JP2020160326A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電ローラの寿命をより正確に得られる構成を提供する。【解決手段】帯電ローラ2は、回転軸線方向中央部の外径が回転軸線方向両端部の外径よりも大きいクラウン形状を有する。帯電ローラの回転軸線方向中央部の外径をD1、帯電ローラ2の回転軸線方向両端部の外径をD2、D3とした場合に、クラウン量をD1−(D2+D3)/2とする。無線ICタグに納入されているクラウン量が制御部に送信される。すると、操作パネルに、クラウン量が第1の量である場合よりも、第1の量よりも大きい第2の量である場合の方が帯電ローラ2の交換寿命が短くなるように寿命値が表示される。【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置として、感光ドラムに当接して感光ドラムの表面を帯電させる帯電ローラを備えた構成が従来から知られている。このような帯電ローラ、或いは、帯電ローラを備えたカートリッジは、寿命により交換される。例えば、帯電ローラの回転数や帯電バイアスの印加時間に基づいて、帯電ローラが寿命に達したことを判断する構成が提案されている(特許文献1)。
特開平9−211931号公報
帯電ローラは、長期間使用されるとトナーや外添剤が付着することで表面が汚れる。そして、帯電ローラの汚れが進むと帯電不良が発生するため、寿命に到達したとして交換する場合がある。ここで、帯電ローラは、回転軸線方向中央部の外径が回転軸線方向両端部の外径よりも大きいクラウン形状を有する場合がある。
帯電ローラの汚染は、帯電ローラの回転軸線方向(長手方向)でばらつきがあり、そのばらつきは帯電ローラのクラウン量に大きく依存することが、本発明者の研究の成果で判明した。即ち、帯電ローラにクラウン形状をつけることで、外径が大きい所と、外径が小さい所で生じる、動的な摩擦力の大小で汚れやすい部分と汚れづらい部分が生じる。特許文献1に記載の構成の場合、このような帯電ローラのクラウン量による寿命のばらつきを正しく検知できない。
本発明は、帯電ローラや帯電ローラを有するカートリッジの寿命をより正確に得られる構成を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、回転する感光体と、前記感光体の表面に接触して回転しつつ、前記感光体の表面を帯電させる帯電ローラであって、前記帯電ローラの回転軸線方向中央部の外径が前記回転軸線方向両端部の外径よりも大きいクラウン形状を有する帯電ローラと、前記帯電ローラの前記回転軸線方向中央部の外径をD1、前記帯電ローラの前記回転軸線方向両端部の外径をD2、D3とした場合に、D1−(D2+D3)/2で求められるクラウン量が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記クラウン量が第1の量である場合よりも、前記第1の量よりも大きい第2の量である場合の方が前記帯電ローラの交換寿命が短くなるように、前記帯電ローラの交換に関する寿命を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、装置本体と、回転する感光体と、前記感光体の表面に接触して回転しつつ、前記感光体の表面を帯電させる帯電ローラであって、前記帯電ローラの回転軸線方向中央部の外径が前記回転軸線方向両端部の外径よりも大きいクラウン形状を有する帯電ローラと、を有し、前記装置本体に対して着脱自在なカートリッジと、前記帯電ローラの前記回転軸線方向中央部の外径をD1、前記帯電ローラの前記回転軸線方向両端部の外径をD2、D3とした場合に、D1−(D2+D3)/2で求められるクラウン量が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記クラウン量が第1の量である場合よりも、前記第1の量よりも大きい第2の量である場合の方が前記カートリッジの交換寿命が短くなるように、前記カートリッジの交換に関する寿命を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、帯電ローラや帯電ローラを有するカートリッジの寿命をより正確に得られる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 第1の実施形態に係る帯電ローラ及び感光ドラムの層構成を示す模式図。 第1の実施形態に係るドラムカートリッジと装置本体との関係を示すブロック図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の動作シーケンスを示す図。 第1の実施形態に係る帯電ローラのクラウン量を誇張して示す平面図。 第1の実施形態に係る帯電ローラのクラウン量とかぶりによるNG枚数との関係を示すグラフ。 第1の実施形態に係る帯電ローラの寿命表示に関する制御のフローチャート。 第2の実施形態に係る帯電ローラのクラウン量と帯電ローラの寿命係数との関係を示すグラフ。 第2の実施形態に係る帯電ローラの寿命表示に関する制御のフローチャート。 第3の実施形態に係る帯電ローラのクラウン量とドラムカートリッジの寿命係数との関係を示すグラフ。 第3の実施形態に係るドラムカートリッジの寿命表示に関する制御のフローチャート。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図7を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置100は、接触帯電方式、反転現像方式、転写方式の電子写真プロセスを利用したレーザビームプリンタである。本実施形態の画像形成装置100は、例えば、画像形成に対応する最大サイズのシートがA3サイズの装置である。
また、画像形成装置100は、装置本体101(図3)に接続された原稿読み取り装置(図示せず)又は装置本体101に対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像信号に応じてトナー像(画像)を記録材Pに形成する。記録材としては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
このような画像形成装置100は、感光体としての回転ドラム型の感光ドラム1を備える。感光ドラム1の周囲には、回転方向(反時計方向)R1に沿って接触帯電部材としての帯電ローラ2、現像装置4、接触転写部材としての転写ローラ5、クリーニング装置7が配置されている。帯電ローラ2と現像装置4間の上方には、露光装置3が設置されている。また、感光ドラム1と転写ローラ5間に形成される転写部dの記録材搬送方向の下流側には、定着装置6が設置されている。
感光ドラム1は、本実施形態では外径30mmの負帯電性の有機感光体(OPC)であり、駆動装置(不図示)の駆動によって通常200mm/sのプロセススピード(周速度)で矢印R1方向(反時計方向)に回転駆動される。感光ドラム1は、図2に示すように、アルミニウム製シリンダ(導電性ドラム基体)1aの表面に、光の干渉を抑え上層の接着性を向上させる下引き層1bと、光電荷発生層1cと、電荷輸送層1dの3層を下から順に塗布して構成されている。
帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面に接触して矢印R2方向に回転しつつ、感光ドラム1の表面を帯電させる。このような帯電ローラ2は、芯金2aの両端部をそれぞれ軸受部材(不図示)により回転自在に保持されると共に、押圧ばね2eによって感光ドラム1の中心方向に付勢して感光ドラム1の表面に対して所定の押圧力をもって圧接されている。即ち、帯電ローラ2は、回転軸線方向(長手方向)両端部が、それぞれ押圧ばね2eによって軸受部材を介して感光ドラム1に向けて付勢されている。本実施形態では、押圧ばね2eの押圧力は、軸受端部の両方から加圧され、一方の押圧力は500gfとした。
このように感光ドラム1に圧接される帯電ローラ2は、感光ドラム1の回転駆動に従動して回転する。感光ドラム1と帯電ローラ2との圧接部が帯電部(帯電ニップ部)aである。帯電は帯電ローラ2から感光ドラム1への放電によって行われるため、ある閾値電圧以上の電圧を帯電ローラ2に印加することによって、感光ドラム1へ帯電が開始される。
本実施形態では、約−600V以上の電圧を帯電ローラ2に印加すれば感光ドラム1の表面電位が上昇を始め、それ以降は印加電圧に対して傾き1で線形に感光ドラム1の表面電位が上昇する。例えば、本実施例では−300Vの表面電位を得るためには−900V、−500Vの表面電位を得るためには、−1100Vの電圧を印加すればよい。以後、この閾値電圧を放電開始電圧(帯電開始電圧)Vthと定義する。つまり、電子写真に必要とされる感光ドラム1の表面電位Vd(暗部電位)を得るためには、帯電ローラ2にはVd+Vthという、必要とされる電位Vd以上の直流電圧(DC電圧)を印加する。
帯電ローラ2の芯金2aには、電源T1より所定の条件の帯電バイアス電圧が印加されることにより、感光ドラム1の周面が所定の極性・電位に接触帯電処理される。本実施形態では、帯電ローラ2に対する帯電バイアス電圧は画像形成中は、感光ドラム1の周面をVd=−500Vに一様に接触帯電処理するために、電源T1に−1100VのDCバイアスを印加した。なお、感光ドラム1は、接地されている。
また、帯電ローラ2の長手方向長さは320mmであり、図2に示すように、帯電ローラ2は、芯金(支持部材)2aの外回りに、下層2bと、中間層2cと、表層2dを下から順次に積層した3層構成である。下層2bは、帯電音を低減するための発泡スポンジ層であり、表層2dは、感光ドラム1上にピンホール等があってもリークが発生するのを防止するために設けている保護層である。
より具体的には、本実施形態における帯電ローラ2の仕様は下記の通りである。
芯金2a;直径6mmのステンレス丸棒
下層2b;カーボン分散の発泡EPDM、比重0.5g/cm、体積抵抗値10〜10Ωcm、層厚3.0mm
中間層2c;カーボン分散のNBR系ゴム、体積抵抗値10〜10Ωcm、層厚700μm
表層2d;フッ素化合物のトレジン樹脂に酸化錫とカーボンを分散、体積抵抗値10〜1010Ωcm、表面粗さ(JIS規格10点平均表面粗さRa)1.5μm、層厚10μm
なお、本実施形態の帯電ローラ2は、帯電ローラ2の表面を清掃する清掃部材(例えばスポンジローラ)がない構成である。具体的には、本実施形態の帯電ローラ2は、帯電ローラ2の表層2dには、感光ドラム1以外が接触しない構成である。
露光装置3は、本実施形態では、半導体レーザを用いたレーザビームスキャナを用いた。露光装置3は、不図示の画像読み取り装置等から入力される画像信号に対応して変調されたレーザ光Lを出力する。そして、感光ドラム1の一様帯電処理面を露光位置bにおいて、レーザ光Lにより走査露光(イメージ露光)する。この走査露光により感光ドラム1の表面のレーザ光で照射されたところの電位が低下することで、感光ドラム1の表面には、走査露光した画像情報に対応した静電潜像が順次に形成される。露光された感光ドラム1上の電位をVLと称す。本実施形態では、露光装置3の最大光量を8mWとした。
現像装置4は、本実施形態では、2成分磁気ブラシ現像方式の反転現像装置であり、感光ドラム1の表面の露光部分(明部)にトナーが付着して静電潜像が反転現像される。この現像装置4は、現像容器4aの開口部に固定マグネットローラ4cを内包した回転自在な非磁性の現像スリーブ4bが設けられている。現像容器4aの現像剤(トナー)4eを、規制ブレード4dで薄層に現像スリーブ4b上にコーティングし、感光ドラム1と対向する現像部cへ搬送する。
現像容器4a内の現像剤4eは、トナーと磁性キャリアの混合物であり、2つの現像剤攪拌部材4fの回転によって均一に攪拌されながら現像スリーブ4b側に搬送される。本実施形態における磁性キャリアの体積抵抗率は約1013Ωcm、粒径は40μmであり、非磁性のトナーは磁性キャリアとの摺擦により負極性に摩擦帯電される。また、現像容器4a内のトナー濃度は、濃度センサ(不図示)によって検知され、この検知情報に基づいてトナーホッパー4gから適正量のトナーを現像容器4aに補給してトナー濃度を一定に調整する。
現像スリーブ4bは、現像部cにおいて感光ドラム1との最近接距離を300μmに保持して感光ドラム1に近接対向配設されており、現像スリーブ4bは現像部cにおいて感光ドラム1の回転方向(反時計方向)R1とは逆方向(矢印R4方向)に回転駆動される。現像スリーブ4bには、電源T2から所定の現像バイアスが印加される。本実施形態において、現像スリーブ4bへ印加する現像バイアス電圧は、直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とを重畳した振動電圧である。より具体的には、本実施形態では、周波数8kHz、直流電圧(−320V)と交流電圧(ピーク間電圧1800Vpp)とを重畳した振動電圧である。
転写ローラ5は、感光ドラム1に所定の押圧力をもって当接して転写部dを形成し、電源T3から転写バイアス(トナーの正規帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の転写バイアス、本実施形態では+500V)が印加される。この転写部dにて用紙などの記録材Pに感光ドラム1表面のトナー像を転写する。
定着装置6は、回転自在な定着ローラ6aと加圧ローラ6bを有しており、定着ローラ6aと加圧ローラ6b間の定着ニップ部にて記録材Pを挟持搬送しながら、記録材Pの表面に転写されたトナー像を加熱加圧して熱定着する。本実施形態では、記録材Pの材質、厚さ、坪量に応じて、定着ローラ6aと加圧ローラ6bとの回転速度を可変にできるように設定されている。
クリーニング装置7は、記録材Pに対するトナー画像転写後の感光ドラム1の表面を清掃する。このためにクリーニング装置7は、感光ドラム1の表面に当接するクリーニングブレード7aを有する。記録材Pに転写後の感光ドラム1の表面は、クリーニングブレード7aにより摺擦されて、転写残トナーの除去を受けて清浄面化され、繰り返し画像形成に供される。当接部eは、クリーニングブレード7aと感光ドラム1の表面とが当接する箇所である。
[ドラムカートリッジ]
本実施形態では、感光ドラム1、帯電ローラ2、クリーニング装置7が一体になった形状をしており、画像形成装置100の装置本体101から着脱自在なカートリッジとしてのドラムカートリッジ20になっている(図3)。ドラムカートリッジ20は、図3に示すように、記憶部としての無線ICタグ8が貼付されており、ドラムカートリッジ20の情報が記憶されている。
一方、装置本体101には、無線ICタグ8から情報を取得可能な取得部としての通信部9が設けられている。通信部9は、装置本体101に装着されたドラムカートリッジ20に設けられた無線ICタグ8から、無線ICタグ8に記憶された情報を無線により読み取る。通信部9で読み取ったデータは、装置本体101に設けられた入力部としての制御部10に入力される。
制御部10は、画像形成装置100全体の制御を行う。このような制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。CPUは、ROMに格納された制御手順に対応するプログラムを読み出しながら各部の制御を行う。また、RAMには、作業用データや入力データが格納されており、CPUは、前述のプログラム等に基づいてRAMに収納されたデータを参照して制御を行う。
また、装置本体101は、表示部としての操作パネル11を備える。操作パネル11は、制御部10で制御した結果などの各種情報を表示する。例えば、ユーザやサービスマンなどの操作者は、画像形成装置100の状態を操作パネル11で確認することができる。また、操作者は、操作パネル11により画像形成装置100の各種設定を行うことができる。
[画像形成装置の動作シーケンス]
次に、図4を用いて、本実施形態の画像形成装置100の動作シーケンスについて説明する。
[初期回転動作(前多回転工程)]
画像形成装置100の起動時の始動動作期間(起動動作期間、ウォーミング期間)である。電源スイッチのオンにより、感光ドラム1を回転駆動させ、また、定着装置6の所定温度への立ち上げ等の所定のプロセス機器の準備動作を実行させる。
[印字準備回転動作(前回転工程)]
プリント信号がオン、即ち、プリント信号の入力から実際に画像形成(印字)工程動作がなされるまでの間の画像形成前の準備回転動作期間であり、初期回転動作中にプリント信号が入力されたときには初期回転動作に引き続いて実行される。プリント信号の入力がないときには初期回転動作の終了後にメインモータの駆動が一旦停止されて、感光ドラム1の回転駆動が停止され、プリンタはプリント信号が入力されるまでスタンバイ(待機)状態に保たれる。プリント信号が入力されると印字準備回転動作が実行される。
[印字工程(画像形成工程、作像工程)]
所定の印字準備回転動作が終了すると、引き続いて回転する感光ドラム1に対する画像形成(作像)プロセスが実行される。そして、回転する感光ドラム1の表面に形成されたトナー像を記録材に転写し、定着装置6によるトナー像の定着処理がなされて画像形成物がプリントアウトされる。連続印字(連続プリント)モードの場合は、上記の印字工程が所定の設定プリント枚数n分繰り返して実行される。
[紙間工程]
連続印字モードにおいて、記録材の後端部が転写位置を通過した後、次の記録材の先端部が転写位置に到達するまでの間の、転写位置における記録材の非通過状態の期間である。なお、記録材は、紙以外のものもあるが、ここでは、便宜上、転写位置における記録材の非通過状態の期間を紙間と呼ぶ。
[後回転動作]
最後の記録材の印字工程が終了した後もしばらくの間、メインモータの駆動を継続させて感光ドラム1を回転駆動させ、所定の後動作を実行させる期間である。
[スタンバイ]
所定の後回転動作が終了すると、メインモータの駆動が停止されて感光ドラム1の回転駆動が停止される。画像形成装置100は、次のプリント信号が入力されるまでスタンバイ状態に保たれる。1枚だけのプリントの場合は、そのプリント終了後、プリンタは後回転動作を経てスタンバイ状態になる。スタンバイ状態において、プリント信号が入力されると、プリンタは前回転工程に移行する。
なお、上述の印字工程が画像形成時であり、上述の初期回転動作、前回転動作、紙間工程、後回転動作が非画像形成時である。
[帯電ローラのクラウン量]
次に、帯電ローラ2のクラウン量について、図5を用いて説明する。帯電ローラ2は、上述したように、回転軸線方向両端が押圧ばね2eにより付勢されることで、感光ドラム1の表面に圧接されている。このため、帯電ローラ2の表面を回転軸線方向と平行なストレート形状とすると、帯電ローラ2の撓みにより帯電ローラ2の回転軸線方向中央が両端部よりも接触圧が低くなってしまう。したがって、帯電ローラ2と感光ドラム1との接触圧を長手方向に亙って均一にすべく、帯電ローラ2を、回転軸線方向中央部の外径が回転軸線方向両端部の外径よりも大きいクラウン形状を有する形状としている。
ここで、帯電ローラ2のクラウン量は、次のように求められる。まず、帯電ローラ2の回転軸線方向中央部の外径をD1、帯電ローラ2の回転軸線方向両端部の外径をD2、D3とする。具体的には、図5に示すように、帯電ローラ2の長手方向中央部での外径をD1(μm)、帯電ローラ2の長手方向の一方の端部側での外径をD2(μm)、帯電ローラ2の長手方向の他方の端部側での外径をD3(μm)とする。この場合に、クラウン量は、D1−(D2+D3)/2で求められる。
本実施形態では、帯電ローラ2の下層2b、中間層2c、表層2d(図2)を有する部分の長手方向の長さL1を320mmとした。また、帯電ローラ2の長手方向中央位置(外径D1の位置)から長手方向両端部の位置(外径D2、D3の位置)までの長手方向の長さL2、L3は、それぞれ130mm(L2=L3)とした。即ち、本実施形態における帯電ローラ2のクラウン量の測定は、このような位置で測定した外径D1、D2、D3を用いて行った。
帯電ローラ2は、帯電ローラ2の感光ドラム1と接しているニップ部の幅がなるべく均一になるようにクラウン量を設定すると、長手方向の帯電性も均一になる。帯電ローラ2の端部に押圧ばね2eで加圧されているので、帯電ローラ2の端部の方が感光ドラム1に対して圧力は大きくなる。よって、本実施形態では、上述したように、長手方向中央位置の外径D1が長手方向両端位置の外径D2、D3に比べて大きくした。つまり、帯電ローラ2のクラウン量はプラス(正クラウン)となる。
また、クラウン量が大きすぎると、中央部がより膨らむ形状になり、端部が感光ドラム1から浮いてしまう。一方、クラウン量が小さすぎると、芯金2aの撓みによって、中央部が感光ドラム1から浮いてしまう。本実施形態では、帯電ローラ2の長手方向で浮きがなく、且つ、長手方向の帯電性が均一になるクラウン量は80μm(所定量)であった。但し、帯電ローラ2の製造の際には、外径の振れが発生してしまう。このため、適正なクラウン量80μmに対して、外径の振れを考慮し、クラウン量の規格は80±20μmとした。
[クラウン量と汚れの関係]
次に、帯電ローラ2のクラウン量と帯電ローラ2の汚れとの関係について、図6を用いて説明する。図6は、画像形成装置100における、帯電ローラ2のクラウン量に対する、帯電ローラ2の汚れによるかぶりNGになる画像形成枚数との関係を記した図である。「かぶりNG」とは、帯電ローラ2にトナーや外添剤が付着して帯電性能が低下した結果、帯電ローラ2を交換すべき状態である。そして、このときの画像形成枚数が、帯電ローラ2の寿命、即ち、後述する寿命値100%に相当する。図6の「K枚」は、その数値×1000枚の意味である。
図6から明らかなように、帯電ローラ2のクラウン量が高いほど、帯電ローラ2が汚れて寿命が低下する。本実施形態で使用した帯電ローラ2においては、帯電ローラ2の長手方向中央部の動的摩擦量が大きくなり、特に帯電ローラ2の中央部が汚れた。
そこで、本実施形態では帯電ローラ2のクラウン量の情報を予め、ドラムカートリッジ20に貼付した無線ICタグ8に書き込む構成とし、クラウン量の情報を、帯電ローラ2の寿命にフィードバックする構成とした。帯電ローラ2のクラウン量は、例えば、工場出荷時に測定し、無線ICタグ8に書き込んでおく(図3)。
そして、ドラムカートリッジ20が装置本体101に装着されることで、上述したように、帯電ローラ2のクラウン量が無線ICタグ8から通信部9を介して制御部10に入力される。制御部10は、操作パネル11に、入力されたクラウン量が第1の量である場合よりも、第1の量よりも大きい第2の量である場合の方が帯電ローラ2の交換寿命が短くなるように、帯電ローラ2の交換に関する寿命を表示する。
帯電ローラ2の交換に関する情報としては、例えば、帯電ローラ2が寿命に到達した場合に帯電ローラ2を交換する旨、帯電ローラ2が寿命に達するまでの残りの画像形成枚数などが挙げられる。また、この情報は、帯電ローラ2が寿命に到達した時の寿命値を100%とした場合に、その時点における寿命値であっても良い。本実施形態では、帯電ローラ2の交換に関する情報として、寿命値を採用した。
[帯電ローラの寿命表示に関する制御]
次に、本実施形態における帯電ローラ2の寿命表示に関する制御のフローについて、図7を用いて説明する。まず、無線ICタグ8に納入されている帯電ローラ2のクラウン量の情報を通信部9が収集する(S101)。次いで、通信部9で読み取ったクラウン量の情報を制御部10に送信する(S102)。そして、帯電ローラ2のクラウン量の情報から、帯電ローラ2の寿命値100%時の枚数を、制御部10で決定する(S103)。本実施形態で使用する帯電ローラ2のクラウン量の規格は、上述したように80±20μmであるが、例えば80μmなら、帯電ローラ2の寿命値100%時の枚数は、図6より40K枚となる。また、図6から、クラウン量が第1の量である場合よりも、第1の量よりも大きい第2の量である場合の方が寿命値100%の枚数が少なくなる。
次に、制御部10において、((現在の枚数)/(寿命値100%時の枚数))×100が計算され、これが現在の帯電ローラ2の寿命値(%)となる(S104)。例えば、本実施形態において、クラウン量が80μmで、現在の枚数が20K枚であれば、帯電ローラ2の現在の寿命値は(20K/40K)×100=50%となる。そして、制御部10で算出された、帯電ローラ2の寿命値(%)を操作パネル11に表示する(S105)。
なお、クラウン量が60μmであるときの帯電ローラ2の寿命値100%時の枚数は、図6より44K枚となり、現在の枚数が20K枚であれば、帯電ローラ2の現在の寿命値は(20K/44K)×100≒45%となる。即ち、クラウン量が60μm(第1の量に対応、20K枚時の寿命値45%)である場合よりも、80μm(第2の量に対応、20K枚時の寿命値50%)である場合の方が、帯電ローラ2の交換寿命が短くなるように、操作パネル11に表示される。
このように本実施形態では、帯電ローラ2のクラウン量に基づいて帯電ローラ2の寿命値を得るようにしている。このため、帯電ローラ2の寿命をより正確に得られる。即ち、このような構成にすることで、帯電ローラ2のクラウン量の振れによる帯電ローラ2のばらつきを考慮した正確な寿命値を操作者に伝えることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図1ないし図3を参照しつつ、図8及び図9を用いて説明する。第1の実施形態では、入力されたクラウン量から寿命値100%となる画像形成枚数を求め、現在の枚数と比較することで寿命値を表示するようにした。これに対して本実施形態では、クラウン量が所定量(本実施形態では80μm)のときに寿命値が100%となる場合の寿命係数を1とし、入力されたクラウン量をこれと比較して寿命係数を求め、この寿命係数を使用して寿命値を表示するようにしている。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様である。
図8は、画像形成装置100における、帯電ローラ2のクラウン量が80μmの時に帯電ローラ2の寿命値が100%となるときを1とし、他の帯電ローラ2のクラウン量の時に、寿命係数がいくつになるかの関係を記したグラフである。
図8から明らかなように、帯電ローラ2のクラウン量が高いほど、帯電ローラ2が汚れて帯電ローラ2の寿命係数が低くなり、帯電ローラ2のクラウン量が低いほど、帯電ローラ2が汚れにくくなり、帯電ローラ2の寿命係数は高くなる。
そこで、本実施形態でも、帯電ローラ2のクラウン量の情報を予め、ドラムカートリッジ20に貼付した無線ICタグ8に書き込む構成とし、クラウン量の情報を、帯電ローラ2の寿命にフィードバックする構成とした。
例えば、本実施形態で使用する帯電ローラ2のクラウン量の規格は80±20μmであるが、例えば80μmなら、図8より、この帯電ローラ2の寿命係数は1とする。クラウン量が小さい帯電ローラ2の場合、例えば、クラウン量が60μmの時は、図8より寿命係数を1.1とし、クラウン量が80μmの時の寿命をこの係数で割る補正をする。一方、クラウン量が大きい帯電ローラ2の場合、例えば、クラウン量が100μmの時は、図8より寿命係数を0.8とし、クラウン量が80μmの時の寿命をこの係数で割る補正をする。
続いて、本実施形態における帯電ローラ2の寿命表示に関する制御のフローについて、図9を用いて説明する。まず、無線ICタグ8に納入されている帯電ローラ2のクラウン量の情報を通信部9が収集する(S201)。次いで、通信部9で読み取ったクラウン量の情報を制御部10に送信する(S202)。そして、帯電ローラ2のクラウン量の情報から、帯電ローラ2の寿命係数を、制御部10で決定する(S203)。本実施形態で使用する帯電ローラ2のクラウン量の規格は80±20μmであるが、例えば80μmなら帯電ローラ2の寿命係数は1となる。また60μmであれば寿命係数は1.1、100μmであれば寿命係数は0.8とする。
次に、制御部10において、((現在の枚数)/(寿命値100%時の枚数))×100/寿命係数が計算され、これが現在の帯電ローラ2の寿命値(%)となる(S204)。例えば、本実施形態において、クラウン量が60μmで、現在の枚数が20K枚であれば、帯電ローラ2の現在の寿命値は(20K/40K)×100/1.1≒45%となる。即ち、第1の実施形態で説明したように、クラウン量が80μmである場合の帯電ローラ2の寿命値100%の枚数は、40K枚である。したがって、クラウン量が80μmの時の寿命は、(20K/40K)×100=50%となり、これを係数1.1で割ると、クラウン量が60μmの時の現在の寿命値は、45%となる。そして、制御部10で算出された、帯電ローラ2の寿命値(%)を操作パネル11に表示する(S205)。
このような本実施形態の場合も、第1の実施形態と同様に、帯電ローラ2のクラウン量の振れによる帯電ローラ2のばらつきを考慮した正確な寿命値を、操作者に伝えることができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態について、図1ないし図3を参照しつつ、図10及び図11を用いて説明する。上述の第1、第2の実施形態では、帯電ローラ2の寿命値を表示するようにした。これに対して本実施形態では、ドラムカートリッジ20の寿命値を表示するようにしている。その他の構成及び作用は、上述の第1、第2の実施形態と同様である。
図10は、画像形成装置100における、帯電ローラ2のクラウン量が80μmの時に帯電ローラ2の寿命値が100%となるときを1とし、他の帯電ローラ2のクラウン量の時に、ドラムカートリッジの寿命係数がいくつになるかの関係を記したグラフである。
ここで、ドラムカートリッジ20の寿命として、帯電ローラ2の汚れによる寿命の他、感光ドラム1の削れによる寿命がある。感光ドラム1は使用により表層が削れて寿命に到達する。このため、本実施形態では、感光ドラム1の寿命を、予め、無線ICタグ8に書き込むようにしている。なお、感光ドラム1の寿命を、例えば、帯電ローラ2と感光ドラム1との間に流れる電流値を測定し、その測定値から設定しても良い。即ち、このときの電流値と感光ドラム1の削れ量とは相関関係があるため、この関係から削れ量を予測して、そのときの寿命値を設定するようにしても良い。何れにしても、このように、予め無線ICタグ8に書き込まれた寿命や電流値から設定した寿命値が、感光体の交換に関する寿命に相当する。
本実施形態では、ドラムカートリッジ20の寿命において、帯電ローラ2の汚れによる寿命と、感光ドラム1の削れによる寿命がほぼ一緒になる系について説明する。図10より、帯電ローラ2のクラウン量が高いほど、帯電ローラ2が汚れて帯電ローラ2の寿命係数が低くなり、帯電ローラ2のクラウン量が低いほど、帯電ローラ2が汚れにくくなり、帯電ローラ2の寿命係数は高くなる。
このため本実施形態でも、制御部10は、操作パネル11に、クラウン量が第1の量である場合よりも、第1の量よりも大きい第2の量である場合の方が交換寿命が短くなるように、ドラムカートリッジ20の交換に関する寿命を表示する。一方、帯電ローラ2のクラウン量が第1の量以下の所定量よりも小さい場合、帯電ローラ2の寿命よりも感光ドラム1の寿命が短くなる。このため、本実施形態では、制御部10は、入力されたクラウン量が所定量未満の場合には、入力されたクラウン量に拘らず、感光ドラム1の削れによる寿命に基づいて、操作パネル11にドラムカートリッジ20の交換に関する寿命を表示する。
なお、ドラムカートリッジ20の交換に関する情報は、例えば、ドラムカートリッジ20が寿命に到達した場合にドラムカートリッジ20を交換する旨、ドラムカートリッジ20が寿命に達するまでの残りの画像形成枚数などが挙げられる。また、この情報は、ドラムカートリッジ20が寿命に到達した時の寿命値を100%とした場合に、その時点における寿命値であっても良い。本実施形態では、帯電ローラ2の交換に関する情報として、寿命値を採用した。
また、本実施形態では、所定量を80μmとしている。即ち、所定量は、帯電ローラ2の長手方向で浮きがなく、且つ、長手方向の帯電性が均一になるクラウン量である80μmとしている。また、本実施形態では、帯電ローラ2のクラウン量が80μm、即ち所定量である場合の帯電ローラ2の寿命値と、感光ドラム1の削れによる寿命値とが同じとする。
したがって、本実施形態では、帯電ローラ2のクラウン量が80μm未満だと、ドラムカートリッジ20の寿命の律速は感光ドラム1の削れによる寿命となる。よって帯電ローラ2のクラウン量80μm未満だと、ドラムカートリッジ20の寿命係数は1のままとなる。一方、帯電ローラ2のクラウン量が80μm以上だと、帯電ローラの汚れによる寿命が律速となる。
このような本実施形態の場合も、帯電ローラ2のクラウン量の情報を予め、ドラムカートリッジ20に貼付した無線ICタグ8に書き込む構成とし、クラウン量の情報を、帯電ローラ2の寿命にフィードバックする構成とした。そして、ドラムカートリッジ20が装置本体101に装着されることで、上述したように、帯電ローラ2のクラウン量が無線ICタグ8から通信部9を介して制御部10に入力されるようにしている。
また、本実施形態の場合、第2の実施形態と同様に、クラウン量が80μm(所定量)なら、図10より、このドラムカートリッジ20の寿命係数は1とする。一方、クラウン量が所定量よりも小さい帯電ローラ2の場合、例えば、クラウン量が60μmの時は、図10より寿命係数を1のままとする。また、クラウン量が所定量よりも大きい帯電ローラ2の場合、例えば、クラウン量が100μmの時は、図10より寿命係数を0.8とし、クラウン量が80μmの時寿命をこの係数で割る補正をする。
続いて、本実施形態におけるドラムカートリッジ20の寿命表示に関する制御のフローについて、図11を用いて説明する。まず、無線ICタグ8に納入されている帯電ローラ2のクラウン量の情報を通信部9が収集する(S301)。次いで、通信部9で読み取ったクラウン量の情報を制御部10に送信する(S302)。
そして、制御部10において、帯電ローラ2のクラウン量が80μm以上(所定量以上)かどうか判断する(S303)。帯電ローラ2のクラウン量が80μm以上なら(S303のYES)、帯電ローラ2のクラウン量の情報からドラムカートリッジ20の寿命係数を制御部10で決定する(S304)。S304は、図9のS203と同様である。一方、帯電ローラ2のクラウン量が80μm未満なら(S303のNO)、ドラムカートリッジ20の寿命係数は1と制御部10で決定する(S305)。
次に、制御部10において、((現在の枚数)/(寿命値100%時の枚数))×100/寿命係数が計算され、これが現在のドラムカートリッジ20の寿命値(%)となる(S306)。そして、制御部10で算出された、帯電ローラ2の寿命値(%)を操作パネル11に表示する(S307)。
なお、感光ドラム1の削れによる寿命の方が、帯電ローラ2のクラウン量が80μm(所定量)である場合の帯電ローラ2の寿命よりも短い場合、S305において、感光ドラム1の削れによる寿命から寿命係数を求める。例えば、予め、感光ドラム1の削れによる寿命係数を設定し、無線ICタグ8に入力しておく。或いは、感光ドラム1と帯電ローラ2との間に流れる電流値を測定し、その測定値から寿命係数を求めても良い。
このような本実施形態では、帯電ローラ2のクラウン量が所定量以上の場合には、帯電ローラ2のクラウン量に基づいてドラムカートリッジ20の寿命値を得るようにしている。このため、ドラムカートリッジ20の寿命をより正確に得られる。即ち、このような構成にすることで、帯電ローラ2のクラウン量の振れによる帯電ローラ2のばらつきを考慮した正確な寿命値を操作者に伝えることができる。
一方、帯電ローラ2のクラウン量が所定量未満の場合には、感光ドラム1の削れによる寿命に基づいてドラムカートリッジ20の寿命値を得るようにしている。即ち、帯電ローラ2のクラウン量が所定量未満の場合、感光ドラム1の削れによる寿命と同じ或いは感光ドラム1の削れによる寿命の方が短い場合がある。したがって、この場合には、感光ドラム1の削れによる寿命に基づいてドラムカートリッジ20の寿命値を得るようにしているため、ドラムカートリッジ20の寿命をより正確に得られる。
<他の実施形態>
上述の各実施形態では、帯電方式を帯電ローラに直流電圧のみを印加して感光ドラムを帯電させる「DC帯電方式」を採用した。但し、帯電方式が、帯電ローラに直流電圧と交流電圧との重畳電圧を印加して感光ドラムを帯電させる「AC帯電方式」であっても、本発明を適用可能である。
また、上述の各実施形態では、帯電ローラの層構成として図2のような物性値を例とし、帯電ローラの長手方向で汚れやすい場所は中央部であった。但し、帯電ローラの各層における硬度やヤング率によって、帯電ローラの長手方向の感光ドラムに対する動的摩擦力の分布は変化する。したがって、帯電ローラの物性によっては、帯電ローラの端部が汚れやすい場所になる場合もあり、その場合でも本発明を適用可能である。
また、上述の各実施形態において、帯電ローラのクラウン量を記憶させる記憶部として、無線ICタグを採用したが、記憶部は、その他の記憶装置であっても良い。例えば、ドラムカートリッジがメモリと端子を有し、ドラムカートリッジの装着時に装置本体側の端子とドラムカートリッジ側との端子が接続されることで、メモリの情報が装置本体側に入力される構成であっても良い。
また、上述の各実施形態では、帯電ローラのクラウン量が入力される入力部は、通信部9を介して無線ICタグ8から情報が入力される制御部10とした。但し、入力部は、画像形成装置が備える操作部(例えば、図3に示した操作パネル11)であっても良い。即ち、操作者が、操作パネル11により帯電ローラのクラウン量を直接入力する構成であっても良い。
また、上述の各実施形態では、表示部としての操作パネル11に表示される帯電ローラ2又はドラムカートリッジ20の交換に関する情報を寿命値とした。但し、このような寿命値は表示せず、実際に帯電ローラ2又はドラムカートリッジ20が寿命に到達した場合に、帯電ローラ2又はドラムカートリッジ20を交換する旨を表示するようにしても良い。或いは、寿命に近づいた場合に、寿命に近づいた旨を表示するようにしても良い。
また、上述の各実施形態では、寿命を決定する式の分母は寿命値100%時の画像形成枚数を例とした。但し、この分母は寿命値100%時の、帯電ローラの走行距離や、帯電ローラの帯電時間や、感光ドラムの走行距離などとしても良い。
また、第3の実施形態では、ドラムカートリッジの寿命値を補正する寿命係数を用いることを例としたが、第1の実施形態と同様にドラムカートリッジの寿命値を求めるようにしても良い。
また、第3の実施形態では、カートリッジとして、帯電ローラと感光ドラムとクリーニング装置が一体となったドラムカートリッジを例とした。但し、カートリッジは、帯電ローラと感光ドラムとクリーニング装置と現像装置が一体となったプロセスカートリッジであっても良い。なお、帯電ローラと感光ドラムが一体となったカートリッジでは、帯電ローラの寿命が、感光ドラムの寿命よりも短い場合に、特に、本発明が有効である。
更に、上述の各実施形態では、帯電ローラを清掃する清掃部材を備えていない構成について説明したが、帯電ローラの表面に接触してこの表面を清掃する清掃部材(例えば、スポンジローラ)を備えていても良い。なお、本発明は、上述の各実施形態のように清掃部材がない、或いは、清掃部材があっても、接触圧が弱いなど清掃性能が高くない清掃部材を備えた構成に有効である。
1・・・感光ドラム(感光体)/2・・・帯電ローラ/8・・・無線ICタグ(記憶部)/9・・・通信部(取得部)/10・・・制御部(入力部)/11・・・操作パネル(表示部)/20・・・ドラムカートリッジ(カートリッジ)/100・・・画像形成装置/101・・・装置本体

Claims (5)

  1. 回転する感光体と、
    前記感光体の表面に接触して回転しつつ、前記感光体の表面を帯電させる帯電ローラであって、前記帯電ローラの回転軸線方向中央部の外径が前記回転軸線方向両端部の外径よりも大きいクラウン形状を有する帯電ローラと、
    前記帯電ローラの前記回転軸線方向中央部の外径をD1、前記帯電ローラの前記回転軸線方向両端部の外径をD2、D3とした場合に、D1−(D2+D3)/2で求められるクラウン量が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された前記クラウン量が第1の量である場合よりも、前記第1の量よりも大きい第2の量である場合の方が前記帯電ローラの交換寿命が短くなるように、前記帯電ローラの交換に関する寿命を表示する表示部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電ローラを含むカートリッジと、
    前記カートリッジが着脱自在な装置本体と、
    前記カートリッジに設けられ、前記クラウン量が記憶された記憶部と、
    前記装置本体に設けられ、前記記憶部から前記クラウン量を取得可能な取得部と、を備え、
    前記入力部は、前記取得部から前記クラウン量が入力される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 装置本体と、
    回転する感光体と、前記感光体の表面に接触して回転しつつ、前記感光体の表面を帯電させる帯電ローラであって、前記帯電ローラの回転軸線方向中央部の外径が前記回転軸線方向両端部の外径よりも大きいクラウン形状を有する帯電ローラと、を有し、前記装置本体に対して着脱自在なカートリッジと、
    前記帯電ローラの前記回転軸線方向中央部の外径をD1、前記帯電ローラの前記回転軸線方向両端部の外径をD2、D3とした場合に、D1−(D2+D3)/2で求められるクラウン量が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された前記クラウン量が第1の量である場合よりも、前記第1の量よりも大きい第2の量である場合の方が前記カートリッジの交換寿命が短くなるように、前記カートリッジの交換に関する寿命を表示する表示部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記表示部は、前記入力部に入力された前記クラウン量が、前記第1の量以下の所定量よりも小さい場合には、前記クラウン量に拘らず、前記感光体の交換に関する寿命に基づいて、前記カートリッジの交換に関する情報を表示する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記カートリッジに設けられ、前記クラウン量が記憶された記憶部と、
    前記装置本体に設けられ、前記記憶部から前記クラウン量を取得可能な取得部と、を備え、
    前記入力部は、前記取得部から前記クラウン量が入力される、
    ことを特徴とする、請求項3又は4に記載の画像形成装置。
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