JP2020038884A - リアクトル - Google Patents

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清美 永宮
Kiyomi Eimiya
清美 永宮
和実 芹澤
Kazumi Serizawa
和実 芹澤
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Abstract

【課題】コイルから冷却器への伝熱効率の向上と、絶縁膜除去面同士の短絡防止を両立したリアクトルを提供する。【解決手段】リアクトル2は、絶縁膜で被覆されている巻線4が巻回されたコイル5と、冷却器6と放熱シート12を備えている。冷却器6は、コイル5の平坦な下面5dに対向している。放熱シート12は、冷却器6とコイル5の下面5dの間に挟まれている。コイル5の下面5dにおいて、巻線4の露出した導体42がピッチ方向で隣り合わないように巻線4の絶縁膜41が部分的に除去されている。冷却器6と対向する面に導体42が露出した絶縁膜除去面4aを設けることで伝熱効率が向上する。絶縁膜除去面4aがピッチ方向で隣り合わないので、絶縁膜除去面4a同士の短絡が防止される。【選択図】図4

Description

本明細書が開示する技術は、リアクトルに関する。特に、コイルの一つの平坦な側面に放熱シートを挟んで冷却器が対向しているリアクトルに関する。
角柱形状に巻回されたコイルの一つの側面に放熱シートを挟んで冷却器が対向しているリアクトルが知られている(例えば、特許文献1)。放熱シートは、コイルから冷却器への伝熱を補助するために採用されている。コイルを構成する巻線は、ピッチ方向で隣り合う巻線と短絡しないように絶縁膜で被覆されている。絶縁膜はコイルから放熱シートへの伝熱効率を下げるので、特許文献1のリアクトルでは、コイルの放熱シートに対向している側面において絶縁膜が除去されている。なお、本明細書では、コイルの軸線に平行な面を「コイルの側面」と称する。また、巻線において、絶縁膜が除去されて導体が露出している面を絶縁膜除去面と称する。
特開2016−92313号公報
巻線は絶縁膜で被覆されているため、巻線の導体と、ピッチ方向で隣接する巻線の導体との間は、絶縁膜の膜厚の2倍の距離が離れている。特許文献1のリアクトルでは、ピッチ方向で隣り合う絶縁膜除去面の間は、絶縁膜の膜厚の2倍の距離を隔てることになるが、コイル側面に塵埃などが付着していると、隣り合う絶縁膜除去面が短絡するおそれがある。また、放熱シート内に小さな気泡(ミクロボイド)が存在すると、巻線と冷却器の間でコロナ放電が生じることがある。コロナ放電は樹脂や絶縁膜の炭化を生じ、ピッチ方向で隣り合う絶縁膜除去面の短絡を誘発してしまうおそれがある。本明細書は、コイルから冷却器への伝熱効率の向上と、絶縁膜除去面同士の短絡防止を両立する技術を提供する。
本明細書が開示するリアクトルは、絶縁膜で被覆されている巻線が巻回されたコイルと、冷却器と、放熱シートを備えている。コイルは、少なくとも一つの平坦な側面を有している。冷却器は、コイルの平坦な側面に対向している。放熱シートは、コイルの側面と冷却器の間に挟まれている。コイルの冷却器に対向している側面において、巻線を覆う絶縁膜の一部が除去されている。巻線の絶縁膜は、露出した導体がピッチ方向で隣り合わないように除去されている。例えば、冷却器に対向するコイル側面において、ピッチ方向で一本おきに(あるいは数本おきに)巻線の絶縁膜が除去されている。一つの絶縁膜除去面と、ピッチ方向で隣接する絶縁膜除去面の間には、絶縁膜で被覆された巻線が少なくとも1本は存在するので、絶縁膜除去面同士が短絡する可能性を大きく下げることができる。冷却器に対向しているコイル側面において、千鳥格子状に巻線の被膜が除去されていてもよい。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例のリアクトルの斜視図である。 実施例のリアクトルの斜視図である(コアと樹脂カバーなし)。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 第1変形例のリアクトルのコイルの断面図である。 第2変形例のリアクトルのコイルの底面図である。 第3変形例のリアクトルのコイルの底面図である。 コイルの成形工程の説明図である。
図面を参照して実施例のリアクトル2を説明する。図1に、リアクトル2の斜視図を示す。リアクトル2は、コイル5にコア20が挿通された受動素子である。図1では、コア20とコイル5は樹脂カバー3で覆われており、見えない。リアクトル2は、例えば電気自動車に搭載されるチョッパ型の昇圧コンバータに用いられる。電気自動車の走行用モータは数十キロワットの出力が可能であり、リアクトル2のコイル5には数十キロワットの電力が流れる。大電力が流れるコイル5は発熱量が大きい。それゆえ、リアクトル2は、冷却器6を備えている。図2に、樹脂カバー3とコア20を除去したリアクトル2の斜視図を示す。また、図3に、図1のIII−III線に沿った断面図を示す。図2では、コア20は仮想線で描いてある。
図2、図3を参照してリアクトル2の構造を説明する。コイル5は、平角の巻線4をエッジワイズに巻回したものである。エッジワイズとは、平角の幅広面をコイル軸線方向に向けて巻回する巻き方である。巻線4は、四角柱形状に巻回されている。すなわち、コイル5は、四角柱形状を有している。
コイル5は四角柱形状を有しており、4個の平側面を有している。「コイル5の平側面」とは、コイル5の軸線Caに平行な平坦面を意味する。説明の便宜上、図中の座標系の+Z方向を向く平側面を上面5aと称し、−Z方向を向く平側面を下面5dと称する。また、+Y方向を向く平側面を右側面5bと称し、−Y方向を向く平側面を左側面5cと称する。
冷却器6は、放熱シート12を挟んでコイル5の下面5dと対向している。別言すれば、コイル5の下面5dが放熱シート12を挟んで冷却器6に熱的に接している。また、コア20の下面が放熱シート13を挟んで冷却器6に熱的に接している。冷却器6の下面には複数のフィン7が設けられている。図示は省略しているが、冷却器6の下面は冷媒流路に面しており、フィン7は液体冷媒に晒される。
放熱シート12、13は、耐熱性と柔軟性を有するシリコンゴムで作られている。コイル5と冷却器6はともに金属製であるため、直接に接しても隙間が生じてしまう。そこで、コイル5と冷却器6の間に柔軟な放熱シート12を挟み、コイル5から冷却器6への伝熱を補助する。放熱シート13も同様の目的を有している。
巻線4は、隣接する巻線との短絡を防ぐために、絶縁膜で覆われている。絶縁膜は、典型的にはエナメル被膜である。ただし、絶縁膜は、冷却器6の金属や放熱シート12と比較して伝導率が高くない。リアクトル2では、コイル5から冷却器6への伝熱効率を高めるために、コイル5の冷却器6と対向する下面5dにおいて、巻線4の絶縁膜の一部を除去している。
図4に図3のIV−IV線に沿った断面図を示す。コイル5の下面5dにおいて、巻線4のピッチ方向(図中のX方向)で1本おきに、巻線4の絶縁膜41が除去されており、導体42が下面5dに露出している。巻線4の絶縁膜41が除去された面を、絶縁膜除去面4aと称する。図4に表れているように、巻線4のピッチ方向で隣り合う絶縁膜除去面4aの間には、絶縁膜41で被覆された巻線4が必ず存在するので、ピッチ方向で隣り合う絶縁膜除去面4a同士が短絡してしまう可能性は小さい。実施例のリアクトル2では、コイル5が冷却器6と対向する下面5dにおいて、ピッチ方向で絶縁膜除去面4aが隣り合わないように、巻線4の絶縁膜41の一部が除去されている。下面5dにて絶縁膜41の一部が除去されていることでコイル5から冷却器6への伝熱効率が高まる一方で、隣り合う絶縁膜除去面4a同士が短絡してしまうことが防止される。
(第1変形例)図5に、第1変形例のリアクトル2aの断面図を示す。図5の断面図は、図4の断面図に相当する。第1変形例のリアクトル2aでは、ピッチ方向で2本おきに、巻線4の絶縁膜41が除去されている。別言すれば、下面5dにおいて、ピッチ方向で隣り合う絶縁膜除去面4aの間には、絶縁膜41で覆われた2本の巻線4が存在する。図5のリアクトル2aでは、隣り合う絶縁膜除去面4aの間に、導体42が絶縁膜41で完全に被覆された巻線4が2本介在するので、より一層、短絡が生じ難くなっている。
(第2変形例)図6に、第2変形例のリアクトル2bのコイル5の底面図(下面5dの図)を示す。図6に示したコイル下面5dが、冷却器6と対向する。ハッチングを施してある部分が絶縁膜除去面4aを示している。第2変形例のリアクトル2bでは、絶縁膜除去面4aが千鳥格子状に設けられている。いずれの絶縁膜除去面4aも、ピッチ方向(X方向)の両隣には絶縁膜で被覆されている巻線4が位置している。したがって、ピッチ方向で隣り合う絶縁膜除去面4aが短絡する可能性は小さい。また、ピッチ方向で隣り合う巻線4の絶縁膜除去面4aは、巻線の延設方向(図中のY方向)で距離dLだけ離れているので、短絡する可能性は小さい。
(第3変形例)図7に、第3変形例のリアクトル2cのコイル5の底面図(下面5dの図)を示す。ハッチングを施してある部分が絶縁膜除去面4aを示している。絶縁膜除去面4aは、ピッチ方向(X方向)で1本おきの巻線4に設けられている。図7には、コイル5に挿通されるコア20を破線で示してある。コア20は、コアブロック21、22に分割されており、コイル5の内部で一方のコアブロック21の先端21aと他方のコアブロック22の先端22aが対向している。コアブロック21とコアブロック22は、それらの間のギャップGaが、コイル5の下面5dを平面視したときに絶縁膜除去面4aと重なるように配置されている。コアのギャップGa付近では漏れ磁束による渦電流損失が発生するので発熱量が大きい。発熱量の大きい箇所の近くに絶縁膜除去面4aを配置することで、コイル5とコア20の冷却性能が向上する。
巻線4の絶縁膜41は、コイル5を形成後にレーザなどによって除去してもよいし、巻線4をコイル5の形状に曲げる工程において除去してもよい。図8(A)−(C)に、コイルの成形工程を示す。直線状の平角の巻線4が、一方の幅狭面が円筒状のシャフト51の側面に当接するように支持される。巻線4の他方の幅狭面は、固定コマと呼ばれる固定支持部52と、曲げコマと呼ばれる可動支持部53に当接する。別言すれば、直線状の巻線4は、一方の幅狭面にシャフト51が当接し、他方の幅狭面に支持部52、53が当接して支持される(図8(A))。その状態から可動支持部53がシャフト51の軸線を中心にして直角に回転し、平角の巻線4がエッジワイズに屈曲される(図8(B))。そして、巻線4は、次の屈曲点がシャフト51に当接するように送られる。巻線4を送るときに、カッター54aを幅狭面に押し当て、絶縁膜を除去する(図8(C))。カッター54aの位置は、巻線4を送る方向(図8(C)の矢印方向)に対して固定支持部52よりも後ろであってもよいし、固定支持部52よりも先(破線54bが示す位置)であってもよい。コイル5の下面5dに相当する巻線の部位であって、ピッチ方向の1本おきの部位が通過する毎にカッター54aを当て、必要な箇所だけ絶縁膜を除去する。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例では、コイル5の下面5dが冷却器6に対向する、と説明した。「下面5d」とは、説明の便宜上の呼称であり、コイル5の平坦な側面が冷却器に対向していればよい。実施例のコイル5は、四角柱形状を有している。本明細書が開示する技術は、少なくとも一つの平坦な側面を有するコイルを含むリアクトルに適用可能である。コイル5の巻線4は平角線に限られない。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a−2c:リアクトル
3:樹脂カバー
4:巻線
4a:絶縁膜除去面
5:コイル
6:冷却器
7:フィン
12、13:放熱シート
20:コア
21、22:コアブロック
41:絶縁膜
42:導体

Claims (1)

  1. 絶縁膜で被覆されている巻線が巻回されたコイルであって平坦な側面を有しているコイルと、
    前記側面に対向している冷却器と、
    前記側面と前記冷却器の間に挟まれている放熱シートと、
    を備えており、
    前記側面において、前記巻線の露出した導体がピッチ方向で隣り合わないように前記巻線の前記絶縁膜が部分的に除去されている、リアクトル。
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