JP2020079150A - 物品検査設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】パレット及び当該パレットに載せられた物品群の検査を適切に行える物品検査設備の実現。【解決手段】対象物を搬送する搬送装置と、搬送装置によって搬送される対象物を検査する検査装置と、を備え、対象物は、パレット及び物品群であり、検査装置は、高さ検出部と重量検出部と読取部と記憶部と判定部とを備え、記憶部には、物品高さ情報と物品重量情報と規定物品数情報とが物品種類を示す情報と関連付けて記憶され、判定部は、識別情報に基づいて物品群を構成する物品の物品種類を判定し、物品群の高さと物品高さ情報とに基づいて、物品群を構成する物品の段数を判定し、当該判定した物品の段数と規定物品数情報と物品重量情報と物品群の重量とに基づいて、物品群の各段の物品数が規定物品数と一致しているか否かを判定する物品数判定を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、対象物を搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送された前記対象物を保管する倉庫と、前記搬送装置によって搬送される前記対象物を検査する検査装置と、を備えた物品検査設備に関する。
以下、背景技術について説明する。以下の説明において、かっこ書きの符号又は名称は、先行技術文献における符号又は名称とする。かかる物品検査設備の従来例が、特開2002−211719号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1の物品検査設備は、対象物を搬送する搬送装置(荷搬送ライン23)と、搬送装置によって搬送された対象物を保管する倉庫(自動倉庫1)と、搬送装置によって搬送される対象物を検査する検査装置と、を備えている。対象物は、パレット及びパレットに載せられた物品群である。検査装置は、対象物の重量を計測する総重量計測装置5を備え、総重量計測装置5が計測した計測総重量と、入庫予定データ4の物品1個の重量と、に基づいて、対象物における物品の数と入庫予定データの物品の数とが一致しているか否かを判定する。搬送装置は、対象物における物品の数と入庫予定データの物品の数とが一致していれば倉庫に搬送し、一致していなければ倉庫に搬送しないようになっている。
特開2002−211719号公報
上記した物品検査設備では、入庫予定データ4として、物品検査設備に搬入される対象物における物品の種類、重量及び個数を示す情報を予め取得する必要がある。このような入庫予定データ4は、客先から対象物が搬入される際に入力されるものであり、このような入庫予定データが入力されていなければ、対象物の検査を行うことができなかった。また、上記した物品検査設備では、対象物における物品の数と入庫予定データの物品の数とが一致しているか否かを判定している。しかし、物品の重量は、例えば、乾燥している時期と湿っている時期とで変化したり、梱包資材の量の違いによって変化したりするため、予め記憶されている物品の重量と実際の物品の重量とでは誤差が生じる場合がある。そのため、総重量計測装置5が計測した計測総重量と、入庫予定データ4の物品1個の重量から算出された仮想総重量と、を比較する場合に、対象物における物品の数だけ誤差が積み重なって誤差が大きくなる場合があり、対象物の物品の個数を適切に判断できずに、対象物の検査を適切に行えない場合がある。
そこで、パレット及び当該パレットに載せられた物品群の検査を適切に行える物品検査設備の実現が望まれる。
上記に鑑みた、物品検査設備の特徴構成は、対象物を搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送された前記対象物を保管する倉庫と、前記搬送装置によって搬送される前記対象物を検査する検査装置と、を備え、前記対象物は、パレット及び当該パレットに載せられた物品群であり、前記物品群を構成する物品の識別情報を外部から読み取り可能な状態で保持する識別情報保持部を備え、前記物品群は、同じ種類の複数の物品であって前記パレットに複数段積まれて構成され、前記検査装置は、前記物品群の高さを検出する高
さ検出部と、前記物品群の重量を検出する重量検出部と、前記識別情報保持部が保持する前記識別情報を読み取る読取部と、記憶部と、判定部と、を備え、前記記憶部には、複数種類の物品のそれぞれの物品種類毎に、各物品の高さ示す物品高さ情報と、各物品の重量を示す物品重量情報と、前記物品群における各段の規定物品数を示す規定物品数情報とが、物品種類を示す情報と関連付けて記憶され、前記判定部は、前記読取部により読み取った前記識別情報に基づいて前記物品群を構成する物品の物品種類を判定し、当該判定した物品種類を判定種類として、前記高さ検出部によって検出された前記物品群の高さと前記判定種類の前記物品高さ情報とに基づいて、前記物品群を構成する物品の段数を判定し、当該判定した物品の段数と、前記判定種類の前記規定物品数情報と、前記判定種類の前記物品重量情報と、前記重量検出部によって検出された前記物品群の重量と、に基づいて、前記物品群の各段の物品数が前記規定物品数情報に示される前記規定物品数と一致しているか否かを判定する物品数判定を行い、前記搬送装置は、前記物品数判定で一致していると判定された場合は前記対象物を前記倉庫に搬送し、前記物品数判定で一致していないと判定された場合は前記倉庫に搬送しない点にある。
この特徴構成によれば、記憶部には、複数種類の物品のそれぞれの物品種類毎に、物品高さ情報と物品重量情報と規定物品数情報とが、物品種類を示す情報と関連付けて記憶されている。そのため、対象物が物品検査設備に搬入される際に対象物に関する情報を取得しなくても、読取部により読み取った識別情報に基づいて物品群を構成する物品の物品種類を判定し、その物品種類の物品高さ情報と物品重量情報と規定物品数情報とを取得できる。
そして、判定部は、高さ検出部によって検出された物品群の高さと判定種類の物品高さ情報とに基づいて、物品群を構成する物品の段数を判定し、判定した物品の段数、規定物品数情報、物品重量情報、物品群の重量に基づいて、物品群の各段の物品数が規定物品数情報に示される規定物品数と一致しているか否かを判定している。そのため、本構成によれば、倉庫に入庫される予定数を示す入庫予定データが無くても、パレットに載せられた物品群の物品数が適正であるか否かを適切に検査することができる。
物品検査設備の平面図 第1コンベヤの斜視図 制御ブロック図 検品制御のフローチャート 検品処理のフローチャート
1.実施形態
物品検査設備の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、物品検査設備は、対象物WPを搬送する第1コンベヤ1、第2コンベヤ2及び第3コンベヤ3と、対象物WPを保管する自動倉庫4と、床面上を走行して物品Wを搬送する搬送台車5と、を備えている。
第1コンベヤ1は、外部から搬入されてきた対象物WPを搬送する搬入用コンベヤとして用いられる。第2コンベヤ2及び第3コンベヤ3は、外部から搬入されてきた対象物WPを搬送する搬入用コンベヤ、及び、外部に搬出する対象物WPを搬送する搬出用コンベヤとして用いられる。図1において、各コンベヤの搬送方向を矢印で図示している。
第1コンベヤ1、第2コンベヤ2及び第3コンベヤ3によって搬送された対象物WPは、搬送台車5を介して自動倉庫4に入庫される。自動倉庫4から出庫された対象物WPは、搬送台車5を介して第2コンベヤ2又は第3コンベヤ3に搬送される。また、第1コン
ベヤ1によって搬送された対象物WPのうちの自動倉庫4に入庫しない対象物WPは、搬送台車5を介して第2コンベヤ2又は第3コンベヤ3に搬送される。第1コンベヤ1と搬送台車5とで、対象物WPを搬送する搬送装置11が構成されている。また、自動倉庫4が、搬送装置11によって搬送された対象物WPを保管する倉庫に相当する。
図2に示すように、対象物WPは、パレットP及び当該パレットPに載せられた物品群Gである。対象物WPは、物品群Gを構成する物品Wの識別情報を外部から読み取り可能な状態で保持する識別情報保持部Aを備えている。物品群Gは、同じ種類の複数の物品WであってパレットPに複数段積まれて構成されている。本実施形態では、パレットPに積まれた物品群Gにおける複数段のそれぞれの物品数は同じとなっている。また、本実施形態では、識別情報保持部Aは、識別情報をバーコードで表示しており、識別情報としてJANコードを用いている。そして、物品群Gを構成する複数の物品Wの夫々は、物品群Gの側面となる位置に識別情報保持部Aを貼付又は印刷によって備えている。
図1に示すように、自動倉庫4は、対象物WPを保管する保管部6を縦横に複数備えた物品収納棚7と、自動倉庫4に入庫された対象物WPを搬送する入庫用コンベヤ8と、自動倉庫4から出庫する対象物WPを搬送する出庫用コンベヤ9と、床面上を走行して物品収納棚7と入庫用コンベヤ8と出庫用コンベヤ9との間で対象物WPを搬送するスタッカークレーン10と、を備えている。
第1コンベヤ1は、後述する検査装置13によって自動的に検査する対象物WPを搬送するコンベヤである。第2コンベヤ2や第3コンベヤ3は、作業者によって検査された対象物WPを搬送するコンベヤである。図2に示すように、第1コンベヤ1に対して、対象物WPの高さを検出する高さ検出装置14と、対象物WPの重量を検出する重量検出装置15と、対象物WPが有する識別情報保持部Aを読み取る読取部としての読取装置16とが備えられている。本実施形態では、高さ検出装置14として、エリアセンサが用いられており、読取装置16として、バーコードリーダが用いられている。
物品検査設備には、第1コンベヤ1によって搬送される対象物WPを検査する検査装置13(図1及び図2参照)と、第1コンベヤ1、第2コンベヤ2、第3コンベヤ3、自動倉庫4、搬送台車5、及び検査装置13を制御する制御装置H(図3参照)と、が備えられている。図2及び図3に示すように、検査装置13は、物品群Gの高さを検出する高さ検出部21と、物品群Gの重量を検出する重量検出部22と、識別情報保持部Aが保持する識別情報を読み取る読取装置16と、記憶部17と、判定部18と、を備えている。本実施形態では、記憶部17は、制御装置Hに備えられているハードディスク等の記録媒体によって構成されており、判定部18は制御装置Hにプログラム形式で備えられている。
記憶部17には、物品検査設備に搬入されることが予定されている物品W(複数種類の物品W)のそれぞれの物品種類毎に、各物品Wの高さを示す物品高さ情報と、各物品Wの重量を示す物品重量情報と、物品群Gにおける各段の規定物品数を示す規定物品数情報とが、物品種類を示す種類情報と関連付けて記憶されている。尚、物品群Gにおける各段の物品数は、物品群Gを構成する物品Wの種類に応じて予め定められており、この予め定められている各段の物品数が規定物品数として種類情報と関連付けて記憶部17に記憶されている。
また、記憶部17には、物品検査設備に搬入されると予想される物品W(複数種類の物品W)のそれぞれの物品種類毎に、パレットPの高さを示すパレット高さ情報と、パレットPの重量を示すパレット重量情報とが、物品Wの種類情報と関連付けて記憶されている。尚、対象物WPのパレットPの種類は、当該対象物WPにおける物品Wの種類に応じて予め定められており、この予め定められているパレットPの種類に応じたパレットPの高
さや重量がパレット高さ情報やパレット重量情報として種類情報と関連付けて記憶部17に記憶されている。
高さ検出部21は、物品群Gの高さを検出する。本実施形態では、高さ検出部21は、対象物WPの全体の高さを検出すると共に、対象物WPの全体の高さからパレット高さ情報に示されるパレットPの高さを差し引くことで、物品群Gの高さを検出する。説明を加えると、高さ検出装置14が、対象物WPの全体の高さを検出し、制御装置Hが、高さ検出装置14が検出した対象物WPの全体の高さから、記憶部17に記憶されているパレット高さ情報が示すパレットPの高さを差し引くことで、物品群Gの高さを検出する。つまり、本実施形態では、高さ検出部21は、高さ検出装置14と制御装置Hとで構成されている。
重量検出部22は、物品群Gの重量を検出する。本実施形態では、重量検出部22は、対象物WPの全体の重量を検出すると共に、対象物WPの全体の重量からパレット重量情報に示されるパレットPの重量を差し引くことで、物品群Gの重量を検出する。説明を加えると、重量検出装置15が、対象物WPの全体の重量を検出し、制御装置Hが、重量検出装置15が検出した対象物WPの全体の重量から、記憶部17に記憶されているパレット重量情報が示すパレットPの重量を差し引くことで、物品群Gの重量を検出する。つまり、本実施形態では、重量検出部22は、重量検出装置15と制御装置Hとで構成されている。
判定部18は、まず、読取装置16により読み取った識別情報に基づいて物品群Gを構成する物品Wの物品種類を判定し、当該判定した物品種類を判定種類とする。次に、判定部18は、高さ検出部21によって検出された物品群Gの高さと判定種類の物品高さ情報とに基づいて、物品群Gを構成する物品Wの段数を判定する。次に、判定部18は、判定した物品Wの段数と、判定種類の規定物品数情報と、判定種類の物品重量情報と、重量検出部22によって検出された物品群Gの重量と、に基づいて、物品群Gの各段の物品数が規定物品数情報に示される規定物品数と一致しているか否かを判定する物品数判定を行う。
判定部18は、物品数判定で一致していると判定した場合には、判定した物品Wの段数と判定種類の規定物品数情報とに基づいて算出される物品数を、倉庫に搬送された対象物WPにおける物品群Gの物品数として、制御装置Hの記憶部17に記憶させることで制御装置Hに登録している。この物品数は、物品Wの種類情報と、自動倉庫4における対象物WPを収納する位置を示す位置情報とに関連付けられた状態で、記憶部17に記憶される。尚、制御装置Hが、倉庫の入庫管理システムに相当する。
判定部18は、物品数判定で一致していると判定した場合は、判定した対象物WPを自動倉庫4に収容するように、第1コンベヤ1、搬送台車5、及び自動倉庫4を制御する。また、制御装置Hは、物品数判定で一致していないと判定した場合は、判定した対象物WPを物品検査設備から外部に搬出するように、第1コンベヤ1、搬送台車5、及び第2コンベヤ2又は第3コンベヤ3を制御する。このように、搬送装置11(第1コンベヤ1及び搬送台車5)は、物品数判定で一致していると判定された場合は対象物WPを自動倉庫4に搬送し、物品数判定で一致していないと判定された場合は自動倉庫4に搬送しない。
次に、上述のように判定部18が対象物WPの検品を行う検品制御について、図4及び図5に示すフローチャートに基づいて説明する。図4のフローチャートに示すように、検品制御では、高さ検出装置14、重量検出装置15及び読取装置16によって検出された検出情報を制御装置Hが受信する(S1)と、参照処理を実行する(S2)。この参照処理では、読取装置16によって読み取られた識別情報に基づいて物品群Gを構成する物品
Wの物品種類を判定し、その判定した判定種類に関する情報(物品高さ情報、物品重量情報、規定物品数情報、パレット高さ情報及びパレット重量情報)を記憶部17から取得する。なお、対象物WPに識別情報保持部Aがない場合や識別情報保持部Aが汚損されている等のために読取装置16によって識別情報を読み取ることができない対象物WPや、判定した物品種類に関する情報が記憶部17に記憶されていない場合は、入庫対象ではない対象物WPと判定される。
参照処理により物品種類に関する情報を取得すると、次に検品処理を実行する(S3)。本実施形態では、検品処理では、図5のフローチャートに示すように、重量処理(S31)、高さ処理(S32)、段数判定処理(S33)、段個数処理(S34)、比較処理(S35)を順次実行する。重量処理では、重量検出装置15によって検出された対象物WPの全体の重量からパレット重量情報が示すパレットPの重量を差し引いて、物品群Gの重量を判定する。高さ処理では、高さ検出処理によって検出された対象物WPの全体の高さからパレット高さ情報が示すパレットPの高さを差し引いて、物品群Gの高さを検出する。段数判定処理では、高さ処理で検出された物品群Gの高さを物品高さ情報が示す物品Wの高さで除算して、物品群Gを構成する物品Wの段数を判定する。
段個数処理では、重量処理によって検出された物品群Gの重量を、段数処理によって判定された物品Wの段数と判定種類の物品重量情報に示される各物品Wの重量とを乗算した値によって除算して1段当たりの平均物品数を判定する。比較処理では、段個数処理で判定した平均物品数と規定物品数との乖離が規定の閾値以下である場合に、物品数判定で一致していると判定し、入庫対象の対象物WPと判定する。また、比較処理では、段個数処理で判定した平均物品数と規定物品数との乖離が規定の閾値を超える場合に、物品数判定で一致していないと判定し、入庫対象ではない対象物WPと判定する。尚、閾値の乖離について、本実施形態では、平均物品数と規定物品数との差を用いる。なお、閾値の乖離として、平均物品数と規定物品数との比を用いてもよい。
図4のフローチャートに示すように、対象物WPが参照処理及び検品処理において入庫対象と判定された場合(S4:Yes)は、入庫対象と判定された対象物WPを自動倉庫4に入庫する入庫処理を実行(S5)して対象物WPを自動倉庫4に搬送すると共に、登録処理を実行(S6)して、当該対象物WPにおける物品群Gの物品数と種類情報と位置情報とを関連付けた状態で制御装置Hに登録する。また、対象物WPが参照処理や検品処理において入庫対象ではないと判定された場合(S4:No)は、搬出処理を実行(S7)して対象物WPを物品検査設備から外部に搬出する。
2.その他の実施形態
次に、物品検査設備のその他の実施形態について説明する。
(1)上記実施形態では、物品群Gの重量を、物品Wの段数と物品重量情報が示す物品Wの重量とを乗算した値によって除算して1段あたりの平均物品数を判定し、当該平均物品数と規定物品数情報が示す規定物品数とを比較して、物品群Gの各段の物品数と規定物品数とに基づいて一致しているか否かを判定したが、物品数判定の方法はこれには限定されない。例えば、物品Wの段数と規定物品数情報が示す規定物品数と物品重量情報が示す物品Wの重量とを乗算して段数に応じた物品群Gの規定重量である理論物品群重量を判定し、当該理論物品群重量と物品群Gの実際の重量とを比較して、物品群Gの各段の物品数が規定物品数と一致しているか否かを判定してもよい。
(2)上記実施形態では、複数種類の物品Wの夫々の物品種類毎に、パレット高さ情報とパレット重量情報とを、物品種類情報と関連付けて記憶した。しかし、パレット高さ情報とパレット重量情報とのうちの一方又は双方を、予め記憶していなくてもよい。この場合
において、例えば、高さ検出装置14がパレットPの上面から対象物WPの上端までの高さ、つまりは物品群Gの高さのみを検出するようにしてもよい。また、重量検出部22が、重量検出装置15が検出した対象物WPの全体の重量からパレットPの重量として一定値を差し引くことで、物品群Gの重量を検出するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、搬送装置11は、物品数判定で一致していないと判定された場合に、対象物WPを物品検出設備から搬出するように搬送して自動倉庫4に搬送しないようにした。しかし、対象物WPを自動倉庫4に搬送しない構成はこれに限定されない。例えば、物品数判定で一致していないと判定された場合に、搬送装置11を停止させて対象物WPを自動倉庫4に搬送しないようにしてもよい。尚、このように、搬送装置11を停止させた場合は、ブザーやランプ等で構成された報知部を作動させてエラー報知を行うことにより、物品数判定で一致していないと判定された対象物WPが発生したことを周囲の作業者に知らせるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、物品数判定で一致していると判定した場合に、算出された物品数を、自動倉庫4に搬送された対象物WPにおける物品群Gの物品数として、入庫管理システムを構成する制御装置Hに登録する構成を例として説明したがこれには限定されない。例えば、物品数判定で判定した物品群Gの物品数の情報を、自動倉庫4に搬送するか否かの検査のためのみに用いても良い。その場合において、物品群Gの物品数の登録は、作業者の手作業によって制御装置Hに登録するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、識別情報保持部Aが、識別情報をバーコードで表示する構成を例として説明したが、これには限定されない。例えば、識別情報保持部Aが、ICタグ等の通信機能を有するデータ記憶装置として構成され、識別情報を通信により読取可能なデータとして備える構成としても好適である。また、上記の実施形態では、識別情報保持部Aは、物品群Gを構成する各物品に設けられた構成を例として説明したが、これには限定されず、例えば、識別情報保持部AがパレットPに設けられていても良い。
(6)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
3.上記実施形態の概要
以下、上記において説明した物品検査設備の概要について説明する。
物品検査設備は、対象物を搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送された前記対象物を保管する倉庫と、前記搬送装置によって搬送される前記対象物を検査する検査装置と、を備え、前記対象物は、パレット及び当該パレットに載せられた物品群であり、前記物品群を構成する物品の識別情報を外部から読み取り可能な状態で保持する識別情報保持部を備え、前記物品群は、同じ種類の複数の物品であって前記パレットに複数段積まれて構成され、前記検査装置は、前記物品群の高さを検出する高さ検出部と、前記物品群の重量を検出する重量検出部と、前記識別情報保持部が保持する前記識別情報を読み取る読取部と、記憶部と、判定部と、を備え、前記記憶部には、複数種類の物品のそれぞれの物品種類毎に、各物品の高さ示す物品高さ情報と、各物品の重量を示す物品重量情報と、前記物品群における各段の規定物品数を示す規定物品数情報とが、物品種類を示す情報と関連付けて記憶され、前記判定部は、前記読取部により読み取った前記識別情報に基づいて前記物品群を構成する物品の物品種類を判定し、当該判定した物品種類を判定種類として、前記高さ検出部によって検出された前記物品群の高さと前記判定種類の前記物品高さ情報とに基づいて、前記物品群を構成する物品の段数を判定し、当該判定した物品の段数と
、前記判定種類の前記規定物品数情報と、前記判定種類の前記物品重量情報と、前記重量検出部によって検出された前記物品群の重量と、に基づいて、前記物品群の各段の物品数が前記規定物品数情報に示される前記規定物品数と一致しているか否かを判定する物品数判定を行い、前記搬送装置は、前記物品数判定で一致していると判定された場合は前記対象物を前記倉庫に搬送し、前記物品数判定で一致していないと判定された場合は前記倉庫に搬送しない。
この構成によれば、記憶部には、複数種類の物品のそれぞれの物品種類毎に、物品高さ情報と物品重量情報と規定物品数情報とが、物品種類を示す情報と関連付けて記憶されている。そのため、対象物が物品検査設備に搬入される際に対象物に関する情報を取得しなくても、読取部により読み取った識別情報に基づいて物品群を構成する物品の物品種類を判定し、その物品種類の物品高さ情報と物品重量情報と規定物品数情報とを取得できる。
そして、判定部は、高さ検出部によって検出された物品群の高さと判定種類の物品高さ情報とに基づいて、物品群を構成する物品の段数を判定し、判定した物品の段数、規定物品数情報、物品重量情報、物品群の重量に基づいて、物品群の各段の物品数が規定物品数情報に示される規定物品数と一致しているか否かを判定している。そのため、本構成によれば、倉庫に入庫される予定数を示す入庫予定データが無くても、パレットに載せられた物品群の物品数が適正であるか否かを適切に検査することができる。
ここで、前記記憶部には、複数種類の物品のそれぞれの物品種類毎に、前記パレットの高さを示すパレット高さ情報と、前記パレットの重量を示すパレット重量情報とが、物品種類を示す情報と関連付けて記憶され、前記高さ検出部は、前記対象物の全体の高さを検出すると共に、当該対象物の全体の高さから前記パレット高さ情報に示される前記パレットの高さを差し引くことで、前記物品群の高さを検出し、前記重量検出部は、前記対象物の全体の重量を検出すると共に、当該対象物の全体の重量から前記パレット重量情報に示される前記パレットの重量を差し引くことで、前記物品群の重量を検出すると好適である。
この構成によれば、載置する物品の種類によって使用するパレットの高さや重量が異なる場合にも、対象物の全体の高さから、種類情報に関連付けて記憶されているパレット高さ情報に示されるパレットの高さを差し引くことで、物品群の高さを適切に検出できる。また、対象物の全体の重量から、種類情報に関連付けて記憶されているパレット重量情報に示されているパレット情報を差し引くことで、物品群の重量を適切に検出できる。
また、前記判定部は、前記物品数判定で一致していると判定した場合には、前記判定した物品の段数と前記判定種類の前記規定物品数情報とに基づいて算出される物品数を、前記倉庫に搬送された前記対象物における前記物品群の物品数として、前記倉庫の入庫管理システムに登録すると好適である。
この構成によれば、判定部によって算出される物品数を自動的に入庫管理システムに登録することができるため、作業者が手作業で登録する場合に比べて物品数の登録の手間を簡略化することができる。
また、前記判定部は、前記重量検出部によって検出された前記物品群の重量を、前記判定した物品の段数と前記判定種類の前記物品重量情報に示される各物品の重量とを乗算した値によって除算して1段あたりの平均物品数を判定し、当該平均物品数と前記規定物品数との乖離が規定のしきい値以下である場合に、前記物品数判定で一致していると判定すると好適である。
この構成によれば、1段当たりの平均物品数と規定物品数との乖離がしきい値以下か否
かにより、物品数判定で一致しているか否かを判定することができる。従って、倉庫に入庫される予定数を示す入庫予定データが無くても、パレットに載せられた物品群の物品数が適正であるか否かを適切に検査することができる。
本開示に係る技術は、搬送装置によって搬送される前記対象物を検査する検査装置に利用することができる。
4:自動倉庫(倉庫)
11:搬送装置
13:検査装置
16:読取装置(読取部)
17:記憶部
18:判定部
21:高さ検出部
22:重量検出部
A:識別情報保持部
G:物品群
P:パレット
W:物品
WP:対象物

Claims (4)

  1. 対象物を搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送された前記対象物を保管する倉庫と、前記搬送装置によって搬送される前記対象物を検査する検査装置と、を備えた物品検査設備であって、
    前記対象物は、パレット及び当該パレットに載せられた物品群であり、前記物品群を構成する物品の識別情報を外部から読み取り可能な状態で保持する識別情報保持部を備え、
    前記物品群は、同じ種類の複数の物品であって前記パレットに複数段積まれて構成され、
    前記検査装置は、前記物品群の高さを検出する高さ検出部と、前記物品群の重量を検出する重量検出部と、前記識別情報保持部が保持する前記識別情報を読み取る読取部と、記憶部と、判定部と、を備え、
    前記記憶部には、複数種類の物品のそれぞれの物品種類毎に、各物品の高さ示す物品高さ情報と、各物品の重量を示す物品重量情報と、前記物品群における各段の規定物品数を示す規定物品数情報とが、物品種類を示す情報と関連付けて記憶され、
    前記判定部は、
    前記読取部により読み取った前記識別情報に基づいて前記物品群を構成する物品の物品種類を判定し、当該判定した物品種類を判定種類として、
    前記高さ検出部によって検出された前記物品群の高さと前記判定種類の前記物品高さ情報とに基づいて、前記物品群を構成する物品の段数を判定し、
    当該判定した物品の段数と、前記判定種類の前記規定物品数情報と、前記判定種類の前記物品重量情報と、前記重量検出部によって検出された前記物品群の重量と、に基づいて、前記物品群の各段の物品数が前記規定物品数情報に示される前記規定物品数と一致しているか否かを判定する物品数判定を行い、
    前記搬送装置は、前記物品数判定で一致していると判定された場合は前記対象物を前記倉庫に搬送し、前記物品数判定で一致していないと判定された場合は前記倉庫に搬送しない、物品検査設備。
  2. 前記記憶部には、複数種類の物品のそれぞれの物品種類毎に、前記パレットの高さを示すパレット高さ情報と、前記パレットの重量を示すパレット重量情報とが、物品種類を示す情報と関連付けて記憶され、
    前記高さ検出部は、前記対象物の全体の高さを検出すると共に、当該対象物の全体の高さから前記パレット高さ情報に示される前記パレットの高さを差し引くことで、前記物品群の高さを検出し、
    前記重量検出部は、前記対象物の全体の重量を検出すると共に、当該対象物の全体の重量から前記パレット重量情報に示される前記パレットの重量を差し引くことで、前記物品群の重量を検出する、請求項1に記載の物品検査設備。
  3. 前記判定部は、前記物品数判定で一致していると判定した場合には、前記判定した物品の段数と前記判定種類の前記規定物品数情報とに基づいて算出される物品数を、前記倉庫に搬送された前記対象物における前記物品群の物品数として、前記倉庫の入庫管理システムに登録する、請求項1又は2に記載の物品検査設備。
  4. 前記判定部は、前記重量検出部によって検出された前記物品群の重量を、前記判定した物品の段数と前記判定種類の前記物品重量情報に示される各物品の重量とを乗算した値によって除算して1段あたりの平均物品数を判定し、当該平均物品数と前記規定物品数との乖離が規定のしきい値以下である場合に、前記物品数判定で一致していると判定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品検査設備。
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