JP2020119140A - 防災支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一実施形態に係る防災支援システム1について図面を参照して説明する。図1は、防火対象物に設置される防災システム2と、この防災システム2に接続される防災支援システム1の構成を示すブロック図である。
以上が、設備配置図のレイヤ構造についての説明である。
上記の実施形態は、下記のように変形してもよい。下記の変形例は互いに組み合わせてもよい。
防災システム2を構成する感知器の種類は、煙感知器に限られない。煙感知器に代えて、熱感知器や炎感知器が採用されてもよい。
注意と感知器発報の判定基準は、上記の例に限られない。判定基準となる煙濃度と蓄積時間の閾値は、煙感知器22の設置状況に応じて適宜設定されてよい。ただし、注意の閾値は、感知器発報の閾値よりも低いものとする。
設備レイヤの数は、上記の実施形態では「4」であるが、3以下でも5以上であってもよい。例えば、発信機・非常電話レイヤを、発信機レイヤと非常電話レイヤに分けて、別々に表示/非表示を切り替えられるようにしてもよい。同様に、防火・排煙設備レイヤを防火設備レイヤと排煙設備レイヤに分け、消火設備レイヤを消火器レイヤと消火栓レイヤに分けて、別々に表示/非表示を切り替えられるようにしてもよい。別の例として、AED、担架、救急箱等の救急用品の位置がアイコンを使って図示される救急用品レイヤをさらに備えてもよい。この救急用品レイヤは、利用者の操作により表示/非表示を切り替え可能であってよい。
設備レイヤに示されるアイコンは、防災設備を示すシンボルの一例である。防災設備は必ずしも絵文字を使って表現されなくてもよい。
警戒区域レイヤと作動設備レイヤでは、枠線又はアイコンの色の違いにより、注意状態と感知器発報後の状態が区別されているが、色以外の表示態様の違いにより、これらの状態を区別するようにしてもよい。例えば、形状、大きさ又はアニメーションの違いにより、これらの状態を区別するようにしてもよい。同様に、枠線又はアイコンの不透明度以外の表示態様の違いにより、第1報と第2報以後の状態を区別するようにしてもよい。
作動設備レイヤでは、アイコンを点滅表示させることで、発信機23又は非常電話子機28が操作されたことを表現しているが、点滅表示以外の表示態様により、これらの防災設備が操作されたことを表現するようにしてもよい。例えば、アイコンの形状、大きさ又はアニメーションを平常時と変えることで、これらの防災設備が操作されたことを表現するようにしてもよい。同様に、アラーム弁26についても、点滅表示以外の表示態様により、作動したことを表現するようにしてもよい。
設備レイヤの表示/非表示を切り替えるための操作は、トグルボタンのオンオフ操作に限られない。例えば、チェックボックスのオンオフ操作により、設備レイヤの表示/非表示を切り替えてもよい。
上記の実施形態では、端末12が設備配置図を作成しているが、端末12の代わりに支援サーバ11が作成して、端末12に提供するようにしてもよい。すなわち、支援サーバ11が、地図作成部1212の機能を備えるようにしてもよい。その場合、支援サーバ11は、端末12に限らず、防災センタに設置される表示装置にも、フロアマップ画面を表示させるようにしてもよい。
作動設備レイヤにおいて、作動した防火戸24又は防火シャッタ25を点滅表示させるようにしてもよい。また、作動設備レイヤには、作動した防火戸24又は防火シャッタ25以外にも、操作された消火器、消火栓又は避難器具も表示させるにしてもよい。
上記の、設備配置図31の拡大縮小にかかわらず煙感知器22(作動設備レイヤに図示される防災設備)のアイコンの表示サイズを一定に維持するという仕様は、オーバーレイ方式の表示方法と切り離して採用されてもよい。すなわち、オーバーレイ方式とは異なる方式の表示方法において採用されてもよい。
上記の、煙感知器22のアイコンを閲覧制限領域(マスク領域)に重畳させるという仕様は、オーバーレイ方式の表示方法と切り離して採用されてもよい。すなわち、オーバーレイ方式とは異なる方式の表示方法において採用されてもよい。
設備レイヤ以外のレイヤも、利用者の操作により表示/非表示を切り替えられるようにしてもよい。
閲覧制限領域レイヤは、平常時は表示/非表示を切り替え不能とする一方で、イベント発生後は表示/非表示を切り替え可能としてもよい。すなわち、イベント発生後は閲覧制限を解除可能としてもよい。例えば、火災時に閲覧制限を解除することで、自衛消防隊員は、効率的に自衛消防活動を行うことができる。
本発明の地図作成手段および表示制御手段として、各実施の形態では、防災支援システム1の端末12または防災センタに設置される表示装置に表示する場合に適用して説明したが、自動火災報知設備の火災受信機盤面の地図表示に用いてもよく、また、火災受信機からの情報に基づいて地図表示を行う総合操作盤等の表示装置に用いてもよい。
フロアマップ画面に表示される表示/非表示切替ボタン33A〜33Dの外観及び配置は、図4等に示す例に限られない。これらは、防災支援システム1の利用者のニーズに応じて適宜変更されてよい。例えば、上記の実施形態ではオン状態とオフ状態とでボタン全体の模様を変えているが、一部の模様のみを変えるようにしてもよい。または、模様に代えて、色、形状、サイズ、絵文字の図柄、点滅周期等の表示態様を、オン状態とオフ状態とで変えるようにしてもよい。この場合も、ボタン全体ではなく一部のみを変えるようにしてよい。
フロアマップ画面において表示階を切り替えるための操作は、表示階切替ボタン32の選択に限られない。例えば、タブ選択により表示階を切り替え可能にしてもよい。
フロアマップ画面に発信機23又は非常電話子機28の点滅アイコンが表示される場合に、同画面内の表示/非表示切替ボタン33も点滅表示させるようにしてもよい。表示/非表示切替ボタン33を点滅表示させることで、利用者は当該ボタンを見ることでも防災設備の作動状況を知ることができる。
フロアマップ画面の表示/非表示切替ボタン33A〜33Dは、上記の実施形態では初期状態においてすべてのボタンがオフ状態となっているが、利用者が担う役割に応じて特定のボタンをオン状態にしておくようにしてもよい。例えば、利用者が初期消火班に所属する場合には、表示/非表示切替ボタン33Aをオン状態にしておき、消火器及び消火栓を予め表示させ、通報連絡班に所属する場合には、表示/非表示切替ボタン33Bをオン状態にしておき、発信機23及び非常電話子機28を予め表示させるようにしてもよい。このようにすることで、利用者は表示/非表示切替ボタン33を選択する必要がなくなる。この場合、表示制御部1213は、例えば、自衛消防隊の役割と特定のボタンとを対応付けるテーブルを参照して利用者の役割に対応するボタンを特定し、特定したボタンを初期状態においてオン状態に設定する。
防火対象物のフロアによっては、特定の種類の防災設備が存在しない場合がある。そのようなフロアについては、フロアマップ画面において表示対象とする際に、存在しない防災設備に対応する表示/非表示切替ボタン33を選択不能としてもよい。具体的には、表示/非表示切替ボタン33の表示を省略してもよい。または、選択しても防災設備のアイコンが表示されないことを利用者が判別可能な態様で表示するようにしてもよい。具体的には、グレーアウトしてもよい。このように表示/非表示切替ボタン33の表示方法を防災設備の有無と連動させることで、利用者は表示/非表示切替ボタン33を見るだけで防災設備の有無を判断することができる。この場合、表示制御部1213は、例えば、表示対象階の設備レイヤを参照することで当該階における防災設備の有無を判定する。
支援サーバ11が備える機能を、火災受信機21又は総合操作盤に備えさせてもよい。すなわち、火災受信機21又は総合操作盤にレイヤデータを記憶させ、端末12との間でデータ同期を行わせてもよい。また、イベント情報を端末12に送信させてもよい。
フロアマップ画面の表示/非表示切替ボタン33A〜33Dは、上記の実施形態では初期状態においてすべてのボタンがオフ状態となっているが、初期状態においてすべてのボタンをオン状態にしておくようにしてもよい。火災階などの各階の設備配置図31を含むフロアマップ画面が表示されるときに、表示/非表示切替ボタン33A〜33Dをオン操作しなくても、初期状態で全ての防災設備のアイコンが表示されるので、例えば、操作に不慣れな利用者が、火災階などの各階に防災設備が存在しないと誤判断することがない。
また、設備配置図31と表示/非表示切替ボタン33A〜33Dとを有するフロアマップ画面において、表示/非表示切替ボタン33A〜33Dを消去する操作(例えば、画面下部の下スクロールで表示/非表示切替ボタン33A〜33Dを消去する操作)が行われると、フロアマップ画面において、表示/非表示切替ボタン33A〜33Dが消去されて、設備配置図31の領域が広がって表示され、また、当該消去状態で、表示/非表示切替ボタン33A〜33Dを再表示する操作(例えば、画面下部の上スクロールで表示/非表示切替ボタン33A〜33Dを再表示する操作)が行われると、表示/非表示切替ボタン33A〜33Dが再表示されて、元のフロアマップ画面が再表示されるようにしてもよい。そして、設備配置図31の領域が広がって表示されるときに、設備配置図31が拡大表示されるようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態では、火災時に火災階の設備配置図31を含むフロアマップ画面が表示されることを説明したが、メニュー操作によって、通常時においても、担当階などの各階のフロアマップ画面を表示可能である。ここで、フロアマップ画面における表示/非表示切替ボタン33A〜33Dの初期状態のオンオフ状態を、火災時と通常時とで異ならせるように設定してもよい。または、利用者の要望に合わせて、端末12毎に設定可能としてもよい。
Claims (3)
- 防火対象物に設置される防災設備の配置を、シンボルを用いて図示する設備配置図を表示させるとともに、前記シンボルを表示させるか否かを切り替えるためのボタンを、前記シンボルが表示対象になっているか否かを判別可能な態様で表示させる表示制御部を備える防災支援システム。
- 前記表示制御部は、前記シンボルが表示対象になっているか否かに応じて前記ボタンの一部又は全体を異なる色で表示させることを特徴とする請求項1に記載の防災支援システム。
- 前記表示制御部は、前記防火対象物のフロア単位で切り替え可能なように設備配置図を表示させ、
第1の設備配置図から第2の設備配置図に切り替えられた後も、前記第1の設備配置図が表示されていた時の前記ボタンの選択状態が維持される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の防災支援システム。
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