JP2020159241A - エンジンシステム - Google Patents

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Kenji Mori
研二 森
浩康 河内
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Abstract

【課題】改質部の触媒の酸化劣化を防止すると共に、改質部をすり抜ける未燃燃料の量を低減することができるエンジンシステムを提供する。【解決手段】エンジンシステム1は、エンジン本体7から発生した排気ガスが流れる排気通路4と、アンモニアガスを改質して水素を含有した改質ガスを生成する改質器14と、改質器14に供給される空気が流れる空気流路15と、改質器14にアンモニアガスを供給する改質燃料供給部20と、エンジン本体7から発生した排気ガスを貯留する排気タンク21と、排気通路4と排気タンク21とを接続し、排気タンク21に貯留される排気ガスが流れる第1排気ガス流路22と、排気タンク21と改質器14とを接続し、改質器14に供給される排気ガスが流れる第2排気ガス流路23と、改質器14に供給される排気ガスを加熱する電気ヒータ27とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンシステムに関する。
従来のエンジンシステムとしては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載のエンジンシステムは、アンモニア及び水素を燃料としたエンジンと、液体のアンモニアを気化する蒸発器と、この蒸発器により気化されたアンモニアを分解して水素を生成する分解器と、蒸発器から分解器に気体のアンモニアを供給するアンモニア供給管と、分解器に空気を供給する流入管と、分解器で生成された水素が流れる流出管と、エンジンの吸気通路の内部に向かってアンモニアを噴射するアンモニア噴射弁と、エンジンの吸気通路の内部に向かって水素を噴射する水素噴射弁と、エンジンの排気通路に接続された排気管に連結されたNOx選択還元触媒とを備えている。
特開2014−211155号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、エンジンの始動時に、アンモニア(燃料)及び空気を分解器(改質部)に供給すると、分解器の触媒が酸化劣化することがある。また、そのような分解器の触媒の酸化劣化を防止するために、アンモニアのみを分解器に供給するか、もしくはアンモニアを空気に対してリッチの状態で分解器に供給すると、分解器の暖気が完了するまでに、多くの未燃アンモニアが分解器をすり抜けてしまう。このため、エンジンの排気系に未燃アンモニアの後処理を行うための装置が必要となる。
本発明の目的は、改質部の触媒の酸化劣化を防止すると共に、改質部をすり抜ける未燃燃料の量を低減することができるエンジンシステムを提供することである。
本発明の一態様に係るエンジンシステムは、エンジン本体を有するエンジンと、エンジン本体に供給される空気が流れる吸気通路と、エンジン本体から発生した排気ガスが流れる排気通路と、エンジン本体に燃料を供給する第1燃料供給部と、吸気流路に配設され、エンジン本体に供給される空気の流量を制御する第1スロットルバルブと、燃料を水素に分解する改質触媒を有し、燃料を改質して水素を含有した改質ガスを生成する改質部と、改質部に供給される空気が流れる空気流路と、改質部に燃料を供給する第2燃料供給部と、空気通路に配設され、改質部に供給される空気の流量を制御する第2スロットルバルブと、改質部により生成された改質ガスがエンジン本体に向けて流れる改質ガス流路と、エンジン本体から発生した排気ガスを貯留する排気タンクと、排気通路と排気タンクとを接続し、排気タンクに貯留される排気ガスが流れる第1排気ガス流路と、排気タンクと改質部とを接続し、改質部に供給される排気ガスが流れる第2排気ガス流路と、第1排気ガス流路を開閉する第1開閉バルブと、第2排気ガス流路を開閉する第2開閉バルブと、改質部に供給される排気ガスを加熱するヒータ部と、第1燃料供給部、第1スロットルバルブ、第2燃料供給部、第2スロットルバルブ、第1開閉バルブ、第2開閉バルブ及びヒータ部を制御する制御ユニットとを備え、制御ユニットは、排気タンクに貯留された排気ガスを改質部に供給するように第2開閉バルブを制御すると共に、改質部に供給される排気ガスを加熱するようにヒータ部を制御する第1制御処理を実行する第1制御部と、第1制御処理を実行した後、改質部への排気ガスの供給を停止するように第2開閉バルブを制御すると共に、改質部に燃料及び空気を供給するように第2燃料供給部及び第2スロットルバルブを制御する第2制御処理を実行する第2制御部と、第2制御処理を実行した後、エンジン本体に燃料及び空気を供給するように第1燃料供給部及び第1スロットルバルブを制御すると共に、排気ガスを排気タンクに貯留するように第1開閉バルブを制御する第3制御処理を実行する第3制御部とを有する。
このようなエンジンシステムにおいて、エンジンの始動時には、まず排気タンクに貯留された排気ガスが改質部に供給されると共に、改質部に供給される排気ガスがヒータ部により加熱される。すると、ヒータ部により暖められた排気ガスが改質部に供給されるため、排気ガスの熱により改質部が昇温する。その後、改質部への排気ガスの供給が停止すると共に、改質部に燃料及び空気が供給されると、改質部において燃料が燃焼するため、燃焼熱により改質部が更に昇温する。このため、改質部により改質ガスが生成され、その改質ガスがエンジン本体に供給される。その後、エンジン本体に燃料及び空気が供給されると、エンジン本体において燃料が改質ガスと共に燃焼するため、エンジン本体から排気ガスが発生し、その排気ガスが排気タンクに貯留される。このようにエンジンの始動直後は、排気タンクに貯留された排気ガスのみが改質部に供給され、燃料及び空気は改質部に供給されない。これにより、改質部の改質触媒の酸化劣化が防止されると共に、改質部をすり抜ける未燃燃料の量が低減される。
第1排気ガス流路には、排気通路を流れる排気ガスを吸引するポンプが配設されていてもよい。このような構成では、排気通路を流れる排気ガスをポンプにより吸引することにより、排気タンクに排気ガスを簡単に且つ確実に貯留することができる。
エンジンは、ターボ過給機を有し、ターボ過給機は、排気通路に配設されたタービンと、吸気通路に配設されたコンプレッサとを有し、第1排気ガス流路の一端は、排気通路におけるエンジン本体とタービンとの間の部分に接続されていてもよい。このような構成では、排気通路におけるエンジン本体とタービンとの間の圧力は高いため、排気通路から排気タンクに排気ガスが流れる。従って、特に排気ガスを吸引するポンプを使用しなくても、排気タンクに排気ガスを貯留することができる。
第1排気ガス流路には、排気通路側から排気タンク側への排気ガスの流れのみを許容する逆止弁が配設されていてもよい。このような構成では、排気通路におけるエンジン本体とタービンとの間の圧力が変動しても、排気タンクから排気通路への排気ガスの逆流が防止される。
エンジンシステムは、改質部の温度を検出する温度検出部を更に備え、第2制御部は、温度検出部により検出された改質部の温度が予め定められた第1規定温度以上になると、第2制御処理を実行してもよい。このような構成では、改質部の温度を検出することにより、改質部において燃焼が可能となるタイミングで改質部に燃料及び空気を供給することができる。
第3制御部は、温度検出部により検出された改質部の温度が第1規定温度よりも高い第2規定温度以上になると、第3制御処理を実行してもよい。このような構成では、改質部の温度を検出することにより、改質部において燃料の改質が安定化するタイミングでエンジン本体に燃料及び空気を供給して、エンジン本体から排気ガスを発生させることができる。
エンジンは、燃料としてアンモニアを使用するアンモニアエンジンであってもよい。エンジン本体においてアンモニアに水素が混合されると、アンモニアが燃焼しやすくなる。そこで、本発明のエンジンシステムをアンモニアエンジンに適用することが効果的である。この場合には、改質部をすり抜ける未燃エンモニアの量が低減される。
本発明によれば、改質部の触媒の酸化劣化を防止すると共に、改質部をすり抜ける未燃燃料の量を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係るエンジンシステムを示す概略構成図である。 図1に示されたエンジンシステムの制御系の構成を示すブロック図である。 図2に示された制御ユニットにより実行される制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。 図1に示されたエンジンシステムの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係るエンジンシステムを示す概略構成図である。 図5に示されたエンジンシステムの制御系の構成を示すブロック図である。 図6に示された制御ユニットにより実行される制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るエンジンシステムを示す概略構成図である。図1において、本実施形態のエンジンシステム1は、車両に搭載されている。エンジンシステム1は、アンモニアエンジン2と、吸気通路3と、排気通路4と、メインインジェクタ5と、メインスロットルバルブ6とを備えている。
アンモニアエンジン2は、アンモニア(NH)を燃料として使用する自然吸気エンジンである。アンモニアエンジン2は、例えば4気筒のエンジン本体7を有している。エンジン本体7は、特に図示はしないが、シリンダブロック、ピストン及びシリンダヘッド等からなっている。エンジン本体7には、アンモニアと共に水素(H)が供給される(後述)。
吸気通路3は、エンジン本体7に接続されている。吸気通路3は、エンジン本体7に供給される空気が流れる通路である。吸気通路3には、空気に含まれる塵及び埃等の異物を除去するエアクリーナ8が配設されている。
排気通路4は、エンジン本体7に接続されている。排気通路4は、エンジン本体7の燃焼室(図示せず)から発生した排気ガスが流れる通路である。排気通路4には、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)及びアンモニア等の有害物質を除去する排気浄化触媒9が配設されている。排気浄化触媒9としては、例えば三元触媒またはSCR(SelectiveCatalytic Reduction)触媒等が用いられる。
メインインジェクタ5は、エンジン本体7に向けて燃料であるアンモニアガス(NHガス)を噴射する電磁式の燃料噴射弁である。具体的には、メインインジェクタ5は、吸気通路3またはエンジン本体7の燃焼室(図示せず)にアンモニアガスを噴射する。メインインジェクタ5は、後述する気化器13とアンモニア流路10を介して接続されている。アンモニア流路10は、アンモニアガスが流れる流路である。気化器13、アンモニア流路10及びメインインジェクタ5は、エンジン本体7にアンモニアガスを供給するメイン燃料供給部11(第1燃料供給部)を構成している。
メインスロットルバルブ6は、吸気通路3におけるエアクリーナ8とエンジン本体7との間に配設されている。メインスロットルバルブ6は、エンジン本体7に供給される空気の流量を制御する第1スロットルバルブである。メインスロットルバルブ6としては、電磁式の流量制御弁が使用される。
また、エンジンシステム1は、アンモニアタンク12と、気化器13と、改質器14と、空気流路15と、改質スロットルバルブ16と、改質インジェクタ17と、改質ガス流路18と、クーラ19とを備えている。
アンモニアタンク12は、アンモニアを液体状態で貯蔵するタンクである。気化器13は、アンモニアタンク12に貯蔵された液体状態のアンモニアを気化させて、アンモニアガスを生成する。
改質器14は、アンモニアガスを改質して、水素を含有した改質ガスを生成する改質部である。改質器14は、例えばハニカム構造を呈する担体14aを有している。担体14aには、アンモニアガスを水素に分解する改質触媒14bが塗布されている。改質触媒14bは、アンモニアガスを水素に分解する機能に加え、アンモニアガスを燃焼させる機能も有している。改質触媒14bとしては、例えばルテニウム、パラジウム、ロジウムまたは白金等が用いられる。
空気流路15は、吸気通路3と改質器14とを接続している。具体的には、空気流路15の一端は、吸気通路3におけるエアクリーナ8とメインスロットルバルブ6との間の部分に分岐接続されている。空気流路15の他端は、改質器14に接続されている。空気流路15は、改質器14に供給される空気が流れる流路である。
改質スロットルバルブ16は、空気流路15に配設されている。改質スロットルバルブ16は、改質器14に供給される空気の流量を制御する第2スロットルバルブである。改質スロットルバルブ16としては、電磁式の流量制御弁が使用される。
改質インジェクタ17は、気化器13とアンモニア流路10を介して接続されている。改質インジェクタ17は、改質器14に向けて燃料であるアンモニアガスを噴射する電磁式の燃料噴射弁である。具体的は、改質インジェクタ17は、空気流路15における改質スロットルバルブ16と改質器14との間にアンモニアガスを噴射する。気化器13、アンモニア流路10及び改質インジェクタ17は、改質器14にアンモニアガスを供給する改質燃料供給部20(第2燃料供給部)を構成している。
改質ガス流路18は、改質器14と吸気通路3とを接続している。具体的には、改質ガス流路18の一端は、改質器14に接続されている。改質ガス流路18の他端は、吸気通路3におけるメインスロットルバルブ6とエンジン本体7との間の部分に分岐接続されている。改質ガス流路18は、改質器14により生成された改質ガスがエンジン本体7に向けて流れる流路である。
クーラ19は、改質ガス流路18に配設されている。クーラ19は、エンジン本体7に供給される改質ガスを冷却する。クーラ19は、例えばエンジン冷却水との熱交換によって改質ガスを冷却する。クーラ19により改質ガスを冷却することにより、改質ガスの体積膨張が抑制されるため、空気がエンジン本体7の燃焼室に吸入されやすくなる。
また、エンジンシステム1は、排気タンク21と、第1排気ガス流路22と、第2排気ガス流路23と、第1開閉バルブ24と、第2開閉バルブ25と、ポンプ26と、電気ヒータ27とを備えている。
排気タンク21は、エンジン本体7から発生した排気ガスを貯留するバッファタンクである。排気タンク21には、酸素(O)が含まれていない状態または微少の酸素が含まれた状態の排気ガスが溜められる。
第1排気ガス流路22は、排気通路4と排気タンク21とを接続している。第1排気ガス流路22の一端は、排気通路4におけるエンジン本体7と排気浄化触媒9との間、または排気浄化触媒9の下流の部分に分岐接続されている。第1排気ガス流路22は、排気タンク21に貯留される排気ガスが流れる流路である。
第2排気ガス流路23は、排気タンク21と改質器14とを接続している。なお、第2排気ガス流路23の一端は、空気流路15に分岐接続されていてもよい。第2排気ガス流路23は、改質器14に供給される排気ガスが流れる流路である。
第1開閉バルブ24は、第1排気ガス流路22に配設されている。第1開閉バルブ24は、第1排気ガス流路22を開閉するバルブである。第1開閉バルブ24としては、電磁式のON/OFF弁が使用される。
第2開閉バルブ25は、第2排気ガス流路23に配設されている。第2開閉バルブ25は、第2排気ガス流路23を開閉するバルブである。第2開閉バルブ25としては、電磁式のON/OFF弁が使用される。
ポンプ26は、第1排気ガス流路22に配設されている。具体的には、ポンプ26は、第1排気ガス流路22における排気通路4と第1開閉バルブ24との間に配設されている。ポンプ26は、排気通路4を流れる排気ガスを排気タンク21側に吸引する。
電気ヒータ27は、改質器14に供給される排気ガスを加熱するヒータ部である。電気ヒータ27は、第2排気ガス流路23に配設された発熱体28と、この発熱体28を通電する電源29とを有している。具体的には、発熱体28は、第2排気ガス流路23における第2開閉バルブ25と改質器14との間に配設されている。発熱体28は、例えばハニカム構造を呈している。
また、エンジンシステム1は、スタータモータ30と、温度センサ31と、制御ユニット32とを備えている。
スタータモータ30は、アンモニアエンジン2を始動させるモータである。温度センサ31は、改質器14の温度を検出する温度検出部である。温度センサ31は、例えば改質器14の改質触媒14bの上流側端部の温度を検出する。
制御ユニット32は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等により構成されている。制御ユニット32には、イグニッションスイッチ33(IGスイッチ)が接続されている。イグニッションスイッチ33は、車両の運転者がアンモニアエンジン2の始動及び停止を指示するための手動操作スイッチである。
制御ユニット32は、図2に示されるように、イグニッションスイッチ33の操作信号と温度センサ31の検出値とに基づいて、メイン燃料供給部11のメインインジェクタ5、メインスロットルバルブ6、改質スロットルバルブ16、改質燃料供給部20の改質インジェクタ17、第1開閉バルブ24、第2開閉バルブ25、ポンプ26、電気ヒータ27の電源29及びスタータモータ30を制御する。
制御ユニット32は、第1制御部34と、第2制御部35と、第3制御部36とを有している。第1制御部34、第2制御部35及び第3制御部36は、アンモニアエンジン2の始動時に制御処理を実行する。
第1制御部34は、排気タンク21に貯留された排気ガスを改質器14に供給するように第2開閉バルブ25を制御すると共に、改質器14に供給される排気ガスを加熱するように電気ヒータ27の電源29を制御する第1制御処理を実行する。
第2制御部35は、第1制御処理を実行した後、改質器14への排気ガスの供給を停止するように第2開閉バルブ25を制御すると共に、改質器14にアンモニアガス及び空気を供給するように改質燃料供給部20の改質インジェクタ17及び改質スロットルバルブ16を制御する第2制御処理を実行する。第2制御部35は、温度センサ31により検出された改質器14の温度が予め定められた第1規定温度(後述)以上になると、第2制御処理を実行する。
第3制御部36は、第2制御処理を実行した後、エンジン本体7に空気及びアンモニアガスを供給するようにメインスロットルバルブ6及びメイン燃料供給部11のメインインジェクタ5を制御すると共に、排気ガスを排気タンク21に貯留するように第1開閉バルブ24を制御する第3制御処理を実行する。第3制御部36は、温度センサ31により検出された改質器14の温度が第1規定温度よりも高い第2規定温度(後述)以上になると、第3制御処理を実行する。
図3は、制御ユニット32により実行される制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。本処理の実行前には、メインインジェクタ5、メインスロットルバルブ6、改質スロットルバルブ16、改質インジェクタ17、第1開閉バルブ24及び第2開閉バルブ25は、閉じた状態となっている。
図3において、制御ユニット32は、まずイグニッションスイッチ33の操作信号に基づいて、イグニッションスイッチ33がON操作されたかどうかを判断する(手順S101)。
制御ユニット32は、イグニッションスイッチ33がON操作されたと判断したときは、電気ヒータ27の発熱体28を通電するように電源29を制御する(手順S102)。これにより、発熱体28が発熱するようになる。また、制御ユニット32は、第2開閉バルブ25を開くように制御する(手順S103)。これにより、排気タンク21から改質器14に排気ガスが供給される。このとき、発熱体28により排気ガスが加熱されるため、排気ガスの熱により改質器14が昇温する。
続いて、制御ユニット32は、温度センサ31の検出値に基づいて、改質器14の温度が第1規定温度T1以上であるかどうかを判断する(手順S104)。第1規定温度T1は、アンモニアガスの燃焼が可能となる温度であり、例えば200℃程度である。制御ユニット32は、改質器14の温度が第1規定温度T1以上であると判断したときは、発熱体28の通電を停止させるように電源29を制御する(手順S105)。そして、制御ユニット32は、第2開閉バルブ25を閉じるように制御する(手順S106)。
続いて、制御ユニット32は、改質スロットルバルブ16を開くように制御すると共に、改質インジェクタ17を開くように制御する(手順S107)。これにより、改質器14に空気が供給されると共に、改質インジェクタ17からアンモニアガスが噴射し、改質器14にアンモニアガスが供給される。従って、改質器14においてアンモニアガスが燃焼し、その燃焼熱により改質器14が更に昇温する。そして、改質器14がアンモニアガスの改質が可能となる温度(例えば300℃〜400℃程度)まで昇温すると、改質器14においてアンモニアガスの改質が開始され、水素を含有した改質ガスが生成される。
続いて、制御ユニット32は、温度センサ31の検出値に基づいて、改質器14の温度が第2規定温度T2以上であるかどうかを判断する(手順S108)。第2規定温度T2は、改質器14によるアンモニアガスの改質が安定化するような温度であり、例えば500℃〜600℃程度である。制御ユニット32は、改質器14の温度が第2規定温度T2以上であると判断したときは、ポンプ26を作動させるように制御する(手順S109)。また、制御ユニット32は、第1開閉バルブ24を開くように制御する(手順S110)。
続いて、制御ユニット32は、アンモニアエンジン2をクランキングさせるようにスタータモータ30を制御する(手順S111)。これにより、アンモニアエンジン2が始動する。そして、制御ユニット32は、メインスロットルバルブ6を開くように制御する(手順S112)。これにより、エンジン本体7に空気が供給される。そして、制御ユニット32は、メインインジェクタ5を開くように制御する(手順S113)。これにより、メインインジェクタ5からアンモニアガスが噴射し、エンジン本体7にアンモニアガスが供給される。
続いて、制御ユニット32は、メインインジェクタ5を開くように制御してから所定時間が経過したかどうかを判断する(手順S114)。所定時間は、例えば排気タンク21内に排気ガスが充満するような時間であり、予め実験または計算等により定められている。制御ユニット32は、所定時間が経過したと判断したときは、第1開閉バルブ24を閉じるように制御する(手順S115)。また、制御ユニット32は、ポンプ26の作動を停止させるようにポンプ26を制御する(手順S116)。
ここで、第1制御部34は、手順S101〜S103を実行する。第2制御部35は、手順S104〜S107を実行する。第3制御部36は、手順S108〜S116を実行する。
以上のようなエンジンシステム1において、イグニッションスイッチ33がON操作されると、電気ヒータ27の発熱体28が通電され(図4(a)参照)、発熱体28が発熱する。また、第2開閉バルブ25が開弁し(図4(b)参照)、排気タンク21に貯留された排気ガスが第2排気ガス流路23を通って改質器14に供給される。このとき、発熱体28の熱により排気ガスが加熱される。そして、暖められた排気ガスの熱により改質器14が加熱されるため、改質器14が昇温する(図4(g)参照)。
改質器14の温度が第1規定温度T1に達すると、発熱体28の通電が停止する(図4(a)参照)。また、第2開閉バルブ25が閉弁し(図4(b)参照)、排気タンク21から改質器14への排気ガスの供給が停止する。そして、改質スロットルバルブ16が開弁し(図4(c)参照)、改質器14に空気が供給される。また、改質インジェクタ17が開弁し(図4(d)参照)、改質インジェクタ17からアンモニアガスが噴射するため、改質器14にアンモニアガスが供給される。
すると、改質器14の改質触媒14bによってアンモニアガスが着火して燃焼し、その燃焼熱により改質器14が更に昇温する(図4(g)参照)。具体的には、下記式のように、一部のアンモニアと空気中の酸素とが化学反応(酸化反応)することで、アンモニアの燃焼反応が起こり、燃焼熱が発生する。
NH+3/4O→1/2N+3/2HO+Q
そして、改質器14の改質触媒14bによってアンモニアガスの改質が開始され、水素を含有した改質ガスが生成される。具体的には、下記式のように、アンモニアの燃焼熱によってアンモニアが水素と窒素とに分解される改質反応が起こり、水素及び窒素を含む改質ガスが生成される。
NH→3/2H+1/2N−Q
ただし、アンモニアガスの改質開始直後は、アンモニアガスの改質率が低いため、改質器14をすり抜ける未燃アンモニアガスの量が増加する(図4(h)参照)。その後、改質器14により水素がリッチな状態の改質ガスが生成されると、アンモニアガスの改質率が高くなるため、改質器14をすり抜ける未燃アンモニアガスの量が減少する(図4(h)参照)。
改質器14の温度が第2規定温度T2に達すると、ポンプ26が作動する(図4(e)参照)と共に、第1開閉バルブ24が開弁する(図4(f)参照)。そして、スタータモータ30によりアンモニアエンジン2が始動する。
そして、メインスロットルバルブ6が開弁し、エンジン本体7に空気が供給される。これにより、エンジン本体7の燃焼室において改質ガスが燃焼する。そして、メインインジェクタ5が開弁し、メインインジェクタ5からアンモニアガスが噴射するため、エンジン本体7にアンモニアガスが供給される。これにより、エンジン本体7の燃焼室においてアンモニアガスが改質ガス中の水素と共に燃焼するようになる。このとき、エンジン本体7の燃焼室において燃焼による排気ガスが発生し、その排気ガスが第1排気ガス流路22を通って排気タンク21に溜められる。
そして、所定時間が経過すると、第1開閉バルブ24が閉弁する(図4(f)参照)と共に、ポンプ26の作動が停止する(図4(e)参照)。これにより、排気タンク21への排気ガスの貯留が終了する。以上により、エンジンシステム1は、改質器14の暖気が完了した後の定常動作となる。
以上のように本実施形態にあっては、アンモニアエンジン2の始動時には、まず排気タンク21に貯留された排気ガスが改質器14に供給されると共に、改質器14に供給される排気ガスが電気ヒータ27により加熱される。すると、電気ヒータ27により暖められた排気ガスが改質器14に供給されるため、排気ガスの熱により改質器14が昇温する。その後、改質器14への排気ガスの供給が停止すると共に、改質器14にアンモニアガス及び空気が供給されると、改質器14においてアンモニアガスが燃焼するため、燃焼熱により改質器14が更に昇温する。このため、改質器14により改質ガスが生成され、その改質ガスがエンジン本体7に供給される。その後、エンジン本体7に空気及びアンモニアガスが供給されると、エンジン本体7においてアンモニアガスが改質ガスと共に燃焼するため、エンジン本体7から排気ガスが発生し、その排気ガスが排気タンク21に貯留される。このようにアンモニアエンジン2の始動直後は、排気タンク21に貯留された排気ガスのみが改質器14に供給され、アンモニアガス及び空気は改質器14に供給されない。これにより、改質器14の改質触媒14bの酸化劣化が防止されると共に、改質器14をすり抜ける未燃アンモニアの量が低減される。このように改質器14をすり抜ける未燃アンモニアの量が低減されるため、アンモニアガスの後処理を行う装置の体格を小さくすることが可能となる。
また、排気タンク21から改質器14に供給される排気ガスの量を多くすることで、電気ヒータ27により暖められる排気ガスの熱量が増加する。従って、改質器14の起動時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、排気通路4を流れる排気ガスをポンプ26により吸引することにより、排気タンク21に排気ガスを簡単に且つ確実に貯留することができる。
また、本実施形態では、改質器14の温度を検出することにより、改質器14において燃焼が可能となるタイミングで改質器14にアンモニアガス及び空気を供給することができる。
また、本実施形態では、改質器14の温度を検出することにより、改質器14においてアンモニアガスの改質が安定化するタイミングでエンジン本体7に空気を供給して、エンジン本体7から排気ガスを発生させることができる。
図5は、本発明の第2実施形態に係るエンジンシステムを示す概略構成図である。図5において、本実施形態のエンジンシステム1Aは、上記の第1実施形態におけるアンモニアエンジン2に代えて、ターボ式のアンモニアエンジン2Aを備えている。アンモニアエンジン2Aは、上記のエンジン本体7と、ターボ過給機40とを有している。
ターボ過給機40は、排気通路4に配設されたタービン41と、吸気通路3に配設されたコンプレッサ42と、タービン41とコンプレッサ42とを連結するタービンシャフト43とを有している。
エンジン本体7から排出された排気ガスがタービン41に導入されると、排気ガスのエネルギー(排気エネルギー)によってタービン41が回転する。そして、タービン41の回転がタービンシャフト43を介してコンプレッサ42に伝達されてコンプレッサ42が回転し、その回転によって圧縮された空気がエンジン本体7に供給される。
また、エンジンシステム1Aは、上記の排気タンク21、第1排気ガス流路22、第2排気ガス流路23、第1開閉バルブ24、第2開閉バルブ25及び電気ヒータ27を備えている。第1排気ガス流路22の一端は、排気通路4におけるエンジン本体7とタービン41との間の部分に接続されている。
第1排気ガス流路22には、逆止弁44が配設されている。具体的には、逆止弁44は、第1排気ガス流路22における排気通路4と第1開閉バルブ24との間に配設されている。逆止弁44は、排気通路4側から排気タンク21側への排気ガスの流れのみを許容する。
ここで、排気通路4におけるエンジン本体7とタービン41との間の圧力は、排気タンク21の圧力に比べて高い。このため、上記のポンプ26を使用しなくても、排気通路4から排気タンク21に排気ガスが流れる。
また、エンジンシステム1Aは、上記の制御ユニット32に代えて、制御ユニット32Aを備えている。制御ユニット32Aは、図6に示されるように、イグニッションスイッチ33の操作信号と温度センサ31の検出値とに基づいて、メインインジェクタ5、メインスロットルバルブ6、改質スロットルバルブ16、改質インジェクタ17、第1開閉バルブ24、第2開閉バルブ25、電源29及びスタータモータ30を制御する。制御ユニット32Aは、上記の第1制御部34、第2制御部35及び第3制御部36を有している。
図7は、制御ユニット32Aにより実行される制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。図7において、制御ユニット32Aは、手順S101〜S108を順次実行する。制御ユニット32Aは、手順S108において改質器14の温度が第2規定温度T2以上であると判断したときは、第1開閉バルブ24を閉じるように制御する(手順S110)。
そして、制御ユニット32Aは、手順S111〜S114を順次実行する。制御ユニット32Aは、手順S114において所定時間が経過したと判断したときは、第1開閉バルブ24を閉じるように制御する(手順S115)。
ここで、第1制御部34は、手順S101〜S103を実行する。第2制御部35は、手順S104〜S107を実行する。第3制御部36は、手順S108〜S115を実行する。
以上のような本実施形態においても、アンモニアエンジン2Aの始動直後は、排気タンク21に貯留された排気ガスのみが改質器14に供給され、アンモニアガス及び空気は改質器14に供給されない。これにより、改質器14の改質触媒14bの酸化劣化が防止されると共に、改質器14をすり抜ける未燃アンモニアの量が低減される。
また、本実施形態では、排気通路4におけるエンジン本体7とタービン41との間の圧力は高いため、排気通路4から排気タンク21に排気ガスが流れる。従って、特に排気ガスを吸引するポンプを使用しなくても、排気タンク21に排気ガスを貯留することができる。
また、本実施形態では、第1排気ガス流路22には、排気通路4側から排気タンク21側への排気ガスの流れのみを許容する逆止弁44が配設されている。従って、排気通路4におけるエンジン本体7とタービン41との間の圧力が変動しても、排気タンク21から排気通路4への排気ガスの逆流が防止される。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、第1開閉バルブ24及び第2開閉バルブ25がON/OFF弁であるが、第1開閉バルブ24及び第2開閉バルブ25としては、特にON/OFF弁には限られず、排気ガスの流量を制御する流量制御弁等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、温度センサ31の検出値に基づいて、第2開閉バルブ25を閉じるタイミングと第1開閉バルブ24を開くタイミングとが制御されているが、特にその形態には限られない。例えば排気ガスの流量、時間及び室温等から改質器14の温度を推定することが可能であるため、第2開閉バルブ25を開いてからの時間に基づいて、第2開閉バルブ25を閉じるタイミングを制御してもよい。また、アンモニアガスの流量、空気の流量、時間及び室温等から改質器14の温度を推定することも可能であるため、改質スロットルバルブ16及び改質インジェクタ17を開いてからの時間に基づいて、第1開閉バルブ24を開くタイミングを制御してもよい。
また、上記実施形態では、改質燃料供給部20は、改質器14に向けてアンモニアガスを噴射する改質インジェクタ17を有しているが、特にその形態には限られず、例えば改質インジェクタ17に代えて、流量調整弁を用いてもよい。この場合には、アンモニア流路10を空気流路15に接続すると共に、アンモニア流路10に流量調整弁を配設する。流量調整弁を用いることにより、アンモニアガスを改質器14に連続供給することができる。
また、上記実施形態では、改質ガス流路18の他端が吸気通路3に接続されているが、特にその形態には限られず、例えば改質ガス流路18の他端に、アンモニアエンジン2のエンジン本体7または吸気通路3に向けて改質ガスを噴射するインジェクタを設けてもよい。
また、上記実施形態のエンジンシステム1,1Aは、燃料としてアンモニアを使用するアンモニアエンジン2,2Aを備えているが、本発明は、特にアンモニアエンジンには限られず、水素を含有した改質ガスを必要とするエンジンであれば適用可能である。
1,1A…エンジンシステム、2,2A…アンモニアエンジン(エンジン)、3…吸気通路、4…排気通路、6…メインスロットルバルブ(第1スロットルバルブ)、7…エンジン本体、11…メイン燃料供給部(第1燃料供給部)、14…改質器(改質部)、14b…改質触媒、15…空気流路、16…改質スロットルバルブ(第2スロットルバルブ)、18…改質ガス流路、20…改質燃料供給部(第1燃料供給部)、21…排気タンク、22…第1排気ガス流路、23…第2排気ガス流路、24…第1開閉バルブ、25…第2開閉バルブ、26…ポンプ、27…電気ヒータ(ヒータ部)、31…温度センサ(温度検出部)、34…第1制御部、35…第2制御部、36…第3制御部、40…ターボ過給機、41…タービン、42…コンプレッサ、44…逆止弁。

Claims (7)

  1. エンジン本体を有するエンジンと、
    前記エンジン本体に供給される空気が流れる吸気通路と、
    前記エンジン本体から発生した排気ガスが流れる排気通路と、
    前記エンジン本体に燃料を供給する第1燃料供給部と、
    前記吸気通路に配設され、前記エンジン本体に供給される前記空気の流量を制御する第1スロットルバルブと、
    前記燃料を水素に分解する改質触媒を有し、前記燃料を改質して前記水素を含有した改質ガスを生成する改質部と、
    前記改質部に供給される前記空気が流れる空気流路と、
    前記改質部に前記燃料を供給する第2燃料供給部と、
    前記空気流路に配設され、前記改質部に供給される前記空気の流量を制御する第2スロットルバルブと、
    前記改質部により生成された前記改質ガスが前記エンジン本体に向けて流れる改質ガス流路と、
    前記エンジン本体から発生した前記排気ガスを貯留する排気タンクと、
    前記排気通路と前記排気タンクとを接続し、前記排気タンクに貯留される前記排気ガスが流れる第1排気ガス流路と、
    前記排気タンクと前記改質部とを接続し、前記改質部に供給される前記排気ガスが流れる第2排気ガス流路と、
    前記第1排気ガス流路を開閉する第1開閉バルブと、
    前記第2排気ガス流路を開閉する第2開閉バルブと、
    前記改質部に供給される前記排気ガスを加熱するヒータ部と、
    前記第1燃料供給部、前記第1スロットルバルブ、前記第2燃料供給部、前記第2スロットルバルブ、前記第1開閉バルブ、前記第2開閉バルブ及び前記ヒータ部を制御する制御ユニットとを備え、
    前記制御ユニットは、
    前記排気タンクに貯留された前記排気ガスを前記改質部に供給するように前記第2開閉バルブを制御すると共に、前記改質部に供給される前記排気ガスを加熱するように前記ヒータ部を制御する第1制御処理を実行する第1制御部と、
    前記第1制御処理を実行した後、前記改質部への前記排気ガスの供給を停止するように前記第2開閉バルブを制御すると共に、前記改質部に前記燃料及び前記空気を供給するように前記第2燃料供給部及び前記第2スロットルバルブを制御する第2制御処理を実行する第2制御部と、
    前記第2制御処理を実行した後、前記エンジン本体に前記燃料及び前記空気を供給するように前記第1燃料供給部及び前記第1スロットルバルブを制御すると共に、前記排気ガスを前記排気タンクに貯留するように前記第1開閉バルブを制御する第3制御処理を実行する第3制御部とを有するエンジンシステム。
  2. 前記第1排気ガス流路には、前記排気通路を流れる前記排気ガスを吸引するポンプが配設されている請求項1記載のエンジンシステム。
  3. 前記エンジンは、ターボ過給機を有し、
    前記ターボ過給機は、前記排気通路に配設されたタービンと、前記吸気通路に配設されたコンプレッサとを有し、
    前記第1排気ガス流路の一端は、前記排気通路における前記エンジン本体と前記タービンとの間の部分に接続されている請求項1記載のエンジンシステム。
  4. 前記第1排気ガス流路には、前記排気通路側から前記排気タンク側への前記排気ガスの流れのみを許容する逆止弁が配設されている請求項3記載のエンジンシステム。
  5. 前記改質部の温度を検出する温度検出部を更に備え、
    前記第2制御部は、前記温度検出部により検出された前記改質部の温度が予め定められた第1規定温度以上になると、前記第2制御処理を実行する請求項1〜4の何れか一項記載のエンジンシステム。
  6. 前記第3制御部は、前記温度検出部により検出された前記改質部の温度が前記第1規定温度よりも高い第2規定温度以上になると、前記第3制御処理を実行する請求項5記載のエンジンシステム。
  7. 前記エンジンは、前記燃料としてアンモニアを使用するアンモニアエンジンである請求項1〜6の何れか一項記載のエンジンシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023119743A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 株式会社豊田自動織機 エンジンシステム

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