JP4482477B2 - 複合型リアクトルの巻線構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に使用される用途又は特性の異なる複数のリアクトルを一の複合型リアクトルとして製品化できる技術に関する。
従来から、リアクトルは多種多様の用途に使用されている。代表的なリアクトルとして、電動機回路に直列に接続し短絡時の電流を制限する直列リアクトル、並列回路間の電流分担を安定させる並列リアクトル、短絡時の電流を制限しこれに接続される機械を保護する限流リアクトル、電動機回路に直列に接続して始動電流を制限する始動リアクトル、送電線路に並列接続されて進相無効電力の補償や異常電圧を抑制する分路リアクトル、中性点と大地間に接続して電力系統の地絡事故時に流れる地絡電流を制限する為に使用する中性点リアクトル、三相電力系統の1線地絡時に発生するアークを自動的に消滅させる消弧リアクトルなどがある。
このように、リアクトルの使用目的は幅広く、同一製品内においても、別用途で複数のリアクトルが配設されている。そして、リアクトルは、各用途に応じた仕様、すなわち、形状、寸法及び構造等を有する製品が製品化されている。例えば、インバータ回路の始動電流等の過電流の抑制を目的として使用されるリアクトルでは、ギャップを有する磁性体のコアに平角線をエッジワイズ巻きで巻回したものがある。(例えば、特許文献1参照)。
また、インバータ回路には、上記のリアクトルの他に、スイッチング素子の負担軽減を目的として、リアクトルを配設しているものもある。
特開2003−124039号公報
上述した従来のリアクトルでは、用途又は特性の異なる複数のリアクトルは別個に製品化されていたため、実装部品の点数及び製造コストが増加するといった問題があった。また、別個に製品化していることから、インバータ回路内に配設される複数のリアクトルのスペースが増加するといった問題もあった。また、複数のリアクトルから発生する漏れインダクタンスが大きく、インバータ回路内の他の部品及び、他の回路に悪影響を与えるといった問題もあった。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、別個に製品化されていた第1のリアクトル及び第2のリアクトルを一の複合型リアクトルとして製品化することで、部品の点数、製造コスト及び、全体的な部品のスペースを削減することができる複合型リアクトルの巻線構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記の巻線構造により、漏れインダクタンスを低減させ得る複合型リアクトルの巻線構造を提供することにある。
上記目的達成のため、第1の発明の複合型リアクトルの巻線構造では、磁性体のコア及び該コアの周囲に巻回された第1の巻線から構成される第1のリアクトルと、前記コア及び前記コアの周囲に巻回された第2の巻線から構成される第2のリアクトルと、を備える複合型リアクトルの巻線構造において、前記第1のリアクトルは、前記第2のリアクトルと用途又は特性が異なり、前記第1の巻線は、エッジワイズ巻きで巻回された平角線であり、前記第2の巻線は、前記平角線の断面から見て長手方向にエッジを持たせる巻き方で巻回された前記平角線であると共に、前記コアに巻回された前記第1の巻線に、更に重ねて形成され、前記第1の巻線の巻き幅と、略等しい巻き幅を有することを特徴としている。
これにより、別個に製品化されていた第1のリアクトル及び第2のリアクトルを一の複合型リアクトルとして製品化できる。よって、別個に製品化された場合に比べて、部品点数を削減でき、製造コストも削減できる。更に、全体的な部品のスペースも削減できる。また、前記第1の巻線は、エッジワイズ巻きで巻回された平角線であり、前記第2の巻線は、前記平角線の断面から見て長手方向にエッジを持たせる巻き方で巻回された前記平角線であるので、第1の巻線と第2の巻線の巻数比が異なっても、平角線をその断面から見て長手方向にエッジを持たせて巻回することで、第2の巻線の巻き幅を調整することができる。また、第1の巻線と第2の巻線の巻幅が略等しいことにより、漏れインダクタンスを低減させつつ、部品点数、製造コスト及び全体的な部品のスペースを削減することができる。
第2の発明の複合型リアクトルの巻線構造では、磁性体のコア及び該コアの周囲に巻回された第1の巻線から構成される第1のリアクトルと、前記コア及び前記コアの周囲に巻回された第2の巻線から構成される第2のリアクトルと、を備える複合型リアクトルの巻線構造において、前記第1のリアクトルは、前記第2のリアクトルと用途又は特性が異なり、前記第2の巻線は、前記第1の巻線の巻き幅よりも、広い巻き幅を有することを特徴としている。ここに、「巻き幅」とは、コアの周囲に巻回された巻線の巻回開始地点から終点までの寸法の内、巻線の巻回直交方向の寸法である。本発明は、第2の巻線の巻き幅、すなわち、巻回直交方向の寸法を、第1の巻線の巻回直交方向の寸法よりも広くする。これにより、第2の巻線の巻き幅が第1の巻線の巻き幅よりも広いので、これにより、漏れインダクタンスを低減させつつ、部品点数、製造コスト及び全体的な部品のスペースを削減することができる。また、これにより、別個に製品化されていた第1のリアクトル及び第2のリアクトルを一の複合型リアクトルとして製品化できる。よって、別個に製品化された場合に比べて、部品点数を削減でき、製造コストも削減できる。また、前記第2の巻線は、エッジワイズ巻きで巻回された前記平角線であり、前記第1の巻線は、前記平角線の断面から見て長手方向に前記エッジを持たせる巻き方で巻回された前記平角線であるので、これにより、第1の巻線と第2の巻線の巻数比が異なっても、平角線をその断面から見て長手方向にエッジを持たせて巻回することで、第1の巻線の巻き幅を調整することができる。
第3の発明の複合型リアクトルの巻線構造では、磁性体のコア及び該コアの周囲に巻回された第1の巻線から構成される第1のリアクトルと、前記コア及び前記コアの周囲に巻回された第2の巻線から構成される第2のリアクトルと、前記コア及び前記コアの周囲に巻回された第3の巻線から構成される第3のリアクトルと、を備える複合型リアクトルの巻線構造において、前記第1のリアクトル及び前記第3のリアクトルは、前記第2のリアクトルと用途又は特性が異なり、前記第1の巻線、第2の巻線、第3の巻線は平角線であり、いずれかひとつはエッジワイズ巻で巻回され、それ以外の2つは長手方向にエッジを持たせる巻き方で巻回されると共に、前記第2の巻線は、前記コアに巻回された前記第1の巻線に、更に重ねて形成され、前記第3の巻線は、前記第2の巻線に、更に重ねて形成され、前記第1の巻線の巻き幅と、前記第2の巻線の巻き幅及び前記第3の巻線の巻き幅が略同じであることを特徴としている。
これにより、別個に製品化されていた第1のリアクトル、第2のリアクトル及び第3のリアクトルを一の複合型リアクトルとして製品化できる。よって、別個に製品化された場合に比べて、部品点数を削減でき、製造コストも削減できる。更に、全体的な部品のスペースも削減できる。また、漏れインダクタンスを低減させることもできる。
また、第1から第3の発明において、複合型リアクトルを熱伝導性ケースに収納し、熱伝導ケースを水冷で強制冷却することにより、過度な電流が流れたときもリアクトルの各部品の温度を温度上昇値の上限以下にすることができる。
本発明に係る複合型リアクトルの巻線構造として、インバータ回路に使用される複合型リアクトルを取り上げて、第1の実施形態について、図1乃至図11を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、本実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1の実施形態の複合型リアクトル10の簡易回路図である。図1では、インバータ回路に使用される第1のリアクトル13及び第2のリアクトル14が示されている。第1のリアクトル13は、インバータ回路の始動電流等の過電流を抑制するため、配設されている。一方、第2のリアクトル14は、スイッチング素子の負担を軽減するため、配設されている。そして、第1の実施形態では、第1のリアクトル13及び第2のリアクトル14を一の複合型リアクトル10として製品化している。具体的には、コア9を共通にして、第1のリアクトル13の巻線12に使用する平角線17(図5参照)をコア9に巻回する。更に、第2のリアクトル14の巻線11に使用する平角線16(図4参照)をコア9に巻回している。なお、一般的に、第1のリアクトル13のインダクタンスは、第2のリアクトル14のインダクタンスより大きいので、第1のリアクトル13をメインのリアクトル、第2のリアクトル14を補助のリアクトルとする。よって、第1のリアクトル13の巻線12をメイン巻線12、第2のリアクトル14の巻線11を補助巻線11として、以下説明する。
図2は、第1の実施形態の複合型リアクトル10の斜視図である。第1の実施形態の複合型リアクトル10は、第1の実施形態のリアクトル部品15を熱伝導性ケース1に収納している。収納後、充填材8を流し込み、固定している。第1の実施形態のリアクトル部品15は、後述するが、主に、メイン巻線12、補助巻線11及びコア9(図1参照)から構成され、電気的な所定の仕様、例えばインダクタンス値などをインバータ回路に提供する。また、通電中、メイン巻線12、補助巻線11及びコア9(図1参照)は発熱する。そこで、熱伝導性ケース1を強制冷却手段で冷却して、リアクトル部品15から発生する熱を効率よく放熱している。
図3は、図2の複合型リアクトル10の分解斜視図である。図3に示すように、複合型リアクトル10は、第1の実施形態のリアクトル部品15、熱伝導性ケース1及び絶縁兼放熱シート7から構成されている。第1の実施形態のリアクトル部品15は、ボビン4に平角線17(図5参照)を巻回してメイン巻線12を形成し、その後、更に平角線16(図4参照)を巻回して補助巻線11を形成している。具体的に説明すると、ボビン4は仕切部4a及び巻枠部4bから構成され、作業効率向上の観点から仕切部4aと巻枠部4bが分離できる構造となっている。第1の実施形態において、仕切部4a及び巻枠部4bは各2個用意される。平角線17(図5参照)を巻枠部4bに巻回してメイン巻線12を形成した後、メイン巻線12を覆うように、平角線16(図4参照)を巻回して補助巻線11を形成している。これにより、後述するが、漏れインダクタンスを低減させている。なお、メイン巻線12及び補助巻線11の端部であるリード部11c(図4参照)及び12c(図5参照)は被覆を剥離し、導体を剥き出し状態にしており、図示しない圧着端子等を設けて、インバータ回路に接続されている。
次に、巻枠部4bにメイン巻線12及び補助巻線11を形成した後、巻枠部4bの両端から仕切部4aを嵌め込む。次に、コア9を巻枠部4bに挿入する。ここで、コア9は、複数の磁性体のブロック3a、3b及び各ブロック3b間に磁気ギャップとして挿入されるシート材6から構成されている。第1の実施形態のコア9は、2個のブロック3a、6個のブロック3b及び8枚のシート材6から構成されている。そのコア9の形状は略リング状になっており、その直線部である磁性体のブロック3bとシート材6は、図3に示すリアクトル部品15の巻枠部4bの部分に挿入されている。このコア9に直線部は2ヶ所あり、各直線部に巻枠部4bを介してメイン巻線12及び補助巻線11が形成され、所定の電気的特性が得られている。磁性体のブロック3aは各直線部と結合し、このコア9を略リング状にしている。また、磁性体のブロック3aはリアクトル部品15の巻枠部4bの部分に挿入されないことから、外れ易いように見える。しかし、磁性体のブロック3bとシート材6をボビン4の巻枠部4bに挿入した後、ブロック3aとシート材6を接着している。これから、磁性体のブロック3aは外れない構造となっている。
上記の手順で、第1の実施形態のリアクトル部品15は形成されている。その後、熱伝導性ケース1の図示しない底面に絶縁兼放熱シート7を敷いた後、熱伝導性ケース1にリアクトル部品15を収納する。次に、充填材8(図2参照)を熱伝導性ケース1内に流し込み、熱伝導性ケース1とリアクトル部品15を固定する。絶縁兼放熱シート7は、補助巻線11と熱伝導性ケース1間に配設され、両者を絶縁する。更に、第1の実施形態の絶縁兼放熱シート7は、周囲の充填材8よりも熱伝導率が良いシートを使用しているので、補助巻線11から発生した熱を効率良く熱伝導性ケース1に伝導させることができる。これにより、強制冷却手段で冷却された熱伝導性ケース1から、リアクトル部品15から発生する熱を効率よく放熱している。
次に、本発明の特徴部分である複合型リアクトル10の巻線構造について説明する。図4は、図2の複合型リアクトル10に使用する補助巻線11の斜視図である。図4に示す補助巻線11に使用する平角線16は、平角線16の断面から見て長手方向にエッジを持たせて巻回される。また、補助巻線11は、巻き幅W1を有する2個の巻回部11a及び11b、リード部11c並びに、2個の巻回部11a及び11bを接続する連絡部11dから構成される。これから、2個の巻回部11a及び11b、リード部11c並びに連絡部11dは導通している。また、2個の巻回部11a、11bは2個の巻枠部4bにそれぞれ巻回される。ここで、巻き幅W1は図4に示すように、補助巻線11の巻回部11a及び11bの巻回開始地点から終点までの寸法の内、補助巻線11の巻回直交方向の寸法である。第1の実施形態では、長手方向の寸法d1、厚さt1の平角線16を使用して、補助巻線11を形成している。具体的には、平角線16をその断面から見て長手方向にエッジを持たせて巻回する。その際、図4に示した巻線間隔P1を保持して、巻数分巻回する。これから、上記の巻き幅W1は、補助巻線11を形成する平角線16の長手方向の寸法d1の巻数倍及び、巻線間隔P1の(巻数−1)倍の合計に略等しい。上記の補助巻線11の巻数は、使用するコア9(図2参照)の特性を変更しない限り、補助巻線11に要求される電気的特性、例えば、インダクタンス等により決まる。また、巻線間隔P1は補助巻線11間の電圧に依存する。すなわち、巻き幅W1は、使用するコア9(図2参照)、補助巻線11間の電圧及び、補助巻線11に要求される電気的特性、例えば、インダクタンス等を変更しない限り、平角線16の長手方向の寸法d1に比例する。よって、平角線16の長手方向の寸法d1を大きくすることで、巻き幅W1を広くすることができる。また、補助巻線11の端部であるリード部11cは被覆を剥離し、導体を剥き出し状態にしている。リード部11cに図示しない圧着端子等を設けて、インバータ回路に接続している。
図5は、図2の複合型リアクトル10に使用するメイン巻線12の斜視図である。図5に示すように、メイン巻線12に使用する平角線17は、エッジワイズ巻きで巻回されている。また、メイン巻線12は、補助巻線11と同様に、巻き幅W2を有する2個の巻回部12a及び12b、リード部12c並びに、2個の巻回部12a及び12bを接続する連絡部12dから構成される。これから、2個の巻回部12a及び12b、リード部12c並びに連絡部12dは導通している。補助巻線11と同様に、2個の巻回部12a、12bは2個の巻枠部4bにそれぞれ巻回される。ここで、巻き幅W2は図5に示すように、メイン巻線12の巻回部12a及び12bの巻回開始地点から終点までの寸法の内、メイン巻線12の巻回直交方向の寸法である。第1の実施形態では、長手方向の寸法d2、厚さt2の平角線17を使用して、メイン巻線12を形成している。具体的には、平角線17をエッジワイズ巻きで、図5に示した巻線間隔P2を保持して、巻数分巻回している。これから、上記の巻き幅W2は、メイン巻線12を形成する平角線17の厚さt2の巻数倍及び、巻線間隔P2の(巻数−1)倍の合計に略等しい。上記のメイン巻線12の巻数は、補助巻線11と同様に、使用するコア9(図2参照)の特性を変更しない限り、メイン巻線12に要求される電気的特性、例えば、インダクタンス等により決まる。また、巻線間隔P2はメイン巻線12間の電圧に依存する。すなわち、巻き幅W2は、使用するコア9(図2参照)、メイン巻線12間の電圧及び、メイン巻線12に要求される電気的特性、例えば、インダクタンス等を変更しない限り、平角線17の厚さt2に比例する。よって、平角線17の厚さt2を変更することで、巻き幅W2を広くすることができる。しかし、厚さt2を厚くすると、巻き幅W2が広くなり、リアクトル部品15(図2参照)が小型化できないといった弊害がある。また、メイン巻線12の端部であるリード部12cは被覆を剥離し、導体を剥き出し状態にしている。リード部12cに図示しない圧着端子等を設けて、インバータ回路に接続している。
図4に示した補助巻線11に比べて、メイン巻線12は要求される電気的特性、例えば、インダクタンス値が大きいため、巻数が増加している。後述するように、第1の実施形態に係る複合型リアクトル10の巻線構造では、漏れインダクタンスを低減しつつ、複合型リアクトル10を小型化するために、メイン巻線12の巻き幅W2と補助巻線11(図4参照)の巻き幅W1(図4参照)をできる限り等しくしたい。しかし、一般的に、平角線を流れる電流の大きさで、平角線の断面積が決まることから、平角線16(図4参照)をエッジワイズ巻きで巻回した場合の巻き幅に合わせて、メイン巻線12に使用する平角線17の厚さt2を薄くし、メイン巻線12の巻き幅W2を狭くしようとすると、平角線17の長手方向の寸法d2が大きくなる。そのため、エッジワイズ巻きで巻回し難くなるといった問題があった。また、上述したように、巻線間隔P2はメイン巻線12間の電圧に依存するため、巻き幅W2を狭くするにも限界があった。そこで、第1の実施形態では、平角線17をエッジワイズ巻きで巻回して、メイン巻線12を形成しつつ、平角線16(図4参照)をその断面から見て長手方向にエッジを持たせて巻回して、補助巻線11(図4参照)を形成している。これにより、平角線16(図4参照)を流れる電流の大きさで決まる平角線16(図4参照)の断面積を変更することなく、補助巻線11(図4参照)に使用する平角線16(図4参照)の厚さt1(図4参照)を薄くし、長手方向の寸法d1(図4参照)を大きくすることで、補助巻線11(図4参照)の巻き幅W1(図4参照)を広くできる。すなわち、補助巻線11(図4参照)の巻き幅W1(図4参照)とメイン巻線12の巻き幅W2を等しくできる。
図6は、図2の複合型リアクトル10の補助巻線11とメイン巻線12を形成した状態を示す斜視図である。図7は、一点鎖線で指定された領域Aにより切り取られた図6の巻線の断面を示す斜視図である。
図6において、補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)及びメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)は等しくなっている。ここで、補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)がメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)よりも広く、補助巻線11がメイン巻線12を覆っていれば、結合係数を大きくすることができる。よって、漏れインダクタンスを低減させることができる。しかし、補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)がメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)より広いと、それだけ、リアクトル部品15(図2参照)が大きくなり、小型化できない。そこで、補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)とメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)を等しくしている。また、図7に示すように、第1の実施形態では、補助巻線11とメイン巻線12を可能な限り重なる配置で形成されている。これは、補助巻線11とメイン巻線12の重なり部分が広いほど、結合係数を大きくすることができるためである。図7に示した第1の実施形態の特徴部分である巻線構造により、第1のリアクトル13(図1参照)と第2のリアクトル14(図1参照)を一の複合型リアクトル10(図1参照)として製品化することができる。よって、部品点数、製造コスト及び全体的な部品のスペースを削減することもできる。更に、メイン巻線12は、要求される電気的特性、例えば、インダクタンス値、電圧値、電流値等により、使用する平角線17(図5参照)の長手方向の寸法d2(図5参照)、厚さt2(図5参照)、巻数及び巻線間隔P2(図5参照)を変更し難いが、補助巻線11に使用する平角線16(図4参照)の長手方向の寸法d1(図4参照)、厚さt1(図4参照)を変更することで、巻き幅W1(図4参照)を調整することができる。これにより、確実に補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)とメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)を略等しくすることができる。
図8は、図6にボビン4(図3参照)を組み立てた状態を示す斜視図である。図8は、図6に示したメイン巻線12と補助巻線11をボビン4(図3参照)の2個の巻枠部4b(図3参照)に形成し、上記の巻枠部4b(図3参照)の両端から2個の仕切部4aを嵌め込んでいる。更に、コア9(図1参照)を巻枠部4b(図3参照)に挿入することでリアクトル部品15(図2参照)が形成される。
図9は、図8にコア9を組み立てたリアクトル部品15の斜視図、図10は、一点鎖線で指定された領域Bにより切り取られた図9のリアクトル部品の断面を示す斜視図、図11は、一点鎖線で指定された領域Cにより切り取られた図9のリアクトル部品の断面を示す斜視図である。
更に、2個の巻枠部4b(図3参照)にコア9の磁性体のブロック3b(図3参照)及びシート材6(図3参照)を挿入し、仕切部4aの両側から磁性体のブロック3a(図3参照)で挟むことで、リアクトル部品15を形成している。このリアクトル部品15だけで、電気的な所定の仕様を満足させることはできる。しかし、強制冷却手段を有する機器の電気回路に使用される場合、リアクトル部品15のメイン巻線12、補助巻線11及びコア9から、絶縁材の耐熱グレードと仕様要求で決まる温度上昇の上限値を超える熱が発生し、この発熱により絶縁材料の絶縁破壊が生ずる。一般的に、巻線は巻線の線径に対して過度な電流が流れたときに発熱し、コアは電圧によって発熱するため、リアクトル部品の温度上昇を上記の上限値以下にしようとすると、リアクトル部品のサイズが大きくなる。そこで、第1の実施形態に係る複合型リアクトル10では、図2に示したように、上記のリアクトル部品15を熱伝導性ケース1に収納し、充填材8で固定し、熱伝導性ケース1を強制冷却(例えば、空冷または水冷)することで、温度上昇値の上限を超えないように、リアクトル部品15内部の温度を温度上昇値の上限以下にしている。
また、図10及び図11は、メイン巻線12及び補助巻線11をボビン4の巻枠部4bに形成し、巻枠部4bの両端から仕切部4aを嵌め込み、更に、巻枠部4bにコア9(図1参照)の磁性体のブロック3bとシート材6を挿入した後、磁性体のブロック3aで挟むことで形成されるリアクトル部品15の断面を示している。図10及び図11に示したように、メイン巻線12を巻枠部4bに形成した後、メイン巻線12を確実に覆うように、補助巻線11が形成されている。これにより、第1のリアクトル13(図1参照)及び第2のリアクトル14(図1参照)を一の複合型リアクトル10(図1参照)として製品化できる。よって、部品点数、製造コスト及び全体的な部品のスペースを削減することができる。また、補助巻線11とメイン巻線12の重なり部分が広いので、結合係数を大きくすることができ、よって、漏れインダクタンスを低減させることができる。更に、メイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)と補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)が略等しいので、リアクトル部品15を小型化することもできる。
次に、第2の実施形態の複合型リアクトル20について、図12乃至図15を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、本実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。更に、第1の実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
図12は、第2の実施形態の複合型リアクトル20の斜視図である。第2の実施形態の複合型リアクトル20は、第1の実施形態の複合型リアクトル10(図1参照)と、リアクトル部品25のみが異なっている。すなわち、複合型リアクトル20は、リアクトル部品25を熱伝導性ケース1に収納し、その後、充填材8を流し込むことで形成される。熱伝導性ケース1及び充填材8は第1の実施形態の複合型リアクトル10(図1参照)と同じものである。
図13は、図12の複合型リアクトル20の分解斜視図である。図13に示すように、複合型リアクトル20は、第2の実施形態のリアクトル部品25、熱伝導性ケース1及び絶縁兼放熱シート7から構成されている。第2の実施形態のリアクトル部品25は、第1の実施形態のリアクトル部品15(図2参照)と巻線構造のみ異なっている。メイン巻線22は、第1の実施形態のメイン巻線12(図5参照)と同じ平角線17(図5参照)を使用している。すなわち、平角線17(図5参照)の長手方向の寸法d2(図5参照)及び厚さt2(図5参照)は同じである。電気的特性も同じことから、メイン巻線22の巻数もメイン巻線12(図5参照)の巻数と同じである。更に、メイン巻線22の巻線間隔もメイン巻線12の巻線間隔P2(図5参照)と同じである。よって、メイン巻線22の巻き幅はメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)と等しくなる。また、補助巻線21も、第1の実施形態の補助巻線11(図4参照)と同じ平角線16(図4参照)を使用している。すなわち、平角線16(図4参照)の長手方向の寸法d1(図4参照)及び厚さt1(図4参照)は同じである。電気的特性も同じことから、補助巻線21の巻数も補助巻線11(図4参照)の巻数と同じである。更に、補助巻線21の巻線間隔も補助巻線11の巻線間隔P1(図4参照)と同じである。よって、補助巻線21の巻き幅は補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)と等しくなる。
一方、リアクトル部品25は、第1の実施形態のリアクトル部品15(図2参照)と異なり、平角線16(図4参照)を巻枠部4bに巻回して、補助巻線21を形成する。平角線16は、その断面から見て長手方向にエッジを持たせて、第1の実施形態と同様に巻回される。その後、補助巻線21を覆うように、平角線17(図5参照)を巻回してメイン巻線22を形成する。平角線17は、エッジワイズ巻きで、第1の実施形態と同様に巻回される。これにより、後述するが、漏れインダクタンスを低減させている。なお、第1の実施形態と同様に、メイン巻線22及び補助巻線21の端部である図示しないリード部は被覆を剥離し、導体を剥き出し状態にしており、図示しない圧着端子等を設けて、インバータ回路に接続されている。
その後、仕切部4aを巻枠部4bの両側から嵌め込む。巻枠部4bにコア9を挿入して、第2の実施形態のリアクトル部品25は形成されている。なお、コア9は第1の実施形態と同じであり、複数の磁性体のブロック3a、3b及び各ブロック3b間に磁気ギャップとして挿入されるシート材6から構成されている。その後、第1の実施形態と同様に、熱伝導性ケース1の図示しない底面に絶縁兼放熱シート7を敷いた後、熱伝導性ケース1にリアクトル部品25を収納する。その後、充填材8(図12参照)を熱伝導性ケース1内に流し込み、熱伝導性ケース1とリアクトル部品25を固定して、第2の実施形態の複合型リアクトル20を形成している。
次に、第2の実施形態の複合型リアクトル20の巻線構造について説明する。図14は、図12の複合型リアクトル20の補助巻線22とメイン巻線21を形成した状態を示す斜視図、図15は、一点鎖線で指定された領域Dにより切り取られた図14の巻線の断面を示す斜視図である。上述したように、メイン巻線22は、第1の実施形態のメイン巻線12(図5参照)と同じ平角線17(図5参照)を使用している。平角線17(図5参照)は、第1の実施形態と同様に巻回されている。更に、メイン巻線22の巻き幅をメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)と等しくしている。また、補助巻線21も、第1の実施形態の補助巻線11(図4参照)と同じ平角線16(図4参照)を使用している。平角線16(図4参照)は、第1の実施形態と同様に巻回されている。更に、補助巻線21の巻き幅を補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)と等しくしている。
第2の実施形態の特徴は、図14及び15に示すように、補助巻線21をメイン巻線22の内側に形成していることである。図14及び図15において、第1の実施形態と同様に、補助巻線21の巻き幅W1及びメイン巻線22の巻き幅W2は等しくなっている。更に、第2の実施形態では、コア9(図1参照)及び補助巻線21から構成される第1のリアクトルと、コア9(図1参照)及びメイン巻線22から構成される第2のリアクトルを一の複合型リアクトル20(図12参照)として製品化することができる。よって、部品点数、製造コスト及び全体的な部品のスペースを削減することができる。また、補助巻線21を覆うように、メイン巻線12が形成されているので、結合係数を大きくすることができ、よって、漏れインダクタンスを低減させることができる。なお、第2の実施形態では、補助巻線21を覆うようにメイン巻線22を形成するため、図15のように補助巻線21の連絡部21dはメイン巻線22の巻き幅W2の左側に配置される。補助巻線21の巻き幅W1とメイン巻線22の巻き幅W2が同じことから、図14に示したように、第1の実施形態に比べて、補助巻線21とメイン巻線22が重なり部分が狭くなっている。これにより、後述するが、第1の実施形態に比べて結合係数が小さくなっている。更に、メイン巻線22は、補助巻線21より要求される電気的特性、例えば、インダクタンス値等が大きく、補助巻線21より発生する熱量も大きい。そのため、補助巻線22をメイン巻線21の内側に巻回することで、充填材8(図12参照)を介して、メイン巻線21の発熱を熱伝導性ケース1(図12参照)に効率良く伝導させることもできる。
次に、第3の実施形態の複合型リアクトル30について、図16乃至図19を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、本実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。更に、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
図16は、第3の実施形態の複合型リアクトル30の斜視図である。第3の実施形態の複合型リアクトル30は、第1の実施形態の複合型リアクトル10(図2参照)と、リアクトル部品35のみが異なっている。すなわち、複合型リアクトル30は、リアクトル部品35を熱伝導性ケース1に収納し、その後、充填材8を流し込むことで形成される。熱伝導性ケース1及び充填材8は第1の実施形態の複合型リアクトル10(図2参照)と同じものである。
図17は、図16の複合型リアクトル30の分解斜視図である。図17に示すように、複合型リアクトル30は、第3の実施形態のリアクトル部品35、熱伝導性ケース1及び絶縁兼放熱シート7から構成されている。第3の実施形態のリアクトル部品35は、第1の実施形態のリアクトル部品15(図2参照)と巻線構造のみが異なっている。
メイン巻線32は、第1の実施形態のメイン巻線12(図5参照)と同じ平角線17(図5参照)を使用している。すなわち、平角線17(図5参照)の長手方向の寸法d2(図5参照)及び厚さt2(図5参照)は同じである。電気的特性も同じことから、メイン巻線32の巻数もメイン巻線12(図5参照)の巻数と同じである。更に、メイン巻線32の巻線間隔もメイン巻線12の巻線間隔P2(図5参照)と同じである。よって、メイン巻線32の巻き幅はメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)と等しくなる。また、第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33も、第1の実施形態の補助巻線11(図4参照)と同じ平角線16(図4参照)を使用している。すなわち、平角線16(図4参照)の長手方向の寸法d1(図4参照)及び厚さt1(図4参照)は同じである。電気的特性も同じことから、第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33の巻数も補助巻線11(図4参照)の巻数と同じである。更に、第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33の巻線間隔も補助巻線11の巻線間隔P1(図4参照)と同じである。よって、第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33の巻き幅は補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)と等しくなる。
一方、リアクトル部品35は、第1の実施形態のリアクトル部品15(図2参照)と異なり、平角線16(図4参照)を巻枠部4bに巻回して、第1の補助巻線31を形成している。平角線16は、その断面から見て長手方向にエッジを持たせて、第1の実施形態と同様に巻回される。その後、第1の補助巻線31を覆うように、平角線17(図5参照)を巻回してメイン巻線32を形成する。平角線17は、エッジワイズ巻きで、第1の実施形態と同様に巻回される。更に、メイン巻線32を確実に覆うように、平角線16(図4参照)を巻回して、第2の補助巻線33を形成する。平角線16は、その断面から見て長手方向にエッジを持たせて、第1の実施形態と同様に巻回される。これにより、後述するが、漏れインダクタンスを低減させている。なお、第1の実施形態と同様に、メイン巻線32及び第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33の端部である図示しないリード部は被覆を剥離し、導体を剥き出し状態にしており、図示しない圧着端子等を設けて、インバータ回路に接続されている。
その後、仕切部4aを巻枠部4bの両側から嵌め込む。巻枠部4bにコア9を挿入して、第3の実施形態のリアクトル部品35は形成されている。なお、コア9は第1の実施形態と同じであり、複数の磁性体のブロック3a、3b及び各ブロック3b間に磁気ギャップとして挿入されるシート材6から構成されている。その後、第1の実施形態と同様に、熱伝導性ケース1の図示しない底面に絶縁兼放熱シート7を敷いた後、熱伝導性ケース1にリアクトル部品35を収納する。その後、充填材8(図16参照)を熱伝導性ケース1内に流し込み、熱伝導性ケース1とリアクトル部品35を固定して、第3の実施形態の複合型リアクトル30を形成している。
次に、第3の実施形態の複合型リアクトル30の巻線構造について説明する。図18は、図16の複合型リアクトル30の第1の補助巻線31、第2の補助巻線33とメイン巻線32を形成した状態を示す斜視図、図19は、一点鎖線で指定された領域Eにより切り取られた図18の巻線の断面を示す斜視図である。
上述したように、メイン巻線32は、第1の実施形態のメイン巻線12(図5参照)と同じ平角線17(図5参照)を使用している。平角線17(図5参照)は第1の実施形態と同様に巻回されている。更に、メイン巻線32の巻き幅をメイン巻線12の巻き幅W2(図5参照)と等しくしている。また、第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33も、第1の実施形態の補助巻線11(図4参照)と同じ平角線16(図4参照)を使用している。平角線16(図4参照)は第1の実施形態と同様に巻回されている。更に、第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33の巻き幅を補助巻線11の巻き幅W1(図4参照)と等しくしている。
第3の実施形態の特徴は、図18及び19に示すように、第1の補助巻線31をメイン巻線32の内側に形成し、第2の補助巻線33をメイン巻線32の外側に形成していることである。図18及び図19において、第1の実施形態と同様に、第1の補助巻線31の巻き幅W1、第2の補助巻線33の巻き幅W1及びメイン巻線32の巻き幅W2は等しくなっている。更に、第3の実施形態では、コア9(図1参照)及び第1の補助巻線31から構成される第1のリアクトルと、コア9(図1参照)及びメイン巻線32から構成される第2のリアクトルと、コア9(図1参照)及び第2の補助巻線33から構成される第3のリアクトルと、を一の複合型リアクトル30(図16参照)として製品化することができる。よって、部品点数、製造コスト及び全体的な部品のスペースを削減することができる。また、第3の実施形態では、第1の補助巻線31を覆うように、メイン巻線32が形成されているので、第2の実施形態と同様に、結合係数を大きくすることができ、よって、漏れインダクタンスを低減させることができる。なお、第3の実施形態では、第1の補助巻線31を覆うようにメイン巻線32を形成するため、図19のように第1の補助巻線31の連絡部31dはメイン巻線32の巻き幅W2の左側に配置される。第1の補助巻線31の巻き幅W1とメイン巻線32の巻き幅W2が同じことから、図18に示したように、第1の実施形態に比べて、第1の補助巻線31とメイン巻線32が重なり部分が狭くなっている。これにより、後述するが、第1の実施形態に比べて結合係数が小さくなっている。しかし、図19に示すように、メイン巻線32を挟んで、第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33を形成していることから、以下に説明するが、第1の実施形態及び第2の実施形態に比べて、更に結合係数を大きくすることができる。よって、第1の実施形態及び第2の実施形態に比べて、更に漏れインダクタンスを低減させることができる。
次に、従来のリアクトル部品、第1の実施形態のリアクトル部品15、第2の実施形態のリアクトル部品25及び第3の実施形態のリアクトル部品35の結合係数について比較する。なお、リアクトル部品の結合係数が大きくなると、漏れインダクタンスは低減する。従来のリアクトル部品は、第1の実施形態と同様に、ボビン4の巻枠部4bに補助巻線11をエッジワイズ巻きで巻回する。巻回後、補助巻線11と別個に、巻枠部4bにメイン巻線12をエッジワイズ巻きで巻回している。その後、仕切部4aを巻枠部4bの両側から嵌め込む。巻枠部4bにコア9を挿入して、従来のリアクトル部品を形成する。以上の4種類リアクトル部品について、各巻線の結合係数を計測した測定結果を表1に示す。
表1.各リアクトル部品の結合係数の比較表
Figure 0004482477
表1に示すように、従来のリアクトル部品に比べて、第1の実施形態のリアクトル部品15、第2の実施形態のリアクトル部品25及び第3の実施形態リアクトル部品35は、何れも、結合係数が大きくなっている。これから、漏れインダクタンスを低減することができる。表1によれば、メイン巻線の巻き幅と補助巻線の巻き幅を等しくし、メイン巻線と補助巻線を重ねて形成することで、結合係数を大きくすることができる。よって、漏れインダクタンスを低減することができる。また、第1の実施形態のリアクトル部品15は、第2の実施形態のリアクトル部品25よりも結合係数が大きい。上述したように第2の実施形態では、メイン巻線22が補助巻線21を覆うように形成されるため、補助巻線21の連絡部21dは、メイン巻線22の巻き幅W2の左側に設けられる必要があり、補助巻線21の巻き幅W1とメイン巻線22の巻き幅W2が同じことから、図14に示したように、第1の実施形態に比べて、補助巻線21とメイン巻線22が重なり部分が狭くなっている。これにより、第1の実施形態のリアクトル部品15は、第2の実施形態のリアクトル部品25に比べて結合係数が大きくなる。よって、第1の実施形態のリアクトル部品15は、第2の実施形態のリアクトル部品25よりも、漏れインダクタンスを削減できる。しかし、上述したように、第2の実施形態のリアクトル部品25は、第1の実施形態のリアクトル部品15より、メイン巻線22の発熱を効率良く放熱させることができる。更に、第3の実施形態のリアクトル部品35は、第1の実施形態のリアクトル部品15及び第2の実施形態のリアクトル部品25よりも、結合係数が大きい。すなわち、メイン巻線32を第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33で挟み込んで形成することで、結合係数を大きくでき、漏れインダクタンスをより削減することができる。
以上のように、第1の実施形態に係る複合型リアクトル10の巻線構造によれば、磁性体のコア9及びコア9の周囲に巻回された第1の巻線であるメイン巻線12から構成される第1のリアクトル13と、コア9及びコア9の周囲に巻回された第2の巻線である補助巻線11から構成される第2のリアクトル14と、を備えている。更に、第1のリアクトル13は、第2のリアクトル14と用途又は特性が異なり、補助巻線11は、コア9に巻回されたメイン巻線12に、更に重ねて形成されている。
これにより、別個に製品化されていた第1のリアクトル13及び第2のリアクトル14を一の複合型リアクトル10として製品化できる。よって、別個に製品化された場合に比べて、部品点数を削減でき、製造コストも削減できる。更に、全体的な部品のスペースも削減できる。
また、本発明の複合型リアクトルの巻線構造によれば、補助巻線11は、メイン巻線12の巻き幅W2よりも、広い巻き幅W1を有していても良い。このようにすれば、補助巻線11の巻き幅W1がメイン巻線12の巻き幅W2よりも広いので、これにより、漏れインダクタンスを低減させつつ、部品点数、製造コスト及び全体的な部品のスペースを削減することができる。
また、第1の実施形態に係る複合型リアクトル10の巻線構造によれば、補助巻線11は、メイン巻線12の巻き幅W2と、略等しい巻き幅W1を有している。これにより、漏れインダクタンスを低減させつつ、部品点数、製造コスト及び全体的な部品のスペースを削減することができる。
また、第1の実施形態に係る複合型リアクトル10の巻線構造によれば、メイン巻線12は、エッジワイズ巻きで巻回された平角線17であり、補助巻線11は、平角線16の断面から見て長手方向にエッジを持たせる巻き方で巻回された平角線16であるので、メイン巻線12と補助巻線11の巻数比が異なっても、平角線16をその断面から見て長手方向にエッジを持たせて巻回することで、補助巻線11の巻き幅W1を調整することができる。
また、第2の実施形態に係る複合型リアクトル20の巻線構造によれば、メイン巻線22は、エッジワイズ巻きで巻回された平角線17であり、補助巻線21は、平角線16の断面から見て長手方向にエッジを持たせる巻き方で巻回された平角線16であるので、補助巻線21とメイン巻線22の巻数比が異なっても、平角線16をその断面から見て長手方向にエッジを持たせて巻回することで、補助巻線21の巻き幅W1を調整することができる。
また、第3の実施形態に係る複合型リアクトル30の巻線構造によれば、磁性体のコア9及びコア9の周囲に巻回された第1の巻線である第1の補助巻線31から構成される第1のリアクトルと、コア9及びコア9の周囲に巻回された第2の巻線であるメイン巻線32から構成される第2のリアクトルと、コア9及びコア9の周囲に巻回された第3の巻線である第2の補助巻線33から構成される第3のリアクトルと、を備えている。更に、第1のリアクトル及び第3のリアクトルは、第2のリアクトルと用途又は特性が異なり、メイン巻線32は、コア9に巻回された第1の補助巻線31に、更に重ねて形成され、第2の補助巻線33は、メイン巻線32に、更に重ねて形成され、第1の補助巻線31の巻き幅W1と、メイン巻線32の巻き幅W2及び第2の補助巻線33の巻き幅W1が略同じにしている。
これにより、別個に製品化されていた第1のリアクトル、第2のリアクトル及び第3のリアクトルを一の複合型リアクトル30として製品化できる。よって、別個に製品化された場合に比べて、部品点数を削減でき、製造コストも削減できる。更に、全体的な部品のスペースも削減できる。また、漏れインダクタンスを低減させることもできる。
なお、以上に述べた実施形態は、本発明の実施の一例であり、本発明の範囲はこれらに限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で、他の様々な実施形態に適用可能である。例えば、第1の実施形態のメイン巻線12は、巻回部12a及び12bに分割されているが、特にこれに限定されるものでなく、分割されていなくとも良い。同様に、第2の実施形態のメイン巻線22及び第3の実施形態の巻線32も分割されているが、特にこれに限定されるものでなく、分割されていなくとも良い。また、平角線17をエッジワイズ巻きで巻回しているが、特にこれに限定されるものでなく、他の巻回方法でも適用可能である。
また、第1の実施形態の補助巻線11は、巻回部11a及び11bに分割されているが、特にこれに限定されるものでなく、分割さていなくとも良い。同様に、第2の実施形態の補助巻線21、第3の実施形態の第1の補助巻線31及び第2の補助巻線33も分割されているが、特にこれに限定されるものでなく、分割さていなくとも良い。また、平角線16をその断面から見て長手方向にエッジを持たせて巻回しているが、特にこれに限定されるものでなく、補助巻線11、21、31及び33の巻き幅W1とメイン巻線12、22及び32の巻き幅W2を略等しくできれば、他の巻回方法でも適用可能である。
また、第1の実施形態では、巻回部11a、11bの巻数を記載していないが、要求された電気的特性を満足できれば、何回でも良い。同様に、巻回部12a、12bの巻数も、要求された電気的特性を満足できれば、何回でも良い。
また、第2の実施形態のリアクトル部品25では、連絡部21dがメイン巻線22の巻き幅W2の左側に設けられているため、補助巻線21とメイン巻線22の重なり部分が、第1の実施形態のリアクトル部品15に比べて狭くなっているが、特にこれに限定されるものでなく、補助巻線21は巻回されていれば、他の形状でも良い。すなわち、補助巻線21の連絡部21dを、第1の実施形態のリアクトル部品15を使用されたメイン巻線12の連絡部12dの形状のようにすれば、補助巻線21とメイン巻線22の重なり部分を広くすることができ、結合係数を大きくすることができる。また、補助巻線21の巻き幅W1とメイン巻線22の巻き幅W2を等しくしているため、補助巻線21とメイン巻線22の重なり部分が、第1の実施形態のリアクトル部品15に比べて狭くなっているが、特にこれに限定されるものでなく、補助巻線21の巻き幅W1をメイン巻線22の巻き幅W2より広くしても良い。補助巻線21の巻き幅W1を広くすることで、補助巻線11の形状を変更することなく、補助巻線21とメイン巻線22の重なり部分を、第1の実施形態のリアクトル部品15と同等にすることができる。
また、第3の実施形態のリアクトル部品35では、連絡部31dがメイン巻線32の巻き幅W2の左側に設けられているため、第1の補助巻線31とメイン巻線32の重なり部分が、第1の実施形態のリアクトル部品15に比べて狭くなっているが、特にこれに限定されるものでなく、第1の補助巻線31は巻回されていれば、他の形状でも良い。すなわち、第1の補助巻線31の連絡部31dを、第1の実施形態のリアクトル部品15を使用されたメイン巻線12の連絡部12dの形状のようにすれば、第1の補助巻線31とメイン巻線32の重なり部分を広くすることができ、結合係数を大きくすることができる。また、第1の補助巻線31の巻き幅W1とメイン巻線32の巻き幅W2を等しくしているため、第1の補助巻線31とメイン巻線32の重なり部分が、第1の実施形態のリアクトル部品15に比べて狭くなっているが、特にこれに限定されるものでなく、第1の補助巻線31の巻き幅W1をメイン巻線32の巻き幅W2より広くしても良い。補助巻線21の巻き幅W1を広くすることで、補助巻線11の形状を変更することなく、補助巻線21とメイン巻線22の重なり部分を、第1の実施形態のリアクトル部品15と同等にすることができる。
インバータ回路のように、複数のリアクトルを必要とする回路を有する電子機器であれば、何れも適用可能である。
第1の実施形態の複合型リアクトルの簡易回路図である。 第1の実施形態の複合型リアクトルの斜視図である。 図2の複合型リアクトルの分解斜視図である。 図2の複合型リアクトルに使用する補助巻線の斜視図である。 図2の複合型リアクトルに使用するメイン巻線の斜視図である。 図2の複合型リアクトルの補助巻線とメイン巻線を形成した状態を示す斜視図である。 一点鎖線で指定された領域Aにより切り取られた図6の巻線の断面を示す斜視図である。 図6にボビンを組み立てた状態を示す斜視図である。 図8にコアを組み立てたリアクトル部品の斜視図である。 一点鎖線で指定された領域Bにより切り取られた図9のリアクトル部品の断面を示す斜視図である。 一点鎖線で指定された領域Cにより切り取られた図9のリアクトル部品の断面を示す斜視図である。 第2の実施形態の複合型リアクトルの斜視図である。 図12の複合型リアクトルの分解斜視図である。 図12の複合型リアクトルの補助巻線とメイン巻線を形成した状態を示す斜視図である。 一点鎖線で指定された領域Dにより切り取られた図14の巻線の断面を示す斜視図である。 第3の実施形態の複合型リアクトルの斜視図である。 図16の複合型リアクトルの分解斜視図である。 図16の複合型リアクトルの第1の補助巻線、第2の補助巻線とメイン巻線を形成した状態を示す斜視図である。 一点鎖線で指定された領域Eにより切り取られた図18の巻線の断面を示す斜視図である。
符号の説明
1 熱伝導性ケース、3a、3b 磁性体のブロック、4 ボビン、
4a 仕切部、4b 巻枠部、6 シート材、7 絶縁兼放熱シート、8 充填材、
9 コア、10 複合型リアクトル、11 補助巻線、11a、11b 巻回部、
11c リード部、11d 連絡部、12 メイン巻線、12a、12b 巻回部、12c リード部、12d 連絡部、13 第1のリアクトル、14 第2のリアクトル、
15 リアクトル部品、16、17 平角線、20 複合型リアクトル、
21 補助巻線、21d 連絡部、22 メイン巻線、25 リアクトル部品、
30 複合型リアクトル、 31 第1の補助巻線、31d 連絡部、32 メイン巻線、
33 第2の補助巻線、35 リアクトル部品、
d1、d2 寸法、P1.P2 巻線間隔、t1、t2 厚さ、W1、W2 巻き幅

Claims (4)

  1. 磁性体のコア及び該コアの周囲に巻回された第1の巻線から構成される第1のリアクトルと、前記コア及び前記コアの周囲に巻回された第2の巻線から構成される第2のリアクトルと、を備える複合型リアクトルの巻線構造において、
    前記第1のリアクトルは、前記第2のリアクトルと用途又は特性が異なり、
    前記第1の巻線は、エッジワイズ巻きで巻回された平角線であり、
    前記第2の巻線は、前記平角線の断面から見て長手方向にエッジを持たせる巻き方で巻回された前記平角線であると共に、前記コアに巻回された前記第1の巻線に、更に重ねて形成され、前記第1の巻線の巻き幅と、略等しい巻き幅を有することを特徴とする複合型リアクトルの巻線構造。
  2. 磁性体のコア及び該コアの周囲に巻回された第1の巻線から構成される第1のリアクトルと、前記コア及び前記コアの周囲に巻回された第2の巻線から構成される第2のリアクトルと、を備える複合型リアクトルの巻線構造において、
    前記第1のリアクトルは、前記第2のリアクトルと用途又は特性が異なり、
    前記第1の巻線は、前記平角線の断面から見て長手方向に前記エッジを持たせる巻き方で巻回された前記平角線であり、
    前記第2の巻線は、エッジワイズ巻きで巻回された前記平角線であると共に、前記コアに巻回された前記第1の巻線に、更に重ねて形成され、前記第1の巻線の巻き幅よりも、広い巻き幅を有することを特徴とする複合型リアクトルの巻線構造。
  3. 磁性体のコア及び該コアの周囲に巻回された第1の巻線から構成される第1のリアクトルと、前記コア及び前記コアの周囲に巻回された第2の巻線から構成される第2のリアクトルと、前記コア及び前記コアの周囲に巻回された第3の巻線から構成される第3のリアクトルと、を備える複合型リアクトルの巻線構造において、
    前記第1のリアクトル及び前記第3のリアクトルは、前記第2のリアクトルと用途又は特性が異なり、
    前記第1の巻線、前記第2の巻線、前記第3の巻線は平角線であり、いずれかひとつはエッジワイズ巻きで巻回され、それ以外の2つは長手方向にエッジを持たせる巻き方で巻回されると共に、
    前記第2の巻線は、前記コアに巻回された前記第1の巻線に、更に重ねて形成され、
    前記第3の巻線は、前記第2の巻線に、更に重ねて形成され、
    前記第1の巻線の巻き幅と、前記第2の巻線の巻き幅及び前記第3の巻線の巻き幅が略同じであることを特徴とする複合型リアクトルの巻線構造。
  4. 前記複合型リアクトルの巻線構造が、水冷で強制冷却される熱伝導性ケースに収納されることを特徴とする前記請求項1から3のいずれかひとつに記載の複合型リアクトルの巻線構造。
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