JP2020021406A - 生体情報認証装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利便性を保ちつつ安全性を向上させることができる生体情報認証装置を提供する。【解決手段】生体情報認証装置としてのスタートスイッチ装置1は、読み取られた操作者の生体情報と、予め登録された登録者の生体情報(登録生体情報)との認証を行い、認証が不成立となる回数が予め定められた回数(回数しきい値)以上となった場合、割り当てられた機能の実行指示を禁止する制御部を備えている。【選択図】図2
Description
本発明は、生体情報認証装置に関する。
従来の技術として、駆動源の始動や停止を指令する始動スイッチと、駆動源を始動させる始動手段と、指紋を読み取る指紋センサと、指紋センサ、始動スイッチからの入力に基づいて始動手段の作動を制御する始動処理を実行する制御手段と、を備えた始動制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この始動制御装置の制御手段は、始動スイッチにより始動が指令されたときに、始動手段による始動を実行する前に、指紋センサが読み取った指紋と予め登録された登録指紋とによる指紋照合を行い、一致判定がなされると、利用者が正当な利用者であると認証して始動手段による始動を許可する。
指紋照合などの生体認証では、本人拒否率を低く抑えると他人受入率が高く(利便性が高く)なり、他人受入率を低く抑えると、本人拒否率が高く(安全性が高く)なるので、本人拒否率と他人受入率、つまり利便性と安全性とは、トレードオフの関係にあり、他人受入率をゼロにすることができない。従って従来の始動制御装置は、指紋を登録していない者が何度も指紋照合をさせると、認証が成立して駆動源を始動させることができる可能性がある。
従って本発明の目的は、利便性と安全性を両立させることができる生体情報認証装置を提供することにある。
本発明の一態様は、読み取られた操作者の生体情報と予め登録された登録者の生体情報との認証を行い、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となった場合、割り当てられた機能の実行指示を禁止する制御部を備えた生体情報認証装置を提供する。
本発明によれば、利便性と安全性を両立させることができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る生体情報認証装置は、読み取られた操作者の生体情報と予め登録された登録者の生体情報との認証を行い、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となった場合、割り当てられた機能の実行指示を禁止する制御部を備えて概略構成されている。
実施の形態に係る生体情報認証装置は、読み取られた操作者の生体情報と予め登録された登録者の生体情報との認証を行い、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となった場合、割り当てられた機能の実行指示を禁止する制御部を備えて概略構成されている。
この生体情報認証装置は、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となると、割り当てられた機能の実行指示が禁止されるので、この構成を採用しない場合と比べて、利便性を犠牲にして安全性を高めなくても認証の不成立を繰り返して認証成立させることが抑制され、利便性と安全性を両立させることができる。
[実施の形態]
(スタートスイッチ装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係るスタートスイッチ装置の一例が配置された車両内の概略図であり、図1(b)は、スタートスイッチ装置の一例を示す正面図である。図2(a)は、実施の形態に係るスタートスイッチ装置のブロック図の一例であり、図2(b)は、車両のブロック図の一例であり、図2(c)は、生体情報センサが読み取った読取画像の一例を示す概略図である。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図2(a)及び図2(b)では、主な信号や情報などの流れを矢印で示している。
(スタートスイッチ装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係るスタートスイッチ装置の一例が配置された車両内の概略図であり、図1(b)は、スタートスイッチ装置の一例を示す正面図である。図2(a)は、実施の形態に係るスタートスイッチ装置のブロック図の一例であり、図2(b)は、車両のブロック図の一例であり、図2(c)は、生体情報センサが読み取った読取画像の一例を示す概略図である。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図2(a)及び図2(b)では、主な信号や情報などの流れを矢印で示している。
生体情報認証装置としてのスタートスイッチ装置1は、一例として、車両8に搭載された電子機器と電気的に接続されている。この電子機器は、スタートスイッチ装置1の認証が成立した場合、操作者が登録者であるとしてスタートスイッチ装置1に割り当てられた機能を実行する。本実施の形態の割り当てられた機能は、一例として、車両8の駆動装置87の始動機能、及び車両8の電源遷移機能であるがこれに限定されない。なお生体情報認証装置は、スタートスイッチ装置1に限定されず、例えば、ドアのロック及びアンロック時の認証、電子機器のログイン時の認証などに用いられても良い。
このスタートスイッチ装置1は、例えば、図1(a)に示すように、運転席に着座する操作者の前方のパネル80、運転席と助手席の間に位置するフロアコンソール81、及びステアリング82などに配置されている。このスタートスイッチ装置1は、プッシュ操作(オン操作)により、車両8の駆動装置87の始動、又は始動準備を車両8の車両制御部85に指示し、その後になされたプッシュ操作(オフ操作)により、駆動装置87の停止を指示することができる。
なお車両8の駆動装置87の始動機能や車両8の電源遷移機能は、例えば、スタートスイッチ装置1から出力された実行指示信号S2と、シフト装置などの操作条件と、に基づいて車両制御部85が判断するものとする。
具体的には、駆動装置87が内燃機関(エンジン)である場合、シフト装置やブレーキ装置の操作条件が満足された状態でなされたプッシュ操作によりエンジンが始動する。また駆動装置87がモータである場合、上記の操作条件が満足された状態でなされたプッシュ操作によりモータに電流を供給する始動準備が行われる。さらに駆動装置87がエンジンとモータのハイブリッドである場合、上記の操作条件が満足された状態でなされたプッシュ操作により、始動時に優先される駆動装置に対応して始動又は始動準備が行われる。このオン操作の後に行われたオフ操作によって、駆動装置87の停止が指示される。
またスタートスイッチ装置1は、一例として、操作条件としてブレーキ装置を作動させずにプッシュ操作が行われた場合、OFF(電源をオフ)、ACC(一部の電子機器が使用可能)、ON(全ての電子機器が使用可能)などの電源遷移を実行させるための実行指示信号S2を出力する。車両制御部85は、例えば、当該実行指示信号S2と、上記の操作条件と、に基づいて電源装置86を制御する制御信号S3を生成して出力する。
スタートスイッチ装置1は、例えば、図2(a)に示すように、読み取られた操作者の生体情報と予め登録された登録者の生体情報(登録生体情報40)との認証を行い、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となった場合、割り当てられた機能の実行指示を禁止する制御部4を備えて概略構成されている。
またスタートスイッチ装置1は、例えば、図2(a)に示すように、生体情報センサ2と、スイッチ部3と、を備えている。
本実施の形態の生体情報23は、例えば、図1(b)及び図2(c)に示すように、操作指9の指紋である。なお生体情報23は、操作指9の指紋に限定されず、操作指9の静脈、手の平の静脈、目の虹彩、顔などの身体の一部の形状などでも良い。また生体情報センサ2は、例えば、虹彩などのように操作対象から離れていても生体情報23を読み取ることが可能であれば、スタートスイッチ装置1に搭載されていなくても良い。
この生体情報センサ2は、例えば、指紋を読み取る場合、光学式、静電容量式、電界強度測定式、感圧式及び感熱式などの指紋を読み取るように構成されたセンサが用いられる。
また生体情報センサ2は、例えば、操作指9や手の平の静脈を読み取る場合、照射した近赤外線の反射に基づいて静脈を読み出すように構成されたセンサが用いられる。
また生体情報センサ2は、例えば、指紋と静脈の両方を読み取る場合、可視光を照射して撮像した画像を画像処理して指紋と静脈を抽出するように構成されたセンサが用いられる。
さらに生体情報センサ2は、例えば、虹彩を読み取る場合、赤外線を照射して撮像した画像を画像処理して虹彩を読み取るように構成されたセンサが用いられる。
またさらに生体情報センサ2は、例えば、顔などの身体の一部の形状を読み取る場合、撮像された対象に複数の計測点を設け、この計測点の深度に基づいて対象の凹凸形状を読み取るように構成されたセンサが用いられる。
本実施の形態の生体情報センサ2は、一例として、指紋を読み取る静電容量式のセンサである。生体情報センサ2は、例えば、図2(a)に示すように、読み取った静電容量に基づいて生成した読取画像22を制御部4に出力する。
またスタートスイッチ装置1は、例えば、図1(b)に示すように、円筒形の本体10を備えている。操作ボタン12は、この本体10の開口102に挿入されている。
そして車両8は、一例として、図2(b)に示すように、車両制御部85と、電源装置86と、駆動装置87と、を備えて概略構成されている。車両制御部85は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。車両制御部85は、スタートスイッチ装置1から出力された実行指示信号S2と上述の操作条件とに基づいて電源装置86や駆動装置87などを制御する。
電源装置86は、例えば、車両8に搭載されたバッテリーや制御回路などを含んで構成されている。車両制御部85は、例えば、入力する実行指示信号S2と上述の操作条件とに基づいて電源装置86を制御する制御信号S3を生成して出力する。
車両制御部85は、例えば、入力する実行指示信号S2と上述の操作条件とに基づいて駆動装置87を制御する制御信号S4を生成して出力する。
(生体情報センサ2の構成)
生体情報センサ2は、例えば、図1(b)に示すように、操作ボタン12の操作面120に読取面20が露出するように配置されている。そして生体情報センサ2は、操作者が操作ボタン12にプッシュ操作を行うと、読取面20に接触した操作指9から生体情報23を読み取るように構成されている。なお読取面20は、操作面120に露出せず、操作面120の下方に配置されても良い。
生体情報センサ2は、例えば、図1(b)に示すように、操作ボタン12の操作面120に読取面20が露出するように配置されている。そして生体情報センサ2は、操作者が操作ボタン12にプッシュ操作を行うと、読取面20に接触した操作指9から生体情報23を読み取るように構成されている。なお読取面20は、操作面120に露出せず、操作面120の下方に配置されても良い。
生体情報センサ2は、例えば、読取面20の下方に、格子状に行と列に並ぶ複数の検出電極を備えている。この複数の検出電極は、一例として、数万から数十万個形成されると共に、数μmから数十μmの間隔で配置されている。
生体情報センサ2は、例えば、列を替えながら行に並ぶ検出電極の静電容量を読み出し、続いて行を替えて検出電極の静電容量を読み出すことを繰り返して全ての検出電極を走査するように構成されている。この走査の周期は、一例として、100ms程度である。
生体情報センサ2は、例えば、走査して読み出した複数の静電容量に基づいて形成される読取画像22を制御部4に出力する。この読取画像22は、例えば、1周期分の静電容量に基づいて形成される。
具体的には、生体情報センサ2は、例えば、予め設けられたしきい値以上の静電容量を「1」、しきい値より低い静電容量を「0」に分けると共に、検出電極の位置と関連付けて読取画像22を生成する。
図2(c)に示す読取画像22は、一例として、上述の「1」の検出電極の位置を黒、「0」の検出電極の位置を白としている。なお図中の丸は、後述する特徴点5の一部を示すために付したものである。
静電容量が高い位置は、指紋の山の位置であって検出電極までの距離が近いので、静電容量が高くなる。そして低い位置は、指紋の谷の位置であって検出電極までの距離が遠く、静電容量が低くなる。従って静電容量の高い位置を黒、低い位置を白とすると、一例として、図2(c)に示すような読取画像22が得られる。この読取画像22において黒で示した画像は、読み取られた生体情報23である。
なお制御部4は、例えば、読取面20に対する操作指9の接触後に読み取られた複数の読取画像22から特徴点5を抽出するのに適した読取画像22を選択するように構成されても良いし、スイッチ部3がオンしたことをトリガとして読み取った読取画像22を特徴点5の抽出に使用するように構成されても良い。
(スイッチ部3の構成)
スイッチ部3は、一例として、操作ボタン12の操作面120とは反対側となる端部と接触するラバードームスイッチとして概略構成されている。このラバードームスイッチは、例えば、弾性力を生成すると共に可動接点を有するラバードームと、ラバードームが配置され、可動接点と対向する固定接点を有するスイッチ基板と、を備えている。
スイッチ部3は、一例として、操作ボタン12の操作面120とは反対側となる端部と接触するラバードームスイッチとして概略構成されている。このラバードームスイッチは、例えば、弾性力を生成すると共に可動接点を有するラバードームと、ラバードームが配置され、可動接点と対向する固定接点を有するスイッチ基板と、を備えている。
そしてプッシュ操作によって操作ボタン12が本体10に押し込まれると、ラバードームが変形して可動接点が固定接点と導通し、スイッチがオンしたことを示すスイッチ信号S1が制御部4に出力される。そしてスタートスイッチ装置1は、例えば、プッシュ操作が終了すると、ラバードームの弾性力によって操作ボタン12が初期の位置に復帰するように構成されている。
(制御部4の構成)
制御部4は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU、半導体メモリであるRAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部4が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、登録生体情報40、類似度しきい値41、回数情報42、回数しきい値43、第1の期間しきい値44、第2の期間しきい値45、及び演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部4は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行うと共に時間の計測を行う。
制御部4は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU、半導体メモリであるRAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部4が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、登録生体情報40、類似度しきい値41、回数情報42、回数しきい値43、第1の期間しきい値44、第2の期間しきい値45、及び演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部4は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行うと共に時間の計測を行う。
制御部4は、例えば、登録者の複数の操作指で登録された生体情報を登録者名と関連つけて登録生体情報40として記憶する。
ここで制御部4は、例えば、読取画像22に対して抽出処理を行って特徴点5を抽出する。この抽出処理は、例えば、隆線の抽出処理などである。
特徴点5とは、例えば、図2(c)に示すように、中心点、分岐点、端点及び三角州などであるがこれに限定されない。中心点とは、指紋の中心となる点である。分岐点とは、指紋の隆線が分岐している点である。端点とは、隆線が切れている点である。三角州とは、三方向から隆線が集まった点である。
制御部4は、例えば、読取画像22から特徴点5を抽出する。そして制御部4は、例えば、取得した登録生体情報40と、特徴点5が抽出された生体情報23と、を比較し、特徴点5の位置、特徴点5間の距離などに基づいて類似度を算出する。そして制御部4は、スイッチ部3がオンであり、かつ類似度が類似度しきい値41以上であった場合、生体情報23の認証が成立したとして実行指示信号S2を出力する。
この類似度しきい値41は、一例として、80%である。つまり制御部4は、例えば、認証に使用する生体情報23の特徴点5の数が80個である場合、64個以上の特徴点5が登録生体情報40の特徴点5と一致すれば、操作者が登録者であると判定する。なお一致とは、特徴点5の位置、特徴点5間の距離などの一致を含んでいる。
制御部4は、例えば、図2(a)及び図2(b)に示すように、スイッチ信号S1に基づいてスイッチ部3がオンされた、つまりプッシュ操作がなされたと判定すると共に、生体情報23の認証が成立した場合、割り当てられた機能の実行を指示する実行指示信号S2を電磁気的に接続された車両制御部85に出力する。
なお車両制御部85は、例えば、この実行指示信号S2に基づいて認証が成立した登録者が登録した車載装置の設定を実行するように構成されても良い。例えば、車載装置がシートの駆動装置であった場合、登録者が登録したシート位置にシートを駆動する。また例えば、車載装置が空調装置であった場合、登録者が登録した設定温度、風量などの設定を行う。さらに例えば、車載装置がミラーの駆動装置であった場合、登録者が登録した位置にミラーを駆動する。なお電磁気的に接続とは、例えば、導電体を介した接続、電磁波の一種である光を介した接続、及び電磁波の一種である電波を介した接続の少なくとも1つを用いた接続である。
回数情報42は、認証が不成立となった回数の情報である。制御部4は、認証が不成立の場合、それまでの回数に+1加算して回数情報42を更新する。
回数しきい値43は、割り当てられた機能の実行指示を禁止するまでの認証不成立の回数に関するしきい値である。制御部4は、回数情報42に基づいて認証が不成立だった回数が回数しきい値43以上となると、割り当てられた機能の実行指示を禁止、つまり実行指示信号S2の出力を禁止する。この回数しきい値43は、一例として、5回である。
制御部4は、予め定められた第1の期間以内に、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となった場合、割り当てられた機能の実行指示を禁止するように構成されている。
この予め定められた第1の期間は、認証が不成立となった回数をカウントする期間に制限を設けるために設定される。この第1の期間が設定されない場合、又は長く設定された場合、例えば、登録者による認証の失敗も徐々に蓄積され、不成立となる回数が回数しきい値43以上となって実行指示が禁止され、利便性が損なわれる可能性がある。そこでスタートスイッチ装置1は、不成立の回数のカウントを第1の期間内に限定することで、利便性と安全性を両立させている。
この第1の期間は、例えば、図2(a)に示す第1の期間しきい値44として設定される。制御部4は、最初に不成立になった時点からの経過時間の計測を行い、第1の期間しきい値44で示す第1の期間の間に、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となった場合、実行指示信号S2の出力を禁止する。この第1の期間しきい値44は、一例として、1時間である。
また制御部4は、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となった場合、予め定められた第2の期間の間、割り当てられた機能の実行指示を禁止するように構成されている。
この予め定められた第2の期間は、実行指示を禁止する期間である。この実行指示の禁止は、登録者ではない第三者による認証の不成立を想定して設定されている。従って第2の期間は、例えば、第三者が立ち去っていると想定される期間として設定されると共に、登録者にとっても使用が制限されるので利便性を大きく損なわない期間として設定される。
制御部4は、不成立となる回数が回数しきい値43以上となった時点からの経過時間の計測を行い、第2の期間しきい値45で示す第2の期間の間、認証が成立したとしても実行指示信号S2の出力を禁止する。この第2の期間しきい値45は、一例として、12時間である。
なお変形例として制御部4は、例えば、経過時間が第2の期間しきい値45未満である状態で、電子キーなどによる認証が成立した場合、割り当てられた機能の実行指示の禁止を解除するように構成されても良い。この第1の期間しきい値44及び第2の期間しきい値45は、登録者が設定可能である。
制御部4は、一例として、スイッチ部3から出力されたスイッチ信号S1をトリガとして読取面20を走査するように生体情報センサ2を制御する。この場合、操作面120に対してプッシュ操作が行われているので、読取面20に対する操作指9の接触面積がプッシュ操作前において操作面120にタッチしている場合より大きく、より多くの特徴点5の抽出が可能となる。
以下に本実施の形態のスタートスイッチ装置1の動作の一例について図3のフローチャートに従って説明する。
(動作)
スタートスイッチ装置1の制御部4は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまりスイッチ部3からスイッチ信号S1が入力すると、プッシュ操作がなされたと判定し(Step1:Yes)、スイッチ信号S1をトリガとして生体情報センサ2から取得した読取画像22に基づいて認証処理を開始する(Step2)。
スタートスイッチ装置1の制御部4は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまりスイッチ部3からスイッチ信号S1が入力すると、プッシュ操作がなされたと判定し(Step1:Yes)、スイッチ信号S1をトリガとして生体情報センサ2から取得した読取画像22に基づいて認証処理を開始する(Step2)。
制御部4は、読取画像22に基づく生体情報23と登録生体情報40とを比較し、類似度が類似度しきい値41以上となる否かに基づいて認証の成立、不成立を判定する。制御部4は、認証が成立した場合(Step3:Yes)、割り当てられた機能を実行させるための実行指示信号S2を出力し(Step4)、プッシュ操作に伴う動作を終了する。
ここでステップ3において制御部4は、認証が不成立だった場合(Step3:No)、不成立の回数を+1加算して回数情報42を更新する(Step5)。なお制御部4は、最初に認証が不成立だった場合、第1の期間の判定のため、不成立となった時点からの経過時間を計測する。
制御部4は、計測した経過時間が第1の期間しきい値44で指定する第1の期間以内であった場合(Step6:Yes)、認証が不成立だった回数を確認する。制御部4は、更新した回数情報42に基づく不成立だった回数が回数しきい値43以上であった場合(Step7:Yes)、実行指示信号S2の出力を禁止する(Step8)。なお制御部4は、第2の期間の判定のため、ステップ8からの経過時間を計測する。
制御部4は、ステップ9の「Yes」が成立する、つまり禁止してからの経過時間が第2の期間しきい値45で指定する第2の期間以上となった場合(Step9:Yes)、禁止を解除してステップ1に処理を進める。
ここでステップ6において制御部4は、経過時間が第1の期間を超えた場合(Step6:No)、禁止を解除してステップ1に処理を進める。
またステップ7において制御部4は、不成立の回数が回数しきい値43より少ない場合(Step7:No)、ステップ1に処理を進める。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係るスタートスイッチ装置1は、利便性と安全性を両立させることができる。具体的には、スタートスイッチ装置1は、認証が不成立となる回数が回数しきい値43以上となると、割り当てられた機能の実行指示が禁止されるので、この構成を採用しない場合と比べて、利便性を犠牲にして安全性を高めなくても認証の不成立を繰り返して認証成立させることが抑制され、本来はトレードオフの関係にある利便性と安全性を両立させることができる。
本実施の形態に係るスタートスイッチ装置1は、利便性と安全性を両立させることができる。具体的には、スタートスイッチ装置1は、認証が不成立となる回数が回数しきい値43以上となると、割り当てられた機能の実行指示が禁止されるので、この構成を採用しない場合と比べて、利便性を犠牲にして安全性を高めなくても認証の不成立を繰り返して認証成立させることが抑制され、本来はトレードオフの関係にある利便性と安全性を両立させることができる。
スタートスイッチ装置1は、最初に認証が不成立となってからの経過時間が第1の期間を超えると実行指示信号S2の出力の禁止を解除する。従ってスタートスイッチ装置1は、この構成を採用しない場合と比べて、登録者ではない第三者が認証を繰り返して実行指示が禁止されても、経過時間が第1の期間を超えると禁止を解除して認証を再開することができるので、安全性と利便性を両立させることができる。
スタートスイッチ装置1は、認証が不成立となった回数が回数しきい値43以上となって実行指示信号S2の出力が第2の期間の間禁止されるので、この構成を採用しない場合と比べて、安全性が高い。
スタートスイッチ装置1は、登録者ではない第三者が駆動装置87を始動させようとして連続で認証を試みた結果、不成立の回数が回数しきい値43以上となると、始動などができなくなるので、安全性が高い。またスタートスイッチ装置1は、第三者によって連続して認証が不成立となり、始動ができなくなっても電子キーによる認証成立によって禁止が解除可能であり、また第2の期間以上となると禁止が解除されるので、安全性と利便性を両立させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…スタートスイッチ装置、2…生体情報センサ、3…スイッチ部、4…制御部、5…特徴点、8…車両、9…操作指、10…本体、12…操作ボタン、20…読取面、22…読取画像、23…生体情報、40…登録生体情報、41…類似度しきい値、42…回数情報、43…回数しきい値、44…第1の期間しきい値、45…第2の期間しきい値、80…パネル、81…フロアコンソール、82…ステアリング、85…車両制御部、86…電源装置、87…駆動装置、102…開口、120…操作面
Claims (4)
- 読み取られた操作者の生体情報と予め登録された登録者の生体情報との認証を行い、認証が不成立となる回数が予め定められた回数以上となった場合、割り当てられた機能の実行指示を禁止する制御部を備えた生体情報認証装置。
- 前記制御部は、予め定められた第1の期間以内に、前記認証が不成立となる回数が前記予め定められた回数以上となった場合、前記割り当てられた機能の実行指示を禁止する、
請求項1に記載の生体情報認証装置。 - 前記制御部は、前記認証が不成立となる回数が前記予め定められた回数以上となった場合、予め定められた第2の期間の間、前記割り当てられた機能の実行指示を禁止する、
請求項1又は2に記載の生体情報認証装置。 - 前記割り当てられた機能は、車両の駆動装置の始動機能、及び車両の電源遷移機能である、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生体情報認証装置。
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