JP2008105733A - 補強部材付き袋とその製造方法 - Google Patents

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猛 宗村
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Abstract

【課題】袋の貼り合わせ部の保持強度を向上させる。
【解決手段】包装袋は、シート状のフィルムの内面に補強シート15を貼着し、フィルムを角筒状に成形して両端部を貼り合わせて合掌シール部14を形成し、上下面を横シールする。補強シート15の一方の端部15aには凹部21とその両側の突片21a、21aを形成し、他方の端部15bには凸部22とその両側の凹片22a、22aを形成する。合掌シール部14を含む側面の内面において、補強シート15の両端部15a、15bを凹部21と凸部22が嵌め合うように側面に貼着する。その際、一方の端部15aは突片21a、21aの一部が合掌シール部14を越えて側面の一方の領域13Dに貼着され、他方の端部15bは凸部22の一部が合掌シール部14を越えて他方の領域13Cに貼着される。
【選択図】図4

Description

本発明は、筒状または封筒状等の各種形状の袋の内面に形状保持用の補強部材を取付けてなる補強部材付き袋とその製造方法に関する。
従来、内容物を充填した袋には、運搬や保管等によって袋形状が変形したり潰れたりして見栄えが悪くなったり内容物が偏在してしまうこと等を防ぐために袋の内面にボール紙等からなる補強部材を貼着したものがある。この種の補強部材付きの袋を製造するには、シート状の包材の内面に角筒状や円筒状等の予め筒状に形成した補強部材を貼着し、この筒状補強部材を覆うように包材を折り曲げたり湾曲させて側端部や上下端部を加熱シールして形成するようにしていた。
しかしながら、このような製造方法は補強部材と袋の成形を別工程で行うためにコスト高になる欠点があった。
このような欠点を改善する技術として、例えば下記特許文献1に記載された包装袋の製造方法が提案されている。
この製袋方法によれば、連続シート状の包材の内面に補強部材として面強化シートを貼着し、その後包材を角筒型の製袋充填機に投入して角筒状に成形し、包材の両端部を合掌させて加熱シールすることで合掌シール部からなる縦シール部を形成することで筒状に成形する。そして、底部を加熱シールして形成した後に製袋チューブを通して内容物を充填し、上部を加熱シールして切断することで包装袋を製造していた。
得られた包装袋1は図13及び図14に示すように、筒状に成形した包材2の側面に合掌シール部3が設けられ、その内面には包材に沿って面強化シート4が貼着されている。図13の水平断面図に示すように、面強化シート4は包装袋1の角部と合掌シール部3を除いた各辺をなす内面にそれぞれ貼着されている。これによって包装袋1は角筒型ガゼット袋形状を維持できる。なお、図14は図13の包材2の合掌シール部3を有する側面を外側から見た図であり、面強化シート4を実線で包材を二点鎖線で示している。
特開平3−275408号公報
しかしながら、特許文献1に記載の包装袋では、シート状の包材2を筒状に形成した側面の貼り合わせ部である合掌シール部3の領域を除いて面強化シート4が包材2の内面に貼着されているため、包装袋1の筒形状を保持する力が弱く、合掌シール部3の片側を横方向に引っ張る負荷や合掌シール部3の包材の端部同士を上下方向にずらす負荷が働いた場合、その負荷は面強化シート4のない合掌シール部3でのみ支えなければならないために強度に不安があった。
本発明は、このような実情に鑑みて、袋の貼り合わせ部の保持強度を向上させるようにした補強部材付き袋及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、上述の補強部材付き袋を比較的少ない工程数を以て低コストで製造できるようにした補強部材付き袋の製造方法を提供することである。
本発明による補強部材付き袋は、シート状の包材の内面に補強部材を固着し、前記包材の両端部を貼り合わせて形成してなる袋の貼り合わせ部を有する面の内面の領域に補強部材の両端部が位置してなる補強部材付き袋において、包材の貼り合わせ部を有する面の内面における貼り合わせ部を挟む両側の領域の少なくとも一方の領域に補強部材の両端部が固着されていることを特徴とする。
本発明によれば、包材の貼り合わせ部を有する面の内面における貼り合わせ部を挟む両側の領域の少なくとも一方の領域に補強部材の一端部と他端部の両方が固着されているために袋の形状を保持する力が大きくなると共に、貼り合わせ部を挟んで例えば一方側の包材が引っ張られても補強部材の一方の端部だけでなく他方の端部も固着されているため、貼り合わせ部を分離する負荷が小さく保持強度が高いために、型崩れしにくい。
なお、本発明による補強部材付き袋は、包材の貼り合わせ部を有する面の内面における一方の領域に補強部材の両端部が固着されていてもよいし、或いは包材の貼り合わせ部内面における両方の領域に補強部材の両端部がそれぞれ固着されていてもよい。
また、本発明による補強部材付き袋において、包材の貼り合わせ部を有する面の内面における補強部材の一方の端部に包材の両側の端部が固着されていてもよいし、或いは補強部材の両方の端部に包材の両側の端部がそれぞれ固着されていてもよい。
そのため、袋の貼り合わせ部を有する面の内面の領域における包材の両側の領域とは、貼り合わせ部を除いた両側の端部であってもよいし、貼り合わせ部を含む包材の両側の端部であってもよい。
また、補強部材の両端部は互いに嵌め合わされる凹凸形状とされていることが好ましい。
袋の貼り合わせ部を有する面の内面両側の領域において、凹部を有する補強部材の一方の端部と凸部を有する他方の端部とが互いに噛み合うように嵌合されて包材内面に固着されることで、包材の端部を貼り合わせ部の上下方向にずらす力に対する強度が強くなる。
なお、補強部材の両端部は、包材の貼り合わせ部内面における両方の領域にそれぞれ固着されていることが好ましい。
袋の貼り合わせ部を有する面の内面において、貼り合わせ部の両側の領域にまたがって補強部材の一端部と他端部とがそれぞれ固着されることで、袋形状の保持強度が一層高くなる。
また、貼り合わせ部は合掌シール部であり、合掌シール部は縦シール部として袋の表面に折り曲げられて固着され、袋の上部は扁平フラップ形状とされていてもよい。
合掌シール部を袋の表面に折り曲げ固着したことで、その後に袋の上部を扁平フラップ形状としてシールしたり、ジッパーを本付けしたりしても、合掌シール部が歪んだり変形したりすることなく綺麗に成形できる。
本発明による補強部材付き袋の製造方法は、シート状の包材の内面に補強部材を固着し、その後、包材を湾曲または屈曲させて包材の両端を加熱シールして搬送方向に延びる貼り合わせ部を形成すると共に、包材の貼り合わせ部を有する面の内面における貼り合わせ部の両側の領域の少なくとも一方の領域に補強部材の両端部を位置させ、補強部材の両端部を前述の領域に固着するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、シート状の包材に補強部材を固着した後に包材を曲げて貼り合わせ部を形成し、更に貼り合わせ部内面の両側の領域の少なくとも一方の領域に補強部材の両端部を固着させることで、袋の保持強度を向上させることができると共に、包材による袋の製造工程において補強部材の両端部も貼り合わせ部の少なくとも片側に同時に固着できる。
なお、本発明による補強部材付き袋の製造方法として、シート状の包材の内面に補強部材を固着し、その後、包材を曲げて包材の両端を加熱シールして搬送方向に延びる貼り合わせ部を形成すると共に、包材の貼り合わせ部を有する面の内面における補強部材の少なくとも一方の端部に包材の両端部を位置させ、補強部材の少なくとも一方の端部を包材の両端部に固着するようにしてもよい。
本発明による補強部材付き袋によれば、包材の貼り合わせ部を有する内面における貼り合わせ部の両側の領域の少なくとも一方の領域に補強部材の一端部と他端部の両方が固着され、または補強部材の少なくとも一方の端部を包材の両端部に固着するようにしたから、袋の形状の保持強度が大きくなると共に、貼り合わせ部を挟んで例えば一方側の包材が引っ張られても、引っ張りに対して貼り合わせ部の保持強度が高く貼り合わせ部にかかる負荷が小さいから、型崩れしにくい。
また、本発明による補強部材付き袋の製造方法は、包材による袋の成形工程で補強部材を包材内面に固着して一体に成形できるから、製造工程を簡単にして製造コストを低減できると共に、貼り合わせ部における補強部材による袋の保持強度が高くて型崩しにくくなる。
以下、本発明の実施の形態による補強部材付き袋とその製造方法を説明する。
まず図1乃至図8によって第一実施形態による補強部材付き袋とその製造方法を説明する。図1は第一実施形態による包装袋の斜視図、図2は補強部材を貼着した包装袋内面の展開図、図3は包装袋の水平断面図、図4は合掌シール部における補強部材の凹凸構造を示す図、図5は包装袋の製造装置における製造工程を示す概略斜視図、図6は製袋チューブ上における包装袋の水平断面図、図7は合掌シール部と補強シートの包装袋への加熱シール状態を示す図、図8(a)、(b)は製袋工程を示す要部斜視図である。
なお、図4,9,11,12は包装袋を外側から見た図であり、補強シート15を実線でフィルムを二点鎖線で示している。
まず、包装袋10について図1乃至図3により説明する。
図1に示す包装袋10は、略直方体形状に形成されており、包材としてのシート状フィルムfから後述の製袋機で製袋されており、加熱シール部で接合された略四角形状の底部11及び頂部12と例えば角筒形状に形成された筒状部13とで概略形成されている。筒状部13の表面にはフィルムfの両端部を加熱シールした合掌シール部14が加熱シールで接合されている。頂部12の頂部シール部12aは合掌シール部14と共に平面状に加熱シールされて扁平フラップ形状とされ、その後に折り曲げられて頂部12から筒状部13の対向する両面にかけて加熱シールによって固着されている。
図2は包装袋10の展開図であり、横長の長方形状のフィルムfにおける中央部の筒状部13の領域に補強部材として横長の略長方形状の補強シート15が貼着されている。フィルムfの片側上部にはジッパ16が溶着されている。補強シート15は例えば比較的剛性の高い紙等からなり、横方向の両端部はフィルムfの両端部近傍の合掌シール部14まで延びている。補強シート15は、狭い範囲の仮付け接着部19のフィルムfに貼着された後、本付け接着部18で確実にフィルムfに貼着される。
図3及び図4は包装袋10の筒状部13の水平断面形状と補強シート15の凹凸構造を示すものであり、角筒形状に形成されたフィルムfの両端部が一の側面13aで接合されて合掌シール部14として加熱シールされ、側面13aに折り曲げられている。フィルムfの筒状部13の内面には合掌シール部14を除いて全周に亘って補強シート15が貼着されている。
ここで、図4に示すように、補強シート15の横方向の両端部15a、15bは所定幅を有するものとする。図において、側面13aは合掌シール部14を挟んで右側の一方の領域13Cと左側の他方の領域13Dとを有しており、一方の領域13Cには補強シート15の一方の端部15aの基部が貼着され、他方の領域13Dには他方の端部15bの基部が貼着されている。
そして、補強シート15の一方の端部15aは合掌シール部14の長手方向中間部分に凹部21が形成され、凹部21の両側に突片21a、21aが形成されている。補強シート15の他方の端部15bは同じく長手方向中間部分に凸部22が形成され、凸部22の両側は凹片22a、22aとされている。一方の端部15aの凹部21と他方の端部15bの凸部22とは凹凸嵌合している。しかも一方の端部15aの突片21a、21aと他方の端部15bの凸部22はそれぞれフィルムfの合掌シール部14を越えて他方側に突出している。
そのため、フィルムfの側面13aの内面において、合掌シール部14の両側の領域13C、13Dには、補強シート15の一方の端部15a及び他方の端部15bの凸部22と、他方の端部15b及び一方の端部15aの突片21a、21aとがそれぞれ接着されている(図4参照)。
本実施形態による包装袋10は上述の構成を有しており、次に包装袋10を製造するための製袋機30による包装袋10の製造方法について図5乃至図7により説明する。
図5に示す製袋機30において、ロール31に巻回された帯状のフィルムfが繰り出しローラ32、ダンサローラ33、ガイドローラ34を経由して引き出され、具体的構造を省略した上下方向搬送機構35によって上方へ搬送される。
上下方向搬送機構35によるフィルムfの上方繰り出し工程において、補強シート15を収容したマガジン36から順次補強シート15が繰り出されて仮付け接着部19によってフィルムfの搬送方向に直交する位置に仮付けされ、その後、本付け接着部18によって本付けされる。また、ジッパ16についても連続する線状の状態でジッパロール37から繰り出され、ガイドローラ等を介して所定長さに切断された後、フィルムfに加熱溶着される。これによって1つの包装袋10に相当する長さのフィルムfは図2に示す構成を呈する。
このようにして帯状のフィルムfに所定間隔で補強シート15とジッパ16が貼り付けられた状態で、上下方向搬送機構35による下方繰り出し工程に至ると、フィルムfは図示しない製袋ガイドを介して角筒状の製袋チューブ39(図6参照)の周囲に折り曲げられ、略角筒状に成形される。そして角筒状のフィルムfの両端部が内面同士を当接させられ、この両端部を縦シーラ40によって加熱シールさせることで合掌シール部14を形成する。
なお、縦シール部を合掌シール部14によって形成する場合、補強シート15の両端部15a、15bを互いに嵌合する凹凸構造にしないと、フィルムfや補強シート15のいずれかを左右対称でない長さにしなければならず、そうでないとフィルムfの繰り出しや製袋を滑らかに行えないという不具合が生じる。
そして、図示しないガイド部材によって合掌シール部14を側面13a上に折り曲げた後、図7に示すように側面13aの表面に合掌シール部14を当接させ、側面13aの内面に補強シート15の両端部15a、15bを凹部21と凸部22が嵌合した状態で当接させる。この状態で、側面13aの表裏両面を段差付きシーラ41と製袋チューブ39とで圧着する。これによって、側面13aの表面では合掌シール部14が溶着され、また側面13aの裏面では凹部21と凸部22が嵌合した状態で補強シート15の両端部15a、15bが熱溶着されて貼着させられる。
そして、次工程で図示しない横シーラによって筒状にしたフィルムfの底部11を溶着し(図8(a)参照)、上端をカッタで切断する。
このようにして上部が開口した包装袋10′が得られる。そして、包装袋10′を横送りして、図5に示すように、上部開口を広げて内容物を充填させる。次いで、包装袋10′の上部開口を筒状部13の合掌シール部14と共に横シーラによって平面状に加熱シールして、図8(b)に示すように、頂部12に扁平フラップ形状の頂部シール部12aを形成する。そして、頂部シール部12aは合掌シール部14と共に平面状に加熱シールされた後に折り曲げられて頂部12から両筒状部13にかけて加熱シールによって固着する。
このようにして図1に示す包装袋10ができあがる。
上述のように本実施形態による包装袋10によれば、合掌シール部14を挟む側面13a内面の両側の領域13C,13Dに補強シート15の一方の端部15aと他方の端部15bの各一部がそれぞれ貼着されているために包装袋10の角筒形状を保持する力が大きいと共に、合掌シール部14のいずれか片側のフィルムfが引っ張られても、補強シート15による保持強度力が高く合掌シール部14を引き剥がす方向に大きな負荷はかからない。そのため、角筒形状の包装袋10の保持強度が高く包装袋10が型崩れしにくい。しかも、補強シート15の両方の端部15a、15bが凹凸に嵌め合わされた構造であるから、包装袋10の横シール時等にフィルムfが上下方向にずれないため不良品が発生しにくく、包装袋10の合掌シール部14の包材端部を上下方向にずらす力にも強い。
また、頂部シール部12aを扁平フラップ形状にすることで、頂部シール部12aを折り曲げる際に両端まで確実にシールできて合掌シール部14が歪まないので、ジッパ16の端縁を確実にシールでき、成形後の製袋袋10が綺麗で製品品質が高い。
また、本実施形態による包装袋10の製造方法は、フィルムfによる包装袋10の製造工程で補強シート15をフィルムf内面に貼着してフィルムfと一体に折り込んで補強シート15付きの包装袋10を成形できるから、製造工程が簡単で製造コストを低減できる。しかも、補強シート15の両方の端部15a、15bが凹凸に嵌め合わされる構造であると重ね合わせを容易に行うことができるため、包装10の製袋機の構造を簡単にできる。
次に本発明の変形例について図9乃至図11により説明するが、上述の実施形態と同一または同様の部材、部品には同一の符号を用いて説明を省略する。
図9は包装袋10における合掌シール部14の両側の領域13C、13Dでの補強シート15の接合構造の変形例を示すものである。図9(a)に示す第一変形例において、補強シート15の一方の端部15aは凹部21の両側に形成された突片21aの突出量が小さく、側面13aの一方の領域13Cに貼着されて合掌シール部14を越えない。そのため、図に示す包装袋10の側面13aにおいて合掌シール部14の他方の領域13Dでは補強シート15の他方の端部15bのみが固着され、合掌シール部14の一方の領域13Cでのみ補強シート15の一方の端部15aと他方の端部15bの凸部22の一部とが固着されている。
この場合でも、合掌シール部14の一方側が引っ張られたときに負荷は合掌シール部14にかからず補強シート15の両端部15a、15bにかかるため、合掌シール部14を引きはがす力が小さく包装袋10の型崩れ等を生じにくい。
図9(b)に示す第二変形例では、第一変形例とは逆に補強シート15の一方側の端部15aにおける突片21a、21aは合掌シール部14を越えて合掌シール部14の他方の領域13Dで側面13aに固着されているが、補強シート15の他方側の端部15bにおける凸部22が合掌シール部14を越えておらず、合掌シール部14の一方の領域13Cでは補強シート15の一方の端部15aのみが固着されている。
図9(c)に示す第三変形例では、補強シート15の一方の端部15aは凹部21と1つの突片21aからなる段差形状とされ、突片21aのみが合掌シール部14を越えて側面13aの他方の領域13Dに延びている。これに対し、補強シート15の他方側の端部15bは凸部22と1つの凹片22aとからなる段差形状とされ、凸部22のみが合掌シール部14を越えて側面13aの一方の領域13Cに延びている。しかも一方の端部15aの凹部21と他方の端部15bの凸部22、そして突片21aと凹片22aとがそれぞれ対向する凹凸嵌合状態に固着されている。本第三変形例では、第一実施形態と同様に合掌シール部14の両側の領域13C、13Dに補強シート15の一方の端部15a及び他方の端部15bの各一部が固着されていて保持強度がより高い。
次に図10及び図11では、本発明の第二実施形態による包装袋10のフィルムfの貼り合わせ部を示している。
図10において、フィルムfによる包装袋10の側面13aにおいて、フィルムfの両端の縦シール部(貼り合わせ部)はフィルムfの側面13aの一方の領域13Cの上に他方の領域13Dが重ねられて加熱シールされた重ね合わせ部45とされている。重ね合わせ部45はいわゆる封筒型構造であり、その内面には補強シート15の両端部15a、15bが接着部18等でそれぞれ固着されている。なお、本第二実施形態では側面13aにおいてフィルムfの両端部である一方の領域13Cと他方の領域13Dに重ね合わせ部45の部分を含むものとする。
図に示す例では、包装袋10の側面13aの内側において、他方の領域13Dの基部に固着された補強シート15の他方の端部15bが一方の領域13Cまで延びて固着されている。補強シート15の一方の端部15aは側面13aの一方の領域13Cにのみ固着されており、他方の端部15bとの間に若干の間隙が設けられている。
この実施形態によれば、側面13aにおける一方の領域13Cのフィルムfによって補強シート15の両方の端部15a、15bが固着されているために、包装袋10の保持強度が高い。しかも補強シート15の両方の端部15a、15bに凹部21や凸部22等の凹凸形状を形成する必要がなく低コストである上に成形がより容易になる。
なお、第二実施形態においても、図12に示すように第一実施形態による補強シート15の端部15a、15bにおける各種の凹凸形状を採用してもよい。図では補強シート15の一方の端部15bに凸部22等が形成され、他方の端部15aに凹部21等が形成されている。この場合にも、フィルムfの端部が上下方向にずれるのを確実に防止できる。しかも、この変形例の場合では、補強部材15の各端部15a、15bにフィルムfの両側の領域13C,13Dがそれぞれ貼着されている構成になる。換言すれば、フィルムfの一方及び他方の領域13C,13Dにそれぞれ補強部材15の両側端部15a、15bが貼着されているともいえる。
また、本発明による袋は角筒状の包装袋10に限定されることなく、円筒状、封筒形状等、貼り合わせ部を有する各種形状の袋に適用できる。
本発明の第一の実施形態による包装袋の斜視図である。 図1に示す包装袋の補強シートが貼着された内面の展開図である。 図1に示す包装袋の水平断面図である。 包装袋の合掌シール部を有する側面と補強シートの凹凸構造とを示す図である。 包装袋の製袋機における包装袋の製造工程を示す概略斜視図である。 図5に示す製袋機における製袋チューブ上の包装袋を示す要部水平断面図である。 合掌シール部と補強シートの包装袋側面への加熱シール状態を示す要部説明図である。 (a)、(b)は包装袋の製袋工程を示す要部斜視図である。 (a)、(b)、(c)は合掌シール部を有する側面における補強シートの凹凸構造の第一変形例、第二変形例、第三変形例を示すものであって、図4と同様な図である。 第二実施例による縦シール部を有する側面における補強シートを示す要部水平断面図である。 図10に示す縦シール部と補強シートを示す図である。 第二実施形態の変形例による縦シール部と補強シートを示す図である。 従来例による角筒形状をなす包装袋の水平断面図である。 図13に示す包装袋の補強シートを示す側面図である。
符号の説明
10 包装袋
13 筒状部
13a 側面
13C 一方の領域
13D 他方の領域
14 合掌シール部(貼り合わせ部)
15 補強シート(補強部材)
15a 一方の端部
15b 他方の端部
21 凹部
21a 突片
22 凸部
22a 凹片
30 製袋機
39 製袋チューブ
40 縦シーラ
41 段差付きシーラ
45 重ね合わせ部(貼り合わせ部)
f フィルム(包材)

Claims (4)

  1. シート状の包材の内面に補強部材を固着し、前記包材の両端部を貼り合わせて形成してなる袋の貼り合わせ部を有する面の内面の領域に補強部材の両端部が位置してなる補強部材付き袋において、
    前記包材の貼り合わせ部を有する面の内面における両側の領域の少なくとも一方の領域に前記補強部材の両端部が固着されていることを特徴とする補強部材付き袋。
  2. 前記補強部材の両端部は互いに嵌め合わされる凹凸形状とされている請求項1に記載の補強部材付き袋。
  3. 前記貼り合わせ部は合掌シール部であり、前記袋の表面に折り曲げられて固着され、該袋の上部は扁平フラップ形状とされている請求項1乃至2に記載の補強部材付き袋。
  4. シート状の包材の内面に補強部材を固着し、その後、前記包材を曲げて包材の両端を加熱シールして搬送方向に延びる貼り合わせ部を形成すると共に、前記包材の貼り合わせ部を有する面の内面における前記貼り合わせ部の両側の領域の少なくとも一方の領域に補強部材の両端部を位置させ、前記補強部材の両端部を前記領域に固着するようにした補強部材付き袋の製造方法。
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