JP2020183987A - オルゴール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加飾容器に既存のオルゴールムーブメントを簡単な組み込み操作でがたつき無く組み込み、オルゴール装置とする。【解決手段】オルゴール装置1Aが、加飾容器10A、シリンダーオルゴールのオルゴールムーブメント20A、オルゴールムーブメント20Aを加飾容器10Aの内部に取り付けるための取り付けパーツ30を備える。取り付けパーツ30は、オルゴールムーブメント20Aが嵌入するオルゴールムーブメント嵌入部31を有すると共に、加飾容器10Aの内部に嵌合する外形を有し、取り付けパーツ30の内周面又は外周面にがたつき防止用リブ41、42、42a、42b、42cを有する。あるいは、加飾容器10Bとして、底部に貫通孔11を有する元化粧料容器を使用し、貫通孔11に挿入された固定具で加飾容器10Bとオルゴールムーブメント20A、20Bを固定する。【選択図】図1B

Description

本発明は、加飾容器を用いたオルゴール装置に関する。
化粧料、装飾品、菓子等の内容物の容器として加飾容器が使用されている。加飾容器は容器としての役目を終えると、捨てられることが多い。しかしながら、加飾容器の中には、デザインや装飾などにより容器自体として価値のあるものや、加飾容器の所持者の思い出に絡むものや、記念品として意味を持つものなどがあり、このような加飾容器は内容物が使用されて空き容器になっても保管され続けることもある。
一方、宝石箱などにシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込んだ、高級感のあるオルゴール装置が販売されている。このようなオルゴール装置において、オルゴールムーブメントを宝石箱に簡単に装着できるように、オルゴールムーブメントをアルミ材の有底ケースにネジ止めし、その有底ケースを宝石箱内の所定の収納室に載置することが提案されている(特許文献1)。
実開平5−17693号公報
本来の内容物が使用されて空き容器になった加飾容器にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込むことができると、デザインや装飾に優れた空き容器をオルゴール装置として再利用できるというリサイクルの点からも、思い出の品や記念品として保管されていた空き容器にオルゴール装置という新たな価値を付与できる点でも好ましく、さらには、このようなオルゴール装置は、例えば、親の思い出の品を子や孫へ贈るという世代を繋ぐプレゼントとしても有用となる。
しかしながら、もともとオルゴール装置で使用されることが予定されていない加飾容器にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを、素人でも容易に行える組み込み操作で、がたつき無く、美しく組み込むことは容易でない。即ち、このような加飾容器には、シリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントをがたつき無く載置することを可能とするオルゴールムーブメントの収納室が形成されているわけではないので、加飾容器にオルゴールムーブメントをがたつき無く固定する方法としては、接着剤の使用が考えられる。しかしながら、接着剤のみでオルゴールムーブメントを加飾容器に固定しようとすると、接着剤のはみ出しや、取付位置のずれによって露出した接着剤が美観を損い、また接着剤のべたつきが新たな汚れを付着させるという問題があり、さらに、接着剤は経年劣化により固定が不完全になりやすいという問題もある。
また、既製のオルゴールムーブメントには、一般に、該オルゴールムーブメントを任意の取り付け部材に固定できるように、固定用ネジ穴が複数設けられているので、このネジ穴を利用して加飾容器とオルゴールムーブメントをネジ固定することが考えられる。しかしながら、もともとオルゴール装置として使用されることが予定されていない加飾容器にはそのようなネジ穴が設けられていない。そのため、新たにネジ穴を開けることが必要となるが、一般人が加飾容器にネジ穴を開けるには、そのための道具から用意しなくてはならず、さらにそのような道具があったとしても、加飾容器に割れやヒビがはいる場合がある。
このような問題に対し、本発明は、本来の内容物が使用されて空き容器になった加飾容器に、既存のオルゴールムーブメントを、簡単な組み込み操作でがたつき無く組み込みこめるようにしたオルゴール装置の提供を課題とする。
本発明者は、オルゴールムーブメントを嵌入させることができると共に加飾容器に嵌合させることのできる取り付けパーツを使用し、かつ、この取り付けパーツにがたつき防止用リブを設けることで、簡単にオルゴールムーブメントを加飾容器に組み込めること、また、加飾容器として、底部に貫通孔を有する元化粧料容器を使用すると、底部の貫通孔に固定具を挿入することによりオルゴールムーブメントを加飾容器に固定できることを想到し、本発明を完成させた。
即ち、第1の本発明は、加飾容器、シリンダーオルゴールのオルゴールムーブメント、オルゴールムーブメントを加飾容器の内部に取り付けるための取り付けパーツを備えたオルゴール装置であって、取り付けパーツは、オルゴールムーブメントが嵌入するオルゴールムーブメント嵌入部を有すると共に、加飾容器の内部に嵌合する外形を有し、取り付けパーツの内周面又は外周面にがたつき防止用リブを有するオルゴール装置である。
第2の本発明は、加飾容器とシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを有するオルゴール装置であって、加飾容器は底部に貫通孔を有する元化粧料容器であり、該貫通孔に挿入された固定具で加飾容器とオルゴールムーブメントが固定されているオルゴール装置である。
第3の本発明は、加飾容器とシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを有するオルゴール装置であって、加飾容器は底部に貫通孔を有する元化粧料容器であり、オルゴールムーブメントは底面から巻ネジの軸部が突出し、該軸部が加飾容器の底部の貫通孔に挿入され、摘みナットが加飾容器の外側から該軸部に螺合するオルゴール装置である。
第4の本発明は、第1の本発明のオルゴール装置で使用する取り付けパーツであって、該取り付けパーツは、オルゴールムーブメントが嵌入するオルゴールムーブメント嵌入部を有すると共に、加飾容器の内部に嵌合する外形を有し、取り付けパーツの周面にがたつき防止用リブを有する取り付けパーツである。
第5の本発明は、第2の本発明のオルゴール装置で使用する、底部に貫通孔を有する元化粧料容器の加飾容器であって、加飾容器の内部にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込めるように、底部の貫通孔の位置に穴加工が施されている加飾容器である。
第6の本発明は、加飾容器として元化粧料容器を使用し、元化粧料容器の内部にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込んでオルゴール装置とする元化粧料容器の再利用方法であって、オルゴールムーブメントを元化粧料容器の内部に組み込むために取り付けパーツを使用し、該取り付けパーツは、元化粧料容器の内部に嵌合する外形を有する元化粧料容器の再利用方法である。
第7の本発明は、加飾容器として元化粧料容器を使用し、元化粧料容器の内部にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込んでオルゴール装置とする元化粧料容器の再利用方法であって、元化粧料容器として底部に貫通孔を有するものを使用し、オルゴールムーブメントとしてネジ穴を有する既製のオルゴールムーブメントを使用し、元化粧料容器の貫通孔とオルゴールムーブメントのネジ穴とを合わせて元化粧料容器とオルゴールムーブメントとを固定具で固定する元化粧料容器の再利用方法である。
第8の本発明は、加飾容器として元化粧料容器を使用し、元化粧料容器の内部にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込んでオルゴール装置とする元化粧料容器の再利用方法であって、元化粧料容器として底部に貫通孔を有するものを使用し、オルゴールムーブメントとして、その底面から巻ネジの軸部が突出したオルゴールムーブメントを使用し、元化粧料容器の貫通孔に、オルゴールムーブメントの巻ネジの軸部が挿入されるように元化粧料容器にオルゴールムーブメントを載置し、元化粧料容器の外側から巻ネジの軸部に摘みナットを螺合させる元化粧料容器の再利用方法を提供する。
本発明のオルゴール装置は、元化粧料容器等の、本来の内容物が使用されて空き容器になった加飾容器と、シリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを用いて、簡単な組み込み操作で作製できる。
特に、がたつき防止用リブを有する取り付けパーツを使用する本発明のオルゴール装置では、ネジや接着剤を使用しなくても、がたつきなくオルゴールムーブメントを加飾容器に固定することができる。
また、加飾容器として元化粧料容器を使用する本発明のオルゴール装置では、元化粧料容器の内部に嵌合する外形を有する取り付けパーツを使用することにより、又は元化粧料容器としてその底部に貫通孔を有するものを使用し、該貫通孔を利用してオルゴールムーブメントを取り付けることにより、簡単な取り付け操作で元化粧料容器にオルゴールムーブメントを組み込むことができる。
さらに、これらのオルゴール装置では、オルゴールムーブメントとして、既製のオルゴールムーブメントをそのまま使用することができる。したがって、本発明によれば、従前は廃棄または単に保管されていた加飾容器に、容易に入手できるオルゴールムーブメントを用いてオルゴール装置としての価値を付与し、元化粧料容器等の空き容器を再利用することが可能となる。また、このオルゴール装置は、外観が加飾容器であるため贈り物として適したものとなり、例えば、親が愛用していたり、思い入れがあったりする加飾容器を子や孫に贈るという、世代を繋ぐプレゼントとしても有用となる。
図1Aは、実施例のオルゴール装置1Aの組み立て方法の説明図である。 図1Bは、実施例のオルゴール装置1Aの組み立て方法の説明図である。 図2Aは、実施例のオルゴール装置1Aの蓋が開いた状態の斜視図である。 図2Bは、実施例のオルゴール装置1Aの蓋が閉じた状態の斜視図である。 図3Aは、実施例のオルゴール装置1Aに使用する取り付けパーツの上面側の斜視図である。 図3Bは、実施例のオルゴール装置1Aに使用する取り付けパーツの下面側の斜視図である。 図4は、実施例のオルゴール装置1Bの組み立て方法の説明図である。 図5は、下ネジタイプのオルゴールムーブメントの斜視図及び側面図である。 図6は、下ネジタイプのオルゴールムーブメントの巻ネジの軸に螺合させる筒型ナットの側面図及び上面図である。 図7は、実施例のオルゴール装置1Cの組み立て方法の説明図である。 図8Aは、実施例のオルゴール装置1Cを下面側の斜視図である。 図8Bは、実施例のオルゴール装置1Cの側面図である。 図9は、実施例のオルゴール装置1Dの側面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
<取り付けパーツを必須とするオルゴール装置>
本発明のオルゴール装置は、オルゴールムーブメントを加飾容器に取り付けるために取り付けパーツを必須とするものと、取り付けパーツが不要のものに大別される。
図1A及び図1Bは、取り付けパーツを必須とする一実施例のオルゴール装置1Aの組み立て方法の説明図であり、図2Aは組み立て後のオルゴール装置1Aの蓋16が開いた状態の斜視図であり、図2Bはそのオルゴール装置の蓋16が閉じた状態の斜視図である。
この実施例のオルゴール装置1Aは、加飾容器10A、シリンダーオルゴールのオルゴールムーブメント20A、オルゴールムーブメント20Aを加飾容器10Aの内部に取り付けるための取り付けパーツ30を備えている。
(加飾容器)
本発明において加飾容器とは、美しさを有する容器であり、外形、色、模様、飾りなどは任意である。本発明の加飾容器は、好ましくは内容物が収容されていた容器の二次利用である。加飾容器としては、例えば、当初は化粧料の容器として使用されていた元化粧料容器をあげることができる。菓子、装飾品等の容器として使用されていたものでもよい。
加飾容器の形成材料には特に制限はなく、プラスチック、木材、金属等をあげることができる。
また、加飾容器としては、シリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを収容できる開口面積や深さを有する容器を使用する。したがって、加飾容器としては、内部の深さが15mm以上が好ましく、25mm以上ある容器がより好ましく、元化粧料容器としては、コンパクトタイプの容器、ジャータイプの容器等をあげることができる。
図1Bに示すように、本実施例のオルゴール装置1Aでは、加飾容器10Aとしてコンパクトタイプの元化粧料容器を使用している。この元化粧料容器は、容器本体15に化粧料のレフィルが貼着されるタイプのもので、容器本体15には蓋16がヒンジで取り付けられている。なお、容器本体15はレフィルが嵌め込まれるタイプのものでもよい。
加飾容器10Aの底部17の隅部には化粧料のレフィルの取出孔又は空気孔として貫通孔11が形成されている。このように貫通孔11を有する元化粧料容器を加飾容器10Aとすると、底部17の貫通孔11を、取り付けパーツ30の加飾容器10Aに対する位置合わせのため、取り付けパーツのがたつき防止のため、及びオルゴールムーブメントの容器本体に対する回り止め補強のために使用できるので好ましい。
なお、図1Bには、貫通孔11として、1個のピン穴が設けられている例を示しているが、本発明において、加飾容器の底部の貫通孔は1個に限られず、複数設けられていても良い。また、貫通孔11はピン穴に限られず、コインの挿入口のようなI型の孔でもよく、加飾容器の底部が広範囲に開口するものであってもよい。また、貫通孔11を、後述する取り付けパーツ30の取り付け用又は下ネジタイプのオルゴールムーブメント20Bの巻ネジの軸21の取り付け用に用いる場合には、がたつき防止又は回り止めの観点から、貫通孔11が加飾容器の底部の中心から偏倚していることが好ましい。
(オルゴールムーブメント)
本発明では、オルゴールムーブメントとして、シリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを使用する。オルゴールの種類としては、シリンダーオルゴールの他にディスクオルゴール、ICオルゴール等も知られているが、シリンダーオルゴールはディスクオルゴールに比べて小型化できる点で好ましく、ICオルゴールに比して高級感がある点で好ましい。
シリンダーオルゴールの振動弁の数や巻ネジの突出方向等については特に制限はなく、加飾容器の形状等に応じて適宜選択できる。本実施例では、オルゴールムーブメント20Aとして、宝石箱等に一般的に使用されている、巻ネジの軸21が上方に突出した上ネジタイプの既製のオルゴールムーブメントをそのまま使用している。一般に、シリンダーオルゴールは振動弁の弁数によって外形の大きさがかわるので、加飾容器に収容できるシリンダーオルゴールの大きさによって、振動弁の弁数を定めることが好ましい。本実施例では、18弁のオルゴールムーブメント20Aを使用している。
オルゴールムーブメント20Aの巻ネジの軸21には摘み23が螺合する。また、このオルゴールムーブメント20Aは既製のものであるため、該オルゴールムーブメント20Aを宝石箱、おもちゃ箱などの一般的な取り付け対象物に取り付けるためのネジ穴24がフレーム25に設けられている。なお、図1Aにおいて、符号26は振動弁22をはじくピン付きのシリンダーであり、符号27はシリンダーを回転させる動力源となるゼンマイが収納されている香箱であり、符号28はゼンマイの戻りの速度調整機構であるガバナであり、符号29はシリンダー26の回転を止めるストッパーである。本実施例のオルゴール装置1Aでは、ストッパー29は、蓋16が開いているときにはシリンダー26に対して作用せず、蓋16が閉じることにより押し下げられ、シリンダー26の回転を止める。なお、本発明で使用するオルゴールムーブメントにおいてストッパーは無くても良い。ストッパー29が無い場合には、蓋16の開閉にかかわらず、ゼンマイが巻戻るまでオルゴールムーブメントは音楽を奏でる。
(取り付けパーツ)
図3Aは、図1Aに示した取り付けパーツ30を上面35側から見た斜視図であり、図3Bは下面側から見た斜視図である。ここで、取り付けパーツ30の上面35は、図2Aに示すように取り付けパーツ30を加飾容器10Aに取り付けたときに、加飾容器10Aの蓋16側に位置する面であり、オルゴールムーブメント20Aの上面(オルゴールムーブメント20Aにおいて、フレーム25にシリンダー26等が取り付けられている側の面)を覆う面でもある。また、取り付けパーツ30の下面は、加飾容器10Aの底部17側に位置する面である。
図3Bに示したように、取り付けパーツ30は、オルゴールムーブメント20Aが嵌入するオルゴールムーブメント嵌入部31を有すると共に、加飾容器10Aの内部に嵌合する外形を有している。より具体的には、取り付けパーツ30は、その下面に、オルゴールムーブメント20Aを嵌入させる開口部32を有する。したがって、オルゴールムーブメント20Aは取り付けパーツ30の下面側から挿入され、オルゴールムーブメント嵌入部31に嵌入させたオルゴールムーブメント20Aの下面は加飾容器10Aに接触することになる。これにより、取り付けパーツ30を有底形状にした場合に比して、取り付けパーツ30の底部の厚み分を薄くすることができるので、加飾容器10Aの内部の高さがオルゴールムーブメント20Aの高さに対して余裕がない場合にもオルゴールムーブメントを加飾容器に取り付けることが可能となる。
なお、加飾容器によっては、下面の中央部が大きく抜けるものがあるが、そのような加飾容器を使用する場合には、取り付けパーツの下面には開口部を設けず、上面に開口部を設け、上面の開口部からオルゴールムーブメントを嵌入させることが好ましい。
取り付けパーツ30は、嵌入部31を囲む周壁33の下端部に、開口部32から互いに反対方向に延設された一対の下部フランジ34を有し、取り付けパーツ30の下面の長手方向をなす一対の下部フランジ34と周壁33の下部フランジ34側部分とが、加飾容器10Aの内壁12に当接又は近接するように形成されている。
取り付けパーツ30は、オルゴールムーブメント20Aの上面を覆う上面35を有している。この取り付けパーツ30の上面35には、オルゴールムーブメント20Aの巻ネジの軸21を突出させる軸孔36と、ストッパー29を突出させるストッパー孔37が形成されている。
また、上面35は周壁33の形成位置から水平方向に突出した上部フランジ38と、幅狭の上部幅狭部39を有する。上部幅狭部39の縁辺は周壁33の上辺となっており、上面35の長手方向をなす上部フランジ38が加飾容器10Aの内壁12に当接又は近接する。上面35の長手方向をなす上部フランジの突出方向と、下面の長手方向をなす下部フランジ34の突出方向は互いに交差しており、取り付けパーツ30の周面全体を加飾容器10Aの内壁12に当接させる場合に比して取り付けパーツ30を軽量化しつつ取り付けパーツ30のがたつきを防止することができる。
なお、本実施例の取り付けパーツ30は、オルゴールムーブメント20Aの上面を覆う上面35を有するが、本発明では取り付けパーツ30を、上下両面に開口部を有する筒型にしても良い。また、取り付けパーツに嵌入させるオルゴールムーブメントの巻ネジがオルゴールムーブメントの側面から突出している場合には上部フランジ38を省略してもよい。
取り付けパーツ30が加飾容器10Aに取り付けられた状態において、取り付けパーツ30の上部の上部幅狭部39と加飾容器10Aの内壁12との間には、取り付けパーツ30を指で挟むことを可能とする間隙40が形成される(図2A)。これにより、オルゴールムーブメント20Aを取り付けパーツ30に嵌入させた後、取り付けパーツ30の上部幅狭部39を指で摘んで取り付けパーツ30を加飾容器10Aに嵌合させたり、加飾容器10Aから摘み出したりすることが容易となる。また、間隙40を小物入れとして使用することが可能となる。
本発明において、取り付けパーツ30の内周面、即ち、オルゴールムーブメント嵌入部31の周面には、オルゴールムーブメント20Aと取り付けパーツ30とのがたつきを防止するがたつき防止用リブ41が設けられ、または、取り付けパーツ30の外周面に加飾容器10Aと取り付けパーツ30とのがたつきを防止するがたつき防止用リブ42が設けられ、好ましくは双方のがたつき防止用リブ41、42が設けられる。図3A及び図3Bに示すように、本実施例の取り付けパーツ30は、外周面に加飾容器10Aと取り付けパーツ30とのがたつきを防止するリブ42a、42b、42cを有すると共に、内周面にオルゴールムーブメント20Aと取り付けパーツ30とのがたつきを防止するリブ41を有する。
このうち、加飾容器10Aと取り付けパーツ30とのがたつきを防止するリブ42としては、下部フランジ34の周面に形成されたリブ42aと、上部フランジ38の周面に形成されたリブ42bと、周壁33に形成されたリブ42cを有する。このうち、下部フランジ34の周面のリブ42aは、後述するように下部フランジ34に突出部43を設ける場合、突出部43が形成されていない下部フランジ34に形成することが好ましい。これにより、取り付けパーツ30を加飾容器10Aに取り付けた後に、突出部43が形成されている側の下部フランジ34の周面が加飾容器10Aの内壁12に対して若干ずれることが可能となり、後述するように突出部43を加飾容器10Aの貫通孔11に嵌入させることが容易となり、また、この嵌入に伴う突出部43への応力を軽減することができる。
一方、上部フランジ38の周面のリブ42bは、対向する一対の上部フランジ38に同数ずつ設けることが好ましく、本実施例では各上部フランジ38に1個ずつリブ42bが形成されている。また、周壁33のリブ42cも、取り付けパーツ30の上面視にて上部フランジ38の両側に同数ずつ設けることが好ましく、本実施例では、上面視にて上部フランジ38の両側の周壁33に2個ずつのリブ42cが形成されている。取り付けパーツ30を加飾容器10Aに固定するために各リブにかかる力が均等になるよう、隣り合うリブ同士の間隔を調整することが好ましい。
また、周壁33に形成されたリブ42cは、取り付けパーツ30の下面に鉛直に起立する周壁33の上端から下端にかけてライン状に形成されている。一方、加飾容器10Aの内壁12は、その内径が加飾容器10Aの開口部側に比して底部側で小さくなるように湾曲又は傾斜している。したがって、周壁33に形成されたライン状のリブ42cのうち底部側の部分が加飾容器10Aの内壁12を押圧し、該内壁12と取り付け用パーツ30とのがたつきを防止する。このように、リブ42cを周壁33の上端から下端にかけてライン状に設けることにより、加飾容器10Aの内壁12が湾曲していても容易にがたつきを防止することができ、また、リブ42cを取り付けパーツ30の下面近傍だけに設ける場合に比して取り付けパーツ30の成型が容易になるので好ましい。
これらがたつき防止用リブ42a、42b、42cの突出高さh1は、外観及び嵌合調整の点からこれら防止用リブ42a、42b、42cと内壁12との重なり代が0.2〜0.5mmとなるよう形成されていることが好ましい。
また、オルゴールムーブメント10Aと取り付けパーツの30とのがたつきを防止するリブ41としては、取り付けパーツ30のオルゴールムーブメント嵌入部31の内周面の、香箱27の嵌入位置付近に複数のリブ41が設けられている。これらのリブ41はオルゴールムーブメント10Aのフレーム25と当接する。なお、リブ41の形成位置としては、香箱27がオルゴールムーブメント20Aのほぼ下端からほぼ上端までを占めるので、香箱27にリブ41が当接するようにリブを形成してもよい。また、リブ41の突出高さh2は、嵌合調整の点からリブ41とフレーム25又は香箱27との重なり代が0.2〜0.5mmとなるよう形成されていることが好ましい。
なお、本発明において、がたつき防止用リブとしては、上述のリブ41、42の複数個のすべてを設けることは必ずしも必要ではない。がたつき防止用リブは、加飾容器10Aの内部形状やオルゴールムーブメント20Aの外部形状等に応じて形成する。
取り付けパーツ30の下部フランジ34には、加飾容器10Aの貫通孔11に嵌入する突出部43が設けられており、嵌入部31の内周面近傍からは、既製のオルゴールムーブメント20Aが有するネジ穴24に嵌入する突出部44が設けられている。これらの突出部43、44によっても、取り付けパーツ30とオルゴールムーブメント20Aとのがたつきを防止することができる。
さらに、取り付けパーツ30には、オルゴールムーブメントの圧入用スリット45が形成されている。圧入用スリット45は、オルゴールムーブメント20Aが周壁33の下端から上端にかけて形成されている。圧入用スリット45の形成位置は、周壁33の対向する位置に設けることが好ましく、周壁の下面が概略矩形である場合に、その短辺の中央部を通るように形成することが取り付けパーツ30の可撓性を活かせる点で好ましい。
取り付けパーツ30の形成材料としては、オルゴールムーブメント20Aを美しく魅せる点や、取り付けパーツ30にオルゴールムーブメント20Aを嵌入させるときの作業性及びオルゴールムーブメント20Aを嵌入させた取り付けパーツ30を加飾容器10Aに取り付けるときの作業性の点から透明な樹脂が好ましく、成型性やオルゴールムーブメント20Aを美しく魅せるための透明度の点からPET、PCT、MS樹脂(メチルメタクリレート・スチレン共重合樹脂)、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等をあげることができる。また、取り付けパーツ30は、3Dプリンターを用いて、又は一体成型などにより作成することができる。
なお、元化粧料容器である加飾容器に組み込む取り付けパーツ30は、元化粧料容器の再利用を促進する点から、化粧料の製造販売を行う事業者が製造し、化粧用ユーザーに提供してもよい。
(オルゴールムーブメントの加飾容器への取り付け方法)
取り付けパーツ30を用いてオルゴールムーブメント20Aを取り付ける方法としては、まず、図1Aに示すように、オルゴールムーブメント20Aから摘み23を外した状態で、オルゴールムーブメント20Aの巻ネジの軸21、ストッパー29を、それぞれ取り付けパーツ30の軸孔36、ストッパー用孔37に合わせ、オルゴールムーブメント20Aを取り付けパーツ30の開口部32からオルゴールムーブメント嵌入部31に嵌入させる。そして、巻ネジの軸21に摘み23を螺合させる。この嵌入では、がたつき防止用リブ41と、圧入用スリット45の作用によりオルゴールムーブメント20Aが取り付けパーツ30に、がたつきなく保持される。
次に、図1Bに示すように、オルゴールムーブメント20Aを嵌入させた取り付けパーツ30を加飾容器10Aの内部に嵌合させる。このとき取り付けパーツ30の突出部43を加飾容器10Aの貫通孔11に挿入する。この嵌合では、上部フランジ38とそれに形成されたリブ42b、下部フランジ34とそれに形成されたリブ42a、周壁33に形成されたリブ42cの作用により取り付けパーツ30が加飾容器10Aの内壁12にがたつきなく保持され、図2A及び図2Bに示す実施例のオルゴール装置1Aを得る。
この取り付けパーツ30を用いるオルゴール装置1Aの組み立てには、接着剤やネジを用いた固定は不要であり、オルゴール装置1Aは、元化粧料容器を使用していた一般人自らが簡単な組み込み操作で作成することができる。本発明は、このオルゴール装置1Aだけでなく、オルゴール装置の組み立てに用いる取り付けパーツ30や、取り付けパーツ30を使用してオルゴールムーブメント20を元化粧料容器に組み込み、元化粧料容器をオルゴール装置とする元化粧料容器の再利用方法を包含する。
<取り付けパーツ不要の上ネジタイプのオルゴール装置>
図4は、取り付けパーツを使用しない実施例のオルゴール装置1Bの組み立て方法の説明図である。このオルゴール装置1Bでは、前述と同様の既製の上ネジタイプのオルゴールムーブメント20Aでネジ穴24を備えたものを使用する。加飾容器10Bとしては、底部17に貫通孔11を有する元化粧料容器を使用し、貫通孔11とオルゴールムーブメント20Aのネジ穴24を合わせ、そこに固定具50を挿入して上ネジタイプのオルゴールムーブメント20Aを固定する。固定具50としては、木ネジ、割ピン、ボルト・ナットなどを使用することができる。
元化粧料容器の底部の貫通孔11は、前述したように、化粧料のレフィルの取出孔又は空気孔などとして設けられているものであり、1個でも複数個でもよいが、本実施例では複数個の貫通孔11が設けられている加飾容器10Bを使用している。
加飾容器10Bの底部の貫通孔11と、オルゴールムーブメント20Aに設けられているネジ穴24とを用いて加飾容器10Bとオルゴールムーブメント20Aを固定する場合に、貫通孔11とネジ穴24とを1ヶ所で位置合わせして固定してもよいが、複数箇所で位置合わせできる場合には、その複数箇所で固定具を用いることがオルゴールムーブメントAの加飾容器10Bへの取り付け状態を安定化させることができるので好ましい。また、オルゴールムーブメント20Aのネジ穴24の位置に合わせて加飾容器10Bの底部にネジ穴を開ける穴加工をしてもよい。この穴加工は加飾容器10Bがもともと備えている貫通孔の位置で行うことが、穴加工が容易となる点で好ましい。
なお、穴加工は、加飾容器として使用する元化粧料容器の所持者である化粧料ユーザーが行ってもよいが、元化粧料容器の再利用を促進させる点から、化粧料の製造販売を行う事業者が化粧料ユーザーから元化粧料容器を預かって行ってもよい。
このオルゴール装置1Bには、加飾容器10B内でオルゴールムーブメント20Aを覆うカバーを設けても良い。カバーは、オルゴールムーブメント20Aを覆い、加飾容器10Bの内部に載置できればよく、オルゴールムーブメント20Aがカバーに嵌入するものでなくてもよい。
本発明は、このオルゴール装置1Bのように、元化粧料容器が底面に有する貫通孔11とオルゴールムーブメントのネジ穴24とを合わせ、固定具で固定することによりオルゴール装置を作成する、元化粧料容器の再利用方法を包含する。
<取り付けパーツ不要の下ネジタイプのオルゴール装置>
図5は、取り付けパーツを使用することなく、加飾容器にオルゴールムーブメントを組み込む場合に使用する下ネジタイプのオルゴールムーブメント20Bの斜視図及び側面図であり、図6はこのオルゴールムーブメント20Bの巻ネジの軸21の摘みナットとして使用する、筒型ナット51の側面図及び上面図である。この筒型ナット51は、その軸部分52の一端にネジ軸Aに垂直な平板部53を有し、平板部53には指かけ穴54があいている。図7は、元化粧料容器である加飾容器10Cと、オルゴールムーブメント20Bと筒型ナット51からオルゴール装置1Cを組み立てる方法の説明図である。
図7に示すように、このオルゴール装置1Cを組み立てる際には、加飾容器10Cの底部17の貫通孔11aに、オルゴールムーブメント20Bの巻ネジの軸21が通るように該オルゴールムーブメント20Bを加飾容器10Cの内部に入れ、加飾容器10Cの下側から筒型ナット51の軸部分52を螺合させる。
また、オルゴールムーブメント20Bが備えているネジ穴24に木ネジ55を通し、木ネジ55を加飾容器10Cの底部の貫通孔11bにねじ込んでオルゴールムーブメント20Bと加飾容器10Cとを固定する。これにより、オルゴール装置1Cの組み立て後にオルゴールムーブメント20Bを作動させたときに、オルゴールムーブメント20Bが加飾容器10C内で回転することを防止する回り止めが可能となる。
ここで、加飾容器10Cとする元化粧料容器が備えている貫通孔11aの径が筒型ナット51の軸部分52の径に比して大きいことが好ましい。小さい場合には、元化粧料容器が備えている貫通孔11aを拡径する穴加工を行い、筒型ナット51の軸部分52が貫通孔11aを通るようにする。この穴加工は、既存の穴を拡径するだけであるため、加飾容器に新たに同様の径の穴を開ける場合に比して容易に行うことができる。
また、オルゴールムーブメント20Bが備えているネジ穴24を用いて木ネジ55を加飾容器10Cの底部にねじ込むにあたり、ネジ穴24に対応する加飾容器10Bの底部の位置にネジ穴をあける穴加工を行っても良い。これによりオルゴールムーブメント20Bと加飾容器10Cとを容易に木ネジで固定することができる。本発明は、このように元化粧料容器の貫通孔の位置に穴加工を施した加飾容器を包含する。
なお、これらの穴加工も前述と同様に、元化粧料容器の所持者である化粧料ユーザーが行ってもよいが、元化粧料容器の再利用を促進させる点から、化粧料の製造販売を行う事業者が行ってもよい。
図8Aは、こうして得られるオルゴール装置1Cで蓋が閉じた状態のものを下面側から見た斜視図であり、図8Bは、このオルゴール装置1Cの蓋が開いた状態の側面図である。オルゴール装置1Cでは、加飾容器10Cの下面と筒型ナット51の平板部53との間に間隙56があいている。また、図7に示したように、オルゴールムーブメント20Bは、木ネジ55によって、加飾容器10Cと固定されている。したがって、平板部53の指かけ穴54に指をかけて平板部53を回すことにより香箱27内のゼンマイを巻き上げ、平板部53を飾り棚、机等の任意の平板面に載置し、蓋16を開けるとゼンマイの巻きが戻り、曲が奏でられると共に、平板部53が加飾容器10Cの台座となって加飾容器10Cがネジ軸Aを中心にして回転し、優雅な雰囲気を醸し出す。
このように下ネジタイプのオルゴールムーブメント20Bを使用するにあたり、加飾容器10Cを回転させるには、加飾容器10Cの下面と、筒型ナット51の平板部53との間に間隙56をあけることが必要であるが、筒型ナット51に代えて、摘みナット57と巻ネジの軸21とを、それらの間に適宜スペーサを介在させて螺合してもよい。
なお、図9に示すオルゴール装置1Dのように、加飾容器10Dが脚部13を有し、加飾容器10Dの底面14と加飾容器を載置する平板面Pとの間にサムノブ等の摘みナット57が入る間隙があく場合には、巻ネジの軸21に直接的に摘みナット57を螺合させればよい。この場合、ゼンマイの巻が戻るときに加飾容器10Dは回転しない。
本発明は、上述したオルゴール装置1C、1Dのように、加飾容器10C、10Dとして底部に貫通孔11、11a、11bを有する元化粧料容器を使用し、また、オルゴールムーブメントとして底面から巻ネジの軸部21が突出しているものを使用し、その巻ネジの軸部21を元化粧料容器の底部の貫通孔11、11aに挿入し、摘みナットを螺合させてオルゴール装置とする元化粧料容器の再利用方法を包含する。
本発明のオルゴール装置は、上述した種々の態様を適宜組み合わせることもできる。
1A、1B、1C、1D オルゴール装置
10A、10B、10C、10D 加飾容器
11、11a、11b 貫通孔
12 加飾容器の内壁
13 脚部
14 底面
15 容器本体
16 蓋
17 底部
20A、20B オルゴールムーブメント
21 巻ネジの軸
22 振動弁
23 摘み
24 ネジ穴
25 フレーム
26 シリンダー
27 香箱
28 ガバナ
29 ストッパー
30 取り付けパーツ
31 オルゴールムーブメント嵌入部
32 開口部
33 周壁
34 下部フランジ
35 上面
36 軸孔
37 ストッパー孔
38 上部フランジ
39 上部幅狭部
40 間隙
41 オルゴールムーブメントと取り付けパーツとのがたつきを防止するリブ、がたつき防止用リブ
42、42a、42b、42c 加飾容器と取り付けパーツとのがたつきを防止するリブ、がたつき防止用リブ
43 突出部
44 突出部
45 圧入用スリット
50 固定具
51 筒型ナット
52 軸部分
53 平板部
54 指かけ穴
55 木ネジ
56 間隙
57 摘みナット
A ネジ軸
P 平板面
h1、h2 リブの突出高さ

Claims (18)

  1. 加飾容器、シリンダーオルゴールのオルゴールムーブメント、オルゴールムーブメントを加飾容器の内部に取り付けるための取り付けパーツを備えたオルゴール装置であって、取り付けパーツは、オルゴールムーブメントが嵌入するオルゴールムーブメント嵌入部を有すると共に、加飾容器の内部に嵌合する外形を有し、取り付けパーツの内周面又は外周面にがたつき防止用リブを有するオルゴール装置。
  2. 加飾容器が、元化粧料容器である請求項1記載のオルゴール装置。
  3. 加飾容器の底部に貫通孔があり、該貫通孔に嵌入する突出部が取り付けパーツの下面に設けられている請求項1又は2に記載のオルゴール装置。
  4. 取り付けパーツが加飾容器に取り付けられた状態において、取り付けパーツは、取り付けパーツの上部と加飾容器の内周壁との間に、取り付けパーツを摘まむことを可能とする間隙を形成する上部幅狭部と、取り付けパーツを加飾容器に嵌合させる上部フランジを有する請求項1〜3のいずれかに記載のオルゴール装置。
  5. 取り付けパーツが、加飾容器に取り付けたオルゴールムーブメントの底面を加飾容器に接触させる開口部と、取り付けパーツを加飾容器に嵌合させる下部フランジを有する請求項1〜4のいずれかに記載のオルゴール装置。
  6. 取り付けパーツの外周面に、加飾容器と取り付けパーツとのがたつきを防止するがたつき防止用リブが形成されている請求項1〜5のいずれかに記載のオルゴール装置。
  7. 取り付けパーツの内周面に、オルゴールムーブメントと取り付けパーツとのがたつきを防止するがたつき防止用リブが形成されている請求項1〜6のいずれかに記載のオルゴール装置。
  8. オルゴールムーブメントのフレームにネジ穴があり、取り付けパーツが該ネジ穴に嵌入する突出部を有する請求項1〜7のいずれかに記載のオルゴール装置。
  9. 取り付けパーツの周壁に、オルゴールムーブメントの圧入用スリットが設けられている請求項1〜8のいずれかに記載のオルゴール装置。
  10. 加飾容器とシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを有するオルゴール装置であって、加飾容器は底部に貫通孔を有する元化粧料容器であり、該貫通孔に挿入された固定具で加飾容器とオルゴールムーブメントが固定されているオルゴール装置。
  11. 加飾容器とシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを有するオルゴール装置であって、加飾容器は底部に貫通孔を有する元化粧料容器であり、オルゴールムーブメントは底面から巻ネジの軸部が突出し、該軸部が加飾容器の底部の貫通孔に挿入され、摘みナットが加飾容器の外側から該軸部に螺合するオルゴール装置。
  12. 摘みナットが、一端にネジ軸に垂直な平板部を有する筒型ナットであり、平板部と加飾容器の底面との間に隙間を有する請求項11記載のオルゴール装置。
  13. オルゴールムーブメントを加飾容器の内部に取り付けるための取り付けパーツであって、該取り付けパーツは、オルゴールムーブメントが嵌入するオルゴールムーブメント嵌入部を有すると共に、加飾容器の内部に嵌合する外形を有し、取り付けパーツの内周面又は外周面にがたつき防止用リブを有する取り付けパーツ。
  14. 底部に貫通孔を有する元化粧料容器の加飾容器であって、加飾容器の内部にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込めるように、底部の貫通孔の位置に穴加工が施されている加飾容器。
  15. 加飾容器として元化粧料容器を使用し、元化粧料容器の内部にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込んでオルゴール装置とする元化粧料容器の再利用方法であって、オルゴールムーブメントを元化粧料容器の内部に組み込むために取り付けパーツを使用し、該取り付けパーツは、元化粧料容器の内部に嵌合する外形を有する元化粧料容器の再利用方法。
  16. 取り付けパーツは、オルゴールムーブメントが嵌入するオルゴールムーブメント嵌入部を有し、取り付けパーツの内周面又は外周面にがたつき防止用リブを有する請求項15記載の元化粧料容器の再利用方法。
  17. 加飾容器として元化粧料容器を使用し、元化粧料容器の内部にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込んでオルゴール装置とする元化粧料容器の再利用方法であって、元化粧料容器として底部に貫通孔を有するものを使用し、オルゴールムーブメントとしてネジ穴を有する既製のオルゴールムーブメントを使用し、元化粧料容器の貫通孔とオルゴールムーブメントのネジ穴とを合わせて元化粧料容器とオルゴールムーブメントとを固定具で固定する元化粧料容器の再利用方法。
  18. 加飾容器として元化粧料容器を使用し、元化粧料容器の内部にシリンダーオルゴールのオルゴールムーブメントを組み込んでオルゴール装置とする元化粧料容器の再利用方法であって、元化粧料容器として底部に貫通孔を有するものを使用し、オルゴールムーブメントとして、その底面から巻ネジの軸部が突出したオルゴールムーブメントを使用し、元化粧料容器の貫通孔に、オルゴールムーブメントの巻ネジの軸部が挿入されるように元化粧料容器にオルゴールムーブメントを載置し、元化粧料容器の外側から巻ネジの軸部に摘みナットを螺合させる元化粧料容器の再利用方法。
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