JP2020046193A - バッテリーユニットの劣化報知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリーユニットの劣化を正確に報知可能なシステムを提供する。【解決手段】累積時間及び劣化報知時間を含むバッテリー情報を記憶する情報記憶部、バッテリー情報を記憶するバッファ部、充電時間を取得する充電制御部、累積時間に対して充電時間を加算することにより、累積時間の更新を行い、情報記憶部に書き込む更新部、読み出した累積時間と劣化報知時間とが所定の関係にあるかどうかを判定する判定部、読み出した累積時間と劣化報知時間とが所定の関係にある場合、バッテリーユニットの劣化に関する情報を報知する報知部を有する劣化報知システム。【選択図】図6

Description

本発明はバッテリーユニットの劣化報知システムに関する。
カラオケ装置に付属するリモコン装置等の電子機器は、一般的に、リチウムイオン電池等の二次電池(充電池)が搭載されている。
充電池は、充放電を繰り返し行うことにより内部抵抗値が徐々に大きくなる結果、充電容量が徐々に低下する。充電容量が一定以下になった充電池(劣化した充電池)は、性能を担保できないため、新しい充電池と交換することが好ましい。一方、充電池の劣化は、電子機器の使用状況や充電回数等、様々な要因によって進行状況が変化するため、利用者に対して充電池の劣化を報知することが困難である。
そこで特許文献1には、劣化量検出手段により検出された充電回数や内部抵抗値に応じて、劣化量を表示する技術が開示されている。
特開2004−144628号公報
ここで、カラオケ用のリモコン装置は、短時間の充電が頻繁に行われる場合もある。たとえば、カラオケ装置の利用者に対し、カラオケ店舗のフロントでリモコン装置を貸し出す場合がありうる。この場合、カラオケ店舗の従業員は、リモコン装置を充電器から取り外し、利用者に貸し出す。一方、利用者から返却を受けたリモコン装置は充電器に接続され、充電が行われる。しかし、利用者の来店状況によっては、リモコン装置の充電が完了する前に次の利用者に貸し出すこともありうる。
このような場合であっても、特許文献1の技術によれば、実際の充電時間に関わらず1回の充電としてカウントされる。一方、充電池の劣化は、充電回数だけでは判断できない。つまり、充電回数を劣化量として表示させる場合、実際の劣化量と乖離した情報が表示される可能性があった。また、内部抵抗値を検出するためには、専用の機能が必要となるため、煩雑である。
本発明の目的は、バッテリーユニットの劣化を正確に報知可能なシステムを提供することにある。
上記目的を達成するための一の発明は、カラオケ装置用のリモコン装置、当該リモコン装置に対して着脱可能な充電式のバッテリーユニット、及び前記バッテリーユニットの充電を行う充電ユニットを含むバッテリーユニットの劣化報知システムであって、前記バッテリーユニットは、前記バッテリーユニットの充電を行った累積時間、及び前記バッテリーユニットの劣化を報知する基準となる劣化報知時間を含むバッテリー情報を記憶する情報記憶部を有し、前記充電ユニットは、装着された前記バッテリーユニットから前記バッテリー情報を読み出し、一時的に記憶するバッファ部と、前記バッテリーユニットの充電時間を取得する充電制御部と、前記バッファ部に記憶した前記累積時間に対して前記充電時間を加算することにより、累積時間の更新を行い、前記情報記憶部に書き込む更新部と、を有し、前記リモコン装置は、装着された前記バッテリーユニットから前記バッテリー情報を読み出し、読み出した前記累積時間と前記劣化報知時間とが所定の関係にあるかどうかを判定する判定部と、読み出した前記累積時間と前記劣化報知時間とが所定の関係にある場合、前記バッテリーユニットの劣化に関する情報を報知する報知部と、を有するバッテリーユニットの劣化報知システムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、バッテリーユニットの劣化を正確に報知できる。
第1実施形態に係る劣化報知システムの概略を示す図である。 第1実施形態に係るバッテリーユニットの構成を示した図である。 バッテリーユニットの充電容量と累積時間の関係を示した図である。 第1実施形態に係る充電ユニットの構成を示した図である。 第1実施形態に係るリモコン装置の構成を示した図である。 第1実施形態に係る劣化報知システムの処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るバッテリーユニットにおける劣化情報を示した図である。 第2実施形態に係に係る充電ユニットの構成を示した図である。 第2実施形態に係る劣化報知システムの処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
図1〜図6を参照して、本実施形態に係るバッテリーユニットの劣化報知システムについて説明する。
==劣化報知システム==
図1に示すように、本実施形態に係る劣化報知システム1は、バッテリーユニットB、充電ユニットC、リモコン装置Rを含む。
バッテリーユニットBは、リモコン装置Rを駆動する電力を供給するためのユニットである。バッテリーユニットBは、リモコン装置Rに対して着脱可能となっている。バッテリーユニットBは、繰り返しの充放電が可能な充電式である。
充電ユニットCは、バッテリーユニットBの充電を行うユニットである。バッテリーユニットBが装着された場合、充電ユニットCは、バッテリーユニットBの充電を開始する。また、バッテリーユニットBが外された場合(或いは満充電となった場合)、充電ユニットCは、バッテリーユニットBの充電を終了する。充電ユニットCは、充電中であることをユーザーに通知するランプ等(図示なし)が設けられていてもよい。
リモコン装置Rは、カラオケ装置(図示なし)に付属する装置である。カラオケ装置のユーザーは、リモコン装置Rを介して楽曲の選曲等を行うことができる。
なお、図1の例では、一の充電ユニットCに対して一のバッテリーユニットBのみを示しているが、これに限られない。たとえば、リモコン装置Rの使用後、装着されているバッテリーユニットBを取り外して充電ユニットCに装着する。一方、リモコン装置Rには既に満充電となっている代わりのバッテリーユニットBを装着する。このように複数のバッテリーユニットBを使用することで、充電切れによりリモコン装置Rが使用できないといった事態が生じることが無い。
==バッテリーユニット==
図2は、バッテリーユニットBの構成を示した図である。バッテリーユニットBは、少なくともセル10、及び記憶手段11を含む。なお、バッテリーユニットBは、充電ユニットCやリモコン装置Rとの接続手段(コネクタ。図示無し)等、従来のバッテリーユニットと同様の構成を含む。
セル10は、電力を発生するユニット(単電池)である。一般に、一のバッテリーユニットには複数のセルが設けられているが、図2では一つのセル10のみを示している。記憶手段11は、バッテリーユニットBに関する各種情報を記憶する。本実施形態に係る記憶手段11は、情報記憶部11aとして機能する。
情報記憶部11aは、バッテリー情報を記憶する。本実施形態において、バッテリー情報は、累積時間及び劣化報知時間を含む。
累積時間は、バッテリーユニットBの充電を行った総時間である。バッテリーユニットBは、充電時間と共に充電容量が減少する。一定の充電容量以下となったバッテリーユニットBは、それ以上充電を行っても十分な性能が得られないため、使用を止めて廃棄することが推奨されている。図3は、バッテリーユニットBの充電容量と累積時間の関係を示した図である。この例によれば、バッテリーユニットBは、累積時間が6000時間で充電容量が50%まで減少する。
劣化報知時間は、バッテリーユニットBの劣化を報知する基準となる時間である。上述の通り、充電を行っても十分な性能が得られない場合には、ユーザーに対してその旨を報知することが望ましい。劣化報知時間は、そのような報知をする基準となる時間である。劣化報知時間は、バッテリーユニットごとに予め所定の値が設定されている。たとえば、図3に示した例に基づくと、バッテリーユニットBに対しては、充電容量が50%まで低下する6000時間を劣化報知時間として設定することができる。
==充電ユニット==
図4は、充電ユニットCの構成を示した図である。充電ユニットCは、少なくとも充電機構20、記憶手段21、及び制御手段22を含む。なお、充電ユニットCは、バッテリーユニットBとの接続手段(コネクタ。図示無し)等、従来の充電ユニットと同様の構成を含む。
充電機構20は、制御手段22の制御に基づいて、装着されたバッテリーユニットBに対して充電を行うための機構である。
記憶手段21は、充電ユニットCに関する各種情報を記憶する。本実施形態に係る記憶手段21は、バッファ部21aとして機能する。
バッファ部21aは、装着されたバッテリーユニットBからバッテリー情報を読み出し、一時的に記憶する。一時的とは、たとえば、装着されたバッテリーユニットBが充電ユニットCから外されるまでの間である。
制御手段22は、充電ユニットCにおける各種制御を行う。本実施形態に係る制御手段22は、充電制御部22a及び更新部22bとして機能する。
充電制御部22aは、充電機構20を制御して、バッテリーユニットBへの充電を行う。また、本実施形態に係る充電制御部22aは、バッテリーユニットBの充電時間を取得する。
具体的に、充電制御部22aは、充電機構20に対し、装着されたバッテリーユニットBに対する充電開始時の指示を行い、当該指示を行った時刻を充電開始時刻として特定する。充電制御部22aは、充電機構20による充電状況を管理する。満充電になった場合、充電制御部22aは、その時刻を充電終了時刻として特定する。そして、充電制御部22aは、特定した充電開始時刻及び充電時刻に基づいて、実際に充電が行われた充電時間を取得する。充電制御部22aは、取得した充電時間を更新部22bに出力する。或いは、充電制御部22aはタイマー手段を備え、充電時間を直接、計時してもよい。
更新部22bは、バッファ部21aに記憶した累積時間に対して充電時間を加算することにより、累積時間の更新を行い、情報記憶部11aに書き込む。
たとえば、バッファ部21aがバッテリー情報として「累積時間:2992時間、劣化報知時間:6000時間」を記憶しているとする。また、充電制御部22aより充電時間として「8時間」が出力されたとする。この場合、更新部22bは、累積時間に充電時間を加算することにより累積時間の更新(3000時間)を行う。更新部22bは、更新した累積時間を、バッテリーユニットBに出力する。バッテリーユニットBの情報記憶部11aは、劣化報知時間(6000時間)に対し、更新した累積時間(3000時間)を関連付けて記憶する。
==リモコン装置==
図5は、リモコン装置Rの構成を示した図である。リモコン装置Rは、少なくとも提示手段30及び制御手段31を含む。なお、リモコン装置Rは、バッテリーユニットBとの接続手段(コネクタ。図示無し)やカラオケ装置に対する各種操作入力を行うための操作手段等、従来のリモコン装置と同様の構成を含む。
提示手段30は、ユーザーに対して各種情報を提示する。具体的に、提示手段30はディスプレイやスピーカである。
制御手段31は、リモコン装置Rにおける各種制御を行う。本実施形態に係る制御手段31は、判定部31a及び報知部31bとして機能する。
判定部31aは、装着されたバッテリーユニットBからバッテリー情報を読み出し、読み出した累積時間と劣化報知時間とが所定の関係にあるかどうかを判定する。
たとえば、判定部31aは、装着されたバッテリーユニットBからバッテリー情報を読み出し、読み出した累積時間が、劣化報知時間を超えるかどうかを判定する。
ここで、劣化報知時間(6000時間)に対して、更新した累積時間(3000時間)を関連付けたバッテリー情報を記憶したバッテリーユニットBが、リモコン装置Rに装着されたとする。
この場合、判定部31aは、バッテリーユニットBから当該バッテリー情報を読み出し、読み出した累積時間(3000時間)と劣化報知時間(6000時間)との比較を行う。この例では、読み出した累積時間が劣化報知時間を超えることは無い。よって、判定部31aは、特段の処理を行わない。一方、読み出した累積時間が劣化報知時間を超えた場合、判定部31aは、その旨の信号を報知部31bに出力する。
報知部31bは、読み出した累積時間と劣化報知時間とが所定の関係にある場合、バッテリーユニットBの劣化に関する情報を報知する。
バッテリーユニットの劣化に関する情報は、ユーザーに対してバッテリーの使用を控えることや、廃棄を薦める情報である。たとえば、バッテリーユニットの劣化に関する情報は、「充電容量がかなり低下しています。別のバッテリーユニットを使用してください」といったメッセージや、バッテリーユニットの交換を促すブザー音のような音声である。これらのメッセージや音声のデータは、予めリモコン装置Rの記憶手段(図示なし)に記憶されている。
たとえば、報知部31bは、読み出した累積時間が劣化報知時間を超えた場合、バッテリーユニットBの劣化に関する情報を報知する。具体的に、報知部31bは、読み出した累積時間が劣化報知時間を超えた場合、上記メッセージをリモコン装置Rのディスプレイに表示したり、上記音声をスピーカから放音させる。
==劣化報知システムにおける処理について==
次に、図6を参照して本実施形態に係る劣化報知システム1における処理の具体例について述べる。図6は、劣化報知システム1における処理例を示すフローチャートである。この例では、充電ユニットCに対し、バッテリーユニットBが装着されたとする。また、バッテリーユニットBの情報記憶部11aは、累積時間T1及び劣化報知時間TMを含むバッテリー情報Iを記憶しているとする。
充電ユニットCは、バッテリーユニットBからバッテリー情報Iを読み出す(バッテリー情報の読み出し。ステップ10)。バッファ部21aは、ステップ10で読み出したバッテリー情報を一時的に記憶する(バッテリー情報の記憶。ステップ11)。
充電制御部22aは、バッテリーユニットBへの充電開始時刻及び充電終了時刻に基づいて、バッテリーユニットBの充電時間t1を取得する(充電時間の取得。ステップ12)。
更新部22bは、ステップ11で記憶したバッテリー情報に含まれる累積時間T1に対して充電時間t1を加算することにより、累積時間の更新を行い、累積時間T2を取得する(累積時間の更新。ステップ13)。
更新部22bは、バッテリーユニットBに対して更新した累積時間T2を出力し、情報記憶部11aに書き込みを行う(累積時間の書き込み。ステップ14)。情報記憶部11aには、更新した累積時間T2を含む新たなバッテリー情報が記憶される(新たなバッテリー情報の記憶。ステップ15)。
その後、リモコン装置Rに対し、ステップ15の処理までが完了したバッテリーユニットBが装着されたとする(リモコン装置への装着。ステップ16)。
この場合、判定部31aは、装着されたバッテリーユニットBからバッテリー情報を読み出す(バッテリー情報の読み出し。ステップ17)。ここで読み出したバッテリー情報には、更新した累積時間T2及び劣化報知時間TMが含まれている。
判定部31aは、ステップ17で読み出したバッテリー情報に含まれる累積時間T2が、劣化報知時間TMを超えるかどうかを判定する。
読み出した累積時間T2が、劣化報知時間TMを超えた場合(ステップ18でYの場合)、報知部31bは、バッテリーユニットBの劣化に関する情報を報知する(劣化を報知。ステップ19)。
以上の通り、本実施形態に係る劣化報知システム1は、カラオケ装置用のリモコン装置R、リモコン装置Rに対して着脱可能な充電式のバッテリーユニットB、及びバッテリーユニットBの充電を行う充電ユニットCを含む。バッテリーユニットBは、バッテリーユニットBの充電を行った累積時間、及びバッテリーユニットBの劣化を報知する基準となる劣化報知時間を含むバッテリー情報を記憶する情報記憶部11aを有する。充電ユニットCは、装着されたバッテリーユニットBからバッテリー情報を読み出し、一時的に記憶するバッファ部21aと、バッテリーユニットBの充電時間を取得する充電制御部22aと、バッファ部21aに記憶した累積時間に対して充電時間を加算することにより、累積時間の更新を行い、情報記憶部11aに書き込む更新部22bと、を有する。リモコン装置Rは、装着されたバッテリーユニットBからバッテリー情報を読み出し、読み出した累積時間が、劣化報知時間を超えるかどうかを判定する判定部31aと、読み出した累積時間が劣化報知時間を超えた場合、バッテリーユニットBの劣化に関する情報を報知する報知部31bと、を有する。
このように、バッテリーユニットBに対して実際に充電が行われた時間を累積時間として記憶し、予め設定されている劣化報知時間と比較することにより、バッテリーユニットBの劣化を正確に判定することができる。このような判定結果に基づく報知を受けたユーザーは、バッテリーの正確な劣化状況を容易に把握できる。すなわち、本実施形態に係る劣化報知システム1によれば、バッテリーユニットの劣化を正確に報知できる。
なお、本実施形態においては、判定部31aが、累積時間が劣化報知時間を超えるかどうかを判定し、報知部31bが、累積時間が劣化報知時間を超えた場合にバッテリーユニットBの劣化に関する情報を報知したが、これに限られない。たとえば、判定部31aは、劣化報知時間に対する累積時間の割合が閾値を超えるかどうかを判定し、報知部31bは、劣化報知時間に対する累積時間の割合が閾値を超える場合にバッテリーユニットBの劣化に関する情報を報知してもよい。たとえば、判定部31aは、累積時間が劣化報知時間の90%を超えるかどうかを判定し、報知部31bは、累積時間が劣化報知時間の90%を超える場合にバッテリーユニットBの劣化に関する情報を報知してもよい。このような判定結果に基づく報知を受けたユーザーは、バッテリーの正確な劣化状況を容易に把握できるため、たとえば交換するバッテリーユニットを事前に準備することができる。なお、「90%」は閾値の一例である。
<第2実施形態>
次に図7〜図9を参照して、第2実施形態に係るバッテリーユニットの劣化報知システムについて説明する。
バッテリーユニットの劣化は、充電時の環境温度すなわちバッテリーユニット近傍の温度(以下「バッテリー温度」)の影響を受ける。以下、バッテリー温度に対応した劣化を考慮して累積時間を更新することが可能な劣化報知システム1について説明を行う。なお、第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
==バッテリーユニット==
本実施形態に係るバッテリーユニットBの構成は第1実施形態と同じである。本実施形態において、バッテリー情報は、累積時間、劣化報知時間、及び劣化情報を含む。
劣化情報は、バッテリー温度とバッテリーユニットの劣化との対応を示す情報であり、本実施形態ではバッテリー温度と劣化係数との関係式で表す。劣化係数は、バッテリーユニットの劣化に係る値であり、バッテリー温度に比例して高い値を取る。なお、劣化情報は、数値テーブルで表してもよい。
一般に、充電時におけるバッテリー温度が高いほどバッテリーユニットの劣化が早く進むことが知られている。言い換えると、バッテリー温度が高いほど、実際の充電時間よりも長く充電したことと等しくなる。図7は、劣化情報を示した図である。図7の例において、バッテリー温度は、15℃〜40℃の範囲を想定している。本実施形態では、6000時間が劣化報知時間として設定されている。図7によれば、バッテリー温度が15℃から25℃の範囲では劣化係数は1.0となっている。つまり劣化は、バッテリー温度の影響を受けない。一方、バッテリー温度が25℃から40℃の範囲ではバッテリー温度が1.5℃上昇すると劣化係数は0.1増加し、40℃に対応する劣化係数は2.0となる。つまりこのときの劣化は、実際に取得した充電時間の2倍に相当する。本実施形態において劣化情報は、バッテリー温度をXb、劣化係数をYbとしたときの関係式、Yb=1.0(ただし15≦Xb≦25)、及びYb=(Xb−25)/15+1.0(ただし25≦Xb≦40)で表される。なお、劣化情報はバッテリーユニットのメーカー仕様に基づくため、バッテリーユニット毎に設定される。バッテリー温度に対応した劣化係数を、実際に取得した充電時間に乗ずることにより、バッテリー温度に対応した劣化を考慮した充電時間を算出することができる。
==充電ユニット==
図8は、充電ユニットCの構成を示した図である。充電ユニットCは、少なくとも充電機構20、記憶手段21、制御手段22、及びバッテリー温度測定手段23を含む。
バッテリー温度測定手段23は、バッテリー温度を測定し、算出部22c(後述)に出力する。バッテリー温度測定手段23としては、一般的な温度センサを用いることができる。
本実施形態に係る制御手段22は、充電制御部22a、更新部22b、及び算出部22cとして機能する。
本実施形態に係る充電制御部22aは、取得した充電時間を算出部22cに出力する。
算出部22cは、バッテリー温度測定手段23から取得したバッテリー温度、バッファ部21aに一時的に記憶したバッテリー情報、及び充電制御部22aから取得した充電時間に基づいて、バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を算出する。
具体例として、算出部22cは、バッテリー情報に含まれる劣化情報に基づいて、バッテリー温度に対応する劣化係数を求める。算出部22cは、取得した充電時間に劣化係数を乗じて、バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を算出する。
たとえば、充電ユニットCにバッテリーユニットBが装着された場合、充電ユニットCは、バッテリーユニットBの充電を行い、バッファ部21aがバッテリー情報として図7に示す劣化情報の関係式を記憶しているとする。充電が終了した場合、算出部22cは充電制御部22aより充電時間として「10時間」を取得し、バッテリー温度測定手段23よりバッテリー温度として「31℃」を取得したとする。ここで算出部22cは、劣化情報の関係式に基づいてバッテリー温度「31℃」に対応する劣化係数「1.4」を求め、充電時間「10時間」に劣化係数「1.4」を乗じ、バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間「14時間」を算出する。
更新部22bは、バッファ部21aに一時的に記憶した累積時間に対してバッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を加算することにより、累積時間の更新を行い、情報記憶部11aに書き込む。
たとえば、充電ユニットCにバッテリーユニットBが装着された場合、充電ユニットCは、バッテリーユニットBの充電を行い、バッファ部21aがバッテリー情報として「累積時間:2992時間、劣化報知時間:6000時間」を記憶しているとする。充電が終了した場合、上述したように算出部22cが、バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間として「14時間」を算出したとする。ここで更新部22bは、累積時間「2992時間」にバッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間「14時間」を加算することにより、累積時間の更新(3006時間)を行う。更新部22bは、更新した累積時間を、バッテリーユニットBに出力する。バッテリーユニットBの情報記憶部11aは、劣化報知時間(6000時間)に対し、更新した累積時間(3006時間)を関連付けて記憶する。
==劣化報知システムにおける処理について==
次に、図9を参照して本実施形態に係る劣化報知システム1における処理の具体例について述べる。図9は、劣化報知システム1における処理例を示すフローチャートである。この例では、充電ユニットCに対し、バッテリーユニットBが装着されたとする。バッテリーユニットBの情報記憶部11aは、累積時間T1、劣化報知時間TM、及び劣化情報の関係式F1を含むバッテリー情報Iを記憶しているとする。なお、ステップ20〜ステップ22の処理は、第1実施形態におけるステップ10〜ステップ12の処理と同様であるため説明を省略する。また、バッテリーユニットBをリモコン装置に装着した後の処理は、第1実施形態におけるステップ17〜ステップ19と同様であるため図示及び説明を省略する。
算出部22cは、バッテリー温度測定手段23からバッテリー温度Xbを取得する(バッテリー温度の取得。ステップ23)。
算出部22cは、関係式F1にステップ23で取得したバッテリー温度Xbを代入して劣化係数Ybを求める。ステップ22で取得した充電時間t1に劣化係数Ybを乗じて、バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間t2=t1×Ybを算出する(バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間の算出。ステップ24)。
更新部22bは、ステップ21で記憶したバッテリー情報に含まれる累積時間T1に対して、バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間t2を加算することにより、累積時間の更新を行い、累積時間T2=T1+t2を取得する(累積時間の更新。ステップ25)。
更新部22bは、バッテリーユニットBに対して更新した累積時間T2を出力し、情報記憶部11aに書き込みを行う(累積時間の書き込み。ステップ26)。情報記憶部11aには、累積時間T2を含む新たなバッテリー情報が記憶される(新たなバッテリー情報の記憶。ステップ27)。
その後、リモコン装置Rに対し、ステップ27の処理までが完了したバッテリーユニットBが装着されたとする(リモコン装置への装着。ステップ28)。
以上の通り、本実施形態に係る充電ユニットCは、バッテリー温度を測定するバッテリー温度測定手段23を有し、バッテリー情報は、バッテリー温度とバッテリーユニットの劣化との対応を示す劣化情報を含み、充電ユニットCは、取得したバッテリー温度、一時的に記憶したバッテリー情報、及び取得した充電時間に基づいてバッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を算出する算出部22cと、一時的に記憶した累積時間に対してバッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を加算することにより、累積時間の更新を行い、情報記憶部11aに書き込む更新部22bと、を有する。
このように、バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を加算して累積時間を更新することにより、充電時の環境温度の影響によって劣化が早く進んだ場合であっても、バッテリーユニットの劣化を正確に報知できる。
また、算出部22cは、一時的に記憶したバッテリー情報に含まれる劣化情報に基づいて取得したバッテリー温度に応じた劣化係数を求め、取得した充電時間に劣化係数を乗じることにより、バッテリー温度に対応した劣化を考慮した充電時間を算出する。このような劣化係数を用いて充電時間を求めることにより、バッテリー温度の影響による劣化を考慮した充電時間を正確に求めることができる。
<その他>
なお、上記実施形態においては、リモコン装置、バッテリーユニット、及び充電ユニットをそれぞれ独立させた構成について説明したが、これに限られない。たとえば、充電ユニットをリモコン装置に内蔵した構成としてもよいし、充電ユニットは、バッテリーユニットがリモコン装置に装着されたままの状態で、バッテリーユニットを充電できるような構成としてもよい。
累積時間等のバッテリー情報を記憶する情報記憶部をバッテリーユニットごとに有することにより、特にバッテリーユニットがリモコン装置及び充電ユニットに対して容易に着脱可能の場合には、複数のバッテリーユニットを複数のリモコン装置に装着して使用したり複数の充電ユニットに装着して充電したりしても、それぞれのバッテリーユニットのバッテリー情報が正しく記憶されるという効果がある。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 劣化報知システム
10 セル
11、21 記憶手段
11a 情報記憶部
20 充電機構
21a バッファ部
22、31 制御手段
22a 充電制御部
22b 更新部
22c 算出部
23 バッテリー温度測定手段
30 提示手段
31a 判定部
31b 報知部
B バッテリーユニット
C 充電ユニット
R リモコン装置

Claims (3)

  1. カラオケ装置用のリモコン装置、当該リモコン装置に対して着脱可能な充電式のバッテリーユニット、及び前記バッテリーユニットの充電を行う充電ユニットを含むバッテリーユニットの劣化報知システムであって、
    前記バッテリーユニットは、
    前記バッテリーユニットの充電を行った累積時間、及び前記バッテリーユニットの劣化を報知する基準となる劣化報知時間を含むバッテリー情報を記憶する情報記憶部を有し、
    前記充電ユニットは、
    装着された前記バッテリーユニットから前記バッテリー情報を読み出し、一時的に記憶するバッファ部と、
    前記バッテリーユニットの充電時間を取得する充電制御部と、
    前記バッファ部に記憶した前記累積時間に対して前記充電時間を加算することにより、累積時間の更新を行い、前記情報記憶部に書き込む更新部と、
    を有し、
    前記リモコン装置は、
    装着された前記バッテリーユニットから前記バッテリー情報を読み出し、読み出した前記累積時間と前記劣化報知時間とが所定の関係にあるかどうかを判定する判定部と、
    読み出した前記累積時間と前記劣化報知時間とが所定の関係にある場合、前記バッテリーユニットの劣化に関する情報を報知する報知部と、
    を有するバッテリーユニットの劣化報知システム。
  2. 前記充電ユニットは、充電時のバッテリーユニット近傍の温度であるバッテリー温度を測定するバッテリー温度測定手段を有し、
    前記バッテリー情報は、バッテリー温度とバッテリーユニットの劣化との対応を示す劣化情報を含み、
    前記バッファ部に記憶した前記バッテリー情報、及び前記バッテリー温度に基づいて、前記バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を算出する算出部と、
    前記バッファ部に記憶した前記累積時間に対して前記バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を加算することにより、累積時間の更新を行い、前記情報記憶部に書き込む更新部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のバッテリーユニットの劣化報知システム。
  3. 前記劣化情報は、前記バッテリー温度と劣化係数との関係式で表される情報であり、
    前記算出部は、前記劣化情報に基づいて前記バッテリー温度に応じた前記劣化係数を求め、前記取得した充電時間に前記劣化係数を乗じて、前記バッテリー温度に応じた劣化を考慮した充電時間を算出することを特徴とする請求項2記載のリモコン装置。
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