JP2020077834A - 電極材料、電極、及び電極の製造方法 - Google Patents

電極材料、電極、及び電極の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容量を維持でき、耐熱性に優れた電極を得ることができる電極材料、電極、及び電極の製造方法を提供する。【解決手段】導電性高分子で被覆した活性炭を含み、前記導電性高分子で被覆した活性炭の、窒素の吸着等温線から求めた細孔分布において、細孔直径13Å未満の細孔容積の合計が、細孔直径13Å未満の細孔容積と、細孔直径13Å以上22Å未満の細孔容積と、細孔直径22Å以上40Å以下の細孔容積と、の合計を基準として、40%以下である電極材料。【選択図】なし

Description

本発明は、電極材料、電極、及び電極の製造方法に関する。
大電流充放電が可能で、長寿命かつ高温安定性に優れる電気化学デバイスとして、電気二重層キャパシタが注目されている。電気二重層キャパシタは、活性炭等の多孔質炭素電極内の細孔と電解液の界面に形成される電気二重層に電荷を蓄えるコンデンサである。
電気二重層キャパシタに蓄電されるエネルギー(E)は、充電電圧(V)の二乗と電気二重層容量(C)の積に比例する(E=CV/2)。従って、エネルギー密度の向上には、充電電圧(V)を引き上げる又は電気二重層容量(C)を増やすことが有効である。しかしながら、3V以上の電圧で充電した場合には、電極と電解液の電気分解が始まることで容量が低下し、電気二重層キャパシタの劣化を促進してしまうため、高電圧化は困難であった。そこで、エネルギー密度向上のため、容量を増加させる方法が検討されている(特許文献1〜5)。
特開2002−128514号公報 特開平9−275042号公報 特開2013−161835号公報 特開2010−33911号公報 特開2011−253094号公報
本発明の目的は、容量を維持でき、耐熱性に優れた電極を得ることができる電極材料、電極、及び電極の製造方法を提供することである。
本発明によれば、以下の電極材料等が提供される。
1.導電性高分子で被覆した活性炭を含み、
前記導電性高分子で被覆した活性炭の、窒素の吸着等温線から求めた細孔分布において、
細孔直径13Å未満の細孔容積の合計が、
細孔直径13Å未満の細孔容積と、細孔直径13Å以上22Å未満の細孔容積と、細孔直径22Å以上40Å以下の細孔容積と、の合計を基準として、40%以下である電極材料。
2.前記導電性高分子が、ドーパントがドープしている、置換又は無置換のポリアニリンである1に記載の電極材料。
3.前記ドーパントが、芳香族スルホン酸、芳香族ポリスルホン酸、ヒドロキシ基を有する有機スルホン酸、カルボキシ基を有する有機スルホン酸、脂環式スルホン酸及びベンゾキノンスルホン酸からなる群から選択される1種以上の化合物のアニオンである2に記載の電極材料。
4.前記ドーパントが、臭化リチウム、塩化リチウム、及びヨウ化リチウムからなる群から選択される1種以上である2に記載の電極材料。
5.前記ドーパントが、LiPF、LiBF、LiCSO、Li(CFSON、及びLiClOからなる群から選択される1種以上である2に記載の電極材料。
6.前記ドーパントが、スルホコハク酸誘導体である2に記載の電極材料。
7.前記ドーパントが、下記式(1)で示されるスルホコハク酸誘導体である2に記載の電極材料。
Figure 2020077834
(式(1)中、Mは、水素原子、有機遊離基又は無機遊離基である。mは、Mの価数である。
13及びR14は、それぞれ独立に、炭化水素基又は−(R15O)−R16基[ここで、R15はそれぞれ独立に炭化水素基又はシリレン基であり、R16は水素原子、炭化水素基又はR17 Si−基(ここで、R17はそれぞれ独立に炭化水素基である)であり、rは1以上の整数である]である。)
8.前記導電性高分子が、フェノール性化合物を含む1〜7のいずれかに記載の電極材料。(さらに、フェノール性化合物を含む1〜7のいずれかに記載の電極材料。)
9.前記フェノール性化合物が、クレゾール系化合物である8に記載の電極材料。
10.1〜9のいずれかに記載の電極材料を含む電極。
11.活性炭を含むシートを導電性高分子の溶液に浸漬し、10に記載の電極を得る、電極の製造方法。
12.10に記載の電極を備える電気化学デバイス。
13.10に記載の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、電気化学デバイスに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100を満たす12に記載の電気化学デバイス。
14.10に記載の電極である正極、及び
活性炭を含む負極を備えるキャパシタ。
15.10に記載の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、キャパシタに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100を満たす14に記載のキャパシタ。
16.10に記載の電極である正極、並びに
リチウムの挿入及び脱離の可能な電極材料を含む負極を備えるリチウムイオンキャパシタ。
17.前記リチウムの挿入及び脱離の可能な電極材料が、黒鉛、人造黒鉛、ハードカーボン、LiTi12、Si、Ge、Sn、Sb、SiO、SnO、Cu−Sn、及びAlからなる群から選択される1以上である16に記載のリチウムイオンキャパシタ。
18.10に記載の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、リチウムイオンキャパシタに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100を満たす16又は17に記載のリチウムイオンキャパシタ。
本発明によれば、容量を維持でき、耐熱性に優れた電極を得ることができる電極材料、電極、及び電極の製造方法が提供できる。
電解イオンが活性炭(炭素電極)に吸着される様子を示す概念図である。
本発明の電極材料の一態様は、導電性高分子で被覆した活性炭を含み、
導電性高分子で被覆した活性炭の、窒素の吸着等温線から求めた細孔分布において、
細孔直径13Å未満の細孔容積の合計が、
細孔直径13Å未満の細孔容積と、細孔直径13Å以上22Å未満の細孔容積と、細孔直径22Å以上40Å以下の細孔容積と、の合計を基準として、40%以下(好ましくは5〜40%、より好ましくは10〜38%)である
これにより、容量を維持でき、耐熱性に優れた電極を得ることができる。
また、任意の効果として、耐電圧特性を向上させることできる。
細孔直径13Å未満の細孔容積の合計と、細孔直径13Å以上22Å未満の細孔容積の合計と、細孔直径22Å以上40Å以下の細孔容積の合計とは、窒素の吸着等温線から求めた細孔分布から求める。
本明細書において、導電性高分子で被覆した活性炭の物性は、導電性高分子で被覆した活性炭及び導電性高分子で被覆していない活性炭について求める。
導電性高分子で被覆する前の活性炭は、例えば、マクロ孔(細孔直径500Å以上)、メソ孔(細孔直径500〜20Å)、ミクロ孔(細孔直径20Å〜2Å)サブミクロ孔(細孔直径2Å未満)に分類される多数の細孔を表面に有する略球状粒子である。
図1は、電解イオンが活性炭(炭素電極)に吸着される様子を示す概念図である。電解液中の電解イオンは、通常、数Å程度の直径を有するため、活性炭表面の細孔のうち、細孔直径10Å超20Å以下の範囲の細孔に、電解イオンは吸着しやすい。導電性高分子で被覆した活性炭は、細孔直径10Å以下の細孔が、導電性高分子によって優先的に被覆されており、導電性高分子で被覆する前の活性炭よりも細孔直径10Å超20Å以下の範囲にある細孔の細孔容積の合計が拡張されている。これにより、電気化学デバイスの静電容量を向上させることができる。また、導電性高分子で表面をコーティングされているため、活性炭と電解液が直接接する部分が低減されており、劣化が抑制される。
尚、導電性高分子は、高い導電性を有するので、被覆によって活性炭の電気的性能が低下を抑制することができる。
導電性高分子で被覆した活性炭のBET(Brunauer、Emmett、Teller)比表面積は、100〜1000m/gであることが好ましく、200〜800m/gがより好ましく、300〜600m/gがさらに好ましい。
導電性高分子で被覆した活性炭のBET比表面積は、窒素の吸着等温線から求める。
導電性高分子で被覆する前の活性炭としては、例えば炭素電極等で用いられる公知の活性炭粒子(粉末状活性炭)を使用することができ、市販品を用いることができる。その具体例としては、ヤシ殻、木粉、石油ピッチ、フェノール樹脂等を水蒸気、各種薬品、アルカリ等を用いて賦活した活性炭粒子が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、又は2種以上併用してもよい。
導電性高分子で被覆する前の活性炭は、細孔直径0Å〜20Åの細孔の容積の合計が、全細孔容積の40%以上100%以下であることが好ましく、全細孔容積の80%以上100%以下がより好ましい。
導電性高分子で被覆する前の活性炭の細孔の容積は、窒素の吸着等温線から求めた細孔分布から求める。
活性炭を被覆する導電性高分子としては、溶解性の観点から、例えばピロール、チオフェン、フラン、2,3−ジヒドロチエノ−1,4−ジオキシン及びアニリンからなる群から選択される1種以上の重合体又は共重合体、及びこれら重合体又は共重合体の誘導体が挙げられる。重合体又は共重合体の誘導体は、置換基を有する重合体又は共重合体等が挙げられる。
置換基としては、メチル基、エチル基、ヘキシル基、オクチル基等の直鎖又は分岐の炭化水素基(好ましくは、炭素数1〜10)、
メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基(好ましくは、炭素数1〜10)、
フェノキシ基等のアリールオキシ基(好ましくは、炭素数6〜20)、
トリフルオロメチル基(−CF基)等のハロゲン化炭化水素(好ましくは、炭素数1〜10)、
−SOH基、−POH基、−(CHn1−SOH基、−(CHn1−POH基(n1は、1〜20であり、1〜10が好ましい)等が挙げられる。
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、及びこれらの誘導体が好ましい。置換又は無置換のポリアニリンがより好ましい。
置換又は無置換のポリアニリンは、リチウムイオン導電性であるので、置換又は無置換のポリアニリンで活性炭を被覆した場合であっても、活性炭の電気的性能の低下を抑制できるため、好ましい。
導電性高分子(又は導電性高分子複合体)の分子量は、特に限定されないが、例えば、ドーパントがスルホコハク酸及び/又はスルホコハク酸誘導体の場合は、好ましくは重量平均分子量が10,000以上であり、より好ましくは20,000以上であり、さらに好ましくは30,000以上1,000,000以下であり、さらに好ましくは40,000以上1,000,000以下であり、特に好ましくは52,000以上1,000,000以下、又は70,000以上1,000,000以下である。あるいは、導電性高分子の分子量は、ドーパントがスルホコハク酸及びスルホコハク酸誘導体以外である場合、好ましくは重量平均分子量が500以上52,000以下であり、より好ましくは1,000以上40,000以下である。また、導電性高分子の分子量分布は、例えば1.5〜10.0である。
また、導電性高分子(又は導電性高分子複合体)の数平均分子量は、250〜40,000が好ましい。
上記数平均分子量、重量平均分子量及び分子量分布は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)により測定する。
具体的には、以下のGPC分析条件により測定する。溶剤は、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)である。
装置:高速GPCシステムHLC−8220(東ソー株式会社製)
検出器:示差屈折率計及び紫外可視吸収検出器(254nm)
カラム:TSK−gel α−M×2本(東ソー株式会社製)
ガードカラム:TSK−gel ALPHA(東ソー株式会社製)
カラム温度:40℃
溶剤:NMP
注入量:100μL
流速 :1mL/min
標準物質:TSK−gel標準ポリスチレン(東ソー株式会社製)
打ち込み濃度:0.1質量%
導電性高分子は、ドーパントがドープしていることが好ましい(以下、ドーパントがドープしている導電性高分子を「導電性高分子複合体」という場合がある)。導電性向上の観点から、ドーパントがドープしている、置換又は無置換のポリアニリン(プロトネーションされた置換又は無置換のポリアニリン)がより好ましい。
ドーパントの具体的な例としては、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン等のハロゲン化物イオン;過塩素酸イオン;テトラフルオロ硼酸イオン;六フッ化ヒ酸イオン;硫酸イオン;硝酸イオン;チオシアン酸イオン;六フッ化ケイ酸イオン;燐酸イオン、フェニル燐酸イオン、六フッ化燐酸イオン等の燐酸系イオン;トリフルオロ酢酸イオン;トシレートイオン、エチルベンゼンスルホン酸イオン、ドデシルベンゼンスルホン酸イオン等のアルキルベンゼンスルホン酸イオン;メチルスルホン酸イオン、エチルスルホン酸イオン、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸イオン等のアルキルスルホン酸イオン;ポリアクリル酸イオン、ポリビニルスルホン酸イオン、ポリスチレンスルホン酸イオン、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸)イオン等の高分子イオン等が好ましく挙げられる。
これらは単独でも用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、より高い溶解性の発現の点では、ポリスチレンスルホン酸イオン、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸イオンがより好ましい。
また、ドーパントは、好ましくは芳香族スルホン酸、芳香族ポリスルホン酸、ヒドロキシ基を有する有機スルホン酸、カルボキシ基を有する有機スルホン酸、脂環式スルホン酸及びベンゾキノンスルホン酸からなる群から選択される1種以上の化合物のアニオンである。
有機スルホン酸のイオンは、分子サイズが大きく高温雰囲気中で脱ドープしにくいため、導電性高分子で被覆した活性炭の導電率の安定化に効果的である。
上記有機スルホン酸の具体例としては、溶解性の観点から、ドデシルベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、フェノールスルホン酸、スルホイソフタル酸、スルホサリチル酸、カンファースルホン酸、アダマンタンスルホン酸、スルホコハク酸等を挙げることができる。
ドーパントとしては、溶解性の観点から、スルホコハク酸誘導体が好ましく、下記式(1)で表されるスルホコハク酸誘導体がより好ましい。
Figure 2020077834
(式(1)中、Mは、水素原子、有機遊離基又は無機遊離基である。mは、Mの価数である。
13及びR14は、それぞれ独立に、炭化水素基又は−(R15O)−R16基[ここで、R15はそれぞれ独立に炭化水素基又はシリレン基であり、R16は水素原子、炭化水素基又はR17 Si−基(ここで、R17はそれぞれ独立に炭化水素基である)であり、rは1以上の整数である]である。)
Mの有機遊離基としては、例えば、ピリジニウム基、イミダゾリウム基、アニリニウム基が挙げられる。また、Mの無機遊離基としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄が挙げられる。
13及びR14が炭化水素基である場合の炭化水素基としては、炭素数1〜24、好ましくは炭素数4以上の直鎖若しくは分岐状のアルキル基、芳香環を含むアリール基、アルキルアリール基等が挙げられ、R13及びR14が炭化水素基である場合の炭化水素基の具体例としては、例えば、直鎖又は分岐状のブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基等が挙げられる。
13及びR14における、R15が炭化水素基である場合の炭化水素基としては、例えば炭素数1〜24の直鎖若しくは分岐状のアルキレン基、芳香環を含むアリーレン基、アルキルアリーレン基、アリールアルキレン基である。また、R13及びR14における、R16及びR17が炭化水素基である場合の炭化水素基としては、炭素数1〜24の直鎖若しくは分岐状のアルキル基、芳香環を含むアリール基、アルキルアリール基等が挙げられる。
rは、1〜10であることが好ましい。
13及びR14が−(R15O)−R16基である場合のドーパントの具体例としては、下記式で表わされる2つのドーパントが挙げられる。
Figure 2020077834
本発明の電極材料の一態様は、耐熱性の観点から、さらに、酸性物質及び酸性物質の塩からなる群から選択される1以上を含むことが好ましい。
酸性物質は、有機化合物の酸である有機酸、無機化合物の酸である無機酸のいずれでもよく、好ましくは有機酸である。
酸性物質は、好ましくはスルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基及びカルボキシ基からなる群から選択される1以上の酸性基を含む。
有機酸は、耐熱性の観点から、スルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基及びカルボキシ基からなる群から選択される1以上の酸性基を1以上有する環状、鎖状又は分岐のアルキル酸であることが好ましい。
スルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基及びカルボキシ基からなる群から選択される1以上の酸性基を1以上有する環状、鎖状又は分岐(好ましくは鎖状又は分岐)の(好ましくは炭素数が1〜18の)アルキル酸としては、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ジ2−エチルヘキシルスルホコハク酸、
ウンデシレン酸、シクロヘキサンカルボン酸、2−エチルヘキサン酸、
ドデシルリン酸、リン酸水素ビス(2−エチルヘキシル)等が挙げられる。
有機酸は、耐熱性の観点から、スルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基及びカルボキシ基からなる群から選択される1以上の酸性基を1以上有する置換又は無置換の芳香族酸であることが好ましい。
スルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基及びカルボキシ基からなる群から選択される1以上の酸性基を1以上有する置換又は無置換の芳香族酸としては、
ベンゼン環を有するスルホン酸、ナフタレン骨格を有するスルホン酸、アントラセン骨格を有するスルホン酸、
置換又は無置換のベンゼンカルボン酸、置換又は無置換のナフタレンカルボン酸、置換又は無置換のアントラセンスルホン酸、
置換又は無置換のベンゼンスルホン酸、置換又は無置換のベンゼンホスホン酸、置換又は無置換のナフタレンスルホン酸、置換又は無置換のナフタレンホスホン酸等が挙げられる。置換又は無置換のナフタレンスルホン酸が好ましい。
具体的には、
ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、アントラキノンスルホン酸、
フェニルホスホン酸、
サリチル酸、安息香酸、ナフトエ酸、トリメシン酸、
ポリスチレンスルホン酸等が挙げられる。
芳香族酸は、耐熱性の観点から、ナフタレン骨格を有する酸であることが好ましく、ナフタレン骨格を有するスルホン酸がより好ましい。
置換又は無置換の芳香族酸の置換基としては、例えば、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、スルホン酸基、カルボキシ基、アシル基が挙げられる。
酸性物質の塩としては、例えば上記酸性物質の塩が挙げられる。
酸性物質及び酸性物質の塩からなる群から選択される1以上は、1種単独でもよく、2種以上でもよい。
導電性高分子複合体(又は導電性高分子)は、導電性の観点から、フェノール性化合物を含むことが好ましい(本発明の電極材料の一態様は、導電性の観点から、さらに、フェノール性化合物を含むことが好ましい)。フェノール性化合物は、導電性向上剤として機能し、導電性高分子複合体の導電性を向上させることができる。
上記フェノール性化合物は、ArOH(ここで、Arはアリール基又は置換アリール基である)で示されるフェノール性化合物も用いることができる。具体的には、フェノール、o−,m−若しくはp−クレゾール、o−,m−若しくはp−エチルフェノール、o−,m−若しくはp−プロピルフェノール、o−,m−若しくはp−ブチルフェノール、o−,m−若しくはp−クロロフェノール、サリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフタレン等の置換フェノール類;カテコール、レゾルシノール等の多価フェノール性化合物;及びフェノール樹脂、ポリフェノール、ポリ(ヒドロキシスチレン)等の高分子化合物等を例示することができる。
フェノール性化合物は、アルキル基の炭素数が1〜20の、アルコキシフェノール、アルキルフェノール又はアルキルナフトールであることが好ましく、アミルフェノール、メトキシフェノール又はイソプロピルフェノールであることがより好ましく、p−tert−アミルフェノール、4−メトキシフェノール又は4−イソプロピルフェノールであることがさらに好ましい。
また、フェノール性化合物は、導電性の観点から、クレゾール系化合物であることが好ましく、o−,m−若しくはp−クレゾールであるとより好ましい。
ドーパントは、ハロゲン化リチウムを用いてもよい。ハロゲン化リチウムとしては、例えば、イオン伝導性の観点から、臭化リチウム、塩化リチウム、及びヨウ化リチウムを挙げることができる。
また、ドーパントとして、例えば、イオン伝導性の観点から、LiPF、LiBF、LiCSO、Li(CFSON、及びLiClOからなる群から選択される1種以上の電解質を用いることができる。
導電性高分子にドープしているドーパントは、1種単独でもよく、2種以上でもよい。
導電性高分子複合体において、導電性高分子中のドーパント濃度は、好ましくは30%以上200%以下であり、より好ましくは35%以上100%以下であり、さらに好ましくは40%以上80%以下である。
導電性高分子中のドーパント濃度とは、導電性高分子を構成するモノマーユニットに対するドーパント(カウンターアニオン)の濃度を意味する。例えば、導電性高分子がチオフェン環を有し、カウンターアニオンがスルホン酸を有していれば、チオフェン環:スルホン酸が1:1(モル比)のとき、ドーパント濃度は100%と定義される。また、導電性高分子がポリアニリンの場合は、アニリン環2つで一価のカチオンとなるため、例えばカウンターアニオンがスルホン酸を有していれば、アニリン環:スルホン酸が2:1のとき、ドーパント濃度は100%となる。
導電性高分子中のドーパント濃度は、X線光電分光法で確認できる。
導電性高分子複合体は、溶剤に可溶であることが好ましい。ここで「可溶」とは、導電性高分子が分子単位で均一に溶剤に解けていることを意味する。これにより、溶剤を乾燥した際に、明確な粒界がない、均一な導電性高分子の被膜が得られる。
本発明の電極の一態様は、上述の電極材料を含む。これにより、例えば、電気化学デバイスの電極とした場合に、電気化学デバイスの静電容量を向上させることができる。
上記電極は、上述の電極材料を含むシートの形状であることが好ましく、上述の電極材料、導電助剤及びバインダーを含む層と集電体シートとの積層体であることがより好ましい。
本発明の電極の一態様は、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ等のキャパシタ等の電気化学デバイス等に用いることができる。
導電助剤としては、炭素系導電助剤と金属系導電助剤が挙げられ、炭素系導電助剤が好ましい。
炭素系導電助剤としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、気相法炭素繊維、グラファイト、グラフェン、カーボンチューブ等が挙げられ、これら1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。これらのうち、導電性とコストの観点から、ケッチェンブラック又はアセチレンブラックが好ましい。
バインダーとしては、活性炭粒子をつなぎ止める機能を有するものであれば特に限定されず、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素ゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレンブタジエン、セルロース系樹脂、ポリアクリル酸等を用いることができる。
集電体シートの集電体の材料は、電子伝導性を有し、保持した活性炭に通電し得る材料であれば特に限定されない。例えば、C、Ti、Cr、Mo、Ru、Rh、Ta、W、Os、Ir、Pt、Au、Al等の導電性物質;これら導電性物質の二種類以上を含有する合金(例えば、ステンレス鋼)を使用し得る。
また、集電体の形状には、特に制限はないが、箔状基材、又は三次元基材(発泡メタル、メッシュ、織布、不織布、エキスパンド等)を用いることができる。
電気伝導性が高く、電解液中の安定性と耐酸化性がよい観点から、集電体としてはC、Al、ステンレス鋼等が好ましく、さらに材料コストの観点からAlが好ましい。
本発明の電極の一態様は、電極の表面に存在する導電性高分子で被覆した活性炭の平均粒径をμ及び分散をσとしたときに、σ/μで表される変動係数が40%以下であることが好ましい。
本発明の電極の製造方法の一態様は、活性炭を含むシートを導電性高分子の溶液に浸漬する。これにより、上述の電極を得ることができる。
活性炭を含むシートは、例えば、活性炭、導電助剤、バインダーを含む組成物をカレンダロール等の公知の圧延機で圧延することにより製造できる。
導電性高分子複合体(又は導電性高分子)の溶液において、導電性高分子複合体(又は導電性高分子)の濃度は0.5〜15質量%であることが好ましく、1〜5質量%であることがより好ましい。
導電性高分子の溶液の溶媒としては、イソプロピルアルコール、トルエン、1−ブトキシ−2−プロパノール等が挙げられる。
また、溶媒として、OH基を有し、さらにブトキシ基を有する化合物を用いてもよい。
OH基を有し、さらにブトキシ基を有する化合物は、下記式(11)で表される化合物であることが好ましい。
Figure 2020077834
(式(11)中、Rはブチル基であり、Rは炭素数1〜6のアルキレン基である。)
のブチル基は、沸点の観点から、n−ブチル基、イソブチル基又はtert−ブチル基であることが好ましい。
のブチル基は、無置換であることが好ましい。
の炭素数1〜6(好ましくは1〜4、より好ましくは1、2又は3)のアルキレン基は、経済性の観点から、メチレン基、エチレン基、プロピレン基又はブチレン基であることが好ましい。
の炭素数1〜6のアルキレン基は、無置換であることが好ましい。
OH基を有し、さらにブトキシ基を有する化合物は、ポリアニリンの溶解性の観点から、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテル、及びエチレングリコールモノイソブチルエーテルからなる群から選択される1以上であることが好ましい。
OH基を有し、さらにブトキシ基を有する化合物は、単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
導電性高分子の溶液の浸漬は、減圧下で行うことが好ましい。
導電性高分子の溶液を活性炭の細孔に含浸させ、乾燥することにより活性炭表面の細孔を導電性高分子で被覆できる。乾燥温度及び乾燥時間は、特に制限されないが、乾燥温度は、80〜200℃が好ましく、100〜170℃がより好ましい。乾燥時間は、1〜180分間が好ましく3〜60分間がより好ましい。必要に応じて、減圧下で加熱してもよい。
含浸後の乾燥によって被覆した導電性高分子の余剰部分がある場合、物理的手段(ゴムヘラでこそぐ)で取り除いてもよい。
また、製造した積層体及び電極は、必要に応じてロールプレス等により加圧してもよい。
活性炭としては、上述の導電性高分子で被覆する前の活性炭と同様のものが挙げられる。
導電性高分子としては、上述の導電性高分子と同様のものが挙げられる。
また、本発明の電極の製造方法の他の態様は、活性炭、導電助剤、バインダーを含む組成物を集電体シートに塗布し、当該組成物を乾燥して、活性炭を含むシート及び集電体シートを備える積層体を製造し、当該積層体を導電性高分子の溶液に浸漬する。
活性炭としては、上述の導電性高分子で被覆する前の活性炭と同様のものが挙げられる。
導電性高分子としては、上述の導電性高分子と同様のものが挙げられる。
活性炭、導電助剤、バインダーを含む組成物において、活性炭、導電助剤及びバインダーの組成比は、用途及び目的に応じて適宜調整してもよい。例えば、活性炭の含有量を60〜95質量部とし、導電助剤の含有量を1〜20質量部とし、バインダーの含有量を1〜20質量部とするとよい。
活性炭、導電助剤、バインダーを含む組成物は、本質的に、活性炭、導電助剤、及びバインダーからなっており、本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物を含んでもよい。
活性炭、導電助剤、バインダーを含む組成物の、例えば、80〜100質量%、90〜100質量%、95〜100質量%、98〜100質量%又は100質量%が、
活性炭、導電助剤、及びバインダーからなっていてもよい。
本発明の電極の製造方法の他の態様は、活性炭を含むシートを導電性高分子のモノマーの溶液に浸漬し、電界重合する。これにより、上述の電極を得ることができる。
活性炭としては、上述の導電性高分子で被覆する前の活性炭と同様のものが挙げられる。
導電性高分子としては、上述の導電性高分子と同様のものが挙げられる。
導電性高分子がポリアニリンである場合、アニリンをアニオン性界面活性剤と反応させてアニリン塩とし、化学酸化重合を行うことでアニオン性界面活性剤、もしくはアニオン性高分子をドーパントとして取り込んだポリアニリン複合体が、水や有機溶媒に可溶な形で得られる。
具体的に、溶媒に可溶な式(1)で表される化合物でドープされたポリアニリンは、式(1)で表される化合物、リン酸水溶液、式(1)で表される化合物とは異なる乳化剤、置換又は無置換のアニリン、及び水よりも極性の低い溶媒を混合して水相と低極性溶媒相の2つの液相を有する溶液を作製し、この溶液中においてアニリンを化学酸化重合することで、製造できる。
置換又は無置換のアニリンの置換基としては、上述の重合体又は共重合体の置換基と同様のものが挙げられる。
導電性高分子へのドーパントの導入は2回以上行ってもよく、得られた可溶性の導電性高分子にアニオンを含む化合物を添加してドーパントを導入後、さらに過剰のアニオンを含む化合物を添加してドーパントを導入してもよい。
また、得られたスルホコハク酸誘導体をドープしたポリアニリン複合体に、さらにクレゾール系化合物等のフェノール性化合物やジクロロ酢酸を導電性向上剤として加えることで、ポリアニリン複合体の導電率を高めることができる。
本発明の電気化学デバイスの一態様は、上述の電極を備える。
本発明の電気化学デバイスの一態様は、フロート耐性向上の観点から、上述の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、電気化学デバイスに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100(好ましくは1<B/A<80、より好ましくは1<B/A<70)を満たすことが好ましい。
電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、電気化学デバイスに含まれるアニオンの総量Bmolとは、ICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析法により測定し、B/Aを算出する。以下、同様である。
本発明のキャパシタの一態様は、上述の電極である正極、及び活性炭を含む負極を備える。
本発明のキャパシタの一態様は、フロート耐性向上の観点から、上述の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、キャパシタに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100(好ましくは1<B/A<80、より好ましくは1<B/A<70)を満たすことが好ましい。
本発明のリチウムイオンキャパシタの一態様は、上述の電極である正極、並びにリチウムの挿入及び脱離の可能な電極材料を含む負極を備える。
リチウムの挿入及び脱離の可能な電極材料としては、例えば、容量の観点から、黒鉛、人造黒鉛、ハードカーボン、LiTi12、Si、Ge、Sn、Sb、SiO、SnO、Cu−Sn、及びAlからなる群から選択される1以上が挙げられる。
本発明のリチウムイオンキャパシタの一態様は、フロート耐性向上の観点から、上述の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、リチウムイオンキャパシタに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100(好ましくは1<B/A<80、より好ましくは1<B/A<70)を満たすことが好ましい。
本発明のリチウムイオンキャパシタの一態様は、さらに、正極及び負極の間に介在させたセパレータと、電解質溶液と、を含む。
セパレータとしては、両極の接触を確実に防止することができ、かつ電解液を通したり含んだりすることができる材料を用いることが好ましく、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂製の不織布、ガラスフィルター、多孔質セラミックフィルム、多孔質薄膜フィルム、セルロース系セパレータ等を用いることができる。
セパレータは、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
電解液としては、有機溶媒に電解質を溶解した溶液である非水系電解液を用いることができる。
有機溶媒としては、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等のカーボネート類;γ−ブチロラクトン等のラクトン類;トリメトキシメタン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、2−エトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等のエーテル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン等のオキソラン類;アセトニトリル、ニトロメタン、NMP等の含窒素類;ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、リン酸トリエステル等のエステル類;ジグライム、トリグライム、テトラグライム等のグライム類;アセトン、ジエチルケトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;スルホラン等のスルホン類;3−メチル−2−オキサゾリジノン等のオキサゾリジノン類;1,3−プロパンスルトン、4−ブタンスルトン、ナフタスルトン等のスルトン類等が挙げられる。これらの有機溶媒は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
電解質としては、例えばLiClO、LiBF、LiI、LiPF、LiCFSO、LiCFCO、LiAsF、LiSbF、LiAlCl、LiCl、LiBr、LiB(C、LiCHSO、LiCSO、Li(CFSON、Li[(COB等が挙げられる。
非水系電解液としては、カーボネート類にLiPFを溶解した溶液が好ましく、該溶液はリチウムイオン二次電池の電解液として特に好適である。
実施例1
(1)ポリアニリン複合体の調製
エーロゾルOT(スルホコハク酸誘導体であるジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム、純度75%以上、富士フイルム和光純薬株式会社製)5.4g(12mmol)、フォスファノールFP120(東邦化学工業株式会社製)0.66g(0.8mmol)をトルエン100mLに攪拌溶解して調製した溶液を、窒素気流下に置いた30Lのガラス反応器(機械式攪拌器、ジャケット、温度計及び滴下ロート付)に入れた。この溶液に、3.7g(40mmol)の原料アニリンを加え、攪拌溶解した。冷媒によるフラスコの攪拌冷却を開始し、1mol/Lリン酸300mLを溶液にさらに添加した。溶液温度を5℃に保持した状態で、7.3g(32mmol)の過硫酸アンモニウムを1mol/Lリン酸100mLに溶解した溶液を滴下ロートで滴下し、2時間で滴下を完了した。静置により二相に分離した水相(下相)を反応器下部から抜き出し、粗ポリアニリン複合体トルエン溶液を得た。
得られた粗ポリアニリン複合体溶液にイオン交換水100mLを加え攪拌した後、静置して水相を分離し、この操作をもう一度行った。1Nリン酸水溶液100mLで同様に複合体溶液を洗浄し、静置後、酸性水溶液を分離して、ポリアニリン複合体のトルエン溶液を回収した。この複合体溶液に含まれる若干の不溶物を#5Cの濾紙により除去し、ポリアニリン複合体のトルエン溶液を回収した。この溶液をエバポレーターに移し、60℃の湯浴で加温し、減圧することにより、揮発分を蒸発留去し、7gのポリアニリン複合体を得た。
得られたポリアニリン複合体の数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)をゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)により測定した。数平均分子量(Mn)は18000であり、重量平均分子量(Mw)は56000であった。
具体的には、以下のGPC分析条件により測定する。溶剤は、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)である。
装置:高速GPCシステムHLC−8220(東ソー株式会社製)
検出器:示差屈折率計及び紫外可視吸収検出器(254nm)
カラム:TSK−gel α−M×2本(東ソー株式会社製)
ガードカラム:TSK−gel ALPHA(東ソー株式会社製)
カラム温度:40℃
溶剤:NMP
注入量:100μL
流速 :1mL/min
標準物質:TSK−gel標準ポリスチレン(東ソー株式会社製)
打ち込み濃度:0.1質量%
(2)ポリアニリン組成物Aの調製
得られたポリアニリン複合体に、トルエン48.8g、イソプロピルアルコール2.6gを混合し、一晩撹拌後、超音波処理を20分間行った。さらに遠心分離機で2300rpm、30分間、処理し、上澄み70gを回収して、ポリアニリン複合体の固形分濃度が11.5質量%のポリアニリン組成物Aを得た。
(3)追加ドーパントの導入
1.75gの得られたポリアニリン組成物Aに、イソプロピルアルコール6g、ナフタレンスルホン酸水和物0.6g、4−メトキシフェノール17.4gを混合した溶液Bを0.75g添加した。溶液Bを添加したポリアニリン組成物Aを混合し、さらに、イソプロピルアルコール9gを添加した溶液を作製した。(1)のエーロゾルOTがドープしたポリアニリン複合体にナフタレンスルホン酸をさらにドープしたポリアニリン複合体を含む導電性ポリアニリン組成物B(ポリアニリン複合体の濃度:1.8質量%)を得た。
(4)活性炭シートの作製
粉末状活性炭(株式会社クラレ製、YP50F)86g、ポリテトラフルオロエチレン(ダイキン工業株式会社製、F104)7g、カーボンブラック7gを混合し、乳鉢でアセトンを追加しながら混練した。得られた混合物をロール成形器に投入し、シート状に成形した。このシートを、170℃で10時間、乾燥した後、集電体用のアルミ箔に黒鉛ペースト(導電性ペースト)を用いて接着し、活性炭シートを得た。
(5)活性炭シートへのポリアニリンの含浸
(3)で得られた導電性ポリアニリン組成物Bに(4)で得られた活性炭シートを浸漬し、シート内部に導電性ポリアニリン組成物Bが到達するよう減圧含浸させ、導電性ポリアニリン含浸活性炭シートを製造した。電極表面に残っている導電性ポリアニリン組成物Bをゴムヘラで除去し、110℃で10分間、加熱乾燥した。加熱乾燥後、不要な溶媒を除去するため、120℃で2時間、真空乾燥した。
(6)導電性ポリアニリン含浸活性炭シートの評価
(5)で得られた導電性ポリアニリン含浸活性炭シートを、150℃、3時間真空乾燥を行った後、比表面積測定装置AUTOSORB3(アントンパール社製)にセットし、相対圧10−5から1までの、窒素の吸着等温線を測定した。
得られた窒素の吸着等温線から急冷固相密度関数法(QSDFT法)で解析を行い、
細孔分布とBET比表面積とを求めた。
細孔分布については、細孔直径40Å以下の細孔容積の合計100%を基準として、細孔直径13Å未満の細孔容積の合計と、細孔直径13Å以上22Å未満の細孔容積の合計と、細孔直径22Å以上40Å以下の細孔容積の合計と、を算出した。
結果を表1に示す。
尚、比表面積測定装置AUTOSORB3の測定条件を以下に示す。
前処理:真空排気処理,150℃ 3時間
原理:静置法によるBET多点(窒素吸着)
比較例1
実施例1の(4)を行い、活性炭シートを製造した((5)活性炭シートへのポリアニリンの含浸を行わなかった)。
得られた活性炭シートについて、実施例1と同様に、評価した。結果を表1に示す。
Figure 2020077834
実施例2
実施例1の(5)で得られた導電性ポリアニリン含浸活性炭シートを、導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極として、作用極に用い、参照電極及び対向極にLiをプリドープした黒鉛を用いた。電解液に、1.2mol/LのLiPFのエチレンカーボネート及びメチルエチルカーボネート(エチレンカーボネート:メチルエチルカーボネート(質量比)=3:7)溶液を用いた。セルロース系セパレータを用い、評価用セルを作製した。
作製した評価用セルを電池性能評価装置TOSCAT−3100(東洋システム株式会社製)にセットし、レート50Cで4.2Vまで充電した後、レート50Cで3.0Vまで放電した。これを1サイクルとした。
上記の場合の放電電荷量を活性炭の質量で除算し、単位体重さあたりの導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極の容量を求めた。
これを1000サイクルまで繰り返した。各サイクルにおいて、質量あたりの導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極の容量をプロットした。
また、1サイクル後の質量あたりの導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極の容量で、1サイクル後の質量あたりの導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極の容量、
500サイクル後の質量あたりの導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極の容量、及び
1000サイクル後の質量あたりの導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極の容量を、それぞれ除算して、百分率にした容量維持率を表2に示す。
比較例2
比較例1で得られた活性炭シートを作用極とした以外は、実施例2と同様に、評価用セルを作製し、評価した。結果を表2に示す。
Figure 2020077834
実施例3
実施例1(5)で得られた導電性ポリアニリン含浸活性炭シートを、導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極として、作用極に用い、参照電極及び対向極にLi金属箔を用いた。電解液に1.0mol/LのLiPF6のエチレンカーボネート及びジエチルカーボネート(エチレンカーボネート:ジエチルカーボネート(質量比)=3:7、キシダ化学株式会社製、エルソルブLGB)溶液を用いた。ポリプロピレン/ポリエチレン/ポリプロピレン系の三層セパレータを用い、評価用コイン型セルを作製した。
作製した評価用コイン型セルについて、インピーダンス解析により、初期の内部抵抗を測定した。
上記評価用コイン型セルについて、70℃に維持された恒温槽内の電池性能評価装置TOSCAT−3100にセットし、5Cで4.0Vまで充電した後、その電圧を100時間維持した。100時間後、評価用コイン型セルの温度を室温まで下げ、インピーダンス解析により、100時間後の内部抵抗を測定した。
結果を表3に示す。
100時間後の内部抵抗を、初期の内部抵抗で除算し、百分率にし、初期の内部抵抗に対する100時間後の内部抵抗の比を求めた。
結果を表3に示す。
作製した評価用コイン型セルに含まれるアニオンの総量B(mol)を、作用極である導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極に含まれる導電性ポリアニリンを構成するモノマー単位の総量A(mol)で除して、B/Aを算出した。結果を表3に示す。
導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極に含まれる導電性ポリアニリンを構成するモノマー単位の総量A(mol)及び評価用コイン型セルに含まれるアニオンの総量B(mol)は以下のように求めた。
導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量A(mol) を以下のように求めた。
上述の評価用コイン型セルを分解して導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極を取り出した。取り出した導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極について、集電体用のアルミ箔を剥離し、活性炭層を単離した。ICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析法により、Agilent 5100 ICP−OES(アジレント・テクノロジー社製)を用いて、単離した活性炭層に含まれる導電性ポリアニリン中の窒素原子の総モル数を求めた。モノマー単位(アニリン骨格)1つ当たり窒素原子を1つ含むことに基づいて、活性炭層中の導電性高分子を構成するモノマー単位の総量A(mol)を求めた。ポリアニリンは、論理的に、モノマー単位(アニリン骨格)1つ当たりアニオンの受容サイトを1つ有する。
評価用コイン型セルに含まれるアニオンの総量B(mol) を以下のように求めた。
評価用コイン型セルに含まれるアニオン(ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン及びPF )の総量B(mol)は、導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極に含まれるアニオン量(mol)、及び電解液に含まれるアニオン量(mol)を合計することにより求めた。
上述の単離した活性炭層について、活性炭層を混酸(塩酸と硝酸と水との混合物)に加熱溶解させ、放冷後、不溶分を濾別して定容し、導電性ポリアニリン含浸活性炭シート電極に含まれているアニオン(ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン及びPF )量を、ICP発光分光分析法により、Agilent 5100 ICP−OES(アジレント・テクノロジー社製)を用いて、P濃度を測定することにより求めた。
電解液に含まれているアニオン(ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン及びPF )量は、評価用コイン型セルに収容された電解液の量及び電解液のアニオン(ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン及びPF )濃度を乗算することで求めた。
評価用コイン型セルに収容された電解液の量は、評価用コイン型セルを分解し、電解液を含む電極群を取り出し、乾燥前の電極群の重量W1を測定した。その後、電極群を解体して、作用極、参照電極、対向極、三層セパレータをそれぞれ水洗した後、乾燥し、乾燥後の作用極、参照電極、対向極、三層セパレータの合計重量W2を測定した。そして、W1からW2を差し引いた値を、電解液量として求めた。
評価用コイン型セルに収容した電解液のアニオン濃度は、評価用コイン型セルを分解して三層セパレータに含まれる電解液を採取し、ICP発光分光分析法により、Agilent 5100 ICP−OES(アジレント・テクノロジー社製)を用いて、P濃度を測定することにより求めた。
比較例3
比較例1で得られた活性炭シートを作用極とした以外は、実施例3と同様に、コイン型セルを作製し、評価した。結果を表3に示す。
Figure 2020077834
実施例4
実施例3で作製した評価用コイン型セルについて、インピーダンス解析により、初期の内部抵抗を測定した。
上記評価用コイン型セルについて、85℃に維持された恒温槽内の電池評価装置TOSCAT−3100にセットした。
5Cで4.2Vまで充電しその後、5Cにて放電した。これを1サイクルとし、このサイクルを100サイクルまで行った。
100サイクル後、評価用コイン型セルの温度を室温まで下げ、インピーダンス解析により、内部抵抗を測定した。
結果を、表4に示す。
100サイクル後の内部抵抗を、初期の内部抵抗で除算し、百分率にし、初期の内部抵抗に対する100サイクル後の内部抵抗の比を求めた。
結果を表4に示す。
比較例4
比較例3で得られた評価用コイン型セルを用いて、実施例4と同様に、評価した。結果を表4に示す。
Figure 2020077834

Claims (18)

  1. 導電性高分子で被覆した活性炭を含み、
    前記導電性高分子で被覆した活性炭の、窒素の吸着等温線から求めた細孔分布において、
    細孔直径13Å未満の細孔容積の合計が、
    細孔直径13Å未満の細孔容積と、細孔直径13Å以上22Å未満の細孔容積と、細孔直径22Å以上40Å以下の細孔容積と、の合計を基準として、40%以下である電極材料。
  2. 前記導電性高分子が、ドーパントがドープしている、置換又は無置換のポリアニリンである請求項1に記載の電極材料。
  3. 前記ドーパントが、芳香族スルホン酸、芳香族ポリスルホン酸、ヒドロキシ基を有する有機スルホン酸、カルボキシ基を有する有機スルホン酸、脂環式スルホン酸及びベンゾキノンスルホン酸からなる群から選択される1種以上の化合物のアニオンである請求項2に記載の電極材料。
  4. 前記ドーパントが、臭化リチウム、塩化リチウム、及びヨウ化リチウムからなる群から選択される1種以上である請求項2に記載の電極材料。
  5. 前記ドーパントが、LiPF、LiBF、LiCSO、Li(CFSON、及びLiClOからなる群から選択される1種以上である請求項2に記載の電極材料。
  6. 前記ドーパントが、スルホコハク酸誘導体である請求項2に記載の電極材料。
  7. 前記ドーパントが、下記式(1)で示されるスルホコハク酸誘導体である請求項2に記載の電極材料。
    Figure 2020077834
    (式(1)中、Mは、水素原子、有機遊離基又は無機遊離基である。mは、Mの価数である。
    13及びR14は、それぞれ独立に、炭化水素基又は−(R15O)−R16基[ここで、R15はそれぞれ独立に炭化水素基又はシリレン基であり、R16は水素原子、炭化水素基又はR17 Si−基(ここで、R17はそれぞれ独立に炭化水素基である)であり、rは1以上の整数である]である。)
  8. さらに、フェノール性化合物を含む請求項1〜7のいずれかに記載の電極材料。
  9. 前記フェノール性化合物が、クレゾール系化合物である請求項8に記載の電極材料。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の電極材料を含む電極。
  11. 活性炭を含むシートを導電性高分子の溶液に浸漬し、請求項10に記載の電極を得る、電極の製造方法。
  12. 請求項10に記載の電極を備える電気化学デバイス。
  13. 請求項10に記載の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、電気化学デバイスに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100を満たす請求項12に記載の電気化学デバイス。
  14. 請求項10に記載の電極である正極、及び
    活性炭を含む負極を備えるキャパシタ。
  15. 請求項10に記載の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、キャパシタに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100を満たす請求項14に記載のキャパシタ。
  16. 請求項10に記載の電極である正極、並びに
    リチウムの挿入及び脱離の可能な電極材料を含む負極を備えるリチウムイオンキャパシタ。
  17. 前記リチウムの挿入及び脱離の可能な電極材料が、黒鉛、人造黒鉛、ハードカーボン、LiTi12、Si、Ge、Sn、Sb、SiO、SnO、Cu−Sn、及びAlからなる群から選択される1以上である請求項16に記載のリチウムイオンキャパシタ。
  18. 請求項10に記載の電極に含まれる導電性高分子を構成するモノマー単位の総量Amolと、リチウムイオンキャパシタに含まれるアニオンの総量Bmolとが、式0.7<B/A<100を満たす請求項16又は17に記載のリチウムイオンキャパシタ。
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