JP2020083520A - フォークリフト及びフォークリフトの前方検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】前方の物体を十分に検出できるフォークリフトを提供する。【解決手段】フォークリフト1は、マスト21に沿って昇降する昇降部であるリフトブラケット22Aに昇降自在に支持されたフォーク22を含んだ荷役装置20を有し、リフトブラケットに昇降自在に支持され、リフトブラケットより前方に延びる第1の支持部52に支持されたセンサ31を備える。【選択図】図1
Description
本開示は、フォークリフト及びフォークリフトの前方検出装置に関する。
例えば、特開平11−278799号公報(特許文献1)は、フォークリフトを無人運転するためにカメラなどのセンサを搭載するフォークリフトの制御装置を提案している。特許文献1の制御装置は、荷取り位置に配置したパレットに対してフォークリフトを無人で適正な位置に誘導することができる。
しかしながら、フォークに荷物を載せた荷役作業中では、荷物に遮られて前方の視界が不良となる。これは、特許文献1の技術を利用してフォークリフトを自動走行させる場合も同様であって、フォークに荷物を載せた荷役作業中では荷物に遮られて前方のセンシングが不十分となる場合がある。特に、高さが高い荷物の場合には、より前方が検出しにくくなる。そのため、フォークに荷物を載せた荷役作業中において、前方の物体が十分に検出されることが望まれる。
また、フォークリフトで荷物をトラックの荷台などに積み込む場合には、前方斜め上の検出も重要となる。高さのある荷物の場合には、このような場合に前方斜め上の検出が難しい場合がある。特に、トラックの荷台に設置されたコンテナに高さのある荷物を積み込む場合、荷物の上端がコンテナの上面と接触しないように前方斜め上の検出が重要となる。そのため、前方斜め上も十分に検出されることが望まれる。
ある実施の形態に従うと、フォークリフトは、マストに沿って昇降する昇降部に昇降自在に支持されたフォークを含んだ荷役装置を有し、昇降部に昇降自在に支持され、昇降部より前方に延びる第1の支持部に支持されたセンサを備える。
他の実施の形態に従うと、フォークリフトの前方検出装置はフォークリフトの荷役装置に取り付け可能な前方検出装置であって、荷役装置は、マストに沿って昇降する昇降部に昇降自在に支持されたフォークを含み、昇降部に昇降自在に支持され、昇降部より前方に延びる第1の支持部に支持されたセンサを備える。
[1.フォークリフト及びフォークリフトの前方検出装置の概要]
(1)本実施の形態に含まれるフォークリフトは、マストに沿って昇降する昇降部に昇降自在に支持されたフォークを含んだ荷役装置を有し、昇降部に昇降自在に支持され、昇降部より前方に延びる第1の支持部に支持されたセンサを備える。これにより、センサは、フォークの昇降と連動して昇降するとともに、フォークより前方に保持される。このため、センサの設置位置の高さを抑えつつ、センサによるフォークの先端より前方の物体の検出を可能とする。また、フォークの先端付近の物体を検出しやすくなる。
(2)好ましくは、第1の支持部は、昇降部に昇降自在に支持され、フォークより上方に延びる第2の支持部に支持されている。これにより、センサは、フォークより前方であり、かつ、フォークより上方に保持される。このため、フォークの先端付近の物体のみならず、フォークリフトの斜め上方の物体も検出することができる。また、センサのフォークから前方への距離を抑えつつ、フォークの前方を確認しやすくなる。これにより、第1の支持部の大型化が抑えられる。
(3)好ましくは、第2の支持部は、昇降部がフォークを最下位置としている状態で上端が車両本体のヘッドガードよりも高い位置まで延び、第1の支持部は、ヘッドガードよりも高い位置で前方に延びている。これにより、センサは、フォークより前方であり、かつ、ヘッドガードよりも高い位置で保持される。このため、フォークの先端付近の物体のみならず、斜め上方の物体もより検出しやすくなる。
(4)好ましくは、第1の支持部は、フォークの先端近傍よりも前方にてセンサを支持している。これにより、センサは、フォークの先端近傍よりも前方に保持される。センサがフォークの先端近傍よりも前方に保持されることで、フォークに荷物を積載した荷役作業中において、センサを用いてフォークの前方を確認しやすくなる。
(5)好ましくは、第2の支持部は、昇降部の左右にそれぞれに支持された、左右2つの支持部からなり、第1の支持部は、第2の支持部の左右2つの支持部それぞれに支持された、左右2つの支持部を含む。これにより、センサをフォークリフトの車両本体に対して左右のいずれにも設置可能となる。
(6)好ましくは、第1の支持部は、さらに、左右2つの支持部を連結する部材を含む。これにより、左右2つの支持部の強度を向上させることができるとともに、センサをフォークリフトの車両本体の中央付近に設置可能となる。
(7)好ましくは、センサは、少なくとも連結する部材に設けられたセンサを含む1以上のセンサからなる。これにより、フォークリフトの前方が広い範囲でバランスよくセンシングされ、前方の物体、及び、その物体までの距離が高精度で検出される。
(8)好ましくは、連結する部材に設けられたセンサは、連結する部材の中央に設けられている。これにより、フォークリフトの前方が広い範囲でよりバランスよくセンシングされる。
(9)好ましくは、センサは、発光から反射光を受光するまでの時間に基づいて距離を得るためのレーザ光源を含む。センサは、例えば、LiDAR(ライダ)(Light Detection and Ranging)とである。ライダの照射光は、例えば、紫外線、可視光線、近赤外線、などであって、電波よりも極めて短い波長の電磁波が用いられる。そのため、センサとしてライダを採用することで、高精度で物体が検出される。
(10)本実施の形態に含まれるフォークリフトの前方検出装置はフォークリフトの荷役装置に取り付け可能な前方検出装置であって、荷役装置は、マストに沿って昇降する昇降部に昇降自在に支持されたフォークを含み、昇降部に昇降自在に支持され、昇降部より前方に延びる支持部に支持されたセンサを備える。この前方検出装置は(1)〜(9)に記載のフォークリフトの前方検出装置である。そのため、この前方検出装置は(1)〜(9)に記載のフォークリフトと同じ効果を奏する。
[2.フォークリフト及びフォークリフトの前方検出装置の例]
[2.1 フォークリフトの構成]
図1〜図3に示される本実施の形態に係るフォークリフト1は、一例としてカウンタバランス式のフォークリフトとする。フォークリフト1は、車両本体10と、荷物の積み降ろしを行う荷役装置20と、を有する。
車両本体10は、操作者が搭乗する搭乗部11と、搭乗部11の上方に配置されたヘッドガード12と、ヘッドガード12を支持するステー13と、車輪14と、を含む。搭乗部11から車両本体10の正面を向く方向を前、その逆を後ろ、車輪14から搭乗部11ヘッドガード12に向かう方向を上、その逆を下とする。
車両本体10の内部には、後述するコントローラ15が搭載されており、エンジンなどの図示しない駆動部の駆動などを制御することで、フォークリフト1の走行や荷役を制御する。すなわち、フォークリフト1は、原則としてコントローラ15の制御に従った自動運転及び自動荷役動作が行われる。その際、後述する前方検出装置50からの信号が用いられる。
ヘッドガード12の上方には、位置検出センサ16が設けられる。位置検出センサ16は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System;全球測位衛星システム)受信機である。車両の位置は、例えば、位置座標として検出される。検出されたフォークリフト1の位置は、コントローラ15に与えられる。検出されたフォークリフト1の位置は、コントローラ15において自動運転及び自動荷役動作に用いられる。GNSS受信機から出力される信号を用いることで、フォークリフト1の位置及び向きが高精度で検出される。
好ましくは、位置検出センサ16は、異なる位置に複数、設けられる。図1〜図3の例では、3つの位置検出センサ16A,16Bがフォークリフト1の前方の左右、及び、位置検出センサ16Cがフォークリフト1の中央に配置されている。これにより、位置検出センサ16からのセンサ信号を用いてフォークリフト1の向きが検出される。
荷役装置20は、車両本体10の前方に取り付けられた、上下方向に伸縮するマスト21と、マスト21の前方にマスト21に沿って昇降する昇降部であるリフトブラケット22Aと、リフトブラケット22Aに昇降自在に支持されたフォーク22と、を有する。
本実施の形態に係るフォークリフト1は、さらに、前方検出装置50を有する。前方検出装置50は、荷役装置20に取り付け可能である。前方検出装置50は、車両本体10の正面よりも前方、少なくとも、フォーク22よりも前方の物体を検出する1以上のセンサを含む。物体の検出は、物体の有無の検出である。また、物体の検出は、物体までの距離の検出を含んでもよい。
前方検出装置50は、少なくとも車両本体10の正面よりも前方の物体を検出する。好ましくは、前方検出装置50は、車両本体10の正面のみならず、左右側方、及び/又は、後方の物体も検出する。この場合、前方検出装置50は、各方向について、その方向の物体を検出するための1以上のセンサを有する。前方以外の他の方向での1以上のセンサについては、後述するものと同じであってよい。
1以上のセンサは、一例として、少なくとも1つの、LiDAR(ライダ)(Light Detection and Ranging)と呼ばれるセンサ31を含む。ライダは、レーザ光源と受光素子とを含み、発光から反射光を受光するまでの時間(受光時間)に基づいて物体までの距離を得るセンサである。照射光は、例えば、紫外線、可視光線、近赤外線、などであって、電波よりも極めて短い波長の電磁波が用いられる。そのため、センサ31としてライダを採用することで、電波を照射する一般的なレーダを採用するよりも高精度で物体が検出される。
受光時間はコントローラ15に与えられ、コントローラ15によって物体までの距離が算出される。つまり、前方に物体があること、及び、その物体までの距離が、センサ31からのセンサ信号に基づいてコントローラ15で検出される。物体の検出結果は、コントローラ15において自動運転及び自動荷役動作に用いられる。また、前方検出装置50が上記のように前方のみならず他の方向にもその方向の物体を検出するための1以上のセンサを有している場合、各方向での物体の有無やその物体までの距離がコントローラ15で検出される。そして、これらの検出結果もまた、コントローラ15において自動運転及び自動荷役動作に用いられる。
センサ31は第1の支持部52に支持されている。第1の支持部52は、リフトブラケット22Aに昇降自在に支持され、リフトブラケット22Aより前方に延びている。リフトブラケット22Aはマスト21に沿って昇降する昇降部である。リフトブラケット22Aは、昇降自在にフォーク22を支持している。これにより、センサ31は、フォーク22の昇降と連動して昇降するとともに、フォーク22より前方、つまり、車両本体10の前面よりも前方に保持される。このため、センサ31の設置位置の高さを抑えつつ、センサ31による少なくともフォーク22の先端tより前方の物体の検出を可能とする。好ましくは、センサ31によって、車両本体10の正面よりも前方の物体の検出が可能になる。また、フォーク22の先端t付近の物体を検出しやすくなる。
好ましくは、第1の支持部52は、フォーク22の先端t近傍よりも前方にてセンサ31を支持している。そのため、センサ31は、フォーク22の先端t近傍よりも前方に保持されている。フォーク22の先端t近傍よりも前方は、フォーク22の先端tより前方のみならず、フォーク22に一般的な荷物を載荷したときにフォーク22の先端tから荷物の先端までの間隔を含んでもよい。センサ31がフォーク22の先端t近傍よりも前方に保持されていることで、フォーク22に荷物を積載した荷役作業中において、センサ31を用いてフォーク22の前方を確認しやすくなる。
第1の支持部52は第2の支持部51に支持されている。第2の支持部51は、リフトブラケット22Aに昇降自在に支持されて、フォーク22より上方に延びている。これにより、センサ31は、フォーク22より前方であり、かつ、フォーク22より上方に保持される。フォーク22より上方は、例えば、ヘッドガード12よりも高い位置である。この場合、図1,2に示されるように、第2の支持部51は、上方の先端が、リフトブラケット22Aがフォーク22を最下位置としているときにヘッドガード12より高い位置まで上方に延びている。従って、第1の支持部52は、フォーク22がいずれの位置にあっても、ヘッドガード12より高い位置で前方に延びている。これにより、センサ31は、フォーク22より前方であり、かつ、ヘッドガード12よりも高い位置で保持される。このため、フォーク22の先端t付近の物体のみならず、フォークリフト1の斜め上方の物体も検出することができる。例えば、フォーク22に荷物が積載されても、センサ31を用いてフォーク22の前方や、フォークリフト1の斜め上方を確認しやすくなる。また、センサ31の車両本体10の前面からの距離、つまり、フォーク22から前方への距離を抑えつつ、フォーク22の前方を確認しやすくなる。これにより、第1の支持部52の長さを抑えることができ、前方検出装置50の大型化が抑えられる。
図3に示されるように、第2の支持部51は、リフトブラケット22Aの左右それぞれに支持されている2つの支持部51A,51Bを含む。第1の支持部52は、支持部51A,51Bそれぞれの上端に支持されている2つの支持部52A,52Bを含む。これにより、センサ31を車両本体10に対して左右のいずれにも設置可能となる。
好ましくは、図3に示されるように、第1の支持部52は、さらに、支持部52A,52Bの前方の先端を連結する部材52Cを含む。これにより、2つの支持部52A,52Bの強度を向上させることができるとともに、センサ31を車両本体10の中央付近に設置可能となる。
なお、好ましくは、図1,2に示されるように、第1の支持部52と第2の支持部51との間には、支持を補強するための補強部材53が設けられていてもよい。これにより、第2の支持部51による第1の支持部52の支持が補強される。
図1〜図3の例では、センサ31は、部材52Cに支持されたセンサ31Aと、右側の支持部52Bに支持されたセンサ31Bと、を含む。センサ31Aは、一例として、左右方向にセンシングするセンサであり、センサ31Bは、前後方向にセンシングするセンサである。これにより、フォークリフト1の前方が広い範囲でバランスよくセンシングされ、前方の物体、及び、その物体までの距離が高精度で検出される。
なお、前方検出装置50の有する1以上のセンサは、さらに、カメラ32,33を含んでもよい。カメラ32,33の撮影画像はコントローラ15に与えられ、画像解析などを行うことによって、物体の有無や物体までの距離が検出される。
カメラ32はフォーク22の先端tを横方向から撮影する位置に設置され、一例として、リフトブラケット22Aのフォーク22に近い位置に設置される。カメラ32は、図3に示されたように、リフトブラケット22Aの左右両側に設置されてもよい。これにより、フォーク22の先端t付近の物体の有無を検出することができる。
カメラ33は、フォークリフト1の前方を車両本体10の前面から撮影する位置に設置され、一例として、リフトブラケット22Aの上辺の左右中央付近に設置される。これにより、フォークリフト1の前方の物体の有無を検出することができる。
なお、センサ31もライダに限定されず、カメラであってもよいし、電波を照射するレーダであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
[2.2 フォークリフトの機能構成]
コントローラ15は、フォークリフト1での自動運転及び自動荷役動作を制御する。自動運転及び自動荷役動作は、指定された荷物をフォーク22に積載し、所定位置まで運搬して降荷する動作を指す。
図4に示される通り、コントローラ15は、プロセッサで構成される制御部41及び情報記憶のためのストレージ装置42を備えるコンピュータによって構成される。ストレージ装置42は、一次記憶装置であってもよいし、二次記憶装置であってもよい。ストレージ装置42には、プロセッサによって実行されるコンピュータプログラム421が格納されている。コンピュータプログラム421がプロセッサによって実行されることで、コンピュータがコントローラ15として機能する。
制御部41は、プロセッサがコンピュータプログラム421を実行することによってフォークリフト1での自動運転及び自動荷役動作を制御するための制御部として機能する。コントローラ15には、複数のセンサ31,32,33からのセンサ信号が与えられる。センサ31からのセンサ信号は、例えば、受光時間である。センサ32,33からのセンサ信号は、例えば、撮影画像である。
また、コントローラ15は、駆動部17の駆動量を得ることができる。駆動部17は、リフトブラケット22Aをマスト21に沿って昇降させるための油圧シリンダや、マスト21の角度を調整するための油圧シリンダや、車輪14を駆動させるためのエンジンやモータ、などである。これら駆動部17は、コントローラ15による制御に従って駆動し、コントローラ15はその制御に応じて駆動量を得ることができる。駆動部17の駆動量は、例えば、油圧ポンプの吐出量やエンジンの回転数などである。
制御部41は、センサ31,32,33からのセンサ信号に基づいて物体を検出する検出部411と、検出結果を用いて自動運転及び自動荷役動作を制御するための荷役制御部413と、を含む。
検出部411は、駆動部17の駆動量に基づいてセンサ31の車両本体10に対する相対位置を算出する算出部412をさらに含む。例えばライダであるセンサ31は、リフトブラケット22Aによって昇降する。算出部412は、1以上のセンサ31それぞれについて、第1の支持部52及び第2の支持部51によって支持されている位置を予め記憶しておく。そして、与えられた駆動部17の駆動量に基づいて第1の支持部52及び第2の支持部51の位置を特定することによって、センサ31の車両本体10に対する相対位置を算出する。
検出部411は、センサ31,32,33からのセンサ信号に基づいて物体を検出する。例えばライダである1以上のセンサ31からのセンサ信号に含まれる受光時間に基づいて、物体の有無と、センサ31からの相対位置と、を検出する。また、例えばカメラであるセンサ32,33からの撮影画像から物体を抽出し、センサ32,33からの相対位置を検出する。
カメラであるセンサ32,33は車両本体10に対する位置が固定されている。そのため、検出された物体のセンサ32,33からの相対位置が、車両本体10に対する相対位置となる。一方、ライダであるセンサ31はリフトブラケット22Aの昇降に応じて車両本体10に対する位置が変化する。そのため、検出部411は、算出部412で算出されたセンサ31の車両本体10に対する相対位置と、検出された物体のセンサ31からの相対位置とに基づいて、物体の車両本体10に対する相対位置を算出する。
荷役制御部413は、物体の検出結果を用いて自動運転及び自動荷役動作を制御する。また、荷役制御部413は、位置検出センサ16から得られた車両の位置も用いて自動運転及び自動荷役動作を制御する。例えば、荷役制御部413は、検出された物体を迂回するルートを、指定された荷物までの走行ルートとして決定する。また、例えば、荷役制御部413は、検出された物体の位置を荷物の位置としてフォーク22の位置を制御して、指定された荷物をフォーク22に載荷させる。また、例えば、荷役制御部413は、検出された物体の位置を迂回したルートでフォーク22を移動させるように制御して、フォーク22に積載された荷物を降荷する。
例えば、図5に示されたようなフォークリフト1での荷役動作を想定する。図5は、フォーク22に例えば複数段重ねたような高さの高い荷物Cを積載し、例えばトラックTRの荷台Bなどの床面Sから高さを有する位置に荷物Cを降荷する荷役動作を示している。この例の場合、荷役制御部413は、センサ31からのセンサ信号に基づいて荷台Bの位置を検出し、その位置を超える高さまでフォーク22を持ち上げるようにフォーク22の高さを制御する。
一方、図5に示されたように、トラックTRに搭載されたコンテナに荷物Cを積み込む場合、フォーク22と連動して昇降するフォークリフト1の最上位置の部材がコンテナの天井面Tに達しない高さであり、かつ、荷台Bを超える高さまで、フォーク22を持ち上げる必要がある。この場合、荷役制御部413は、センサ31からのセンサ信号に基づいて荷台Bの位置及び天井面Tの位置を検出し、これらの位置に基づいてフォーク22の高さを制御する。
図5に示されたように、フォークリフト1に荷物Cが積載されているときには、車両本体10の前面に設置されたカメラなどであるセンサ32からは荷台Bが検出されにくい。また、マニュアル運転の場合、操縦席に着座した操作者からは荷台Bが視認されない。このとき、センサ31がフォーク22と連動して昇降自在にリフトブラケット22Aに支持され、リフトブラケット22Aより前方、つまり、車両本体10の前面よりも前方に保持されていることで、センサ31によって荷台Bの位置が検出される。そのため、自動運転及び自動荷役動作が行われる場合、その検出結果を利用して荷台Bよりも高い位置までフォーク22を上げて、荷物Cを荷台Bに降荷させることができる。また、マニュアル運転の場合も、検出結果を図示しないディスプレイなどに出力することで操作者は操縦席に着座していても荷台Bを認識でき、フォーク22の高さを適切するよう操作できる。
また、フォーク22に積載されている荷物Cの高さが高いときには、車両本体10の正面に設置されたカメラなどであるセンサ32からは天井面Tが検出されにくい。また、マニュアル運転の場合、操縦席に着座した操作者からは天井面Tが視認されない。このとき、センサ31が、フォーク22より上方に保持されていることによって、センサ31によって天井面Tの位置が検出されやすい。特に、図5に示されたように、センサ31がヘッドガード12よりも高い位置に保持されていることによって、センサ31によって天井面Tの位置がより検出されやすくなる。そのため、自動運転及び自動荷役動作が行われる場合、その検出結果を利用して天井面Tに第1の支持部52が接触しない高さまでフォーク22を上げて、荷物Cを荷台Bに降荷させることができる。また、マニュアル運転の場合も、検出結果を図示しないディスプレイなどに出力することで操作者は操縦席に着座していても天井面Tを認識でき、フォーク22の高さを適切するよう操作できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
1 :フォークリフト
10 :車両本体
11 :搭乗部
12 :ヘッドガード
13 :ステー
14 :車輪
15 :コントローラ
16 :位置検出センサ
16A :位置検出センサ
16B :位置検出センサ
16C :位置検出センサ
17 :駆動部
20 :荷役装置
21 :マスト
22 :フォーク
22A :リフトブラケット
31 :センサ
31A :センサ
31B :センサ
32 :センサ
33 :センサ
41 :制御部
42 :ストレージ装置
50 :前方検出装置
51 :第2の支持部
51A :支持部
51B :支持部
52 :第1の支持部
52A :支持部
52B :支持部
52C :部材
53 :補強部材
411 :検出部
412 :算出部
413 :荷役制御部
421 :コンピュータプログラム
715 :コントローラ
B :荷台
C :荷物
S :床面
T :天井面
TR :トラック
t :先端
10 :車両本体
11 :搭乗部
12 :ヘッドガード
13 :ステー
14 :車輪
15 :コントローラ
16 :位置検出センサ
16A :位置検出センサ
16B :位置検出センサ
16C :位置検出センサ
17 :駆動部
20 :荷役装置
21 :マスト
22 :フォーク
22A :リフトブラケット
31 :センサ
31A :センサ
31B :センサ
32 :センサ
33 :センサ
41 :制御部
42 :ストレージ装置
50 :前方検出装置
51 :第2の支持部
51A :支持部
51B :支持部
52 :第1の支持部
52A :支持部
52B :支持部
52C :部材
53 :補強部材
411 :検出部
412 :算出部
413 :荷役制御部
421 :コンピュータプログラム
715 :コントローラ
B :荷台
C :荷物
S :床面
T :天井面
TR :トラック
t :先端
Claims (10)
- マストに沿って昇降する昇降部に昇降自在に支持されたフォークを含んだ荷役装置を有し、
前記昇降部に昇降自在に支持され、前記昇降部より前方に延びる第1の支持部に支持されたセンサを備える
フォークリフト。 - 前記第1の支持部は、前記昇降部に昇降自在に支持され、前記フォークより上方に延びる第2の支持部に支持されている
請求項1に記載のフォークリフト。 - 前記第2の支持部は、前記昇降部が前記フォークを最下位置としている状態で上端が車両本体のヘッドガードよりも高い位置まで延び、
前記第1の支持部は、前記ヘッドガードよりも高い位置で前方に延びている
請求項2に記載のフォークリフト。 - 前記第1の支持部は、前記フォークの先端近傍よりも前方にて前記センサを支持している
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のフォークリフト。 - 前記第2の支持部は、前記昇降部の左右にそれぞれに支持された、左右2つの支持部からなり、
前記第1の支持部は、前記第2の支持部の前記左右2つの支持部それぞれに支持された、左右2つの支持部を含む
請求項2または3に記載のフォークリフト。 - 前記第1の支持部は、さらに、前記左右2つの支持部を連結する部材を含む
請求項5に記載のフォークリフト。 - 前記センサは、少なくとも前記連結する部材に設けられたセンサを含む1以上のセンサからなる
請求項6に記載のフォークリフト。 - 前記連結する部材に設けられたセンサは、前記連結する部材の中央に設けられている
請求項7に記載のフォークリフト。 - 前記センサは、発光から反射光を受光するまでの時間に基づいて距離を得るためのレーザ光源を含む
請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のフォークリフト。 - フォークリフトの荷役装置に取り付け可能な前方検出装置であって、
前記荷役装置は、マストに沿って昇降する昇降部に昇降自在に支持されたフォークを含み、
前記昇降部に昇降自在に支持され、前記昇降部より前方に延びる支持部に支持されたセンサを備える
フォークリフトの前方検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018217489A JP2020083520A (ja) | 2018-11-20 | 2018-11-20 | フォークリフト及びフォークリフトの前方検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2018217489A JP2020083520A (ja) | 2018-11-20 | 2018-11-20 | フォークリフト及びフォークリフトの前方検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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