JP2020047367A - 多重通信用コネクタ - Google Patents
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Abstract
Description
この多重通信用のコネクタは、コネクタハウジング内にノイズを除去するための磁性体としてフェライトが内部に配置されるようになっている。
また、特許文献1に記載された多重通信用のコネクタは、一対の付勢アームがフェライトの両側面を保持するようになっているものの、フェライトの収容方向では保持されていないため、フェライトの収容方向でフェライトと第一、第二ハウジングとの間に隙間があると、設置先が振動するような車両である場合、走行時の振動によって、フェライトの固定位置の変位、および、一対の付勢アームの変位によって、フェライトの貫通孔の中心が貫通孔に挿通される端子の中心に対してズレてしまうため、ノイズ除去性能が低下し、結果的に、通信信頼性が低下してしまう問題がある。
また、前記複数の弾性付勢部が露出される前記ハウジング本体の後面は、前記リアカバーが組み付けられることによって塞がれる。
そして、本発明に係る多重通信用コネクタは、前記複数のフェライトを前記複数の弾性付勢部によって収容方向に付勢することによって、前記複数のフェライトを収容方向で前記ハウジング本体と前記リアカバーとの間で隙間なく保持することができる。
このため、本発明に係る多重通信用コネクタは、小型化を可能とし、かつ、振動によるフェライトの固定位置の変位によるノイズ除去性能の低下を防止することによって通信信頼性を確保することができる。
本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1は、例えば、車両に搭載された複数の電装品を通信によって制御するために配策される通信線の接続に用いられるものである。
フェライト40は、収容方向に直交する断面形状が略矩形状のブロック状の磁性体であり、一対の貫通孔41が形成されている。
このフェライト40は、一対の貫通孔41が一対のバスバー50の後述する一対のタブ状端子51が挿通されるように形成されている。
各貫通孔41は、貫通孔41の中心と、貫通孔41に挿通されているタブ状端子51の中心とが一致した状態になっていれば、孔内壁面に対してタブ状端子51が僅かな隙間を有して挿通されるように孔内径が設定されている。
一対のバスバー50の各バスバー50は、板状の導電部材にプレス加工等を施すことによって成形されたものである。
各バスバー50は、複数のタブ状端子51と、複数のタブ状端子51を連結する端子連結部52と、を有する。
コネクタハウジング10は、合成樹脂等の絶縁材からなり、本体部分となるハウジング本体20と、ハウジング本体20の後部に組み付けられるリアカバー30と、を有する。
このハウジング本体20は、相手コネクタ100との嵌合部分となり、前面に嵌合口が形成されたコネクタ嵌合部21と、リアカバー30が後部に組み付けられた場合、複数のフェライト収容部32に収容されたそれぞれのフェライト40を該フェライト収容部32の収容方向へ該フェライト収容部32の内壁面32aに当接させた状態で固定するように弾性的に付勢する複数の弾性付勢部24と、リアカバー30が組み付け完了された状態でリアカバー30の係合部37が係合される被係合部25と、を有する。
このコネクタ嵌合部21は、底壁22から嵌入空間21aに向けて一対のバスバー50の各タブ状端子51が突出されるようになっている。
なお、ハウジング本体20の後面20aとは、具体的には、嵌入空間21aの底壁22のフェライト収容部32の開口に対峙される側の面である。
この実施例1では、各フェライト40に対応して設けられる弾性付勢部24は、フェライト収容部32の開口側のフェライト40の端面の一対の貫通孔41の並び方向両端部を収容方向に付勢するように一対ずつ設けられている。
対で設けられた弾性付勢部24は、互いの先端を内側に向けるようにR状に屈曲されたアーム状をなしている。
また、弾性付勢部24は、各フェライト40に対応して一対ずつ設けるものを例示したが、これに限らず、各フェライト40に対応して一つずつ設けるようにしても構わない。例えば、フェライト40の一対の貫通孔41の間の部分を収容方向に弾性的に付勢することができる一つの弾性付勢部で付勢するようにしてもよい。
なお、係合部37の周辺は薄肉部分になっており、係合部37が被係合部25をのり越えて係合完了位置に移動され易いように、この薄肉部分が外側に弾性的に撓み易くなっている。
まず、作業者は、一対のバスバー50をリアカバー30に取り付ける。
より具体的には、作業者は、一対のバスバー50の各端子連結部52をリアカバー30の対応するそれぞれの端子固定部33に圧入して固定する。
より具体的には、作業者は、リアカバー30に取り付け完了された一対のバスバー50のそれぞれのタブ状端子51を各フェライト40の一対の貫通孔41に挿通しつつ、各フェライト40を対応するフェライト収容部32に収容する。
より具体的には、ハウジング本体20の後部とリアカバー30の組み付け用嵌合部31とを嵌め合わせつつ、ハウジング本体20の被係合部25にリアカバー30の係合部37を係合させる。
このようにリアカバー30をハウジング本体20の後部に組み付ける際、ハウジング本体20の後面20aに設けられた複数の弾性付勢部24が各フェライト40を収容方向へ該フェライト収容部32の内壁面である収容方向奥側壁面32aに当接されるように付勢するので、各フェライト40は、フェライト収容部32内に完全に固定される。
これにより、各フェライト40は、フェライト40の収容方向でハウジング本体20、および、リアカバー30との間に隙間なく当接された状態で各フェライト収容部32内に完全に固定される。
また、複数の弾性付勢部24が露出されるハウジング本体20の後面20aは、リアカバー30が組み付けられることによって塞がれる。
そして、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1は、複数のフェライト40を複数の弾性付勢部24によって収容方向に付勢することによって、複数のフェライト40を収容方向でハウジング本体20とリアカバー30との間で隙間なく保持することができる。
このため、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1は、小型化を可能とし、かつ、振動によるフェライトの固定位置の変位によるノイズ除去性能の低下を防止することによって通信信頼性を確保することができる。
図4は、本発明の実施例2に係る多重通信用コネクタ2の断面図である。
この実施例2の多重通信用コネクタ2は、フェライト60がテーパ状をなし、かつ、フェライト収容部34がテーパ状のフェライト60に対応した形状に形成されている点で、実施例1の多重通信用コネクタ1と異なる。
なお、その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付しその説明を省略している。
フェライト60は、ブロック状の磁性体であり、一対の貫通孔41が形成され、かつ、外周面に収容方向奥側端面に向けて先細りとなるように傾斜面が形成されたテーパ状になっている。
複数のフェライト収容部34は、フェライト60の傾斜面(60a、60b等)に対応して入り口開口が拡大されるように傾斜し、かつ、複数のフェライトが複数の弾性付勢部24に付勢されて傾斜面(60a、60b等)を当接させる内壁面としての傾斜面(35a、35b等)(以下、フェライトの傾斜面と区別するため「収容部側傾斜面」という。)が形成されたテーパ対応傾斜面部35と、フェライト収容部34の収容空間の底壁にフェライト40が突き当てられないように形成された逃げ空間部36と、を有する。
なお、フェライト40の位置決め固定について、より具体的に説明すると、フェライトの一対の貫通孔41の並び方向(図4中、Z軸で示す方向)、および、フェライト40の一対の貫通孔41の並び方向に直交する方向(図4中、Y軸で示す方向)でフェライト40が位置決め固定される。
10 コネクタハウジング
20 ハウジング本体
20a 後面
21 コネクタ嵌合部
21a 嵌入空間
22 底壁
23 貫通孔
24 弾性付勢部
25 被係合部
30 リアカバー
31 組み付け用嵌合部
32、34 フェライト収容部
32a、34a 収容方向奥側壁面(内壁面)
33 端子固定部
35 テーパ対応傾斜面部
35a、35b 収容部側傾斜面(内壁面)
36 逃げ空間部
37 係合部
40、60 フェライト
41 貫通孔
50 バスバー
51 タブ状端子
52 端子連結部
60a、60b 傾斜面
100 相手コネクタ
Claims (2)
- 一対の貫通孔が形成された複数のフェライトと、
前記複数のフェライトのそれぞれが収容される複数のフェライト収容部と、前記一対の貫通孔に通される一対のタブ状端子の各タブ状端子を前記複数のフェライト収容部の並び方向で連結する端子連結部を有する一対のバスバーのそれぞれの前記端子連結部を固定する一対の端子固定部と、を有するリアカバーと、
相手コネクタとの嵌合部分となり、前面に嵌合口が形成されたコネクタ嵌合部を有し、かつ、前記リアカバーが後部に組み付けられる部分であり、前記リアカバーが後部に組み付けられた場合、前記複数のフェライト収容部に収容されたそれぞれの前記フェライトを該フェライト収容部の収容方向へ該フェライト収容部の内壁面に当接させた状態で固定するように弾性的に付勢する複数の弾性付勢部が後面に設けられたハウジング本体と、
を有することを特徴とする多重通信用コネクタ。 - 前記複数のフェライトは、
外周面に収容方向奥側端面に向けて先細りとなるように傾斜面が形成されたテーパ状をなし、
前記複数のフェライト収容部は、
前記傾斜面に対応して入り口開口が拡大されるように傾斜し、かつ、前記複数のフェライトが前記複数の弾性付勢部に付勢されて前記傾斜面を当接させる前記内壁面としての収容部側傾斜面が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の多重通信用コネクタ。
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