JP2020053597A - 車載用電子機器筐体 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み付け性を向上することができるようにした車載用電子機器筐体を提供すること。【解決手段】電子部品を実装した回路基板3を収容する車載用電子機器筐体2であって、開口部41から回路基板3が挿入される有底筒状のケース4と、開口部41を塞ぐカバー5と、回路基板3を挿入したケース4の開口部41をカバー5で塞いだ状態で、回路基板3およびケース4間と、回路基板3およびカバー5間とのうちの少なくとも何れか一方の間に設けられ、弾性変形して復元力を有しながら回路基板3を保持する弾性部6と、を備える。【選択図】図5
Description
本発明は、車載用電子機器筐体に関する。
車両には、車室やエンジンルーム内等に、エンジンコントロールユニットまたは自動変速機コントロールユニット等の電子制御装置が搭載されている。これら電子制御装置は、例えば、電子部品を実装した回路基板と、回路基板を収容する筐体等から構成されている。
例えば、特許文献1には、電子部品を実装した回路基板を有する電子制御装置が開示されている。
例えば、特許文献1の電子制御装置は、回路基板よりも大きな左右一対の基板ホルダを介して回路基板をケースに固定している。この従来の構造では、基板ホルダが大型化して歩留まりが悪くなるだけでなく、基板ホルダが複雑化して組み付け性が低下する傾向があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、組み付け性を向上することができる車両用電子機器筐体を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う車載用電子機器筐体は、電子部品を実装した回路基板を収容する車載用電子機器筐体であって、開口部から前記回路基板が挿入される有底筒状のケースと、前記開口部を塞ぐカバーと、前記回路基板を挿入した前記ケースの前記開口部を前記カバーで塞いだ状態で、前記回路基板および前記ケース間と、前記回路基板および前記カバー間とのうちの少なくとも何れか一方の間に設けられ、弾性変形して復元力を有しながら前記回路基板を保持する弾性部と、を備える。
本発明によれば、組み付け性を向上することができる。
幾つかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<実施形態1>
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る電子制御装置の斜視図である。尚、以下の説明では、図1,2の右手前側、上側および右奥側それぞれを、電子制御装置1の右側、上側、後側として説明することがある。
本実施形態の電子制御装置1は、箱状に形成された車載用電子機器筐体(以下、筐体と呼ぶ)2を有している。
図2は、実施形態1に係る電子制御装置の分解斜視図である。
筐体2は、回路基板3を収容する。筐体2は、樹脂製のケース4と、樹脂製のカバー5と、合計4個のゴム製の弾性部6と、を備えている。
回路基板3は、ガラスエポキシ樹脂等をベースとした矩形のプリント配線基板に電子部品(図示せず)を実装している。電子部品としては、例えば、マイクロプロセッサ、メモリ、その他集積回路、コンデンサ、抵抗等でよい。電子部品は、回路基板の片面または両面に実装することができる。回路基板3の一端側には、外部コネクタ(図示せず)と電気的に接続されるコネクタ31が設けられている。回路基板3の前後両縁には、左右一対の切欠き32がそれぞれ形成されている。回路基板3の後縁の切欠き(以下、符号32a,32a)は、回路基板3の前縁の切欠き32(以下、符号32b,32b)よりも回路基板3の幅方向の中央側に形成されている。即ち、一対の切欠き32a,32aの間隔は、一対の切欠き32b,32bの間隔よりも狭い。
ケース4は、一端(前端)が開口部41となる有底筒状に形成されている。ケース4の内側面には、左右一対の溝42,42が形成されている。左右一対の溝42,42は、前後方向に延び、開口部41からケース4内に挿入される回路基板3を案内する。各溝42は、後側から開口部41に向かって上下方向の幅が広がっており、前端部ではさらに上下方向の幅が広がる案内部43を有する。溝42に案内部43が形成されているので、回路基板3をケース4内に容易に案内することができる。ケース4の左右の両側壁のうち開口部41側には、矩形の貫通孔44,44がそれぞれ形成されている。貫通孔44は、溝42の上側に形成されている。
カバー5は、コネクタ31を外部に露出可能な窓51を中央に有する枠状に形成されている。カバー5の後面(内面)には、左右一対のアーム52,52がケース4内に向かって立設されている。各アーム52の先端部の外側面には、ケース4の貫通孔44に内側から嵌合可能な矩形の爪53が形成されている。爪53は、アーム52の根本側に向かって徐々に厚くなっている。
弾性部6は、ケース4及びカバー5とは別体であり、可撓性を有する。各弾性部6の回路基板3側には、回路基板3の切欠き32a,32bに取付可能な凹部61が形成されている。弾性部6のケース4またはカバー5側の上下の角には、一対のテーパ面62が形成されている。凹部61は、回路基板3の切欠き32a,32bに差し込まれる。以下、回路基板3の切欠き32aに取り付けられる弾性部6を「一の弾性部」の一例としての弾性部6aとし、回路基板3の切欠き32bに取り付けられる弾性部6を「他の弾性部」の一例としての弾性部6bとする。
図3は、実施形態1に係るケース4の後壁を内側から見た(正面)図である。
ケース4の後壁の内面(以下、後壁内面)について説明する。ケース4の後壁内面には、上下に延びる一対のリブ状の保持部45,45が幅方向に間隔を空けて設けられている。一対の保持部45,45の間隔は、回路基板3の一対の切欠き32a,32aの間隔と略等しい。各保持部45は、ケース4の下部から上下方向の中間部に亘って延設されている。各保持部45には、開口部41(前方)に向かって開口する保持凹部46が形成されている。保持凹部46は、溝42と略同じ高さに形成されている。保持凹部46は、開口部41(前方)に向かって上下方向の幅が広がる一対の傾斜面47,47を有している(図5も参照)。即ち、一対の傾斜面47,47は、回路基板3側に向かうにつれて回路基板3から離間する。保持凹部46は、一対の傾斜面47,47間に回路基板3の後縁を弾性部6aを介して挟持することによって、回路基板3の後縁を保持する。
図4は、実施形態1に係るカバーの背面図である。
カバー5の後面(内面)について説明する。カバー5の後面には、上下に延びる一対のリブ状の保持部54,54が幅方向に間隔を空けて形成されている。一対の保持部54,54の間隔は、回路基板3の一対の切欠き32b,32bの間隔と略等しい。各保持部54は、カバー5の下部から上下方向の中間部に亘って延設されている。各保持部54には、後方に向かって開口する保持凹部55が形成されている。保持凹部55は、溝42と略同じ高さに形成されている。保持凹部55は、後方に向かって上下方向の幅が広がる一対の傾斜面56,56を有している(図5も参照)。即ち、一対の傾斜面56,56は、回路基板3側に向かうにつれて回路基板3から離間する。保持凹部55は、一対の傾斜面56,56間に回路基板3の前縁を弾性部6bを介して挟持することによって、回路基板3の前縁を保持する。
以上のように構成された電子制御装置1の組み付けについて、図2,5を用いて説明する。
図5は、実施形態1に係る電子制御装置の縦断面図である。
まず、回路基板3の前後両縁の切欠き32a,32bに弾性部6a,6bの凹部61をそれぞれ差し込むことによって、回路基板3の前後両縁に弾性部6a,6bをそれぞれ取り付ける。弾性部6a,6bを前後両縁に取り付けた回路基板3の左右両縁をケース4の内側面の左右一対の案内部43,43内にそれぞれ挿入する。そして、回路基板3を左右一対の溝42,42に沿ってケース4の後方に向かってスライドさせると、ケース4の一対の傾斜面47,47と、弾性部6aの一対のテーパ面62,62とが当接する。
次に、カバー5の一対のアーム52,52を開口部41からケース4内に挿入し、一対のアーム52,52の爪53,53をケース4の開口部41の縁に当接させると、一対のアーム52,52が窓51側に弾性変形する。
アーム52をさらにケース4内に挿入すると、カバー5の一対の傾斜面56,56が、弾性部6bの一対のテーパ面62,62に当接し、それに伴って弾性部6b、回路基板3および弾性部6aが後側に押圧され、弾性部6aがケース4の一対の傾斜面47,47に沿って弾性変形する。これにより、弾性部6aは、ケース4の一対の傾斜面47,47と、回路基板3の後縁との間に設けられ、弾性変形して復元力を有しながら回路基板3の後縁を保持する。これと同時に、弾性部6bがカバー5の一対の傾斜面56,56に沿って弾性変形する。これにより、弾性部6bは、カバー5の一対の傾斜面56,56と、回路基板3の前縁との間に設けられ、弾性変形して復元力を有しながら回路基板3の前縁を保持する。
そして、一対のアーム52の爪53とケース4の貫通孔44とを対向させると、アーム52の復元力によって爪53,53が貫通孔44に内側から嵌合する。これにより、ケース4とカバー5とがスナップフィット固定される。この結果、回路基板3の前後両縁がそれぞれ弾性部6a,6bを介して保持凹部46,55に保持されると共に、ケース4の開口部41がカバー5で塞がれる。尚、ケース4からカバー5を取り外す場合、貫通孔44に嵌合した状態の爪53を外側からアーム52の復元力に抗しながら押圧すると、爪53と貫通孔44との嵌合状態が解除され、ケース4とカバー5とを離間させることができる。
本実施形態によれば、電子部品を実装した回路基板3を収容する筐体2であって、開口部41から回路基板3が挿入される有底筒状のケース4と、開口部41を塞ぐカバー5と、回路基板3を挿入したケース4の開口部41をカバー5で塞いだ状態で、回路基板3およびケース4間と、回路基板3およびカバー5間とに設けられ、弾性変形して復元力を有しながら回路基板3の後縁および前縁をそれぞれ保持する弾性部6a,6bと、を備える。
これにより、弾性部6a,6bは、簡易な構成で回路基板3を保持することができ、回路基板3の組み付け性を向上することが可能となる。さらに、回路基板3の前後両縁を弾性部6a,6bを介して、ケース4およびカバー5に保持することができ、回路基板3を安定してケース4内に収容することができる。
弾性部6a,6bは、ケース4およびカバー5とは別体であって、回路基板3の縁に取り付けられるので、弾性部6a,6bの加工や材料の選定が容易となる。
ケース4およびカバー5には、回路基板3の縁を保持可能な保持凹部46,55がそれぞれ形成されているので、回路基板3を安定して保持することができる。
保持凹部46,55は、回路基板3側に向かうにつれて回路基板3から離間するように構成された傾斜面47,56を有しているので、保持凹部46,55と回路基板3とを容易に位置合わせすることができると共に、回路基板3に対する保持力を高めることができる。
弾性部6a,6bには、回路基板3側に回路基板3の縁が差し込まれる凹部61が形成されており、ケース4またはカバー5側に傾斜面47,56に当接する一対のテーパ面62,62が形成されている。これにより、凹部61に回路基板3の縁を差し込むことによって、回路基板3の縁に弾性部6a,6bを容易且つ安定して取り付けることができる。さらに、一対のテーパ面62,62によって、保持凹部46,55へ回路基板3を案内し易くなると共に、弾性部6a,6bを傾斜面47,56に沿わせ易くなって回路基板3の保持力を高めることができる。
ケース4と、カバー5とは、スナップフィット固定されるので、ケース4とカバー5とを容易に取り付けることができる。
カバー5には、先端部に爪53が形成されたアーム52がケース4内に向かって立設されており、ケース4には、爪53が嵌合可能な貫通孔44が形成されているので、アーム52の復元力を利用して、カバー5とケース4とを取り付けることができる。
本実施形態では、上記構成に限定をするものではなく、例えば、弾性部6a,6bのうちの何れか一方を備えていてもよい。
さらに、弾性部6a,6bのケース4またはカバー5側は、一対のテーパ面62,62を形成せずに側面視円弧状に形成されてもよい。
<実施形態2>
<実施形態2>
実施形態2に係る電子制御装置について説明する。尚、実施形態2に係る筐体2Aは、実施形態1に係る筐体2とは、ケースの保持部、カバーの保持部、および弾性部の構成が異なるだけであり、その他の構成は、実施形態1に係る筐体2と同様である。したがって、実施形態1との相違点を中心に述べる。
図6は、実施形態2に係る電子制御装置の縦断面図である。
ケース4Aに設けられた一対のリブ状の保持部45A,45A(図6では一方のみ図示)には、保持凹部46Aがそれぞれ形成されており、カバー5Aに設けられた一対のリブ状の保持部54A,54A(図6では一方のみ図示)には、保持凹部55Aがそれぞれ形成されている。保持凹部46A,55Aは、回路基板3側に向かうにつれて回路基板3から離間するように構成された一つの傾斜面47,56と、回路基板3に沿う平面48,57とをそれぞれ有している。
さらに、回路基板3の後縁には、弾性部6cが取り付けられ、回路基板3の前縁には、弾性部6dが取り付けられる。各弾性部6c,6dの回路基板3側には、回路基板3の切欠き32a,32bに取付可能な凹部63が形成されており、各弾性部6c,6dのケース4またはカバー5側の上側の角には、一つのテーパ面62がそれぞれ形成されている。弾性部6c,6dは、実施形態1の弾性部6a,6bの上側の略半分の形状を成している。凹部63は、弾性部6c,6dの回路基板3側下部をケース4またはカバー5側および上方に向かって窪ませて形成されている。凹部63は、回路基板3の切欠き32a,32bが嵌められる。
本実施形態によれば、弾性部6c,6dには、回路基板3側に回路基板3の縁に取付可能な凹部63が形成されており、ケース4またはカバー5側に傾斜面47,56に当接するテーパ面62が形成されている。これにより、弾性部6c,6dをより小型化することができると共に、回路基板3の組み付け性を向上することが可能となる。
<実施形態3>
<実施形態3>
実施形態3に係る電子制御装置について説明する。尚、実施形態3に係る筐体2Bは、実施形態2に係る筐体2Aとは、ケースの保持部、カバーの保持部、および弾性部の構成が異なるだけであり、その他の構成は、実施形態2に係る筐体2Aと同様である。したがって、実施形態1との相違点を中心に述べる。
図7は、実施形態3に係る電子制御装置の縦断面図である。
図7に示すように、ケース4Bの後壁内面には、回路基板3の後縁を保持する弾性部6eが一体に設けられており、カバー5Bの後面には、回路基板3の前縁を保持する弾性部6fが一体に設けられている。
図8は、実施形態3に係るケース4Bの後壁を内側から見た(正面)図である。
図7および図8に示すように、ケース4Bに設けられた一対のリブ状の保持部45B,45Bは、弾性部6eをそれぞれ有している。各弾性部6eは、ケース4Bの後壁内面から開口部41(前方)に向かって立設されている。各弾性部6eは、爪状をなし、回路基板3側に向かうにつれて回路基板3から離間するように構成された傾斜面47Bと、回路基板3に平行な平面49とを有する。傾斜面47Bは、弾性部6eの下面を構成し、平面49は、弾性部6eの上面を構成する。保持部45Bは、傾斜面47Bの下側に位置し、回路基板3に平行な平面48を有する。傾斜面47Bと平面48とにより、保持部45Bの保持凹部46Bが形成される。
回路基板3が、保持凹部46Bに挿入され、前側から押されることにより、回路基板3の後端縁が、弾性部6eを押圧し、弾性部6eは、弾性変形する。これにより、回路基板3の後縁は、弾性部6eの傾斜面47Bと平面48とに挟持される。このように、弾性部6eは、回路基板3とケース4Bとの間に設けられ、復元力を有しながら回路基板3を保持する。
図9は、実施形態3に係るカバー5Bの背面図である。
図7および図9に示すように、カバー5Bに設けられた一対のリブ状の保持部54B,54Bは、弾性部6fをそれぞれ有している。各弾性部6fは、カバー5Bの後面から後方に向かって立設されている。各弾性部6fは、爪状をなし、回路基板3側に向かうにつれて回路基板から離間するように構成された傾斜面56Bと、回路基板3に平行な平面58とを有する。傾斜面56Bは、弾性部6fの下面を構成し、平面58は、弾性部6fの上面を構成する。保持部54Bは、傾斜面56Bの下側に位置し、回路基板3に平行な平面57を有する。傾斜面56Bと平面57とにより、保持部54Bの保持凹部55Bが構成される。
カバー5Bが、前側から押圧されることにより、カバー5Bの傾斜面56Bが、弾性部6fを押圧し、弾性部6fは、弾性変形する。これにより、回路基板3の前縁は、弾性部6fの傾斜面56Bと平面57とに挟持される。このように、弾性部6fは、回路基板3とカバー5Bとの間に設けられ、復元力を有しながら回路基板3を保持する。
この構成によれば、弾性部6e,6fは、ケース4Bおよびカバー5Bに一体に設けられているので、筐体2Bの部品点数を削減することができる。
弾性部6eは、保持凹部46Bの一部を構成しており、弾性部6fは、保持凹部55Bの一部を構成しているので、保持凹部46B,55Bを簡素な構成にすることができる。
尚、本実施形態では、上記構成に限定をするものではなく、例えば、弾性部6e,6fのうちの何れか一方を備えていてもよい。
<実施形態4>
<実施形態4>
実施形態4に係る電子制御装置について説明する。尚、実施形態4に係る筐体2Cは、実施形態3に係る筐体2Bとは、ケースの保持部、カバーの保持部、および弾性部の構成が異なるだけであり、その他の構成は、実施形態3に係る筐体2Bと同様である。したがって、実施形態3との相違点を中心に述べる。
図10は、実施形態4に係る電子制御装置の縦断面図である。
図10に示すように、ケース4Cに設けられた一対のリブ状の保持部45C,45C(図10では一方のみ図示)は、一対の弾性部6g,6hをそれぞれ有している。各弾性部6g,6hは、ケース4Cの後壁内面から前方に向かって立設されている。即ち、弾性部6g,6hは、回路基板3とケース4Cとの間に設けられている。各弾性部6g,6hは、爪状をなし、回路基板3側に向かうにつれて回路基板3から離間するように構成された傾斜面47Bと、回路基板3に平行な平面49とを有する。傾斜面47Bは、弾性部6gの下面および弾性部6hの上面を構成し、平面49は、弾性部6gの上面および弾性部の6hの下面を構成する。弾性部6gの傾斜面47Bと、弾性部6hの傾斜面47Bとにより、保持部45Cの保持凹部46Cが形成される。即ち、保持凹部46Cは、回路基板3の後縁をその回路基板3の厚み方向に挟持する一対の弾性部6g,6hから構成されている。
回路基板3が、保持凹部46Cに挿入され、前側から押されることにより、回路基板3の後端縁が、一対の弾性部6g,6hを押圧し、これら一対の弾性部6g,6hは、弾性変形する。これにより、回路基板3の後縁は、一対の弾性部6g,6hの傾斜面47B,傾斜面47B間に挟持される。このように、一対の弾性部6eg,6hは、回路基板3とケース4Bとの間に設けられ、復元力を有しながら回路基板3を保持する。
回路基板3が、保持凹部46Cに挿入され、前側から押されることにより、回路基板3の後端縁が、一対の弾性部6g,6hを押圧し、これら一対の弾性部6g,6hは、弾性変形する。これにより、回路基板3の後縁は、一対の弾性部6g,6hの傾斜面47B,傾斜面47B間に挟持される。このように、一対の弾性部6eg,6hは、回路基板3とケース4Bとの間に設けられ、復元力を有しながら回路基板3を保持する。
カバー5Cに設けられた一対のリブ状の保持部54C,54C(図10では一方のみ図示)は、一対の弾性部6i,6jをそれぞれ有している。各弾性部6i,6jは、カバー5Cの後面から後方に向かって立設されている。即ち、弾性部6i,6jは、回路基板3とカバー5Cとの間に設けられている。各弾性部6i,6jは、爪状をなし、回路基板3側に向かうにつれて回路基板3から離間するように構成された傾斜面56Bと、回路基板3に平行な平面58とを有する。傾斜面56Bは、弾性部6iの下面および弾性部6jの上面を構成し、平面49は、弾性部6jの上面および弾性部6jの下面を構成する。弾性部6iの傾斜面56Bと,弾性部6jの傾斜面56Bとにより、保持部54Cの保持凹部55Cが形成される。即ち、保持凹部55Cは、回路基板3の前縁をその回路基板3の厚み方向に挟持する一対の弾性部6i,6jから構成されている。
カバー5Cが、前側から押圧されることにより、カバー5Cの一対の傾斜面56B,56Bが、一対の弾性部6g,6hを押圧し、これら一対の弾性部6g,6hは、弾性変形する。これにより、回路基板3の前縁は、一対の弾性部6g,6hの傾斜面56B,56B間に挟持される。このように、一対の弾性部6g,6hは、回路基板3とカバー5Cとの間に設けられ、復元力を有しながら回路基板3を保持する。
カバー5Cが、前側から押圧されることにより、カバー5Cの一対の傾斜面56B,56Bが、一対の弾性部6g,6hを押圧し、これら一対の弾性部6g,6hは、弾性変形する。これにより、回路基板3の前縁は、一対の弾性部6g,6hの傾斜面56B,56B間に挟持される。このように、一対の弾性部6g,6hは、回路基板3とカバー5Cとの間に設けられ、復元力を有しながら回路基板3を保持する。
この構成によれば、保持凹部46Bは、回路基板3の後縁をその回路基板3の厚み方向に挟持する一対の弾性部6g,6hから構成されており、保持凹部55Cは、回路基板3の前縁をその回路基板3の厚み方向に挟持する一対の弾性部6i,6jから構成されている。これにより、弾性部6g,6h,6i,6jの復元力を回路基板3の厚み方向に分散させることができる。
前記各実施形態は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることもできる。また、ある実施形態の構成に他の実施形態を加えることもできる。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成を追加したり削除したり置換してりしてもよい。
また、上述した各実施形態に含まれる技術的特徴は、特許請求の範囲に明示された組み合わせ限らず、適宜組み合わせることができる。
2…筐体、2A〜2C…筐体、3…回路基板、4…ケース、4A〜4C…ケース、41…開口部、44…貫通孔、46…保持凹部、46A〜46C…保持凹部、47…傾斜面、47A…傾斜面、47B…傾斜面、5…カバー、5A〜5C…カバー、52…アーム、53…爪、55…保持凹部、55A〜55C…保持凹部、56…傾斜面、56A…傾斜面、56B…傾斜面、6…弾性部、6a〜6j…弾性部、61…凹部、62…テーパ面、63…凹部
Claims (11)
- 電子部品を実装した回路基板を収容する車載用電子機器筐体であって、
開口部から前記回路基板が挿入される有底筒状のケースと、
前記開口部を塞ぐカバーと、
前記回路基板を挿入した前記ケースの前記開口部を前記カバーで塞いだ状態で、前記回路基板および前記ケース間と、前記回路基板および前記カバー間とのうちの少なくとも何れか一方の間に設けられ、弾性変形して復元力を有しながら前記回路基板を保持する弾性部と、を備える、
車載用電子機器筐体。 - 前記弾性部は、前記ケースおよび前記カバーとは別体であって、前記回路基板の縁に取り付けられる、
請求項1に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記弾性部は、前記ケースと前記カバーとのうちの少なくとも何れか一方に一体に設けられている、
請求項1に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記弾性部は、前記回路基板および前記ケース間に設けられる一の弾性部と、前記回路基板および前記カバー間に設けられる他の弾性部と、を備える、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記ケースと前記カバーとのうちの少なくとも何れか一方には、前記回路基板の縁を保持可能な保持凹部が設けられている、
請求項1乃至4の何れか一項に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記保持部は、前記回路基板側に向かうにつれて当該回路基板から離間するように構成された傾斜面を有している、
請求項1乃至5の何れか一項に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記弾性部には、一側に前記回路基板の縁に取付可能な凹部が形成されており、他側に前記傾斜面に当接するテーパ面が形成されている、
請求項1または2に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記弾性部は、前記保持凹部の一部を構成している、
請求項1または3に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記保持凹部は、前記回路基板を当該回路基板の厚み方向に挟持する一対の前記弾性部から構成されている、
請求項8に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記ケースと前記カバーとは、スナップフィット固定される、
請求項1乃至9の何れか一項に記載の車載用電子機器筐体。 - 前記カバーには、先端部に爪が形成されたアームが前記ケース内に向かって立設されており、
前記ケースには、前記爪が嵌合可能な貫通孔が形成されている、
請求項10に記載の車載用電子機器筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018182697A JP2020053597A (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 車載用電子機器筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018182697A JP2020053597A (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 車載用電子機器筐体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020053597A true JP2020053597A (ja) | 2020-04-02 |
Family
ID=69994039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018182697A Pending JP2020053597A (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 車載用電子機器筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020053597A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022249558A1 (ja) * | 2021-05-24 | 2022-12-01 | 日立Astemo株式会社 | 自動車用制御装置 |
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2018
- 2018-09-27 JP JP2018182697A patent/JP2020053597A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022249558A1 (ja) * | 2021-05-24 | 2022-12-01 | 日立Astemo株式会社 | 自動車用制御装置 |
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