JP2020048100A - 待ち受け状態で通信を行う端末装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

待ち受け状態で通信を行う端末装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】待ち受け状態の端末装置による効率的な通信を実現すること。【解決手段】端末装置は、基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないがその基地局装置が自装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な通信機能を有する。端末装置は、第1の基地局装置との間で第1の状態で動作中の状態から第2の状態での動作を開始した後で、第1の基地局装置から第1の状態の間に取得した第2の状態での第1の基地局装置との通信を可能とする所定の情報を保持している場合に、信号送信対象が第1の基地局装置から第2の基地局装置へ変化したか否かを判定し、その判定の結果に応じた通信を行う。【選択図】 図5

Description

本発明は、待ち受け状態の端末装置が信号を送信するための制御技術に関する。
3GPPにおいて、第5世代の無線通信方式としてNR(New Radio)が標準化されている(非特許文献1参照)。NRの端末装置は、LTE(Long Term Evolution)の端末装置が取りうるRRC_CONNECTED及びRRC_IDLEの2つの状態に加え、RRC_INACTIVEの状態にも遷移しうる。ここで、RRC_CONNECTEDは基地局装置に接続されていて通信中の状態であり、RRC_INACTIVE及びRRC_IDLEは、待ち受け状態である。なお、RRC_INACTIVE状態は、端末装置がコアネットワークと通信するための(その端末装置の)コンテキスト情報を、RRC_INACTIVE状態へと遷移するまで接続していた基地局装置(最終接続基地局)が保持している状態であり、RRC_IDLE状態は、このような情報が基地局装置によって保持されていない状態である。
非特許文献2には、RRC_INACTIVE状態の端末装置がデータを送信することが検討されていること、そして、このようなデータ送信のために、MA (Multiple Access) signatureが端末装置に割り当てられることが記載されている。MA signatureは、例えば、時間・周波数無線リソースブロック、変調符号化方式(MCS)、端末装置を特定するための復調参照信号(DMRS)、インタリーブパタン等の、端末装置固有のデータ送信パターンを特定する情報でありうる。端末装置は、MA signatureを用いてデータを送信し、基地局装置は、このMA signatureを用いてその端末装置から送信されたデータの分離と識別とを行うことができる。
3GPP TS 38.300、V15.2.0、2018年6月 3GPP寄書、RP−171043
RRC_INACTIVE状態の端末装置は、ネットワーク側への通知を行うことなく、RNA(RAN-based Notification Area)内での移動を行うことができる。このため、端末装置が、RNA内ではあるが、最終接続基地局と異なる基地局装置が展開するエリアに移動することが想定されうる。この場合、その移動先の基地局装置は、端末装置に関するMA signatureを保持しておらず、そのRRC_INACTIVE状態の端末装置から送信されたデータを抽出することができないことがありうる。これに対して、端末装置は、データの送信の度にRRC_CONNECTED状態へと移行することで、確実にデータを送信することができる。しかしながら、RRC_CONNECTED状態へと移行するための処理が都度発生するため、効率が劣化しうるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであり、待ち受け状態の端末装置による効率的な通信を実現することを目的とする。
本発明の一態様による端末装置は、基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が前記端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な通信手段と、前記通信手段が第1の基地局装置との間で前記第1の状態で動作中の状態から前記第2の状態で動作を開始した後で、前記第1の基地局装置から前記第1の状態の間に取得した前記第2の状態での前記第1の基地局装置との通信を可能とする所定の情報を保持している場合に、信号送信対象が前記第1の基地局装置から第2の基地局装置へ変化したか否かを判定し、当該判定の結果に応じた通信を行うように、前記通信手段を制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、待ち受け状態の端末装置による効率的な通信を実現することができる。
無線通信システムの構成例を示す図である。 装置のハードウェア構成例を示す図である。 端末装置の機能構成例を示す図である。 基地局装置の機能構成例を示す図である。 無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す図である。 端末装置が実行する処理の流れの例を示す図である。 無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す図である。 無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(無線通信システムの構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、一例として、第1の基地局装置101、第2の基地局装置102、及び端末装置103を含んで構成される。なお、図1では、説明を簡単にするために2つの基地局装置と1つの端末装置とを示しているが、一般的なセルラ通信システムのように、多数の基地局装置と多数の端末装置が存在しうる。なお、以下では、一例として、第5世代無線通信方式であるNRが用いられる場合の例について説明するが、これに限られない。例えば第5世代以降のセルラ通信システムや、NRで規定されるRRC_INACTIVE状態のような待ち受け状態で一定のデータを通信可能な端末装置(通信装置)を含んだ任意の他のシステムに、以下の議論を適用することができる。すなわち、後述の基地局装置は、接続が確立されている端末装置との通信のみならず、接続が確立されていないが一定のデータ通信を行うことができる端末装置との通信を実行可能な任意の基地局装置でありうる。また、後述の端末装置は、基地局装置と接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との間で接続が確立されていないが、その基地局装置と一定量のデータ通信を行うことが可能な状態となっている第2の状態とで動作可能に構成される。
第1の基地局装置101及び第2の基地局装置102は、一例において、NRに従って動作可能な基地局装置(gNB)である。第1の基地局装置101及び第2の基地局装置102は、それぞれ、セル104及びセル105における通信サービスを提供する。なお、第1の基地局装置101及び第2の基地局装置102は、2つ以上のセル/ビームを形成してもよい。端末装置103は、NRで動作可能な端末装置であり、NRの基地局装置と通信することができる。
端末装置103は、例えば、第1の基地局装置101からMA signatureを取得し、第1の基地局装置101との通信にそのMA signatureを使用することができる。なお、MA signatureは、少なくともRRC_INACTIVE状態でのデータ通信を可能とするための所定の情報であり、他の情報がこれに代えて又は追加的に用いられてもよい。なお、MA signatureは、例えば、RRC_CONNECTED状態でも使用されうる。端末装置103は、MA signatureの受信後に、例えば第1の基地局装置101からのsuspendConfigを伴うRRCReleaseメッセージを受信したことに応じて、RRC_INACTIVE状態へと遷移しうる。なお、第1の基地局装置101のように、端末装置103がRRC_INACTIVE状態へと遷移するまで接続を確立していた基地局装置は、最終接続基地局(last serving gNB)と呼ばれうる。
NRでは、1つ以上のセルを含むRNAが定義され、端末装置は、RNA(RAN-based Notification Area)内であれば、RRC_INACTIVE状態において、ネットワーク側に通知を行うことなく移動することができる。図1では、例えば、第1の基地局装置101及び第2の基地局装置102によって形成されたセル104及びセル105を含む1つのRNA106が設定されているものとする。このため、端末装置103は、RRC_INACTIVE状態に遷移後、第1の基地局装置101が形成したセル104から、第2の基地局装置102が形成したセル105へ、ネットワークへの通知を行うことなく、移動することができる。
なお、端末装置103は、RNAの外部へ移動する場合、移動先の基地局装置との間で接続を確立してRRC_CONNECTED状態へと遷移し、その移動先の基地局装置からのsuspendConfigを含んだRRCReleaseメッセージに応じてRRC_INACTIVE状態へと再度遷移しうる。この場合、端末装置103は、移動先の基地局装置からMA signatureを受信することができるため、その基地局装置に対して、RRC_INACTIVE状態でデータ信号を送信することができる。
一方、端末装置103は、RNA内で移動している限り、基地局装置と通信する必要がない。このため、端末装置103がセル104からセル105へ移動した場合に、第2の基地局装置102は、端末装置103からの通知を受信していない場合がある。この場合、第2の基地局装置102は、端末装置103に対して第1の基地局装置101から提供されたMA signatureを知らず、また、自装置が端末装置103に対してMA signatureを提供していない。このため、RRC_INACTIVE状態の端末装置103が第1の基地局装置101から提供されたMA signatureを用いてデータ信号を送信しても、第2の基地局装置102は、そのデータ信号を受信信号から分離することができない。
これに対して、端末装置103が、データを送信する都度、RRC_CONNECTED状態へと遷移することができる。これによれば、端末装置103は、最終接続基地局と異なる基地局装置が形成したセルに滞在する場合であっても、確実にデータを送信することができる。一方で、RRC_INACTIVE状態の端末装置103がRRC_CONNECTED状態へ遷移するには、最終接続基地局から提供された、RRC_INACTIVE状態の端末装置を識別するためのI-RNTI(Inactive Radio Network Temporary Identifier)を、接続先の基地局装置へ送信する必要がある。すなわち、一定のシグナリングオーバーヘッドが生じる。このとき、端末装置103は、第1の基地局装置101が形成したセルから移動していない場合であっても、RRC_CONNECTED状態へと遷移することとなり、本来不必要なシグナリングを実行することになるため、無線通信システムの通信効率が劣化してしまいうる。
このため、本実施形態では、端末装置103は、最終接続基地局から取得したMA signatureを保持している場合には、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化したか否かを監視する。すなわち、端末装置103は、RRC_INACTIVE状態において、RNAを跨いで移動したか否かの監視に加えて、MA signatureを保持していることを条件にRNA内の移動を監視する。例えば、端末装置103は、RRC_CONNECTED状態で動作中に、接続中の第1の基地局装置101からMA signatureを取得し、その後RRC_INACTIVE状態へと遷移した場合、第1の基地局装置101が形成したセル104から第2の基地局装置102が形成したセル105へと移動したか否かの監視を行う。これによれば、端末装置103は、保持しているMA signatureを使用してRRC_INACTIVE状態のまま通信を行うことができる状態であるか否かを判定することができる。このため、端末装置103は、MA signatureを保持しており、かつ、信号送信先の基地局装置が最終接続基地局から変化していない場合は、RRC_INACTIVE状態のまま、そのMA signatureを用いて最終接続基地局へデータ信号を送信する。
一方、端末装置103は、MA signatureを保持していても、信号送信先の基地局装置が最終接続基地局から変化していた場合には、そのMA signatureを使用して信号を送信することができない。このため、端末装置103は、信号送信時に、その信号送信先の基地局装置との間で接続を確立してRRC_CONNECTED状態へと移行してから信号を送信する。このように、端末装置103は、MA signatureを保持している場合に信号送信先の基地局装置が最終接続基地局から変化したか否かを監視することにより、不必要にRRC_CONNECTED状態へと遷移することを防ぐことができるようになる。
なお、端末装置103は、例えば、各基地局装置から送信される同期信号(Synchronization Signal、SS)や報知信号(Physical Broadcast Channel、PBCH)から、セルの識別子(Physical Cell ID、PCI)を取得して、受信信号から得られるPCIの変化の有無を検出することによって、信号送信先の基地局装置が最終接続基地局から変化したか否かを判定することができる。ただしこれに限られず、端末装置103は、RRC_INACTIVE状態で取得可能であると共に複数の基地局装置を区別可能な、任意の情報に基づいて信号送信先の基地局装置が最終接続基地局から変化したかを判定してもよい。
端末装置103は、MA signatureを保持していない場合には、このような信号送信先の基地局装置が最終接続基地局から変化したか否かの監視を行わないようにしうる。これによれば、端末装置103は、不必要に監視を行うことを防ぎ、例えば端末装置103の消費電力を低減することができる。ただし、端末装置103は、RRC_INACTIVE状態である間には、信号送信先の基地局装置が最終接続基地局から変化したかの監視を行わない場合であっても、定期的にRNAを跨いで移動したか否かのチェックを行う。そして、端末装置103は、RNAを跨いで移動した場合に、移動先で基地局装置と接続を確立してRRC_CONNECTED状態へと遷移して、RNAの更新を行う。なお、このRNAの更新手順については、従来技術であるため、ここでは詳細に説明しない。
なお、端末装置103は、常時(定期的に)この監視を行ってもよいし、例えば送信対象データが発生する都度、MA signatureを保持している場合に信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化したかの判定を行うようにしてもよい。常時監視によれば、送信対象データが発生した時点でRRC_INACTIVE状態のまま信号を送信することができるか否かを迅速に判断することができ、データの発生から信号の送信完了までの時間を短縮することができる。一方、送信対象データが発生してから信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化したかを判定することによれば、信号を送信しない時点での監視処理を行うことがなくなるため、端末装置103の消費電力を低減することができる。
端末装置103は、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化した(例えば、第1の基地局装置101が形成したセル104から第2の基地局装置が形成したセル105に移動した)と判定した場合、保持しているMA signatureを破棄しうる。また、端末装置103は、信号送信対象の基地局装置との間でRRC_CONNECTED状態となって信号を送信した場合に、その基地局装置からMA signatureの取得を試行してもよい。端末装置103は、例えばMA signatureを保持していない場合に、第1の基地局装置101にRRC_CONNECTED状態で信号を送信した場合には第1の基地局装置101から、第2の基地局装置102にRRC_CONNECTED状態で信号を送信した場合には第2の基地局装置102から、MA signatureを取得しうる。なお、端末装置103は、MA signatureを保持している場合であっても、新たにMA signatureを取得するようにしてもよい。この場合、端末装置103は、保持していたMA signatureを上書きしてもよいし、過去に保持していたMA signatureを履歴として保持してもよい。なお、端末装置103は、RRC_INACTIVE状態のまま、MA signatureを取得するようにしてもよい。端末装置103は、一般的に、RRCConnectionResumeRequestメッセージを信号送信先の基地局装置へ送信して、基地局装置からRRCConnectionResumeメッセージを受信することによりRRC_CONNECTED状態に遷移する。そして、端末装置103は、この場合には接続状態の基地局装置からMA signatureを取得しうる。これに対して、端末装置103は、例えば、RRCConnectionResumeRequestメッセージにMA signatureの発行を要求する情報要素を含めて送信し、基地局装置は、この情報要素を含んだRRCConnectionResumeRequestメッセージを受信した場合には、端末装置103をRRC_CONNECTED状態に遷移させずに、MA signatureを端末装置103に通知するようにしてもよい。なお、これは一例であり、端末装置103は、他の手順によってMA signatureを取得してもよい。なお、端末装置103は、その基地局装置からのメッセージに応じた処理を実行し、場合によってはMA signatureを取得することができない場合もありうることに留意されたい。
なお、基地局装置は、例えば最終接続基地局から、端末装置103が保持しているMA signatureを取得して、そのまま端末装置103が保持しているMA signatureを使い続けるようにしてもよい。この場合、例えば、基地局装置は、端末装置103からのRRCConnectionResumeRequestメッセージに対して、保持しているMA signatureを使用し続けるべきことを示すビットを含んだRRCConnectionResumeメッセージを送信しうる。例えば、RRCConnectionResumeメッセージにおいて、端末装置103をRRC_CONNECTED状態に遷移させることを拒否することを示すビットによって、端末装置103が保持しているMA signatureを使用し続けるべきことを示してもよい。なお、基地局装置は、端末装置103をRRC_CONNECTED状態に遷移させることを示すビットを含んだRRCConnectionResumeメッセージを送信した場合、続いて、MA signatureを通知するメッセージを別途送信しうる。なお、基地局装置は、端末装置103をRRC_CONNECTED状態に遷移させることを拒否することを示すビットとは別個の情報要素によって、保持しているMA signatureを使用し続けるべきことを通知してもよい。この場合、端末装置103は、RRC_CONNECTED状態に遷移することなく、保持しているMA signatureを使用し続けることができる。
(装置構成)
続いて、上述のような処理を実行する基地局装置(第1の基地局装置101、第2の基地局装置102)及び端末装置103のハードウェア構成例について図2を用いて説明する。これらの装置は、一例において、プロセッサ201、ROM202、RAM203、記憶装置204、及び通信回路205を含んで構成される。プロセッサ201は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、各装置の全体の処理や、上述の各処理を実行する。ROM202は、各装置が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM203は、プロセッサ201がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置204は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路205は、例えば、有線通信又は無線通信用の回路によって構成される。基地局装置は、端末装置103との通信のための通信回路205として、例えばNR用のベースバンド回路及びRF回路等とアンテナとを含んで構成される。また、基地局装置の通信回路205は、例えば、他の基地局装置やネットワークノードとの(有線または無線)通信を行うための回路を含んでもよい。また、端末装置103の通信回路205は、NR用のベースバンド回路及びRF回路等とアンテナとを含んで構成される。また、端末装置103は、無線LANや他の通信規格に準拠した通信を行うための通信回路205を有してもよい。なお、図2では、1つの通信回路205が図示されているが、各装置は、複数の通信回路を有しうる。
図3に、端末装置103の概略的な機能構成例を示す。端末装置103は、一例において、通信部301、制御部302、及び情報保持部303を有する。通信部301は、基地局装置との間で通信を行う。なお、通信部301は、基地局装置の制御の下で、RRC_CONNECTED、RRC_INACTIVE、及びRRC_IDLEの3つの状態のいずれかで動作可能であり、RRC_CONNECTED状態において、接続中の基地局装置との間でデータの送受信を行うことができるように構成される。また、通信部301は、RRC_INACTIVE状態においても、後述の情報保持部303に保持されているMA signatureを使用して、少量のデータを基地局装置へ送信可能である。制御部302は、通信部301を制御し、上述のような端末装置103の各種処理を実行しうる。すなわち、制御部302は、MA signatureが情報保持部303に保持されていることを条件に、通信部301がRRC_INACTIVE状態で動作している間に信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化したかの判定等の処理を実行するように、通信部301を制御する。情報保持部303は、RRC_CONNECTED状態の基地局装置によって設定されたMA signatureを保持する。なお、情報保持部303は、過去に設定されたMA signatureの履歴を保持していてもよい。この場合、情報保持部303は、端末装置103がRRC_INACTIVE状態においてRNAを跨いで移動した場合等のトリガが検出された場合に、この履歴の情報を全て破棄してもよい。
図4に、基地局装置(第1の基地局装置101、第2の基地局装置102)の概略的な機能構成例を示す。基地局装置は、一例において、通信部401、制御部402、シグネチャ取得部403、及びシグネチャ設定部404を有する。通信部401は、端末装置103や他の基地局装置と通信を行う。なお、端末装置103との無線通信のための通信部と他の基地局装置との通信のための通信部とが別個に用意されうるが、例えば他の基地局装置をNR規格に従って実行する場合には、1つの通信部401のみが用意されてもよい。制御部402は、通信部401を制御して、上述のような基地局装置の各種処理を実行しうる。例えば、制御部402は、シグネチャ取得部403を制御して、端末装置103の最終接続基地局からMA signatureの情報を取得し、シグネチャ設定部404を制御して、端末装置103に対してMA signatureを設定しうる。制御部402は、例えば、シグネチャ取得部403が取得したMA signatureをそのまま使用するか否かを判定し、取得したMA signatureを使用するように又は新たなMA signatureを使用するように、また、MA signatureを保持するように、シグネチャ設定部404を制御する。さらに、制御部402は、シグネチャ設定部404によって保持されているMA signatureを用いて、RRC_INACTIVE状態の端末装置103から送信されたデータ信号を受信信号から分離して取得するように、通信部401を制御しうる。シグネチャ取得部403は、端末装置103の最終接続基地局からMA signatureを取得する。シグネチャ設定部404は、制御部402の制御の下で、端末装置103に対してMA signatureを設定する。
(処理の流れ)
図5に、本実施形態に係る無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す。図5では、端末装置103が、第1の基地局装置101との間でRRC_CONNECTED状態で通信を行っているものとする(S501)。この状態で、端末装置103は、接続中の第1の基地局装置101によってMA signatureを設定され、その設定されたMA signatureを取得する(S502)。その後、端末装置103は、suspendConfigを含んだRRCReleaseメッセージを受信したことに応じて(S503)、RRC_INACTIVE状態へと遷移する(S504)。このように、端末装置103がRRC_INACTIVE状態へと遷移する直前にRRC_CONNECTED状態で通信をしていた第1の基地局装置101は、端末装置103にとって、最終接続基地局となる。
端末装置103は、RRC_INACTIVE状態で動作中に、送信対象データが発生すると(S505)、S502で取得したMA signatureを用いることにより、そのデータを含んだ信号をRRC_INACTIVE状態のまま第1の基地局装置101に送信し(S506)、第1の基地局装置101は、端末装置103に対して設定したMA signatureを用いて、受信信号から端末装置103が送信したデータ信号を分離・抽出することができる。なお、端末装置103は、MA signatureを保持しながらRRC_INACTIVE状態で動作している場合、その時点で信号を送信すると仮定した場合の信号の送信先である信号送信対象の基地局装置が、最終接続基地局(第1の基地局装置101)から変化したか否かを、周囲の基地局装置から受信した同期信号(SS)や報知信号(PBCH)に基づいて判定する(S507)。なお、RRC_INACTIVE状態の端末装置103は、MA signatureを保持していない場合は、RNAを跨いだ移動判定のみを行い、S507のようなRNA内での移動を含んだ移動判定を行わないようにしうる。ここで、RNA内での移動の判定の周期は、RNAを跨いだ移動のみの判定の周期より短く設定されうる。すなわち、本実施形態では、端末装置103は、MA signatureを保持してRRC_INACTIVE状態で動作している間、MA signatureを保持していない場合よりも高頻度で移動判定を行うようにしうる。
端末装置103は、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化したと判定した場合(S508)、保持しているMA signatureを用いたデータ送信を行わないようにする(S509)。また、端末装置103は、このときに、MA signatureを破棄してもよい。ただし、これに限られず、端末装置103は、実際に送信対象データが発生した時点においても信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局に戻らなかった場合に、MA signatureを破棄するようにし、それまではMA signatureを保持したままとしてもよい。この場合、端末装置103は、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化したと判定した場合に、MA signatureを破棄するのではなく、MA signatureを用いたデータ送信を許容しない状態へ遷移し、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局に戻ったと判定した場合に、そのMA signatureを用いたデータ送信を許容する状態へと遷移してもよい。
端末装置103は、例えば信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局と異なることを検出したことや送信対象データが発生したことに応じて、移動先の、信号送信対象の基地局装置(第2の基地局装置102)との間で所定の処理を実行する。例えば、端末装置103は、第2の基地局装置との間で、RACH(Random Access Channel)処理を実行した後に、RRCConnectionResumeRequestメッセージを送信して、第2の基地局装置102との間で接続を確立し、RRC_CONNECTED状態へ遷移する(S510、S511)。この所定の処理の例については、後述する。
上述の例では、端末装置103が周期的にSSやPBCHを監視して、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化したかを監視し、MA signatureを用いたデータ信号の送信を許容するか否かの設定を行う例を示したが、これに限られない。例えば、端末装置103は、送信対象データが発生した時点において、保持しているMA signatureを使用するか否かを決定してもよい。この場合の端末装置103が実行する処理の流れの例を図6に示す。図6に示すように、端末装置103は、送信対象データが発生すると(S601でYES)、自装置がRRC_INACTIVE状態であるか否か(S602)、MA signatureを保持しているか否か(S603)、及び、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局であるか否か(S604)の判定を行う。そして、端末装置103は、自装置がRRC_INACTIVE状態で動作しており(S602でYES)、MA signatureを保持しており(S603でYES)、かつ、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化していない場合(S604でYES)に、保持しているMA signatureを用いて、RRC_INACTIVE状態のままデータを送信すると判定する(S605)。一方、端末装置103は、例えばRRC_CONNECTED状態で動作している場合(S602でNO)は、その接続を維持したまま、データ信号を送信しうる(S606)。また、端末装置103は、RRC_IDLE状態で動作している場合(S602でNO)、又は、RRC_INACTIVE状態で動作していてもMA signatureを保持していない場合(S603でNO)や信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化していた場合(S604でNO)は、例えばRRCConnectionSetupRequestメッセージを信号送信対象の基地局装置へ送信して、RRC_CONNECTED状態へと遷移してからデータ信号を送信する(S606)。なお、端末装置103は、MA signatureを保持していたものの、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化していた場合(S604でNO)は、そのMA signatureを破棄しうる(S607)。
このように、送信対象データが発生した時点で判定を行うことにより、定期的な監視を行う場合と比して、端末装置103の消費電力を低減することが可能となる。一方、定期的な監視を行う場合には、送信対象データが発生した時点で図6の処理が完了したのと同様の状態となっているため、迅速にデータ信号を送信することが可能となる。このため、例えば消費電力の抑制よりも遅延の抑制が優先されるべき端末装置103は周期的な監視を行い、遅延の抑制よりも消費電力の抑制が優先されるべき端末装置103はデータ信号の送信時点で図6の処理を実行するなど、端末装置103ごとに異なる制御が実行されてもよい。
続いて、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局と異なると端末装置103が判定した場合に、端末装置103と信号送信対象の基地局装置(第2の基地局装置102)との間で実行される、上述の所定の処理の一例について説明する。
図7は、この所定の処理の流れの例を示す図である。端末装置103は、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局と異なると端末装置103が判定した場合に、その信号送信対象の基地局装置である第2の基地局装置102と通信を行うために、I-RNTIを含んだRRCConnectionResumeRequestメッセージを送信する。第2の基地局装置102は、そのメッセージを受信すると、I-RNTIに基づいて、最終接続基地局(第1の基地局装置101)を特定して、UEコンテキストデータの提供を要求する。第2の基地局装置102は、UEコンテキストデータを取得すると、端末装置103に対してRRCConnectionResumeメッセージを送信し、端末装置103をRRC_CONNECTED状態へと遷移させる。また、第1の基地局装置101は、端末装置103に対してMA signatureを設定していた場合、そのMA signatureを、端末装置103の接続先となる第2の基地局装置102へ送信する。また、第1の基地局装置101は、端末装置103に設定していたMA signatureの情報を第2の基地局装置102に通知した後に、この情報を破棄する。第2の基地局装置102は、受信したMA signatureの使用を継続するか否かを判定し、新たに設定するMA signatureを、端末装置103へ通知し、その後、端末装置103をRRC_INACTIVE状態へと遷移させるために、suspendConfigを含んだRRCReleaseメッセージを端末装置103へ送信する。これにより、端末装置103は、RRC_INACTIVE状態へと戻る。
なお、MA signatureの通知は、一例において、第1の基地局装置101によって設定されたものをそのまま使用するか否かを示す1ビット(又は少数ビット)の情報を含みうる。例えば、第1の基地局装置101によって設定されたものがそのまま使用される場合には、この1ビット(少数ビット)の情報のみが端末装置103へ送信され、端末装置103は、保持しているMA signatureをそのまま保持し続ける。これによれば、MA signatureの情報自体は通知されないため、シグナリングの量を低減することができる。また、第1の基地局装置101によって設定されたものと異なるMA signatureが設定される場合には、この1ビット(少数ビット)の情報に加えて、新たに設定されるMA signatureの情報が通知されうる。
また、図7の例では、端末装置103がRRC_CONNECTED状態になってから、第1の基地局装置101から第2の基地局装置102へMA signatureの情報が通知されるが、これに限られない。例えば、第2の基地局装置102は、RRCConnectionResumeメッセージの送信前に、第1の基地局装置101からMA signatureを取得してもよい。この場合、第2の基地局装置102は、取得したMA signatureに基づいて、端末装置103をRRC_CONNECTED状態へと遷移させるか否かを判定しうる。例えば、第2の基地局装置102は、第1の基地局装置101によって設定されたMA signatureをそのまま使用すべきと判定した場合に、RRC_CONNECTED状態への遷移を拒否することを示すrejectを含んだRRCConnectionResumeメッセージを送信しうる。この場合、端末装置103は、rejectを含んだRRCConnectionResumeメッセージによって、保持しているMA signatureを使い続けるべきであることを認識しうる。なお、RRCConnectionResumeメッセージにおいて、rejectを示し情報要素と異なる1ビット(少数ビット)の情報要素により、第1の基地局装置101によって設定されたMA signatureをそのまま使用すべきことが端末装置103へ通知されてもよい。これらの場合、端末装置103は、RRC_CONNECTED状態に遷移しないまま、保持しているMA signatureを使用し続けてよいことを認識することができる。第2の基地局装置102は、第1の基地局装置101から通知されたMA signatureを使用せずに新たにMA signatureを設定する場合は、端末装置103をRRC_CONNECTED状態へと遷移させるように、RRCConnectionResumeメッセージを送信してもよい。なお、RRCConnectionResumeメッセージ以外の、RRC_INACTIVE状態の端末装置103が受信可能な任意のメッセージや手順によって、端末装置103をRRC_CONNECTED状態に遷移させずに、MA signatureの設定が行われてもよい。
図8に、上述の所定の処理の流れの別の例を示す。図7の例では、第2の基地局装置102が、端末装置103からの要求によらず、端末装置103にMA signatureを設定する例を示したが、図8の例では、端末装置103がMA signatureを要求する場合の例について説明する。図8では、端末装置103は、MA signatureを要求することを示す情報を含んだメッセージを、信号送信対象の基地局装置である第2の基地局装置102へ送信する。なお、ここでのメッセージは、一例として、RRCConnectionResumeRequestであるが、端末装置103が信号送信対象の基地局装置に対してMA signatureの設定を要求していることが特定可能な任意のメッセージが用いられてもよい。第2の基地局装置102は、このメッセージを受信すると、UEコンテキストデータの取得要求を、第1の基地局装置101へ送信する。このとき、第2の基地局装置102は、UEコンテキストデータの取得要求メッセージに、MA signatureを要求することを示す情報を含めうる。なお、このMA signatureを要求することを示す情報は、UEコンテキストデータの取得要求メッセージとは別個に送信されてもよい。
第1の基地局装置101は、MA signatureを要求することを示す情報を受信すると、端末装置103に対して設定していたMA signatureの情報を第2の基地局装置102へ通知する。そして、第2の基地局装置102は、取得したMA signatureをそのまま使用し続けるか否かを判定し、その判定結果に応じて、端末装置103に対してMA signatureを設定する。この設定は、例えばRRCConnectionResumeメッセージによって、端末装置103がRRC_CONNECTED状態へ遷移してから行われてもよいし、例えば、上述のように、rejectを含むRRCConnectionResumeメッセージによって、端末装置103が保持しているMA signatureを使用し続けるべきことを通知するなど、端末装置103がRRC_INACTIVE状態を維持したまま行われてもよい。また、第2の基地局装置102は、RRCConnectionResumeメッセージを送信せずに、suspendConfigを含んだRRCReleaseメッセージを送信することによって、端末装置103が保持しているMA signatureを使用し続けるべきことを通知してもよい。また、第2の基地局装置102は、RRC_INACTIVE状態の端末装置103に対して一定量のデータ信号を送信可能な任意のメッセージや手順によって、端末装置103が保持しているものと異なる新たなMA signatureを設定するようにしてもよい。これらの場合、端末装置103は、RRC_CONNECTED状態へ遷移せずに、RRC_INACTIVE状態を維持したまま、第2の基地局装置102との通信に使用可能なMA signatureを設定することができる。
このように、本実施形態に係る端末装置103は、MA signatureを保持しながらRRC_INACTIVE状態で動作中に、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化したかを判定し、変化していない場合には、保持しているMA signatureを用いて最終接続基地局に対して一定量(少量)のデータを送信することができる。一方で、端末装置103は、MA signatureを保持しながらRRC_INACTIVE状態で動作中に、信号送信対象の基地局装置が最終接続基地局から変化した場合、新たなMA signatureを取得してRRC_INACTIVE状態での通信を可能とすることにより、又は、RRC_CONNECTED状態に遷移することにより信号送信対象の基地局装置へデータ信号を送信する。これにより、端末装置103は、MA signatureを使用可能な状況であるか否かを適切に認識し、不必要にRRC_CONNECTED状態へ遷移することなく、データ信号を基地局装置(ネットワーク)へ送信することが可能となる。

Claims (12)

  1. 端末装置であって、
    基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が前記端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な通信手段と、
    前記通信手段が第1の基地局装置との間で前記第1の状態で動作中の状態から前記第2の状態で動作を開始した後で、前記第1の基地局装置から前記第1の状態の間に取得した前記第2の状態での前記第1の基地局装置との通信を可能とする所定の情報を保持している場合に、信号送信対象が前記第1の基地局装置から第2の基地局装置へ変化したか否かを判定し、当該判定の結果に応じた通信を行うように、前記通信手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定の情報を保持していない場合には前記判定を行わないように前記通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記通信手段が前記第2の状態で動作している間に、
    前記第1の基地局装置へ信号を送信すべき場合に、前記所定の情報を使用して前記第2の状態のまま前記第1の基地局装置へ信号を送信し、
    前記第1の基地局装置と異なる第2の基地局装置へ信号を送信すべき場合に、前記所定の情報を使用せずに、前記第2の基地局装置との間で前記第1の状態へ遷移して、前記第2の基地局装置へ信号を送信する、
    ように前記通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記通信手段が前記第2の状態である間に、信号送信対象が前記第2の基地局装置へ変化した場合に、前記所定の情報を破棄する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 前記制御手段は、前記通信手段が前記第2の状態で動作している間に信号を送信すべき状態となったことに応じて、前記所定の情報を保持しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 前記制御手段は、信号送信対象の基地局装置に対して前記第1の状態で信号を送信した際に、当該信号送信対象の基地局装置から前記所定の情報を取得するように前記通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. 前記制御手段は、前記通信手段が前記第2の状態である間に、信号送信対象が前記第2の基地局装置へ変化した場合に、前記第2の基地局装置から前記所定の情報を取得するように前記通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の端末装置。
  8. 前記通信手段は、前記第2の状態から他の状態へ遷移せずに前記第2の基地局装置と通信して前記所定の情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記制御手段は、信号を送信すべき状態となった際に、前記通信手段が前記第2の状態で動作していない場合には、前記第1の状態で信号送信対象の基地局装置へ信号を送信するように前記通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の端末装置。
  10. 前記通信手段が前記第2の状態で動作している間に信号を送信すべき状態となった際に信号送信対象が前記第2の基地局装置であった場合、前記所定の情報を破棄する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。
  11. 端末装置の制御方法であって、
    前記端末装置は、基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が前記端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な通信手段を有し、
    前記制御方法は、前記通信手段が第1の基地局装置との間で前記第1の状態で動作中の状態から前記第2の状態で動作を開始した後で、前記第1の基地局装置から前記第1の状態の間に取得した前記第2の状態での前記第1の基地局装置との通信を可能とする所定の情報を保持している場合に、信号送信対象が前記第1の基地局装置から第2の基地局装置へ変化したか否かを判定し、当該判定の結果に応じた通信を行うように、前記通信手段を制御する工程を含む、
    ことを特徴とする制御方法。
  12. 基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な通信手段を有する前記端末装置に備えられたコンピュータに、
    前記通信手段が第1の基地局装置との間で前記第1の状態で動作中の状態から前記第2の状態で動作を開始した後で、前記第1の基地局装置から前記第1の状態の間に取得した前記第2の状態での前記第1の基地局装置との通信を可能とする所定の情報を保持している場合に、信号送信対象が前記第1の基地局装置から第2の基地局装置へ変化したか否かを判定し、当該判定の結果に応じた通信を行うように、前記通信手段を制御させる、
    ためのプログラム。
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