JP2020166419A - 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム Download PDF

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順平 野口
智衣 杉原
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智衣 杉原
雄太 高田
Yuta Takada
雄太 高田
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龍馬 田口
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Abstract

【課題】自走駐車を行う際の操作を簡潔にすることができる車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】車両制御装置は、車両の周辺環境を認識する認識部と、前記認識部の認識結果に基づいて前記車両の速度制御および操舵制御を行い、前記車両を走行させる運転制御部と、ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による前記走行の開始指示を受け付ける受付部と、前記開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させる報知制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムに関する。
近年、車両を自動的に制御することについて研究が進められている。この技術を利用した自動バレーパーキングにおいて、従来、運転手が車に対して自走駐車開始操作を行い、車両が自走駐車開始指令を受けたときに、車両がロック操作を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−197444号公報
しかしながら、上記の従来の技術では、自走駐車を行う際の操作を運転者が行う場合に、その操作が煩雑となる場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、自走駐車を行う際の操作を簡潔にすることができる車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る車両制御装置は、車両の周辺環境を認識する認識部と、前記認識部の認識結果に基づいて前記車両の速度制御および操舵制御を行い、前記車両を走行させる運転制御部と、ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による前記走行の開始指示を受け付ける受付部と、前記開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させる報知制御部と、を備える車両制御装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記報知情報は、前記走行を開始する情報である。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記報知制御部は、報知音によって、前記報知情報を前記報知部に報知させるものである。
(4):上記(3)の態様において、前記車両は、前記車両の周囲に向けて接近警報音を出力する接近警報装置を備え、前記報知制御部は、前記報知音として、前記接近警報音を前記接近警報装置に出力させるものである。
(5):上記(3)の態様において、前記車両は、内燃機関を備え、前記報知部は、前記内燃機関であり、前記報知制御部は、前記内燃機関を始動させるものである。
(6):上記(1)または(2)の態様において、前記車両が走行を開始した後の駐車の可否の情報を取得する取得部を備え、前記報知制御部は、前記車両が走行を開始した後の駐車が不可であるときに、駐車不可の情報を前記報知部に報知させるものである。
(7):上記(6)の態様において、電子キーの操作により送信される操作情報に基づいて、前記車両に設けられたドアのロックおよびアンロックが可能であり、前記電子キーの持出禁止条件を満たすときに前記電子キーが前記車両から所定距離以上離れた場合に持出警報音を発する持出警報装置を備え、前記報知制御部は、報知音として、前記持出警報音を前記持出警報装置に出力させるものである。
(8):上記(1)または(2)の態様において、前記報知部は、前記車両の一部であり、前記報知制御部は、前記車両の一部を動作させて、前記報知情報を前記報知部に報知させるものである。
(9):上記(8)の態様において、前記報知部は、前記車両に設けられた発光部であり、前記車両の一部の動作は、前記発光部の点灯または消灯である。
(10):上記(9)の態様において、前記発光部はライトであり、前記車両の一部の動作は、前記ライトの常時点灯である。
(11):上記(9)の態様において、前記発光部は、前記車両に設けられた方向指示器であり、前記車両の一部の動作は、前記方向指示器の点滅である。
(12):上記(9)の態様において、前記発光部は、前記車両のドアが閉鎖したときに、前記車両の運転席の足元を照らす足元灯であり、前記車両の一部の動作は、前記足元灯の消灯である。
(13):上記(8)の態様において、前記報知部は、前記車両に設けられた操舵輪であり、前記車両の一部の動作は、前記操舵輪の転舵である。
(14):上記(13)の態様において、前記報知制御部は、前記ユーザが前記操舵輪を視認可能である場合に、前記操舵輪を転舵させるものである。
(15):上記(1)または(2)の態様において、前記報知制御部は、前記報知情報を、報知音及び前記車両の一部の動作によって報知する機能を備え、前記車両の周辺環境に応じて、前記報知情報を、報知音及び前記車両の一部を動作のいずれか一方または両方により前記報知部に報知させるものである。
(16):上記(15)の態様において、前記報知制御部は、前記車両の周辺が混雑している場合に、前記報知情報を、報知音及び前記車両の一部の動作の両方により前記報知部に報知させるものである。
(17):上記(1)から(16)のうちいずれかの態様において、電子キーの操作により送信される操作情報に基づいて、前記車両に設けられたドアのロックおよびアンロックが可能であり、前記運転制御部は、前記車両の乗員が乗降する乗降エリアに面し、前記車両が停止する停止エリアまたは前記操作情報の受信可能エリアを移動する前記車両に設けられたドアがアンロックされた場合に、前記車両の移動を中止するものである。
(18):この発明の一態様に係る車両制御方法は、コンピュータが、車両の周辺環境を認識し、前記車両の周辺環境の認識結果に基づいて前記車両の速度制御および操舵制御を行い、前記車両を走行させ、ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による前記走行の開始指示を受け付け、前記開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させる車両制御方法である。
(19):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、車両の周辺環境を認識する処理と、前記車両の周辺環境の認識結果に基づいて前記車両の速度制御および操舵制御を行い、前記車両を走行させる処理と、ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による前記走行の開始指示を受け付ける処理と、前記開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させる処理と、を実行させるプログラムである。
(1)〜(19)によれば、自走駐車を行う際の操作を簡潔にすることができる。
(2)〜(16)、(18)、(19)によれば、自走駐車の開始をユーザに知らせることができる。
実施形態に係る車両制御装置を利用した車両システム1の構成図である。 第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。 自走駐車イベントが実行される場面を模式的に示す図である。 駐車場管理装置400の構成の一例を示す図である。 駐車場管理装置400における処理の一例を示すフローチャートである。 自動運転制御装置100における処理の一例を示すフローチャートである。 自動運転制御装置100における処理の一例を示すフローチャートである。 自動運転制御装置100における処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態の自動運転制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御装置、車両制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、実施形態に係る車両制御装置を利用した車両システム1の構成図である。車両システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。第1実施形態では、車両システム1が搭載される車両は、電動機を駆動源とする電動車両である。
車両システム1は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、ファインダ14と、物体認識装置16と、通信装置20と、HMI(Human Machine Interface)30と、車両センサ40と、ナビゲーション装置50と、MPU(Map Positioning Unit)60と、運転操作子80と、自動運転制御装置100と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220と、発光装置230と、警報装置240と、ドアロック装置250とを備える。ステアリング装置220には、例えば前輪である操舵輪225が接続されている。発光装置230は、ヘッドライト232と、ウインカー(方向指示器)234と、足元灯236とを備える。警報装置240は、接近警報装置242と、持出警報装置244とを備える。なお、持出警報装置244は、電子キーKに設けられていてもよい。ライトは、ヘッドライト232以外のライト、例えばテールライト等でもよい。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。また、自動運転制御装置100は、電子キーKにより送信されるドアロック情報やアンロック情報などの操作情報を受信する。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ10は、車両システム1が搭載される車両(以下、自車両M)の任意の箇所に取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラ10は、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。カメラ10は、例えば、周期的に繰り返し自車両Mの周辺を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、自車両Mの周辺にミリ波などの電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置12は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置12は、FM−CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
ファインダ14は、LIDAR(Light Detection and Ranging)である。ファインダ14は、自車両Mの周辺に光を照射し、散乱光を測定する。ファインダ14は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザー光である。ファインダ14は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度などを認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御装置100に出力する。物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14の検出結果をそのまま自動運転制御装置100に出力してよい。車両システム1から物体認識装置16が省略されてもよい。
通信装置20は、例えば、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用して、自車両Mの周辺に存在する他車両或いは各種サーバ装置と通信する。
HMI30は、自車両Mの乗員に対して各種情報を提示すると共に、乗員による入力操作を受け付ける。HMI30は、表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キーなどを含む。表示装置には、例えば、インストルメントパネルのうち運転者に対面する部分に設けられるメーターディスプレイや、インストルメントパネルの中央に設けられるセンターディスプレイ、HUD(Head Up Display)等が含まれる。HUDは、例えば、風景に重畳させて画像を視認させる装置であり、一例として、自車両Mのフロントウインドシールドやコンバイナーに画像を含む光を投光することで、乗員に虚像を視認させる。
車両センサ40は、自車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、自車両Mの向きを検出する方位センサ、車両の周辺の照度を検出する照度センサ、自車両Mのドアロックおよびアンロックを検出するドアロックセンサ等を含む。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備える。ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機51は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。自車両Mの位置は、車両センサ40の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。ナビHMI52は、前述したHMI30と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により特定された自車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI52を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。第1地図情報54は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報などを含んでもよい。地図上経路は、MPU60に出力される。ナビゲーション装置50は、地図上経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置50は、例えば、乗員の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置50は、通信装置20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。ナビゲーション装置50は、決定した地図上経路を、MPU60に出力する。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61を含み、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された地図上経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部61は、地図上経路に分岐箇所が存在する場合、自車両Mが、分岐先に進行するための合理的な経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報62には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報などが含まれてよい。第2地図情報62は、通信装置20が他装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。
運転操作子80は、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステアリングホイール、異形ステア、ジョイスティックその他の操作子を含む。運転操作子80には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、その検出結果は、自動運転制御装置100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一部または全部に出力される。
自動運転制御装置100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部160とを備える。第1制御部120と第2制御部160は、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。
図2は、第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。第1制御部120は、例えば、受付部125と、認識部130と、行動計画生成部140とを備える。受付部125は、例えば、物体認識装置16、通信装置20、MHI30、車両センサ40、及び運転操作子80等により出力される各種の情報を受け付ける。受付部125が受け付ける情報には、ドアロックを要請するドアロックリクエスト、駐車スペースがなく、車両が走行を開始した後の駐車の可否のうちの否を示し、駐車が不可であることを示す駐車不可の情報である駐車スペース無の情報、ドア255がアンロック状態となったアンロック状態の情報が含まれる。ドアロックリクエストは、例えば、ユーザである運転者の電子キーKの操作によって受付部125に送信される。駐車スペース無の情報は、例えば、駐車場に空き駐車スペースがないことを検出した駐車場管理装置400により受付部125に送信される。
第2制御部160は、第1制御部120により走行経路が生成され、ドアロックリクエストを受信したことを条件として自走駐車を開始する。ドアロックリクエストは、自走駐車の開始指示となる。ドアロックリクエストに基づく自走駐車の開始指示は、運転者が所有する端末装置による指示とは異なる指示である。受付部125は、受信した情報の一部、例えば物体認識装置16により出力される情報や駐車場管理装置400により送信される走行経路の情報を認識部130に出力する。受付部125は、受信した情報の他の一部、例えばドアロックリクエストや駐車スペース無等の情報を第2制御部160の取得部162に出力する。取得部162は、ドアロックリクエストや駐車スペース無等の情報を取得する。受付部125は、これらの受信した情報の他の一部についても認識部130に出力し、認識部130や行動計画生成部140を経由して取得部162に出力してもよい。
第1制御部120は、例えば、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能と、予め与えられたモデルによる機能とを並行して実現する。例えば、「交差点を認識する」機能は、ディープラーニング等による交差点の認識と、予め与えられた条件(パターンマッチング可能な信号、道路標示などがある)に基づく認識とが並行して実行され、双方に対してスコア付けして総合的に評価することで実現されてよい。これによって、自動運転の信頼性が担保される。
認識部130は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14から物体認識装置16を介して入力された情報に基づいて、自車両Mの周辺にある物体の位置、および速度、加速度等の状態を認識する。物体の位置は、例えば、自車両Mの代表点(重心や駆動軸中心など)を原点とした絶対座標上の位置として認識され、制御に使用される。物体の位置は、その物体の重心やコーナー等の代表点で表されてもよいし、表現された領域で表されてもよい。物体の「状態」とは、物体の加速度やジャーク、あるいは「行動状態」(例えば車線変更をしている、またはしようとしているか否か)を含んでもよい。
また、認識部130は、例えば、自車両Mが走行している車線(走行車線)を認識する。例えば、認識部130は、第2地図情報62から得られる道路区画線のパターン(例えば実線と破線の配列)と、カメラ10によって撮像された画像から認識される自車両Mの周辺の道路区画線のパターンとを比較することで、走行車線を認識する。なお、認識部130は、道路区画線に限らず、道路区画線や路肩、縁石、中央分離帯、ガードレールなどを含む走路境界(道路境界)を認識することで、走行車線を認識してもよい。この認識において、ナビゲーション装置50から取得される自車両Mの位置やINSによる処理結果が加味されてもよい。また、認識部130は、一時停止線、障害物、赤信号、料金所、その他の道路事象を認識する。
認識部130は、走行車線を認識する際に、走行車線に対する自車両Mの位置や姿勢を認識する。認識部130は、例えば、自車両Mの基準点の車線中央からの乖離、および自車両Mの進行方向の車線中央を連ねた線に対してなす角度を、走行車線に対する自車両Mの相対位置および姿勢として認識してもよい。これに代えて、認識部130は、走行車線のいずれかの側端部(道路区画線または道路境界)に対する自車両Mの基準点の位置などを、走行車線に対する自車両Mの相対位置として認識してもよい。
また、認識部130は、物体認識装置16を介して入力された情報等に基づいて、自車両Mの周辺の所定範囲内に進入する歩行者等を認識して検出する。さらに、認識部130は、物体認識装置16を介して入力された情報等に基づいて、自車両Mの周辺の混雑状況を認識し、認識部130は自車両Mの周辺が混雑しているか否かを判定する。認識部130は自車両Mの周辺が混雑しているか否かの判定はどのように行われてもよく。例えば、自車両Mの周辺の車両、歩行者、障害物等の数が所定数を超えていたり、これらが占める容積(面積等)が所定割合を超えていたりした場合に、自車両Mの周辺が混雑していると判定するようにしてもよい。
さらに、認識部130は、自車両Mが停止エリア310(図3参照)に停止している場合に、乗降エリア320における運転者を認識し、自車両Mに対する運転者の位置を認識する。認識部130は、自車両Mの混雑状況や自車両Mに対する運転者の位置を第2制御部160における取得部162に出力する。
行動計画生成部140は、原則的には推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行し、更に、自車両Mの周辺状況に対応できるように、自車両Mが自動的に(運転者の操作に依らずに)将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、自車両Mの到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、道なり距離で所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとの自車両Mの到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における自車両Mの到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。
行動計画生成部140は、目標軌道を生成するにあたり、自動運転のイベントを設定してよい。自動運転のイベントには、定速走行イベント、低速追従走行イベント、車線変更イベント、分岐イベント、合流イベント、テイクオーバーイベント、バレーパーキングなどにおいて無人走行して駐車する自走駐車イベントなどがある。行動計画生成部140は、起動させたイベントに応じた目標軌道を生成する。行動計画生成部140は、自走駐車イベントを実行する場合に起動する自走駐車制御部142を備える。自走駐車制御部142の機能の詳細については後述する。
第2制御部160は、行動計画生成部140によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに自車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。第2制御部160は、認識部130の認識結果に基づいて自車両Mの速度制御および操舵制御を行い、自車両Mを走行させて駐車スペースに自走駐車させる。第2制御部160は、「運転制御部」の一例である。第2制御部160は、例えば、自車両Mが自走駐車を開始する際に、自車両Mの周辺環境に応じて自車両Mの一部を動作させる制御、例えば発光装置230の発光制御をしたり警報装置240の警報制御をしたりして、自走駐車を開始する情報を発光装置230や警報装置240に報知させる。
第2制御部160は、例えば、取得部162と、速度制御部164と、操舵制御部166と、発光制御部167と、警報制御部168と、ドアロック制御部169とを備える。取得部162は、行動計画生成部140により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部164は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200またはブレーキ装置210を制御する。操舵制御部166は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。速度制御部164および操舵制御部166の処理は、例えば、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせにより実現される。一例として、操舵制御部166は、自車両Mの前方の道路の曲率に応じたフィードフォワード制御と、目標軌道からの乖離に基づくフィードバック制御とを組み合わせて実行する。
さらに、速度制御部164は、ロックされたドア255が停止エリア310または電子キーKにより送信される操作情報を受信可能である受信可能エリアを自走駐車中にドア255がアンロックされた場合に、自走駐車を中止して自車両Mを停止させる。
発光制御部167は、自車両Mの走行状態や周辺環境等に応じて、発光制御として、発光装置230の点灯制御を行う。例えば、発光制御部167は、夜間で自車両Mの周辺が暗くなっているときに自車両Mが走行している場合には、発光装置230のヘッドライト232を常時点灯させる。また、発光制御部167は、自車両Mが右折または左折を予定している場合には、ウインカー234を点滅させ、右折または左折が完了した後にウインカー234を消灯させる。また、発光制御部167は、自車両Mが緊急停車する場合や、駐車中である場合などには、ウインカー234を点滅させる。また、発光制御部167は、夜間で自車両Mの周辺が暗くなっているときに自車両Mが停止している場合には、足元灯236を点灯させる。
警報制御部168は、自車両Mに関して警報を出力する必要が生じた場合に、警報制御として、必要な警報を警報装置240に出力させる。例えば、走行中の自車両Mの周辺における所定の範囲内に進入した歩行者等を認識部130が認識した場合に、警報制御部168は、自車両Mの周囲に向けて接近を知らせる接近警報音を警報装置240の接近警報装置242に出力させる。また、警報制御部168は、所定の持出禁止条件が成立した状況下で電子キーKが、自車両Mから所定距離以上離れた場合、例えば車外に持ち出された場合、運転者に向けて持出警報音を持出警報装置244に出力させる。持出禁止条件は、例えば、自車両Mが走行可能状態であることである。
さらに、操舵制御部166、発光制御部167、及び警報制御部168は、電子キーKの操作により送信されたドアロックリクエストを取得部162が取得した場合に、開始指示に関連する報知情報として、自走駐車を開始して自車両Mが走行を開始するという情報をステアリング装置220、発光装置230、及び警報装置240に報知させる。操舵制御部166、発光制御部167、及び警報制御部168は、「報知制御部」の一例であり、操舵輪225、発光装置230、及び警報装置240は、「報知部」の一例である。
例えば、ドアロックリクエストを取得部162が取得し、自走駐車を開始する場合、操舵制御部166は、操舵輪225を所定角度操舵(転舵)させるようにステアリング装置220を制御する。また、ドアロックリクエストを取得部162が取得し、自走駐車を開始する場合、発光制御部167は、ヘッドライト232を常時点灯させたり、ウインカー234を点滅させたり、足元灯236を消灯させたりする。発光制御部167は、ウインカー234を常時点灯させてもよい。また、ドアロックリクエストを取得部162が取得し、自走駐車を開始する場合、警報制御部168は、接近警報装置242に接近警報音を自走駐車を開始する際の報知音として出力させる。
さらに、警報制御部168は、例えば、駐車場管理装置400により駐車スペース無の情報を取得部162が取得した場合に、駐車スペース無の情報を警報装置240における持出警報装置244に出力させる。警報制御部168は、例えば、駐車スペース無の情報として、持出警報音を持出警報装置244に出力させる。
ドアロック制御部169は、ドア255が閉鎖しているがロックがされていないときに電子キーKによりドアにより送信されたドアロックリクエストを取得部162が取得した場合に、ドアロック装置250にドア255をロックさせる。ドアロック制御部169は、ドア255がロックされているときに電子キーKによりドアにより送信されたドアロックリクエストを取得部162が取得した場合に、ドアロック装置250にドア255をアンロック (ロックを解除)させる。
走行駆動力出力装置200は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置200は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)とを備える。第1実施形態では、走行駆動力出力装置200は電動機である。ECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置210は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置210は、運転操作子80に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置210は、上記説明した構成に限らず、第2制御部160から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置220は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて操舵輪225の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、操舵輪225の向きを変更させる。
発光装置230のうち、ヘッドライト232は、例えば、自車両Mの前部に設けられており、発光制御部167の制御に応じて、自車両Mの前方に向けて光を照射する。ヘッドライト232は、原則として、自車両Mが夜間に走行する際に点灯し、自車両Mが昼間に走行する際には消灯する。さらに、ヘッドライト232は、自車両Mが自走駐車を開始する際に常時点灯する。
ウインカー234は、例えば、自車両Mの前部および後部のそれぞれにおける左右位置にそれぞれ設けられている。ウインカー234は、自車両Mの右側に配置された右ウインカーと左側に配置された左ウインカーを備える。例えば、ウインカー234は、発光制御部167の制御に応じて、点滅、消灯する。自車両Mが右折する際には右ウインカーが点滅し、自車両Mが左折する際には左ウインカーが点滅する。また、自車両Mが緊急停車する場合や、駐車中である場合などには、左右のウインカーが点滅する。さらに、自車両Mが自走駐車を開始する際には、左右のウインカー234における左右のウインカーが所定回数、例えば10回程度点滅する。自車両Mが自走駐車を開始する際、ウインカー234は、常時点灯するようにしてもよい。
足元灯236は、例えば、自車両Mのドア255が閉鎖したときに、ドア255付近の足元を照らす位置に設けられている。足元灯236は、発光制御部167の制御に応じて点灯および消灯する。例えば、足元灯236は、自車両Mのドア255が閉鎖中に自車両Mからある程度離れた位置に乗員がいるときに点灯し、乗員が自車両Mに乗車するためにドア255に近づく際に足元を見やすくする。足元灯236は、自車両Mのいずれのドア255に設けられていてもよく、例えば、運転席のドアにのみ設けられていてもよいし、全てのドアに設けられていてもよい。ヘッドライト232、ウインカー234、足元灯236は、「発光部」の一例である。
警報装置240の接近警報装置242は、例えば自車両Mの車体に設けられたスピーカを備え、警報制御部168の制御に応じて、自車両Mの周辺の所定範囲内に歩行者等が侵入していることを認識部130が認識した場合に接近警報音を出力する。接近警報装置242は、例えば、所定範囲内の歩行者に十分届く音量で接近警報音を出力する。接近警報装置242は、自車両Mが自走駐車を開始する際に接近警報音を出力する。自車両Mが自走駐車を開始する際に出力される接近警報音は、自車両Mの周辺の所定範囲内における歩行者等を認識部130が認識した場合に接近警報装置242が出力する接近警報音の音量と同一でもよいし、その接近警報音の音量よりも大きくてもよいし小さくてもよい。
持出警報装置244は、例えば自車両Mの車体に設けられたスピーカを備え、警報制御部168の制御に応じて、持出禁止条件が成立した状況下で電子キーが持ち出された場合に、持出警報音を出力する。持出警報装置244は、例えば、所定範囲内にいる電子キーを持ち出した運転者に十分届く音量で持出警報音を出力する。持出警報装置244は、自走駐車をしようとした際に、駐車スペースがなかった場合に、持出警報音を出力する。駐車スペースがなかった場合に出力される持出警報音は、車外に電子キーが持ち出された場合に持出警報装置244が出力する持出警報音の音量と同一でもよいし、その持出警報音の音量よりも大きくてもよいし小さくてもよい。
ドアロック装置250は、車両のドア255に設けられており、ドア255がロックされたドアロック状態と、ドア255のロックが解除されたアンロック状態とを生成する装置である。ドアロック装置250は、ドアロック制御部169の制御によって、ドア255をドアロック状態としたりアンロック状態としたりする。
ドアロック装置250は、不図示のドアロック音発生装置およびアンロックセンサを備えている。ドアロック装置250は、ドア255をアンロック状態からドアロック状態にする際に、ドアロック音発生装置に所定のドアロック音を出力させ、ドア255をドアロック状態からアンロック状態にする際に、所定のアンロック音を出力させる。ドアロック音およびアンロック音は、同一の音でもよいし異なる音でもよい。ドアロック装置250は、アンロックセンサがドア255のアンロック状態を検出した場合に、アンロック状態の情報を第1制御部120に出力する。
[自走駐車イベント−入庫時]
自走駐車制御部142は、例えば、通信装置20によって駐車場管理装置400から取得された情報に基づいて、自車両Mを駐車スペース内に駐車させる。図3は、自走駐車イベントが実行される場面を模式的に示す図である。道路Rdから訪問先施設に至るまでの経路には、ゲート300−inおよび300−outが設けられている。自車両Mは、手動運転または自動運転によって、ゲート300−inを通過して停止エリア310まで進行する。停止エリア310は、訪問先施設に接続されている乗降エリア320に面しており、ユーザが乗降する車両が停止するエリアである。乗降エリア320には、雨や雪を避けるための庇が設けられている。
自車両Mは、停止エリア310で乗員を下した後、無人で自動運転を行い、駐車場PA内の駐車スペースPSまで移動する自走駐車イベントを開始する。自走駐車イベントの開始トリガは、例えば、乗員による何らかの操作であってもよいし、駐車場管理装置400から無線により所定の信号を受信したことであってもよい。例えば、停止エリア310に停止している自車両Mから運転者を含む乗員が降車し、運転者等の電子キーKの操作により送信されたドアロックリクエストを受信したこと(自車両Mがドアロックされたこと)が自走駐車イベントの開始トリガとなる。自走駐車制御部142は、自走駐車イベントを開始する場合、通信装置20を制御して駐車リクエストを駐車場管理装置400に向けて発信する。そして、自車両Mは、停止エリア310から駐車場PAまで、駐車場管理装置400の誘導に従って、或いは自力でセンシングしながら移動する。
図4は、駐車場管理装置400の構成の一例を示す図である。駐車場管理装置400は、例えば、通信部410と、制御部420と、記憶部430とを備える。記憶部430には、駐車場地図情報432、駐車スペース状態テーブル434などの情報が格納されている。
通信部410は、自車両Mその他の車両と無線により通信する。制御部420は、通信部410により取得された情報と、記憶部430に格納された情報とに基づいて、車両を駐車スペースPSに誘導する。駐車場地図情報432は、駐車場PAの構造を幾何的に表した情報である。また、駐車場地図情報432は、駐車スペースPSごとの座標を含む。駐車スペース状態テーブル434は、例えば、駐車スペースPSの識別情報である駐車スペースIDに対して、空き状態であるか、満(駐車中)状態であるかを示す状態と、満状態である場合の駐車中の車両の識別情報である車両IDとが対応付けられたものである。
制御部420は、通信部410が車両から駐車リクエストを受信すると、駐車スペース状態テーブル434を参照し、状態が空き状態である駐車スペースPSがあるか否かに基づいて、駐車リクエストを送信車両の駐車の可否を判定する。制御部420は、駐車スペースPSがないと判定した場合には、駐車リクエストを送信した車両に対して、駐車スペース無の情報を送信する。制御部420は、空き状態の駐車スペースPSがあると判定した場合には、空き状態の駐車スペースPSの中から、自車両Mを駐車させる駐車スペースPSを抽出する。制御部420は、抽出した駐車スペースPSの位置を駐車場地図情報432から取得し、取得した駐車スペースPSの位置までの好適な経路を通信部410を用いて車両に送信する。また、制御部420は、複数の車両の位置関係に基づいて、同時に同じ位置に車両が進行しないように、必要に応じて特定の車両に停止・徐行などを指示する。
経路を受信した車両(以下、自車両Mであるものとする)では、自走駐車制御部142が、経路に基づく目標軌道を生成する。また、目標となる駐車スペースPSが近づくと、駐車スペース認識部132が、駐車スペースPSを区画する駐車枠線などを認識し、駐車スペースPSの詳細な位置を認識して自走駐車制御部142に提供する。自走駐車制御部142は、これを受けて目標軌道を補正し、自車両Mを駐車スペースPSに駐車させる。
[自走駐車イベント−出庫時]
自走駐車制御部142および通信装置20は、自車両Mが駐車中も動作状態を維持している。自走駐車制御部142は、例えば、通信装置20が乗員の端末装置から迎車リクエストを受信した場合、自車両Mのシステムを起動させ、自車両Mを停止エリア310まで移動させる。この際に、自走駐車制御部142は、通信装置20を制御して駐車場管理装置400に発進リクエストを送信する。駐車場管理装置400の制御部420は、入庫時と同様に、複数の車両の位置関係に基づいて、同時に同じ位置に車両が進行しないように、必要に応じて特定の車両に停止・徐行などを指示する。停止エリア310まで自車両Mを移動させて乗員を乗せると自走駐車制御部142は動作を停止し、以降は手動運転、或いは別の機能部による自動運転が開始される。
なお、上記の説明に限らず、自走駐車制御部142は、通信に依らず、カメラ10、レーダ装置12、ファインダ14、または物体認識装置16による検出結果に基づいて空き状態の駐車スペースを自ら発見し、発見した駐車スペース内に自車両Mを駐車させてもよい。
次に、車両システム1において実行される処理について説明する。車両システム1では、自車両Mが停止エリア310に到達して乗員が自車両Mから降車し、例えば運転者が電子キーKを操作してドアロック装置250に自車両Mのドア255をロックさせることで、自走駐車が開始される。自車両Mのドア255のロックは、電子キーKの操作によらず、自車両Mの車体に設けられたセンサ(スイッチ)を操作することで行われるものでもよい。あるいは、自車両Mのドア255のロックは、電子キーKの操作と車体に設けられたセンサの操作のいずれかで行われるものでもよい。自車両Mは、電子キーKの操作によりドアロック装置250にドア255をロックさせると、駐車場管理装置400に駐車リクエストを送信する。以下、駐車場管理装置400における処理及び自車両Mが自走駐車を開始する前の自動運転制御装置100における処理について説明する。
図5は、駐車場管理装置400における処理の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、駐車場管理装置400は、自車両Mにより送信される駐車リクエストを通信部410により受信したか否かを判定する(ステップS101)。駐車リクエストを受信していないと判定した場合、駐車場管理装置400は、ステップS110の処理を繰り返す。
駐車リクエストを受信したと判定した場合、制御部420は、状態が空き状態である空き駐車スペースの有無を判定する(ステップS103)。空き駐車スペースがあると判定した場合、制御部420は、自車両Mを駐車させる駐車スペースPSを抽出し、停止エリア310から、抽出した駐車スペースまでの走行経路を生成する(ステップS105)。制御部420は、生成した走行経路を、通信部410を利用して自車両Mに送信する(ステップS017)。
ステップS103において、空き駐車スペースがないと判定した場合、制御部420は、駐車スペース無の情報を、通信部410を利用して自車両Mに送信する(ステップS109)。こうして、駐車場管理装置400は、図5に示す処理を終了する。
続いて、自動運転制御装置100における処理について説明する。図6は、自動運転制御装置100における処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、第1制御部120は、自車両Mが停止エリア310に停車しているか否かを判定する(ステップS201)。自車両Mが停止エリア310に停車していないと判定した場合、第1制御部120は、ステップS201の処理を繰り返す。
自車両Mが停止エリア310に停車していると判定した場合、受付部125は、電子キーKにより送信されるドアロックリクエストを受信したか否かを判定する(ステップS203)。ドアロックリクエストを受信していないと判定した場合、第1制御部120は、ステップS203の処理を繰り返す。
ドアロックリクエストを受信したと判定した場合、受付部125は、ドアロックリクエストを第2制御部160に出力するとともに、駐車リクエストを駐車場管理装置400に送信する(ステップS205)。第2制御部160におけるドアロック制御部169は、ドアロックリクエストに応じて自車両Mのドア255をドアロック装置250にドアロックさせる(ステップS207)。ドアロック制御部169は、ドアロック装置250にドア255をロックさせる際、ドアロック装置250にドアロック音を出力させる。続いて、第1制御部120は、駐車場管理装置400により送信される走行経路を受信したか否かを判定する(ステップS209)。
走行経路を受信したと判定した場合、認識部130は、自車両Mの周辺の混雑状況を認識し(ステップS211)、第2制御部160に出力する。続いて、行動計画生成部140は、送信された走行経路に基づく目標軌道を生成する(ステップS213)。続いて、第2制御部160は、自走駐車の開始を報知する(ステップS215)。自走駐車の開始を報知する手順は、後に説明する。
ステップS207において、走行経路を受信していないと判定した場合、第1制御部120は、駐車スペース無の情報を受信したか否かを判定する(ステップS217)。駐車スペース無の情報を受信していないと判定した場合、第1制御部120は、ステップS207に戻り、走行経路を受信したか否かの判定を繰り返す。
駐車スペース無の情報を受信したと判定した場合、警報制御部168は、持出警報音を持出警報装置244に出力させる(ステップS219)。第2制御部160は、持出警報音を持出警報装置244に出力させることにより、駐車場PAに駐車スペースがないことをユーザに報知する。こうして、自動運転制御装置100は、図6に示す処理を終了する。
次に、自動運転制御装置100において実行される自走駐車の開始の報知の処理について、図7を参照して説明する。図7は、自動運転制御装置100における処理の一例を示すフローチャートである。図7に示すように、自走駐車の開始を報知するにあたり、警報制御部168は、接近警報装置242に接近警報音を出力させる(ステップS301)。第2制御部160は、接近警報音を接近警報装置242に出力させることにより、自走駐車を開始して車両が走行し始めることをユーザに報知する。
続いて、取得部162は、認識部130により出力された自車両Mの周囲の混雑状況に基づいて、自車両Mの周辺が混雑しているか否かを判定する(ステップS303)。自車両Mの周辺が混雑していないと判定した場合、第2制御部160は、そのまま図7に示す処理を終了する。このため、自車両Mの周囲が混雑していない場合には、接近警報装置242により出力される接近警報音のみで自走運転の開始を運転者に報知する。
ステップS305において、自車両Mの周辺が混雑していると判定した場合、発光制御部167は、ヘッドライト232を点灯させる(ステップS305)。続いて、発光制御部167は、ウインカー234(左右両方のウインカー)を点滅させる(ステップS307)。続いて、発光制御部167は、点灯させていた足元灯236を消灯させる(ステップS309)。
続いて、取得部162は、認識部130により出力された停止エリア310における自車両Mに対する乗降エリア320における運転者の位置に基づいて、運転者が操舵輪225を視認可能な位置にいるか否かを判定する(ステップS311)。運転者が操舵輪225を視認可能な位置、例えば、自車両Mの前方側における操舵輪225(前輪)に近い場所くに位置していると判定した場合、操舵制御部166は、操舵輪225を転舵させる(ステップS313)。また、運転者が操舵輪225を視認可能な位置に位置していないと判定した場合、操舵制御部166は、操舵輪225の転舵はさせず、そのまま処理を終了する。したがって、例えば、運転者が自車両Mのバックドア側から電子キーKを操作してドアロック装置250にドア255をロックさせた場合には、運転者は操舵輪225を視認可能な位置にはいないので、操舵制御部166は、操舵輪225を転舵させない。こうして、自動運転制御装置100は、図7に示す処理を終了する。
次に、自動運転制御装置100において実行される自走駐車の開始後に自走駐車を中止する処理について、図8を参照して説明する。図8は、自動運転制御装置100における処理の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、自走駐車を開始した後、自走駐車制御部142は、ドアロック装置250におけるアンロックセンサにより送信されるアンロック状態の情報に基づいて、自車両Mがアンロック状態であるか否かを判定する(ステップS401)。アンロック状態でないと判定した場合、自走駐車制御部142は、自車両Mを停止させることなく、そのまま自走駐車を継続して、図8に示す処理を終了する。
アンロック状態であると判定した場合、自走駐車制御部142は、自車両Mが、停止エリア310または電子キーKから送信される操作情報を受信可能な受信可能エリアを走行中であるか否かを判定する(ステップS403)。自車両Mが停止エリア310または受信可能エリア内を走行中でないと判定した場合、自走駐車制御部142は、自車両Mを停止させることなく、そのまま自走駐車を継続して、図8に示す処理を終了する。
自車両Mが停止エリア310または受信可能エリアを走行中であると判定した場合、自走駐車制御部142は、自走駐車を中止し(ステップS405)、自車両Mを停止させる。その後、図8に示す処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態の自動運転制御装置100は、ドアロックリクエストを受信した場合に、ドアロック装置250にドア255をロックさせるとともに、自走駐車を開始する。このため、自走駐車を開始させるために、例えば運転者が所持する端末装置の操作などが不要となるので、より自然な動作で降車が可能であり、自走駐車を行う際の操作を簡潔にすることができる。自走駐車を開始する際、自車両Mは、自走駐車の開始を報知する。自走駐車の報知としては、例えば、接近警報音を出力したり、ヘッドライト232を常時点灯させたり、ウインカー234を点滅させたり、足元灯236を消灯させたり、操舵輪225を転舵させたりする。このため、運転者を含む乗員などに、自車両Mの自走駐車の開始時期を知らせることができる。自走駐車を開始は、例えば接近警報音の出力により行うが、自車両Mの周辺が混雑している場合には、ヘッドライト232の点灯、ウインカー234の点滅、足元灯236の消灯などを合わせて行い、運転者が操舵輪225を視認可能な位置にいるときには、操舵輪225を転舵させる。このため、自車両Mの自走駐車の開始時期をより明確に運転者等に知らせることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、図1に示す走行駆動力出力装置200がエンジン(内燃機関)を備える。また、警報装置240における接近警報装置242は設けられない。警報装置240における接近警報装置242が設けられるようにしてもよい。自車両Mは、走行駆動力出力装置200がエンジンと電動機を備えるいわゆるハイブリッド車両でもよい。
第2実施形態の自動運転制御装置100は、電子キーKにより出力されるドアロックリクエストを受信した際に行う自走駐車の開始の報知として、接近警報装置242による接近警報音の出力に代えて、速度制御部164がエンジンを始動させることにより、エンジン音を出力させる。第2実施形態において、警報装置240における接近警報装置242が設けられている場合には、エンジンを始動させるとともに、接近警報装置242に接近警報音を出力させてもよい。
第2実施形態では、自車両Mは、自走駐車を開始する際、自走駐車の開始を報知するために、速度制御部164によりエンジンを始動させてエンジン音を出力させる。このため、運転者を含む乗員などに、自車両Mの自走駐車の開始時期を知らせることができる。
上記各実施形態における自走駐車の開始の報知は、その一部を省略してもよい。例えば、第1実施形態では、接近警報音の出力とヘッドライト232の常時点灯のみで自走駐車の開始の報知を行ってもよい。また、自車両Mの周辺の混雑状況等に関わらず、各自走駐車の開始の報知を行ってもよい。また、自車両Mの周辺が混雑しているときには、接近警報音の出力を行わずに、ヘッドライト232の常時点灯等を行うようにしてもよい。また、混雑の度合いに応じて自走駐車の開始の報知の数を変動させてもよく、例えば、混雑の度合いが高いほど自走駐車の開始の報知の数を増やしてもよい。
また、自車両Mの周辺の混雑状況の判定は、物体認識装置16による物体の位置、種類、速度などの認識以外の要素を用いて行ってもよい。例えば、自車両Mの周辺の騒音を検出し、検出された騒音に基づいて自車両Mの周辺の混雑状況を判定してもよいし、物体の位置等と騒音等を総合して混雑状況を判定してもよい。
また、上記各実施形態では、自車両Mが自走駐車を行う際の制御について説明しているが、車両が自走駐車を行う際以外の状況で同様の制御を行うようにしてもよい。例えば、カーシェアなどで利用者が車両から離れた後、車両が自動運転により走行を開始する際に、ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による走行の開始指示を車両が受け付け、開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させるようにしてもよい。
また、自走駐車イベントの開始トリガは、ドアロックリクエストの受信以外でもよい。例えば、ドアロックリクエストを受信した後の所定時間の経過といった時間的要素を含んでもよいし、運転者等による発声や身振り、自車両Mに触れるなどのアクション、駐車場管理装置400により送信される自走駐車開始情報の受信などでもよい。また、自走駐車の開始指示に関連する情報は、自走駐車の開始以外の情報でもよい。例えば、自走駐車の開始指示自体でもよいし、自走駐車の開始準備でもよい。また、自走駐車の開始指示を行う端末装置以外の装置には、例えば電子キーK本体や電子キーKに設けられたスイッチ類、その他の自車両Mの車体に設けられた各種のセンサ類が挙げられる。
[ハードウェア構成]
図9は、実施形態の自動運転制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図示するように、自動運転制御装置100は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、ワーキングメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)100−3、ブートプログラムなどを格納するROM(Read Only Memory)100−4、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置100−5、ドライブ装置100−6などが、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ100−1は、自動運転制御装置100以外の構成要素との通信を行う。記憶装置100−5には、CPU100−2が実行するプログラム100−5aが格納されている。このプログラムは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)などによってRAM100−3に展開されて、CPU100−2によって実行される。これによって、第1制御部120および第2制御部160のうち一部または全部が実現される。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
車両の周辺環境を認識し、
前記車両の周辺環境の認識結果に基づいて前記車両の速度制御および操舵制御を行い、前記車両を走行させ、
ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による前記走行の開始指示を受け付け、
前記開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させる、
ように構成されている、車両制御装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…車両システム
10…カメラ
12…レーダ装置
14…ファインダ
16…物体認識装置
20…通信装置
30…HMI
40…車両センサ
50…ナビゲーション装置
60…MPU
80…運転操作子
100…自動運転制御装置
120…第1制御部
125…受付部
130…認識部
132…駐車スペース認識部
140…行動計画生成部
142…自走駐車制御部
160…第2制御部
162…取得部
164…速度制御部
166…操舵制御部
167…発光制御部
168…警報制御部
169…ドアロック制御部
200…走行駆動力出力装置
210…ブレーキ装置
220…ステアリング装置
225…操舵輪
230…発光装置
232…ヘッドライト
234…ウインカー
236…足元灯
240…警報装置
242…接近警報装置
244…持出警報装置
250…ドアロック装置
255…ドア
310…停止エリア
320…乗降エリア
400…駐車場管理装置
K…電子キー
M…自車両

Claims (19)

  1. 車両の周辺環境を認識する認識部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて前記車両の速度制御および操舵制御を行い、前記車両を走行させる運転制御部と、
    ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による前記走行の開始指示を受け付ける受付部と、
    前記開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させる報知制御部と、
    を備える車両制御装置。
  2. 前記報知情報は、前記走行を開始する情報である、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記報知制御部は、報知音によって、前記報知情報を前記報知部に報知させる、
    請求項1に記載または2の車両制御装置。
  4. 前記車両は、前記車両の周囲に向けて接近警報音を出力する接近警報装置を備え、
    前記報知制御部は、前記報知音として、前記接近警報音を前記接近警報装置に出力させる、
    請求項3に記載の車両制御装置。
  5. 前記車両は、内燃機関を備え、
    前記報知部は、前記内燃機関であり、
    前記報知制御部は、前記内燃機関を始動させる、
    請求項3に記載の車両制御装置。
  6. 前記車両が走行を開始した後の駐車の可否の情報を取得する取得部を備え、
    前記報知制御部は、前記車両が走行を開始した後の駐車が不可であるときに、駐車不可の情報を前記報知部に報知させる、
    請求項1または2に記載の車両制御装置。
  7. 電子キーの操作により送信される操作情報に基づいて、前記車両に設けられたドアのロックおよびアンロックが可能であり、
    前記電子キーの持出禁止条件を満たすときに前記電子キーが前記車両から所定距離以上離れた場合に持出警報音を発する持出警報装置を備え、
    前記報知制御部は、報知音として、前記持出警報音を前記持出警報装置に出力させる、
    請求項6に記載の車両制御装置。
  8. 前記報知部は、前記車両の一部であり、
    前記報知制御部は、前記車両の一部を動作させて、前記報知情報を前記報知部に報知させる、
    請求項1または2に記載の車両制御装置。
  9. 前記報知部は、前記車両に設けられた発光部であり、
    前記車両の一部の動作は、前記発光部の点灯または消灯である、
    請求項8に記載の車両制御装置。
  10. 前記発光部はライトであり、
    前記車両の一部の動作は、前記ライトの常時点灯である、
    請求項9に記載の車両制御装置。
  11. 前記発光部は、前記車両に設けられた方向指示器であり、
    前記車両の一部の動作は、前記方向指示器の点滅である、
    請求項9に記載の車両制御装置。
  12. 前記発光部は、前記車両のドアが閉鎖したときに、前記車両の運転席の足元を照らす足元灯であり、
    前記車両の一部の動作は、前記足元灯の消灯である、
    請求項9に記載の車両制御装置。
  13. 前記報知部は、前記車両に設けられた操舵輪であり、
    前記車両の一部の動作は、前記操舵輪の転舵である、
    請求項8に記載の車両制御装置。
  14. 前記報知制御部は、前記ユーザが前記操舵輪を視認可能である場合に、前記操舵輪を転舵させる、
    請求項13に記載の車両制御装置。
  15. 前記報知制御部は、前記報知情報を、報知音及び前記車両の一部の動作によって報知する機能を備え、
    前記車両の周辺環境に応じて、前記報知情報を、報知音及び前記車両の一部を動作のいずれか一方または両方により前記報知部に報知させる、
    請求項1または2に記載の車両制御装置。
  16. 前記報知制御部は、前記車両の周辺が混雑している場合に、前記報知情報を、報知音及び前記車両の一部の動作の両方により前記報知部に報知させる、
    請求項15に記載の車両制御装置。
  17. 電子キーの操作により送信される操作情報に基づいて、前記車両に設けられたドアのロックおよびアンロックが可能であり、
    前記運転制御部は、前記車両の乗員が乗降する乗降エリアに面し、前記車両が停止する停止エリアまたは前記操作情報の受信可能エリアを移動する前記車両に設けられたドアがアンロックされた場合に、前記車両の移動を中止する、
    請求項1から16のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。
  18. コンピュータが、
    車両の周辺環境を認識し、
    前記車両の周辺環境の認識結果に基づいて前記車両の速度制御および操舵制御を行い、前記車両を走行させ、
    ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による前記走行の開始指示を受け付け、
    前記開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させる、
    車両制御方法。
  19. コンピュータに、
    車両の周辺環境を認識する処理と、
    前記車両の周辺環境の認識結果に基づいて前記車両の速度制御および操舵制御を行い、前記車両を走行させる処理と、
    ユーザが所有する端末装置による指示とは異なる指示による前記走行の開始指示を受け付ける処理と、
    前記開始指示に関連する報知情報をユーザに向けて報知部に報知させる処理と、
    を実行させるプログラム。
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