JP2020073165A - 皮膚接触によってトリガされる自己注射器 - Google Patents

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Abstract

【課題】改善された自己注射器を提供する。【解決手段】自己注射器1は、ケース2と、ニードルシュラウド7と、プランジャ10とを含み、プランジャは、プランジャがケースに係合される第1の回転位置と、プランジャがケースを係合解除する第2の回転位置との間で、ケースに対して回転可能であり、ここで、ニードルシュラウドが第1の伸長位置から後退位置へ並進運動するとき、ニードルシュラウドはプランジャに係合して、プランジャを第1の回転位置から第2の回転位置へ回転させ、自己注射器は、ケースに取り外し可能に連結されたキャップ11をさらに含み、ここで、キャップは、ケース内の少なくとも1つのアパーチャ2.16に解放可能に係合するように適用された少なくとも1つの可撓ケースビーム11.6を含む。【選択図】図24A

Description

本発明は、自己注射器に関する。
注射を投与することは、使用者および医療従事者にとって、精神的にも肉体的にも複数のリスクおよび課題をもたらすプロセスである。注射デバイスは、典型的には、2つのカテゴリ、すなわち手動デバイスおよび自己注射器に入る。従来の手動デバイスでは、針を通じて薬剤を駆動するのに手の力が必要とされる。これは、典型的には、注射中に連続して押下されなければならない何らかの形のボタン/プランジャによって行われる。この手法には多数の欠点が伴う。たとえば、ボタン/プランジャが早期に解放された場合、注射は停止し、意図された用量を送達することができなくなる。さらに、ボタン/プランジャを押すために必要とされる力が大きすぎることがある(たとえば、使用者が高齢者または子供の場合)。また、注射デバイスを位置合わせし、注射を投与し、注射中に注射デバイスを静止したまま保つには、一部の患者(たとえば、高齢の患者、子供、関節炎の患者など)にはない器用さが必要とされることがある。
自己注射デバイスは、自己注射を患者にとってより容易にすることを目的とする。従来の自己注射器は、ばねによって注射を投与する力を提供することができ、トリガボタンまたは他の機構を使用して注射を起動することができる。自己注射器は、使い捨てまたは再利用可能なデバイスとすることができる。
改善された自己注射器が依然として必要とされている。
本発明の目的は、改善された自己注射器を提供することである。
例示的な実施形態では、本発明による自己注射器は:
− 針を有する薬剤容器を保持するように適用されたケースと;
− ケースに嵌め込み式に連結され、針が覆われる、ケースに対する第1の伸長位置と針が露出される、ケースに対する後退位置との間で可動のニードルシュラウドと;
− ケース内に回転式かつ摺動可能に配置されたプランジャとを含み、プランジャは、プランジャがケースに係合される第1の回転位置と、プランジャがケースを係合解除する第2の回転位置との間で、ケースに対して回転可能であり、
− ここで、ニードルシュラウドが第1の伸長位置から後退位置へ並進運動するとき、ニードルシュラウドはプランジャに係合して、プランジャを第1の回転位置から第2の回転位置へ回転させ、自己注射器は:
− ケースに取り外し可能に連結されたキャップをさらに含み、ここで、キャップは、ケース内の少なくとも1つのアパーチャに解放可能に係合するように適用された少なくとも1つの可撓ケースビームを含む。
例示的な実施形態では、キャップがケースに対して遠位方向に動かされるとき、少なくとも1つの可撓ビームは、ケース内の少なくとも1つのアパーチャを係合解除し、ケースに径方向に当接しなくなる。
例示的な実施形態では、ニードルシュラウドは、ケースに対して、針が覆われ、ニード
ルシュラウドがケースに対して並進運動することができない第2の伸長位置へ可動である。
例示的な実施形態では、キャップは、針上に取り外し可能に配置された保護ニードルシースに係合するように適用された要素を含む。
例示的な実施形態では、キャップは、ニードルシュラウド内の少なくとも1つの径方向のアパーチャに解放可能に係合するように適用された少なくとも1つの可撓ビーム(compliant beam)を含む。
例示的な実施形態では、キャップがケースに連結されるとき、少なくとも1つの可撓ビームは、ニードルシュラウド内の少なくとも1つの径方向のアパーチャに係合し、ケースに径方向に当接する。
例示的な実施形態では、キャップがケースから取り外されるとき、少なくとも1つの可撓ビームは、ニードルシュラウド内の少なくとも1つの径方向のアパーチャを係合解除し、ケースに径方向に当接しなくなる。
例示的な実施形態では、自己注射器は、ニードルシュラウドをケースに対して遠位方向に付勢するシュラウドばねをさらに含む。
例示的な実施形態では、少なくとも1つの可撓ケースビームをそれぞれのアパーチャから係合解除するために必要とされる力は、可撓ケースビームがアパーチャ内に係合されるときにシュラウドばねによって及ぼされる力より大きい。
例示的な実施形態では、自己注射器は、プランジャをケースに対して遠位方向に付勢する駆動ばねをさらに含む。
例示的な実施形態では、プランジャが第2の回転位置にありかつニードルシュラウドが後退位置にあるとき、プランジャは、駆動ばねの力を受けてケースに対して並進運動する。
例示的な実施形態では、プランジャは、少なくとも部分的に中空であり、駆動ばねは、プランジャ内に少なくとも部分的に配置される。
例示的な実施形態では、ニードルシュラウドは、ニードルシュラウドが第1の伸長位置および後退位置にあるときにケースに径方向に当接する少なくとも1つの可撓シュラウドビームを含み、少なくとも1つの可撓シュラウドビームは、ニードルシュラウドが第2の伸長位置にあるとき、径方向に撓み、ケースに軸方向に当接する。
例示的な実施形態では、プランジャは、ニードルシュラウド上に配置されたシュラウドリブに係合するように適用された第1のプランジャボスと、ケース内のケーススロットに係合するように適用された第2のプランジャボスとを含む。
例示的な実施形態では、プランジャが第1の回転位置にありかつニードルシュラウドが第1の伸長位置にあるとき、第1のプランジャボスはシュラウドリブに係合し、第2のプランジャボスはケーススロットに係合する。
例示的な実施形態では、ニードルシュラウドが後退位置にあるとき、プランジャは第1の回転位置から第2の回転位置へ回転し、ケーススロットを係合解除する。
例示的な実施形態では、プランジャは、ケース内のケーススロットに係合するように適用されたプランジャボスと、ニードルシュラウド上に配置されたシュラウドリブに係合するように適用されたプランジャリブとを含む。
例示的な実施形態では、プランジャが第1の回転位置にありかつニードルシュラウドが第1の伸長位置にあるとき、プランジャボスは、ケーススロットに係合する。
例示的な実施形態では、ニードルシュラウドが第1の伸長位置から後退位置へ並進運動するとき、ニードルシュラウドはプランジャリブに当接して、プランジャをケースに対して第1の回転位置から第2の回転位置へ回転させ、プランジャボスをケーススロットから係合解除する。
例示的な実施形態では、キャップは:
− 遠位面と;
− 遠位面から近位方向に延び、保護ニードルシースを受けるための空間を画成する少なくとも1つの可撓シース取り外しビーム(compliant sheath removal beam)とを含み、少なくとも1つの可撓シース取り外しビームは、保護ニードルシースに係合するように適用された少なくとも1つのレッジを含み、
− ここで、少なくとも1つの可撓シース取り外しビームは、保護ニードルシースに係合する第1の位置で遠位面に略垂直に配置され、保護ニードルシースを受ける第2の位置で遠位面に略垂直でない角度で配置される。
キャップは、あらゆる種類の注射デバイスまたは自己注射器とともに適用されるのに適している。
例示的な実施形態では、少なくとも1つの可撓シース取り外しビームは、第1の位置の方へ付勢される。
例示的な実施形態では、レッジは、保護ニードルシースの近位端の後ろでまたは保護ニードルシース内の凹部内へ近位に係合するように適用される。
例示的な実施形態では、キャップは、少なくとも1つの可撓シース取り外しビームを第1の位置から第2の位置へ動かすための力を印加する少なくとも1つの組み立て工具の挿入を可能にするために、キャップの遠位面内またはキャップの側面領域内に配置された1つまたはそれ以上の側面アパーチャをさらに含む。
シース取り外し機構は、組み立て中に保護ニードルシースに係合することを可能にする。注射の準備の際にキャップが薬剤送達デバイスのケースから取り外されるとき、シース取り外し機構は、自身を傷つけるほど高すぎるリスクに使用者を露出させることなく、保護ニードルシースを確実に引き出す。シース取り外し機構は、保護ニードルシースが薬剤送達デバイスのオリフィスからかなり後方に配置されており、手で把持するのが不可能な場合でも、保護ニードルシースを取り外すように適合される。したがって、針は、保護ニードルシースが取り外された後に使用者が針の先端部に触れることを防止するために、最初はオリフィスから後方へ距離をあけてケース内に配置することができる。
本発明のさらなる適用可能範囲は、後述する詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、詳細な説明および特有の例は、本発明の例示的な実施形態を示す一方で、この詳細な説明から本発明の精神および範囲内の様々な変更および修正が当業者には明らかになるため、例示のみを目的として与えられることを理解されたい。
本発明は、後述する詳細な説明および添付の図面からより完全に理解されるものであり、これらは例示のみを目的として与えられ、したがって本発明を限定しない:
組み立て中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の長手方向断面図である。 組み立て中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の概略側面図である 本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 本発明による自己注射器の例示的な実施形態の制御サブアセンブリの例示的な実施形態の斜視分解図である。 本発明による自己注射器の例示的な実施形態の駆動サブアセンブリの例示的な実施形態の斜視分解図である。 本発明による自己注射器の例示的な実施形態のニードルシース取り外し機構(needle sheath removal mechanism)の例示的な実施形態の斜視図である。 本発明による自己注射器の例示的な実施形態のプランジャ解放機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のプランジャ解放機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て後の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のプランジャ解放機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て後の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て後の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 組み立て後の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の長手方向断面図である。 組み立て後の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の概略側面図である。 使用前の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 使用前の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の長手方向断面図である。 使用前の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略側面図である。 使用中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の長手方向断面図である。 使用中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の概略側面図である。 使用中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のプランジャ解放機構の例示的な実施形態の概略図である。 使用中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の長手方向断面図である。 使用中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の概略側面図である。 使用後の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の長手方向断面図である。 使用後の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の概略側面図である。 使用後の本発明による自己注射器の例示的な実施形態のシュラウドロック機構の例示的な実施形態の概略図である。 A〜Eは、使用前、使用中、および使用後のプランジャ解放機構の別の例示的な実施形態の概略図である。 自己注射器の別の例示的な実施形態の異なる概略的な長手方向断面図である。 自己注射器の別の例示的な実施形態の異なる概略的な長手方向断面図である。 組み立て中の本発明による自己注射器の例示的な実施形態の遠位端の概略図である。 自己注射器に取り付けられるキャップの例示的な実施形態の概略図である。 一直線の1組の側面アパーチャを通ってくさび状の組み立て工具を挿入中の、組み立てられたキャップを有する自己注射器の遠位端の概略図である。 保護ニードルシースとの薬剤容器の組み立て中の、組み立てられたキャップおよび挿入された組み立て工具を有する自己注射器の遠位端の概略図である。 組み立てられたキャップ、薬剤容器、および保護ニードルシースを有する自己注射器の遠位端の概略図である。
すべての図において、対応する部材は同じ参照記号で印付けられている。
図1Aは、組み立て中の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の長手方向断面図である。自己注射器1は、前面ケース2.1および背面ケース2.2を含むケース2を含む。ケース2は、シリンジ3などの薬剤容器を保持するように適用される。シリンジ3は、充填済みシリンジとすることができ、遠位端に配置された針4を有することができる。自己注射器1および/またはシリンジ3が組み立てられるとき、針4に保護ニードルシース5を取り外し可能に連結することができる。保護ニードルシース5は、ゴムのニードルシースまたは剛性のニードルシースとすることができる(ゴムおよび全塑性または半塑性シェルから構成される)。ストッパ6が、シリンジ3を近位に封止し、シリンジ3内に収容された薬剤Mを針4を通じて変位させるように配置される。他の例示的な実施形態では、薬剤容器は、薬剤Mを含むカートリッジとすることができ、取り外し可能の針に係合する(たとえば、ねじ山、スナップ、摩擦などによる)。
例示的な実施形態では、ケース2の遠位端にキャップ11を取り外し可能に配置することができる。キャップ11は、保護ニードルシース5、ケース2、および/またはケース2内に嵌め込み式にされたニードルシュラウド7に係合するように配置された要素(たとえば、突刺、フック、狭いセクションなど)を含むことができる。キャップ11は、キャップ11の取り外しを容易にする(たとえば、ケース2に対してキャップ11をねじりかつ/または引っ張ることによる)把持機能11.5を含むことができる。
例示的な実施形態では、シュラウドばね8が、ニードルシュラウド7をケース2に対して遠位方向Dに付勢するように配置される。
例示的な実施形態では、ケース2内に駆動ばね9が配置される。プランジャ10が、駆動ばね9の力をストッパ6へ送る働きをする。例示的な実施形態では、プランジャ10は中空であり、駆動ばね9は、プランジャ10をケース2に対して遠位方向Dに付勢するようにプランジャ10内に配置される。別の例示的な実施形態では、プランジャ10は中実とすることができ、駆動ばね9は、プランジャ10の近位端に係合することができる。同様に、駆動ばね9は、プランジャ10の外径の周りに巻き付けることができ、シリンジ3内に延びることができる。
例示的な実施形態では、プランジャ解放機構12が、ケース2に対するニードルシュラウド7の後退前のプランジャ10の解放を防止し、ニードルシュラウド7が十分に後退させられた後にプランジャ10を解放するように配置される。
例示的な実施形態では、第1のシュラウドロック機構14が、キャップ11が定位置にあるときにケース2に対するニードルシュラウド7の後退を防止するように配置され、それによって自己注射器1の意図しない起動(たとえば、落とした場合、出荷または包装中など)を回避する。第1のシュラウドロック機構14は、キャップ11上に1つまたはそれ以上の可撓ビーム11.3を含むことができ、ニードルシュラウド7内のそれぞれの数のアパーチャ7.6が、可撓ビーム11.3の各々を受けるように適用される。キャップ11が自己注射器1に取り付けられるとき、可撓ビーム11.3は、ケース2上の径方向の止め具2.15に当接し、径方向の止め具2.15は、可撓ビーム11.3がアパーチャ7.6を係合解除するのを防止する。キャップ11が自己注射器1に取り付けられるとき、ケース2に対する近位方向Pのキャップ11の軸方向運動は、キャップ11上のリブ11.4がケース2に当接することによって制限される。キャップ11がケース2に対して遠位方向Dに引っ張られるとき、可撓ビーム11.3は、アパーチャ7.6の縁部に当接して撓み、アパーチャ7.6を係合解除することができ、キャップ11およびキャップ11に取り付けられた保護ニードルシース5の取り外しを可能にする。例示的な実施形態では、可撓ビーム11.3および/またはアパーチャ7.6は、可撓ビーム11.3をアパーチャ7.6から係合解除するのに必要な力を低減させるために傾斜させることができる。
図1Bは、組み立て中の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の概略側面図である。図1Bの例示的な実施形態では、ケース2は見やすいように取り外されている。図1Bおよび図2は、自己注射器1が注射部位から取り外された後にニードルシュラウド7をケース2に対して軸方向位置でロックするように適用された第2のシュラウドロック機構15を示す。例示的な実施形態では、第2のシュラウドロック機構15は、自己注射器1が注射部位から取り外された後にケース2上の止め具2.12に近位で当接するように適用された少なくとも1つの可撓シュラウドビーム7.1をニードルシュラウド7上に含む。止め具2.12上のシュラウドビーム7.1の当接は、ケース2に対して近位方向Pのニードルシュラウド7の並進運動を防止する。使用前、キャップ11が自己注射器1に取り付けられるとき、キャップ11は、可撓シュラウドビーム7.1に係合して径方向に内方へ撓ませるように適用され、シュラウドビーム7.1が近位方向Pに止め具2.12を通過することを可能にし、したがってニードルシュラウド7は、ケース2に対して近位方向Pに並進運動することができる。
例示的な実施形態では、自己注射器1は、少なくとも2つのサブアセンブリ、たとえば制御サブアセンブリ1.1および駆動サブアセンブリ1.2から形成されることができ、
サブアセンブリ1.1、1.2の製造時間および場所ならびにシリンジ3との最終的な組み立てに関する柔軟性を可能にする。
図3は、本発明による自己注射器1の制御サブアセンブリ1.1の例示的な実施形態の斜視分解図である。例示的な実施形態では、制御サブアセンブリ1.1は、キャップ11、ニードルシュラウド7、シュラウドばね8、および前面ケース2.1を含む。制御サブアセンブリ1.1を組み立てるために、シュラウドばね8がニードルシュラウド7内へ挿入され、シュラウドばね8を有するニードルシュラウド7が前面ケース2.1内へ挿入される。キャップ11は、ニードルシュラウド7の遠位端の上に配置される。
図4は、本発明による自己注射器1の駆動サブアセンブリ1.2の例示的な実施形態の斜視分解図である。例示的な実施形態では、駆動サブアセンブリ1.2は、プランジャ10、駆動ばね9、および背面ケース2.2を含む。たとえばシリンジ3内で薬剤Mの粘性または体積が変更された場合、駆動サブアセンブリ1.2の部材のみを変更する必要があることが、当業者には理解されよう。駆動サブアセンブリ1.2を組み立てるために、駆動ばね9がプランジャ10内へ挿入され、プランジャ10が背面ケース2.2内に近位方向Pに挿入され、それによって駆動ばね9を圧縮する。プランジャ10および駆動ばね9が圧縮位置に到達した後、背面ケース2.2に対して一定の角度、たとえば約30°だけ回転させて、プランジャ10を背面ケース2.2に係合させる。例示的な実施形態では、背面ケース2.2は、プランジャ10および駆動ばね9が圧縮位置に到達する前にプランジャ10に係合してこの回転を引き起こすカム表面を有することができる。
図5は、本発明による自己注射器1のニードルシース取り外し機構13の例示的な実施形態の斜視図である。ニードルシース取り外し機構13は、キャップ11内に軸方向に配置された開口部11.1を含む。開口部11.1は、保護ニードルシース5を受けるように概ね寸法設定および成形される。キャップ11の近位端上に1つまたはそれ以上のボス11.2を配置することができ、保護ニードルシース5に当接するように適用することができる。たとえば、保護ニードルシース5が開口部11.1内へ挿入されるとき、保護ニードルシース5は、ボス11.2の周りで変形することができる。ボス11.2は、保護ニードルシース5を開口部11.1内へ挿入するために必要な力を低減させるために傾斜させることができる。保護ニードルシース5がボス11.2を遠位方向Dに通過した後、ボス11.2は、保護ニードルシース5の近位端に当接して、キャップ11に対して近位方向Pの保護ニードルシース5の並進運動を防止することができる。たとえば、自己注射器1からのキャップ11の取り外し中、キャップ11上のボス11.2は、保護ニードルシース5の近位端に当接し、傾斜していない遠位面によって、保護ニードルシース5を針4から遠位方向Dに押すことができる。組み立て力、キャップ取り外し力などを増大または低減させることができるいくつかのパラメータ、たとえばボス11.2の径方向の高さ、ボス11.2の軸方向の長さ、ボス11.2の傾斜の角度、保護ニードルシース5の硬度、ボス11.2の表面仕上げなどを変えることができることが、当業者には理解されよう。
図6は、組み立て中の本発明による自己注射器1のプランジャ解放機構12の例示的な実施形態の概略図である。プランジャ解放機構12は、ケース2に対するニードルシュラウド7の後退前にプランジャ10の解放を防止し、ニードルシュラウド7が十分に後退させられた後にプランジャ10を解放するように配置される。例示的な実施形態では、プランジャ解放機構12は、互いに相互作用するプランジャ10、背面ケース2.2、およびニードルシュラウド7を含む。例示的な実施形態では、ニードルシュラウド7は、ケース2に対する軸方向運動に制限され、プランジャ10は、軸方向に並進運動し、ケース2に対して回転することができる。
例示的な実施形態では、プランジャ10は、ニードルシュラウド7上のシュラウドリブ7.7に係合するように適用された第1のプランジャボス10.1と、ケース2内のケーススロット2.3に係合するように適用された第2のプランジャボス10.2と、ニードルシュラウド7上のシュラウドリブ7.7に係合するように適用されたプランジャリブ10.3とを含む。例示的な実施形態では、シュラウドリブ7.7は、プランジャリブ10.3に係合するように適用された近位面7.8と、第1のプランジャボス10.1に係合するように適用された遠位面7.9および長手方向面7.10とを含む。例示的な実施形態では、ケーススロット2.3は、第1の回転方向R1の回転力を第2のプランジャボス10.2に印加するように適用された第1の傾斜表面2.9と、第2のプランジャボス10.2に当接してケース2に対する第1の回転方向R1のプランジャ10の回転を制限するように適用された壁2.10と、第1の回転方向R1とは反対の第2の回転方向R2の回転力を第2のプランジャボス10.2に印加するように適用された第2の傾斜表面2.11とを含む。
駆動サブアセンブリ1.2の組み立てプロセスの例示的な実施形態では、駆動ばね9を有するプランジャ10が、背面ケース2.2内へ挿入される。第2のプランジャボス10.2がケーススロット2.3と軸方向に位置合わせされるとき、プランジャ10は第1の回転方向R1に回転させられ、その後、第2のプランジャボス10.2がケーススロット2.3内へ動かされ、その後、壁2.10に当接する。この位置で、第1の傾斜表面2.9は、第2のプランジャボス10.2が第2の回転方向R2に動くのを防止し、したがってプランジャ10がケース2に対して回転するのを防止する。
シリンジ3(針4上に保護ニードルシース5が配置される)が制御サブアセンブリ1.1内へ挿入された後、制御サブアセンブリ1.1に駆動サブアセンブリ1.2が連結される。例示的な実施形態では、背面ケース2.2上の1対の弾性ビーム2.13(図1Bに示す)が、前面ケース2.1内の凹部2.14(図3に示す)内へカチッと留まって駆動サブアセンブリ1.2を制御サブアセンブリ1.1にロックするように適用される。駆動サブアセンブリ1.2が制御サブアセンブリ1.1に連結されると、ニードルシュラウド7は、近位に並進運動し(たとえば、組み立て治具(assembly jig)の使用による)、シュラウドリブ7.7をプランジャリブ10.3に当接させる。図7に示すように、シュラウドリブ7.7がプランジャリブ10.3を押すと、プランジャリブ10.3の角度がプランジャ10をケース2に対して第2の回転方向R2に回転させ、第2のプランジャボス10.2は、第1の傾斜表面2.9に沿って第2の傾斜表面2.11の上へ進む。第2のプランジャボス10.2が第2の傾斜表面2.11上に配置されるとき、駆動ばね9の力は、第2の傾斜表面2.11の角度のため、プランジャ10に第2の回転方向R2の回転力をかける。
図8に示すように、ニードルシュラウド7が解放される(たとえば、組み立て治具を取り外すことによる)とき、ニードルシュラウド7は、シュラウドばね8の力を受けてケース2に対して遠位方向Dに並進運動し、その後、シュラウドリブ7.7は第1のプランジャボス10.1に当接する。たとえば、シュラウドリブ7.7の遠位面7.9は、第1のプランジャボス10.1に当接し、ニードルシュラウド7をケース2に対して軸方向位置で維持することができる。シュラウドリブ7.7は、プランジャ10がケース2に対して第2の回転方向R2に回転するのを防止するため、第2のプランジャボス10.2は、ケーススロット2.3を係合解除するのを防止される。たとえば、シュラウドリブ7.7の長手方向面7.10は、第1のプランジャボス10.1に当接して、プランジャ10の回転を防止する。
図9は、制御サブアセンブリ1.1の組み立て後の本発明による自己注射器1向けの第1のシュラウドロック機構14の例示的な実施形態を示す。キャップ上の可撓ビーム11
.3は、ニードルシュラウド7内のアパーチャ7.6内に係合される。径方向の止め具2.15は、可撓ビーム11.3から軸方向に隔置される。
図10は、シリンジ3を制御サブアセンブリ1.1内へ挿入して保護ニードルシース5をキャップ11に係合させる間の本発明による自己注射器1向けの第1のシュラウドロック機構14の例示的な実施形態を示す。アパーチャ7.6は、キャップ11に対する遠位方向Dのニードルシュラウド7の動きを可能にするある程度の隙間を提供する。前面ケース2.1はまた、キャップ11に対して遠位方向Dに動かされ、径方向の止め具2.15を可撓ビーム11.3と軸方向に位置合わせして、キャップ11がニードルシュラウド7を係合解除するのを防止する。
図11は、本発明による自己注射器1向けの第1のシュラウドロック機構14の例示的な実施形態を示し、シリンジ3の挿入後、ニードルシュラウド7は、組み立て治具(図示せず)によって前面ケース2.1に対して近位方向Pにさらに動かされる。この状態で、駆動サブアセンブリ1.2は、制御サブアセンブリ1.1に組み立てることができる。可撓ビーム11.3は、アパーチャ7.6内に係合されたままであり、径方向の止め具2.15は、これらが係合解除するのを防止する。
駆動サブアセンブリ1.2と制御サブアセンブリ1.1の組み立て後、組み立て治具は取り外され、ニードルシュラウド7がシュラウドばね8の力を受けて前面ケース2.1に対して遠位方向Dに戻り、図10に示す状態に再び到達することを可能にする。この構成で、径方向の止め具2.15は可撓ビーム11.3がアパーチャ7.6を係合解除するのを防止し、キャップ11上のリブ11.4が前面ケース2.1に近位で当接するため、ニードルシュラウド7はケース2に対して近位方向Pに動くのを防止される。
図12は、制御サブアセンブリ1.1の組み立て後の本発明による自己注射器1向けの第2のシュラウドロック機構15の例示的な実施形態を示す。ニードルシュラウド7は、キャップ11内へ部分的に挿入される。シュラウドビーム7.1は、撓んでいない位置にあり、前面ケース2.1内の止め具2.12に近位で当接する。これにより、ニードルシュラウド7が前面ケース2.1に対して近位方向Pにさらに動くのを防止し、制御サブアセンブリ1.1がともにロックされた状態を保つ。
図13は、制御サブアセンブリ1.1内へのシリンジ3の挿入中の本発明による自己注射器1向けの第2のシュラウドロック機構15の例示的な実施形態を示し、ニードルシュラウド7は、キャップ11内へ遠位方向Dにさらに動かされ、したがってキャップ11は、シュラウドビーム7.1を径方向に内方へ撓ませて、止め具2.12を当接解除する。したがって、ニードルシュラウド7は、前面ケース2.1に対して近位方向Pに自由に動くことができる。
図14は、駆動サブアセンブリ1.2と制御サブアセンブリ1.1の最終の組み立て後の本発明による自己注射器1向けの第2のシュラウドロック機構15の例示的な実施形態を示す。ニードルシュラウド7は、組み立て治具(図示せず)によって前面ケース2.1に対して近位方向Pにさらに動かされている。この状態で、駆動サブアセンブリ1.2は、制御サブアセンブリ1.1に組み立てることができる。その後、組み立て治具は取り外され、ニードルシュラウド7は、シュラウドばね8の力を受けて前面ケース2.1に対して遠位方向Dに並進運動し、その後、シュラウドリブ7.7は第1のプランジャボス10.1に当接する。シュラウドビーム7.1は、前面ケース2.1内の止め具2.12によって径方向に外方へ撓むのを防止される。
図15Aは、最終の組み立て後の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の長手
方向断面図であり、図15Bは、最終の組み立て後の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の概略側面図であり、ケース2は見やすいように取り外されている。
例示的な実施形態では、駆動サブアセンブリ1.2と制御サブアセンブリ1.1の最終の組み立て後、自己注射器1は、たとえば、駆動ばね9からの負荷を受けて強い応力のかかった構成要素内のたとえばクリープを低減させるために、温度が制御された環境で保つことができる(たとえば、コールドチェーン収納)。
自己注射器1の例示的な実施形態の例示的な動作シーケンスは、次の通りである:
該当する場合、自己注射器1は、包装から取り外される。シリンジ3内の薬剤は、観察窓(図示せず)を通して視覚的に検査することができ、観察窓は、シリンジ3と位置合わせされたケース2の透明部材またはケース2内の切り抜きとすることができる。
キャップ11は、ケース2から離れる方へ遠位方向Dに引っ張ることによって取り外される。図16に示すように、キャップ11がケース2に対して遠位に並進運動すると、キャップ11上のボス11.2は、保護ニードルシース5に摩擦係合し、キャップ11が遠位方向Dに引っ張られるにつれて保護ニードルシース5を針4から引っ張り、可撓ビーム11.3は、ニードルシュラウド7内のアパーチャ7.6を係合解除する。可撓ビーム11.3は、アパーチャ7.6内で遠位に並進運動し、その後、径方向の止め具2.15によって径方向に当接されなくなり、アパーチャ7.6の近位表面(傾斜させることができる)に係合し、径方向に撓んでアパーチャ7.6を係合解除する。シリンジ3は、ケース2に対して定位置に固定されており、したがってキャップ11を遠位方向Dに引っ張ることで、シリンジ3のいかなる軸方向運動も引き起こさない。例示的な実施形態では、シリンジ3はまた、ケース2に対して回転方向に固定される(たとえば、ケース2および/またはニードルシュラウド7との締まり嵌めによる)。
図17Aは、使用前の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の長手方向断面図である。図17Bは、使用前の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の概略側面図であり、ケース2は見やすいように取り外されている。
キャップ11が取り外されるとき、ニードルシュラウド7は、ケース2に対して第1の伸長位置FEPにあり、ケース2から遠位方向Dに突出する。第1の伸長位置FEPは、第1のプランジャボス10.1がシュラウドリブ7.7に当接することによって画成される。
図18Aは、使用中の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の長手方向断面図である。図18Bは、使用中の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の概略側面図であり、ケース2は見やすいように取り外されている。
図18Aおよび図18Bに示すように、自己注射器1が注射部位に対して押下されるとき、ニードルシュラウド7は、第1の伸長位置FEPから後退位置RPへシュラウドばね8の付勢力に逆らってケース2に対して近位に並進運動する。
図19は、ニードルシュラウド7が後退位置RPにあるときのプランジャ解放機構12の例示的な実施形態を示す。ニードルシュラウド7が第1の伸長位置FEPから後退位置RPへ並進運動すると、ニードルシュラウド7は、遠位に並進運動し、第1のプランジャボス10.1は、図8に示す位置から始まり、シュラウドリブ7.7に沿って進み、その後、シュラウドリブ7.7の遠位に位置する。第1のプランジャボス10.1がシュラウドリブ7.7の遠位に位置するとき、プランジャ10は、ケース2に対して第2の回転方
向R2に回転するのを防止されなくなる。したがって、プランジャ10にかかる駆動ばね9の力およびケーススロット2.3内の第2の傾斜表面2.11上の第2のプランジャボス10.2の係合が、プランジャ10をケース2に対して回転させる。例示的な実施形態では、ニードルシュラウド7は、ニードルシュラウド7が後退位置RPにありかつプランジャ10がケース2に対して回転するときに第1のプランジャボス10.1を収納するために、シュラウドリブ7.7の近位にアパーチャ、凹部、またはスロットを含むことができる。
例示的な実施形態では、シュラウドリブ7.7(たとえば、長手方向面7.10上)は、ニードルシュラウド7が第1の伸長位置FEPから後退位置RPへ並進運動すると第1のプランジャボス10.1に当接するように適用された抵抗機能(resistance
feature)(たとえば、突起、傾斜、凹部など)を含むことができる。第1のプランジャボス10.1が抵抗機能に当接するとき、注射部位に対して自己注射器1を押下するための抵抗の増大の形で、触感フィードバックが提供される。触感フィードバックを使用して、自己注射器1を注射部位に対してさらに押し下げるときに針4が注射部位内へ挿入されることを示すことができる。ニードルシュラウド7が後退位置RPに到達する前に、自己注射器1が注射部位から取り外された場合、ニードルシュラウド7は、シュラウドばね8の力を受けてその最初の位置へ再び延びる。ニードルシュラウド7が後退位置RPにあるとき、針4は注射部位内へ挿入されている。針4の貫入深さは、たとえば、ケース2に対するニードルシュラウド7の後退を制限すること、ケース2に対するシリンジ3の軸方向の位置を修正すること、針4の長さを修正することなどによって変えることができることが、当業者には理解されよう。したがって、本発明の自己注射器1は、皮下注射、皮内注射、および/または筋肉内注射に使用することができる。
図20Aは、使用中の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の長手方向断面図である。図20Bは、使用中の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の概略側面図であり、ケース2は見やすいように取り外されている。
プランジャ10が第2の回転方向R2に十分な距離だけ回転し、したがって第2のプランジャボス10.2がケーススロット2.3を係合解除するとき、プランジャ10は、駆動ばね9の力を受けてケース2に対して軸方向に自由に並進運動することができ、ストッパ6を押してシリンジ3から針4を通じて薬剤Mを送達する。
例示的な実施形態では、シュラウドリブ7.7からの第1のプランジャボス10.1および/またはケーススロット2.3からの第2のプランジャボス10.2の係合解除は、薬剤Mの送達が開始したことを示す可聴フィードバックを提供することができる。ケース2内の観察窓は、薬剤Mの変位の進行を評価するために、プランジャ10がシリンジ3内で前進しているという視覚フィードバックを可能にすることができる。
図21Aは、使用後の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の長手方向断面図である。図21Bは、使用後の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の概略側面図であり、ケース2は見やすいように取り外されている。
自己注射器1が注射部位から取り外されるとき、ニードルシュラウド7は、シュラウドばね8の付勢力を受けて後退位置RPから第2の伸長位置SEPへケース2に対して遠位に並進運動する。第2の伸長位置SEPで、ニードルシュラウド7は、針4の遠位先端部を越えて延び、ケース2に対して軸方向位置内にロックされる。第2の伸長位置SEPは、針で刺す負傷を防止し、また、自己注射器1が使用されていることを示すことができる(ニードルシュラウド7が第2の伸長位置SEPから近位に動くことができないため)。例示的な実施形態では、第2の伸長位置SEPで、ニードルシュラウド7は、第1の伸長
位置FEPよりケース2からたとえば2mmさらに突出する。ニードルシュラウド7は、ニードルシュラウド7が第1の伸長位置FEPではなく第2の伸長位置SEP内にあるときに視覚的にアクセス可能な部分上に、印(たとえば、赤色の輪、文字、図形)を含むことができる。この印は、自己注射器1が使用されていることを示すことができる。
図22は、本発明による第2のシュラウドロック機構15の例示的な実施形態の概略図である。ニードルシュラウド7が後退位置RPから第2の伸長位置SEPの方へ並進運動すると、シュラウドビーム7.1は、遠位方向Dに止め具2.12を通過し、径方向に外方へ弛緩する。これは、キャップ11が存在しなくなったために可能である。第2の伸長位置SEPで、シュラウドビーム7.1が止め具2.12に当接するため、ニードルシュラウド7は、ケース2に対して近位に並進運動することができない。したがって、ニードルシュラウド7は、第2の伸長位置SEP内でロックされる。第2の伸長位置SEPを越えて遠位へのニードルシュラウド7の延長は、ケース2上のケースボス2.8に当接するニードルシュラウド7上のシュラウドボス7.2によって防止することができる(図1参照)。
図23A〜23Eは、本発明による自己注射器1のプランジャ解放機構12の別の例示的な実施形態の概略図である。プランジャ解放機構12は、ケース2に対するニードルシュラウド7の後退前にプランジャ10の解放を防止し、ニードルシュラウド7が十分に後退させられた後にプランジャ10を解放するように配置される。例示的な実施形態では、プランジャ解放機構12は、互いに相互作用するプランジャ10、背面ケース2.2、およびニードルシュラウド7を含む。例示的な実施形態では、ニードルシュラウド7は、ケース2に対する軸方向運動に制限され、プランジャ10は、軸方向に並進運動し、ケース2に対して回転することができる。
例示的な実施形態では、プランジャ10は、ニードルシュラウド7上のシュラウドリブ7.7に係合するように適用された第1のプランジャボス10.1と、ケース2内のケーススロット2.3に係合するように適用された第2のプランジャボス10.2と、ニードルシュラウド7上のシュラウドリブ7.7に係合するように適用されたプランジャリブ10.3とを含む。例示的な実施形態では、シュラウドリブ7.7は、プランジャリブ10.3に係合するように適用された近位面7.8と、第1のプランジャボス10.1に係合するように適用された遠位面7.9とを含む。例示的な実施形態では、ケーススロット2.3は、第1の回転方向R1の回転力を第2のプランジャボス10.2に印加するように適用された第1の傾斜表面2.9と、第2のプランジャボス10.2に当接してケース2に対する第1の回転方向R1のプランジャ10の回転を制限するように適用された壁2.10と、横断表面2.16とを含む。
図23Aは、駆動サブアセンブリ1.2の組み立て中の本発明による自己注射器1のプランジャ解放機構12の例示的な実施形態の概略図である。
駆動サブアセンブリ1.2の組み立てプロセスの例示的な実施形態では、駆動ばね9を有するプランジャ10が、背面ケース2.2内へ挿入される。第2のプランジャボス10.2がケーススロット2.3と軸方向に位置合わせされるとき、プランジャ10は第1の回転方向R1に回転させられ、その後、第2のプランジャボス10.2がケーススロット2.3内へ動かされ、その後、壁2.10に当接する。この位置で、第1の傾斜表面2.9は、第2のプランジャボス10.2が第2の回転方向R2に動くのを防止し、したがってプランジャ10がケース2に対して回転するのを防止する。
シリンジ3(針4上に保護ニードルシース5が配置される)が制御サブアセンブリ1.1内へ挿入された後、制御サブアセンブリ1.1に駆動サブアセンブリ1.2が連結され
る。例示的な実施形態では、背面ケース2.2上の1対の弾性ビーム2.13(図1Bに示す)が、前面ケース2.1内の凹部2.14(図3に示す)内へカチッと留まって駆動サブアセンブリ1.2を制御サブアセンブリ1.1にロックするように適用される。図23Bは、制御サブアセンブリ1.1に連結されている駆動サブアセンブリ1.2を示し、ニードルシュラウド7は、近位に並進運動し(たとえば、組み立て治具の使用による)、シュラウドリブ7.7をプランジャリブ10.3に当接させる。図23Cに示すように、シュラウドリブ7.7がプランジャリブ10.3を押すと、プランジャリブ10.3の角度がプランジャ10をケース2に対して第2の回転方向R2に回転させ、第2のプランジャボス10.2は、第1の傾斜表面2.9に沿って横断表面2.16上へ進む。
図23Dに示すように、ニードルシュラウド7が解放される(たとえば、組み立て治具を取り外すことによる)とき、ニードルシュラウド7は、シュラウドばね8の力を受けてケース2に対して遠位方向Dに並進運動し、その後、シュラウドリブ7.7は第1のプランジャボス10.1に当接する。たとえば、シュラウドリブ7.7の遠位面7.9は、第1のプランジャボス10.1に当接し、ニードルシュラウド7をケース2に対して軸方向位置で維持することができる。第2のプランジャボス10.2は、遠位方向Dに横断表面2.16に当接するため、ケーススロット2.3を係合解除するのを防止される。
図23Eは、ニードルシュラウド7が後退位置RPにあるときのプランジャ解放機構12の例示的な実施形態を示す。ニードルシュラウド7が第1の伸長位置FEPから後退位置RPへ並進運動すると、ニードルシュラウド7は、遠位に並進運動し、シュラウドリブ7.7は、図23Dに示す位置から始まり、プランジャリブ10.3に沿って進み、それによって第2のプランジャボス10.2を横断表面2.16に沿って第2の回転方向R2に回転させ、その後、第2のプランジャボス10.2はケーススロット2.3を係合解除し、したがってプランジャ10を解放する。次いで、駆動ばね9の力を受けて、プランジャ10は、ケース2に対して軸方向に並進運動し、シリンジ3から薬剤Mを送達する。この例示的な実施形態では、ニードルシュラウド7がプランジャリブ10.3に当接して押し付けるときの抵抗の増大の形で、触感フィードバックを提供することができる。触感フィードバックは、自己注射器1が注射部位に対してさらに押下された場合、針の挿入が開始されることもしくは針の挿入が始まること、または薬剤の送達が開始されることを示すことができる。
例示的な実施形態では、横断表面2.16は、プランジャ10の意図しない解放を防止するために、凹面の形状に置き換えることができ、または凹面の形状を含むことができる。
別の例示的な実施形態では、プランジャ10は、第1のプランジャボス10.1を有さず、プランジャリブ10.3を上記とは異なる角度で配置することができ、ケーススロット2.3は、ケース2の横軸に対して傾斜させない。この例示的な実施形態では、自己注射器1が組み立てられるとき、第2のプランジャボス10.2がケーススロット2.3に係合するため、プランジャ10は、ケース2に対して軸方向位置で維持される。しかし、ケーススロット2.3は、第2のプランジャボス10.2にいかなる回転力も与えない(または、別の例示的な実施形態では、ケーススロット2.3は、第2のプランジャボス10.2がケーススロット2.3を意図せず係合解除しないことを確実にするために、第2のプランジャボス10.2に第1の回転方向R1の回転力を与えるように傾斜させることができる)。
図24Aおよび図24Bは、自己注射器1の別の例示的な実施形態の異なる長手方向断面図を示す。シリンジ、針、および保護ニードルシースは、見やすいように図示されていない。図示の実施形態は、基本的に前述の実施形態に対応して配置することができる。し
たがって、以下の説明は主として、図24Aおよび図24Bの実施形態と前述の実施形態との違いを取り扱う。ケース2の遠位端にキャップ11を取り外し可能に配置することができる。キャップ11は、保護ニードルシース、ケース2、および/またはケース2内に嵌め込み式にされたニードルシュラウド7に係合するように配置された要素(たとえば、突刺、フック、狭いセクションなど)を含むことができる。図示のキャップ11は、把持機能を含まない。しかし、図24Aおよび図24Bのキャップ11は同様に、キャップ11の取り外しを容易にする(たとえば、ケース2に対してキャップをねじりかつ/または引っ張ることによる)前述の実施形態の把持機能を含むことができる。
例示的な実施形態では、ケース2に対するニードルシュラウド7の後退前のプランジャ10の解放を防止し、ニードルシュラウド7が十分に後退させられた後にプランジャ10を解放するように、プランジャ解放機構を配置することができる。プランジャ解放機構は、図24Aおよび図24Bでは、見やすいように図示されていない。しかし、図24Aおよび図24Bの実施形態では、前述の図に示されているようなプランジャ解放機構12を適用することができる。
例示的な実施形態では、第1のシュラウドロック機構14が、キャップ11が定位置にあるときにケース2に対するニードルシュラウド7の後退を防止するように配置され、それによって自己注射器1の意図しない起動(たとえば、落とした場合、出荷または包装中など)を回避する。第1のシュラウドロック機構14は、キャップ11上に1つまたはそれ以上の可撓ビーム11.3と、可撓ビーム11.3の各々を受けるように適用されるニードルシュラウド7内のそれぞれの数のアパーチャ7.6とを含むことができる。キャップ11が自己注射器1に取り付けられるとき、可撓ビーム11.3は、ケース2上の径方向の止め具2.15に当接し、径方向の止め具2.15は、可撓ビーム11.3がアパーチャ7.6を係合解除するのを防止する。前述の実施形態とは異なり、アパーチャ7.6は、シュラウド7に対するキャップ11の制限された軸方向運動を許可しない。キャップ11が自己注射器1に取り付けられるとき、ケース2に対する近位方向Pのキャップ11の軸方向運動は、キャップ11がケース2に当接することによって制限される。キャップ11がケース2に対して遠位方向Dに引っ張られるとき、可撓ビーム11.3は、アパーチャ7.6の縁部に当接して撓み、アパーチャ7.6を係合解除することができ、キャップ11およびキャップ11に取り付けられた保護ニードルシースの取り外しを可能にする。例示的な実施形態では、可撓ビーム11.3および/またはアパーチャ7.6は、可撓ビーム11.3をアパーチャ7.6から係合解除するのに必要な力を低減させるために傾斜させることができる。キャップは、ケース2内のそれぞれの数のアパーチャ2.16内に係合するように適用された少なくとも1つの可撓ケースビーム11.6をさらに含む。キャップ11がケース2に対して遠位方向Dに引っ張られるとき、可撓ケースビーム11.6は、アパーチャ2.16の縁部に当接して撓み、アパーチャ2.16を係合解除することができ、キャップ11およびキャップ11に取り付けられた保護ニードルシースの取り外しを可能にする。例示的な実施形態では、可撓ケースビーム11.6および/またはアパーチャ2.16は、可撓ケースビーム11.6をアパーチャ2.16から係合解除するのに必要な力を低減させるために傾斜させることができる。
第2のシュラウドロック機構15は、自己注射器1が注射部位から取り外された後にニードルシュラウド7をケース2に対して軸方向位置でロックするように適用される。例示的な実施形態では、第2のシュラウドロック機構15は、自己注射器1が注射部位から取り外された後にケース2上の止め具2.12に近位で当接するように適用された少なくとも1つの可撓シュラウドビーム7.1をニードルシュラウド7上に含む。止め具2.12上のシュラウドビーム7.1の当接は、ケース2に対して近位方向Pのニードルシュラウド7の並進運動を防止する。例示的な実施形態では、止め具2.12は、シュラウド7の最初の組み立てを容易にするために、ケース2内の可撓ビーム2.17上に配置すること
ができる。例示的な実施形態では、シュラウド7は、シリンジ3なしで組み立てることができ、その結果、止め具2.12を有するビーム2.17はシュラウドビーム7.1内で径方向に撓んで、シュラウドビーム7.1が通過することを可能にすることができる。次いで、シリンジ3が挿入され、後にビーム2.17を内方へ支持し、ビーム2.17が径方向に内方へ撓むことを防止し、したがって不動の止め具2.12を作成する。これは、図12〜14に示すキャップの機能による投薬を可能にする。
例示的な実施形態では、自己注射器1は、図4に示し、上記の対応する段落に記載したように、少なくとも2つのサブアセンブリ、たとえば制御サブアセンブリ1.1および駆動サブアセンブリ1.2から形成されることができ、サブアセンブリ1.1、1.2の製造時間および場所ならびにシリンジ3との最終的な組み立てに関する柔軟性を可能にする。
例示的な実施形態では、制御サブアセンブリ1.1は、キャップ11、ニードルシュラウド7、シュラウドばね8、および前面ケース2.1を含む。制御サブアセンブリ1.1を組み立てるために、シュラウドばね8がニードルシュラウド7内へ挿入され、シュラウドばね8を有するニードルシュラウド7が前面ケース2.1内へ挿入される。キャップ11は、ニードルシュラウド7の遠位端の上に配置され、可撓ビーム11.3、11.6がアパーチャ7.6、2.16内に係合されることによって、ニードルシュラウド7およびケース2の両方に係合する。したがって、シュラウドばね8は、少なくともわずかに負荷のかかった状態にあり、負荷は、キャップ11上の可撓ビーム11.3、11.6を通って連結されたケース2とシュラウド7との間で静的に解消される。例示的な実施形態では、その状態でシュラウドばね8によって及ぼされる力は、2N〜10Nの範囲内であり、キャップ11を取り外すために必要とされる力は、可撓ケースビーム11.6の設計のため、より大きく、たとえば最大25Nである。したがって、可撓ケースビーム11.6は、シュラウドばね8からの力を安全に解消しながら、それでもなおキャップ11の容易な取り外しを可能にするように設計される。
針(図示せず)上に配置された保護ニードルシースを有するシリンジが制御サブアセンブリ1.1内へ挿入された後、制御サブアセンブリ1.1に駆動サブアセンブリ1.2が連結される。例示的な実施形態では、背面ケース2.2上の1対の弾性ビーム(図示しないが、図1Bに示すものに類似している)が、前面ケース2.1内の凹部(図示せず)内へカチッと留まって駆動サブアセンブリ1.2を制御サブアセンブリ1.1にロックするように適用される。駆動サブアセンブリ1.2が制御サブアセンブリ1.1に連結されるとき、ニードルシュラウド7は、前述の実施形態のように組み立て治具の使用によって近位に並進運動させる必要はない。代わりに、シュラウド7は、すでに正しい位置にあり、制御ばね8は、少なくともわずかに負荷のかかった状態にある。したがって、駆動サブアセンブリ1.2を制御サブアセンブリ1.1に連結することで、シュラウドリブ7.7をプランジャリブ10.3に当接させる。図7に示すように、シュラウドリブ7.7がプランジャリブ10.3を押すと、プランジャリブ10.3の角度がプランジャ10をケース2に対して第2の回転方向R2に回転させ、第2のプランジャボス10.2は、第1の傾斜表面2.9に沿って第2の傾斜表面2.11の上へ進む。第2のプランジャボス10.2が第2の傾斜表面2.11上に配置されるとき、駆動ばね9の力は、第2の傾斜表面2.11の角度のため、プランジャ10に第2の回転方向R2の回転力をかける。
例示的な実施形態では、駆動サブアセンブリ1.2と制御サブアセンブリ1.1の最終の組み立て後、自己注射器1は、たとえば、駆動ばね9およびシュラウドばね8からの負荷を受けて強い応力のかかった構成要素内のたとえばクリープを低減させるために、温度が制御された環境で保つことができる(たとえば、コールドチェーン収納)。
図8に示すように、ニードルシュラウド7が解放される(たとえば、第1の可撓ビーム11.3がシュラウド7内のアパーチャ7.6内に係合されたままの状態で、使用者がキャップ11を遠位方向Dに引っ張り、それによって可撓ケースビーム11.6をケース2内のそれぞれのアパーチャ2.16から係合解除することによる)とき、ニードルシュラウド7は、シュラウドばね8の力を受けてケース2に対して遠位方向Dに並進運動し、その後、シュラウドリブ7.7は第1のプランジャボス10.1に当接する。たとえば、シュラウドリブ7.7の遠位面7.9は、第1のプランジャボス10.1に当接し、ニードルシュラウド7をケース2に対して軸方向位置で維持することができる。第2のプランジャボス10.2は、プランジャ10がケース2に対して第2の回転方向R2に回転することをシュラウドリブ7.7が防止するため、ケーススロット2.3を係合解除するのを防止される。たとえば、シュラウドリブ7.7の長手方向面7.10は第1のプランジャボス10.1に当接して、プランジャ10の回転を防止する。この構成では、可撓ビーム11.3がアパーチャ7.6を係合解除するのを径方向の止め具2.15が防止し、キャップ11上のリブ11.4が前面ケース2.1に近位に当接するため、ケース2に対して近位方向Pのニードルシュラウド7の動きは制限される。遠位面7.9および第1のプランジャボス10.1によって画成されるシュラウド7の軸方向位置は、シュラウドビーム7.1がその状態で前面ケース2.1内の止め具2.12を越えて遠位に移動しないような位置とすることができる。
図24Aおよび図24Bに示す自己注射器1の実施形態のさらなる動作シーケンスは、前述の図に示す実施形態に関して上述した動作シーケンスに対応することができる。
図24Aおよび図24Bの実施形態は、シュラウド7を操作しなくても自己注射器1を組み立てることを可能にする。したがって、組み立て治具は必要とされない。
例示的な実施形態では、制御サブアセンブリ1.1が組み立てられるとき、キャップ11と前面ケース2.1との間に不正開封ストリップ(図示せず)を配置することができる。不正開封ストリップは、品質保証のために有用となることができる。
図25Aは、組み立て中の本発明による自己注射器1の例示的な実施形態の遠位端の概略図である。自己注射器1は、シリンジなどの薬剤容器を保持するように適用されたケース2を含む。
例示的な実施形態では、ケース2の遠位端にキャップ11を取り外し可能に配置することができる。キャップ11は、ケース2、ケース内に嵌め込み式にされたニードルシュラウド7、および/または針上の保護ニードルシースに係合するように配置された要素(たとえば、突刺、フック、狭いセクションなど)を含むことができる。保護ニードルシースは、ゴムおよび/またはプラスチックとすることができる。例示的な実施形態では、保護ニードルシースは、針に係合するように適用されたゴムの内部から形成された剛性のニードルシールド(RNS)であり、プラスチックの外部が、ゴムの内部の外側部分を少なくとも部分的に覆う。キャップ11は、キャップ11の取り外しを容易にする(たとえば、ケース2に対してキャップ11をねじりかつ/または引っ張ることによる)把持機能11.5を含むことができる。例示的な実施形態では、把持機能11.5は、1つまたはそれ以上のリブ、突条、突出物、突起、ノッチ、テキスチャ付き表面、またはオーバーモールドコーティング(ゴム、弾性体など)などを含むことができる。
例示的な実施形態では、シュラウドばね8が、ニードルシュラウド7をケース2に対して伸長位置の方へ遠位に付勢するように配置される。使用中、デバイス1は注射部位に対して押下され、ニードルシュラウド7をシュラウドばね8の付勢力に逆らって後退位置へケース2に対して近位に動かす。
例示的な実施形態では、シース取り外し機構13が、キャップ11を自己注射器1から取り外すときに保護ニードルシースを薬剤容器から取り外すように配置される。シース取り外し機構13は、保護ニードルシースに係合するように適用された1つまたはそれ以上の可撓シース取り外しビーム11.7をキャップ11上に含むことができる。典型的には、シース取り外しビーム11.7は、キャップ11の遠位面11.10から近位方向Pに延び、またはキャップ11の遠位面11.10から近位方向Pに延びる内部スリーブの一部である。可撓シース取り外しビーム11.7は、それぞれの内方レッジ11.8を含む。可撓シース取り外しビーム11.7が弛緩しているとき、レッジ11.8は、保護ニードルシースの直径より小さい隙間をレッジ11.8間に提供する。例示的な実施形態では、キャップ11の遠位面11.10内の開口部11.11を通って軸方向に組み立て工具を挿入することができる。図25Bは、キャップ11の例示的な実施形態の概略図である。開口部11.11は、鍵孔に類似の形状であり、したがって組み立て工具は、中心から外れて挿入されて、シース取り外しビーム11.7のうちの少なくとも2つの間に係合することができ、挿入中の保護ニードルシースに対する経路を阻止しない。
別の例示的な実施形態では、1つまたはそれ以上の側面アパーチャ11.9が、組み立て工具の挿入を可能にするために、キャップ11の側面領域内に配置される。同様に、キャップ11がケース2に取り付けられるときに1組の側面アパーチャ11.9、2.6、7.3がそれぞれ一直線になるように、対応する側面アパーチャ2.6、7.3をケース2およびニードルシュラウド7内に配置することができる。
キャップ11は、ニードルシュラウド7に対して近位方向Pに動かされることによって、自己注射器1に組み立てられる。キャップ11が自己注射器1に取り付けられているとき、シース取り外しビーム11.7はニードルシュラウド7内へ挿入され、ニードルシュラウド7は、これを可能にするのに十分な広さである。
キャップ11が自己注射器1に取り付けられるとき、ケース2に対する近位方向Pのキャップ11の軸方向運動は、キャップ11上のリブ11.4がケース2に当接することによって制限される。
図26は、遠位面11.10内の開口部11.11を通ってくさび状の組み立て工具16の挿入中の、組み立てられたキャップ11を有する自己注射器1の遠位端の概略図である。くさび状の組み立て工具16は、シース取り外しビーム11.7のうちの2つの間に係合してそれらを広げ、それによってそれらを径方向外方方向へ撓ませる。これは、保護ニードルシースが通過することを可能にする程度まで、内方レッジ11.8によって画成される隙間を開く。例示的な実施形態では、くさび状の組み立て工具16はまた、第2のシュラウドロック機構15の係合およびプランジャ解放機構12のプライミングを有効にするのと同じ運動で、シュラウド7を軸方向に変位させるように配置することができる。
図27は、保護ニードルシース5との薬剤容器3の組み立て中の、組み立てられたキャップ11を有する自己注射器1の遠位端の概略図である。薬剤容器3は、充填済み薬剤容器とすることができ、遠位端に配置された針4を有することができる。自己注射器1および/または薬剤容器3が組み立てられるとき、針4に保護ニードルシース5を取り外し可能に連結することができる。保護ニードルシース5は、ゴムのニードルシースまたは剛性のニードルシースとすることができる(ゴムおよび完全にプラスチックまたは部分的にプラスチックのシェルから構成される)。他の例示的な実施形態では、薬剤容器は、薬剤Mを含むカートリッジとすることができ、取り外し可能の針に係合する(たとえば、ねじ山、スナップ、摩擦などによる)。
薬剤容器3および保護ニードルシース5は、ケース2内へ挿入され、遠位方向Dに押される。組み立て工具16のため、可撓シース取り外しビーム11.7上のレッジ11.8間の隙間は、保護ニードルシース5の挿入を可能にするのに十分な広さである。例示的な実施形態では、ケース2は、たとえば薬剤容器3のネック部分3.1に係合することによってケース2内の薬剤容器3の遠位方向Dの軸方向運動を制限する軸方向の止め具2.5を含むことができる。
図28は、組み立てられたキャップ11、薬剤容器3、および保護ニードルシース5を有する自己注射器1の遠位端の概略図である。組み立て工具16は、キャップ11の遠位面11.10内の開口部11.11から取り外され、したがってシース取り外しビーム11.7は広げられなくなる。ビームの剛直性のため、シース取り外しビーム11.7は径方向内方に弛緩し、内方レッジ11.8は、相互の隙間を低減させ、保護ニードルシース5の近位端5.1に係合し、したがってキャップ11を保護ニードルシース5に軸方向に連結させる。例示的な実施形態では、シース取り外しビーム11.7は、工具が取り外された後にそれらが常に保護ニードルシース5と密接することを確実にする内方に撓んだ位置で成形される。くさび状の組み立て工具16は、シース取り外しビーム11.7が塑性降伏するほど変形しないように設計される。保護ニードルシース5とシース取り外しビーム11.7との間の接点は、保護ニードルシース5が取り外されるときにシース取り外しビーム11.7を開くように作用するモーメントを最小にするように配置される。したがって、保護ニードルシース5の把持は、シース取り外しビーム11.7によって及ぼされる径方向の圧縮力ではなく、ケース2に対して遠位方向Dにキャップ11に及ぼされる力に依拠する。例示的な実施形態では、くさび状の組み立て工具16は、キャップの取り外し中にキャップ11に及ぼされる力の方向に対して垂直の方向にシース取り外しビーム11.7を広げるように配置することができる。
キャップ11がケース2に対して遠位方向Dに引っ張られるとき、保護ニードルシース5の近位端5.1に係合されたレッジ11.8は、保護ニードルシース5を薬剤容器3から引き離す。
例示的な実施形態では、ニードルシュラウド7を押下するために必要とされる力は、約2〜12Nとすることができる。同様に、この機構は、より大きい力で働くことができる。
例示的な実施形態では、自己注射器1内で使用されるシリンジ3は、約1mLの薬剤Mを収容することが可能なシリンジとすることができる。別の例示的な実施形態では、自己注射器1内で使用されるシリンジ3は、約2mLの薬剤Mを収容することが可能なシリンジとすることができる。
本発明による自己注射器1は、従来の自己注射器と比較すると、たとえばプランジャ10のみが駆動ばね9の比較的強い力を受けるため、増大された貯蔵寿命を有することができる。
たとえば、異なる粘性の薬物を含む薬剤もしくは再構成された薬剤を送達し、または薬剤の用量を注射するのに必要とされる時間を変更するために、駆動ばね9を変更して、プランジャ10に印加される力を変えることができるため、本発明による自己注射器1は、プラットフォームとして使用することができる。
キャップ11は、あらゆる種類の注射デバイスまたは自己注射器とともに適用されるのに適している。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジ
ン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン
、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリ(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上
記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
本明細書に記載の装置、方法、および/またはシステムならびに実施形態の様々な構成要素の修正(追加および/または削除)は、本発明の完全な範囲および精神から逸脱することなく加えることができ、本発明は、そのような修正およびそのあらゆる均等物を包含することが、当業者には理解されよう。

Claims (14)

  1. 自己注射器(1)であって:
    針(4)を有する薬剤容器を保持するように適用されたケース(2)と;
    該ケース(2)に嵌め込み式に連結され、針(4)が覆われる、ケース(2)に対する第1の伸長位置(FEP)と、針(4)が露出される、ケース(2)に対する後退位置(RP)との間で可動のニードルシュラウド(7)と、
    該ニードルシュラウドをケースに対して遠位方向に付勢するシュラウドばねと;
    ケース(2)内に回転式かつ摺動可能に配置されたプランジャ(10)とを含み、該プランジャ(10)は、該プランジャ(10)がケース(2)に係合される第1の回転位置と、プランジャ(10)がケース(2)を係合解除する第2の回転位置との間で、ケース(2)に対して回転可能であり、
    ここで、ニードルシュラウド(7)が第1の伸長位置(FEP)から後退位置(RP)へ並進運動するとき、ニードルシュラウド(7)はプランジャ(10)に係合して、該プランジャ(10)を第1の回転位置から第2の回転位置へ回転させ、
    該自己注射器(1)は:
    ケース(2)に取り外し可能に連結されたキャップ(11)をさらに含み、ここで、該キャップ(11)は、ケース(2)内の少なくとも1つのアパーチャ(2.16)に解放可能に係合するように適用された少なくとも1つの可撓ケースビーム(11.6)を含み、ここで、キャップ(11)がケース(2)に対して遠位方向(D)に動かされるとき、少なくとも1つの可撓ビーム(11.6)は、ケース(2)内の少なくとも1つのアパーチャ(2.16)を係合解除し、ケース(2)に径方向に当接しなくなり、ここで、少なくとも1つの可撓ケースビーム(11.6)をそれぞれのアパーチャ(2.16)から係合解除するために必要とされる力は、可撓ケースビーム(11.6)がアパーチャ(2.16)内に係合されるときにシュラウドばねによって及ぼされる力より大きい、前記自己注射器。
  2. ニードルシュラウド(7)は、ケース(2)に対して、針(4)が覆われ、ニードルシュラウド(7)がケース(2)に対して並進運動することができない第2の伸長位置(SEP)へ可動である、請求項1に記載の自己注射器(1)。
  3. プランジャ(10)が第2の回転位置にありかつニードルシュラウド(7)が後退位置(RP)にあるとき、プランジャ(10)は、駆動ばね(9)の力を受けてケース(2)に対して並進運動する、請求項1または2に記載の自己注射器(1)。
  4. ニードルシュラウド(7)は、該ニードルシュラウド(7)が第1の伸長位置(FEP)および後退位置(RP)にあるときにケース(2)に径方向に当接する少なくとも1つの可撓シュラウドビーム(7.1)を含み、該少なくとも1つの可撓シュラウドビーム(7.1)は、ニードルシュラウド(7)が第2の伸長位置(SEP)にあるとき、径方向に撓み、ケース(2)に軸方向に当接する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自己注射器(1)。
  5. プランジャ(10)は、ニードルシュラウド(7)上に配置されたシュラウドリブ(7.7)に係合するように適用された第1のプランジャボス(10.1)と、ケース(2)内のケーススロット(2.3)に係合するように適用された第2のプランジャボス(10.2)とを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自己注射器(1)。
  6. プランジャ(10)が第1の回転位置にありかつニードルシュラウド(7)が第1の伸長位置(FEP)にあるとき、第1のプランジャボス(10.1)はシュラウドリブ(7.7)に係合し、第2のプランジャボス(10.2)はケーススロット(2.3)に係合
    する、請求項5に記載の自己注射器(1)。
  7. ニードルシュラウド(7)が後退位置(RP)にあるとき、プランジャ(10)は第1の回転位置から第2の回転位置へ回転し、ケーススロット(2.3)を係合解除する、請求項6に記載の自己注射器(1)。
  8. プランジャ(10)は、ケース(2)内のケーススロット(2.3)に係合するように適用されたプランジャボスと、ニードルシュラウド(7)上に配置されたシュラウドリブ(7.7)に係合するように適用されたプランジャリブ(10.3)とを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の自己注射器(1)。
  9. プランジャ(10)が第1の回転位置にありかつニードルシュラウド(7)が第1の伸長位置(FEP)にあるとき、プランジャボスは、ケーススロット(2.3)に係合する、請求項8に記載の自己注射器(1)。
  10. ニードルシュラウド(7)が第1の伸長位置(FEP)から後退位置(RP)へ並進運動するとき、ニードルシュラウド(7)はプランジャリブ(10.3)に当接して、プランジャ(10)をケース(2)に対して第1の回転位置から第2の回転位置へ回転させ、プランジャボスをケーススロット(2.3)から係合解除する、請求項9に記載の自己注射器(1)。
  11. キャップ(11)は:
    遠位面(11.10)と;
    遠位面(11.10)から近位方向(P)に延び、保護ニードルシース(5)を受けるための空間を画成する少なくとも1つの可撓シース取り外しビーム(11.7)とを含み、該少なくとも1つの可撓シース取り外しビーム(11.7)は、保護ニードルシース(5)に係合するように適用された少なくとも1つのレッジ(11.8)を含み、
    ここで、少なくとも1つの可撓シース取り外しビーム(11.7)は、保護ニードルシース(5)に係合する第1の位置で遠位面(11.10)に略垂直に配置され、保護ニードルシース(5)を受ける第2の位置で遠位面(11.10)に略垂直でない角度で配置される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の自己注射器(1)。
  12. 少なくとも1つの可撓シース取り外しビーム(11.7)は、第1の位置の方へ付勢される、請求項11に記載の自己注射器(1)。
  13. レッジ(11.8)は、保護ニードルシース(5)の近位端(5.1)の後ろでまたは保護ニードルシース(5)内の凹部内へ近位に係合するように適用される、請求項11または12に記載の自己注射器(1)。
  14. 少なくとも1つの可撓シース取り外しビーム(11.7)を第1の位置から第2の位置へ動かすための力を印加する少なくとも1つの組み立て工具(16)の挿入を可能にするために、キャップ(11)の遠位面(11.10)内の1つまたはそれ以上の開口部(11.11)またはキャップ(11)の側面領域内に配置された1つまたはそれ以上の側面アパーチャ(11.9)をさらに含む、請求項11〜13のいずれか1項に記載の自己注射器(1)。
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