最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置は、ケーブルテレビの放送波を出力する複数の伝送モジュールと、前記複数の伝送モジュールと他の装置との間で通信を行うための通信経路と、前記複数の伝送モジュール間を接続する監視経路とを備え、前記複数の伝送モジュールは、1または複数の運用系モジュールと、1つの予備系モジュールとを含み、前記予備系モジュールは、前記監視経路を介して各前記運用系モジュールの状態を監視可能であり、前記予備系モジュールは、前記運用系モジュールの異常を検出した場合、異常を検出した前記運用系モジュールである異常モジュールの代わりに前記放送波の出力を行う代替処理を行う。
このように、たとえば各局の放送波に対応する複数の伝送モジュールを1つの装置が備える構成により、製造コストを抑えるとともに保守作業を容易に行うことができる。また、ケーブルテレビ装置が自己の状態を監視する構成により、PC等の他の装置を用いることなく状態を監視することができるため、保守性を向上させることができる。また、予備系モジュールが代替処理を行う構成により、たとえば運用系モジュールの故障等により番組が途中で中断した場合、より短い時間で放送波の出力を切り替えて番組の中断期間を短縮することができる。これにより、異常が生じた場合に、番組の配信の長時間にわたる中断を回避可能な可用性の高いシステムを構築することができる。したがって、放送波を出力する構成において、異常が生じた場合に、異常の影響を効果的に抑えることができる。
(2)好ましくは、前記予備系モジュールは、各前記運用系モジュールの設定情報を記憶する記憶部を含む。
このような構成により、PC等の他の装置を用いることなく運用系モジュールの設定内容をバックアップすることができる。
(3)好ましくは、前記ケーブルテレビ装置は、さらに、各前記運用系モジュールから出力された前記放送波および前記予備系モジュールから出力された前記放送波を合波する合波部を備え、前記複数の伝送モジュールの各々は、前記放送波を出力するか否かを切り替えるスイッチを含み、前記予備系モジュールは、前記代替処理において、前記異常モジュールの前記スイッチをオフする。
このように、運用系モジュールの放送波の出力をハードウェア的に停止させる構成により、運用系モジュールから異常な放送波が出力されることをより確実に防ぐことができる。
(4)好ましくは、前記監視経路は、前記複数の伝送モジュールを相互に接続する複数の経路を含み、前記複数の伝送モジュールの各々が、前記予備系モジュールとして使用可能である。
このような構成により、運用系モジュールと予備系モジュールとを共通化して製造コストを抑えることができる。
(5)好ましくは、前記放送波は、衛星放送の放送波であり、前記予備系モジュールは、前記代替処理を行っていない状態において、前記放送波を受信し、受信した前記放送波に含まれるSI(Service Information)情報を取得して保持する。
このように、予備系モジュールにおいて予めSI情報を保持する構成により、たとえば運用系モジュールの故障等により番組の配信が途中で中断した場合、より短い時間で放送波の出力を開始し、番組の配信を再開することができる。
(6)本発明の実施の形態に係る異常監視方法は、ケーブルテレビの放送波を出力する複数の伝送モジュールと、前記複数の伝送モジュールと他の装置との間で通信を行うための通信経路と、前記複数の伝送モジュール間を接続する監視経路とを備えるケーブルテレビ装置における異常監視方法であって、前記複数の伝送モジュールは、1または複数の運用系モジュールと、1つの予備系モジュールとを含み、前記予備系モジュールが、前記監視経路を介して各前記運用系モジュールの状態を監視するステップと、前記予備系モジュールが、1または複数の前記運用系モジュールの異常を検出するステップと、前記予備系モジュールが、前記運用系モジュールの異常を検出した場合、異常を検出した前記運用系モジュールである異常モジュールの代わりに前記放送波の出力を行う代替処理を行うステップとを含む。
このように、たとえば各局の放送波に対応する複数の伝送モジュールを1つの装置が備える構成により、製造コストを抑えるとともに保守作業を容易に行うことができる。また、ケーブルテレビ装置が自己の状態を監視する構成により、PC等の他の装置を用いることなく状態を監視することができるため、保守性を向上させることができる。また、予備系モジュールが代替処理を行う構成により、たとえば運用系モジュールの故障等により番組が途中で中断した場合、より短い時間で放送波の出力を切り替えて番組の中断期間を短縮することができる。これにより、異常が生じた場合に、番組の配信の長時間にわたる中断を回避可能な可用性の高いシステムを構築することができる。したがって、放送波を出力する構成において、異常が生じた場合に、異常の影響を効果的に抑えることができる。
(7)本発明の実施の形態に係る異常監視方法は、ケーブルテレビの放送波を出力する複数の伝送モジュールと、前記複数の伝送モジュールと他の装置との間で通信を行うための通信経路と、前記複数の伝送モジュール間を接続する監視経路とを備えるケーブルテレビ装置における異常監視方法であって、前記複数の伝送モジュールは、1または複数の運用系モジュールと、1つの予備系モジュールとを含み、前記複数の伝送モジュールの各々は、前記放送波を出力するか否かを切り替えるスイッチを含み、前記予備系モジュールが、前記監視経路を介して各前記運用系モジュールの状態を監視するステップと、前記予備系モジュールが、1または複数の前記運用系モジュールの異常を検出するステップと、前記予備系モジュールが、前記運用系モジュールの異常を検出した場合、異常を検出した前記運用系モジュールである異常モジュールの前記スイッチをオフするステップとを含む。
このように、たとえば各局の放送波に対応する複数の伝送モジュールを1つの装置が備える構成により、製造コストを抑えるとともに保守作業を容易に行うことができる。また、ケーブルテレビ装置が自己の状態を監視する構成により、PC等の他の装置を用いることなく状態を監視することができるため、保守性を向上させることができる。また、運用系モジュールの放送波の出力をハードウェア的に停止させる構成により、運用系モジュールから異常な放送波が出力されることをより確実に防ぐことができる。したがって、放送波を出力する構成において、異常が生じた場合に、異常の影響を効果的に抑えることができる。
(8)本発明の実施の形態に係る異常監視方法は、ケーブルテレビの放送波を出力する複数の伝送モジュールと、前記複数の伝送モジュールと他の装置との間で通信を行うための通信経路と、前記複数の伝送モジュール間を接続する監視経路とを備えるケーブルテレビ装置における異常監視方法であって、前記複数の伝送モジュールは、1または複数の運用系モジュールと、1つの予備系モジュールとを含み、前記予備系モジュールが、前記監視経路を介して各前記運用系モジュールの状態を監視するステップと、前記予備系モジュールが、前記各運用系モジュールの異常を検出していない状態において、前記放送波を受信し、受信した前記放送波に含まれるSI情報を取得して保持するステップとを含む。
このように、たとえば各局の放送波に対応する複数の伝送モジュールを1つの装置が備える構成により、製造コストを抑えるとともに保守作業を容易に行うことができる。また、ケーブルテレビ装置が自己の状態を監視する構成により、PC等の他の装置を用いることなく状態を監視することができるため、保守性を向上させることができる。また、予備系モジュールにおいて予めSI情報を保持する構成により、たとえば運用系モジュールの故障等により番組の配信が途中で中断した場合、より短い時間で放送波の出力を開始し、番組の配信を再開することができる。したがって、放送波を出力する構成において、異常が生じた場合に、異常の影響を効果的に抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る放送再送信システムの構成を示す図である。
図1を参照して、放送再送信システム301は、ケーブルテレビ装置101と、ケーブルテレビ網10と、複数のSTB(Set Top Box)131とを備える。STB131は、TVモニタ133に接続されている。
なお、放送再送信システム301は、複数のSTB131を備える構成に限らず、1つのSTB131を備える構成であってもよい。
ケーブルテレビ装置101は、たとえば、ケーブルテレビ放送を提供する事業者の局舎151に設けられる。STB131およびTVモニタ133は、加入者宅152に設けられる。
ケーブルテレビ装置101には、たとえば、外部アンテナ81が接続されている。ケーブルテレビ装置101は、たとえばストリームを含む放送波を受信する。
ストリームは、番組の情報等を含む。番組の情報は、たとえば、音声情報、映像情報、EPG(Electronic Program Guide)情報、SI情報(Service Information)および字幕情報等を含む。
音声情報および映像情報は、たとえば、所定の方式に従って、圧縮および暗号化が施されている。
ケーブルテレビ装置101は、たとえば、放送局からのストリームを中継するための、図示しない高度広帯域衛星デジタル放送用の放送衛星から送信された衛星放送波を外部アンテナ81経由で受信する。
なお、ケーブルテレビ装置101は、たとえば、電波塔から送信された放送波を外部アンテナ81経由で受信してもよい。
ケーブルテレビ装置101は、受信した衛星放送波から番組の情報を取得し、取得した番組の情報を含む放送波をケーブルテレビ網10を介して各加入者宅152へ送信する。
STB131は、たとえば、ケーブルテレビ装置101から送信される放送波をケーブルテレビ網10を介して受信する。
STB131は、ケーブルテレビ装置101からの放送波を受信すると、受信した放送波から番組の情報を取得し、取得した番組の情報に基づいて音声情報および映像情報をデコードし、デコード後の音声情報および映像情報をTVモニタ133へ送信する。
TVモニタ133は、STB131から受信した音声情報および映像情報に基づいて番組を再生する。
[課題]
複数の放送局からのストリームにそれぞれ対応する複数の装置で構成されるシステムでは、制御用のPC等を用いて各装置を別個に監視するため、故障等の発見に時間を要する。
また、制御用のPC等に各装置の設定内容等が保存されている場合、当該設定内容の反映等の復旧に時間を要するため、たとえばユーザにおいて視聴中の番組が途中で長時間中断する等、ユーザの使用感が低下する。
これに対して、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、以下のような構成および動作により、上記課題を解決する。
図2は、本発明の実施の形態に係る放送再送信システムにおけるケーブルテレビ装置の構成を示す図である。
図2を参照して、ケーブルテレビ装置101は、複数の伝送モジュール21と、通信経路22と、監視経路23と、合波部24とを備える。
複数の伝送モジュール21は、1または複数の運用系モジュール31と、1つの予備系モジュール32とを含む。運用系モジュール31および予備系モジュール32のハードウェアの構成は、たとえば同じである。
ケーブルテレビ装置101は、複数の伝送モジュール21が挿入される複数のスロットと、複数のスロットを接続するための基板BPとが設けられたラックとを備える。
ケーブルテレビ装置101におけるスロットの各々には、運用系モジュール31および予備系モジュール32のいずれかが挿入される。
複数の伝送モジュール21間を接続する監視経路23は、基板BPにおける配線パターンによって形成される。すなわち、複数の伝送モジュール21は、能動素子を介さず、電気的に直接接続される。これにより、ケーブルテレビ装置101における監視系の信頼性を向上させることができる。
図3は、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置における運用系モジュールの構成を示す図である。
図4は、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置における予備系モジュールの構成を示す図である。
図3および図4を参照して、運用系モジュール31および予備系モジュール32の各々は、記憶部41と、チューナ42と、変調部43と、スイッチ44と、制御部45とを備える。
図2、図3および図4を参照して、複数の伝送モジュール21は、通信経路22を介して制御用のPC等の他の装置との間で通信を行う。
より詳細には、各伝送モジュール21は、通信経路22に含まれるハブ機能を有するインターフェイスモジュール33経由で制御用のPC等からの設定情報等を受信する。
具体的には、運用系モジュール31における制御部45は、制御用のPC等から通信経路22を介して自己の設定情報を受信し、受信した設定情報の示す設定内容を自己のチューナ42および変調部43等に反映させる。
そして、運用系モジュール31におけるチューナ42は、制御部45によって反映された設定内容に従い、たとえば外部アンテナ81経由で受信した放送波を復調することにより、番組の情報および時刻合わせ情報等を含むストリームを生成し、生成したストリームを変調部43へ出力する。
たとえば、衛星放送波において、高度広帯域衛星デジタル放送の複数のストリームを効率良く伝送するためのフレームが含まれることが規定されている。ストリームの伝送は、フレームの構造を維持したまま行われる。
フレームには、最大で16の放送局の番組にそれぞれ対応する複数のストリームを含めることが可能である。
また、チューナ42は、たとえば外部アンテナ81経由で受信した放送波に含まれるSI(Service Information)情報を取得し、取得したSI情報を変調部43へ出力する。
また、チューナ42は、たとえば外部アンテナ81経由で受信した放送波のC/N(Carrier to Noise Ratio:搬送波対雑音比)を測定し、測定したC/Nを制御部45へ出力する。
変調部43は、チューナ42から受けた1または複数のストリームをそれぞれ変調することにより、ケーブルテレビ網10に対応する放送波をストリームごとに生成する。
また、変調部43は、チューナ42から受けたSI情報の内容を、生成した各放送波に対応する内容に書き換えたSI情報を対応の放送波に含めてスイッチ44へ出力する。
スイッチ44は、変調部43から受けた放送波を合波部24へ出力するか否かを切り替える。
制御部45は、スイッチ44を制御することにより、変調部43によって生成された放送波を合波部24へ出力するか否かを切り替える。
運用系モジュール31における制御部45は、通常時において、スイッチ44をオン状態とする。これにより、変調部43からの放送波が合波部24へ出力される。
なお、運用系モジュール31は、変調部43を備えなくてもよい。この場合、チューナ42は、外部アンテナ81経由で受信した放送波の復調およびSI情報の書き換えを行わずに当該放送波の増幅等を行って合波部24へ出力する。
合波部24は、各運用系モジュール31から出力された放送波を合波してたとえばケーブルテレビ網10へ出力する。
たとえば、予備系モジュール32における記憶部41は、各運用系モジュール31の設定情報を記憶する。
より詳細には、予備系モジュール32における制御部45は、通信経路22を介して制御用のPC等と通信を行い、制御用のPC等から各運用系モジュール31の設定情報を受信し、受信した各設定情報を記憶部41に保存する。
予備系モジュール32は、監視経路23を介して各運用系モジュール31の状態を監視可能である。
たとえば、監視経路23は、複数の伝送モジュール21を相互に接続する複数の経路を含む。
図5は、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置における監視経路の一例を示す図である。図5は、一例として、運用系モジュール31である2つの運用系モジュール31A,31Bと、1つの予備系モジュール32とを示す。
図5を参照して、監視経路23は、状態検出系の監視経路23Aと、出力制御系の監視経路23Bとを含む。
運用系モジュール31Aは、入力端子PIAAと、入力端子PIABと、入力端子PIACと、出力端子POAAと、出力端子POABと、出力端子POACとを含む。
運用系モジュール31Bは、入力端子PIBAと、入力端子PIBBと、入力端子PIBCと、出力端子POBAと、出力端子POBBと、出力端子POBCとを含む。
予備系モジュール32は、入力端子PICAと、入力端子PICBと、入力端子PICCと、出力端子POCAと、出力端子POCBと、出力端子POCCとを含む。
運用系モジュール31Aの出力端子POAAは、監視経路23Aを介して、運用系モジュール31Bの入力端子PIBAおよび予備系モジュール32の入力端子PICAに接続されている。
運用系モジュール31Bの出力端子POBBは、監視経路23Aを介して、運用系モジュール31Aの入力端子PIABおよび予備系モジュール32の入力端子PICBに接続されている。
予備系モジュール32の出力端子POCCは、監視経路23Aを介して、運用系モジュール31Aの入力端子PIACおよび運用系モジュール31Bの入力端子PIBCに接続されている。
図3および図5を参照して、運用系モジュール31Aにおける制御部45は、出力端子POAAおよび監視経路23Aを介して運用系モジュール31Bの入力端子PIBAおよび予備系モジュール32の入力端子PICAへ状態情報を出力する。
また、運用系モジュール31Bにおける制御部45は、出力端子POBBおよび監視経路23Aを介して運用系モジュール31Aの入力端子PIABおよび予備系モジュール32の入力端子PICBへ状態情報を出力する。
また、予備系モジュール32における制御部45は、出力端子POCCおよび監視経路23Aを介して運用系モジュール31Aの入力端子PIACおよび運用系モジュール31Bの入力端子PIBCへ状態情報を出力可能である。
状態情報は、一例として、ハイレベルおよびローレベルを200ミリ秒ごとに交互に繰り返すトグル信号である。
運用系モジュール31における制御部45は、受信した放送波のC/Nが低い等の異常、または自己に関する異常を検知した場合、トグル信号の出力を停止する。
より詳細には、たとえば、制御部45は、トグル信号がハイレベルであるときに上記異常を検知した場合、ハイレベル固定の信号を対応の出力端子を介して他の運用系モジュール31および予備系モジュール32へ出力する。
また、制御部45は、トグル信号がローレベルであるときに上記異常を検知した場合、ローレベル固定の信号を対応の出力端子を介して他の運用系モジュール31および予備系モジュール32へ出力する。
予備系モジュール32における制御部45は、トグル信号を監視する。より詳細には、制御部45は、たとえば、入力端子PICAを介して運用系モジュール31Aからのトグル信号を受信し、受信したトグル信号がハイレベルおよびローレベルを200ミリ秒ごとに繰り返す場合、トグル信号の送信元である運用系モジュール31Aを正常であると判断する。
また、制御部45は、受信した運用系モジュール31Aからのトグル信号がたとえば300ミリ秒以上の間、ハイレベルまたはローレベルに固定されている場合、トグル信号の送信元である運用系モジュール31Aを異常であると判断する。
また、制御部45は、何らかの要因により運用系モジュール31Aが停止した場合、入力端子PICAを介して固定レベルのトグル信号を受信するため、トグル信号の送信元である運用系モジュール31Aの異常を検出することができる。
これにより、制御用のPCおよび通信経路22等を用いることなく運用系モジュール31の状態確認を行うことができる。
予備系モジュール32は、運用系モジュール31の異常を検出した場合、異常を検出した運用系モジュール31である異常モジュールの代わりに放送波の出力を行う代替処理を行う。
再び図4を参照して、より詳細には、予備系モジュール32における制御部45は、たとえば運用系モジュール31Aの異常を検出した場合、記憶部41から運用系モジュール31Aの設定情報を取得し、取得した設定情報の示す設定内容を自己のチューナ42および変調部43等に反映させる。
また、たとえば、予備系モジュール32は、代替処理を行っていない状態において、放送波を受信し、受信した放送波に含まれるSI情報を取得して保持する。
より詳細には、予備系モジュール32におけるチューナ42は、たとえば外部アンテナ81を介して各運用系モジュール31に対応する放送波を受信し、受信した各放送波に含まれるSI情報を取得し、取得した各SI情報を記憶部41に保存する。
そして、予備系モジュール32におけるチューナ42は、制御部45によって反映された設定内容に従い、たとえば外部アンテナ81経由で受信した放送波を復調することにより、番組の情報および時刻合わせ情報等を含む1または複数のストリームを生成し、生成したストリームを変調部43へ出力する。
変調部43は、チューナ42から受けた1または複数のストリームをそれぞれ変調することにより、ケーブルテレビ網10に対応する放送波をストリームごとに生成する。
また、変調部43は、記憶部41からSI情報を取得し、取得したSI情報の示す内容を、生成した各放送波に対応する内容に書き換えたSI情報を当該各放送波に含めてスイッチ44へ出力する。
予備系モジュール32における制御部45は、代替処理を行っていない状態において、自己のスイッチ44をオフ状態とする。これにより、変調部43からの放送波の合波部24への出力がハードウェア的に停止されている。
たとえば、予備系モジュール32は、代替処理において、異常モジュールのスイッチをオフする。
より詳細には、予備系モジュール32における制御部45は、監視経路23Bを介して運用系モジュール31におけるスイッチ44を制御することにより、運用系モジュール31における変調部43によって生成された放送波を合波部24へ出力するか否かを切り替える。
再び図5を参照して、予備系モジュール32の出力端子POCAおよび運用系モジュール31Bの出力端子POBAは、監視経路23Bを介して、それぞれ運用系モジュール31Aの入力端子PIAAに接続されている。
また、予備系モジュール32の出力端子POCBおよび運用系モジュール31Aの出力端子POABは、監視経路23Bを介して、それぞれ運用系モジュール31Bの入力端子PIBBに接続されている。
また、運用系モジュール31Aの出力端子POACおよび運用系モジュール31Bの出力端子POBCは、監視経路23Bを介して、それぞれ予備系モジュール32の入力端子PICCに接続されている。
予備系モジュール32の出力端子POCA、運用系モジュール31Bの出力端子POBAおよび運用系モジュール31Aの入力端子PIAAは、ワイヤードOR接続されている。
運用系モジュール31Aの出力端子POAB、予備系モジュール32の出力端子POCBおよび運用系モジュール31Bの入力端子PIBBは、ワイヤードOR接続されている。
運用系モジュール31Aの出力端子POAC、運用系モジュール31Bの出力端子POBCおよび予備系モジュール32の入力端子PICCは、ワイヤードOR接続されている。
たとえば、運用系モジュール31Aにおけるスイッチ44は、予備系モジュール32の出力端子POCAまたは運用系モジュール31Bの出力端子POBAを介して出力された制御信号により制御される。
より詳細には、予備系モジュール32における制御部45は、たとえば異常を検出した運用系モジュール31Aのスイッチ44をオフするための制御信号を、出力端子POCAおよび監視経路23Bを介して運用系モジュール31Aの入力端子PIAAへ出力する。
運用系モジュール31Aにおけるスイッチ44は、予備系モジュール32から監視経路23Bおよび入力端子PIAAを介して受けた制御信号に従い、変調部43によって生成された放送波の合波部24への出力を停止する。これにより、運用系モジュール31Aは、合波部24への放送波の出力を停止する。
そして、予備系モジュール32における制御部45は、制御信号を運用系モジュール31Aへ出力した後、自己の予備系モジュール32におけるスイッチ44をオンすることにより、自己の変調部43によって生成された放送波を合波部24へ出力する。
これにより、予備系モジュール32から、変調部43によって生成された放送波、すなわち異常モジュールである運用系モジュール31Aから出力されていた放送波と同じ設定情報に基づく放送波が合波部24へ出力される。
ケーブルテレビ装置101では、たとえば、複数の伝送モジュール21の各々が、予備系モジュール32として使用可能である。
たとえば、運用系モジュール31Bの出力端子POBAは、当該運用系モジュール31Bが予備系モジュール32として用いられる場合に使用される。
この場合、運用系モジュール31Bの制御部45は、運用系モジュール31Aの異常を検出した場合、出力端子POBAおよび監視経路23Bを介して運用系モジュール31Aの入力端子PIAAへ、運用系モジュール31Aにおけるスイッチ44をオフするための制御信号を出力する。
なお、予備系モジュール32に限らず、運用系モジュール31Aおよび運用系モジュール31Bの少なくともいずれか一方における制御部45が、通信経路22を介して制御用のPC等と通信を行い、制御用のPC等から他の各運用系モジュール31の設定情報を受信し、受信した各設定情報を記憶部41に保存する構成であってもよい。
合波部24は、運用系モジュール31Bおよび予備系モジュール32から出力された放送波を合波してケーブルテレビ網10へ出力する。
これにより、制御用のPCおよび通信経路22等を用いることなく予備系モジュール32を運用系モジュール31に切り替えて使用することができる。
予備系モジュール32は、PC等を用いた復旧作業に要する時間より短い時間で自己のスイッチ44を切り替え、放送波を出力可能である。このため、たとえば、ユーザが意識しないオーダーの中断時間にて番組の配信を再開することができるため、ユーザにおける違和感の発生を抑制することができる。
[動作の流れ]
放送再送信システム301における各装置は、メモリを含むコンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンス図またはフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを当該メモリからそれぞれ読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図6は、本発明の実施の形態に係る放送再送信システムにおけるケーブルテレビ装置が行う伝送モジュールの異常監視のシーケンスを示す図である。図6は、一例として、2つの運用系モジュール31A,31Bと、1つの予備系モジュール32とを示す。
図6を参照して、まず、ケーブルテレビ装置101における運用系モジュール31Aは、運用系モジュール31Bおよび予備系モジュール32へ状態情報を出力する。また、運用系モジュール31Bは、運用系モジュール31Aおよび予備系モジュール32へ状態情報を出力する。
ケーブルテレビ装置101における予備系モジュール32は、運用系モジュール31Aおよび運用系モジュール31Bから監視経路23Aを介して受けた各状態情報に基づいて、運用系モジュール31Aおよび運用系モジュール31Bの状態を監視する(ステップS101)。
次に、予備系モジュール32は、たとえば運用系モジュール31Bからのトグル信号が停止したことにより運用系モジュール31Bの異常を検出し(ステップS102)、代替処理として、自己の記憶部41から運用系モジュール31Bの設定情報を取得し、取得した設定情報の示す設定内容を自己のチューナ42および変調部43等に設定する(ステップS103)。
次に、予備系モジュール32は、代替処理として、トグル信号の出力が停止した運用系モジュール31Bである異常モジュールの代わりに放送波の出力を行う(ステップS104)。
次に、予備系モジュール32は、異常を検出した運用系モジュール31Bのスイッチ44をオフするための制御信号を監視経路23Bを介して運用系モジュール31Bへ出力することにより(ステップS105)、運用系モジュール31Bにおけるスイッチ44をオフして放送波の出力を停止する(ステップS106)。
図7は、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置における予備系モジュールが代替処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図7を参照して、まず、予備系モジュール32は、代替処理を行っていない状態において、放送波を受信し、受信した放送波に含まれるSI情報を取得して保持する(ステップS201)。
次に、予備系モジュール32は、運用系モジュール31から監視経路23Aを介して受けた状態情報に基づいて、運用系モジュール31の異常を検出した場合(ステップS202YES)、異常を検出した運用系モジュール31である異常モジュールの設定情報を記憶部41から取得し、取得した設定情報の示す設定内容を自己のチューナ42および変調部43等に設定する(ステップS203)。
次に、予備系モジュール32は、異常モジュールのスイッチ44をオフするための制御信号を監視経路23Bを介して当該異常モジュールへ出力する(ステップS204)。
次に、予備系モジュール32は、自己のスイッチ44をオンすることにより、設定した内容に従う放送波、すなわち異常モジュールから出力されていた放送波と同じ設定情報に基づく放送波を合波部24へ出力する(ステップS205)。
一方、予備系モジュール32は、各運用系モジュール31が正常である場合(ステップS202でNO)、複数の運用系モジュール31の監視を継続する(ステップS201)。
なお、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、予備系モジュール32が記憶部41を含む構成であるとしたが、これに限定するものではない。予備系モジュール32は、記憶部41を含まない構成であってもよい。この場合、予備系モジュール32は、たとえば、運用系モジュール31の異常を検出した場合、制御用のPC等の外部の装置から、当該運用系モジュール31の設定情報等を取得する。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置は、合波部24を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。合波部24は、ケーブルテレビ装置101の外部に設けられる構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、伝送モジュール21は、スイッチ44を含む構成であるとしたが、これに限定するものではない。スイッチ44は、ケーブルテレビ装置101の外部に設けられる構成であってもよい。この場合、予備系モジュール32は、たとえば、運用系モジュール31の異常を検出した場合でも、運用系モジュール31からの放送波の出力を停止する制御を行わない。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、予備系モジュール32は、代替処理において、異常モジュールのスイッチ44をオフする構成であるとしたが、これに限定するものではない。ケーブルテレビ装置101では、たとえば異常モジュールにおける制御部45が、自己のスイッチ44をオフすることにより放送波の出力を停止する構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、複数の伝送モジュール21の各々が、予備系モジュール32として使用可能な構成であるとしたが、これに限定するものではない。ケーブルテレビ装置101は、1つの伝送モジュール21を予備系モジュール32として使用する構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、予備系モジュール32は、代替処理を行っていない状態において、SI情報を取得して保存する構成であるとしたが、これに限定するものではない。予備系モジュール32は、代替処理を行っていない状態においてSI情報を取得せず、代替処理を行っている状態において、受信した放送波に含まれるSI情報を取得する構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、複数の運用系モジュール31を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。ケーブルテレビ装置101は、1つの運用系モジュール31と予備系モジュール32とを備える構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、予備系モジュール32は、他のすべての運用系モジュール31の状態を監視する構成であるとしたが、これに限定するものではない。予備系モジュール32は、他の各運用系モジュール31のうちの一部の運用系モジュール31の状態を監視する構成であってもよい。
ところで、ケーブルテレビ等の放送波を出力する装置に異常が生じた場合において、異常の影響を効果的に抑えることが可能な技術が望まれる。
これに対して、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、複数の伝送モジュール21は、ケーブルテレビの放送波を出力する。監視経路23は、複数の伝送モジュール21間を接続する。複数の伝送モジュール21は、1または複数の運用系モジュール31と、1つの予備系モジュール32とを含む。予備系モジュール32は、監視経路23を介して各運用系モジュール31の状態を監視可能である。予備系モジュール32は、運用系モジュール31の異常を検出した場合、異常を検出した運用系モジュール31である異常モジュールの代わりに放送波の出力を行う代替処理を行う。
このように、たとえば各局の放送波に対応する複数の伝送モジュール21を1つのケーブルテレビ装置101が備える構成により、製造コストを抑えるとともに保守作業を容易に行うことができる。また、ケーブルテレビ装置101が自己の状態を監視する構成により、PC等の他の装置を用いることなく状態を監視することができるため、保守性を向上させることができる。また、予備系モジュール32が代替処理を行う構成により、たとえば運用系モジュール31の故障等により番組が途中で中断した場合、より短い時間で放送波の出力を切り替えて番組の中断期間を短縮することができる。これにより、異常が生じた場合に、番組の配信の長時間にわたる中断を回避可能な可用性の高いシステムを構築することができる。
したがって、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、放送波を出力する構成において、異常が生じた場合に、異常の影響を効果的に抑えることができる。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、予備系モジュール32は、各運用系モジュール31の設定情報を記憶する記憶部を含む。
このような構成により、PC等の他の装置を用いることなく運用系モジュール31の設定内容をバックアップすることができる。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、合波部24は、各運用系モジュール31から出力された放送波および予備系モジュール32から出力された放送波を合波する。複数の伝送モジュール21の各々は、放送波を出力するか否かを切り替えるスイッチ44を含む。予備系モジュール32は、代替処理において、異常モジュールのスイッチ44をオフする。
このように、運用系モジュール31の放送波の出力をハードウェア的に停止させる構成により、運用系モジュール31から異常な放送波が出力されることをより確実に防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、監視経路23は、複数の伝送モジュール21を相互に接続する複数の経路を含む。複数の伝送モジュール21の各々は、予備系モジュール32として使用可能である。
このような構成により、運用系モジュール31と予備系モジュール32とを共通化して製造コストを抑えることができる。
また、本発明の実施の形態に係るケーブルテレビ装置では、放送波は、衛星放送の放送波である。予備系モジュール32は、代替処理を行っていない状態において、放送波を受信し、受信した放送波に含まれるSI情報を取得して保持する。
このように、予備系モジュール32において予めSI情報を保持する構成により、たとえば運用系モジュール31の故障等により番組の配信が途中で中断した場合、より短い時間で放送波の出力を開始し、番組の配信を再開することができる。
また、本発明の実施の形態に係る異常監視方法では、まず、予備系モジュール32が、監視経路23を介して各運用系モジュール31の状態を監視する。次に、予備系モジュール32が、1または複数の運用系モジュール31の異常を検出する。次に、予備系モジュール32が、運用系モジュール31の異常を検出した場合、異常を検出した運用系モジュール31である異常モジュールの代わりに放送波の出力を行う代替処理を行う。
このように、たとえば各局の放送波に対応する複数の伝送モジュール21を1つのケーブルテレビ装置101が備える構成により、製造コストを抑えるとともに保守作業を容易に行うことができる。また、ケーブルテレビ装置101が自己の状態を監視する構成により、PC等の他の装置を用いることなく状態を監視することができるため、保守性を向上させることができる。また、予備系モジュール32が代替処理を行う構成により、たとえば運用系モジュール31の故障等により番組が途中で中断した場合、より短い時間で放送波の出力を切り替えて番組の中断期間を短縮することができる。これにより、異常が生じた場合に、番組の配信の長時間にわたる中断を回避可能な可用性の高いシステムを構築することができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る異常監視方法では、放送波を出力する構成において、異常が生じた場合に、異常の影響を効果的に抑えることができる。
また、本発明の実施の形態に係る異常監視方法では、まず、予備系モジュール32が、監視経路23を介して各運用系モジュール31の状態を監視する。次に、予備系モジュール32が、1または複数の運用系モジュール31の異常を検出する。次に、予備系モジュール32が、運用系モジュール31の異常を検出した場合、異常を検出した運用系モジュール31である異常モジュールのスイッチ44をオフする。
このように、たとえば各局の放送波に対応する複数の伝送モジュール21を1つのケーブルテレビ装置101が備える構成により、製造コストを抑えるとともに保守作業を容易に行うことができる。また、ケーブルテレビ装置101が自己の状態を監視する構成により、PC等の他の装置を用いることなく状態を監視することができるため、保守性を向上させることができる。また、運用系モジュール31の放送波の出力をハードウェア的に停止させる構成により、運用系モジュール31から異常な放送波が出力されることをより確実に防ぐことができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る異常監視方法では、放送波を出力する構成において、異常が生じた場合に、異常の影響を効果的に抑えることができる。
また、本発明の実施の形態に係る異常監視方法では、まず、予備系モジュール32が、監視経路23を介して各運用系モジュール31の状態を監視する。次に、予備系モジュール32が、各運用系モジュール31の異常を検出していない状態において、放送波を受信し、受信した放送波に含まれるSI情報を取得して保持する。
このように、たとえば各局の放送波に対応する複数の伝送モジュール21を1つのケーブルテレビ装置101が備える構成により、製造コストを抑えるとともに保守作業を容易に行うことができる。また、ケーブルテレビ装置101が自己の状態を監視する構成により、PC等の他の装置を用いることなく状態を監視することができるため、保守性を向上させることができる。また、予備系モジュール32において予めSI情報を保持する構成により、たとえば運用系モジュール31の故障等により番組の配信が途中で中断した場合、より短い時間で放送波の出力を開始し、番組の配信を再開することができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る異常監視方法では、放送波を出力する構成において、異常が生じた場合に、異常の影響を効果的に抑えることができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
ケーブルテレビの放送波を出力する複数の伝送モジュールと、
前記複数の伝送モジュールと他の装置との間で通信を行うための通信経路と、
前記複数の伝送モジュール間を接続する監視経路とを備え、
前記複数の伝送モジュールは、1または複数の運用系モジュールと、1つの予備系モジュールとを含み、
前記予備系モジュールは、前記監視経路を介して各前記運用系モジュールの状態を監視可能であり、
前記予備系モジュールは、前記運用系モジュールの異常を検出した場合、異常を検出した前記運用系モジュールである異常モジュールの代わりに前記放送波の出力を行う代替処理を行い、
前記予備系モジュールは、各前記運用系モジュールの設定情報を記憶し、異常を検出した前記運用系モジュールの前記設定情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記設定情報に基づいて前記放送波を出力する、ケーブルテレビ装置。