JP2020161279A - リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020161279A
JP2020161279A JP2019058092A JP2019058092A JP2020161279A JP 2020161279 A JP2020161279 A JP 2020161279A JP 2019058092 A JP2019058092 A JP 2019058092A JP 2019058092 A JP2019058092 A JP 2019058092A JP 2020161279 A JP2020161279 A JP 2020161279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating liquid
woven fabric
separator
secondary battery
surface tension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019058092A
Other languages
English (en)
Inventor
友洋 佐藤
Tomohiro Sato
友洋 佐藤
敬生 増田
Takao Masuda
敬生 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP2019058092A priority Critical patent/JP2020161279A/ja
Publication of JP2020161279A publication Critical patent/JP2020161279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Cell Separators (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、ピンホールや未塗工欠陥の少ないセパレータを製造することができるリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法を提供することにある。【解決手段】不織布基材に無機粒子を含有する塗層を形成してなるリチウムイオン電池用セパレータの製造方法において、静的表面張力45mN/m以上を有する塗液A、及び静的表面張力20mN/m以上45mN/m未満を有する塗液Bをこの順で逐次、不織布基材に塗工することを特徴とするリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池(以下、「電池」と略記する場合がある)に使用されているリチウムイオン二次電池セパレータ(以下、「セパレータ」と略記する場合がある)としては、従来、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂からなる樹脂製多孔膜が用いられてきた。しかし、このような樹脂製多孔膜をセパレータとして使用した場合には、電池が異常発熱した場合に溶融・収縮し、正負極を隔離する機能が失われて著しい短絡を生じる問題があった。
このような問題に対し、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の耐熱性の高い繊維からなる不織布基材にアルミナやベーマイトなどの無機粒子を塗工してなるセパレータが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。しかしながら、無機粒子を塗工しても、不織布基材の孔が大きい場合には、塗液の浸透による裏抜けが発生しやすく、それによってピンホールと呼ばれる塗工欠陥が生じやすい問題があった。また、裏抜けした塗液が塗工機のガイドロール等に付着、堆積することにより、裏面をこすりやすくなり、汚れが発生する原因ともなる。このことから、特許文献3では塗液の静的表面張力を45mN/m以上とすることが提案されている。特許文献3の塗液を不織布基材に塗工してセパレータを製造する際、不織布基材表面に毛羽などの凹凸が見られた場合、それらが起因となって、未塗工欠陥が発生することがあった。
特表2005−536857号公報 特開2007−157723号公報 特開2014−044857号公報
本発明の課題は、ピンホールや未塗工欠陥の少ないセパレータを製造することができるリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために鋭意研究した結果、不織布基材に無機粒子を含有する塗層を形成してなるリチウムイオン電池用セパレータの製造方法において、静的表面張力45mN/m以上を有する塗液A、及び静的表面張力20mN/m以上45mN/m未満を有する塗液Bをこの順で逐次、不織布基材に塗工することを特徴とするリチウムイオン二次電池セパレータの製造方法を見出した。
本発明によれば、静的表面張力45mN/m以上を有する塗液A、及び静的表面張力20mN/m以上45mN/m未満を有する塗液Bをこの順で逐次、不織布基材に塗工することにより、ピンホールや未塗工欠陥の発生を抑制することができる。
本発明は、不織布基材に無機粒子を含有する塗層を形成してなるリチウムイオン二次電池用セパレータを製造するための「リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法」(以下、「製造方法」と略記することがある)に関する。本発明の製造方法では、不織布基材に無機粒子を含有する塗層を形成してなるリチウムイオン電池用セパレータの製造方法において、静的表面張力45mN/m以上を有する塗液A、及び静的表面張力20mN/m以上45mN/m未満を有する塗液Bをこの順で逐次、不織布基材に塗工することを特徴とする。
本発明の製造方法では、不織布基材に静的表面張力45mN/m以上を有する塗液Aを塗工することで、塗液の不織布基材への浸透を抑えることができることから、塗液の裏抜けを防ぎ、ピンホールの発生を抑制することができる。塗液Aを不織布基材に塗工、乾燥後に、同じ面に塗工する塗液Bの静的表面張力を20以上45mN/m未満とすることで、塗液のレベリング性を上げることができるから、不織布基材表面に存在する毛羽などの凹凸起因の未塗工欠陥の発生を抑制することができる。さらに、塗液Aを塗工、乾燥した塗層への塗液Bの浸透を抑えることができることから、ピンホールの発生を抑制することができる。
本発明において、塗液Aの静的表面張力は45mN/m以上である。静的表面張力は50mN/m以上であることがより好ましく、さらに好ましくは55mN/m以上である。また、静的表面張力が65mN/m以下であるのが、平坦な塗面が得やすく、好ましい。静的表面張力が45mN/m未満の場合、塗液Aが不織布基材に浸透しやすくなり、ピンホールが発生する。なお、静的表面張力とはウィルヘルミ・プレート法によって測定される値である。測定装置には市販されているFACE自動表面張力計CBVP−Z型(協和界面化学株式会社製)等がある。
本発明において、塗液Bの静的表面張力は20mN/m以上45mN/m未満である。塗液Bの静的表面張力は22mN/m以上44mN/m未満であることがより好ましく、さらに好ましくは23mN/m以上43mN/m未満である。静的表面張力が20mN/m未満の場合、塗液Aを塗工、乾燥した塗層へ塗液Bが浸透し過ぎて、ピンホールが発生する。静的表面張力が45mN/m以上の場合、塗液のレベリング性が低くなることから、未塗工欠陥の発生を抑制することが難しくなる。
本発明において、塗液Aの静的表面張力を45mN/m以上、塗液Bの静的表面張力20mN/m以上45mN/m未満とする方法は任意により選択されるが、例えば、界面活性剤等の添加剤の選択にて調整可能である。
界面活性剤としては、アルキル系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤等を用いることができる。界面活性剤の添加量としては、無機粒子に対し、0〜1質量%であることが好ましい。
本発明において、塗液及び塗層に含まれる無機粒子は、セパレータの塗層に用いるのに好適なものであれば、特に制限はされない。その例としては、カオリン、焼成カオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、アルミナ、ベーマイト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウムなどが挙げられる。これらを単独で用いても良いし、2種以上併用して用いてもよい。なかでも熱安定性の点から、アルミナ、ベーマイト又は水酸化マグネシウムが好ましく、水酸化マグネシウムがより好ましい。アルミナでは、αアルミナがより好ましい。
本発明において、塗液及び塗層に含まれる無機粒子の平均粒子径は、0.3μm以上4.0μm以下が好ましく、0.4μm以上3.8μm以下がより好ましく、0.5μm以上3.5μm以下がさらに好ましい。平均粒子径が0.3μmよりも小さい場合、電池の内部抵抗が高くなる場合があり、4.0μmよりも大きい場合、セパレータが厚くなり過ぎる場合がある。
本発明における平均粒子径とは、レーザー回折法による粒度分布測定から求められる体積基準50%粒子径(D50)である。
本発明において、塗液及び塗層には、塗層の強度を高めるため、有機ポリマーバインダーを含有させることができる。有機ポリマーバインダーは、セパレータの塗層に用いるのに好適なものであれば特に制限はされない。その例としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、(メタ)アクリレート共重合体、フッ素系ゴム、スチレン−ブタジエン共重合樹脂(SBR)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリウレタンなどの樹脂が挙げられ、また、これらの樹脂の一部に、非水電解液への溶解を防止するために、架橋構造を導入した樹脂も用いることができる。これらの有機ポリマーバインダーは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、スチレン−ブタジエン共重合樹脂(SBR)、(メタ)アクリレート共重合体が特に好ましい。
有機ポリマーバインダーの含有量は、無機粒子100質量部に対して、0.5質量部以上10.0質量部以下が好ましく、0.7質量部以上8.0質量部以下がより好ましく、1.0質量部以上6.0質量部以下が更に好ましい。含有量が低過ぎると、リチウムイオン電池用セパレータの塗層強度が弱くなる場合がある。逆に、含有量が高過ぎると、リチウムイオン電池用セパレータの内部抵抗が高くなる場合がある。
本発明において、塗液及び塗層には、発明の効果を損ねない範囲で、分散剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤等の各種添加剤を用いることができる。
本発明において、不織布基材における合成樹脂繊維の含有量は70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。合成樹脂繊維の含有量が70質量%よりも少ない場合、不織布基材の強度が弱くなり過ぎる場合がある。
合成樹脂繊維の平均繊維径は1μm以上20μm以下が好ましく、1μm以上15μm以下がより好ましく、1μm以上10μm以下がさらに好ましい。平均繊維径が1μm未満の場合、繊維が細すぎて、塗層が不織布基材内部に滲み込みにくくなり、セパレータの厚み増加を抑制することが難しくなることがある。平均繊維径が20μmより太い場合、不織布基材自体の厚みを薄くすることが困難になり、セパレータの厚み増加を抑制することが難しくなることがある。
本発明における平均繊維径とは、不織布基材断面の走査型電子顕微鏡写真より、不織布基材を形成する繊維について、繊維の長さ方向に対して垂直な断面又は垂直に近い断面の繊維を30本選択し、その繊維径を測定した平均値である。合成樹脂繊維は熱や圧力によって溶融する場合や変形する場合がある。その場合は、断面積を測定して、真円換算の繊維径を算出する。
合成樹脂繊維の繊維長は1mm以上15mm以下が好ましく、2mm以上10mm以下がより好ましく、2mm以上5mm以下が更に好ましい。繊維長が1mmより短い場合、不織布基材から脱落することがあり、15mmより長い場合、繊維がもつれてダマになることがあり、厚みむらが生じることがある。
合成樹脂繊維を構成する樹脂としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系、ポリアミド系、アクリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリビニルエーテル系、ポリビニルケトン系、ポリエーテル系、ポリビニルアルコール系、ジエン系、ポリウレタン系、フェノール系、メラミン系、フラン系、尿素系、アニリン系、不飽和ポリエステル系、アルキド系、フッ素系、シリコーン系、ポリアミドイミド系、ポリフェニレンスルフィド系、ポリイミド系、ポリカーボネート系、ポリアゾメチン系、ポリエステルアミド系、ポリエーテルエーテルケトン系、ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール系、ポリベンゾイミダゾール系、エチレン−ビニルアルコール共重合体系等の樹脂が挙げられる。また、これらの樹脂の誘導体も使用できる。これらの樹脂の中で、塗層との接着性を高くするためには、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂を使用することが好ましい。また、セパレータの耐熱性を向上させるためには、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂を使用することが好ましい。
ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)系、ポリブチレンテレフタレート(PBT)系、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)系、ポリエチレンナフタレート(PEN)系、ポリブチレンナフタレート系(PBN)、ポリエチレンイソフタレート系、全芳香族ポリエステル系等の樹脂が挙げられる。また、これらの樹脂の誘導体も使用できる。これらの樹脂の中で、耐熱性、耐電解液性、無機粒子層との接着性を向上させるためには、ポリエチレンテレフタレート系樹脂が好ましい。
アクリル系樹脂としては、アクリロニトリル100%の重合体からなるもの、アクリロニトリルに対して、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の(メタ)アクリル酸誘導体、酢酸ビニル等を共重合させたもの等が挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、オレフィン系共重合体等が挙げられる。
ポリアミド系樹脂としては、ナイロンなどの脂肪族ポリアミド、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド、コポリ(パラ−フェニレン−3,4′−オキシジフェニレンテレフタルアミド)、ポリ−m−フェニレンイソフタルアミドなどの全芳香族ポリアミド、全芳香族ポリアミドにおける主鎖の一部に脂肪鎖を有する半芳香族ポリアミドが挙げられる。
半芳香族とは、主鎖の一部に例えば脂肪鎖などを有するものを指す。全芳香族ポリアミドはパラ型、メタ型いずれでも良い。
合成樹脂繊維は、単一の樹脂からなる繊維(単繊維)であっても良いし、2種以上の樹脂からなる繊維(複合繊維)であっても良い。また、不織布基材に含まれる合成樹脂繊維は、1種でも良いし、2種類以上を組み合わせて使用しても良い。複合繊維としては、芯鞘型、偏芯型、サイドバイサイド型、海島型、オレンジ型、多重バイメタル型が挙げられる。複合繊維を分割した繊維を使用しても良い。
不織布基材は、合成樹脂繊維以外の繊維を含有しても良い。例えば、溶剤紡糸セルロース、再生セルロース等の短繊維;溶剤紡糸セルロース、再生セルロース等のフィブリル化物;天然セルロース繊維;天然セルロース繊維のパルプ化物;天然セルロース繊維のフィブリル化物;無機繊維;合成樹脂のフィブリル化物;合成樹脂のパルプ化物等を含有しても良い。
不織布基材の坪量は、好ましくは6g/m以上20g/m以下であり、より好ましくは7g/m以上18g/m以下であり、さらに好ましくは8g/m以上15g/m以下である。坪量が20g/mを超える場合、セパレータの薄膜化が難しくなる場合がある。坪量が6g/m未満の場合、十分な強度を得ることが難しい場合がある。なお、坪量はJIS P 8124:2011(紙及び板紙−坪量測定法)に規定された方法に基づき測定される。
不織布基材の厚みは、好ましくは9μm以上30μm以下であり、より好ましくは10μm以上27μm以下であり、さらに好ましくは11μm以上24μm以下である。厚みが9μm未満の場合、十分な強度が得られない場合がある。厚みが30μmを超える場合、セパレータの薄膜化が難しくなる場合がある。なお、厚みはJIS B 7502:2016に規定された外側マイクロメーターを使用して、5N荷重することにより測定された値を意味する。
不織布基材の製造方法としては、繊維ウェブを形成し、繊維ウェブ内の繊維を結合させて不織布を得る製造方法を用いることができる。得られた不織布は、そのまま不織布基材として使用しても良いし、複数枚の不織布からなる積層体を不織布基材として使用することもできる。繊維ウェブの製造方法としては、例えば、カード法、エアレイ法、スパンボンド法、メルトブロー法等の乾式法;湿式抄紙法等の湿式法;静電紡糸法等が挙げられる。このうち、湿式法によって得られるウェブは、均質かつ緻密であり、セパレータ用基材として好適に用いることができる。湿式法は、繊維を水中に分散して均一な抄紙スラリーとし、この抄紙スラリーを円網式、長網式、傾斜式等の抄紙方式の少なくとも1つを有する抄紙機を用いて、繊維ウェブを得る方法である。
繊維ウェブから不織布基材を製造する方法では、接着、融着及び絡合からなる群から選ばれる繊維結合方法によって、繊維を結合させる。繊維結合方法としては、水流交絡(スパンレース)法、ニードルパンチ法、バインダー接着法等を使用することができる。バインダー接着法には、繊維ウェブに付与したバインダーで繊維を結合させるケミカルボンド法、繊維ウェブに含まれるバインダー用合成樹脂繊維で繊維を結合させるサーマルボンド法等を使用することができる。特に、均一性を重視して前記湿式法を用いる場合、サーマルボンド法を施して、バインダー用合成樹脂繊維を接着することが好ましい。サーマルボンド法により、均一な繊維ウェブから均一な不織布が形成される。
不織布基材に対して、カレンダー等によって圧力を加えて、厚さを調整することや、厚さを均一化することが好ましい。ただし、バインダー用合成樹脂繊維が皮膜化しない温度(バインダー用合成樹脂繊維の融点又は軟化点よりも20℃以上低い温度)で加圧することが好ましい。
本発明において、塗液を不織布基材に塗工する方法としては、各種の塗工装置を用いることができる。塗工装置としては、ブレード、ロッド、リバースロール、リップ、ダイ、カーテン、エアーナイフ等各種の塗工方式、フレキソ、スクリーン、オフセット、グラビア、インクジェット等の各種印刷方式、ロール転写、フィルム転写などの転写方式、ディッピング等の引き上げ方式等を、必要に応じて選択して用いることができる。
本発明において、塗液を不織布基材に塗工後に乾燥する方法は特に限定されず、公知の乾燥方法を用いることができるが、特に熱風を吹きつける方法、赤外線を照射する方法など、加熱により乾燥する方法は、生産性が良く好ましく用いられる。
静的表面張力45mN/m以上を有する塗液Aの塗工量(絶乾)は、2.0〜8.0g/mが好ましく、2.5〜7.0g/mがより好ましく、3.0〜6.0g/mがさらに好ましい。8.0g/mを超えると、リチウムイオン二次電池セパレータの厚みが厚くなることがあり、2.0g/m未満であると、ピンホールが発生しやすくなることがある。
静的表面張力20mN/m以上45mN/m未満を有する塗液Bの塗工量(絶乾)は、2.0〜8.0g/mが好ましく、2.5〜7.0g/mがより好ましく、3.0〜6.0g/mがさらに好ましい。8.0g/mを超えると、リチウムイオン二次電池セパレータの厚みが厚くなることがあり、2.0g/m未満であると、ピンホールが発生しやすくなることがある。
本発明において、リチウムイオン電池用セパレータの坪量は、好ましくは10g/m以上36g/m以下であり、より好ましくは12g/m以上32g/m以下であり、更に好ましくは14g/m以上27g/m以下である。坪量が36g/mを超えた場合、内部抵抗が高くなり過ぎる場合がある。坪量が10g/m未満の場合、ピンホールが発生しやすくなる場合や、十分な強度を得ることが難しくなる場合がある。
本発明において、リチウムイオン電池用セパレータの厚みは、好ましくは10μm以上40μm以下であり、より好ましくは11μm以上30μm以下であり、更に好ましくは12μm以上25μm以下である。厚みが40μmを超えた場合、リチウムイオン電池セパレータが厚くなり過ぎてしまい、内部抵抗が高くなる場合がある。厚みが10μm未満の場合、ピンホールが発生しやすくなる場合や、十分な強度を得ることが難しくなる場合がある。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。なお、実施例において百分率(%)及び部は、断りのない限り全て質量基準である。また、塗工量は乾燥塗工量(塗工量(絶乾))である。
<不織布基材1の作製>
繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化PET系短繊維50質量部と繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmの単一成分型バインダー用PET系短繊維(軟化点120℃、融点230℃)50質量部とをパルパーにより水中に分散し、濃度1質量%の均一な抄造用スラリーを調製した。この抄造用スラリーを、円網型抄紙機にて、湿式方式で抄き上げ、135℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維同士、及びバインダー用PET系短繊維と配向結晶化PET系短繊維の交点を融着させて引張強度を発現させ、坪量10g/mの不織布とした。さらに、この不織布を、誘電発熱ジャケットロール(金属製熱ロール)及び弾性ロールからなる1ニップ式熱カレンダーを使用して、熱ロール温度200℃、線圧100kN/m、処理速度30m/分の条件で熱カレンダー処理し、厚み15μmの不織布を作製し、不織布基材1とした。
<塗液A1の調製>
平均粒子径3.0μm、比表面積2m/gの水酸化マグネシウム100部を、その1質量%水溶液の25℃における粘度が200mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.3%水溶液120部に分散し、よく攪拌して水酸化マグネシウム分散液を作製した。次いで、その1質量%水溶液の25℃における粘度が7000mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.5%水溶液300部を混合、攪拌し、さらにカルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合樹脂エマルション(固形分濃度49質量%、ガラス転移点−18℃、平均粒子径0.2μm)10部を混合、攪拌して、塗液A1を作製した。塗液A1の静的表面張力(23℃)は62mN/mであった。
<塗液A2の調製>
塗液A1の調製において、シリコーン系界面活性剤0.10部を加えた以外は塗液A1と同様にして塗液A2を作製した。塗液A2の静的表面張力(23℃)は54mN/mであった。
<塗液A3の調製>
平均粒子径2.3μm、比表面積3m/gのベーマイト100部を、その1質量%水溶液の25℃における粘度が200mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.3%水溶液120部に分散し、よく攪拌してベーマイト分散液を作製した。次いで、その1質量%水溶液の25℃における粘度が7000mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.5%水溶液300部を混合、攪拌し、さらにカルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合樹脂エマルション(固形分濃度49質量%、ガラス転移点−18℃、平均粒子径0.2μm)10部とシリコーン系界面活性剤0.20部を混合、攪拌して、塗液A3を作製した。塗液A3の静的表面張力(23℃)は46mN/mであった。
<塗液B1の調製>
体積平均粒子径1.0μm、比表面積6m/gの水酸化マグネシウム100部を、その1質量%水溶液の25℃における粘度が200mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.3%水溶液120部に分散し、よく攪拌して水酸化マグネシウム分散液を作製した。次いで、その1質量%水溶液の25℃における粘度が7000mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.5%水溶液100部を混合、攪拌し、更にカルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合樹脂エマルション(固形分濃度49質量%、ガラス転移点−18℃、平均粒子径0.2μm)10部とポリオキシエチレン系界面活性剤0.50部を混合、攪拌して、塗液B1を作製した。塗液B1の静的表面張力(23℃)は44mN/mであった。
<塗液B2の調製>
塗液B1の調製において、ポリオキシエチレン系界面活性剤0.50部をシリコーン系界面活性剤0.7部に変更した以外は、塗液B1と同様にして塗液B2を作製した。塗液B2の静的表面張力(23℃)は20mN/mであった。
<塗液B3の調製>
塗液A3の調製において、1質量%水溶液の25℃における粘度が7000mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.5%水溶液を100部とし、シリコーン系界面活性剤0.25部を加えた以外は塗液A3と同様にして塗液B3を作製した。塗液B3の静的表面張力(23℃)は39mN/mであった。
<塗液C1の調製>
塗液B1の調製において、ポリオキシエチレン系界面活性剤0.50部をシリコーン系界面活性剤0.72部に変更した以外は、塗液B1と同様にして塗液C1を作製した。塗液C1の静的表面張力(23℃)は18mN/mであった。
(実施例1)
不織布基材1上に、塗液A1を、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液B3をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池セパレータを作製した。
(実施例2)
不織布基材1上に、塗液A1を、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液B1をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池セパレータを作製した。
(実施例3)
不織布基材1上に、塗液A2を、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液B2をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池セパレータを作製した。
(実施例4)
不織布基材1上に、塗液A3を、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液B3をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池セパレータを作製した。
(比較例1)
不織布基材1上に、塗液A1を、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液A1をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池セパレータを作製した。
(比較例2)
不織布基材1上に、塗液A3を、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液C1をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池セパレータを作製した。
(比較例3)
不織布基材1上に、塗液B2を、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液B2をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池セパレータを作製した。
実施例及び比較例の製造方法にて作製したリチウムイオン二次電池セパレータについて、下記の評価を行い、その結果を表1に示した。
[ピンホール評価]
作製したセパレータについて、セパレータのピンホールの状態についてA4サイズ1枚を透過光を用いて目視にて確認し、次の度合いで評価した。結果を表1に記す。
○:目視でのピンホールの発生は見られない。
△:うっすらと透過光が観察される部分が存在する。
×:明らかに透過光が多数観察される。
[未塗工欠陥評価]
作製したセパレータについて、画像カメラによる欠点検査を面積1,000m分行い、サイズ1.0mm×1.0mm以上の未塗工欠陥の数を確認し、次の度合いで評価した。結果を表1に記す。
○:未塗工欠陥数0個以上3個以下。
△:未塗工欠陥数4個以上6個以下。
×:未塗工欠陥数7個以上。
Figure 2020161279
表1に示した通り、実施例1〜4の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータは、静的表面張力45mN/m以上を有する塗液A、及び静的表面張力20mN/m以上45mN/m未満を有する塗液Bをこの順で逐次、不織布基材に塗工する方法で製造したため、ピンホールが少なく、未塗工欠陥も少ないリチウムイオン二次電池セパレータとすることができた。
一方、比較例1の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータは、2層目に塗工する塗液の静的表面張力が高過ぎることから、未塗工欠陥が多く見られた。
比較例2の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータは、2層目に塗工する塗液の静的表面張力が低過ぎることから、ピンホールの発生が見られた。
比較例3の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータは、1層目に塗工する塗液の静的表面張力が低過ぎることから、ピンホールの発生が見られた。
実施例2の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータは、2層目に塗工する塗液の静的表面張力がやや高いことから、実施例1、3及び4の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータよりも、未塗工欠陥がやや多く見られた。
実施例3の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータは、2層目に塗工する塗液の静的表面張力がやや低いことから、実施例1及び2の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータよりも、ピンホール評価において、うっすらと透過光が観察される部分があった。
実施例4の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータは、1層目に塗工する塗液の静的表面張力がやや低いことから、実施例1及び2の製造方法で作製したリチウムイオン二次電池セパレータよりも、ピンホール評価において、うっすらと透過光が観察される部分があった。
本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法は、リチウムイオン二次電池用セパレータを製造するのに好適に使用できる。

Claims (1)

  1. 不織布基材に無機粒子を含有する塗層を形成してなるリチウムイオン電池用セパレータの製造方法において、静的表面張力45mN/m以上を有する塗液A、及び静的表面張力20mN/m以上45mN/m未満を有する塗液Bをこの順で逐次、不織布基材に塗工することを特徴とするリチウムイオン二次電池セパレータの製造方法。
JP2019058092A 2019-03-26 2019-03-26 リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法 Pending JP2020161279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019058092A JP2020161279A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019058092A JP2020161279A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020161279A true JP2020161279A (ja) 2020-10-01

Family

ID=72639678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019058092A Pending JP2020161279A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020161279A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076410A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Hitachi Maxell Ltd 多層多孔質膜の製造方法、電気化学素子用セパレータおよび電気化学素子
WO2010074202A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 日本ゼオン株式会社 リチウムイオン二次電池用セパレーター及びリチウムイオン二次電池
WO2012099149A1 (ja) * 2011-01-20 2012-07-26 東レ株式会社 多孔質積層フィルム、蓄電デバイス用セパレータ、および蓄電デバイス
WO2012115252A1 (ja) * 2011-02-25 2012-08-30 日本ゼオン株式会社 二次電池用多孔膜、二次電池多孔膜用スラリー及び二次電池
WO2013176276A1 (ja) * 2012-05-23 2013-11-28 三菱製紙株式会社 リチウムイオン電池用セパレータ
JP2014044857A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Mitsubishi Paper Mills Ltd 金属イオン二次電池セパレータ用塗液及び金属イオン二次電池セパレータ
JP2014222649A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 日本ゼオン株式会社 二次電池用多孔膜組成物、二次電池用電極、二次電池用セパレータ及び二次電池
JP2015103456A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 三菱製紙株式会社 リチウムイオン電池セパレータ
JP2017517834A (ja) * 2014-04-01 2017-06-29 エルジー・ケム・リミテッド セパレータの製造方法、その方法で形成されたセパレータ、及びそれを含む電気化学素子
WO2018047742A1 (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 三菱製紙株式会社 リチウムイオン電池セパレータ用基材及びリチウムイオン電池セパレータ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076410A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Hitachi Maxell Ltd 多層多孔質膜の製造方法、電気化学素子用セパレータおよび電気化学素子
WO2010074202A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 日本ゼオン株式会社 リチウムイオン二次電池用セパレーター及びリチウムイオン二次電池
WO2012099149A1 (ja) * 2011-01-20 2012-07-26 東レ株式会社 多孔質積層フィルム、蓄電デバイス用セパレータ、および蓄電デバイス
WO2012115252A1 (ja) * 2011-02-25 2012-08-30 日本ゼオン株式会社 二次電池用多孔膜、二次電池多孔膜用スラリー及び二次電池
WO2013176276A1 (ja) * 2012-05-23 2013-11-28 三菱製紙株式会社 リチウムイオン電池用セパレータ
JP2014044857A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Mitsubishi Paper Mills Ltd 金属イオン二次電池セパレータ用塗液及び金属イオン二次電池セパレータ
JP2014222649A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 日本ゼオン株式会社 二次電池用多孔膜組成物、二次電池用電極、二次電池用セパレータ及び二次電池
JP2015103456A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 三菱製紙株式会社 リチウムイオン電池セパレータ
JP2017517834A (ja) * 2014-04-01 2017-06-29 エルジー・ケム・リミテッド セパレータの製造方法、その方法で形成されたセパレータ、及びそれを含む電気化学素子
WO2018047742A1 (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 三菱製紙株式会社 リチウムイオン電池セパレータ用基材及びリチウムイオン電池セパレータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6292626B2 (ja) リチウムイオン二次電池セパレータ用不織布基材及びリチウムイオン二次電池セパレータ
JP6018498B2 (ja) リチウムイオン二次電池セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池セパレータ用基材の製造方法及びリチウムイオン二次電池セパレータ
US11881595B2 (en) Coating solution for lithium ion battery separators and lithium ion battery separator
JP2015060686A (ja) 溶融塩電池用セパレータ
WO2013108722A1 (ja) 半透膜支持体用不織布
JP6841706B2 (ja) リチウムイオン電池セパレータ
JP2020161279A (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法
EP2854197A1 (en) Lithium-ion battery separator
JP2021507470A (ja) 電池用セパレーター、その製造方法及び応用
JP2015207547A (ja) リチウムイオン電池用セパレータ
JP2021057237A (ja) リチウムイオン電池用セパレータ
JP2019192484A (ja) アルカリ電池用セパレータ
JP2021057236A (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータ
JP2015118836A (ja) リチウムイオン二次電池セパレータ用不織布基材の製造方法及びリチウムイオン二次電池セパレータ用不織布基材
JP2015173087A (ja) リチウムイオン二次電池セパレータ及びその製造方法
JP6049588B2 (ja) リチウムイオン電池セパレータ
JP2018067458A (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池用セパレータ、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法、及びリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法
JP6016557B2 (ja) リチウムイオン二次電池セパレータ用不織布基材及びその製造方法
JP6581533B2 (ja) リチウムイオン電池用セパレータ
JP6545638B2 (ja) 耐熱性湿式不織布
JP2001010247A (ja) 孔版印刷用原紙
JP2004285509A (ja) 極細繊維及びこれを用いた不織布
JP2022133630A (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法
JP2021112695A (ja) 分離膜支持体
JP2009123413A (ja) 静電気除去剥離紙

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221220