JP2020043001A - 端子の保持構造及びコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】工程の制約なく、電線外力に対する端子の動きの抑制を可能にした端子の保持構造及びコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ1は、電線9が接続されるメスバスバー10を固定するリテーナ11と、そのリテーナ11を固定するインナーハウジング2と、そのインナーハウジング2を保持する本体ハウジング3とを備える。リテーナ11は、メスバスバー10との間でリテーナ11の係合突部がメスバスバー10の係合孔と係合することによってメスバスバー10を固定する。インナーハウジング2は、リテーナ11との間で当該リテーナ11の係止部がインナーハウジング2の被係止孔に係止されることによってリテーナ11を固定する。インナーハウジング2は、シールドシェル4を介して本体ハウジング3に保持されている。【選択図】図2
Description
本発明は、電線が接続される端子の保持構造及びコネクタに関する。
従来、ハイブリッド車や電気自動車等の車両において、大電流化に伴うサイズの大きな電線から入る外力や捻回力でコネクタ側の接点部の接続不良が発生することがないようにするための技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、伸縮性導体を使用するとともに、ハウジング内に端子を固定する技術が開示されている。
また、特許文献2には、被覆電線の芯線と一体をなす芯線固定部をモールド成形によりハウジングに埋設する技術が開示されている。
また、特許文献2には、被覆電線の芯線と一体をなす芯線固定部をモールド成形によりハウジングに埋設する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、ハウジング内において端子を固定することで、電線外力に対する端子の動きを、ある程度抑制することは可能であるが、ハウジング内部に端子を固定する作業のための開口部を新たに設ける必要があり、防水性能が悪化する事や、それに対処するためのゴムリングや固定するボルト、伸縮性導体等の部品点数の増加、工程追加によるコストアップの他、工程の制約等の問題がある。
また、特許文献2の技術では、電線部をハウジングの一部にモールドすることにより、外力を遮断することが可能であるが、金型構造の複雑化や工程追加等によりコストアップの他、製造性の制約といった問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、工程の制約なく、電線外力に対する端子の動きの抑制を可能にした端子の保持構造及びコネクタを提供することにある。
上記課題を解決する端子の保持構造は、電線が接続される端子の保持構造であって、前記端子との間で係合部が被係合部と係合することによって当該端子を固定するリテーナと、前記リテーナとの間で係止部が被係止部に係止されることによって当該リテーナを固定するハウジングと、を備える。
この構成によれば、端子をリテーナで固定することによって、電線部をハウジングの一部にモールドすることなく、電線外力に対する端子の動きを抑制できるとともに、リテーナはハウジングに固定されるため、固定の反力によりリテーナ及び端子の動きが抑制される。したがって、工程の制約なく、電線外力に対する端子の動きを抑制できる。
上記端子の保持構造について、前記ハウジングは、前記端子の先端部を保持する保持部を有することとしてもよい。
この構成によれば、端子の先端部をハウジングの保持部で保持することによって、端子のばたつきを抑制できる他、捻回に対して端子を保持することができる。
この構成によれば、端子の先端部をハウジングの保持部で保持することによって、端子のばたつきを抑制できる他、捻回に対して端子を保持することができる。
上記課題を解決するコネクタは、電線が接続される端子との間で係合部が被係合部と係合することによって当該端子を固定するリテーナと、前記リテーナとの間で係止部が被係止部に係止されることによって当該リテーナを固定するインナーハウジングと、前記インナーハウジングを保持する本体ハウジングと、を備える。
この構成によれば、端子をリテーナで固定するとともに、リテーナはインナーハウジングに固定され、さらにインナーハウジングは本体ハウジングに保持されているので、コネクタ全体で電線外力や捻回を受けることができる。これにより、工程の制約なく、電線外力に対する端子の動きを抑制できる。
上記コネクタについて、前記インナーハウジングと前記本体ハウジングとの間に介在され、前記インナーハウジングの外面に係合する内爪と、前記本体ハウジングの内面に係合する外爪とを有するシールド部材を備えることとしてもよい。
この構成によれば、インナーハウジングをシールド部材を介して本体ハウジングに保持できる他、コネクタにシールド効果を持たせることができる。
本発明によれば、工程の制約なく、電線外力に対する端子の動きを抑制できる。
以下、端子の保持構造及びコネクタの一実施の形態について説明する。
図1に示すコネクタ1は、ハイブリッド車等に搭載されたバッテリと、機器の一例であるインバータ或いはモータとを電気的に接続するワイヤハーネスの両端部のうちの一端部に設けられ、例えば機器に対する接続媒体として使用される。
図1に示すコネクタ1は、ハイブリッド車等に搭載されたバッテリと、機器の一例であるインバータ或いはモータとを電気的に接続するワイヤハーネスの両端部のうちの一端部に設けられ、例えば機器に対する接続媒体として使用される。
図2に示すように、コネクタ1は、インナーハウジング2と本体ハウジング3とによる分割構造のハウジングを備えている。本例では、2つのインナーハウジング2(図2では1つのみ図示)が、それぞれに対応するシールドシェル4を介して単一の本体ハウジング3に保持されている。すなわち、それぞれのインナーハウジング2と本体ハウジング3との間には、シールドシェル4が介在されている。
図3に示すように、シールドシェル4は、薄い金属板により四角筒状に形成され、インナーハウジング2の外面に係合する複数の内爪5と、本体ハウジング3の内面に係合する複数の外爪6とを有している。シールドシェル4はシールド部材の一例に相当し、別体の金属部品7(図2参照)の他、さらに別の金属部品8(図4参照、図2では便宜上割愛)が電気的に接続されることによって、それらとの協働によりコネクタ1にシールド効果を持たせている。
図4に示すように、インナーハウジング2には、電線9の先端部が圧着されたメスバスバー10が、リテーナ11が装着された状態で保持されている。尚、電線9には、金属部品7、8が装着されている。
図5に示すように、インナーハウジング2は、耐熱性及び剛性に優れた合成樹脂により四角筒状に形成され、その四角筒を形成する4つの壁部のうち、メスバスバー10の端子面とその裏側の面とにそれぞれ対向する2つの壁部のそれぞれの中央付近に、四角形状をなす被係止孔12(図8及び図9を参照)が形成されている。また、インナーハウジング2の筒の先端部には、断面U字形状をなす保持部13(図4参照)が、当該インナーハウジング2の筒の先端側とは反対側の基端側に開口を向けるようにして形成されている。
メスバスバー10は、導電性に優れた金属材からなり、板状をなすバスバー本体14を先端側に有しているとともに、電線9が接続される圧着部15を基端側に有し、それらが一体形成されている。バスバー本体14には、四角形状をなす係合孔16が形成されている。メスバスバー10は端子の一例に相当する。
リテーナ11は、耐熱性及び剛性に優れた合成樹脂からなり、バスバー本体14を固定する際の土台となる四角柱状のリテーナ本体17と、そのリテーナ本体17と協働でバスバー本体14を挟み込む平板形状のカバー部18とが、曲げ性を有するつなぎ部19と共に一体成形されている。リテーナ本体17には、バスバー本体14の係合孔16と係合する四角柱状の係合突部20が形成されている。
図6に示すように、メスバスバー10の係合孔16にリテーナ11の係合突部20を係合させた上で、リテーナ本体17の端面に設けられた係止爪21(図5参照)と、カバー部18の先端部に設けられた係合孔22とを係合させることによって、メスバスバー10がリテーナ11で固定されている。尚、係合孔16に係合突部20を係合させる際、メスバスバー10は、バスバー本体14の接触面23が、リテーナ本体17の台面24に対向する向きで配置される。リテーナ11の係合突部20は係合部の一例に相当し、メスバスバー10の係合孔16は被係合部の一例に相当する。
カバー部18の外面には、断面台形状をなす係止部25(図8及び図9を参照)が外側に向かって突出するように形成されているとともに、リテーナ11においてカバー部18の外面とは反対側に位置するリテーナ本体17の外面には、断面台形状をなす係止部26(図8及び図9を参照)が外側に向かって突出するように形成されている。係止部25が一方の被係止孔12に係止されるとともに、係止部26が他方の被係止孔12に係止されることによって、リテーナ11がインナーハウジング2に固定されている(図4参照)。そして、この状態において、メスバスバー10の先端部がインナーハウジング2の保持部13によって保持されている。リテーナ11の係止部25、26は共に係止部の一例に相当し、それらが係止されるインナーハウジング2のそれぞれの被係止孔12は共に被係止部の一例に相当する。
図5及び図7に示すように、インナーハウジング2には、弾性を有するばね27が収容されており、そのばね27の付勢力により、メスバスバー10の接触面23と平板形状のオスバスバー28とが弾性接触するように当該ばね27で両者が挟み込まれることによって、それらメスバスバー10とオスバスバー28との電気接続が図られている。尚、オスバスバー28は、基端部に樹脂製の触指キャップ29が装着された状態でインナーハウジング2に挿入される。そして、オスバスバー28の先端寄りに設けられた挿通孔30にボルト(図示略)が挿通され、そのボルトが機器側の端子台に設けられたボルト取付孔に締結されることによって、コネクタ1が機器(一例はインバータ或いはモータ)に接続される。
次に、図5を参照して、リテーナ11とインナーハウジング2とによるメスバスバー10の保持構造について、各部品のインナーハウジング2への組付手順の一例を説明する。
まずインナーハウジング2にばね27を挿入し、インナーハウジング2の内部でばね27を仮嵌合する。
まずインナーハウジング2にばね27を挿入し、インナーハウジング2の内部でばね27を仮嵌合する。
そして、電線9を含むハーネスアセンブリを出荷の対象とする場合には、メスバスバー10の圧着部15に電線9を圧着した上で、当該メスバスバー10のバスバー本体14にリテーナ11を装着し、かかる仕掛品の先端部に位置するメスバスバー10及びリテーナ11をインナーハウジング2に挿入する。これにより、インナーハウジング2の内部で仮嵌合されたばね27が、リテーナ11によって固定されるとともに、メスバスバー10の先端部がインナーハウジング2の保持部13によって保持され、さらに、リテーナ11がインナーハウジング2に固定される。
その後、オスバスバー28の基端部に触指キャップ29を装着した上で、当該基端部を、メスバスバー10の挿入方向とは逆の方向からインナーハウジング2に挿入する。これにより、ばね27の付勢力によって、メスバスバー10の接触面23と、対応するオスバスバー28の基端寄り部位とが弾性接触され、メスバスバー10とオスバスバー28とが好適に電気接続される。
尚、電線9をメスバスバー10の圧着部15に圧着せず、コネクタ1を単体で出荷の対象とする場合には、インナーハウジング2にばね27を挿入した第1アセンブリの他、メスバスバー10、リテーナ11、オスバスバー28の基端部に触指キャップ29を装着した第2アセンブリの四者を一括して出荷する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)図4を参照して、電線9が接続されるメスバスバー10をリテーナ11で固定することによって、電線部をハウジングの一部にモールドすることなく、電線外力に対するメスバスバー10の動きを抑制できる。また、リテーナ11はインナーハウジング2に固定されるため、固定の反力によりリテーナ11及びメスバスバー10の動きが抑制される。したがって、工程の制約なく、電線外力に対するメスバスバー10の動きを抑制できる。
(1)図4を参照して、電線9が接続されるメスバスバー10をリテーナ11で固定することによって、電線部をハウジングの一部にモールドすることなく、電線外力に対するメスバスバー10の動きを抑制できる。また、リテーナ11はインナーハウジング2に固定されるため、固定の反力によりリテーナ11及びメスバスバー10の動きが抑制される。したがって、工程の制約なく、電線外力に対するメスバスバー10の動きを抑制できる。
(2)メスバスバー10の先端部をインナーハウジング2の保持部13で保持することによって、メスバスバー10のばたつきを抑制できる他、捻回に対してメスバスバー10を保持することができる。
(3)図2を参照して、電線9が接続されるメスバスバー10をリテーナ11で固定するとともに、リテーナ11はインナーハウジング2に固定され、さらにインナーハウジング2は本体ハウジング3に保持されているので、コネクタ全体で電線外力や捻回を受けることができる。これにより、工程の制約なく、電線外力に対するメスバスバー10の動きを抑制できる。
(4)内爪5及び外爪6を有するシールドシェル4をインナーハウジング2と本体ハウジング3との間に介在させたことにより、インナーハウジング2をシールドシェル4を介して本体ハウジング3に保持できる他、コネクタ1にシールド効果を持たせることができる。
(5)リテーナ11は一体成形品であるため、1つの金型で製造することができる。
尚、上記実施の形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施の形態及び以下の変更例は技術的に矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。
尚、上記実施の形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施の形態及び以下の変更例は技術的に矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。
・図10に示すように、上記実施の形態による一体成形品のリテーナ11(図6参照)に代えて、分割式のリテーナ31によって、メスバスバー10に代わるメスバスバー32を固定してもよい。この場合、メスバスバー32は、バスバー本体14に代わるバスバー本体33と、圧着部15と同様の圧着部34とが一体形成され、バスバー本体33の幅方向両側には、それぞれが係合部の一例に相当する一対の係合突起35が、それぞれの側端面から外側に向かって形成されている。
これに対し、リテーナ31は、第1分割体36と第2分割体37とを有し、第1分割体36には、対応する係合突起35が係合されてそれぞれが被係合部の一例に相当する一対の係合孔38が形成されている。また、第2分割体37の両側面には、対応する係合突起35と共に係合孔38に係合される一対の係合突部39が形成されている。さらに、第1分割体36の外面には、係止部25と同様の係止部40が形成されているとともに、第2分割体37の外面には、係止部26と同様の係止部41が形成されている。
そして、メスバスバー32をリテーナ31で固定する際には、バスバー本体33において、接触面23と同様の接触面42が第2分割体37に対向する向きで、当該バスバー本体33を第1分割体36と第2分割体37とによって挟み込む。このとき、メスバスバー32の係合突起35及び第2分割体37の係合突部39を、第1分割体36の対応する係合孔38に係合させる。これにより、係合突起35及び係合突部39の双方が係合孔38に係止されることによって、メスバスバー32が分割式のリテーナ31で固定される。
この構成によれば、リテーナ31は分割式であるため、構造の自由度が増し、係合突部39と係合孔38とによる係止部の強度確保を容易に実現できる。
・図11(a)、(b)に示すように、同形状の2つの部品による分割式のリテーナ51によって、メスバスバー52を固定してもよい。この場合、メスバスバー52は、バスバー本体53と圧着部54とが一体形成され、バスバー本体53の幅方向両側には、それぞれが係合部の一例に相当する一対の係合凹部55が、それぞれの側端面から内側に向かって形成されている。
・図11(a)、(b)に示すように、同形状の2つの部品による分割式のリテーナ51によって、メスバスバー52を固定してもよい。この場合、メスバスバー52は、バスバー本体53と圧着部54とが一体形成され、バスバー本体53の幅方向両側には、それぞれが係合部の一例に相当する一対の係合凹部55が、それぞれの側端面から内側に向かって形成されている。
これに対し、リテーナ51は、互いに同形状の第1分割体56と第2分割体57とを有し、第1分割体56の第1壁部56aの内面には、対応する係合凹部55が係合される係合突部58が形成されているとともに、第2分割体57の第1壁部57aの内面には、対応する係合凹部55が係合される係合突部59が形成されている。係合突部58、59は共に被係合部の一例に相当する。また、第1分割体56において、第1壁部56aの外面には、係合突部60が形成されているとともに、第2分割体57において、第1壁部57aの外面には、係合突部61が形成されている。
第1分割体56において、第1壁部56aとは幅方向の反対側に位置する第2壁部56bには、第2分割体57の係合突部61が係合される係合孔62が形成されているとともに、第2分割体57において、第1壁部57aとは幅方向の反対側に位置する第2壁部57bには、第1分割体56の係合突部60が係合される係合孔63が形成されている。また、第1分割体56には、第2分割体57における第1壁部57aの先端が嵌合される嵌合溝56cが形成されているとともに、第2分割体57には、第1分割体56における第1壁部56aの先端が嵌合される嵌合溝57cが形成されている。さらに、第1分割体56の外面には、係止部64が形成されているとともに、第2分割体57の外面には、係止部65が形成されている。
そして、メスバスバー52をリテーナ51で固定する際には、バスバー本体53の接触面66が例えば第2分割体57に対向する向きで、当該バスバー本体53を第1分割体56と第2分割体57とによって挟み込む。このとき、メスバスバー52の一方の係合凹部55を第1分割体56の係合突部58に係合させた上で、第1壁部56aを第2分割体57の嵌合溝57cに嵌合させるとともに、メスバスバー52の他方の係合凹部55を第2分割体57の係合突部59に係合させた上で、第1壁部57aを第1分割体56の嵌合溝56cに嵌合させる。併せて、第1分割体56の係合突部60を第2分割体57の係合孔63に係合させるとともに、第2分割体57の係合突部61を第1分割体56の係合孔62に係合させる。これにより、係合突部60、61の双方が、対応する係合孔63、62に係止されることによって、メスバスバー52が同形状の2つの部品による分割式のリテーナ51で固定される。
この構成によれば、リテーナ51は同形状の2つの部品による分割式であるため、1つの金型で製造できる他、部品の共通化を図ることができる。また、捻って外れようとする力を第1壁部56aと第2壁部57bとの壁による反力で受け止めるとともに、逆方向に捻って外れようとする力を第1壁部57aと第2壁部56bとの壁による反力で受け止めることができるため、一度嵌めると外れにくい嵌合構造を得ることができる。
・係合部(係合突部20等)が被係合部(係合孔16等)と係合することによって端子(メスバスバー10等)をリテーナ(リテーナ11等)で固定する構成について、端子及びリテーナの一方に係合部を設けるとともに、他方に被係合部を設けてもよい。或いは、端子及びリテーナの双方に係合部を設けるとともに、端子に設けられた係合部に対応する被係合部をリテーナに設け、リテーナに設けられた係合部に対応する被係合部を端子に設けてもよい。
・係止部(係止部25、26等)が被係止部(一対の被係止孔12)に係止されることによってリテーナ(リテーナ11等)をハウジング(インナーハウジング2)に固定する構成について、リテーナ及びハウジングの一方に係止部を設けるとともに、他方に被係止部を設けてもよい。或いは、リテーナ及びハウジングの双方に係止部を設けるとともに、リテーナに設けられた係止部に対応する被係止部をハウジングに設け、ハウジングに設けられた係止部に対応する被係止部をリテーナに設けてもよい。
・本発明に係る端子の保持構造及びコネクタは、上記実施の形態及び上記変更例を単独で実施することの他、例えば、背景技術に挙げた特許文献1の技術或いは高接圧で動かない接点を設ける技術等と併用して実施してもよい。上記実施の形態を特許文献1の技術と併用する場合、当該特許文献1の技術によって電線9の動きそのものを抑制しつつ、上記実施の形態によって電線外力に対する端子(電線9が接続されるメスバスバー10等)の動きを抑制できる。
・端子はバスバー(板状端子であるメスバスバー10等)に限定されない。
・車両に適用される端子の保持構造及びコネクタに限定されない。
・車両に適用される端子の保持構造及びコネクタに限定されない。
1…コネクタ、2…インナーハウジング(ハウジング)、3…本体ハウジング、4…シールドシェル(シールド部材)、5…内爪、6…外爪、9…電線、10,32,52…メスバスバー(端子)、11,31,51…リテーナ、12…被係止孔(被係止部)、13…保持部、16…係合孔(被係合部)、20…係合突部(係合部)、25,26,40,41,64,65…係止部、35…係合突起(係合部)、38…係合孔(被係合部)、55…係合凹部(係合部)、58,59…係合突部(被係合部)。
Claims (4)
- 電線が接続される端子の保持構造であって、
前記端子との間で係合部が被係合部と係合することによって当該端子を固定するリテーナと、
前記リテーナとの間で係止部が被係止部に係止されることによって当該リテーナを固定するハウジングと、を備える端子の保持構造。 - 前記ハウジングは、前記端子の先端部を保持する保持部を有する
請求項1に記載の端子の保持構造。 - 電線が接続される端子との間で係合部が被係合部と係合することによって当該端子を固定するリテーナと、
前記リテーナとの間で係止部が被係止部に係止されることによって当該リテーナを固定するインナーハウジングと、
前記インナーハウジングを保持する本体ハウジングと、を備えるコネクタ。 - 前記インナーハウジングと前記本体ハウジングとの間に介在され、前記インナーハウジングの外面に係合する内爪と、前記本体ハウジングの内面に係合する外爪とを有するシールド部材を備える
請求項3に記載のコネクタ。
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2019
- 2019-08-27 WO PCT/JP2019/033400 patent/WO2020054389A1/ja active Application Filing
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Publication number | Publication date |
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WO2020054389A1 (ja) | 2020-03-19 |
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