JP2020087676A - コネクタ - Google Patents

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Kenichi Kawashima
健一 川島
圭一郎 倉重
Keiichiro Kurashige
圭一郎 倉重
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Abstract

【課題】コネクタの低背化が可能であり、且つ、端子の組み付け性が良好なコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ1は、相手側端子50に接続される接続部11を前方側に有し、電線Wの端部を固定する電線固定部12,13を後方側に有する端子10と、上方が開放されると共に前記端子10を保持する端子収容部を有する板状のハウジング20と、を備える。端子10の接続部11には、接続部11の幅方向両側にて幅方向外側に突出する突片15,16が設けられ、ハウジング20の端子収容部には、端子収容部の幅方向両側にて、幅方向内側且つ前方側に開口すると共に前後方向に延びる溝25,26が設けられる。突片15,16が溝25,26に係止されることで、端子10がハウジング20に保持される。【選択図】図15

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来から、電線に接続された端子を収容する端子収容部を有するハウジングを備えたコネクタが広く知られている(例えば、特許文献1を参照)。この種のコネクタでは、端子収容部に収容されている端子の抜けを防止するための抜止機構を設ける必要がある。上記文献に記載のコネクタでは、端子収容部内に臨むようにハウジング側に設けられたランス(片持ち梁状の弾性片)を端子の段部に係止させることで、抜止機構が構成されている。
特開2004−134189号公報
近年、コネクタの低背化の要求が高まっている。ここで、抜止機構として、ハウジング側のランスと端子の段部との係止を利用する機構が採用される場合、ランスや端子の段部を設けるための上下方向のスペースが不可避的に必要となり、このスペースが、コネクタの低背化を妨げる要因の一つとなっていた。
他方、この問題は、抜止機構を抜本的に変更することで解決され得る。ただし、その際、端子の組み付け性が低下しないことも非常に重要である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクタの低背化が可能であり、且つ、端子の組み付け性が良好なコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1)
相手側端子に接続される接続部を前方側に有し、電線の端部を固定する電線固定部を後方側に有する端子と、
上方が開放されると共に前記端子を保持する端子収容部を有する板状のハウジングと、
を備え、
前記端子の前記接続部には、前記接続部の幅方向両側にて幅方向外側に突出する突片が設けられ、
前記ハウジングの前記端子収容部には、前記端子収容部の幅方向両側にて、幅方向内側且つ前方側に開口すると共に前後方向に延びる溝が設けられ、
前記突片が前記溝に係止されることで、前記端子が前記ハウジングに保持される、コネクタであること。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記突片が前記溝の前方側に位置するように前記端子収容部に載置された前記端子を前記ハウジングに対して後方側に引き込むことで、前記突片が前記溝に進入可能に構成された、コネクタであること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のコネクタにおいて、
前記突片には、上下方向に***する***部が形成され、前記***部が前記溝に圧入される、コネクタであること。
(4)
上記(1)乃至上記(3)の何れか1つに記載のコネクタにおいて、
前記ハウジングと前記相手側端子を保持する相手側ハウジングとの嵌合時、前記相手側ハウジングに設けられた溝に、前記ハウジングの前方側の端縁部が圧入される、コネクタであること。
上記(1)の構成のコネクタによれば、幅方向外側に突出する突片を設けるための幅方向のスペースは必要となるものの、ランスや端子の段部を設けるための上下方向のスペースが不要となる分、コネクタの低背化を達成可能である。更に、上方が開口した端子収容部に端子を載置し、その端子を後方側に引き込む、という極めて単純な動作を行うだけで、端子がハウジングに確実に保持され得る。以上より、コネクタの低背化が可能であり、且つ、端子の組み付け性が良好なコネクタを提供することができる。
上記(2)の構成のコネクタによれば、端子収容部に載置した端子を後方側に引き込むことで端子をハウジングに保持するために必要となる具体的な動作を提供することができる。
上記(3)の構成のコネクタによれば、端子のハウジングへの組み付け完了時、端子側の突片の***部がハウジング側の溝に圧入されるので、ハウジング−端子間のガタを確実に抑制することができる。
上記(4)の構成のコネクタによれば、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合時、ハウジングの前方側の端縁部が相手側ハウジングに設けられた溝に圧入されるので、ハウジング−相手側ハウジング間のガタを確実に抑制することができる。
本発明によれば、コネクタの低背化が可能であり、且つ、端子の組み付け性が良好なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図2は、図1に示すコネクタの分解斜視図である。 図3は、相手側コネクタの斜視図である。 図4は、図3に示す相手側コネクタの分解斜視図である。 図5は、図2に示す端子の斜視図である。 図6は、図5の枠内を拡大した図である。 図7は、端子の側面図である。 図8は、図2に示すハウジングの斜視図である。 図9は、ハウジングの正面図である。 図10は、図9のA−A線の断面図である。 図11は、図10の枠内を拡大した図である。 図12は、ハウジングの端子収容部に端子を載置した状態を示す斜視図である。 図13は、図12に示す状態における、図11に対応する図である。 図14は、端子収容部に載置した端子を後方側に引き込んだ状態を示す斜視図である。 図15は、図14に示す状態における、図11に対応する図である。 図16は、図2に示す上カバーの斜視図である。 図17は、裏返した上カバーの斜視図である。 図18は、図17の枠内を拡大した図である。 図19は、図2に示す下カバーの斜視図である。 図20は、裏返した下カバーの斜視図である。 図21は、図19の枠内を拡大した図である。 図22は、図1に示すコネクタの正面図である。 図23は、図22のB−B線の断面図である。 図24は、図23の枠内を拡大した図である。 図25は、下カバー側における、図24に対応する図である。 図26は、図2に示すコネクタカバーの斜視図である。 図27(a)は、図4に示す第1の相手側端子の斜視図であり、図27(b)は、図4に示す第2の相手側端子の斜視図である。 図28は、図27に示す相手側端子の圧入部の拡大図である。 図29は、図4に示す相手側ハウジングの斜視図である。 図30は、相手側ハウジングを後方側から視た斜視図である。 図31は、図30の枠内を拡大した図である。 図32は、相手側端子の圧入部が相手側ハウジングの端子収容孔に圧入された状態を説明するための図である。 図33は、相手側ハウジングの背面図である。 図34は、図33のC−C線の断面図である。 図35は、図34の枠内を拡大した図である。 図36は、相手側ハウジングの端子収容孔に相手側端子が収容された状態における、図35に対応する図である。 図37は、ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合した状態を示す斜視図である。 図38は、ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合した状態における相手側ハウジングの背面図である。 図39は、図38のD−D線の断面図である。 図40は、図39における端子と相手側端子との接点の周りを拡大した図である。 図41は、図39における相手側ハウジングの溝にハウジングの前方側の端縁部が圧入された部分の周りを拡大した図である。 図42は、図39のE−E線の断面図である。 図43は、図42の枠内を拡大した図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。図1に示すコネクタ1は、図2に示すように、端子10と、ハウジング20と、カバー30と、コネクタカバー40と、を含んで構成される。コネクタ1と嵌合する図3に示す相手側コネクタ2は、図4に示すように、端子50A,50Bと、相手側ハウジング60と、一対のペグ70と、を含んで構成される。相手側ハウジング60は、一対のペグ70を利用して、基板(図示省略)に実装され固定されて使用される。以下、端子50A,50Bは、総称して、端子50と呼ぶこともある。
以下、説明の便宜上、図1に示すコネクタ1の軸方向(嵌合方向)において、相手側端子50が嵌合する側(図1において左側)を前方側とし、その反対側(図1において右側)を後方側と呼ぶ。また、図1において上側及び下側をそれぞれ、上側及び下側と呼ぶ。同様に、図3に示す相手側コネクタ2の軸方向(嵌合方向)において、端子10が嵌合する側(図3において右側)を前方側とし、その反対側(図3において左側)を後方側と呼ぶ。また、図3において上側及び下側をそれぞれ、上側及び下側と呼ぶ。以下、コネクタ1を構成する各部品について順に説明していく。
先ず、図5〜図7を参照しながら、端子10について説明する。端子10は、板状金属部材にプレス加工・曲げ加工等を施すことで形成された端子であり、相手側端子50と接続する接続部11と、接続部11の後方側に連続し電線Wの導体芯線を固定する導体固定部12と、導体固定部12の後方側に連続し電線Wの被覆を固定する被覆固定部13と、を備える。
接続部11は、前方側に延びる短冊状の金属板が上方側に折り返されてなる金属板の2層構造を有する。接続部11を構成する上側の金属板には、上方に***すると共に頂面が平坦な接触部14が設けられている。後述するように、この接触部14に、相手側端子50のばね板部54(図27参照)が押圧接触することで、端子10と相手側端子50とが電気的に接続される。
接続部11を構成する下側の金属板における前方側端部、及び、当該前方側端部から所定距離だけ後方側に離れた位置には、それぞれ、幅方向両側にて幅方向外側に突出する一対の突片15、及び、一対の突片16が設けられている。特に、一対の突片16には、前後方向の中央部にて、上方に***する***部16aが形成されている(特に、図6参照)。後述するように、これらの突片15,16は、ハウジング20に端子10を保持(固定)する機能を果たす(図15等参照)。
導体固定部12には、一対の加締め片17が形成されている。これらの加締め片17により電線Wから露出する導体芯線を圧着することで、導体芯線が導体固定部12に固定され且つ電気的に接続される。
被覆固定部13には、一対の加締め片18が形成されている。これらの加締め片18により電線Wの被覆を圧着することで、電線Wが被覆固定部13に固定される。
端子10における接続部11と導体固定部12との境界部分には、上方に突出する一対の突部19が設けられている。後述するように、突部19は、端子10の前方側及び後方側への抜けを防止する機能を果たす。
次に、図8〜図15を参照しながら、ハウジング20について説明する。図8に示すように、ハウジング20は、矩形平板状のハウジング本体21を備える。ハウジング本体21の上下面それぞれには、複数の端子10を収容するための複数の端子収容部が形成されている。ハウジング本体21の上面側及び下面側の構成は、若干の相違はあるものの、大略的には同様であるので、以下、ハウジング本体21の上面側の構成についてのみ説明する。
ハウジング本体21の上面には、幅方向に間隔を空けて前後方向に延びる複数の立壁22が一体に形成されている。各立壁22は、幅方向に隣接する2つの端子収容部を仕切る機能を果たす。即ち、ハウジング本体21の上面には、複数の立壁22により仕切られると共に上方が開放された複数の端子収容部が幅方向に並ぶように形成されている。
図10及び図11(特に、図11)に示すように、各端子収容部の前方側端部、及び、当該前方側端部から所定距離だけ後方側に離れた位置には、それぞれ、端子収容部の幅方向両側の壁面(具体的には、隣接する一対の立壁22の対向する両壁面)にて、幅方向内側に突出する一対の突部23、及び、一対の突部24が設けられている。なお、一対の突部23及び一対の突部24それぞれの幅方向両端面間の幅寸法は、端子収容部の幅寸法より若干小さい。
この結果、ハウジング本体21の上面と一対の突部23との間に、幅方向内側に開口すると共に前後方向に延びる一対の溝25が形成されている。ハウジング本体21の上面と一対の突部24との間に、幅方向内側に開口すると共に前後方向に延びる一対の溝26が形成されている。一対の溝25は、前後方向両側に開口している。一対の溝26は、前方側に開口し、後方側は底面で塞がれている。これらの溝25,26は、ハウジング20に端子10を保持(固定)する機能を果たす。
以下、ハウジング20に端子10を保持(固定)する際の手順について、図12〜図15を参照しながら説明する。なお、本例では、端子10に予め電線Wが接続されている。先ず、図12及び図13に示すように、電線Wが接続された端子10を、一対の突片15が一対の溝25の前方側に、且つ、一対の突片16が一対の溝26の前方側に位置するように、端子収容部に載置する。この状態は、一対の突片16を、前後方向に隣接する突部23,24の間の隙間を上方から下方に向けて通過させることで得られる(図13に示す矢印を参照)。
次に、この状態から、図14及び図15に示すように、電線Wが接続された端子10を、ハウジング20に対して後方側に、一対の突片16の後端面が一対の溝26の底面に当接するまで、引き込む。この結果、一対の突片15が一対の溝25内に係止され、一対の突片16が一対の溝26内に係止された状態が得られる(特に、図15参照)。更に、この状態では、一対の突片26の***部26aが、一対の溝26に圧入されている。この結果、端子10がハウジング20に保持(固定)される共に、端子10とハウジング20との間のガタが抑制される。
次に、図16〜図25を参照しながら、カバー30について説明する。カバー30として、本例では、上カバー30Aと、下カバー30Bが使用される(図2参照)。上カバー30Aは、ハウジング本体21の上面側に組み付けられて、上面側の端子収容部の上方を塞ぐ機能を有し、下カバー30Bは、ハウジング本体21の下面側に組み付けられて、下面側の端子収容部の下方を塞ぐ機能を有する。
先ず、図16〜図18を参照しながら、上カバー30Aについて説明する。図16は、ハウジング本体21への組み付け時の向きの上カバー30Aを示し、図17は、裏返した上カバー30Aを示す。
上カバー30Aは、略平板状のカバー本体31を備える。カバー本体31の下面には、ハウジング本体21の立壁22に対応して、幅方向に間隔を空けて前後方向に延びる複数の立壁32が一体に形成されている。これにより、上カバー30Aのハウジング20への組み付け状態では、ハウジング本体21の端子収容部の上方が上カバー30Aにより塞がれて、前後方向に連続する筒状の形状を有する端子収容部が構成される。
上カバー30Aのカバー本体31の下面における前方側端部、及び、当該前方側端部から所定距離だけ後方側に離れた位置には、それぞれ、図18に示すように、下方に突出する複数の突起部33、及び、複数の突起部34が、幅方向における複数の端子収容部の位置(隣接する立壁32の間の位置)に一体で形成されている。突起部33,34は、後述するように、上カバー30Aのハウジング20への組み付け状態において、端子10の前方側及び後方側への抜けを防止する機能を果たす。
上カバー30Aのカバー本体31の幅方向両端部には、ハウジング20への組み付け時において、下カバー30Bの係合部36(図19及び図20参照)とそれぞれ係合する係合部35が一体で形成されている。また、上カバー30Aのカバー本体31の前端部における幅方向中央部には、ハウジング20への組み付け時において、ハウジング20の係合部27(図8参照)と係合する係合部37が一体で形成されている。
次に、図19〜図21を参照しながら、下カバー30Bについて説明する。図19は、ハウジング本体21への組み付け時の向きの下カバー30Bを示し、図20は、裏返した下カバー30Bを示す。上カバー30A及び下カバー30Bの構成は、上下方向に対称であることを除き、若干の相違はあるものの、大略的には同様である。従って、下カバー30Bについては、上カバー30Aの各構成に対応する構成に対して上カバー30Aと同じ符号を付すことで、それらの説明に代える。
図22〜図25に示すように、上カバー30A及び下カバー30Bがハウジング20に組み付けられた状態では、上カバー30Aの係合部37(図16参照)とハウジング20の係合部27(図8参照)とが互いに係止され、且つ、上カバー30Aの複数の係合部35と下カバー30Bの複数の係合部36とが互いに係止されている。これらの協働により、上カバー30A及び下カバー30Bそれぞれがハウジング20に対して相対移動不能に組み付けられ、且つ、上カバー30A及び下カバー30B同士も相対移動不能に組み付けられる。
更に、図24及び図25に示すように、上カバー30A及び下カバー30Bそれぞれの突起部33,34が、対応する端子10の突部19を前後方向において包囲するように配置される。この結果、突部19及び突起部33との協働により、端子10の前方側への抜けが防止され、突部19及び突起部34との協働により、端子10の後方側への抜けが防止される。
次に、図26を参照しながら、コネクタカバー40について説明する。コネクタカバー40は、上下方向に互いに対向するように配置された一対の板状の電線収容部41と、下側の電線収容部41の後方側に一体に延出形成された電線保持部42と、を備える。コネクタカバー40は、一対の電線収容部41それぞれの前方側端部に設けられた係合部43を、ハウジング20に組み付けられた状態にある上カバー30A及び下カバー30Bそれぞれの後方側端部に設けられた係合部(図示省略)に取り付けることで、ハウジング20の後端面から後方側へ突出するように、ハウジング20に固定される(図1参照)。
一対の電線収容部41は、複数の端子収容部に収容された複数の端子10から後方側に延びる複数の電線Wを収容して保護する機能を有する。電線保持部42は、ハウジング20から後方側に延びる複数の電線Wを束ねて保持するために使用される部位である。ハウジング20から後方側に延びる複数の電線Wは、タイバンド等を利用して束ねた状態で電線保持部42に保持されることになる。以上、コネクタ1について説明した。
次に、図27〜図36を参照しながら、図3及び図4に示す相手側コネクタ2を構成する各部品について順に説明する。
先ず、図27及び図28を参照しながら、相手側端子50について説明する。図27に示すように、相手側端子50として、本例では、図27(a)に示す相手側端子50Aと、図27(b)に示す相手側端子50Bと、が使用される。相手側端子50Aは、相手側ハウジング60に形成されている上下2段に位置する端子収容孔62(図30参照)のうち上段の端子収容孔62に挿入される端子であり、相手側端子50Bは、下段の端子収容孔62に挿入される端子である。
相手側端子50A,50Bは共に、板状金属部材にプレス加工・曲げ加工等を施すことで形成された雄端子であり、端子10の接触部14(図7参照)と接触する接続部51と、接続部51の後方側に連続する圧入部52と、圧入部52の後方側に連続するタブ部53と、を備える。
相手側端子50A,50Bの接続部51には、短冊状の金属版を折り曲げて形成されたばね板部54が配置されている。ばね板部54の頂部が端子10の接触部14と接触することになる。接続部51の前方側端部には、ばね板部54を保護するための保護壁部55が設けられている。保護壁部55は、ばね板部54の前方側の折り曲げ部に外力が及んで、ばね板部54の折り曲げ部が変形することを防止する機能を有する。
相手側端子50A,50Bの圧入部52には、上下方向に延びる一対の側壁の上下方向両側にて上下方向に突出する複数の爪部56が設けられている(特に、図28参照)。後述するように、爪部56は、相手側端子50を端子収容孔62に挿入する際に、端子収容孔62に設けられた圧入段部64に圧入される。
相手側端子50A,50Bのタブ部53は、クランク状に屈曲形成されており、前後方向に延びるタブ部53の先端部は、相手側ハウジング60が基板(図示省略)に実装された際に、当該基板の回路に接続されることになる。
次に、図29〜図36を参照しながら、相手側ハウジング60について説明する。図29に示すように、相手側ハウジング60は、略直方体状のハウジング本体61を有する。ハウジング本体61の後方側部分には、図30及び図34から理解できるように、上下2段に位置する複数の端子収容孔62が形成されている。ハウジング本体61の前方側部分の内部には、図29及び図34から理解できるように、複数の端子収容孔62に連続する嵌合空間63が形成されている。
各端子収容孔62の後方側端部の上下壁には、図31に示すように、圧入段部64が形成されている。図34及び図35に示すように、各端子収容孔62の前方側端部には、ストッパ部66が突設されている。相手側端子50は、接続部51の前方側端部(保護壁部55)がストッパ部66に当接するまで端子収容孔62に挿入される(図36参照)。これにより、相手側端子50が端子収容孔62の正規位置に収容された状態が得られる。相手側端子50が正規位置にある状態では、接続部51のばね板部54が嵌合空間63に臨むように位置する(図36参照)。
相手側端子50が正規位置に収容された状態では、図32に示すように、相手側端子50の圧入部52の爪部56が圧入段部64に圧入されている。これにより、相手側端子50が端子収容孔62の正規位置にて保持(固定)されると共に、相手側端子50と相手側ハウジング60との間のガタが抑制される。
相手側ハウジング60には、図29に示すように、一対のペグ70(図4参照)を取り付けるための一対の取付部65が設けられている。相手側ハウジング60は、一対の取付部65に一対のペグ70を取り付けた状態で、一対のペグ70を利用して、基板に実装され固定される。以上、相手側コネクタ2について説明した。
次に、図37〜図43を参照しながら、コネクタ1と相手側コネクタ2とが嵌合した嵌合状態について説明する。図37及び図39から理解できるように、コネクタ1が相手側コネクタ2の嵌合空間63に挿入されることで、コネクタ1と相手側コネクタ2とが嵌合状態となる。
嵌合状態では、図40に示すように、コネクタ1側の端子10の接触部14と、相手側コネクタ2側の相手側端子50のばね板部54とが上下方向において押圧接触している。これにより、端子10と相手側端子50とが電気的に接続される。
更に、図39及び図41〜図43に示すように、相手側ハウジング60に設けられた溝67に、ハウジング20の前方側の端縁部が挿入されている。なお、溝67に、当該端縁部が圧入されてもよい。これにより、ハウジング20と相手側ハウジング60との間のガタが抑制される。この圧入は、溝67の内壁面の複数箇所に形成されたリブ68(図43参照)に、ハウジング20の前方側の端縁部が圧入されることで達成されている。
以上、本発明の実施形態に係るコネクタ1によれば、端子10において、幅方向外側に突出する突片15,16を設けるための幅方向のスペースは必要となるものの、ランスや端子の段部を設けるための上下方向のスペースが不要となる分、コネクタ1の低背化を達成可能である。更に、上方が開口した端子収容部に端子10を載置し、その端子10を後方側に引き込む、という極めて単純な動作を行うだけで、端子10がハウジング20に確実に保持され得る。以上より、コネクタ1の低背化が可能であり、且つ、端子10の組み付け性が良好なコネクタ1を提供することができる。
更に、端子10のハウジング20への組み付け完了時、端子10側の突片16の***部16aがハウジング20側の溝26に圧入されるので、ハウジング20−端子10間のガタを確実に抑制することができる。
更に、ハウジング20と相手側ハウジング60との嵌合時、ハウジング20の前方側の端縁部が相手側ハウジング60に設けられた溝67に圧入されるので、ハウジング20−相手側ハウジング60間のガタを確実に抑制することができる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、端子10の一対の突片15がハウジング20の一対の溝25内に係止され、端子10の一対の突片16がハウジング20一対の溝26内に係止されることで、端子10がハウジング20に保持(固定)されている。これに対し、端子10の一対の突片がハウジング20の一対の溝内に係止されることのみで、端子10がハウジング20に保持(固定)されていてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
相手側端子(50)に接続される接続部(11)を前方側に有し、電線(W)の端部を固定する電線固定部(12,13)を後方側に有する端子(10)と、
上方が開放されると共に前記端子(10)を保持する端子収容部を有する板状のハウジング(20)と、
を備え、
前記端子(10)の前記接続部(11)には、前記接続部(11)の幅方向両側にて幅方向外側に突出する突片(15,16)が設けられ、
前記ハウジング(20)の前記端子収容部には、前記端子収容部の幅方向両側にて、幅方向内側且つ前方側に開口すると共に前後方向に延びる溝(25,26)が設けられ、
前記突片(15,16)が前記溝(25,26)に係止されることで、前記端子(10)が前記ハウジング(20)に保持される、コネクタ(1)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記突片(15,16)が前記溝(25,26)の前方側に位置するように前記端子収容部に載置された前記端子(10)を前記ハウジング(20)に対して後方側に引き込むことで、前記突片(15,16)が前記溝(25,26)に進入可能に構成された、コネクタ(1)。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のコネクタ(1)において、
前記突片(16)には、上下方向に***する***部(16a)が形成され、前記***部(16a)が前記溝(26)に圧入される、コネクタ(1)。
[4]
上記[1]乃至上記[3]の何れか1つに記載のコネクタ(1)において、
前記ハウジング(20)と前記相手側端子(50)を保持する相手側ハウジング(60)との嵌合時、前記相手側ハウジング(60)に設けられた溝(67)に、前記ハウジング(20)の前方側の端縁部が圧入される、コネクタ(1)。
1 コネクタ
10 端子
11 接続部
12 導体固定部(電線固定部)
13 被覆固定部(電線固定部)
15 突片
16 突片
16a ***部
20 ハウジング
25 溝
26 溝
50 相手側端子
60 相手側ハウジング
67 溝
W 電線

Claims (4)

  1. 相手側端子に接続される接続部を前方側に有し、電線の端部を固定する電線固定部を後方側に有する端子と、
    上方が開放されると共に前記端子を保持する端子収容部を有する板状のハウジングと、
    を備え、
    前記端子の前記接続部には、前記接続部の幅方向両側にて幅方向外側に突出する突片が設けられ、
    前記ハウジングの前記端子収容部には、前記端子収容部の幅方向両側にて、幅方向内側且つ前方側に開口すると共に前後方向に延びる溝が設けられ、
    前記突片が前記溝に係止されることで、前記端子が前記ハウジングに保持される、コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記突片が前記溝の前方側に位置するように前記端子収容部に載置された前記端子を前記ハウジングに対して後方側に引き込むことで、前記突片が前記溝に進入可能に構成された、コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記突片には、上下方向に***する***部が形成され、前記***部が前記溝に圧入される、コネクタ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングと前記相手側端子を保持する相手側ハウジングとの嵌合時、前記相手側ハウジングに設けられた溝に、前記ハウジングの前方側の端縁部が圧入される、コネクタ。
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