JP2020170682A - スイッチ装置 - Google Patents

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和希 桑原
Kazuki Kuwahara
和希 桑原
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Abstract

【課題】押し操作時の操作感を高めることが可能なスイッチ装置を提供する。【解決手段】スイッチ装置1は、開口20を有する筐体2と、開口20を覆う可撓性を有するカバー部材3と、カバー部材3の外面3aが押圧されることに応動して筐体2内で移動するプッシュノブ4と、プッシュノブ4の移動を電気的に検知するスイッチ5と、カバー部材3の外面3aが押圧される方向に沿ってプッシュノブ4と並んで配置されたラバードーム6とを備える。カバー部材3が押圧されていない場合、プッシュノブ4がラバードーム6の復元力を受けてカバー部材3の内面3bに接する。【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチ装置に関する。
従来、機器等に設けられて使用者が押し操作するスイッチ装置には、表面が可撓性を有するカバー部材に覆われ、このカバー部材の内部に設けられた機構によって使用者の押し操作を検知するものがある。このようなスイッチ装置は、カバー部材に絵柄や文字などの加飾を施すことができるので、意匠性が高まると共に、使用者による押し間違い等の操作ミスを防ぐことも可能となる。また、表面がカバー部材に覆われていることから、防水性にも優れている。
特許文献1には、水使用機器である炊飯器の操作部に、部分的に加飾を施した透明フィルム層と透明材料層と有色材料層を一体に形成した3層からなるパネルを有し、このパネルに覆われた部分にスイッチ及びキーが配置されている。パネルは、透明材料層及び有色材料層が一部において開口しており、この開口が透明フィルム層によって覆われている。キーは、この開口内に配置され、透明フィルム層の内面に隙間を介して対向している。開口を覆う部分の透明フィルム層は、外方に向かって凸状となっており、使用者がこの部分を押し操作すると透明フィルム層が撓んで隙間が詰まり、キーがスイッチに向かって移動する。これによりスイッチがオン状態となる。
特開2005−80684号公報(段落[0024]−[0029]、図5参照)
表面がカバー部材に覆われたスイッチ装置では、カバー部材と内部の機構との間に隙間があると、使用者がカバー部材に触れたときに、カバー部材が浮いている感覚を与えてしまう。例えば特許文献1に記載のものでは、透明フィルム層とキーとの間に隙間があるので、この隙間が詰まるまでの間は透明フィルム層の変形に伴う反力だけが使用者の手指に作用し、隙間が詰まったときに底付き感が出てしまう。これにより、良好な操作感が得られないおそれがある。
そこで、本発明は、押し操作時の操作感を高めることが可能なスイッチ装置を提供することを目的とする。
[1]本発明は、上記目的を達成するために、開口を有する筐体と、前記開口を覆う可撓性を有するカバー部材と、前記カバー部材の外面が押圧されることに応動して前記筐体内で移動する移動部材と、前記移動部材の移動を電気的に検知する検知部と、前記カバー部材の前記外面が押圧される方向に沿って前記移動部材と並んで配置された弾性部材とを備え、前記カバー部材が押圧されていない場合、前記移動部材及び前記弾性部材の何れかの部材が前記カバー部材の内面に接している、スイッチ装置を提供する。
[2]前記弾性部材は、その復元力により前記移動部材を前記カバー部材の前記内面に向かって付勢しており、前記移動部材が前記カバー部材の前記内面に接している、上記[1]に記載のスイッチ装置であってもよい。
[3]前記弾性部材は、前記移動部材の移動量に応じた圧縮量と前記復元力の大きさとの変化を示す復元力特性が、前記移動量が大きくなるに連れて前記復元力が極大値に向かって徐々に大きくなる第1勾配部と、前記極大値から極小値に向かって徐々に小さくなる第2勾配部とを有し、前記カバー部材が押圧されていないとき、前記第1勾配部における前記極大値よりも小さな復元力が前記カバー部材の内面に作用する、上記[2]に記載のスイッチ装置であってもよい。
[4]可視光を発する発光素子をさらに備え、前記移動部材は、前記発光素子の発光光の少なくとも一部を透過させる透光性を有し、前記移動部材に接する前記カバー部材の前記内面が、前記移動部材を透過した前記発光光により照射される、上記[2]又は[3]に記載のスイッチ装置であってもよい。
[5]前記弾性部材は、前記移動部材と前記カバー部材との間に配置され、その一方の面が前記カバー部材の前記内面に接すると共に、他方の面が前記移動部材に接している、上記[1]に記載のスイッチ装置であってもよい。
本発明に係るスイッチ装置によれば、押し操作時の操作感を高めることが可能となる。
図1は、スイッチ装置の外観を示す外観斜視図である。 図2(a)は、カバー部材を取り外してスイッチ装置の内部を示す構成図である。図2(b)は、図1のA−A線断面図である。 図3は、スイッチ装置の筐体を構成する内枠、一対のプッシュノブ、及びラバードームを示す斜視図である。 図4(a)〜(d)は、ラバードームの変形状態をスイッチと共に示す説明図である。 図5は、ラバードームの圧縮量と復元力との関係を示す復元力特性のグラフである。 図6(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチ装置の筐体内の構成を示す構成図である。図6(b)は、第2の実施の形態に係るスイッチ装置の断面図である。 図7(a)は、本発明の第3の実施の形態に係るスイッチ装置の筐体内の構成を示す構成図である。図7(b)は、第3の実施の形態に係るスイッチ装置の断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置について、図1乃至図5を参照して説明する。
図1は、スイッチ装置1の外観を示す外観斜視図である。図2(a)は、カバー部材3を取り外してスイッチ装置1の内部を示す構成図である。図2(b)は、図1のA−A線断面図である。図3は、スイッチ装置1の筐体2を構成する内枠202、一対のプッシュノブ4、及びラバードーム6を示す斜視図である。図4(a)〜(d)は、ラバードーム6の変形状態をスイッチ5と共に示す説明図である。
このスイッチ装置1は、開口20を有する筐体2と、筐体2の開口20を覆うカバー部材3と、カバー部材3の外面3aが押圧されることに応動して筐体2内で移動する移動部材としてのプッシュノブ4と、プッシュノブ4の移動を電気的に検知する検知部としてのスイッチ5と、カバー部材3の外面3aが押圧される方向に沿ってプッシュノブ4と並んで配置された弾性部材としてのラバードーム6と、スイッチ5が搭載された基板7とを備えている。本実施の形態では、スイッチ装置1が二つのプッシュノブ4、スイッチ5、及びラバードーム6を備えている。
なお、以下の説明では、便宜上、図2(b)における図面上方を上側とし、図面下方を下側として説明するが、この上側及び下側はスイッチ装置1の取り付け方向を限定するものではない。
スイッチ装置1は、例えば車両の車室内に配置され、運転者が例えば車室内の設定温度を上げ下げする際にカバー部材3の外面3aを押し操作する。カバー部材3の外面3aは意匠面であり、二つのプッシュノブ4にそれぞれ対応する位置に第1及び第2のマークM,Mが施されている。カバー部材3は、可撓性を有するフィルム状の樹脂であり、第1のマークMが施された部分の外面3aが押し操作された場合には一方のプッシュノブ4が押圧され、第2のマークMが施された部分の外面3aが押し操作された場合には他方のプッシュノブ4が押圧される。
筐体2は、樹脂製の外枠201及び内枠202からなり、内枠202が外枠201の内側に嵌合固定されている。内枠202には、二つのプッシュノブ4をそれぞれ収容する第1収容部21及び第2収容部22が設けられており、第1収容部21と第2収容部22とが区画壁23によって区画されている。第1収容部21及び第2収容部22は、内枠202を上下に貫通して設けられており、第1収容部21及び第2収容部22の下側が基板7によって閉塞されている。基板7は、例えばガラスエポキシ等の誘電体の表面に配線パターンが形成された平板状のソリッド基板である。
カバー部材3は、第1及び第2のマークM,Mが施された外面3aを有する平板状のパネル部31と、パネル部31の外縁からパネル部31に対して垂直な方向に突出して形成された周壁部32とを一体に有している。周壁部32の内周面32aは、外枠201の外周面201aに接着されている。第1収容部21の上側開口210ならびに第2収容部22の上側開口220は、それぞれが筐体2の開口20であり、カバー部材3のパネル部31によって覆われている。パネル部31における外面3aとは反対側の内面3bは、二つのプッシュノブ4のそれぞれの上面4aに対向している。
プッシュノブ4は、例えば射出成型された樹脂からなり、パネル部31の内面3bに対向する上面4aを有する四角形状の上板部41と、上板部41における下面4bの中心部から基板7に向かって延びる円柱状の軸部42と、軸部42を囲むように上板部41の外縁から下面4bに対して垂直に延びる側壁部43とを一体に有している。側壁部43には、一対の貫通孔430が軸部42を挟む位置に設けられている。また、側壁部43には、その外面43aから突出して複数の突片431が設けられている。なお、上板部41の形状は、四角形状に限らず、例えば円形状であってもよい。この場合、側壁部43は円筒状に形成される。
筐体2の内枠202には、プッシュノブ4の貫通孔430にそれぞれ係合する複数の係合突起24が設けられている。本実施の形態では、第1収容部21の内面21aから突出して二つの係合突起24が設けられ、第2収容部22の内面22aから突出して二つの係合突起24が設けられている。第1収容部21の内面21aは、第1収容部21に収容されるプッシュノブ4の側壁部43の外面43aに隙間を介して対向し、第1収容部22の内面22aは、第2収容部22に収容されるプッシュノブ4の側壁部43の外面43aに隙間を介して対向している。
複数の係合突起24は、カバー部材3を筐体2に取り付ける前の状態において、プッシュノブ4が第1収容部21及び第2収容部22から脱落しないように抜け止めしている。二つのプッシュノブ4は、筐体2の開口20から第1収容部21及び第2収容部22にそれぞれ収容され、筐体2及びプッシュノブ4が弾性変形して係合突起24が貫通孔430に係合する。係合突起24の下面24aは、貫通孔430の内面430aに向かい合っているが、カバー部材3が筐体2に取り付けられた状態では係合突起24の下面24aと貫通孔430の内面430aとの間に隙間が形成され、プッシュノブ4のカバー部材3側への移動が係合突起24によって規制されないようになっている。
また、筐体2の内枠202には、カバー部材3の外面3aが押圧された際のプッシュノブ4の動きをガイドする複数のガイド部25が設けられている。それぞれのガイド部25は、プッシュノブ4の突片431を挟んで互いに平行に延びる一対のレール251からなる。第1収容部21に収容されるプッシュノブ4をガイドするガイド部25は、第1収容部21の内面21aに突設されており、第2収容部22に収容されるプッシュノブ4をガイドするガイド部25は、第2収容部22の内面22aに突設されている。
カバー部材3の外面3aが押圧されると、パネル部31が弾性的に変形し、突片431がガイド部25を摺動しながらプッシュノブ4が基板7に向かって移動する。なお、本実施の形態では、第1収容部21及び第2収容部22にそれぞれ二つのガイド部25が設けられているが、ガイド部25の数はこれに限らず、適宜の数のガイド部25を筐体2に設けることができる。
ラバードーム6は、合成ゴムからなり、基板7に接する環状の基部61と、基部61の上側に設けられた大径円筒部62と、大径円筒部62のさらに上側に設けられた小径円筒部64と、大径円筒部62と小径円筒部64との間の円環部63と、小径円筒部64の上側の端部を閉塞する円形の蓋部65と、蓋部65の中心部から基板7に向かって延びる心棒66とを一体に有している。蓋部65の上面65aは、プッシュノブ4の軸部42の先端面42aに接している。基部61の内側には、スイッチ5が配置されている。
スイッチ5は、図4に示すように、基板7に固定されたスイッチケース51と、スイッチケース51から一部が突出した可動部52とを有し、ラバードーム6の心棒66と基板7との間に配置されている。スイッチケース51内には、図示しない一対の接点が収容されている。プッシュノブ4が基板7に向かって移動すると、プッシュノブ4の軸部42に押圧されてラバードーム6が弾性変形し、ラバードーム6の心棒66が可動部52を押圧する。そして、可動部52がスイッチケース51内に押し込まれると、一対の接点が接触してスイッチ5がオン状態となる。これにより、プッシュノブ4の移動が電気的に検知される。
図4(a)では、ラバードーム6が押圧されていない自然状態を示している。この自然状態では、ラバードーム6の心棒66とスイッチ5の可動部52との間に隙間が形成されている。図4(b)では、ラバードーム6の心棒66がスイッチ5の可動部52に接触した状態を示している。ラバードーム6の蓋部65がプッシュノブ4の軸部42に押圧されると、主として円環部63が変形してラバードーム6が圧縮され、心棒66が可動部52に接触する。この状態からさらに蓋部65が押圧されると、図4(c)に示すように大径円筒部62が座屈して心棒66が下方に移動し、可動部52が半押しされる。そして、この状態からさらに蓋部65が押圧されると、図4(d)に示すように小径円筒部64が座屈して心棒66がさらに下方に移動し、可動部52が全押しされてスイッチ5がオン状態となる。
図5は、ラバードーム6の圧縮量と復元力との関係を示す復元力特性のグラフである。ラバードーム6が押圧されていない自然状態では、圧縮量及び復元力が共にゼロである。この自然状態から圧縮量が増加すると、復元力が徐々に大きくなり、圧縮量がL2に達すると復元力が極大値P2となる。圧縮量がL2からさらに増加すると、復元力が徐々に小さくなり、圧縮量がL3に達すると復元力が極小値P3となる。そして、圧縮量がL3からさらに増加すると、復元力が極大値P2を超えて大きくなる。すなわち、ラバードーム6の復元力特性は、プッシュノブ4の移動量が大きくなるに連れて復元力が極大値P2に向かって徐々に大きくなる第1勾配部S1と、極大値P2から極小値P3に向かって徐々に小さくなる第2勾配部S2と、極小値P3から極大値P2を超えて大きくなる第3勾配部S3とを有している。
ラバードーム6は、圧縮量がL2のときに心棒66がスイッチ5の可動部52に接触し、圧縮量がL3のときに心棒66がスイッチ5の可動部52をスイッチケース51に押し込んでスイッチ5がオン状態となる。これにより、スイッチ装置1を操作する運転者等の使用者がカバー部材3の外面3aを押し操作したときにクリック感を感じることができ、スイッチ5がオン状態となったことを触覚によって明確に認識することができる。
カバー部材3が押圧されていない場合には、ラバードーム6の復元力がカバー部材3の内面3bに作用する。本実施の形態では、ラバードーム6がその復元力によりプッシュノブ4をカバー部材3の内面3bに向かって付勢しており、プッシュノブ4の上面4aがカバー部材3の内面3bに常に接している。これにより、カバー部材3が押圧されていない場合でも、プッシュノブ4とカバー部材3との間に隙間ができないようにされている。
カバー部材3が押圧されていないときには、第1勾配部S1における極大値P2よりも小さな復元力がカバー部材3の内面3bに作用する。具体的には、カバー部材3が押圧されていないときのラバードーム6の圧縮量が図5のグラフの横軸に示すL1であり、この圧縮量に対応する復元力P1がプッシュノブ4を介してカバー部材3の内面3bに作用する。L1はL2よりも小さな値であり、L1の圧縮量に対応する復元力P1は、極大値P2よりも小さく、極小値P3よりもさらに小さい。この復元力P1は、カバー部材3のパネル部31を外面3a側に膨出させない程度の小さな力であり、例えば0.3N未満である。
(第1の実施の形態の効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、カバー部材3が押圧されていない場合でもカバー部材3の内面3b側に隙間が形成されないので、使用者がカバー部材3の外面3aに触れたときに、カバー部材3が浮いている感覚を使用者に与えない。これにより、使用者に良好な操作感を与えることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について、図6を参照して説明する。図6(a)は、第2の実施の形態に係るスイッチ装置1Aの筐体2内の構成を示す構成図である。図6(b)は、スイッチ装置1Aの断面図である。
第2の実施の形態に係るスイッチ装置1Aは、第1の実施の形態に係るスイッチ装置1のプッシュノブ4に替えて透光性を有する材料で形成されたプッシュノブ4Aを備え、さらに第1及び第2の発光素子81,82を追加したものである。プッシュノブ4Aの材料としては、高い透光性を有するポリカーボネートを好適に用いることができるが、無着色のABS樹脂(Acrylonitrile Butadiene Styrene)を用いてもよい。プッシュノブ4Aは、第1の実施の形態に係るスイッチ装置1のプッシュノブ4と同様に、上板部41と、軸部42と、側壁部43とを一体に有している。図7(a)及び(b)において、第1の実施の形態に係るスイッチ装置1について説明したものと共通する構成要素については、図2等に付した符号と同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第1及び第2の発光素子81,82は、例えば発光ダイオードであり、可視光を発する。第1の発光素子81は、第1収容部21における基板7上に実装され、第2の発光素子82は、第2収容部22における基板7上に実装されている。第1及び第2の発光素子81,82は、ラバードーム6と並んでプッシュノブ4Aの側壁部43に囲まれた範囲に実装されている。このため、プッシュノブ4Aは、上板部41及び側壁部43が第1の実施の形態に係るプッシュノブ4よりも大きく形成されている。ただし、第1及び第2の発光素子81,82の位置はこれに限らず、第1収容部21及び第2収容部22内の任意の位置に第1及び第2の発光素子81,82を配置することができる。
プッシュノブ4Aは、第1及び第2の発光素子81,82が発する発光光の少なくとも一部を透過させる透光性を有している。第1収容部21に収容されたプッシュノブ4Aの上面4aに接するカバー部材3の内面3bは、当該プッシュノブ4Aを透過した第1の発光素子81の発光光により照射される。また、第2収容部21に収容されたプッシュノブ4Aの上面4aに接するカバー部材3の内面3bは、当該プッシュノブ4Aを透過した第2の発光素子82の発光光により照射される。
また、本実施の形態では、プッシュノブ4Aが接する部分のカバー部材3のパネル部31に図1に示すものと同様の第1及び第2のマークM,Mが施されており、第1及び第2のマークM,Mが施された部分以外のパネル部31には遮光性の着色が施され、第1及び第2のマークM,Mの部分には半透明の着色が施されている。これにより、第1の発光素子81の発光光が第1のマークMが施された部分から外部に放射され、第2の発光素子82の発光光が第2のマークMが施された部分から外部に放射される。
(第2の実施の形態の効果)
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、プッシュノブ4Aが透光性を有し、さらに第1及び第2の発光素子81,82を備えているので、例えば暗い室内でも第1及び第2のマークM,Mを容易に視認可能である。また、プッシュノブ4Aの上面4aがカバー部材3の内面3bに接しているので、カバー部材3の内面3bでの光の反射が抑えられ、外部から見た場合の第1及び第2のマークM,Mの明るさを高めることができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について、図7を参照して説明する。図7(a)は、第3の実施の形態に係るスイッチ装置1Bの筐体2内の構成を示す構成図である。図7(b)は、スイッチ装置1Bの断面図である。
第3の実施の形態に係るスイッチ装置1Bは、第1の実施の形態に係るスイッチ装置1と同様に、筐体2と、筐体2の開口20を覆うカバー部材3と、カバー部材3の外面3aが押圧されることにより移動する二つのプッシュノブ4と、プッシュノブ4の移動を検知するスイッチ5と、プッシュノブ4を付勢するラバードーム6と、スイッチ5が搭載された基板7とを備えている。図6(a)及び(b)において、第1の実施の形態に係るスイッチ装置1について説明したものと共通する構成要素については、図2等に付した符号と同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第1の実施の形態にスイッチ装置1では、カバー部材3の内面3bに接する部材がプッシュノブ4であったが、第3の実施の形態に係るスイッチ装置1Bは、プッシュノブ4とカバー部材3との間に配置された板状のウレタンシート9を有しており、このウレタンシート9がカバー部材3の内面3bに接している。ウレタンシート9は、多孔質の弾性部材であり、一方の面9aがカバー部材3の内面3bに接しており、他方の面9bがプッシュノブ4の上面4aに接している。
ウレタンシート9は、カバー部材3とプッシュノブ4との間に挟まれて厚さ方向に僅かに圧縮されており、一方の面9aがカバー部材3の内面3bに弾接(弾性的に接触)している。カバー部材3の外面3aが押圧されていないとき、ウレタンシート9の復元力がカバー部材3の内面3bに作用する。
プッシュノブ4は、第1の実施の形態と同様、ラバードーム6の復元力によってカバー部材3側に付勢されているが、プッシュノブ4のカバー部材3側への移動は、係合突起24の下面24aが貫通孔430の内面430aに当接することによって規制されている。
なお、本実施の形態では、スイッチ装置1Bが単一のウレタンシート9を有し、このウレタンシート9が第1収容部21の上側開口210ならびに第2収容部22の上側開口220を覆っているが、第1収容部21及び第2収容部22のそれぞれに対応するように、スイッチ装置1Bが複数のウレタンシートを有していてもよい。また、カバー部材3とプッシュノブ4との間に配置される弾性部材は、ウレタンシート以外の弾性部材、例えばジェル状の弾性部材やゴムシート等であってもよい。
本実施の形態によれば、プッシュノブ4とカバー部材3との間に配置されたウレタンシート9により、カバー部材3の内面3b側に隙間が形成されないので、第1の実施の形態と同様、使用者がカバー部材3の外面3aに触れたときにカバー部材3が浮いている感覚を使用者に与えない。これにより、使用者に良好な操作感を与えることができる。
以上、本発明の第1乃至第3の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。
また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,1A,1B…スイッチ装置、2…筐体(移動部材)、20…開口、201…外枠、201a…外周面、202…内枠、21…第1収容部、210…上側開口、21a…内面、22…第2収容部、220…上側開口、22a…内面、23…区画壁、24…係合突起、25…ガイド部、251…レール、3…カバー部材、31…パネル部、32…周壁部、32a…内周面、3a…外面、3b…内面、4…プッシュノブ、41…上板部、42…軸部、42a…先端面、43…側壁部、430…貫通孔、431…突片、43a…外面、4a…上面、4b…下面、5…スイッチ(検知部)、51…スイッチケース、52…可動部、6…ラバードーム(弾性部材)、61…基部、62…大径円筒部、63…円環部、64…小径円筒部、65…蓋部、65a…上面、66…心棒、7…基板、81…第1の発光素子、82…第2の発光素子、9…ウレタンシート、9a…一方の面、9b…他方の面、M…第1のマーク、M…第2のマーク、P2…極大値、P3…極小値、S1…第1勾配部、S2…第2勾配部、S3…第3勾配部

Claims (5)

  1. 開口を有する筐体と、
    前記開口を覆う可撓性を有するカバー部材と、
    前記カバー部材の外面が押圧されることに応動して前記筐体内で移動する移動部材と、
    前記移動部材の移動を電気的に検知する検知部と、
    前記カバー部材の前記外面が押圧される方向に沿って前記移動部材と並んで配置された弾性部材とを備え、
    前記カバー部材が押圧されていない場合、前記移動部材及び前記弾性部材の何れかの部材が前記カバー部材の内面に接している、
    スイッチ装置。
  2. 前記弾性部材は、その復元力により前記移動部材を前記カバー部材の前記内面に向かって付勢しており、
    前記移動部材が前記カバー部材の前記内面に接している、
    請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記弾性部材は、前記移動部材の移動量に応じた圧縮量と前記復元力の大きさとの変化を示す復元力特性が、前記移動量が大きくなるに連れて前記復元力が極大値に向かって徐々に大きくなる第1勾配部と、前記極大値から極小値に向かって徐々に小さくなる第2勾配部とを有し、
    前記カバー部材が押圧されていないとき、前記第1勾配部における前記極大値よりも小さな復元力が前記カバー部材の内面に作用する、
    請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 可視光を発する発光素子をさらに備え、
    前記移動部材は、前記発光素子の発光光の少なくとも一部を透過させる透光性を有し、
    前記移動部材に接する前記カバー部材の前記内面が、前記移動部材を透過した前記発光光により照射される、
    請求項2又は3に記載のスイッチ装置。
  5. 前記弾性部材は、前記移動部材と前記カバー部材との間に配置され、その一方の面が前記カバー部材の前記内面に接すると共に、他方の面が前記移動部材に接している、
    請求項1に記載のスイッチ装置。
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JP7460505B2 (ja) 2020-10-27 2024-04-02 アストロデザイン株式会社 押しボタンスイッチおよびそれを備えた電子機器

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