JP2011232995A - 火災警報システム - Google Patents

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Hajime Osaki
肇 大崎
Masanori Kuramochi
雅則 倉持
Yutaka Saito
裕 齊藤
Mitsuhiro Matsuda
光弘 松田
Shigeki Kondo
茂樹 近藤
Sadaharu Kamata
禎治 鎌田
Akiyoshi Goto
晃喜 後藤
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Abstract

【課題】無線信号により連動動作し、動作確認を簡易にかつ迅速に行える火災報知システムを提供する。
【解決手段】火災警報システム1において、各火災警報器2は、連動動作可能に複数配設されており、操作器3から送信された点検信号を受信した火災警報器2Aは、自己および他の火災警報器2の判定情報をID番号とともに返答信号で送信し、操作器3は、複数の火災警報器2のうちのいずれか一の火災警報器2Aに点検信号を送信し、当該火災警報器2Aから送信された返答信号の判定情報を表示部に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、火災発生を検知する火災検知部を有し、無線により火災信号を送受信する火災警報器が連動動作するように複数配設される火災警報システムに関する。
住宅用火災警報器は、屋内の各部屋などにそれぞれ配設され、互いに連動動作するように構成されている。そして、最近では、住宅用火災警報器同士で無線信号を送受信する住宅用火災警報システムが用いられている(例えば特許文献1参照。)。すなわち、例えば1つの住宅用火災警報器が火災発生時に警報を発したときに無線信号を送信し、屋内に配設される他の複数の住宅用火災警報器がこの無線信号を受信して警報を発することにより、火災発生を屋内の人たちに迅速に告知できるようにしている。
また、住宅用火災警報器には、試験スイッチが設けられている。すなわち、試験スイッチを操作して、火災発生時に、住宅用火災警報器が正常に動作するか否かの確認をしている。そして、住宅用火災警報器は、天井面等の高所に設置される場合が多く、試験スイッチが引き紐を用いて操作されているものがある。この場合には、屋内の人が操作しやすいように引き紐を長くする必要があり、また、台に乗って引き紐を操作するなどのデメリットがある。
そこで、引き紐を設けず、簡易な場所に試験スイッチと警報停止スイッチとを兼ねた操作スイッチを設ける住宅用火災警報器が提案されている(特許文献2参照。)。この従来技術の住宅用火災警報器は、電源に接続される電源線に操作スイッチが介設されており、操作スイッチを操作し電源を遮断させて再投入した際に、火災要因を検知したときには警報停止モードで立ち上がって警報出力を禁止し、火災要因を検知していないときには試験モードで立ち上がって内部回路の試験を行って結果を試験警報として出力するものである。
しかし、当該住宅用火災警報器は、例えば天井面に複数個が設置されていると、個別に操作スイッチが設けられ、個別に動作試験が行われる。あるいは、複数個の住宅用火災警報器が操作スイッチに並列的に接続され、同時に動作試験が行われる。前者の場合は、個別に操作スイッチを操作し動作試験を行うので、動作試験の作業時間が長くなり、後者の場合は、試験警報が重複して出力される場合があり、動作試験を個別に確認することができなく、両者のいずれの場合も不適である。また、両者の場合とも、各住宅用火災警報器の設置場所に移動して動作試験の結果を確認する必要がある。
一方、複数個の住宅用火災警報器に対する動作確認を、試験スイッチを一度操作するだけで順次実施可能した住宅用火災警報システムが提案されている(特許文献3参照。)。この従来技術の住宅用火災警報システムは、試験スイッチ付きの住宅用火災警報器と、試験スイッチがなく試験スイッチ付の住宅用火災警報器に接続して使用される増設用の住宅用火災警報器を用いて構成されている。そして、それらの住宅用火災警報器は、試験信号を火災検知回路に送出する試験回路と、試験回路が試験信号を出力した後、所定の時間経過後に試験リレー信号を送出する遅延回路と、試験リレー信号を出力する移報出力端子などを備えるものである。
特開2009−238250号公報(第5頁、第1〜2図) 特開2008−33427号公報(第5頁、第1図) 特開2005−275609号公報(第4〜6頁、第1〜2図)
特許文献2の住宅用火災警報器および特許文献3の住宅用火災警報システムは、動作試験の結果を各住宅用火災警報器の設置場所まで移動して行うので、動作試験の確認作業に手間を要するという欠点を有する。
また、特許文献3の住宅用火災警報システムは、試験スイッチ付きの住宅用火災警報器および増設用の住宅用火災警報器の2種類が必要であり、また、それらの住宅用火災警報器が試験回路、遅延回路および移報出力端子などを備えるので、高価になるという欠点を有する。
本発明は、無線信号により連動動作し、動作確認を簡易にかつ迅速に行える火災報知システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の火災警報システムの発明は、火災を検知する火災検知部と、他の火災警報器との間で信号を送受信する第1の送受信部と、外部の操作器との間で信号を送受信する第2の送受信部と、火災検知部が火災を検知したときにまたは第1の送受信部が他の火災警報器から送信された火災信号を受信したときに火災発生を報知する報知部と、自己のID番号とともに、自己の点検情報を記憶する記憶部と、外部の操作器から送信された点検信号が第2の送受信部で受信されたときに、記憶部に記憶されている点検情報を返答信号により第2の送受信部から外部の操作器に送信する点検手段と、を有する火災警報器と;火災警報器の第2の送受信部との間で信号を送受信する信号入出力部と、火災警報器の点検情報を表示する表示部と、信号入出力部から点検信号を送信させる操作部と、を有する操作器と;を具備し、火災警報器は、連動動作可能に複数配設されており、操作器から点検信号を受信した火災警報器は、自己の点検情報および他の火災警報器の点検情報を返答信号で操作器に送信することを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
「火災警報器が連動動作可能に」とは、少なくとも隣接する火災警報器同士が信号を送受信できることを意味する。
火災警報器同士で送受信される信号は、無線信号であってもよく、有線信号であってもよい。また、火災警報器と操作器の間で送受信される信号は、無線信号であってもよく、有線信号であってもよい。無線信号は、電波であり、特定省電力無線などの規格化された周波数が使用される。また、火災警報器および操作器の間で送受信される無線信号は、赤外線または電波のいずれであってもよい。
ID番号は、個々の火災警報器を特定するためのアドレスである。
「点検情報」は、例えば、内部回路や報知部での断線や短絡、電池寿命などである。
火災検知部は、例えば、煙を煙検知ユニットで検知し、熱をサーミスタなどの温度センサで検知し、その検知量が予め設定された基準値以上となったときに火災発生を検知する。
報知部は、一例として、スピーカによる発音または表示ランプの発光による表示のいずれか一方または両方のいずれを有して構成することができる。
本発明によれば、操作器から点検信号を送信すると、当該点検信号は、一の火災警報器の第2の送受信部で受信される。一の火災警報器は、自己の記憶部から点検情報を読み出すとともに、他の火災警報器と送受信して他の火災警報器の記憶部に記憶されている点検情報を入手する。そして、前記一の火災警報器は、自己の火災警報器の点検情報および他の火災警報器の点検情報をID番号とともに返答信号で第2の送受信部から送信する。
返答信号は、操作器の信号入出力部で受信される。そして、操作部の表示部に、複数の火災警報器の点検情報が表示される。
請求項2に記載の火災警報システムの発明は、請求項1に記載の火災警報システムの発明において、各火災警報器の記憶部は、さらに連動動作する他の火災警報器の点検情報を当該火災警報器のID番号とともに記憶し、各火災警報器は、定期的にまたは火災警報器の点検情報が更新されたときに、点検情報信号を送受信して点検情報を記憶部に記憶させることを特徴とする。
本発明によれば、操作器から点検信号を送信すると、当該点検信号は、一の火災警報器の第2の送受信部で受信される。一の火災警報器は、自己の記憶部に記憶されている自己および自己と連動動作する複数の火災警報器の点検情報を読み出す。そして、自己の火災警報器の点検情報および他の火災警報器の点検情報をID番号とともに返答信号で第2の送受信部から送信する。
返答信号は、操作器の信号入出力部で受信される。そして、操作部の表示部に、複数の火災警報器の点検情報が表示される。
請求項3に記載の火災警報システムの発明は、火災を検知する火災検知部と、他の火災警報器との間で無線信号を送受信し、火災検知部が火災を検知したときに火災信号を送信するとともに他の火災警報器から送信された火災信号を受信する第1の送受信部と、外部の操作器から送信された点検信号を受信し当該点検信号に対する返答信号を無線信号で送信する第2の送受信部と、火災検知部が火災を検知したときにまたは第1の送受信部が他の火災警報器から送信された火災信号を受信したときに火災発生を報知する報知部と、第2の送受信部が点検信号を受信したときに点検用信号を第1の送受信部から他の火災警報器に送信する点検信号部と、第2の送受信部が受信した点検信号に応じて点検情報に対する異状の有無を判定し、および第1の送受信部が受信した他の火災警報器から送信された点検用信号に応じて点検情報に対する異状の有無を判定するとともに当該判定情報を自己のID番号を有する返答用信号で第1の送受信部から他の火災警報器に送信する点検判定部と、第2の送受信部が点検信号を受信したときに、点検判定部が判定した自己の判定情報および第1の送受信部が受信した返答用信号における他の火災警報器の判定情報をID番号とともに返答信号で第2の送受信部から操作器に送信する点検返答部と、を有する火災警報器と;無線により点検信号を送信し火災警報器から送信された返答信号を受信する信号入出力部と、返答信号の判定情報を火災警報器のID番号毎に表示する表示部と、信号入出力部から点検信号を送信させる操作部と、を有する操作器と;を具備し、火災警報器は、連動動作可能に複数配設されており、操作器から送信された点検信号を受信した火災警報器は、自己の判定情報および他の火災警報器の判定情報を返答信号で操作器に送信することを特徴とする。
「点検情報に対する異状」とは、火災検知部が火災を検知しても、また他の火災警報器から火災信号が送信されても、報知部が火災発生を報知しないことがあることを意味し、例えば、内部回路や報知部での断線や短絡、電池寿命などである。
点検用信号は、火災警報器同士の間で送受信する点検信号を意味し、火災警報器および操作器との間で送受信する点検信号と区別する表記である。同様に、返答用信号は、火災警報器同士の間で送受信する返答信号を意味し、火災警報器および操作器との間で送受信する返答信号と区別する表記である。
点検信号部は、操作器から送信された点検信号を、当該点検信号を受信した火災警報器から他の火災警報器に送信する中継器としての機能を果たすものである。
点検返答部は、第2の送受信部が操作器から送信された点検信号を受信したものであるときに、返答信号を第2の送受信部から送信する。したがって、操作器から送信された点検信号を受信しない他の火災警報器は、返答信号を送信しない。
また、点検返答部は、他の火災警報器から返答用信号が送信されないときには、それを判定情報としてもよい。
本発明によれば、操作器の操作部を手動操作し、複数の火災警報器のうちの一の火災警報器に対して操作器から点検信号を送信すると、当該点検信号は、前記一の火災警報器の第2の送受信部で受信される。前記一の火災警報器は、点検信号に応じて自己の火災警報器における点検情報に対する異状の有無を判定するとともに、他の火災警報器に点検用信号を送信し、その返答用信号により他の火災警報器における点検情報に対する異状の有無の判定情報を入手する。そして、前記一の火災警報器は、自己の火災警報器の判定情報および他の火災警報器の判定情報をID番号とともに返答信号で第2の送受信部から送信する。
返答信号は、操作器の信号入出力部で受信される。そして、操作器の表示部に、判定情報がID番号毎に表示される。すなわち、複数の火災警報器毎に点検情報に対する異状の有無が表示される。
請求項4に記載の火災警報システムの発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の火災警報システムの発明において、第1および第2の送受信部は、電波を送受信する一体の送受信部に形成され、操作器は、その信号入出力部が電波を送受信するように形成されていることを特徴とする。
操作器の信号入出力部が電波を送受信するように形成されることにより、火災警報器の第1および第2の送受信部が電波を送受信する一体の送受信部に形成可能となる。
本発明によれば、火災警報器の第1および第2の送受信部が一体の送受信部に形成されるので、火災警報器の部品が削減される。
請求項5に記載の火災警報システムの発明は、請求項1ないし4いずれか一記載の火災警報システムの発明において、操作器は、さらに火災報知停止信号を送信するように形成されており、当該火災報知停止信号を受信した火災警報器は、所定期間に亘って火災発生の報知を停止または禁止することを特徴とする。
火災検知部が例えば煙を検知するものであると、煙草や魚焼きなどによる煙を検知し、報知部が火災発生を報知することがある。この場合、操作器から火災報知停止信号を送信することにより、報知部による火災発生の報知が所定期間に亘って停止される。また、非火災発生の煙により、報知部が火災発生を報知することが予想される場合に、操作器から火災報知停止信号を送信することにより、前もって、報知部による火災発生の報知が所定期間に亘って禁止される。
火災発生の報知の停止または禁止は、火災報知停止信号を受信した火災警報器の他、これと連動する他の火災警報器で行ってもよい。
本発明によれば、操作器から火災報知停止信号を送信することにより、火災警報器は、所定期間に亘って火災発生の報知を停止または禁止するので、非火災発生の報知が発生しなくなる。
請求項1の発明によれば、操作器から複数の火災警報器のうちのいずれか一の火災警報器に点検信号を送信すると、操作器の表示部に複数の火災警報器の点検情報が表示されるので、一の火災警報器の設置場所において、表示された点検情報に基づいて火災警報器の動作確認を簡易にかつ迅速に行うことができて、省力化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、各火災警報器の記憶部に各火災警報器の点検情報が記憶されているので、操作器から送信された複数の火災警報器のうちのいずれか一の火災警報器に点検信号を送信することにより、操作器の表示部に表示された点検情報に基づいて火災警報器の動作確認を簡易にかつ迅速に行うことができて、省力化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、操作器から複数の火災警報器のうちのいずれか一の火災警報器に点検信号を送信すると、操作器の表示部に複数の火災警報器毎に点検情報に対する異状の有無が表示されるので、一の火災警報器の設置場所において、表示された前記異状の有無に基づいて火災警報器の動作確認を簡易にかつ迅速に行うことができて、省力化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、操作器が電波を送受信するように形成され、火災警報器の第1および第2の送受信部が電波を送受信する一体の送受信部に形成されることにより構成部品が削減されるので、火災警報器を小形化することができ、安価に形成することができる。
請求項5の発明によれば、操作器から送信された火災報知停止信号に応じて、火災警報器が所定期間に亘って火災発生の報知を停止または禁止するので、非火災発生の報知を防止することができる。
本発明の実施例1を示す火災警報システムを示すブロック図。 同じく、火災警報器の要部構成を示すブロック図。 同じく、操作器の要部構成を示すブロック図。 同じく、火災警報器の概略斜視図。 同じく、火災警報器の概略平面図。 同じく、火災警報器の概略側面図。 同じく、火災警報器の概略側断面図。 本発明の実施例2を示す火災警報システムを示すブロック図。 同じく、火災警報器の要部構成を示すブロック図。 同じく、操作器の要部構成を示すブロック図。 同じく、火災警報器の概略斜視図。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明において、複数の火災警報器の動作確認は、操作器から送信される点検信号により行われる。点検信号は、複数の火災警報器のうちのいずれか一の火災警報器に送信される。当該一の火災警報器は、自己および他の火災警報器における点検情報または点検情報における異状の有無の判定情報を返答信号で送信する。当該返答信号は、操作器で受信される。これにより、操作器の表示部に火災警報器のID番号毎に点検情報が表示される。
図1ないし図7は、本発明の実施例1を示し、図1は火災警報システムを示すブロック図、図2は火災警報器の要部構成を示すブロック図、図3は操作器の要部構成を示すブロック図、図4は火災警報器の概略斜視図、図5は火災警報器の概略平面図、図6は火災警報器の概略側面図、図7は火災警報器の概略側断面図である。
図1において、火災警報システム1は、住宅用の火災警報器2および操作器3を有して構成されている。火災警報器2は、複数個であり、各部屋や廊下、炊事場、トイレなどの天井面や壁面に設置されているとともに、電波により互いに送受信可能に配設されている。また、操作器3は、少なくとも1個であり、各火災警報器2との間で無線信号としての赤外線信号を送受信する赤外線式リモコン装置に形成されている。操作器3は、少なくとも点検信号を送信する。以下、火災警報システムを住宅用火災警報システム1として、火災警報器を住宅用火災警報器2として説明する。
図2において、住宅用火災警報器2は、火災検知部4、第1の送受信部5、第2の送受信部6、報知部7、点検信号部8、点検判定部9、点検返答部10、これらを制御監視する制御部11および記憶部M1を有して構成されている。点検信号部8、点検判定部9、点検返答部10および制御部11は、点検手段を構成している。
そして、住宅用火災警報器2は、定期的にまたは点検対象が変化したときに点検を行っており、その点検情報を記憶部M1に記憶している。点検情報は、内部回路や報知部7での断線や短絡、電池寿命などである。
火災検知部4は、煙を検知するものであり、発光素子12および受光素子13を備えている。すなわち、発光素子12の発光により放射された光は、煙の粒子で散乱され、その散乱光が受光素子13に入射される。そして、受光素子13の検知量(受光量)に応じた電圧が増幅回路14で増幅され、入出力部15を介して制御部11に送信される。そして、煙の濃度が高まって煙の粒子が増加し、受光素子13が検知する検知量に応じた電圧が予め設定された基準値以上になると、制御部11は、火災発生と判断する。このように、火災検知部4は、受光素子13の検知量に応じて火災を検知する。
第1の送受信部5は、アンテナ16から火災信号を無線信号で送信し、アンテナ16で連動動作する他の住宅用火災警報器2から送信された火災信号を受信するものである。制御部11は、火災検知部4が火災を検知したときに、火災信号を第1の送受信部5の入出力部17に出力する。第1の送受信部5は、当該火災信号を送受信回路18で増幅してアンテナ16から電波で送信する。また、アンテナ16で受信した火災信号を送受信回路18で増幅し、入出力部17を介して制御部11に送信するように形成されている。
また、第1の送受信部5は、他の住宅用火災警報器2との間で点検用信号を送受信する。点検用信号は、点検情報に対する異状を点検させるための信号である。アンテナ16から送信される点検用信号は、制御部11から入出力部17に入力され、アンテナ16で受信した点検用信号は、入出力部17から点検判定部9に出力される。
また、第1の送受信部5は、自己の住宅用火災警報器2のID番号を有する返答信号を送信し、他の住宅用火災警報器2から送信されたID番号を有する返答信号を受信する。そして、受信した返答信号は、入出力部17から点検返答部10に出力される。ID番号は、各住宅用火災警報器2を特定するアドレスである。こうして、第1の送受信部5は、他の住宅用火災警報器2との間で無線信号を送受信するように形成されている。
第2の送受信部6は、外部の操作器3から送信された点検信号を赤外線信号で受信する受光素子19および当該点検信号に対する返答信号を赤外線信号で送信する発光素子20を備えている。そして、受光素子19で受信した点検信号を受信回路21で増幅し、入出力部22を介して点検信号部8および点検判定部9に送信する。返答信号の送信は、制御部11の制御により行われる。
報知部7は、表示灯としての発光ダイオード23および音声を発するスピーカ24を備えている。報知部7は、火災検知部4が火災を検知したときに、または第1の送受信部5が他の住宅用火災警報器2から送信された火災信号を受信したときに、制御部11から入力部25に警報データおよび点滅データの制御信号が送信される。発光ダイオード23は、点滅データに応じて例えば0.5秒間隔で点滅する。また、スピーカ24は、増幅器26で警報データが増幅され、例えば「ビュービュービュー、火事です、火事です。」という音声メッセージを発する。これにより、屋内の人に火災発生が報知される。
点検信号部8は、第2の送受信部6が外部の操作器3から送信された点検信号を受信し、第2の送受信部6から点検信号を入力したときに、当該点検信号を制御部11に送信する。制御部11は、第1の送受信部5から点検用信号を無線信号により送信させる。点検用信号は、他の住宅用火災警報器2を点検するための点検信号である。このように、点検信号部8は、第2の送受信部6が点検信号を受信したときに点検用信号を第1の送受信部5から送信するものであり、他の住宅用火災警報器2に点検信号を送信するための中継機能を果たす。
点検判定部9は、第2の送受信部6が受信した点検信号が入力される。そして、当該点検信号に応じて、記憶部M1に記憶されている点検情報を制御部11を介して読み出し、自己の住宅用火災警報器2の点検情報の異状の有無を判定する。すなわち、報知部7が火災発生を報知することが可能か否かの点検情報に対する異状の有無をプログラムに基づいて行う。判定内容は、例えば報知部7における断線や短絡、火災報知部4における検知の良否、電池寿命などである。そして、判定した異状の有無の判定情報を点検返答部10に送出する。
また、点検判定部9は、自己の住宅用火災警報器2が操作器3から送信された点検信号を受信しなく、第1の送受信部5から点検用信号を受信する住宅用火災警報器2であるときには、第1の送受信部5が受信した他の住宅用火災警報器2から送信された点検用信号に応じて、上記同様、点検情報に対する異状の有無を判定し、当該判定情報を制御部11に送出する。制御部11は、当該判定情報を自己の住宅用火災警報器2のID番号を有する返答用信号で無線により第1の送受信部5から送信する。こうして、点検判定部9は、第2の送受信部6が受信した点検信号および第1の送受信部5が受信した点検用信号に応じて点検情報に対する異常の有無を判定するものであり、後者の場合には、返答用信号を第1の送受信部5から送信するものである。
点検返答部10は、第1の送受信部5が受信した返答用信号を入力する。そして、自己の住宅用火災警報器2の第2の送受信部6が操作器3から送信された点検信号を受信したものであるときには、点検判定部9が判定した自己の住宅用火災警報器2の判定情報および第1の送受信部5が受信した返答用信号における他の住宅用火災警報器2の判定情報を各住宅用火災警報器2のID番号とともに返答信号で第2の送受信部6から送信するように形成されている。また、点検返答部10は、返答用信号が送信されない住宅用火災警報器2に対しても、当該情報を判定情報として返答信号で送信する。当該返答信号は、操作器3により受信される。
制御部11は、マイクロコンピータ(マイコン)に形成され、CPU(中央処理装置)27、ROM28およびRAM29を有して構成されている。CPU27は、プログラムに基づいて各種演算や制御を行う。ROM28は、プログラム、火災報知の音声メッセージデータおよび表示データ、煙検知の基準値、所定期間の期間データ、テーブル化した自己および他の住宅用火災警報器2のID番号などを記憶している。また、RAM29は、点検判定部9から送信された判定情報データや演算処理データなどを記憶する。
また、制御部11は、上述した制御を行う他に、第2の送受信部6が火災報知停止信号を受信すると、火災発生を報知する警報データおよび点滅データの制御信号の送信を所定期間に亘って停止または禁止するように形成されている。これにより、報知部7による点検情報が所定期間に亘って停止または禁止される。所定期間は、適宜設定すればよい。
そして、制御部11には、電池30が接続されている。制御部11は、その制御により、火災検知部4ないし点検返答部10などに対して動作電源を供給している。電池30は、例えばリチウム電池である。
なお、点検信号部8、点検判定部9および点検返答部10は、制御部11と一体化に構成されていてもよい。すなわち、制御部11が点検信号部8、点検判定部9および点検返答部10の機能を有するように構成されてもよい。
そして、火災検知部4は、煙検知ユニット31に、第1の送受信部5ないし制御部11の主要部は、無線ユニット32に構成されている。
住宅用火災警報器2は、図4および図5に示すように、火災警報器本体を構成するケース本体33と、このケース本体33内に設けられた煙検知ユニット34とを有して構成されている。
ケース本体33は、住宅用火災警報器2を平面視したときに、円形形状を有し、カバー35と、このカバー35が着脱自在に取付けられるベース部36とを有して構成される。なお、ベース部36は、天井等に取り付けられる取り付け面を有している。
カバー35は、カバー表面35aより高さ方向に突出するカバー蓋部37と、このカバー蓋部37とカバー表面35aとの間に設けられた、煙を導入するための開口部38とを有して構成されている。カバー蓋部37は、住宅用火災警報器2を平面視したときに円形形状を有し、カバー35の延設部35bを介して、カバー35と一体的に構成されている。
また、カバー35上には、透光窓39,40および報知用開口溝41が設けられている。透光窓39,40は、ケース本体33内に配設された第2の送受信部6の受光素子19および発光素子20に対向して設けられ、赤外線を透過する合成樹脂板がカバー表面35aに設けられた2個の孔に嵌め込まれて形成されている。報知用開口溝41は、ケース本体33内に設けられたスピーカ24などからの音声を効果的に外部へと伝えるための貫通孔である。
煙検知ユニット34は、図6に示すように、例えば円筒状に構成されたもので、側面部34aの外周面全体が煙を導入する導入部分として構成されている。この側面部34aの外周面には、煙などの気体が通過可能で、かつ、虫などが侵入しないように図示しない防虫金網等が設けられている。
また、煙検知ユニット34の内部には、火災検知部4が収容されている。そして、図示はしないが、発光素子12と、受光素子13とが同心円状で、かつ、この同心円の中心と発光素子12および受光素子13のそれぞれを結ぶ線分が所定の角度となるように配置されている。煙検知ユニット34は、電源がオン状態である場合、発光素子12から定期的に光が出射されている。そして、侵入した煙の検知量に応じて火災を検知する。
ケース本体33は、図7に示すように、その内部にカバー35に取り付けられる中底部材42が設けられている。無線ユニット32は、中底部材42に固定されている。そして、無線ユニット32からアンテナ16が延出されている。
そして、中底部材42には、電池収容部43が設けられている。この電池収容部43に、電池としてのリチウム電池30が収容されている。
上述の住宅用火災警報器2は、図1に示すように、その複数個が互いに無線信号を送受信可能に配設されることにより、火災警報システムとしての住宅用火災警報システム1が構成されている。そして、1つの住宅用火災警報器2が火災発生を検知すると、各住宅用火災警報器2の報知部7から火災発生が報知される。
操作器3は、信号入出力部44、表示部45および操作部46、これらを制御する制御部47を有し、例えばテレビ用リモコンなどの周知のケース構成に形成されている。
信号入出力部44は、赤外線信号により点検信号を送信する発光素子48および住宅用火災警報器2の第2の送受信部6から送信された返答信号を赤外線信号で受信する受光素子49を備えている。そして、受光素子49で受信した返答信号を受信回路50で増幅し、入出力部51を介して制御部47に送信する。
制御部47は、返答信号の判定情報をID番号毎に表示部45に表示させる。すなわち、表示部45は、ケース52の表面に設けられた例えば液晶画面を有してなり、この液晶画面に返答信号の判定情報をID番号毎に表示する。
操作部46は、ケース52の表面に設けられ、電源釦53、モード切替釦54、点検釦55、停止釦56およびテンキー釦57を有して形成されている。電源釦53が押圧されると、制御部47は、電池58から信号入出力部44、表示部45および操作部46に電力の供給をさせて、信号入出力部44、表示部45および操作部46を動作させる。そして、電源釦53が再押圧されると、電池58から信号入出力部44ないし操作部46への電力供給を遮断させる。なお、制御部47は、内部電源または電池58により、常時動作状態となっている。
モード切替釦54は、押圧する毎に、点検釦55および停止釦56の一方を選択する。モード切替釦54は、点検釦55および停止釦56の選択に応じて、例えば緑色光または赤色光を発光して選択内容を表示する。点検釦55および停止釦56は、それぞれ緑色および赤色に色分けされている。
モード切替釦54が点検釦55を選択しているときに点検釦55が手動操作により押圧されると、制御部47は、信号入出力部44から点検信号を送信する。一方、モード切替釦54が停止釦56を選択しているときに停止釦56が手動操作により押圧されると、制御部47は、信号入出力部44から火災報知停止信号を送信する。このように、点検釦55または停止釦56は、信号入出力部44から点検信号または火災報知停止信号を送信させるように手動操作されるものである。
テンキー釦57は、0〜9、♯、♭の各釦からなり、例えば点検信号や火災報知停止信号などにID番号を付与するときに使用される。
電池58は、例えば乾電池からなり、ケース52内に着脱可能に配設されている。
次に、本発明の実施例1の作用について述べる。
操作器3の操作部46のモード切替釦54および点検釦55を手動操作し、図1に示すように、複数の住宅用火災警報器2のうちの一の住宅用火災警報器2Aに対して操作器3から点検信号を送信する。点検信号は、当該一の住宅用火災警報器2Aの第2の送受信部6で受信される。
点検信号を受信した住宅用火災警報器2Aは、点検信号部8が点検用信号を第1の送受信部5から他の住宅用火災警報器2に送信し、点検判定部9が点検信号に応じて記憶部M1に記憶されている点検情報を読み出して自己の住宅用火災警報器2Aにおける点検情報に対する異状の有無を判定する。第1の送受信部5は、他の住宅用火災警報器2から点検用信号に対する返答用信号を受信して点検返答部10に送出する。
点検返答部10は、点検判定部9が判定した判定情報と、第1の送受信部5から送出された返答用信号により他の住宅用火災警報器2における点検情報に対する異状の有無の判定情報とを入手する。そして、自己の住宅用火災警報器2Aの判定情報および他の住宅用火災警報器2の判定情報をID番号とともに返答信号で第2の送受信部6から送信する。
返答信号は、操作器3の信号入出力部44で受信される。そして、制御部47の制御により、表示部45に返答信号の判定情報がID番号毎に表示される。すなわち、表示部45には、複数の住宅用火災警報器2毎に、点検情報に対する異状の有無が表示される。
上述したように、操作器3から複数の住宅用火災警報器2のうちのいずれか一の住宅用火災警報器2Aに点検信号を送信すると、操作器3の表示部45に複数の住宅用火災警報器2毎に点検情報に対する異状の有無が表示されるので、一の住宅用火災警報器2Aの設置場所において、操作器3の表示部45に表示された前記異状の有無に基づいて、複数の住宅用火災警報器2の動作試験を簡易にかつ迅速に行うことができて、省力化を図ることができる。
そして、各住宅用火災警報器2の火災検知部4は、煙を検知するものであるので、例えば煙草や魚焼きなどによる煙を火災として検知し、報知部7が火災発生を報知することがある。この場合、操作器3の操作部46のモード切替釦54および停止釦56を手動操作し、操作器3から火災報知停止信号を送信すると、当該火災停止信号は、一の住宅用火災警報器2Aの第2の送受信部6で受信される。
制御部11は、火災報知停止信号に応じて、報知部7への火災発生を報知する警報データおよび点滅データの制御信号の送信を所定期間に亘って停止する。これにより、報知部7による点検情報が所定期間に亘って停止される。
また、非火災発生の煙により、報知部7が火災発生を報知することが予想される場合に、操作器3から火災報知停止信号を送信することにより、前もって、報知部7による火災発生の報知が所定期間に亘って禁止される。
そして、火災報知停止信号を受信した一の住宅用火災警報器2Aは、当該火災報知停止信号を第1の送受信部5から無線信号により他の住宅用火災警報器2に送信する。これにより、他の住宅用火災警報器2においても、非火災発生に起因する火災発生の報知が所定期間に亘って停止または禁止される。
このように、操作器3から送信された火災報知停止信号に応じて、住宅用火災警報器2が所定期間に亘って火災発生の報知を停止または禁止するので、非火災発生の報知を防止することができる。
図8ないし図11は、本発明の実施例2を示し、図8は火災警報システムを示すブロック図、図9は火災警報器の要部構成を示すブロック図、図10は操作器の要部構成を示すブロック図、図11は火災警報器の概略斜視図である。なお、図1ないし図4と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図8に示す火災警報システムとしての住宅用火災警報システム61は、各住宅用火災警報器62同士と、住宅用火災警報器62および操作器63とが無線信号を送受信するように構成されている。
住宅用火災警報器62は、図2に示す住宅用火災警報器2において、第1の送受信部5および第2の送受信部6が電波を送受信する一体の送受信部64に形成されたものである。送受信部64は、第1の送受信部5と同様に形成され、操作器63から送信された点検信号または火災報知停止信号を電波で受信し、返答信号を電波で送信する。したがって、住宅用火災警報器62は、図11に示すように、カバー表面39a上に、図4に示す透光窓39,40が形成されないものである。
そして、点検信号部7および点検判定部8は、図9に示すように、送受信部64から点検信号を入力する。
住宅用火災警報器62は、図11に示すように、カバー表面39a上に、図4に示す透光窓39,40が形成されないものである。
操作器63は、図3に示す操作器3において、信号入出力部44が電波を送受信する信号入出力部65に形成されたものである。信号入出力部65は、アンテナ66、送受信回路67および入出力部68を有して形成されている。アンテナ66は、電波により、点検信号または火災報知停止信号を送信するとともに、住宅用火災警報器61から送信された返答信号を受信する。送受信回路67は、制御部47から送出された点検信号または火災停止信号を増幅してアンテナ66から送信させるとともに、返答信号を増幅して制御部47に送出する。入出力部68は、制御部47から送信された点検信号または火災停止信号を送受信回路67に送出し、送受信回路67から送信された点検信号を制御部47に送出する。以下、図3に示す操作器3と同様に形成されている。
操作器63は、電波により点検信号または火災報知停止信号を送信するので、点検信号または火災報知停止信号が複数の住宅用火災警報器61に受信されることがある。この場合、一の住宅用火災警報器62Aに対して、点検信号または火災報知停止信号を受信させるために、点検信号または火災報知停止信号に一の住宅用火災警報器62AのID番号を付与して送信させるとよい。
住宅用火災警報器62は、図2に示す第1および第2の送受信部5,6が一体の送受信部64に形成されるので、構成部品が削減される。これにより、住宅用火災警報器62を小形化することができ、安価に形成することができる。
なお、実施例1および実施例2において、点検返答部10は、記憶部M1に記憶されている点検情報を返答信号で送信してもよい。これにより、操作器3の表示部45には、各住宅用火災警報器2の点検情報が表示される。そして、表示された点検情報に基づいて、各住宅用火災警報器2の動作確認を簡易にかつ迅速に行うことができるので、省力化を図ることができる。
また、各住宅用火災警報器2の記憶部M1は、自己の住宅用火災警報器2の点検情報の他、連動動作する他の住宅用火災警報器2の点検情報を当該ID番号とともに記憶させてもよい。そして、制御部11は、定期的にまたは住宅用火災警報器2の点検情報が更新されたときに、点検情報が付与された点検情報信号を送受信して点検情報を記憶部M1に記憶させるように構成されてもよい。これにより、複数の住宅用火災警報器2のうちのいずれか一の住宅用火災警報器2に操作器2から点検信号を送信することにより、操作器2の表示部45に、各住宅用火災警報器2の点検情報を表示させることができ、この点検情報に基づいて各住宅用火災警報器2の動作確認を簡易にかつ迅速に行うことができる。
本発明は、屋内で設置される複数の住宅用火災警報器を無線信号で連動動作する住宅用火災警報システムに利用することができる。
1,61…火災警報システムとしての住宅用火災警報システム、 2,62…火災警報器としての住宅用火災警報器、 3,63…操作器としての操作器、4…火災検知部、 5…第1の送受信部、 6…第2の送受信部、 7…報知部、 8…点検信号部、 9…点検判定部、 10…点検返答部、 44…信号入出力部、 45…表示部、 46…操作部、 64…送受信部、 M1…記憶部

Claims (5)

  1. 火災を検知する火災検知部と、他の火災警報器との間で信号を送受信する第1の送受信部と、外部の操作器との間で信号を送受信する第2の送受信部と、火災検知部が火災を検知したときにまたは第1の送受信部が他の火災警報器から送信された火災信号を受信したときに火災発生を報知する報知部と、自己のID番号とともに、自己の点検情報を記憶する記憶部と、外部の操作器から送信された点検信号が第2の送受信部で受信されたときに、記憶部に記憶されている点検情報を返答信号により第2の送受信部から外部の操作器に送信する点検手段と、を有する火災警報器と;
    火災警報器の第2の送受信部との間で信号を送受信する信号入出力部と、火災警報器の点検情報を表示する表示部と、信号入出力部から点検信号を送信させる操作部と、を有する操作器と;を具備し、
    火災警報器は、連動動作可能に複数配設されており、操作器から点検信号を受信した火災警報器は、自己の点検情報および他の火災警報器の点検情報を返答信号で操作器に送信することを特徴とする火災警報システム。
  2. 各火災警報器の記憶部は、さらに連動動作する他の火災警報器の点検情報を当該火災警報器のID番号とともに記憶し、各火災警報器は、定期的にまたは火災警報器の点検情報が更新されたときに、点検情報信号を送受信して点検情報を記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の火災警報システム。
  3. 火災を検知する火災検知部と、他の火災警報器との間で無線信号を送受信し、火災検知部が火災を検知したときに火災信号を送信するとともに他の火災警報器から送信された火災信号を受信する第1の送受信部と、外部の操作器から送信された点検信号を受信し当該点検信号に対する返答信号を無線信号で送信する第2の送受信部と、火災検知部が火災を検知したときにまたは第1の送受信部が他の火災警報器から送信された火災信号を受信したときに火災発生を報知する報知部と、第2の送受信部が点検信号を受信したときに点検用信号を第1の送受信部から他の火災警報器に送信する点検信号部と、第2の送受信部が受信した点検信号に応じて点検情報に対する異状の有無を判定し、および第1の送受信部が受信した他の火災警報器から送信された点検用信号に応じて点検情報に対する異状の有無を判定するとともに当該判定情報を自己のID番号を有する返答用信号で第1の送受信部から他の火災警報器に送信する点検判定部と、第2の送受信部が点検信号を受信したときに、点検判定部が判定した自己の判定情報および第1の送受信部が受信した返答用信号における他の火災警報器の判定情報をID番号とともに返答信号で第2の送受信部から操作器に送信する点検返答部と、を有する火災警報器と;
    無線により点検信号を送信し火災警報器から送信された返答信号を受信する信号入出力部と、返答信号の判定情報を火災警報器のID番号毎に表示する表示部と、信号入出力部から点検信号を送信させる操作部と、を有する操作器と;を具備し、
    火災警報器は、連動動作可能に複数配設されており、操作器から送信された点検信号を受信した火災警報器は、自己の判定情報および他の火災警報器の判定情報を返答信号で操作器に送信することを特徴とする火災警報システム。
  4. 第1および第2の送受信部は、電波を送受信する一体の送受信部に形成され、操作器は、その信号入出力部が電波を送受信するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の火災警報システム。
  5. 操作器は、さらに火災報知停止信号を送信するように形成されており、当該火災報知停止信号を受信した火災警報器は、所定期間に亘って火災発生の報知を停止または禁止することを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の火災警報システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020119140A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 能美防災株式会社 防災支援システム

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