1開閉部材に対する前記第2開閉部材の最大開度を規制するアーム部材を備え、
    前記第2開閉部材は、ガイド部を有し、
    前記アーム部材は、前記ガイド部にスライド可能に嵌め合わされる係合突起と、前記装置本体の側面を基準とする前記第2開閉部材の最大開度を規制する規制部とを有する、開閉機構。
  2. 前記規制部は、前記アーム部材の前記第1回動軸側の端部に設けられ、前記装置本体に設けられたストッパ部と当接することで前記装置本体の側面を基準とする前記第2開閉部材の最大開度を規制する、請求項1記載の開閉機構。
  3. 前記規制部によって規制される前記装置本体の側面を基準とする前記第2開閉部材の最大開度は、鉛直方向における上方から90度以内である、請求項1または2記載の開閉機構。
  4. 前記ガイド部は、前記第2開閉部材の長手方向に沿って形成される、請求項1から3のいずれかに記載の開閉機構。
  5. 前記第1開閉部材に対する前記第2開閉部材の最大開度は、前記ガイド部の端部に前記係合突起が当接することで規制される、請求項1から4のいずれかに記載の開閉機構。
  6. 前記規制部と前記ストッパ部とは、前記第2開閉部材が開状態にあるときに、前記第1開閉部材を開くと当接する、請求項2から5のいずれかに記載の開閉機構。
  7. 前記第2回動軸は、前記第1回動軸よりも上方に配置される、請求項1から6のいずれかに記載の開閉機構。
  8. 前記アーム部材は、前記第2開閉部材の前記第2回動軸の軸方向における両端部のそれぞれに設けられる、請求項1から7のいずれかに記載の開閉機構。
  9. 前記第1回動軸は、前記装置本体が備える支持フレームに取り付けられる軸部材によって形成される、請求項1から8のいずれかに記載の開閉機構。
  10. 前記軸部材は、前記第1開閉部材を支持する第1軸部と、前記アーム部材を支持する第2軸部とを有する、請求項9記載の開閉機構。
  11. 前記支持フレームは、前記第1軸部が挿通される軸部材挿入孔と、前記第2軸部を支持する軸部材支持部と、前記ストッパ部とを有する、請求項10記載の開閉機構。
  12. 前記軸部材は、前記支持フレームの前記第1回動軸の軸方向における両端部のそれぞれに設けられる、請求項9から11のいずれかに記載の開閉機構。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の開閉機構を備える、画像形成装置。
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