JP2020104222A - 穴加工工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】工具本体の剛性が損なわれて撓みや振動などが発生するのを防ぐとともに、より微細な切刃の位置の微調整を行う。【解決手段】軸線O回りに回転される円柱状の工具本体1の外周面に開口する凹所4が複数形成され、凹所4には切刃6aが一端部5aに設けられたカートリッジ5が取り付けられ、工具本体1には、カートリッジ5の一端部5aを外周側に押圧して弾性変形させることにより切刃6aの突出量を調整する調整機構が備えられ、この調整機構は、凹所4の底面4bに開口するピン挿入孔7に挿入される調整ピンと、ピン挿入孔7に交差するバー挿入孔8に挿入されて調整ピンを介してカートリッジ5を弾性変形させる調整バーを備え、ピン挿入孔7は、切刃6aのすくい面に対向する方向から見た透視図において、凹所4の底面4bへの開口部からバー挿入孔8に向かうに従い軸線Oに対して傾斜した方向に延びている。【選択図】図2
Description
本発明は、例えば4サイクルエンジンのシリンダーヘッドのカムシャフト穴などの被削材に形成された下穴を所定の内径の加工穴に仕上げ加工する穴加工工具に関するものである。
このような穴加工工具として、例えば特許文献1には、軸線回りに回転される長尺円柱状の工具本体を有し、この工具本体の外周面には軸線方向に複数配置された切欠部が形成され、これらの切欠部に、切刃を備えた切刃部を有するカートリッジが収容され、この切刃が工具本体の径方向外側に突き出された切削工具であって、工具本体には、カートリッジの切刃部の裏面を押圧して、切刃部の工具本体径方向を調整方向として、切刃部の位置を調整する調整機構が具備されたものが記載されている。
この調整機構は、切刃部の裏面に先端部が当接された調整ピンと、この調整ピンに交差するように配置された調整バーと、この調整バーを調整バーの軸方向に進退可能に移動する移動手段とで構成され、調整バーの側面には、調整バーの軸に対して傾斜する傾斜面とされた摺接面が設けられ、調整バーは、摺接面と前記調整ピンの後端面とが摺接可能となるように配置されている。
しかしながら、この特許文献1に記載された穴加工工具においては、この特許文献1の図1や図3に示されるように、調整ピンと調整バーとが、工具本体の軸線に垂直に交差する同一平面上に配置されるとともに、調整ピンが上記調整方向に沿って配置されており、調整バーが調整ピンと垂直に交差するように配置されている。従って、こうして調整バーが調整ピンと垂直に交差する工具本体の軸線に垂直な平面では、調整ピンが挿入されるピン挿入孔と調整バーが挿入されるバー挿入孔も工具本体の軸線に垂直な同一平面上で垂直に交差してしまう。
このため、これらピン挿入孔とバー挿入孔とが垂直に交差する工具本体の軸線に垂直な平面では、工具本体の断面積が著しく減少してしまって工具本体の剛性が部分的に損なわれ、撓みや振動などが生じて加工穴の真円度や同軸度等の加工精度や加工穴の内周面の加工面粗さの劣化を招くおそれがある。また、上述のように調整バーが調整ピンと垂直に交差するように配置された穴加工工具では、上記調整バーを進退させることによって上記摺接面の傾斜に応じて切刃部の位置が調整されるため、より細かい切刃の位置の微調整を行うことは困難となる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、工具本体の剛性が部分的に損なわれて撓みや振動などが発生するのを防ぎ、加工精度や加工面粗さの向上を図ることができるとともに、より微細な切刃の位置の微調整を行うことが可能な穴加工工具を提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転される上記軸線を中心とした長尺円柱状の工具本体に、この工具本体の外周面に開口する凹所が上記軸線方向に間隔をあけて複数形成され、これらの凹所には、上記工具本体の外周に突出する切刃が上記軸線方向の一端部に設けられた弾性変形可能なカートリッジが、このカートリッジの上記軸線方向の他端部が上記工具本体に固定されて取り付けられるとともに、上記工具本体には、上記カートリッジの上記一端部を上記工具本体の外周側に押圧して該カートリッジを弾性変形させることにより、上記切刃の突出量を調整する調整機構が備えられ、この調整機構は、上記工具本体の外周側を向く上記凹所の底面に開口するピン挿入孔に挿入されて、上記切刃とは反対側の上記カートリッジの一端部の底面に上記工具本体の外周側を向く外周端部が当接する調整ピンと、上記工具本体の外周面に開口するとともに上記ピン挿入孔に交差するバー挿入孔に挿入されて、上記工具本体の内周側を向く上記調整ピンの内周端部に傾斜面によって摺接し、上記バー挿入孔内を進退することによって上記調整ピンを介して上記カートリッジの一端部を弾性変形させる調整バーとを備え、上記ピン挿入孔は、上記切刃のすくい面に対向する方向から見た透視図において、上記凹所の底面への開口部から上記バー挿入孔に向かうに従い、上記軸線に対して傾斜した方向に延びていることを特徴とする。
このように構成された穴加工工具では、カートリッジが取り付けられる凹所の底面に開口して調整ピンが挿入されるピン挿入孔が、上記切刃のすくい面に対向する方向から見た透視図において、凹所の底面への開口部から上記バー挿入孔に向かうに従い、工具本体の軸線に対して傾斜した方向に延びているので、たとえバー挿入孔が工具本体の軸線に垂直な平面に沿って形成されていても、軸線に垂直な同一の平面においてピン挿入孔と垂直に交差することはない。このため、工具本体の断面積が著しく減少して剛性が部分的に損なわれるのを防ぐことができ、工具本体の撓みや振動を抑えて加工精度や加工面粗さを向上させることができる。
また、このようにピン挿入孔が傾斜しているため、特許文献1に記載された穴加工工具のように調整バーの摺接面のような傾斜面によって調整ピンを介してカートリッジの一端部を工具本体の外周側に押圧する場合に、この傾斜面の傾斜とピン挿入孔の傾斜を合成した傾斜で切刃の位置が調整される。このため、より細かい切刃の位置の微調整が可能となるので、一層の加工精度や加工面粗さの向上を図ることができる。
ここで、上記ピン挿入孔を、上記切刃のすくい面に対向する方向から見た透視図において、上記凹所の底面への開口部から上記バー挿入孔側に向かうに従い、上記凹所から離れる方向に傾斜するように形成することにより、これとは逆に凹所側に向かう方向に傾斜している場合に比べ、ピン挿入孔と凹所とが工具本体の軸線に垂直な同一平面上に位置するのを避けることができ、部分的に断面積が減少するのを確実に防ぐことができる。
また、上記調整ピンの外周端部が当接する上記カートリッジの一端部の底面が平面状に形成されている場合には、上記調整ピンの外周端部を、この調整ピンの中心線に対して斜めに切り欠いて形成して、上記カートリッジの一端部の底面に全面的に当接可能とすることにより、ピン挿入孔が傾斜して形成されていても、安定して調整ピンの外周端部をカートリッジの一端部の底面に当接させることができ、円滑な切刃の突出量の調整と調整された切刃の突出量の維持を図ることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、工具本体の断面積が著しく減少して工具本体の剛性が部分的に損なわれることにより撓みや振動などが発生するのを防ぐことができ、被削材の加工穴の加工精度や加工面粗さを向上させることができるとともに、より細かい切刃の位置の微調整を行うことが可能となる。
図1〜図4は、本発明の穴加工工具の一実施形態を示すものである。また、図5〜図9は、図1のA部分における工具本体を示すものであり、図10〜図13は、この実施形態におけるカートリッジを示すものであり、図14〜図16は、この実施形態における調整ピンを示すものである。
本実施形態において、工具本体1は、鋼材等の金属材料により軸線Oを中心とした多段の長尺円柱状に形成されている。この工具本体1の後端部(図1〜図3における右側部分)は、図示されない工作機械の主軸に連結されるシャンク部2とされるとともに、先端部(図1〜図3における右側部分)は軸線Oを中心とする一定の外径の長尺円柱状とされて切刃部3とされている。
このような穴加工工具は、切刃部3が被削材Wの下穴Hに挿通されて、切刃部3の先端部と後端部とが図示されない軸受けに支持される。そして、上記工作機械によって工具本体1が軸線O回りに工具回転方向Tに回転されつつ、本実施形態では後端側に引き戻されることにより、切刃部3に設けられて工具本体1の外周側に突出した後述する切刃によって下穴Hの仕上げ加工を行う。
切刃部3には、工具本体1の外周側から見て軸線O方向に延びる長方形状に切刃部3の外周面から内周側に凹む複数の凹所4が、軸線O方向に間隔をあけて一列に並ぶように形成されている。なお、工具本体1の外周面には、凹所4の開口部における工具本体1の後端側部分から工具回転方向Tに向けて、軸線Oを中心とする円の接線方向に工具本体1の外周面を切り欠くようにして、チップポケット4aが形成されている。また、凹所4の底面4bは、軸線Oに平行な平面状に形成されている。
これらの凹所4には、図10〜図13に示すようなカートリッジ5がそれぞれ取り付けられている。これらのカートリッジ5も、その本体は弾性変形可能な鋼材等の金属材料によって略長方形の板状に形成されており、このカートリッジ5の軸線O方向の一端部(図10〜図12における右側部分)5aにはインサート取付座5bが形成されている。そして、このインサート取付座5bに、上記切刃6aを備えた切削インサート6がクランプネジ6bによって着脱可能に取り付けられている。
また、このカートリッジ5の軸線O方向の他端部(図10〜図12における左側部分)5cには、カートリッジ5を貫通する取付孔5dが形成されている。この取付孔5dに挿通された取付ネジ6cが、工具本体1の外周側を向く凹所4の底面4bに形成された図5〜図7に示すようなネジ孔4cにねじ込まれることにより、カートリッジ5は他端部5cが工具本体1に固定されて、本実施形態では上記一端部5aを工具本体1の後端側に向けて凹所4に取り付けられる。
さらに、工具本体1の内周側を向くカートリッジ5の底面5eには、断面U字状のスリット5fが、インサート取付座5bが形成されたカートリッジ5の一端部5aから取付孔5dが形成された他端部5cに向かう方向を横切るように、底面5eの全幅に亙って形成されている。本実施形態では、このスリット5fは、工具本体1の軸線Oに直交する平面に沿って底面5eに垂直に形成されている。なお、カートリッジ5の底面5eは、カートリッジ5が弾性変形していない状態では凹所4の底面4bと密着可能な平面状とされている。
さらにまた、本実施形態の切削インサート6は、カートリッジ5や工具本体1よりも硬度の高い超硬合金等の硬質材料によって図8に示すように正三角形の板状に形成されており、1つの正三角形面の各角部に上記切刃6aが形成されている。このような切削インサート6は、切刃6aが形成された上記1つの正三角形面をすくい面として工具回転方向Tに向け、この正三角形面の1つの切刃6aを上述のように工具本体1の外周側に突出させて取り付けられる。
一方、凹所4の底面4bにおける工具本体1の後端側には、工具本体1の内周側に延びるピン挿入孔7が形成されて底面4bに開口している。また、工具本体1には、この工具本体1の外周面に開口するとともに、上記ピン挿入孔7の工具本体1内周側の端部に交差するバー挿入孔8が、本実施形態では軸線Oに垂直な平面に沿って形成されている。バー挿入孔8は、図7に示すようにピン挿入孔7に垂直に交差しているとともに、工具本体1の外周面への開口部とは反対の端部が工具本体1の外周面には開口していない止まり孔とされている。
そして、図4に示すように、ピン挿入孔7には図14〜図16に示すような調整ピン9が進退可能に挿入されるとともに、バー挿入孔8には調整バー10が進退可能に挿入されており、これらの調整ピン9と調整バー10により、本実施形態において切刃6aの工具本体1外周側への突出量を調整する調整機構が構成されている。ここで、ピン挿入孔7とバー挿入孔8は、それぞれの中心線に垂直な断面が円形であり、調整ピン9と調整バー10は、これらピン挿入孔7とバー挿入孔8にそれぞれ嵌め入れ可能な略円柱状とされている。
また、工具本体1の外周面への開口部側のバー挿入孔8内周には雌ネジ部8aが形成されている。このバー挿入孔8には、この開口部とは反対の上記端部(バー挿入孔8の孔底)側にコイルスプリング等の弾性部材11が挿入された上で、上記調整バー10が挿入されて弾性部材11と当接し、さらに上記雌ネジ部8aに調整ネジ12がねじ込まれて調整バー10に当接することにより、弾性部材11による弾性力に抗して調整バー10が孔底側に押し込まれてその位置が調整される。
さらに、調整バー10の外周面には切欠が形成されており、この切欠の底面は上記調整ネジ12側から弾性部材11側に向かうに従い、調整バー10の中心線に対して緩やかな一定の傾斜角で調整バー10の中心線側に向かう傾斜面10aとされていて、この傾斜面10aは、図4に示すようにピン挿入孔7に向けられている。また、工具本体1の内周側を向く調整ピン9の内周端部9aは、図14および図15に示すようにこの傾斜面10aと全面で摺接可能なように斜めに切り欠かれている。
そして、さらにこの調整ピン9が挿入されるピン挿入孔7は、図2および図5に示すように、切刃6のすくい6a面に対向する方向から見た透視図において、凹所4の底面4bへの開口部からバー挿入孔8に向かうに従い、工具本体1の軸線Oに対して傾斜した方向に延びている。本実施形態では、このピン挿入孔7は、同じく図2および図5に示すように上記切刃のすくい面に対向する方向から見た透視図において、凹所4の底面4bへの開口部からバー挿入孔8側に向かうに従い、凹所4から離れる方向に傾斜している。
さらに、本実施形態では、工具本体1の外周側に向けられる調整ピン9の外周端部9bは、図14および図15に示すように調整ピン9の中心線Lに対して斜めに切り欠かれていて、弾性変形していない状態でのカートリッジ5の一端部5aの底面5eに全面的に当接可能とされている。
このように構成された調整機構によって切刃6aの工具本体1外周側への突出量を調整する場合において、突出量を大きくするには、調整ネジ12を雌ネジ部8aにねじ込むことにより、弾性部材11による弾性力に抗して調整バー10をバー挿入孔8の孔底側に押し込む。すると、傾斜面10aに内周端部9aが摺接した調整ピン9が工具本体1の外周側に押し出されてカートリッジ5の一端部5aを外周側に押圧し、スリット5fを間にして一端部5aが外周側に突出するようにカートリッジ5が弾性変形するので、これに伴い切刃6aの突出量も増大する。
また、これとは逆に、切刃6aの突出量を小さくするには、調整ネジ12を雌ネジ部8aにおいて緩める。すると、弾性部材11の弾性力によって調整バー10がバー挿入孔8の開口部側に移動するので、調整ピン9は弾性変形したカートリッジ5の一端部5aが元に戻ることによって内周端部9aが傾斜面10aに摺接しつつ工具本体1の内周側に引き込まれ、これに伴って切刃6aの突出量は減少する。
そして、上記構成の穴加工工具では、この調整ピン9が挿入されるピン挿入孔7が、切刃6aのすくい面に対向する方向から見た透視図において、凹所4の底面4bへの開口部からバー挿入孔8に向かうに従い、工具本体1の軸線Oに対して傾斜した方向に延びているので、上述のようにバー挿入孔8が工具本体1の軸線Oに垂直な平面に沿って形成されていても、軸線Oに垂直な同一の平面においてピン挿入孔7とバー挿入孔8とが垂直に交差することはない。このため、工具本体1の軸線Oに垂直な断面における断面積が著しく減少して工具本体1の剛性が部分的に損なわれるのを防ぐことができる。
例えば、工具本体1の切刃部3の直径と凹所4の大きさ、およびピン挿入孔7とバー挿入孔8の内径が同じ場合において、上記実施形態の図9に示した断面と、特許文献1の図1や図3に記載された断面とで断面積を比べると、上記実施形態では特許文献1に記載された穴加工工具に対して22%の断面積の増大が認められた。このため、上記構成の穴加工工具によれば、穴加工時の工具本体1の撓みや振動を抑えて加工精度や加工面粗さを向上させることができる。
しかも、このようにピン挿入孔7が傾斜しているため、上記構成の穴加工工具では、このピン挿入孔7の傾斜と、調整ピン9の内周端部9aが摺接する調整バー10の傾斜面10aの傾斜とを合成した傾斜で切刃6aの突出量が調整される。このため、調整ネジ12の回転量に対してより細かい切刃6aの突出量の微調整が可能となるので、加工精度や加工面粗さの一層の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上記ピン挿入孔7が、同じく切刃6aのすくい面に対向する方向から見た透視図において、上記凹所4の底面4bへの開口部からバー挿入孔8側に向かうに従い、凹所4から離れる方向に傾斜するように形成されている。このため、これとは逆にピン挿入孔7が凹所4側に向かう方向に傾斜している場合と比べて、ピン挿入孔7と凹所4とが工具本体1の軸線Oに垂直な同一平面上に位置するのを避けることができるので、これによっても工具本体1の断面積が部分的に減少するのを確実に防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、上記調整ピン9の外周端部9bが当接するカートリッジ5の一端部5aの底面5eが平面状に形成されているのに合わせて、調整ピン9の外周端部9bが調整ピン9の中心線Lに対して斜めに切り欠かれて、カートリッジ5の一端部5aの底面5eに全面的に当接可能とされている。従って、ピン挿入孔7が傾斜して形成されていても、安定して調整ピン9の外周端部9bをカートリッジ5の一端部5aの底面5eに当接させることができ、切刃6aの突出量を安定して調整することができるとともに、こうして調整された切刃6aの突出量を維持することが可能となる。
1 工具本体
2 シャンク部
3 切刃部
4 凹所
4b 凹所4の底面
5 カートリッジ
5a カートリッジ5の一端部5a
5b インサート取付座
6 切削インサート
6a 切刃
7 ピン挿入孔
8 バー挿入孔
9 調整ピン
9a 調整ピン9の内周端部
9b 調整ピン9の外周端部
10 調整バー
10a 調整バー10の傾斜面
11 弾性部材
12 調整ネジ
O 工具本体1の軸線
T 工具回転方向
W 被削材
H 加工穴
2 シャンク部
3 切刃部
4 凹所
4b 凹所4の底面
5 カートリッジ
5a カートリッジ5の一端部5a
5b インサート取付座
6 切削インサート
6a 切刃
7 ピン挿入孔
8 バー挿入孔
9 調整ピン
9a 調整ピン9の内周端部
9b 調整ピン9の外周端部
10 調整バー
10a 調整バー10の傾斜面
11 弾性部材
12 調整ネジ
O 工具本体1の軸線
T 工具回転方向
W 被削材
H 加工穴
Claims (3)
- 軸線回りに回転される上記軸線を中心とした長尺円柱状の工具本体に、この工具本体の外周面に開口する凹所が上記軸線方向に間隔をあけて複数形成され、
これらの凹所には、上記工具本体の外周に突出する切刃が上記軸線方向の一端部に設けられた弾性変形可能なカートリッジが、このカートリッジの上記軸線方向の他端部が上記工具本体に固定されて取り付けられるとともに、
上記工具本体には、上記カートリッジの上記一端部を上記工具本体の外周側に押圧して該カートリッジを弾性変形させることにより、上記切刃の突出量を調整する調整機構が備えられ、
この調整機構は、上記工具本体の外周側を向く上記凹所の底面に開口するピン挿入孔に挿入されて、上記切刃とは反対側の上記カートリッジの一端部の底面に上記工具本体の外周側を向く外周端部が当接する調整ピンと、
上記工具本体の外周面に開口するとともに上記ピン挿入孔に交差するバー挿入孔に挿入されて、上記工具本体の内周側を向く上記調整ピンの内周端部に傾斜面によって摺接し、上記バー挿入孔内を進退することによって上記調整ピンを介して上記カートリッジの一端部を弾性変形させる調整バーとを備え、
上記ピン挿入孔は、上記切刃のすくい面に対向する方向から見た透視図において、上記凹所の底面への開口部から上記バー挿入孔に向かうに従い、上記軸線に対して傾斜した方向に延びていることを特徴とする穴加工工具。 - 上記ピン挿入孔は、上記切刃のすくい面に対向する方向から見た透視図において、上記凹所の底面への開口部から上記バー挿入孔側に向かうに従い、上記凹所から離れる方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の穴加工工具。
- 上記調整ピンの外周端部が当接する上記カートリッジの一端部の底面は平面状に形成されるとともに、
上記調整ピンの外周端部は、この調整ピンの中心線に対して斜めに切り欠かれていて、上記カートリッジの一端部の底面に全面的に当接可能とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の穴加工工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018245920A JP2020104222A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 穴加工工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018245920A JP2020104222A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 穴加工工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020104222A true JP2020104222A (ja) | 2020-07-09 |
Family
ID=71447720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018245920A Pending JP2020104222A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 穴加工工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020104222A (ja) |
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2018
- 2018-12-27 JP JP2018245920A patent/JP2020104222A/ja active Pending
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