JP2020014577A - 焼成器 - Google Patents

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淳 澤根
Atsushi Sawane
淳 澤根
石川 善克
Yoshikatsu Ishikawa
善克 石川
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Abstract

【課題】消炎部材を排気路に容易に固定できる焼成器を提供する。【解決手段】焼成器(加熱調理器1)は、被調理物を配置可能な加熱室5と、加熱室5内を加熱するためのバーナー40,41と、加熱室5に通じ、加熱室5内の気体を排出するための排気路6と、消炎部材8とを備える。消炎部材8は、排気路6内に位置し、排出する気体の流れ方向600に直交する断面における面積が所定の面積を有し、前記気体が流れ方向600に通過可能な通気孔82が形成される。排気路6を構成する排気路構成部材の一部であり排気路6の上端部に位置する天井板60と、消炎部材8の上端部との間に、通気隙間9を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、焼成器に関する。
特許文献1には、グリルを備えたガスこんろが開示されている。前記グリルは、グリルバーナーが装備された加熱室と、加熱室内の調理排気を排出する排気用筒部と、排気用筒部内に設置された消炎部材とを備えている。消炎部材には、加熱室で生じた火炎を消す多孔状部が形成されている。
特開2017−46944号公報
前記消炎部材により、排気路の上端部における通気性能が低下してしまうものであった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、消炎部材により排気路の上端部における通気性能が低下するのを抑制する焼成器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る一態様の焼成器は、被調理物を配置可能な加熱室と、前記加熱室内を加熱するためのバーナーと、前記加熱室に通じ、前記加熱室内の気体を排出するための排気路と、消炎部材とを備える。前記消炎部材は、前記排気路内に位置し、排出する気体の流れ方向に直交する断面における面積が所定の面積を有し、前記気体が前記流れ方向に通過可能な通気孔が形成される。前記排気路を構成する排気路構成部材の一部であり前記排気路の上端部に位置する天井板と、前記消炎部材の上端部との間に、通気隙間を有することを特徴とする。
本発明に係る一態様の焼成器は、消炎部材により排気路の上端部における通気性能が低下するのを抑制することができる。
図1は、本開示における第1実施形態の焼成器としての加熱調理器の斜視図である。 図2Aは、図1のA−A線断面図である。図2Bは、図2AのB部拡大図である。 図3は、同上の加熱調理器が備えるグリル装置であって、天井部の図示を省略した斜視図である。 図4は、同上のグリル装置の流路構成部と前部底板とを示した分解斜視図である。 図5は、同上のグリル装置が備える消炎部材及び消炎部材の近傍部分を示した斜視図である。 図6A〜図6Cは同上の消炎部材を示し、図6Aは正面図であり、図6Bは平面図であり、図6Cは側面図である。 図7は、第2実施形態の加熱調理器が備えるグリル装置の一部拡大図である。 図8Aは、第3実施形態の加熱調理器が備えるグリル装置の一部拡大図である。図8Bは、同上のグリル装置の一部拡大図である。 図9は、第4実施形態の加熱調理器が備えるグリル装置の一部拡大図である。
以下に示す実施形態は焼成器に関し、詳しくは、加熱室内の気体を排出するための排気路に消炎部材が配置された焼成器に関する。なお、焼成器とは、プレートパン又はキャセロール等を要しない狭義のグリルと、プレートパン又はキャセロール等を要するいわゆるグリドルとを合わせたものとする。
図1に示す第1実施形態の焼成器としての加熱調理器1は、グリル付きのガスこんろであり、キッチン等に設置されるキャビネット(キッチンキャビネット)の上部に組み込まれた状態で利用されるドロップインこんろである。
以下、加熱調理器1の各要素について、加熱調理器1がキャビネットに設置された状態における方向を基準にして説明する。具体的には、加熱調理器1から見て、設計上、利用者が位置する方向を前方と定義する。また、加熱調理器1を前方から見たときを基準にして、左右方向を定義する。
図1に示すように、本実施形態の加熱調理器1は、筐体2と、複数のこんろバーナー3と、グリル装置4と、制御部(図示せず)と、複数の五徳10とを備えている。
本実施形態の筐体2は、上方に開口した箱状に形成されたケーシング20と、ケーシング20の上方に配置された天板21とを有している。
ケーシング20の上面には、上開口部22が形成されている。ケーシング20の内部には、複数のこんろバーナー3と、グリル装置4と、前記制御部とが設置されている。
加熱調理器1は、複数のこんろバーナー3の各々を操作するための操作部として、こんろ用操作部11を備えている。本実施形態のこんろ用操作部11は、ケーシング20の前面に設けられており、キャビネットの前方から操作可能である。こんろ用操作部11が利用者によって操作されたとき、前記制御部はこんろ用操作部11の操作に応じて各こんろバーナー3の点火の有無及び火力を変更する。
ケーシング20の上開口部22は、天板21によって覆われている。本実施形態の天板21は、主板23と、主板23の後方に配置された副板24とを有している。主板23及び副板24の各々は、ケーシング20上に設置されている。副板24は天板21の後端部を構成し、主板23は天板21における副板24よりも前方の部分を構成する。
主板23において複数のこんろバーナー3に対応する箇所には、複数のバーナー用孔25がそれぞれ形成されている。各バーナー用孔25は、主板23を上下方向に貫通する孔である。
各こんろバーナー3は、対応するバーナー用孔25を通過し天板21の上方に突出している。これにより、各こんろバーナー3は、天板21の上方に露出している。天板21の上面において、各こんろバーナー3に対応する箇所には、五徳10が設置されている。
副板24には、グリル装置4内の気体を排出するための排気口26が形成されている。本実施形態の排気口26は、副板24を上下方向に貫通し、長手方向が左右方向と平行な矩形状の孔であり、副板24の左右両端部の間に亘っている。
本実施形態の加熱調理器1は、排気口26を覆う複数の排気口カバー12を備えている。各排気口カバー12には、複数の通気用孔13が形成されている。各排気口カバー12は、排気口26に脱着可能に取り付けられている。
筐体2内にはグリル装置4が設置されている。図2A及び図3に示すように、本実施形態のグリル装置4は、グリル庫である加熱室5と、複数のバーナー(グリル用バーナー)40,41と、扉42と、排気路6とを有している。
加熱室5は、ケーシング20に収納されている。本実施形態の加熱室5は、前方に開口した箱状に形成されており、底部50、左右の側壁部51,52、後壁部53及び天井部54を含んでいる。本実施形態の底部50、左右の側壁部51,52及び天井部54の各々は、金属板を曲げ加工等することにより形成された板金加工品である。後壁部53は、板金加工品の一部で構成されている。
加熱室5の内部には、底部50、左右の側壁部51,52、後壁部53及び天井部54で囲まれ、魚等の被調理物が配置される加熱空間55が形成されている。加熱室5の前面には、前開口部56が形成されており、加熱空間55は、前開口部56を介してケーシング20の前方に通じる。被調理物は、前開口部56を通じて加熱空間55に出し入れされる。
加熱室5の前開口部56は、扉42によって開閉される。本実施形態の扉42は、加熱室5に対して前後方向に移動可能に取り付けられている。扉42は、前開口部56を閉じる閉位置と、閉位置よりも前方に位置して前開口部56を開く開位置との間で移動可能である。
本実施形態のグリル装置4は、加熱室5の内部を加熱する複数のバーナーとして、上バーナー40と、下バーナー41とを有している。
上バーナー40及び下バーナー41は、加熱室5の天井部54及び底部50に対してそれぞれ固定されて、加熱室5の内部に露出している。上バーナー40は、加熱室5の内部に配置された被調理物を上側から加熱し、下バーナー41は、加熱室5の内部に配置された被調理物を下側から加熱する。
加熱調理器1は、複数のバーナー40,41を操作するための操作部として、図1に示すグリル用操作部14を備えている。本実施形態のグリル用操作部14は、ケーシング20の前面に設けられており、キャビネットの前方から操作可能である。グリル用操作部14が利用者によって操作されたとき、前記制御部はグリル用操作部14の操作に応じて上バーナー40及び下バーナー41の各々の点火の有無及び火力を変更する。
図3に示すように、加熱室5の後端部には、前後方向に貫通する後開口部57が形成されている。本実施形態の後開口部57は、後壁部53の左右方向の中央部における上側部分に形成された切欠570と、後壁部53の上方の空間571とを含んでいる。
図2Aに示すように、後開口部57の後ろ斜め上方には、天板21に形成された排気口26が位置している。後開口部57は、加熱室5に取り付けられた排気路6を介して天板21の排気口26に通じている。
排気路6は、後開口部57から排気口26が位置する後ろ斜め上方に向かって延びている。加熱室5内で発生した燃焼ガス及び水蒸気等の気体は、後開口部57から排気路6に流入し、この後、排気口26から排出される。
図2A及び図3に示すように、本実施形態の排気路6は、複数の排気路構成部材と、後壁部53と一体に形成された流路構成部65とで構成されている。
具体的に排気路6は、複数の排気路構成部材として、天井板60、左右の側板61,62、後部底板63及び前部底板64を含んでいる。排気路6の天井部は、天井板60で構成され、排気路6の左右の側壁は左右の側板61でそれぞれ構成されている。排気路6の底部50の後部は、後部底板63で構成され、排気路6の底部50の前部は、前部底板64で構成されている。各排気路構成部材は、板金加工品である。
後壁部53と一体に形成された流路構成部65は、図4に示すように、左右一対の縦片部68と、左右一対の横片部70とを含んでいる。左右の縦片部68は、後壁部53における切欠570の左右の側縁からそれぞれ後方に突出している。左右の横片部70は、後壁部53における切欠570を挟んだ左右両端部の上縁から後方に突出している。
前部底板64は、本体部66と、左右一対の突片部67とを含んでいる。本体部66は、水平方向に対して傾斜した板状に形成されており、前端に近い部分ほど下方に位置している。
本体部66は、図5に示すように、後開口部57の後方に位置しており、加熱室5の後壁部53における後開口部57の下縁から後ろ斜め上方に延びている。図4に示すように、本体部66の後端部の左右両端部の各々は、左右方向における外側に向かって突出した突出部分72となっている。
左右の突片部67は、左右の突出部分72の前端からそれぞれ前方に突出している。各突片部67は水平な板状に形成されている。図5に示すように、左右の突片部67は、左右の横片部70にそれぞれ載置されている(載せられている)。
本実施形態では、左右の突片部67と左右の横片部70とで、後述する消炎部材8が起立姿勢で載置される載置部76が構成されている。本実施形態の載置部76は、左右一対の載置片部77を有しており、各載置片部77は、横片部70とこの横片部70上に重なる突片部67とで構成されている。
本実施形態の前部底板64は、左右一対の掛止部69を更に含んでいる。左右の掛止部69は、それぞれ左右の突片部67の前縁から下方に突出している。左右の掛止部69は、加熱室5の後壁部53の前面に引掛けられている。
本実施形態の前部底板64は、消炎部材8の左右方向の移動を規制する左右一対の位置決め部79を更に有している。図4に示すように、左右の位置決め部79は、それぞれ左右の突片部67の左右方向における外側の縁部から上方に突出している。各位置決め部79は対応する突片部67と一体に形成されている。左右の位置決め部79は対向しており、左右の位置決め部79の互いの対向面は、排気路6の対向する内面を構成している。
前部底板64の各突片部67には、上下方向に貫通する貫通孔71が形成されている。流路構成部65は、各突片部67の貫通孔71に嵌め込まれる嵌め込み部73を有している。
嵌め込み部73は左右の横片部70の各々より上方に突出している。本実施形態の各嵌め込み部73は、左右方向に対して垂直な板状に形成されている。
各嵌め込み部73は、対応する貫通孔71を通って、対応する突片部67よりも上方に突出している。各突片部67は、当該突片部67の貫通孔71に、対応する横片部70の嵌め込み部73が嵌め込まれることで、前後方向及び左右方向の移動が規制される。
加熱調理器1は、図2Aに示すように排気路6内に配置された消炎部材8を更に備えている。消炎部材8は、加熱室5の内部において発生した炎が、排気路6を通じて排気口26から出ることを抑制する。図2Bに示すように、消炎部材8は、排出する気体の流れ方向600に直交する断面における面積(流れ方向600視における面積)が所定の面積を有する。但し、この場合の消炎部材8の前記所定の面積には、後述する通気孔821,822の面積も含めるものとする。消炎部材8の前記所定の面積は、排気路6の流れ方向600に直交する断面における面積に対して、例えば40%、50%、80%、90%等、40%以上100%以下の面積であり、適宜決められる。なお、消炎部材8の前記所定の面積の数値及び排気路6の流れ方向600に直交する断面における面積に対する比率は、特に限定されない。
消炎部材8は、図5に示すように、排気路6の載置部76に起立姿勢で載置されており、載置部76に対して複数のねじ43で固定されている。
本実施形態の消炎部材8は、板金加工品であり、左右対称形状である。具体的に消炎部材8は、気体が流れ方向に通過可能な多数の通気孔82が形成された消炎機能を有する消炎部80と、載置部76に載置されて載置部76に対して固定された被固定部81とを有している。
図6A〜図6Cに示すように、本実施形態の消炎部80は、後板部800、上板部801及び左右の側板部802を含んでいる。
後板部800は、左右方向に延びており、左右方向に見てL字の板状に形成されている。後板部800は、上端に近い部分ほど前方に位置するように鉛直方向に対して傾斜した上部804と、上部804の下端から前斜め下方に突出して下端に近い部分ほど前方に位置するように鉛直方向に対して傾斜した下部805とを含んでいる。上板部801は、後板部800の上部804の上縁から前方に向かって突出している。
左右の側板部802は、左右方向に間隔をあけて位置しており、左右方向に対して垂直な板状に形成されている。各側板部802の後縁において下端部よりも上方に位置する部分は、上部が後板部800の上部804の対応する側縁につながり、下部が後板部800の下部805の対応する側縁につながっている。
消炎部80には、通気孔82が複数形成されている。本実施形態では、後板部800及び左右の側板部802の各々に複数の通気孔82が形成されている。
具体的に、後板部800の下部805に形成された各通気孔822及び左右の側板部802に形成された各通気孔823は、炎が通過し難い小径の丸孔であり、例えばパンチング加工により形成される。また、後板部800の上部804に形成された各通気孔821は、前後幅の狭い左右方向に延びたスリットであり、例えば、ルーバー加工により形成される。
図2Aに示す加熱室5から後開口部57を介して排気路6に流入した気体の大半は、消炎部80の複数の通気孔82を通過した後、排気口26に向かって流れる。
図5に示すように、本実施形態の消炎部材8において、載置部76に対して固定される被固定部81は、左右一対の被載置部810を含んでいる。左右の被載置部810は、左右の側板部802の下縁から左右方向の外側に向かって突出しており、水平な板状に形成されている。
左右の被載置部810は、前部底板64の左右の位置決め部79の間に配置されており、排気路6の左右の載置片部77(左右の突片部67)にそれぞれ載置されている。各被載置部810は、対応する位置決め部79の内面に沿って配置されている。
本実施形態の消炎部材8は、その重心が被固定部81の前後方向における中心(各被載置部810の前後方向の中心)よりも後方に位置している。このため、消炎部材8が載置部76に起立姿勢で載置されたときには、後方に倒れやすい。
図6Bに示すように、各被載置部810には、嵌め込み孔83と挿通孔84とが形成されている。嵌め込み孔83及び挿通孔84は、被載置部810を上下方向に貫通する孔である。
本実施形態の嵌め込み孔83は、前後方向に延びており、挿通孔84よりも前方に位置している。
図5に示すように、流路構成部65の各嵌め込み部73は、対応する嵌め込み孔83を通って、対応する被載置部810の上面よりも上方に突出している。各被載置部810は、対応する載置片部77の嵌め込み部73が、当該被載置部810の嵌め込み孔83の周縁部に当たることで、前後方向及び左右方向の移動が規制される。
図4に示すように、前部底板64の各突片部67において、挿通孔84に対応する箇所には、通し孔74が形成されている。流路構成部65の各横片部70において、挿通孔84及び通し孔74に対応する箇所には、上下方向に貫通するねじ穴75が形成されている。
各ねじ穴75には、対応する挿通孔84(図6B参照)及び通し孔74(図4参照)に通された図5に示すねじ43が、ねじ込まれる。これにより、各被載置部810は、対応する突片部67と共に対応する横片部70にねじ43で固定される。
図3に示す排気路6の左右の側板61,62は、前部底板64にねじ止めされている。また、後部底板63及び天井板60は、左右の側板61にねじ止めされている。
本実施形態の前部底板64及び消炎部材8は、例えば、以下に示すように、流路構成部65に取り付けられる。まず、作業者は、図4に示す前部底板64の各突片部67を、流路構成部65の対応する横片部70に載置し、各突片部67の貫通孔71に、対応する横片部70の嵌め込み部73を嵌め込む。これにより、各突片部67の通し孔74は、対応する横片部70のねじ穴75に通じる。
次に作業者は、図5に示す消炎部材8を消炎部80が被固定部81から上方に突出した起立姿勢とした状態で、各被載置部810を流路構成部65の対応する突片部67に載置し、各被載置部810の嵌め込み孔83に、対応する横片部70の嵌め込み部73を嵌め込む。
このように載置部76に起立姿勢で載置された消炎部材8は、各被載置部810が対応する横片部70と平行でかつ水平になる。また、消炎部材8は、左右の被載置部810が、前部底板64の左右の位置決め部79の内面に沿って配置されて、左右方向の移動が規制される。また、各被載置部810の挿通孔84(図6B参照)が、対応する突片部67の通し孔74(図4参照)と通じる。
次に作業者は、消炎部材8を、排気路6の載置部76にねじ止めする。このとき、作業者は、ねじ43を、各被載置部810の上方から、対応する挿通孔84及び通し孔74に順に通して、対応するねじ穴75にねじ込む。これにより、前部底板64の各突片部67は、流路構成部65の対応する横片部70に対して固定され、消炎部材8の各被載置部810は、前部底板64の突片部67及び流路構成部65の対応する横片部70に対して固定される。
図2Bに示すように、組み立てられた加熱調理器1は、排気路6の上端部に位置する天井板60と、消炎部材8の上端部との間に、通気隙間9を有する。具体的には、通気隙間9は、消炎部材8の上板部801の上面806と排気路6の天井板60の下面601との間に形成される。本実施形態では、消炎部材8の上板部801の上面806と排気路6の天井板60の下面601とは、平行となっているが、平行である必要はない。
通気隙間9の流れ方向600に沿った長さ91は、5mm、10mm、20mm、50mm、5〜10mm、5〜20mm、5〜50mm等、5mm以上100mm以下の適宜数値、数値範囲に決められる。
また、消炎部材8の上板部801の上面806と、排気路6の天井板60の下面601の間の距離92は、1mm、2mm、3mm、5mm、10mm、1〜3mm、1〜5mm等、1mm以上10mm以下の適宜数値、数値範囲に決められる。距離92が小さいほど、通気隙間9を通って炎が排気路6の通気隙間9よりも下流側に至りにくくなる。距離92が10mmを超えると、通気隙間9を通って炎が排気路6の通気隙間9よりも下流側に至るおそれがあるため、好ましくない。逆に、距離92が大きいほど、通気隙間9の通気性能は向上する。
また、距離92を大きくとっても、長さ91が長ければ、通気隙間9を通って炎が排気路6の通気隙間9よりも下流側に至りにくくなる。すなわち、炎が通気隙間9を下流側に向けて伸びると、通気隙間9の上端部に位置する天井板60に冷却されて消えやすくなり、炎が排気路6の通気隙間9よりも下流側に出ることが抑制される。
このため、消炎性能と通気性能のかねあいで、距離92と長さ91の関係が、様々な数値、数値範囲に適宜決められる。
例えば、距離92が1mmに対して、長さ91が1mm、2mm、5mm、1〜5mm等に決められる。また、距離92が3mmに対して、長さ91が2mm、5mm、8mm、2〜8mm等に決められる。また、距離92が1〜3mmに対して長さ91が1〜8mm等、距離92が3〜5mmに対して長さ91が3〜8mm等、距離92が3〜10mmに対して長さ91が3〜10mm等に決められる。なお、距離92、長さ91及び距離92と長さ91の組み合わせは、特に限定されない。
上述したように、第1実施形態の焼成器においては、排気路6に消炎部材8が位置していても、排気路6の上端部における通気性能が低下するのを抑制することができる。また、通気隙間9は、消炎部材8の上板部801の上面806と排気路6の天井板60の下面601との間に形成されているため、通気隙間9の流れ方向600に沿った長さ91を有し、消炎性能の低下を抑制することができる。
また、消炎部材8の上板部801と排気路6の天井板60とが平行となっており、長さ91方向の位置にかかわらず距離92が同じとなる。長さ91方向の位置に応じて距離92が異なると、通気性能は最も小さい距離92に応じて大きく低下する一方、消炎性能は距離92が大きい部分では大きく低下してしまい、結局、通気性能及び消炎性能の両方が大きく低下してしまう。消炎部材8の上板部801と排気路6の下面601とが平行となることにより、通気性能及び消炎性能の無駄な低下を抑制することができる。
次に、第2実施形態の加熱調理器1について、図7に基いて説明する。なお、第2実施形態の加熱調理器1は、第1実施形態の加熱調理器1と大部分において同じである。このため、第1実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第1実施形態の加熱調理器1においては、消炎部材8の上板部801の上面806と排気路6の天井板60の下面601との間に、特に部材は介在していなかった。これに対し、第2実施形態では、消炎部材8の上板部801の上面806と排気路6の天井板60の下面601との間に、通気隙間9を形成するためのスペーサ93を有する。
スペーサ93は、上板部801及び天井板60とは別体のものを固定して形成してもよい。また、スペーサ93は、上板部801の一部を切り起こして形成してもよい。また、スペーサ93は、天井板60に一体に形成してもよい。
このようなスペーサ93が設けられることにより。排気路構成部材及び消炎部材8の位置関係にバラつきが生じても、通気隙間9を確保することができる。
次に、第3実施形態の加熱調理器1について、図8A及び図8Bに基いて説明する。なお、第3実施形態の加熱調理器1は、第1実施形態の加熱調理器1と大部分において同じである。このため、第1実施形態と重複する説明については説明を省略する。
炎が通気隙間9を下流側に向けて伸びると、通気隙間9の上端部に位置する排気路構成部材(特に天井板60)に冷却されて消えやすくなるが、排気路構成部材が高温であると冷却効果が低くなる。このため、第3実施形態においては、天井板60に、放熱部としてのフィン602を有する。フィン602は、溶接等により天井板60に一体的に形成される。
このようなフィン602からなる放熱部が設けられることにより、排気路構成部材(特に天井板60)が冷却されて、通気隙間9に伸びる炎の冷却性能が向上する。なお、放熱部は、天井板60のみならず、他の排気路構成部材に設けられてもよい。
次に、第4実施形態の加熱調理器1について、図9に基いて説明する。なお、第4実施形態の加熱調理器1は、第3実施形態の加熱調理器1と大部分において同じである。このため、第3実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第3実施形態においては、天井板60に、放熱部としてのフィン602が設けられていたのに対し、第4実施形態においては、天井板60に、放熱部としてのパイプ603が設けられている。パイプ603は、溶接等により天井板60に一体的に形成される。
このようなパイプ603からなる放熱部が設けられることにより、排気路構成部材(特に天井板60)が冷却されて、通気隙間9に伸びる炎の冷却性能が向上する。
以上説明した第1実施形態〜第4実施形態から明らかなように、第1の態様の焼成器(加熱調理器1)は、被調理物を配置可能な加熱室5と、加熱室5内を加熱するためのバーナー40,41と、加熱室5に通じ、加熱室5内の気体を排出するための排気路6と、消炎部材8とを備える。消炎部材8は、排気路6内に位置し、排出する気体の流れ方向600に直交する断面における面積が所定の面積を有し、前記気体が流れ方向600に通過可能な通気孔82が形成される。排気路6を構成する排気路構成部材の一部であり排気路6の上端部に位置する天井板60と、消炎部材8の上端部との間に、通気隙間9を有する。
第1の態様によれば、排気路6に消炎部材8が位置していても、排気路6の上端部における通気性能が低下するのを抑制することができる。
第2の態様では、第1の態様との組み合わせにより実現される。第2の態様では、消炎部材8は、その上端部に流れ方向600に所定の長さを有する上板部801を有する。通気隙間9は、消炎部材8の上板部801と排気路6の天井板60との間に形成される。
第2の態様によれば、通気隙間9の流れ方向600に沿った長さ91を有し、消炎性能の低下を抑制することができる。
第3の態様では、第2の態様との組み合わせにより実現される。第3の態様では、通気隙間9の上端部に位置する排気路6の天井板60と、通気隙間9の下端部に位置する消炎部材8の上板部801と、が平行である。
第3の態様によれば、通気性能及び消炎性能の無駄な低下を抑制することができる。
第4の態様では、第2又は第3のいずれかの態様との組み合わせにより実現される。第4の態様では、通気隙間9の上端部に位置する排気路6の天井板60と、通気隙間9の下端部に位置する消炎部材8の上板部801と、の間の距離92が、1mm以上かつ10mm以下である。
第4の態様によれば、通気性能及び消炎性能の両方を確保することができる。
第5の態様では、第2〜第4のいずれかの態様との組み合わせにより実現される。第5の態様では、通気隙間9の上端部に位置する排気路6の天井板60と、通気隙間9の下端部に位置する消炎部材8の上板部801の間に、通気隙間9を形成するためのスペーサ93を有する。
第5の態様によれば、天井板60及び消炎部材8の位置関係にバラつきが生じても、通気隙間9を確保することができる。
第6の態様では、第1〜第5のいずれかの態様との組み合わせにより実現される。第6の態様では、排気路構成部材に、放熱部を有する。
第6の態様によれば、排気路構成部材が冷却されて、通気隙間9に伸びる炎の冷却性能が向上する。
1 加熱調理器
40 バーナー
41 バーナー
5 加熱室
6 排気路
60 天井板
600 流れ方向
8 消炎部材
801 上板部
82 通気孔
9 通気隙間
92 距離
93 スペーサ

Claims (6)

  1. 被調理物を配置可能な加熱室と、
    前記加熱室内を加熱するためのバーナーと、
    前記加熱室に通じ、前記加熱室内の気体を排出するための排気路と、
    前記排気路内に位置し、排出する気体の流れ方向に直交する断面における面積が所定の面積を有し、前記気体が前記流れ方向に通過可能な通気孔が形成された消炎部材とを備え、
    前記排気路を構成する排気路構成部材の一部であり前記排気路の上端部に位置する天井板と、前記消炎部材の上端部との間に、通気隙間を有することを特徴とする焼成器。
  2. 前記消炎部材は、その上端部に前記流れ方向に所定の長さを有する上板部を有し、
    前記通気隙間は、前記消炎部材の上板部と前記排気路の天井板との間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の焼成器。
  3. 前記通気隙間の上端部に位置する前記排気路の天井板と、前記通気隙間の下端部に位置する前記消炎部材の上板部と、が平行であることを特徴とする請求項2に記載の焼成器。
  4. 前記通気隙間の上端部に位置する前記排気路の天井板と、前記通気隙間の下端部に位置する前記消炎部材の上板部と、の間の距離が、1mm以上かつ10mm以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載の焼成器。
  5. 前記通気隙間の上端部に位置する前記排気路の天井板と、前記通気隙間の下端部に位置する前記消炎部材の上板部の間に、前記通気隙間を形成するためのスペーサを有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の焼成器。
  6. 前記排気路構成部材に、放熱部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼成器。
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