JP2020055139A - 棒状芯繰出具 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆記時の体勢のまま使用者の任意のタイミングで芯の回転動作を誤動作することなく実施できる断面が非真円形状の軸筒を備えた棒状芯繰出具を提供すること。【解決手段】断面が非真円形状に形成された軸筒4の内部に、芯14を挟持するチャック11を有する芯繰出機構20と、操作体7と連動すると共に後カム21bを備えた摺動カム21と、摺動カム21の内方に配設された筒状体13と、筒状体13に対して回動不能且つ前後動自在に係止された回転子22と、操作体7係止されたストッパー23と、を備え、操作体7の後方への移動により、ストッパー23が軸筒4内を移動することで筒状体13の後退制限が解除され、且つ、摺動カム21の後カム21bと回転子22の前カム22bとがカム嵌合することにより、回転子22と共にチャック11が一方向に回転するよう構成する。【選択図】図2
Description
本発明は、操作体を操作することにより棒状の芯を前方へ繰出すと共に芯を回転可能な棒状芯繰出具に関する。
軸筒の内部に、シャープペンシル用の芯、色鉛筆、クレヨン、あるいは固形糊、口紅、アイライナー、アイシャドウまたはリップクリームなど棒状の芯を収容し、該芯の先端部を軸筒より繰り出して先端開口部から当該芯を突出させた状態で紙面などへの筆記や塗布を行なう棒状芯繰出具はよく知られている。
前述した棒状芯繰出具は、芯の繰り出し動作を行い、軸筒内に配設した芯繰出ユニットを作動させて該軸筒の先端開口部から該芯を突出させて使用するものである。
そして、棒状芯繰出具は軸筒の先端から突出した芯で筆記や塗布するものであるため、筆記や塗布を続けると、芯が片減りして筆跡や塗布した際の描線が芯径より幅広になってしまう問題がある。特に、軸筒の横断面が矩形(長方形)のような非真円形である場合は、軸筒の側面が面状となるため、面を指で把持できることからしっかりと把持できる共に力をかけても滑り難いという利点がある反面、軸筒を回転させて自由に把持する位置を決めることができないことから、芯の片減り問題は顕著に作用してしまう。
そして、棒状芯繰出具は軸筒の先端から突出した芯で筆記や塗布するものであるため、筆記や塗布を続けると、芯が片減りして筆跡や塗布した際の描線が芯径より幅広になってしまう問題がある。特に、軸筒の横断面が矩形(長方形)のような非真円形である場合は、軸筒の側面が面状となるため、面を指で把持できることからしっかりと把持できる共に力をかけても滑り難いという利点がある反面、軸筒を回転させて自由に把持する位置を決めることができないことから、芯の片減り問題は顕著に作用してしまう。
前述した芯の片減り問題を解決する手段として、例えば、シャープペンシルでは、特許文献1に開示されているように、軸筒内に芯の狭持・解放を行うチャックが配置され、軸筒の後部ないし側部に配置されたノック体を操作することにより、芯の繰り出しと芯を回転させることができ、これにより筆記時の芯の片減りと折損を防止することができる構造が知られている。
特許文献1のシャープペンシルは、ノック部材の押圧操作により芯タンク及び摺動子を移動させ、その摺動子の移動により回転子を回転させ、更に、回転子の回転により芯タンク及び当該芯タンクに固定されたチャックを回転させるよう構成することで、芯の回転と前方へ繰出しとが可能な構造となっている。
しかしながら、特許文献1の構造では、使用者の任意のタイミングでノック部材を押圧操作することで芯の繰り出しと芯の回転動作を行うことができるが、操作部となるノック部材が軸筒の後端または側部にあるため、後端にある場合は筆記時に芯を回転させたいときにシャープペンシルを持ち替えてからノック体を操作することになり手間が掛かるという問題がある。また、ノック部材が軸筒の側部にある場合は、筆記時の体勢のままでもノック体の操作は可能になるものの、筆記時にノック部材に指が触れてしまうと使用者の意図に反して芯が回転したり繰り出し操作がされてしまい。使用者の意に反して筆跡に変化が出たり芯の不用意に突出することで折損が発生する虞があった。また、ノック部材に触れながら筆記すると、チャックが開いた状態で筆記することとなり、筆圧に耐えられずに芯もぐりが発生する虞があった。
本発明は、前記問題を鑑みてなされたものであって、筆記時の体勢のまま使用者の任意のタイミングで芯の回転動作を誤動作することなく実施できる横断面が非真円形状の軸筒を備えた棒状芯繰出具を提供することを目的とした。
本発明は、
「1.横断面が非真円形状に形成された軸筒と、棒状の芯を挟持するチャックと当該チャックに外嵌された締具と当該締具を後方で支持する筒状体とを有する芯繰出機構と、前記軸筒の前部外側部に前後動自在に配設された操作体と、を備え、前記操作体の前後への摺動により前記芯が前方へ繰り出される棒状芯繰出具であって、
前記軸筒の内部に、前記操作体と連動して前後に摺動すると共に後カムを後部に備えた摺動カムと、前記摺動カムの内方に前後動自在に配設された筒状体と、前記摺動カムの後方且つ前記チャックの外方に配設され前記筒状体に対して回動不能且つ前後動自在に係止された回転子と、前記操作体に係止されたストッパーと、を備え、
前記筒状体は、前記ストッパーにより後退移動が制限されると共に当該ストッパーによる制限が解除されることで前記摺動カムと連動して前後動するよう構成され、
前記操作体の後方への移動により、前記ストッパーが前記軸筒内を移動することで前記筒状体の後退制限が解除され、且つ、前記摺動カムの後カムと回転子の前カムとがカム嵌合することにより、前記回転子が前記軸筒に対して一方向に回転し、前記回転子の回転に連動して前記チャックが回転するよう構成したことを特徴とする棒状芯繰出具。
2.前記ストッパーに係止突起が形成され、前記係止突起が前記操作体の内面に形成された摺動溝内を摺動するよう係止され、前記操作体の後方への移動により前記係止突起が前記摺動溝内を移動することに伴い、当該ストッパーが前記軸筒の軸方向と直交する方向へ移動することで前記筒状体の後退制限が解除されるよう構成したことを特徴とする前記1項に記載の棒状芯繰出具。
3.前記操作体の更なる後方への移動により前記筒状体が後方へ移動し、前記芯繰出機構が作動して当該芯が前方へ繰り出されるよう構成したことを特徴とする前記1項または2項に記載の棒状芯繰出具。
4.前記軸筒の後方に、当該軸筒に対して着脱自在に装着された後筒体が配設され、
前記後筒体内に、前記芯を収納する芯収容室と、付属具が少なくとも1つ以上装着可能な付属具収納室と、を備えたことを特徴とする前記1項ないし3項の何れか1項に記載の棒状芯繰出具。」である。
「1.横断面が非真円形状に形成された軸筒と、棒状の芯を挟持するチャックと当該チャックに外嵌された締具と当該締具を後方で支持する筒状体とを有する芯繰出機構と、前記軸筒の前部外側部に前後動自在に配設された操作体と、を備え、前記操作体の前後への摺動により前記芯が前方へ繰り出される棒状芯繰出具であって、
前記軸筒の内部に、前記操作体と連動して前後に摺動すると共に後カムを後部に備えた摺動カムと、前記摺動カムの内方に前後動自在に配設された筒状体と、前記摺動カムの後方且つ前記チャックの外方に配設され前記筒状体に対して回動不能且つ前後動自在に係止された回転子と、前記操作体に係止されたストッパーと、を備え、
前記筒状体は、前記ストッパーにより後退移動が制限されると共に当該ストッパーによる制限が解除されることで前記摺動カムと連動して前後動するよう構成され、
前記操作体の後方への移動により、前記ストッパーが前記軸筒内を移動することで前記筒状体の後退制限が解除され、且つ、前記摺動カムの後カムと回転子の前カムとがカム嵌合することにより、前記回転子が前記軸筒に対して一方向に回転し、前記回転子の回転に連動して前記チャックが回転するよう構成したことを特徴とする棒状芯繰出具。
2.前記ストッパーに係止突起が形成され、前記係止突起が前記操作体の内面に形成された摺動溝内を摺動するよう係止され、前記操作体の後方への移動により前記係止突起が前記摺動溝内を移動することに伴い、当該ストッパーが前記軸筒の軸方向と直交する方向へ移動することで前記筒状体の後退制限が解除されるよう構成したことを特徴とする前記1項に記載の棒状芯繰出具。
3.前記操作体の更なる後方への移動により前記筒状体が後方へ移動し、前記芯繰出機構が作動して当該芯が前方へ繰り出されるよう構成したことを特徴とする前記1項または2項に記載の棒状芯繰出具。
4.前記軸筒の後方に、当該軸筒に対して着脱自在に装着された後筒体が配設され、
前記後筒体内に、前記芯を収納する芯収容室と、付属具が少なくとも1つ以上装着可能な付属具収納室と、を備えたことを特徴とする前記1項ないし3項の何れか1項に記載の棒状芯繰出具。」である。
本発明における横断面が非真円形状の軸筒とは、横断面が矩形(長方形)や楕円形状等を含み、また、矩形の場合は各角部にR加工(丸め加工)を施した略矩形状のものを含むものとする。そして、本発明では、横断面における中心軸の縦横比が異なる軸筒を使用した場合、軸筒の把持位置(回転方向)が限定されることから本発明の効果が顕著となるため好ましい。
本発明の棒状芯繰出具によれば、操作体が軸筒の前部外側部に配置してあるため、筆記時の状態のまま持ち替えることなく、任意のタイミングで操作体を移動させることでチャックとチャックに狭持されている芯を回転させることができる。また、その動作は軸筒に対して操作体を後方へ移動することにより行っており、一方で、筆記時において軸筒を把持している手には筆圧を筆記先端側にかけるために前方側に力が掛かっている。このため、筆記時に指が操作体に接触しても操作体には後方への力が殆ど掛かることがなく、操作体が後方へ移動することはないことから、誤動作により使用者の意に反して芯が回転されることを防止することができる。更に、操作体を筆記時には前進しないよう構成にすることで、操作体が筆記時の指の支えになるよう形成してもよい。
また、操作体に係止したストッパーにより筒状体の後退を制限することで、筆記記時の筆圧により芯を介してチャックに後方への負荷が掛かった際、筒状体によりチャックの後退が支持されるため、チャックによる芯の狭持力を超えない範囲で芯の後退を防止することができる。
また、操作体に係止したストッパーにより筒状体の後退を制限することで、筆記記時の筆圧により芯を介してチャックに後方への負荷が掛かった際、筒状体によりチャックの後退が支持されるため、チャックによる芯の狭持力を超えない範囲で芯の後退を防止することができる。
また、操作体の後方への移動(操作体の一段階目の後退)により、ストッパーが軸筒内を移動することで筒状体の後退可否が切り替わるとともに、回転子と共にチャックが軸筒に対して一方向に回転することで、チャックに把持されている芯を回転させることができるため、筆記することにより芯が片減りしても使用者の任意のタイミングで芯を回転させことができる。このため、筆記時の筆跡や描線が芯径以上に太くなるのを防止することができる。
特に、本発明の棒状芯繰出具は軸筒の横断面が非真円形であるため、筆記時に軸筒を回転させることが困難になることから、筆記を続けると芯の片減りが発生し易い。このため、使用者が任意のタイミングで芯を一定量ずつ回転させることが可能な本発明の構造は、利便性が飛躍的に向上する。尚、筆記時に軸筒を持ち替えて回転させることが困難な横断面が矩形状のような軸筒を用いる場合には前記効果は顕著に作用するものとなる。
特に、本発明の棒状芯繰出具は軸筒の横断面が非真円形であるため、筆記時に軸筒を回転させることが困難になることから、筆記を続けると芯の片減りが発生し易い。このため、使用者が任意のタイミングで芯を一定量ずつ回転させることが可能な本発明の構造は、利便性が飛躍的に向上する。尚、筆記時に軸筒を持ち替えて回転させることが困難な横断面が矩形状のような軸筒を用いる場合には前記効果は顕著に作用するものとなる。
そして、操作体の1回の後退動作で芯が回転する回転角度は、摺動カムの後カム及び回転子の前カムの形状や大きさ等で変化するため、1度に芯を何度回転させるかは任意に決定することが可能である。
尚、本発明においては、1度に回転する角度が小さいと芯の片減りを解消する効果が小さく、回転する角度が大きすぎると芯のエッジ部で筆記する場合が発生し、芯が欠けたり折れやすくなることから、操作体を1回後退させることで芯が回転する回転角度は、30°以上180°以下が好ましく、60°以上、150°以下とすることがより好ましい。
尚、本発明においては、1度に回転する角度が小さいと芯の片減りを解消する効果が小さく、回転する角度が大きすぎると芯のエッジ部で筆記する場合が発生し、芯が欠けたり折れやすくなることから、操作体を1回後退させることで芯が回転する回転角度は、30°以上180°以下が好ましく、60°以上、150°以下とすることがより好ましい。
また、本発明のストッパーにより筒状体の後退可否を制限する手段としては、ストッパーに形成した係止突起が操作体の内面に形成した摺動溝内を摺動するよう係止し、操作体の後方への移動により係止突起が摺動溝内を移動することに伴い、ストッパーが軸筒の軸方向と直交する方向へ移動することで筒状体の後退制限が解除されるよう構成してもく、この場合、操作体を後方へ移動しない限り筒状体の後退を制限するストッパーが解除されないため、筆記時に筆圧が掛かった際、チャックと締具が筒状体により支持され、チャックによる芯の狭持力が確保されるため、芯の後退を防ぐことができる。
更に、操作体の更なる後方への移動(2段階目の後退)により、摺動カムと筒状体とが連動して後方へ移動し、芯繰出機構が作動して芯が前方へ繰り出されるように構成してもよく、この場合、1段階目で操作体の後方への移動を止めることで芯を繰出さずに回転動作だけをすることができる。このため、芯の回転時に不必要に芯を繰出されることがなく、芯が棒状芯繰出具から突出しすぎることがないため芯の折損を防止することができる。
また、本発明では、操作体が軸筒の前部外側部に配設され、摺動カムとストッパーは操作体に連動して移動するよう形成され、摺動カムの内方には芯繰出機構が配設され、摺動カムの後方に回転子を配設して構成されることから、軸筒の前部に必要な構造体の殆どが集中する。このため、軸筒の後部の装着する後筒体には最低限、替芯用の収容部が形成されればよく、他のスペースは自由に使用することが可能となる。更に、本発明では、横断面が非真円形状の軸筒を用いているため、後筒体を軸筒と略同形状で形成した場合、後筒体に形成される空きスペースに、様々な付属具を装着することができる付属具収納室を設けてもよい。
前述した後筒体の付属具収納室に装着する付属具は、特に限定されることはなく装着可能な数や形状を自由に設定することが可能であるが、例えば、本発明の棒状芯繰出具をシャープペンシルや色鉛筆の繰出具等の筆記具に用いる場合、一般的な横断面が矩形状の消しゴムを付属具装着部に装着してもよく、多数の替芯が収容された替芯ケースを直接装着できるように構成してもよく、マーカーやボールペンなどの別の筆記具を装着できるように構成してもよく、修正テープ、折りたたみ式のハサミ、付箋等の文具を装着できるよう構成してもよい。また、本発明の棒状芯繰出具を口紅、アイライナー、アイシャドウ等の棒状芯を繰出し可能なメイク用の繰出具に用いる場合には、付属具装着部にメイク時の仕上げを助けるリップブラシやメイクチップ等を装着または収納できるよう構成してもよい。更に、その他としては、付属具装着室に電池を収容することで、後筒体が暗視用のライトや警報ブザー、時計、歩数計、携帯用充電器等の機能を有するように構成してもよい。
前述した後筒体の付属具収納室に装着する付属具は、特に限定されることはなく装着可能な数や形状を自由に設定することが可能であるが、例えば、本発明の棒状芯繰出具をシャープペンシルや色鉛筆の繰出具等の筆記具に用いる場合、一般的な横断面が矩形状の消しゴムを付属具装着部に装着してもよく、多数の替芯が収容された替芯ケースを直接装着できるように構成してもよく、マーカーやボールペンなどの別の筆記具を装着できるように構成してもよく、修正テープ、折りたたみ式のハサミ、付箋等の文具を装着できるよう構成してもよい。また、本発明の棒状芯繰出具を口紅、アイライナー、アイシャドウ等の棒状芯を繰出し可能なメイク用の繰出具に用いる場合には、付属具装着部にメイク時の仕上げを助けるリップブラシやメイクチップ等を装着または収納できるよう構成してもよい。更に、その他としては、付属具装着室に電池を収容することで、後筒体が暗視用のライトや警報ブザー、時計、歩数計、携帯用充電器等の機能を有するように構成してもよい。
本発明により、筆記時の体勢のまま使用者の任意のタイミングで芯の回転動作を誤動作することなく実施できる横断面が非真円形状の軸筒を備えた棒状芯繰出具を提供することができた。
次に図面を参照しながら、本発明の棒状芯繰出具をシャープペンシルを用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
また、本実施例では、軸筒の長手方向において、前筒体がある方を前方と表現し、その反対側を後方と表現する。更に、軸筒の軸径方向において、チャックがある方を内方と表現し、その反対側を外方と表現する。
尚、説明を分かりやすくするために、図面中の同様の部材、同様の部分については同じ符号を付してある。
また、本実施例では、軸筒の長手方向において、前筒体がある方を前方と表現し、その反対側を後方と表現する。更に、軸筒の軸径方向において、チャックがある方を内方と表現し、その反対側を外方と表現する。
尚、説明を分かりやすくするために、図面中の同様の部材、同様の部分については同じ符号を付してある。
実施例1
図1は実施例1のシャープペンシル1(棒状芯繰出具)の側面図でり、図2は図1の縦断面図であり、図3は図2の要部を拡大した拡大縦断面図であり、図4は図2のZ−Z線における横断面図であり、図5は軸筒内に配置される各部品の分解図(一部は分解せずに表示)である。図1から図4に示すように、シャープペンシル1は、横断面が略矩形状に形成された前軸2と、前軸2の前部に着脱不能に係着された前筒体3とで軸筒4が構成され、前軸2の後部に前軸2と略同形の横断面を備えた後筒体5が着脱自在に装着され、後筒体5には消しゴム6が装着され、前軸2の前部外側部には前軸2(軸筒4)に対して前後動自在に係止された操作体7を装着し、前筒体3の前端開口部3aには、内部に芯保持部材8を備えた先口部材9が前後動自在に挿入され、先口部材9の後部にはチャックユニット10を螺着して構成してある。
図1は実施例1のシャープペンシル1(棒状芯繰出具)の側面図でり、図2は図1の縦断面図であり、図3は図2の要部を拡大した拡大縦断面図であり、図4は図2のZ−Z線における横断面図であり、図5は軸筒内に配置される各部品の分解図(一部は分解せずに表示)である。図1から図4に示すように、シャープペンシル1は、横断面が略矩形状に形成された前軸2と、前軸2の前部に着脱不能に係着された前筒体3とで軸筒4が構成され、前軸2の後部に前軸2と略同形の横断面を備えた後筒体5が着脱自在に装着され、後筒体5には消しゴム6が装着され、前軸2の前部外側部には前軸2(軸筒4)に対して前後動自在に係止された操作体7を装着し、前筒体3の前端開口部3aには、内部に芯保持部材8を備えた先口部材9が前後動自在に挿入され、先口部材9の後部にはチャックユニット10を螺着して構成してある。
前軸2について詳述すると、図3及び図4に示すように、前軸2は横断面における各角部にR加工(丸め加工)を施した略矩形状(横断面における中心軸の縦横比が約1:2)に形成してあり、長手方向に沿って貫通する内孔2aを形成してある。また、前軸2の前部外側部には切欠部2bを形成してあり、切欠部2bの端部から内孔2aに平行して延びるように形成され、横断面が非円形状に形成した有底の前穴2cを設けてある。更に、前軸2の後部には、後端から前方へ向って後部凹状部2dが形成してある。
そして、内孔2aの後部には内段部2eと後部雌螺子部2fを形成してあり、内孔2aの側面には内溝2h(図4参照)を形成してある。また、前穴2cの内側面には長手方向に沿って延びるレール突起2gが形成してある。
そして、内孔2aの後部には内段部2eと後部雌螺子部2fを形成してあり、内孔2aの側面には内溝2h(図4参照)を形成してある。また、前穴2cの内側面には長手方向に沿って延びるレール突起2gが形成してある。
前筒体3について詳述すると、図3及び図5に示すように、前筒体3は前軸2の内孔2aの前部に着脱不能且つ回動不能に係着してある。また、前筒体3は筒状に形成され、その後端には、軸周方向に延び前方及び後方に向って交互に傾斜するカム斜面3cを備えた後方カム3bが形成してある。
また、図3に示すように、前軸2(軸筒4)の内方には、頭部11aが3分割された黄銅製のチャック11が配設してある。そして、チャック11の頭部11aを覆うように筒状の締具12が外嵌され、締具12の後部に当接するように筒状の筒状体13を配設してある。
更に、チャック11の頭部11aの外周部は前方へ向って拡径するようにテーパ状に形成してあり、頭部11aに締具12を外嵌している状態では、頭部11aの内周部でシャープペンシル用の芯14を狭持するよう構成してある。そして、チャック11の頭部11aに締具12を外嵌していない状態では、頭部11aが互いに離間して開くように形成してあり、その状態では頭部11aで芯14の狭持状態が解除されるよう構成してある。
更に、チャック11の頭部11aの外周部は前方へ向って拡径するようにテーパ状に形成してあり、頭部11aに締具12を外嵌している状態では、頭部11aの内周部でシャープペンシル用の芯14を狭持するよう構成してある。そして、チャック11の頭部11aに締具12を外嵌していない状態では、頭部11aが互いに離間して開くように形成してあり、その状態では頭部11aで芯14の狭持状態が解除されるよう構成してある。
また、図3に示すように、筒状体13の中央外周部には雄螺子部13aが形成してあり、筒状体13の後部外周部には外方へ向って周状に突出する後方段部13bが形成してある。
チャック11の後部には筒状の連結体15を圧入装着してあり、連結体15の後部には内パイプ18を圧入装着してあり、内パイプ18の後部内孔から入った芯14が内パイプ18連結体15とを通ってチャック11内に入るようにしてある。
また、連結体15の後方には筒状の中駒16が配設され、中駒16の外周部に雄螺子部16aを形成し、雄螺子部16aと前軸2の後部雌螺子部2fとを螺着することで中駒16を前軸2に固定してある。
更に、筒状体13の内段13cと連結体15の前端部との間にチャックスプリング17を張架してあり、チャックスプリング17により連結体15及び連結体15に圧入されたチャック11を後方へ弾発してある。
更に、筒状体13の内段13cと連結体15の前端部との間にチャックスプリング17を張架してあり、チャックスプリング17により連結体15及び連結体15に圧入されたチャック11を後方へ弾発してある。
先口部材9について詳述すると、図3から図5に示すように、先口部材9の軸方向に貫通する内孔を形成してあり、その前端には芯14が挿通する前端開口部9aを形成してある。また、先口部材9の後部内孔には雌螺子部9bを形成してあり、雌螺子部9bと筒状体13の雄螺子部13aとを着脱自在に螺着することで先口部材9と筒状体13とを固定してある。そして、先口部材9の後部外周部には外方へ向って周状に突出する後部外段部9cが形成してあり、後部外段部9cには更に外方へ向って突出し軸方向に沿って延びるレール部9dが軸周に沿って均等に4箇所形成してある。更に、後部外段部9cの後端には更に外方へ向って周状に突出する後方鍔部9eを形成してある。
また、先口部材9の前部内孔にはニトリルゴムで形成され芯14を軽い力で保持(本実施例では10g程度)する芯保持部材8を圧入して固定してある。
また、先口部材9の前部内孔にはニトリルゴムで形成され芯14を軽い力で保持(本実施例では10g程度)する芯保持部材8を圧入して固定してある。
ここで、チャック11と締具12と筒状体13と連結体15とチャックスプリング17と内パイプ18と、でチャックユニット10が構成され、チャックユニット10と先口部材9と芯保持部材8とで芯繰出機構20が構成される。
また、図3から図5に示すように、筒状体13の外方には筒状の摺動カム21が前後動自在に装着してある。また、摺動カム21の外周部には外方へ向って突出する突状部21aが形成してあり、突状部21aを前軸2の切欠部2b側の側面に長手方向へ延びるように形成されたスリット部に挿入してある。これにより、摺動カム21は前軸2に対して回動不能に係止される。
更に、摺動カム21の後端部には軸周方向に延び前方及び後方に向って交互に傾斜するカム斜面21cを備えた後カム21bを形成してある。そして、後カム21bと前軸2の後方カム3bとが軸周方向に約半位相分(本実施例では約45°)ずれた状態で各々のカム部を形成してある。
尚、摺動カム21の前端は、前筒体5の内段に当接することで図2及び図3の状態では、前進できないようにしてある。
更に、摺動カム21の後端部には軸周方向に延び前方及び後方に向って交互に傾斜するカム斜面21cを備えた後カム21bを形成してある。そして、後カム21bと前軸2の後方カム3bとが軸周方向に約半位相分(本実施例では約45°)ずれた状態で各々のカム部を形成してある。
尚、摺動カム21の前端は、前筒体5の内段に当接することで図2及び図3の状態では、前進できないようにしてある。
操作体7について詳述すると、操作体7は前述したように前軸2の前部に形成された前穴2cから挿入して装着してあり、操作体7の内部には、長手方向に沿って延びる摺動溝7aを形成してある。また、摺動溝7aは、操作体7の前部から長手方向に沿って延びる縦溝7a1と縦溝7a1の後部に連接して形成され、チャックユニット10側に傾斜して延びる傾斜溝7a2と、で構成してある。更に、操作体7の前部は後方側に凹むように湾曲して形成してあり、操作体7を操作する際に指が前部にフィットすることで滑り難くなるよう形成してある。
そして、操作体7の前部側面には穴状の装着部7bを形成してあり、装着部7bに摺動カム21の突状部21aを挿入してある。また、操作体7の側面には、長手方向に沿って延びる凹状のレール溝7c(図4参照)を形成し、レール溝7cを前軸2の内側面に軸方向に沿って延びるように形成したレール突起2gに挿入することで、操作体7が摺動カム21と共に前軸2(軸筒4)に対して前後動自在且つ回動不能に係止してある。
また、摺動カム21の後端と先口部材9の後方鍔部9fとの間には、筒状の回転子22が挿入してあり、回転子22は、前軸2に対して回動可能に挿入されると共にその内周部には軸方向に沿って延びる溝状部22a(図4参照)が軸周上に4箇所均等配置するよう形成してある。更に、溝状部22aには先口部材9のレール部9dを挿入することで、回転子22を先口部材9及び先口部材9が螺着された筒状体13に対して回動不能且つ前後動可能に係止してある。
尚、回転子22の前端部には軸周方向に延び前方及び後方に向って交互に傾斜するカム斜面22cを備えた前カム22bを形成してあり、前カム22bを前軸2の後方カム3b及び摺動カム21の後カム21bの双方とカム嵌合するよう構成してある。
尚、回転子22の前端部には軸周方向に延び前方及び後方に向って交互に傾斜するカム斜面22cを備えた前カム22bを形成してあり、前カム22bを前軸2の後方カム3b及び摺動カム21の後カム21bの双方とカム嵌合するよう構成してある。
回転子22の後方には、カラー19が回転子の後端と当接する状態で挿入してあり、カラー19の後端と前軸2の内段部2eとの間にノック用スプリング24を張架することで、前軸2に対して回転子22を前方へ向って弾発してある。尚、カラ−19の側面には前端から後方へ延びるスリット部19bが形成してある。
また、図3に示すように、前軸2の切欠部2bには、内孔2aまで貫通する側穴2iを形成してあり、側穴2iには筒状体13の後退を制限するストッパーとなる板状片23を挿入してある。尚、側穴2iは板状片23が前軸2の長手方向に対して直交する方向にのみ摺動するよう形成してあり、操作体7が最前進した図3の状態では、先口部材9の後端に当接するように配置され、先口部材9と共に筒状体13の後退を制限してある。
そして、板状片23の側部には操作体の摺動溝7aに摺動自在に係止される円筒状の摺動突起23aを形成することで、操作体7の前後への移動により板状片23が前軸2の長手方向に対して直交する方向に摺動し、筒状体13の後退可否が切り替わるように構成してある。
そして、板状片23の側部には操作体の摺動溝7aに摺動自在に係止される円筒状の摺動突起23aを形成することで、操作体7の前後への移動により板状片23が前軸2の長手方向に対して直交する方向に摺動し、筒状体13の後退可否が切り替わるように構成してある。
次に、図1及び図2を用いて後筒体5について詳述する。前述したように後筒体5は、断面が前軸2(軸筒4)と略同形の矩形状に形成してあり、前部に小形に形成した装着部5aを前軸2の後部凹状部2dに着脱自在に装着してある。
また、内部には長手方向に貫通する断面が略矩形状の内孔部5bが形成され、内孔部5bの前部には替芯が収容される芯収容室5cを形成すると共に、後部には断面が矩形状の消しゴム6が着脱自在に装着される付属品収容部5dを形成してある。更に、芯収容室5cの前部は、内パイプ18に向って傾斜する傾斜部5eを形成することで、芯収容室5c内の芯14が内パイプ18を通してチャックユニット10内に誘導されるよう構成してある。そして、消しゴム6はケース6aに収納され状態で装着してある
また、内部には長手方向に貫通する断面が略矩形状の内孔部5bが形成され、内孔部5bの前部には替芯が収容される芯収容室5cを形成すると共に、後部には断面が矩形状の消しゴム6が着脱自在に装着される付属品収容部5dを形成してある。更に、芯収容室5cの前部は、内パイプ18に向って傾斜する傾斜部5eを形成することで、芯収容室5c内の芯14が内パイプ18を通してチャックユニット10内に誘導されるよう構成してある。そして、消しゴム6はケース6aに収納され状態で装着してある
尚、本実施例では、上述したように付属品収容部5dを矩形状に形成しているため、断面が矩形状の一般的な消しゴムを装着可能となる。このため、通常のシャープペンシルのように小径に加工した消しゴムではないことから、十分な強度を確保できるため、一般的なシャープペンシルと比較して消しゴムの折損を防止できると共に消しゴムによる筆跡の消去性を向上させることができる。
次に、図2、図3及び図6から図8を用いて、図3の状態のシャープペンシル1の操作体7を操作(後退動作)することで、芯14が回転し、更に芯14が前方へ繰出される状態を説明する。
図2及び図3の状態から、シャープペンシル1を把持し、ノック用スプリング24の弾発力に抗して指で操作体7を後方へ移動(1段階目の後退動作)させると、操作体7と共に操作体7に係止されている摺動カム21も後方へ移動する。この際、摺動カム21の後カム21bと前筒体3の後方カム3bと回転子22の前カム22bの関係は図8(A)の状態から図8(B)の状態へ移行する。詳述すると、摺動カム21が後退することで摺動カム21の後カム21bと回転子22の前カム22bとが当接し、後カム21bに押されて回転子22が後方へ移動するが、回転子22の前カム22bと前筒体3の後方カム3bとがカム嵌合しているため、回転子22は後退しつつ前カム22bと後方カム3bとの間に生じた隙間分のみ摺動カム21のカム斜面21cに沿って図8(A)の左方向(軸後方から視て時計回り方向)へ回転する。そして、前筒体3の後方カム3bと回転子22の前カム22bとが完全に離れると、図8(B)の位置までカム斜面21cに沿って回転子22が回転する。そして、回転子22が回転すると、回転子22と回動不能に係止している先口部材9が回転し、更に先口部材9と螺合している筒状体13も同方向に同時に回転する。また、チャック11はチャックスプリング17により後方へ弾発されているため、チャック11の頭部11aは締具12を介して筒状体13の前端部に押圧されている。このため、チャック11と締具12とチャック11に狭持されている芯14とがチャック11と共に同方向に回転する。つまり、回転子22の回転に伴って芯繰出機構20が芯14と共に軸筒4に対して回転する。尚、前述したように、前筒体3の後方カム3bと摺動カム21の後カム21bは半位相分ずれているため、図6及び図8(B)の状態では芯14は図3の状態から半位相分(本実施例では約45°)のみ回転した状態となる。
図2及び図3の状態から、シャープペンシル1を把持し、ノック用スプリング24の弾発力に抗して指で操作体7を後方へ移動(1段階目の後退動作)させると、操作体7と共に操作体7に係止されている摺動カム21も後方へ移動する。この際、摺動カム21の後カム21bと前筒体3の後方カム3bと回転子22の前カム22bの関係は図8(A)の状態から図8(B)の状態へ移行する。詳述すると、摺動カム21が後退することで摺動カム21の後カム21bと回転子22の前カム22bとが当接し、後カム21bに押されて回転子22が後方へ移動するが、回転子22の前カム22bと前筒体3の後方カム3bとがカム嵌合しているため、回転子22は後退しつつ前カム22bと後方カム3bとの間に生じた隙間分のみ摺動カム21のカム斜面21cに沿って図8(A)の左方向(軸後方から視て時計回り方向)へ回転する。そして、前筒体3の後方カム3bと回転子22の前カム22bとが完全に離れると、図8(B)の位置までカム斜面21cに沿って回転子22が回転する。そして、回転子22が回転すると、回転子22と回動不能に係止している先口部材9が回転し、更に先口部材9と螺合している筒状体13も同方向に同時に回転する。また、チャック11はチャックスプリング17により後方へ弾発されているため、チャック11の頭部11aは締具12を介して筒状体13の前端部に押圧されている。このため、チャック11と締具12とチャック11に狭持されている芯14とがチャック11と共に同方向に回転する。つまり、回転子22の回転に伴って芯繰出機構20が芯14と共に軸筒4に対して回転する。尚、前述したように、前筒体3の後方カム3bと摺動カム21の後カム21bは半位相分ずれているため、図6及び図8(B)の状態では芯14は図3の状態から半位相分(本実施例では約45°)のみ回転した状態となる。
この際、板状片23の摺動突起23aは、操作体7の摺動溝7aの傾斜溝7a2から図6に示すように縦溝7a1の端部に移動し、それに合わせて板状片23は前軸2の側穴2iに沿って前軸2の長手方向に対して直交する方向(操作体7側)に移動する。これにより、板状片23と先口部材9との当接状態が解除され、先口部材9と共に筒状体13が後方へ移動可能な状態となる。尚、操作体7の縦溝7a1は前軸2の長手方向と同方向に延びるように形成しているため、板状片23の摺動突起23aが操作体7の縦溝7a1内を摺動している間は板状片23は移動することがないよう構成してある。
また、回転子22が回転する際、回転子22とノック用スプリング24との間にカラー19を配置してあり、カラー19は前軸2に対して回動不能に装着してあるため、回転子22が回転した際にノック用スプリング24に捻転力が伝わることがなく、ノック用スプリング24が捻られて破損または弾発力が変化することを防止することができる。
また、回転子22が回転する際、回転子22とノック用スプリング24との間にカラー19を配置してあり、カラー19は前軸2に対して回動不能に装着してあるため、回転子22が回転した際にノック用スプリング24に捻転力が伝わることがなく、ノック用スプリング24が捻られて破損または弾発力が変化することを防止することができる。
ここで更に、操作体7を後方へ移動(2段階目の後退動作)させると、摺動カム21に押された回転子22の後端と先口部材9の後方鍔部9fとが当接し、ノック用スプリング24及びチャックスプリング17の弾発力に抗して先口部材9とともに筒状体13は後方へ移動する。
この際、筒状体13の後退に伴い芯繰出機構20は全体で後退しようとするが、連結体15の後端と中駒16の内段16bとが当接することで、連結体15と共に連結体15に装着されているチャック11と内パイプ18と締具12とチャック11に狭持されている芯14とが同時に後退を停止し、芯繰出機構20を構成するその他の構成部品は後方へ移動する。そして、先口部材9が後退すること、先口部材9の内方段部9fと締具12の前端が当接し、先口部材9に押されて締具12も後退する。これによりチャック11の頭部11aから締具12が外れると、締具12が後方へ移動した分、チャック11の3つの頭部11aは拡径して互いに間隔を開いた図7及び図8(C)の状態となり、チャック11による芯14の狭持状態が解除される。
尚、先口部材9が後退した際、芯保持部材8は軽い力(約10g程度)でしか芯14を保持していないため、芯保持部材8は芯14の表面を滑るように移動し、芯14にダメージを与えることはない。
この際、筒状体13の後退に伴い芯繰出機構20は全体で後退しようとするが、連結体15の後端と中駒16の内段16bとが当接することで、連結体15と共に連結体15に装着されているチャック11と内パイプ18と締具12とチャック11に狭持されている芯14とが同時に後退を停止し、芯繰出機構20を構成するその他の構成部品は後方へ移動する。そして、先口部材9が後退すること、先口部材9の内方段部9fと締具12の前端が当接し、先口部材9に押されて締具12も後退する。これによりチャック11の頭部11aから締具12が外れると、締具12が後方へ移動した分、チャック11の3つの頭部11aは拡径して互いに間隔を開いた図7及び図8(C)の状態となり、チャック11による芯14の狭持状態が解除される。
尚、先口部材9が後退した際、芯保持部材8は軽い力(約10g程度)でしか芯14を保持していないため、芯保持部材8は芯14の表面を滑るように移動し、芯14にダメージを与えることはない。
ここで、操作体7に対する後方への押圧(操作体7の後退状態)を解除すると、ノック用スプリング24及びチャックスプリング17の弾発力で先口部材9及び筒状体13が前進する。この際、チャック11は芯14を狭持していないため、先口部材9は芯14を保持したまま前進し、芯14をチャック11から前方へ相対的に引き出す。そして、筒状体13に押されて前進した締具12がチャック11の頭部11aを再び締め付け、芯保持部材8の芯保持力をチャック11の芯狭持力が越えると芯14の前方への相対的な移動が停止される。
更に、操作体7及び筒状体13が前進し、操作体7の摺動溝7aの縦溝7a1を摺動していた板状片23(ストッパー)の摺動突起23aが縦溝7a1と傾斜溝7a2との境目に到ると、回転子22と前軸2及び摺動カム21とのカム嵌合は図8(C)の状態から図8(B)の状態に戻り、更に摺動カム21が前進して、摺動カム21の後カム21bと回転子22の前カム22bとの当接状態が外れると、その隙間分回転子22は前筒体3の後方カム3bのカム斜面3cに沿って図の左側(軸後方から視て時計周り方向)に回転し、最終的にノック前の図3の状態まで戻ったときには、図8(D)のように回転子22は前軸2の後方カム3bの1位相分回転した状態となり、同時に芯14も1位相分(本実施例では約90°)回転した状態となる。また、先口部材9は、芯保持部材8が小さい力(約10g)でしか芯14を保持していないため、芯14の前進が終了した後も前進を続けるが、芯保持部材8で芯14を引き出した分、最終的には芯14は回転しつつ前方へ繰出された状態となる。
尚、本発明において1回の操作体の後退動作で芯が回転する角度は、1度に回転する角度が小さいと芯の片減りを解消する効果が小さく、回転する角度が大きすぎると芯のエッジ部で筆記する場合が発生し、芯が欠けたり折れやすくなることから、操作体を1回後退させることで芯が回転する回転角度は、30°以上180°以下が好ましく、60°以上、150°以下とすることがより好ましい。
更に、操作体7及び筒状体13が前進し、操作体7の摺動溝7aの縦溝7a1を摺動していた板状片23(ストッパー)の摺動突起23aが縦溝7a1と傾斜溝7a2との境目に到ると、回転子22と前軸2及び摺動カム21とのカム嵌合は図8(C)の状態から図8(B)の状態に戻り、更に摺動カム21が前進して、摺動カム21の後カム21bと回転子22の前カム22bとの当接状態が外れると、その隙間分回転子22は前筒体3の後方カム3bのカム斜面3cに沿って図の左側(軸後方から視て時計周り方向)に回転し、最終的にノック前の図3の状態まで戻ったときには、図8(D)のように回転子22は前軸2の後方カム3bの1位相分回転した状態となり、同時に芯14も1位相分(本実施例では約90°)回転した状態となる。また、先口部材9は、芯保持部材8が小さい力(約10g)でしか芯14を保持していないため、芯14の前進が終了した後も前進を続けるが、芯保持部材8で芯14を引き出した分、最終的には芯14は回転しつつ前方へ繰出された状態となる。
尚、本発明において1回の操作体の後退動作で芯が回転する角度は、1度に回転する角度が小さいと芯の片減りを解消する効果が小さく、回転する角度が大きすぎると芯のエッジ部で筆記する場合が発生し、芯が欠けたり折れやすくなることから、操作体を1回後退させることで芯が回転する回転角度は、30°以上180°以下が好ましく、60°以上、150°以下とすることがより好ましい。
尚、操作体7の後方への押圧動作を1段階目の後退動作で中止し、操作体7への押圧を解除した場合、図6の状態から図3の状態に戻り、芯14は前方への繰り出されることはなく、回転動作のみが行われ、芯14を前軸2の後方カム3bの1位相分(約90°)回転した状態となる。
このため、本実施例では操作体7の後退動作を1段階目やめることで、芯14を前方へ繰出すことなく回転させることができる。また、芯14を回転させたいときに不必要に芯14を繰出さないようにできることから芯14の繰り出し過剰による芯14の折損を防止することができる。更に、芯14の回転動作は操作体7の後方への押圧動作により行われるため、筆記時に指が操作体7に接触しても指には筆記するために軸筒4の前方側に力をかけていることから操作体7に後方への力が掛かることは殆どない。このため、使用者の意に反して筆記時に芯14が回転することや芯が前方へ繰り出されることがなく、筆記時にチャック11の頭部11aが開くことにより芯14が後方へ沈むことを防止できる。
また、操作体7を摺動カム21に着脱不能に係止しているため、筆記状態である図2及び図3の状態では操作体7に前方への力が掛かっても前進することはない。このため、筆記時において、操作体7が軸筒4を把持した際の支えになることから、操作体7の側面に形成した突起部7dに指を掛けることで力を掛けても滑り難く、筆記し易くなった。
このため、本実施例では操作体7の後退動作を1段階目やめることで、芯14を前方へ繰出すことなく回転させることができる。また、芯14を回転させたいときに不必要に芯14を繰出さないようにできることから芯14の繰り出し過剰による芯14の折損を防止することができる。更に、芯14の回転動作は操作体7の後方への押圧動作により行われるため、筆記時に指が操作体7に接触しても指には筆記するために軸筒4の前方側に力をかけていることから操作体7に後方への力が掛かることは殆どない。このため、使用者の意に反して筆記時に芯14が回転することや芯が前方へ繰り出されることがなく、筆記時にチャック11の頭部11aが開くことにより芯14が後方へ沈むことを防止できる。
また、操作体7を摺動カム21に着脱不能に係止しているため、筆記状態である図2及び図3の状態では操作体7に前方への力が掛かっても前進することはない。このため、筆記時において、操作体7が軸筒4を把持した際の支えになることから、操作体7の側面に形成した突起部7dに指を掛けることで力を掛けても滑り難く、筆記し易くなった。
また、芯14の繰り出し動作を行いたくないときに、操作体7の後退動作を1段階目で確実に止めることができるように、操作体7の位置により1段階目の後退範囲と2段階目の後退範囲が判るように軸筒4や操作体7に目印を設けてもよく、操作体7の後退時の感触の変化で1段階目から2段階目に入ったことが判るようにしてもよい。本実施例の場合は、操作体7の後退が1段階目から2段階目にはいると、チャックスプリング17の弾発力分、操作体7を後方へ移動させるのに必要な押圧力が急に増えるため後退時の感触の変化で2段階目に入ったことを認識できるよう構成すると共に、回転子22の前カム22bが前筒体3の後方カム3bから摺動カム21の後カム21bに完全に移動した際に発生する前カム22bと後カム21bとの接触音と、接触音が発生した際に軸筒4を把持している手に伝わる微弱な振動と、が同時に使用者に伝わるようにしてあるため2段階目に入ったことをより認識し易いよう構成してある。
更に、本実施例では、板状片23(ストッパー)の解除手段を操作体7の後方への移動に伴い板状片23が軸筒4の長手方向に対して直交する方向へ移動することで解除されるよう構成しており、ストッパーを移動させる手段は、前述したように、操作体7内に形成した摺動溝7aと板状片23の摺動突起23aとを摺動自在に係止することで構成してある。このため、ストッパー機能を芯繰出機構20の側部に平行して形成できることから、本発明のように軸筒の断面を略矩形状とした場合は、芯繰出機構20の側部にあるスペースを無駄なく使用することができる。そして、本発明に必要な構成を軸筒4の前部側に集中させることが可能になることから、軸筒4の後部に装着する後筒体5には芯収容室5c以外は自由に形成することができるため、後筒体5を長く形成することなく大きな付属品収納室5dを形成することが可能となり、付属品収納室5dには本実施例で示した消しゴム以外にも様々な付属物を装着することができる。また、本実施例の場合、後筒体5の芯収容室5cも大きく形成することが可能となるため、芯収容室5cには多くの替芯が収容可能となものとなった。尚、消しゴム6を使用する際は付属品収納室5dに装着したまま使用してもよく、外して使用してもよいが、外して使用する場合はケース6aを消しゴム6から外して付属品収納室5dに装着することで芯収容室5c内の替芯が外部へ出てしまうことを防止することができる。
また、本実施例の変形例1として、図9に示すように、後筒体に芯を収納する替芯ケースを直接装着してもよく、本変形例1では、シャープペンシル100の後部に装着される後筒体105には、回転することで内部に収容した芯14の取出口が開閉可能な公知のシャープペンシル用の替芯ケースXが直接装着可能な第一付属品収納部105d1が形成してある。そして、芯の取出口を開いた状態で替芯ケースXを付属品収容部105dに挿入した際に、芯の取出口を前軸2に螺着した内パイプ18の後部内孔に隣接するよう構成することで、後筒体105の内部には芯収容部105cが形成される形となり、替芯ケースXから替芯を内パイプ内に入れることができる。
尚、替芯ケースXの後方に形成した第二付属品収容部105d2には、消しゴム106
を装着することで利便性を向上させてある。
尚、替芯ケースXの後方に形成した第二付属品収容部105d2には、消しゴム106
を装着することで利便性を向上させてある。
また、変形例1では、替芯ケースXの芯の取出口を閉じた状態でも装着可能に構成してあるため、非使用時には替芯ケースX内から内パイプ18内に芯が供給することがなくなるため、芯14の折損、移動時の振動により不必要に芯14が供給されなくなり芯詰まりの発生を防止できる。
尚、変形例1の場合、より使い勝手が向上するように、替芯ケースXの芯の取出口が付属品収容部105dに装着した状態で開閉可能に構成するとよい。
尚、変形例1の場合、より使い勝手が向上するように、替芯ケースXの芯の取出口が付属品収容部105dに装着した状態で開閉可能に構成するとよい。
また、本実施例の変形例2として、図10に示すように、後筒体にボールペンを装着できるよう構成し両頭式の筆記具に構成してもよく、本変形例2では、シャープペンシル200の後部に装着される後筒体205の内孔205bに、芯収容室205cと芯収容室205cの後部を塞ぐように消しゴム206を装着してあり、芯収容室205cの側部にはボールペンYが着脱自在に装着可能な付属品収納室205dを設けてある。
そして、変形例2では、シャープペンシル200を逆さに持ち替えることで、ボールペンでの筆記も可能であると共に、ボールペンYを付属品装着室205dから離脱させることで普通のボールペンとして使用可能になる他、ボールペンYの前後を逆にして付属品装着室205dに装着することで、携帯時にペン先の破損及で乾燥を防ぐと共に他の物品を汚すことを防止するためのキャップとして機能させることもできる。
そして、変形例2では、シャープペンシル200を逆さに持ち替えることで、ボールペンでの筆記も可能であると共に、ボールペンYを付属品装着室205dから離脱させることで普通のボールペンとして使用可能になる他、ボールペンYの前後を逆にして付属品装着室205dに装着することで、携帯時にペン先の破損及で乾燥を防ぐと共に他の物品を汚すことを防止するためのキャップとして機能させることもできる。
本発明の棒状芯繰出具は、シャープペンシルや色鉛筆、クレヨンなどの筆記具に限定されること無く、口紅、アイライナー、アイシャドウ、リップクリームなどの化粧用品や医療用器具などに広く使用可能である。
1…シャープペンシル(棒状芯繰出具)、
2…前軸、2a…内孔、2b…切欠部、2c…前穴、2d…後部凹状部、
2e…内段部、2f…後部雌螺子部、2g…レール突起、2h…内溝、
2i…側穴、
3…前筒体、3a…前端開口部、3b…後方カム、3c…カム斜面、
4…軸筒、
5…後筒体、5a…装着部、5b…内孔部、5c…芯収容室、5d…付属品収容室、
5e…傾斜部、
6…消しゴム、6a…ケース、
7…操作体、7a…摺動溝(7a1…縦溝、7a2…傾斜溝、)、7b…装着部、
7c…レール溝、7d…突起部、
8…芯保持部材、
9……先口部材、9a…前端開口部、9b…雌螺子部、9c…後部外段部、
9d…レール部、9e…後方鍔部、9f…内方段部、
10…チャックユニット、
11…チャック、11a…頭部、
12…締具、
13…筒状体、13a…雄螺子部、13b…後方段部、13c…内段、
14…芯、
15…連結体、
16…中駒、16a…雄螺子部、16b…内段、
17…チャックスプリング、
18…内パイプ、
19…カラー、19a…突起、19b…スリット部、
20…芯繰出機構、
21…摺動カム、21a…突状部、21b…後カム、21c…カム斜面、
22…回転子、22a…溝状部、22b…前カム、22c…カム斜面、
23…板状片(ストッパー)、23a…摺動突起、
24…ノック用スプリング、
100…シャープペンシル(棒状芯繰出具)、
105…後筒体、105c…芯収容室、105d1…第一付属品収容室、
105d2…第二付属品収容室、
106…消しゴム、
200…シャープペンシル(棒状芯繰出具)、
205…後筒体、205d…付属品収容室、
206…消しゴム、
X…替芯ケース、
Y…ボールペン。
2…前軸、2a…内孔、2b…切欠部、2c…前穴、2d…後部凹状部、
2e…内段部、2f…後部雌螺子部、2g…レール突起、2h…内溝、
2i…側穴、
3…前筒体、3a…前端開口部、3b…後方カム、3c…カム斜面、
4…軸筒、
5…後筒体、5a…装着部、5b…内孔部、5c…芯収容室、5d…付属品収容室、
5e…傾斜部、
6…消しゴム、6a…ケース、
7…操作体、7a…摺動溝(7a1…縦溝、7a2…傾斜溝、)、7b…装着部、
7c…レール溝、7d…突起部、
8…芯保持部材、
9……先口部材、9a…前端開口部、9b…雌螺子部、9c…後部外段部、
9d…レール部、9e…後方鍔部、9f…内方段部、
10…チャックユニット、
11…チャック、11a…頭部、
12…締具、
13…筒状体、13a…雄螺子部、13b…後方段部、13c…内段、
14…芯、
15…連結体、
16…中駒、16a…雄螺子部、16b…内段、
17…チャックスプリング、
18…内パイプ、
19…カラー、19a…突起、19b…スリット部、
20…芯繰出機構、
21…摺動カム、21a…突状部、21b…後カム、21c…カム斜面、
22…回転子、22a…溝状部、22b…前カム、22c…カム斜面、
23…板状片(ストッパー)、23a…摺動突起、
24…ノック用スプリング、
100…シャープペンシル(棒状芯繰出具)、
105…後筒体、105c…芯収容室、105d1…第一付属品収容室、
105d2…第二付属品収容室、
106…消しゴム、
200…シャープペンシル(棒状芯繰出具)、
205…後筒体、205d…付属品収容室、
206…消しゴム、
X…替芯ケース、
Y…ボールペン。
Claims (4)
- 横断面が非真円形状に形成された軸筒と、棒状の芯を挟持するチャックと当該チャックに外嵌された締具と当該締具を後方で支持する筒状体とを有する芯繰出機構と、前記軸筒の前部外側部に前後動自在に配設された操作体と、を備え、前記操作体の前後への摺動により前記芯が前方へ繰り出される棒状芯繰出具であって、
前記軸筒の内部に、前記操作体と連動して前後に摺動すると共に後カムを後部に備えた摺動カムと、前記摺動カムの内方に前後動自在に配設された筒状体と、前記摺動カムの後方且つ前記チャックの外方に配設され前記筒状体に対して回動不能且つ前後動自在に係止された回転子と、前記操作体に係止されたストッパーと、を備え、
前記筒状体は、前記ストッパーにより後退移動が制限されると共に当該ストッパーによる制限が解除されることで前記摺動カムと連動して前後動するよう構成され、
前記操作体の後方への移動により、前記ストッパーが前記軸筒内を移動することで前記筒状体の後退制限が解除され、且つ、前記摺動カムの後カムと回転子の前カムとがカム嵌合することにより、前記回転子が前記軸筒に対して一方向に回転し、前記回転子の回転に連動して前記チャックが回転するよう構成したことを特徴とする棒状芯繰出具。 - 前記ストッパーに係止突起が形成され、前記係止突起が前記操作体の内面に形成された摺動溝内を摺動するよう係止され、前記操作体の後方への移動により前記係止突起が前記摺動溝内を移動することに伴い、当該ストッパーが前記軸筒の軸方向と直交する方向へ移動することで前記筒状体の後退制限が解除されるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の棒状芯繰出具。
- 前記操作体の更なる後方への移動により前記筒状体が後方へ移動し、前記芯繰出機構が作動して当該芯が前方へ繰り出されるよう構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の棒状芯繰出具。
- 前記軸筒の後方に、当該軸筒に対して着脱自在に装着された後筒体が配設され、
前記後筒体内に、前記芯を収納する芯収容室と、付属具が少なくとも1つ以上装着可能な付属具収納室と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の棒状芯繰出具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018185690A JP2020055139A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 棒状芯繰出具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018185690A JP2020055139A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 棒状芯繰出具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020055139A true JP2020055139A (ja) | 2020-04-09 |
Family
ID=70106016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018185690A Pending JP2020055139A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 棒状芯繰出具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020055139A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117098673A (zh) * | 2021-03-30 | 2023-11-21 | 株式会社百乐 | 自动铅笔和棒状体送出器具 |
-
2018
- 2018-09-28 JP JP2018185690A patent/JP2020055139A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117098673A (zh) * | 2021-03-30 | 2023-11-21 | 株式会社百乐 | 自动铅笔和棒状体送出器具 |
CN117098673B (zh) * | 2021-03-30 | 2024-03-22 | 株式会社百乐 | 自动铅笔和棒状体送出器具 |
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