JP2020075058A - 清掃具用柄、上記清掃具用柄を備えている清掃具、及び清掃シートの、上記清掃具への使用 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、清掃シートを挟み込むスリットが形成された本体と、前記本体が回動自在に支承された略コ字状に形成された支持アームと、前記支持アームの端部が自在継手を介して連結されたハンドルと、が備えられていることを特徴とする清掃用具が開示されている。
また、特許文献1に記載の清掃用具Aは、特許文献1の段落[0024]及び図9に示されるように、本体1を90度回転させて横面を使用して掃除ができる。
特許文献2に記載のパイプの連結構造は、その構造上、スリーブ状部材が太くなるため、当該パイプの連結構造を含む清掃具を用いて、所定の幅を有する狭い空間を清掃しようとする場合には、スリーブ状部材が、上記狭い空間に入らない、上記狭い空間にぶつかり、傷つける等の可能性があった。
従って、本開示は、狭空間清掃性に優れる清掃具用柄を提供することを目的とする。
・「狭空間」及び「広空間」
本明細書では、狭い空間を「狭空間」と称し、狭空間の中で、垂直方向に沿う方向に延びており且つ水平方向に沿う方向に狭い空間を「垂直方向狭空間」と称し、そして水平方向に沿う方向に延びており且つ垂直方向に沿う方向に狭い空間を「水平方向狭空間」と称する場合がある。また、狭空間を構成する面を「被清掃面」と称する場合があり、そして異なる方向に延在する2つの被清掃面が交差する部分を「隅部」と称する場合がある。
なお、上記被清掃面としては、例えば、壁、床面、家具の頂面、側面及び底面、電化製品の頂面、側面及び底面等が挙げられる。
また、狭空間のうち、狭空間を構成する被清掃面間の最短距離(例えば、垂直方向狭空間における水平方向に沿う方向に延びている被清掃面間の最短距離、水平方向狭空間における垂直方向に沿う方向に延びている被清掃面間の最短距離)を、単に「幅」と称することがある。
また、本明細書では、広い空間を「広空間」と称する場合がある。
本明細書では、対象物に関して「所定の方向に沿う」とは、対象物が、所定の方向と直交する直交方向よりも、所定の方向に近い方向に延びていることを意味し、そして具体的には、対象物が、所定の方向と、好ましくは45°未満、より好ましくは30°以下、さらに好ましくは20°以下、そしてさらにいっそう好ましくは5°以下の交差角を有するように延びていることを意味する。
なお、本明細書では、交差角が5°以下である場合に、「所定の方向と平行」と称する場合がある。
例えば、対象物である被清掃面が、「垂直方向に沿う」とは、被清掃面が、垂直方向と、好ましくは45°未満、より好ましくは30°以下、さらに好ましくは20°以下、そしてさらにいっそう好ましくは5°以下の交差角を有するように延びていることを意味する。
本明細書では、対象物に関して「所定の線に沿う」とは、対象物が、所定の線と直交する直交方向よりも、所定の線に近い方向に延びていることを意味し、そして具体的には、対象物が、所定の線と、好ましくは45°未満、より好ましくは30°以下、さらに好ましくは20°以下、そしてさらにいっそう好ましくは5°以下の交差角を有するように延びていることを意味する。
なお、本明細書では、交差角が5°以下である場合に、「所定の線と平行」と称する場合がある。
例えば、対象物であるおもりが、「ヘッド回転軸に沿う」とは、おもりが、ヘッド回転軸と、好ましくは45°未満、より好ましくは30°以下、さらに好ましくは20°以下、そしてさらにいっそう好ましくは5°以下の交差角を有するように延びていることを意味する。
本明細書では、「水平方向清掃性」は、水平方向に沿う方向に延びている被清掃面の清掃性を意味し、「垂直方向清掃性」は、垂直方向に沿う方向に延びている被清掃面の清掃性を意味する。
・「狭空間清掃性」
本明細書では、「狭空間清掃性」は、狭空間を構成する被清掃面の清掃性を意味する。また、本明細書では、垂直方向狭空間及び水平方向狭空間を構成する被清掃面の清掃性を、それぞれ、「垂直方向狭空間清掃性」及び「水平方向狭空間清掃性」と称する。
・「清掃面切替性」
本明細書では、「清掃面切替性」は、清掃面(第1清掃面から第2清掃面へ、又は第2清掃面から第1清掃面へ)の切替性を意味する。
本明細書では、清掃具に関する「狭空間清掃形態」は、清掃具を用いて狭空間を清掃するための形態で有り、清掃ヘッド、ブラケット及び清掃具用柄を、清掃ヘッドの平面方向、ブラケット仮想面及び柄軸が、平行になる(好ましくは、同一平面上に存在する)ように保持した形態を意味する。なお、清掃ヘッド及びブラケットを、清掃ヘッドの平面方向及びブラケット仮想面が、平行になる(好ましくは、同一平面上に存在する)ように保持することを、清掃ヘッド及びブラケットを一致させると称する場合がある。
なお、本明細書では、清掃ヘッドの平面方向、ヘッド回転部材仮想面及び/又は柄軸に関する平行は、それらの交差角が10°以下、好ましくは5°以下、そしてさらに好ましくは0°であることを意味する。
なお、上記定義は、清掃具を用いて狭空間及び広空間を清掃する際の典型的な形態を意味するものであり、清掃具を用いた清掃の形態を限定するものではない。
本明細書では、挟持部に関する「閉鎖形態」は、清掃ヘッドが挟持部を備えている場合に、挟持部が閉じている形態を意味する。また、挟持部が、回転端及び開閉端を有する、第1挟持部分及び第2挟持部分を備えている場合には、挟持部に関する「閉鎖形態」は、開閉端が閉じている形態を意味する。
本明細書では、挟持部に関する「展開形態」は、清掃ヘッドが挟持部を備えている場合に、挟持部が開いている形態を意味する。また、挟持部が、回転端及び開閉端を有する、第1挟持部分及び第2挟持部分を備えている場合には、挟持部に関する「展開形態」は、開閉端が閉じていない形態、特に、第1挟持部分の開閉端を構成する部分と、第2挟持部分の開閉端を構成する部分とが最も遠い位置に存在する形態を意味する。
なお、閉鎖形態及び展開形態ともに、挟持部は、清掃シートを挟持していてもよく、そして清掃シートを挟持していなくともよい。
本明細書では、清掃ヘッドに関する起立は、清掃ヘッドが、その平面方向が水平方向に沿う方向に延びている状態から、その平面方向が垂直方向に沿う方向に延びている状態に清掃ヘッドを回転させることを意味する。例えば、清掃ヘッドを持ち上げ、その平面方向が水平方向に沿う方向に延びている状態から、その平面方向が垂直方向に沿う方向に延びている状態に回転させ、清掃ヘッドを起立させることができる。
本明細書では、「内方」及び「外方」は、それぞれ、所定の線、例えば、中心線(例えば、長手方向中心線、短手方向中心線、厚さ方向中心線等)、軸(例えば、回転軸、例えば、ヘッド回転軸、挟持部回転軸、柄回転軸、柄軸等)等を有する対象物において、所定の線に近づく方向及び軸から遠ざかる方向を意味する。例えば、長手方向の内方とは、長手方向のうち、短手方向に延びている長手方向中心線に近づく方向を意味する。
また、本明細書では、一方が、他方より「内方の位置」に配置されていることは、一方が、他方よりも、対象となる所定の線に近い位置に配置されていることを意味し、そして一方が、他方より「外方の位置」に配置されていることは、一方が、他方よりも、対象となる所定の線に遠い位置に配置されていることを意味する。
[態様1]
第1基端部及び第1先端部を有する第1柄部分と、第2基端部及び第2先端部を有する第2柄部分と、第1柄部分及び第2柄部分を連結可能な係合部材とを備え、柄軸を有するとともに、お互いに直交する、上記柄軸と平行な柄軸方向と、押込方向及び押戻方向を含む第1方向と、第2方向とを有する清掃具用柄であって、
上記係合部材が、固定部と、可動部と、固定部及び可動部を連結する連結部とを備えており、上記固定部が、上記係合部材を第1柄部分に固定するための固定用突出部を備えており、上記可動部が、押込用突出部と、第2柄部分を第1柄部分に連結するための連結用突出部とを備えており、上記押込用突出部と、上記連結用突出部とは、上記柄軸方向に離間しているとともに、上記押戻方向に突出しており、
第1先端部が、第1中空部を有するとともに、上記押込用突出部と、上記連結用突出部と、上記固定用突出部とに対応する、それぞれ、第1開口部と、第2開口部と、第3開口部とを備えており、
第2基端部が、第1先端部と連結する範囲において第1先端部の外径と同一又はそれよりも大きな内径を有するとともに、上記連結用突出部に対応する連結用開口部を備えており、
上記係合部材が、第1中空部に配置されており、上記押込用突出部、上記連結用突出部及び上記固定用突出部が、それぞれ、第1開口部、第2開口部及び第3開口部に挿入されているとともに、上記押込用突出部及び上記連結用突出部が、それぞれ、第1開口部及び第2開口部から外方に突出しており、
第1柄部分と、第2柄部分とが、上記押込用突出部を上記押込方向に押込むことにより、連結形態と、分離形態とを切替可能であるように構成されている、
ことを特徴とする、上記清掃具用柄。
第1柄部分が、第1先端部の外面に、上記押込用突出部を囲んで上記柄軸の周方向に延びているスリーブをさらに備えている、態様1に記載の清掃具用柄。
上記スリーブが、上記柄軸の周方向に一周しており、上記スリーブの、第2方向の径が、第1方向の径よりも小さい、態様2に記載の清掃具用柄。
上記スリーブが、上記柄軸の周方向に一周しており、上記スリーブの、上記押戻方向側の端部の厚さが、上記スリーブの、上記押込方向側の端部の厚さよりも厚い、態様2又は3に記載の清掃具用柄。
上記スリーブが、上記連結形態において、第2基端部の端縁を収納する収納部を備えている、態様2〜4のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
上記収納部及び上記端縁が、第1柄部分の、上記柄軸の周方向の位置と、第2柄部分の、上記柄軸の周方向の位置とをガイドするための、一対のガイド部を備えている、態様5に記載の清掃具用柄。
上記収納部が、第2基端部の外面と接触するように構成された複数の突起部であって、そのそれぞれが、上記柄軸方向に延びているものを備えている、態様5又は6に記載の清掃具用柄。
上記係合部材の上記固定部及び可動部が、上記連結部から上記柄軸方向内の同一方向に向かって延びている、態様1〜7のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
上記係合部材の上記連結部が、第1方向に延びており、上記固定部及び可動部が、上記連結部に離間して連結している、態様1〜8のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
上記連結用突出部が、上記押込用突出部よりも、上記連結部から遠い位置に配置されている、態様1〜9のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
上記係合部材が、上記連結部から上記可動部と反対方向に延びており且つ第1中空部の、上記押戻方向側の端部の内面に接するように構成されたクリップ部をさらに備えている、態様1〜10のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
清掃ヘッドと、上記清掃ヘッドに回転可能に取り付けられたブラケットと、上記ブラケットに連結された清掃具用柄とを備える清掃具であって、
上記清掃具用柄が、態様1〜11のいずれか一項に記載の清掃具用柄である、
上記清掃具。
上記清掃具は、態様1と同様の効果を有する。
上記清掃ヘッドが、平面方向及び厚さ方向を備えている板状の形状を有するとともに、上記平面方向に沿う方向に延びている2つの清掃面と、上記厚さ方向に沿う方向に延びている側面と、上記側面に配置された、回転軸を備えているブラケット用孔とを備えており、
上記ブラケットが、上記ブラケット用孔を介して上記清掃ヘッドに回転可能に連結されており、
上記清掃具を、上記平面方向及び上記柄軸が平行になるように配置した状態において、第1方向が、上記平面方向に沿う方向に延びるように、上記清掃具用柄が配置されている、態様12に記載の清掃具。
上記ブラケットが、単一の平面であるブラケット仮想面上に配置されており、上記清掃ヘッドが、上記清掃ヘッド及び上記ブラケットを、上記平面方向と、上記ブラケット仮想面とが一致するように保持することができるように構成されている、態様13に記載の清掃具。
上記ブラケットが、棒状の部材から構成されているとともに、上記ブラケット用孔に回転可能に連結されている、第1端部を有するヘッド連結部と、上記清掃具用柄に連結されている、第2端部を有する柄連結部と、上記ヘッド連結部及び柄連結部を離間させている離間部とを備えており、
上記清掃具用柄が、上記柄連結部の第2端部に回転可能に連結されている回転部を備えており、
上記回転部が、上記ブラケット仮想面と直交する方向に回転軸を有するとともに、上記柄連結部に近づく近位方向と、上記柄連結部から遠ざかる遠位方向とに回転可能で有り、
上記清掃具用柄が、上記押込用突出部を上記近位方向側に有する、
態様14に記載の清掃具。
清掃シートの、上記清掃シートを保持可能な清掃ヘッドを備える清掃具への使用であって、
上記清掃具が、態様11〜15のいずれか一項に記載の清掃具である、
ことを特徴とする、上記使用。
上記使用は、態様1と同様の効果を有する。
態様12〜15のいずれか一項の清掃具用の清掃シートであって、
上記清掃ヘッドが、上記清掃シートを保持可能なように構成されており、
上記清掃シートが、上記清掃ヘッドに保持されるように構成されている、
上記清掃シート。
上記清掃シートは、所定の清掃ヘッドに保持されるように構成されており、態様12と同様の効果を有する。
なお、以下、清掃具に関する実施形態において、清掃具、清掃具用柄及び清掃具への使用に関する実施形態を、まとめて説明する。また、清掃具に関する実施形態では、理解しやすさのため、清掃具を、被清掃面側の部材から使用者側の部材の順番、具体的には、清掃ヘッド、ブラケット、及び清掃具用柄の順番で説明する。
清掃ヘッド3は、平面方向Pと、厚さ方向Tとを備えている板状の形状を有し、平面方向Pと平行に延びている清掃面111(具体的には、第1清掃面113及び第2清掃面115)と、平面方向P(具体的には、長手方向L)と平行に延びているヘッド回転軸RA1を備えているブラケット用孔117とを備えている。第1清掃面113と、第2清掃面115とは、ヘッド回転軸RA1を間に挟んで、厚さ方向Tにおいて、お互いに対向している。なお、ヘッド回転軸RA1は、清掃ヘッド3を、ブラケット5に対して回転させるための回転軸である。
ブラケット用孔117は、第1挟持部分125(具体的には、後述の第1硬質部材133)に配置されている。
具体的には、第1挟持部分125の長手方向Lの両端のそれぞれには、嵌合用突起169が配置されており、そして嵌合用突起169は、長手方向Lの外方に向かって突出しているとともに、長手方向Lに伸縮可能である。また、第2挟持部分135の長手方向Lの両端のそれぞれには、嵌合用突起169と嵌合するように構成された、嵌合用窪み171が配置されており、そして嵌合用窪み171は、長手方向Lの外方に向かって窪んでいる。第1挟持部分125の長手方向Lの両端のそれぞれにおいて、嵌合用突起169と、嵌合用窪み171とが嵌合することにより、挟持部123の閉鎖形態が保持される。
第1筒状体第2部分343は、連結形態における清掃具用柄7において、後述する、第2柄部分309の第2筒状体第1部分(図示せず)の第2中空部第1部分(図示せず)に挿入されるように構成されている。
第1先端部317は、後述する第1係合部材501の第1押込用突出部513と、第1連結用突出部515と、第1固定用突出部511とに対応する、それぞれ、第1先端部第1開口部349と、第1先端部第2開口部351と、第1先端部第3開口部353とを備えている。第1先端部第1開口部349及び第1先端部第2開口部351は、それぞれ、第1筒状体第1部分341及び第1筒状体第2部分343の、押戻方向D1T側の端部において開口している開口部で有り、そして第1先端部第3開口部353は、第1筒状体第1部分341の、押込方向D1P側の端部において開口している開口部である。
第1クリップ部509は、第1連結部507から、柄軸方向DHAにおいて、第1可動部505及び第1固定部503から反対方向に延びており、第1柄部分307の第1中空部339の押戻方向D1T側の端部の内面に接して配置されるように構成されている。
また、第3柄部分311の第3基端部323の構造は、第2柄部分309の第2基端部319の構造と同一であるため、説明を省略する。
第2柄部分309と、第3柄部分311との連結構造及び分離構造は、第1柄部分307と、第2柄部分309との連結構造及び分離構造と同一であるため、説明を省略する。
また、把持部313の第4基端部327の構造は、第2柄部分309の第2基端部319の構造と同一であるため、説明を省略する。
第3柄部分311と、把持部313との連結構造及び分離構造は、第1柄部分307と、第2柄部分309との連結構造及び分離構造と同一であるため、説明を省略する。
また、コネクティングロッド301の第2継手部305は、第1柄部分307側の端部において、第4筒状体405と、第4係合部材559とを備えている。第4筒状体405の構造は、第1スリーブ331を有しない以外は、第1筒状体337と同様であり、そして第4係合部材559の構造は、第1係合部材501の構造と同様であることから、説明を省略する。
第1柄部分307と、コネクティングロッド301との連結構造及び分離構造は、第1柄部分307と、第2柄部分309との連結構造及び分離構造と同一であるため、説明を省略する。
なお、本明細書では、スリーブの第2方向の径は、スリーブの第2方向の長さを柄軸方向に沿って測定し、その最も長い長さを意味する。また、本明細書では、スリーブの第1方向の径は、スリーブの第1方向の長さを柄軸方向に沿って測定し、その最も長い長さを意味する。
なお、本明細書では、スリーブの厚さは、所定の方向における、第1柄部分の外表面から、スリーブの外表面までの距離を意味する。
第1柄部分では、一対のガイド部は、例えば、スリーブ(例えば、スリーブの収納部内)、第1先端部(例えば、第1先端部の端縁)に配置されることができる。第2柄部分では、一対のガイド部は、例えば、第2基端部(例えば、第2基端部の端縁)に配置されることができる。
清掃シートを取り付けずに清掃を行う清掃ヘッドとしては、ブラシ部を有するもの、スポンジ部を有するもの等が挙げられる。
上記清掃シートは、一方の端部及び他方の端部を備える清掃シートであって、当該一方の端部及び他方の端部を、清掃ヘッドに固定して用いられるように構成されているものであることができ、そして筒状の清掃シートであって、清掃ヘッドを覆うように構成されているものが挙げられる。筒状の清掃シートは、後述の片手持ちの清掃ヘッドに用いられることが好ましい。
また、清掃ヘッドの重心は、第1ヘッド領域に追加の部材、例えば、おもり等を配置することにより調整することができる。上記おもりの素材としては、例えば、金属(例えば、鉄、ステンレス、鉛、銅、磁石)、ゴム、プラスチック等が挙げられる。
上記おもりは、ヘッド回転軸に沿う方向に延びているように配置されていてもよく、そしてヘッド回転軸と直交する方向に沿うように延びているように配置されていてもよい。
上記ブラケットは、棒状の部材から構成されており、清掃ヘッドのブラケット用孔を介して、清掃ヘッドに回転可能に連結されるように構成されている。上記ブラケットは、狭空間清掃性の観点から、単一の平面であるブラケット仮想面上に配置されていることが好ましい。
本開示の清掃具(本開示の使用)が長手方向及び短手方向を有する場合には、上記2つのブラケット用孔は、清掃ヘッドの長手方向の両端に配置された、お互いに向かい合う2つの側面部又は清掃ヘッドの短手方向の両端に配置された、お互いに向かい合う2つの側面部であることができ、そして清掃ヘッドの長手方向の両端に配置された、お互いに向かい合う2つの側面部であることが好ましい。
3 清掃ヘッド
5 ブラケット
7 清掃具用柄
301 コネクティングロッド
303 第1継手部
305 第2継手部
307 第1柄部分
309 第2柄部分
311 第3柄部分
313 把持部
315 第1基端部
317 第1先端部
319 第2基端部
321 第2先端部
331 第1スリーブ
337 第1筒状体
339 第1中空部
341 第1筒状体第1部分
343 第1筒状体第2部分
345 第1中空部第1部分
347 第1中空部第2部分
349 第1先端部第1開口部
351 第1先端部第2開口部
353 第1先端部第3開口部
355 第1連結用開口部
357 第1窪み部
361 第1スリーブ第1開口部
363 第1スリーブ第2開口部
365 第1スリーブ収納部
367 第1スリーブ突出部
369 第1スリーブ突起
401 第2連結用開口部
403 第2窪み部
501 第1係合部材
503 第1固定部
505 第1可動部
507 第1連結部
509 第1クリップ部
511 第1固定用突出部
513 第1押込用突出部
515 第1連結用突出部
517 傾斜部
D1 第1方向
D1P 押込方向
D1T 押戻方向
D2 第2方向
DHA 柄軸方向
DP 近位方向
DD 遠位方向
RA3 柄回転軸
HA 柄軸
Claims (17)
- 第1基端部及び第1先端部を有する第1柄部分と、第2基端部及び第2先端部を有する第2柄部分と、第1柄部分及び第2柄部分を連結可能な係合部材とを備え、柄軸を有するとともに、お互いに直交する、前記柄軸と平行な柄軸方向と、押込方向及び押戻方向を含む第1方向と、第2方向とを有する清掃具用柄であって、
前記係合部材が、固定部と、可動部と、固定部及び可動部を連結する連結部とを備えており、前記固定部が、前記係合部材を第1柄部分に固定するための固定用突出部を備えており、前記可動部が、押込用突出部と、第2柄部分を第1柄部分に連結するための連結用突出部とを備えており、前記押込用突出部と、前記連結用突出部とは、前記柄軸方向に離間しているとともに、前記押戻方向に突出しており、
第1先端部が、第1中空部を有するとともに、前記押込用突出部と、前記連結用突出部と、前記固定用突出部とに対応する、それぞれ、第1開口部と、第2開口部と、第3開口部とを備えており、
第2基端部が、第1先端部と連結する範囲において第1先端部の外径と同一又はそれよりも大きな内径を有するとともに、前記連結用突出部に対応する連結用開口部を備えており、
前記係合部材が、第1中空部に配置されており、前記押込用突出部、前記連結用突出部及び前記固定用突出部が、それぞれ、第1開口部、第2開口部及び第3開口部に挿入されてているとともに、前記押込用突出部及び前記連結用突出部が、それぞれ、第1開口部及び第2開口部から外方に突出しており、
第1柄部分と、第2柄部分とが、前記押込用突出部を前記押込方向に押込むことにより、連結形態と、分離形態とを切替可能であるように構成されている、
ことを特徴とする、前記清掃具用柄。 - 第1柄部分が、第1先端部の外面に、前記押込用突出部を囲んで前記柄軸の周方向に延びているスリーブをさらに備えている、請求項1に記載の清掃具用柄。
- 前記スリーブが、前記柄軸の周方向に一周しており、前記スリーブの、第2方向の径が、第1方向の径よりも小さい、請求項2に記載の清掃具用柄。
- 前記スリーブが、前記柄軸の周方向に一周しており、前記スリーブの、前記押戻方向側の端部の厚さが、前記スリーブの、前記押込方向側の端部の厚さよりも厚い、請求項2又は3に記載の清掃具用柄。
- 前記スリーブが、前記連結形態において、第2基端部の端縁を収納する収納部を備えている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
- 前記収納部及び前記端縁が、第1柄部分の、前記柄軸の周方向の位置と、第2柄部分の、前記柄軸の周方向の位置とをガイドするための、一対のガイド部を備えている、請求項5に記載の清掃具用柄。
- 前記収納部が、第2基端部の外面と接触するように構成された複数の突起部であって、そのそれぞれが、前記柄軸方向に延びているものを備えている、請求項5又は6に記載の清掃具用柄。
- 前記係合部材の前記固定部及び可動部が、前記連結部から前記柄軸方向内の同一方向に向かって延びている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
- 前記係合部材の前記連結部が、第1方向に延びており、前記固定部及び可動部が、前記連結部に離間して連結している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
- 前記連結用突出部が、前記押込用突出部よりも、前記連結部から遠い位置に配置されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
- 前記係合部材が、前記連結部から前記可動部と反対方向に延びており且つ第1中空部の、前記押戻方向側の端部の内面に接するように構成されたクリップ部をさらに備えている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の清掃具用柄。
- 清掃ヘッドと、前記清掃ヘッドに回転可能に取り付けられたブラケットと、前記ブラケットに連結された清掃具用柄とを備える清掃具であって、
前記清掃具用柄が、請求項1〜11のいずれか一項に記載の清掃具用柄である、
前記清掃具。 - 前記清掃ヘッドが、平面方向及び厚さ方向を備えている板状の形状を有するとともに、前記平面方向に沿う方向に延びている2つの清掃面と、前記厚さ方向に沿う方向に延びている側面と、前記側面に配置された、回転軸を備えているブラケット用孔とを備えており、
前記ブラケットが、前記ブラケット用孔を介して前記清掃ヘッドに回転可能に連結されており、
前記清掃具を、前記平面方向及び前記柄軸が平行になるように配置した状態において、第1方向が、前記平面方向に沿う方向に延びるように、前記清掃具用柄が配置されている、請求項12に記載の清掃具。 - 前記ブラケットが、単一の平面であるブラケット仮想面上に配置されており、前記清掃ヘッドが、前記清掃ヘッド及び前記ブラケットを、前記平面方向と、前記ブラケット仮想面とが一致するように保持することができるように構成されている、請求項13に記載の清掃具。
- 前記ブラケットが、棒状の部材から構成されているとともに、前記ブラケット用孔に回転可能に連結されている、第1端部を有するヘッド連結部と、前記清掃具用柄に連結されている、第2端部を有する柄連結部と、前記ヘッド連結部及び柄連結部を離間させている離間部とを備えており、
前記清掃具用柄が、前記柄連結部の第2端部に回転可能に連結されている回転部を備えており、
前記回転部が、前記ブラケット仮想面と直交する方向に回転軸を有するとともに、前記柄連結部に近づく近位方向と、前記柄連結部から遠ざかる遠位方向とに回転可能で有り、
前記清掃具用柄が、前記押込用突出部を前記近位方向側に有する、
請求項14に記載の清掃具。 - 清掃シートの、前記清掃シートを保持可能な清掃ヘッドを備える清掃具への使用であって、
前記清掃具が、請求項11〜15のいずれか一項に記載の清掃具である、
ことを特徴とする、前記使用。 - 請求項12〜15のいずれか一項の清掃具用の清掃シートであって、
前記清掃ヘッドが、前記清掃シートを保持可能なように構成されており、
前記清掃シートが、前記清掃ヘッドに保持されるように構成されている、
前記清掃シート。
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