JP2020184209A - 情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラム - Google Patents
情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】二次元コード決済における不正決済を精度良く検出する技術を提供する。【解決手段】情報処理方法は、情報処理装置が、第1コード画像情報と、当該第1コード画像の周辺の画像情報である第1画像情報とを取得するステップと、前記第1コード画像情報と、前記第1画像情報とを対応づけて記憶するステップと、第2コード画像情報と、当該第2コード画像の周辺の画像情報である第2画像情報とを取得するステップと、前記第1画像情報と、前記第2画像情報とに基づいて、前記第2コード画像を用いた不正決済を警告する通知を出力するステップと、を実行する。【選択図】図4
Description
本開示は、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
電子商取引において、取引に関する情報(商品名や金額など)を示すQRコード(登録商標)などの二次元コードを端末で読み取り、二次元コードに含まれる情報に基づき決済処理を行う手法、すなわち二次元コード決済が知られている(例えば特許文献1を参照)。
二次元コード決済において、例えば物品に貼付された二次元コードを他の物品に貼付された二次元コードに貼り換えて、実際の商品価格より安い金額で決済を行うなどの不正決済が行われる場合がある。
本開示は、二次元コード決済における不正決済を精度良く検出できる技術を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が、第1コード画像情報と、第1コード画像の周辺の画像情報である第1画像情報とを取得するステップと、前記第1コード画像情報と、前記第1画像情報とを対応づけて記憶するステップと、第2コード画像情報と、第2コード画像の周辺の画像情報である第2画像情報とを取得するステップと、前記第1画像情報と、前記第2画像情報とに基づいて、前記第2コード画像を用いた不正決済を警告する通知を出力 するステップと、を実行する。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る二次元コード決済における不正決済を精度良く検出できる技術を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す図である。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cとが接続される。
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す図である。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cとが接続される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は図1の例に限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャー等を用いるメッセージングサービスを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス等を含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
端末120は、例えば、ユーザのスマートフォン等の端末であり、サーバ110により提供される決済サービス等を行う。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受ができるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)、二次元コード(QRコード(登録商標)など)(以下で、一次元コードおよび二次元コードをまとめて「二次元コード等」と総称する。)、近距離無線通信(NFC (Near Field Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)、超音波通信、赤外線通信など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、代金の支払いを行うユーザ(支払者)の端末120が二次元コード等を読み取ることで決済を行うことを「ユーザ読取型コード決済」または「MPM(Merchant Presented Mode)」と表現し、支払いを行うユーザの端末120が二次元コード等を表示し、表示された二次元コード等を、代金を請求する店舗側等のユーザ(販売者、請求者)の端末120が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型コード決済」または「CPM(Consumer Presented Mode)」と表現する。なお、MPMおよびCPMは、動的であってもよいし、静的であってもよい。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応付けられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応付けられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能および方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のハードウェアの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能および方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像または動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift、Kotlin、Java(登録商標)などを用いて実装される。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態または実施例の1以上の特徴と、本開示における他の実施形態または実施例の1以上の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
<実施形態>
本開示の実施形態は、二次元コードの周辺の近傍画像B1、B2(図6など参照)の情報に基づき二次元コード決済の不正を検出する実施形態である。
本開示の実施形態は、二次元コードの周辺の近傍画像B1、B2(図6など参照)の情報に基づき二次元コード決済の不正を検出する実施形態である。
実施形態により、決済のために二次元コードを撮影する際に併せて撮影される、二次元コード周囲の近傍画像に基づき不正を検出するので、例えば位置情報の取得など、二次元コード決済の不正検出用に特別な情報を別途取得する手順が必要なく、二次元コード決済における不正決済を精度良くかつ簡易に検出できる、という効果が得られる。
<実施形態の機能構成>
図3を用いてサーバ110および端末120の機能構成を説明する。図3は、実施形態に係るサーバ110、及び端末120の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す図である。図3に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
図3を用いてサーバ110および端末120の機能構成を説明する。図3は、実施形態に係るサーバ110、及び端末120の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す図である。図3に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
(1)サーバの機能構成
サーバ110は、受付部311と、送受信部312と、制御部313と、記憶部314とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
サーバ110は、受付部311と、送受信部312と、制御部313と、記憶部314とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
受付部311は、サーバ110により提供される各種のサービスを運営する事業者からの各種の設定操作等を受け付ける。
送受信部312は、制御部313の指示に従い、端末120とのデータの送受信を行う。なお、送受信部312は、例えば、端末120等からのログイン要求に含まれるユーザID、及びパスワードにより端末120等のユーザが認証された際、端末120等とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、端末120等の通信用のアドレス、及びユーザID等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、端末120等にデータを送信する。
制御部313は、決済サービス、電子クーポン配信サービス、金融サービス、及び電子商取引サービス等の所定のサービスを、端末120のユーザに提供する処理を行う。制御部313は、端末120の表示画面を制御する情報を、送受信部312に送信させる。
記憶部314は、端末120のユーザの情報や、各ユーザの決済履歴や属性等の各種情報を記憶する。本実施形態では、不正判別用の特徴量テーブル3141を格納する。
(2)端末の機能構成
端末120は、受付部321と、送受信部322と、制御部323と、記憶部324とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
端末120は、受付部321と、送受信部322と、制御部323と、記憶部324とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
受付部321は、端末120のユーザからの各種の操作等を受け付ける。
送受信部322は、制御部323の指示に従い、サーバ110等とのデータの送受信を行う。なお、送受信部322は、例えば、サーバ110にログインした際、サーバ110とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、サーバ110の通信用のアドレス等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、サーバ110にデータを送信する。
制御部323は、サーバ110により提供される決済サービス、金融サービス、及び電子商取引サービス等の所定のサービスを利用する処理を行う。制御部323は、サーバ110から受信した情報等に基づいて、端末120の表示画面を制御する。
記憶部324は、サーバ110により提供される決済サービス等の各種サービスを利用するための情報を記憶する。
<実施形態の処理>
図4を参照して、実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図4は、実施形態に係る通信システム1の不正決済検出処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、端末120は、サーバ110との通信を行う際、ユーザのアカウントを用いてサーバ110の認証を受けているものとする。また、本実施形態では、端末120は、店舗に設置されるPOSレジ端末120−1や、商品購入者または店舗の店員が操作する携帯端末120−2を含む(図5など参照)。
図4を参照して、実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図4は、実施形態に係る通信システム1の不正決済検出処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、端末120は、サーバ110との通信を行う際、ユーザのアカウントを用いてサーバ110の認証を受けているものとする。また、本実施形態では、端末120は、店舗に設置されるPOSレジ端末120−1や、商品購入者または店舗の店員が操作する携帯端末120−2を含む(図5など参照)。
ステップS1において、サーバ110の制御部313は、二次元コード決済の不正検出用の特徴量テーブル3141を記憶部314に格納する。特徴量テーブル3141は、二次元コード決済に関する二次元コードの情報(第1コード画像情報)と、この二次元コードの周辺の画像情報である近傍画像の特徴量の情報(第1画像情報)とを関連付けて格納している。特徴量テーブル3141は、例えばサービス提供者が初期値として1または複数のデータを登録して作成したものでもよいし、端末120のユーザが判定対象の二次元コードを撮影したデータを端末120からサーバ110に送信して、サーバ110が受信したデータを用いて作成してもよい。なお、特徴量テーブル3141の詳細については図7、図10を参照して後述する。
ステップS2において、端末120の制御部323は、決済用の二次元コードの読取を行い、二次元コード画像を取得する。この二次元コード画像には、二次元コードの画像情報(第2コード画像情報)に加えて、その周囲の近傍画像(図6など参照)の情報(第2画像情報)も含まれる。
ステップS3において、端末120の制御部323は、送受信部322を介して、ステップS2にて読取られた二次元コード画像を含む決済リクエスト情報をサーバ110に送信する。
ステップS4において、サーバ110の制御部313は、端末120から受信した決済リクエスト情報に含まれる二次元コード画像を解析する。具体的には、制御部313は、二次元コード画像を画像解析して、二次元コード画像に含まれる二次元コードの識別情報(QR_ID)と、二次元コード画像の周囲の近傍画像の特徴量を算出する。近傍画像の特徴量とは、画像から抽出しうる色に基づく特徴量であり、例えば、割合が多い1または複数の色の種類、画像中の色の割合、光度、明度、画像中の色の平均値、特定色の位置、テクスチャの種類などを含む。
ステップS5において、引き続きサーバ110の制御部313は、二次元コード画像の画像解析結果に基づき不正決済か否かを判定する。具体的には、制御部313は、特徴量テーブル3141を参照して、二次元コード画像に含まれる二次元コードの識別情報(QR_ID)と、同じく二次元コード画像に含まれる近傍画像の特徴量との組み合わせが登録されていない場合に、決済リクエストに付加された二次元コードが不正使用されたものであり、不正決済であると判定する。なお、近傍画像に基づく二次元コードの不正決済手法の詳細については図5、図8などを参照して後述する。
ステップS5にて不正決済と判定した場合には、ステップS6において、サーバ110の制御部313は、送受信部312を介して、決済リクエストに付加された二次元コードを用いた不正決済を警告する不正検出通知を端末120に送信する。
ステップS7では、端末120の制御部323は、ステップS6の不正検出通知の受信に応じて、ステップS3にて送信した決済リクエストに係る二次元コードが不正利用されている不正決済である旨を端末120の表示画面上に表示する。
ステップS8において、端末120の受付部321は、ステップS7の不正決済の旨の表示に応じて、当該決済が不正決済でないとユーザが判断できる場合に、ユーザによる不正でない旨の操作入力を受け付ける。
ステップS9において、端末120の制御部323は、送受信部322を介して、ステップS8にて受け付けた不正でない旨の通知をサーバ110に送信する。
ステップS10において、サーバ110の制御部313は、端末120から受信した不正でない旨の通知に応じて、ステップS3にて受信した決済リクエストに応じた決済処理を実行する。
ステップS11において、サーバ110の制御部313は、ステップS5にて不正決済と判定した二次元コード画像の情報が、ステップS8,S9にて端末120のユーザにより不正でないと応答されたのに応じて、当該二次元コード画像では今後不正と判定しないように、記憶部314に格納されている特徴量テーブル3141を更新する。
特徴量テーブル3141を更新の手法としては、例えば、ステップS2にて取得された二次元コード画像に含まれる近傍画像の特徴量の情報が、特徴量テーブル3141の二次元コードと対応付けて追加登録される。これにより、不正決済ではないデータが特徴量テーブル3141に追加されるので、不正決済の検出精度を向上できる。なお、特徴量テーブル3141を更新タイミングは、ステップS9の不正でない旨の通知を受信する毎でなく、通知を所定回数受信したときでもよい。
なお、ステップS5にて決済に不正無しと判定した場合には、ステップS6以降の処理は行われず、サーバ110の制御部313は、ステップS3にて受信した決済リクエストに応じた決済処理を実行して、その後、決済完了通知を端末120に送信する。
また、ステップS8にて端末120のユーザによる不正ではない旨の操作入力が無い場合には、ステップS9以降の処理は行われず、ステップS3にて受信した決済リクエストの応じた決済処理は中止される。なお、ステップS8以降の処理を行わず、ステップS7の不正決済である旨の表示と共に、決済処理を進めない構成としてもよい。
本実施形態では、図4のステップS1が、「第1コード画像情報と、当該第1コード画像の周辺の画像情報である第1画像情報とを取得するステップ」と、「第1コード画像情報と、第1画像情報とを対応づけて記憶するステップ」の一例である。図4のステップS3が、「第2コード画像情報と、当該第2コード画像の周辺の画像情報である第2画像情報とを取得するステップ」の一例である。図4のステップS5、S6が、「第1画像情報と、第2画像情報とに基づいて、不正決済を警告する通知を 出力するステップ」の一例である。
なお、上記のステップS6では、ステップS5にて不正決済と1度判定した場合に即座に不正検出通知を端末120に送信せずに、ステップS5にて所定の回数以上、不正決済を検出した場合に、不正検出通知を送信する構成としてもよい。これにより、誤判定時に端末120に不要な不正検出通知が送信させるのを防止できる。
本実施形態では、ステップS7〜S10のとおり、端末120にて、不正検出通知の受信に応じて、この通知に係る決済が不正でない旨の操作入力があった場合に、サーバ110は決済を中止せずに決済処理を進める。これにより、サーバ110が不正決済と誤判定した場合には、端末120の意向に応じて決済を中止せずに続行でき、誤判定時の利便性を向上できる。
なお、本実施形態では、二次元コードを用いた決済を例示したが、決済に用いる情報は例えばバーコードなど二次元コード以外のコードを用いてもよい。
また、図4のステップS3では、端末120が二次元コード画像を送信せずに、端末120が二次元コード画像に含まれる二次元コードの識別情報と、近傍画像の特徴量の情報を抽出して、これらの情報のみを送信する構成でもよい。これにより端末120からサーバ110に送信する情報のサイズを縮小できる。
図4のステップS4の画像解析処理と、ステップS5の不正判定処理は、決済処理後に行ってもよい。この場合、不正決済を検出した場合には、不正決済を行った顧客の情報をサーバ110が蓄積しておき、この顧客が次回買い物をするときに店舗に警告を送信する、などの対応をとることができる。これにより決済処理の遅延を防止すると共に、不正決済の検出も可能となる。
以下で、実施形態における処理の一例について説明する。以下の各実施例の処理は、他の実施例の処理と組み合わせて実行させることもできる。
<<第1実施例>>
第1実施例は、二次元コード決済の種類が、商品に貼り付けられた二次元コードを端末で読み取って、読取った二次元コードに応じた決済を行うタイプの二次元コード決済において、二次元コードの貼り換えによる不正決済を検出する実施例である。第1実施例により、二次元コード貼り換えの不正決済を容易に検出できる。
第1実施例は、二次元コード決済の種類が、商品に貼り付けられた二次元コードを端末で読み取って、読取った二次元コードに応じた決済を行うタイプの二次元コード決済において、二次元コードの貼り換えによる不正決済を検出する実施例である。第1実施例により、二次元コード貼り換えの不正決済を容易に検出できる。
<<第1実施例の処理>>
図5は、第1実施例の不正決済を説明する模式図である。図6は、第1実施例における不正決済の判定手法を説明する図である。図7は、第1実施例で用いる特徴量テーブル3141Aの一例を示す図である。
図5は、第1実施例の不正決済を説明する模式図である。図6は、第1実施例における不正決済の判定手法を説明する図である。図7は、第1実施例で用いる特徴量テーブル3141Aの一例を示す図である。
図5に示すように、正常な決済では、商品M1に貼付された二次元コードID1をPOSレジ120−1で撮影して、サーバ110に送信してサーバ110にて決済処理が行われる。
一方、不正決済では、商品M1が高額の場合、商品M1より低額の商品M2の二次元コードID2を商品M1に貼り換えて不正に決済を行うと、高額の商品M1を低額の商品M2の値段で購入できてしまう。
このような商品の二次元コード貼り換えによる不正決済を検出するために、実施例1では、サーバ110は、図7に示す特徴量テーブル3141Aを参照して、二次元コードの周囲の近傍画像の特徴量に基づいて不正の有無を判定する。
実施例1では、サーバ110の記憶部314には、図7に示す特徴量テーブル3141Aが格納されている。特徴量テーブル3141Aは、商品ID、二次元コードの識別情報であるQR_ID、近傍画像の特徴量の各項目の情報を関連付けて登録されている。図7の例では、高額商品M1には、ID1、ID1−1、ID1−2など複数のQR_IDが割り当てられ、各IDの特徴量は共通のB1が割り当てられている。
例えば高額商品M1の場合、正しい二次元コードID1の周囲には近傍画像B1が写るので、近傍画像B1の特徴量(例えば色、テクスチャなど)と二次元コードID1とを紐づけて特徴量テーブル3141Aに記憶しておくことで、サーバ110は、正しい二次元コードID1と近傍画像B1との組みあわせを判定できる。同様に、低額商品M2の場合、正しい二次元コードID2の周囲には近傍画像B2が写るので、近傍画像B2の特徴量と二次元コードID2とを紐づけて特徴量テーブル3141Aに記憶する。これらの二次元コードと近傍画像との組み合わせのときには、サーバ110は、図6(A)に示すように不正決済ではないと判定できる。
一方、図5に示すように高額商品の二次元コードを低額商品の二次元コードに貼り換える不正が行われた場合には、図6(B)に示すように、撮影した二次元コードID2に対して、関連付けられていない近傍画像B1が写る。この場合、サーバ110は、二次元コード画像中の二次元コードID2と、近傍画像特徴量B1とが関連付けられた組合せではなく、不正決済である、または不正決済の可能性があると判定できる。
このように、実施例1では、サーバ110は、撮影した二次元コード画像に基づいて、この二次元コード画像中の二次元コードに関連付けられている近傍画像の特徴量を特徴量テーブル3141Aから抽出し、実際の画像の近傍画像と比較して、両者の特徴量が異なる場合に、二次元コードの貼り換えによって不正が生じていることを検出する。サーバ110は、不正決済を検出した場合には、不正決済を警告する不正検出通知をPOSレジ120−1(店舗端末)に送信する。これにより、不正決済の発生を店舗に迅速に報知できる。
特徴量の比較は、例えば、画像中の特定の位置の特徴量の類似度を算出し、この類似度が所定の閾値以下である場合に、近傍画像が異なると判定できる。これにより、例えば同一の近傍画像であるが一方にゴミなどのノイズが含まれる場合には、類似度が多少低下しても許容範囲に留めることができ、近傍画像が異なるとの誤検知を防止できる。
なお、図5に示すように、二次元コードを撮影する端末は、店舗のPOSレジ120−1以外でもよく、店舗の店員や購入者が用いる携帯端末120−2でもよい。この場合、サーバ110は、不正決済を検出した場合には、不正決済を警告する不正検出通知を決済を依頼した携帯端末120−2に送信する。これにより、不正決済の発生を決済依頼者に迅速に報知できる。
なお、サーバ110が行う不正決済判定処理を、POSレジ120−1や携帯端末120−2が行ってもよい。この場合、不正検出通知は、サーバ110が端末120に送信するのではなく、端末120内で生成されて表示される。
<<第2実施例>>
第2実施例は、二次元コード決済の種類が、店舗に割り当てられてた二次元コードを端末で読み取って、読取った二次元コードに応じた決済を行うタイプ、所謂MPM(Merchant Presented Mode)の二次元コード決済において、別の二次元コードを用いた不正決済を検出する実施例である。第2実施例により、MPMの二次元コード決済においても別の二次元コードを用いた不正決済を容易に検出できる。
第2実施例は、二次元コード決済の種類が、店舗に割り当てられてた二次元コードを端末で読み取って、読取った二次元コードに応じた決済を行うタイプ、所謂MPM(Merchant Presented Mode)の二次元コード決済において、別の二次元コードを用いた不正決済を検出する実施例である。第2実施例により、MPMの二次元コード決済においても別の二次元コードを用いた不正決済を容易に検出できる。
<<第2実施例の処理>>
図8は、第2実施例の不正決済を説明する模式図である。図9は、第2実施例における不正決済の判定手法を説明する図である。図10は、第2実施例で用いる特徴量テーブル3141Bの一例を示す図である。
図8は、第2実施例の不正決済を説明する模式図である。図9は、第2実施例における不正決済の判定手法を説明する図である。図10は、第2実施例で用いる特徴量テーブル3141Bの一例を示す図である。
図8に示すように、正常な決済では、店舗に割り当てられた二次元コードID1を購入者の端末120−2で撮影して、サーバ110に送信してサーバ110にて決済処理が行われる。
一方、不正決済では、店舗の二次元コードID1を、例えば第三者が自分の口座に紐づけられた別の二次元コードID2に置き換えておくと、購入者がその二次元コードID2を読み込んで決済を行うと、決済金額は店舗の口座ではなく第三者の口座に入金され、決済金額が不正に搾取されてしまう。
このような店舗の二次元コード置き換えによる不正決済を検出するために、実施例2では、サーバ110は、図10に示す特徴量テーブル3141Bを参照して、二次元コードと、近傍画像の特徴量との組み合わせに基づいて不正の有無を判定する。
実施例2では、サーバ110の記憶部314には、図10に示す特徴量テーブル3141Bが格納されている。特徴量テーブル3141Bは、店舗情報、二次元コードの識別情報であるQR_ID、近傍画像の特徴量の各項目の情報を関連付けて登録されている。図10の例では、店舗Aには、ID1というQR_IDが割り当てられ、店舗Aにて二次元コードが設置される場所の近傍画像の特徴量B1が関連付けられている。
例えば、正しい二次元コードID1の周囲には近傍画像B1が写るので、近傍画像B1の特徴量(例えば色、テクスチャなど)と二次元コードID1とを店舗情報と紐づけて特徴量テーブル3141Bに記憶しておけば、サーバ110は、店舗Aに関する正しい二次元コードID1と近傍画像B1との組みあわせのときには、図9(A)に示すように不正決済ではないと判定できる。
一方、図8に示すように店舗Aに設置されている正しい二次元コードID1を、別の二次元コードID2に置き換える不正が行われた場合には、図9(B)に示すように、店舗Aに関連付けられた近傍画像B1に対して、特徴量テーブル3141Bで関連付けられていない二次元コードID2が写る。この場合、サーバ110は、二次元コード画像中の二次元コードID2と、近傍画像特徴量B1とが関連付けられた組合せではなく、不正決済であると判定できる。
このように、実施例2では、サーバ110は、二次元コードを撮影した店舗の店舗情報と、撮影した二次元コード画像中の近傍画像特徴量B1とに基づいて、これらの情報に関連付らけれている二次元コードのIDを特徴量テーブル3141Bから抽出し、実際の画像の二次元コードと比較して、両者が異なる場合に、二次元コードの置き換えによって不正が生じていることを検出する。サーバ110は、不正決済を検出した場合には、不正決済を警告する不正検出通知をPOSレジ120−1(店舗端末)に送信する。これにより、購入者の端末120−2から決済が依頼されるMPM二次元コード決済においても、不正決済の発生を店舗に迅速に報知できる。
なお、実施例2では、不正検出通知に応じて端末120−2から通知に係る決済が不正でない旨の操作入力があった場合に、不正決済と判別した二次元コードと近傍画像特徴量のデータを特徴量テーブル3141Bに追加登録してもよい。つまり、特徴量テーブル3141Bに登録されている店舗Aに関する情報を更新してもよい。また、この場合、特徴量テーブル3141Bに登録されていた店舗Aに関する古い二次元コードと近傍画像特徴量のデータを削除してもよい。
MPM決済の場合、例えば二次元コードID1の店舗内での設置場所が変更されたり、店内の照明が変わったりするなど、不正ではなく店舗側の事情によって近傍画像の特徴量が変わったために、不正ではない決済を不正決済と誤判定する場合が考えられる。このような場合でも、上記のとおり、特徴量テーブル3141Bに登録される店舗Aの情報を誤判定したものに更新することによって、以後の決済時には近傍画像の特徴量の変更を反映させて判別を行うことができ、誤判定を抑制できる。
なお、サーバ110が行う不正決済判定処理を、携帯端末120−2が行ってもよい。この場合、不正検出通知は、サーバ110が携帯端末120−2に送信するのではなく、携帯端末120−2内で生成されて表示される。
1 通信システム
110 サーバ(情報処理装置)
311 受付部
312 送受信部
313 制御部
314 記憶部
120 端末(情報処理装置)
120−1 POSレジ端末(情報処理装置)
120−2 携帯端末
321 受付部
322 送受信部
323 制御部
324 記憶部
ID1、ID2 二次元コード
B1、B2 近傍画像
110 サーバ(情報処理装置)
311 受付部
312 送受信部
313 制御部
314 記憶部
120 端末(情報処理装置)
120−1 POSレジ端末(情報処理装置)
120−2 携帯端末
321 受付部
322 送受信部
323 制御部
324 記憶部
ID1、ID2 二次元コード
B1、B2 近傍画像
Claims (12)
- 情報処理装置が、
第1コード画像情報と、第1コード画像の周辺の画像情報である第1画像情報とを取得するステップと、
前記第1コード画像情報と、前記第1画像情報とを対応づけて記憶するステップと、
第2コード画像情報と、第2コード画像の周辺の画像情報である第2画像情報とを取得するステップと、
前記第1画像情報と、前記第2画像情報とに基づいて、前記第2コード画像を用いた不正決済を警告する通知を出力するステップと、を実行する情報処理方法。 - 前記出力するステップは、
前記第1画像情報と、前記第2画像情報とを画像解析した結果に基づいて、前記不正決済を警告する通知を出力する、請求項1に記載の情報処理方法。 - 前記出力するステップは、
前記第1画像情報と前記第2画像情報との類似度が閾値以下である場合に、前記不正決済を警告する通知を出力する、請求項2に記載の情報処理方法。 - 前記出力するステップは、
前記不正決済を警告する通知を、決済依頼端末に送信する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 前記出力するステップは、
前記不正決済を警告する通知を店舗端末に送信する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 前記出力するステップは、
所定の回数以上、不正決済を検出した場合に前記不正決済を警告する通知を送信する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 不正が検出された場合に、決済処理を進めない、請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理方法。
- 前記不正決済を警告する通知に応じて、前記通知に係る決済が不正でない旨の操作入力があった場合に、決済処理を進める、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理方法。
- 前記操作入力に応じて、 前記第2画像情報を、前記第1コード画像情報と対応付けて記憶する、請求項8に記載の情報処理方法。
- 前記操作入力に応じて、前記第1コード画像情報と対応付けて記憶されている前記第1画像情報を削除する、請求項9に記載の情報処理方法。
- 第1コード画像情報と、第1コード画像の周辺の画像情報である第1画像情報とを取得し、
前記第1コード画像情報と、前記第1画像情報とを対応づけて記憶し、
第2コード画像情報と、第2コード画像の周辺の画像情報である第2画像情報とを取得し、
前記第1画像情報と、前記第2画像情報とに基づいて、前記第2コード画像を用いた不正決済を警告する通知を出力する、制御部を有する情報処理装置。 - 情報処理装置に、
第1コード画像情報と、第1コード画像の周辺の画像情報である第1画像情報とを取得するステップと、
前記第1コード画像情報と、前記第1画像情報とを対応づけて記憶するステップと、
第2コード画像情報と、第2コード画像の周辺の画像情報である第2画像情報とを取得するステップと、
前記第1画像情報と、前記第2画像情報とに基づいて、前記第2コード画像を用いた不正決済を警告する通知を出力するステップと、を実行させる情報処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019088397A JP2020184209A (ja) | 2019-05-08 | 2019-05-08 | 情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラム |
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