JP2020171469A - 医療器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】滅菌処理を迅速かつ容易に行うことができる医療器具を提供すること。【解決手段】医療器具1は、生体内に挿入される挿入部2と、挿入部2の挿入方向の画像を撮像する撮像部11と、前記挿入方向に向かって光を照射する照射部12と、挿入部2の基端側に配置され、撮像部11により撮像された画像を表示する表示部32と、表示部32、撮像部11および照射部12の作動を制御する制御部とを有する電子デバイス3を収納するケース4とを備え、ケース4は、本体部41と、開状態で本体部41に対する電子デバイス3の出し入れを可能とし、閉状態で本体部41との間の気密性を維持する蓋部42と、本体部41に電子デバイス3が収納された収納状態で、制御部と、撮像部11および照射部12とを電気的に接続するコネクタ部43と有する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療器具に関する。
例えば事故等により患者が意識を失うと気道が閉塞する場合があり、この場合、気道を確保するために、挿管チューブと組み合わせて、挿管支援装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の挿管支援装置は、液晶表示素子等で構成されたディスプレイを有する装置本体と、装置本体に着脱自在に装着され、挿管チューブを案内する挿管支援具とを備える。また、挿管支援装置は、使用に際し、装置本体および挿管支援具に滅菌処理を施す必要がある。
特開2007−117114号公報
しかしながら、特許文献1に記載の挿管支援装置では、挿管支援具に対しては、そのまま滅菌処理を施すことができるが、装置本体は、ディスプレイ等の電子部品が内蔵されているため、防水構造を有していなければ、そのまま滅菌処理を施すことができないという問題があった。
本発明の目的は、滅菌処理を迅速かつ容易に行うことができる医療器具を提供することにある。
本発明の医療器具の一つの態様は、長尺状をなし、その長手方向の先端側の途中から屈曲または湾曲した屈曲部を有し、生体内に挿入される挿入部と、
前記挿入部の挿入方向の画像を撮像する撮像部と、
前記挿入方向に向かって光を照射する照射部と、
前記挿入部の基端側に配置され、前記撮像部により撮像された画像を表示する表示部と、前記表示部、前記撮像部および前記照射部の作動を制御する制御部と、を有し、前記表示部、前記撮像部および前記照射部を操作する電子デバイスを収納するケースと、を備え、
前記ケースは、箱状をなす本体部と、
前記本体部に開閉可能に支持され、開状態で前記本体部に対する前記電子デバイスの出し入れを可能とし、前記閉状態で前記本体部との間の気密性を維持する蓋部と、
前記本体部に設けられ、該本体部に前記電子デバイスが収納された収納状態で、前記制御部と、前記撮像部および前記照射部とを電気的に接続するコネクタ部と、有する。
本発明によれば、滅菌処理を迅速かつ容易に行うことができる。
図1は、本発明の医療器具を筋鈎(医療用鈎)に適用した場合の第1実施形態を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示す医療器具のブロック図である。 図3は、図1に示す医療器具が備えるケースの蓋部の閉状態を示す縦断面図である。 図4は、図1中の矢印A方向から見た図(平面図)である。 図5は、図4中のB−B線断面図である。 図6は、図1に示す医療器具が備えるケースにスマートフォンを収納している過程を示す縦断面図である。 図7は、図6に示す状態からスマートフォンの収納が完了した状態を示す縦断面図である。 図8は、図1に示す医療器具が備えるケースにスマートフォンを収納している過程を示す縦断面図である。 図9は、図8に示す状態からスマートフォンの収納が完了した状態を示す縦断面図である。 図10は、図1は、本発明の医療器具を筋鈎に適用した場合の第2実施形態を示す側面図である。 図11は、図10に示す状態から医療器具が備えるケースのコネクタ部を変形させた状態を示す側面図である。 図12は、本発明の医療器具を筋鈎に適用した場合の第3実施形態を示す分解斜視図分解斜視図である。
以下、本発明の医療器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の医療器具を筋鈎(医療用鈎)に適用した場合の第1実施形態を示す分解斜視図である。図2は、図1に示す医療器具のブロック図である。図3は、図1に示す医療器具が備えるケースの蓋部の閉状態を示す縦断面図である。図4は、図1中の矢印A方向から見た図(平面図)である。図5は、図4中のB−B線断面図である。図6は、図1に示す医療器具が備えるケースにスマートフォンを収納している過程を示す縦断面図である。図7は、図6に示す状態からスマートフォンの収納が完了した状態を示す縦断面図である。図8は、図1に示す医療器具が備えるケースにスマートフォンを収納している過程を示す縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1、図3および図5〜図9中の上側を「上(または上方)」、下側を「下(または下方)」と言う(図10〜図12についても同様)。
図1に示す医療器具1は、生体内に挿入される挿入部2と、挿入部2の挿入方向の画像を撮像する撮像部11と、挿入部2の挿入方向に向かって光を照射する照射部12と、各種の操作を行う電子デバイス3としてのスマートフォン30と、スマートフォン30(電子デバイス3)を収納するケース4と、を備え、これらを組み立てて、筋鈎(医療用鈎)として用いられる。以下、各部の構成について説明する。なお、「筋鈎」とは、生体内の手術野(切開部)の周囲組織を引張って、手術野を見易くする医療器具のことである。
挿入部2は、長尺状をなす硬質の部材で構成されている。挿入部2は、その基端部がケース4のコネクタ部44に着脱自在に装着される。
挿入部2は、その長手方向の先端側の途中から屈曲または湾曲した屈曲部21を有する。手術時には、挿入部2の基端部を把持して、屈曲部21を生体内に挿入した状態とし、そのまま所望の方向に引張ることができる。これにより、生体内の手術野の周囲組織もその方向に引張られることとなり、よって、手術野が見易くなる。
屈曲部21の全長L21は、特に限定されず、例えば、100mm以上であるのが好ましく、100mm以上200mm以下であるのがより好ましい。これにより、挿入部2は、スマートフォン30とともに用いられるのに適した大きさとなる。なお、挿入部2は、屈曲部21の全長L21が異なる種々の挿入部2が予め用意されており、これらの中から適宜選択して用いられる。
屈曲部21の屈曲角度θ21は、特に限定されず、例えば、70°以上110°以下であるのが好ましく、85°以上95以下であるのがより好ましい。
挿入部2の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種樹脂材料や各種金属材料等が挙げられる。
また、挿入部2は、その全長にわたって形成された溝22を有する。溝22には、その長手方向の途中から先端部に向かって、可撓性を有するチューブ13を挿入することができる。チューブ13は、手術中の送気・排気に用いられたり、または、注水・排水に用いられたりする。例えば、電気メスによる煙が手術野に充満した場合、その煙をチューブ13を介して手術野から排出することができ、よって、視野が確保される。
また、挿入部2は、ケース4に装着された装着状態を維持するロック部(図示せず)を有するのが好ましい。これにより、医療器具1の使用中に装着状態が不本意に(予期せず)解除されるのを防止することができ、よって、後述する撮像部11により撮像された画像を電子デバイス3の表示部32で確認し続けることができる。
挿入部2には、撮像部11と照射部12とが内蔵されている。
撮像部11は、挿入部2の先端部に配置された撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)111等を有し、挿入部2の挿入方向前方に位置する手術野およびその周辺の画像を撮像することができる。なお、CCD111は、挿入部2の長手方向に沿って移動可能に支持されていてもよい。
照射部12は、挿入部2の先端部にCCD111と並んで配置された発光素子である発光ダイオード121等を有し、挿入部2の挿入方向前方に位置する手術野およびその周辺に向かって光を照射することができる。これにより、手術野の画像を鮮明に撮像することができる。なお、発光ダイオード121は、挿入部2の長手方向に沿って移動可能に支持されていてもよい。
なお、撮像素子や発光素子は、挿入部2に設けられてるのに限定されず、例えば、電子デバイス3に設けられてもよい。撮像素子が電子デバイス3に設けられている場合には、光を撮像素子まで導く光ファイバが挿入部2に設けられてるのが好ましい。これと同様に、発光素子が電子デバイス3に設けられている場合には、光を挿入部2の先端部まで導く光ファイバが挿入部2に設けられてるのが好ましい。
図1に示すように、電子デバイス3は、挿入部2の基端側に配置されるスマートフォン30で構成されている。図2に示すように、電子デバイス3は、制御部31および表示部32を有し、表示部32、撮像部11および照射部12を操作する装置である。なお、電子デバイス3としては、本実施形態ではスマートフォン30を用いているが、これに限定されず、例えば、携帯電話等のような各種電子機器を用いてもよい。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)や各種メモリ等で構成されている。電子デバイス3は、コネクタ部33が、ケース4のコネクタ部44を介して、撮像部11のコネクタ部112と、照射部12のコネクタ部122とに電気的に接続される。これにより、制御部31は、撮像部11および照射部12の作動を制御することができる。また、制御部31は、表示部32と電気的に接続されており、表示部32の作動も制御することができる。なお、本実施形態では、コネクタ部33は、電子デバイス3の幅方向の中央部に配置されている。
表示部32は、例えば液晶画面を有し、この液晶画面を介して、撮像部11で撮像された画像を表示することができる。これにより、医療器具1の使用者は、手術を行う際、表示部32に表示された画像を確認することができ、よって、その手術を容易かつ円滑に行うことができる。
電子デバイス3は、ケース4に収納され、その状態で手術中使用される。以下、電子デバイス3がケース4に収納された状態を「収納状態」という。図1に示すように、ケース4は、扁平な箱状をなす本体部41と、本体部41に開閉可能に支持された蓋部42と、本体部41に固定して設けられたコネクタ部43と、本体部41の内側に配置された緩衝部44と、を有する。
本体部41は、長方形をなす底板411と、底板411の4つの辺からそれぞれ上方に向かって立設した側板412と、を有する。なお、底板411と各側板412とは、一体的に形成されているのが好ましい。また、本体部41は、箱体で構成されていれば、外形形状については特に限定されず、本実施形態のように扁平であってもよいし、それ以外の形状であってもよい。
4つの側板412には、側面視での大きさ(面積)が大なる側板412aおよび側板412bと、側板412aおよび側板412bよりも側面視での大きさ(面積)が小なる側板412cおよび側板412dと、がある。そして、側板412aと側板412bとが互いに対向し、側板412cと側板412dが互いに対向する。また、本体部41は、少なくとも側板412aおよび側板412bが透明性を有する。これにより、例えば、図1に示すように、収納状態で電子デバイス3の表示部32が側板412aに臨んだ場合、側板412aを介して、表示部32に表示された画像を視認することができる。また、収納状態で電子デバイス3の表示部32が側板412bに臨んだ場合でも、側板412bを介して、表示部32に表示された画像を視認することができる。このように、側板412aおよび側板412bは、表示部32に表示された画像を視認する際の窓部としても機能する。
なお、ケース4は、少なくとも側板412aおよび側板412bの内側の面(裏面)がそれぞれ曇り止め処理が施されているのが好ましい。これにより、医療器具1の使用中にケース4内の温度や湿度等の諸条件が変化しても、側板412aおよび側板412bが曇るのが防止され、よって、電子デバイス3の表示部32に表示された画像を容易に視認することができる。また、ケース4には、ケース4内の温度や湿度を調整する調整部としての調整弁または調整用コネクタが設けられていてもよい。
また、電子デバイス3の表示部32は、タッチパネル機能を有している。この場合、ケース4は、このタッチパネル機能に対応している。これにより、例えば側板412aまたは側板412bを介して表示部32を押圧操作することができる。
また、本体部41は、底板411と反対側が上方に向かって開口した開口部413となっている。この開口部413を介して、本体部41に対する電子デバイス3の出し入れを行うことができる。
蓋部42は、蓋部42を回動可能に支持する支持部45を介して、開口部413の縁部に連結されている。蓋部42は、板状をなし、支持部45により回動することにより、開口部413を開閉することができる。そして、開状態では、本体部41に対する電子デバイス3の出し入れが可能となり、閉状態では、本体部41と蓋部42との間の気密性が維持される。
図3に示すように、蓋部42の裏側、すなわち、閉状態で本体部41の内側に臨む部分には、パッキン46が固定されている。これにより、閉状態での本体部41と蓋部42との間の気密性(液密性)を維持することができる。
また、ケース4は、蓋部42の閉状態を維持するロック部(図示せず)を有する。これにより、後述する滅菌処理時に蓋部42が不本意に(予期せず)開状態となるのを防止して、ケース4の内側のコネクタ部43等を保護することができる。
本体部41および蓋部42の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリエステルのような各種樹脂が挙げられる。また、パッキン46の構成材料としては、特に限定されず、例えば、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料、または、ポリウレタン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等の弾性材料が挙げられる。
図1に示すように、本体部41に対し、蓋部42と反対側、すなわち、本体部41の底板411には、コネクタ部43が固定されている。底板411には、貫通孔414が形成されており、この貫通孔414にコネクタ部43が差し込まれている。また、コネクタ部43と、貫通孔414の縁部との間に封止するリング状のパッキン47が設けられている。なお、本実施形態では、コネクタ部43は、本体部41の幅方向の中央部に配置されている。
このコネクタ部43には、本体部41の内側からは、電子デバイス3のコネクタ部33が接続され、本体部41の外側からは、撮像部11のコネクタ部112と、照射部12のコネクタ部122とが接続される。これにより、収納状態としたとき、電子デバイス3の制御部31と、撮像部11および照射部12とを電気的に接続することができ、よって、撮像部11および照射部12を操作することができる。
なお、コネクタ部43の構成としては、特に限定されず、例えば、硬質のコネクタハウジング431と、コネクタハウジング431内に配置された複数の端子(図示せず)と、を有する構成とすることができる。
図4に示すように、本体部41の内側には、緩衝部44が配置されている。緩衝部44は、弾性(クッション性)、すなわち、柔軟性を有する多孔質体で構成されており、その材料としては、特に限定されず、例えば、シリコーンを含有する材料等を用いることができる。
緩衝部44は、本体部41の側板412aに固定された板状の第1部分48aと、本体部41の側板412bに固定された板状の第2部分48bと、本体部41の側板412cに固定された板状の第3部分48cと、本体部41の側板412dに固定された板状の第4部分48dと、を有する。また、第1部分48aおよび第2部分48bには、それぞれ、その厚さ方向に貫通する開口部481が形成されている。これにより、収納状態で電子デバイス3の表示部32がいずれかの開口部481に臨むこととなり、よって、使用者は、開口部481に臨んだ表示部32をケース4越しに視認することができる。
また、第1部分48a〜第4部分48dは、それぞれ、その上部、すなわち、開口部413側に、ケース4に対する電子デバイス3の挿入方向に対して傾斜した傾斜面482を有する。これにより、電子デバイス3をケース4に挿入する(収納する)際、電子デバイス3が各傾斜面482に案内されて、その挿入を円滑に行うことができる。このように各傾斜面482は、電子デバイス3をケース4に導入する際の導入部として機能する。
また、第1部分48aと、第2部分48bとの弾性率が同じであり、第3部分48cと、第4部分48dとの弾性率が同じである。これにより、図6、図8に示すように、収納状態とする際、電子デバイス3の大きさに関わらず、電子デバイス3のコネクタ部33をケース4のコネクタ部43に向かって案内することができる。そして、図7、図9に示すように、収納状態では、電子デバイス3の大きさに関わらず、電子デバイス3の位置が一定に規制され、よって、電子デバイス3のコネクタ部33と、ケース4のコネクタ部43との接続が維持される。このように第1部分48a〜第4部分48dは、すなわち、緩衝部44は、電子デバイス3のコネクタ部33をケース4のコネクタ部43に向かって案内する案内部として機能するとともに、収納状態で電子デバイス3の位置を規制する規制部として機能する。
ところで、医療器具1を手術で使用する際には、その使用に先行して、医療器具1に滅菌処理を施す必要がある。この場合、まず、挿入部2とケース4とを接続して組立状態とする。このとき、ケース4は、未だ電子デバイス3が収納されていない。次に、蓋部42を閉状態として、挿入部2とケース4とに対し滅菌処理を施す。滅菌処理としては、特に限定されず、例えば、オートクレーブ滅菌(AC滅菌)、エチレンオキサイドガス滅菌(EOG滅菌)等が挙げられる。次に、開状態としたケース4に電子デバイス3を収納してから、このケース4を再度閉状態とする。これにより、不潔野(ケース4の内側および電子デバイス3)を清潔野から分けることができ、そのまま医療器具1を手術で使用することができる。
以上のように、滅菌処理を施す際には、ケース4を閉状態として行うことができ、よって、ケース4内のコネクタ部43等の電気部品を滅菌環境から保護することができる。また、電子デバイス3が未だケース4に収納されていない状態で滅菌処理を施すことにより、電子デバイス3が滅菌環境にさらされるのが防止され、よって、電気部品である電子デバイス3を滅菌環境から保護することができる。このように医療器具1では、例えば電子デバイス3が防水構造を有していない場合でも、滅菌処理を迅速かつ容易に行うことができる。
<第2実施形態>
図10は、図1は、本発明の医療器具を筋鈎に適用した場合の第2実施形態を示す側面図である。図11は、図10に示す状態から医療器具が備えるケースのコネクタ部を変形させた状態を示す側面図である。
以下、これらの図を参照して本発明の医療器具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、コネクタ部の構成(形状)が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10、図11に示すように、コネクタ部43は、可撓性を有する長尺体で構成されており、その長手方向の途中を湾曲変形させることができる。これにより、収納状態で、挿入部2に対する電子デバイス3の姿勢、すなわち、表示部32の向きを変更することができる。例えば医療器具1を使用して手術を行う使用者と、その補助を行う補助者とがいる場合、補助者が表示部32の向きを変更して、使用者にとっての表示部32の視認を容易にさせることができる。
コネクタ部43の構成としては、特に限定されず、例えば、弾性を有するチューブ432と、チューブ432内に配置された複数のケーブル端子(図示せず)と、を有する構成とすることができる。また、チューブ432には、例えば、金属材料で構成された線状をなす芯材(図示せず)が埋設されているのが好ましい。これにより、コネクタ部43は、湾曲変形した際、その変形状態を維持する程度に剛性を有する。この場合、例えば、補助者が医療器具1から手を放しても、補助者によって表示部32の向きが変更された状態が維持される。
<第3実施形態>
図12は、本発明の医療器具を筋鈎に適用した場合の第3実施形態を示す分解斜視図分解斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の医療器具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、スマートフォンの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図12に示すように、電子デバイス3であるスマートフォン30は、その両面にそれぞれ表示部32を有する。これにより、例えば医療器具1を使用して手術を行う使用者と、その補助を行う補助者とがいる場合、収納状態で、これら2つの表示部32に表示される画像のうち、一方の画像を使用者が視認して、他方の画像を補助者が視認することができる。
また、電子デバイス3は、これら2つの表示部32に表示される画像に対して、左右を反転させる補正や、上下を反転させる補正を行うことができる。これにより、各画像を介して視認される手術野の状態を正確に把握することができる。
以上、本発明の医療器具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、医療器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の医療器具は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明の医療器具は、前記各実施形態では筋鈎に適用しているが、これに限定されず、例えば、内視鏡や喉頭鏡等にも適用することもできる。
また、本発明の医療器具は、前記各実施形態ではケースに電子デバイスが収納されていない状態で滅菌処理が施されるが、これに限定されず、収納状態で滅菌処理を施すこともできる。
また、電子デバイスの表示部がタッチパネル機能を有し、この表示部の他に、電子デバイスが操作ボタンを有する場合、ケースは、この操作ボタンを、例えば側板を介して押圧操作可能に構成されている。このような構成としては、特に限定されず、例えば、側板に、操作ボタンを押圧操作するための押圧部が設けられているのが好ましい。
また、電子デバイスの表示部が3次元画像を表示可能な場合、医療器具を使用する際には、その使用者は、3次元画像を視認するための眼鏡を装着することができる。
1 医療器具
2 挿入部
21 屈曲部
22 溝
3 電子デバイス
30 スマートフォン
31 制御部
32 表示部
33 コネクタ部
4 ケース
41 本体部
411 底板
412 側板
412a 側板
412b 側板
412c 側板
412d 側板
413 開口部
414 貫通孔
42 蓋部
43 コネクタ部
431 コネクタハウジング
432 チューブ
44 緩衝部
45 支持部
46 パッキン
47 パッキン
48a 第1部分
48b 第2部分
48c 第3部分
48d 第4部分
481 開口部
11 撮像部
111 CCD
112 コネクタ部
12 照射部
121 発光ダイオード
122 コネクタ
13 チューブ
21 全長
θ21 屈曲角度

Claims (8)

  1. 長尺状をなし、その長手方向の先端側の途中から屈曲または湾曲した屈曲部を有し、生体内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の挿入方向の画像を撮像する撮像部と、
    前記挿入方向に向かって光を照射する照射部と、
    前記挿入部の基端側に配置され、前記撮像部により撮像された画像を表示する表示部と、前記表示部、前記撮像部および前記照射部の作動を制御する制御部と、を有し、前記表示部、前記撮像部および前記照射部を操作する電子デバイスを収納するケースと、を備え、
    前記ケースは、箱状をなす本体部と、
    前記本体部に開閉可能に支持され、開状態で前記本体部に対する前記電子デバイスの出し入れを可能とし、前記閉状態で前記本体部との間の気密性を維持する蓋部と、
    前記本体部に設けられ、該本体部に前記電子デバイスが収納された収納状態で、前記制御部と、前記撮像部および前記照射部とを電気的に接続するコネクタ部と、有することを特徴とする医療器具。
  2. 前記閉状態で滅菌処理が施される請求項1に記載の医療器具。
  3. 前記滅菌処理が施されるときには、前記電子デバイスが未だ前記ケースに収納されていない状態となっている請求項2に記載の医療器具。
  4. 前記コネクタ部は、前記本体部に対し、前記蓋部と反対側に配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療器具。
  5. 前記コネクタ部は、可撓性を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療器具。
  6. 前記ケースは、前記収納状態の前記電子デバイスの位置を規制する規制部を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療器具。
  7. 前記ケースは、前記収納状態とする際、前記電子デバイスの前記コネクタ部に接続される部分を前記コネクタ部に案内する案内部を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療器具。
  8. 前記屈曲部の全長は、100mm以上である請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療器具。

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JP2007117114A (ja) * 2005-10-24 2007-05-17 Pentax Corp 挿管支援装置
JP2010517704A (ja) * 2007-02-09 2010-05-27 スケルタル ダイナミクス エルエルシー 体内手術装置および体内手術方法

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