JP2020070437A - 粘着テープ、光学フィルム積層体及びフィルム - Google Patents

粘着テープ、光学フィルム積層体及びフィルム Download PDF

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美里 臺谷
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元 野世渓
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Abstract

【課題】粘着テープを貼り付けたまま被着体の光学検査を行うことができる粘着テープ、該粘着テープを用いた光学フィルム積層体及び該粘着テープの基材を用いたフィルムを提供する。【解決手段】基材層及び粘着剤層を有する粘着テープであって、前記基材層はポリエステル系樹脂を含有し、前記粘着テープは複屈折率が0.01以下であり、ヘイズが10以下である、粘着テープ。【選択図】 なし

Description

本発明は、粘着テープを貼り付けたまま被着体の光学検査を行うことができる粘着テープ、該粘着テープを用いた光学フィルム積層体及び該粘着テープの基材を用いたフィルムに関する。
粘着フィルムは簡便に接合が可能なことから各種産業分野に用いられている。建築分野では養生シートの仮固定、内装材の貼り合わせ等に、自動車分野ではシート、センサー等の内装部品の固定、サイドモール、サイドバイザー等の外装部品の固定等に、電気電子分野ではモジュール組み立て、モジュールの筐体への貼り合わせ等に粘着フィルムが用いられている。より具体的には例えば、光学デバイス、金属板、塗装した金属板、樹脂板、ガラス板等の部材の表面を保護するための表面保護フィルムとしても粘着フィルムが広く用いられている(例えば、特許文献1〜3)。
特開平1−129085号公報 特開平6−1958号公報 特開平8−12952号公報
上記光学デバイスに用いられる偏光板や位相差フィルムといった光学フィルムでは、製造工程において部品が所定の性能を有しているかどうかを確認するために光学検査が行われる。しかしながら、従来の表面保護フィルムで保護した状態で光学検査を行うと、色ムラが生じて検査が行えなかったり、誤った測定値が計測されたりすることがあるという問題がある。そのため、従来の表面保護フィルムを偏光板や位相差フィルムに用いた場合、光学検査前に一旦表面保護フィルムを剥離する必要があり、生産効率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、粘着テープを貼り付けたまま被着体の光学検査を行うことができる粘着テープ、該粘着テープを用いた光学フィルム積層体及び該粘着テープの基材を用いたフィルムを提供することを目的とする。
本発明は、基材層及び粘着剤層を有する粘着テープであって、前記基材層はポリエステル系樹脂を含有し、前記粘着テープは複屈折率が0.01以下であり、ヘイズが10以下である、粘着テープである。
以下に本発明を詳述する。
本発明の粘着テープは、基材層及び粘着剤層を有する粘着テープであって、前記基材層はポリエステル系樹脂を含有する。
粘着テープの基材層がポリエステル系樹脂を含有することで複屈折が小さくなるとともに透明性も高くなることから、複屈折率及びヘイズを後述する範囲に調節することができる。
本発明の粘着テープは、複屈折率が0.01以下である。
粘着テープの複屈折率が0.01以下であることで、粘着テープを偏光板や位相差フィルムの保護に用いた場合であっても、粘着テープを貼り付けたまま光学検査を行うことができる。同様の観点から、上記複屈折率の好ましい上限は0.006、より好ましい上限は0.004である。上記複屈折率の下限は特に限定されず、低ければ低いほど良いものであるが、例えば0.0001である。なお、上記複屈折率は位相差測定装置(例えば、王子計測機器社製、KOBRA−WR)を用いることで測定できる。
本発明の粘着テープは、ヘイズが10以下である。
粘着テープのヘイズが10以下であることで、光学検査を行うのに充分な透明性を確保することができる。上記ヘイズの好ましい上限は8、より好ましい上限は4である。上記ヘイズの下限は特に限定されず、低ければ低いほど良いものであるが、例えば0.2である。なお、上記ヘイズはヘイズメーター(例えば、村上色彩技術研究所社製、HM−150)を用いることで測定することができる。
本発明の粘着テープは、引張弾性率が1000MPa以上であることが好ましい。
粘着テープの引張弾性率が1000MPa以上であることで、適度なコシが得られることから取り扱い性が向上するとともに、粘着テープを被着体から剥離しやすくすることができる。上記引張弾性率のより好ましい下限は1100MPa、更に好ましい下限は1200MPaである。上記引張弾性率の上限は特に限定されないが、取り扱い性の観点から3000MPaであることが好ましい。なお、上記引張弾性率は、引張試験機(例えば、AND社製、RTG1250A)を用いてJIS K 7161に準ずる方法により測定することができる。
上記ポリエステル系樹脂は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)及びポリエチレンテレフタレート(PET)からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。
上記基材がポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)及びポリエチレンテレフタレート(PET)からなる群より選択される少なくとも1種を含有することで、高い搬送性を発現すると同時に、複屈折率及びヘイズを上記範囲に調節しやすくすることができる。なかでも、色ムラや誤測定の抑止性能と透明性に優れ、搬送性を更に高めることができることから、上記ポリエステル系樹脂はポリブチレンテレフタレート(PBT)であることがより好ましい。
従来のポリエステル系樹脂を基材に用いた粘着テープは、強度や取り扱い性を向上させるために、原料樹脂を成形した後に2軸延伸を行って基材を製造している。しかしながら、2軸延伸によって製造された基材は、分子が配向することから複屈折率が高くなってしまい、色ムラや誤測定の原因となってしまう。また、2軸延伸を行って基材を製造すると、粘着剤層を塗工法によって形成する必要があることから、粘着剤層に残留溶媒が存在しやすく、被着体汚染の原因となる。しかしながら、PBTは結晶性が高いことから、押出成形等の延伸工程を行わないで基材を製造した場合であっても引張弾性率の高い粘着テープとすることができる。一方で、結晶性の高い材料は透明性が低下してしまうという欠点があるが、PBTは結晶性が高すぎないため、透明性を低下させることなく適度な引張弾性率を持った粘着テープとすることができる。更に、PBTを基材に用いると基材層と粘着剤層を共押し出し法によって同時に形成できるため、生産効率を高めることもできる。
上記ポリエステル系樹脂としてPBTを用い、押出成形によって基材層を形成する場合、冷却の条件を70℃以下とすることが好ましい。
適度な結晶性を持つPBTを更に上記条件によって基材層に成形することで、上記複屈折率、ヘイズ及び引張弾性率を上記範囲に調節することが容易となる。
上記基材層は、本発明の効果を損なわない範囲内で、帯電防止剤、酸化防止剤、耐候剤、結晶核剤等の添加剤、ポリオレフィン、ポリアミド、エラストマー等の樹脂改質剤を含有してもよい。
上記基材層の厚さは特に限定されないが、好ましい下限は15μm、より好ましい下限は20μm、更に好ましい下限は23μm、特に好ましい下限は25μmであり、好ましい上限は200μm、より好ましい上限は150μm、更に好ましい上限は100μm、特に好ましい上限は80μmである。上記基材層の厚さがこの範囲内であると、薄さと取り扱い性を両立できる。
上記粘着剤層は、スチレン系エラストマー、ポリオレフィン(PO)、ポリウレタン(TPU)からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。
粘着剤層がスチレン系エラストマー、ポリオレフィン(PO)、ポリウレタン(TPU)からなる群より選択される少なくとも1種を含有することで、得られる粘着テープが適度な粘着力を発揮できるだけでなく、基材層と粘着剤層との間での層間剥離を抑えて糊残りし難くすることができる。
粘着剤層がスチレン系エラストマーを含有する場合、上記スチレン系エラストマーは、分子内相分離による直径5nm以上の球状のスチレンセグメントを有することが好ましい。
スチレン系エラストマーは、ゴム弾性を示すゴムセグメントと、ゴムセグメントの擬似架橋点となるスチレンセグメントからなり、このスチレンセグメントは、基材層に含まれるポリエステル系樹脂と相溶性が高い。そのため、粘着剤層がスチレン系エラストマーを含有すると、スチレンセグメントと基材層が相互作用することで、基材層と粘着剤層間の接着力が上昇し、粘着剤層を基材層から剥離し難くすることができる。
また、スチレンセグメントはゴムセグメントと相溶性が低いため、一般的にスチレン系エラストマーは、分子内でゴムセグメントとスチレンセグメントが分離して存在する不均一な相分離構造となる。この相分離構造は、海状に広がったゴムセグメントの中に島状に集まったスチレンセグメントが存在する構造となっており、島状に集まったセグメントは球状、ラメラ状、シリンダー状等様々な形状をとりうる。なかでも、島状のセグメントが直径5nm以上の球状であることで、スチレンセグメントが等方的に分散され、基材層との相互作用を安定的に強く保てるため、粘着剤層が基材層からより剥離し難くなると考えられる。上記直径のより好ましい下限は6nm、更に好ましい下限は8nmである。上記直径の上限は特に限定されないが、球状構造の安定性の観点から、例えば100nmである。なお、本明細書において球状とは真球状だけでなく楕円球状等の変形した球状も含まれる。また、上記球状が変形した球状である場合、上記直径は長径の長さを指す。上記球状のスチレンセグメントの直径は、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて粘着剤層の基材層と接していない側の表面から厚み方向へ1μmの距離付近の相分離構造を測定することで求めることができる。
上記スチレン系エラストマーは、スチレン含有量が5重量%以上50重量%以下であることが好ましい。
スチレン系エラストマーに含まれるスチレンの含有量が上記範囲であることで、充分な量のスチレンセグメントの相分離構造を形成することができ、基材層から粘着剤層をより剥離し難くすることができる。また、上記範囲のスチレン含有量であることで、相分離構造の形状を球状にしやすくすることができる。同様の観点より、上記スチレン系エラストマーのスチレン含有量のより好ましい下限は6重量%、より好ましい上限は40重量%である。
上記スチレン系エラストマーとしては特に限定されず、例えば、スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合体(SEPS)、水添スチレンブタジエンゴム(HSBR)、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレンエチレンプロピレンブロック共重合体(SEP)、スチレンエチレンブチレンブロック共重合体(SEB)、スチレン−イソプレンブロック共重合体(SI)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)等が挙げられる。なかでも、球状の相分離構造を形成しやすいことから、SEBS、SEPS、HSBRが特に好適である。
スチレン系エラストマーの水素添加はゴムセグメントの中の不安定な不飽和結合(二重結合)を飽和結合に変化させるために不飽和結合部分を水素化することによって、飽和結合へ変化させることをいう。上記スチレン系エラストマーが水添スチレンブタジエンゴムである場合、水素添加率は95%以上であることが好ましく、97%以上であることがより好ましい。スチレン系エラストマーの水素添加率が上記範囲であることで、耐熱性及び耐候性を向上させることができる。ここで、水素添加率とは、不安定な不飽和結合(二重結合)を飽和結合に変化させる比率のことを指す。なお、水素添加率は通常99%以下である。上記水素添加率は赤外吸収スペクトルのピークから求めることができる。
上記スチレン系エラストマーは、ビニル結合含有率が50%以上90%以下であることが好ましく、60%以上85%以下であることがより好ましい。スチレン系エラストマー中のビニル結合含有率が上記範囲内であることで、タックと粘着力とのバランスに優れた粘着テープとすることができる。ここでビニル結合含有率とはスチレンブタジエンゴムのブタジエンの中、共役ジエンモノマーの1,3−ブタジエンが付加重合される際に、1,4結合と1,2結合の中で、1,2結合(ビニル)が主鎖中に形成される比率のことを指す。上記ビニル結合含有率は、赤外吸収スペクトルを用いてモレロ法により算出することができる。
上記スチレン系エラストマーは、重量平均分子量の好ましい下限が5万、より好ましい下限が10万、好ましい上限が35万、より好ましい上限が30万、さらに好ましい上限が25万、特に好ましい上限が20万である。スチレン系エラストマーの重量平均分子量が上記範囲であることでより粘着力に優れた粘着テープとすることができる。上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定を行い、ポリスチレン換算により求められる値である。重量平均分子量を測定する際のカラムとしては、例えば、SHOKO社製カラムLF−804等が挙げられる。
上記ポリオレフィンは特に限定されないが、エチレン又は炭素数3〜10のα−オレフィンを構成成分として有することが好ましい。
上記ポリオレフィンがエチレン又は炭素数3〜10のα−オレフィンを構成成分として有することで、より基材層から粘着剤層を剥離し難くすることができる。
上記ポリオレフィンは密度が850〜950kg/mであることが好ましい。
ポリオレフィンの密度が850〜950kg/mであることで、より基材層から粘着剤層を剥離し難くすることができるとともに、得られる粘着テープに適度な粘着力を付与することができる。同様の観点から、上記ポリオレフィンの密度のより好ましい下限は860kg/m、更に好ましい下限は865kg/m、より好ましい上限は930kg/m、更に好ましい上限は910kg/mである。
上記ポリウレタンとしては例えば、ポリカーボネート系、ポリエステル系、ポリエーテル系等が挙げられる。なかでも、上記ポリウレタンはガラス転移点が10℃以下であることが好ましい。ガラス転移点が10℃以下のポリウレタンを用いることで、より基材層から粘着剤層を剥離し難くすることができる。なお、上記ポリウレタンのガラス転移点は、通常−60℃以上である。
上記粘着剤層は、必要に応じて更に軟化剤、粘着付与剤、酸化防止剤、接着昂進防止剤、離型剤等の添加剤を含有してもよい。
上記粘着剤層の厚さは特に限定されないが、好ましい下限は2μm、好ましい上限は30μmである。上記粘着剤層の厚さがこの範囲内であると、被着体に対する充分な粘着力と取り扱い性とを両立することができる。上記粘着剤層の厚さのより好ましい下限は2.5μm、より好ましい上限は20μmである。
本発明の粘着テープは、上記基材層と上記粘着剤層の間にプライマー材料を含有するプライマー層を有することが好ましい。
粘着テープにプライマー層を設けることで、より基材層から粘着剤層を剥離し難くすることができる。また、基材層を後述する共押し出し法等によって製造した場合であっても、基材層から粘着剤層を剥離し難くすることができる。
上記プライマー材料は特に限定されないが、なかでも、基材層から粘着剤層をより剥離し難くすることができることから、オレフィンと極性基成分とを有するランダム共重合体、ブロック共重合体、およびグラフト重合体の材料からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。
上記ランダム共重合体、ブロック共重合体、およびグラフト重合体は、2元共重合体または3元共重合体であってもよい。また、これらのポリマーは、末端が変性されていてもよい。例えば、アミノ基、水酸基等の極性基で変性されていてもよい。なかでも、これらのポリマーの末端がアミノ変性されていると、基材層と粘着剤層との間の層間強度を向上させることができる。
上記極性基成分としては、例えば、エステル基、水酸基、カルボキシル基等の極性基を有する重合性化合物が挙げられる。エステル基を有する重合性化合物としては、例えばアクリル酸エステル等が挙げられ、水酸基を有する重合性化合物としては、例えば水酸基を側鎖に有するアクリル酸エステル等が挙げられ、カルボキシル基を有する重合性化合物としては、例えば無水マレイン酸、カルボン酸、グリシジル酸、酢酸等が挙げられる。なかでも、より基材層から粘着剤層を剥離し難くすることができることから、アクリル酸エステル、無水マレイン酸及びグリシジル酸からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。なお、アクリル酸エステルとしては、例えばアルコールとアクリル酸とのエステルが挙げられる。アルコールとしては、例えば炭素数1〜20個、好ましくは1〜15個、より好ましくは2〜10個であるアルコールが挙げられるアクリル酸エステルとしては、具体的には、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等が挙げられる。
上記プライマー層の厚さは特に限定されないが、好ましい下限が0.5μm、より好ましい下限が1μm、好ましい上限が15μm、より好ましい上限が10μmである。プライマー層の厚みが上記範囲であることで、基材層と粘着剤層を充分に密着させて基材層から粘着剤層をより剥離し難くすることができる。
本発明の好適な実施態様において、本発明の粘着テープは、上記基材層及び/又は上記粘着剤層が上記プライマー材料を含有する。基材層及び/又は粘着剤層がプライマー材料を含有すると、基材層から粘着剤層を剥離し難くする効果を得ることができる。
本発明の製造方法は特に限定されず、従来公知の方法を用いることができるが、基材層を共押し出し法等の延伸を伴わない方法で製造することが好ましい。上記のように、従来のポリエステル系樹脂を基材層に有する粘着テープは、引張弾性率を向上させるため、つまり、粘着テープとしての強度や取り扱い性を向上させるために、2軸延伸によって製造された基材を用いていた。しかしながら、2軸延伸によって製造された基材は、分子が配向することから複屈折率が高くなってしまい、色ムラや誤測定の原因となってしまっていた。本発明は、2軸延伸によって製造されていないポリエステル系樹脂を用いることで、上記複屈折率とヘイズを満たして粘着テープを光学部品に貼り付けたまま光学検査を行うことができる。また、共押し出し法によって粘着テープを製造する場合は、基材層と粘着剤層を一工程で形成できるため、生産効率を向上させることができるとともに、粘着剤層の形成に溶媒を用いる必要がないことから、残留溶媒による被着体汚染が起こらないという利点がある。
なお、共押し出し法によって粘着テープを製造すると、上記基材層と上記粘着剤層の間に移行層が形成される。上記移行層とは、基材層側から粘着剤層側へ進むにつれて基材層を構成するポリエステル系樹脂と粘着剤層が徐々に入れ替わっていく層のことを指す。上記移行層の存在はミクロトームを用いて、粘着テープの断面を切り出し、観察用の試験サンプルにし、走査プローブ顕微鏡(SPM)で基材層と粘着剤層との界面における硬さの変化を観察し、硬さが連続的に変化することによって確認することができる。また、粘着剤層がスチレン系エラストマーである場合は、透過型電子顕微鏡(TEM)で基材層と粘着剤層との界面の相分離構造の変化を観察することによっても確認することができる。例えば、粘着剤層がスチレン系エラストマーを含有し、分子内に球状のスチレンセグメントを有する相分離構造を有する場合、移行層が存在すると、粘着剤層中の球状のスチレンセグメントは基材層に近づくにつれてサイズが小さくなったり、球状のスチレンセグメントの密度が低くなったりする。
本発明の粘着テープを共押し出し法によって製造する場合、70℃以下の冷却条件で製造することが好ましい。
上記のような条件で粘着テープを製造することによって、複屈折率やヘイズ、引張弾性率を上記範囲に調節しやすくすることができる。
本発明の粘着テープの用途は特に限定されないが、偏光板や位相差フィルムといった光学フィルムを保護するための保護フィルムとして特に好適に用いることができる。
このような、光学フィルムに本発明の粘着テープが貼り合された、光学フィルム積層体もまた、本発明の1つである。
本発明の粘着テープは、粘着テープを貼り付けたまま被着体の光学検査を行うことができる高い光学性能を有していることから、基材層のみをフィルムとして用いた場合であってもフィルム越しに光学検査が行える高い光学性能を発揮する。
このような基材層を有するフィルムであって、前記基材層はポリエステル系樹脂を含有し、前記フィルムは複屈折率が0.01以下であり、ヘイズが10以下である、フィルムもまた、本発明の1つである。
本発明のフィルムの基材層は、本発明の粘着テープの基材層と同様のものを用いることができる。また、本発明のフィルムは本発明の粘着テープの基材層と同様の方法で製造することができる。
本発明のフィルムの用途は特に限定されないが、フィルム越しに光学検査が行えるほどの高い光学性能を有していることから、プロテクトテープの基材や剥離ライナーの基材の用途に好適に用いることができる。
本発明によれば、粘着テープを貼り付けたまま被着体の光学検査を行うことができる粘着テープ、該粘着テープを用いた光学フィルム積層体及び該粘着テープの基材を用いたフィルムを提供することができる。
以下に実施例を挙げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
(粘着剤層のベース樹脂)
粘着テープの粘着剤層に用いるベース樹脂として、以下の方法で合成したスチレン系エラストマー又は市販品の樹脂を用いた。
(合成例1)
窒素置換された反応容器に、脱気、脱水されたシクロヘキサン500重量部、スチレン9重量部及びテトラヒドロフラン5重量部を仕込み、重合開始温度の40℃にてn−ブチルリチウム0.13重量部を添加して、昇温重合を行い、芳香族アルケニル重合体ブロック(Aブロック)を得た。
芳香族アルケニル重合体ブロックの重合転化率が略100%に達した後、反応液を15℃に冷却し、次いで、共役ジエン化合物として1,3−ブタジエン91重量部を加え、更に昇温重合を行い、共役ジエン重合体ブロック(Bブロック)を得た。
重合転化率がほぼ100%に達した後、カップリング剤としてメチルジクロロシラン0.06重量部を加え、カップリング反応を行った。カップリング反応が完結した後、水素ガスを0.4MPa−Gaugeの圧力で供給しながら10分間放置した。その後、反応容器内に、ジエチルアルミニウムクロライド0.03重量部及びビス(シクロペンタジエニル)チタニウムフルフリルオキシクロライド0.06重量部を加え、撹拌した。水素ガス供給圧0.7MPa−Gauge、反応温度80℃で水素添加反応を開始し、水素の吸収が終了した時点で、反応溶液を常温、常圧に戻し、反応容器から抜き出すことにより共重合体組成物(スチレン系エラストマー)を得た。一部取り出した共重合体組成物についてカラムとしてSHOKO社製カラムLF−804を用い、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分析を行ったところ、ポリスチレン換算による重量平均分子量は15万であり、カップリング率(共重合体全体のうちのカップリングした共重合体の含有量)は60%であった。また、一部取り出したポリマーの赤外吸収スペクトルを測定し、モレロ法により算出したところ、ビニル結合含有率は64モル%であった。赤外吸収スペクトルによって水素添加率を測定したところ97%であった。JIS Z8807:2012に基づいて密度を測定したところ、0.88kg/mであった。示差走査熱量測定(DSC)を用いてJIS K6240:2011に基づいてガラス転移点を測定したところ−54℃であった。
(合成例2)
Aブロックの合成の際に用いたスチレンの量を15重量部とし、Bブロックの合成の際に1,3−ブタジエンを65重量部、スチレンを20重量部加えた以外は合成例1と同様にして共重合体組成物(スチレン系エラストマー)を得た。得られたスチレン系エラストマーについて、合成例1と同様にして重量平均分子量、カップリング率、ビニル結合含有率、水素添加率、密度、ガラス転移点を測定した。結果を表1に示した。
(合成例3)
Aブロックの合成の際に用いたスチレンの量を53重量部とし、Bブロックの合成の際に用いた1,3−ブタジエンの量を47重量部とした以外は合成例1と同様にして共重合体組成物(スチレン系エラストマー)を得て、重量平均分子量、カップリング率、ビニル結合含有率、水素添加率、密度、ガラス転移点を測定した。結果を表1に示した。
(市販品)
以下の市販品の樹脂をそのまま粘着剤層のベース樹脂とした。
市販品1:DYNARON 6200P(CEBCブロック共重合体、JSR社製)
市販品2:タフマー PN−2060(プロピレン系コポリマー、三井化学社製)
市販品3:EVOLUE SP0540(直鎖状低密度ポリエチレン、プライムポリマー社製)
市販品4:エラストラン A3085A10J(ポリカーボネート系樹脂、BASF社製)
Figure 2020070437
(プライマー材料)
プライマー材料として以下の市販品の樹脂をそのまま用いた。
市販品5:Lotryl 30BA02(エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アルケマ社製)
市販品6:Lotryl 29MA03T(エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アルケマ社製)
市販品7:Lotader AX8900(エチレン−アクリル酸エステル−グリシジル酸共重合体、アルケマ社製)
市販品8:Lotader 3410(エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体、アルケマ社製)
市販品9:アドマー SF741(無水マレイン酸変性ポリオレフィン、三井化学社製)
市販品10:DYNARON 8630P(末端アミン変性SEBSブロック共重合体、JSR社製)
(基材層のベース樹脂)
基材層のベース樹脂として以下のものを用いた。
ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT):700FP、Polyplastics社製ポリブチレンテレフタレート樹脂共重合体(PBT共重合体):600LP,Polyplastics社製
ポリトリメチレンテレフタレート樹脂(PTT):3301 NC010、デュポン社製
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET):TR−BB、帝人社製
ポリプロピレン樹脂(PP):J715、プライムポリマー社製
(粘着付与剤、酸化防止剤)
粘着剤層に用いる粘着付与剤及び酸化防止剤は以下のものを用いた。
粘着付与剤:アルコンAP125、荒川化学社製
酸化防止剤:IRGANOX 1010、BASF社製
(実施例1)
100重量部の合成例1に対して粘着付与剤5重量部、酸化防止剤1重量部を加えて混合することにより粘着剤組成物を得た。基材層の原料としてポリブチレンテレフタレート樹脂を、粘着剤層の原料として得られた粘着剤組成物を、プライマー層として市販品5を用い、Tダイ法により250℃の条件で共押出成形した後、40℃の条件で冷却した。その結果、粘着剤層の厚み5μm、プライマー層の厚み5μm、総厚み60μm、幅500mmの基材層/プライマー層/粘着剤層からなる粘着テープを得た。
(実施例2〜21、比較例3、4)
粘着テープの各層の組成、重量部数及び条件を表2〜4の通りとした以外は実施例1と同様にして粘着テープを得た。
(比較例1)
100重量部の合成例2をトルエン100重量部に溶かし、更に、粘着付与剤5重量部、酸化防止剤1重量部を加えて粘着剤層を形成するための粘着剤組成物のトルエン溶液を得た。次いで、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム:コスモシャイン A4100、東洋紡社製)を基材層とし、基材層の片面にコロナ処理を行った。その後、得られた粘着剤組成物のトルエン溶液を、得られた基材層のコロナ処理を施した面上に乾燥後の粘着剤層の厚さが10μmとなるようにドクターナイフで塗工し、110℃、5分間加熱して塗工溶液を乾燥させ粘着テープを得た。
(比較例2)
粘着テープの各層の組成及び重量部数を表4の通りとした以外は比較例1と同様にして粘着テープを得た。なお、表4中のアクリル糊としては、東亜合成社製のS−1601アクリル粘着剤組成物のトルエン溶液を用いた。
<物性の測定>
実施例及び比較例で得られた粘着テープについて、以下の物性を測定した。結果を表2〜4に示した。
(相分離構造)
得られた粘着テープの粘着剤層を透過電子顕微鏡JEM−2100(日本電子社製)で観察することにより相分離構造の形状の確認を行った。相分離構造の形状が球状であった場合はそのサイズを測定した。
(全光線透過率及びヘイズ)
ヘイズメーター(村上色彩技術研究所社製、HM−150)を用いて得られた粘着テープの全光線透過率とヘイズを測定した。
(複屈折率)
位相差測定装置(王子計測機器社製、KOBRA−WR)を用いて得られた粘着テープの複屈折率を面内位相差測定(測定法:標準、入射角度:垂直、次数:自動、測定波長:587nm)モードで測定した。
(引張弾性率)
得られた粘着テープを10mm幅の短冊状に裁断して試験片を作製した。その後、引張試験機(RTG1250A、AND社製)を用いて、温度23℃、湿度50%で、試験速度300mm/分で引張試験を行い、JIS K7161−1に準じて、引張弾性率を求めた。
Figure 2020070437
Figure 2020070437
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<評価>
実施例及び比較例で得られた粘着テープについて、以下の評価を行った。結果を表5〜7に示した。
(偏光板の光学試験の評価)
2枚の偏光板(商品名「スミカラン」、SRW862A、住友化学社製)の偏光軸を互いに直交する方向に重ね合わせた状態(クロスニコル)にし、得られた粘着テープをクロスニコルの2枚の偏光板の間に設置して積層体とした。その後、積層体を厚み方向を回転軸として180°回し、偏光色の変化を観察した。色と光の明暗共に変化がなかった場合を「◎」、色が変化せず、光の明暗のみ変化があった場合を「〇」、色の変化があった場合を「×」として評価した。
(位相差フィルムの光学試験の評価)
得られた粘着テープを位相差フィルム(ノルボルネン系樹脂フィルム、商品名「アートン」、厚み100μm、JSR社製)に貼り付けた。2枚の偏光板の偏光軸を互いに直交する方向に重ね合わせた状態(クロスニコル)にし、上記粘着テープが貼り付けられた上記位相差フィルムをクロスニコルの2枚の偏光板の間に設置して積層体とした。その後、上記積層体を厚み方向を回転軸として180°回し、偏光色の変化を観察した。色と光の明暗共に変化がなかった場合を「◎」、色が変化せず、光の明暗のみ変化があった場合を「〇」、色の変化があった場合を「×」として評価した。
(残留溶剤の評価)
水素炎イオン化法(FID法)を用いて堀場製作所社製のFV−250で残留溶剤の量を測定した。残留溶剤が検出されなかった(1ppm未満)場合を「〇」、残留溶剤が検出された場合を「×」として残留溶剤を評価した。
(糊残りの評価)
PMMA樹脂板に得られた粘着テープを貼り付け、温度50℃相対湿度50%の条件で48時間静置した。静置後、粘着テープを剥離した。剥離後のPMMA樹脂板を光学顕微鏡にて観察し、糊残りがなかった場合を「〇」、糊残りがあった場合を「×」として糊残りを評価した。
(粘着力のばらつきの評価)
得られた粘着テープを24mm幅の短冊状に裁断して試験片を10個作成した。試験片は粘着テープの幅方向に対して均等な間隔で10個所サンプリングし、作製した。その後、JIS G4305に規定するSUS304鋼板(表面粗さは、JIS B0601に規定するRa:50±25nmのものを使用)の上に、得られた粘着テープを貼り付けた。次いで、試験片上に300mm/分の速度で2kgのゴムローラーを一往復させることにより、試験片とSUS板とを貼り合わせた。その後、温度23℃、湿度50%で24時間静置し、引張試験機(RTG1250A、AND社製)を用いて、JIS Z0237に準じて、剥離速度300mm/分で180°方向の引張試験を行い、粘着テープとSUS板の粘着力を測定した。得られた10の測定値の内、最大値と最小値を除いた8つのデータの中の最大値を「粘着力Max」とし、最小値を「粘着力Min」とした。((粘着力Max−粘着力Min)/粘着力Max×100)を算出し、80%未満の場合を「〇」、80%以上の場合を「×」として粘着力のばらつきを評価した。
(層間剥離強度の評価)
得られた粘着テープを24mm幅の短冊状に裁断して試験片を作製した。試験片の粘着剤層側にカッターで糊厚の約2倍深さの切り込みを入れた。その後、50mm×125mmのPMMA板上に、両面テープ(ダブルタックテープNo.570E、積水化学工業製)を粘着剤層側がPMMAと対向した状態となるように載せた。次いで、試験片上に300mm/分の速度で2kgのゴムローラーを一往復させることにより、試験片とPMMA板とを貼り合わせた。その後、温度23℃、湿度50%で24時間静置し、引張試験機(RTG1250A、AND社製)を用いて、JIS Z0237に準じて、剥離速度300mm/分で180°方向の引張試験を行い、基材層と粘着剤層の層間剥離強度を測定した。層間剥離強度が35N/25mm以上の場合を「◎」、15N/25mm以上35N/25mm未満の場合を「〇」、5N/25mm以上15N/25mm未満の場合を「△」、5N/25mm未満の場合を「×」として層間剥離強度を評価した。
Figure 2020070437
Figure 2020070437
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本発明によれば、粘着テープを貼り付けたまま被着体の光学検査を行うことができる粘着テープ、該粘着テープを用いた光学フィルム積層体及び該粘着テープの基材を用いたフィルムを提供することができる。

Claims (13)

  1. 基材層及び粘着剤層を有する粘着テープであって、
    前記基材層はポリエステル系樹脂を含有し、前記粘着テープは複屈折率が0.01以下であり、ヘイズが10以下である、粘着テープ。
  2. 前記粘着テープは、引張弾性率が1000MPa以上である、請求項1記載の粘着テープ。
  3. 前記ポリエステル系樹脂は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)及びポリエチレンテレフタレート(PET)からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1又は2記載の粘着テープ。
  4. 前記粘着剤層は、スチレン系エラストマー、ポリオレフィン(PO)、ポリウレタン(TPU)からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1、2又は3記載の粘着テープ。
  5. 前記粘着剤層はスチレン系エラストマーを含有し、前記スチレン系エラストマーはスチレン含有量が5重量%以上50重量%以下であり、分子内相分離による直径5nm以上の球状のスチレンセグメントを有する、請求項4記載の粘着テープ。
  6. 前記粘着剤層はポリオレフィンを含有し、前記ポリオレフィンは密度が850〜950kg/mであり、エチレン又は炭素数3〜10のα−オレフィンを構成成分として有する、請求項4記載の粘着テープ。
  7. 前記粘着剤層はポリウレタン(TPU)を含有し、前記ポリウレタンはガラス転移点が10℃以下である、請求項4記載の粘着テープ。
  8. 前記基材層と前記粘着剤層の間にプライマー材料を含有するプライマー層を有する、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の粘着テープ。
  9. 前記基材層及び/又は前記粘着剤層が前記プライマー材料を含有する、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の粘着テープ。
  10. 前記プライマー材料は、オレフィンと極性基成分とを有するランダム共重合体、ブロック共重合体、およびグラフト重合体の材料からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の粘着テープ。
  11. 前記極性基成分は、アクリル酸エステル、無水マレイン酸及びグリシジル酸からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項10記載の粘着テープ。
  12. 光学フィルムに請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11記載の粘着テープが貼り合された、光学フィルム積層体。
  13. 基材層を有するフィルムであって、
    前記基材層はポリエステル系樹脂を含有し、前記フィルムは複屈折率が0.01以下であり、ヘイズが10以下である、フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024048649A1 (ja) * 2022-09-01 2024-03-07 恵和株式会社 構造物の被覆構造、塗料組成物及びその製造方法

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