JP2020035969A - 電子部品及び電子部品の実装構造 - Google Patents

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信弥 伊藤
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Yoshiki Sato
佳樹 佐藤
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Abstract

【課題】静電容量の大容量化が図れると共に小型化が図れる電子部品及び電子部品の実装構造を提供する。【解決手段】電子部品1は、複数の積層コンデンサ3と、一対の第1側部5a,5b及び一対の第2側部5c,5dを有し、一対の第1側部5a,5b及び一対の第2側部5c,5dによって形成されている開口部5oを有するケース5と、第1外部電極3bに接続されている第1リード線7、及び、第2外部電極3cに接続されている第2リード線9と、を備え、ケース5は、一対の第1側部5a,5bの対向方向に沿った第1方向の第1寸法、及び、一対の第2側部5c,5dの対向方向に沿った第2方向の第2寸法よりも、第1方向及び第2方向に直交する第3方向に沿った第3寸法が大きく、第1リード線及び第2リード線は、ケースの開口部からケースの外側に突出している。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品及び電子部品の実装構造に関する。
コンデンサは、素体と、素体の外表面に配置されている一対の外部電極と、素体の内部に配置されている複数の内部電極と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−218613号公報
電子部品では、大きな静電容量を確保するために、複数のコンデンサが並列に接続される。この構成では、電子部品のサイズが大きくならざるを得ない。電子部品が実装される回路基板等においては、電子部品が実装されるスペースに制限があるため、複数の電子素子を備える電子部品においては、小型化が求められている。
本発明の一側面は、静電容量の大容量化が図れると共に小型化が図れる電子部品及び電子部品の実装構造を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電子部品は、互いに対向して配置されている一対の外部電極をそれぞれ備えている複数のコンデンサと、互いに対向している一対の第1側部及び互いに対向している一対の第2側部を少なくとも有し、一対の第1側部及び一対の第2側部によって複数のコンデンサを収容可能な中空部が形成されていると共に、一対の第1側部及び一対の第2側部によって形成されている開口部を有するケースと、複数のコンデンサのそれぞれにおいて、一方の外部電極に接続されている接続部材、及び、他方の外部電極に接続されている第2リード線と、を備え、ケースは、一対の第1側部の対向方向に沿った第1方向の第1寸法、及び、一対の第2側部の対向方向に沿った第2方向の第2寸法よりも、第1方向及び第2方向に直交する第3方向に沿った第3寸法が大きく、第1リード線及び第2リード線は、ケースの開口部からケースの外側に突出している。
本発明の一側面に係る電子部品では、第1リード線が複数のコンデンサのそれぞれの一方の外部電極に接続されており、第2リード線が複数のコンデンサのそれぞれの他方の外部電極に接続されている。これにより、電子部品では、複数のコンデンサが並列に接続されている。したがって、電子部品では、静電容量の大容量化が図れる。電子部品では、ケースは、第1寸法及び第2寸法よりも第3寸法が大きい形状を呈しており、開口部を有している。電子部品では、このような構成のケースに対して、開口部を介して、複数のコンデンサ、第1リード線及び第2リード線を収容させることができる。したがって、電子部品では、複数のコンデンサが並列に接続されている構成において、小型化を図ることができる。
一実施形態においては、第1リード線及び第2リード線がケースよりも外側に突出する部分の第4寸法は、第1寸法及び第2寸法よりも大きくてもよい。この構成では、電子部品を実装するときにおいて、第1リード線及び第2リード線を屈曲させることにより、電子部品を低背にすることができる。
一実施形態においては、第3寸法は、第1リード線及び第2リード線がケースよりも外側に突出する部分の第4寸法よりも大きくてもよい。この構成では、電子部品を低背にすることができる。
一実施形態においては、一対の第1側部及び一対の第2側部のうち、少なくとも2つの側部には、開口部側の端部に、当該側部の内面から外面にわたって溝が設けられていてもよい。この構成では、電子部品を実装するときに、電子部品の開口部が回路基板等に臨むように配置される場合において、溝に第1リード線及び第2リード線を収容させることができる。これにより、側部の端面と回路基板との間に第1リード線及び第2リード線が配置されないため、電子部品を回路基板に対して安定的に実装することが可能となる。
一実施形態においては、ケースは、開口部と対向する位置に配置されている第3側部を有しており、第3側部に最も近接して配置されているコンデンサと第3側部との間の距離は、第1リード線及び第2リード線と第3側部との間の距離よりも大きく、コンデンサと第3側部との間に電気的絶縁性を有する樹脂部材が充填されている状態で設けられていてもよい。この構成では、コンデンサと第3側部との間の空隙に樹脂部材が充填されているため、コンデンサの一対の外部電極の間において電気的な絶縁性を確保できる。したがって、一対の外電極間において放電が生じることに起因する短絡の発生を抑制できる。その結果、電子部品1の信頼性の向上が図れる。
一実施形態においては、複数のコンデンサは、ケースの第3方向に沿って並んで配置されていてもよい。この構成では、ケース内において複数のコンデンサがケースの第3方向に沿って並んで配置されているため、電子部品の大容量化を図りつつ、小型化を図ることができる。
本発明の一側面に係る電子部品の実装構造では、上記の電子部品と、電子部品が実装される実装面を有する回路基板と、を備える。
本発明の一側面に係る電子部品の実装構造では、上記の電子部品において、静電容量の大容量化が図れると共に小型化が図れる。
一実施形態においては、電子部品は、一対の第1側部及び一対の第2側部のうちの一の側部が回路基板の実装面と対向して配置されていてもよい。この構成では、電子部品を低背で実装することができる。そのため、当該実装構造は、電子部品が実装されるスペースに制限ある場合において、特に有効である。
一実施形態においては、電子部品は、開口部が回路基板の実装面に臨むように配置されていてもよい。すなわち、電子部品は、開口部を形成す一対の第1側部及び一対の第2側部の端部が実装面と対向して配置されていてもよい。このような実装形態において、側部に溝が形成されている場合には、溝に第1リード線及び第2リード線が収容される。したがって、一対の第1側部及び一対の第2側部の端面と実装面との間に第1リード線及び第2リード線が配置されないため、回路基板に対して電子部品を安定的に実装できる。
本発明の一側面によれば、静電容量の大容量化が図れると共に小型化が図れる。
図1は、一実施形態に係る電子部品を示す斜視図である。 図2は、図1に示す電子部品の上面図である。 図3は、図1に示す電子部品の側面図である。 図4(a)は、積層コンデンサを示す斜視図であり、図4(b)は、積層コンデンサの素体の分解斜視図である。 図5は、図1に示す電子部品の正面図である。 図6は、図1におけるVI−VI線に沿った断面構成を示す図である。 図7は、電子部品の一部を拡大して示す断面図である。 図8は、電子部品の等価回路図である。 図9は、電子部品の実装構造の一例を示す図である。 図10は、電子部品の実装構造の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1、図2及び図3に示されるように、電子部品1は、複数の積層コンデンサ3と、ケース5と、第1リード線7及び第2リード線9と、を備えている。
複数(本実施形態では7個)の積層コンデンサ3のそれぞれは、同じ構成を有している。図4(a)に示されるように、積層コンデンサ3は、素体3aと、素体3aの外表面に配置されている第1外部電極(一方の外部電極)3b及び第2外部電極(他方の外部電極)3cと、を有している。
素体3aは、直方体形状を呈している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。図4(b)に示されるように、素体3aは、複数の誘電体層(絶縁体層)4が積層されて構成されている。各誘電体層4は、例えば誘電体材料(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系等の誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の素体3aでは、各誘電体層4は、各誘電体層4の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
積層コンデンサ3は、素体3a内に配置されている内部導体として、複数の第1内部電極6aと、複数の第2内部電極6bと、を含んでいる。本実施形態では、複数の第1内部電極6aの数は、複数の第2内部電極6bの数と同じである。複数の第1内部電極6a及び複数の第2内部電極6bは、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば、Ni又はCu等)からなる。複数の第1内部電極6a及び複数の第2内部電極6bは、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
第1内部電極6a及び第2内部電極6bは、交互に配置されている。第1内部電極6aと第2内部電極6bとは、素体3a内において、誘電体層4の積層方向において間隔を有して対向するように交互に配置されている。
図4(a)に示されるように、第1外部電極3bは、素体3aの長手方向の一端部側に配置されており、第2外部電極3cは、素体3aの長手方向の他端部側に配置されている。すなわち、第1外部電極3b及び第2外部電極3cは、素体3aの長手方向において互いに対向していると共に、互いに離間して位置している。第1外部電極3b及び第2外部電極3cは、導電性材料(例えば、Ag又はPd等)を含んでいる。第1外部電極3b及び第2外部電極3cは、導電性金属粉末(例えば、Ag粉末又はPd粉末等)を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。第1外部電極3b及び第2外部電極3cには、電気めっきが施されることにより、その表面にはめっき層が形成されている。電気めっきには、例えばNi、Sn等が用いられる。
図1及び図2に示されるように、複数の積層コンデンサ3は、第3方向D3において一列に並んで配置されている。複数の積層コンデンサ3のそれぞれは、第1外部電極3bと第2外部電極3cとの対向方向が第3方向D3に直交(交差)する第2方向D2に沿っている。本実施形態では、第1方向D1は、電子部品1の幅方向である。第2方向D2は、電子部品1の長さ方向である。第1方向D1及び第2方向D2に直交する第3方向D3は、電子部品1の高さ方向である。
図1に示されるように、ケース5は、複数の積層コンデンサ3を収容している。ケース5は、絶縁性を有する樹脂で形成されている。ケース5は、互いに対向している一対の第1側部5a,5bと、互いに対向している一対の第2側部5c,5dと、第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dによって形成される一方の開口部を閉塞している第3側部5eと、を有している。本実施形態では、一対の第1側部5a,5bの対向方向は、第1方向D1に沿っている。一対の第2側部5c,5dの対向方向は、第2方向D2に沿っている。ケース5は、直方体状を呈している。ケース5は、第1側部5a,5b、第2側部5c,5d及び第3側部5eによって、複数の積層コンデンサ3を収容可能な長方形状の中空部が形成されている。ケース5は、第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dにより、開口部5oが形成されている。
図1に示されるように、第2側部5cには、溝5sが設けられている。具体的には、溝5sは、第2側部5cの開口部5o側の端部(第3側部5e側の端部と反対側の端部)に設けられている。溝5sは、第2側部5cの内面と外面とにわたって形成されている。溝5sは、第2側部5cの端面と連続して形成されている。溝5sの断面は、例えば、半円形状を呈している。溝5sは、第1方向D1において、第1リード線7に対応する位置に配置されている。本実施形態では、溝5sは、第2側部5cの端部において、第1方向D1の略中央部に配置されている。
第2側部5dにも、溝5sが設けられている。具体的には、溝5sは、第2側部5dの開口部5o側の端部に設けられている。溝5sは、第2側部5dの内面と外面とにわたって形成されている。溝5sは、第2側部5dの端面と連続して形成されている。溝5sの断面は、例えば、半円形状を呈している。溝5sは、第1方向D1において、第2リード線9に対応する位置に配置されている。本実施形態では、溝5sは、第2側部5dの端部において、第1方向D1の略中央部に配置されている。
図2又は図3に示されるように、ケース5では、第1方向D1に沿った第1寸法W、及び、第2方向D2に沿った第2寸法Lは、第3方向D3に沿った第3寸法T1よりも小さい(W,L<T1)。言い換えれば、第3寸法T1は、第1寸法W及び第2寸法Lよりも大きい。本実施形態では、第1寸法Wは、第2寸法Lよりも小さい(W<L)。第1寸法Wは、積層コンデンサ3の高さ方向に対応する。第2寸法Lは、積層コンデンサ3の長手方向に対応する。第3寸法T1は、積層コンデンサ3の幅方向に対応する。
第1リード線7は、複数の積層コンデンサ3それぞれの第1外部電極3bに接続されている。第1リード線7は、線状部材であり、形状を維持できると共に変形(屈曲)させることが可能である。第1リード線7は、導電性を有する部材(例えば、金属等)で形成されている。第1リード線7は、長手方向が第3方向D3に沿うように配置されている。第1リード線7は、第1外部電極3bとケース5の第2側部5cとの間に配置されている。第1リード線7は、第1外部電極3bとは、はんだS1(図6参照)によって接合されている。
第1リード線7の第3方向D3における一方の端部は、ケース5よりも外側に突出している。第1リード線7は、ケース5の開口部5oからケース5の外側に突出している。図2及び図3に示されるように、第1リード線7において、ケース5よりも外側に突出する部分の第4寸法T2は、ケース5の第1寸法W及び第2寸法Lよりも大きい(T2>W,L)。本実施形態では、第4寸法T2は、ケース5の第3寸法T1よりも小さい(T2<T1)。図7に示されるように、第1リード線7の第3方向D3における他方の端部は、ケース5の第3側部5eに当接(近接)している。
第2リード線9は、複数の積層コンデンサ3それぞれの第2外部電極3cに接続されている。第2リード線9は、線状部材であり、形状を維持できると共に変形(屈曲)させることが可能である。第2リード線9は、導電性を有する部材(例えば、金属等)で形成されている。第2リード線9は、長手方向が第3方向D3に沿うように配置されている。第2リード線9は、第2外部電極3cとケース5の第2側部5dとの間に配置されている。第2リード線9は、第2外部電極3cとは、はんだS2(図6参照)によって接合されている。
第2リード線9の第3方向D3における一方の端部は、ケース5よりも外側に突出している。第2リード線9は、ケース5の開口部5oからケース5の外側に突出している。図2及び図3に示されるように、第2リード線9において、ケース5よりも外側に突出する部分の第4寸法T2は、ケース5の第1寸法W及び第2寸法Lよりも大きい(T2>W,L)。本実施形態では、第4寸法T2は、ケース5の第3寸法T1よりも小さい(T2<T1)。図7に示されるように、第2リード線9の第3方向D3における他方の端部は、ケース5の第3側部5eに当接(近接)している。
図5及び図6に示されるように、ケース5には、樹脂部材Rが充填されている。樹脂部材Rは、電気的絶縁性を有する樹脂である。樹脂部材Rは、例えば、透過性を有している(透明である)。電子部品1では、ケース5に充填されている樹脂部材Rによって、ケース5内において、複数の積層コンデンサ3、第1リード線7及び第2リード線9が固定されている。すなわち、電子部品1が一体化(モジュール化)されている。
図7に示されるように、第1リード線7及び第2リード線9の他方の端部は、ケース5の第3側部5eに当接している。第3方向D3に沿って配列されている複数の積層コンデンサ3において、ケース5の第3側部5eに最も近い位置に配置されている積層コンデンサ3は、第3側部5eと所定の間隔をあけて配置されている。すなわち、第3側部5eに最も近接して配置されている積層コンデンサ3と第3側部5eとの間の距離は、第1リード線7及び第2リード線9と第3側部5eとの間の距離よりも大きい。これにより、当該積層コンデンサ3と第3側部5eとの間には、空隙Aが形成されている。空隙Aには、樹脂部材Rが充填されている状態で設けられている。
図8に示されるように、上記構成を有する電子部品1では、複数のコンデンサC1〜C7が並列に接続されている。具体的には、電子部品1では、積層コンデンサ3の第1内部電極6a及び第2内部電極6bによって、コンデンサC1〜C7が構成されている。
続いて、電子部品1の実装構造について説明する。図9では、説明の便宜上、回路基板110を断面で示している。図9に示されるように、電子部品1の実装構造100は、電子部品1と、回路基板110と、を備えている。回路基板110は、他の電子機器等に搭載されている。回路基板110は、配線(図示省略)と電気的に接続されているホール導体112を有している。電子部品1は、回路基板110の実装面110aとケース5の第1側部5bが対向するように配置されている。第2リード線9(第1リード線7)は、略90°に屈曲され、ホール導体112に電気的に接続される。
図10に示されるように、電子部品1の実装構造120では、電子部品1と、回路基板122と、を備えている。回路基板122は、第1電極124と、第2電極126と、を有している。電子部品1は、回路基板122の実装面122aにケース5の開口部5oが臨むように(開口部5oが向き合うように)配置されている。すなわち、電子部品1は、開口部5oを形成する第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dの端部が回路基板122の実装面122aと対向するように配置されている。
第1リード線7は、第1電極124に、例えばはんだ等によって接続されている。具体的には、第1リード線7は、ケース5の第1側部5a側に略90°に折り曲げられ、溝5sに位置している(収容されている)。第2リード線9は、第2電極126に、例えばはんだ等によって接続されている。具体的には、第2リード線9は、ケース5の第1側部5b側に略90°折り曲げられ、溝5sに位置している。このような構成により、電子部品1は、ケース5の第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dの端部が回路基板122と当接(近接)して配置される。
以上説明したように、本実施形態に係る電子部品1は、第1リード線7が複数の積層コンデンサの3それぞれの第1外部電極3bに接続されており、第2リード線9が複数の積層コンデンサ3のそれぞれの第2外部電極3cに接続されている。これにより、電子部品1では、複数の積層コンデンサ3が並列に接続されている。したがって、電子部品1では、静電容量の大容量化が図れる。電子部品1では、ケース5は、第1寸法W及び第2寸法Lよりも第3寸法T1が大きい形状を呈しており、開口部5oを有している。電子部品1では、このような構成のケース5に対して、開口部5oを介して、複数の積層コンデンサ3、第1リード線7及び第2リード線9を収容させることができる。したがって、電子部品1では、複数の積層コンデンサ3が並列に接続されている構成において、小型化を図ることができる。
本実施形態に係る電子部品1では、第1リード線7及び第2リード線9がケース5よりも外側に突出する部分の第4寸法T2は、第1寸法W及び第2寸法Lよりも大きい。また、ケース5の第3寸法T1は、第1リード線7及び第2リード線9の第4寸法T2よりも大きい。この構成では、電子部品1を実装するときにおいて、第1リード線7及び第2リード線9を屈曲させることにより、電子部品1を低背にすることができる。
本実施形態に係る電子部品1では、一対の第2側部5c,5dには、開口部5o側の端部に、第1側部5a,5bの内面から外面にわたって溝5sが設けられている。この構成では、電子部品1を実装するときに、電子部品1の開口部5oが回路基板等に臨むように配置される場合において、溝5sに第1リード線7及び第2リード線9を収容させることができる。これにより、一対の第1側部5a,5bの端面と回路基板との間に第1リード線7及び第2リード線9が配置されないため、電子部品1を回路基板に対して安定的に実装することが可能となる。
本実施形態に係る電子部品1では、ケース5は、開口部5oと対向する位置に配置されている第3側部5eを有している。電子部品1では、第3側部5eに最も近接して配置されている積層コンデンサ3と第3側部5eとの間の距離は、第1リード線7及び第2リード線9と第3側部5eとの間の距離よりも大きい。電子部品1では、当該積層コンデンサ3と第3側部5eとの間に電気的絶縁性を有する樹脂部材Rが充填されている。この構成では、積層コンデンサ3と第3側部5eとの間の空隙Aに樹脂部材Rが充填されているため、積層コンデンサ3の第1外部電極3bと第2外部電極3cとの間において電気的な絶縁性を確保できる。したがって、第1外部電極3bと第2外部電極3cとの間において放電が生じることに起因する短絡の発生を抑制できる。その結果、電子部品の信頼性の向上が図れる。
本実施形態に係る電子部品1では、複数の積層コンデンサ3は、ケース5の第3方向D3に沿って並んで配置されている。この構成では、電子部品1の大容量化を図りつつ、小型化を図ることができる。
図9に示されるように、本実施形態に係る電子部品1の実装構造100では、電子部品1は、ケース5の第1側部5bが回路基板110の実装面110aと対向して配置されている。の構成では、電子部品1を低背で実装することができる。そのため、実装構造100は、電子部品1が実装されるスペースに制限ある場合において、特に有効である。
図10に示されるように、本実施形態に係る電子部品1の実装構造120では、電子部品1は、開口部5oが回路基板122の実装面122aに臨むように配置されている。すなわち、電子部品1は、開口部5oを形成す一対の第1側部5a,5b及び一対の第2側部5c,5dの端部が実装面122aと対向して配置されている。このような実装形態において、第2側部5c,5dに溝5sが形成されている場合には、溝5sに第1リード線7及び第2リード線9が収容される。したがって、実装構造120では、一対の第1側部5a,5b及び一対の第2側部5c,5dの端面と実装面122aとの間に第1リード線7及び第2リード線9が配置されないため、回路基板122に対して電子部品1を安定的に実装できる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、コンデンサが積層コンデンサ3である形態を一例に説明した。しかし、コンデンサは、他のコンデンサ等であってもよい。
上記実施形態では、複数の積層コンデンサ3が第3方向D3に沿って一列に並んで配置されている形態を一例に説明した。しかし、ケース5内における積層コンデンサ3の配置形態は、これに限定されない。
上記実施形態では、ケース5が第3側部5eを有する形態を一例に説明した。しかし、ケース5は、第3側部5eを有していなくてもよい。ケースは、2つの開口部を有する筒状を呈していてもよい。
上記実施形態では、ケース5の第2側部5c及び第2側部5dに溝5sが設けられている形態を一例に説明した。しかし、溝は、第1側部5a、第1側部5b、第2側部5c及び第2側部5dのうちの2つの側部に設けられていればよい。また、溝は、設けられていなくてもよい。
上記実施形態では、ケース5に樹脂部材Rが充填されている形態を一例に説明した。しかし、樹脂部材Rは充填されてなくてもよい。要は、ケース5に、複数の積層コンデンサ3が収容されていればよい。
上記実施形態では、ケース5が、絶縁性を有する樹脂で形成されている形態を一例に説明した。しかし、ケース5は、セラミック等の絶縁材料で形成されていてもよい。
上記実施形態では、ケース5の第1側部5a,5bに溝5sが設けられている形態を一例に説明した。しかし、溝5sは設けられてなくてもよい。
上記実施形態では、第1リード線7及び第2リード線9において、ケース5よりも外側に突出する部分の第4寸法T2が、ケース5の第1寸法W及び第2寸法Lよりも大きい形態を一例に説明した。しかし、第4寸法T2は、ケース5の第1寸法W及び/又は第2寸法Lよりも小さくてもよい。
上記実施形態では、図9に示される電子部品1の実装構造100において、電子部品1のケース5の第1側部5bが回路基板110の実装面110aと対向して配置される形態を一例に説明した。しかし、ケース5の第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dのうちの一の側部が回路基板110の実装面110aと対向して配置されればよい。
1…電子部品、3…積層コンデンサ、3b…第1外部電極,3c…第2外部電極、5…ケース、5a,5b…第1側部、5c,5d…第2側部、5e…第3側部、5o…開口部、7…第1リード線、9…第2リード線、100,120…実装構造、110…回路基板、110a…実装面、122…回路基板、122a…実装面、R…樹脂部材。

Claims (9)

  1. 互いに対向して配置されている一対の外部電極をそれぞれ備えている複数のコンデンサと、
    互いに対向している一対の第1側部及び互いに対向している一対の第2側部を少なくとも有し、一対の前記第1側部及び一対の前記第2側部によって複数の前記コンデンサを収容可能な中空部が形成されていると共に、一対の前記第1側部及び一対の前記第2側部によって形成されている開口部を有するケースと、
    複数の前記コンデンサのそれぞれにおいて、一方の前記外部電極に接続されている第1リード線、及び、他方の前記外部電極に接続されている第2リード線と、を備え、
    前記ケースは、一対の前記第1側部の対向方向に沿った第1方向の第1寸法、及び、一対の前記第2側部の対向方向に沿った第2方向の第2寸法よりも、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に沿った第3寸法が大きく、
    前記第1リード線及び前記第2リード線は、前記ケースの前記開口部から前記ケースの外側に突出している、電子部品。
  2. 前記第1リード線及び前記第2リード線が前記ケースよりも外側に突出する部分の第4寸法は、前記第1寸法及び前記第2寸法よりも大きい、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記第3寸法は、前記第1リード線及び前記第2リード線が前記ケースよりも外側に突出する部分の第4寸法よりも大きい、請求項1又は2に記載の電子部品。
  4. 一対の前記第1側部及び一対の前記第2側部のうち、少なくとも2つの側部には、前記開口部側の端部に、当該側部の内面から外面にわたって溝が設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子部品。
  5. 前記ケースは、前記開口部と対向する位置に配置されている第3側部を有しており、
    前記第3側部に最も近接して配置されている前記コンデンサと前記第3側部との間の距離は、前記第1リード線及び前記第2リード線と前記第3側部との間の距離よりも大きく、
    前記コンデンサと前記第3側部との間に電気的絶縁性を有する樹脂部材が充填されている状態で設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子部品。
  6. 複数の前記コンデンサは、前記ケースの前記第3方向に沿って並んで配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子部品。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子部品と、
    前記電子部品が実装される実装面を有する回路基板と、を備える、電子部品の実装構造。
  8. 前記電子部品は、一対の前記第1側部及び一対の前記第2側部のうちの一の側部が前記回路基板の前記実装面と対向して配置されている、請求項7に記載の実装構造。
  9. 前記電子部品は、前記開口部が前記回路基板の前記実装面に臨むように配置されている、請求項7に記載の電子部品の実装構造。
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