JP2020117274A - 羊羹の包装容器の充填口封止構造及び羊羹の包装容器の充填口封止方法 - Google Patents

羊羹の包装容器の充填口封止構造及び羊羹の包装容器の充填口封止方法 Download PDF

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【課題】充填口側の形崩れを抑制でき、羊羹のむき身の美観の向上及び高級感の向上に寄与する羊羹の包装容器の充填口封止構造及び羊羹の包装容器の充填口封止方法を提供する。【解決手段】羊羹の包装容器1の充填口側を内側に折り込まずにヒートシールして扁平シール部19を形成し、扁平シール部19を直方体形状の端面21に沿って折り曲げた後、端面21の対向する一対の辺21a、21bから外側に突出した部分を、曲げるときの圧力が充填した羊羹の凝固形状に影響しないように第1のガイドプレートで押えた状態で端面21の内側に折り曲げ、残りの1辺から突出した部分を第2のガイドプレートで押えた状態で端面21の内側へ折り曲げて端面21の略全体を覆い、その状態が維持されるように接着する。【選択図】 図4

Description

本発明は、羊羹の包装容器の充填口封止構造及び充填口封止方法に関するものである。
羊羹は、直方体形状の容積を有するリテーナ等の枠体内に柔軟性(形状追従性)を有する筒状の包装容器をセットし、その充填口から加熱溶融された流動性を有する状態の羊羹を充填し、充填後に充填口を封止(ヒートシール)することにより商品化される。
充填口を封止した後に羊羹が冷却凝固することにより、直方体形状の固形状羊羹となる。
包装容器としては、一般的に、ポリエチレンやポリアミド等の合成樹脂製で合掌接着を介して筒状に形成され、両端部がガゼット式に内側へ折り込まれた袋が廉価な小サイズ羊羹用として知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−175970号公報
この種の包装容器では、セット時に底面となる側が予め封止された状態でリテーナ等の枠体にセットされるため、充填した流動性を有する状態の羊羹の重量が均一に掛かることもあって凝固後の羊羹の底面側の端面形状の形崩れは殆ど無い。
一方、充填口側では充填後にシール動作が行われるため、凝固後の端面形状の形崩れを避けられない。これは充填口の両側面(短辺側面)を内側に折り込んだ状態でシールするため、シール動作時の圧力で折り込み部(両側の窪み部)の形状が歪んでしまうことに起因する。折り込み部が歪まない場合でも折り込み部自体立体的な空間として転写されて凝固するため、角部が潰れた形状になってしまう。
この不具合は、折り目によって折り込み部が正確に形成されるガゼット袋でも同様に生じる。ガゼット袋がそのまま羊羹の外装体となる場合には厚手の合成樹脂フィルムが使われるため、素材弾性によって折り込み部の立体形状が大きくなり、角部が潰れることなる。
このように、充填口側での形崩れは回避できない現状にあるため、流通時の商品では、充填時に底面側となる方を商品の上側とし、上側の近傍に包装容器を開封する開け口を設けて最初に食べるときの外観上の美観を損ねないような対策が採られている。よって、包装容器に包まれた状態で形崩れがしていない側から食べていくような場合には、充填口側の形崩れは殆ど問題にはならない。
また、廉価との兼ね合いから充填口側の形崩れは仕方がない、という意識が消費者側に存在することも事実である。
しかしながら、羊羹を丸ごと取り出して皿に並べたり、複数個に切り分けて並べたりする場合は、両端部の形状が同時に目に入るので充填口側の形崩れは外観上の美観を損ねることになる。外観上の美観が損なわれた場合には、羊羹の高級感を阻害することになってしまう。
このため、特に高価な材料を使用する高級感を売り物にする業者からは、充填口側の形崩れの改善を望む声が強かった。
本発明はこのような現状に鑑みて創案されたもので、充填口側の形崩れを抑制でき、羊羹をむき身にした場合の美観及び高級感の向上に寄与する羊羹の包装容器の充填口封止構造及び羊羹の包装容器の充填口封止方法の提供を、その目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の発明は、一端側が封止され且つ他端側が充填口として開口された筒状の羊羹の包装容器を、直方体形状の容積を有する枠体内にセットした状態で加熱溶融された流動性を有する状態の羊羹を前記充填口から充填した後前記充填口を封止してなる羊羹の包装容器の充填口封止構造であって、前記直方体形状の前記充填口側の端面の中央部に位置して前記直方体形状の長手方向へ延びる状態に前記充填口を内側に折り込まずに扁平に接着してなる扁平シール部を有し、前記扁平シール部は、前記端面に沿うように折り曲げるための第1の折り目と、前記第1の折り目によって前記扁平シール部を折り曲げた状態で、前記端面から外側に突出した該端面の3辺に対応する突出部分のうち対向する一対の辺に対応する突出部分を前記端面の内側にそれぞれ折り曲げるための一対の第2の折り目と、前記一対の第2の折り目によって前記扁平シール部を折り曲げた状態で、残りの1辺に対応する突出部分を前記端面の内側に折り曲げて前記端面の略全体を覆うための第3の折り目とを有し、前記第3の折り目によって前記扁平シール部を折り曲げた状態を維持するように構成されていることを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止構造である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した羊羹の包装容器の充填口封止構造において、前記羊羹の包装容器が、アルミ箔を含むラミネートフィルムにより構成されていることを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止構造である。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載した羊羹の包装容器の充填口封止構造において、前記羊羹の包装容器を覆う前記枠体としての外装箱を有し、前記外装箱の前記充填口側の端面の1辺には、前記第3の折り目によって折り曲げられた状態の前記扁平シール部を覆う内側フラップが設けられ、前記外装箱の前記1辺と対向する辺には、前記内側フラップの上に重ね合わされて該内側フラップと接着される外側フラップが設けられていることを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止構造である。
請求項4の発明は、一端側が封止され且つ他端側が充填口として開口された筒状の羊羹の包装容器を、直方体形状の容積を有する枠体内にセットした状態で、加熱溶融された流動性を有する状態の羊羹を前記充填口から前記羊羹の包装容器に充填した後に、前記直方体形状の前記充填口側の端面の中央部に位置して前記直方体形状の長手方向へ延びる状態に前記充填口を内側に折り込まずに扁平に接着して扁平シール部を形成する第1の工程と、前記扁平シール部を、前記端面に沿って折り曲げる第2の工程と、前記端面に沿って折り曲げられた前記扁平シール部を第1のガイドプレートで押えた状態で、前記端面から外側に突出した該端面の3辺に対応する突出部分のうち対向する一対の辺に対応する突出部分を前記端面の内側にそれぞれ折り曲げた後前記第1のガイドプレートを退避させる第3の工程と、前記第3の工程後に、前記扁平シール部を前記第1のガイドプレートと直交する第2のガイドプレートで押えた状態で、前記端面の残りの1辺に対応する突出部分を前記端面の内側に折り曲げて前記端面の略全体を覆った後前記第2のガイドプレートを退避させる第4の工程と、を含むことを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止方法である。
請求項5の発明は、請求項4に記載した羊羹の包装容器の充填口封止方法において、前記羊羹の包装容器として、アルミ箔を含むラミネートフィルムにより構成されたものを用いることを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止方法である。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載した羊羹の包装容器の充填口封止方法において、前記枠体として、前記充填口側の端面の1辺に内側フラップを有し且つ前記1辺と対向する辺に外側フラップを有する前記羊羹の包装容器の外装箱を用い、前記第4の工程で前記端面の残りの1辺に対応する突出部分を前記内側フラップで覆いながら折り曲げ、その後前記外側フラップを前記内側フラップに重ね合わせて接着することを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止方法である。
請求項7の発明は、請求項6に記載した羊羹の包装容器の充填口封止方法において、前記第1の工程で前記扁平シール部を形成した後、前記外装箱に対して前記羊羹の包装容器を押し下げる工程を含むことを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止方法である。
本発明によれば、充填口側の形崩れを抑制でき、羊羹のむき身の状態の美観及び高級感の向上に寄与することができる。
本発明の実施の形態に係る羊羹の包装容器の基本の筒形状を示す斜視図である。 当該羊羹の包装容器に羊羹を充填するときの底面となる側の封止構造を示す図で、(a)はガゼット状に内側に折り込んだ状態を示す図、(b)はシールしてシール部を折り曲げた状態を示す図である。 当該羊羹の包装容器を外装箱にセットした状態の斜視図である。 当該羊羹の包装容器の充填口側を開口し、流動性を有する状態の羊羹を充填する状態を示す斜視図である。 羊羹充填後に当該羊羹の包装容器の充填口側をシールした状態を示す斜視図である。 充填口側をシールした後に当該羊羹の包装容器を外装箱へ押し下げた状態を示す斜視図である。 図3Dの状態から扁平シール部を直方体形状の端面に沿って折り曲げた状態を示す斜視図である。 図3Eの状態から第1のガイドプレートで押えた状態で扁平シール部の両側を端面の内側へ折り曲げる途中の状態を示す斜視図である。 扁平シール部の両側を端面の内側へ折り曲げて第1のガイドプレートを退避させた状態を示す斜視図である。 図3Gの状態から第2のガイドプレートで押えた状態で扁平シール部の残りの突出部を端面の内側へ折り曲げる途中の状態を示す斜視図である。 図3Hで示した残りの突出部を折り曲げて第2のガイドプレートを退避させた状態を示す斜視図である。 外装箱の外側フラップを閉じて接着した状態を示す斜視図である。 当該羊羹の包装容器における充填口側の扁平シール部の完了状態を示す要部拡大斜視図である。 外装箱を用いない場合の羊羹の包装容器の封止完了状態を示す斜視図である。 従来における充填口側の封止構造の一例を示す要部斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る羊羹の包装容器の充填口封止構造及び羊羹の包装容器の充填口封止方法を図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る羊羹の包装容器1の基本となる筒形状を示している。羊羹の包装容器1は、枠体への形状追従性の高いアルミ箔を基体とした矩形シート状のラミネートフィルム3を筒状に折り曲げて構成されている。アルミ箔の内外表面は熱封止可能な素材(例えば熱可塑性ポリマー層)を備えている。
羊羹の包装容器1は、オーバーラップ部分Wを有する筒状に形成され、オーバーラップ部分Wの一部(ハッチング部分)を長手方向に熱溶着(ヒートシール)している。充填前の段階では丸みを有する筒状(断面楕円形状を含む)であるが、充填後には充填圧力で枠体の内部形状に沿った断面長方形状となる。図1において、符号1aは羊羹の包装容器1の底面側を、1bは充填口側を示している。
羊羹の包装容器1の底面側1aは、図2(a)に示すように、短辺側にガゼット状の内側への折り込み部5を形成してヒートシールし、ヒートシール部7を、図2(b)に示すように直方体形状の端面に平行に寝かせた(折り畳んだ)構成としている。ガゼット式の折り込み部9を有しているので、その形状が凝固形状に転写されるが、アルミ箔の高い形状追従性により、充填時の圧力で略平坦になるので凝固後の形崩れは殆ど無い。
図3に基づいて、本実施の形態に係る羊羹の包装容器1の充填口封止構造及び封止方法を詳細に説明する。
図3Aに示すように、羊羹の包装容器1はその外側が枠体を兼ねる紙製の外装箱2で覆われている。
外装箱2の底面側は封止されていると共に、ミシン目を有する半円形の開片2aが設けられている。開片2aを押し込んで切り離すことにより底面側を容易に開けることができるようになっている。外装箱2の表面には商品の材料表示やアピールするための印刷が施されており、開片2aを有する側が商品の上側となる。
図3Aにおける符号11は光学系のセンサによる位置検知用のマークを示している(図1では省略)。
外装箱2の商品での下側となる部分の長方形の一辺(長辺)には、内側フラップ2bが設けられているとともに、対向する長辺には内側フラップ2bの上に重ね合わされて該内側フラップ2bと接着される外側フラップ2cが設けられている。
内側フラップ2bと外側フラップ2cとが外側に開いた状態の外装箱2に底面側を封止した羊羹の包装容器1がセットされた状態で、不図示の搬送装置で搬送される。このセット構成は、製造効率を上げるために、2つ以上の処理数を1組として搬送される。
外装箱2にセットされた羊羹の包装容器1が所定位置に来ると搬送装置が停止され、図3Bに示すように、羊羹の包装容器1の充填口側を開口するための一対の開口片13が互いに接近した状態で下降して充填口15に進入し、その後所定寸法離間して充填口15を強制開口する。
この状態で、ノズル17が下降して充填口15に臨み、ノズル17から加熱溶融された流動性を有する状態の羊羹が羊羹の包装容器1内に所定量充填される。
充填が完了すると、ノズル17及び一対の開口片13が上昇・退避し、羊羹の包装容器1は次のシール工程へ搬送される。
図3Cに示すように、シール工程では、加熱溶融された流動性を有する状態の羊羹を充填口15から充填した後に、直方体形状の充填口15側の端面の中央部に位置して直方体形状の長手方向へ延びる状態に充填口15を内側に折り込まずに扁平に接着して扁平シール部19を形成する(第1の工程)。
「直方体形状」とは、枠体の内容積に対応する仮想の形状で、ここでは外装箱2の内容積に対応する仮想の形状を意味する。この直方体形状は、最終的に冷却凝固した羊羹の形状に相当する。
図4に示すように、扁平シール部19は、直方体形状の充填口15側の端面21の中央部に位置して直方体形状の長手方向(矢印Y方向)へ延びる状態に、複数箇所をライン状にヒートシールされる。充填口15を内側に折り込まないため、扁平シール部19を形成すると、端面(平面)21の短辺21a、21bから外側に突出する三角形状の突出部分23a、23bが存在する。
市販されているジュース等の紙製容器では、図6に示すように、突出部分50を外側に折り曲げて接着することが行われているが、このようにした場合、外装箱2のサイズを大きくしなければならないとともに、外装箱2と羊羹の包装容器1との間に空隙が生じる部分が存在することになる。図6において符号52は合掌シール部を示している。
さらに、突出部分50を外側に折り曲げるときに角部に応力が掛かって角部の形崩れが発生する。
このような不具合も考慮して、本実施の形態に係る羊羹の包装容器1では、後述するように羊羹の包装容器1の突出部分23a、23bを端面21の内側へ、折り曲げ時の圧力が掛からないようにガイドプレートを使って折り曲げるようにしている。
図3Cにおいて、扁平シール部19の下端ラインL1は、扁平シール部19を端面21に沿うように折り曲げるための第1の折り目となる。第1の折り目L1と直交するライン25は、ラミネートフィルム3のオーバーラップ部分Wにおける外側の端縁を示している。
扁平シール部19の形成が完了すると、図3Dに示すように、不図示のプッシャーが下降し、外装箱2に対して羊羹の包装容器1を押し下げる工程が実施される。扁平シール部19を形成するための余裕を持たせるために羊羹の包装容器1は予め外装箱2に対して若干浮き上がった状態にセットされており、扁平シール部19を形成した後の端面21と外装箱2の端面とを一致させるため押し下げられる。
押し下げ工程が完了すると、図3Eに示すように、羊羹の包装容器1は折り曲げの位置に搬送され、ここで不図示の折り曲げ部材が水平方向に延びて扁平シール部19を端面21に沿うように第1の折り目L1により折り曲げる(第2の工程)。
図3Eから明らかなように、扁平シール部19は、水平に折り曲げて寝かせたときにその先端部が端面21の長辺21c(図4参照)から外側に突出し、内側フラップ2bに重なる大きさを有している。
扁平シール部19の折り曲げが完了すると、羊羹の包装容器1はサイド折り曲げ部位へ搬送される。図3Fに示すように、端面21の長辺21cと同等の幅を有する当て板としての第1のガイドプレート27が下降して扁平シール部19の上面を押える。この状態で、不図示のサイド折り曲げ片が動作(回動)して、図3Gに示すように、端面21の短辺21a、21bに沿って突出部分23a、23bを含む両側を端面21の内側に折り曲げる。
この折り曲げによって形成される両側のラインL2、L3は、第1の折り目L1によって扁平シール部19を折り曲げた状態で、端面21から外側に突出した端面21の3辺に対応する突出部分のうち対向する一対の辺(短辺21a、21b)に対応する突出部分を端面21の内側にそれぞれ折り曲げるための一対の第2の折り目となる。
一対の第2の折り目L2、L3を形成した後、第1のガイドプレート27が水平方向に退避する(第3の工程)。
第1のガイドプレート27で両サイドにおける折り曲げ圧力を受けるので、充填口15側の端面の形崩れは生じない。すなわち、第1のガイドプレート27は実質的に外装箱2の端面で支持されるため、折り曲げ圧力は羊羹の包装容器1の充填口15側に及ばない。換言すれば、第1のガイドプレート27は、折り曲げ圧力を受ける剛体として機能する。
第3の工程が完了すると、羊羹の包装容器1は内側フラップ2bを曲げる部位へ搬送される。ここでは図3Hに示すように、端面21の短辺21a、21bと同等の幅を有し第1のガイドプレート27と直交する方向に延びる当て板としての第2のガイドプレート29が下降して、図3Gで示した折り曲げ状態を上から押え付ける。
扁平シール部19を第2のガイドプレート29で押えた状態で、端面21の残りの1辺(長辺)21cに対応する突出部分23cを不図示の折り曲げ部材で端面21の内側に折り曲げて端面21の略全体を覆った後、第2のガイドプレート29を水平に退避させる(第4の工程)。
この折り曲げによって形成されるラインL4は、一対の第2の折り目L2、L3によって扁平シール部19を折り曲げた状態で、残りの1辺21cに対応する突出部分23cを端面21の内側に折り曲げて端面21の略全体を覆うための第3の折り目となる。
図3Iに示すように、突出部分23cは内側フラップ2bで覆いながら不図示の折り曲げ部材の動作により折り曲げられる。内側フラップ2bの外面には、外側フラップ2cを接着するための接着層31が設けられている。
第4の工程においても、第2のガイドプレート29は第1のガイドプレート27と同様に、実質的に外装箱2の端面で支持されるため、折り曲げ圧力は羊羹の包装容器1の充填口15側に及ばない。したがって、折り曲げ圧力による形崩れを回避することができる。
第4の工程が完了すると、羊羹の包装容器1は外側フラップ2cを曲げる部位へ搬送される。ここでは図3Jに示すように、不図示の折り曲げ部材の動作により、外側フラップ2cが端面21の内側に折り曲げられて内側フラップ2bに重ね合わせられ、接着層31を介して内側フラップ2bに接着される。
これにより、商品としての下側は外装箱2が完全に閉じた状態となる。内側フラップ2bと外側フラップ2cとの接着により、第3の折り目L4によって扁平シール部19を折り曲げた状態が外装箱2で押え付けられて維持される。
包装が完了した商品33(図3J)は、不図示の排出部位へ搬送され、ここで不図示のプッシャーで押し出されて搬送コンベアに載せられ、箱詰工程部位へ移送される。
本実施の形態では、各工程が別々のステージで行われるように説明したが、1つのステージで複数の工程を行うようにして、ステージ数を少なく(搬送距離を短く)してもよい。
図5は、外装箱2を用いない場合の羊羹の包装容器1を示している。この場合には、第3の折り目L4で折り曲げられた状態で突出部分23cの内側が接着されてその状態が維持される。外装箱2を有する場合には、上述のように突出部分23cを接着しなくても内側フラップ2bに外側フラップ2cが接着されることにより、第3の折り目L4で折り曲げられた状態が維持される。
図5において符号35は羊羹の包装容器1を開封するための引き裂き片を示している。上述した実施の形態では図示していないが、外装箱2を用いる場合にも羊羹の包装容器1は引き裂き片35を有している。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、本実施の形態で充填口側ではガゼット形状を有しないが、ガゼット形状を有している袋であっても上記と同様に折り曲げることにより、形崩れを防止できる。また、上記の実施の形態では羊羹の包装容器の材料としてアルミ箔を基体としたラミネートフィルムを例示したが、全体を合成樹脂製の材料で形成してもよい。
上記実施の形態ではシール方法としてヒートシールを示したが、本発明はこれに限定されず超音波シール等、他のシール方法を用いてもよいのは勿論である。
1…羊羹の包装容器 2…枠体としての外装箱 2b…内側フラップ
2c…外側フラップ 3…ラミネートフィルム 15…充填口
19…扁平シール部 21…端面 21a、21b…対向する一対の辺
21c…残りの1辺 23a、23b、23c…突出部分
L1…第1の折り目 L2、L3…一対の第2の折り目 L4…第3の折り目

Claims (7)

  1. 一端側が封止され且つ他端側が充填口として開口された筒状の羊羹の包装容器を、直方体形状の容積を有する枠体内にセットした状態で加熱溶融された流動性を有する状態の羊羹を前記充填口から充填した後前記充填口を封止してなる羊羹の包装容器の充填口封止構造であって、
    前記直方体形状の前記充填口側の端面の中央部に位置して前記直方体形状の長手方向へ延びる状態に前記充填口を内側に折り込まずに扁平に接着してなる扁平シール部を有し、
    前記扁平シール部は、前記端面に沿うように折り曲げるための第1の折り目と、前記第1の折り目によって前記扁平シール部を折り曲げた状態で、前記端面から外側に突出した該端面の3辺に対応する突出部分のうち対向する一対の辺に対応する突出部分を前記端面の内側にそれぞれ折り曲げるための一対の第2の折り目と、前記一対の第2の折り目によって前記扁平シール部を折り曲げた状態で、残りの1辺に対応する突出部分を前記端面の内側に折り曲げて前記端面の略全体を覆うための第3の折り目とを有し、前記第3の折り目によって前記扁平シール部を折り曲げた状態を維持するように構成されていることを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止構造。
  2. 請求項1に記載した羊羹の包装容器の充填口封止構造において、
    前記羊羹の包装容器が、アルミ箔を含むラミネートフィルムにより構成されていることを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止構造。
  3. 請求項1又は2に記載した羊羹の包装容器の充填口封止構造において、
    前記羊羹の包装容器を覆う前記枠体としての外装箱を有し、前記外装箱の前記充填口側の端面の1辺には、前記第3の折り目によって折り曲げられた状態の前記扁平シール部を覆う内側フラップが設けられ、前記外装箱の前記1辺と対向する辺には、前記内側フラップの上に重ね合わされて該内側フラップと接着される外側フラップが設けられていることを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止構造。
  4. 一端側が封止され且つ他端側が充填口として開口された筒状の羊羹の包装容器を、直方体形状の容積を有する枠体内にセットした状態で、加熱溶融された流動性を有する状態の羊羹を前記充填口から前記羊羹の包装容器に充填した後に、前記直方体形状の前記充填口側の端面の中央部に位置して前記直方体形状の長手方向へ延びる状態に前記充填口を内側に折り込まずに扁平に接着して扁平シール部を形成する第1の工程と、
    前記扁平シール部を、前記端面に沿って折り曲げる第2の工程と、
    前記端面に沿って折り曲げられた前記扁平シール部を第1のガイドプレートで押えた状態で、前記端面から外側に突出した該端面の3辺に対応する突出部分のうち対向する一対の辺に対応する突出部分を前記端面の内側にそれぞれ折り曲げた後前記第1のガイドプレートを退避させる第3の工程と、
    前記第3の工程後に、前記扁平シール部を前記第1のガイドプレートと直交する第2のガイドプレートで押えた状態で、前記端面の残りの1辺に対応する突出部分を前記端面の内側に折り曲げて前記端面の略全体を覆った後前記第2のガイドプレートを退避させる第4の工程と、
    を含むことを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止方法。
  5. 請求項4に記載した羊羹の包装容器の充填口封止方法において、
    前記羊羹の包装容器として、アルミ箔を含むラミネートフィルムにより構成されたものを用いることを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止方法。
  6. 請求項4又は5に記載した羊羹の包装容器の充填口封止方法において、
    前記枠体として、前記充填口側の端面の1辺に内側フラップを有し且つ前記1辺と対向する辺に外側フラップを有する前記羊羹の包装容器の外装箱を用い、前記第4の工程で前記端面の残りの1辺に対応する突出部分を前記内側フラップで覆いながら折り曲げ、その後前記外側フラップを前記内側フラップに重ね合わせて接着することを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止方法。
  7. 請求項6に記載した羊羹の包装容器の充填口封止方法において、
    前記第1の工程で前記扁平シール部を形成した後、前記外装箱に対して前記羊羹の包装容器を押し下げる工程を含むことを特徴とする羊羹の包装容器の充填口封止方法。
JP2019009998A 2019-01-24 2019-01-24 羊羹の包装容器の充填口封止構造及び羊羹の包装容器の充填口封止方法 Pending JP2020117274A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5414880U (ja) * 1977-07-04 1979-01-31
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JPH0272006A (ja) * 1988-09-01 1990-03-12 Okabe Lock:Kk 袋状シートの閉鎖方法とその装置
JP2004083046A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Toppan Printing Co Ltd 包装機における開口面の熱封緘方法と該熱封緘方法を用いたタイト仕上げ装置。

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