JP2020157793A - 障害物回避制御装置、車両、障害物回避制御方法、および障害物回避制御プログラム - Google Patents

障害物回避制御装置、車両、障害物回避制御方法、および障害物回避制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両が障害物を回避する際の乗員の乗り心地を向上させることができる障害物回避制御装置、車両、障害物回避制御方法、および障害物回避制御プログラムを提供すること。【解決手段】障害物回避制御装置100は、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両1の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、障害物を回避するための回避ルートを算出し、回避ルートに基づいて車両1を走行させる装置であって、障害物が存在する方向を検出する検出部10と、回避ルートの算出前に、障害物が存在する方向から遠ざかる方向に設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて車両1を走行させるずらし制御を実行する制御部50と、を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、障害物回避制御装置、車両、障害物回避制御方法、および障害物回避制御プログラムに関する。
例えば、特許文献1には、自動運転により走行中の車両の進行方向の前方に障害物が検知された場合、障害物を回避可能な回避ルートを算出し、その回避ルートに基づいて車両の走行を制御する障害物回避制御装置が開示されている。
特開2006−347236号公報
しかしながら、従来の装置では、車両が障害物を回避する際の乗員の乗り心地に改善の余地があった。
本開示の一態様の目的は、車両が障害物を回避する際の乗員の乗り心地を向上させることができる障害物回避制御装置、車両、障害物回避制御方法、および障害物回避制御プログラムを提供することである。
本開示の一態様に係る障害物回避制御装置は、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させる障害物回避制御装置であって、前記障害物が存在する方向を検出する検出部と、前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行する制御部と、を有する。
本開示の一態様に係る車両は、車両の周辺の状況を検知する検知部と、前記車両の加速、減速、および操舵を実行する駆動部と、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の前記車両の進行方向の前方に、前記検知部による検知結果に基づいて、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両が走行するように前記駆動部を制御する障害物回避制御装置と、を有し、前記障害物回避制御装置は、前記障害物が存在する方向を検出する検出部と、前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両が走行するように前記駆動部を制御する制御部と、を有する。
本開示の一態様に係る障害物回避制御方法は、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させる装置が行う障害物回避制御方法であって、前記障害物が存在する方向を検出するステップと、前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行するステップと、を有する。
本開示の一態様に係る障害物回避制御プログラムは、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させるコンピュータに実行させる障害物回避制御プログラムであって、前記コンピュータに、前記障害物が存在する方向を検出する処理と、前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行する処理と、を実行させる。
本開示によれば、車両が障害物を回避する際の乗員の乗り心地を向上させることができる。
本開示に至った知見の説明に供する、車両および障害物の位置関係の一例を示す模式図 本開示の実施の形態に係る車両および障害物回避制御装置の構成例を示すブロック図 本開示の実施の形態に係る障害物回避制御装置に含まれるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図 本開示の実施の形態に係る障害物回避制御装置の動作例を示すフローチャート 本開示の実施の形態に係るずらし制御だけでは障害物を回避できない場合の動作例の説明に供する模式図 本開示の実施の形態に係るずらし制御だけで障害物を回避できる場合の動作例の説明に供する模式図 本開示の実施の形態に係るずらし制御の継続が不要である場合の動作例の説明に供する模式図
本開示に至った知見について、図1を用いて説明する。図1は、車両V1および車両V2(障害物の一例)の位置関係の一例を示す模式図である。図1は、車両V1、V2それぞれを真上から見た状態を示している。
図1に示す車両V1は、自動運転を行う車両であり、従来の障害物回避制御装置を搭載している。本明細書において、「自動運転」とは、例えば、車両の乗員による全ての運転操作(例えば、加減速、制動、および操舵の操作)を必要とすることなく、車両の加減速、制動、および操舵を制御することにより(換言すれば、完全自動運転により)、車両の走行を制御する動作を言う。
また、図1では図示を省略しているが、車両V1は、車両V1の周辺の状況を検知する検知デバイス(例えば、レーダデバイス、超音波ソナー、カメラ等)を備えている。
図1に示す車両V1は、自動運転により、予め設定された直線状の設定ルートaに沿って道路Rを走行している。矢印Aは、車両V1の進行方向を示している。設定ルートaは、例えば、道路Rの幅方向の中央に設定されている。
図1に示す車両V2は、車両V1の前方において、道路Rの左側の路肩に停車している。車両V2は、障害物の一例である。
ここで、従来の障害物回避制御装置は、検知デバイスによる検知結果に基づいて車両V2を検出した場合、回避ルートc、回避走行開始位置b、および回避走行終了位置dを算出する。
図1に示すように、回避ルートcは、車両V2の右側を迂回するルートである。また、回避走行開始位置bは、車両V1が回避ルートcに基づく走行(以下、回避走行という)を開始する位置であり、車両V2の後方に設定される。また、回避走行終了位置dは、車両V1が回避走行を終了する位置であり、車両V2の前方に設定される。なお、回避走行終了位置dより先には、設定ルートaが設定される。よって、回避走行の終了位置dは、設定ルートaへ復帰する位置と言うことができる。
精度の高い回避ルートを算出するためには、検知デバイスから検知結果を示す検知結果情報をなるべく多く収集し、その情報に基づいて、障害物(例えば、障害物の位置、大きさ、移動方向、種別や、車両V1と障害物との相対速度等)を分析する必要がある。また、検知結果情報の精度は、車両が障害物に近づくほど高くなる。よって、回避ルートの精度向上のためには、情報の収集および障害物の分析を行うための時間を長く取りつつ、車両がなるべく障害物へ近づくことが望ましい。
しかし、上記時間を長く取りつつ、車両V1が車両V2に近づくと、回避走行の開始位置bが、車両V2の近くに設定される。また、算出された回避ルートcには、右方向への操舵が行われるルートc1が含まれる。
その結果、車両V1が回避走行開始位置bから回避走行を開始し、ルートc1に基づいて走行する際に、急旋回となってしまい、車両V1の乗員の乗り心地が悪くなるという課題があった。
本開示は、車両が障害物を回避する際の乗員の乗り心地を向上させることを目的とする。
以上、本開示に至った知見について説明した。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本実施の形態に係る車両1および障害物回避制御装置100の構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態の車両1および障害物回避制御装置100の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、車両1は、検知デバイス2(検知部の一例)、自車位置センサ3、アクチュエータ群4(駆動部の一例)、および障害物回避制御装置100を備える。車両1は、例えば、自動運転により走行する自動車である。なお、以下の説明において「走行」とは、自動運転による走行を意味するものとする。
障害物回避制御装置100は、検知デバイス2、自車位置センサ3、およびアクチュエータ群4と電気的に接続される。
検知デバイス2は、車両1の周辺(前方、後方、右方、左方)の状況を検知し、その検知結果を示す検知結果情報を障害物回避制御装置100へ出力する。
検知デバイス2としては、例えば、車両1の前方に電波を送信し、その反射波を受信するレーダデバイス、または、車両1の前方に音波を送信し、その反射波を受信する超音波ソナー等が挙げられる。レーダデバイスとしては、例えば、ミリ波レーダ、または、レーザレーダなどを用いることができる。レーザレーダは、LIDAR(Light Detection and Ranging)とも呼ばれる。このように例えば検知デバイス2がレーダデバイスまたは超音波ソナーである場合、検知結果情報として、反射波の受信信号が障害物回避制御装置100へ出力される。また、検知デバイス2は、車両の前方を撮影するカメラ(例えば、単眼カメラまたは複眼カメラ)であってもよい。その場合、検知結果情報として、撮影された画像が障害物回避制御装置100へ出力される。
なお、本実施の形態では、車両1は、少なくとも車両1の前方の検知を行う検知デバイス2を備えればよい。また、上述したレーダデバイス、超音波ソナー、またはカメラ等を組み合わせて用いてもよい。
自車位置センサ3は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)から受信した信号に基づいて車両1の位置および向きを検出し、検出された車両1の位置および向きを示す自車両位置情報を障害物回避制御装置100へ出力する。
なお、本実施の形態では、自車位置センサ3を用いて車両1の位置および向きを検出する場合を例に挙げて説明するが、自車位置センサ3以外の公知の手段や方法を用いて車両1の位置および向きが検出されてもよい。
また、図2では、自車位置センサ3のみを図示したが、車両1には、例えば、アクセルペダルの位置を検出するアクセルポジションセンサ、シフトレバーの位置を検出するシフトポジションセンサ、舵角を検出する舵角センサ、車両1の各車輪の回転速度を検出する車輪速センサ等の各種センサが設けられている。これらのセンサは、障害物回避制御装置100と電気的に接続され、検出結果を示す信号を障害物回避制御装置100へ出力する。これらの検出結果は、例えば、車両1の走行の制御などに用いられる。
アクチュエータ群4は、車両1の加速、減速、制動、操舵等を実行するアクチュエータ群である。アクチュエータ群4は、例えば、加速および減速を実行するモータアクチュエータ、制動を実行するブレーキアクチュエータ、操舵を実行するステアリングアクチュエータ等の各種アクチュエータを含む。
障害物回避制御装置100は、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両1の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、障害物を回避するための回避ルートを算出し、回避ルートに基づいて車両1を走行させる装置である。
障害物回避制御装置100は、図3に示すように、ハードウェアとして、例えば、CPU(Central Processing Unit)501、コンピュータプログラムを格納したROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503を有する。CPU501、ROM502、およびRAM503は、バス504を介して接続されている。
以下に説明する障害物回避制御装置100の各機能は、CPU501がROM502から読み出したコンピュータプログラムを実行することにより実現される。また、このコンピュータプログラムは、所定の記録媒体に記録されて、ユーザ等に提供されてもよい。
障害物回避制御装置100は、検出部10、判定部20、算出部30、記憶部40、および制御部50を有する。
検出部10は、検知デバイス2から受け取った検知結果情報に基づいて、車両1の進行方向の前方に存在する障害物(以下、前方障害物という)を検出する。このとき、検出部10は、少なくとも、前方障害物が存在する方向(以下、障害物存在方向という)を検出する。
前方障害物とは、その一部または全部が車両1の進路上に存在している物体または生体である。また、前方障害物は、移動している状態であるか、静止している状態であるかは問わない。また、前方障害物の種別としては、例えば、他車両(自動車、二輪車等を含む)、人、工事用標識看板、コーン、倒木等が挙げられるが、これらに限定されない。
また、障害物存在方向は、車両1の進行方向を基準とした右方向または左方向である。例えば、前方障害物が車両1の進行方向に対して右側に存在する場合、障害物存在方向は、右方向となる。また、例えば、前方障害物が車両1の進行方向に対して左側に存在する場合、障害物存在方向は、左方向となる。
また、検出部10は、障害物存在方向の検出後、さらに検知デバイス2から受け取った検知結果情報に基づいて、前方障害物の分析を行う。具体的には、検出部10は、前方障害物の位置、大きさ、移動方向、種別、車両1と前方障害物との相対速度等を分析する。なお、相対速度の分析にあたり、検出部10は、図示しない車輪速センサによる検知結果に基づいて車両1の速度を算出してもよいし、その他の公知の方法を用いて車両1の速度を算出してもよい。
以下では、前方障害物の分析結果を示す情報を「分析結果情報」という。また、検出部10によって算出された車両1の速度を示す情報を「車速情報」という。
上述した検出部10による各処理は、公知の処理を用いることができるので、詳細な説明は省略する。
また、上述した検出部10による各処理は、車両1の走行中、繰り返し行われる。
判定部20は、以下の種々の判定を行う。
判定部20は、検出部10が前方障害物を検出したか否かを判定する。
また、判定部20は、検出部10が前方障害物の分析を完了したか否かを判定する。
分析の完了とは、例えば、検出部10が、前方障害物の位置、大きさ、移動方向、種別、および、車両1と前方障害物との相対速度を全て認識することをいう。
また、判定部20は、分析結果情報に基づいて、回避ルートの算出が必要であるか否かを判定する。回避ルートは、前方障害物を回避するための迂回ルートであり、後述する算出部30により算出される。
例えば、判定部20は、前方障害物が、設定ルートに基づいて走行を続けた車両1と接触する位置に存在する場合、回避ルートの算出が必要であると判定する。また、例えば、判定部20は、前方障害物が車両1の進路上に向かって移動している場合、回避ルートの算出が必要であると判定する。なお、回避ルートの算出が必要であると判定される条件は、上記に限定されない。
また、判定部20は、算出部30が回避ルートの算出を完了したか否かを判定する。
また、判定部20は、自車両位置情報に基づいて、車両1が回避走行開始位置に到達したか否かを判定する。回避走行開始位置(第1の位置の一例)は、車両1が回避走行(回避ルートに基づく走行)を開始する位置であり、後述する算出部30により算出される。
また、判定部20は、自車両位置情報に基づいて、車両1が減速走行開始位置に到達したか否かを判定する。減速走行開始位置(第2の位置の一例)は、車両1が減速した走行を開始する位置であり、後述する算出部30により算出される。減速走行開始位置は、回避走行開始位置よりも手前側(車両1側)の位置である(図5参照)。
なお、本実施の形態では、説明の便宜上、図2に示すように、障害物回避制御装置100が判定部20を備える場合を例に挙げて説明したが、障害物回避制御装置100は判定部20を備えなくてもよい。その場合、上述した判定部20の各処理は、検出部10、算出部30、または制御部50が行ってもよい。
算出部30は、分析結果情報、自車両位置情報、および車速情報に基づいて、回避ルート、回避走行開始位置、回避走行終了位置を算出する。回避走行終了位置は、車両1が回避走行を終了する位置(換言すれば、車両1が設定ルートに基づく走行に復帰する位置)である。
また、算出部30は、分析結果情報、自車両位置情報、および車速情報に基づいて、減速走行開始位置を算出する。
上述した算出部30による各処理は、公知の処理を用いることができるので、詳細な説明は省略する。
記憶部40は、例えば、設定ルートを示す設定ルート情報、分析結果情報、自車両位置情報、および車速情報等を記憶する。
なお、本実施の形態では、説明の便宜上、図2に示すように、障害物回避制御装置100が記憶部40を備える場合を例に挙げて説明したが、記憶部40は障害物回避制御装置100外に設けられてもよい。
制御部50は、車両1が設定ルートに基づいて走行するように、アクチュエータ群4を制御する。この制御により、車両1は、設定ルートに基づいて走行する。
また、制御部50は、回避ルートが算出される前に(例えば、検出部10により前方障害物が検出されたタイミングで)、ずらし制御を実行する。
ずらし制御とは、障害物存在方向から遠ざかる方向に設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて車両1を走行させる制御である。例えば、制御部50は、検出部10によって障害物存在方向が左方向であることが検出されたタイミングで、設定ルートを右方向へ所定距離ずらし、車両1がそのルート(以下、ずらしルートという)に基づいて走行するように、アクチュエータ群4を制御する。所定距離は、例えば、道路に付された線(例えば、白線)の幅の2倍程度の長さ(例えば、約30cm)であるが、これに限定されない。
また、制御部50は、ずらしルートを走行している車両1が減速走行開始位置に到達した場合、減速制御を実行する。
減速制御とは、車両1を減速させる制御である。例えば、制御部50は、車両1が徐行速度(例えば、時速10km以下)で走行するように、アクチュエータ群4を制御する。なお、減速後の車速は、徐行速度に限定されない。
また、制御部50は、ずらしルートを走行している車両1が減速走行開始位置よりも先(障害物側)に設定された回避走行開始位置に到達した場合、回避走行制御を実行する。
回避走行制御とは、車両1に回避走行を実行させる制御である。例えば、制御部50は、車両1が回避走行開始位置から回避走行終了位置までの間、回避ルートに基づいて走行するように、アクチュエータ群4を制御する。
以上、車両1および障害物回避制御装置100の構成について説明した。
次に、障害物回避制御装置100の動作について、図4〜図7を用いて説明する。図4は、障害物回避制御装置100の動作例を示すフローチャートである。図5〜図7は、各動作例の説明に供する模式図である。図5〜図7は、車両1および車両V2(前方障害物の一例)それぞれを真上から見た状態を示している。なお、図5〜図7において、図1と同じ構成要素には同一の符号を付している。
以下では、図5〜図7に示すように、車両1が設定ルートaに沿って道路Rを走行しており、車両V2が車両1の進行方向の前方において道路Rの左側の路肩に停車している状態のときに図4に示すフローが開始される場合を例に挙げて説明する。
まず、判定部20は、検出部10が前方障害物を検出したか否かを判定する(ステップS1)。
検出部10が前方障害物を検出していない場合(ステップS1:NO)、フローは、ステップS1へ戻る。
ここでは例として、車両1が図5〜図7に示す位置にいるときに、検出部10が前方障害物として車両V2を検出したとする(ステップS1:YES)。このとき、検出部10は、車両V2の障害物存在方向が左方向であることを検出する。そして、検出部10は、検知デバイス2から検知結果情報を引き続き収集し、検知結果情報に基づく車両V2の分析を開始する。
次に、制御部50は、ずらし制御を実行する(ステップS2)。
上述したとおり、ずらし制御は、例えば、車両V2が検出されたタイミング(または、車両V2の障害物存在方向が検出されたタイミングでもよい)で実行される。まず、制御部50は、設定ルートaを、障害物存在方向として検出された左方向とは反対方向である右方向に、所定距離Bずらす。これにより、ずらしルートeが設定される。そして、制御部50は、車両1がずらしルートeに基づいて走行するようにアクチュエータ群4を制御する。これにより、車両1は、ずらしルートeに基づく走行を開始する。ずらしルートeは、右方向への操舵が行われるルートe1を含む。
次に、判定部20は、車両1がずらしルートeに基づいて走行しているときに、検知部10が前方障害物である車両V2の分析を完了したか否かを判定する(ステップS3)。
検出部10が車両V2の分析を完了していない場合(ステップS3:NO)、フローは、ステップS3へ戻る。この場合、車両1は、引き続きずらしルートeを走行する。
一方、検出部10が車両V2の分析を完了した場合(ステップS3:YES)、判定部20は、分析結果情報に基づいて、ずらし制御の継続が必要であるか否かを判定する(ステップS4)。
ずらし制御の継続が必要ではない場合(ステップS4:NO)、制御部50は、ずらしルートeに基づいて走行中の車両1を設定ルートaに基づく走行に復帰させる設定ルート復帰制御を行う(ステップS17)。
ずらし制御の継続が必要ではない場合としては、例えば、車両1が設定ルートaに基づく走行に復帰しても、車両V2を回避できる場合が挙げられる。
例えば、ずらしルートeに基づいて走行している車両1が図7に示す位置kに到達する前にずらし制御の継続が必要ではないと判定されたとする。この場合、制御部50は、車両1が位置kに到達したタイミングで左方向への操舵を行い、位置lから設定ルートaに基づく走行を開始するようにアクチュエータ群4を制御する。これにより、ずらしルートeを走行している車両1は、位置kで左旋回し、位置lから設定ルートaに基づく走行を行い、そのまま車両V2の右側を通過する。この場合、車両1は、減速することなく、上述した一連の走行を行う。なお、図7に示した位置k、lは、一例であり、図7の図示に限定されない。
ずらし制御の継続が必要である場合(ステップS4:YES)、判定部20は、分析結果情報に基づいて、ずらし制御だけで(回避走行を行うことなく)車両V2を回避可能であるか否かを判定する(ステップS5)。
ずらし制御だけで車両V2を回避可能である場合(ステップS5:YES)、フローは、ステップS13へ進む。一方、ずらし制御だけで車両V2を回避できない場合(ステップS5:NO)、フローは、ステップS6へ進む。ステップS6以降については、後述する。以下では、ステップS13〜S17について説明する。
次に、算出部30は、分析結果情報、自車両位置情報、および車速情報に基づいて、図6に示す減速走行開始位置fを算出する(ステップS13)。
算出された減速走行開始位置fは、例えば、図6に示すように、ずらしルートe上において、車両V2の後方側に設定される。なお、図6に示す減速走行開始位置fは、一例であり、図6の図示に限定されない。
次に、判定部20は、自車両位置情報に基づいて、ずらしルートeに基づいて走行している車両1が減速走行開始位置fに到達したか否かを判定する(ステップS14)。
車両1が減速走行開始位置fに到達していない場合(ステップS14:NO)、フローは、ステップS14へ戻る。
車両1が減速走行開始位置fに到達した場合(ステップS14:YES)、制御部50は、減速制御を実行する(ステップS15)。
例えば、制御部50は、車両1が徐行速度で走行するようにアクチュエータ群4を制御する。これにより、例えば、車両1は、図6に示した減速走行開始位置fから徐行速度での走行を開始する。その後、車両1は、徐行速度でずらしルートeに基づく走行を継続する。
次に、判定部20は、自車両位置情報および分析結果情報に基づいて、車両1が、前方障害物である車両V2を通過したか否かを判定する(ステップS16)。
車両1が車両V2を通過していない場合(ステップS16:NO)、フローは、ステップS16へ戻る。
車両1が車両V2を通過した場合(ステップS16:YES)、制御部50は、設定ルート復帰制御を行う(ステップS17)。
例えば、ずらしルートeに基づいて徐行している車両1が車両V2の右側を通過し、図6に示す位置iに到達した場合、制御部50は、左方向への操舵を行い、位置jから設定ルートaに基づく走行を開始するようにアクチュエータ群4を制御する。これにより、ずらしルートeを走行している車両1は、位置iで左旋回し、位置jから設定ルートaに基づく走行に復帰する。また、設定ルートaに基づく走行に復帰した車両1は、減速制御が行われる前の速度で走行する。
以上、ステップS13〜S17について説明した。
ずらし制御だけで車両V2を回避できない場合(ステップS5:NO)、算出部30は、分析結果情報、自車両位置情報、および車速情報に基づいて、図5に示す回避ルートgの算出を開始する(ステップS6)。
図5に示すように、算出される回避ルートgは、右方向への操舵が行われるルートg1を含む。ルートg1より先は、図1に示した回避ルートcと同様である。
また、ステップS6において、算出部30は、さらに、図5に示す回避走行開始位置hおよび回避走行終了位置dを算出する。図5に示すように、例えば、回避走行開始位置hは、図1を用いて説明した回避走行開始位置bを右方向へ所定距離Bずらした位置と同じである。
次に、算出部30は、分析結果情報、自車両位置情報、および車速情報に基づいて、図5に示す減速走行開始位置fを算出する(ステップS7)。
算出された減速走行開始位置fは、例えば、図5に示すように、ずらしルートe上において、回避走行開始位置hよりも手前側(車両1側)に設定される。
なお、図4では、ステップS6の後にステップS7が行われる場合を例示したが、ステップS7の後にステップS6が行われてもよい。
次に、判定部20は、自車両位置情報に基づいて、ずらしルートeに基づいて走行している車両1が減速走行開始位置fに到達したか否かを判定する(ステップS8)。
車両1が減速走行開始位置fに到達していない場合(ステップS8:NO)、フローは、ステップS8へ戻る。
車両1が減速走行開始位置fに到達した場合(ステップS8:YES)、制御部50は、減速制御を実行する(ステップS9)。
例えば、制御部50は、車両1が徐行速度で走行するようにアクチュエータ群4を制御する。これにより、例えば、車両1は、図5に示した減速走行開始位置fから徐行速度での走行を開始する。
次に、判定部20は、算出部30が回避ルートgの算出を完了したか否かを判定する(ステップS10)。
算出部30が回避ルートgの算出を完了していない場合(ステップS10:NO)、フローは、ステップS10へ戻る。この場合、車両1は、引き続きずらしルートeを徐行速度で走行する。
算出部30が回避ルートgの算出を完了した場合(ステップS10:YES)、判定部20は、自車両位置情報に基づいて、車両1が回避走行開始位置hに到達したか否かを判定する(ステップS11)。
車両1が回避走行開始位置hに到達していない場合(ステップS11:NO)、フローは、ステップS11へ戻る。この場合、車両1は、引き続きずらしルートeを徐行速度で走行する。
車両1が回避走行開始位置hに到達した場合(ステップS11:YES)、制御部50は、回避走行制御を実行する(ステップS12)。
例えば、制御部50は、車両1が回避走行開始位置hから回避走行終了位置dまでの間、回避ルートgに基づいて走行するように、アクチュエータ群4を制御する。これにより、車両1は、回避ルートgに基づいて走行する。
上述したとおり、回避走行開始位置hは、回避走行開始位置bよりも右方向へ所定距離Bずれているため、ルートg1における舵角は、図1に示したルートc1における舵角に比べて小さくなる。よって、車両1がルートg1を走行する場合では、車両1がルートc1を走行する場合に比べて、緩やかな旋回となる。したがって、車両1が障害物を回避する際の乗員の乗り心地を向上させることができる。
その後、判定部20により車両1が回避走行終了位置dに到達したと判定された場合、制御部50は、車両1が設定ルートaに基づいて走行するようにアクチュエータ群4を制御する。これにより、車両1は、再び、設定ルートaに基づいた走行を開始する。
以上、障害物回避制御装置100の動作について説明した。
ここまで詳述したように、本実施の形態では、車両が設定ルートに基づいて走行しているときに前方障害物が検出された場合において、回避ルートの算出前に、前方障害物の存在方向から遠ざかる方向へ設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて車両を走行させることを特徴とする。すなわち、車両が回避ルートに基づく走行を開始する前に少しの旋回を行っておくことで、車両1が回避ルートに基づいて走行する際に緩やかな旋回を実現できる。したがって、車両が障害物を回避する際の乗員の乗り心地を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
[変形例1]
実施の形態では、検出部10により前方障害物が検出されたタイミングで、ずらし制御が実行される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
制御部50は、前方障害物が検出されたときの車両1の速度に基づいて、ずらし制御を実行するタイミングを変更してもよい。
例えば、前方障害物が検出されたときの車両1の速度が予め設定された閾値以上である場合、制御部50は、前方障害物の検出後直ちにずらし制御を実行してもよい。また、例えば、前方障害物が検出されたときの車両1の速度が予め設定された閾値未満である場合、制御部50は、前方障害物の検出後所定時間(例えば、数秒)が経過してからずらし制御を実行してもよい。
なお、上記説明では、車両1の速度を用いる場合を例に挙げて説明したが、前方障害物が検出されたときに車両1と前方障害物との相対速度を検出できる場合、その相対速度を用いてもよい。
[変形例2]
制御部50は、車両1が減速走行開始位置に到達するまでに、ずらし制御を複数回実行してもよい。
例えば、図5において、ずらしルートeを走行中の車両1が減速走行開始位置fに到達するまでに、制御部50は、ずらしルートeをさらに右方向へ所定距離Bずらしたずらしルートを設定し、そのずらしルートに基づいて車両1を走行させてもよい。
[変形例3]
制御部50は、車両1が走行している道路Rの幅に基づいて、所定距離を決定してもよい。
[変形例4]
制御部50は、前方障害物が検出されたときの車両1の速度が予め設定された閾値(例えば、時速10km)以下である場合、ずらし制御を実行しなくてもよい。
[変形例5]
実施の形態では、図2に示すように、障害物回避制御装置100が検出部10を備える場合を例に挙げて説明したが、検出部10は、障害物回避制御装置100外に備えられてもよい。
以上、変形例について説明した。なお、各変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
<本開示のまとめ>
本開示のまとめは、以下のとおりである。
本開示の障害物回避制御装置は、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させる障害物回避制御装置であって、前記障害物が存在する方向を検出する検出部と、前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行する制御部と、を有する。
また、本開示の障害物回避制御装置において、前記車両が前記ずらしたルートに基づいて走行しているときに、前記障害物の分析結果に基づいて、前記障害物が回避を必要とする障害物であると判定された場合、前記回避ルートの算出が実行される。
また、本開示の障害物回避制御装置において、前記制御部は、前記車両が前記回避ルートに基づいて走行を開始する第1の位置よりも手前側に設定された第2の位置に前記車両が到達した場合、前記車両を減速させる。
また、本開示の障害物回避制御装置において、前記制御部は、前記車両が前記第2の位置に到達するまでに、前記ずらし制御を複数回実行する。
また、本開示の障害物回避制御装置において、前記制御部は、前記障害物が検出されたタイミングで前記ずらし制御を実行する。
また、本開示の障害物回避制御装置において、前記制御部は、前記障害物が検出されたときの前記車両の速度に基づいて、前記ずらし制御を実行するタイミングを変更する。
また、本開示の障害物回避制御装置において、前記制御部は、前記車両が走行している道路の幅に基づいて、前記所定距離を決定する。
また、本開示の障害物回避制御装置において、前記制御部は、前記障害物が検出されたときの前記車両の速度が閾値以下である場合、前記ずらし制御を実行しない。
本開示の車両は、車両の周辺の状況を検知する検知部と、前記車両の加速、減速、および操舵を実行する駆動部と、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の前記車両の進行方向の前方に、前記検知部による検知結果に基づいて、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両が走行するように前記駆動部を制御する障害物回避制御装置と、を有し、前記障害物回避制御装置は、前記障害物が存在する方向を検出する検出部と、前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両が走行するように前記駆動部を制御する制御部と、を有する。
本開示の障害物回避制御方法は、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させる装置が行う障害物回避制御方法であって、前記障害物が存在する方向を検出するステップと、前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行するステップと、を有する。
本開示の障害物回避制御プログラムは、予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させるコンピュータに実行させる障害物回避制御プログラムであって、前記コンピュータに、前記障害物が存在する方向を検出する処理と、前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行する処理と、を実行させる。
本開示の障害物回避制御装置、車両、障害物回避制御方法、および障害物回避制御プログラムは、走行中の車両に障害物を回避させる場合に有用である。
1 車両
2 検知デバイス
3 自車位置センサ
4 アクチュエータ群
10 検出部
20 判定部
30 算出部
40 記憶部
50 制御部
100 障害物回避制御装置

Claims (11)

  1. 予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させる障害物回避制御装置であって、
    前記障害物が存在する方向を検出する検出部と、
    前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行する制御部と、を有する、
    障害物回避制御装置。
  2. 前記車両が前記ずらしたルートに基づいて走行しているときに、前記障害物の分析結果に基づいて、前記障害物が回避を必要とする障害物であると判定された場合、前記回避ルートの算出が実行される、
    請求項1に記載の障害物回避制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記車両が前記回避ルートに基づいて走行を開始する第1の位置よりも手前側に設定された第2の位置に前記車両が到達した場合、前記車両を減速させる、
    請求項1または2に記載の障害物回避制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記車両が前記第2の位置に到達するまでに、前記ずらし制御を複数回実行する、
    請求項3に記載の障害物回避制御装置。
  5. 前記制御部は、
    前記障害物が検出されたタイミングで前記ずらし制御を実行する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の障害物回避制御装置。
  6. 前記制御部は、
    前記障害物が検出されたときの前記車両の速度に基づいて、前記ずらし制御を実行するタイミングを変更する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の障害物回避制御装置。
  7. 前記制御部は、
    前記車両が走行している道路の幅に基づいて、前記所定距離を決定する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の障害物回避制御装置。
  8. 前記制御部は、
    前記障害物が検出されたときの前記車両の速度が閾値以下である場合、前記ずらし制御を実行しない、
    請求項1に記載の障害物回避制御装置。
  9. 車両の周辺の状況を検知する検知部と、
    前記車両の加速、減速、および操舵を実行する駆動部と、
    予め設定された設定ルートに基づいて走行中の前記車両の進行方向の前方に、前記検知部による検知結果に基づいて、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両が走行するように前記駆動部を制御する障害物回避制御装置と、を有し、
    前記障害物回避制御装置は、
    前記障害物が存在する方向を検出する検出部と、
    前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両が走行するように前記駆動部を制御する制御部と、を有する、
    車両。
  10. 予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させる装置が行う障害物回避制御方法であって、
    前記障害物が存在する方向を検出するステップと、
    前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行するステップと、を有する、
    障害物回避制御方法。
  11. 予め設定された設定ルートに基づいて走行中の車両の進行方向の前方に、回避が必要な障害物が検出された場合、前記障害物を回避するための回避ルートを算出し、前記回避ルートに基づいて前記車両を走行させるコンピュータに実行させる障害物回避制御プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記障害物が存在する方向を検出する処理と、
    前記回避ルートの算出前に、前記障害物が存在する方向から遠ざかる方向に前記設定ルートを所定距離ずらし、ずらしたルートに基づいて前記車両を走行させるずらし制御を実行する処理と、を実行させる、
    障害物回避制御プログラム。
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