JP6581533B2 - リチウムイオン電池用セパレータ - Google Patents
リチウムイオン電池用セパレータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6581533B2 JP6581533B2 JP2016059862A JP2016059862A JP6581533B2 JP 6581533 B2 JP6581533 B2 JP 6581533B2 JP 2016059862 A JP2016059862 A JP 2016059862A JP 2016059862 A JP2016059862 A JP 2016059862A JP 6581533 B2 JP6581533 B2 JP 6581533B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- lithium ion
- ion battery
- nonwoven fabric
- inorganic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
Description
この方法では、繊維径の選択により、不織布基材の空隙率を調整することができ、結果的にセパレータの空隙率を調整してガーレー透気度を調整できる。繊維径を太くすれば、ガーレー透気度の値を小さく、すなわち高透気性にすることができ、繊維径を細くすれば、ガーレー透気度の値を大きく、すなわち低透気性にすることができる。
この方法では、無機粒子の粒子径を大きくすれば、セパレータのガーレー透気度の値を小さく、すなわち高透気性にすることが可能であり、無機粒子の粒子径を小さくすれば、セパレータのガーレー透気度の値を大きく、すなわち低透気性にすることが可能である。また、粒子の一次構造、二次構造によってもセパレータのガーレー透気度の調整が可能である。なお、ここでいう粒子径とは、レーザー回折散乱法により測定される平均粒子径(D50)を指す。
バインダ量を増やすことで、無機粒子層の一部が皮膜化し、無機粒子層の透気性が低くなる。バインダ量を減らせば、皮膜部分が減ることで、無機粒子層の透気性が高くなる。
カレンダー処理により、不織布基材又はセパレータの密度を調整することで、セパレータのガーレー透気度を調整することが可能である。
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化ポリエチレンテレフタレート(PET)系短繊維45部と繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化PET系短繊維15部と繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmの単一成分型バインダ用PET系短繊維(軟化点120℃、融点230℃)40部とを一緒に混合し、パルパーにより水中で離解させ、アジテーターによる攪拌のもと、濃度1%の均一な抄造用スラリーを調製した。傾斜型抄紙機を用い、この抄造用スラリーを湿式法で抄き上げ、130℃のシリンダードライヤーによって、バインダ用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、目付12g/m2の不織布とした。さらに、この不織布を誘電発熱ジャケットロール(金属製熱ロール)及び弾性ロールからなる1ニップ式熱カレンダーを使用して、熱ロール温度200℃、線圧100kN/m、処理速度40m/分の条件で熱カレンダー処理し、厚み18μmの不織布基材を作製した。
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化PET系短繊維の代わりに、繊度0.6dtex(平均繊維径8μm)、繊維長5mmの配向結晶化PET系短繊維を用いた以外は、不織布基材Aと同様にして、厚み22μmの不織布基材Bを作製した。
無機粒子として、粒子径0.7μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径2.3μmのベーマイトの二次粒子100部を、その1質量%水溶液の25℃における粘度が200mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.3%水溶液120部に分散し、よく攪拌してベーマイト分散液を作製した。次いで、その1質量%水溶液の25℃における粘度が7000mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.5%水溶液300部を混合、攪拌し、さらに、バインダとして45%スチレン/ブタジエン共重合体のラテックス高分子15部を混合、攪拌して、塗液を作製した。
45%スチレン/ブタジエン共重合体のラテックス高分子の部数を30部とした以外は塗液Aと同様にして、塗液Bを作製した。
無機粒子として、粒子径0.7μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径2.3μmのベーマイトの二次粒子の代わりに、粒子径1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径4.8μmのベーマイトの二次粒子を用いた以外は塗液Aと同様にして、塗液Cを作製した。
不織布基材A上に、塗液Aを絶乾塗工量が18g/m2となるように塗工、乾燥してセパレータAを作製した。
不織布基材A上に、塗液Aを絶乾塗工量が12g/m2となるように塗工、乾燥してセパレータBを作製した。
不織布基材A上に、塗液Aを絶乾塗工量が10g/m2となるように塗工、乾燥してセパレータCを作製した。
不織布基材A上に、塗液Aを絶乾塗工量が8g/m2となるように塗工、乾燥してセパレータDを作製した。
不織布基材A上に、塗液Bを絶乾塗工量が10g/m2となるように塗工、乾燥してセパレータEを作製した。
不織布基材A上に、塗液Aを絶乾塗工量が3.5g/m2となるように塗工、乾燥してセパレータFを作製した。
不織布基材B上に、塗液Cを絶乾塗工量が10g/m2となるように塗工、乾燥してセパレータGを作製した。
作製した各セパレータから50mm×50mmのシートサンプルを切り出し、シートサンプルのCD(クロスディレクション、横方向)辺をクリップで固定して耐熱ガラス板に挟んで、150℃及び180℃の恒温槽中に1時間保持した後に取り出してサンプルの幅を測定し、加熱前後での収縮率を算出した。評価は以下に従った。
○:収縮率が2〜5%で実用上問題ないレベルである。
△:収縮率が5〜8%で局所過熱による収縮がやや懸念される。
×:収縮率が8%以上で局所過熱時収縮が懸念される。
各セパレータを用い、正極活物質がマンガン酸リチウム、負極活物質が人造黒鉛、電解液がリチウムヘキサフルオロフォスフェートのエチレンカーボネートとジエチルカーボネートとジメチルカーボネートの1/1/1(容量比)混合溶媒溶液(1mol/L)である設計容量が100mAhのラミネート型リチウムイオン電池を作製した。
○:クーロン効率が0.80以上0.90未満。
△:クーロン効率が0.70以上0.80未満。
×:クーロン効率が0.70未満。
上記クーロン効率試験後の各電池について、100mA定電流充電→4.2V定電圧充電→充電電流10mAになったら100mAで2.8Vまで定電流放電→100mA定電流充電→4.2V定電圧充電→充電電流10mAになったら300mAで2.8Vまで定電流放電を行い、[(300mAにおける放電容量)/(100mAにおける放電容量)]×100(%)として放電容量比を求めハイレート特性とした。放電容量比が高い方が、ハイレート特性が良好な電池である。
○:放電容量比が70%以上80%未満。
△:放電容量比が60%以上70%未満。
×:放電容量比が60%未満。
Claims (1)
- 不織布基材に無機粒子が担持されてなるリチウムイオン電池用セパレータにおいて、該リチウムイオン電池用セパレータの無機分比率が35%以上であり、且つリチウムイオン電池用セパレータのガーレー透気度が2〜25sec/100mlであることを特徴とするリチウムイオン電池用セパレータ。
ただし、上記無機分比率とは、セパレータに担持した無機粒子の単位当たり質量をセパレータの単位当たり質量で除して、百分率として表された値である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016059862A JP6581533B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | リチウムイオン電池用セパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016059862A JP6581533B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | リチウムイオン電池用セパレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017174652A JP2017174652A (ja) | 2017-09-28 |
JP6581533B2 true JP6581533B2 (ja) | 2019-09-25 |
Family
ID=59971375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016059862A Active JP6581533B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | リチウムイオン電池用セパレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6581533B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4743747B2 (ja) * | 2004-12-08 | 2011-08-10 | 日立マクセル株式会社 | セパレータおよびその製造方法、並びに非水電解質電池 |
JP2014074143A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Asahi Kasei E-Materials Corp | ポリオレフィン微多孔膜 |
JP2014078515A (ja) * | 2013-11-26 | 2014-05-01 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 高耐熱性と高透過性を兼ね備えた多孔膜およびその製法 |
-
2016
- 2016-03-24 JP JP2016059862A patent/JP6581533B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017174652A (ja) | 2017-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6292625B2 (ja) | リチウムイオン電池用セパレータ | |
JP5706214B2 (ja) | セパレータ | |
JP5829557B2 (ja) | 金属イオン二次電池セパレータの製造方法 | |
JP6292626B2 (ja) | リチウムイオン二次電池セパレータ用不織布基材及びリチウムイオン二次電池セパレータ | |
JP5551525B2 (ja) | 極細径不織布からなるセパレータ | |
JP2016502736A (ja) | 低収縮性単層リチウムイオンバッテリセパレータ | |
JP5750033B2 (ja) | リチウムイオン電池セパレータ | |
JP2013084367A (ja) | リチウムイオン電池セパレータ用塗工液およびリチウムイオン電池セパレータ | |
JP6347690B2 (ja) | 電気化学素子用セパレータ | |
JP5841510B2 (ja) | 金属イオン二次電池セパレータ用塗液及び金属イオン二次電池セパレータ | |
JP5876375B2 (ja) | 金属イオン二次電池セパレータ | |
JP6581533B2 (ja) | リチウムイオン電池用セパレータ | |
JP5912464B2 (ja) | 塗工成分が担持された多孔シートの製造方法および製造装置 | |
WO2019188292A1 (ja) | 電気化学素子用セパレータ | |
JP6765277B2 (ja) | リチウムイオン電池 | |
JP6172910B2 (ja) | 電気化学素子用セパレータ | |
JP5975815B2 (ja) | 電気化学素子用セパレータの製造方法および製造装置 | |
JP2019175703A (ja) | リチウムイオン二次電池用セパレータ及びリチウムイオン二次電池 | |
JP6018526B2 (ja) | 金属イオン二次電池セパレータ | |
JP2019192484A (ja) | アルカリ電池用セパレータ | |
JP2018206671A (ja) | リチウムイオン電池セパレータ用基材及びリチウムイオン電池セパレータ | |
JP2014154527A (ja) | リチウムイオン電池セパレータ | |
JP2022133630A (ja) | リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法 | |
WO2020189597A1 (ja) | リチウムイオン電池用セパレータ | |
JP2021057236A (ja) | リチウムイオン二次電池用セパレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190326 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6581533 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |