JP2014044802A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング、防水栓及びリアホルダを備えた防水コネクタにおいて、多少の寸法のバラツキにかかわらずハウジングへのリアホルダの装着及び防水栓の高い防水機能の維持を両立させる。
【解決手段】防水コネクタは、電線Wに装着される端子10と、端子保持部22及び電線挿通用の筒部24を有するハウジングと、電線Wの外周面に密着可能な内周面と筒部24の内周面に密着可能な外周面とを有する防水栓30と、防水栓を前側から拘束する前側拘束部40と、防水栓30を後方から拘束するように筒部24に装着されるリアホルダ50と、を備える。リアホルダ50の前側面および前側拘束部40の後側面のうちの少なくとも一方は、防水栓30に向かって突出する複数の突起を有し、これらの突起は電線Wを囲む周方向に互いに間隔をおいて並ぶように配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子及びハウジングを備え、かつ、当該ハウジング内への水の浸入を防ぐ防水機能を備えた防水コネクタに関するものである。
従来、車載用ワイヤハーネス等に用いられる防水コネクタとして、図16に示すものが知られている(特許文献1)。
この防水コネクタは、電線100の端末に装着される端子110と、この端子110を保持するハウジング120と、ゴム等の弾性材からなる防水栓130と、前記ハウジング120に装着されるリアホルダ140と、を有する。前記ハウジング120は、前記端子110を保持するランス122と、前記端子110が装着された状態の前記電線100が挿通される筒部124と、を有する。この筒部124は後ろ向きに開口して当該筒部124からハウジング120内に前記端子110が挿入され、前記ランス122に係止される。前記防水栓130は筒状をなし、前記電線100の外周面に密着可能な内周面132と、前記筒部124の内周面に密着可能な外周面134と、を有する。前記リアホルダ140は、前記ハウジング120の内部に形成された前止め部126との間で前記防水栓130を前後から挟むようにして前記筒部124の後端に装着されることにより、前記筒部124からの前記防水栓130の離脱を防止する。
この防水コネクタでは、前記防水栓130の内周面132及び外周面134がそれぞれ電線100の外周面及び筒部124の内周面に密着することにより、ハウジング120の外部から内部に水分が浸入することが抑止される。
特開2012−069375号公報
前記の防水コネクタでは、前記防水栓130の内周面132及び外周面134と電線100の外周面及び筒部124の内周面との密着を確保するため、当該防水栓130の内径が電線100の外径よりも小さく設定され、かつ、当該防水栓130の外径が当該筒部124の内径よりも大きく設定されるが、これらの寸法差には少なからずバラツキが存在するので、前記防水栓130の寸法設定が難しいという課題がある。例えば、前記防水栓130の外径と筒部124の内径との寸法差が著しくて当該防水栓130が径方向に圧縮される度合いが大きい場合、その圧縮分だけ当該防水栓130が軸方向に著しく膨張するため、その膨張した防水栓130の後端に前記リアホルダ140が閊えて筒部124の後端への当該リアホルダ140の装着が困難または不可能となるおそれがある。また、このような防水栓130の膨張を見越して当該防水栓130の軸方向の寸法を小さめに設定した場合、逆に当該防水栓130の内径と電線100の外径との寸法差や防水栓130の外径と筒部124の内径との寸法差が小さくて当該防水栓130の変形度が小さいときに当該防水栓130が前記前止め部126と前記リアホルダ140の前面との間でがたつき易く、これにより防水栓130と電線100の外周面および筒部124の内周面との密着性が低下して防水機能を損なうおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑み、ハウジングと、このハウジングに装着される防水栓と、この防水栓の後方で前記ハウジングに装着されるリアホルダと、を備えた防水コネクタであって、前記ハウジングや前記防水栓などの寸法に多少のばらつきがあっても前記ハウジングへのリアホルダの装着及び前記防水栓の高い防水機能の維持を両立させることが可能なものを提供することを目的とする。
本発明が提供する防水コネクタは、電線の端末に装着される端子と、この端子を保持する端子保持部及び前記電線が挿通される筒部を有するハウジングと、弾性材からなり、前記電線の外周面に密着可能な内周面と前記筒部の内周面に密着可能な外周面とを有する防水栓と、前記ハウジングの内部で前記防水栓を前側から拘束する前側拘束部と、前記防水栓の後方の位置で前記筒部に装着されることにより当該防水栓を後方から拘束するリアホルダと、を備える。さらに、前記リアホルダの前側面および前記前側拘束部の後側面のうちの少なくとも一方は、前記防水栓に向かって突出する複数の突起を有し、これらの突起は前記電線を囲む周方向に互いに間隔をおいて並ぶように配置される。例えば、前記突起として前記リアホルダの前側面に設けられる複数の突起を含む場合、これらの突起は前向きに突出し、前記突起として前記前側拘束部の後側面に設けられる前側突起を含む場合、これらの突起は後向きに突出する。また、前記前側拘束部は、前記ハウジングと別の部材として構成されたものでもよいし、前記ハウジングと一体に形成されたものでもよい。
この防水コネクタでは、前記リアホルダ及び前記前側拘束部のうちの少なくとも一方に設けられた突起が他方とともに防水栓を前後から拘束することで、当該防水栓などの寸法のばらつきにかかわらず、当該防水栓のガタツキを抑止しながら、リアホルダが前記筒部に正常に装着されるのを保証することができる。具体的には、前記リアホルダの前側面及び前記リアホルダの後側面のうちの少なくとも一方に設けられた突起と他方の面との距離(他方の面も突起を有する場合には突起同士の距離;以下「拘束寸法」と称する。)を前記防水栓の標準寸法に近づけることで、当該防水栓を確実に前後から拘束することができ、そのガタツキ及びこれに起因する防水栓の防水機能の低下を抑止することができる。ここで、仮に防水栓の径方向の圧縮度合いが大きくて当該防水栓が軸方向に著しく膨張した場合、当該防水栓の軸方向寸法が前記拘束寸法を大きく上回る可能性があるが、この場合には前記防水栓に対して前記各突起がそれぞれ部分的に食い込むことにより、換言すれば、当該突起が存在しない領域の空間に前記防水栓が逃げることにより、前記防水栓の膨張にかかわらず前記リアホルダを前記筒部に不都合なく装着することができる。すなわち、ハウジングの筒部へのリアホルダの正常な装着と前記防水栓の高い防水機能の確保との両立が実現される。
前記各突起は、その突出の向きに凸となる曲面状の先端面を有することが、好ましい。このような形状の先端面は、当該突起が前記防水栓を傷つけることなく当該防水栓に食い込むことを容易にする。
前記のように周方向に並ぶ複数の突起は、これらの突起の先端の位置が前記電線の軸方向に対して直交する面上に並ぶように配置されているのが、好ましい。このように配置された突起は、前記防水栓に対して均等な力で圧接することが可能である。さらに、これらの突起の突出寸法は互いに等しいことが好ましい。
また、前記各突起は、前記電線の中心軸を中心とする円周上に配列されるのが、好ましい。これらの突起は、前記電線の中心軸からの距離が互いに等しくなるように配列されているから、前記防水栓をバランスよく拘束することができる。
以上のように、本発明によれば、ハウジング、防水栓及びリアホルダを備えた防水コネクタであって、防水栓などの寸法に多少のばらつきがあっても前記ハウジングへのリアホルダの装着及び前記防水栓の高い防水機能の維持を両立させることが可能なものを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタの分解斜視図である。 前記第1の実施の形態に係る防水コネクタの断面側面図であって図3のII−II線断面図である。 前記第1の実施の形態に係る防水コネクタの断面平面図である。 前記第1の実施の形態に係る防水コネクタの要部を示す断面側面図である。 (a)は前記第1の実施の形態に係る防水コネクタのリアホルダの正面図、(b)は当該リアホルダの側面図である。 拘束寸法が小さく設定された第1比較例に係る防水コネクタの断面側面図である。 拘束寸法が大きく設定された第2比較例に係る防水コネクタの断面側面図である。 前記第2の実施の形態に係る防水コネクタの断面側面図であって図9のVIII−VIII線断面図である。 前記第2の実施の形態に係る防水コネクタの断面平面図である。 前記第2の実施の形態に係る防水コネクタの要部を示す断面側面図である。 (a)は前記第2の実施の形態に係る防水コネクタの拘束板の正面図、(b)は当該拘束板の側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る防水コネクタを示す分解斜視図である。 (a)は前記第3の実施の形態に係る防水コネクタのリアホルダの第1の例を示す正面図、(b)は当該リアホルダの断面側面図である。 (a)は前記第3の実施の形態に係る防水コネクタのリアホルダの第2の例を示す正面図、(b)は当該リアホルダの断面側面図である。 (a)は前記第3の実施の形態に係る防水コネクタのリアホルダの第3の例を示す正面図、(b)は当該リアホルダの断面側面図である。 従来の防水コネクタの断面側面図である。
本発明の好ましい実施の形態を、図1〜図15を参照しながら説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタを示す。この防水コネクタは、複数の電線Wの端末にそれぞれ装着される複数の端子10と、これらの端子10を保持するハウジング20と、前記各電線Wの外側に装着される複数の防水栓30と、各防水栓30を前記ハウジング20内で前側及び後側から拘束するための複数の拘束板40及び複数のリアホルダ50と、を備える。
前記各電線Wは、導体2及びこれを外側から覆う絶縁被覆4を有し、この実施の形態では円形の断面を有する。前記各端子10は、前記各電線10の端末において露出する導体2に圧着されて前記導体2に電気的に接続される電線接続部12と、この電線接続部12から前方に延びる電気接触部14と、を一体に有する。電気接触部14は、相手方の端子と接触して結合される部分である。この実施の形態に係る電気接触部12は、例えばバッテリー端子のような棒状の端子と結合されるもので、前記電線Wの軸方向に延びる平板状をなし、かつ、その先端部に、前記棒状の端子が挿通可能な貫通穴11を有する。また、当該電気接触部12の後部にもこれを貫通する被係止孔16が設けられている。ただし、本発明に係る防水コネクタの端子の具体的な形状及び構造は限定されない。例えば、相手方の端子と雄雌嵌合することが可能な形状を有するものでもよい。また、端子の個数も限定されず、本発明は例えば単一の端子のみを具備する防水コネクタも含む概念である。
前記ハウジング20は、前記各端子10をそれぞれ保持する複数の端子保持部22と、当該端子10が装着された電線Wがそれぞれ挿通可能な複数の筒部24と、を有する。
前記端子保持部22は、端子収容空間23を囲む形状を有し、当該端子収容空間23は、これに前記端子10の電気接触部14が挿通され、かつ、その挿通により当該電気接触部14の先端部がハウジング20の前側に突出するのを許容する形状を有する。端子保持部22は、その内側面(図1及び図2では上側面)から前方に延びるランス26を有する。このランス26は、上下方向に撓み変位可能な先端部26aを有し、この先端部26aは前記端子10の被係止孔16と係合することにより当該端子10を係止する形状を有する。
前記各筒部24は、この実施の形態では、前記各端子保持部22から後方に延び、当該筒部24に挿通される電線Wの中心軸と略合致する中心軸を有する円筒状をなす。各筒部24の内部には、その内周面から内側に突出する複数のリブ27が形成され、これらのリブ27は前記筒部22の軸方向に沿って延びる形状を有する。また、各筒部22の後端には、後述のリアホルダ50を係止するための係止孔28が設けられ、当該係止孔28は前記筒部22をその肉厚方向に貫通している。
前記各防水栓30は、弾性材、すなわちゴムのように弾性変形可能な材料により成形されたもので、この実施の形態では略円筒状をなす。具体的に、この防水栓30は、図4に示すように、前記電線Wの外周面、正確には絶縁被覆14の外周面と密着可能な内周面32と、前記筒部24の内周面と密着可能な外周面34と、を有し、前記電線Wの外側に装着された状態で前記筒部24内に圧入される。前記内周面32及び前記外周面34には、前記絶縁被覆14の外周面及び前記筒部24の内周面との密着を容易にすべく、全周にわたって延びる複数本の突条32a,34aが軸方向に間隔をおいて配列され、これらの突条32a,34aが防水栓30の径方向の弾性圧縮変形を伴いながら前記絶縁被覆14の外周面及び前記筒部24の内周面に密着するように、前記防水栓30の内径(突条32aの先端部の直径)及び外径(突条34aの先端部の直径)が設定されている。また、この実施の形態に係る防水栓30は、前記筒部24内で前側(端子保持部22側)を向く前端面36及び後側を向く後端面38を有し、これらの端面36,38はいずれも前記電線Wの軸方向と直交する方向の平面となっている。
なお、図2等の各組立図では、防水栓30の無変形状態の外形がそのまま描かれているので、当該外形を示す実線と、電線Wの外周面を示す実線及び筒部24の内周面を示す実線とが交錯しているが、実際は防水栓30の弾性変形によりその内周面32及び外周面34がそれぞれ前記電線Wの外周面及び筒部24の内周面にそれぞれ密着するものである。
前記各拘束板40は、前記各筒部24内に挿入されて前記防水栓30を前側すなわち端子保持部22側から拘束する前側拘束部を構成するものであり、この実施の形態では中央に円形の貫通穴42を有するドーナツ板状をなす。具体的に、この拘束板40の外径は、当該拘束板40が前記筒部24内にほぼ隙間なく挿入され得る径、すなわち、当該筒部24の内径と略等しい径に設定され、当該拘束板40の貫通穴42の径は、この貫通穴42に前記電線Wがほぼ隙間なく挿通され得る径、すなわち、当該電線Wの外径と略等しい径に設定されている。この拘束板40は、前記筒部24内のリブ27の後端に突き当たる位置まで挿入され、これにより、当該拘束板40の後側面(防水栓30側を向く面)が前記電線Wの中心軸と直交する姿勢で当該筒部24内に格納される。前記後側面は、前記防水栓30の前端面36と突き当たることにより、その突き当たり位置よりも防水栓30が筒部24内に押し込まれること、すなわち前側に変位すること、を規制する。
前記各リアホルダ50は、前記各筒部24内に前記拘束板40および前記防水栓30が挿入された状態でさらにその後方から筒部24の後端部に挿入され、かつ、当該筒部24に係止されることにより、前記防水栓30を後側から拘束する。すなわち、当該防水栓30が筒部24内から離脱するのを防止する。このリアホルダ50も、前記拘束板40と同様、中央に円形の貫通穴52を有するドーナツ板状をなし、このリアホルダ50の外径は、当該リアホルダ50が前記筒部24内にほぼ隙間なく挿入され得る径、すなわち、当該筒部24の内径と略等しい径に設定され、当該リアホルダ50の貫通穴52の径は、この貫通穴52に前記電線Wがほぼ隙間なく挿通され得る径、すなわち、当該電線Wの外径と略等しい径に設定されている。
前記各リアホルダ50の外周面上には、径方向の外向きに突出する複数の被係止突起58が形成されている。これらの被係止突起58は、前記筒部24の係止孔28と係合可能な形状を有しかつ当該係合が可能な位置に設けられており、当該係合によってリアホルダ50が筒部24に係止され、当該リアホルダ50の前側面(防水栓30側を向く面)が前記電線Wの中心軸と直交する姿勢で当該筒部24に固定される。前記前側面は、前記防水栓30の後端面38との接触により、防水栓30を後側から拘束する。
なお、本発明に係るリアホルダの形状はこのように筒部内に挿入される形状に限定されない。例えば、当該筒部の後端部に外側から被さるように装着されるキャップ状のものでもよい。
本発明の特徴に対応する構成として、前記リアホルダ50の前側面は、複数の突起54を含む。これらの突起54は、前記前側面における他の部位よりも前側に(すなわち防水栓30側に)突出し、かつ、互いに等しい突出寸法を有する。そして、これらの突起54の先端部が前記防水栓30の後端面38に当ることにより、当該防水栓30を後側から拘束する。換言すれば、互いに対をなす拘束板40及びリアホルダ50は、当該拘束板40の後側面と当該リアホルダ50の前側面における各突起54の先端部との間で前記防水栓30を前後方向すなわち電線Wの軸方向と平行な方向に拘束する。そして、当該拘束板40の後側面と当該突起54の先端部との間の距離に相当する拘束寸法は、前記防水栓30の無変形状態における前後方向の寸法とほぼ等しい寸法(図4に示す例では防水栓30の前後方向の寸法よりも僅かに大きい寸法)に設定されている。
前記各突起54は、これらの突起54が電線Wを囲む周方向について互いに離間するように配列されていればよく、その具体的な個数や位置は適宜設定が可能であるが、その好適な配置として、第1の実施の形態では、図5(a)に示すように、4個の突起54が円形の貫通穴52の中心すなわちこれに挿通される電線の中心軸Xを中心とする円周55上に等間隔(90度間隔)で配列されている。このような円周55上での突起54の配列は、後述の防水栓30の後側からの拘束をよりバランスよく行うことを可能にする。
次に、この防水コネクタの組立要領及び作用を説明する。
前記防水コネクタは、例えば次の順序で組立てられることが可能である。まず前記リアホルダ50の貫通穴52、防水栓30が囲む貫通穴及び拘束板40の貫通穴42の順にそれぞれ前記電線Wが挿通された状態で、当該電線Wの端末にこれに対応する端子10の電線接続部12が圧着される。当該端子10は、対応する筒部24内にその後端から挿入され、さらに端子保持部22が囲む端子収容空間23に挿通されて、当該端子保持部22のランス26により係止される。このとき、前記端子10に接続されている電線Wの端末部分は前記筒部24内に挿通された状態にある。次に、前記電線Wの周囲に配されている前記拘束板40、前記防水栓30及び前記リアホルダ50がその順に前記筒部24内に挿入され、当該リアホルダ50の被係止突起58が前記筒部24の後端の係止孔28に係合されることにより、組立が完了する。
このとき、前記防水栓30の内周面32(この実施の形態では当該内周面32上の各突条32aの先端面)が電線Wの外周面に密着するとともに外周面34(この実施の形態では当該外周面34上の各突条34aの先端面)が筒部24の内周面に密着することにより、当該防水栓30は、ハウジング20の外部から筒部24を通じてのハウジング20の内部への水の浸入を阻止する防水機能を発揮する。さらに、前記筒部24内のリブ27の後端に突き当てられる拘束板40の後側面及びリアホルダ50の各突起54の先端面56が当該筒部24内で前記防水栓30を前後方向に拘束することにより、当該防水栓30を適正な姿勢に保持してその防水機能を確実に発揮させることができる。しかも、前記リアホルダ50はその前側面全体ではなくそのうち部分的に前方に突出する突起54によって防水栓30を拘束するので、仮に前記防水栓30の径方向の圧縮度合いが大きくてその分当該防水栓30が軸方向に大きく膨張したとしても、当該防水栓30の後端面38に対して前記各突起54が食い込むようにしながらリアホルダ50が筒部24に正常に装着される(この実施の形態ではリアホルダ50の各被係止突起58が筒部24の係止孔28に係合される)ことができる。
この防水コネクタの作用効果について、図6に示される第1比較例及び図7に示される第2比較例との比較に基づき、さらに詳しく説明する。
前記第1比較例及び第2比較例に係る防水コネクタは、いずれも、前記第1の実施の形態に係る防水コネクタにおいて、そのリアホルダ50の突起54が省略されて当該リアホルダ50の前端面全体が防水栓30を拘束するものである。このうち第1比較例は、その拘束寸法、すなわち、拘束板40の後端面から(突起54を有しない)前記リアホルダ50の前端面までの寸法が防水栓30の軸方向の寸法に非常に近い寸法、すなわち当該軸方向の寸法よりもわずかに大きい程度の小さめの寸法に設定され、逆に、第2比較例は、前記拘束寸法が前記防水栓30の軸方向の寸法に比べてかなり大きな寸法に設定されたものである。
前記第1比較例では、前記防水栓30の寸法のバラツキのために、場合によってはリアホルダ50が筒部24に装着されることができなくなるおそれがある。具体的に、前記防水栓30の内径が標準寸法よりも小さく、あるいは外径が標準寸法よりも大きいために、当該防水栓30の径方向の圧縮度合いが標準よりも高く、その分だけ防水栓30が図5及び図6の二点鎖線に示すように軸方向に大きく膨張した場合、当該防水栓30の後端面38が標準位置よりも後方に大きくはみだし、この後端面38に前記リアホルダ50が閊えて筒部24に装着されることができなくなるおそれがある。
このような不都合を避けるべく、第2比較例のように前記拘束寸法をかなり大きめに設定した場合、逆に防水栓30の軸方向の膨張が少ないと、当該防水栓30と拘束板40またはリアホルダ50との間の軸方向の隙間が大きくなるため、防水栓30の姿勢が正規の姿勢から崩れるおそれ、例えば、図6に示すように防水栓30が電線Wの中心軸に対して傾くおそれ、が生じる。このような防水栓30の姿勢の崩れは、当該防水栓30の防水機能を低下させる要因となり得る。
これに対して図1〜図5に示す防水コネクタでは、拘束板40の後側面とリアホルダ50の各突起54の先端面56との間の距離に相当する拘束寸法を防水栓30の軸方向の寸法に近づけることにより、前後方向からの当該防水栓30の拘束を確実にしてその姿勢を良好に保つことにより、当該防水栓30の良好な防水機能を確実なものにする一方、仮に防水栓30が軸方向に大きく膨張してその寸法が前記拘束寸法を上回ったとしても、その防水栓30の後端面38に前記リアホルダ50の各突起54を食い込ませるようにして、換言すれば、当該突起54以外の領域に前記防水栓30の膨張部分を逃がすようにして、前記リアホルダ50を前記筒部24に不都合なく装着することができる。
ここで、前記各突起54の先端面56は、例えば単なる平面であってもよいが、図4に示すように、その突起54の突出の向きに凸となる曲面、例えば半球面からなることが、より好ましい。このような形状の先端面56は、前記防水栓30を傷つけずにその後端部分に対して突起54が容易に食い込むことを可能にする。また、各突起54の突出寸法は必ずしも同等でなくてもよいが、これら突起54の先端が前記電線Wの軸方向に対して直交する面上に並ぶことが好ましく、このような突起54の配置は、それぞれの突起54が前記防水栓30に対して均等な力で圧接することを可能にする。
次に、第2の実施の形態を図8〜図11を参照しながら説明する。
この第2の実施の形態に係る防水コネクタは、前記第1の実施の形態に係る防水コネクタにおけるリアホルダ50の突起54が省略されるとともに、これに代えて拘束板40の後側面すなわち防水栓30側を向く面に突起44が与えられたものである。これらの突起44も、前記突起54と同様、前記後側面における他の部位よりも後側に(すなわち防水栓30側に)突出し、かつ、互いに等しい突出寸法を有する。そして、これらの突起44の先端部が前記防水栓30の前端面36に当ることにより、当該防水栓30を前側から拘束する。換言すれば、互いに対をなす拘束板40及びリアホルダ50は、当該拘束板40の各突起44の先端部と当該リアホルダ50の前側面との間で前記防水栓30を前後方向すなわち電線Wの軸方向と平行な方向に拘束する。そして、当該拘束板40の突起44の先端面46と前記リアホルダ50の前側面との間の距離に相当する拘束寸法は、第1の実施の形態と同様、前記防水栓30の無変形状態における前後方向の寸法とほぼ等しい寸法(図10に示す例では防水栓30の前後方向の寸法よりも僅かに大きい寸法)に設定されている。
前記各突起44も、これらの突起44が電線Wを囲む周方向について互いに離間するように配列されていればよく、その具体的な個数や位置は適宜設定が可能であるが、その好適な配置として、第2の実施の形態では、図11(a)に示すように、4個の突起44が円形の貫通穴42の中心すなわちこれに挿通される電線の中心軸Xを中心とする円周45上に等間隔(90度間隔)で配列されている。この第2の実施の形態でも、前記各突起44の先端面46は、その突出の向きに凸となる曲面、例えば半球面からなることが、より好ましく、また、各突起44の先端が前記電線Wの軸方向に対して直交する面上に並ぶことが好ましい。
この第2の実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様、拘束板40の突起44の先端面46とリアホルダ50の前端面との間の距離に相当する拘束寸法を防水栓30の軸方向の寸法に近づけることにより、前後方向からの当該防水栓30の拘束を確実にしてその姿勢を良好に保つことにより、当該防水栓30の良好な防水機能を確実なものにする一方、仮に防水栓30が軸方向に大きく膨張してその寸法が前記拘束寸法を上回ったとしても、その防水栓30の前端面36に前記拘束板40の各突起44を食い込ませるようにして、換言すれば、当該突起44以外の領域に前記防水栓30の膨張部分を逃がすようにして、前記リアホルダ50を前記筒部24に不都合なく装着することができる。
本発明では、前記端子10の他、拘束板40、防水栓30及びリアホルダ50の具体的な形状も限定されず、電線Wの形状等に応じて適宜設定されればよい。例えば、第3の実施の形態として図12に示すように、偏平な断面を有する電線W′について本発明を適用する場合、例えば、当該電線W′の断面形状に対応した偏平な形状の貫通穴42′32′及び52′を有する拘束板40′、防水栓30′及びリアホルダ50′が用意されるのが、よい。この場合、これら拘束板40′、防水栓30′及びリアホルダ50′の外形は、図12に示すように前記貫通穴に対応した偏平な形状であってもよいし、第1及び第2の実施の形態と同じく円形であってもよい。
この第3の実施の形態においても、前記リアホルダ50′の前側面または前記拘束板40′の後側面に複数の突起が与えられることにより、前記第1及び第2の実施の形態に係る効果と同様の効果が得られ、また、その突起の配置や形状は自由に設定されることが可能である。例えば、リアホルダ50′の前側面に複数の突起54が設けられる場合において、図13(a)(b)に示すように前記リアホルダ50の上下にそれぞれ複数の突起54が与えられてもよいし、図14(a)(b)に示すように前記リアホルダ50の上下及び左右の部位にそれぞれ突起54が与えられてもよい。あるいは、図15(a)(b)に示すように左右方向に延びる突起54′が上下に配置されてもよい。いずれの場合も、互いに隣接する突起54,54′同士が電線W′を囲む周方向に互いに離間するように配置されることで、防水栓30の軸方向の膨張にかかわらずリアホルダ50′をハウジング20の筒部24に装着することが可能になる。
本発明に係る「前側拘束部」は、前記のようにハウジング20と別の部材として構成された拘束板40,40′ではなく、ハウジング20と一体に形成されたものであってもよい。例えば、図2等に示されるハウジング20内のリブ27がそのまま前側拘束部として用いられること、すなわち、前記拘束板40が省略されて前記リブ27に防水栓30が直接当るように当該防水栓30が配置されること、も可能である。
また、本発明では、前側拘束部及びリアホルダの双方に前記の突起が与えられてもよい。この場合は、防水栓が前後の突起同士の間に拘束されることになる。
W 電線
X 電線の中心軸
10 端子
20 ハウジング
22 端子保持部
23 端子収容空間
24 筒部
28 係止孔
30,30′ 防水栓
32 防水栓の内周面
34 防水栓の外周面
40,40′ 拘束板(前側拘束部)
44 突起
46 突起の先端面
50,50′ リアホルダ
54 突起
56 突起の先端面
58 被係止突起

Claims (7)

  1. 防水コネクタであって、
    電線の端末に装着される端子と、
    この端子を保持する端子保持部及び前記電線が挿通される筒部を有するハウジングと、
    弾性材からなり、前記電線の外周面に密着可能な内周面と前記筒部の内周面に密着可能な外周面とを有する防水栓と、
    前記ハウジングの内部で前記防水栓を前側から拘束する前側拘束部と、
    前記防水栓の後方の位置で前記筒部に装着されることにより当該防水栓を後方から拘束するリアホルダと、を備え、
    前記リアホルダの前側面および前記前側拘束部の後側面のうちの少なくとも一方は、前記防水栓に向かって突出する複数の突起を有し、これらの突起は前記電線を囲む周方向に互いに間隔をおいて並ぶように配置される、防水コネクタ。
  2. 請求項1記載の防水コネクタであって、前記各突起は、その突出の向きに凸となる曲面状の先端面を有する、防水コネクタ。
  3. 請求項1または2記載の防水コネクタであって、前記周方向に並ぶ複数の突起は、これらの突起の先端の位置が前記電線の軸方向に対して直交する面上に並ぶように配置されている、防水コネクタ。
  4. 請求項3記載の防水コネクタであって、前記各突起の突出寸法は互いに等しい、防水コネクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の防水コネクタであって、前記端子は円形の断面を有する電線に装着されるものであって、前記各突起は、前記電線の中心軸を中心とする円周上に配列される、防水コネクタ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の防水コネクタであって、前記突起として前記リアホルダの前側面に設けられる複数の突起を含み、当該リアホルダに設けられる突起は前向きに突出する、防水コネクタ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の防水コネクタであって、前記突起として前記前側拘束部の後側面に設けられる突起を含み、当該前側拘束部に設けられる突起は後向きに突出する、防水コネクタ。
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